JP3331334B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3331334B2 JP2000010253A JP2000010253A JP3331334B2 JP 3331334 B2 JP3331334 B2 JP 3331334B2 JP 2000010253 A JP2000010253 A JP 2000010253A JP 2000010253 A JP2000010253 A JP 2000010253A JP 3331334 B2 JP3331334 B2 JP 3331334B2
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  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
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  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体キャパ
シタを持つ半導体装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電体キャパシタの自発分
極を利用して不揮発にデータを記憶する不揮発性半導体
メモリ(以下、FRAM)が知られている。FRAM
は、バッテリーレスでの使用が可能で且つ高速動作が可
能であるため、非接触カード(RF−ID:Radio Fre
quency-Identification)への展開が始まりつつある
他、既存のSRAM,DRAM,フラッシュメモリ等と
の置き換え、更にロジック混載メモリ等への期待も大き
い。強誘電体キャパシタは、代表的には、上下電極に白
金(Pt)膜を用い、強誘電体膜にPZT(PbZr1-
xTiOx)膜を用いて形成される。シリコン基板を用い
たLSIプロセスでFRAMを作る場合は、トランジス
タ等が形成されたシリコン基板の表面をシリコン酸化膜
等の絶縁膜で覆い、この絶縁膜上に下部Pt電極、PZ
T膜、及び上部Pt電極をパターン形成して、強誘電体
キャパシタが作られる。通常下部Pt電極の下地には、
密着性をよくするためにTiOx膜等を介在させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の強誘電
体キャパシタでは、Si−LSIプロセス中に含まれる
水素等の還元性ガスにより、強誘電体特性が劣化するこ
と、具体的には自発分極量の低下が生じることが知られ
ている。この水素還元による強誘電体キャパシタの特性
劣化対策として、水素等のキャパシタ部への侵入を防止
する保護対策が従来よりいくつか提案されているが、こ
れまでのところ、簡便且つ確実なものは未だない。水素
還元による特性劣化の他に、強誘電体キャパシタでは、
加工プロセスダメージによる特性劣化等、解決すべき問
題が多い。例えば、PZT等の強誘電体キャパシタとS
iO2絶縁膜との相互拡散を防止するために、これらが
直接接触しないように、強誘電体キャパシタを拡散防止
膜で覆う方法は、特開平8−335673号公報に開示
されている。拡散防止膜としては、TiO2、ZrO2、
Al2O3等が有効であるとされている。しかし、ここで
問題としているのは、相互拡散によるキャパシタ強誘電
体膜の剥離現象であり、加工プロセスで生じる水素拡散
による強誘電体キャパシタ特性の劣化は問題とされてい
ない。一方、最近の本発明者等の研究によると、強誘電
体キャパシタとSiO2絶縁膜との密着層としてTiOx
膜を用いることは、いくつかの不都合をもたらすことが
明らかになっている。例えば、PZT膜中へTiが拡散
することによる強誘電特性の劣化が生じることが明らか
になっている。
【0004】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、優れた特性の強誘電体キャパシタを持つ半導体
装置とその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体基板
と、この半導体基板上に絶縁膜を介して順次積層された
下部電極、強誘電体膜及び上部電極を有する強誘電体キ
ャパシタとを備えた半導体装置において、前記強誘電体
キャパシタを構成する上部若しくは下部電極の少なくと
も一方の電極の表面にチタンを含まない水素バリア膜が
形成されていることを特徴とする。具体的に水素バリア
膜は、下部電極と絶縁膜の間、或いは上部電極の上側表
面の少なくとも一方に形成される。この発明において、
チタンを含まない水素バリア膜は好ましくは、水素の拡
散定数が1E−5cm2/s以下の金属酸化物膜とす
る。またチタンを含まない水素バリア膜は、強誘電体キ
ャパシタの上下電極を短絡する状態に形成される場合に
は高抵抗であることが必要で、この場合好ましくは、比
抵抗が1kΩcm以上の金属酸化物膜とする。この様な
水素バリア膜を下部電極の下地又は上部電極の上面の少
なくとも一方に設けることより、強誘電体膜の水素還元
による特性劣化が防止される。また水素バリア膜の材料
を選択することにより、これが密着層として作用し、絶
縁膜上に形成されるキャパシタの剥離が防止される。
【0006】なおこの明細書において、“水素バリア
膜”は、水素ガス以外のフッ素等の還元性ガスの拡散に
対する障壁膜としての意味をも有するものとし、強誘電
体膜に対する加工プロセスのダメージを抑制する作用を
持つものとして用いている。またこの明細書において、
“強誘電体キャパシタ”は、1トランジスタ/1キャパ
シタ型メモリセル構造のFRAMにおけるようにトラン
ジスタとは独立に形成されるキャパシタの他、1トラン
ジスタ型のFRAMメモリセルのようにトランジスタの
ゲート部にトランジスタと一体に形成されるキャパシタ
をも含む。この発明において、下部電極下に水素バリア
膜を介在させる場合には、下部電極と共にパターン形成
されるものとする、また、強誘電体キャパシタの強誘電
体膜及び下部電極が上部電極より大きい面積に加工され
る構造においては、水素バリア膜は、上部電極の上側表
面から側面を経て強誘電体膜の上側表面に延在するよう
に形成されるのとする。或いはまた、強誘電体キャパシ
タの下部電極が上部電極及び強誘電体膜より大きい面積
に加工される場合に、水素バリア膜は、上部電極の上側
表面から側面、更に強誘電体膜の側面を経て下部電極の
上側表面に延在するように形成されるものとする。
【0007】この発明において、強誘電体キャパシタ
が、下部電極から少なくとも強誘電体膜までが絶縁膜に
形成された溝に埋め込まれる構造とすることができる。
この場合、水素バリア膜は強誘電体キャパシタの底面及
び側面を覆うように溝に埋め込まれるようにする。水素
バリア膜は、強誘電体キャパシタに直接接触してもよい
し、直接接触しない状態で埋め込まれるようにしてもよ
い。またこの場合、強誘電体キャパシタの上面にも水素
バリア膜を形成することが好ましい。この発明はまた、
半導体基板と、この半導体基板上に絶縁膜を介して順次
積層された下部電極、強誘電体膜及び上部電極を有する
強誘電体キャパシタと、この強誘電体キャパシタを覆っ
て形成された層間絶縁膜とを備えた半導体装置におい
て、前記層間絶縁膜が少なくとも第1及び第2の層間絶
縁膜の積層構造により構成され、第1及び第2の層間絶
縁膜の間に水素バリア膜が埋め込まれていることを特徴
とする。即ち水素バリア膜は、強誘電体キャパシタに直
接接触させる必要はなく、強誘電体キャパシタを覆う層
間絶縁膜の内部に水素バリア膜を埋め込むことによって
も、強誘電体キャパシタへの水素拡散を抑制することが
でき、強誘電体特性の劣化を防止することができる。こ
の場合、層間絶縁膜のうち、水素バリア膜と強誘電体キ
ャパシタの間に挟まれる部分の厚みは、強誘電体キャパ
シタの厚みの0.05倍以上で3倍以下とすることが好
ましく、この部分は水素バリア膜と強誘電体キャパシタ
とが直接接触することによる反応を防止する働きをす
る。
【0008】更にこの発明において、下部電極とその下
の絶縁膜の間に水素バリア膜を介在させる場合には、水
素バリア膜は強誘電体膜及び下部電極と自己整合されて
ドライエッチング加工される。この場合、エッチング面
が垂直に近い加工面となる場合には、加工された強誘電
体膜と下部電極の側面には、エッチングされた水素バリ
ア膜の再堆積が生じ、これがキャパシタ側面の有効な水
素バリア膜となる。水素バリア膜は前述のように、比抵
抗の大きいものであることが望ましいが、具体的にそれ
が使用される箇所に応じて、次のような材料が用いられ
る。まず、強誘電体キャパシタの下部電極と絶縁膜の間
に形成される水素バリア膜はとしては、抵抗の小さいも
のであっても許容されるため、Al2O3,AlxOy,A
lN,WN,SrRuO3,IrOx,ZrOx,RuO
x,SrOx,ReOx,OsOx,MgOx等の金属酸化
物から少なくとも一種選ばれる。強誘電体キャパシタの
上部電極表面に形成される水素バリア膜も同様である。
強誘電体キャパシタの上部電極の上側表面から側面を経
て強誘電体膜の側面、更に下部電極の上面のまで延在さ
せる水素バリア膜としては、高抵抗であること、具体的
には1kΩcm以上の比抵抗のものが必要であり、Al
2O3,AlxOy,ZrOx,MgOx等の金属酸化物から
少なくとも一種が選ばれる。
【0009】また、キャパシタを覆う層間絶縁膜に埋め
込まれる水素バリア膜は、Al2O3,AlxOy,TiO
x,ZrOx,MgOx,MgTiOx等の金属酸化物から
少なくとも一種選ばれる。この発明はまた、半導体基板
と、この半導体基板上に絶縁膜を介して順次積層された
下部電極、強誘電体膜及び上部電極を有する強誘電体キ
ャパシタとを備えた半導体装置において、前記強誘電体
膜と前記下部電極との間に第1のSrxRuyOz膜が、
前記強誘電体膜と前記上部電極との間に第2のSrxR
uyOz膜がそれぞれ形成され、且つ前記第1及び第2の
SrxRuyOz膜の各厚みTsro(BE)(nm)及びTsro
(TE)(nm)が、前記強誘電体膜の厚みTpzt(nm)
に対して、10≦Tsro(BE)+Tsro(TE)≦(2/12)
Tpztの範囲に設定されていることを特徴とする。この
様に、強誘電体膜の上下界面に、SrxRuyOz膜をそ
の合計厚みが強誘電体膜厚との関係で一定範囲に入るよ
うに介在させることにより、強誘電体キャパシタの疲労
特性が大きく改善される。特にその合計厚みを、Tsro
≦(2/15)Tpztの範囲に設定すると、一層好まし
いことが実験的に確認されている。
【0010】この発明は更に、トランジスタが形成され
た半導体基板と、この半導体基板を覆い且つ前記トラン
ジスタの拡散層に接続されるコンタクトプラグが埋め込
まれた絶縁膜と、この絶縁膜上に形成されて前記コンタ
クトプラグを介して前記トランジスタに接続された強誘
電体キャパシタとを有する半導体装置において、前記強
誘電体キャパシタは、下部電極と、この下部電極上に下
部電極と同じ面積で形成された強誘電体膜と、この強誘
電体膜上に強誘電体膜より小さい面積をもって形成され
た上部電極と、前記上部電極の側壁に自己整合されて形
成されて前記強誘電体膜の表面を覆う保護膜とを有する
ことを特徴とする。この様に、コンタクトプラグ上に強
誘電体キャパシタを形成するCOP(Capacitor On P
lug)構造において、上部電極側壁に自己整合された保
護膜を形成することにより、一回のリソグラフィ工程で
強誘電体膜にフリンジを持たせた構造が得られる。そし
てこのフリンジ構造により、加工プロセスでの強誘電体
特性の劣化が防止される。この発明は更に、半導体基板
と、この半導体基板上に絶縁膜を介して順次積層された
下部電極、強誘電体膜及び上部電極を有する強誘電体キ
ャパシタと、この強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜を
介して形成されて前記上部電極に接続される配線と備え
た半導体装置において、前記配線の前記上部電極に対す
るコンタクトの面積が前記上部電極の面積に対して50
%以上となるように設定されていることを特徴とする。
【0011】上述のように、上部電極に対するコンタク
トを大きく設定することにより、コンタクト孔を開けた
段階での回復熱処理による強誘電体膜特性の回復が効果
的に行われ、優れた強誘電体キャパシタが得られる。こ
の発明は更に、キャパシタ上に形成された水素バリア膜
は、前記水素バリア膜上層間絶縁膜平坦化時の、ストッ
パーにする事も可能である。また、前記水素バリア膜上
にSixNyあるいはSixOyNzを堆積させた膜構
造でCMPの際のストッパーをより完全にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1乃至図5は、実施の形態1による
FRAMの強誘電体キャパシタの製造工程を示す。図1
に示すように、シリコン基板1にトランジスタ(図示せ
ず)を形成した後、その表面をシリコン酸化膜等の層間
絶縁膜2で覆い平坦化する。層間絶縁膜2上に密着層を
兼ねた水素バリア膜として約10nmの酸化アルミニウ
ム膜(以下、Al2O3膜)101を例えばスパッタによ
り堆積し、その上に更に約100nmの下部Pt電極膜
30を例えばスパッタにより堆積する。下部Pt電極膜
30上に更に、約150nmのPZT膜4を例えばスパ
ッタ法又はゾルゲル法により堆積する。その後PZT膜
4は、例えば650℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapi
d Thermal Anneal)処理により結晶化させる。上記結
晶化処理において、Al2O3膜101がPZT膜4中の
Pbの下地層間絶縁膜2への拡散を抑制する。これによ
り、PZT膜4のPb濃度の制御が容易になり、またP
bの層間絶縁膜2への拡散によるトランジスタ特性の劣
化が防止される。
【0013】結晶化処理したPZT膜4上には更に、5
0nm程度の上部Pt電極膜50をスパッタにより堆積
し、更にこの上に密着層を兼ねた水素バリア膜としてA
l2O3膜102を約10nm堆積する。Al2O3膜10
2上には更に、図2に示すように、ハードマスク材料膜
としてSiO2膜(又はSiNx膜)103をプラズマC
VDにより堆積し、レジストパターン(図示せず)を形
成してこれをパターン加工し、引き続き上部Pt電極5
をパターン加工する。ここで、SiO2膜103の膜厚
は、上部Pt電極5の1.2倍乃至4倍程度とする。A
l2O3膜102は、ハードマスク材料膜の密着層として
のみならず、ハードマスク材料膜堆積工程でのキャパシ
タ材料膜のダメージを防止する働きをする。本発明者の
実験によると、下部Pt電極膜30の下地の水素バリア
膜及び上部Pt電極上の水素バリア膜は、水素の拡散定
数が1E−5cm2/s以下の金属酸化物膜がよく、A
l2O3膜の他、AlxOy膜、AlN膜、WN膜、SrR
uO3膜、IrOx膜、RuOx膜、ReOx膜、OsO
x膜、ZrOx膜、MgOx膜等の金属酸化物膜の少なく
とも一種を用いて同様の効果が得られること、その膜厚
は少なくとも1nm以上で効果が得られることが確認さ
れている。
【0014】次に、図3に示すように、酸化膜103を
除去し、パターニングされた上部Pt電極5及び露出し
たPZT膜4を覆って、再度水素バリア膜となるAl2
O3膜104を10nm程度堆積する。その後、図4に
示すように、SiO2膜(又はSiNx膜)105をプラ
ズマCVDにより堆積し、これを上部Pt電極5を覆う
ハードマスクとしてパターン形成する。このときもAl
2O3膜104は、ハードマスクであるSiO2膜105
との密着層としてのみならず、その膜堆積工程でのキャ
パシタ材料膜のダメージを防止する働きをする。このA
l2O3膜104の他、AlxOy膜、AlN膜、WN膜、
SrRuO3膜、IrOx膜、RuOx膜、ReOx膜、
OsOx膜、ZrOx膜、MgOx膜等の金属酸化物膜の
少なくとも一種を用いることができる。しかしここは高
抵抗であることが必要であり、好ましくは比抵抗が1k
Ωcm以上の金属酸化物として、Al2O3の他に、Al
xOy,ZrOx,MgOx膜等の少なくとも一種を用いる
ことが好ましい。そして、SiO2膜105をマスクと
して、Al2O3膜104、PZT膜4及び下部Pt電極
3をパターン加工して強誘電体キャパシタCを得る。こ
のとき、下部Pt電極3の下地のAl2O3膜101をも
パターン加工する。強誘電体キャパシタCは、図示のよ
うに、上部Pt電極5より大きい面積のPZT膜4と下
部Pt電極3を持つようにパターン加工される。この
後、SiO2膜105を除去し、或いは残したまま、図
5に示すように層間絶縁膜6を堆積し、コンタクト孔を
開口して端子配線7を形成する。層間絶縁膜6の堆積に
先立って、強誘電体キャパシタC全体を覆うように、再
度Al2O3膜を堆積してもよい。
【0015】この実施の形態によると、密着層兼水素バ
リア膜として、チタンを含まないAl2O3等の金属酸化
物膜を用いることにより、TiOx,TiN等のチタン
を含む材料膜を用いた場合に比べて、強誘電体特性やト
ランジスタ特性の劣化が少なく、優れた特性のFRAM
を得ることができる。即ち、Al2O3膜の水素バリア膜
によりキャパシタ領域への水素拡散が効果的にブロック
される。また、PZT膜は層間絶縁膜との接触が殆どな
く、Pbの外方拡散が抑制され、更にTiを用いないこ
とからPZT膜へのチタン拡散のなく、優れた特性が得
られる。更に、Al2O3膜102を設けることは、この
上にマスク材103を形成する際のダメージ防止の作用
を持つ。但し、この実施の形態において、水素バリア膜
は、強誘電体キャパシタの上下、更に上部電極から強誘
電体膜の側面に延在するように、3層用いているが、こ
れらのうちいずれか一層のみ或いは二層を用いることに
よっても効果がある。 [実施の形態2]図6乃至図11は、実施の形態2によ
るFRAMの強誘電体キャパシタ製造工程を示す。この
実施の形態では、強誘電体キャパシタの上部電極の上側
表面にのみ水素バリア膜を形成する。まず図6に示すよ
うに、シリコン基板1にトランジスタ(図示せず)を形
成した後、その表面をシリコン酸化膜等の層間絶縁膜2
で覆い平坦化する。層間絶縁膜2上にチタンを含まない
密着層を介して約100nmの下部Pt電極膜30を例
えばスパッタにより堆積する。下部Pt電極膜30上に
更に、約150nmのPZT膜4を例えばスパッタ法又
はゾルゲル法により堆積する。その後PZT膜4は、例
えば650℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapid Therm
al Anneal)処理により結晶化させる。
【0016】PZT膜4上には、上部Pt電極膜50を
50nm程度堆積し、この上に更に水素バリア膜202
を10nm程度堆積する。水素バリア膜202として
は、水素の拡散定数が1E−5cm2/s以下の金属酸
化物膜がよく、代表的にはアルミニウム酸化物(Al2
O3)膜であるが、その他AlxOy膜、AlN膜、WN
膜、SrRuO3膜、IrOx膜、RuOx膜、ReOx
膜、OsOx膜、MgOx膜、ZrOx膜等の中の少なく
とも一種を用い得る。図7に示すように、水素バリア膜
202上には、ハードマスク材としてシリコン窒化膜
(SixNy膜)203(又はSixOyNz膜)をプ
ラズマCVD法により堆積する。この絶縁膜堆積の工程
で水素バリア膜202は、プラズマCVD法による下地
のプラズマダメージを防止すると共に、絶縁膜の密着性
を向上させる働きをする。次いで、SixNy膜203
上にレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジ
ストパターンを用いてSixNy膜203をエッチング
加工する。得られたSixNy膜203をマスクとし
て、図7に示すように、Al2O3膜202及び上部Pt
電極5をエッチング加工する。更に、図8に示すよう
に、SiO2等のハードマスク204を上部Pt電極5
を覆うようにパターン形成し、これを用いてPZT膜4
及び下部Pt電極膜30をエッチングして、PZT膜4
と下部Pt電極3が上部Pt電極5より大きい面積を持
って自己整合された強誘電体キャパシタCが得られる。
またその後、全面にAl2O3膜を形成してもよい(図示
せず)。
【0017】その後、図9に示すように、強誘電体キャ
パシタを覆うSiO2膜からなる層間絶縁膜6を堆積す
る。そして、CMP処理により層間絶縁膜6を平坦化す
る。このとき、SixNy膜203が平坦化処理のスト
ッパとなり、図10に示す平坦化構造が得られる。その
後、図11に示すようにコンタクト孔を開口して、上部
Pt電極5に接続される端子配線7を形成する。この実
施の形態によっても、上部Pt電極を覆う水素バリア膜
により、PZT膜への水素拡散が抑制されて、優れた強
誘電体キャパシタ特性が得られる。またこの実施の形態
の場合、水素バリア膜はその上に形成されたハードマス
クであるSiN膜により上部Pt電極と共にパターン加
工される。そして、ハードマスクはそのまま残されて、
後の平坦化処理のストッパとして用いられ、キャパシタ
形成後の確実な平坦化が図られる。更にTiを用いない
ことからPZT膜へのチタン拡散のなく、優れた特性が
得られる。 [実施の形態3]図12乃至図16は、実施の形態3に
よるFRAMの強誘電体キャパシタ製造工程を示す。こ
の実施の形態では、強誘電体キャパシタの上側表面から
側面、更に強誘電体膜の側面を経て、下部電極の上側表
面に延在するように水素バリア膜を形成する。図12に
示すように、シリコン基板1にトランジスタ(図示せ
ず)を形成した後、その表面をシリコン酸化膜等の層間
絶縁膜2で覆い平坦化する。層間絶縁膜2上にチタンを
含まない密着層301を介して約100nmの下部Pt
電極膜30をスパッタにより堆積する。下部Pt電極膜
30上に更に、約150nmのPZT膜4をスパッタ法
又はゾルゲル法により堆積する。その後PZT膜4は、
650℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapid Thermal
Anneal)処理により結晶化させる。PZT膜4上には、
上部Pt電極膜50を50nm程度堆積する。
【0018】上部Pt電極膜50上には、SiO2膜30
2をプラズマCVD法により堆積し、このSiO2膜3
02をハードマスクとしてパターン形成する。そして、
図13に示すように、上部Pt電極膜5及びPZT膜4
を順次エッチング加工する。このエッチング加工は、下
部Pt電極膜30の表面を一部エッチングするまで行
う。そしてマスクとして用いたSiO2膜302を除去
した後、図14に示すように、水素バリア膜303を堆
積する。この水素バリア膜303は、水素の拡散定数が
1E−5cm2/s以下の膜であるとが好ましく、代表
的にはアルミニウム酸化物(Al2O3)膜であるが、そ
の他AlxOy膜、AlN膜、WN膜、SrRuO3膜、
IrOx膜、RuOx膜、ReOx膜、OsOx膜、Mg
Ox膜、ZrOx膜等の中の少なくとも一種を用い得る。
但し、この実施の形態の水素バリア膜は高抵抗であるこ
とが必要であり、この点から好ましくは比抵抗が1kΩ
−cm以上の金属酸化物膜として、AlxOy,ZrO
x、MgOx膜等の少なくとも一種を用い得ることができ
る。その後、図15に示すように、キャパシタ領域を覆
うSiO2膜304のハードマスクを再度パターン形成
し、このマスクを用いて、水素バリア膜303、下部P
t電極膜3及び密着層301をエッチング加工して、強
誘電体キャパシタCを形成する。そして、マスクを除去
して、図16に示すように、層間絶縁膜6を堆積し、コ
ンタクト孔を開口して端子配線7を形成する。
【0019】この実施の形態によると、上部Pt電極5
とPZT膜4が自己整合されたパターン形成され、下部
Pt電極3がこれらより大きい面積をもって形成され
る。そして上部Pt電極5の上面から、上部Pt電極5
と自己整合的にパターン形成されるPZT膜の側面、及
び下部Pt電極の表面にまで延在して水素バリア膜30
3が形成される。これにより、その後の工程でのPTZ
膜4の下部電極界面への水素拡散が抑制され、優れた強
誘電体特性が得られる。また、PZT膜は層間絶縁膜と
接触せず、Pbの拡散が防止される。更にTi密着層を
用いないから、PZT膜へのTi拡散がなく、優れた特
性が得られる。 [実施の形態4]図17乃至図20は、実施の形態4に
よるFRAMの強誘電体キャパシタ製造工程を示す。こ
の実施の形態では、強誘電体キャパシタを覆う層間絶縁
膜内部に強誘電体キャパシタを囲むように水素バリア膜
を介在させる。図17に示すように、シリコン基板1に
トランジスタ(図示せず)を形成した後、その表面をシ
リコン酸化膜等の層間絶縁膜2で覆い平坦化する。この
層間絶縁膜2上に密着層401を介して、下部Pt電極
3、PZT膜4及び上部Pt電極5からなる強誘電体キ
ャパシタCを形成する。
【0020】具体的には、約100nmの下部Pt電極
膜3をスパッタにより堆積し、その上に約150nmの
PZT膜4をスパッタ法又はゾルゲル法により堆積し
て、650℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapid Therm
al Anneal)処理により結晶化させる。PZT膜4上に
は、上部Pt電極膜5を50nm程度堆積する。そして
これらの積層膜を順次エッチング加工して、強誘電体キ
ャパシタCを形成する。このとき、図示しないが、第1
のマスク材を用いて上部Pt電極膜5をエッチングし、
更に第1のマスク材より大きい面積の第2のマスク材を
用いてPZT膜4及び下部Pt電極膜3のエッチングを
行う。この様にパターン形成された強誘電体キャパシタ
Cを覆って、図18に示すように、薄い層間絶縁膜6a
を堆積する。この層間絶縁膜6a上に、図19に示すよ
うに水素バリア膜402を堆積し、更に層間絶縁膜6b
を堆積する。即ち、中間部に水素バリア膜402を介在
させた層間絶縁膜6a,6bを形成する。なおこの実施
の形態の場合、層間絶縁膜6aの厚みを上部Pt電極
5、PZT膜4、下部Pt電極3等の厚みの0.2倍以
上から2倍以下にすることにより、或いは強誘電体キャ
パシタCの厚みに対して、0.05倍以上から3倍以下
にすることにより、水素バリア膜402はカバレージよ
く堆積することができる。最後に、図20に示すように
コンタクト孔を開けて、上部Pt電極5に接続される端
子配線7を形成する。
【0021】この実施の形態においても、水素バリア膜
402としては、水素の拡散定数が1E−5cm2/s
以下の膜であり、好ましくは比抵抗が1kΩ−cm以上
の金属酸化物膜がよく、代表的にはアルミニウム酸化物
(Al2O3)膜である。この様に、水素バリア膜を層間
絶縁膜中に挿入することにより、強誘電体キャパシタの
性能劣化が防止される。またこの層間絶縁膜中の水素バ
リア膜は、最終的に素子上面を覆うパシベーション膜
(通常SiN膜)を堆積する工程での強誘電体キャパシ
タのダメージを抑制する。更に、層間絶縁膜6aの部分
は、水素バリア膜と強誘電体キャパシタCが直接接触す
ることによる反応を防止する働きをする。更に、PZT
膜のPb拡散防止の効果、Tiを用いないことによるP
ZT膜へのTi拡散防止の効果が得られる。また、Al
2O3膜は絶縁膜であるから、パターン加工することな
く、層間絶縁膜中全体に全面に入れることができ、拡散
層に対するコンタクトの短絡も生じない。更に、水素バ
リア膜を層間絶縁膜を一層介して形成することにより、
水素バリア膜の応力緩和が図られる。この実施の形態の
場合、水素バリア膜として、Al2O3の他、AlxOy,
TiOx,ZrOx,MgOx,MgTiOx等の中の少な
くとも一種が有効である。
【0022】[実施の形態5]図21は、上記実施の形
態4により得られた構造に、更に層間絶縁膜6c,6d
を積層し、SiN膜からなるパシベーション膜8を形成
する際に、層間絶縁膜6c,6dの間に水素バリア膜4
03を介在させたものである。この様に層間絶縁膜に多
層に水素バリア膜を介在させることにより、より一層の
水素拡散防止の効果が期待できる。またこの構造によ
り、SiNからなるパシベーション膜堆積のダメージが
効果的に低減することが確認されている。図22は、図
21の構造を基本として、層間絶縁膜6bを平坦化して
配線7を形成した構造を示している。図23は更に、図
22における層間絶縁膜6aを平坦化して、水素バリア
膜402をその平坦面に形成した構造を示している。 [実施の形態6]図24は、実施の形態4により得られ
る構造を変形した実施の形態である。即ちこの実施の形
態では、層間絶縁膜6a,6bの間に挿入される水素バ
リア膜402の底部が、強誘電体キャパシタCの下部P
t電極3の底部より更に、Δtだけ低くなるようにして
いる。この様な構造とすることにより、水素バリア膜4
02の下の層間絶縁膜中を通って強誘電体キャパシタC
の領域まで供給される水素ガスの拡散経路を狭めること
ができ、より効果的な水素拡散防止が図られる。更に実
施の形態5と同様の効果が得られることはいうまでもな
い。
【0023】図25は、図24の構造を基本として、水
素バリア膜402を強誘電体キャパシタCの領域を覆う
一定範囲にパターニングした構造を示している。水素バ
リア膜402をキャパシタ周辺で下部Pt電極3の底部
より下に配置することにより水素拡散防止の効果が大き
くなっているため、層間絶縁膜内に全面に入れることな
く、この様に部分的に水素バリア膜402を入れても十
分な水素拡散防止の効果が期待できる。また、図25で
は、層間絶縁膜6bを平坦化している。図26は、図2
1の構造を基本として、水素バリア膜402を強誘電体
キャパシタCの領域を覆う一定範囲にパターニングした
構造を示している。図27乃至図29は実施の形態4に
より得られる構造を変形した実施の形態である。すなわ
ちこの実施の形態では、水素バリア膜402を層間絶縁
膜6bのCMP工程での平坦化の際のストッパ膜として
用いている。図18に示すように、層間絶縁膜6aを堆
積した後、この層間絶縁膜6a上に、図27に示すよう
に、水素バリア膜402を堆積し、更に層間絶縁膜6b
を堆積する。なおこの実施の形態の場合、層間絶縁膜の
厚みが強誘電体キャパシタCの厚みに対して約0.15
倍になるように堆積する。そして図28に示すように、
CMP工程の際に水素バリア膜402をストッパ膜とし
て用いて層間絶縁膜6bを平坦化する。更に図29に示
すように、層間絶縁膜6b上に層間絶縁膜6cを形成す
る。最後にコンタクト孔を開けて、上部Pt電極5に接
続される端子配線7を形成する。
【0024】この実施の形態において、水素バリア膜4
02は、水素の拡散定数が1E−5cm2/S以下の膜
であり、代表的にはアルミニウム酸化膜(Al2O3)
膜である。その他、AlxOy膜、TiOx膜、MgOx
膜、ZrOx膜、あるいはその組み合わせ、あるいは前
記元素を一種類以上含む複合金属酸化物を用いることに
より効果がある。この実施の形態によると、キャパシタ
Cと端子配線7との間の層間絶縁膜を所望の膜厚に形成
することができる。また、水素バリア膜を層間絶縁膜中
に挿入することにより、強誘電体キャパシタの性能劣化
が防止される。更に実施の形態4と同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。なお、この実施の形態は、図
22及び図25に示した実施の形態に用いることも可能
である。すなわち、図22及び図25の水素バリア膜4
02をストッパ膜として用いて層間絶縁間6bを平坦化
し、その上に層間絶縁膜6cを形成して、キャパシタC
と端子配線7との間の層間絶縁膜を所望の膜厚に形成す
るものである。また、この実施の形態は、図16の層間
絶縁膜6を所望の膜厚に形成する場合に用いることが可
能であることはいうまでもない。図16中の水素バリア
膜303をストッパーとして用いている。また、他の実
施例と組み合わせて用いることも可能である。
【0025】ここで、水素バリア膜402がストッパ膜
として不充分な場合、図30に示すように前記402水
素バリア膜上にSixNy(もしくはSixNyOz)
からなるストッパ膜402bを100Å程度形成する方
法も考えられる。この場合は図31に示されるように、
ストッパ膜402bを活用して層間絶縁膜6bを平坦化
する。更に図32に示すように、層間絶縁膜6b上に層
間絶縁膜6cを形成する。最後にコンタクト孔を開け
て、上部Pt電極5に接続される端子配線7を形成す
る。この水素バリア膜上のストッパーSixNy(もし
くはSixNyOz)膜は、図11、16、22、25
においても同様な使用方法が可能である。 [実施の形態7]図33乃至図36は、実施の形態7に
よるFRAMの強誘電体キャパシタ製造工程を示す。図
33に示すように、シリコン基板1にトランジスタ(図
示せず)を形成した後、その表面をシリコン酸化膜等の
層間絶縁膜2で覆い平坦化する。この層間絶縁膜2上の
強誘電体キャパシタ形成領域には溝701を加工する。
そして、図34に示すように、水素バリア膜702を2
0nm程度堆積し、続いて下部Pt電極膜30を約10
0nm、PZT膜4を約150nm堆積する。その後P
ZT膜4は、650℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapi
d Thermal Anneal)処理により結晶化させる。
【0026】続いて、図35に示すように、CMP処理
を行って、溝701の外側では水素バリア膜702が除
去され、PZT膜4が溝701にのみ埋め込まれた状態
になるように平坦化する。そして、図36に示すよう
に、PZT膜4上に水素バリア膜703を堆積し、これ
に上部電極開口を開けた後、上部Pt電極5をパターン
形成する。水素バリア膜703は上部Pt電極5と共に
パターン加工する。こうして強誘電体キャパシタCが得
られる。この後は図示しないが、層間絶縁膜を堆積し、
コンタクト孔を開けて端子配線を形成する。この実施の
形態において、水素バリア膜702,703としては、
水素の拡散定数が1E−5cm2/s以下の膜であり、
好ましくは比抵抗が1kΩ−cm以上の金属酸化物膜が
よく、代表的にはアルミニウム酸化物(Al2O3)膜で
ある。またこの実施の形態の場合水素バリア膜702,
703として、Al2O3の他、SrRuO3,ZrOx,
RuOx,SrOx,MgOx等が用いられるが、上側の
水素バリア膜703は上下電極を短絡することになるた
め、できるだけ高抵抗膜を用いることが好ましい。この
実施の形態によると、特に下部Pt電極3に対する水素
拡散が効果的に抑制され、優れた強誘電体キャパシタ特
性が得られる。更に、PZT膜へのTi拡散がなく、P
ZT膜のPbの外方拡散がなく、優れた特性が得られ
る。更に、水素バリア膜702、下部電極4、PZT膜
4は、溝701内に自己整合的に形成することができ
る。また、水素バリア膜702、下部電極膜30、PZ
T膜4をエッチング加工によらず、CMP処理により加
工している。このため、水素バリア膜702や下部電極
30等の側面に段差が形成されず、信頼性のよい強誘電
体キャパシタが得られる。
【0027】[実施の形態8]図37は、上記実施の形
態7の構造を変形した実施の形態である。この実施の形
態では、層間絶縁膜2に形成した溝701の底面及び側
面に水素バリア膜702を形成した後、下部Pt電極
3、PZT膜4及び上部Pt電極5を順次溝701に埋
め込んでいる。そして、更に水素バリア膜707でキャ
パシタCの領域を覆い、層間絶縁膜6を堆積した後、コ
ンタクト孔を開口して端子配線7を形成している。この
実施の形態によると、PZT膜に対する水素拡散がより
効果的に抑制され、優れた強誘電体キャパシタ特性が得
られる。更に、PZT膜へのTi拡散がなく、PZT膜
のPbの外方拡散がなく、優れた特性が得られる。更
に、強誘電体キャパシタ全体が溝701内に自己整合的
に形成される。 [実施の形態9]図38は、実施の形態8を更に進め
て、上部の水素バリア層703まで溝701に埋め込む
ようにした実施の形態である。これらの実施の形態によ
ると、強誘電体キャパシタの全体を水素バリア膜で覆っ
た状態になり、水素拡散に影響を一層効果的に低減する
ことができる。更に、PZT膜へのTi拡散がなく、P
ZT膜のPbの外方拡散がなく、優れた特性が得られ、
強誘電体キャパシタ全体が溝701内に自己整合的に形
成されるという効果が得られる。
【0028】[実施の形態10]図39乃至図41及び
図42乃至図43は、下部Pt電極の下に水素バリア膜
を形成する実施の形態において、その製造工程で自動的
にPZT膜側面にも水素バリア膜を形成するようにした
FRAMのキャパシタ製造工程を示す。図39に示すよ
うに、トランジスタが形成されたシリコン基板1に層間
絶縁膜2を形成した後、この上に水素バリア膜801を
介して、下部Pt電極膜30、PZT膜4及び上部電極
膜50を順次堆積する。PZT膜4に対して結晶化熱処
理を行うことは、先の各実施の形態と同様である。水素
バリア膜801としては、水素の拡散定数が1E−5c
m2/s以下の金属酸化物膜がよく、代表的にはアルミ
ニウム酸化物(Al2O3)膜である。またこの実施の形
態の場合水素バリア膜801として、Al2O3の他、S
rRuO3,ZrOx,RuOx,SrOx,MgOx等の
少なくとも一種が用いられる。この後、図40に示すよ
うに、上部Pt電極5をパターン形成する。その後、図
41に示すように、SiO2膜802を堆積し、レジス
トパターン803を用いてこれを上部Pt電極5を覆う
ようにパターン形成する。こうしてパターン形成された
SiO2膜802をマスクとして、PZT膜4、下部P
t電極膜30及び水素バリア膜801に対して、RIE
等のドライエッチングを行い、PZT膜4と下部Pt電
極3を上部Pt電極5より大きい面積をもってパターン
加工する。これにより、図42に示すように強誘電体キ
ャパシタCが得られる。
【0029】上述のPZT膜4、下部Pt電極膜3及び
水素バリア膜801のドライエッチング工程では、PZ
T膜4及び下部Pt電極膜30が垂直に近い側壁、具体
的には75°以上の急傾斜面となるようにエッチングさ
れる条件を用いる。この様なエッチング条件を用いる
と、図42に示すように、加工されたPZT膜4及び下
部Pt電極3の側面には再堆積膜804が形成される。
この再堆積膜804は、水素バリア膜801の材料のほ
か、PZT膜4、Pt膜、SiO2膜等のエッチングさ
れたものを含むが、水素バリア膜材料膜を含むために一
定の水素バリア効果を示すものとなる。その後、図43
に示すように、層間絶縁膜6を堆積し、コンタクト孔を
開けて端子配線7を形成する。この実施の形態による
と、強誘電体キャパシタCの側面に自動的に水素バリア
効果を持つ保護膜を形成することができる。PZT膜へ
のTi拡散、PZT膜のPbの外方拡散がなく、優れた
特性が得られる。更に、上部電極5を絶縁膜で覆った状
態でPZT膜4及び下部電極3を大きい面積で加工して
おり、上下電極の短絡自己も確実に防止される。 [実施の形態11]図44は、実施の形態11によるF
RAMの強誘電体キャパシタ構造を示す。従来のPt/
PZT/Pt構造の強誘電体キャパシタでは、多層配線
工程を経ることにより、水素還元作用等により、強誘電
体特性の劣化が認められる。具体的には、1E5から1
E8回の自発分極スイッチにより、自発分極量は大きく
低下する。この実施の形態においては、図44に示すよ
うに、上下電極5,3とPZT膜4の間にSrxRuyO
z膜(但し、組成比x,yは零の場合を含み、以下で単
にSRO膜という)901,902を介在させ、且つそ
の厚みをPZT膜4の厚みとの関係で所定範囲に設定す
ることにより、疲労特性の改善を図る。
【0030】具体的な製造工程は、層間絶縁膜2上に下
部Pt電極3とSRO膜901をスパッタにより堆積し
て、結晶化アニールを行う。次いでPZT膜4をガス圧
2〜4.5Paの条件で厚スパッタにより堆積し、続け
てSRO膜902を堆積して、この段階で結晶化アニー
ルを行う。更に上部Pt電極5をスパッタにより堆積し
て再度、結晶化アニールを行う。この後、キャップ材と
なるシリコン酸化膜を堆積し、リソグラフィ工程及びR
IE工程を経て、上部Pt電極をパターン形成する。続
いて、別のリソグラフィ工程とRIE工程により、PZ
T膜及び下部Pt電極をパターン形成する。この段階で
650℃の回復アニールを行う。この後図示しないが、
層間絶縁膜を堆積し、上部Pt電極に対するコンタクト
孔を開け、再度650℃の回復アニールを行い、配線を
形成する。実際の工程では、PZT膜4の膜厚Tpzt
(nm)、SRO膜901,902の各膜厚Tsro(BE)
(nm),Tsro(TE)(nm)、PZT膜4の結晶化温
度(℃)等をパラメータとして種々のテストサンプルを
作り、特性の評価を行った。下記表1は、そのテストサ
ンプルの条件と評価結果を示している。各サンプルで
は、Tsro(BE)=Tsro(TE)とし、これを以下では単にT
sroとして示す。但し、サンプルNo.12は、下部電
極側にのみSRO膜を設けた例、No.13はいずれに
もSRO膜を設けない例である。評価結果は、自発分極
量QSW(μC/cm2)と、総合評価(○は良、△はや
や良、×は不良)を示した。
【0031】 なお、リーク特性については直流5Vを印加したときの
リーク電流が、10−4A/cm2を超えるものを不良
と判定し、また総合評価はリーク特性の他、自発分極特
性の角形比を含めて判定を行った。
【0032】以上の結果から、主要なテストサンプルの
データに基づいて、PZT膜の厚みTpztとSRO膜の
厚みTsroの関係で特性の良否を示したのが、図45で
ある。サンプルNo.7から明らかなように、SRO膜
の厚みTsroが5nm、従って上下SRO膜の合計膜厚
10nm未満では、良好な結果が得られていない。そし
て図45の一点鎖線AとSRO膜の厚みTsroの現在の
技術で形成可能な最小値5nmで区切られる斜線の範囲
で、ほぼ良好な結果が得られる。この斜線の範囲はほ
ぼ、10≦Tsro(BE)+Tsro(RE)≦(3/20)Tpzt
−2と表される。概略的にはこの範囲は、10≦Tsro
(BE)+Tsro(TE)≦(2/12)Tpztで近似される。特
に好ましくは、実線B以下の範囲であり、これは概略、
10≦Tsro(BE)+Tsro(TE)≦(2/15)Tpztとな
る。結晶化温度については、750℃のサンプルNo.
3ではリークが大きく、これは結晶化アニールが過大で
あることを示している。図46は、上述のテストサンプ
ルNo.4について、疲労テスト(交流5Vのストレス
をパルス幅20μSで3E10回印加)を行った後の自
発分極量(実線)を初期状態(破線)と共に示したもの
である。図47は、同じく疲労テスト回数と自発分極量
の大きさの関係を示している。図46から、初期状態で
約20μC/cm2であるのに対し、疲労後は30μC
/cm2となっており、初期状態に比べて特性が改善さ
れていることが分かる。
【0033】即ち、図に示したような、Pt/SRO/
PZT/SRO/Pt構造の強誘電体キャパシタを形成
した場合、前述の不等式を満たす範囲内でPZT膜とS
RO膜の厚みを選択すれば、疲労特性の向上した強誘電
体キャパシタが得られる。つまり、書き換え回数が増加
するほど、特性がよくなる強誘電体キャパシタを得るこ
とができる。 [実施の形態12]PZT膜を用いた強誘電体キャパシ
タを持つFRAMは、キャパシタの加工プロセスダメー
ジによる特性劣化が問題になる。通常この加工プロセス
ダメージに対しては、キャパシタ形成後、金属配線形成
前に、酸素雰囲気中の高温熱処理によるダメージ回復処
理が行われる。金属配線形成後は、高温熱処理ができな
い。しかしながら、このダメージ回復過程については、
これまで十分な検討がなされておらず、回復不完全であ
る場合が多い。そして、ダメージ回復が不完全である
と、それ以降のプロセスでのダメージに対する耐性も低
下し、最終的なFRAMの電気的特性、信頼性及び歩留
まりの低下をもたらす。この実施の形態では、強誘電体
キャパシタのコンタクト構造の改良により、ダメージ回
復を確実なものとする。
【0034】図48は、この実施の形態によるFRAM
の構造を示す。シリコン基板1には、強誘電体キャパシ
タCと共にメモリセルを構成するトランジスタQが形成
されている。トランジスタQは、シリコン基板1にゲー
ト絶縁膜11を介して形成されたゲート電極12と、こ
れに自己整合されて形成されたn型拡散層13とから構
成される。このトランジスタQが形成された基板は、層
間絶縁膜2で覆われて平坦化される。層間絶縁膜2には
n型拡散層13に対するコンタクトプラグ14が埋め込
まれる。層間絶縁膜2上に、下部Pt電極3、PZT膜
4及び上部電極5からなる強誘電体キャパシタCが形成
されている。この強誘電体キャパシタCが形成された基
板には更に層間絶縁膜6が形成され、この層間絶縁膜6
上にキャパシタCの上部電極5とトランジスタQのn型
拡散層13を接続する第1層金属配線7が形成される。
ここでこの実施の形態では、金属配線7の強誘電体キャ
パシタCに対するコンタクト21は、その上部電極面積
Xに対するコンタクト面積Yが、Y/X≧0.5満たす
ように設定したことを特徴としている。通常コンタクト
の大きさは、デザインルールに従って一定とされ、金属
配線7のn型拡散層13に対するコンタクト22と、強
誘電体キャパシタCに対するコンタクト21を同じ大き
さとなるのが一般的である。これに対しこの実施の形態
では、キャパシタCに対するコンタクト21を拡散層1
3に対するコンタクト22に比べて大きく設定してい
る。そして、このキャパシタCに対するコンタクト21
の大きさが、金属配線形成前のダメージ回復処理におい
て有効になる。
【0035】図49乃至図51はこの実施の形態におい
て、キャパシタCに着目した製造工程を示している。層
間絶縁膜2上に密着層としてTi膜をスパッタにより約
20nm堆積し、その上に約150nmの下部Pt電極
膜30をスパッタにより堆積する。下部Pt電極膜30上
に更に、約200nmのPZT膜4をスパッタ法又はゾ
ルゲル法により堆積する。その後PZT膜4は、650
℃の酸素雰囲気中でのRTA(Rapid Thermal Annea
l)処理により結晶化させる。PZT膜4上には、上部
電極膜50を堆積する。上部電極膜50は、175nm程
度のPt膜又は、SrRuOx(1nm)/Pt(17
5nm)の積層膜とする。上部電極膜50を図示しない
マスク材を用いてエッチングし、パターン形成された上
部電極5を覆うマスク材を用いて更にPZT膜4、下部
Pt電極膜30及びTi膜をエッチング加工する。この
状態で、650℃の酸素雰囲気中でダメージ回復のため
の熱処理を行う。更に層間絶縁膜6を堆積し、コンタク
ト孔21を開ける。このとき上述のように、強誘電体キ
ャパシタCに対するコンタクト21は、その上部電極面
積Xに対するコンタクト面積Yが、Y/X≧0.5満た
すように設定する。この状態で、再度、650℃の酸素
雰囲気中でダメージ回復のための熱処理を行う。その
後、Ti/Al膜による配線を形成する。
【0036】図52及び図53はそれぞれ、上部電極と
してPt膜、SRO/Pt膜を用いた場合について、上
部電極コンタクト面積の大きさと、分極量の関係を測定
した結果を示している。各図の実線は、上部電極コンタ
クト孔を開口した状態での分極量であり、一点鎖線はそ
の状態で回復アニールを行い、配線を形成した後の分極
量である。従来の一般的な上部コンタクト面積比は、
0.1程度であり、このとき図52では、コンタクト孔
形成後の分極量に比べて配線形成後の分極量が小さい。
上部電極コンタクト面積比を0.5以上にすると、コン
タクト孔形成後の分極量に比べて、回復アニールを行っ
て配線形成した後の分極量が顕著に大きくなっている。
図53でも同様の傾向が認められる。これらの図から明
らかに、上部電極コンタクト面積比を0.5以上とする
ことにより、顕著な回復特性を示している。 [実施の形態13]図54は、COP構造のFRAMの
実施の形態であり、一回のリソグラフィ工程でセルフア
ラインされた微細な強誘電体キャパシタを形成する実施
の形態である。以下に、図55乃至図61を参照して具
体的に製造工程を説明する。シリコン基板1にはまず、
STI(Shallow Trench Isolation)により素子分離
絶縁膜31を形成する。素子分離絶縁膜31はLOCO
S法によって形成してもよい。その後シリコン基板には
しきい値調整のためのイオン注入を行った後、ゲート酸
化膜11を形成し、n型多結晶シリコンとWSi等のシ
リサイド膜の積層構造からなるゲート電極12を形成す
る。ゲート電極12はリソグラフィによりワード線とし
てパターン形成する。このゲート電極形成にセルフアラ
インシリサイド(サリサイド)工程を用いることもでき
る。ゲート電極12の周囲には熱酸化により保護膜32
を形成する。この保護膜32として堆積膜を用いてもよ
い。その後イオン注入により、ソース、ドレイン領域に
n型拡散層13を形成する(図55)。
【0037】次いで、第1の層間絶縁膜2を堆積し、平
坦化した後、n型拡散層13に対するコンタクト孔を開
口し(図56)、このコンタクト孔にコンタクトプラグ
16を埋め込む(図57)。このコンタクトプラグ14
の埋め込みは、導電性材料例えばタングステンをスパッ
タ或いは気相成長法で堆積し、これをCMP処理により
平坦化することで行われる。タングステンの選択成長法
等によりコンタクトプラグ14を埋め込んでもよい。こ
の後、コンタクトプラグ14が埋め込まれた層間絶縁膜
2上に、キャパシタ形成用の下部Pt電極膜30、PZ
T膜4及び上部Pt電極膜50を順次堆積する。PZT
膜4は堆積後、650℃〜700℃で結晶化アニールを
行う。下部Pt電極30及び上部Pt電極50とPZT膜
4の間には、先の実施の形態11で説明したように、S
RO膜を介在させることが好ましい。以上の積層膜形成
後、シリコン酸化膜或いはシリコン窒化膜等のハードマ
スク材33を堆積し、その上にレジストパターン35を
パターン形成する(図58)。そして、異方性エッチン
グによりハードマスク材33をパターン加工し、レジス
トパターンをアッシング除去した後、上部電極材料膜5
0をエッチングして、上部電極5をパターン加工する
(図59)。
【0038】次いで、再度ハードマスク材34を堆積す
る(図60)。このハードマスク材34は、先のハード
マスク材33と同じ材料が好ましいが、異なる材料膜で
あってもよい。このハードマスク材34の厚みは、PZ
T膜4の厚みと同程度から2倍以下のものとする。これ
は、上部電極5の端部から下部電極へと抜ける電気力線
がおよそPZT膜4の膜厚分外側に延びるため、その分
の側壁厚を必要とするためである。またプロセスダメー
ジの緩和を考えると、十分な側壁膜厚を確保することが
好ましいが、微細化との兼ね合いから、この程度の膜厚
とすることが最適である。そして、ハードマスク材34
を異方性ドライエッチングによりエッチバックして、第
1のハードマスク33と上部電極5の側壁のみに保護膜
として残す(図61)。この後、ハードマスク33,3
4をマスクとして用いてPZT膜4と下部Pt電極膜3
0を異方性エッチングによりパターン加工する(図5
4)。これにより、PZT膜4と下部Pt電極3が、上
部Pt電極5より一定の面積の広がりを持つ構造、即ち
フリンジ構造の強誘電体キャパシタCが得られる。なお
この実施の形態においても、先に実施の形態1以下で説
明したような水素バリア膜を設けることが、信頼性上好
ましい。
【0039】以上のようにこの実施の形態によれば、1
回のリソグラフィ工程で上部電極に対して強誘電体膜に
フリンジを持たせた強誘電体キャパシタが得られる。こ
の様なフリンジがあることにより、後のプロセスでのダ
メージから強誘電体キャパシタを保護することができ
る。また下部電極が上部電極より外側に延在すること
で、下部電極をエッチング加工するときにPZT膜側面
に生じる堆積膜(フェンス)が上部電極に接触する事態
を防止することができる。更に、上部電極端部と下部電
極の間の電気力線が強誘電体膜を通ることになり、上部
電極が大きな面積を持つ場合と等価の作用が得られる。
以上の実施の形態では、図54で説明したCOP構造の
実施の形態を除き、上部電極が各強誘電体キャパシタの
個別端子となる。従って下部電極については、複数のメ
モリセルで共通にプレートに接続する必要がある。これ
は説明を省略したが、例えば各図の素子断面に直交する
方向に下部電極を連続的にパターン形成することにより
プレートとすればよい。図54の実施の形態の場合に
は、上部電極を連結するプレートが設けられることにな
る。また、ここまでの実施の形態では、強誘電体膜とし
てPZT膜を用いたが、他のペロブスカイト型結晶構造
を持つ層状酸化物強誘電体、例えばPLZT((Pb,
La)(Zr,Ti)O3)や、SBT(SrBi2Ta
2O9)を用いた場合にも同様にこの発明を適用すること
ができる。
【0040】更に、実施の形態11は、Pt電極の代わ
りにIr等の他の金属電極を用いた場合も有効であり、
それ以外の実施の形態は、Pt電極の他、Ir電極や金
属酸化物IrOx,RuOx,SrRuOX等の電極、或
いはそれらの複合電極を用いた場合にも有効である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、加
工プロセスで生じる水素還元作用による強誘電体キャパ
シタの特性劣化を抑制して、優れた特性の強誘電体キャ
パシタを持つ半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図4】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製造
工程を示す図である。
【図5】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製造
工程を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2によるFRAMの強誘
電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図9】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製造
工程を示す図である。
【図10】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図11】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態3によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態3によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態3によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図15】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図16】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図17】この発明の実施の形態4によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図18】この発明の実施の形態4によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図19】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図20】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図21】この発明の実施の形態5によるFRAMの強
誘電体キャパシタの構造を示す図である。
【図22】同実施の形態の構造を変形した構造を示す図
である。
【図23】図22の実施の形態の構造を変形した構造を
示す図である。
【図24】この発明の実施の形態6によるFRAMの強
誘電体キャパシタの構造を示す図である。
【図25】同実施の形態の構造を変形した構造を示す図
である。
【図26】図21の実施の形態の構造を変形した構造を
示す図であるる
【図27】この発明の実施の形態4によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図28】この発明の実施の形態4によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図29】この発明の実施の形態4によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図30】この発明の実施の形態4変形例によるFRA
Mの強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図31】この発明の実施の形態4変形例によるFRA
Mの強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図32】この発明の実施の形態4変形例によるFRA
Mの強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図33】この発明の実施の形態7によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図34】この発明の実施の形態7によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図35】この発明の実施の形態7によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図36】この発明の実施の形態7によるFRAMの強
誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図37】この発明の実施の形態8によるFRAMの強
誘電体キャパシタの構造を示す図である。
【図38】この発明の実施の形態9によるFRAMの強
誘電体キャパシタの構造を示す図である。
【図39】この発明の実施の形態10によるFRAMの
強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図40】この発明の実施の形態10によるFRAMの
強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図41】この発明の実施の形態10によるFRAMの
強誘電体キャパシタの製造工程を示す図である。
【図42】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図43】同実施の形態による強誘電体キャパシタの製
造工程を示す図である。
【図44】この発明の実施の形態11によるFRAMの
強誘電体キャパシタの構造を示す図である。
【図45】同実施の形態でのテストサンプルの膜厚と特
性の関係を示す図である。
【図46】同じく良品テストサンプルでの初期特性と疲
労特性を示す図である。
【図47】同じく良品サンプルの疲労特性を示す図であ
る。
【図48】この発明の実施の形態12によるFRAMの
強誘電体キャパシタ構造を示す図である。
【図49】同実施の形態でのキャパシタの製造工程を示
す図である。
【図50】同実施の形態でのキャパシタの製造工程を示
す図である。
【図51】同実施の形態でのキャパシタの製造工程を示
す図である。
【図52】同実施の形態でのサンプルの強誘電体キャパ
シタの上部電極コンタクト面積比と回復特性を示す図で
ある。
【図53】同実施の形態でのサンプルの強誘電体キャパ
シタの上部電極コンタクト面積比と回復特性を示す図で
ある。
【図54】この発明の実施の形態13によるFRAMの
構造を示す図である。
【図55】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図56】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図57】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図58】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図59】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図60】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【図61】同実施の形態のFRAMの製造工程を示す図
である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…層間絶縁膜、30…下部Pt電
極膜、3…上部Pt電極、4…PZT膜、50…上部P
t電極膜、5…上部Pt電極、6…層間絶縁膜、7…配
線、101,102,104,202,303,40
2,403,702,703,801…水素バリア膜、
901,902…SRO膜、34…側壁保護膜、C…強
誘電体キャパシタ、Q…トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/108 H01L 29/78 371 29/788 29/792 (72)発明者 國島 巌 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 岩元 剛 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株式会社東芝 生産技術研究所内 審査官 井原 純 (56)参考文献 特開 平7−111318(JP,A) 特開 平9−331031(JP,A) 特開 平10−12830(JP,A) 特開 平4−102367(JP,A) 国際公開97/35341(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 451 C23C 14/08 C23C 16/40 H01L 21/8242 H01L 21/8247 H01L 27/108 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を介して、チタン
    を含まない第1の水素バリア膜、下部電極材料膜及び強
    誘電体膜、上部電極材料膜及びチタンを含まない第2の
    水素バリア膜を順次堆積する工程と、 第1のマスクを用いて前記上部電極材料膜及び前記第2
    の水素バリア膜をエッチングして上部電極をパターン形
    成する工程と、 前記第1のマスクを除去する工程と、 前記第2の水素バリア膜上及び露出した強誘電体膜上を
    含む表面上にチタンを含まない第3の水素バリア膜を形
    成する工程と、 前記第3の水素バリア膜上に、前記上部電極及び第2の
    水素バリア膜を覆う範囲に形成された第2のマスクを用
    いて前記強誘電体膜及び下部電極材料膜を順次エッチン
    グして、強誘電体膜とこれに自己整合された下部電極を
    パターン形成する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に絶縁膜を介して、チタン
    を含まない第1の水素バリア膜、下部電極材料膜及び強
    誘電体膜、上部電極材料膜及びチタンを含まない第2の
    水素バリア膜を順次堆積する工程と、 第1のマスクを用いて前記第2の水素バリア膜及び上部
    電極材料膜を順次エッチングして上部電極をパターン形
    成する工程と、 前記上部電極の領域を覆い前記第1のマスク上及び露出
    した強誘電体膜上に形成された第2のマスクを用いて前
    記強誘電体膜及び下部電極材料膜を順次エッチングし
    て、強誘電体膜とこれに自己整合された下部電極をパタ
    ーン形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に絶縁膜を介して、下部電
    極材料膜及び強誘電体膜、上部電極材料膜を順次堆積す
    る工程と、 第1のマスクを用いて前記上部電極材料膜をエッチング
    して上部電極をパターン形成する工程と、 前記第1のマスクを除去する工程と、 前記上部電極及び露出した前記強誘電体膜上を含む表面
    上にチタン含まない水素バリア膜を堆積する工程と、 前記水素バリア膜上に前記上部電極の領域を覆うように
    形成された第2のマスクを用いて前記水素バリア膜、前
    記強誘電体膜及び下部電極材料膜を順次エッチングし
    て、強誘電体膜とこれに自己整合された下部電極をパタ
    ーン形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に絶縁膜を介して、下部電
    極材料膜、強誘電体膜、上部電極材料膜及びチタンを含
    まない水素バリア膜を順次堆積する工程と、 前記水素バリア膜上にシリコン窒化膜マスクをパターン
    形成する工程と、 前記シリコン窒化膜マスクを用いて前記水素バリア膜及
    び上部電極材料膜をエッチングして上部電極をパターン
    形成する工程と、 前記シリコン窒化膜マスク上に前記上部電極の領域を覆
    うように形成された第2のマスクを用いて前記強誘電体
    膜及び下部電極材料膜を前記上部電極より大きい面積を
    もってパターン加工して強誘電体キャパシタを形成する
    工程と、 前記強誘電体キャパシタを覆う層間絶縁膜を堆積し、前
    記シリコン窒化膜マスクをストッパとする研磨処理によ
    り前記層間絶縁膜を平坦化する工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に絶縁膜を介して、下部電
    極材料膜、強誘電体膜及び上部電極材料膜を順次堆積す
    る工程と、 第1のマスクを用いて前記上部電極材料膜及び強誘電体
    膜を順次エッチングして上部電極とこれに自己整合され
    た強誘電体膜をパターン形成する工程と、 前記第1のマスクを除去して前記上部電極及び露出した
    下部電極材料膜上を含む表面上にチタンを含まない水素
    バリア膜を堆積する工程と、 前記水素バリア膜上に前記上部電極の領域を覆って形成
    された第2のマスクを用いて水素バリア膜及び下部電極
    材料膜エッチングして下部電極をパターン形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板を覆う絶縁膜のキャパシタ形
    成領域に溝を形成する工程と、 前記溝内にチタンを含まない水素バリア膜を形成する工
    程と、 前記溝内に前記水素バリア膜により底面及び側面が保護
    された状態で下部電極、強誘電体膜及び上部電極の積層
    構造からなる強誘電体キャパシタを埋め込み形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板に絶縁膜を介して、下部電
    極、強誘電体膜及び上部電極の積層構造からなる強誘電
    体キャパシタを形成する工程と、 前記強誘電体キャパシタを覆って、少なくとも第1及び
    第2の層間絶縁膜の積層構造により構成され、第1及び
    第2の層間絶縁膜の間に前記強誘電体キャパシタに対す
    る水素拡散を抑制する少なくとも一層の水素バリア膜が
    埋め込まれている層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜上に前記強誘電体キャパシタに接続され
    る配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板に絶縁膜を介して、チタンを
    含まない水素バリア膜、下部電極材料膜、強誘電体膜及
    び上部電極材料膜を順次堆積する工程と、 第1のマスクを用いて前記上部電極材料膜をエッチング
    して上部電極をパターン形成する工程と、 前記上部電極を覆うように絶縁膜からなる第2のマスク
    を形成し、前記強誘電体膜、下部電極材料膜及び水素バ
    リア膜を順次ドライエッチングして、前記強誘電体キャ
    パシタとこれに整合された下部電極をパターン形成する
    と同時に、前記下部電極及び強誘電体膜の側面に前記水
    素バリア膜材料を含む再堆積膜を形成する工程と、 前記第2のマスク上を含む表面上に層間絶縁膜を堆積す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記水素バリア膜あるいは前記第1乃至
    第3の水素バリア膜は、水素の拡散定数が1E−5cm
    2/s以下の金属酸化物であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記水素バリア膜は、比抵抗が1kΩ
    cm以上の金属酸化物であることを特徴とする請求項
    3、5、6、7のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
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