JP3187269B2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP3187269B2
JP3187269B2 JP33212894A JP33212894A JP3187269B2 JP 3187269 B2 JP3187269 B2 JP 3187269B2 JP 33212894 A JP33212894 A JP 33212894A JP 33212894 A JP33212894 A JP 33212894A JP 3187269 B2 JP3187269 B2 JP 3187269B2
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株式会社ホンダロック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ錠を用いたロ
ック装置に関し、特に、複製キーの使用を防止し得るよ
うに構成されたロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複製キーの使用を防止するための
盗難防止装置が種々提案されており、キーとシリンダ錠
との間で電気的なコード信号の授受を行うことでそのキ
ーの正否判別を行うように構成したものが一般に用いら
れている。これまで、キーに組み込んだ発信器を作動さ
せるための電源を要するものが主流であったが、近年、
キーとシリンダ錠との双方にそれぞれコイルを設け、シ
リンダ錠にキーを差し込んで両コイルを互いに近接させ
た際に発生する電磁誘導作用を利用することにより、キ
ーの内蔵電池が不要となるように構成したものも知られ
るようになってきた(特公平4−15141号公報など
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記形式のロッ
ク装置にあっては、シリンダ錠にキーを差し込んだ際の
キー側のコイルとシリンダ錠側のコイルとの相対位置精
度が信号強度に影響を及ぼすので、所期のコイル組付け
精度が容易に得られることが望ましい。また、一般にス
ペース的な制約を受ける部位に組み込まれる都合上、で
きる限りコンパクトな構成をとり得ることが望ましい。
【0004】本発明は、このような観点に立脚して案出
されたものであり、その主な目的は、所期のコイル組付
け精度が容易に得られ、しかもコンパクトに構成された
ロック装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、キー(1)に設けられたキー側信号授受手
段(トランスポンダ7)と、シリンダ錠(3)に設けら
れたシリンダ錠側信号授受手段(コイル6)とを有し、
前記シリンダ錠に前記キーを差し込んだ際の両信号授受
手段間の電波信号の授受によって当該キーの正否判別を
行うようにしてなるロック装置に於て、シリンダ錠側信
号授受手段は、シリンダ錠の前端部にキーの差し込み軸
線と同軸配置されたカバー部材(9)と、カバー部材に
インサートモールドされ且つコイル(6)を巻回された
ボビン(11)と、ボビンにその基部が固着された接続
ピン(10)と、接続ピンの遊端部を囲むべくカバー部
材に一体成形されたソケット(12)とを有するものと
することによって達成される。
【0006】
【作用】このような構成によれば、シリンダ錠のキー差
し込み口の周囲に設けられるカバー部材にコイルをイン
サートモールドするので、キー差し込み口に対するコイ
ルの位置精度が高まると共に、コイル部が確実に保護さ
れる。特に、コネクタ用接続ピンの基部が固着されたボ
ビンにコイルを巻回し、このボビンごとインサートモー
ルドすると共に接続ピンに対するコネクタを一体成形し
てカバー部材を形成することにより、構成の簡略化並び
にコンパクト化が図れる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された自動車用イグ
ニッションスイッチ装置の要部を示す側断面図である。
図1に於て、キー1は、ステアリングコラムに固定され
たハウジング2に内設されたシリンダ錠3に挿入される
キーシャンク4と、キーシャンク4の一端に一体形成さ
れたキーブランク4aをインサートモールドして形成さ
れた把持部5とからなっている。
【0009】シリンダ錠3は、公知の自動車用イグニッ
ションスイッチと同様に、キー1を差し込んだ際にキー
1との機械的暗号が合致すると回動可能となり、かつキ
ー1の回動位置に応じて開閉する機械的接点およびステ
アリングシャフトに係合するロック機構に連結されてい
る。
【0010】このイグニッションスイッチ装置は、シリ
ンダ錠3にキー1を差し込んだ際にシリンダ錠3とキー
1間で電波信号の授受を行い、キー1側から発せられる
コード信号を車両側に予め記憶されている暗証コードと
照合し、互いのコードが一致したならば、正規のキーで
あると判断してエンジンを作動可能にするように構成さ
れている。そのための手段として、シリンダ錠3のキー
挿入口端側を外囲するようにシリンダ錠側信号授受手段
としてのコイル6が設けられると共に、キー側信号授受
手段としてのトランスポンダ7が、キー1の把持部5に
埋設されている。
【0011】キー1側に設けられたトランスポンダ7
は、図2に示されるように、アンテナ7aと、アンテナ
7aと電気的に接続された送受信回路7bと、送受信回
路7bと接続されたICチップ7cとからなり、両端を
丸めた形状で閉じられたガラス管の内部に受容されてい
る。そしてシリンダ錠に設けられたコイル6には、コン
トローラ8が接続されており、このコントローラ8内に
は、コイル6と電気的に接続された送受信回路8aと、
送受信回路8aと接続された制御回路8bと、制御回路
8bと接続されたメモリ回路8cとが設けられている。
また、制御回路8bには、シリンダ錠3に連動するON
位置検出スイッチSWが接続されている。
【0012】このように構成されたイグニッションスイ
ッチ装置にあっては、シリンダ錠3にキーシャンク4を
差し込み、かつ回動して「ON」位置にすると、ON位
置検出スイッチSWが閉じたことが制御回路8bにより
検出され、コントローラ8が駆動状態になり、送受信回
路8aを介してコイル6から電波が発信される。この電
波をトランスポンダ7内のアンテナ7aが受信すると、
電磁誘導作用によってアンテナ7aに起電力が生じる。
この電力を直流に変換して送受信回路7b及びICチッ
プ7cに供給し、両回路7b・7cを駆動する。する
と、ICチップ7c内に予め記憶されている固有コード
に応じた電波信号が、アンテナ7aから発信される。
【0013】アンテナ7aから発信された固有コード信
号を、コイル6が受信したならば、送受信回路8aを介
して制御回路8bに入力する。制御回路8bは、メモリ
回路8cに予め記憶されている暗証コードと、アンテナ
7aからの固有コード信号とを比較照合する。そして固
有コードと暗証コードとが一致したならば、コントロー
ラ8から図示されないエンジン制御回路に許可信号を出
力し、エンジンの作動を可能にする。なお、エンジン制
御回路は、スタータ回路や燃料回路やイグニッション回
路などをオン状態にする機能を備えている。他方、上記
コードが不一致の場合には、エンジンの作動を行わない
ようにする。
【0014】コイル6は、シリンダ錠3のキー差し込み
口側端に装着されたカバー部材9にインサートモールド
されている。このコイル6は、図3に示すように、リー
ド線接続ピン10の基端部が予め圧入にて固着されたボ
ビン11に巻回されており、このボビン11及び接続ピ
ン10ごとカバー部材9にインサートモールドされてい
る。この際、ボビン11の軸線方向外端面並びに径方向
内周面は直接露出しており、径方向外周面及び軸線方向
内端面をもってカバー部材9と一体結合している。これ
により、カバー部材9の軸線方向及び径方向の寸法を極
力小さくすることができる。なおカバー部材9には、コ
ントローラ8からのリード線が接続されたプラグ(図示
せず)を受容するソケット12が接続ピン10の遊端部
周囲に一体成形されている。
【0015】カバー部材9は、シリンダ錠3のキー差し
込み口側端に嵌着されたシリンダキャップ13の外周面
にボビン11の内周面が直接嵌合してシリンダ錠3との
同軸的位置決めがなされる。そしてボビン11の軸線方
向内端から径方向外向きに形成されたフランジ部14の
内面がハウジング2の軸線方向外端に当接して軸線方向
位置決めがなされる。更に、フランジ部14の外周縁か
らハウジング2の端部を囲繞するように延出された拡径
部15の内周面に設けられた突部16が、ハウジング2
の外周面に当接して径方向位置の保持がなされる(図4
参照)。なお、カバー部材9は、軸線方向に突設された
ステー部17をビス止めすることでハウジング2に固定
されている。
【0016】このようにして、カバー部材9をシリンダ
錠3のキー差し込み口側端に装着するだけで、キー1の
差し込み軸線とコイル6との間の高い同軸精度が得られ
る。しかもコイル6及びコイル導線の接続ピン10との
接続部が完全に合成樹脂材に埋設されるので、コイル6
を略完璧に保護することができる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、シリンダ錠
のキー差し込み口の周囲に設けられるカバー部材にコイ
ルをインサートモールドすることにより、キー差し込み
口に対するコイルの位置精度を高めることができる。ま
た、コイル部の防水性、耐損傷性、および耐振動性を高
めることができる。特に、コイルが巻回されるボビンに
接続ピンの基部を固着しておき、このボビンごとインサ
ートモールドすると共に、接続ピンに対するリード線接
続口をカバー部材に一体成形することにより、構成の簡
略化並びにコンパクト化を高度に推進し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたイグニッションスイッチ装
置の側断面図。
【図2】本発明が関わる概略信号授受回路図。
【図3】コイルボビンの単体斜視図。
【図4】コイルがインサートモールドされたカバー部材
の図1に於ける左側面図。
【符号の説明】
1 キー 2 ハウジング 3 シリンダ錠 4 キーシャンク 5 把持部 6 コイル 7 トランスポンダ 8 コントローラ 9 カバー部材 10 接続ピン 11 ボビン 12 ソケット 13 シリンダキャップ 14 フランジ 15 拡径部 16 突部 17 ステー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 - 49/04 E05B 65/12 - 65/42 B60R 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーに設けられたキー側信号授受手段
    と、シリンダ錠に設けられたシリンダ錠側信号授受手段
    とを有し、前記シリンダ錠に前記キーを差し込んだ際の
    前記両信号授受手段間の電波信号の授受によって当該キ
    ーの正否判別を行うようにしてなるロック装置であっ
    て、 前記シリンダ錠側信号授受手段は、前記シリンダ錠の前
    端部にキーの差し込み軸線と同軸配置されたカバー部材
    と、 該カバー部材にインサートモールドされ且つコイルを巻
    回されたボビンと、 該ボビンにその基部が固着された接続ピンと、 該接続ピンの遊端部を囲むべく前記カバー部材に一体成
    形されたソケットとを有することを特徴とするロック装
    置。
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US7960755B2 (en) 2003-11-20 2011-06-14 Qinetiq Limited Strained quantum-well semiconductor devices
US8304810B2 (en) 1999-03-30 2012-11-06 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and semiconductor substrate having selectively etched portions filled with silicon germanium

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