JP2007177578A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007177578A
JP2007177578A JP2005379968A JP2005379968A JP2007177578A JP 2007177578 A JP2007177578 A JP 2007177578A JP 2005379968 A JP2005379968 A JP 2005379968A JP 2005379968 A JP2005379968 A JP 2005379968A JP 2007177578 A JP2007177578 A JP 2007177578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
key
rotor
steering
lock body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005379968A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Imai
浩二 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2005379968A priority Critical patent/JP2007177578A/ja
Publication of JP2007177578A publication Critical patent/JP2007177578A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】デッドロック状態の解除を困難にする。
【解決手段】ステアリングロック装置10では、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30からイグニッションキー34が抜き取られることで、ロックバー58がステアリングシャフトの回転をロックしている。ここで、イグニッションシリンダ20がロックボディ12から不正に取り外される際には、捩りコイルスプリング82がロータケース22の引掛爪28に引っ掛けられて、捩りコイルスプリング82の一端がロックバー58の収容孔62上方から離脱されることで、ロックピン64がロックボディ12の連絡凹部56に挿入されて、デッドロック状態にされる。このように、ロックピン64がロックボディ12とロックバー58とを連絡するため、デッドロック状態の解除を困難にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。
ステアリングロック装置としては、ボデーに収容されたキーシリンダのキーロータが「LOCK」位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られることで、ロックバーがステアリングシャフトに係合してステアリングシャフトの回転がロックされるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このステアリングロック装置では、キーロータと一体にカムシャフトが回転可能にされており、カムシャフトが回転されることで、ロックバーが移動されて、ロックバーのステアリングシャフトへの係合と非係合とが切り替えられる。
ここで、このステアリングロック装置では、キーロータが「LOCK」位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、キーシリンダがボデーから外されること等により、カムシャフトの回転が阻止部材によって阻止されると共に、阻止部材の移動がロックピースによって阻止されて、ロックバーの移動が阻止されることで、ロックバーのステアリングシャフトへの係合状態(ステアリングシャフトの回転のロック状態)を解除できないようにされて、所謂デッドロック状態にされる。
特開平8−104202号公報
本発明は、上記事実を考慮し、デッドロック状態の解除を困難にされたステアリングロック装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のステアリングロック装置は、キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置と前記キーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされたキーロータが設けられたキーシリンダと、前記キーシリンダが装着されたロックボディと、前記ロックボディに設けられ、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際にロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転をロックすると共に、前記キーロータが第2回転位置に回転された際にアンロック位置に配置されて前記ステアリングシャフトの回転を許可するロック部材と、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されることで前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡して前記ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動を阻止するデッドロック手段と、を備えている。
請求項2に記載のステアリングロック装置は、請求項1に記載のステアリングロック装置において、前記ロックボディに設けられ、前記ロック部材のロック位置とアンロック位置との間の移動を案内する案内部を備え、前記デッドロック手段は、前記ロックボディの案内部と前記ロック部材とを連絡可能にされた、ことを特徴としている。
請求項3に記載のステアリングロック装置は、請求項1又は請求項2記載のステアリングロック装置において、前記デッドロック手段は、前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡可能にされた連絡部材と、前記連絡部材による前記ロックボディと前記ロック部材との連絡を阻止し、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されることで前記キーシリンダと共に移動されて前記連絡部材が前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡する阻止部材と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載のステアリングロック装置は、請求項3に記載のステアリングロック装置において、前記阻止部材は、前記キーロータが第2回転位置に回転された際に前記ロック部材のアンロック位置への移動と共に移動されることで前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されても前記キーシリンダと共に移動されない、ことを特徴としている。
請求項1に記載のステアリングロック装置では、ロックボディにキーシリンダが装着されており、キーシリンダに設けられたキーロータが、キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置とキーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされている。さらに、ロックボディにロック部材が設けられており、キーロータが第1回転位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、ロック部材がロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転がロックされると共に、キーロータが第2回転位置に回転された際に、ロック部材がアンロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転が許可される。
ここで、キーロータが第1回転位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、キーシリンダがロックボディから離脱されることで、デッドロック手段がロックボディとロック部材とを連絡して、ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動が阻止される(デッドロック状態にされる)。このように、デッドロック手段がロックボディとロック部材とを連絡するため、デッドロック手段によるロックボディとロック部材との連絡は解除困難であり、デッドロック状態の解除を困難にすることができる。
請求項2に記載のステアリングロック装置では、ロックボディに設けられた案内部が、ロック部材のロック位置とアンロック位置との間の移動を案内する。
ここで、デッドロック手段が、ロックボディの案内部とロック部材とを連絡可能にされている。このため、デッドロック手段によるロックボディとロック部材との連絡を効果的に解除困難にでき、デッドロック状態の解除を効果的に困難にすることができる。
請求項3に記載のステアリングロック装置では、デッドロック手段において、ロックボディとロック部材とを連絡部材が連絡可能にされており、連絡部材によるロックボディとロック部材との連絡を阻止部材が阻止している。
ここで、キーロータが第1回転位置に回転されると共にキーがキーロータから抜き取られた際に、キーシリンダがロックボディから離脱されることで、阻止部材がキーシリンダと共に移動されて、連絡部材がロックボディとロック部材とを連絡する。このように、ロックボディから離脱されるキーシリンダの移動によって阻止部材が移動されて、連絡部材がロックボディとロック部材とを連絡するため、デッドロック手段の構成を簡単にすることができる。
請求項4に記載のステアリングロック装置では、キーロータが第2回転位置に回転された際に、ロック部材のアンロック位置への移動と共に阻止部材が移動されることで、キーシリンダがロックボディから離脱されても、阻止部材はキーシリンダと共に移動されない。これにより、連絡部材によるロックボディとロック部材との連絡を阻止部材が阻止した状態を維持することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用のステアリングロック装置10が左方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、ステアリングロック装置10の前方を矢印FRで示し、ステアリングロック装置10の上方を矢印UPで示す。
ステアリングロック装置10は、ロックボディ12を備えている。ロックボディ12の後端下側部には、固定片14が形成されており、固定片14が車両のステアリングポストの外周部に固定されることで、ロックボディ12がステアリングポストに固定されている。
ロックボディ12の上側部分には、略円筒状の収納筒16が形成されており、収納筒16の後面には後壁16Aが設けられている。また、収納筒16の上端には、前後方向中央部において、円状の操作孔18が貫通形成されている。
収納筒16の前側部分には、キーシリンダとしての略円柱状のイグニッションシリンダ20が収納(装着)されている。
イグニッションシリンダ20の外周部分には、略円筒状のロータケース22が設けられており、ロータケース22の前端は、収納筒16の前端から前側へ突出されている。ロータケース22の前端は、車両のインストルメントパネル(図示省略)に配置されており、これにより、イグニッションシリンダ20の前面はインストルメントパネルから車室内へ向けられている。
ロータケース22の上端後部には、略円柱状のストッパピン24が移動可能に貫通されており、ストッパピン24は、上方(ロータケース22径方向外側)へ付勢されると共に、ロータケース22によって上方への移動を係止されて、ロータケース22から上方へ突出されている。ストッパピン24は、収納筒16の操作孔18に挿入されており、これにより、ロータケース22が収納筒16に係止されて、イグニッションシリンダ20のロックボディ12からの離脱が阻止されている。
ロータケース22の下端前部には、略矩形柱状の外スライドピース26が移動可能に貫通されており、外スライドピース26は、ロータケース22によって下方(ロータケース22径方向外側)への移動を係止された状態で、ロータケース22から下方へ突出されている。また、外スライドピース26下部の前面は、下方へ向かうに従い後方へ向かう方向へ傾斜されている。
図3の(A)及び(B)に詳細に示す如く、ロータケース22後端の下端には、引掛部としてのL字形棒状の引掛爪28が一体に設けられており、引掛爪28は、ロータケース22から左方へ突出されると共に、先端側が前方へ突出されている。
ロータケース22内には、略円柱状のキーロータ30が収納されている。キーロータ30内には挿入孔32が形成されており、挿入孔32はキーロータ30の前面から開口されている。キーロータ30は、第1回転位置としての「LOCK」位置に配置されており、キーとしてのイグニッションキー34を挿入孔32内に対し挿入及び抜取可能にされている。キーロータ30は、イグニッションキー34が挿入孔32内に挿入されて回転操作されることで、ロータケース22内において回転可能にされており、これにより、キーロータ30が、第2回転位置としての「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置可能にされている。なお、キーロータ30が「LOCK」位置に配置された際のみイグニッションキー34を挿入孔32内に対し挿入及び抜取可能にされており、キーロータ30が「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置された際にはイグニッションキー34の挿入孔32内に対する挿入及び抜取が規制される。
キーロータ30の後部には、許可凹部(図示省略)が形成されており、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロータケース22のストッパピン24が許可凹部に対向される。これにより、収納筒16の操作孔18を介してストッパピン24が下方へ押圧操作されることで、ストッパピン24が許可凹部内に挿入されて、ストッパピン24のロータケース22からの上方への突出を解除可能にされている。
キーロータ30の前部下側には、略U字形枠状の内スライドピース36がキーロータ30径方向へ移動可能に設けられており、内スライドピース36の上部(キーロータ30径方向内側部)は、挿入孔32内に配置されている。内スライドピース36の下側面(キーロータ30径方向外側面)は、キーロータ30の外周面に沿って湾曲されており、内スライドピース36はキーロータ30と一体に回転可能にされている。内スライドピース36はロータケース22の外スライドピース26に対向されており、これにより、イグニッションキー34が挿入孔32内に挿入された状態では、イグニッションキー34が内スライドピース36内に配置されて内スライドピース36の上側(キーロータ30径方向内側)への移動を阻止することで、内スライドピース36が外スライドピース26の上側への移動が阻止する。
収納筒16内には、イグニッションシリンダ20の後側において、連結部材としての略円柱状のカムシャフト38が設けられている。カムシャフト38の前端は、キーロータ30の後部に嵌合されており、カムシャフト38はキーロータ30と一体に回転可能にされると共に、カムシャフト38に対しキーロータ30が後方へ移動可能にされている。カムシャフト38の前端とキーロータ30の後部との間には、ロータ付勢手段としての圧縮コイルスプリング40が架け渡されており、圧縮コイルスプリング40はキーロータ30を前方へ付勢している。
カムシャフト38の周部には、断面L字状の突出片42が設けられており、突出片42の先端(後端)が収納筒16の後壁16Aに係止されることで、カムシャフト38の後方への移動が係止されている。突出片42には傾斜面44が形成されており、傾斜面44は、後方から前方へ向かうに従いキーロータ30の「START」位置から「ON」位置及び「ACC」位置を介して「LOCK」位置へ向かう方向に傾斜されている。
カムシャフト38の周部には、突出片42内において、回転付勢手段としてのコイルスプリング46が設けられており、コイルスプリング46の一端が収納筒16に係止されると共に、コイルスプリング46の他端がカムシャフト38に係止されることで、カムシャフト38がキーロータ30の「START」位置から「ON」位置及び「ACC」位置を介して「LOCK」位置へ向かう方向へ付勢されている。
カムシャフト38の後端は、収納筒16の後壁16Aを貫通されて、収納筒16の後壁16Aから後方へ突出されている。
収納筒16の後壁16A後側には、イグニッションスイッチ48が固定されている。イグニッションスイッチ48には、カムシャフト38の後端が挿入されて接続されており、キーロータ30が回転されてカムシャフト38が一体に回転されることで、イグニッションスイッチ48が操作可能にされる。
ロックボディ12の下側部分には、収納筒16の下側において連通部としての略断面コ字状の連通筒50が形成されると共に、収納筒16の下側かつ後側において案内部としての略矩形筒状の案内筒52が形成されており、連通筒50内は上側の収納筒16内及び後側の案内筒52内に連通されると共に、案内筒52内はロックボディ12の固定片14を介して後側に開放されている。連通筒50の右壁上端には、前後方向中間部において、半楕円形柱状の係合柱54が一体に設けられており、係合柱54は、湾曲面を後側へ向けられた状態で、連通筒50の右壁から左方へ突出されている。案内筒52の上壁前部には、矩形柱状の連絡凹部56が形成されており、連絡凹部56は下側に開放されている。
案内筒52内には、ロック部材としての略矩形柱状のロックバー58が嵌合された状態で収納されており、ロックバー58は案内筒52に案内されて前後方向へ移動可能にされている。ロックバー58の前面と連通筒50の内面との間には、ロック付勢手段としての圧縮コイルスプリング60が架け渡されており、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60によって後側へ付勢されて後側のロック位置に配置されることで、ロックバー58が固定片14からロックボディ12外へ突出されて、ステアリングポストを介してステアリングポスト内のステアリングシャフト(図示省略)に係合されている。これにより、ステアリングシャフトの回転がロックされて、ステアリングシャフトの上端に固定されたステアリングホイールの回転がロックされている。
ロックバー58の前端には、矩形柱状の収容孔62が形成されており、収容孔62の上面は開口されて案内筒52の連絡凹部56に対向されている。収容孔62内には、デットロック手段の連絡部材としての矩形柱状のロックピン64が嵌合された状態で収容されており、収容孔62の下面とロックピン64の下面との間には、デッドロック手段の連絡付勢手段としての圧縮コイルスプリング66が架け渡されている。また、ロックバー58の前端上部には、収容孔62の後側及び左側において、配置凹部68が形成されており、ロックバー58の前端上部には、配置凹部68の内側において、結合柱70が形成されている。結合柱70内には、収容孔62の上側部分が形成されており、結合柱70の上端には、収容孔62の前側及び後側において、L字形棒状の阻止爪72が一体に形成されている。
連通筒50内には、移動部材としての柱状のロックスライダ74が前後方向へ移動可能に収納されている。ロックスライダ74の後端下部には、断面コ字状の結合突起76が形成されており、結合突起76がロックバー58の配置凹部68に配置されて結合柱70を囲んだ状態で結合柱70に引っ掛けられることで、ロックスライダ74がロックバー58に結合されてロックバー58と一体に前後方向へ移動可能にされている。ロックスライダ74の後端近傍には、柱状の移動柱78が形成されており、移動柱78はロックスライダ74から上側へ突出されている。移動柱78には、カムシャフト38の傾斜面44がコイルスプリング46の付勢力によって接触されており、これにより、カムシャフト38が回転を阻止されて、上述の如くキーロータ30が「LOCK」位置に配置されている。
ロックスライダ74の前後方向中間部には、配置台80が形成されており、配置台80の上面は、前端に比し前端以外の部分が低くされている。配置台80の上面には、前端以外の部分において、デッドロック手段の阻止部材としての捩りコイルスプリング82(トーションスプリング)の一端側が載置されている。
捩りコイルスプリング82の一端は、ロックバー58の結合柱70と一対の阻止爪72との間に配置されており、ロックバー58の収容孔62内のロックピン64が圧縮コイルスプリング66の付勢力によって捩りコイルスプリング82の一端を押圧して、捩りコイルスプリング82の一端が一対の阻止爪72に係止されている。これにより、捩りコイルスプリング82のロックバー58及びロックスライダ74に対する前後方向への移動が制限されると共に、捩りコイルスプリング82の一端によってロックピン64の収容孔62上方への突出が阻止されて、ロックピン64が圧縮コイルスプリング66の付勢力によって案内筒52の連絡凹部56に挿入されることによるロックバー58と案内筒52との連絡が阻止されている。
捩りコイルスプリング82の他端側は、上方へ延伸されて、連通筒50の係合柱54後側部分に接触されている。図3の(A)及び(B)に詳細に示す如く、捩りコイルスプリング82の他端には、被引掛部としての矩形枠状の引掛枠84が形成されており、引掛枠84は、ロータケース22の引掛爪28前方に配置されている。
ロックスライダ74の前端には、板状のロックピース86が別体で設けられており、ロックピース86は、後端及び前後方向中間部においてロックスライダ74に係合されて、後端を略中心とした上側への回動が係止されている。ロックスライダ74には、ロックピース86の後端近傍において、保持付勢手段としての捩りコイルスプリング88の中央部が保持されており、捩りコイルスプリング88は、一端がロックピース86の前側部下側に係止されると共に、他端がロックスライダ74の配置台80前面に係止されている。これにより、ロックピース86がロックスライダ74に後端を略中心として下側へ回動可能な状態で捩りコイルスプリング88の付勢力によって保持されて、ロックピース86がロータケース22の外スライドピース26下部に後方において対向している。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のステアリングロック装置10では、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されており、ロックバー58がロック位置に配置されてステアリングシャフトに係合されることで、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転がロックされている。
また、イグニッションキー34がキーロータ30の挿入孔32内に挿入されて回転操作されることで、キーロータ30が「ACC」位置、「ON」位置及び「START」位置に配置されると共に、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されてイグニッションスイッチ48が操作される。
図2に示す如く、キーロータ30が「LOCK」位置から「ACC」位置へ回転される際には、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されることで、カムシャフト38の傾斜面44が回転されてロックスライダ74の移動柱78を前側へ押圧し、ロックスライダ74及びロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗して前方へ移動される。このため、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロックバー58が前側のアンロック位置に配置されて、ロックバー58のステアリングシャフトへの係合が解除される。これにより、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転が許可される。
さらに、キーロータ30が「LOCK」位置から「ACC」位置へ回転される際には、上述の如くロックスライダ74が前方へ移動されて、ロックスライダ74前端のロックピース86が捩りコイルスプリング88の付勢力に抗して一時的に後端を略中心として下側へ回動されつつ、ロックピース86の前端がロータケース22の外スライドピース26を乗り越えることで、ロックピース86の前端が外スライドピース26の前側に配置される。
しかも、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、ロックスライダ74の移動柱78がカムシャフト38の突出片42前面に係止される。これにより、キーロータ30が「ACC」位置から「ON」位置を介して「START」位置の範囲に配置される際には、ロックスライダ74の移動柱78がカムシャフト38の突出片42前面に係止されることで、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗してアンロック位置に配置されて、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転の許可が維持される。
一方、キーロータ30が「ACC」位置から「LOCK」位置へ回転される際には、イグニッションキー34がキーロータ30の内スライドピース36のキーロータ30径方向内側への移動を阻止して、内スライドピース36がロータケース22の外スライドピース26の上側への移動を阻止する。このため、キーロータ30と一体にカムシャフト38が回転されて、ロックスライダ74の移動柱78のカムシャフト38の突出片42前面への係止が解除されても、ロックスライダ74のロックピース86前端が外スライドピース26に係止されることで、ロックバー58が圧縮コイルスプリング60の付勢力に抗してアンロック位置に配置されて、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転の許可が維持される。
さらに、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30の挿入孔32内からイグニッションキー34が抜き取られた際には、内スライドピース36のキーロータ30径方向内側への移動が許可されて、外スライドピース26の上側への移動が許可されることで、外スライドピース26下部前面の傾斜及び圧縮コイルスプリング60の付勢力によって、ロックピース86前端の外スライドピース26への係止が外スライドピース26の上側への移動により解除されて、ロックスライダ74及びロックバー58が後側へ移動される。これにより、ロックバー58がロック位置に配置されてステアリングシャフトに係合されることで、ステアリングシャフト及びステアリングホイールの回転がロックされる。
また、キーロータ30が「ACC」位置に配置された際には、キーロータ30の許可凹部にロータケース22のストッパピン24が対向される。このため、収納筒16の操作孔18を介してストッパピン24が下方へ押圧操作されることで、ストッパピン24が許可凹部内に挿入されて、ストッパピン24のロータケース22からの上方への突出が解除される。これにより、この状態で、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されることで、イグニッションシリンダ20をロックボディ12の収納筒16から正規に取り外すことができる。
この場合、ロックスライダ74前端のロックピース86が、ロータケース22の外スライドピース26の下部前面の傾斜によって、捩りコイルスプリング88の付勢力に抗して一時的に後端を略中心として下側へ回動されることで、外スライドピース26がロックピース86の前端を乗り越えて前側へ移動することができる。しかも、ロックスライダ74及びロックバー58がロックバー58のアンロック位置に配置されて、捩りコイルスプリング82の付勢力に抗して捩りコイルスプリング82の他端側が連通筒50の係合柱54によって後側に傾動されることで、捩りコイルスプリング82他端の引掛枠84がロータケース22の引掛爪28よりも下側に配置される。これにより、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されても、引掛爪28が引掛枠84に引っ掛かることがなく、捩りコイルスプリング82がイグニッションシリンダ20と共に前側へ移動されることを防止できて、ロックピン64が圧縮コイルスプリング66の付勢力によって案内筒52の連絡凹部56に挿入されることによるロックバー58と案内筒52との連絡を防止することができる。
ここで、キーロータ30が「LOCK」位置に配置されてキーロータ30の挿入孔32内からイグニッションキー34が抜き取られた際に、イグニッションシリンダ20が前側へ移動されてロックボディ12の収納筒16から不正に(ストッパピン24の操作孔18への挿入に拘らず無理に)取り外される(離脱される)場合には、ロータケース22の引掛爪28前方に捩りコイルスプリング82他端の引掛枠84が配置されているため、引掛爪28が引掛枠84に引っ掛かって捩りコイルスプリング82がイグニッションシリンダ20と共に前側へ移動される。このため、捩りコイルスプリング82の一端がロックバー58の収容孔62上方から離脱されて、収容孔62内のロックピン64が圧縮コイルスプリング66の付勢力によってロックボディ12の案内筒52の連絡凹部56に挿入されることで、ロックピン64がロックバー58と案内筒52とを連絡して、ロックバー58がロック位置にロックされる。これにより、ロックバー58のロック位置からアンロック位置への移動が阻止されて、デッドロック状態にされる。
このように、ロックピン64がロックボディ12の収納筒16及び連通筒50より後側の案内筒52とロックバー58とを連絡するため、ロックピン64によるロックボディ12とロックバー58との連絡を効果的に解除困難にでき、デッドロック状態の解除を効果的に困難にすることができる。
さらに、上述の如く、ロックボディ12の収納筒16から不正に取り外されるイグニッションシリンダ20の前側への移動によって捩りコイルスプリング82が前側へ移動されて、ロックピン64が圧縮コイルスプリング66の付勢力によってロックボディ12の案内筒52とロックバー58とを連絡する。このため、ロックピン64、圧縮コイルスプリング66及び捩りコイルスプリング82で構成されるデッドロック手段の構成を簡単にすることができ、デッドロック手段の小型化(省スペース化)及び低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、本発明の阻止部材を捩りコイルスプリング82にした構成としたが、本発明の阻止部材を板バネにした構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるキーロータが「LOCK」位置に配置された状態を示す左方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるキーロータが「ACC」位置に配置された状態を示す左方から見た断面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるロータケースの引掛爪及び捩りコイルスプリングの引掛枠を示す図であり、(A)は、左方から見た側面図であり、(B)は、前方から見た正面図である。
符号の説明
10 ステアリングロック装置
12 ロックボディ
20 イグニッションシリンダ(キーシリンダ)
22 ロータケース
30 キーロータ
34 イグニッションキー(キー)
52 案内筒(案内部)
58 ロックバー(ロック部材)
64 ロックピン(デッドロック手段、連絡部材)
66 圧縮コイルスプリング(デッドロック手段)
82 捩りコイルスプリング(デッドロック手段、阻止部材)

Claims (4)

  1. キーの挿入及び抜取を可能にされた第1回転位置と前記キーの挿入及び抜取が規制される第2回転位置とに回転可能にされたキーロータが設けられたキーシリンダと、
    前記キーシリンダが装着されたロックボディと、
    前記ロックボディに設けられ、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際にロック位置に配置されてステアリングシャフトの回転をロックすると共に、前記キーロータが第2回転位置に回転された際にアンロック位置に配置されて前記ステアリングシャフトの回転を許可するロック部材と、
    前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されることで前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡して前記ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動を阻止するデッドロック手段と、
    を備えたステアリングロック装置。
  2. 前記ロックボディに設けられ、前記ロック部材のロック位置とアンロック位置との間の移動を案内する案内部を備え、
    前記デッドロック手段は、前記ロックボディの案内部と前記ロック部材とを連絡可能にされた、
    ことを特徴とする請求項1記載のステアリングロック装置。
  3. 前記デッドロック手段は、
    前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡可能にされた連絡部材と、
    前記連絡部材による前記ロックボディと前記ロック部材との連絡を阻止し、前記キーロータが第1回転位置に回転されると共に前記キーが前記キーロータから抜き取られた際に前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されることで前記キーシリンダと共に移動されて前記連絡部材が前記ロックボディと前記ロック部材とを連絡する阻止部材と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のステアリングロック装置。
  4. 前記阻止部材は、前記キーロータが第2回転位置に回転された際に前記ロック部材のアンロック位置への移動と共に移動されることで前記キーシリンダが前記ロックボディから離脱されても前記キーシリンダと共に移動されない、ことを特徴とする請求項3記載のステアリングロック装置。
JP2005379968A 2005-12-28 2005-12-28 ステアリングロック装置 Withdrawn JP2007177578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005379968A JP2007177578A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ステアリングロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005379968A JP2007177578A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ステアリングロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007177578A true JP2007177578A (ja) 2007-07-12

Family

ID=38303027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005379968A Withdrawn JP2007177578A (ja) 2005-12-28 2005-12-28 ステアリングロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007177578A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100992713B1 (ko) 2007-10-04 2010-11-05 기아자동차주식회사 전동식 조향컬럼 잠금장치의 데드 록 장치
JP2016510704A (ja) * 2013-03-04 2016-04-11 マルクアルト ゲーエムベーハーMarquardt Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 自動車用のステアリングロックデバイス
EP3434534A1 (de) * 2017-07-26 2019-01-30 HUF Hülsbeck & Fürst GmbH & Co. KG Sperrvorrichtung zum sperren eines funktionswesentlichen bauteils eines kraftfahrzeugs und verfahren zum sichern eines sperrbolzens einer sperrvorrichtung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100992713B1 (ko) 2007-10-04 2010-11-05 기아자동차주식회사 전동식 조향컬럼 잠금장치의 데드 록 장치
JP2016510704A (ja) * 2013-03-04 2016-04-11 マルクアルト ゲーエムベーハーMarquardt Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung 自動車用のステアリングロックデバイス
EP3434534A1 (de) * 2017-07-26 2019-01-30 HUF Hülsbeck & Fürst GmbH & Co. KG Sperrvorrichtung zum sperren eines funktionswesentlichen bauteils eines kraftfahrzeugs und verfahren zum sichern eines sperrbolzens einer sperrvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5385571B2 (ja) ステアリングロック装置
RU2542808C1 (ru) Устройство для блокировки рулевой колонки
JP3688494B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2007177578A (ja) ステアリングロック装置
JP4881843B2 (ja) ステアリングロック装置
JP3831391B2 (ja) ステアリングロック装置
JP5535349B1 (ja) 自動車給電設備用充電コネクタのロック装置
JP5114369B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2008074306A (ja) ステアリングロック装置
JP2007022120A (ja) イグニッションスイッチ装置
JP2007247314A (ja) ステアリングロック装置
JP5216678B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2007290520A (ja) ステアリングロック装置
JP4912262B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2005256358A (ja) 自動販売機の補助ロック装置
KR101363899B1 (ko) 글로브박스의 잠금장치
JP4733451B2 (ja) イグニッションスイッチ装置
JP2009132299A (ja) ステアリングロック装置
JP5180018B2 (ja) ステアリングロック装置
JP6742129B2 (ja) フィラーキャップ
KR100716363B1 (ko) 조향칼럼의 록킹장치
JP2009101980A (ja) 電動ステアリングロック装置
JP5005485B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2006182205A (ja) ステアリングロック装置
JP6586298B2 (ja) ステアリングロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080418

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100525