JP2005256476A - キー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スペースの使用効率を向上させることができるキー装置を提供する。
【解決手段】 シリンダ錠6のキー挿入口7へのキーユニット5の挿入を検出し検出信号を出力するキー検出器14と、キー挿入口7に挿入されたキーユニット5に送受信コイル13を用いて暗証番号の送信動作を実行させて暗証番号を取得しこの暗証番号の正否を判定しこの判定結果に応じて信号を出力するイモビライザ回路が搭載された回路基板17と、を設け、キー検出器14と回路基板17とを単一のケーシング20に取り付け、キー検出器14の端子36を回路基板17に接続する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、イモビライザ機能を備えた車両用のキー装置に関する。
近年、自動車などの車両では、盗難防止効果の向上のためにイモビライザ機能を有するイモビライザシステム(例えば、特許文献1ないし3参照)が採用されるようになってきている。このイモビライザシステムでは、イグニッションキーの機構的同一性が得られると共に電子的同一性が確認された場合にのみエンジンの始動を許可する。
具体的には、イモビライザシステムでは、一般に、自動車側にキー装置を設け、イグニッションスイッチを切り替えてエンジンを始動させるためのイグニッションキーにトランスポンダを埋め込んでいる。そして、このトランスポンダより所定の暗証コードを変調して送信出力し、トランスポンダから送信出力された暗証コード信号を車両側に設置されたキー装置で受信して暗証コードの同一性を判定し、暗証コードの同一性が確認された場合にのみキー装置からエンジンの始動回路に始動許可信号を出力するような構造となっている。これにより、使用されたイグニッションキーに関し、キー溝の形状が合致し、暗証コードの同一性が確認された場合にのみエンジンを始動することができる。
ここで、イグニッションキーの電子的同一性を確認するためのイモビライザシステムの動作を詳しく述べる。キー装置では、キー検出器がイグニッション用シリンダ錠のキー挿入口にイグニッションキーが差し込まれたことを検出すると、キー検出信号をキー装置内のイモビライザ回路に送信する。キー検出信号を受信したイモビライザ回路は、変復調回路からなる高周波回路によってキー装置側の送受信コイルを所定時間だけ高周波駆動する。すると、イグニッションキーに埋め込まれたトランスポンダ側の送受信コイルがキー装置側の送受信コイルと磁気結合し、電磁誘導作用によってトランスポンダ側に電流が流れ、トランスポンダが備えるコンデンサに電荷が蓄えられる。トランスポンダでは、コンデンサに蓄えられた電荷を起電力として、暗証コードを変調しFM波を搬送波として自らの送受信コイルより送信出力する。これにより、二つの送受信コイルが再び磁気結合し、キー装置側の送受信コイルを介して高周波回路に暗証コード信号が送信される。キー装置では、受信した暗証コード信号を高周波回路で復調し、制御回路で暗証コードを解読する。その結果、暗証コードの同一性が判定された場合にのみ制御回路よりエンジンのECUに始動許可信号が出力される。これにより、イグニッションキーの電子的同一性が確認される。ここで、キー検出信号は、自動車の中央制御部にも伝達され、中央制御部の各種の制御で使用される。
また、キー装置の中には、キー装置側の送受信コイルを高周波駆動するトリガとして、キー検出器からのキー検出信号を用いずに、イグニッションスイッチがONポジションに切り替えられたのをトリガとするキー装置もある。この場合でも、キー検出器は、前述したように、キー装置に挿入されたことを自動車の中央制御部に伝達する。
特開平10−81203号公報 特許第2624187号公報 特許第3151128号公報
ところで、このようなイモビライザシステムのキー装置では、イモビライザ回路を搭載した回路基板と、キー検出器とは、それぞれキー挿入穴の周囲に配置されているが、それぞれは別体で配置されている。これは、もともとキー検出器は、イモビライザシステムが開発される以前からキーがキー装置に挿入されたことを自動車の中央制御部に伝達するためにキー装置に備えられていたものであり、これをイモビライザシステムを採用するに当たってイモビライザシステムでも使用するようにしたためである。
しかしながら、回路基板とキー検出器とが別体で設けられていることにより、スペースの使用効率が悪いという問題がある。また、これらの両者はキー装置のうちの電気部品であるが、これらが別体で設けられていることにより、組み立て作業が煩雑であるという問題がある。
本発明の目的は、スペースの使用効率を向上させることができるキー装置を提供することである。
本発明の目的は、組み立て性の向上を図ることができるキー装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、シリンダ錠のキー挿入口へのキーの挿入を検出し検出信号を端子から出力するキー検出器と、前記キー挿入口に挿入されたキーに送受信コイルを用いて暗証番号の送信動作を実行させて暗証番号を取得しこの暗証番号の正否を判定しこの判定結果に応じて信号を出力するイモビライザ回路が搭載された回路基板と、を備えたキー装置において、前記キー検出器と前記回路基板とを単一のケーシングに取り付け、前記キー検出器の前記端子を前記回路基板に接続した。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のキー装置において、前記キー挿入口の外側に嵌合し、前記送受信コイルを保持して当該送受信コイルを前記キー挿入口の周囲に位置付けるコイル保持部と、このコイル保持部と前記ケーシングとを回動自在に連結するヒンジ部と、を備える。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のキー装置において、前記送受信コイルの前記コイル保持部に巻回された部分から延びて前記回路基板に接続される接続部を前記キー検出器から離れた位置で位置決めする位置決め中継部を備える。
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載のキー装置において、前記キー検出器よりもキー挿入方向の上流側において前記キー検出器を覆い前記キー検出器を保護する防御壁を備える。
請求項1記載の発明によれば、シリンダ錠のキー挿入口へのキーの挿入を検出し検出信号を端子から出力するキー検出器と、前記キー挿入口に挿入されたキーに送受信コイルを用いて暗証番号の送信動作を実行させて暗証番号を取得しこの暗証番号の正否を判定しこの判定結果に応じて信号を出力するイモビライザ回路が搭載された回路基板と、を備えたキー装置において、前記キー検出器と前記回路基板とを単一のケーシングに取り付け、前記キー検出器の前記端子を前記回路基板に接続したことにより、キー装置におけるスペースの使用効率を向上させることができる。また、キー装置の組み立て性の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のキー装置において、前記キー挿入口の外側に嵌合し、前記送受信コイルを保持して当該送受信コイルを前記キー挿入口の周囲に位置付けるコイル保持部と、このコイル保持部と前記ケーシングとを回動自在に連結するヒンジ部と、を備えることにより、ケーシング及びコイル保持部の取り付け作業を容易にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載のキー装置において、前記送受信コイルの前記コイル保持部に巻回された部分から延びて前記回路基板に接続される接続部を前記キー検出器から離れた位置で位置決めする位置決め中継部を備えることにより、送受信コイル13の組み付けの際には、送受信コイルをキー挿入口から離れた位置を経由させてケーシング内に配線することができるので、送受信コイルをキー検出器に干渉させることなく、簡単に配線することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1,2又は3記載のキー装置において、前記キー検出器よりもキー挿入方向の上流側において前記キー検出器を覆い前記キー検出器を保護する防御壁を備えることによって、キー検出器が防御壁によって保護されているので、キー検出器14が破壊されることが防止される。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態の自動車用のイモビライザシステム1の外観構造を示す斜視図である。図1に示すように、イモビライザシステム1は、イグニッションスイッチ2に連結され自動車(図示せず)に設けられたキー装置3、トランスポンダ4(図5参照)を内蔵したキーであるキーユニット5などから構成されている。以下、それぞれについて詳細に述べる。
イグニッションスイッチ2は、イグニッション用の四つの接点を基本として構成されている。四つの接点は、一般的に用いられているLOCK、ACC、ON、STの四種類である。LOCKポジションは、少なくともキー装置3を除く各部に給電せず、かつ、後述するシリンダ錠6のキー挿入口7に対してキーユニット5が備える後述するイグニッションキー8の抜き差しを許容する唯一のポジションである。ACCポジションは、ラジオやパワーウインド等のアクセサリーに対する給電を許容するポジションである。ONポジションは、エンジンの制御ブロック(ECU)を含む全ての電気電子部品に対する給電を許容するポジションである。STポジションは、エンジンのスターターを駆動してエンジンを始動させるためのポジションであり、STポジションに位置するイグニッションキー8は図示しないリターンスプリングの力でONポジションに戻される。
図2はキー装置3を示す縦断側面図、図3はキーユニット5が挿入された状態のキー装置3を示す縦断側面図、図4はキー装置3を示す分解斜視図、図5はイモビライザシステム1の回路構成を簡略化して示すブロック図である。
図2ないし図5に示すように、キー装置3は、シリンダ錠6、イモビライザ部9などから構成されている。シリンダ錠6には、後述するイグニッションキー8が挿入されるキー挿入口7が形成されている。このシリンダ錠6のボデー10は、周知のステアリングロック機構11のボデーを兼用している。ステアリングロック機構11は、イグニッションキー8がLOCK位置にあるときにステアリングをロックする機構である。
イモビライザ部9は、イモビライザ回路12、送受信コイル13、キー検出器14などから構成されている。
イモビライザ回路12は、高周波回路としてのRF回路(RF:Radio Frequency)15と、制御回路16とを備えおり、回路基板17に搭載されている。制御回路16には、暗証コードを格納するメモリとしてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)18が接続されており、このEEPROM18もイモビライザ回路12を構成している。RF回路15は、自動車の図示しないバッテリから給電されて送受信コイル13を高周波駆動する機能と、トランスポンダ4から送受信コイル13を介して受信した暗証コード信号を復調して得た暗証番号としての暗証コードを制御回路16に出力する機能とを有する高周波回路である。制御回路16は、図示しないCPUやメモリからなるマイクロコンピュータを備える。この制御回路16は、回路基板17に取り付けられたコネクタ19を介してエンジンのECUに接続されており、EEPROM18から暗証コードを呼出し、呼び出した暗証コードとRF回路15で復調された暗証コードとを照合し、二つの暗証コードの一致を判定するとエンジンのECUに始動許可信号を出力する。
図6はイモビライザ部9を示す縦断側面図、図7はその正面図、図8はキー検出器14の構造を示す分解図、図9はキー装置3を示す分解図である。なお、図7では、図6に対して一部を省略している。
図4、図6ないし図9に示すように、回路基板17は、筐体状の樹脂製のケーシング20に収納保持されている。このケーシング20は、シリンダ錠6のボデー10の上部外周に取り付けられている。ケーシング20は、ケーシング本体20aとこのケーシング本体20aにクリック止めされるカバー20bとよりなり、ケーシング本体20aの内部に回路基板17を収納してカバー20bを閉じることにより回路基板17がケーシング20の内部に固定的に収納されるように構成されている。コネクタ19もこのケーシング20に一体化して設けられている。
送受信コイル13は、シリンダ錠6のキー挿入口7の外部に勘合するリング状のコイル保持部21に巻回保持されている。コイル保持部21は、樹脂製であって、ケーシング20と一体形成されている。コイル保持部21とケーシング20との間には、屈曲自在なヒンジ部22が形成されている。このヒンジ部22によって、コイル保持部21とケーシング20とが互いに回動自在に連結されている。シリンダ錠6に取り付けられたコイル保持部21は、ケーシング20に対して略直角となっている。
送受信コイル13は、コイル保持部21に巻回された巻回部13aと、この巻回部13aから延びて回路基板17に接続される接続部13bとから構成されている。接続部13bは、コイル保持部21に一体的に設けられた位置決め中継部23を経由して回路基板17に接続されている。位置決め中継部23は、コイル保持部21の斜め上方であって、コイル保持部21と回路基板17との中間に位置し、接続部13bが巻回される孔部23aを備えている。このコイル保持部21は、接続部13bをキー検出器14、コイル保持部21及び回路基板17から離れた位置で位置決めしている。
キー検出器14は、ケーシング20に一体に取り付けられている。キー検出器14は、概略的には、シリンダ錠6のキー挿入口7の上方のケーシング20に形成された下面開口のスライダ保持部31に、スライダ32が上下方向にスライド自在に勘合して構成されている。スライダ保持部31には、スライダ32の側面に突出形成された一対の爪部32aがスライド自在に勘合する上下方向に長い一対の溝部31aが形成されている。なお、図では、一方の溝部31aのみを示している。溝部31aの下部には、スライダ32の爪部32aが上方から当接するストッパ部31bが形成されている。そして、スライダ32の上面とスライダ保持部31の天井面との間には圧縮コイルバネ33が設けられている。そして、スライダ保持部31の内周面には、固定接点34が設けられ、スライダ32の側面には可動接点35が設けられている。固定接点34は端子である外部端子36を介してイモビライザ回路12に接続されている。
このキー検出器14のスライダ32は、キー挿入口7に対するイグニッションキー8の抜差動作が図2及び図3に示す伝達機構51を介して伝達されて上下に移動する。伝達機構51は、シリンダ錠6に設けられ支点52を中心として上下回動する回動ブロック53、支点54を中心に回動自在なロックレバー55、このロックレバー55の一端側を回動ブロック53側に付勢する圧縮コイルバネ56などから構成されている。この伝達機構51では、キー挿入口7にイグニッションキー8が挿入されていないときには、圧縮コイルバネ56によってロックレバー55の一端側及び回動ブロック53が下側に回動する。このとき、スライダ32は、圧縮コイルバネ33によって付勢されてスライダ保持部31の下部に位置付けられる。この状態では、可動接点35と固定接点34とは離反している。そして、キー挿入口7にイグニッションキー8が挿入されると、回動ブロック53がイグニッションキー8に押されて上方へ回動し、この回動によってロックレバー55の一端側が圧縮コイルバネ56の付勢力に抗して回動される。そして、ロックレバー55の一端側に押されたスライダ32が圧縮コイルバネ33に抗して上方へ移動して、可動接点35が固定接点34に接続する。これにより、キー検出器14からキー検出信号がイモビライザ回路12に出力される。この状態から、キー挿入口7からイグニッションキー8が取り外されると、スライダ32が下方へ移動して、可動接点35が固定接点34から外れ、キー離脱信号がイモビライザ回路12に出力される。
なお、ロックレバー55の他端側は、ステアリングロック機構11のロックボルト57に連結されている。ロックボルト57は、シリンダ錠6がLOCK位置に回動されることにより、ボデー10から突出し、図示しないステアリングシャフトをロックする。また、イグニッションキー8が挿入されているときには、ロックレバー55がロックボルト57に係合し、ロックボルト57は、引き込み位置に保持されるため、運転中の不用意なステアリングのロックが防止される。
このようなキー検出器14のイグニッションキー8の挿入方向の上流側には、キー検出器14を覆う防御壁58が設けられている。防御壁58は、ボデー10から上方へ突出した形状で、ボデー10に一体に形成されている。この防御壁58は、ケーシング本体20aの前端部下部に形成された切欠20cに挿入されて、キー検出器14の前方位置している。この防御壁58によって、キー検出器14は、前方(イグニッションキー8の挿入側の上流側)を保護されている。
次に、キーユニット5について説明する。図1に示すように、このキーユニット5は、イグニッションキー8としての外観構成を有し、その把持部61に図5に示すトランスポンダ4を内蔵する。トランスポンダ4は、高周波駆動されているキー装置3側の送受信コイル13と磁気結合する図示しない送受信コイルを内蔵し、このような磁気結合による電磁誘導作用により発生した電力を図示しないコンデンサに電荷として蓄え、このコンデンサに蓄えられた電荷を起電力として暗証コードを変調しFM波を搬送波として内蔵の送受信コイルより送信出力する構造のものである。
イモビライザシステム1の動作について説明する。まず、運転者は、自動車のエンジンを始動させるために、キーユニット5のイグニッションキー8をシリンダ錠6のキー挿入口7に差し込む。これにより、キー検出器14がキー挿入口7へのイグニッションキー8の挿入を検出し、キー検出信号がイモビライザ回路12に入力される。キー検出信号が入力されたイモビライザ回路12では、RF回路15が所定時間だけ起動されて送受信コイル13が高周波駆動される。これにより、送受信コイル13の周囲に磁界が発生し、送受信コイル13とトランスポンダ4に内蔵された送受信コイルとが磁気結合される。すると、トランスポンダ4に内蔵された送受信コイルが電磁誘導作用を受け、トランスポンダ4のコンデンサに電荷が蓄えられる。ここで、RF回路15が起動される所定時間というのは、トランスポンダ4のコンデンサに十分に電荷が蓄えられるだけの時間である。したがって、トランスポンダ4のコンデンサに十分に電荷が蓄えられた後にトランスポンダ4に対する給電が停止され、これによってコンデンサの電位が僅かに低下する。トランスポンダ4では、このようなコンデンサの電位低下を検出し、これをトリガとして、暗証コード信号を変調し、FM波を搬送波として変調された暗証コード信号を内蔵する送受信コイルより送信出力する。これにより、トランスポンダ4が内蔵する送受信コイルとキー装置3の側の送受信コイル13とが磁気結合され、キー装置3のRF回路15に暗証コード信号が受信される。そこで、RF回路15は、受信した暗証コード信号を復調して制御回路16に送り、制御回路16では、この暗証コード信号を解読して暗証番号としての暗証コードを得、EEPROM18に格納されている暗証番号としての暗証コードと照合する。照合の結果、二つの暗証コードが一致していると判定されると、制御回路16はエンジンのECUに始動許可信号を出力する。これにより、エンジンの始動が許可される。そして、イグニッションキー8とシリンダ錠6との機構的同一性が得られるとシリンダ錠の回動が可能となり、シリンダ錠6がSTポジションへ回動されることにより、イグニッションスイッチ2によってエンジンの始動動作が行われる。
以上説明したように、本実施の形態のキー装置3では、キー検出器14と回路基板17とを単一のケーシング20に取り付け、キー検出器14の端子である外部端子36を回路基板17に接続したことにより、キー検出器14と回路基板17とが一体的に集約されるので、スペースの使用効率が向上する。これにより、キー装置3を小さいスペースに配置することができる。また、キー装置3のうちの電気部品である回路基板17とキー検出器14とが一体化されるので、キー装置3の組み立て性の向上を図ることができる。
また、コイル保持部21とケーシング20とをヒンジ部22によって回動自在に連結したことにより、ボデー10にケーシング20を取り付けるときには、コイル保持部21をケーシング20シに対して水平にすることにより、シリンダ錠6とコイル保持部21との干渉が回避され、これにより、ケーシング20の取り付けが容易となる。そして、コイル保持部21をケーシング20に対して屈曲させることで、防御壁58を避けてコイル保持部21をシリンダ錠6に簡単に取り付けることができる。
また、送受信コイル13の接続部13bが位置決め中継部23によって、キー検出器14から離れた位置で位置決めされているので、送受信コイル13を組み付ける際には、送受信コイル13をキー挿入口7から離れた位置を経由させてケーシング20内に配線することができるので、送受信コイル13をキー検出器14に干渉させることなく、簡単に配線することができる。
また、キー検出器14よりもイグニッションキー8挿入方向の上流側においてキー検出器14を覆いキー検出器14を保護する防御壁58を備えることにより、例えば、運転者がイグニッションキー8をキー挿入口7に入れる際に、誤って、キー挿入口7の上部に当ててしまった場合でも、キー検出器14は防御壁58によって保護されているので、キー検出器14が破壊されることが防止される。
なお、本実施の形態では、シリンダ錠6のキー挿入口7にイグニッションキー8が差し込まれたことを検出したタイミングで、RF回路15が送受信コイル13を高周波駆動する態様を説明したが、実施に当たっては、イグニッションキー8がシリンダ錠6のキー挿入口7に差し込まれた後、シリンダ錠6がSTポジションに回動されたことを検出し、このタイミングで送受信コイル13を高周波駆動するように構成しても良い。
本発明の一実施の形態のイモビライザシステムの外観構造を示す斜視図である。 キー装置を示す縦断側面図である。 キーユニットが挿入された状態のキー装置を示す縦断側面図である。 キー装置を示す分解斜視図である。 イモビライザシステムの回路構成を簡略化して示すブロック図である。 イモビライザ部を示す縦断側面図である。 その正面図である。 キー検出器の構造を示す分解図である。 キー装置を示す分解図である。
符号の説明
3 キー装置
5 キーユニット(キー)
6 シリンダ錠
7 キー挿入口
12 イモビライザ回路
13 送受信コイル
13b 接続部
14 キー検出器
17 回路基板
20 ケーシング
21 コイル保持部
22 ヒンジ部
23 位置決め中継部
36 端子(外部端子)
58 防御壁

Claims (4)

  1. シリンダ錠のキー挿入口へのキーの挿入を検出しキー検出信号を端子から出力するキー検出器と、前記キー挿入口に挿入されたキーに送受信コイルを用いて暗証番号の送信動作を実行させて暗証番号を取得しこの暗証番号の正否を判定しこの判定結果に応じて信号を出力するイモビライザ回路が搭載された回路基板と、を備えたキー装置において、
    前記キー検出器と前記回路基板とを単一のケーシングに取り付け、前記キー検出器の前記端子を前記回路基板に接続したことを特徴とするキー装置。
  2. 前記キー挿入口の外側に嵌合し、前記送受信コイルを保持して当該送受信コイルを前記キー挿入口の周囲に位置付けるコイル保持部と、
    このコイル保持部と前記ケーシングとを回動自在に連結するヒンジ部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のキー装置。
  3. 前記送受信コイルの前記コイル保持部に巻回された部分から延びて前記回路基板に接続される接続部を前記キー検出器から離れた位置で位置決めする位置決め中継部を備えることを特徴とする請求項2記載のキー装置。
  4. 前記キー検出器よりもキー挿入方向の上流側において前記キー検出器を覆い前記キー検出器を保護する防御壁を備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載のキー装置。
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