JP2009071242A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強誘電体膜の劣化を防止する。
【解決手段】本発明の半導体装置1は、基板21上方に順次設けられた第1電極32、強誘電体膜33、及び第2電極34を有する強誘電体キャパシタ3と、強誘電体キャパシタ3の上面及び側面を覆う水素バリア膜4と、水素バリア膜4及び基板21を覆う層間絶縁膜6と、層間絶縁膜6及び水素バリア膜4を貫通して第2電極34を露出させるコンタクトホール70と、第2電極34上を含むコンタクトホール70の内壁面70aを覆い、水素バリア性を有する導電材料からなるバリアメタル75と、コンタクトホール70内に埋設されたプラグ導電部7と、を備えている。水素バリア膜4におけるコンタクトホール70の内壁面は、コンタクトホール70の内側に向かって凹となる湾曲面となっており、水素バリア膜4におけるコンタクトホール70の内径は第2電極34に向かって小さくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
強誘電体メモリ装置(FeRAM)は、低電圧および高速動作が可能な不揮発性メモリであり、メモリセルが1トランジスタ/1キャパシタ(1T/1C)で構成できるため、DRAMなみの集積化が可能であることから、大容量不揮発性メモリとして期待されている。
このような強誘電体メモリ装置の構造としては、プレーナ型(例えば、特許文献1)やスタック型(例えば、特許文献2)が挙げられる。いずれの構造の強誘電体メモリ装置も、一対の電極間に強誘電体膜を有した強誘電体キャパシタを備えており、一対の電極のうち一方の電極はトランジスタを介してビット線等の配線に接続され、他方の電極はグランド線等の配線に接続されている。一般に、これら電気的な接続は、タングステン等の導電材料からなるプラグを介して行われている。
先述の強誘電体膜は、ABOの一般式で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有する強誘電体材料、具体的にはチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zi,Ti)O)等からなっている。このように強誘電体材料は酸化物であるので、これが還元されて劣化しないように留意する必要がある。
そのため、特許文献1、2では、強誘電体キャパシタを覆って水素バリア膜を形成しており、後の工程で還元雰囲気に曝された際に強誘電体膜が還元されないようにしている。また、特許文献1では、強誘電体キャパシタ上にこれと接続するプラグを形成する際に、プラグを形成するコンタクトホール内に水素バリア性を有する窒化チタン膜(バリアメタル)を形成しており、還元雰囲気でプラグを形成しても強誘電体膜が還元されないようにしている。
特開2003−347512号公報 特開2006−310637号公報
ところが、特許文献1、2の方法では、強誘電体キャパシタ上にプラグを形成する際の還元雰囲気に対する対策が十分でない場合には、強誘電体膜が劣化するおそれがある。一般に層間絶縁膜は、十分な厚さに成膜した後にCMP法等で研磨して薄厚化し、所望の厚さにするが、成膜時の厚さや下地の凹凸に起因する研磨量のばらつきにより、厚さがばらついたものとなっている。そのため、層間絶縁膜及び水素バリア膜をエッチングしてコンタクトホールを形成する際には、層間絶縁膜の厚さばらつきが水素バリア膜に反映されてしまい、水素バリア膜を均一にエッチングすることが困難であった。
そのため、コンタクトホール内における水素バリア膜の側壁を所望の形状とすることができず、特許文献1のように窒化チタン膜(バリアメタル)を形成するとウィークポイントを生じてしまい、これを十分に機能させることができなかった。例えば、層間絶縁膜が薄い部分では水素バリア膜が過剰にエッチングされ、特許文献2の図1に示されるように、水素バリア膜の側壁は上部電極に対して切り立った形状となる。そのため、段差部の隅にバリアメタル材料を行きわたらせることが難しくなり、ここがウィークポイントとなってしまう。
このようなウィークポイントが生じると、プラグ形成時に還元ガスがウィークポイントを通って強誘電体キャパシタ側に侵入してしまい、強誘電体膜を還元して酸素欠損を引き起こし、劣化させてしまう。劣化した強誘電体膜のメモリセルは良好なヒステリシス特性が得られないので、ビット不良となりビット歩留りが損なわれていた。
本発明は、前記の事情に鑑み成されたものであって、良好なヒステリシス特性の強誘電体キャパシタを備えた良好なビッド歩留りの半導体装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、基板上方に設けられた第1電極と該第1電極上に設けられた強誘電体膜と該強誘電体膜上に設けられた第2電極とを有してなる強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆って設けられた水素バリア膜と、前記強誘電体キャパシタ及び前記基板を覆って設けられた層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜及び前記水素バリア膜を貫通して前記第2電極を露出させるコンタクトホールと、前記コンタクトホール内に露出した前記第2電極の上面と該コンタクトホールの内壁面とを覆って設けられ、水素バリア性を有する導電材料からなるバリアメタルと、前記コンタクトホール内に埋設され、前記バリアメタルと導通するプラグ導電部と、を備え、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面は、該コンタクトホールの内側に向かって凹となる湾曲面となっており、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内径は前記第2電極側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする。
このようにすれば、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面は、該コンタクトホールの内側に向かって凹となる湾曲面となっているので、前記第2電極の上面と前記コンタクトホールの内壁面との間に切り立った段差がなくなり、前記バリアメタルの材料のカバレッジ性が改善される。したがって、バリアメタルにウィークポイントを生じることが防止され、第2電極側からウィークポイントを通って還元ガスが強誘電体膜側に侵入しこれを還元して劣化させることが防止される。よって、優れたヒステリシス特性の強誘電体キャパシタとすることができ、これを備えた半導体装置はビット歩留りが向上したものとなる。
また、前記強誘電体キャパシタ上の前記水素バリア膜を覆うストッパー膜が設けられており、該ストッパー膜は、前記層間絶縁膜よりもエッチング速度が小さい絶縁材料で形成されていることが好ましい。
このようにすれば、層間絶縁膜のエッチング時にストッパー膜をエッチングのストッパーとして機能させることができるので、層間絶縁膜の厚さばらつきをストッパー膜によって吸収し、エッチングのばらつきをほとんどなくすことができる。したがって、層間絶縁膜の厚さばらつきによるストッパー膜や水素バリア膜の厚さばらつきが低減され、コンタクトホールは高精度の寸法や形状に加工される。よって、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面を所望の形状とすることができ、先述のように強誘電体膜の劣化が防止されるので良好なビッド歩留りの半導体装置となる。
また、前記ストッパー膜は、前記層間絶縁膜に対するエッチングの選択比が15以上となる材料で形成されていることが好ましい。
このようにすれば、ストッパー膜を十分に機能させることができるので、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面の加工精度をさらに高くすることができる。
また、前記ストッパー膜は、水素バリア性を有することが好ましい。
このようにすれば、ストッパー膜に覆われた部分の水素バリア膜は、水素バリア性が強められるので、強誘電体キャパシタ内に還元ガス等が侵入することがより軽減され、強誘電体膜の劣化をより確実に防止できるようになる。
前記ストッパー膜は、シリコン窒化物からなることが好ましい。
通常は、前記層間絶縁膜はシリコン酸化物からなっており、シリコン窒化物からなるストッパー膜は、シリコン酸化物からなる層間絶縁膜に対するエッチングの選択比が十分に高いので、十分に機能するものとなる。また、シリコン窒化物は水素バリア性を有しているので、先述のように強誘電体膜の劣化をより確実に防止できるようになる。
本発明の半導体装置の製造方法は、基板上方に、第1電極と強誘電体膜と第2電極とを積層して、第1電極と強誘電体膜と第2電極とを有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆って水素バリア膜を形成する工程と、前記水素バリア膜の少なくとも上面を覆ってストッパー膜を形成する工程と、前記強誘電体キャパシタ及び前記基板を覆って層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜と前記ストッパー膜と前記水素バリア膜とをエッチングして、前記第2電極を露出させるコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホール内に露出した前記第2電極の上面と該コンタクトホールの内壁面とを覆って、水素バリア性を有する導電材料でバリアメタルを形成する工程と、前記コンタクトホール内に、前記バリアメタルと導通するプラグ導電部を埋設する工程と、を有し、前記ストッパー膜を、前記層間絶縁膜よりもエッチング速度が小さい絶縁材料で形成することを特徴とする。
このようにすれば、前記層間絶縁膜よりもエッチング速度が小さい絶縁材料でストッパー膜を形成しているので、コンタクトホールを形成する工程で層間絶縁膜をエッチングする際にはストッパー膜をストッパーとして機能させることができる。したがって、層間絶縁膜の厚さばらつきを考慮して過剰にエッチングを行っても、層間絶縁膜の厚さばらつきはストッパー膜の厚さに反映されなくなり、ストッパー膜を均一にエッチングすることができる。よって、水素バリア膜は均一な厚さとなるのでこれを高精度な形状に加工することができ、水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面を所望の形状、すなわち前記内壁面がコンタクトホールの内側に向かって凹となる湾曲面となっており、かつ水素バリア膜におけるコンタクトホールの内径が前記第2電極側に向かうにつれて小さくなる形状に加工することができる。
このようにして、前記内壁面を前記バリアメタルの材料のカバレッジ性を損なわない形状に加工することができるので、ウィークポイントを生じることなくバリアメタルを良好に形成することができる。したがって、還元雰囲気でプラグ導電部を形成しても、還元ガスがウィークポイントを通って強誘電体キャパシタに侵入し強誘電体膜を還元して劣化させることが防止される。よって、優れたヒステリシス特性の強誘電体キャパシタを形成することができ、これを備えた良好なビット歩留りの半導体装置を製造することができる。
以下、本発明の一実施形態を説明するが、本発明の技術範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以降の説明では図面を用いて各種の構造を例示するが、構造の特徴的な部分を分かりやすく示すために、図面中の構造はその寸法や縮尺を実際の構造に対して異ならせて示す場合がある。
図1は、本実施形態の半導体装置(強誘電体メモリ装置)1の要部を示す断面構成図である。図1に示すように、強誘電体メモリ装置1はスタック型の構造となっており、基体2上に設けられた強誘電体キャパシタ3と、強誘電体キャパシタ3の上面、側面、及び強誘電体キャパシタ3周辺の基体2を覆って設けられた水素バリア膜4と、水素バリア膜4を覆って形成されたストッパー膜5と、ストッパー膜5及び基体2を覆って設けられた層間絶縁膜6と、を備えて構成されている。また、本実施形態では、層間絶縁膜6上にアルミニウムからなるビット線81及びグランド線82が設けられている。
前記基体2は、本実施形態ではシリコン基板(基板)21上に設けられたトランジスタ22と、トランジスタ22を覆って設けられたSiOからなる第1下地絶縁膜23と、第1下地絶縁膜23を覆って設けられたSiNからなる第2下地絶縁膜24と、を備えて構成されている。シリコン基板21の表層には素子分離領域25が設けられており、素子分離領域25の間が1つのメモリセルと対応している。
前記トランジスタ22は、シリコン基板21上に設けられたゲート絶縁膜221と、ゲート絶縁膜221上に設けられたゲート電極222と、シリコン基板21表層におけるゲート電極222の両側に設けられたソース領域223及びドレイン領域224と、ゲート電極222の側面に設けられたサイドウォール225と、から構成されている。本実施形態では、ソース領域223上にこれと導通するタングステンからなる第1プラグ26が設けられており、ドレイン領域224上にこれと導通するタングステンからなる第2プラグ27が設けられている。第1プラグ26は、前記層間絶縁膜6に設けられたタングステンからなる第3プラグ65と電気的に接続されており、第3プラグ65は前記ビット線81と電気的に接続されている。すなわち、トランジスタ22のソース領域223は、ビット線81と電気的に接続されている。
前記強誘電体キャパシタ3は、第2プラグ27上に設けられており、下部電極(第1電極)32と、強誘電体膜33と、上部電極(第2電極)34と、から構成されている。また、本実施形態では、第2プラグ27と強誘電体キャパシタ3との間にTiAlNからなる下地導電部31が設けられている。
本実施形態では、下部電極32は下地導電部31上に順次設けられたIr(イリジウム)膜、IrOx(イリジウム酸化物)膜、Pt(プラチナ)膜から構成されており、下地導電部31及び第2プラグ27を介してドレイン領域224に電気的に接続されている。
強誘電体膜33は、下部電極32上に設けられており、強誘電体材料からなるものである。代表的な強誘電体材料としては、ABOの一般式で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有する材料、具体的にはPZT(Pb(Zr、Ti)O)やPLZT((Pb、La)(Zr、Ti)O)、これらにニオブ(Nb)等の金属が加えられたもの等が挙げられる。本実施形態では強誘電体材料として、PZTを用いている。
上部電極34は、強誘電体膜33上に順次設けられたPt膜、IrOx膜、Ir膜から構成されており、後述する第4プラグ(プラグ導電部)7と電気的に接続されている。
このように、上部電極34及び下部電極32は、互いに異なる材料からなる膜が複数積層されたものとしてもよい。このようにすることにより、上部電極34や下部電極32に機能性を付与することができる。例えば、強誘電体膜33と上部電極34と、あるいは強誘電体膜33と下部電極32との間の密着性を高める機能や、酸素バリア膜や水素バリア膜としての機能、強誘電体膜33の結晶配向性を高める機能等を付与することが考えられる。
前記水素バリア膜4は、水素バリア性を有する絶縁材料からなるものであり、本実施形態ではその材料としてAlOx(アルミニウム酸化物)を用いている。前記強誘電体キャパシタ3の強誘電体膜33は、先述のように酸化物からなっているので、水素ガス等の還元ガスに曝されると還元され劣化してしまうが、強誘電体キャパシタ3を水素バリア膜4で覆うことによりその劣化を防止できるようになっている。
前記層間絶縁膜6は、例えばSiO等からなるものである。また、前記ストッパー膜5は、後述するコンタクトホール70を形成する際のエッチングにおいて、層間絶縁膜6との間でエッチングの選択比が確保できる材料からなっており、エッチングのストッパーとして機能させることができるようになっている。ストッパー膜5は、層間絶縁膜6に対するエッチングの選択比が15以上となる材料を用いることが好ましく、このようにすればストッパーとして十分機能させることができる。また、水素バリア性を有するものが好ましく、前記水素バリア膜4の水素バリア性を補強することができる。具体的な材料としては、SiNやSiON等のシリコン窒化物等が好適である。本実施形態では、ストッパー膜5はSiNからなるものであり、前記強誘電体キャパシタ3上の水素バリア膜4のみを覆うのではなく、水素バリア膜4全体を覆うようにして設けられている。
また、前記強誘電体キャパシタ3上には、層間絶縁膜6、ストッパー膜5、及び水素バリア膜4を貫通して強誘電体キャパシタ3の上部電極34を露出させるコンタクトホール70が形成されている。このコンタクトホール70は開口形状を円形とするもので、その内部には、コンタクトホール70内に露出した上部電極34の上面と、コンタクトホール70の内壁面70aと、を覆ってバリアメタル75が設けられている。また、コンタクトホール70内におけるバリアメタル75の内側には、第4プラグ(プラグ導電部)7が埋設されている。第4プラグ7は、本実施形態ではタングステンからなるものであり、バリアメタル75を介して上部電極34と導通するようになっており、また前記グランド線82と電気的に接続されている。すなわち、強誘電体キャパシタ3の上部電極34は、グランド線82と電気的に接続されている。
前記バリアメタル75は、水素バリア性を有する導電材料からなるものであり、上部電極34上面を覆う部分は、還元ガスがコンタクトホール70側から前記強誘電体キャパシタ3側に侵入することを防止できるようになっている。また、コンタクトホール70の内壁面70aを覆う部分は、前記第4プラグ7とコンタクトホール70の内壁面70a側との密着性を高めることができるようになっている。本実施形態では、バリアメタル75は、Ti膜(図示略)及びTiN膜(図示略)が順次積層された2層構造となっている。また、バリアメタル75は、前記水素バリア膜4におけるコンタクトホール70の内壁面の形状が以下に述べるように良好になっていることから、その材料のカバレッジ性が改善されており、ウィークポイントがないものとなっている。以下、水素バリア膜4の内壁面の形状について、詳しく説明する。
図2(a)は、前記コンタクトホール70の底面付近を拡大して示す断面図であり、図2(b)は、前記内壁面4aの形状表現に係るいくつかのパラメータを説明するための模式図である。また、図2(c)、(d)は、内壁面4aの形状における前記パラメータ間の相互関係を示すグラフである。
図2(a)に示すように、水素バリア膜4の内壁面4aは、コンタクトホール70の内側に向かって凹となる湾曲面となっている。また、コンタクトホール70の内径は、前記上部電極34側に向かうにつれて小さくなっている。すなわち、水素バリア膜4の内壁面4aの形状は、パラメータを用いると以下のように表現できる。
図2(b)に示すように、コンタクトホール70の深さ方向Hにおける水素バリア膜4の上面4bからの距離を深さhと定義する。また、水素バリア膜4内の深さhにおいて水素バリア膜4の内壁面4aに接する接線を接線Lとし、接線Lと上部電極34の上面34bとがなす角のうち鋭角となる角度を角度αとする。また、深さhにおいて深さ方向Hと直交する方向のコンタクトホール70の寸法を内径dとする。以上のようにパラメータを設定すると、図2(c)に示すように、角度αは、深さhが増加するにつれて単調に減少するようになっており、かつ図2(d)に示すように、内径dは、深さhが増加するにつれて単調に減少するようになっている。
以上のような構成により、前記トランジスタ22のゲート電極222に電圧が印加されると、ソース領域223とドレイン領域224との間に電界が印加されてチャネルがオンとなり、ここに電流を流すことが可能となる。チャネルがオンとされると、ソース領域223と電気的に接続された前記ビット線81からの電気信号は、ドレイン領域224に伝達され、さらにドレイン電極224と電気的に接続された前記強誘電体キャパシタ3の下部電極32に伝達される。そして、強誘電体キャパシタ3の上部電極34と下部電極32との間に電圧を印加することができ、強誘電体膜33に電荷(データ)を蓄積させることができる。このように、強誘電体キャパシタ3への電気信号をトランジスタ22でスイッチングすることにより、強誘電体メモリ装置1は、データ(電荷)を読出しあるいは書込みすることができるようになっている。
次に、本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施形態を、前記強誘電体メモリ装置1を製造する方法を例として説明する。
図3(a)〜(d)、図4(a)〜(c)、図5(a)、(b)は、本実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。
まず、図3(a)に示すように、公知の方法等を用いて基体2を形成する。具体的には、例えばシリコン基板(基板)21にLOCOS法やSTI法等で素子分離領域25を形成し、素子分離領域25の間におけるシリコン基板21上に熱酸化法等でゲート絶縁膜221を形成する。そして、ゲート電極222上に多結晶シリコン等からなるゲート電極222を形成する。そして、素子分離領域25とゲート電極222との間におけるシリコン基板21の表層に不純物を注入してドープ領域223、224を形成する。そして、エッチバック法等を用いてサイドウォール225を形成する。本実施形態では、ドープ領域223をソース領域として機能させ、ドープ領域224をドレイン領域として機能させる。
そして、トランジスタ22が形成されたシリコン基板21上に、例えばCVD法でSiOを成膜して第1下地絶縁膜23を形成し、この上に例えばCVD法でSiNを成膜して第2下地絶縁膜24を形成する。そして、ソース領域223上とドレイン領域224上とにおける第1下地絶縁膜23及び第2下地絶縁膜24をエッチングして、ソース領域223を露出させる貫通孔とドレイン領域224を露出させる貫通孔とを形成する。そして、これら貫通孔内のそれぞれに、例えばTiとTiNをスパッタリング法で順次成膜して、密着層(図示略)を形成する。
そして、前記貫通孔内を含む第2下地絶縁膜24上の全面に、例えばCVD法でタングステンを成膜して前記貫通孔内にタングステンを埋め込み、第2下地絶縁膜24上をCMP法等で研磨することにより、第2下地絶縁膜24上のタングステンを除去する。このようにして前記貫通孔内にそれぞれ第1プラグ26、第2プラグ27を埋設する。SiNからなる第2下地絶縁膜24は、SiOからなる第1下地絶縁膜23よりもCMP法における研磨速度が低いので、第1下地絶縁膜23上がCMP法で過剰に研磨されることを防止することができる。
次に、図3(b)に示すように、基体2上に下地導電部31及び強誘電体キャパシタ3を形成する。具体的には、まず基体2上に、下地導電部31の材料として、例えばTiAlN(チタンアルミナイトライド)をスパッタリング法で形成する。そして、この上に下部電極32の材料として、例えばIr(イリジウム)、IrOx(イリジウム酸化物)、Pt(プラチナ)をスパッタリング法で順次成膜する。そして、この上に強誘電体膜33の材料として、例えばPZT(Pb(Zi,Ti)O、チタン酸ジルコン酸鉛)をゾルゲル法やスパッタリング法、MOCVD法等で成膜する。そして、この上に上部電極34の材料として、例えばPt、IrOx、Irをスパッタリング法で順次成膜する。
そして、これら材料膜の上面、すなわち上部電極34となる膜上に、例えば公知のレジスト技術及びフォトリソグラフィ法等によりレジストパターン(図示略)を形成し、これをマスクとして前記材料膜をエッチングして、下地導電部31と、この上に下部電極32、強誘電体膜33、上部電極34が順次積層された強誘電体キャパシタ3とを形成する。
次に、図3(c)に示すように、強誘電体キャパシタ3を含む基体2上の全面に、水素バリア膜4の材料膜として例えばAlOx膜41と、ストッパー膜5の材料膜として例えばSiN膜51と、をスパッタリング法やCVD法等を用いて順次形成する。そして、図3(d)に示すように、公知のレジスト技術及びエッチング技術等を用いてAlOx膜41及びSiN膜51をパターニングし、強誘電体キャパシタ3の上面及び側面を覆う水素バリア膜4と、強誘電体キャパシタ3上の水素バリア膜4を覆うストッパー膜5と、を形成する。本実施形態では、水素バリア膜4が強誘電体キャパシタ3の上面及び側面のみを覆うのではなく、前記下地導電部31の側面、及び強誘電体キャパシタ3周辺の基体2も覆うように、AlOx膜41をパターニングしている。また、ストッパー膜5が水素バリア膜4全体を覆うように、SiN膜51をパターニングしている。
次に、図4(a)に示すように、前記ストッパー膜5を含む前記基体2上を覆って、例えばTEOS等を原料ガスに用いたCVD法によりSiOを堆積させ、これをCMP法やエッチバック法等で薄厚化して層間絶縁膜6を形成する。一般に、層間絶縁膜6の原料ガス(TEOS)が化学反応する際には、水素ガスや水蒸気等の還元ガスが発生する。前記強誘電体キャパシタ3の強誘電体膜33は、酸化物(本実施形態ではPZT)からなっており、したがって還元ガスに還元されると酸素欠損が引き起こされ、強誘電体膜33は強誘電体特性が損なわれて劣化してしまう。しかしながら、強誘電体キャパシタ3を覆って水素バリア膜4を形成しているので、強誘電体キャパシタ3が水素ガスに曝されることが防止され、強誘電体膜33が劣化されることなく層間絶縁膜6を形成することができる。また、水素バリア性を有するSiNを材料とし、水素バリア膜4全体を覆ってストッパー膜5を形成しているので、水素バリア膜4の水素バリア性が補強され、強誘電体膜33の劣化が確実に防止される。
なお、通常と同様にシリコンウエハーを前記シリコン基板21として用いると、シリコンウエハー面内、例えばシリコンウエハーの中心部と外縁部との間、あるいは前記強誘電体キャパシタ3が密に形成された領域と疎に形成された領域との間等でSiOの堆積量や膜質を均一にすることが困難である。また、堆積させたSiOを薄厚化する際には、SiOの堆積量や膜質がばらついていることにより研磨量等のばらつきが生じる。そのため、層間絶縁膜6は、その厚さに20〜30nm程度のばらつきを有したものとなる。
次に、図4(b)に示すように、前記強誘電体キャパシタ3上の層間絶縁膜6、ストッパー膜5、及び水素バリア膜4をエッチングして、強誘電体キャパシタ3の上部電極34を露出させるコンタクトホール70を形成する。具体的には、まず層間絶縁膜6上に例えば公知のレジスト技術及びフォトリソグラフィ法等を用いてレジストパターンを形成する。そして、このレジストパターンをマスクとし、ドライエッチング法等を用いて層間絶縁膜6をエッチングする。
コンタクトホール70内に後の工程で埋設する第4プラグ7(図1参照)は、前記強誘電体キャパシタ3の上部電極34と導通する必要があるので、コンタクトホール70が層間絶縁膜6を確実に貫通している必要がある。先述のように、層間絶縁膜6は20〜30nm程度の厚さばらつきを有しているので、厚さばらつきを考慮し層間絶縁膜6の最も厚い部分を貫通させるためには、エッチングを過剰に行う必要がある。
そのため、ストッパー膜5には、層間絶縁膜6を過剰にエッチングしたことによる厚さばらつきが生じてしまう。すなわち、層間絶縁膜6が厚い部分においては、ストッパー膜5がほとんどエッチングされないのに対して、層間絶縁膜6が薄い部分においては、前記厚い部分が貫通するまでの時間にストッパー膜5がエッチングガスに曝されることにより、ストッパー膜5が薄くなってしまう。
ところが、ストッパー膜5は、層間絶縁膜6との間でエッチングの選択比が確保できる材料で形成しているので、層間絶縁膜6をエッチングする際にストッパー膜5がエッチングされる量は極めて小さくなり、ストッパー膜5の厚さばらつきは極めて小さなものとなる。本実施形態では、層間絶縁膜6に対するストッパー膜5のエッチング選択比を20程度としており、例えば層間絶縁膜6の厚さばらつきを40nmとした場合に、層間絶縁膜6をエッチングする間にストッパー膜5がエッチングされる厚さとしては最大でも2nm程度となる。
そして、前記レジストパターンをマスクとしてストッパー膜5をエッチングする。ここで、ストッパー膜5は均一な厚さとなっており、ストッパー膜5が過剰にエッチングされることによって水素バリア膜4がエッチングされる量は均一になる。したがって、水素バリア膜4をエッチングする際には、水素バリア膜4が均一な厚さとなっているのでその厚さばらつきを考慮して過剰にエッチングする必要がなく、最適なエッチング条件下でエッチングすることができる。よって、水素バリア膜4におけるコンタクトホール70の内壁面4a(図2(a)参照)を所望の形状に加工することができ、コンタクトホール70の内側に向かって凹となる湾曲面とすることができる。なお、層間絶縁膜6をエッチングした後において、水素バリア膜4の厚さばらつきとストッパー膜5の厚さばらつきとの合計は、これらの成膜時における膜厚ばらつきを含めて3nm程度となっており、層間絶縁膜6の厚さばらつきよりも格段に小さくなっている。
次に、図4(c)に示すように、コンタクトホール70内に露出した上部電極34と、コンタクトホール70の内壁面70aとを覆って、水素バリア性を有する導電材料でバリアメタル75を形成する。本実施形態では、Ti及びTiNをスパッタリング法で順次成膜し、Ti膜とTiN膜とからなる2層構造のバリアメタル75を形成する。ここで、本発明の方法ではストッパー膜5を形成しているので、ウィークポイントを生じることなくバリアメタル75を形成することができる。
すなわち、従来の方法では、ストッパー膜を形成しないので、層間絶縁膜の厚さばらつきに起因して水素バリア膜がエッチングされる程度がばらついていた。例えば、水素バリア膜が過剰にエッチングされると、水素バリア膜におけるコンタクトホール内の内壁面は、上部電極の上面に対して切り立った形状となってしまう。そのため、水素バリア膜の内壁面と上部電極の上面との隅にバリアメタルの材料を行きわたらせることが困難となっていた。また、例えば水素バリア膜のエッチングが不十分であると、コンタクトホールの内壁面は、層間絶縁膜側と水素バリア膜側との間で、水素バリア膜側がコンタクトホールの内側に張り出した段差形状(コンタクトホールの内側に向かって凸となる形状)となってしまう。そのため、段差部でバリアメタルの材料のカバレッジ性が損なわれていた。このようにして、バリアメタルが良好に形成されない部分は、厚さが不十分であったりクラック状の溝が生じたりして、ウィークポイントとなっていた。
ところが、本発明の方法では、ストッパー膜5を形成しているので水素バリア膜4を所望の形状に加工することができ、その内壁面4aをコンタクトホール70の内側に向かって凹となる湾曲面とすることができる。したがって、ここにバリアメタル75の材料を良好に付着させることができ、ウィークポイントを生じることなくバリアメタル75を形成することができる。
次に、図5(a)に示すように、コンタクトホール70内にバリアメタル75と導通する第4プラグ(プラグ導電部)7を埋設する。具体的には、コンタクトホール70内を含む層間絶縁膜6の全面に、例えばCVD法でタングステンを成膜してコンタクトホール70内にタングステンを埋め込む。そして、層間絶縁膜6上をCMP法等で研磨することにより、層間絶縁膜6上のタングステンを除去して、第4プラグ7をコンタクトホール70内に埋設する。
一般にCVD法は還元雰囲気で成膜を行うが、成膜本発明の方法では、上部電極34を覆って水素バリア性のバリアメタル75を形成しており、かつバリアメタル75にウィークポイントを生じていないので、水蒸気や水素ガス等の還元ガスがウィークポイントを通って強誘電体キャパシタ3側に侵入することがなく強誘電体膜33が還元され劣化することがない。
次に、層間絶縁膜6の前記第1プラグ26上に、これと導通する第3プラグ65を形成する。具体的には、第1プラグ26等と同様に、第1プラグ26を露出させる貫通孔を形成し、この貫通孔内に例えばTiとTiNを順次スパッタリング法で成膜して、密着層(図示略)を形成する。そして、前記貫通孔内を含む層間絶縁膜6上の全面に、例えばCVD法でタングステンを成膜して前記貫通孔内にタングステンを埋め込み、層間絶縁膜6上をCMP法等で研磨することにより、層間絶縁膜6上のタングステンを除去する。このようにして前記貫通孔内に第3プラグ65を埋設する。
そして、第3プラグ65が形成された層間絶縁膜6上に例えば、アルミニウムをスパッタリング法等で成膜し、この膜を公知のレジスト技術及びエッチング技術等を用いてパターニングして、前記第3プラグ65と導通するビット線81と、前記第4プラグ7と導通するグランド線82と、を形成する。このようにして、強誘電体メモリ装置1を製造することができる。
以上のような本発明の半導体装置の製造方法によれば、ストッパー膜5を形成しているので、コンタクトホール70を高精度な形状に形成することができ、水素バリア膜4の内壁面4aを所望の形状とすることができる。したがって、ウィークポイントを生じることなくバリアメタル75を形成することができ、第4プラグ(プラグ導電部)7を形成する際に強誘電体キャパシタ3の強誘電体膜33が還元され劣化することが防止される。このようにして、優れたヒステリシス特性の強誘電体キャパシタ3を形成することができ、これを備えた良好な強誘電体メモリ装置(半導体装置)1を製造することができる。
また、本発明の製造方法で製造された強誘電体メモリ装置1にあっては、強誘電体キャパシタ3の強誘電体膜33が還元され劣化することを防止しているので、優れたヒステリシス特性の強誘電体キャパシタ3を備えた良好なビット歩留りのものとなっている。
なお、本実施形態では、スタック型の強誘電体メモリ装置1を採用したが、プレーナ型等を採用してもよい。また、水素バリア膜4の材料膜とストッパー膜5の材料膜とを順次形成するのではなく、水素バリア膜4の材料膜を形成後にこれをパターニングして水素バリア膜4を形成し、その後にストッパー膜5を形成するようにしても良い。この場合、ストッパー膜5は、水素バリア膜4のみを覆うのではなく水素バリア膜4上から基体2上に張り出して、例えば基体2上の全面を覆うように形成しても良い。このようにすれば、第3プラグ65を形成時に層間絶縁膜6をエッチングして貫通孔を形成する際に、第1プラグ26上ストッパー膜5をエッチングのストッパーとして機能させることもできる。さらに、ストッパー膜5と第2下地絶縁膜24とを同じ材料で形成するようにすれば、これら膜間の密着性を高めることができるので、例えば水素バリア膜4が基体2あるいは強誘電体キャパシタ3から剥離する(浮き上がる)ことを防止することもできる。
また、ビット線81とグランド線82とを、入れ替えた構成、すなわち強誘電体キャパシタ3の上部電極34がビット線と導通するような構成としてもよいし、多層配線等の他の配線構成としてもよい。
また、コンタクトホール70及び第3プラグ65が埋設される貫通孔を一括してエッチングして形成することもできる。この場合には、バリアメタル75及び貫通孔内の密着層、あるいは第4プラグ7及び第3プラグ65等も同時に形成するようにしても良い。ただし、この場合には層間絶縁膜6に対するストッパー膜5のエッチングの選択比を20以上にすることが好ましい。
本発明の半導体装置の構成を示す側断面図である。 (a)〜(d)は、要部の形状を説明するための模式図及びグラフである。 (a)〜(d)は、半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。 (a)〜(c)は、半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。 (a)、(b)は、半導体装置の製造方法を示す断面工程図である。
符号の説明
1・・・強誘電体メモリ装置(半導体装置)、2・・・基体、21・・・シリコン基板(基板)3・・・強誘電体キャパシタ、32・・・下部電極(第1電極)、33・・・強誘電体膜、34・・・上部電極(第2電極)、4・・・水素バリア膜、4a・・・水素バリア膜の内壁面、5・・・ストッパー膜、6・・・層間絶縁膜、7・・・第4プラグ(プラグ導電部)、70・・・コンタクトホール、70a・・・コンタクトホールの内壁面、75・・・バリアメタル

Claims (6)

  1. 基板上方に設けられた第1電極と該第1電極上に設けられた強誘電体膜と該強誘電体膜上に設けられた第2電極とを有してなる強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆って設けられた水素バリア膜と、
    前記強誘電体キャパシタ及び前記基板を覆って設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜及び前記水素バリア膜を貫通して前記第2電極を露出させるコンタクトホールと、
    前記コンタクトホール内に露出した前記第2電極の上面と該コンタクトホールの内壁面とを覆って設けられ、水素バリア性を有する導電材料からなるバリアメタルと、
    前記コンタクトホール内に埋設され、前記バリアメタルと導通するプラグ導電部と、を備え、
    前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内壁面は、該コンタクトホールの内側に向かって凹となる湾曲面となっており、前記水素バリア膜における前記コンタクトホールの内径は前記第2電極側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記強誘電体キャパシタ上の前記水素バリア膜を覆うストッパー膜が設けられており、該ストッパー膜は、前記層間絶縁膜よりもエッチング速度が小さい絶縁材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ストッパー膜は、前記層間絶縁膜に対するエッチングの選択比が15以上となる材料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記ストッパー膜は、水素バリア性を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記ストッパー膜は、シリコン窒化物からなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 基板上方に、第1電極と強誘電体膜と第2電極とを積層して、第1電極と強誘電体膜と第2電極とを有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタの上面及び側面を覆って水素バリア膜を形成する工程と、
    前記水素バリア膜の少なくとも上面を覆ってストッパー膜を形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタ及び前記基板を覆って層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜と前記ストッパー膜と前記水素バリア膜とをエッチングして、前記第2電極を露出させるコンタクトホールを形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に露出した前記第2電極の上面と該コンタクトホールの内壁面とを覆って、水素バリア性を有する導電材料でバリアメタルを形成する工程と、
    前記コンタクトホール内に、前記バリアメタルと導通するプラグ導電部を埋設する工程と、を有し、
    前記ストッパー膜を、前記層間絶縁膜よりもエッチング速度が小さい絶縁材料で形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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