JP3267555B2 - 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法 - Google Patents

強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法

Info

Publication number
JP3267555B2
JP3267555B2 JP18108398A JP18108398A JP3267555B2 JP 3267555 B2 JP3267555 B2 JP 3267555B2 JP 18108398 A JP18108398 A JP 18108398A JP 18108398 A JP18108398 A JP 18108398A JP 3267555 B2 JP3267555 B2 JP 3267555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ferroelectric
insulating film
thin film
upper electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18108398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000022090A (ja
Inventor
谷 宏 行 金
島 巌 國
月 博 望
元 剛 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18108398A priority Critical patent/JP3267555B2/ja
Publication of JP2000022090A publication Critical patent/JP2000022090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3267555B2 publication Critical patent/JP3267555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体膜をキャ
パシタ膜として用いた不揮発性強誘電体メモリを含む半
導体集積回路及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体をキャパシタ部に用いた不揮発
性メモリ(以下、FRAMという)は、バッテリーレス
で、高速動作での使用が可能なため、非接触カード(R
F−ID:Radio Frequency-Identification)への展開
が始まりつつある。また、既存のSRAM、フラッシュ
メモリ、DRAMとの置き換え、ロジック混載等、FR
AMへの期待は、大変大きなものとなっている。
【0003】ここで、FRAMは、下部電極(Pt)
と、上部電極(Pt)と、これらの電極の間に挟まれた
強誘電体膜(PbZr1-xTix3:以下、PZTとい
う)とから、構成されている。このように強誘電体膜の
上下にあるPt電極材料の加工は技術的に難しい。この
ようなFRAMにおける従来の製造工程を、図25及び
図26に示す。
【0004】図25(a)からわかるように、Ptから
なる下部電極用膜200と、PZTからなる強誘電体用
膜202と、Ptからなる上部電極用膜204とを、形
成する。続いて、フォトレジストを塗布してパターニン
グすることにより、フォトレジストマスク206を形成
する。
【0005】次に、図25(b)からわかるように、フ
ォトレジストマスク206を用いて、RIE法により上
部電極用膜204をドライエッチングする。これによ
り、上部電極204Aを形成する。但し、このドライエ
ッチングの際にに、Ptから構成された残さ208が形
成されてしまう。続いて、図25(c)からわかるよう
に、フォトレジストマスク206をアッシングにより除
去する。また、残さ208はウェット処理により除去す
る。
【0006】次に、図26(a)からわかるように、フ
ォトレジストを塗布してパターニングすることにより、
フォトレジストマスク210を形成する。続いて、図2
6(b)からわかるように、強誘電体用膜202をエッ
チングして、強誘電体膜202Aを形成する。但し、こ
のエッチングの際に、PZT及びPtから構成された残
さ212が形成されてしまう。続いて、アッシングによ
りフォトレジストマスク210を除去する。また、主と
してPZTからなる残さ212は、塩酸を用いた処理等
で除去することが可能であるので、塩酸処理で除去す
る。
【0007】次に、図26(c)からわかるように、フ
ォトレジストを塗布してパターニングすることにより、
フォトレジストマスク213を形成する。続いて、この
フォトレジストマスク213を用いて、下部電極用膜2
00をエッチングすることにより、下部電極200Aを
形成する。但し、このエッチングの際に、Ptから構成
された残さ214が形成されてしまう。次に、図26
(d)からわかるように、フォトレジストマスク213
をアッシングにより除去する。
【0008】また、既存のFRAMデバイスは、DRA
M、ロジックデバイス等の他のデバイスとの混載に不可
欠となる技術は未だ確立していない状況である。さら
に、高集積化に不可欠となる技術も確立していない状況
である。
【0009】FRAMキャパシタの例を図27に示す。
この図27からわかるように、上部電極300形成用の
第1のフォトレジストマスクを形成し、RIEを行うこ
とにより、上部電極300を形成する。続いて、強誘電
体膜302形成用の第2のフォトレジストマスクを形成
し、RIEを行うことにより、強誘電体膜302を形成
する。次に、下部電極304形成用の第3のフォトレジ
ストマスクを形成し、RIEを行うことにより、下部電
極304を形成する。この下部電極304のうち、図中
左側部分はプレート線304aとして使用され、図中右
側の部分は本来的な下部電極304bとして使用され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したところからわ
かるように、第1の従来技術においては、図25(c)
からわかるように、エッチング後にPtからなる残さ2
08が形成されてしまう。この残さ208は、EKC−
265溶液により除去できる場合もあるが、完全には除
去できない場合も多い。このため、生産歩留まりを下げ
る要因となる。また、EKC−265溶液は高価である
ため、コストの増加を招くことにもなる。さらに、図2
6(b)からわかるように、強誘電体用膜202をエッ
チングする際にも、このような残さ212は形成され
る。この残さ212は主としてPZTから構成されるた
め、塩酸処理等により比較的簡単に除去できるが、強誘
電体キャパシタ特性の劣化、特に信頼性の劣化が、懸念
される。
【0011】また、図26(c)からわかるように、下
部電極用膜200をエッチングする際にも、このような
残さ214は形成される。この残さ214は、図26
(d)に示すように、上部電極204A側に倒れる場合
があり、このように倒れると上部電極204Aと下部電
極200Aとの間で電気的ショートが発生してしまう。
このような残さをなるべく無くすためには、フォトレジ
ストマスクのテーパー角を例えば50度以下に低く抑え
る必要がある。しかし、このようにテーパー角を設ける
と、下部電極200A、強誘電体膜202A、上部電極
204Aもテーパー形状となるため、下部側に向かって
面積が広くなり、微細化には不適切である。
【0012】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、強誘電体キャパシタ部分における加工に
おける問題を解決することを目的とする。すなわち、上
部電極や下部電極を形成する際に残さが生じたとして
も、これにより、両電極間が電気的にショートしないよ
うにした強誘電体キャパシタを提供することを目的とす
る。
【0013】さらに、図26(d)に示す強誘電体キャ
パシタ上には、一般的にSiO2からなるパッシベーシ
ョン膜が堆積される。このようなパッシベーション膜が
堆積された後、熱処理工程を付加すると、PZTからな
る強誘電体膜202A中のPbがPtからなる上部電極
204Aを介して、SiO2からなるパッシベーション
膜中に拡散する。このようにPbがパッシベーション膜
中に拡散すると、上部電極204Aとパッシベーション
膜との接合が悪くなり、パッシベーション膜の剥がれ等
の問題が発生することが発明者の研究によりわかった。
このような問題が発生すると製品の歩留まりが悪くなる
という問題がある。
【0014】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、上部電極とパッシベーション膜とが剥が
れにくくした強誘電体キャパシタを提供することを目的
とする。すなわち、強誘電体膜中に含まれているPbが
上部電極を介してパッシベーション膜中に拡散するのを
抑制して、上部電極とパッシベーション膜との接合性を
向上させた強誘電体キャパシタを提供することを目的と
する。
【0015】さらに図27からわかるように、強誘電体
キャパシタを形成するに当たり、3枚のフォトレジスト
マスクを使用する必要があり、PEPも3回行う必要が
あった。また、強誘電体膜302を形成するためのエッ
チングの際に、プレート線304aとして用いる下部電
極300までもが必要以上にオーバーエッチングされて
しまうという問題があった。このようにプレート線30
4a部分がオーバーエッチングされると、プレート線3
04aの抵抗が大きくなり、FRAM特性が劣化すると
いう問題があった。
【0016】また、FRAMデバイスを搭載した半導体
集積回路の、高集積化、多層配線化が難しい原因とし
て、前記強誘電体キャパシタに用いる強誘電体膜302
が、還元雰囲気、特に水素雰囲気に弱いという問題もあ
った。既存のLSI製造工程では、水素が混入するプロ
セスが殆どであり、FRAM作成上、大きな問題であっ
た。このような水素雰囲気の製造工程の一例として、多
層配線構造におけるビアホールを埋める工程が挙げられ
る。特に、アスペクト比が大きなビアを埋める方法とし
て、CVD法によるWの埋め込みが主として用いられ
る。しかし、このWを埋め込む工程では、水素基が多く
発生するため、強誘電体膜302に大きなダメージを与
えてしまう。
【0017】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、少ないフォトレジストマスク数で製造可
能な強誘電体キャパシタを提供することを目的とする。
また、還元雰囲気で強誘電体がダメージを受けにくい構
造の強誘電体キャパシタを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る強誘電体キャパシタは、下部電極と、この
下部電極上に形成された強誘電体膜と、この強誘電体膜
上に形成され、かつ、この強誘電体膜及び前記下部電極
よりも小さい面積の上部電極と、前記上部電極上に形成
された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜と前記上部電極と
を覆うように、且つ、前記強誘電体膜の上面と接するよ
うに、前記第1絶縁膜上と前記強誘電体膜上とに、前記
第1絶縁膜と同一材料で形成された第2絶縁膜と、を備
えることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る強誘電体キャパシタの
製造方法は、導電性材料から構成された下部電極用薄膜
を形成する工程と、前記下部電極用薄膜上に、強誘電性
材料から構成された強誘電体用薄膜を形成する工程と、
前記強誘電体用薄膜上に、導電性材料からなる上部電極
用薄膜を形成する工程と、前記上部電極用薄膜上に第1
絶縁膜用薄膜を形成し、この第1絶縁膜用薄膜をパター
ニングすることにより第1絶縁膜を形成する工程と、前
記第1絶縁膜をマスクとして用いて、前記上部電極用薄
膜をエッチングすることにより、上部電極を形成する工
程と、前記第1絶縁膜上と前記強誘電体用薄膜上とに、
前記第1絶縁膜用薄膜と同一材料で第2絶縁膜用薄膜を
形成し、この第2絶縁膜用薄膜をパターニングすること
により、前記第1絶縁膜と前記上部電極とを覆うよう
に、前記第1絶縁膜よりも大きい面積の第2絶縁膜を形
成する工程と、前記強誘電体用薄膜をエッチングして、
前記第2絶縁膜と接する上面を有する強誘電体膜を形成
する工程と、前記第2絶縁膜をマスクとして用いて、前
記下部電極用薄膜をエッチングすることにより、下部電
極を形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本実施形態は、
上部電極を形成する際にマスクとして用いた絶縁膜をそ
のまま残存させるとともに、下部電極を形成する際にマ
スクとして用いた絶縁膜もそのまま残存させることによ
り、下部電極を形成する際に生じた残さが、上部電極と
接触しないようにしたものである。より詳しくを、以
下、図面に基づいて説明する。
【0026】図1及び図2は本実施形態に係る強誘電体
キャパシタの製造工程を説明するための工程断面図であ
る。
【0027】図1(a)からわかるように、絶縁性下地
層上に、導電性材料であるPtからなる下部電極用薄膜
10と、PZTからなる強誘電体用薄膜12と、導電性
材料であるPtからなる上部電極用薄膜14とを、順
次、スパッタリング等により形成する。続いて、上部電
極用薄膜14上にプラズマCVD法により酸化膜(第1
絶縁膜用薄膜)16を3000オングストロームの厚さ
で形成する。次に、この酸化膜16上にフォトレジスト
を塗布してパターニングすることにより、上部電極形成
用のフォトレジストマスク18を形成する。
【0028】次に、図1(b)からわかるように、RI
E等により酸化膜16をエッチングして、酸化膜マスク
(第1絶縁膜)16Aを形成する。続いて、フォトレジ
ストマスク18をアッシングにより除去する。
【0029】次に、図1(c)からわかるように、酸化
膜マスク16Aを用いて、上部電極用薄膜14をRIE
等によりドライエッチングすることにより、上部電極1
4Aを形成する。このエッチングの際には、酸化膜マス
ク16Aの側壁にPtからなる若干の残さ20が残るこ
ともある。
【0030】次に、図1(d)からわかるように、上部
電極14A上と強誘電体用薄膜12上とに、プラズマC
VD法により酸化膜(第2絶縁膜用薄膜)22を300
0オングストロームの厚さで形成する。続いて、フォト
レジストを塗布してパターニングすることにより、強誘
電体膜形成用のフォトレジストマスク24を形成する。
【0031】次に、図2(a)からわかるように、フォ
トレジストマスク24を用いて、酸化膜22をエッチン
グすることにより、酸化膜マスク(第2絶縁膜)22A
を形成する。このエッチングの際に、PZTからなる残
さ26が生じるが、これは塩酸処理により比較的容易に
除去できるので、これにより除去する。
【0032】次に、図2(b)からわかるように、この
フォトレジストマスク24を用いて、強誘電体用薄膜1
2をRIEによりエッチングすることにより、強誘電体
膜12Aを形成する。このエッチング際に、Pt及びP
ZTからなる残さ28が形成される。残さ28のうちP
ZTからなる部分は、塩酸処理により比較的容易に除去
できるので、これにより除去する。残さ28のうちPt
からなる部分は、次工程である下部電極を形成する工程
で、下部電極用薄膜10をエッチングする際に同時に除
去する。
【0033】次に、図2(c)からわかるように、フォ
トレジストマスク24をアッシングにより除去する。続
いて、酸化膜マスク22Aを用いて、下部電極用薄膜1
0をRIEによりドライエッチングすることにより、下
部電極10Aを形成する。このエッチングの際に、Pt
からなる残さ29が生じる。但し、上部電極14A形成
時に生じた残さ20と、下部電極10A形成時に生じた
残さ29とは、酸化膜マスク16A、22Aにより遮断
されているため、電気的にはショートしない。以上のよ
うに、本実施形態に係る強誘電体キャパシタによれば、
酸化膜マスク16A、22Aを絶縁膜として残存させて
用いることとしたので、上部電極14Aや下部電極10
Aを形成する際に残さ20、29が生じたとしても、従
来のように上部電極14Aと下部電極10Aとの間で電
気的ショートが起きるのを防止することができる。この
ように電気的ショートを防止することにより、製品の歩
留まりを向上させることができる。
【0034】また、従来のようにPtからなる残さ2
0、29を除去するためにEKC−265等の高価な溶
液を使う必要がなくなる。このため、製造原価の低減を
図ることができる。
【0035】しかも、Ptからなる残さ20、29を残
存させてもよい構造であるので、この強誘電体キャパシ
タのプロファイルを急峻にすることができ、この強誘電
体キャパシタを有する半導体集積回路の微細化に寄与す
ることができる。
【0036】なお、本発明はこの実施形態に限定される
ものではなく、種々に変形可能である。例えば、強誘電
体キャパシタ用の上部電極14A又は下部電極10Aの
材料としては、Ptばかりでなく、Ir、IrOx、I
rO2、RuOx、RuO2等を用いて形成することもで
き、また、上部電極14Aと下部電極10Aの材料が異
なるものであってもよい。
【0037】また、強誘電体膜12Aの材料としては、
PZT(Pb(Zr、Ti)O3)ばかりでなく、PL
ZT((Pb、La)(Zr、Ti)O3)、SBT
(SrBi2Ta29)等の強誘電体材料を用いて形成
することもできる。
【0038】また、残さ用の絶縁膜としての酸化膜マス
ク16A、22Aは、材料として酸化膜(SiO2)を
用いたが、窒化膜(SiN)等の絶縁膜を用いることも
できる。また、残さ用の絶縁膜16A、22Aの材料と
して、互いに異なるものを用いることもできる。
【0039】さらに、酸化膜マスク22Aをマスクとし
て用いて、強誘電体用薄膜12をエッチングすることも
できる。すなわち、図2(a)に示す状態でフォトレジ
ストマスク24を除去し、酸化膜マスク22Aをマスク
にして強誘電体用薄膜12と下部電極用薄膜10とをエ
ッチングして、強誘電体膜12Aと下部電極10Aとを
形成することもできる。但し、この場合は酸化膜マスク
22Aの膜厚を厚くする必要がある。
【0040】〔第2実施形態〕本実施形態は強誘電体キ
ャパシタを構成する上部電極を第1上部電極と第2上部
電極と第3上部電極の3層構造とし、第1上部電極と第
3上部電極のうちの少なくとも一方を、第2上部電極と
は異なる大きさの結晶粒界を有する材料で形成すること
により、熱処理により強誘電体膜からパッシベーション
膜へPbが拡散しないようにしたものである。より詳し
くを、以下、図面に基づいて説明する。図3乃至図6は
本実施形態に係る強誘電体キャパシタの製造工程を説明
するための工程断面図であり、図7は図3(b)の状態
における下部電極と強誘電体膜の結晶粒界の様子を示す
図であり、図8は図3(d)の状態における強誘電体キ
ャパシタの結晶粒界の様子を示す図である。
【0041】図3(a)からわかるように、絶縁性下地
層としてのSiO2層30上に、Ti層32とPt層3
4とを、スパッタリングにより堆積する。本実施形態に
おいては、Ti層32は200オングストロームの厚さ
で堆積し、Pt層34は2000オングストロームの厚
さで堆積する。続いて、PZT(膜強誘電体用薄膜)3
6をゾルゲル法あるいはスパッタリングにより堆積す
る。本実施形態においては、PZT膜36は3000オ
ングストロームの厚さで堆積する。
【0042】次に、図3(b)からわかるように、酸素
中で650℃の熱処理を行って、PZT膜36を結晶化
させる。この際には、Ti層32も酸化されて、TiO
x膜32Aに変化する。図7はこの状態におけるPZT
層36とPt層34とTiOx層32の断面を拡大して
詳細に示す図である。この図7からわかるように、Pt
のグレイン中にTiOxが入り込んでいる。つまり、T
iOxによりPtのグレインがつまっているのがわか
る。
【0043】次に、図3(c)からわかるように、PZ
T膜36上に、Pt層38とTi層40とPt層42と
を、スパッタリングにより堆積する。本実施形態におい
ては、Pt層38は1000オングストロームの厚さで
堆積し、Ti層40は100オングストロームの厚さで
堆積し、Pt層42は500オングストロームの厚さで
堆積する。
【0044】次に、図3(d)からわかるように、酸素
中で650℃の熱処理を行う。この際、Ti層40は凝
集して酸化し、TiOx層40Aとなる。図8はこの状
態における断面を拡大して示す図である。この図8から
わかるように、Pt層38とPt層42とは、TiOx
層40Aを介さずに、直接的に導通する部分が生じる。
この熱処理の際にPZT膜36から拡散されるPbは、
このTiOx層40Aに吸収される。また、Pt層42
とTiOx層40AとPt層38とは、それぞれ、独立
の粒界を有する。
【0045】次に、図4(a)からわかるように、Pt
層42上にプラズマCVD法により酸化膜44を500
0オングストロームの厚さで形成する。次に、この酸化
膜44上にフォトレジストを塗布してパターニングする
ことにより、上部電極形成用のフォトレジストマスク4
6を形成する。
【0046】次に、図4(b)からわかるように、RI
E等により酸化膜44をエッチングして、酸化膜マスク
44Aを形成する。続いて、フォトレジストマスク46
をアッシングにより除去する。
【0047】次に、図4(c)からわかるように、酸化
膜マスク44Aを用いて、Pt層42とTiOx層40
AとPt層38とを、RIE等によりドライエッチング
することにより、上部電極48を形成する。このエッチ
ングの際には、酸化膜マスク44Aの側壁にPtからな
る若干の残さ50が残ることもある。
【0048】次に、図4(d)からわかるように、上部
電極48の加工後の強誘電体キャパシタ上に、プラズマ
CVD法により酸化膜52を500〜5000オングス
トロームの厚さで形成する。続いて、フォトレジストを
塗布してパターニングすることにより、強誘電体膜用の
フォトレジストマスク54を形成する。
【0049】次に、図5(a)からわかるように、フォ
トレジストマスク54を用いて、酸化膜52をエッチン
グすることにより、酸化膜マスク52Aを形成する。こ
のエッチングの際に、PZTからなる残さ56が生じる
が、これは塩酸処理により比較的容易に除去できるの
で、これにより除去する。
【0050】次に、図5(b)からわかるように、この
フォトレジストマスク54を用いて、RIEによりPZ
T層36をエッチングすることにより、強誘電体膜58
を形成する。このエッチング際に、PZTからなる残さ
が形成されるが、塩酸処理により比較的容易に除去でき
るので、これにより除去する。
【0051】次に、図5(c)からわかるように、フォ
トレジストマスク54をアッシングにより除去する。続
いて、酸化膜マスク52Aを用いて、Pt層34とTi
x層32Aとを、RIEによりドライエッチングする
ことにより、下部電極60を形成する。このエッチング
の際に、Ptからなる残さ62が生じることがあるが、
上部電極48形成時に生じた残さ50と、下部電極60
形成時に生じた残さ62とは、酸化膜マスク44A、5
2Aにより遮断されているため、電気的にはショートし
ない。
【0052】次に、図6(a)からわかるように、この
強誘電体キャパシタの上に、プラズマCVD法により、
SiO2からなるパッシベーション膜64を5000オ
ングストロームの厚さで形成する。
【0053】次に、図6(b)からわかるように、上述
した上部電極48上に、コンタクト開孔形成用のフォト
レジストマスク66を形成する。
【0054】次に、図6(c)からわかるように、Si
2からなるパッシベーション膜64をドライエッチン
グ法によりエッチングして、コンタクト開孔68を形成
する。SiO2からなるパッシベーション膜64と、上
部電極48のPt層との、エッチング選択比は大きいた
め、上部電極48のPt層のオーバーエッチ量は少なく
てすむ。このため、上部電極48のPt層の膜厚は薄く
ても足りる。
【0055】次に、図6(d)からわかるように、フォ
トレジストマスク66をアッシングにより除去する。続
いて、TiN/Alを堆積して、RIEによりパターニ
ングすることにより、配線70を形成する。
【0056】以上のように、本実施形態に係る強誘電体
キャパシタによれば、図3(d)からわかるように、熱
処理によりPZT膜36から拡散されるPbはTiOx
膜40Aにより吸収されるので、この後堆積されるSi
2からなるパッシベーション膜へPbが拡散しないよ
うにすることができる。このため、SiO2膜の剥がれ
を防止でき、製品レベルでの歩留まりの低下を抑制する
ことができる。
【0057】また、Pt膜42表面上での触媒による水
素の活性化を生じないようにすることができるので、強
誘電体膜形成用のPZT膜36の還元を生じにくくする
ことができる。このため、還元雰囲気下での強誘電体膜
形成用のPZT膜36の分極量低下も抑制することがで
きる。
【0058】しかも、図6(b)からわかるように、パ
ッシベーション膜64にコンタクト開孔68を形成する
ためのプロセスを容易にして、生産性を向上させること
ができる。より詳しくは、上部電極の構造としてTiO
x膜がPt膜上に存在すると、このTiOx膜をコンタク
ト開孔形成の際にエッチングする必要が生じる。しか
し、TiOx膜はエッチングレートが遅いため、コンタ
クト開孔を形成するのに時間がかかり、生産性が低下す
る。これに対して、本実施形態のように、Pt膜42を
TiOx膜40A上に形成すれば、Pt膜42にコンタ
クト開孔を形成する必要はないので、パッシベーション
膜64にのみコンタクト開孔を形成すれば足りる。した
がって、コンタクト開孔の形成に要する時間を短縮する
ことができる。
【0059】また、上部電極の構造としてTiOx膜が
Pt膜上に存在すると、TiOxとPt膜のエッチング
選択比が小さいので、TiOx膜をエッチングしてコン
タクト開孔を形成する際に、Pt膜もオーバーエッチン
グしてしまうおそれがある。これに対して、本実施形態
によれば、SiO2からなるパッシベーション膜64
と、上部電極48のPt膜42との、エッチング選択比
は大きいので、パッシベーション膜64にコンタクト開
孔68を形成する際に、Pt膜42をオーバーエッチン
グしてしまう量を少なくすることができる。
【0060】次に、図9乃至図11に基づいて、第2実
施形態の変形例を説明する。
【0061】図9は本変形例にかかる強誘電体キャパシ
タの製造工程を説明するための工程断面図の一部であ
り、図10は本変形例に係る強誘電体キャパシタを示す
図であり、図11はその結晶粒界の様子を示す図であ
る。
【0062】図9(a)からわかるように、絶縁性下地
層としてのSiO2層30上に、Pt層72とTi層7
4とPt層76とを、スパッタリングにより堆積する。
本実施形態においては、Pt層72は1000オングス
トロームの厚さで堆積し、Ti層74は200オングス
トロームの厚さで堆積し、Pt層76は1000オング
ストロームの厚さで堆積する。
【0063】次に、図9(b)からわかるように、Pt
層76上に、強誘電体用薄膜としてのPZT膜36をゾ
ルゲル法あるいはスパッタリングにより堆積する。本実
施形態においては、PZT膜36は3000オングスト
ロームの厚さで堆積する。
【0064】次に、図9(c)からわかるように、酸素
中で650℃の熱処理を行って、PZT膜36を結晶化
させる。この際には、Ti層74も酸化されて、TiO
x膜74Aに変化する。
【0065】以降の工程は、上述した実施形態と同様の
ものであるので、ここでは、その詳しい説明は省略す
る。図10は配線70を形成した後の図であり、図6
(d)に相当する図である。図11に、この状態におけ
る上部電極48とPZT膜36と下部電極78のグレイ
ンの様子を詳細に示す。この図11からわかるように、
下部電極78においても上部電極48と同様に、Ptの
グレイン中にTiOxが入り込んでいる。つまり、Ti
xによりPtのグレインがつまっているのがわかる。
【0066】本発明は、上記実施形態に限定されず種々
に変形可能である。例えば、Ti層40、74の材料と
しては、Tiの他、La、Sr、Zr、Ir、Ru、R
e、Rh、Tl、Os、W、Ca等を用いても、同様の
効果が得られる。この場合は、Pt膜における粒界部
に、それぞれ、LaOx、SrOx、ZrOx、IrOx
RuOx、ReOx、RhOx、TlOx、OsOx、W
x、CaOxが存在し、これが強誘電体膜58から拡散
するPbを吸収する役割を果たす。すなわち、Pt層3
8の有する結晶粒界の大きさ(結晶の大きさ)よりも、
その上下層に形成される層の結晶粒界の大きさの方が小
さければ、中間層であるPt層38の結晶の間に、小さ
い結晶が入り込み、本実施形態と同様の作用を奏するこ
とができる。また、これら上下層を形成する結晶粒界の
方が、これら上下層の間に形成された中間層の結晶粒界
よりも大きい場合でも、本実施形態と同様の作用を奏す
ることができる。さらに、上下層を形成する材料は、互
いに異なる材料であってもよく、その場合、上層の有す
る結晶粒界の大きさと下層の有する結晶粒界の大きさ
は、異なるものとなる。つまり、極言すれば、3層構造
からなる上部電極の中間層で結晶の連続性が遮断され、
強誘電体膜58から拡散するPbのストッパとしての機
能が発揮されれば足りる。
【0067】また、強誘電体膜58の材料としては、P
ZT(Pb(Zr、Ti)O3)ばかりでなく、PLZ
T((Pb、La)(Zr、Ti)O3)、SBT(S
rBi2Ta29)等の強誘電体材料を用いて形成する
こともできる。
【0068】さらに、上部電極48を構成するTi層7
4の膜厚としては、1nm(10オングストローム)以
上であればPb拡散を抑制する効果があることがわかっ
た。また、このTi層74の膜圧が100nm(100
0オングストローム)を超えるとTiO2による抵抗の
増大が大きくなって、Pt層42とPt層38間の抵抗
も大きくなり、実用性がないこともわかった。実用レベ
ルとしてより好ましいTi層74の膜厚としては、5n
m〜10nmの範囲である。
【0069】〔第3実施形態〕本実施形態は、上部電極
形成用のマスクを用いて、保護絶縁膜用薄膜と強誘電体
用薄膜と下部電極用薄膜とを、一括してエッチングする
ことにより、必要なマスク数の削減を図ったものであ
る。より詳しくを、以下、図面に基づいて説明する。
【0070】図12乃至図16は本実施形態にかかる強
誘電体キャパシタを有する半導体集積回路の製造工程を
説明するための工程断面図である。これら図12乃至図
16においては、図中左側が強誘電体キャパシタの形成
される領域であり、図中右側がその他の混載デバイスの
形成される領域である。図17は図16における強誘電
体キャパシタ部分を拡大して示す断面図である。図18
及び図19は強誘電体キャパシタの製造工程をより詳細
に説明するための工程断面図である。
【0071】図12(a)からわかるように、STI
(shallow trench isolation)又はロコス酸化膜等によ
り、半導体基板81上にフィールド酸化膜80を形成す
る。次に、スイッチングMOSトランジスタ82を作成
後、第1層間絶縁膜(BPSG)84を形成し、CMP
(chemical mechanical polishing)により平坦化す
る。
【0072】次に、図12(b)からわかるように、第
1層間絶縁膜84にコンタクト開孔84Hを形成する。
続いて、スパッタリング法によりTi、TiNを蒸着
し、CVD法によりWを堆積し、これらをコンタクト開
孔84Hに埋め込んで、コンタクトプラグ用薄膜83を
形成する。次に、エッチバック又はCMPを行って、コ
ンタクトプラグ用薄膜83をエッチングするとともに、
第1層間絶縁膜84の表面を露出して、平坦化し、コン
タクトプラグ86を形成する。
【0073】次に、図13(a)からわかるように、こ
の上に、CVD法等により、SiN膜88と酸化膜(絶
縁性下地層)90とを順次堆積する。次に、図13
(b)からわかるように、この酸化膜90上に、スパッ
タリング等により、Ti層92とPt層94とを蒸着す
る。これらTi層92とPt層94とにより下部電極用
薄膜96が形成される。続いて、Pt層94上にスパッ
タリング等により、PZTからなる強誘電体用薄膜98
を形成する。次に、この強誘電体用薄膜98上に、スパ
ッタリング等によりPt層を蒸着して、上部電極用薄膜
100を形成する。次に、図14(a)からわかるよう
に、上部電極用薄膜100をRIEによりパターニング
して、上部電極100Aを形成する。続いて、この上
に、プラズマCVD又はスパッタリングにより、TiO
x又はSixy又は誘電体等からなる保護絶縁膜用薄膜
102を堆積する。本実施形態では、この保護絶縁膜用
薄膜102は1000オングストロームの膜厚で堆積す
る。保護絶縁膜用薄膜102は、強誘電体用薄膜98を
水素から守るバリア膜として働く。
【0074】次に、図14(b)からわかるように、下
部電極形成用にパターニングされたフォトレジストマス
クを形成し、RIEにより、保護絶縁膜用薄膜102と
強誘電体用薄膜98とPt層94とTi層92とを、一
括してエッチングする。これにより、保護絶縁膜102
Aと、強誘電体膜98Aと、下部電極96Aとが形成さ
れ、強誘電体キャパシタが形成される。
【0075】次に、図15(a)からわかるように、こ
の上に、プラズマCVDにより、第2層間絶縁膜104
を堆積し、平坦化する。続いて、パターニングされたフ
ォトレジストマスクを形成し、RIEにより、第2層間
絶縁膜104にコンタクト開孔104Hを形成する。次
に、Ti/TiNをスパッタリングにより蒸着し、さら
に、CVDによりWを埋め込んで、コンタクト開孔10
4Hを埋め込む。これにより、Ti/TiN/Wからな
る配線層用薄膜106を形成する。その後、この配線層
用薄膜106をCMPによりエッチングして、平坦化す
る。なお、Wの代わりに、Al、AlSi、Cu、Al
Cu、Pt等を用いてもかまわない。
【0076】次に、図15(b)からわかるように、配
線層用薄膜106をパターニングして、トランジスタ部
と強誘電体キャパシタの上部電極との間を結ぶ配線10
6Aや、強誘電体キャパシタの下部電極の引き出し配線
106Bを形成する。この際には、FRAM以外の混載
用デバイスの第1層配線106Cも同様に形成する。続
いて、プラズマCVDにより、第3層間絶縁膜108を
堆積し、平坦化する。次に、図16からわかるように、
第3層間絶縁膜108にビット線引き出し電極用のコン
タクト開孔108Hを形成する。続いて、この上に、ス
パッタリングによりTi/TiNを堆積し、さらに、C
VDによりWをコンタクト開孔108Hに埋め込む。な
お、Wの代わりに、Al、AlSi、Cu、AlCu、
Pt等を用いてもかまわない。次に、Alをスパッタリ
ングにより堆積し、パターニングすることにより、FR
AM部とFRAM部以外の混載デバイスに関して、第2
配線110を形成する。この状態における強誘電体キャ
パシタ部分を拡大すると、図17に示すようになる。
【0077】次に図18及び図19に基づいて、強誘電
体キャパシタ部分の製造過程をより詳細に説明する。
【0078】図18(a)からわかるように、酸化膜
(絶縁性下地層)90上に、Ti層92とPt層94と
強誘電体用薄膜98と上部電極用薄膜100を形成す
る。Ti層92とPt層94とで、下部電極用薄膜96
が形成される。
【0079】次に、図18(b)からわかるように、上
部電極用薄膜100を第1のフォトレジストマスクを用
いRIEによりパターニングして、上部電極100Aを
形成する。この際には、上部電極100A以外の部分の
強誘電体用薄膜98表面側もエッチングされる。このた
め、上部電極100A下側の強誘電体用薄膜98Cの膜
厚は、それ以外の部分の強誘電体用薄膜98L、98R
の膜よりも、厚くなる。また、上部電極100A下側の
強誘電体用薄膜98Cの飽和分極量は、それ以外の部分
の強誘電体用薄膜98L、98Rの飽和分極量よりも大
きくなる。なぜなら、強誘電体用薄膜98L、98Rに
は、上部電極100Aの加工時にRIEにより直接的に
ダメージが入るためである。
【0080】次に、図18(c)からわかるように、保
護絶縁膜用薄膜102を堆積する。次に、図19(a)
からわかるように、保護絶縁膜用薄膜102と強誘電体
用薄膜98とPt層94とTi層92とを、第2のフォ
トレジストマスクを用い一括してエッチングする。平面
視におけるこの第2のフォトレジストマスクの大きさ
は、前述した第1のフォトレジストマスクの大きさより
も、大きいものである。これにより、保護絶縁膜102
Aと、強誘電体膜98Aと、下部電極96Aとが形成さ
れ、強誘電体キャパシタが形成される。なお、上部電極
100A上の保護絶縁膜102Cの膜厚と、これ以外の
部分の保護絶縁膜102L、102Rの膜厚とは、ほぼ
同程度のものである。
【0081】次に、図19(b)からわかるように、第
2層間絶縁膜104を形成する。続いて、第2層間絶縁
膜104の上部電極100A上と下部電極96A上と
に、コンタクト開孔104Hを形成する。すなわち、上
部電極100Aに対しては、第2層間絶縁膜104と保
護絶縁膜102Cを貫通するコンタクト開孔104H
を、ドライエッチングにより形成する。下部電極96A
に対しては、第2層間絶縁膜104と保護絶縁膜102
Lと強誘電体膜98Aを貫通するコンタクト開孔104
Hを、ドライエッチングにより形成する。これらコンタ
クト開孔104Hを形成する際には、強誘電体膜98A
や保護絶縁膜102Aによる残さ112ができやすい。
但し、図19(c)からわかるように、この残さ112
は塩酸処理などで除去することが可能である。これ以降
は、上述したところからわかるように、図15(a)に
示す配線層用薄膜106を形成する工程以下を行ってい
く。
【0082】以上のように、本実施形態に係る強誘電体
キャパシタによれば、2枚のフォトレジストマスクで強
誘電体キャパシタを製造することとしたので、従来と比
べて少ないフォトレジストマスク数で製造することがで
きる。すなわち、従来においては3枚のフォトレジスト
マスクを必要としていたのに対し、本実施形態によれば
2枚のフォトレジストマスクで強誘電体キャパシタを製
造することができる。具体的には、図19(a)からわ
かるように、保護絶縁膜用薄膜102と強誘電体用薄膜
98とPt層94とTi層92とを、第2のフォトレジ
ストマスクを用い一括してエッチングして、保護絶縁膜
102Aと強誘電体膜98Aと下部電極96Aとを形成
することとしたので、従来よりフォトレジストマスク数
を1枚削減することができる。このようにフォトレジス
トマスク数を削減することにより、PEP数を削減する
ことができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0083】しかも、強誘電体膜98Aは保護絶縁膜1
02で覆われているので、還元雰囲気であっても強誘電
体膜98Aはダメージを受けにくくすることができる。
これにより強誘電体キャパシタの特性の劣化を防止する
ことができる。
【0084】なお、本発明はこの実施形態に限定される
ものではなく、種々に変形可能である。例えば、強誘電
体キャパシタ用の上部電極100A又は下部電極96A
の材料としては、Ptばかりでなく、Ir、IrOx
IrO2、RuOx、RuO2等を用いて形成することも
でき、また、上部電極100Aと下部電極96Aの材料
が異なるものであってもよい。
【0085】また、強誘電体膜98Aの材料としては、
PZT(Pb(Zr、Ti)O3)ばかりでなく、PL
ZT((Pb、La)(Zr、Ti)O3)、SBT
(SrBi2Ta29)等の強誘電体材料を用いて形成
することもできる。
【0086】〔第4実施形態〕本実施形態は強誘電体キ
ャパシタを他の混載デバイス用の最上層配線層の形成が
完了した後に形成することにより、他の混載デバイス用
の配線層形成時における熱処理による強誘電体キャパシ
タへのダメージを回避するとともに、これら配線層を高
融点金属で構成することにより、その熱処理にも配線層
が耐え得るようにしたものである。より詳しくを、以
下、図面に基づいて説明する。
【0087】図20乃至24は、本実施形態に係る強誘
電体キャパシタを有する半導体集積回路の製造工程を説
明するための工程断面図である。
【0088】図20(a)からわかるように、STI
(shallow trench isolation)又はロコス酸化膜等によ
り、半導体基板上110にフィールド酸化膜112を形
成する。次に、スイッチングMOSトランジスタ114
を作成後、第1層間絶縁膜(BPSG)116を形成
し、CMP(chemical mechanical polishing)により
平坦化する。
【0089】次に、図20(b)からわかるように、第
1層間絶縁膜116にコンタクト開孔116Hを形成す
る。続いて、スパッタリング法によりTi、TiNを蒸
着し、CVD法によりWを堆積し、これらをコンタクト
開孔116Hに埋め込んで、コンタクトプラグ層118
を形成する。
【0090】次に、図21(a)からわかるように、C
DE(chemical dry etching)により、表面上に堆積さ
れたWをエッチバックする。この際、Ti/TiNはエ
ッチングされずに残る。これにより、コンタクト開孔1
16Hにコンタクトプラグ118Aが形成される。
【0091】次に、図21(b)からわかるように、C
uをスパッタリングにより堆積した後、RIE加工する
ことにより、第1層配線120を形成する。ここで第1
層配線120の材料として、AlではなくCuを用いた
のは、後の工程で強誘電体膜を形成する温度が550℃
程度であるため、この温度で溶解しない材質のものを使
用する必要があるからである。続いて、第2層間絶縁膜
122を堆積して、CMPにより平坦化する。次に、こ
の第2層間絶縁膜122にRIE等によりコンタクト開
孔122Hを形成する。続いて、この上に減圧CVDに
よりWを堆積して、このWをコンタクト開孔122Hに
埋め込んで、エッチバックすることにより、コンタクト
プラグ124を形成する。
【0092】次に、図22(a)からわかるように、ス
パッタリングでTi/TiN/Cu/TiNを蒸着し、
RIEにより加工することにより、第2層配線126を
形成する。ここで第2層配線126の材料として、Al
ではなくCuを用いたのは、後の工程で強誘電体膜を形
成する温度が550℃程度であるため、この温度で溶解
しない材質のものを使用する必要があるからである。本
実施形態においては、この第2層配線126が最上層配
線層である。次に、第3層間絶縁膜128を堆積し、C
MPにより平坦化する。続いて、この第3層間絶縁膜1
28上に、プラズマCVD法等により、SiN膜130
と酸化膜132とを順次堆積する。次に、この酸化膜1
32上に、スパッタリング等により、TiとPtとを順
次蒸着して、下部電極用薄膜134を形成する。続い
て、この下部電極用薄膜134上にスパッタリング等に
より、PZTからなる強誘電体用薄膜136を形成す
る。次に、この強誘電体用薄膜136上に、スパッタリ
ング等によりPt層を蒸着して、上部電極用薄膜138
を形成する。
【0093】次に、図22(b)からわかるように、上
部電極用の第1のフォトレジストマスクを形成し、RI
Eにより上部電極用薄膜138をパターニングして、上
部電極138Aを形成する。
【0094】次に、図23(a)からわかるように、下
部電極用の第2のフォトレジストマスクを形成し、RI
Eにより強誘電体用薄膜136と下部電極用薄膜134
とを一括してエッチングする。これにより強誘電体膜1
36Aと下部電極134Aとを形成する。
【0095】次に、図23(b)からわかるように、こ
の上にプラズマCVDにより、第4層間絶縁膜140を
形成する。本実施形態においては、この第4層間絶縁膜
140は4000オングストロームの膜厚で形成する。
続いて、第4層間絶縁膜140の上部電極138A上に
コンタクト開孔140Hを形成するとともに、第3層間
絶縁膜128とSiN膜130と酸化膜132との第2
層配線126上にコンタクト開孔142を形成する。こ
れにより、上部電極138Aと第2層配線126とが露
出する。次に、スパッタリングによりTiNを蒸着し、
RIEによりパターニングすることにより、上部電極1
38Aと第2層配線126とを接続する配線144を形
成する。
【0096】次に、図24からわかるように、第5層間
絶縁膜146を堆積する。続いて、この第5層間絶縁膜
146にRIEによりコンタクト開孔146Hを形成す
る。その後、TiN/Al/TiNをスパッタリングに
より蒸着してパターニングすることにより、下部電極1
34Aの引き出し配線148を形成する。
【0097】以上のように、本実施形態に係る強誘電体
キャパシタによれば、必要な配線層である第1層配線1
20と第2層配線126とを形成した後、これらの上方
に強誘電体キャパシタを形成することとしたので、混載
デバイス製造時における還元雰囲気中での熱処理によ
り、強誘電体キャパシタの強誘電体膜136Aにダメー
ジが与えられるのを回避することができる。すなわち、
混載デバイスの製造工程が終了した後、つまり、最上層
配線層の製造が終了した後に、強誘電体キャパシタを製
造することとしたので、混載デバイス形成時の還元雰囲
気に強誘電体キャパシタを曝さないようにすることがで
き、強誘電体膜136Aにダメージを与えるのを回避す
ることができる。
【0098】また、第1層配線120と第2層配線12
6とを、550℃以上の融点を有する高融点金属の一例
であるCuを用いて形成したので、強誘電体用薄膜13
6を形成する際の550℃の温度において、高融点金属
からなる第1層配線120と第2層配線126とが溶解
するのを回避することができる。
【0099】しかも、強誘誘電体キャパシタの絶縁性下
地層にSiN膜130を含んで形成したので、このSi
N膜130がバリアとして働いて、酸素を通さないよう
にすることができる。すなわち、SiN膜130の働き
により、PZTからなる強誘電体用薄膜136を形成す
る際の酸素アニールの際に、酸素が第2層配線126よ
り下側に入り込むのを防止することができる。
【0100】なお、本発明はこの実施形態に限定される
ものではなく、種々に変形可能である。例えば、強誘電
体キャパシタ用の上部電極138A又は下部電極134
Aの材料としては、Ptばかりでなく、Ir、Ir
x、IrO2、RuOx、RuO2等を用いて形成するこ
ともでき、また、上部電極138Aと下部電極134A
の材料が異なるものであってもよい。
【0101】また、強誘電体膜136Aの材料として
は、PZT(Pb(Zr、Ti)O3)ばかりでなく、
PLZT((Pb、La)(Zr、Ti)O3)、SB
T(SrBi2Ta29)等の強誘電体材料を用いて形
成することもできる。
【0102】さらに、コンタクトプラグ118H、第1
層配線120,コンタクトプラグ124、第2層配線1
26の材料としては、Cu、W以外に、Pt(プラチ
ナ)、Ir(イリジウム)、Ru(ルテニウム)、Sr
(ストロンチウム)、Re(レニウム)、Pd(パラジ
ウム)等の高融点金属であってもよく、また、これらを
含む化合物からなる高融点金属であってもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る強誘電体キ
ャパシタによれば、その信頼性の向上と製造コストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図2】本発明の第1実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図3】本発明の第2実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図4】本発明の第2実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図5】本発明の第2実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図6】本発明の第2実施形態に係る強誘電体キャパシ
タの製造工程を示す工程断面図の一部。
【図7】下部電極と強誘電体膜のグレインの状態を示す
断面図。
【図8】下部電極と強誘電体膜と上部電極のグレインの
状態を示す断面図。
【図9】本発明の第2実施形態の変形例に係る強誘電体
キャパシタの製造工程の一部を示す工程断面図。
【図10】本発明の第2実施形態の変形例に係る強誘電
体キャパシタを示す図。
【図11】下部電極と強誘電体膜と上部電極のグレイン
の状態を示す断面図。
【図12】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタを有する半導体集積回路の製造工程を示す工程断面
図の一部。
【図13】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタを有する半導体集積回路の製造工程を示す工程断面
図の一部。
【図14】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタを有する半導体集積回路の製造工程を示す工程断面
図の一部。
【図15】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタを有する半導体集積回路の製造工程を示す工程断面
図の一部。
【図16】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタを有する半導体集積回路の製造工程を示す工程断面
図の一部。
【図17】強誘電体キャパシタ部分を拡大して示す図。
【図18】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図19】本発明の第3実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図20】本発明の第4実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図21】本発明の第4実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図22】本発明の第4実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図23】本発明の第4実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図24】本発明の第4実施形態に係る強誘電体キャパ
シタの製造工程を詳細に説明するための工程断面図の一
部。
【図25】従来の強誘電体キャパシタの製造工程を説明
するための工程断面図の一部。
【図26】従来の強誘電体キャパシタの製造工程を説明
するための工程断面図の一部。
【図27】従来における別の強誘電体キャパシタの断面
図。
【符号の説明】
10 下部電極用薄膜 10A 下部電極 12 強誘電体用薄膜 12A 強誘電体膜 14 上部電極用薄膜 14A 上部電極 16 酸化膜 16A 酸化膜マスク 22 酸化膜 22A 酸化膜マスク
フロントページの続き (72)発明者 岩 元 剛 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33 株式 会社東芝 生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 平8−17822(JP,A) 特開 平9−266200(JP,A) 国際公開97/35341(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 H01L 21/8242 H01L 27/108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部電極と、 この下部電極上に形成された強誘電体膜と、 この強誘電体膜上に形成され、かつ、この強誘電体膜及
    び前記下部電極よりも小さい面積の上部電極と、 前記上部電極上に形成された第1絶縁膜と、 前記第1絶縁膜と前記上部電極とを覆うように、且つ、
    前記強誘電体膜の上面と接するように、前記第1絶縁膜
    上と前記強誘電体膜上とに、前記第1絶縁膜と同一材料
    で形成された第2絶縁膜と、 を備えることを特徴とする強誘電体キャパシタ。
  2. 【請求項2】前記第1絶縁膜の側壁の少なくとも一部に
    は、前記上部電極と同一材料からなる残さが形成されて
    おり、 前記第2絶縁膜の側壁の少なくとも一部には、前記下部
    電極と同一材料からなる残さが形成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の強誘電体キャパシ
    タ。
  3. 【請求項3】前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜はとも
    に、酸化膜又は窒化膜から構成されている、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の強誘電
    体キャパシタ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の強誘電体キャパシタを含
    む強誘電体メモリであって、前記強誘電体メモリには、
    550℃以上の融点を有する金属の配線層が含まれてい
    ることを特徴とする強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】導電性材料から構成された下部電極用薄膜
    を形成する工程と、 前記下部電極用薄膜上に、強誘電性材料から構成された
    強誘電体用薄膜を形成する工程と、 前記強誘電体用薄膜上に、導電性材料からなる上部電極
    用薄膜を形成する工程と、 前記上部電極用薄膜上に第1絶縁膜用薄膜を形成し、こ
    の第1絶縁膜用薄膜をパターニングすることにより第1
    絶縁膜を形成する工程と、 前記第1絶縁膜をマスクとして用いて、前記上部電極用
    薄膜をエッチングすることにより、上部電極を形成する
    工程と、 前記第1絶縁膜上と前記強誘電体用薄膜上とに、前記第
    1絶縁膜用薄膜と同一材料で第2絶縁膜用薄膜を形成
    し、この第2絶縁膜用薄膜をパターニングすることによ
    り、前記第1絶縁膜と前記上部電極とを覆うように、前
    記第1絶縁膜よりも大きい面積の第2絶縁膜を形成する
    工程と、 前記強誘電体用薄膜をエッチングして、前記第2絶縁膜
    と接する上面を有する強誘電体膜を形成する工程と、 前記第2絶縁膜をマスクとして用いて、前記下部電極用
    薄膜をエッチングすることにより、下部電極を形成する
    工程と、 を備えたことを特徴とする強誘電体キャパシタの製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記第2絶縁膜を形成する工程では、フォ
    トレジストをマスクとして前記第2絶縁膜用薄膜をエッ
    チングすることにより、前記第2絶縁膜を形成し、 前記強誘電体膜を形成する工程では、前記フォトレジス
    トをそのままマスクとして用いて前記強誘電体用薄膜を
    エッチングすることにより、前記強誘電体膜を形成す
    る、 ことを特徴とする請求項に記載の強誘電体キャパシタ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】前記上部電極を形成する際には、前記第1
    絶縁膜の側壁の位置に、前記上部電極用薄膜の残さが形
    成され、 前記下部電極を形成する際には、前記第2絶縁膜の側壁
    の位置に、前記下部電極用薄膜の残さが形成される、 ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の強誘電
    体キャパシタの製造方法。
  8. 【請求項8】前記第1絶縁膜用薄膜及び前記第2絶縁膜
    薄膜をともに、酸化膜又は窒化膜により形成する、 ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記
    載の強誘電体キャパシタの製造方法。
JP18108398A 1998-06-26 1998-06-26 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法 Expired - Fee Related JP3267555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18108398A JP3267555B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18108398A JP3267555B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001177512A Division JP2002043539A (ja) 2001-06-12 2001-06-12 強誘電体キャパシタ及びその製造方法
JP2001177533A Division JP2002057302A (ja) 2001-06-12 2001-06-12 半導体集積回路及びその製造方法
JP2001177480A Division JP3944364B2 (ja) 2001-06-12 2001-06-12 強誘電体キャパシタ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000022090A JP2000022090A (ja) 2000-01-21
JP3267555B2 true JP3267555B2 (ja) 2002-03-18

Family

ID=16094527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18108398A Expired - Fee Related JP3267555B2 (ja) 1998-06-26 1998-06-26 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3267555B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094019A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
KR20020058566A (ko) * 2000-12-30 2002-07-12 박종섭 캐패시터 형성 방법
JP2003152165A (ja) 2001-11-15 2003-05-23 Fujitsu Ltd 半導体装置およびその製造方法
KR100801314B1 (ko) * 2002-06-29 2008-02-05 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치의 캐패시터 제조방법
JP4632620B2 (ja) * 2002-08-05 2011-02-16 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
JP2007095898A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2007184623A (ja) * 2007-01-22 2007-07-19 Rohm Co Ltd 誘電体キャパシタ
JP5844026B2 (ja) 2008-03-21 2016-01-13 富士フイルム株式会社 圧電素子の製造方法
JP2009290027A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Rohm Co Ltd 半導体装置およびその製造方法、および光変調装置およびその製造方法
JP2013191664A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2015072998A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 富士通株式会社 強誘電体メモリ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000022090A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3331334B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100309077B1 (ko) 삼중 금속 배선 일 트랜지스터/일 커패시터 및 그 제조 방법
KR100395766B1 (ko) 강유전체 기억 소자 및 그 형성 방법
JP5245258B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20060261387A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US8742479B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2003347517A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3267555B2 (ja) 強誘電体キャパシタ、強誘電体メモリ、及び、強誘電体キャパシタの製造方法
JP4838613B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000150825A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4580284B2 (ja) 強誘電体素子の製造方法
JP2002280528A (ja) 半導体装置及びその製造方法
EP1387405A2 (en) Semiconductor memory device and method for manufacturing the same
US6933549B2 (en) Barrier material
US7550799B2 (en) Semiconductor device and fabrication method of a semiconductor device
US20060102942A1 (en) Ferroelectric memory and method for manufacturing the same
JP2001358309A (ja) 半導体装置
KR100668881B1 (ko) 커패시터 및 그 제조방법
US20070184626A1 (en) Method of manufacturing ferroelectric capacitor and method of manufacturing semiconductor memory device
JP3944364B2 (ja) 強誘電体キャパシタ及びその製造方法
JP2002043539A (ja) 強誘電体キャパシタ及びその製造方法
JP2002057302A (ja) 半導体集積回路及びその製造方法
JP2004207681A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2002043540A (ja) 半導体装置
US20030058678A1 (en) Ferroelectric memory device and method of fabricating the same

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100111

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees