JP5536415B2 - イグニッションスイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナにて受信したIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を許可するイグニッションスイッチ装置に関するものである。
イグニッションスイッチ装置は、通常、イグニッションキーを挿入させるキー孔が形成されたロータと、該ロータと連動して回転可能とされるとともに可動接点が形成された可動部材と、シリンダボディ内に固定されるとともに可動部材の回転に伴って可動接点と接触又は離間可能な固定接点が形成された固定部材とを具備し、イグニッションキーを回転操作することにより可動接点と固定接点とを接触させて所定の電気回路をオン又はオフさせ、車両のエンジンを始動又は停止させ得るよう構成されていた。
ところで、車両の盗難や悪戯の防止を図るため、キー(メカキー)によりイグニッションスイッチをオン操作するのに加え、キーの把持部に内蔵されたトランスポンダから発信されたIDコードを受信して照合し、そのIDコードが正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を可能としたイグニッションスイッチ装置が普及しつつある。このような所謂イモビライザーを具備した従来のイグニッションスイッチ装置は、例えば特許文献1で開示されている。
かかるイグニッションスイッチ装置は、イグニッションキーの差込みにより回転可能とされたロータを内蔵したシリンダボディと、シリンダボディの上端側に配設されるキャップと、該キャップ内に配設されてトランスポンダから発信されたIDコードを受信するためのアンテナ(コイル)と、シリンダボディの下端側に配設されてアンテナで受信したIDコードが正規のものであるか否かを判別する信号処理手段とから主に構成されていた。
これにより、アンテナで受信したIDコードが予め登録された正規のものであるか否かを判別するとともに、正規のものであると判別した場合に限ってエンジン始動を許可することができるので、イグニッションキーによるエンジンのメカ的なオン操作に加え、IDコードの受信によるオン操作を行うことができ、二輪車の盗難や悪戯をより有効に防止することができた。
特開2006−219946号公報
しかしながら、上記従来のイグニッションスイッチ装置においては、シリンダボディの上端側に配設されたキャップ内にアンテナが形成されているので、ロータの差込み口よりも上方の位置にアンテナが配設されることとなり、当該アンテナの厚み寸法分だけ長い寸法のイグニッションキーが必要となってしまうという不具合があった。
即ち、イグニッションキーのキー部(キー山が形成された板状部)は、キー孔に差込む寸法が予め決まっているため、当該ロータの差込み口よりも上方にアンテナがあると、その分だけ長く設定しなければならないのである。イグニッションキーのキー部が長くなってしまうと、持ち運びに不便となってしまうとともに、ロータのキー孔に挿通して回転操作する際に必要な強度が低下してしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、トランスポンダから発信されたIDコードを受信するためのアンテナを具備させつつイグニッションキーのキー部を短く設定することができるイグニッションスイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、キー孔が形成されるとともに当該キー孔に対するイグニッションキーのキー部の差込みにより回転操作可能とされたロータを内在したシリンダボディと、前記ロータの端部に係止して連結され、当該ロータの回転操作に伴って回転可能とされた回動部材と、前記イグニッションキーの把持部に形成したトランスポンダから発信されたIDコードを受信し得るアンテナとを具備し、前記アンテナにて受信したIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を許可するイグニッションスイッチ装置において、前記アンテナは、前記ロータの側方の位置であって前記イグニッションキーのキー部の差込み口よりも下方の位置に配設され、且つ、挿通孔が形成された環状部材から成り、当該挿通孔に前記回動部材を挿通して組み付けられることで前記ロータと連動して回転可能とされるとともに可動接点が形成された可動部材と、前記シリンダボディ内に固定されるとともに前記可動部材の回転に伴って前記可動接点と接触又は離間可能な固定接点が形成された固定部材とを具備するとともに、前記可動部材又は固定部材は、前記ロータに対して軸方向にオーバーラップした位置であって当該ロータの側方の位置に配設されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のイグニッションスイッチ装置において、前記アンテナは、前記ロータを周方向に囲む如き形状のコイルから成ることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置において、前記シリンダボディにおける前記ロータの側方に位置する部位にカバー部材が配設されるとともに、当該カバー部材内に前記アンテナが配設されたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載のイグニッションスイッチ装置において、前記カバー部材は、その上面が、前記ロータの上端と略等しい高さの位置又は当該上端より下方の位置となるよう組み付けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アンテナは、ロータの側方の位置であってイグニッションキーのキー部の差込み口よりも下方の位置に配設されたので、トランスポンダから発信されたIDコードを受信するためのアンテナを具備させつつイグニッションキーのキー部を短く設定することができる。
また、挿通孔が形成された環状部材から成り、当該挿通孔に前記回動部材を挿通して組み付けられることでロータと連動して回転可能とされるとともに可動接点が形成された可動部材と、シリンダボディ内に固定されるとともに可動部材の回転に伴って可動接点と接触又は離間可能な固定接点が形成された固定部材とを具備するとともに、可動部材又は固定部材は、ロータに対して軸方向にオーバーラップした位置であって当該ロータの側方の位置に配設されたので、ロータに対して可動部材及び固定部材が下方に並んで配設(オーバーラップしないで配設)したものに比べ、シリンダボディの長手方向寸法を小さく設定することができる。
その一方、シリンダボディの幅方向の寸法が大きくなるのに伴い、その寸法が大きくなった部位にアンテナを配設させることができるので、トランスポンダからのIDコードを十分に受信し得る大きな寸法のアンテナを具備させることができる。即ち、シリンダボディ全体を長手方向に小さくするとともに幅方向に大きくすることにより、IDコードの受信機能を十分に確保し得る比較的大きな寸法のアンテナを配設させることができるのである。
請求項2の発明によれば、アンテナは、ロータを周方向に囲む如き形状のコイルから成るので、IDコードの受信機能を十分に確保させることができる。
請求項の発明によれば、シリンダボディにおけるロータの側方に位置する部位にカバー部材が配設されるとともに、当該カバー部材内にアンテナが配設されたので、イグニッションキーのキー部を短く設定することができるとともに、カバー部材によってアンテナの保護を図ることができる。
請求項の発明によれば、カバー部材は、その上面が、ロータの上端と略等しい高さの位置又は当該上端より下方の位置となるよう組み付けられたので、意匠性を向上させることができるとともに、イグニッションキーの回転操作時、カバー部材とイグニッションキーの把持部との干渉を回避させることができる。
本発明の実施形態に係るイグニッションスイッチ装置を示す平面図、正面図及び側面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 図2におけるIV−IV線断面図 図2におけるV−V線断面図 図2におけるVI−VI線断面図 図2におけるVII−VII線断面図 図2におけるVIII−VIII線断面図 同イグニッションスイッチ装置における可動部材を示す平面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るイグニッションスイッチ装置は、イグニッションキーを回転操作することにより可動接点と固定接点とを接触又は離間させて所定の電気回路をオン又はオフさせ、二輪車(車両)のエンジンを始動又は停止させ得るもので、図1〜3に示すように、シリンダボディ1と、ロータ2と、可動部材3と、固定部材4と、回動部材8と、ロック機構12とから主に構成されている。
シリンダボディ1は、本イグニッションスイッチ装置の筐体を構成するもので、当該イグニッションスイッチ装置を構成する構成要素(ロータ2、可動部材3、固定部材4、回動部材8及びロック機構12等)が内在されているとともに、上部側がカバー部材5にて覆われている。また、シリンダボディ1からは、ロック機構12のロックバー10が出没自在とされている。
ロータ2は、シリンダボディ1内でその軸周りに回転可能に配設されるとともにイグニッションキーIKを挿入させるキー孔2aが形成されている。イグニッションキーIKは、樹脂製成形部品から成る把持部IKaと、キー山が形成された金属製板状部材から成るキー部IKbとから構成されており、把持部IKを把持しつつキー部IKbをロータ2の差込み口Pからキー孔2aに挿入し得るようになっている。ここで、差込み口Pは、ロータ2の上端(キー部IKbを挿入する側の端部)に形成されている。
然るに、キー孔2aにイグニッションキーIKを挿入しつつ所定方向に回転操作することにより、エンジンを停止状態とするオフ位置と、エンジンを始動可能とするオン位置と、ロック機構12を作動させて二輪車が具備するハンドルバーをロックさせるロック位置との間を回転可能とされている。尚、本実施形態においては、オフ位置から右向き(時計周り)に回転操作させると、オン位置となってエンジンを始動させ得る状態とするとともに、オフ位置から押圧操作しつつ左向き(反時計周り)に回転操作させると、ロック位置となってハンドルバーをロックさせ得るようになっている。
ロータ2内には、キー孔2aに沿って複数のタンブラ2b(図6参照)が配設されており、イグニッションキーIKが挿通されない状態では、当該タンブラ2bの突出状態が維持されてシリンダボディ1と係止されて回動操作が不可能とされる一方、イグニッションキーIKをキー孔2aに差し込むと、各タンブラ2bがロータ2内に没入し、回動操作が可能となっている。
また、ロータ2は、その下端が回動部材8と係止して連結されるとともに、当該回動部材8とロータ2との間にコイルスプリング13が介装されている。これにより、ロータ2の回転操作に伴って回動部材8が所定方向に回転可能とされるとともに、コイルスプリング13の付勢力に抗して、ロータ2を下方に押圧操作可能となっている。尚、ロータ2の下方への押圧操作により、オフ位置からロック位置への回転操作(左向きの回転操作)が許容されるようになっている。
然るに、本実施形態においては、イグニッションキーIKの把持部IKaに所定IDコードを無線で発信し得るトランスポンダTが埋設されており、カバー部材5内の基板7に固定されたアンテナ6(図5参照)とともに所謂イモビライザを構成している。ここで、イモビライザとは、トランスポンダTに記憶された車両固有のIDコードと、車両側が予め記憶しているIDコードとを照合させ、トランスポンダTからのIDコードが予め登録したものであると判別されることを条件としてエンジン始動を許可するものをいう。
より具体的には、シリンダボディ1には、ロータ2を回転自在に収容する円筒状部位Bが形成されており、当該円筒状部位Bの側方に基板7及びアンテナ6を収容したカバー部材5が配設されている。かかるカバー部材5は、例えば図2に示すように、シリンダボディ1におけるロータ2の側方に位置する部位に配設されるとともに、その上面が、ロータ2の上端(差込み口Pが形成された側の端部)より下方の位置となるよう組み付けられている。尚、かかるカバー部材5に代えて、その上面が、ロータ2の上端と略等しい高さの位置となるよう組み付けられたものであってもよい。
本実施形態に係るアンテナ6は、所定の電気回路が形成された基板7上に固定されるとともにロータ2を周方向に囲む如き形状のコイルから成るものである。而して、イグニッションキーIKを挿通孔2aに挿入させると、トランスポンダTから送信されたIDコードがアンテナ6にて受信され、基板7に形成された所定回路にて増幅処理等の信号処理が施される。そして、信号処理されたIDコードは、例えば別個配設されたイモビライザ本体や車両が具備するECU(エンジン制御装置)等に送られて、予め登録された正規のものであるか否かが判別され、正規のものである場合はエンジン始動を許可する一方、正規のものでない場合はイグニッションキーIKをオン位置まで回転操作してもエンジン始動を許可しないよう構成されている。
可動部材3は、ロータ2と連動して回転可能とされるとともに所定位置に可動接点3a(図9参照)が形成されたものである。より具体的には、可動部材3は、図7及び図9に示すように、略中央に挿通孔3bが形成された環状部材から成り、ロータ2と連動する回動部材8を当該挿通孔3bに挿通して組み付けて成るものである。尚、本実施形態においては、可動部材3には3側方に突出した突出部3cが形成され、それぞれの突出部3cに可動接点3aが形成されているとともに、可動部材3の挿通孔3bにおける内周壁には、凸部3dが形成されており、当該凸部3dが回動部材8に形成された凹部と係合して回転方向に係止された構成となっている。
而して、イグニッションキーIKのキー部IKbをキー孔2aに挿入してロータ2をオフ位置からオン位置に回転操作すると、当該ロータ2の先端と回転方向に係止された回動部材8も同方向に回転し、それに伴って可動部材3が当該ロータ2の軸を中心に回転し得るよう構成されている。また、可動部材3には、図示しないバネ及びボール等から成る付勢手段が配設されており、当該付勢手段が固定板9を押圧し得るようになっている。かかる固定板9には、所定形状が形成されており、可動部材3を常時上方に付勢するとともに、当該可動部材3が回動する際の節度が付与される。
固定部材4は、シリンダボディ1内における可動部材3と対峙した位置に固定されるとともに、図4で示すように、可動部材3の回転に伴って可動接点3aと接触又は離間可能な固定接点4aが形成されている。かかる固定部材4は、同図に示すように、略中央に貫通孔4bが形成された円環状部材から成り、当該挿通孔4bにシリンダボディ1の円筒状部位Bを挿通させて固定されている。尚、図中符号hは、固定部材4の固定接点4aから延設された配線を示している。
かかる構成により、イグニッションキーIKを所定方向(右向き:時計周り)に回転操作して同方向に回動部材8及び可動部材3を回転させることにより、可動接点3aと固定接点4aとを接触させて所定の電気回路をオンさせ、車両のエンジンを始動させ得るとともに、当該イグニッションキーIKを所定方向とは逆向き(左向き:反時計周り)に回転操作して同方向に回動部材8及び可動部材3を回転させることにより、可動接点3aと固定接点4aとを離間させて所定の電気回路をオフさせ、車両のエンジンを停止させることができる。
ロック機構12は、図8に示すように、シリンダボディ1内における可動部材3及び固定部材4より更に下方に配設され、イグニッションキーIKの回転操作(具体的には、押圧操作しつつ左向きへの回転操作)により車両のハンドル(ハンドルバー)をロックするものである。このロック機構12は、ロックバー10及びカム部材11等から構成され、カム部材11には回動部材8から延設された延設部8bが連結されている。而して、イグニッションキーIKを押圧操作しつつ左向きに回転操作すれば、同方向に回動部材8が回転するので、カム部材11を介してロックバー10が突出方向に動作し、その先端側がハンドルバーに形成された嵌合孔に挿通されて嵌合し、ロックし得るようになっている。
ここで、本実施形態においては、アンテナ6は、ロータ2の側方の位置であってイグニッションキーIKのキー部IKbの差込み口Pよりも下方の位置(例えば図2参照)に配設されている。即ち、従来においては、ロータ2の差込み口Pより上方にアンテナ6が配設されていたのに対し、本実施形態においては、差込み口P近傍であって当該差込み口Pより下方の位置にコイル状のアンテナ6が配設されているのである。
これにより、トランスポンダTから発信されたIDコードを受信するためのアンテナ6を具備させつつイグニッションキーIKのキー部IKbを短く設定することができる。従って、イグニッションキーIK全体を小型化することができて、持ち運びに便利とすることができるともに、ロータ2のキー孔2aに挿通して回転操作する際の強度を維持することができる。また、本実施形態によれば、アンテナ6は、ロータ2を周方向に囲む如き形状のコイルから成るので、IDコードの受信機能を十分に確保させることができる。
更に、シリンダボディ1におけるロータ2の側方に位置する部位にカバー部材5が配設されるとともに、当該カバー部材5内にアンテナ6が配設されたので、イグニッションキーIKのキー部IKbを短く設定することができるとともに、カバー部材5によってアンテナ6の保護を図ることができる。また更に、カバー部材5は、その上面が、ロータ2の上端と略等しい高さの位置又は当該上端より下方の位置となるよう組み付けられたので、意匠性を向上させることができるとともに、イグニッションキーIKの回転操作時、カバー部材5とイグニッションキーIKの把持部IKaとの干渉を回避させることができる。
更に、本実施形態においては、可動部材3は、ロータ2に対して軸方向(図2の上下方向)にオーバーラップした位置に配設されている。即ち、可動部材3は、ロータ2の側方にて回転可能に配設されており、ロータ2の軸方向に対してオーバーラップ(同方向に重複配置)されている。これにより、ロータ2に対して可動部材3が下方に並んで配設(オーバーラップしないで配設)したものに比べ、少なくともオーバーラップ寸法分だけシリンダボディ1の長手方向寸法(図2の上下方向寸法)を小さく設定することができる。
また、可動部材3は、上述したように、略中央に挿通孔3bが形成された環状部材から成り、ロータ2と連動する回動部材8を当該挿通孔3bに挿通して組み付けて成るので、当該可動部材3を安定してロータ2に対して連動させることができる。更に、本実施形態においては、固定部材4は、貫通孔4bに円筒状部位Bを挿通させているので、可動部材3と同様、ロータ2に対して軸方向にオーバーラップした位置に固定されていおり、これにより、シリンダボディ1の長手方向寸法をより小さく設定することができる。
その一方、シリンダボディ1の幅方向(図2中左右方向)の寸法が大きくなるのに伴い、その寸法が大きくなった部位(カバー部材5が配設された部位)にアンテナ6を配設させることができるので、トランスポンダTからのIDコードを十分に受信し得る大きな寸法のアンテナ6を具備させることができる。即ち、シリンダボディ1全体を長手方向に小さくするとともに幅方向に大きくすることにより、IDコードの受信機能を十分に確保し得る比較的大きな寸法のアンテナ6を配設させることができるのである。
また更に、シリンダボディ1内における可動部材3及び固定部材4より下方には、イグニッションキーIKの回転操作により車両のハンドル(ハンドルバー)をロックするロック機構12が配設されたので、ロータ2のキー孔2a等から侵入した雨水等は、ロック機構12側まで落下することとなり、可動部材3及び固定部材4の可動接点3a及び固定接点4aに当該雨水等が溜まって電気的不具合が生じてしまうのを抑制することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば可動部材3及び固定部材4の何れか一方がロータ2に対して軸方向にオーバーラップしない位置に配設させたものとしてもよい。また、本実施形態に係るアンテナ6は、ロータ2を周方向に囲む如き形状のコイルから成るが、これに代えて基板7上に固定されるチップ状のアンテナとしてもよい。
更に、本実施形態においては、ロックバー10やカム部材11等で構成されるロック機構12が配設されているが、当該ロック機構12を具備しないもの、或いはハンドルバーをロックし得る他の形態のロック機構が配設されたもの等に適用してもよい。尚、本実施形態においては、二輪車に適用されているが、他の車両(自動車、ショベルカー等の建設機械又はATV等)のイグニッションスイッチ装置に適用してもよい。
アンテナがロータの側方の位置であってイグニッションキーのキー部の差込み口よりも下方の位置に配設され、且つ、挿通孔が形成された環状部材から成り、当該挿通孔に回動部材を挿通して組み付けられることでロータと連動して回転可能とされるとともに可動接点が形成された可動部材と、シリンダボディ内に固定されるとともに可動部材の回転に伴って可動接点と接触又は離間可能な固定接点が形成された固定部材とを具備するとともに、可動部材又は固定部材は、ロータに対して軸方向にオーバーラップした位置であって当該ロータの側方の位置に配設されたイグニッションスイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 シリンダボディ
2 ロータ
2a キー孔
3 可動部材
3a 可動接点
4 固定部材
4a 固定接点
5 カバー部材
6 アンテナ
7 基板
8 回動部材
9 固定板
10 ロックバー
11 カム部材
12 ロック機構
13 コイルスプリング
IK イグニッションキー
IKa 把持部
IKb キー部
T トランスポンダ
P 差込み口

Claims (4)

  1. キー孔が形成されるとともに当該キー孔に対するイグニッションキーのキー部の差込みにより回転操作可能とされたロータを内在したシリンダボディと、
    前記ロータの端部に係止して連結され、当該ロータの回転操作に伴って回転可能とされた回動部材と、
    前記イグニッションキーの把持部に形成したトランスポンダから発信されたIDコードを受信し得るアンテナと、
    を具備し、前記アンテナにて受信したIDコードが予め登録された正規のものであると判別されることを条件としてエンジンの始動を許可するイグニッションスイッチ装置において、
    前記アンテナは、前記ロータの側方の位置であって前記イグニッションキーのキー部の差込み口よりも下方の位置に配設され、且つ、
    挿通孔が形成された環状部材から成り、当該挿通孔に前記回動部材を挿通して組み付けられることで前記ロータと連動して回転可能とされるとともに可動接点が形成された可動部材と、
    前記シリンダボディ内に固定されるとともに前記可動部材の回転に伴って前記可動接点と接触又は離間可能な固定接点が形成された固定部材と、
    を具備するとともに、前記可動部材又は固定部材は、前記ロータに対して軸方向にオーバーラップした位置であって当該ロータの側方の位置に配設されたことを特徴とするイグニッションスイッチ装置。
  2. 前記アンテナは、前記ロータを周方向に囲む如き形状のコイルから成ることを特徴とする請求項1記載のイグニッションスイッチ装置。
  3. 前記シリンダボディにおける前記ロータの側方に位置する部位にカバー部材が配設されるとともに、当該カバー部材内に前記アンテナが配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイグニッションスイッチ装置。
  4. 前記カバー部材は、その上面が、前記ロータの上端と略等しい高さの位置又は当該上端より下方の位置となるよう組み付けられたことを特徴とする請求項記載のイグニッションスイッチ装置。
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