JP2001270424A - エンジン始動装置及びエンジン車 - Google Patents

エンジン始動装置及びエンジン車

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JP2001270424A
JP2001270424A JP2000085913A JP2000085913A JP2001270424A JP 2001270424 A JP2001270424 A JP 2001270424A JP 2000085913 A JP2000085913 A JP 2000085913A JP 2000085913 A JP2000085913 A JP 2000085913A JP 2001270424 A JP2001270424 A JP 2001270424A
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F & O Systems Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン・イモビライザー付き車両でもキー
レスでエンジンの始動ができ、追加装備が可能のエンジ
ン始動装置の提供。 【解決手段】 エンジン始動装置は、携帯用送信機10
からのエンジン始動指令信号を受信し、ACC擬似信号
S1,IG擬似信号S2及びST擬似信号S3を介して
イグニッションスイッチの信号線L1〜L3にそれぞれ
供給すると共に能動化制御信号Eを小型発信器ユニット
14へ供給する車載受信機12と、予め車両に対応する
固有のコードを記憶し、車載受信機12からの能動化制
御信号Eを受けることによりピックアップアンテナ13
への上記固有コードを含む応答信号を供給する小型発信
器ユニット14とを有する。ユニット14は、車両購入
時に運転者が正規に取得する登録済みのイモビライザー
用キーから取り出した小型発信器14aと、アンテナ1
3と電気的に接続可能で小型発信器14aとの送受信を
行うための中継アンテナ14bと、能動化制御信号Eに
よりアンテナ13と中継アンテナ14aとを電気的に接
続する常開式スイッチ手段14cとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両から遠隔地で
の携帯用送信機等よりエンジンの始動を行うためのエン
ジン始動装置及びエンジン車に関し、特に、イモビライ
ザー(盗難防止装置)付き車両をキーレスでエンジン始動
できるエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の盗難防止のためのエンジン・イモ
ビライザー(盗難防止装置)は、図6に示す如く、予め車
両に対応した固有のコードを記憶した小型発信器(トラ
ンスポンダ)1をグリップ部2に内蔵する車両キー3
と、エンジン始動等の制御を司る車両側エンジン電子制
御ユニット8と電気的に接続し、キーシリンダ4内に組
み込んだ盗難防止電子制御ユニット5と、このユニット
5と電気的に接続し、キーシリンダ4のキーロータ6の
周りに取付けた送受信アンテナ(トランスミッション/
レシーバーアンテナ)7とを有する。
【0003】運転者が車両キー3をキーシリンダ4へ挿
し込み又はその後キーロータ6をイグニッションスイッ
チのACC出力(車両内のアクセサリの電源をパワーオ
ンにするため出力)位置若しくはIG出力(車両内のす
べての電源をパワーオンにするため出力)位置まで回す
と、キーシリンダ4内に設けた専用キー検出スイッチの
検出出力又はACC出力若しくはIG出力がキー検出信
号として出力することにより、これを受けた車両側エン
ジン電子制御ユニット8は盗難防止電子制御ユニット5
へ通信許可信号を供給し、この信号を受けた盗難防止電
子制御ユニット5は送受信アンテナ7介して質問信号を
含む電波を放射し、これを受信する小型発信器1はその
受信電波強度を利用して電源付勢となると共に固有のコ
ードを応答信号として含む電波を返信し、盗難防止電子
制御ユニット5又は車両側エンジン電子制御ユニット8
は受信した応答信号の適否を判断して、一致のときはエ
ンジン始動許可信号を発生し、不一致のときはエンジン
始動許可信号を発生しないものである。このため、車両
に対応した固有のコードを持つ車両キー3の挿し込みに
より自動的にその適否の照合が行われるため、不正なキ
ーやイグニッションスイッチの直結によってはエンジン
が始動せず、車両の盗難を有効的に防止することができ
る。
【0004】他方、車両エンジンを、遠隔地点から始動
制御するための無線式エンジン始動装置が実用化されて
いる。この無線式エンジン始動装置は、携帯用送信機か
らのエンジン始動指令信号を受信し、ACC出力,IG
(イグニッション)出力及びセルモータを起動するため
のST(スタータ)出力に相当する複数の擬似信号をイ
グニッションスイッチの信号線に供給する車載受信機を
有するものである。車両キーをキーシリンダに挿し込ん
で回さなくても、携帯用送信機からエンジン始動指令信
号を発信させるだけで、エンジンが始動し、運転者が乗
車する以前に予め暖気運転や車内冷暖房器による温度調
節が可能である。この種の無線式エンジン始動装置は車
両製造段階での標準装備に限らず、車載受信機をキーシ
リンダから延びる出力線に電気的に接続する作業だけ
で、随時的に追加装備できるオプションメリットがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
無線式エンジン始動装置を上記のエンジン・イモビライ
ザー付き車両に追加装備する場合、エンジン・イモビラ
イザー付き車両では車両キーの実際の挿し込み操作が必
須であるのに対し、無線式エンジン始動装置では遠隔地
にてエンジン始動指令信号の発信によりエンジン始動を
キーレス操作で実現できることから、両者の併備は相矛
盾し、両立は不可能である。また、携帯用無線機を用い
ず、エンジン始動指令信号を時限発生するタイマーエン
ジン始動装置も知られているが、これも車両キーを用い
ずにエンジンを始動するものであるから、同様の問題が
あった。
【0006】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、エンジン・イモビライザー付き車両でもキーレスで
エンジンの始動ができ、追加装備が可能のエンジン始動
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の講じた手段は、予め車両に対応するコード
を持つ車両キーに見立てた模擬体(小型発信器ユニッ
ト)と、車両キーの挿し込み操作によるキー検出信号に
見立てた擬似信号と共に前記模擬体を一時的に活性化さ
せるための能動化制御信号を生成するためのエンジン始
動指令手段とを設けたところにある。
【0008】即ち、本発明は、予め車両に対応するコー
ドを記憶した小型発信器を内蔵する車両キーのキーシリ
ンダへの挿し込みに基づき発生するキー検出信号によ
り、盗難防止電子制御部がキーシリンダに設けた送受信
アンテナを介して質問信号を含む電波を放射し、これを
受信する前記小型発信器が上記コードを応答信号として
含む電波を返信し、盗難防止電子制御部又は車両側エン
ジン電子制御手段が送受信アンテナを介して受信した応
答信号の適否を判断して、一致のときはエンジン始動許
可信号を発生するようになった車両盗難防止システムを
備えるエンジン始動装置において、上記コードを記憶
し、能動化制御信号を受けることにより上記盗難防止電
子制御部への前記コードを含む応答信号の送出が可能の
小型発信器ユニットと、エンジン始動指令信号の受信又
は発生に基づき、キー検出信号に相当する第1の擬似信
号及び能動化制御信号を送出すると共に、イグニッショ
ンスイッチの少なくともIG出力及びST出力に相当す
る第2及び第3の擬似信号を当該イグニッションスイッ
チの信号線へそれぞれ送出するエンジン始動指令手段
と、を備えることを特徴とする。キー検出信号に相当す
る第1の擬似信号とは、例えば、ACC擬似信号でもI
G擬似信号(第2の擬似信号)でも構わない。また、第
1の擬似信号は、キーシリンダ内に専用のキー挿入検出
スイッチを有するエンジン・イモビライザー付き車両で
は、その検出出力に相当する擬似信号である。また、車
両側エンジン電子制御手段と盗難防止電子制御部とが一
体の電子制御部でも構わない。
【0009】エンジン始動指令手段がエンジン始動指令
信号を受信又は発生すると、エンジン始動指令手段はキ
ー検出信号に相当する第1の擬似信号及び能動化制御信
号を送出するため、この第1の擬似信号により、又は第
1の擬似信号を受けた車両側エンジン電子制御部が盗難
防止電子制御部へ通信許可信号を送出することにより、
盗難防止電子制御部が直接又は受信アンテナを介して間
接的に、質問信号を小型発信器ユニットへ送出すると共
に、能動化制御信号を受けた小型発信器ユニットが活性
化して、質問信号に対して記憶されたコードを含む応答
信号を返信するので、応答信号を受信した盗難防止電子
制御部又は車両側エンジン電子制御手段がその応答信号
に含まれるコードの適否を判断し、一致のときはエンジ
ン始動許可信号が発生する。これと共に、エンジン始動
指令手段がイグニッションスイッチの少なくともIG出
力及びST出力に相当する第2及び第3の擬似信号を当
該イグニッションスイッチの信号線へそれぞれ供給する
ため、セルモータが起動してエンジンが始動する。ま
た、運転者が所持する車両キーをキーシリンダに実際挿
し込んで回すことによっても、コード照合が実現できる
ので、エンジン・イモビライザー付き車両の盗難防止機
能を損なうことがない。
【0010】この模擬体は、ピックアップアンテナ付き
のものと、ピックアップアンテナ無しのものとに大別で
きる。ピックアップアンテナ付きのものは、ピックアッ
プアンテナを送受信アンテナの放射電波の受信範囲に設
け、小型発信器ユニットはそのピックアップアンテナを
介して応答信号を送受信アンテナへ送出する。小型発信
器ユニットは、車両購入時に運転者が正規に取得する登
録済みのイモビライザー用キー(メインキー及び複数個
のサブキー)のうちの1つのキーから取り出した小型発
信器と、ピックアップアンテナと電気的に接続可能で上
記小型発信器との送受信を行うための中継アンテナと、
能動化制御信号によりピックアップアンテナと中継アン
テナとを電気的に接続するスイッチ手段と、を有する構
成とすることができる。ピックアップアンテナ付きのも
のは、盗難防止電子制御部と送受信アンテナとが一体的
なユニット構成となっている場合に採用するのが適切で
ある。
【0011】スイッチ手段は、車載用受信機から能動化
制御信号を受けると、初めてピックアップアンテナと中
継アンテナとを電気的に接続するため、小型発信器ユニ
ットと盗難防止電子制御部との通信が可能となる。ピッ
クアップアンテナと中継アンテナとの電気的接続が恒常
的である場合には、車両キーをキーシリンダに挿し込ん
だとき、車両キーと盗難防止電子制御部との通信の外
に、小型発信器ユニットと盗難防止電子制御部との通信
も成立し、バッティング状態の不具合を招くが、スイッ
チ手段を設けることにより、そのバッティング状態を回
避できる。
【0012】通常、イモビライザー用の車両キーでは、
クリップ部内にキー本体とは非接触で小型発信器が埋め
込まれているものであるから、登録済みのコードを記憶
した小型発信器を簡単に取り出すことができ、この取り
出された小型発信器を小型発信器ユニットの部品として
移植実装できるため、登録済みコードを車両販売店など
から聞き出す手間や不正行為と疑われる虞れもあるコー
ドの解読作業が不要となる。
【0013】ここで、更なるセキュリティ性を発揮させ
るために、能動化制御信号をオン・オフ信号ではなく、
シリアル又はパラレルの符号化信号とし、小型発信器ユ
ニットの構成として、ピックアップアンテナと電気的に
接続した変復調回路と、この変復調回路と電気的に接続
し、上記符号化信号を受けて質問信号に対する応答信号
を発信する応答回路と、を有するものとする。不正者が
ピックアップアンテナと小型発信器ユニットとを電気的
に直結すると共にイグニッションスイッチの直結などで
キー検出信号を発生させた場合でも、符号化信号が判明
しない限り、小型発信器ユニットが能動化しないため、
小型発信器ユニットと盗難防止電子制御部との通信自体
が実現せず、エンジンの始動が起こらない。
【0014】他方、ピックアップアンテナ無しのものと
しては、小型発信器ユニットは、車両キーに内蔵される
小型発信器と、盗難防止電子制御部と電気的に接続可能
で小型発信器との送受信を行うための中継アンテナと、
能動化制御信号により盗難防止電子制御部と中継アンテ
ナとを電気的に接続するスイッチ手段と、を有する。送
受信アンテナを介することなく、盗難防止電子制御部と
小型発信器との直接通信が実現する。また、能動化制御
信号は符号化信号であって、小型発信器ユニットは、盗
難防止電子制御部と電気的に接続した変復調回路と、こ
の変復調回路と電気的に接続し、符号化信号を受けて前
記質問信号に対する応答信号を発信する応答回路と、を
有する構成を採用できる。ピックアップアンテナ無しの
ものは、盗難防止電子制御部と送受信アンテナとが分離
した構成となっている場合に採用するのが適切である。
【0015】ピックアップアンテナの取付け位置は送受
信アンテナの放射電波の受電範囲内になければならない
が、コラムカバーで支持し送受信アンテナに臨ませても
良いが、取付けの簡便性や運転操作の邪魔防止、また放
射電波の指向範囲内に収まるようにすべく、キーシリン
ダの露出端面側に固定すべき貼付式アンテナであること
が望ましい。このアンテナはコイルアンテナで良い。
【0016】エンジン・イモビライザー付き車両では正
規の運転者が乗車したことを前提にする防犯システムで
あることから、標準装備であろうと追加装備であろう
と、無人でエンジンが始動するエンジン始動装置の装備
は防犯上の一部欠点と言える。勿論、無人でエンジン始
動を行わせるか、乗車した後、エンジン始動を行うか
は、運転者(車両所有者)自身の自己責任に拠るもので
あるが、上記の一部欠点を補完するために、本発明は、
車両の特定部分に加わる振動,騒音,光等の物理量の強
度を検出する異常発生検出センサと、エンジン始動後、
この異常発生検出センサの出力が閾値を超えるときは上
記第2の擬似信号の供給を強制的に解除する第1のIG
出力解除手段と、を有することを特徴とする。エンジン
始動後、運転者が乗車する迄の期間、不正者がドア等を
突き破り、運転席に侵入し、車両を盗まんとする場合
は、異常発生検出センサがその侵入に伴う振動,騒音,
光等の物理的強度を検出するため、第1のIG出力解除
手段が第2の擬似信号の供給を強制解除するので、エン
ジンが停止し、車両の乗り逃げを防止できる。
【0017】エンジン始動指令手段は携帯用送信機から
のエンジン始動指令信号を受信する車載用受信機でも良
いし、エンジン始動指令信号を時限発生するタイマーエ
ンジン始動装置でも良い。
【0018】エンジン始動指令手段が車載用受信機であ
る場合においては次の構成を採用することが適切であ
る。即ち、本発明は、ドアの開閉を検出するためのドア
センサと、エンジン始動後、ドアセンサの検出出力が開
扉状態のときに第2の擬似信号の供給を強制的に解除
し、携帯送信機からのドア・アンロック指令信号が送出
されている場合、エンジン始動後、ドアセンサの検出出
力が開扉状態のときは前記第2の擬似信号の供給を所定
時間だけ時限延長して解除する第2のIG出力解除手段
と、を有する構成を採用する。エンジンが始動した場
合、通常、正規の運転者がまだ乗車しない期間を意味す
るが、その隙に不正者がドアをこじ開けて車両に侵入し
ようとしても、このときドアセンサが作動し、第2のI
G出力解除手段が第2の擬似信号の供給を強制的に解除
し、エンジンが強制停止するため、車両の乗り逃げを防
止できる。また、携帯送信機からのドア・アンロック指
令信号が送出されている場合で、エンジン始動後、ドア
が開いたときは、正規の運転者がまさに乗車せんとする
ことを意味するため、第2のIG出力解除手段が第2の
擬似信号の供給を所定時間だけ時限延長して解除するの
で、その延長期間(例えば30秒間)内に運転者が乗車
して車両キーを挿し込んでIG出力位置までキーロータ
を回し終えると、第2の擬似信号の供給が解除されて
も、IG出力が断ち切れることなく、エンジンは停止せ
ずに、運転者はそのまま車両を運行できる。勿論、延長
期間内に上記の操作を行わない場合には、防犯上、エン
ジンが停止する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態を
添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の
実施形態に係るエンジン始動装置の構成を示すブロック
図である。
【0020】本例のエンジン始動装置は車両の盗難防止
のためのエンジン・イモビライザ(盗難防止装置)を有し
ており、このエンジン・イモビライザは、エンジン始動
等の制御を司る車両側エンジン電子制御ユニット(エン
ジンECU)8と電気的に接続し、キーシリンダ4内に
組み込んだ盗難防止電子制御ユニット(イモビライザE
CU)5と、このユニット5と電気的に接続し、キーシ
リンダ4のキーロータ6の周りに取付けた送受信アンテ
ナ(トランスミッション/レシーバーアンテナ)7とを
備える。また、エンジン始動装置は無線式エンジン始動
装置であって、携帯用送信機10からのエンジン始動指
令信号を受信し、キーシリンダ4内のイグニッションス
イッチのACC出力に相当するACC擬似信号S1,I
G(イグニッション)出力に相当するIG擬似信号S2
及びセルモータを起動するためのST(スタート)出力
に相当するST擬似信号S3をリード線を介してイグニ
ッションスイッチの信号線L1,L2.L3にそれぞれ
供給するための車載受信機12を有する。なお、Lは車
載バッテリの給電線である。そして、本例のエンジン始
動装置は、図6に示すような、予め車両に対応した固有
のコードを固定又は書き換え可能に記憶した小型発信器
(トランスポンダ)1をグリップ部2に内蔵する車両キ
ー3の外に、この小型小型発信1の車両内設置用模擬体
として、送受信アンテナ7の放射電波の受電範囲内に設
けたピックアップアンテナ13と、予め車両に対応する
固有のコードを記憶し、車載受信機12からの能動化制
御信号Eを受けることによりピックアップアンテナ13
への上記固有コードを含む応答信号を供給する小型発信
器ユニット14を有している。
【0021】この模擬体としての小型発信器ユニット1
4は、車両購入時に運転者が正規に取得する登録済みの
イモビライザー用キー(メインキー及び複数個のサブキ
ー)のうちの1つのキーから取り出した小型発信器14
aと、ピックアップアンテナ13と電気的に接続可能で
小型発信器14aとの送受信を行うための中継アンテナ
14bと、能動化制御信号Eによりピックアップアンテ
ナ13と中継アンテナ14aとを電気的に接続する常開
式スイッチ手段14cと、を有する構成である。
【0022】ピックアップアンテナ13は、キーシリン
ダ4の露出端面側におけるキーロータ6の周りに貼り付
けた貼付式コイルアンテナであり、貼付前は、コイルア
ンテナ本体に粘着層を介して剥離紙を貼着ものである。
このため、剥離紙を剥離することだけで、ピックアップ
アンテナ13をワンタッチでキーローター6の周りに取
付け固定できる。また、コイルアンテナがこの位置にあ
ると、送受信アンテナ7の電波指向領域内であるため、
通信が良好である。更に、コイルアンテナの中央穴には
キー孔6aが露出しているため、車両キーの挿し込みの
邪魔にならない。ただ、キーローター6に刻印されたイ
グニッションスイッチの回動位置を表示する印「OF
F」又は「LOCK」,「ACC」,「ON」,「S
T」が隠れてしまうので、コイルアンテナの表面には、
上記の印「OFF」又は「LOCK」,「ACC」,
「ON」,「ST」が付したものが好ましい。
【0023】本例のエンジン始動装置は、ハンドブレー
キポジション,パーキングポジション,ロックポジショ
ンなど状態でのみエンジン始動が可能なように、始動安
全検出センサ16を備える外、車両の特定部分(例えば
ドア)に加わる振動,騒音,光等の物理的強度を検出す
る異常発生検出センサ17を備えると共に、エンジン始
動後、この異常発生検出センサ17の検出出力が閾値を
超えるときはIG擬似信号S2の供給を強制的に解除す
る第1のIG出力解除手段12aを車載受信機12内に
有している。この車載受信機12は受信部の外マイクロ
コンピュータ(MPU)を内蔵する制御装置である。
【0024】次に上記エンジン始動装置の動作につき図
3を参照しつつ説明する。車両から送信範囲内の遠隔地
において、運転者が携帯用送信機10からエンジン始動
指令信号Iを発信させると、このエンジン始動指令信号
Iを受信する車載用受信機12は、キー検出信号に相当
するACC擬似信号S1及びIG擬似信号S2をリード
線を介してイグニッションスイッチの信号線L1,L2
にそれぞれ供給すると共に、小型発信器ユニット14へ
能動化制御信号Eを供給する。エンジン電子制御部8が
擬似信号S1,S2を受け取ると、車両側エンジン電子
制御ユニット8はキーシリンダ側に組み込まれた盗難防
止電子制御ユニット5へ通信許可信号Rを送出し、盗難
防止電子制御ユニット5は送受信アンテナ7を介して質
問信号を含む電波を放射する。他方、能動化制御信号A
を受けた小型発信器ユニット14では常開式スイッチ手
段14cが閉成するため、ピックアップアンテナ13か
らの質問信号を小型発信器14aが受信し、小型発信器
14aが質問信号に対して記憶されたコードを含む応答
信号を返信する通信期間Cが成立するので、応答信号を
受信した盗難防止電子制御ユニット5がその応答信号に
含まれるコードの適否を判断し、一致のときはエンジン
電子制御ユニット8へエンジン始動許可信号を供給す
る。なお、車両側エンジン電子制御ユニット8がコード
適否を判断し、エンジン始動許可信号を発生する構成で
も良い。その直後、車載用受信機12がイグニッション
スイッチのST出力に相当するST擬似信号S3をリー
ド線を介して出力線L3へ供給するため、セルモータが
起動してエンジンが始動する。勿論、エンジン始動指令
信号Iは車両に対応する固有の符号化信号であることか
ら、車載用受信機12がその照合を行うため、車載用受
信機12が異なる符合化信号を受信した場合には能動化
制御信号Eと擬似信号S1,S2を生成しないので、エ
ンジンの始動が起こらず、車両盗難を防止できる。
【0025】また、運転者が所持する車両キーをキーシ
リンダ7に実際挿し込んで回すことによっても、コード
照合が実現できるので、エンジン・イモビライザー付き
車両の盗難防止機能を損なうことがない。特に、車載用
受信機12から一定期間内だけの小型発信器ユニット1
4へ能動化制御信号Eが供給されて、この期間内のみ常
開式スイッチ手段14cが閉成状態であり、その後は開
成状態に戻り、ピックアップアンテナ13と小型発信器
14aとが電気的に断ち切れるので、車両キーでエンジ
ン始動を行う場合には、通信がバッティングせず、エン
ジン・イモビライザー付き車両の盗難防止機能を損なう
ことがない。
【0026】エンジン始動後、運転者が乗車する迄の期
間、不正者がドア等を突き破り、運転席に侵入し、車両
を盗まんとする場合は、異常発生検出センサ17がその
侵入に伴う振動,騒音,光等の物理的強度を検出し、異
常検出信号Tを出力するため、車載用受信機12の第1
のIG出力解除手段12aがACC擬似信号S1,IG
擬似信号S2の供給を強制解除するので、エンジンが停
止し、車両の乗り逃げを防止できる。
【0027】なお、上記の例はピックアップアンテナ1
3を備える模擬体であるが、ピックアップアンテナ13
を具備しない模擬体でも構わない。ピックアップアンテ
ナ無しのものとしては、、盗難防止電子制御ユニット5
とスイッチ14cとを接続する。送受信アンテナ7を介
さずに、盗難防止電子制御ユニット5小型発信ユニット
14との直接通信が実現する。ピックアップアンテナ無
しのものは、盗難防止電子制御部5と送受信アンテナ7
とが分離した構成となっている場合に採用するのが適切
である。
【0028】図4は、本発明の第2の実施形態に係るエ
ンジン始動装置の構成を示すブロック図である。図4に
おいて、図1に示す部分と同一部分には同一参照符号を
付し、その説明は省略する。
【0029】本例における小型発信器ユニット15は、
ピックアップアンテナ13と電気的に接続した変復調回
路15aと、この変復調回路15aと電気的に接続し、
シリアル符号化信号としての能動化制御信号E′を受け
て質問信号に対する応答信号を発信する応答回路15b
とを有している。即ち、実施形態1のように、車両購入
時に運転者が正規に取得する登録済みのイモビライザー
用キー(メインキー及び複数個のサブキー)のうちの1
つのキーから取り出した小型発信器を用いることなし
に、予め車両に対応するコードを記憶させた応答回路1
5bを構成したものであり、特定の符号化した能動化制
御信号E′を受けると、応答回路15bが活性化して、
盗難防止電子制御ユニット5との通信が成立するもので
ある。
【0030】実施形態1では、不正者がピックアップア
ンテナ13と中継アンテナ14bとを電気的に直結する
と共にイグニッションスイッチの直結などでキー検出信
号を発生させた場合、小型発信器14aと盗難防止電子
制御ユニット5との通信が成立し、エンジンが始動して
しまう虞れがあるが、本例では、特定の符号化した能動
化制御信号E′を小型発信器ユニット15に加えない限
り、小型発信器ユニット15が能動化しないため、小型
発信器ユニット15と盗難防止電子制御ユニット5との
通信自体が成立せず、エンジンの始動が起こらない。セ
キュリティ性の向上に資する。
【0031】本例の場合も、ピックアップアンテナ13
を具備しない模擬体としても構わない。かかる場合は、
小型発信器ユニット15と車両盗難防止電子制御ユニッ
ト5とを接続する。
【0032】通常の車両には、図4に示すように、安全
上、ドアの開閉を検出するためのドアセンサ18が備わ
っているものであるが、本例ではその検出出力が車載用
受信機12に導入されている。また、車載用受信機12
は携帯用送信機10からのドア・アンロック指令信号を
受けて、ドアのアンロック制御を行うようになってい
る。そして本例の車載用受信機12は、エンジン始動
後、ドアセンサ18の検出出力が開扉状態のときにAC
C擬似信号S1,IG擬似信号S2の供給を強制的に解
除するが、エンジン始動後、ドア・アンロック指令信号
があった場合、ドアセンサ18の検出出力が開扉状態の
ときはACC擬似信号S1,IG擬似信号S2の供給を
所定時間(約30秒間)だけ時限延長して解除する第2
のIG出力解除手段12bを有している。
【0033】図5に示すように、前述した動作順序によ
りエンジンが始動すると、通常、正規の運転者がまだ乗
車しない期間を意味するが、その隙に不正者がドアをこ
じ開けて車両に侵入しようとしても、このときドアセン
サ18が作動し、第2のIG出力解除手段12bがAC
C擬似信号S1,IG擬似信号S2の供給を強制的に解
除するため、エンジンが強制停止するので、車両の乗り
逃げを防止できる。また、エンジン始動後、ドア・アン
ロック指令信号がある場合、正規の運転者が乗車するこ
とを意味するため、第2のIG出力解除手段12bがA
CC擬似信号S1,IG擬似信号S2の供給を30秒間
だけ時限延長して解除するので、その延長期間内に運転
者が乗車して車両キーを挿し込んでIG出力位置までキ
ーロータを回し終えると、ACC擬似信号S1,IG擬
似信号S2の供給が解除されても、IG出力が断ち切れ
ることなく、エンジンは停止せずに、運転者はそのまま
車両を運行できる。その勿論、延長期間内に上記の操作
を行わない場合には、防犯上、エンジンが停止する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、予め車
両に対応するコードを持つ車両キーに見立てた模擬体
(小型発信器ユニット)と、車両キーの挿し込み操作に
よるキー検出信号に見立てた擬似信号と共に前記模擬体
を一時的に活性化させるための能動化制御信号を生成す
るためのエンジン始動指令手段とを設けたことを特徴と
するため、次のような効果を奏する。
【0035】 エンジン・イモビライザー付き車両で
もキーレスでエンジンの始動ができ、追加装備が可能の
エンジン始動装置を提供できる。また、運転者が所持す
る車両キーをキーシリンダに実際挿し込んで回すことに
よっても、コード照合が実現できるので、セキュリティ
性を確保できる。
【0036】 小型発信器ユニットとしては、車両キ
ーに内蔵される小型発信器と、中継アンテナと、能動化
制御信号によりピックアップアンテナ又は盗難防止電子
制御部と中継アンテナとを電気的に接続するスイッチ手
段とを有する構成とすることができる。スイッチ手段
は、車載用受信機から能動化制御信号を受けると、初め
てピックアップアンテナ又は盗難防止電子制御部と中継
アンテナとを電気的に接続し、小型発信器ユニットと盗
難防止電子制御部との通信が可能となるため、車両キー
と盗難防止電子制御部との通信とバッティングすること
がない。また、イモビライザー用の車両キーでは、クリ
ップ部内にキー本体とは非接触で小型発信器が埋め込ま
れているものであるから、登録済みのコードを記憶した
小型発信器を簡単に取り出すことができ、この取り出さ
れた小型発信器を小型発信器ユニットの部品として移植
実装できるため、登録済みコードを車両販売店などから
聞き出す手間や不正行為と疑われる虞れもあるコードの
解読作業が不要となる。
【0037】 また、能動化制御信号をオン・オフ信
号ではなく、シリアル又はパラレルの符号化信号とし、
小型発信器ユニットの構成として、ピックアップアンテ
ナ又は車両盗難防止電子制御部と電気的に接続した変復
調回路と、この変復調回路と電気的に接続し、上記符号
化信号を受けて質問信号に対する応答信号を発信する応
答回路と、を有する構成とする場合、不正者がピックア
ップアンテナ又は車両盗難防止電子制御部と小型発信器
ユニットとを電気的に直結すると共にイグニッションス
イッチの直結などでキー検出信号を発生させた場合で
も、符号化信号が判明しない限り、小型発信器ユニット
が能動化しないため、小型発信器ユニットと盗難防止電
子制御部との通信自体が実現せず、エンジンの始動が起
こらない。セキュリティ性を高めることができる。
【0038】 ピックアップアンテナがキーシリンダ
の露出端面側に固定すべき貼付式アンテナである場合、
取付けの簡便性や運転操作の邪魔防止は勿論のこと、放
射電波の指向範囲内に確実に収まるので、ピックアップ
アンテナと盗難防止電子制御部との通信を確実化でき
る。
【0039】 更にセキュリティ性を高めるため、車
両の特定部分に加わる振動,騒音,光等の物理的強度を
検出する異常発生検出センサと、第1のIG出力解除手
段と、を有する構成とする場合、エンジン始動後、運転
者が乗車する迄の期間、不正者がドア等を突き破り、運
転席に侵入し、車両を盗まんとする場合は、異常発生検
出センサがその侵入に伴う振動,騒音,光等の物理量の
強度を検出するため、第1のIG出力解除手段が第2の
擬似信号の供給を強制解除するので、エンジンが停止
し、車両の乗り逃げを防止できる。
【0040】 ドアの開閉を検出するためのドアセン
サと、第2のIG出力解除手段と、を有する構成とする
場合、エンジン始動後、不正者がドアをこじ開けて車両
に侵入しようとしても、このときドアセンサが作動し、
第2のIG出力解除手段が第2の擬似信号の供給を強制
的に解除し、エンジンが強制停止するため、車両の乗り
逃げを防止できる。また、エンジン始動後、ドア・アン
ロック指令信号がある場合、第2のIG出力解除手段が
第2の擬似信号の供給を所定時間だけ時限延長して解除
するので、その延長期間内に運転者が乗車して車両キー
を挿し込んでIG出力位置までキーロータを回し終える
と、第2の擬似信号の供給が解除されても、IG出力が
断ち切れることなく、エンジンは停止せずに、運転者は
そのまま車両を運行できる。勿論、延長期間内に上記の
操作を行わないときには、防犯上、エンジンが停止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエンジン始動装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は同エンジン始動装置におけるピックア
ップアンテナの取付態様を示す側面図、(b)は同ピッ
クアップアンテナの取付態様を示す斜視図、(c)は同
ピックアップアンテナの取付態様を示す平面図である。
【図3】同エンジン始動装置の動作順序を示すタイミン
グチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るエンジン始動装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】同エンジン始動装置の動作順序を示すタイミン
グチャートである。
【図6】車両の盗難防止のためのエンジン・イモビライ
ザー(盗難防止装置)を示す概念図である。
【符号の説明】
1…小型発信器(トランスポンダ) 2…グリップ部 3…車両キー 4…キーシリンダ 5…盗難防止電子制御ユニット(イモビライザECU) 6…キーロータ 6a…キー孔 7…送受信アンテナ(トランスミッション/レシーバー
アンテナ) 8…車両側エンジン電子制御ユニット(エンジンEC
U) 10…携帯用送信機 12…車載受信機 12a…第1のIG出力解除手段 12b…第2のIG出力解除手段 13…ピックアップアンテナ 14,15…小型発信器ユニット 14a…小型発信器 14b…中継アンテナ 14c…常開式スイッチ手段 14cと、を有する構成である。 15a…変復調回路 15b…応答回路 16…始動安全検出センサ 17…異常発生検出センサ 18…ドアセンサ S1…ACC擬似信号 S2…IG擬似信号 S3…ST擬似信号 L1,L2.L3…イグニッションスイッチの信号線 L…車載バッテリの給電線 I…エンジン始動指令信号 E,E′…能動化制御信号 R…通信許可信号 C…通信期間 T…異常検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 380 F02D 45/00 380 F02N 11/08 F02N 11/08 U 15/00 15/00 F Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB66 CC27 EE10 FF24 FF27 FF36 HH02 JJ03 KK03 LL00 SS01 SS04 SS05 SS08 3G084 BA28 CA01 DA03 DA04 DA28 EA07 EA11 EB06 EC01 FA00 FA36

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め車両に対応するコードを記憶した小
    型発信器を内蔵する車両キーのキーシリンダへの挿し込
    みに基づき発生するキー検出信号により、盗難防止電子
    制御部が前記キーシリンダに設けた送受信アンテナを介
    して質問信号を含む電波を放射し、これを受信する前記
    小型発信器が前記コードを応答信号として含む電波を返
    信し、前記盗難防止電子制御部又は車両側エンジン電子
    制御手段が送受信アンテナを介して受信した前記応答信
    号の適否を判断して、一致のときはエンジン始動許可信
    号を発生するようになった車両盗難防止システムを備え
    るエンジン始動装置において、 前記コードを記憶し、能動化制御信号を受けることによ
    り前記盗難防止電子制御部への前記コードを含む応答信
    号の送出が可能の小型発信器ユニットと、エンジン始動
    指令信号の受信又は発生に基づき、前記キー検出信号に
    相当する第1の擬似信号及び前記能動化制御信号を送出
    すると共に、イグニッションスイッチの少なくともIG
    出力及びST出力に相当する第2及び第3の擬似信号を
    当該イグニッションスイッチの信号線へそれぞれ送出す
    るエンジン始動指令手段と、を備えることを特徴とする
    エンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記送受信アンテナ
    の放射電波の受信範囲に設けたピックアップアンテナを
    有し、前記小型発信器ユニットは前記ピックアップアン
    テナを介して前記応答信号を前記送受信アンテナへ送出
    することを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記小型発信器ユニ
    ットは、前記車両キーに内蔵される前記小型発信器と、
    前記ピックアップアンテナと電気的に接続可能で前記小
    型発信器との送受信を行うための中継アンテナと、前記
    能動化制御信号により前記ピックアップアンテナと前記
    中継アンテナとを電気的に接続するスイッチ手段と、を
    有することを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記能動化制御信号
    は符号化信号であって、前記小型発信器ユニットは、前
    記ピックアップアンテナと電気的に接続した変復調回路
    と、この変復調回路と電気的に接続し、前記符号化信号
    を受けて前記質問信号に対する前記応答信号を発信する
    応答回路と、を有することを特徴するエンジン始動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記小型発信器ユニ
    ットは、前記車両キーに内蔵される前記小型発信器と、
    前記盗難防止電子制御部と電気的に接続可能で前記小型
    発信器との送受信を行うための中継アンテナと、前記能
    動化制御信号により前記盗難防止電子制御部と前記中継
    アンテナとを電気的に接続するスイッチ手段と、を有す
    ることを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記能動化制御信号
    は符号化信号であって、前記小型発信器ユニットは、前
    記盗難防止電子制御部と電気的に接続した変復調回路
    と、この変復調回路と電気的に接続し、前記符号化信号
    を受けて前記質問信号に対する前記応答信号を発信する
    応答回路と、を有することを特徴するエンジン始動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に
    おいて、前記ピックアップアンテナは、前記キーシリン
    ダの露出端面側に固定すべき貼付式アンテナであること
    を特徴とするエンジン始動装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に
    おいて、前記ピックアップアンテナがコイルアンテナで
    あることを特徴とするエンジン始動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に
    おいて、車両の特定部分に加わる振動,騒音,光等の物
    理的強度を検出する異常発生検出センサと、エンジン始
    動後、この異常発生検出センサの検出出力が閾値を超え
    るときは前記第2の擬似信号の供給を強制的に解除する
    第1のIG出力解除手段と、を有することを特徴とする
    エンジン始動装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一項
    において、前記エンジン始動指令手段は携帯用送信機か
    らの前記エンジン始動指令信号を受信する車載用受信機
    であることを特徴とするエンジン始動装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項9のいずれか一項
    において、前記エンジン始動指令手段は前記エンジン始
    動指令信号を時限発生するタイマーエンジン始動装置で
    あることを特徴とするエンジン始動装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、ドアの開閉を検
    出するためのドアセンサと、エンジン始動後、前記ドア
    センサの検出出力が開扉状態のときに前記第2の擬似信
    号の供給を強制的に解除し、前記携帯送信機からのドア
    ・アンロック指令信号が送出されている場合、エンジン
    始動後、前記ドアセンサの検出出力が開扉状態のときは
    前記第2の擬似信号の供給を所定時間だけ時限延長して
    解除する第2のIG出力解除手段と、を有することを特
    徴とするエンジン始動装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項11のいずれか一
    項に規定するエンジン始動装置を備えて成ることを特徴
    とするエンジン車。
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