JP2001018754A - 車両用電子キー装置 - Google Patents

車両用電子キー装置

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JP2001018754A
JP2001018754A JP19631399A JP19631399A JP2001018754A JP 2001018754 A JP2001018754 A JP 2001018754A JP 19631399 A JP19631399 A JP 19631399A JP 19631399 A JP19631399 A JP 19631399A JP 2001018754 A JP2001018754 A JP 2001018754A
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portable device
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electronic key
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Takashi Yoshizawa
隆 吉沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の盗難防止性能を向上させた車両用電子
キー装置を提供する。 【解決手段】 イグニッションノブがステアリングロッ
ク位置から他の位置に回されると、携帯機へリクエスト
信号を送信するとともに携帯機から第1IDを受信し、
受信した第1IDを予め登録されているIDと照合し、
第1IDが登録IDと一致したらステアリングロック機
構15を解除するとともに、エンジンの作動を許可する
ための第2IDを出力する。そして、エンジン制御手段
16によって、出力された第2IDを予め記憶している
IDと照合し、一致の照合結果が得られたらエンジンの
作動を許可する。つまり、ステアリングロックの解除操
作時とエンジンの始動操作時とで、別個のIDを用いて
それぞれ登録IDと照合を行い、一致した場合のみステ
アリングロックの解除とエンジンの作動を許可するよう
にしたので、車両用電子キー装置の防盗性能を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジン始
動に用いる電子キー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】専用IDを有するICカードを所定のホ
ルダーに挿入してイグニッションノブを回すと、ICカ
ードのIDを予め登録されているIDと照合し、両者が
一致したらステアリングロック機構を解除してエンジン
を始動可能にする車両用電子キー装置が知られている
(例えば、特開平8−282440号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両用電子キー装置では、いったんステアリン
グロック機構が解除されたら何の制約もなくエンジン始
動が可能になるため、ステアリングロックせずにイグニ
ッションノブがアクセサリー位置(ACC位置)にある状
態で乗員が車から離れた場合には、ICカードがなくて
も乗員以外の誰でもエンジンを始動することができる。
【0004】本発明の目的は、車両の盗難防止性能を向
上させた車両用電子キー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の構成を示
す図1〜図3に対応づけて請求項1〜3の発明を説明す
ると、 (1) 請求項1の発明は、携帯機1と車載装置5とか
ら成る車両用電子キー装置であって、携帯機1に、車載
装置5からリクエスト信号を受信してステアリングロッ
クを解除するための第1IDを車載装置5へ送信する第
1通信手段2,3を備え、車載装置5に、携帯機1へリ
クエスト信号を送信するとともに携帯機1から第1ID
を受信する第2通信手段6,7,14と、ステアリング
ホイールをロックするステアリングロック位置、車両の
アクセサリー機器へ電源を供給するアクセサリー位置、
エンジンを作動させるイグニッションオン位置、およ
び、エンジンを始動するエンジンスタート位置のいずれ
かにイグニッションノブ20を設定可能なイグニッショ
ンスイッチ8〜10と、イグニッションノブ20がステ
アリングロック位置から他の位置に回されると、第2通
信手段6,7,14により携帯機1へリクエスト信号を
送信するとともに携帯機1から第1IDを受信し、受信
した第1IDを予め登録されているIDと照合し、第1
IDが登録IDと一致したらステアリングロック機構1
5を解除するとともに、エンジンの作動を許可するため
の第2IDを出力するキー制御手段14と、キー制御手
段14から出力された第2IDを予め記憶しているID
と照合し、一致の照合結果が得られたらエンジンの作動
を許可するエンジン制御手段16とを備える。 (2) 請求項2の車両用電子キー装置は、キー制御手
段14によって、イグニッションノブ20がイグニッシ
ョンオン位置からアクセサリー位置へ戻された後に、ふ
たたびイグニッションオン位置またはエンジンスタート
位置へ回されると、第2通信手段6,7,14により携
帯機1へリクエスト信号を送信するとともに携帯機1か
ら第1IDを受信し、受信した第1IDを予め登録され
ているIDと照合し、第1IDが登録IDと一致したら
第2IDを出力するようにしたものである。 (3) 請求項3の車両用電子キー装置は、車載装置5
に、車両ドアの開放を検出するドア開検出手段13を備
え、キー制御手段14によって、ドア開検出手段13に
より車両ドアの開放が検出され、且つイグニッションノ
ブ20がイグニッションオン位置からアクセサリー位置
へ戻された後に、ふたたびイグニッションオン位置また
はエンジンスタート位置へ回されると、第2通信手段
6,7,14により携帯機1へリクエスト信号を送信す
るとともに携帯機1から第1IDを受信し、受信した第
1IDを予め登録されているIDと照合し、第1IDが
登録IDと一致したら第2IDを出力するようにしたも
のである。一実施の形態の変形例の構成を示す図11お
よび図12に対応づけて請求項4の発明を説明すると、 (4) 請求項4の発明は、携帯機1Aに、コイルの相
互誘導作用により車載装置5Aと通信を行う第3通信手
段であって、車載装置5Aから送信されたリクエスト信
号による誘導起電力を用いて車載装置5Aに第1IDを
送信する第3通信手段21を備えるとともに、車載装置
5Aに、コイルの相互誘導作用により携帯機1Aと通信
を行う第4通信手段であって、携帯機1Aへリクエスト
信号を送信するとともに、携帯機1Aから第1IDを受
信する第4通信手段25を備え、キー制御手段14によ
って、第2通信手段6,7,14と携帯機1Aの第1通
信手段2,3との間の通信が不能な場合は、第4通信手
段25と携帯機1Aの第3通信手段21とを介して通信
を行うようにしたものである。
【0006】上述した課題を解決するための手段の項で
は、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を
用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定され
るものではない。
【0007】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、キー
制御手段によって、イグニッションノブがステアリング
ロック位置から他の位置に回されると、携帯機へリクエ
スト信号を送信するとともに携帯機から第1IDを受信
し、受信した第1IDを予め登録されているIDと照合
し、第1IDが登録IDと一致したらステアリングロッ
ク機構を解除するとともに、エンジンの作動を許可する
ための第2IDを出力する。そして、エンジン制御手段
によって、出力された第2IDを予め記憶しているID
と照合し、一致の照合結果が得られたらエンジンの作動
を許可する。つまり、ステアリングロックの解除操作時
とエンジンの始動操作時とで、別個の第1IDと第2I
Dを用いてそれぞれ登録IDと照合を行い、一致した場
合のみステアリングロックの解除とエンジンの作動を許
可するようにしたので、車両用電子キー装置の防盗性能
を向上させることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、イグニッションノブ
がイグニッションオン位置からアクセサリー位置へ戻さ
れた後に、ふたたびイグニッションオン位置またはエン
ジンスタート位置へ回されると、携帯機へリクエスト信
号を送信するとともに携帯機から第1IDを受信し、受
信した第1IDを予め登録されているIDと照合し、第
1IDが登録IDと一致したら第2IDを出力するよう
にしたので、乗員がイグニッションノブをアクセサリー
位置にしたままで車両を離れた時に、乗員以外の携帯機
を所持しない者によりエンジンの始動操作がなされて
も、携帯機が保持するIDの再照合によりエンジンの作
動は許可されず、車両の盗難を確実に防止することがで
きる。 (3) 請求項3の発明によれば、車両ドアの開放が検
出され、且つイグニッションノブがイグニッションオン
位置からアクセサリー位置へ戻された後に、ふたたびイ
グニッションオン位置またはエンジンスタート位置へ回
されると、携帯機へリクエスト信号を送信するとともに
携帯機から第1IDを受信し、受信した第1IDを予め
登録されているIDと照合し、第1IDが登録IDと一
致したら第2IDを出力する。運転席ドアが開けられて
いなければ、携帯機を所持する運転席乗員は搭乗したま
まであるから、携帯機との間でIDの照合をやり直す必
要はなく、この第3の発明によれば、車両ドアが開放さ
れた場合にのみ、エンジン再始動操作時に携帯機とのI
D照合をやり直すようにしたので、無用な処理を省くこ
とができる。 (4) 請求項4の発明によれば、携帯機の第1通信手
段がバッテリーの残量切れにより通信不能になっても、
応急的に携帯機と車載装置との間で通信を行うことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は一実施の形態の車載装置の
構成を示し、図2は携帯機の構成を示す。一実施の形態
の車両用電子キー装置は、図1に示す車載装置5と図2
に示す携帯機1とから構成される。まず図2において、
車両用電子キー装置の携帯機1は、乗員が携帯しやすい
例えばカード型に形成される。携帯機1にはアンテナ
2、コントローラー3およびバッテリー4が内蔵されて
いる。コントローラー3はCPU3aと不揮発性メモリ
3bなどの周辺部品から構成され、アンテナ2を介して
車載装置5からリクエスト信号を受信し、不揮発性メモ
リ3bに記憶されているステアリングロックを解除する
ためのID1を送信する。バッテリー4はコントローラ
ー3に電力を供給するための交換可能な電池である。な
お、車両側には携帯機1を収納するホルダーなどは設置
されず、乗員は車両に搭乗しても携帯機1を携帯したま
までよい。
【0009】この明細書において、エンジンの作動許可
とは、エンジンがすでに運転中の場合は運転の継続を許
可し、エンジンが停止中の場合はエンジンの始動と運転
を許可するものである。また、エンジンの作動不許可ま
たは作動禁止とは、エンジンがすでに運転中の場合は運
転を停止し、エンジンが停止中の場合はエンジンの始動
と運転を禁止するものである。
【0010】次に図1において、車載の電子キー装置5
は送信用アンテナ6、受信機7、各種スイッチ8〜1
3、および電子キーコントローラー14を備えている。
送信用アンテナ6は運転席乗員のシートあるいは運転席
天井部に設置され、携帯機1へリクエスト信号を送信す
る。受信機7はリヤーパーセルなどに設置され、アンテ
ナ7aを介して携帯機1から送信されるステアリングロ
ック解除用ID1を受信する。
【0011】スイッチ8〜10は、図3に示すイグニッ
ションノブ20の回転に連動して作動するイグニッショ
ンスイッチである。ステアリングホイールをロックする
LOCK位置からイグニッションノブ20を押し込みながら
回すと、アクセサリーACC位置、イグニッションオンON
位置、エンジンスタートST位置に設定することができ
る。なお、イグニッションノブ20のACC位置は、車両
の空調装置(不図示)やオーディオ装置(不図示)など
のアクセサリー機器を作動させるための位置であり、ON
位置はエンジンを作動させるための位置、ST位置はエン
ジンスターター(不図示)によりエンジンを始動するた
めの位置である。ノブスイッチ8は、イグニッションノ
ブ20がLOCK位置以外の位置にあるときにオン(閉路)
し、イグニッションオン(IGN ON)スイッチ9はイグニ
ッションノブ20がON位置またはST位置に設定されると
オン(閉路)する。また、エンジンスタートスイッチ1
0はイグニッションノブ20がST位置に設定されるとオ
ン(閉路)する。
【0012】スイッチ11,12は自動変速機(不図
示)のシフトレバーの位置を検出するスイッチであり、
パーキングスイッチ11はシフトレバーがパーキングP
位置にある時にオン(閉路)し、ニュートラルスイッチ
12はシフトレバーがニュートラルN位置にある時にオ
ン(閉路)する。また、スイッチ13はドア開放検知ス
イッチであり、運転席ドアが開放されるとオン(閉路)
する。
【0013】電子キーコントローラー14は、CPU1
4aと不揮発性メモリ14bなどの周辺部品を備え、送
信用アンテナ6を介して携帯機1へリクエスト信号を送
信し、受信機7を介してステアリングロック解除用ID
1を受信する。そして、携帯機1から送られたID1を
メモリ14bに予め登録してあるIDと照合し、両者が
一致したらステアリングロック機構15を制御してステ
アリングホイールのロックを解除し、エンジンコントロ
ーラー16へエンジンの作動を許可するID2を送信す
る。ステアリングロック機構15は、アクチュエーター
によりステアリングシャフトに設けた孔にロックバーを
挿入し、ステアリングシャフトの回転を拘束する。エン
ジンコントローラー16は、CPU16aと不揮発性メ
モリ16bなどの周辺部品を備え、電子キーコントロー
ラー14から送られたエンジン作動許可用ID2をメモ
リ16bに予め登録されているIDと照合し、両者が一
致したらエンジンの作動を許可する。
【0014】図4および図5は電子キー制御プログラム
を示すフローチャート、図6は携帯機1のID1送信プ
ログラムを示すフローチャート、図7はエンジン作動許
可制御プログラムを示すフローチャートである。これら
のフローチャートにより、一実施の形態の動作を説明す
る。電子キーコントローラー14のCPU14aは、イ
グニッションノブ20が操作されるとこの電子キー制御
プログラムの実行を開始する。ステップ1において、ノ
ブスイッチ8によりイグニッションノブ20がLOCK位置
から回されたことが検出されるとステップ2へ進む。LO
CK位置にあるイグニッションノブ20を押し込みながら
ON位置側に回す操作は、ステアリングロックを解除する
ための操作である。ステアリングロックの解除操作がな
された場合は、ステップ2で、送信用アンテナ6を介し
て携帯機1へリクエスト信号を送信する。
【0015】携帯機1のCPU3aは、アンテナ2を介
して車載装置5からリクエスト信号を受信したら図6に
示すID1送信プログラムを実行し、ステップ20でメ
モリ3bに予め記憶されているステアリングロック解除
用ID1を読み出し、アンテナ2を介して車載装置5へ
送信する。
【0016】電子キーコントローラー14は、ステップ
3で携帯機1から送られたステアリングロック解除用I
D1を受信し、続くステップ4で携帯機1のID1をメ
モリ14bの登録IDと照合する。ステップ5で携帯機
1のID1が登録IDであればステップ6へ進み、携帯
機1のID1が登録IDでない場合、あるいは携帯機1
からID1を受信できなかった場合は処理を終了する。
携帯機1のID1が登録IDの場合は、ステップ6で、
ステアリングロック機構15によりステアリングホイー
ルのロックを解除する。続くステップ7で、イグニッシ
ョンスイッチ9によりイグニッションノブ20がON位置
またはST位置に回されたか、すなわちエンジンの始動操
作がなされたか否かを検出する。イグニッションノブ2
0によりエンジンの始動操作が行われたらステップ8へ
進み、エンジンコントローラー16へエンジン作動許可
用ID2を送る。
【0017】エンジンコントローラー16のCPU16
aは、電子キーコントローラー14からエンジン作動許
可用ID2を受信したら図7の制御プログラムを実行す
る。ステップ21において、電子キーコントローラー1
4から送られたID2を予めメモリ16bに登録されて
いるIDと照合する。続くステップ22で電子キーコン
トローラー14から送られたID2が登録IDであれば
ステップ23へ進み、エンジンの作動を許可する。一
方、登録IDでない場合はステップ24へ進み、エンジ
ンの作動を禁止する。エンジンの作動禁止方法は、例え
ば燃料噴射装置(不図示)によりエンジンへの燃料の供
給を停止したり、点火制御装置(不図示)により点火を
停止する方法がある。
【0018】エンジンコントローラー16へエンジン作
動許可用ID2を送信したら、電子キーコントローラー
14のCPU14aは、図5のステップ9でイグニッシ
ョンスイッチ9がオフしているか、すなわちイグニッシ
ョンノブ20がACC位置に戻されてエンジンが停止され
たかどうかを確認する。イグニッションノブ20がACC
位置に戻されたらステップ10へ進み、ノブスイッチ8
がオフしているか、つまりイグニッションノブ20がLO
CK位置に戻されたかどうかを確認する。イグニッション
ノブ20がLOCK位置に戻されたらステップ11へ進み、
ステアリングロック機構15によりステアリングホイー
ルをロックして処理を終了する。イグニッションノブ2
0がACC位置に設定されたままの時はステップ12へ進
む。ステップ12では、イグニッションスイッチ9によ
りイグニッションノブ20がON位置またはST位置に回さ
れたか、すなわちふたたびエンジンの始動操作が行われ
たかどうかを確認する。
【0019】イグニッションノブ20がACC位置まで戻
されてエンジンが停止した後に、ふたたびエンジンの始
動操作が行われたら携帯機1との間でID1の照合をや
り直す。つまり、ステップ13でアンテナ6から携帯機
1へリクエスト信号を送信する。携帯機1はリクエスト
信号を受信すると、図6に示すID1送信プログラムを
実行し、ステップ20でメモリ3bからID1を読み出
してアンテナ2から送信する。電子キーコントローラー
14のCPU14aは、図5のステップ14で携帯機1
から送信されたID1を受信し、続くステップ15でメ
モリ14aに記憶されている登録IDと照合する。ステ
ップ16で携帯機1から送られたID1が登録IDと一
致していない場合、あるいは携帯機1からID1を受信
できなかった場合は、エンジンコントローラー16へエ
ンジン作動許可ID2を送信せずに処理を終了する。
【0020】エンジン再始動操作後の携帯機1とのID
1の照合の結果、携帯機1から登録されているID1を
受信した場合は、ステップ8へ進み、エンジンコントロ
ーラー16へエンジン作動許可用ID2を送る。その
後、上述したようにエンジンコントローラー16でID
2の照合が行われ、電子キーコントローラー14から送
ったID2が登録IDと一致したらエンジンの作動が許
可される。
【0021】このように、イグニッションノブ20によ
りステアリングロックの解除操作が行われた時に、携帯
機1との間でステアリングロック解除用ID1の照合を
行い、携帯機1のID1が車載装置5の登録IDと一致
したらステアリングロックを解除する。次に、イグニッ
ションノブ20によりエンジンの始動操作が行われた時
に、エンジンコントローラー16へエンジン作動許可用
ID2を送る。エンジンコントローラー16ではID2
を登録IDと照合し、両者が一致していたらエンジンの
作動を許可する。つまり、ステアリングロックの解除操
作時とエンジンの始動操作時とで、別個のIDを用いて
それぞれ登録IDと照合を行い、一致した場合のみステ
アリングロックの解除とエンジンの作動を許可するよう
にしたので、車両用電子キー装置の防盗性能を向上させ
ることができる。
【0022】また、イグニッションノブ20がACC位置
に戻されてエンジンが停止した後に、ふたたびイグニッ
ションノブ20によりエンジンの始動操作がなされた場
合は、携帯機1を所有する正規の乗員によるエンジン始
動操作かどうかを確認するために、携帯機1との間でI
D1の照合をやり直す。携帯機1のID1が登録IDと
一致しない場合、あるいは携帯機1からID1を受信で
きなかった場合は、イグニッションノブ20によりエン
ジンの始動操作を行った者は正規の車両の乗員ではない
と判断し、エンジンコントローラー16へエンジン作動
許可用ID2を送らずに処理を終了するようにした。こ
れにより、乗員がイグニッションノブ20をACC位置に
したままで車両を離れた時に、乗員以外の携帯機1を所
持しない者によりエンジンの始動操作がなされても、携
帯機1が保持するID1の再照合によりエンジンの作動
は許可されず、車両の盗難を確実に防止できる。
【0023】《一実施の形態の変形例》自動変速機のシ
フト位置と運転席ドアの開閉をエンジンの作動許可を与
える条件とした変形例を説明する。なお、この変形例の
構成は図1から図3に示す構成と同様であり、図示と説
明を省略する。
【0024】図8〜図10は、変形例の電子キー制御プ
ログラムを示すフローチャートである。これらのフロー
チャートにより、変形例の動作を説明する。電子キーコ
ントローラー14のCPU14aは、イグニッションノ
ブ20が操作されるとこの電子キー制御プログラムの実
行を開始する。ステップ31において、ノブスイッチ8
によりイグニッションノブ20がLOCK位置から回され
た、つまりイグニッションノブ20によりステアリング
ロックの解除操作が行われたことが検出されるとステッ
プ32へ進む。ステップ32では、送信用アンテナ6を
介して携帯機1へリクエスト信号を送信する。
【0025】携帯機1は、アンテナ2を介して車載装置
5からリクエスト信号を受信したら図6に示すID1送
信プログラムを実行し、ステップ20でメモリ3bに予
め記憶されているステアリングロック解除用ID1を読
み出し、アンテナ2を介して車載装置5へ送信する。
【0026】電子キーコントローラー14は、ステップ
33で携帯機1から送信されたステアリングロック解除
用ID1を受信し、続くステップ34で携帯機1から送
られたID1をメモリ14bの登録IDと照合する。ス
テップ35で携帯機1のID1が登録IDであればステ
ップ36へ進み、携帯機1のID1が登録IDでない場
合、あるいは携帯機1からID1を受信できなかった場
合は処理を終了する。携帯機1のID1が登録IDの場
合は、ステップ36でステアリングロック機構15によ
りステアリングホイールのロックを解除する。続くステ
ップ37で、イグニッションスイッチ9によりイグニッ
ションノブ20がON位置またはST位置に回されたか、す
なわちエンジンの始動操作が行われたか否かを検出す
る。イグニッションノブ20によりエンジンの始動操作
がなされたらステップ38へ進み、パーキングスイッチ
11により自動変速機のシフトレバーがパーキングP位
置にあるかどうかを確認する。シフトレバーがパーキン
グP位置になければエンジンコントローラー16へエン
ジン作動許可用ID2を送信せずに処理を終了する。シ
フトレバーがパーキングP位置にある場合はステップ3
9へ進み、エンジンコントローラー16へエンジン作動
許可用ID2を送る。
【0027】エンジンコントローラー16のCPU16
aは、電子キーコントローラー14からエンジン作動許
可用ID2を受信したら図7の制御プログラムを実行す
る。ステップ21において、電子キーコントローラー1
4から受信したID2を予めメモリ16bに登録されて
いるIDと照合する。続くステップ22で電子キーコン
トローラー14から送られたID2が登録IDであれば
ステップ23へ進み、エンジンの作動を許可する。一
方、登録IDでない場合はステップ24へ進み、エンジ
ンの作動を禁止する。
【0028】エンジンコントローラー16へエンジン作
動許可用ID2を送信したら、電子キーコントローラー
14のCPU14aは、図9のステップ41でイグニッ
ションスイッチ9がオフしているか、すなわちイグニッ
ションノブ20がACC位置に戻されてエンジンが停止さ
れたかどうかを確認する。イグニッションノブ20がAC
C位置に戻されたらステップ42へ進み、ノブスイッチ
8がオフしているか、つまりイグニッションノブ20が
LOCK位置に戻されたかどうかを確認する。イグニッショ
ンノブ20がLOCK位置に戻されたらステップ47へ進
み、ステアリングロック機構15によりステアリングホ
イールをロックして処理を終了する。一方、イグニッシ
ョンノブ20がACC位置に設定されたままの時はステッ
プ43へ進む。
【0029】ステップ43ではドアスイッチ13により
運転席ドアが開放されたかどうかを確認する。運転席ド
アが開放されたら図10のステップ51へ進み、開放さ
れていなければステップ44へ進む。まず、運転席ドア
が開放されていない場合は、ステップ44で、イグニッ
ションスイッチ9によりイグニッションノブ20がON位
置またはST位置に回されたか、すなわちふたたびエンジ
ンの始動操作がなされたかどうかを確認する。エンジン
の始動操作がなされていない場合はステップ43へ戻
り、エンジンの始動操作がなされた場合はステップ45
へ進む。ステップ45では、パーキングスイッチ11と
ニュートラルスイッチ12によりシフトレバーがパーキ
ングP位置またはニュートラルN位置にあるかどうかを
確認する。シフトレバーがP位置またはN位置にあれば
図8のステップ39へ戻り、エンジンコントローラー1
6へエンジン作動許可用ID2を送信する。
【0030】このように、イグニッションノブ20がAC
C位置に戻されてエンジンが停止した後に、運転席ドア
が開放されていない場合は運転席乗員が搭乗したままで
あると判断し、ふたたびイグニッションノブ20による
エンジンの始動操作が行われた時に、携帯機1とのID
1の照合をせずに、エンジンコントローラー16へエン
ジン作動許可用ID2を送る。運転席ドアが開けられて
いなければ、携帯機1を所持する運転席乗員は搭乗した
ままであるから、携帯機1との間でID1の照合をやり
直す必要はなく、無用な処理を省くことができる。また
この時、シフトレバーがPまたはN位置になければエン
ジン作動許可用ID2を送信しないようにしたので、エ
ンジン再始動時の安全性を向上させることができる。
【0031】イグニッションノブ20がACC位置まで戻
されてエンジンが停止し、運転席ドアが開放された後
に、ふたたびエンジンの始動操作が行われた場合は、携
帯機1との間でID1の照合をやり直す。図10のステ
ップ51でイグニッションスイッチ9によりイグニッシ
ョンノブ20がON位置またはST位置に回されたか、つま
りエンジンの再始動操作が行われたか否かを確認する。
イグニッションノブ20によりエンジンの再始動操作が
行われたらステップ52へ進み、パーキングスイッチ1
1により自動変速機のシフトレバーがパーキングP位置
にあるかどうかを確認する。シフトレバーがパーキング
P位置にない場合はステップ54へ進み、ノブスイッチ
8によりイグニッションノブ20がLOCK位置に戻された
かどうかを確認する。イグニッションノブ20がLOCK位
置に戻されたらステップ55へ進み、ステアリングロッ
ク機構15によりステアリングホイールをロックして処
理を終了する。イグニッションノブ20がLOCK位置に戻
されていない場合はステップ51へ戻る。
【0032】一方、シフトレバーがパーキングP位置に
ある場合はステップ56へ進み、アンテナ6から携帯機
1へリクエスト信号を送信する。携帯機1はリクエスト
信号を受信すると、図6に示すID1送信プログラムを
実行し、ステップ20でメモリ3bからID1を読み出
してアンテナ2から送信する。電子キーコントローラー
14のCPU14aは、図10のステップ57で携帯機
1から送信されたID1を受信し、続くステップ58で
メモリ14aに記憶されている登録IDと照合する。ス
テップ59で携帯機1のID1が登録IDと一致してい
ない場合、あるいは携帯機1からID1を受信できなか
った場合は、エンジンコントローラー16へエンジン作
動許可用ID2を送信せずに処理を終了する。一方、携
帯機1のID1が登録IDと一致した場合は図8のステ
ップ39へ進み、エンジンコントローラー16へエンジ
ン作動許可用ID2を送る。
【0033】このように、イグニッションノブ20がAC
C位置に戻されてエンジンが停止した後に運転席ドアが
開放された場合は、イグニッションノブ20によりエン
ジンの再始動操作がなされた時に、携帯機1を所有する
乗員によるエンジンの再始動操作かどうかを確認するた
めに、携帯機1との間でID1の照合をやり直す。携帯
機1のID1が登録IDと一致しない場合、あるいは携
帯機1からID1を受信できなかった場合は、エンジン
コントローラー16へエンジン作動許可用ID2を送ら
ずに処理を終了する。これにより、乗員がイグニッショ
ンノブ20をACC位置にしたままで車両を離れた時に、
乗員以外の携帯機1を所持しない者によりエンジンの始
動操作が行われても、携帯機1が保持するID1の照合
によりエンジンの作動は許可されず、車両の盗難を確実
に防止できる。
【0034】《一実施の形態の変形例》上述した一実施
の形態とその変形例では、携帯機1のバッテリー4の残
量がなくなると車載装置5との通信が不能になり、ステ
アリングロック解除とエンジン始動が不能になる。そこ
で、携帯機1のバッテリー4の残量切れ時に応急的にス
テアリングロック解除とエンジン始動を行うようにした
変形例を説明する。
【0035】図11は変形例の車載装置5Aの構成を示
し、図12は変形例の携帯機1Aの構成を示す。なお、
図1および図2と同様な機器に対しては同一の符号を付
して相違点を中心に説明する。まず図12において、携
帯機1Aは、アンテナ2、コントローラー3およびバッ
テリー4の他に、トランスポンダー21を備えている。
トランスポンダー21は、コイル22、コンデンサー2
3および不揮発性メモリ24から構成される。コイル2
2は、車載装置5Aのコイル26との間の相互誘導作用
により車載装置5Aと通信を行うアンテナとして機能す
る。すなわち、車載装置5Aからリクエスト信号を受信
し、車載装置5Aへステアリングロック解除用ID1を
送信する。コンデンサー23は、車載装置5Aのクエス
ト信号をコイル22で受信した時にコイル22に誘起さ
れる起電力を蓄電し、ステアリングロック解除用ID1
を送信する時の送信電力として利用する。メモリ24に
は予めステアリングロック解除用ID1が記憶されてい
る。
【0036】図11において、この変形例の車載装置5
Aには、携帯機1のバッテリー4の残量切れ時に応急的
に携帯機1のトランスポンダー21と通信を行うための
トランスポンダー送受信機25が設置され、電子キーコ
ントローラー14と接続される。トランスポンダー送受
信機25の設置場所は、例えば次のような場所が考えら
れる。携帯機1のホルダーを設け、そのホルダー内にト
ランスポンダー送受信機25を設置する。応急時に携帯
機1Aをホルダーに挿入すると、ホルダー内のトランス
ポンダー送受信機25のコイル26と携帯機1Aのコイ
ル22との間で相互誘導作用が発生し、携帯機1Aと車
載装置5Aとの間で通信を行うことができ、車載装置5
Aは携帯機1Aからステアリングロック解除用ID1を
受信する。
【0037】また、イグニッションノブ20を抜き差し
可能にするとともに、応急時にイグニッションノブ20
を抜いて携帯機1を挿入可能にする。そして、イグニッ
ションノブ機構内にトランスポンダー送受信機25を設
置する。応急時に携帯機1Aをイグニッションノブ機構
内に挿入すると、イグニッションノブ機構内のトランス
ポンダー送受信機25のコイル26と携帯機1Aのコイ
ル22との間で相互誘導作用が発生し、携帯機1Aと車
載装置5Aとの間で通信を行うことができ、車載装置5
Aは携帯機1Aからステアリングロック解除用ID1を
受信する。
【0038】車載装置5Aの電子コントローラー14
は、通常の送受信機6,7による携帯機1Aとの通信が
不能な場合は、トランスポンダー送受信機25のコイル
26にリクエスト信号を供給し、携帯機1Aのコイル2
2との間で相互誘導作用を発生させ、通信を行わせる。
そして、携帯機1Aからステアリングロック解除用ID
1を受信し、ステアリングロックの解除とエンジンの始
動処理を行う。
【0039】なお、この変形例において、携帯機1Aの
トランスポンダー21と車載装置5Aのトランスポンダ
ー送受信機25との間で行われるステアリングロック解
除用ID1の送受信以外の動作は、上述した一実施の形
態とその変形例と同様であり、図示と説明を省略する。
【0040】なお、車載装置5Aのトランスポンダー送
受信機25の設置場所はこの変形例に示す設置場所に限
定されず、携帯機1Aのトランスポンダー21と通信が
可能な場所であればどこでもよい。
【0041】また、上述した変形例では運転席ドアの開
閉をエンジンの作動許可を与える条件としたが、運転席
ドアを含む車両のいずれかのドアの開閉をエンジンの作
動許可を与える条件としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の車載装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 一実施の形態の携帯機の構成を示す図であ
る。
【図3】 イグニッションノブを示す図である。
【図4】 車載装置の電子キー制御プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図5】 図4に続く、車載装置の電子キー制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図6】 携帯機のID1送信プログラムを示すフロー
チャートである。
【図7】 エンジンコントローラーのエンジン作動許可
プログラムを示すフローチャートである。
【図8】 変形例の車載装置の電子キー制御プログラム
を示すフローチャートである。
【図9】 図8に続く、変形例の車載装置の電子キー制
御プログラムを示すフローチャートである。
【図10】 図9に続く、変形例の車載装置の電子キー
制御プログラムを示すフローチャートである。
【図11】 変形例の車載装置の構成を示す図である。
【図12】 変形例の携帯機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯機 2 アンテナ 3 携帯機コントローラー 3a CPU 3b メモリ 4 バッテリー 5 車載装置 6 アンテナ 7 受信機 7a アンテナ 8 ノブスイッチ 9 イグニッションスイッチ 10 スタートスイッチ 11 パーキングスイッチ 12 ニュートラルスイッチ 13 運転席ドアスイッチ 14 電子キーコントローラー 14a CPU 14b メモリ 15 ステアリングロック機構 16 エンジンコントローラー 16a CPU 16b メモリ 20 イグニッションノブ 21 トランスポンダー 22 コイル 23 コンデンサー 24 メモリ 25 トランスポンダー送受信機 26 コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯機と車載装置とから成る車両用電子キ
    ー装置であって、 前記携帯機に、前記車載装置からリクエスト信号を受信
    してステアリングロックを解除するための第1IDを前
    記車載装置へ送信する第1通信手段を備え、 前記車載装置に、前記携帯機へリクエスト信号を送信す
    るとともに前記携帯機から第1IDを受信する第2通信
    手段と、 ステアリングホイールをロックするステアリングロック
    位置、車両のアクセサリー機器へ電源を供給するアクセ
    サリー位置、エンジンを作動させるイグニッションオン
    位置、および、エンジンを始動するエンジンスタート位
    置のいずれかにイグニッションノブを設定可能なイグニ
    ッションスイッチと、 前記イグニッションノブがステアリングロック位置から
    他の位置に回されると、前記第2通信手段により前記携
    帯機へリクエスト信号を送信するとともに前記携帯機か
    ら第1IDを受信し、受信した第1IDを予め登録され
    ているIDと照合し、第1IDが登録IDと一致したら
    ステアリングロック機構を解除するとともに、エンジン
    の作動を許可するための第2IDを出力するキー制御手
    段と、 前記キー制御手段から出力された第2IDを予め記憶し
    ているIDと照合し、一致の照合結果が得られたらエン
    ジンの作動を許可するエンジン制御手段とを備えること
    を特徴とする車両用電子キー装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用電子キー装置にお
    いて、 前記キー制御手段は、前記イグニッションノブがイグニ
    ッションオン位置からアクセサリー位置へ戻された後
    に、ふたたびイグニッションオン位置またはエンジンス
    タート位置へ回されると、前記第2通信手段により前記
    携帯機へリクエスト信号を送信するとともに前記携帯機
    から第1IDを受信し、受信した第1IDを予め登録さ
    れているIDと照合し、第1IDが登録IDと一致した
    ら第2IDを出力することを特徴とする車両用電子キー
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の車両用電子キー装置にお
    いて、 前記車載装置に、車両ドアの開放を検出するドア開検出
    手段を備え、 前記キー制御手段は、前記ドア開検出手段により車両ド
    アの開放が検出され、且つ前記イグニッションノブがイ
    グニッションオン位置からアクセサリー位置へ戻された
    後に、ふたたびイグニッションオン位置またはエンジン
    スタート位置へ回されると、前記第2通信手段により前
    記携帯機へリクエスト信号を送信するとともに前記携帯
    機から第1IDを受信し、受信した第1IDを予め登録
    されているIDと照合し、第1IDが登録IDと一致し
    たら第2IDを出力することを特徴とする車両用電子キ
    ー装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの項に記載の車両
    用電子キー装置において、 前記携帯機に、コイルの相互誘導作用により前記車載装
    置と通信を行う第3通信手段であって、前記車載装置か
    ら送信されたリクエスト信号による誘導起電力を用いて
    前記車載装置に第1IDを送信する第3通信手段を備え
    るとともに、 前記車載装置に、コイルの相互誘導作用により前記携帯
    機と通信を行う第4通信手段であって、前記携帯機へリ
    クエスト信号を送信するとともに、前記携帯機から第1
    IDを受信する第4通信手段を備え、 前記キー制御手段は、前記第2通信手段と前記携帯機の
    前記第1通信手段との間の通信が不能な場合は、前記第
    4通信手段と前記携帯機の前記第3通信手段とを介して
    通信を行うことを特徴とする車両用電子キー装置。
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