JP3437736B2 - キーインターロック装置 - Google Patents

キーインターロック装置

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JP3437736B2
JP3437736B2 JP05628897A JP5628897A JP3437736B2 JP 3437736 B2 JP3437736 B2 JP 3437736B2 JP 05628897 A JP05628897 A JP 05628897A JP 5628897 A JP5628897 A JP 5628897A JP 3437736 B2 JP3437736 B2 JP 3437736B2
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cam
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規之 鈴木
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーによって回動
操作されるキーロータと、自動変速機のシフトレバーと
を機械的に連係させた構成のキーインターロック装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種のキーインター
ロック装置は、基本的には、キーロータが施錠位置たる
「LOCK」位置にある状態では、シフトレバーをパー
キングポジションから他のポジションへシフトすること
を阻止し、また、シフトレバーがパーキングポジション
以外のポジションにシフトされた状態では、キーロータ
を作動位置である「ACC」位置から「LOCK」位置
へ回動することを阻止する構成となっている。
【0003】例えば実開平6−35556号公報には、
図9に示す構成のものが開示されている。この図9に示
す構成のものでは、車両への組付け時に、シフトレバー
と連動するケーブル1の端部の連結部2を連動部材(ス
ライダ)3と接続する場合、ハウジング4に組み付けて
あるカバー5を外した状態で行う必要がある。このた
め、そのカバー5を一旦外し、連結部2と連動部材3と
を接続した後、再度カバー5をハウジング4に組み付け
るという作業が必要となり、作業性が悪いという不具合
がある。また、カバー5も外しやすく、かつ確実に固定
する構造にする必要がある。
【0004】そこで、図10に示すように、連動部材6
をケーブル1の端部に一体化して設け、この連動部材6
を、ハウジング4に設けられた収容部7に対して、一端
部の挿入口7aから矢印イで示すように挿入することに
より、収容部7に組み付けるようにすることが考えられ
ている。このようにした場合には、カバー5を外さずに
行うことが可能になる。
【0005】しかしながら、連動部材6を組み付ける際
には、キーロータ8(図9参照)が「ACC」位置で、
規制部材(回動部材)9がフリー状態にあり、この規制
部材9の位置が一定しない。このため、規制部材9が図
10に示す規制位置にあるような場合には、その規制部
材9が連動部材6の挿入を妨げることがある。このよう
な場合には、カバー5を外さない状態では、連動部材6
を挿入できないことになる。
【0006】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、シフトレバーに連動する連動部
材を挿入組付する際に規制部材を規制解除位置に固定し
ておき、カバーの付け外しをすることなく連動部材の挿
入組付をスムーズに行なえるようにしたキーインターロ
ック装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ハウジング内に設けられ、キ
ーの回動操作により施錠位置と作動位置との間で回動さ
れるキーロータと、前記ハウジング内に前記キーロータ
と一体に回動するように設けられたカム部材と、前記ハ
ウジングの外周部に設けられた規制部材収容部と、この
規制部材収容部に収容され、規制位置と規制解除位置と
の間で移動可能とされた規制部材と、前記カム部材に設
けられ、前記キーロータが施錠位置に回動された状態で
前記規制部材を前記規制位置に保持する規制部と、前記
カム部材に設けられ、前記キーロータが施錠位置から作
動位置へ回動されることに伴い前記規制部材を規制位置
から規制解除位置へ移動させる第1のカム面と、前記カ
ム部材に設けられ、前記キーロータが作動位置から施錠
位置へ回動されることに伴い前記規制部材を規制解除位
置から規制位置へ移動させる第2のカム面と、前記ハウ
ジングの外周部に前記規制部材収容部と交差する状態で
設けられた連動部材収容部と、シフトレバーに連動する
ケーブルの端部に接続されて前記連動部材収容部に収容
され、シフトレバーがパーキングポジションへシフトさ
れることに伴い第1の位置へ移動され、シフトレバーが
パーキングポジション以外のポジションへシフトされる
ことに伴い第2の位置へ移動される連動部材と、前記ハ
ウジングに前記規制部材収容部及び連動部材収容部を覆
うように着脱可能に装着されたカバーとを具備し、前記
キーロータが施錠位置へ回動され、かつ前記シフトレバ
ーがパーキングポジョンへシフトされた状態では、規制
位置に保持された前記規制部材が、前記連動部材が第1
の位置から第2の位置へ移動されることを規制すること
に基づき、シフトレバーがパーキングポジションからパ
ーキングポジョン以外のポジションへシフトされること
を阻止し、キーロータが施錠位置から作動位置へ回動さ
れて規制部材が規制位置から規制解除位置へ移動された
状態では、連動部材が第1の位置と第2の位置との間で
移動することを許容することにより、シフトレバーがパ
ーキングポジションとそれ以外のポジションとの間でシ
フトされることを許容し、シフトレバーがパーキングポ
ジション以外のポジションへシフトされた状態では、第
2の位置に位置された連動部材が、規制部材が規制解除
位置から規制位置へ移動されることを規制することに基
づき、キーロータが作動位置から施錠位置へ回動される
ことを阻止する構成としたところに特徴を有する。
【0008】上記した手段によれば、規制部材を、規制
位置から規制解除位置へ移動させることは、カム部材の
第1のカム面にて行い、また、規制解除位置から規制位
置へ移動させることは、カム部材の第2のカム面にて行
うようにしている。そして、キーロータが作動位置にあ
る状態で連動部材を組み付ける場合に、規制部材は第1
のカム面により連動部材の移動を許容する規制解除位置
に移動させるようにしているので、その連動部材の挿入
の妨げにならないようにでき、よって、カバーを外すこ
となく、連動部材を組み付けることが可能になる。ま
た、規制部材を規制位置或いは規制解除位置方向へ付勢
する付勢手段も必要としない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1ないし図7を参照して説明する。まず図1にお
いて、ハウジング11は筒状をなしていて、これの前部
の内部に周知構成のシリンダ錠12が配設されている。
このシリンダ錠12にはキーロータ13が回動可能に設
けられている。
【0010】キーロータ13は、施錠位置たる「LOC
K」位置でキー孔13aに対するキー(図示せず)の抜
き差しが可能で、差し込まれたキーが矢印A方向へ回動
操作されることに伴い、それぞれ作動位置たる「AC
C」、「ON」、及び「START」位置へ順に回動さ
れ、その作動位置ではキーの抜き取りが不能となる構成
となっている。
【0011】キーロータ13の後方には、これと一体に
回動されるカム部材14が設けられており、このカム部
材14を介して、後方に設けられたイグニッションスイ
ッチ15が操作されるようになっている。カム部材14
には、前部寄りの外周部に、キーインターロック装置用
の第1及び第2のカム凸部16,17が設けられ、ま
た、後部寄りの外周部に、ステアリングロック用のカム
凸部18が設けられている。なお、このカム部材14
は、シリンダ錠12をハウジング11に組み込む前に、
ハウジング11の前面開口部側からハウジング11内に
挿入して組み込まれる。
【0012】上記第1及び第2のカム凸部16,17の
うち、第1のカム凸部16には、図4にも示すように、
後部側の角部部分に斜面からなる第1のカム面19が形
成され、また、第2のカム凸部17には、前部側の角部
部分に斜面からなる第2のカム面20が形成されている
と共に、前面部が規制部21とされている。この規制部
21は、カム部材14の軸方向に対して直交する面とな
っている。
【0013】ハウジング11において、カム部材14の
前部に対応する外周部部分には、規制部材収容部22及
び連動部材収容部23が設けられ、また、カム部材14
の後部に対応する部分には、ステアリングロック用収容
部24が設けられている。この場合、規制部材収容部2
2はカム部材14の軸方向に沿って延び、また、連動部
材収容部23は、この規制部材収容部22に対して斜め
に交差する方向に延びている。連動部材収容部23の一
端部には、挿入口23aが形成されている。
【0014】連動部材収容部23には、ケーブル25の
一端部に接続された連動部材26が、当該連動部材収容
部23の長手方向に沿って移動可能に収容されている。
その連動部材26は、連動部材収容部23に対して一端
部の挿入口23aから挿入されるようにしている。ケー
ブル25におけるアウタケーブル25aの一端部には取
付部25bが固定状態に設けられていて、この取付部2
5bは、これに形成された係合孔25cを、後述するカ
バー33の外面に設けられた係合凸部33aに係合させ
ることにより、カバー33を介して連動部材収容部23
に取り付けられている。
【0015】上記ケーブル25の他端部は、図示はしな
いが自動変速機のシフトレバー側と連結されていて、連
動部材26は、シフトレバーがパーキングポジションに
シフトされることに伴い、図2に示す第1の位置へ移動
され、また、シフトレバーがパーキングポジション以外
のポジションにシフトされることに伴い、図6に示す第
2の位置へ移動されるようになっている。この連動部材
26には、図2中左側部に係止凹部27が形成されてい
る。係止凹部27において、図2中上部側の係止面27
aは、連動部材26の移動方向に対して斜めに交差する
斜面となっている。
【0016】規制部材収容部22には、規制部材28
が、上記連動部材26を跨ぐようにして、当該規制部材
収容部22の長手方向(カム部材14の軸方向)に沿っ
て移動可能に収容されている。規制部材28は、図3に
も示すように、一端部に第1の凸部29を有すると共
に、他端部にこれよりも長い第2の凸部30を有してい
て、このうちの第1の凸部29が規制部材収容部22の
底面上を摺動すると共に、第2の凸部30が、規制部材
収容部22の底部に形成された孔31を通してカム部材
14側へ突出している。第2の凸部30の基端部には、
係止凸部32が設けられている。
【0017】規制部材収容部22及び連動部材収容部2
3の図1中上面側の開口部は、カバー33により閉塞さ
れるようになっている。このカバー33は、周縁部の下
部に複数個の係合爪33bを有していて、この係合爪3
3bを連動部材収容部23の周縁部下部の凸部23bに
係合させることにより、ハウジング11に対して着脱可
能に装着されている。このカバー33の装着状態で、連
動部材収容部23の上記挿入口23aが開放されてい
て、この状態で、その挿入口23aから上記連動部材2
6を挿入して、取付部25bの係合孔25cをカバー3
3の係合凸部33aに係合させるようにしている。
【0018】一方、上記ステアリングロック用収容部2
4には、図示はしないが、ステアリングロック用のカム
凸部18により移動される可動枠及びロックバー、並び
にこれらをステアリングシャフト側へ付勢するばねが収
容されるようになっており、上記キーロータ13が「L
OCK」位置へ回動され、かつキーが抜き取られたとき
に、ロックバーの先端部がステアリングシャフトに係合
して当該ステアリングシャフトをロックし、キーロータ
13が作動位置へ回動されたときには、そのロックが解
除されるように構成されている。
【0019】次に、上記構成の作用を説明する。キーロ
ータ13が「LOCK」位置に位置され、かつ、シフト
レバーがパーキングポジションに位置された状態では、
カム部材14、規制部材28及び連動部材26は図2及
び図3に示す状態となっている。
【0020】すなわち、カム部材14における第2のカ
ム凸部17が規制部材収容部22と対応する位置にあ
り、この第2のカム凸部17の規制部21が規制部材2
8の第2の凸部30の側面に当接することにより、規制
部材21が図2に示す規制位置に保持されている。ま
た、ステアリングロック用のロックバーがステアリング
シャフトに係合することにより、ステアリングシャフト
がロックされた状態となっている。シフトレバーとケー
ブル25を介して連動する連動部材26は、図2に示す
第1の位置に位置されている。この状態では、連動部材
26の係止凹部27に、規制部材28の係止凸部32部
分が挿入された状態となっており、また、規制部材28
の第1の凸部29の内面と連動部材26の右側面との間
には所定の隙間が形成された状態となっている。
【0021】この図2の状態で、シフトレバーをパーキ
ングポジションから他のポジションへシフトしようとす
ると、ケーブル25を介して連動部材26が図2中矢印
B方向へ引っ張られ、係止面27aが規制部材28の係
止凸部32部分を押すようになるが、規制部材28は規
制位置に保持されているので、連動部材26を矢印B方
向へ移動させることはできない。従って、キーロータ1
3が「LOCK」位置にある状態では、シフトレバーを
パーキングポジションから他のポジションへシフトする
ことが阻止された状態となっている。
【0022】図2の状態で、キーロータ13のキー孔1
3aにキーを差し込んで、そのキーによりキーロータ1
3を作動位置方向である矢印A方向へ回動させると、カ
ム部材14における第1のカム凸部16の第1のカム面
19が、規制部材28における第2の凸部30を押すこ
とにより、規制部材28が矢印C方向へ移動されるよう
になる。このとき、キーロータ13が作動位置の一つで
ある「ACC」位置まで回動されると、規制部材28は
図5に示す規制解除位置まで移動される。
【0023】この状態では、規制部材28の係止凸部3
2が連動部材26の係止凹部27から退出した位置にあ
り、連動部材26の矢印B方向及び矢印Bとは反対方向
への移動が許容された状態となっている。また、キーロ
ータ13が作動位置の一つである「ACC」位置まで回
動されることに伴い、ステアリングシャフトに対するロ
ックバーの係合が外れて、ステアリングシャフトのロッ
クが解除されるようになる。
【0024】図5の状態(キーロータ13が「ACC」
位置まで回動され、かつ、シフトレバーがパーキングポ
ジションにある状態)で、シフトレバーをパーキングポ
ジションから他のポジションへシフトすると、ケーブル
25を介して連動部材26が矢印B方向へ引っ張られ
て、図6に示す第2の位置へ移動される。従って、キー
ロータ13が作動位置へ回動された状態では、シフトレ
バーをパーキングポジションから他のポジションへシフ
トすることが許容される。
【0025】連動部材26が第2の位置へ移動した状態
では、連動部材26の主体部が、規制部材28における
第1の凸部29と係止凸部32との間に挿入された状態
となっていて、この連動部材26により、規制部材28
の左右方向(矢印C方向及び矢印Cとは反対方向)への
移動が規制された状態となっている(図7参照)。
【0026】この図6及び図7の状態で、キーロータ1
3を作動位置から「LOCK」位置へ回動させようとす
ると、カム部材14における第2のカム凸部17の第2
のカム面20が規制部材28の第2の凸部30を押し
て、規制部材28を矢印Cとは反対方向(規制位置方
向)へ移動させようとするが、規制部材28を移動させ
ることはできないため、キーロータ13を「LOCK」
位置まで回動させることができない。従って、シフトレ
バーがパーキングポジション以外のポジションにある状
態では、キーロータ13を「LOCK」位置まで回動さ
せることができないから、不用意にキーが抜かれたり、
ステアリングシャフトがロックされたりすることが防止
される。
【0027】図6の状態(キーロータ13が作動位置に
回動され、かつ、シフトレバーがパーキングポジション
以外のポジションにある状態)で、シフトレバーをパー
キングポジションへシフトすると、連動部材26が矢印
Bとは反対方向へ移動して図5に示す第1の位置に位置
されるようになる。この状態では、連動部材26の係止
凹部27が規制部材28の係止凸部32と対応する状態
となっており、規制部材28の矢印Cとは反対方向への
移動が許容された状態となっている。
【0028】図5の状態で、キーロータ13を作動位置
から「LOCK」位置方向へ回動させると、第2のカム
凸部17の第2のカム面20が規制部材28の第2の凸
部30を押すことにより、規制部材28を矢印Cとは反
対方向(規制位置方向)へ移動させるようになる。従っ
て、キーロータ13が作動位置にある状態で、シフトレ
バーをパーキングポジションへシフトすると、キーロー
タ13を「LOCK」位置まで回動させることができる
ようになる。
【0029】キーロータ13を「LOCK」位置まで回
動させると、図2に示すように、規制部材28は規制位
置へ移動され、規制部21により規制位置に保持される
ようになり、連動部材28が第1の位置から第2の位置
へ移動することが規制されるようになる。また、キーロ
ータ13を「LOCK」位置まで回動させることに伴
い、キーをキーロータ13から抜き取ることができるよ
うになると共に、ステリングシャフトがロックバーによ
りロックされるようになる。
【0030】上記した第1実施例によれば、規制部材2
8を、図2に示す規制位置から図5及び図6に示す規制
解除位置へ移動させることは、カム部材14の第1のカ
ム面19にて行い、また、規制解除位置から規制位置へ
移動させることは、カム部材14の第2のカム面20に
て行うようにしている。そして、キーロータ13が作動
位置(「ACC」位置)にある状態で連動部材26を組
み付ける場合に、規制部材28は、第1のカム面19に
より連動部材26の移動を許容する規制解除位置に移動
されているため(図5及び図6参照)、その連動部材2
6の挿入の妨げにならないようにでき、よってカバー3
3を外すことなく、連動部材26を組み付けることが可
能になる。また、規制部材28を規制位置或いは規制解
除位置方向へ付勢する付勢手段も必要としない。
【0031】さらに、連動部材26及び規制部材28は
共に一平面内の移動のみのため、それらが移動する際に
カバー33を外すような方向の力は発生しない。しか
も、上記連動部材26を組み付ける際にカバー33を外
す必要がないため、カバー33としては、係合爪33b
による係合、いわゆるスナップフィットのような簡単な
取り付け構造で、確実に固定することが可能となった。
【0032】図8は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、連動部材26における係止
凹部27の係止面35と、規制部材28における係止凸
部32においてその係止面35と対向する係止面36と
を、連動部材26の移動方向(矢印B方向及び矢印Bと
は反対方向)とほぼ直交する面となるように設定してい
る。従って、規制部材28が規制位置に保持され、かつ
連動部材26が第1の位置に位置された図8の状態で、
連動部材26が第1の位置から第2の位置へ(矢印B方
向)移動することを規制するための規制部材28と連動
部材26とが互いに当接する面である、上記係止面3
5,36を、連動部材26の移動方向とほぼ直交する面
となるように設定している。
【0033】このような構成とした場合には、図8の状
態において、連動部材26の係止面35と規制部材28
の係止面36とは、連動部材26の移動方向とほぼ直交
する面同志が対向する状態となっているので、これら連
動部材26と規制部材28との間のがたつきを極力少な
くできる利点がある。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、規制部材を移
動させることは、常にカム部材の第1及び第2のカム面
にて行うようにしており、そして、キーロータが作動位
置にある状態で連動部材を組み付ける場合に、規制部材
は、第1のカム面により連動部材の移動を許容する規制
解除位置に移動させるようにしているので、その連動部
材の挿入の妨げにならないようにでき、よって、シフト
レバーに連動する連動部材の組み付けを容易に行うこと
ができるようになる。また、規制部材を規制位置或いは
規制解除位置方向へ付勢する付勢手段も必要としない。
【0035】さらに、連動部材及び規制部材は共に一平
面内の移動のみのため、それらが移動する際にカバーを
外すような方向の力は発生しない。しかも、上記連動部
材を組み付ける際にカバーを外す必要がないため、カバ
ーとしては、簡単な取り付け構造で、確実に固定するこ
とが可能となった。
【0036】請求項2の発明によれば、連動部材と規制
部材との間のがたつきを極力少なくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の分解斜視図
【図2】キーロータが「LOCK」位置に位置され、か
つ、シフトレバーがパーキングポジションにある状態
を、カバーを外して示す要部の平面図
【図3】図2中X−X線に沿う断面図
【図4】カム部材の要部の平面図
【図5】シフトレバーがパーキングポジションにあり、
キーロータが「ACC」位置へ回動された状態での、図
2相当図
【図6】キーロータが「ACC」位置へ回動され、か
つ、シフトレバーがパーキングポジション以外のポジシ
ョンにある状態での、図2相当図
【図7】図6中Y−Y線に沿う断面図
【図8】本発明の第2実施例を示すもので、一部を破断
した状態での図2相当図
【図9】従来例を示す分解斜視図
【図10】図9の例において、連動部材をケーブルに一
体化した場合の平面図
【符号の説明】
11はハウジング、12はシリンダ錠、13はキーロー
タ、14はカム部材、16は第1のカム凸部、17は第
2のカム凸部、19は第1のカム面、20は第2のカム
面、21は規制部、22は規制部材収容部、23は連動
部材収容部、23aは挿入口、25はケーブル、25b
は取付部、26は連動部材、27は係止凹部、28は規
制部材、33はカバー、33bは係合爪、35,36は
係止面(当接する面)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 F16H 61/18 B60K 28/10 B60K 20/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に設けられ、キーの回動操
    作により施錠位置と作動位置との間で回動されるキーロ
    ータと、 前記ハウジング内に前記キーロータと一体に回動するよ
    うに設けられたカム部材と、 前記ハウジングの外周部に設けられた規制部材収容部
    と、 この規制部材収容部に収容され、規制位置と規制解除位
    置との間で移動可能とされた規制部材と、 前記カム部材に設けられ、前記キーロータが施錠位置に
    回動された状態で前記規制部材を前記規制位置に保持す
    る規制部と、 前記カム部材に設けられ、前記キーロータが施錠位置か
    ら作動位置へ回動されることに伴い前記規制部材を規制
    位置から規制解除位置へ移動させる第1のカム面と、 前記カム部材に設けられ、前記キーロータが作動位置か
    ら施錠位置へ回動されることに伴い前記規制部材を規制
    解除位置から規制位置へ移動させる第2のカム面と、 前記ハウジングの外周部に前記規制部材収容部と交差す
    る状態で設けられた連動部材収容部と、 シフトレバーに連動するケーブルの端部に接続されて前
    記連動部材収容部に収容され、シフトレバーがパーキン
    グポジションへシフトされることに伴い第1の位置へ移
    動され、シフトレバーがパーキングポジション以外のポ
    ジションへシフトされることに伴い第2の位置へ移動さ
    れる連動部材と、 前記ハウジングに前記規制部材収容部及び連動部材収容
    部を覆うように着脱可能に装着されたカバーとを具備
    し、 前記キーロータが施錠位置へ回動され、かつ前記シフト
    レバーがパーキングポジョンへシフトされた状態では、
    規制位置に保持された前記規制部材が、前記連動部材が
    第1の位置から第2の位置へ移動されることを規制する
    ことに基づき、シフトレバーがパーキングポジションか
    らパーキングポジョン以外のポジションへシフトされる
    ことを阻止し、 キーロータが施錠位置から作動位置へ回動されて規制部
    材が規制位置から規制解除位置へ移動された状態では、
    連動部材が第1の位置と第2の位置との間で移動するこ
    とを許容することにより、シフトレバーがパーキングポ
    ジションとそれ以外のポジションとの間でシフトされる
    ことを許容し、 シフトレバーがパーキングポジション以外のポジション
    へシフトされた状態では、第2の位置に位置された連動
    部材が、規制部材が規制解除位置から規制位置へ移動さ
    れることを規制することに基づき、キーロータが作動位
    置から施錠位置へ回動されることを阻止する構成とされ
    ていることを特徴とするキーインターロック装置。
  2. 【請求項2】 規制部材が規制位置に保持され、かつ連
    動部材が第1の位置に位置された状態で、連動部材が第
    1の位置から第2の位置へ移動することを規制するため
    の規制部材と連動部材とが互いに当接する面を、連動部
    材の移動方向とほぼ直交する面となるように設定したこ
    とを特徴とする請求項1記載のキーインターロック装
    置。
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