JP6742129B2 - フィラーキャップ - Google Patents
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Description
図1は、本発明によるフィラーキャップの分解斜視図である。
図2は、フィラーキャップの正面図である。
図3は、フィラーキャップの背面図である。
図4は、フィラーキャップを図3中の矢印Y−Yの位置で切断した断面図である。
図5は、フィラーキャップを図3中の矢印X−Xの位置で切断した断面図である。
なお、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、以下の説明では、図1及び図4における左、図2における手前側、図3における奥側を前とし、図1及び図4における右、図2における奥側、図3における手前側を後とし、シリンダ2の円筒形状部の径方向に相当する方向を径方向と呼んで説明を行う。
本体1は、タンクに形成された液体注入口であるフィラーパイプP(図8,9参照)にシール部材12を挟んだ状態で着脱自在に密着して装着される。
本体1の中央には、シリンダ収容部1aが前後方向に貫通して形成されている。
また、シリンダ2には、複数のタンブラ3が収容されている。
図6に示すように、タンブラ3は、シリンダ2のタンブラ収容部2b内に収納されている。タンブラ3は、タンブラスプリング3aにより、シリンダ2から突出する向きに付勢されている。
本体1のシリンダ収容部1aには、シリンダ2から突出するタンブラ3を受け入れることができる凹溝1bがロック位置にのみ形成されている。ロック位置以外(例えば、アンロック位置)には、この凹溝が形成されていない。
したがって、タンブラ3は、シリンダ2がロック位置にある状態でのみシリンダ2の外方に突出可能となる。
仮に、凹溝1bが形成されていないアンロック位置でキーKを引き抜こうとすると、タンブラ3が本体1のシリンダ収容部1aの内壁に当接し、シリンダ2から突出することができないため、タンブラ3によってキーKの引抜きが阻止されることになる。よって、ロック位置でのみキーKが挿抜可能である。なお、このようなシリンダ2及びタンブラ3の構成は、一般的に用いられているものである。
カム孔13aは、シリンダ2の後端面に沿った部位に形成されており、シリンダ2の突起2cと係合している。
図5に示すように、パイプ係止部13bは、カバー14から突出可能なように、カバー14の略円筒形状の径方向外側に向かって突出する向きに形成されている。
ロック部材13は、シリンダ2の回転によってカム孔13aを介して突起2cから駆動力を得て、図5中の左右方向に移動する。図5では、ロック部材13のパイプ係止部13bがカバー14から図中の左側に突出したロック位置にロック部材13が移動した状態であり、フィラーパイプPに形成された係合部(不図示)にパイプ係止部13bが係合する。
図5のロック位置では、ロック部材13は、パイプ係止部13bがフィラーパイプPと係合してフィラーパイプPから本体1が取り外されることを阻止する。
また、ロック部材13は、シリンダ2がアンロック位置に移動するとパイプ係止部13bとフィラーパイプPとの係合が解除されてフィラーパイプPから本体1の取り外しを可能とするアンロック位置に移動する。
なお、本実施形態では、スプリング24の他、リターンスプリング21も着脱検知部材23を径方向の外側に向かって付勢する付勢部材として機能している。したがって、例えば、スプリング24の機能を、リターンスプリング21のみによって実現するように構成してもよい。
係止部材19は、リターンスプリング21によって、阻止部19aがロック部材13の係止部13cと係合する向きに付勢されている。
図7は、未使用状態のフィラーキャップ100を示す斜視図である。図7では、フィラーキャップ100が車両に組み付けられる前の状態、すなわち、フィラーキャップ100が製造後に初めて使用される前の状態を示している。なお、図7から図10では、カバー14を省略して示している。
この図7の状態は、初めて車両に組み付けられる前の特殊な状態であり、キーKが未挿入であって、フィラーパイプPに装着されていない。また、図7の状態では、係止部材19がロック部材13と係合して、ロック部材13のパイプ係止部13bが径方向の外側へ突出した位置に保持されている。このままの状態では、パイプ係止部13bが突出しているので、フィラーパイプPに取り付けることができない。
そこで、初めて使用されるときに限り、着脱検知部材23を矢印Aの向きに指等で径方向の内側へ押して、これを没入させる。この操作によって、着脱検知部材23の移動に連動して係止部材19が矢印B方向に回転して、阻止部19aと係止部13cとの係合が解除される。その後、キーKを挿入してこれを回転させることにより、シリンダ2が回転し、ロック部材13が矢印C方向へ移動する。よって、パイプ係止部13bも矢印C方向へ移動して没入し、図8に示す状態となる。
上述した操作によって、パイプ係止部13bを没入させた状態とすれば、図8のようにフィラーパイプPにフィラーキャップ100を取り付けることができる。フィラーパイプPに取り付けた状態では、着脱検知部材23がフィラーパイプPによって径方向の内側へ押し込まれることによって、ロック部材13と係止部材19との係合は解除されているので、キーKとともにシリンダ2は、回転可能な状態にある。シリンダ2をアンロック位置とした状態で、フィラーパイプPにフィラーキャップ100を取り付けた後、キーKとともにシリンダ2をロック位置まで回転させることにより、ロック部材13のパイプ係止部13bが突出して、図9に示す状態となる。
図9に示した状態では、シリンダ2がロック位置にあるので、キーKを引き抜くことができる。車両の走行中等には、フィラーキャップ100は、この図9の状態で固定されて使用される。
図9の状態から、給油を行うためには、キーKを挿入してアンロック位置までシリンダ2を回転させる。これにより、ロック部材13は、矢印D方向に移動してアンロック位置となり、フィラーキャップ100を矢印E方向に引き抜いて、フィラーパイプPから取り外すことができる。
フィラーパイプPから取り外されたフィラーキャップ100では、着脱検知部材23を押圧する力がなくなるので、着脱検知部材23が矢印F方向へ突出する。この着脱検知部材23の移動に連動して、係止部材19が矢印G方向に回転して、係止部13cと阻止部19aとが係合して、図10に示す状態となる。
図10の状態では、シリンダ2がアンロック位置にあるので、キーKは、シリンダ2に挿入されたままであって、ロック部材13が係止部材19と係合している。すなわち、係止部材19によりロック部材13の移動が制限されており、ロック部材13と連結しているシリンダ2をキーKにより回転させることができない。このため、キーKの挿抜ができるロック位置までシリンダ2を回動させることができず、フィラーキャップ100を取外した状態でキーKが引抜かれるおそれがない。キーKを引抜くときには、フィラーキャップ100をフィラーパイプPに装着し、着脱検知部材23及び係止部材19を作動させ、係止部材19とロック部材13との係合を解除する必要がある。
そして、このフィラーキャップ100には、フィラーパイプPに装着していない状態ではロック部材のロック位置への移動を制限する係止部材19を設け、キーKを引き抜くことができるロック位置ヘシリンダ2を回転することを係止部材19により阻止する構成とした。これにより、フィラーキャップ100をフィラーパイプPに取り付けてシリンダ2をロック位置まで回転させない限りは、キーKを引き抜くことができない。
したがって、給油後にフィラーキャップ100をフィラーパイプPに取り付け忘れたまま自動車を発進させてしまうことを防止でき、タンクから油が漏れ出してしまったり、異物がタンク内に侵入してしまったりすることを回避できる。
この構成によって、係止部材19の奥行き方向(前後方向)の長さを、着脱検知部材23の奥行き方向の厚み分だけ短くすることができ、揺動するストロークを小さくできる。
また、径方向の外側への突出が必要な着脱検知については、係止部材19とは別部材である着脱検知部材23が行うため、係止部材19の端部を径方向外側へ突出させる必要がない。したがって、係止部材19の径方向の揺動幅が小さく済むので、例えば、係止部材19と着脱検知部材23との機能を1つの部材で構成した揚合に比べて、本実施形態のフィラーキャップ100は、径方向の寸法を小さくでき、車両のフィラーパイプPの径の小型化に繋げることができる。
1a シリンダ収容部
1b 凹溝
1c シャフト挿通孔
2 シリンダ
2a ストッパプレート
2b タンブラ収容部
2c 突起
2d キー孔
3 タンブラ
3a タンブラスプリング
4 シャッタ
5 シャッタスプリング
6 シャッタ押さえ
7 シリンダカバー
8 保護部材スプリング
9 保護部材シール
10 キー孔保護部材
11 シャフト
12 シール部材
13 ロック部材
13a カム孔
13b パイプ係止部
13c 係止部
14 カバー
19 係止部材
19a 阻止部
19b 連結部
20 シャフト
21 リターンスプリング
22 ケース
23 着脱検知部材
24 スプリング
25 ピン
100 フィラーキャップ
K キー
P フィラーパイプ
Claims (1)
- タンクに形成された液体注入口に着脱自在に密着して装着される本体と、
前記本体に形成されたシリンダ収容部に取り付けられキーの操作によりロック位置とアンロック位置との間で回転移動するシリンダと、
前記シリンダに収容されて前記シリンダがロック位置にある状態でのみ前記シリンダの外方に突出可能となるタンブラと、
前記シリンダの回転に連動する部材であって、前記シリンダがロック位置に移動すると前記液体注入口と係合させられて前記液体注入口から前記本体が取り外されることを阻止するロック位置に移動し、かつ、前記シリンダがアンロック位置に移動すると前記液体注入口との係合が解除されて前記液体注入口から前記本体の取り外しを可能とするアンロック位置に移動するロック部材と、
前記本体の前記液体注入口への着脱に応じて移動する着脱検知部材と、
前記着脱検知部材に連動して移動する部材であって、前記本体が前記液体注入口から取り外されると前記ロック部材を係止して前記ロック部材の移動を規制する位置に移動し、かつ、前記本体が前記液体注入口へ装着されると前記ロック部材の係止を解除する位置に移動する係止部材と、
を備え、
前記着脱検知部材は、前記液体注入口の径方向に摺動可能な状態で設けられ、付勢部材により前記径方向の外側に向かって付勢されており前記本体を前記液体注入口へ装着すると前記液体注入口の縁と当接して前記付勢部材の付勢力に抗して前記径方向の内側へ没入することができ、
前記係止部材は、揺動可能な状態で前記本体に軸支されており、前記着脱検知部材の移動に連動して揺動し、
前記係止部材の一端側には、前記ロック部材に設けられた係止部と係合して前記ロック部材の移動を阻止する阻止部が形成されており、他端側には、前記着脱検知部材と当接する連結部が形成されていること、
を特徴とするフィラーキャップ。
Priority Applications (1)
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JP2016076203A JP6742129B2 (ja) | 2016-04-05 | 2016-04-05 | フィラーキャップ |
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JP2017186791A JP2017186791A (ja) | 2017-10-12 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2016076203A Active JP6742129B2 (ja) | 2016-04-05 | 2016-04-05 | フィラーキャップ |
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JP (1) | JP6742129B2 (ja) |
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2016
- 2016-04-05 JP JP2016076203A patent/JP6742129B2/ja active Active
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JP2017186791A (ja) | 2017-10-12 |
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