JP3158010B2 - 車両用識別装置 - Google Patents

車両用識別装置

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JP3158010B2
JP3158010B2 JP7622995A JP7622995A JP3158010B2 JP 3158010 B2 JP3158010 B2 JP 3158010B2 JP 7622995 A JP7622995 A JP 7622995A JP 7622995 A JP7622995 A JP 7622995A JP 3158010 B2 JP3158010 B2 JP 3158010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の盗難を防止する
ために用いられる車両用識別装置に関し、特に車両側に
アンテナを設け、操作者が携行する応答手段との間で識
別信号を交信して、操作者の識別を行うことができる車
両用識別装置に関する。
【0001】
【従来の技術】車両の不正解錠による盗難を防止するた
めの車両用キー装置が、特公平4−15141号公報に
開示されている。図8は、前記公報に開示されている車
両用キー装置の構成を示す断面図である。また図9は、
前記車両用キー装置が有する環状コア207の構成を示
す斜視図である。さらに、図10は、前記車両用キー装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【0002】図8を参照して、錠前201にはキー挿入
孔202が形成されており、錠前201のキー挿入孔2
02の入口側には、円環状のロータケース203が固定
されている。ロータケース203の内側には、円筒状の
ロータ204が回動自在に装着されている。このロータ
204には、キー挿入孔202と連通するキー挿入孔2
05が形成されている。このキー挿入孔205は、平板
状のキー206の先端側206aが挿入可能に形成され
ている。また、ロータ204の外周部には、図19に示
されるように、環状コア207が配設されている。この
環状コア207の一端部207aはテーパ状に形成さ
れ、キー挿入孔205の入口端部に露出するようになっ
ている。環状コア207には、ロータコイル208,2
09が同一方向に巻回されている。すなわち、各ロータ
コイル208,209による磁束が相殺されるように、
ロータコイル208,209が環状コア207に互いに
対向して巻回されている。各ロータコイル208,20
9は、図20に示されるように抵抗210を介して周波
数可変発振器211に接続されている。
【0003】周波数可変発振器211は、マイクロコン
ピュータ212からの指示に基づいてロータコイル20
8,209へ情報検出用の信号を供給する。すなわち、
周波数可変発振器211は、信号発生手段として機能し
ている。また、ロータコイル208,209は、増幅器
213、ダイオード214、コンデンサ215およびA
/D(アナログ/デジタル)変換器216を介してマイ
クロコンピュータ212に接続されている。ロータコイ
ル208,209で受信した信号の情報は抵抗210の
電圧降下として検出され、この検出出力が増幅器21
3、ダイオード214およびA/D変換器216を介し
てマイクロコンピュータ212へ供給される。すなわ
ち、抵抗210、増幅器213、ダイオード214およ
びA/D変換器216は、ロータコイル208,209
に伝送された信号を検出する信号検出手段として機能す
る。制御手段としてのマイクロコンピュータ212は、
前記A/D変換器216からの情報を基に、エンジン駆
動部の駆動を制御する。すなわち、A/D変換器216
からの信号による情報と、ROMに予め格納された判定
情報とを比較して、両者の内容が一致したときにのみエ
ンジン駆動部へエンジン駆動許可信号を出力する。
【0004】また、キー206のグリップ206bの先
端部206cは、環状コア207のテーパ面と係合可能
なテーパ状に形成されている。先端部206cの中ほど
には、軸状コア217が装着される。この軸状コア21
7は、キー206がキー挿入孔205内に挿入されたと
きに環状コア207と2箇所で接触して1組の磁気回路
を形成するようになっている。この軸状コア217に
は、キー206がキー挿入孔205内に挿入されたとき
にロータコイル208,209と磁気結合されるキーコ
イル218が巻回されている。キーコイル218は、共
振回路を形成するコイルL1、コンデンサC1に接続さ
れるとともに、同じく共振回路を形成するコイルL2、
コンデンサC2に接続される。各共振回路の共振周波数
がそれぞれ異なるようにコイルL1,L2、コンデンサ
C1,C2の容量が定められる。周波数可変発振器21
1からロータコイル208,209へ情報検出用の信号
が供給されて、キーコイル218に電圧が誘起される。
コイルL1,L2、コンデンサC1,C2は、キーコイ
ル218に誘起された電圧に応答して特定の情報を含む
信号をキーコイル218から発生させる情報発生手段と
して機能する。発生した信号が、増幅器213、ダイオ
ード214、およびA/D変換器216を介してマイク
ロコンピュータ212へ供給されると、これらの情報が
順次マイクロコンピュータ212によって読取られ、判
定用情報と比較される。受信した信号による情報が判定
用情報と一致したときにのみエンジン駆動許可信号を出
力するように構成すれば、所定のキー206をキー挿入
孔205内に挿入したときにのみエンジン駆動を可能と
することができる。これによって、特定のキー206が
キー挿入孔205に挿入されたときのみにエンジンの駆
動が可能となり、不正解錠による車両の盗難を防止する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにキー2
06と当該キー206が挿入される錠前201とに、キ
ーコイル218が巻回された軸状コア217とロータコ
イル208,209が巻回された環状コア207とをそ
れぞれ設ける場合、ロータコイル208,209は比較
的狭い場所に設けられるので、ロータコイル208,2
09の巻数が小さく、このためロータコイル208,2
09で発生する磁界が小さくなる。前述したようにキー
206と錠前201とにコイルを設けた場合は、キー2
06が錠前201のキー挿入孔205に挿入されたとき
に信号の伝送を行うので、比較的、信号の伝送距離は短
い。このような場合には、前記磁界が小さくても信号の
伝送距離が短いので、確実に信号を伝送することがで
き、これによって挿入されたキーが所定のキーであるか
否かを判断することができ、操作者の識別を行うことが
できる。
【0006】一方、前記キー206に設けられるキーコ
イル218が巻回された軸状コア217、およびコイル
L1,L2とコンデンサC1,C2とから成る情報発生
手段は、キー206以外のものに埋め込むこと、たとえ
ばICカードや運転免許証などのカード状の部材に埋め
込むこと、またあるいは腕時計などに埋め込むことも可
能である。ただし、埋め込むものは操作者が車両使用時
に携行することを前提とする。このような場合では、信
号の伝送距離は前述した場合と比較して長くなり、した
がって前記磁界が小さく、信号の伝送を確実に行うこと
ができなくなる。このため、操作者の識別を行うことが
できず、車両を走行させたいにも拘わらず走行させるこ
とができなくなる。
【0007】また、錠前201のキー挿入孔202の入
口側には、付属物であるロータケース203やロータ2
04が設けられ、このロータケース203に印刷された
文字または記号によって、操作者は各種キー操作を確認
することができる。このようなロータケース203およ
びロータ204の外周に、ロータコイル208,209
が巻回された環状コア207が配設される。環状コア2
07は、信号の送受信のためにキー挿入孔202の入口
側に配置するのが好ましいが、このように配置すると、
コイル部分が露出したりして見映えが損なわれる。
【0008】本発明の目的は、車両側に設けられるアン
テナと操作者が携行する応答手段との間で信号の送受信
を確実に行うことができる車両用識別装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両側に設け
られた供給手段が高周波信号を送信し、操作者が携行す
る応答手段が前記高周波信号による誘導起電力によって
当該応答手段に固有の識別コードを返信し、車両側の受
信手段で前記識別コードを受信して当該車両に固有の識
別コードと比較し、両者が一致しないときには車両の走
行を禁止するようにした車両用識別装置において、前記
高周波信号の送信および識別コードの受信のためのアン
テナを、操舵輪に設けることを特徴とする車両用識別装
置である。また本発明は、車両側に設けられた供給手段
が高周波信号を送信し、操作者が携行する応答手段が前
記高周波信号による誘導起電力によって当該応答手段に
固有の識別コードを返信し、車両側の受信手段で前記識
別コードを受信して当該車両に固有の識別コードと比較
し、両者が一致しないときには車両の走行を禁止するよ
うにした車両用識別装置において、前記高周波信号の送
信および識別コードの受信のためのアンテナを、シフト
レバーに設けることを特徴とする車両用識別装置であ
る。
【0010】
【作用】本発明に従えば、車両には供給手段と受信手段
とが設けられ、操作者は応答手段を携行する。供給手段
が高周波信号を送信すると、応答手段は前記高周波信号
による誘導起電力によって当該応答手段に固有の識別コ
ードを返信する。受信手段は、前記識別コードを受信
し、受信した識別コードと当該車両に固有の識別コード
とを比較して、2つの識別コードが一致しないときに
は、たとえば内燃機関の制御装置へ禁止信号を出力して
車両の走行を禁止する。このような車両用識別装置であ
って、前記高周波信号の送信および識別コードの受信の
ためのアンテナは、操蛇輪(ハンドル)に設けられる。
【0011】したがって、従来技術のようにアンテナを
キーの錠前に設けた場合と比較すると、アンテナを比較
的大きく形成することが可能となる。このため、操作者
が、カード状の応答手段を操作者自身の胸ポケットなど
に挿入して携行したり、応答手段を腕時計に埋め込んで
携行したりしたときであっても、上述したようにして操
作者の識別を行うことが可能となる。すなわち、大形化
されたアンテナによって、アンテナと応答手段とが比較
的離れて配置されたときであっても、送信した高周波信
号に応答した識別コードを確実に受信することが可能と
なる。
【0012】本発明に従えば、操蛇輪の内部に、アンテ
ナを被覆して設け、そのアンテナの出力は、前記供給手
段および受信手段に接続され、したがってアンテナが搭
乗者に衝突することはなく、搭乗者がけがをすることは
なく、またアンテナが搭乗者に衝突して破壊されるおそ
れはなく、さらに美観を損なうことはない。また本発明
に従えば、前記アンテナは、シフトレバーに設けられて
もよい。これは、いずれも上述したのと同様の作用によ
って、高周波信号の送信および識別コードの受信を行う
ことができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に基づく車両用識別装置1の
動作原理を説明するためのブロック図である。車両用識
別装置1は、車両2に設けられる供給・受信回路3、制
御回路4およびアンテナ5と、操作者が携行する応答手
段6とを含んで構成される。
【0014】供給・受信回路3は、制御回路4によって
駆動制御され、たとえば図示しない検知手段によってド
アの開閉を検知し、その検知した時点から所定時間だ
け、環状コイルで実現されるアンテナ5から高周波信号
を送信する。アンテナ5の両端子間には、コンデンサC
3が設けられる。応答手段6は、当該応答手段6が有す
るアンテナ8で前記高周波信号を受信すると、すなわち
コイルで実現されるアンテナ8に高周波信号によって所
定値以上の電圧が誘起されると、メモリ7に予め記憶さ
れた当該応答手段6に固有の識別コードが読出され、読
出された識別コードが前記アンテナ8から返信される。
アンテナ8の両端子間には、蓄電用のコンデンサC4が
設けられる。供給・受信回路3は、アンテナ5を介して
前記識別コードを受信する。制御回路4は、受信した識
別コードと車両に固有の識別コードとを比較して、両者
が一致しているか否かを判断する。制御回路4は、両者
が一致していないときには、たとえば内燃機関制御装置
に内燃機関の運転を禁止する禁止信号を出力するなどし
て、車両の走行を禁止するように動作する。
【0015】図2は車体の内装を示す斜視図であり、図
3は車両2の外観を示す斜視図である。本発明は、上述
のようにして動作する車両用識別装置1において、車両
2に取付けられるべきアンテナ5が、ハンドル(操舵
輪)15またはシフトレバー16に設けられることを特
徴とする。以下に各部材にアンテナ5を設けた例につい
て説明する。
【0016】図4は、本発明の前提となる構成を示し、
前記アンテナ5として作用するアンテナ線22を有する
サンバイザ11を示す斜視図である。サンバイザ11
は、サンバイザ本体21、アンテナ線22、被覆部材2
3および支持部材24を含んで構成される。図4に示さ
れるように、サンバイザ本体21の一表面には、金属な
どの導電性を有する材料から成るアンテナ線22が螺旋
状に配設される。アンテナ線22は環状で巻回方向が一
定であれば、円形や三角形などのどのような形状に配設
してもよく、たとえば図示されるようにほぼ矩形状のサ
ンバイザ本体21の周縁に沿って配線が互いに接触しな
いようにして設けられる。
【0017】このようなアンテナ線22を有するサンバ
イザ本体21は、被覆部材23で覆われる。被覆部材2
3で覆われたサンバイザ本体21は、棒状の支持部材2
4および枢軸25によって支持され、支持部材24は車
両本体に取付けられ、枢軸25は車両本体に設けられた
ホルダに嵌め込まれ、矢符26方向に揺動自在となり、
また枢軸25を前記ホルダから外した状態では、矢符2
7方向に揺動自在となる。ここで、前記アンテナ線22
の両端部22aは、棒状の支持部材24内を導かれて前
記供給・受信回路3に接続される。
【0018】図5は、本発明の第1の実施例であり、前
記アンテナ5として作用するアンテナ線54を有するハ
ンドル15を示す正面図である。ハンドル15は、ステ
アリングホイールリング51、ステアリングホイールボ
ス52、ステアリングホイールスポーク53およびアン
テナ線54を含んで構成される。ステアリングホイール
リング51の内部には金属などの導電性を有する材料か
ら成るアンテナ線54が配設される。アンテナ線54の
両端部54aは、ステアリングホイールボス52に導か
れて前記供給・受信回路3に接続される。なお、巻径が
小さくなるけれども、ステアリングホイールボス52内
に前記アンテナ線54を配設することも可能である。
【0019】図6は本発明の第2の実施例であり、前記
アンテナ5として作用するアンテナ線63を有するシフ
トレバー16を示す斜視図である。シフトレバー16
は、支持部材62と、当該支持部材62の一方端部に取
付けられるシフトノブ61とを含んで構成される。操作
者は、シフトノブ61を把持して矢符64で示される予
め定める方向にシフトレバー16を移動させる。これに
よって、変速機の変速操作を行うことができる。
【0020】シフトノブ61および支持部材62内には
金属などの導電性を有する材料から成るアンテナ線63
が配設される。コイル状のアンテナ線63がシフトノブ
61に配設され、当該アンテナ線63の両端部63a
は、支持部材62に導かれて前記供給・受信回路3に接
続される。参照符66で示すアンテナ線63の指向方向
は、鉛直方向65に対して角度θだけ傾斜され、操作者
の方向とされる。
【0021】図7は、本発明の車載用識別装置1が用い
られる車両における車両制御装置101の電気的構成を
示すブロック図である。この車両制御装置101は、車
両の盗難防止機能を備える。車両制御装置101は、大
略的に、内燃機関102を制御する内燃機関制御部10
3と、前記内燃機関制御部103、ラジオ受信機120
およびスタータモータ119を制御する電源制御部10
4とを含んで構成されている。
【0022】各制御部103,104には、定電圧回路
142,123がそれぞれ設けられており、定電圧回路
142へはイグニションキースイッチがIG接点または
ST接点に導通されるとバッテリ143からの電力が供
給され、また定電圧回路123へはバッテリ143から
の電力が常時供給され、このようにして各制御部10
3,104内の各回路が電力付勢される。
【0023】前記内燃機関制御部103は、大略的に、
吸気圧検出器105によって検出された内燃機関102
の吸気圧およびクランク角検出器106によって検出さ
れた内燃機関102の回転速度などに基づいて燃料噴射
量および点火時期を演算し、燃料噴射弁107およびイ
グナイタ141を駆動する。内燃機関制御部103は、
入力インタフェイス回路108〜111と、アナログ/
デジタル変換器112と、マイクロコンピュータなどで
実現される処理回路113と、消去再書込み可能ないわ
ゆるEEPROMなどで実現されるメモリ114と、出
力インタフェイス回路115などを含んで構成されてい
る。
【0024】前記吸気圧検出器105からの出力は、ア
ナログ/デジタル変換器112でデジタル値に変換され
て、処理回路113に読込まれる。また、クランク角検
出器106からのクランクパルスは、入力インタフェイ
ス回路109で波形整形された後、前記処理回路113
に入力される。入力インタフェイス回路108は、前記
電源制御部104からの信号を受信するために設けられ
ている。
【0025】処理回路113にはまた、ニュートラルス
イッチ116およびスタート検出器117からの出力
が、入力インタフェイス回路110,111でそれぞれ
波形整形されて入力される。ニュートラルスイッチ11
6は、自動変速機の変速段がパーキングまたはニュート
ラル位置となると導通する。またスタート検出器117
は、イグニションキースイッチがスタート接点STに導
通されていることを検出する。
【0026】処理回路113は、前記ニュートラルスイ
ッチ116および検出器105,106,117の検出
結果などに基づいて、メモリ114に記憶されているマ
ップデータなどを参照しながら、前記燃料噴射量および
点火時期などを演算し、パワートランジスタなどで実現
される出力インタフェイス回路115を介して、燃料噴
射弁107の開弁時間を制御するとともに、イグナイタ
141を介して、点火プラグ118の点火時期および点
火時間などを制御する。
【0027】電源制御部104は、イグニションキーシ
リンダのキー孔121へのキー122の差込みおよびそ
の角変位操作に応答して、後述するような動作を行う。
【0028】電源制御部104は、定電圧回路123
と、挿入検知器124と、検出器125〜127と、入
力インタフェイス回路128〜131と、処理回路13
2と、出力インタフェイス回路133,134と、メモ
リ135とを備えて構成されている。挿入検知器124
は、キー孔121へのキー122の挿入を検知し、アク
セサリ検出器125はキー122が角変位操作されてA
cc位置に設定されたか否かを検出し、イグニション検
出器126は前記キー122がIG位置に設定されたか
否かを検出し、スタート検出器127は前記キー122
がST位置に設定されたか否かを検出する。前記挿入検
知器124および検出器125〜127の検出結果は、
入力インタフェイス回路128〜131をそれぞれ介し
て処理回路132に入力される。処理回路132は、各
検出器125〜127の検出結果に応答して、後述する
ように出力インタフェイス回路133を介して、ラジオ
受信機120、内燃機関制御部103およびスタータモ
ータ119を電力付勢する。
【0029】図1における供給・受信回路3に相当する
発振・検知回路136は、たとえば第1の実施例で説明
したようにサンバイザ11に設けられるアンテナ線22
として作用するコイル137に、周波数を走査した高周
波信号を与え、この高周波信号に応答した応答手段6に
相当するトランスポンダ138からの識別コードを受信
する。発振・検知回路136で受信した識別コードは、
前記制御回路4に相当する処理回路132に入力され
る。
【0030】また、トランスポンダ138は、前記アン
テナ8として作用するコイル139を有し、コイル13
9の両端子は、当該トランスポンダ138に固有の識別
コードを記憶するメモリ140に接続されている。
【0031】したがって、たとえばキー122がキー孔
121に差込まれたことが挿入検知器124によって検
知されると、発振・検知回路136はコイル137に周
波数を走査した高周波信号を与え、この高周波信号に応
答したトランスポンダ138からの識別コードを受信す
る。
【0032】処理回路132は、こうして検出された識
別コードと、メモリ135に記憶されている識別コード
とが一致している状態で、各検出器125〜127の検
出結果に応答して、ラジオ受信機120、内燃機関制御
部103およびスタータモータ119を駆動する。
【0033】すなわち、キー122が角変位されてAc
c位置にあるときには、ラジオ受信機120を電力付勢
し、IG位置にあるときには前記ラジオ受信機120お
よび内燃機関制御部103を電力付勢し、ST位置にあ
るときには前記ラジオ受信機120の電力付勢を停止す
るとともに、内燃機関制御部103およびスタータモー
タ119を電力付勢する。
【0034】一方、処理回路132は、検出された識別
コードと、メモリ135に記憶されている識別コードと
が一致していないときには、車両の走行を禁止するよう
に内燃機関制御部103を制御する。
【0035】以上のように第1および第2の実施例によ
れば、車両用識別装置1の車両に設けられるアンテナ5
を比較的大きく形成することが可能となる。したがっ
て、大形化したアンテナ5によって、高周波信号を送信
し、当該高周波信号に応答した応答手段6からの識別コ
ードを受信することが可能となり、応答手段6をカード
状とし、当該応答手段6を操作者自身の胸ポケットなど
に収納して携行したり、応答手段6を腕時計に埋め込ん
で携行したりすることが可能となる。特に、第2の実施
例で説明したように、前記アンテナ5をシフトレバー1
6に設けると、応答手段6を腕時計に埋め込んだ場合に
おいて、アンテナ5と応答手段6とが比較的近くなるの
で好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作者の
識別を行うために、操作者が携行する応答手段に向けて
高周波信号を送信し、前記応答手段からの識別コードを
受信するアンテナが操舵輪、またはシフトレバーに設け
られる。したがって、アンテナを比較的大きく形成する
ことができ、前記アンテナと応答手段とが比較的離れて
配置されるときであっても、前記高周波信号の送信およ
び識別コードの受信を確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく車両用識別装置1の動作原理を
説明するためのブロック図である。
【図2】車体の内装を示す斜視図である。
【図3】車両2の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の前提となる構成を示し、アンテナ線2
2を有するサンバイザ11を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例であり、アンテナ線54
を有するハンドル15を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例であり、アンテナ線63
を有するシフトレバー16を示す斜視図である。
【図7】本発明の車両用識別装置1が用いられる車両に
おける車両制御装置101の電気的構成を示すブロック
図である。
【図8】従来の車両用キー装置の構成を示す断面図であ
る。
【図9】前記車両用キー装置の環状コア207の構成を
示す斜視図である。
【図10】前記車両用キー装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 車両用識別装置 2 車両 3 供給・受信回路 4 制御回路 5,8 アンテナ 6 応答手段 7,135,140 メモリ 11 サンバイザ 12 ルームミラー 13,14 風防ガラス 15 ハンドル 16 シフトレバー 17 インストゥルメントパネル 22,54,63 アンテナ線 132 処理回路 136 発振・検知回路 137,139 コイル 138 トランスポンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−21575(JP,A) 特開 平5−91013(JP,A) 特開 平6−199184(JP,A) 特開 平7−61325(JP,A) 実開 平4−22366(JP,U) 登録実用新案3003456(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側に設けられた供給手段が高周波信
    号を送信し、操作者が携行する応答手段が前記高周波信
    号による誘導起電力によって当該応答手段に固有の識別
    コードを返信し、車両側の受信手段で前記識別コードを
    受信して当該車両に固有の識別コードと比較し、両者が
    一致しないときには車両の走行を禁止するようにした車
    両用識別装置において、 前記高周波信号の送信および識別コードの受信のための
    アンテナを、操舵輪に設けることを特徴とする車両用識
    別装置。
  2. 【請求項2】 車両側に設けられた供給手段が高周波信
    号を送信し、操作者が携行する応答手段が前記高周波信
    号による誘導起電力によって当該応答手段に固有の識別
    コードを返信し、車両側の受信手段で前記識別コードを
    受信して当該車両に固有の識別コードと比較し、両者が
    一致しないときには車両の走行を禁止するようにした車
    両用識別装置において、 前記高周波信号の送信および識別コードの受信のための
    アンテナを、シフトレバーに設けることを特徴とする車
    両用識別装置。
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