JP2007022120A - イグニッションスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
車両が具備する種々ロック機構のロックを解除するための操作性を向上させ得るとともに、製造コストを抑制することができ、且つ、ステアリングロックを確実に行わせて車両の盗難防止を図ることができるイグニッションスイッチ装置を提供する。
【解決手段】
車両が具備する種々ロック機構を解除するためのメカキーKを挿通可能としたロータ7と、ロータ7の回動位置を検出可能な検出手段16と、ロータ7の回動をロックしてロータ7に挿通されたメカキーKの抜き取りを規制する規制手段12とを備え、受信したIDコードが正規のものであることを条件として、規制手段12によるロックを解除してロータ7からのメカキーKの抜き取りを可能とするとともに、受信手段2が正規のIDコードを受信しないとき、検出手段16によりロータ7がオフ位置又はステアリングロック位置であることを検出するものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、発信手段からのIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を許可するイグニッションスイッチ装置に関するものである。
近年多発する車両の盗難防止を図るために、運転者が携帯しつつ車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、そのIDコードを受信し得る受信手段とを備え、当該受信手段にて受信したIDコードが正規のものであることを条件として、エンジン始動を含む車両の各種操作を可能とした所謂スマートエントリーシステムが提案されている。例えば、二輪車におけるスマートエントリーシステムの場合、発信手段(電子キー)を携帯した運転者が車両に近づくと、その発信手段から発信されたIDコードを受信手段が受信し、予め登録した正規のものであるか否かが判定される。
そして、正規のIDコードであると判定され、且つ、運転者が車両に配設されたアクセスボタン等を押圧操作すると、車両の電源がオンするとともに、スタートボタン等を押圧操作することによりエンジンが始動されるよう構成されている。これにより、イグニッションキーの如きメカキーを使用することなく、エンジン始動を含めた車両の種々操作を可能とすることができ、且つ、車両の盗難や車両に対する不正な操作等を確実に防止することができる。
一方、通常の二輪車は、ハンドルバーをロックさせるステアリングロック機構、タンクキャップの開放を規制するタンクキャップロック機構、着座用のシートの開放を規制するシートロック機構など種々のロック機構を有しており、これらのロックを解除するための補助のキー(メカキー)は、従来、発信手段に取り付けられていた。そして、発信手段からメカキーを取り外し、そのメカキーを任意のロック機構に形成されたキーシリンダのロータに挿通しつつ回動操作することによって当該ロック機構のロック解除を行っていた。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来のイグニッションスイッチ装置においては、車両が具備する種々ロック機構のロック解除を行うには、発信手段から補助のメカキーを取り外し、そのメカキーをロック機構におけるキーシリンダのロータに挿通する必要があったため、操作が煩わしいという問題があった。即ち、スマートエントリーシステムにより、エンジン始動時、運転者は衣服のポケットなどに発信手段を入れて携帯していれば足りるのであるが、上記従来のイグニッションスイッチ装置においては、任意のロック機構のロック解除操作のために、ポケットなどから発信手段を取り出し、そこからメカキーを取り外す必要があったのである。
尚、発信手段から発信されたIDコードを受信手段が受信し、予め登録した正規のものであると判定されたことを条件として、上記の如き種々ロック機構のロック解除を自動的に行わせるものも提案されるに至っているが、その場合、それぞれのロック機構にロック解除のためのモータユニットなどが必要となり、製造コストが嵩んでしまうという問題があった。
上記観点から、本出願人は、通常時メカキーをロータに挿通した状態とし、判定手段により受信手段にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、ロータからメカキーを抜き取り可能とするイグニッションスイッチ装置を検討するに至った。しかし、メカキーの回動操作が良好に行われず、ロータがオフ位置とステアリングロック位置との間に位置した場合や、駐車時にステアリングロック位置まで回動操作するのを忘れた場合、ステアリングロックが正常に機能せず、車両の盗難の虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両が具備する種々ロック機構のロックを解除するための操作性を向上させ得るとともに、製造コストを抑制することができ、且つ、ステアリングロックを確実に行わせて車両の盗難防止を図ることができるイグニッションスイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定し、当該IDコードが正規のものであることを条件としてエンジンの始動を許可する判定手段とを具備したイグニッションスイッチ装置において、車両が具備する種々ロック機構を解除するためのメカキーを挿通可能とし、挿通した当該メカキーを回動操作することによりエンジンを始動させるオン位置、エンジンを停止させるオフ位置、及びハンドルバーをロックさせるステアリングロック位置の間で回動され得るロータと、該ロータの回動位置を検出可能な検出手段と、前記ロータの回動をロックする規制手段とを備え、前記判定手段により前記受信手段にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、前記規制手段によるロックを解除して前記ロータからのメカキーの抜き取りを可能とするとともに、前記受信手段が正規のIDコードを受信しないとき、前記検出手段により前記ロータの位置を検出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のイグニッションスイッチ装置において、前記ロータと連動して回動し、当該ロータがオン位置のときエンジンを始動させるための所定回路を形成させ得る端子台を具備するとともに、前記検出手段は、当該端子台の所定位置に形成されて磁気を発生し得る磁気発生手段と、該磁気発生手段からの磁気を検知する磁気検知手段とを有し、当該磁気検知手段による磁気の検知により前記ロータの位置を検出し得ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置において、前記受信手段が正規のIDコードを受信せず、且つ、前記検出手段により前記ロータがステアリングロック位置にあることを検出しないとき、所定の警告を行わせることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、判定手段により受信手段にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、規制手段によるロックを解除してロータからのメカキーの抜き取りを可能としているので、従来の如く車両が具備する種々ロック機構のロックを解除するために携帯した発信手段を取り出す必要がない。
従って、操作性を向上させることができるとともに、それぞれのロック機構においてロック解除のためのモータユニットなどが不要とされ、製造コストを抑制することができる。同時に、受信手段が正規のIDコードを受信しないとき、検出手段によりロータの位置を検出するので、ステアリングロックを確実に行わせて車両の盗難防止を図ることができる。
請求項2の発明によれば、磁気検知手段による磁気の検知によりロータの位置を検出し得るので、非接触にてロータの位置検出を行うことができる。従って、接触式のものに比べ、ロータの回動操作時に摩擦抵抗等が生じてしまうのを回避することができ、操作性を維持することができるとともに、確実にロータの位置検出を行わせることができる。
請求項3の発明によれば、受信手段が正規のIDコードを受信せず、且つ、検出手段によりロータがステアリングロック位置にあることを検出しないとき、所定の警告を行わせるので、ステアリングロックを忘れたまま、発信手段を携帯した運転者が車両から離れてしまうのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、二輪車におけるエンジン始動及び停止を制御するためのものであり、図1及び図2に示すように、イグニッションスイッチ装置の本体を構成するシリンダボディ6と、メカキーKとから主に外観が構成されるとともに、図5に示すように、運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段1と、車両側に配設されて発信手段1からのIDコードを受信し得る受信手段2と、該受信手段2で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定する判定手段3とを有している。
発信手段1は、電波などにより常時IDコードを発信し得るもので、かかる発信手段1を携帯した運転者が車両に近づくと、車両側の受信手段2が当該IDコードを受信し得るよう構成されている。判定手段3は、予め登録されたIDコードと受信手段2にて受信したIDコードとを比較して、これらが合致していれば正規のIDコードを受信したと判定するものであり、後で詳述するアクセススイッチ4がオンして車両の電源がオンしたことを条件としてエンジンEの始動を許可するものである。
尚、判定手段3により受信手段2が正規のIDコードを受信したと判定され、且つ、アクセススイッチ4がオンした後、メカキーKをオン位置まで回動操作することにより、イグニッションスイッチ5が所定回路を形成して、車両のエンジンEを始動させ得るよう構成されている。従って、運転者が車両に近づき、受信手段2が正規のIDコードを受信した状態にてアクセススイッチ4をオンさせ、メカキーKを回動操作することにより、電源のオン及びエンジンの始動を行わせることができ、操作性を向上させることができる。
一方、シリンダボディ6には、図1〜図4に示すように、メカキーKを挿通することにより回動可能なロータ7と、ロータ7と連動して回転し得る作動子8と、突出状態とされることにより図示しないハンドルバーの回動軸と係合して当該ハンドルバーをロックし得るロックバーRと、イグニッションスイッチ5を構成する端子台4とを内部に有して構成されている。
メカキーKは、ロータ7に挿通して当該ロータ7を回動させ得るとともに、車両が具備する種々ロック機構(車両が具備するタンクキャップの開放を規制するタンクキャップロック機構、又はシートの開放を規制するシートロック機構)のロックを解除するため、それぞれのロック機構のロータに挿通し得るものである。このメカキーKの把持部は、突端が平坦なつまみ形状とされ、回動操作及び押圧操作が容易とされている。
ロータ7は、その軸方向に複数のタンブラが一定間隔で配置され、それに合致したメカキーKが挿通された時のみ軸周りに回動可能とされたものであり、挿通したメカキーKを回動操作することにより、エンジンEを始動させるオン位置、エンジンEを停止させるオフ位置、ハンドルバーをロックさせるステアリングロック位置の間で回動されるよう構成されている。
また、ロータ7は、オフ位置にあるとき、内部のタンブラの移動を許容してメカキーKの挿通及び抜き取りが可能とされている一方、オン位置及びステアリングロック位置にあるときは、タンブラの移動が規制されており、メカキーKの抜き取りが規制されている。尚、例えばメカキーKをオフ位置から右方向に回動操作するとオン位置となり、オフ位置から左方向に回動操作するとステアリングロック位置となるよう構成されている。
しかして、メカキーKをオフ位置からステアリングロック位置に回動させてロータ7を所定方向に回動させると、作動子8が同方向に回転し、当該作動子8と一体のカム部8aを介してロックバーRを突出させてハンドルバーをロックさせることができる。一方、メカキーKをオフ位置からオン位置に回転させてロータ7を所定方向に回転させると、作動子8を介して端子台9が連動して回動するとともに、該端子台9に形成された可動接点9aと固定接点(不図示)との間で所定の回路が形成され、二輪車のエンジンEを始動させ得るよう構成されている。
また、端子台9の下方には回路が形成された基板10が配設されており、かかる基板10上にはタクトスイッチから成るアクセススイッチ4が配設されている。このアクセススイッチ4は、作動子8における下端の下方に配設されており、メカキーKを押圧操作して作動子8を下方へ移動させると、当該作動子8の下端がアクセススイッチ4をオンし、車両の電源をオンさせて、当該車両が具備する種々電装品の操作を可能な状態とするよう構成されている。即ち、受信手段2が正規のIDコードを受信した状態にてメカキーKを押圧操作することにより、アクセススイッチ4がオンして、イグニッションスイッチ5によるエンジン始動操作が許容されるのである。
更に、端子台9の側面における所定位置には、図3及び図4に示すように、磁気を発生し得るマグネット14(磁気発生手段)が形成されているとともに、当該マグネット14の磁気を検知するためのホールIC素子13(磁気検知手段)が基板10に形成されている。より具体的には、基板10から上方に延設部15を延設させ、その突端にホールIC素子13を形成することにより、当該ホールIC素子13を端子台9の側面と対向させている。
ホールIC素子13は、基板10上に少なくとも2つ形成されており、ロータ7がオフ位置又はステアリングロック位置にあるとき、何れか一方がマグネット14と対向して、その磁気を検知し得るよう構成されている。これにより、ホールIC素子13による磁気の検知に基づき、ロータ7の回動位置(オフ位置及びステアリングロック位置)を検出することができる。尚、マグネット14とホールIC素子13とで本願発明の検出手段16(図5参照)を構成している。
上記構成によれば、ホールIC素子による磁気の検知によりロータ7がオフ位置又はステアリングロック位置であることを検出し得るので、非接触にてロータ7の位置検出を行うことができる。従って、接触式のものに比べ、ロータ7の回動操作時に摩擦抵抗等が生じてしまうのを回避することができ、操作性を維持することができるとともに、確実にロータ7の位置検出を行わせることができる。
検知手段15は、図5に示すように、判定手段3と接続されており、受信手段2が正規のIDコードを受信しないとき、検出手段15によりロータ7の回動位置(オフ位置及びステアリングロック位置)を検出し得るようになっている。また、警告手段17が判定手段3と接続されており、受信手段2が正規のIDコードを受信せず、且つ、検出手段15によりステアリングロック位置を検出しないとき、警告手段17にて所定の警告を行わせるよう構成されている。
これにより、駐車時等にメカキーKをステアリングロック位置まで回動操作せず、ステアリングロックを忘れたままの状態で、発信手段1を携帯した運転者が車両から離れてしまうのを防止することができる。尚、警告手段17は、運転者にステアリングロック忘れを報知するためのものであれば何れの手段であってもよく、例えば警告音或いは音声を発し得るスピーカや警告灯であってもよい。
一方、シリンダボディ6内には、ロータ7の回動をロックする規制手段12と、該規制手段12によるロータ7のロックを解除するソレノイド11とが配設されている。規制手段12は、図4に示すように、軸Lを中心に揺動自在とされており、その基端12bがソレノイド11のプランジャ11aと接続されるとともに、先端12aが作動子8の所定位置に形成された切欠8bと係止し得るよう構成されている。尚、規制手段12は、図示しないトーションバネにより、その先端12aが切欠8b側に押圧される方向に付勢されている。
作動子8に形成された切欠8bは、ロータ7のオン位置及びステアリングロック位置に対応した位置に形成されており、規制手段12の先端12aが係止することにより、オン位置又はステアリングロック位置にあるロータ7の回動を規制してロックし得るようになっている。然るに、既述のように、ロータ7がオン位置及びステアリングロック位置にあるときは、タンブラの移動が規制されているため、メカキーKのロータ7からの抜き取りが規制されることとなる。
ソレノイド11は、判定手段3により受信手段2にて受信したIDコードが正規のものであると判定されると、通電によりプランジャ11aを吸引して同図下方へ移動させるものである。これにより、規制手段12の基端12bも下方へ押し下げられ、当該規制手段12が軸Lを中心に揺動して、先端12aが切欠8bから離間するので、ロータ7のロックが解除される。この状態で、メカキーKを回動操作してロータ7をオフ位置まで回動させれば、ロータ7からのメカキーKの抜き取りが可能とされる。
即ち、判定手段3により受信手段2にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、規制手段12によるロックを解除してロータ7からのメカキーKの抜き取りが可能とされているので、エンジン始動状態或いはステアリングロック状態には、ロータ7からのメカキーKの抜き取りが規制されるとともに、必要時(例えば、車両が具備するタンクキャップの開放を規制するタンクキャップロック機構、又はシートの開放を規制するシートロック機構のロックを解除する際)にメカキーKの抜き取りが可能とされ、それぞれのロック機構のロータ(不図示)に挿通して、ロック解除を行わせ得るようになっている。
従って、従来の如く車両が具備する種々ロック機構のロックを解除するために携帯した発信手段1を取り出す必要がないため、操作性を向上させることができるとともに、それぞれのロック機構においてロック解除のためのモータユニットなどが不要とされ、製造コストを抑制することができる。また、受信手段2にて正規のIDコードを受信しなければ、メカキーKの抜き取りがなされないため、第三者等による不正なキー操作やメカキーKの盗難などを防止することができる。
更に、受信手段2にて正規のIDコードを受信し、且つ、ロータ7がオフ位置にあるときに限り、メカキーKのロータ7からの抜き取りを可能としているので、例えばタンクキャップロック機構のロック解除を行う際、メカキーKを抜き取るときには、ロータ7がオフ位置とされてエンジンが停止することとなり、給油時の安全性を確保することができる。
また、車両の走行時にはロータ7はオン位置とされているため、受信手段2にて正規のIDコードを受信していてもメカキーKの抜き取りが規制されており、走行時に誤ってメカキーKをロータ7から抜き取ってしまうのを回避することができる。尚、メカキーKは、車両が具備するタンクキャップの開放を規制するタンクキャップロック機構、又はシートの開放を規制するシートロック機構のロックを解除し得るので、既存の二輪車におけるロック機構に容易に適用することができる。
また更に、本実施形態によれば、受信手段2が正規のIDコードを受信しないとき、検出手段16によりロータ7がオフ位置又はステアリングロック位置であることを検出するので、ステアリングロックを確実に行わせて車両の盗難防止を図ることができる。即ち、メカキーKの回動操作が良好に行われず、ロータ7がオフ位置とステアリングロック位置との間に位置した状態や、駐車時にステアリングロック位置まで回動操作するのを忘れた状態のまま、発信手段1を携帯した運転者が車両から遠ざかろうとするのを検出手段16にて検出することができるので、車両の盗難防止を図ることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば検出手段を他の構成のものとしてもよく、例えば端子台9の一部を着磁させて磁気発生手段としてもよく、或いはホールIC素子に代えて端子台9に形成された磁気発生手段の磁気を検知してロータ7のオフ位置又はステアリングロック位置を検出し得る他の磁気検知手段としてもよい。
また、規制手段を他の構成のものとしてもよく、例えば直接ロータと係止して、当該ロータの回動をロックするよう構成してもよい。更に、本実施形態におけるロータは、オン位置、オフ位置及びステアリングロック位置の間を回動可能とされているが、これに加え、シートロック解除位置を設け、メカキーKの回動操作によりシートの開放を規制するシートロック機構のロックを解除し得るようにしてもよい。尚、車両の電源をオンするアクセススイッチを別途に設け、本実施形態のタクトスイッチから成るアクセススイッチ4を廃するようにしてもよい。
判定手段により受信手段にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、規制手段によるロックを解除してロータからのメカキーの抜き取りを可能とするとともに、受信手段が正規のIDコードを受信しないとき、検出手段によりロータがオフ位置又はステアリングロック位置であることを検出するイグニッションスイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るイグニッションスイッチ装置を示す斜視図 同イグニッションスイッチ装置の上面図 図2におけるIII−III線断面図 図2におけるIV−IV線断面図 同イグニッションスイッチ装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 発信手段
2 受信手段
3 判定手段
4 アクセススイッチ
5 イグニッションスイッチ
6 シリンダボディ
7 ロータ
8 作動子
9 端子台
10 基板
11 ソレノイド
12 規制手段
13 ホールIC素子(磁気検知手段)(検出手段)
14 マグネット(磁気発生手段)(検出手段)
15 延設部
16 検出手段
17 警告手段
K メカキー

Claims (3)

  1. 運転者が携帯し得るとともに車両固有のIDコードを発信し得る発信手段と、
    該発信手段から発信されたIDコードを受信し得る受信手段と、
    該受信手段で受信したIDコードが予め登録した正規のものであるか否かを判定し、当該IDコードが正規のものであることを条件としてエンジンの始動を許可する判定手段と、
    を具備したイグニッションスイッチ装置において、
    車両が具備する種々ロック機構を解除するためのメカキーを挿通可能とし、挿通した当該メカキーを回動操作することによりエンジンを始動させるオン位置、エンジンを停止させるオフ位置、及びハンドルバーをロックさせるステアリングロック位置の間で回動され得るロータと、
    該ロータの回動位置を検出可能な検出手段と、
    前記ロータの回動をロックする規制手段と、
    を備え、前記判定手段により前記受信手段にて受信したIDコードが正規のものであると判定されたことを条件として、前記規制手段によるロックを解除して前記ロータからのメカキーの抜き取りを可能とするとともに、前記受信手段が正規のIDコードを受信しないとき、前記検出手段により前記ロータの位置を検出することを特徴とするイグニッションスイッチ装置。
  2. 前記ロータと連動して回動し、当該ロータがオン位置のときエンジンを始動させるための所定回路を形成させ得る端子台を具備するとともに、前記検出手段は、当該端子台の所定位置に形成されて磁気を発生し得る磁気発生手段と、該磁気発生手段からの磁気を検知する磁気検知手段とを有し、当該磁気検知手段による磁気の検知により前記ロータの位置を検出し得ることを特徴とする請求項1記載のイグニッションスイッチ装置。
  3. 前記受信手段が正規のIDコードを受信せず、且つ、前記検出手段により前記ロータがステアリングロック位置にあることを検出しないとき、所定の警告を行わせることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置。
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