JP2013191664A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強誘電体キャパシタの強誘電体膜の還元による劣化を防止することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】キャパシタ領域とコンタクト領域11bを有するキャパシタ下部電極11aと、キャパシタ下部電極11aの上に形成され、コンタクト領域11bとキャパシタ領域を覆う強誘電体膜12と、キャパシタ領域で前記強誘電体膜12の上に形成されるキャパシタ上部電極13aと、キャパシタ下部電極11a、強誘電体膜12及び前記キャパシタ上部電極13aの上に形成される絶縁膜19と、絶縁膜19及び強誘電体膜12に形成され、キャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bに達し、内周面から前記強誘電体膜12を露出させるホール19aと、ホール19aの中に形成され、キャパシタ下部電極11aに接続される導電性プラグ25aと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
強誘電体メモリ(FeRAM)は、強誘電体材料が持つ分極電荷量と電圧の関係におけるヒステリシス特性を利用して情報を書き込み、読み出しする素子であり、1つの強誘電体キャパシタに1つのMOSトランジスタが接続される構造を有している。強誘電体キャパシタには、配線接続構造の違いからプレーナ型とスタック型がある。
それらのうちのプレーナ型の強誘電体キャパシタは、絶縁膜の上に下部電極、強誘電体膜、上部電極が順に積層された構造を有し、下部電極は上部電極からはみ出るコンタクト領域を有している。また、強誘電体キャパシタは層間絶縁膜に覆われ、層間絶縁膜内には下部電極のコンタクト領域に達するホールが形成され、そのホールの中には下部電極に接続される導電性プラグが形成される。
また、プレーナ型の強誘電体キャパシタでは、強誘電体膜が下部電極のコンタクト領域の一部を覆う形状にパターニングされる構造も知られている。例えば、下部電極のコンタクト領域上の強誘電体膜には開口部が形成され、その開口部の内周縁から間隔をおいて開口部の中にコンタクトホールが形成される構造が知られている。この構造では、コンタクト領域の強誘電体膜に開口部を形成した後に層間絶縁膜を形成し、その後に層間絶縁膜内にコンタクトホールを形成する工程が採用される。
特開2006−294923号公報
上記のようなプレーナ型強誘電体キャパシタによれば、層間絶縁膜を形成する前に下部電極のコンタクト領域が強誘電体膜から露出する構造となっている。また、下部電極は、例えばプラチナ、イリジウムのような触媒作用を持つ金属材料から形成されることが多い。さらに、強誘電体材料として、PZTのような酸化物強誘電体が多く用いられている。
このため、強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜を形成する際に使用するガスに含まれる水素が下部電極表面に達し、さらには層間絶縁膜を形成した後の熱処理時に層間絶縁膜中の水が下部電極表面に達し、酸化物からなる強誘電体膜が還元され易くなる。
特に、下部電極のコンタクト領域の周囲から強誘電体膜内に侵入する水素や水は横方向に滲んで上部電極の下に到達し、強誘電体膜を劣化させ、メモリ特性を劣化する原因になる。この還元による強誘電体膜の劣化は下部電極の露出面積が大きいほど進みやすい。
本発明の目的は、強誘電体キャパシタの強誘電体膜の還元による劣化を防止することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本実施形態の1つの観点によれば、半導体基板の上に形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に形成され、キャパシタ領域とコンタクト領域を有するキャパシタ下部電極
と、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域と前記キャパシタ領域の上に形成される強誘電体膜と、前記キャパシタ領域で前記強誘電体膜の上に形成されるキャパシタ上部電極と、前記キャパシタ下部電極、前記強誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極の上に形成される第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜及び前記強誘電体膜に形成され、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達し、内周面から前記強誘電体膜を露出させるホールと、前記ホールの中に形成され、前記キャパシタ下部電極に接続される導電性プラグと、を有する半導体装置が提供される。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解されるものである。
本実施形態によれば、キャパシタ下部電極のコンタクト領域を覆う強誘電体膜内とその上の絶縁膜内に連続したホールが形成され、そのホール内に導電性プラグが形成される構造を有している。これにより、キャパシタ下部電極のコンタクト領域においてホールが形成される部分以外の領域が強誘電体膜で覆われるので、キャパシタ下部電極の露出面積を減らし、キャパシタ下部電極による触媒作用を低減することができる。
図1A、図1Bは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程の一例を示す平面図である。 図1C、図1Dは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程の一例を示す平面図である。 図2A〜図2Cは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図2D〜図2Fは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図2G〜図2Iは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図2J、図2Kは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図2L、図2Mは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図2N、図2Oは、実施形態に係る半導体装置及びその製造工程のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図3は、実施形態に係る半導体装置のうちキャパシタ形成領域の一例を示す断面図である。 図4は、実施形態に係る半導体装置のうち配線を介してキャパシタとトランジスタを接続する状態の一例を示す断面図である。
以下に、図面を参照して実施形態を説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1A〜図1Dは、実施形態に係る半導体装置及びその製造方法の一例を示す平面図、図2A〜図2Oは、実施形態に係る半導体装置及びその製造方法の一例を示す断面図である。
次に、図1Aに示す構造を形成するまでの工程を説明する。
まず、半導体基板であるシリコン基板1の上面に、素子活性領域を区画する素子分離絶縁膜2を形成する。素子分離絶縁膜2は、例えばLOCOS法によりされたシリコン酸化膜であってもよいし、或いは半導体基板1に形成した凹部に絶縁膜を埋め込んだトレンチアイソレーション(STI)であってもよい。なお、シリコン基板1のうち素子活性領域内には例えばPウエル3が形成される。
次に、素子分離絶縁膜2により区画された素子活性領域の上にはゲート絶縁膜4が形成され、その上には間隔をおいて第1、第2のゲート電極5a、5bが形成される。ゲート絶縁膜4として、例えば、シリコン基板1表面の熱酸化によりシリコン酸化膜が形成される。また、第1、第2のゲート電極5a、5bは、ゲート絶縁膜4の上に形成した例えばポリシリ膜をパターニングすることにより形成される。また、第1、第2のゲート電極5a、5bから素子分離絶縁膜2上に伸びるストライプ状のポリシリコン膜のパターンはワード線WL、WLとして使用される。第1、第2のゲート電極5a、5b、ワード線WL、WLの上部にはシリサイド層が形成されてもよい。
第1、第2のゲート電極5a、5bの側面には絶縁性サイドウォール6a、6bが形成されている。サイドウォール6a、6bは、第1、第2のゲート電極5a、5b、素子分離絶縁膜2及びPウエル3の上に絶縁膜を形成した後にその絶縁膜をエッチバックして第1、第2のゲート電極5a、5bの側面に残すことにより形成される。その絶縁膜として、例えばCVD法によりシリコン酸化膜が形成される。
また、Pウエル3のうちゲート電極5a、5bの両側方には、例えばn型不純物をイオン注入することにより、第1、第2及び第3のソース/ドレイン領域7a、7b、7cが形成されている。なお、第1、第2及び第3のソース/ドレイン領域7a、7b、7cのうち第1、第2のゲート電極5a、5b寄りの部分には、サイドウォール5a、5bを形成する前に例えばn型不純物をイオン注入することにより低不純物濃度のエクステンション領域(不図示)が形成される。なお、n型不純物として砒素又は燐が使用される。
これにより、1つのPウエル3には第1、第2のMOSトランジスタT、Tが形成される。第1、第2のMOSトランジスタTは、第1のゲート電極5aとその両側の第1、第2のソース/ドレイン領域7a、7b等を有している。第2のMOSトランジスタTは、第2のゲート電極5bとその両側の第1、第3のソース/ドレイン領域7a、7c等を有している。なお、第1、第2のMOSトランジスタT、Tは、第1、第2のゲート電極5a、5bの間に形成される第1のソース/ドレイン領域7aを共有している。
次に、図2Aに示すように、第1、第2のMOSトランジスタT、Tを覆うトランジスタ被覆絶縁膜8、第1層間絶縁膜9をシリコン基板1の上方に順に形成する。被覆絶縁膜8として例えばCVD法によりシリコン酸化窒化膜が形成され、第1層間絶縁膜9として、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)ガスを使用するCVD法によりシリコン酸化膜が形成される。第1層間絶縁膜9の上面は、化学機械研磨(CMP)により平坦化される。さらに、第1層間絶縁膜9の上には、密着絶縁膜として第1のアルミナ(酸化アルミニウム)膜10が例えばスパッタ法により10nm〜30nmの厚さに形成される。なお、図2Aと後述の図2B〜図2Oは、図1AのI−I線に沿った断面から見た工程図である。
次に、図2Bに示す構造を形成するまでの工程を説明する。
まず、第1のアルミナ膜10の上に下部導電膜11として、例えば、プラチナ(Pt)膜をスパッタ法により50nm〜300nmの厚さに形成する。なお、下部導電膜11としてイリジウム等の金属膜を形成してもよい。続いて、下部導電膜11上に強誘電体膜1
2を形成する。強誘電体膜12として、例えばRFスパッタ法によって、PZT膜を例えば100nm〜200nmの厚さに形成する。なお、強誘電体膜12として、PZTの他に、PLZT膜、或いはバリウム・ストロンチウム・チタン酸素(BST)膜、ストロンチウム・ビスマス・タンタル酸素(SBT)膜のようなBi層状化合物膜等の酸化物強誘電体膜を形成してもよい。また、PZT等の形成は、有機金属気相成長(MOCVD)法、ゾル・ゲル法、有機金属堆積(MOD)法等により形成されてもよい。
続いて、アルゴン(Ar)、酸素(O)を含有する雰囲気中で、例えば約650℃以下の温度の高速熱処理(RTA)を強誘電体膜12及び下部導電膜11に施す。続いて、酸素含有雰囲気中で、例えば約750℃の温度で強誘電体膜12及び下部導電膜11に2回目のRTAを施す。これにより、強誘電体膜12が結晶化するとともに、下部導電膜11であるPt膜が緻密化され、下部導電膜11と強誘電体膜12の界面近傍におけるPtと酸素との相互拡散が抑制される。
その後に、強誘電体膜12の上に上部導電膜13を形成する。上部導電膜13として、例えば酸化イリジウム(IrO)膜を例えば40nm〜250nmの厚さに形成する。なお、酸化イリジウム膜は、形成条件を変えて二層構造としてもよく、例えば一層目は結晶、二層目は微結晶となる条件で形成してもよい。また、上部導電膜13として、イリジウム等の貴金属膜を酸化イリジウム膜の上にさらに形成してもよい。
その後に、上部導電膜13の上に、ハード膜14として、例えば窒化チタン(TiN)膜、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)膜のようなTi、Alを含む無機膜を形成する。
次に、ハード膜14の上にフォトレジストを塗布し、これを露光、現像等をする。これにより、第1、第2のMOSトランジスタT、Tに近い素子分離絶縁膜2の上方に、キャパシタ形状を有する複数の島状の第1のレジストパターン15を形成する。島状の第1のレジストパターン15は、メモリセルアレイ領域において、例えばMOSトランジスタT、Tの数に応じた個数で形成される。
次に、図2Cに示すように、第1のレジストパターン15をマスクに使用し、ハード膜14を例えば誘導結合型(IPC)プラズマエッチング法によりエッチングし、これより残されたハード膜14をハードマスク14aとして使用する。
次に、図2Dに示すように、ハードマスク14aに覆われない領域の上部導電膜13を例えばIPCプラズマエッチング法によりエッチングし、残された上部導電膜13をキャパシタ上部電極13aとして使用する。キャパシタ上部電極13aが形成された領域はキャパシタ領域となる。この場合の反応ガスとして例えば塩素(Cl)、Ar、Oの混合ガスを使用する。
その後に、ハードマスク14aをウエットエッチングにより除去する。ハードマスク14aが窒化チタンから形成されている場合にはエッチング溶液として例えば過酸化水素水とアンモニアの混合液が用いられる。なお、ハードマスク14aを残してもよい。また、第1のレジストパターン15は、ハード膜14のパターニング後、又はパターニングの最中に、又はハードマスク14aとともに除去される。
次に、キャパシタ上部電極13a及び強誘電体膜12の上にフォトレジストを塗布し、これを露光、現像することにより、図2Eに示すように、プレート線形状の第2のレジストパターン17aを形成する。第2のレジストパターン17aは、複数のキャパシタ上部電極13aを覆う長さ及び幅を有し、さらにキャパシタ上部電極13aからはみ出す領域
を有している。
続いて、図2Fに示すように、第2のレジストパターン17aをマスクに使用して強誘電体膜12をエッチングする。強誘電体膜12のエッチング条件の一例を次に挙げる。エッチング装置としてICPプラズマエッチング装置を使用し、反応室内でシリコン基板1を載置するステージ温度を例えば約25℃に設定する。さらに、反応ガスとしてClガスを10ミリリットル(ml)/秒〜50ml/秒、Arガスを10ml/秒〜50ml/秒で反応室に導入する。さらに、誘導コイルに13.56MHzのソース高周波電力を1000W〜2500Wで供給し、基板側電極に460kHzのバイアス高周波電力を500W〜2000Wで供給する。なお、反応室の真空度を0.3〜0.7mTorr(0.04Pa〜0.09Pa)に設定する。
これにより、第2レジストパターン17aの下に残された強誘電体膜12のうちキャパシタ上部電極13aの下のキャパシタ領域はキャパシタ誘電体膜12aとして使用される。さらに、強誘電体膜12は、上部電極13aから側方のコンタクト領域に広くはみ出している。その後、第2のレジストパターン17aを除去する。
次に、図2Gに示すように、キャパシタ上部電極13a及び強誘電体膜12を覆う第1のキャパシタ保護絶縁膜として例えば第2のアルミナ膜18aを例えばスパッタ法により10nm〜60nmの厚さに形成する。その後に、第2のアルミナ膜18aの上に、第2のレジストパターン17aと同じ平面形状の第3のレジストパターン17bを形成する。
続いて、第3のレジストパターン17bをマスクに使用して第2のアルミナ膜18aと下部導電膜11と第1のアルミナ膜10をエッチングし、その後に第3のレジストパターン17bを除去する。これにより、図2Hに示すように、第2のアルミナ膜18a、強誘電体膜12及び下部導電膜11はほぼ同じ平面形状となり、それらの側壁はほぼ連続した1つの面を有し、それらの側壁の内側の角度は約60度となる。
第2レジストパターン17bから露出した領域の第1、第2のアルミナ膜10、18aと下部導電膜11のエッチングは、例えばIPCプラズマエッチング装置を用いて行われる。
下部導電膜11及び第1、第2のアルミナ膜10、18aのエッチング条件の一例を挙げる。例えば、シリコン基板1を載置するステージ温度を約25℃に設定し、反応ガスとしてClガスを30ml/秒〜80ml/秒、Arガスを30ml/秒〜70ml/秒で反応室に導入する。さらに、誘導コイルに13.56MHzのソース高周波電力を1000W〜2500Wで供給し、基板側電極に460kHzのバイアス高周波電力を500W〜2000Wで供給する。なお、反応室の真空度を0.3〜1.5mTorr(0.04Pa〜0.20Pa)に設定する。
これにより、パターニングされた下部導電膜11は、複数箇所でキャパシタ上部電極13aに重なる大きさを有し、キャパシタ下部電極11aとして使用される。キャパシタ下部電極11aは、プレート線PLを兼ね、また、キャパシタ下部電極11aはその側方にコンタクト領域11bを有し、コンタクト領域11bの上面は強誘電体膜12に覆われる。
キャパシタ下部電極11a、キャパシタ誘電体膜12a及び1つのキャパシタ上部電極13aは、図1Bの平面図に示すように、1つの強誘電体キャパシタQとなる。従って、1つのキャパシタ下部電極11aの上方に複数のキャパシタ上部電極13aが形成されている場合には、1つのプレート線PLに複数の強誘電体キャパシタQが接続された構造と
なる。
次に、図2Iに示すように、強誘電体キャパシタQ、キャパシタ下部電極11a及び第1層間絶縁膜9の上にキャパシタ保護絶縁膜として第3のアルミナ膜18bを例えばスパッタ法により形成する。この後に、酸素雰囲気中でキャパシタQのアニールを行う。続いて、第3のアルミナ膜18bの上に、TEOSガスを使用するCVD法によりシリコン酸化膜を第2層間絶縁膜19として例えば約1.5μmの厚さに形成する。続いて、CMP法により第2層間絶縁膜19の上面を平坦化する。さらに、二酸化窒素ガスを用いたプラズマ処理を第2層間絶縁膜19の表面に施し、その表面に窒素含有層19nを形成する。
次に、図2Jに示す構造を形成するまでの工程について説明する。
第2層間絶縁膜19上にフォトレジスト20を塗布し、これを露光、現像等する。これにより、キャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bの上方に第1開口部20aを形成し、同時にキャパシタ上部電極13aの上方に第2開口部20bを形成する。
続いて、第1、第2開口部20a、20bを通して第2層間絶縁膜19を例えば平行平板型プラズマエッチング装置を用いてエッチングし、第1、第2のホール19a、19bを形成する。これにより第1、第2のホール19a、19bを通して第3のアルミナ膜18bが露出する。なお、別の上部電極13aの上にも図1Cの平面図に示すように第2のホール19cが形成される。
そのエッチング条件を次のように設定する。例えば、ウエーハステージ温度を0℃に設定し、また、反応室内にCFガスを50ml/秒〜70ml/秒の流量で、Arガスを300ml/秒〜700ml/秒の流量で、Cガスを10ml/秒〜30ml/秒の流量で導入する。また、エッチング装置上部の対向電極に印加する27,12MHzの高周波電力のパワーを1800W〜2500Wに設定し、基板側電極に印加する800kHzの高周波電力のパワーを1000W〜1700Wに設定する。また、反応室内の真空度を約50mTorr(6.7Pa)に設定する。このようなエッチング条件によれば、PZTの強誘電体膜12に対する第2層間絶縁膜19のエッチング選択比は約7程度となる。また、第2、第3のアルミナ膜18a、18bに対する第2層間絶縁膜19のエッチング選択比は2〜5程度となる。
さらに、図2Kに示すように、第1、第2の開口部20a、20bを通して第2、第3のアルミナ膜18a、18b及びキャパシタ誘電体膜12aをエッチングする。そのエッチング装置として平行平板型プラズマエッチング装置を使用する。また、エッチング条件は、反応ガスとして塩素系ガス、例えばCl、Arの含有ガスを使用する。この場合、第2のレジストパターン17aをマスクに使用して第2のアルミナ膜18aをエッチングしたと同様な条件のIPCプラズマエッチング法を使用してもよい。
これにより、第1、第2のホール19a、19bは、第2、第3のアルミナ膜18a、18b及びキャパシタ誘電体膜12a内にも連続して形成され、第1のホール19aからキャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bが露出し、さらに第2のホール19bからキャパシタ上部電極13aの一部が露出する。この結果、第1のホール19aの底部の内周面では、第2、第3のアルミナ膜18a、18b及びキャパシタ誘電体膜12aが露出する。この後に、フォトレジスト20を除去する。
第1のホール19aを形成する工程では、第2層間絶縁膜19のエッチング後に、第2、第3のアルミナ膜18a、18bが現れ、さらにキャパシタ誘電体膜12aが現れる。この場合、第2層間絶縁膜19は、強誘電体膜12と第2、第3のアルミナ膜18a、18bに対して上記のエッチング条件により、十分なエッチング選択性を確保することがで
きる。
このようなエッチング選択比によれば、第2層間絶縁膜19の厚さがキャパシタ上部電極13aの上とキャパシタ下部電極11aの上で異なる場合に、キャパシタ上部電極13aの過剰エッチングが防止される。
第1のホール19aの形状、大きさは、後の工程で形成される導電性プラグとキャパシタ下部電極11aとのコンタクト抵抗に応じて調整される。第1のホール19aの平面形状は、図1Cに示すように平面四角形のキャパシタ下部電極11aの1辺のみに沿って長方形に形成されてもよい。或いは、1辺のみの長さでは十分な接続が得られない等の理由によってさらに長いキャパシタ下部電極11a側部との接続が必要な場合には、複数の辺に渡って第1のホール19aが複数形成されてもよい。
なお、第1のホール19aの一部がキャパシタ下部電極11aからはみ出した場合には、キャパシタ下部電極11aのコンタクト部11b上の強誘電体膜12をエッチングしている最中に第1層間絶縁膜9の一部がエッチングされる。
ところで、第1のホール19aを通してキャパシタ下部電極11a上の強誘電体膜12をエッチングすると、第1のホール19aの内面、特に内周面には図2Kに示すように残渣Xが付着する。残渣Xの多くは鉛、酸化鉛であり、それらの物質は触媒として作用する。
従って、第2層間絶縁膜19に含まれる水分、さらには第1のホール19a内に導電材を形成する際に使用される水素は、第1のホール19aを通った後にキャパシタ下部電極11aであるプラチナ膜等に到達する。そして、残渣X、プラチナ等の触媒作用により水素、水等の還元成分がキャパシタ誘電体膜12aを還元する。さらに、水素、水等の還元成分が第1のホール19aの内周の強誘電体膜12を浸透して上部電極13aの下の領域まで到達すると、キャパシタ強誘電体膜12aが劣化する。これにより、強誘電体キャパシタQの特性が劣化する。
そこで、第1のホール19aを通してキャパシタ誘電体膜12をエッチングし、フォトレジスト20を除去した後に、図2Lに示すように、第1のホール19aの内壁に付着したエッチング残渣Xを除去する。例えば、エッチング残渣Xの除去には強誘電体膜12を劣化させない薬品、例えば硝酸、燐酸、アンモニア水、塩酸、又はこれらを混合させた薬品、或いはこれを薄めた薬品により除去する。なお、薬品中の硝酸の濃度は、例えば60重量%〜61重量%とする。
次に、図2Mに示すように、第1、第2のホール19a、19bの内面と第2層間絶縁膜19の上に、ホール側壁保護絶縁膜として第4のアルミナ膜22を例えば20nm〜50nmの厚さに形成する。その後に、図2Nに示すように、エッチバックによって第2層間絶縁膜19の上面上から第4のアルミナ膜22を除去するとともに、第1、第2のホール19a、19bの底部の第4のアルミナ膜22を除去してキャパシタ下部電極11aを露出させる。これにより、第3のアルミナ膜22は、第1、第2のホール19a、19bの内側壁上に選択的に残される。
側壁保護絶縁膜は、第2絶縁層間膜19内から第1のホール19a内への還元成分の漏れを防止する材料から形成されればよく、第4のアルミナ膜22に限られるものではない。側壁保護絶縁膜として、その他に、アルミニウム窒化膜、チタン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン窒化酸化膜、シリコン酸化膜などが使用される。
次に、図1C、図2Oに示す構造を形成するまでの工程を説明する。
まず、フォトリソグラフィーとエッチングを使用することにより、ソース/ドレイン領域7a、7b、7cの上に図1Cの平面図に示すような第1、第2及び第3のコンタクトホール19d、19e、19fを第2層間絶縁膜19、第1層間絶縁膜8、トランジスタ被覆絶縁膜8に形成する。
続いて、第1、第2のホール19a、19b及び第1〜第3のコンタクトホール19d、19e、19fの内面と第2層間絶縁膜19の上面上に、バリアメタル膜23としてチタン膜と窒化チタン膜を薄く形成する。チタン膜、窒化チタン膜はスパッタ法により形成するが、CVD法により形成してもよい。CVD法によりチタン膜を形成する場合には、例えば四塩化チタン(TiCl)ガスと水素(H)ガスを含むガスを使用する。また、CVD法により窒化チタン膜を形成する場合には、例えば四塩化チタンガスと窒化ガス、例えば窒素、アンモニア等を含むガスを使用する。この場合、第1のホール19aの内周面は第3のアルミナ膜22により覆われているので、強誘電体膜12は露出しない状態となり、キャパシタ誘電体膜12aの還元が防止される。
続いて、バリアメタル膜23の上に導電膜、例えばタングステン(W)膜24を形成する。タングステン膜は、六フッ化タングステン(WF)とHを含むガスを使用する。この場合も、第1のホール19aの内周面は第3のアルミナ膜22により覆われているので、強誘電体膜12は露出していない状態となり、キャパシタ誘電体膜12aの還元が防止される。
続いて、第2層間絶縁膜19の上面上のバリアメタル膜23とタングステン膜24をCMP法により除去する。これにより、キャパシタ下部電極11a、キャパシタ上部電極13aの上の第1、第2のホール19a、19b内にそれぞれ残されたバリアメタル膜23及びタングステン膜24は、それぞれ第1、第2の導電性プラグ25a、25bとして使用される。また、第1〜第3のコンタクトホール19d〜19f内に残されたバリアメタル膜23及びタングステン膜24は、それぞれ第1〜第3のコンタクトプラグ25d〜25fとして使用される。
その後に、第1、第2の導電性プラグ25a、25b、第1〜第3のコンタクトプラグ25d〜25f及び第2層間絶縁膜19の上に金属膜を形成する。金属膜として例えば、第1バリアメタル層、主導体金属層、第2バリアメタル層を形成する。第1、第2バリアメタル層としてチタン膜、窒化チタン膜の積層構造を形成する。また、主導体金属層としてアルミニウム銅膜を形成する。
この後に、金属膜をフォトリソグラフィーとエッチングを使用してパターニングする。これにより、図1Dの平面図と図3の断面図に示すようなプレート線引出配線26a、上部電極引出配線26b、ビット線用電極パッド26dを形成する。
これにより、プレート線PLに兼用されるキャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bに接続される第1の導電性プラグ25は、プレート引出配線26aに接続される。
また、キャパシタ上部電極13a上の第2の導電性プラグ25bと第2のソース/ドレイン領域7b上の第2のコンタクトプラグ25eは、図4に例示するように、上部電極引出配線26bを介して電気的に接続される。図4は、図1DのII−II線から見た断面を示している。
さらに、第1又は第2のMOSトランジスタT、Tの間の第1のソース/ドレイン領域7a上の第4の導電性プラグ25dの上にはビット線接続用金属パッド26dが形成
される。その後に、三層目以降の層間絶縁膜、二層目以降の配線、導電性パッド等が形成されるがその詳細は省略する。
上記の実施形態によれば、キャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bの上面を強誘電体膜12で覆った状態で第2層間絶縁膜19を形成している。さらに、第2層間絶縁膜19、強誘電体膜12のうちコンタクト領域11bの上に第1のホール19aを形成し、その中に第1の導電性プラグ25aを形成している。従って、第1のホール19aを形成する際に、強誘電体膜12がエッチングされる前までは、キャパシタ下部電極11aのコンタクト領域11bの露出が防止でき、触媒作用を防止することができる。
また、第1のホール19aを形成した後に第1のホール19aの内周面に付着し、触媒となるエッチング残渣Xを除去し、さらにその内周面から露出する強誘電体膜12をアルミナ膜22で覆うようにしている。これにより、第2層間絶縁膜19から第1のホール19a内に水や水素が漏れることが防止される。しかも、第1のホール19a内に第1の導電性プラグ25aを形成する際に使用する反応ガスに含まれる水素等によるキャパシタ誘電体膜12aの還元を防止することができる。これらにより、強誘電体キャパシタQの特性の劣化が防止される。
なお、上記の実施形態では、第2、第3のアルミナ膜18a、18bによりキャパシタQを覆うようにしているが、いずれか一方を省略してもよい。また、下部導電膜11、アルミナ膜18a、18b、強誘電体膜12を1つのレジストパターンによりエッチングしてもよい。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解される。
次に、本発明の実施形態について特徴を付記する。
(付記1)半導体基板の上に形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上に形成され、キャパシタ領域とコンタクト領域を有するキャパシタ下部電極と、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域と前記キャパシタ領域の上に形成される強誘電体膜と、前記キャパシタ領域で前記強誘電体膜の上に形成されるキャパシタ上部電極と、前記キャパシタ下部電極、前記強誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極の上に形成される第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜及び前記強誘電体膜に形成され、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達し、内周面から前記強誘電体膜を露出させるホールと、前記ホールの中に形成され、前記キャパシタ下部電極に接続される導電性プラグと、を有する半導体装置。
(付記2)前記ホールの前記内周面と前記導電性プラグの間には、前記ホールの内周面に露出する前記強誘電体膜を覆う側壁保護絶縁膜が形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記側壁保護絶縁膜は、前記第2絶縁膜内から前記ホール内への還元成分の漏れを防止する材料から形成されていることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)前記強誘電体膜は、酸化物強誘電体膜であることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1つに記載の半導体装置。
(付記5)前記キャパシタ下部電極、前記強誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極と前記第2絶縁膜の間に前記第2絶縁膜と異なる材料から形成され、前記ホールが形成される保護絶縁膜を有することを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の半導体装置。
(付記6)半導体基板の上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜の上に第1導電膜を形成する工程と、前記第1導電膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、前記強誘電体膜の上に第2導電膜を形成する工程と、前記第2導電膜をパターニングすることによりキャパシタ上部電極を形成する工程と、前記強誘電体膜をパターニングすることにより、前記キャパシタ上部電極の下と前記キャパシタ上部電極の側方に残される形状のキャパシタ誘電体膜を形成する工程と、前記第1導電膜をパターニングすることにより、前記キャパシタ上部電極の下と前記キャパシタ上部電極の側方に残され、前記キャパシタ誘電体膜に覆われるキャパシタ下部電極を形成する工程と、前記キャパシタ下部電極、前記キャパシタ誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極の上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記キャパシタ下部電極のうち前記キャパシタ上部電極から側方にはみ出したコンタクト領域の上方に開口部を有するマスクを前記第2絶縁膜の上に形成する工程と、前記開口部を通して前記第2絶縁膜及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングすることにより、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達するホールを前記第2絶縁膜及び前記キャパシタ誘電体膜内に形成する工程と、前記マスクを除去する工程と、前記ホール内に、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達する導電性プラグを形成する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
(付記7)前記導電性プラグを形成する前に、前記キャパシタ誘電体膜のエッチング時に前記ホール内に生成されたエッチング残渣を薬液処理により除去する工程を有することを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)前記薬液処理は、酸を含む薬品を用いる処理であることを特徴とする付記7に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)前記導電性プラグを前記ホール内に形成する工程の前に、前記ホールの内周面及び底面と前記第2絶縁膜の上面に側壁保護絶縁膜を形成する工程と、前記側壁保護絶縁膜をエッチバックすることにより、前記ホールの底面と前記第2絶縁膜の上面上から前記側壁保護絶縁膜を除去するとともに、前記ホールの内周面に残す工程と、を有することを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)前記第2絶縁膜を形成する前に、前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体膜及び前記キャパシタ下部電極の上に、キャパシタ保護絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜と前記強誘電膜に形成される前記ホールを前記キャパシタ保護絶縁膜に連続して形成する工程と、を有することを特徴とする付記6乃至付記9のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
1 シリコン基板
2 素子分離絶縁膜
9 第1層間絶縁膜
10 第1のアルミナ膜
11 下部導電膜
11a キャパシタ下部電極
11b コンタクト領域
12 強誘電体膜
12a キャパシタ誘電体膜
13 上部導電膜
13a キャパシタ上部電極
17a、17b レジストパターン
18a、18b アルミナ膜
19 第2層間絶縁膜
19a〜19c ホール
19d〜19f コンタクトホール
20 フォトレジスト
20a、20b 開口部
22 アルミナ膜
25a〜25c 導電性プラグ
25d〜25f コンタクトプラグ

Claims (5)

  1. 半導体基板の上に形成される第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜の上に形成され、キャパシタ領域とコンタクト領域を有するキャパシタ下部電極と、
    前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域と前記キャパシタ領域の上に形成される強誘電体膜と、
    前記キャパシタ領域で前記強誘電体膜の上に形成されるキャパシタ上部電極と、
    前記キャパシタ下部電極、前記強誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極の上に形成される第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜及び前記強誘電体膜に形成され、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達し、内周面から前記強誘電体膜を露出させるホールと、
    前記ホールの中に形成され、前記キャパシタ下部電極に接続される導電性プラグと、
    を有する半導体装置。
  2. 前記ホールの前記内周面と前記導電性プラグの間には、前記ホールの内周面に露出する前記強誘電体膜を覆う側壁保護絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体基板の上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜の上に第1導電膜を形成する工程と、
    前記第1導電膜の上に強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜の上に第2導電膜を形成する工程と、
    前記第2導電膜をパターニングすることによりキャパシタ上部電極を形成する工程と、
    前記強誘電体膜をパターニングすることにより、前記キャパシタ上部電極の下と前記キャパシタ上部電極の側方に残される形状のキャパシタ誘電体膜を形成する工程と、
    前記第1導電膜をパターニングすることにより、前記キャパシタ上部電極の下と前記キャパシタ上部電極の側方に残され、前記キャパシタ誘電体膜に覆われるキャパシタ下部電極を形成する工程と、
    前記キャパシタ下部電極、前記キャパシタ誘電体膜及び前記キャパシタ上部電極の上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記キャパシタ下部電極のうち前記キャパシタ上部電極から側方にはみ出したコンタクト領域の上方に開口部を有するマスクを前記第2絶縁膜の上に形成する工程と、
    前記開口部を通して前記第2絶縁膜及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングすることにより、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領域に達するホールを前記第2絶縁膜及び前記キャパシタ誘電体膜内に形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記ホール内に、前記キャパシタ下部電極の前記コンタクト領に域達する導電性プラグを形成する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  4. 前記導電性プラグを形成する前に、前記キャパシタ誘電体膜のエッチング時に前記ホール内に生成されたエッチング残渣を薬液処理により除去する工程を有することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記導電性プラグを前記ホール内に形成する工程の前に、
    前記ホールの内周面及び底面と前記第2絶縁膜の上面に側壁保護絶縁膜を形成する工程と、
    前記側壁保護絶縁膜をエッチバックすることにより、前記ホールの底面と前記第2絶縁膜の上面上から前記側壁保護絶縁膜を除去するとともに、前記ホールの内周面に残す工程
    と、
    を有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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