JPH10297433A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JPH10297433A
JPH10297433A JP10755297A JP10755297A JPH10297433A JP H10297433 A JPH10297433 A JP H10297433A JP 10755297 A JP10755297 A JP 10755297A JP 10755297 A JP10755297 A JP 10755297A JP H10297433 A JPH10297433 A JP H10297433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
coil
antenna coil
cylinder lock
ignition
Prior art date
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Pending
Application number
JP10755297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Maeda
亨 前田
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Hiromitsu Mizuno
水野  博光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イモビライザ機能を備えたイグニッションキ
ーをキーホルダーに別のイモビライザ機能付きキーと一
緒に取り付けておいても、その別のキーが識別コード信
号を発信することがないようにする。 【解決手段】 電力信号および質問信号を発するアンテ
ナコイル18をイグニッションキーシリンダ11の中心
軸線に対し、斜め上向きに傾けて配置する。すると、別
のキー20はキーロータ12に差し込まれたイグニッシ
ョンキー1にキーホルダー19を介して吊り下げられる
ので、アンテナコイル18の磁界から離れる。このた
め、アンテナコイル18の発する電力信号および質問信
号に応答するおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー側から読み取
った識別コードが予め設定された識別コードと一致した
ときのみ車両の走行を許可するというイモビライザ機能
を設けた車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行駆動源としてエンジンを使用した自
動車においては、盗難に対するセキュリティの向上を図
るために、イグニッションキーに対して、電気的な識別
コードを利用した電子キーとしての機能を付加すること
が行われている。この場合、一般的には、イグニッショ
ンスイッチを備えたシリンダ錠のキー穴にイグニッショ
ンキーが差し込まれた状態で、そのキーから識別番号を
読み取り、その読み取りコードが予め設定されている識
別コードと一致したときのみ、イグニッションキーによ
るエンジン始動を許可するというイモビライザ機能を備
えた送受信ECUを設ける構成とされる。
【0003】このような構成とする場合、イグニッショ
ンキー側に、外部から電力信号および質問信号を受信し
たとき、その質問信号に応答して予め記憶した識別コー
ドを送信するというトランスポンダ機能を設定した上
で、自動車側に設けられる送受信ECUに対して、イグ
ニッションキーがキー穴に差し込まれたとき、キー穴の
周りに設置されたアンテナコイルを通じて電力および質
問信号を送信する機能を設けると共に、その質問信号に
応答してイグニッションキーから返信される識別コード
を上記アンテナコイルを通じて受信する機能を設けるこ
とが一般的となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】イグニッションキー側
と送受信ECU側との信号の授受はトランスポンダ用コ
イルとアンテナコイルの電磁結合によって行われる。そ
のうち、トランスポンダ用コイルはイグニッションキー
のグリップ部に設けられ、アンテナコイルはトランスポ
ンダ用コイルに対応してキー穴の周りに設けられる。
【0005】ところが、イグニッションキーを、他のト
ランスポンダ機能付きのキーと一緒にホルダーに束ねて
おいたりすると、アンテナコイルから電力および質問信
号を発したとき、イグニッションキーのトランスポンダ
用コイルはもちろんであるが、他のキーのトランスポン
ダ用コイルも電力および質問信号を受信してしまい、イ
グニッションキーと他のキーの双方から識別コード信号
が発せられるおそれがある。このようになると、イグニ
ッションキーから発せられる識別コード信号と他のキー
から発せられる識別コード信号とが混信してしまい、エ
ンジンを始動することができなくなるという問題を生ず
る。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、イグニッションキーが例えばトランス
ポンダ機能付きの別のキーと一緒に束ねられていたとし
ても、その別のキーが信号を発するおそれのないエンジ
ン始動制御装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、キーに送信用もしくは送受信可能なコ
イルを設けると共に、キーシリンダ錠のキー穴の周りに
アンテナコイルを設け、前記キーシリンダ錠のキー穴に
前記キーが差し込まれたとき、前記アンテナコイルと前
記キーのコイルとの電磁結合により信号の授受を行い、
前記キーのコイルからアンテナコイルに送信された前記
キーの識別コードが予め設定されたコードと一致すると
き、車両の走行を許可するように構成した車両用制御装
置において、前記アンテナコイルを、その信号発信によ
り形成される磁界が前記キー穴に差し込まれた前記キー
のグリップ部側に向かって前記キーシリンダ錠の中心軸
線に関し上方に偏るように構成したことを特徴とするも
のである。
【0008】この構成によれば、車両のキーがホルダに
別のトランスポンダ機能付きのキーと一緒にして束ねら
れていた場合、キーをキー穴に差し込むと、他のキーは
キーのグリップ部にホルダーを介して吊り下げられた状
態となる。そして、キーのキー穴への差し込みにより、
アンテナコイルから電力信号および質問信号が発せられ
るが、その信号発信により形成される磁界は上方に偏る
ため、吊り下げられた状態にある別のキーのトランスポ
ンダ用コイルとの磁気的結合は弱くなり、アンテナコイ
ルから発せられる電力および質問信号に応答して当該別
のキーが識別コード信号を発することはない。
【0009】この場合、アンテナコイルの信号発信によ
り形成される磁界がキーシリンダ錠の中心軸線に関して
上方に偏るようにするために、アンテナコイルを、キー
穴に差し込まれたキーのグリップ部側のコイル面がキー
シリンダ錠の中心軸線に対して斜め上向きとなるように
傾けて配置することができる。また、アンテナコイル
を、コイル中心がキーシリンダ錠の中心軸線より上方と
なるように配置するようにしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
および図2を参照しながら説明する。なお、この実施例
は走行源をエンジンとした自動車に適用したものであ
る。図1に示すように、イグニッションキー1のグリッ
プ部1aには、送受信手段としてのトランスポンダ2が
内蔵されている。このトランスポンダ2はマイクロコン
ピュータを主体にして構成されたもので、外部から電力
および質問信号を受信したとき、その質問信号に応答し
て予め設定された識別コードを応答信号として送信する
ためのトランスポンダ機能が設定されている。
【0011】すなわち、トランスポンダ2は、送受信用
のトランスポンダ用コイル3、図示しない電源回路、検
波回路、登録手段としてのEEPROMなどを備え、外
部から電力信号が与えられると、これをトランスポンダ
用コイル3により受信して電源回路により整流平滑化
し、マイクロコンピュータなどに電源を供給するように
構成されている。そして、トランスポンダ2のマイクロ
コンピュータは電源回路からの電源供給により能動状態
となる。なお、トランスポンダ用コイル3は、グリップ
部1aの幅方向両側のうち、一方側に設けられているも
のとし、そのコイルの中心軸線はイグニッションキー1
の長手方向に一致している。
【0012】上記質問信号は電力信号に重畳して与えら
れるようになっており、その質問信号は検波回路により
弁別されてマイクロコンピュータに与えられ、マイクロ
コンピュータはその質問信号に応答してEEPROMに
予め記憶されている識別コードをトランスポンダ用コイ
ル3から外部に送信するようになっている。
【0013】このようなイグニッションキー1側のトラ
ンスポンダ2に対し、自動車側には送受信装置としての
送受信ECU4が設けられている。この送受信ECU4
は、制御手段としてのマイクロコンピュータ5、受信回
路6、信号発生手段としてのパワーアンプ7、記憶手段
としてのEEPROM8、エンジン制御手段たるエンジ
ンECU9と信号の授受を行う通信手段としてのシリア
ルインターフェース10を備えている。
【0014】一方、車体側に設けられたイグニッション
キーシリンダ錠11は、イグニッションキー1により回
転操作されるキーロータ12(図1参照)、このキーロ
ータ12のキー穴へのイグニッションキー1の差し込み
を検出するキー検出手段としてのキーリマインドスイッ
チ13、キーロータ12の回転により動作する周知のイ
グニッションスイッチ14が設けられている。そして、
それらスイッチ13のオン信号は送受信ECU4のマイ
クロコンピュータ5にスイッチインターフェース15を
介して入力される。
【0015】かかるイグニッションキーシリンダ錠11
において、図1に示すように、キーロータ12を回転可
能に収納したケーシング16には、環状に形成されたプ
ラスチック製の取付部材17がねじ止めなどにより取り
付けられている。この取付部材17には、キーロータ1
2のキー穴の周りを当該キーロータ12の外側から取り
囲むようにしてリング状のアンテナコイル18が巻回さ
れており、そのアンテナコイル18に送受信ECU4の
受信回路6およびパワーアンプ7が図示しないコネクタ
を介して接続されている。そして、イグニッションキー
1をキーロータ12に差し込むと、トランスポンダ用コ
イル3がアンテナコイル18と電磁結合されるように構
成されている。
【0016】なお、トランスポンダ用コイル18を巻回
した取付部材17、トランスポンダ用コイル18に接続
したコネクタをプラスチックモールドして一体化し、そ
のモールド体をケーシング16にねじ止めする構成とし
ても良い。
【0017】さて、イグニッションキー1がキーロータ
12に差し込まれたことをキーリマインドスイッチ13
が検出すると、送受信ECU4のマイクロコンピュータ
5はパワーアンプ7を介してアンテナコイル18から所
定周波数の電力信号を送信すると共に、この電力信号に
質問信号を重畳させる。
【0018】イグニッションキー1のトランスポンダ2
は、アンテナコイル18から送信される電力信号を受信
すると、上述したように能動状態となると共に質問信号
を弁別し、そして、その質問信号に応答してEEPRO
Mに予め記憶された識別コードをトランスポンダ用コイ
ル3から送信する。
【0019】トランスポンダ用コイル3から送信された
識別コード信号は送受信ECU4のアンテナコイル18
を介して受信回路6により受信される。そして、マイク
ロコンピュータ5は、受信した識別コードとEEPRO
M8に予め記憶された登録識別コードとを比較し(比較
手段)、両者が一致した場合にはエンジンECU9によ
る自動車エンジンの始動を許可する状態となる。この許
可状態で、イグニッションキー1を回転してイグニッシ
ョンスイッチ14をオン操作すると、送受信ECU4は
シリアルインターフェース10を介してエンジンECU
9に始動信号を送信し、エンジンECU9によりエンジ
ンを始動させる。
【0020】また、キーロータ12に差し込まれたキー
が当該車両のイグニッションキーでない場合、キーは識
別コードを発せず、或いは発しても当該車両のイグニッ
ションキー1とは別の識別コードを発する。その場合に
は、マイクロコンピュータ5はエンジンECU9による
自動車エンジンの始動を禁止する状態となり、この状態
で、イグニッションスイッチ14をオン操作しても、エ
ンジンは始動せず、盗難に対するセキュリティが向上す
る。
【0021】しかして、前記アンテナコイル18は、図
1に示すように、軸方向両側のコイル面18a,18b
のうち、イグニッションキー1のグリップ部1a側のコ
イル面18aが斜め上向きとなるように傾斜状態にして
配置されている。このとき、本実施例では、イグニッシ
ョンキーシリンダ錠11はその中心軸線(キーロータ1
2の回転中心線)Cが水平となるように車体に設けられ
ているものであり、この水平の中心軸線Cに対し、アン
テナコイル18の中心軸線Acはイグニッションキー1
のグリップ部1a側に向かって斜め上向きに傾斜してい
る。なお、アンテナコイル18の中心点(コイル中心)
Pcはイグニッションキーシリンダ錠11の中心軸線C
と一致している。
【0022】このように、アンテナコイル18を、イグ
ニッションキー1のグリップ部1a側のコイル面18a
が斜め上向きとなるように配置したことにより、イグニ
ッションキー1がリング状のホルダー19に取り付けら
れていて、そのホルダー19にはトランスポンダ機能を
備えた別のキー20も取り付けられていたとしても、そ
の別のキー20が識別信号を発信するという事態の発生
を防止できる。
【0023】すなわち、イグニッションキー1が別のキ
ー20と一緒にホルダー19に取り付けられていた場
合、イグニッションキー1をキーロータ12のキー穴に
差し込むと、イグニッションキー1はキーロータ12に
同軸の状態で差し込み保持され、他のキー20はイグニ
ッションキー1のグリップ部1aからホルダー19によ
り吊り下げられた状態となる。
【0024】この状態において、アンテナコイル18は
斜め上向きに配置されているから、電力信号および質問
信号の送信時、アンテナコイル18によって形成される
磁界は、グリップ部1a側においてイグニッションキー
シリンダ錠11の中心軸線Cに関し上方に偏って存在す
ることとなる。しかしながら、イグニッションキー1は
アンテナコイル18に囲まれていて、トランスポンダ2
を内蔵したグリップ部1aはアンテナコイル18が形成
する磁界のうち、比較的強い磁界中に存在するので、イ
グニッションキー1のトランスポンダ2は能動状態とな
る。
【0025】これに対し、別のキー20はホルダー19
により吊り下げられていてアンテナコイル18の中心軸
線Acから下方に遠く離れ、従ってアンテナコイル18
が形成する比較的強い磁界部分から離れるので、そのキ
ー20のトランスポンダを通る磁束の密度は低く、仮に
電力信号を受信したとしても、発生電力は弱く、そのマ
イクロコンピュータが能動状態になるおそれはない。従
って、別のキー20からも識別コードが発せられ、これ
とイグニッションキー1から発せられる識別コードとが
混信し、送受信ECU4が識別コードを弁別できなくな
るという不具合の発生を効果的に防止できるものであ
る。
【0026】ちなみに、イグニッションキー1は表裏逆
にしてもキーロータ12に差し込み得るようになってい
るので、トランスポンダ用コイル3をグリップ部1aの
幅方向両側のうち、一方側だけに設けた場合は、トラン
スポンダ用コイル3がアンテナコイル18の中心軸線A
cから下側に位置するようになるが、このようになって
も、ホルダー19により吊り下げられている別のキー2
0よりもアンテナコイル18の中心軸線Acに近いの
で、能動化できる十分なる電力の供給を受けることがで
きるものである。
【0027】この場合、トランスポンダ用コイル3を、
グリップ部1aの幅方向両側に設けておけば、一方のコ
イル3は必ずアンテナコイル18の中心軸線Ac近くに
位置するので、アンテナコイル18の信号出力を低く設
定しても、十分な電力供給を受けることができる。
【0028】また、本実施例では、アンテナコイル18
の中心点Pcをイグニッションキーシリンダ錠11の中
心軸線Cと一致させることができるので、アンテナコイ
ル18の配置のための径方向スペースが狭くて済む。
【0029】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
上記一実施例との相違は、アンテナコイル18の中心点
Pcがイグニッションキーシリンダ錠11の中心軸線C
よりも上方に位置するようにしたところにある。この場
合、イグニッションキーシリンダ錠11が中心軸線Cを
水平とするように設けられているものとすると、アンテ
ナコイル18は中心軸線Acがイグニッションキーシリ
ンダ錠11の中心軸線Cと平行で、且つその中心軸線C
よりも上方に位置するように配置されるものである。
【0030】このように構成しても、アンテナコイル1
8が形成する磁界はイグニッションキーシリンダ錠11
の中心軸線Cより上方に偏った状態になるので、キーロ
ータ12に差し込まれたイグニッションキー1のグリッ
プ部1aにホルダー19を介して吊り下げられた別のキ
ー20はアンテナコイル18の中心軸線Acから遠く離
れる。このため、別のキー20のトランスポンダが能動
状態になるおそれはなく、上記一実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0031】また、本実施例では、アンテナコイル18
の中心点Pcをイグニッションキーシリンダ錠11の中
心軸線Cよりも上方にずらすだけで済むので、取付部材
17のコイル巻回溝17aを中心軸線に対して傾ける等
せずとも良くなる。このため、成形に関してアンダーカ
ット部分ができず、成形型の構成も簡単で、製造性にも
優れ、アンテナコイル18の巻回性も良い。
【0032】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
この実施例は、アンテナコイル18を、コイル面18a
がグリップ部1a側に向かってイグニッションキーシリ
ンダ錠11の中心軸線Cに関し斜め上向きに傾斜し、且
つ、中心点Pcがイグニッションキーシリンダ錠11の
中心軸線Cよりも上方に位置するように配置したところ
にある。
【0033】このように構成すれば、ホルダー19に吊
り下げられた別のキー20がアンテナコイル18の中心
軸線Acからより一層遠去かるので、そのキー20が識
別コード信号を発することを一層確実に防止できる。
【0034】なお、イグニッションキー1に設けるアン
テナとしては、電力信号を受信すると共に識別コード信
号を送信する送受信可能なコイル、すなわちトランスポ
ンダ用コイル3に限られず、キー穴に差し込まれた時、
識別コード信号を送信する送信用コイルとしても良い。
【0035】また、上記実施例では、走行駆動源をエン
ジンとした自動車に適用して説明したが、本発明は、モ
ータを走行駆動源とする電気自動車にも適用できる。こ
の場合、キーシリンダ錠のキー穴にキーを差し込んだ
時、キー側から発信される識別コードが登録されている
識別コードと一致したとき、例えばモータの電源スイッ
チをオンしてモータに通電できる状態(走行許可)に
し、アクセルが踏まれた時、モータが通電されて自動車
が走行し始めるように構成することができる。その他、
本発明は上記し且つ図面示す実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ンテナコイルの信号発信により形成される磁界がキー穴
に差し込まれたキーのグリップ部側に向かって上方に偏
るため、当該車両のキーがホルダーに別のキーと一緒に
取り付けられていたとしても、別のキーがアンテナコイ
ルから発信される電力信号および質問信号を受信して識
別コードを送信するというトランスポンダ動作を行うお
それがなく、キーからの識別コード信号が他のキーから
の信号と混信することがない。
【0037】アンテナコイルの信号発信により形成され
る磁界がキー穴に差し込まれたキーのグリップ部側に向
かって上方に偏るようにするために、アンテナコイル
を、キー穴に差し込まれたキーのグリップ部側のコイル
面が斜め上向きとなるように配置した場合には、アンテ
ナコイルの中心点をキーシリンダの中心軸線に一致させ
ることができるので、アンテナコイルの配置スペースが
小さくて済む。また、アンテナコイルをコイル中心がイ
グニッションキーシリンダ錠の中心軸線より上方となる
ように配置した場合には、製造性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】電気的構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、1はイグニッションキー(キー)、2はトランス
ポンダ、3はトランスポンダ用コイル、4は送受信EC
U、11はイグニッションキーシリンダ錠(キーシリン
ダ錠)、12はキーロータ、17は取付部材、18はア
ンテナコイル、18aはコイル面、20は別のキーであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーに送信用もしくは送受信可能なコイ
    ルを設けると共に、キーシリンダ錠のキー穴の周りにア
    ンテナコイルを設け、前記キーシリンダ錠のキー穴に前
    記キーが差し込まれたとき、前記アンテナコイルと前記
    キーのコイルとの電磁結合により信号の授受を行い、前
    記キーのコイルからアンテナコイルに送信された前記キ
    ーの識別コードが予め設定されたコードと一致すると
    き、車両の走行を許可するように構成した車両用制御装
    置において、 前記アンテナコイルを、その信号発信により形成される
    磁界が前記キー穴に差し込まれた前記キーのグリップ部
    側に向かって前記キーシリンダ錠の中心軸線に関し上方
    に偏るように構成したことを特徴とする車両用制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナコイルは、前記キー穴に差
    し込まれた前記キーのグリップ部側のコイル面が前記キ
    ーシリンダ錠の中心軸線に対して斜め上向きとなるよう
    に傾けて配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナコイルは、コイル中心が前
    記キーシリンダ錠の中心軸線より上方となるように配置
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の車
    両用制御装置。
JP10755297A 1997-04-24 1997-04-24 車両用制御装置 Pending JPH10297433A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523867A (ja) * 2000-02-02 2003-08-12 ヴァレオ エレクトロニク 車両、特に自動車の不動固定回路のための表示装置
JP2011084256A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Asahi Denso Co Ltd イグニッションスイッチ装置

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JP2003523867A (ja) * 2000-02-02 2003-08-12 ヴァレオ エレクトロニク 車両、特に自動車の不動固定回路のための表示装置
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