JP3207022B2 - 投射型表示装置用光源、照明装置および液晶投射型表示装置 - Google Patents
投射型表示装置用光源、照明装置および液晶投射型表示装置Info
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Description
投射型表示装置に関り、特に光源の出射光を効率よく集
光することのできる投射型表示装置用光源および液晶投
射型表示装置に関する。
液晶投射型表示装置に関するものであり、一対の透明基
板間に液晶を注入し、該液晶の電気光学効果により画像
情報を可視表示する透過型の液晶表示素子を、ライトバ
ルブとして用い、該液晶表示素子上の表示画像を、照明
装置による照明光で照射表示する液晶投射型表示装置
と、そのための前記照明装置と、に関するものである。
光源は、例えば特開平1−120192号公報、特開平
3−230404号公報等に記載され、図6に示すよう
にランプ1、リフレクタ3、及びコンデンサレンズ等に
よって構成されているものが多い。
えば、光学的特性の変化として所与の映像信号に応じて
ライトバルブに形成される画像を、照明装置による照明
光で照射し、該画像を直視する直視型表示装置、あるい
は該画像を光学像として投写レンズによりスクリ−ン上
に投写する投写型表示装置等が、液晶表示装置としてあ
り、そうした液晶表示装置に用いられるライトバルブと
して、透過型の液晶表示素子を用いているものが数多く
提案されている。
ブとして用いた液晶表示装置に使用される照明装置とし
ては、例えば特開昭64−38725号公報または特開
平1−182877号公報、特公平4−63364号公
報に記載のように、光源からの出射光を1枚のリフレク
タで反射させて液晶表示素子を照射するものが用いられ
ている。
装置に使用される光源としては、図6の光線11のよう
にリフレクタ3に当たらずに逸散する光線成分11の存
在により十分な光利用率が得られていなかった。
型化する必要があるが、同時に装置全体が大型化すると
いう問題があった。本発明の第1の目的は、図6におけ
る光線成分11を減らし、有効な光線成分12の光量を
増加した投射型表示装置用光源および液晶投射型表示装
置を提供することにある。
表示装置について述べると、一般に、ライトバルブに背
面から光を照射するタイプの所謂バックライトと上記透
過型の液晶表示素子とを用いた液晶表示装置、あるい
は、さらに該液晶表示装置による像を投写レンズにより
スクリ−ン上に投写する投写型液晶表示装置において
は、表示画像が明るく、かつ小型で解像度等の性能が良
いことが望まれている。明るさを向上させるためには、
光源自体の明るさを増すこと、該光源の放射する全光束
量に対する、透過型の液晶表示素子等のライトバルブ上
に照射される光束量の比率(以下集光率と呼ぶ)を高く
することが必要である。
光を1枚のリフレクタで反射させて液晶表示素子に照射
するものであるから、リフレクタに入射しない光線は有
効利用されない。
示す説明図である。同図に見られるように、光源101
から出射した光線は、リフレクタ102に入射し、反射
して液晶表示素子105を照射するに至る反射光115
と、リフレクタ102に入射しないで逃げる直射光11
6に大別される。
利用されないので液晶表示素子105に集まる光の集光
率が低く、これを向上させることが課題であった。この
直射光116を有効利用するには、リフレクタを大形化
すればよいが、この場合セットの大形化を招くので望ま
しくない。
れたものであり、従って本発明の第2の目的は、液晶表
示装置の明るさを向上させることができる集光率の高い
照明装置及びかかる照明装置を用いた液晶投射型表示装
置を提供することにある。
目的を達成するために、本発明では、ランプの管球部の
一部にその出射光成分である可視光成分を上記リフレク
タに向けて反射する反射膜を直接設けさらに、上記反射
膜の形状を球面、楕円面または放物面とするようにす
る。
に出射される熱線を反射する熱線反射膜を設け、かつ該
熱線反射膜の反射面形状を、該熱線反射膜により反射さ
れた熱線が管球部内の所要の点に集中して管球部内の添
加物の対流を促進するように定める。
用光源の何れかを用い、その出射光を集光レンズにより
集光して液晶表示素子に照射し、その透過光を投射レン
ズによりスクリーンに投射するようにする。
表示装置用光源の何れかを用い、その出射光を集光レン
ズにより集光して三原色に分離し、その三原色のそれぞ
れを三枚の液晶表示素子に照射してそれぞれの出射光を
合成し、投射レンズによりスクリーンに投射するように
する。
さを向上させることができる集光率の高い照明装置、及
びこれを用いた液晶投射型表示装置を提供すること)達
成のため、本発明では、照明装置を、光源と、液晶表示
素子の光投射面を照射面として光源からの出射光を該照
射面に集光するためのリフレクタと、により構成し、か
つ該リフレクタを、光源の一方の側に液晶表示素子が位
置するとしたとき該光源の他方の側(光源から見て液晶
表示素子とは反対の側)に配置する第1のリフレクタ
と、光源から見て液晶表示素子と同じ側に配置する第2
のリフレクタと、の2枚構成とした。
(第2の目的達成の手段)の概要を示す説明図である。
同図を参照すると、本発明では、照明装置を、光源10
1と、液晶表示素子105の光投射面を照射面として光
源101からの出射光を該照射面に集光するためのリフ
レクタ(102,103)と、により構成し、かつ該リ
フレクタを、光源101の一方の側に液晶表示素子10
5が位置するとしたとき該光源101の他方の側(光源
101から見て液晶表示素子105とは反対の側)に配
置する第1のリフレクタ102と、光源1から見て液晶
表示素子105と同じ側に配置する第2のリフレクタ1
03と、の2枚構成としたことが理解できるであろう。
を断面楕円形状としたとき、このリフレクタを符号10
2Aで表わすこととし、この場合について、以下の条件
式(イ)を満たすようにすることにより、高い集光率を
得ることが可能となった。
晶表示素子までの距離、f2 は第1のリフレクタの持つ
二つの焦点距離の中の第2焦点距離、Dは第1のリフレ
クタの開口径、yは液晶表示素子の対角長寸法である。
法関係を示す説明図であるので、これを参照すれば、第
1のリフレクタ102Aの頂点から照射面となる液晶表
示素子105までの距離L、第1のリフレクタ102A
の第2焦点距離f2 (第2焦点位置がF2 であり、第1
焦点位置は光源101の位置である)、第1のリフレク
タ102Aの開口径Dが具体的に理解できるであろう。
yは、液晶表示素子105の対角長寸法(図では、一辺
の長さのように見えるが、そうではなく四辺形をなす液
晶表示素子面の対角長寸法であることに注意されたい)
である。
を、図17の(b)はf2 <L の場合を、それぞれ示
したものである。
では、照明装置を、光源と、該光源からの出射光を照射
対象である照射面(液晶表示素子の光投射面)にコンデ
ンサレンズを介して集光するためのリフレクタと、によ
り構成し、かつ該リフレクタを、光源の一方の側に液晶
表示素子が位置するとしたとき該光源の他方の側(光源
から見て液晶表示素子とは反対の側)に配置する第1の
リフレクタと、光源から見て液晶表示素子と同じ側に配
置する第2のリフレクタと、の2枚構成とした。
る、かかる課題解決手段(第2の目的達成の手段)の概
要を示す説明図である。同図を参照すると、本発明で
は、照明装置を、光源101と、該光源101からの出
射光を照射対象である照射面(液晶表示素子105の光
投射面)にコンデンサレンズ114を介して集光するた
めのリフレクタ(102,103)と、により構成し、
かつ該リフレクタを、光源101の一方の側に液晶表示
素子105が位置するとしたとき該光源101の他方の
側(光源101から見て液晶表示素子105とは反対の
側)に配置する第1のリフレクタ102と、光源101
から見て液晶表示素子105と同じ側に配置する第2の
リフレクタ103との2枚構成としたことが理解できる
であろう。
るように、第1のリフレクタ102の反射面形状を回転
放物面の一部をなす形状としたとき、このリフレクタを
符号102Bで表わすこととし、この場合について、以
下の条件式(ロ)を満たすようにすることにより、高い
集光率を得ることが可能となった。
る液晶表示素子105までの距離、fCLはコンデンサレ
ンズ114の焦点距離である。
物面の一部をなす形状なので、リフレクタ102Bで反
射した光は並行光となるだけであるので、これをコンデ
ンサレンズ114を用いて焦点を結ばせているわけであ
る(図17とは、この点で相違するだけである)。
合を、図18の(b)はfCL<LOの場合を、それぞれ
示している。
では、既に図16、図17及び図18を参照して説明し
た如き照明装置を用いて、液晶表示素子を照射すること
により、明るい液晶投射型表示装置を得た。
ンプの管球部に設けた反射膜はリフレクタに向かわない
ランプの出射光成分をリフレクタ側に反射する。また、
ランプの管球部内の発光中心を上記反射膜の球面の中心
位置に一致させることにより、ランプの出射光成分が効
率よくリフレクタ側に反射される。
膜は、可視光成分のみをリフレクタ側に反射し、熱線を
透過、あるいは部分的に透過して残り成分をリフレクタ
側に反射する。また反射膜の外側に、ランプの出射光と
共に出射される熱線を反射する熱線反射膜を設け、該熱
線反射膜の反射面形状を適宜に定めて、該熱線反射膜に
より反射された熱線が管球部内の所要の点に集中して管
球部内の添加物の対流を促進するようする。
集光して液晶表示素子に照射し、その透過光を投射レン
ズによりスクリーンに投射する液晶表示装置に、上記投
射型表示装置用光源の何れかを用いることにより、スク
リーン上の投影像の輝度が向上する。
記投射型表示装置用光源の何れかを用いることにより、
スクリーン上の投影像の輝度が向上する。
明する。先ず図16を参照する。光源101から出射し
た光線は、断面楕円形状の反射面を持つ第1のリフレク
タ102、及び第2のリフレクタ103に入射する。第
2のリフレクタ103を反射する光線は、一旦光源10
1に戻り、第1のリフレクタ102に入射する。したが
って、光源101から出射した光線はそのほとんどが、
第1のリフレクタ102を反射し、液晶表示素子105
に照射されるので、光源から出射する光線のほとんどが
反射光115として有効利用される。
て、前記条件式(イ)、(ロ)を満足することにより、
集光率を向上できることも述べたが、この条件につい
て、図17、図18を参照して改めて説明する。
フレクタ102Aの第2焦点位置である。本発明におい
ては、第1のリフレクタ102Aは断面楕円形状の反射
面を有している。光源101は、第1のリフレクタ10
2Aの第1焦点位置近傍に配置する。光源101出射後
の光線は、第1のリフレクタ102Aの反射面が断面楕
円形状の反射面であることから、第1のリフレクタ10
2Aの第2焦点位置F2 に集光する。
子105に入射する光線の幅を液晶表示素子105の対
角長寸法と同等又はそれ以下にすることが必要である。
換言すると、光線が断面円形の光束として液晶表示素子
105に入射するとすると、その円形の光束の直径を液
晶表示素子105の対角長寸法とほぼ同等またはそれ以
下にしないと、光線が液晶表示素子105の面以外の所
にも広く照射してしまい、集光率を高くできないわけで
ある。
レクタ102Aの第2焦点距離をf2 、第1のリフレク
タ102Aから液晶表示素子5までの距離をL、第1の
リフレクタ102Aの開口径をD、液晶表示素子105
の面の対角長寸法をyとする。
て、液晶表示素子105に入射する光線の幅(円形の光
束の直径)と液晶表示素子105の面の対角長寸法が一
致している場合であり、図17の(b)は、f2 <Lの
場合において、液晶表示素子105に入射する光線の幅
(円形の光束の直径)と液晶表示素子105の面の対角
長寸法が一致している場合である。
05に入射する光線の幅(円形の光束の直径)と液晶表
示素子105の面の対角長寸法を同等とするには、第1
のリフレクタ102Aの第2焦点距離f2 は次式で表さ
れるものでなくてはならない。
式(ハ)で示される値よりも長いと、液晶表示素子10
5に入射する光線の幅(円形の光束の直径)が液晶表示
素子105の面の対角長寸法よりも大きくなるので、光
線が液晶表示素子105の面以外の所にも広く照射して
しまい、集光率が劣化する。
タ102Aの第2焦点距離f2 は、次式で表されるもの
でなくてはならない。 f2 =(D・L)/(D+y) ………(ニ)
f2 が、上記式(ニ)で示される値よりも短いと、液晶
表示素子105に入射する光線の幅が液晶表示素子10
5の対角長寸法よりも大きくなるので、光線が液晶表示
素子105の面以外の所にも広く照射してしまい、集光
率が劣化する。したがって、照明装置においては、上記
条件式(6)を満足することが有効なわけである。
と、2枚のリフレクタと、コンデンサレンズで構成した
場合について説明する。
サレンズ114の焦点位置である。本発明においては、
第1のリフレクタ102Bは、回転放物面の一部を反射
面とする形状である。光源101は、第1のリフレクタ
102Bの第1焦点位置近傍に配置する。光源101出
射後の光線は、第1のリフレクタ102Bの反射面が回
転放物面の一部をなす形状であるところから、反射後は
平行光となり、コンデンサレンズ114に入射する。そ
してコンデンサレンズ114により、集光され液晶表示
素子105を照射する。
液晶表示素子105に入射する光線の幅(円形の光束の
直径)を液晶表示素子105の対角長寸法と同等又はそ
れ以下にすることが必要である。
レンズ114の焦点距離をfCL、コンデンサレンズ11
4から液晶表示素子105までの距離をLO、第1のリ
フレクタ102Bの開口径をD、液晶表示素子105の
対角長寸法をyとする。
おいて、液晶表示素子105に入射する光線の幅(円形
の光束の直径)と液晶表示素子105の対角長寸法が一
致している場合であり、図18の(b)は、fCL<LO
の場合において、液晶表示素子105に入射する光線
の幅(円形の光束の直径)と液晶表示素子105の対角
長寸法が一致している場合である。
05に入射する光線の幅(円形の光束の直径)と液晶表
示素子105の対角長寸法を同等とするには、コンデン
サレンズ114の焦点距離fCLは次式で表されるもので
なくてはならない。 fCL=(D・LO)/(D−y) ………(ホ)
CLが、上記式(ホ)で示される値よりも長いと、液晶表
示素子105に入射する光線の幅(円形の光束の直径)
が液晶表示素子105の対角長寸法よりも大きくなるの
で、集光率が劣化する。
の焦点距離fCLは次式で表されるものでなくてはならな
い。 fCL=(D・LO)/(D+y) ………(ヘ)
CLが、上記式(ヘ)で示される値よりも短いと、液晶表
示素子105に入射する光線の幅(円形の光束の直径)
が液晶表示素子105の対角長寸法よりも大きくなるの
で、集光率が劣化する。したがって、照明装置において
は、上記条件(ロ)を満足することが有効なわけであ
る。
て第1の目的達成のための実施例を説明する。即ち、図
1〜図5、及び図9〜図11を参照して本発明による光
源について説明し、次いでこれらの光源を用いた液晶表
示装置について説明する。
いた場合である。ランプ1は前電極8と後電極7間の放
電により発光する。図1においては前電極8と後電極7
間の間隔が十分に短いので点光源とみなすことができ、
発光中心は球面の管球部4の中心と一致する。
り反射、集光される。また、光線14は反射膜2により
反射されて折り返し、リフレクタ3へ再び出射される。
従来光源ではこの光線14のような成分はリフレクタ3
の外に逸散して失われていた。
クタ3側に戻すことができるので、実質的に光線13の
密度がほぼ2倍に増加したことと等価になり、光利用率
を略2倍に向上することができる。
における本発明について説明する。図2において、前電
極8と後電極7間の間隔が開いているため、両電極7、
8間の中心部から反射膜2に向かう光成分14は図1の
場合と同様にリフレクタ3側に出射され、光利用率を向
上させる。しかし、例えば前電極8の端部から出射され
た光線15、同16等は、反射膜2により反射した後、
後電極7その他の部分に遮られるのでリフレクタ3に到
達しない。
部4の形状を楕円面として反射膜2を楕円面にし、楕円
面の二つの焦点をそれぞれ前電極8と後電極7の端部と
ほぼ一致させるようにする。
反射膜2に反射した光線17は、楕円面の性質に従って
後電極7の端部を通過して再出射され、図示せざるリフ
レクタ3へ導かれるので、前電極8端部からの出射光も
光線13に加えて有効に利用することができる。また、
後電極7より出射し反射膜2に反射した光線18は前電
極8の端部へ導かれ、その後は光線17と同様にリフレ
クタ3に導かれて光線13に加わる。
部以外から出射された光線19、20等は反射膜2によ
って折り返された後、前電極8と後電極7間を通過し、
図示せざるリフレクタ3により集光されて光線13に加
わる。
mmとすると、反射膜2の楕円面は例えば次の式(ト)
のようになる。 x2 /62 +y2 /5.52 =1 ……(ト) また、リフレクタ3(図1)は焦点距離は11mm、開
口径はφ80mmの放物面となっている。
極7間の間隔が長い場合には、反射膜2を楕円面とし
て、前電極8と後電極7の各端部を楕円面の二つの焦点
にほぼ一致させることにより、電極間の細長い発光部か
らの光の略すべてを利用することができるのである。
プ、キセノンランプ等の放電ランプの他に、ハロゲンラ
ンプ等を用いて同様の効果を得ることができる。発光部
がフィラメントの場合には、フィラメントを上記放電ラ
ンプの発光部であるアークにおきかえて考えればよい。
源の実施例の断面図である。球面形状の管球部4の表面
のリフレクタ3の開口部側半分に反射膜2を形成し、管
球部4の中心には発光中心がある。
角な方向をy軸として次の式(チ)によって表される形
状となっている。 x2 +y2 =5.52 ……(チ)
ダイクロイック膜によって形成して可視光のみをリフレ
クタ側に反射するようにしている。また、上記ダイクロ
イック膜に熱線をある程度反射する特性をもたせてラン
プ管球部内の添加物の対流を促進するようにしている。
り管球部の黒化現象を改善してランプを長寿命化するこ
とができる。このとき、熱線の反射量が少ないと黒化現
象の改善効果が少なく、多すぎても管球部の耐久性が損
なわれるので、反射する熱線量を適宜調節するようにす
る。本発明では上記熱線の反射量をダイクロイック膜の
熱線反射率によって調節するようにする。
立に設定するようにした本発明の要部の構成図である。
図9において、反射ミラー9の内側に可視光のみを反射
するダイクロイック膜46を形成し、外側の面形状は内
側と違う形状とした上で熱線反射膜47を形成する。な
お、熱線反射膜47として熱線を反射するダイクロイッ
ク膜を用いるようにしてもよい。
熱線反射膜47に両電極間を反射してランプ管球内部の
任意の点に集中するので、管球部内の添加物の対流が促
進される。なお、図9では熱線48をランプ管球部内の
中心より下方側に集中させて添加物の対流を効率良く促
進するようにしている。
タ3の位置関係を示す説明図であるので参照されたい。
タ3の位置関係による発散角51の変化を参考までに示
した説明図である。
晶表示装置の構成図である。メタルハライド、キセノ
ン、ハロゲン等のランプ1の出射光はリフレクタ3に反
射して赤外フィルタ21により赤外線をカットされ、集
光レンズ22を介して液晶表示素子23に入射され、ス
クリーン26上に明るい映像を投影する。なお、集光レ
ンズ22を省略して光線をリフレクタ3から直接液晶表
示素子23に入射するようにすることもできる。
射型液晶表示装置の構成図である。メタルハライド、キ
セノン、ハロゲン等のランプ1の出射光はリフレクタ3
に反射して集光レンズ22により赤外フィルタ21に入
射され赤外線をカットされる。
全反射ミラー34より構成される色分離光学系により
緑、青、赤の三色に分離され、それぞれ緑色用液晶表示
素子27、青色用液晶表示素子28、赤色用液晶表示素
子29を通過し、ダイクロイックミラー33、35、及
び全反射ミラー34より構成される色合成光学系によっ
て色合成されて投射レンズ25を介してスクリーン26
上に明るい映像を投影する。なお、集光レンズ22を省
略して光線をリフレクタ3から直接液晶表示素子23に
入射するようにすることもできる。
施例について、図面を用いて説明する。
の一実施例としての液晶投射型表示装置を示す構成図で
ある。図13において、101は光源であり、例えばメ
タルハライドランプ、ハロゲンランプである。102A
は、断面が楕円形状の反射面を持つ第1のリフレクタ、
103は、球面形状の一部を反射面として有する第2の
リフレクタ、104はコ−ルドフィルタ(赤外カットフ
ィルタとも云う、映像に関係しない赤外線を通さず反射
してしまうフィルタ)、105は液晶表示素子である。
106は液晶表示素子105上の表示画像を拡大するた
めの投写レンズ、107はスクリ−ンである。
ては、例えば図13の回路ブロックに示す如くである。
即ち、108はビデオクロマ処理回路、109はRGB
出力回路、110はXドライバ、111は同期処理回
路、112はコントロ−ラ、113はYドライバであ
る。
リフレクタ102Aの第1焦点位置近傍に配置されてお
り、光源101から出射する光は、第1のリフレクタ1
02Aで反射して、コ−ルドフィルタ104を介して液
晶表示素子105に照射される。また、第2のリフレク
タ103で反射される光線は、一旦光源101に戻り、
第1のリフレクタ102Aに入射、そして反射し、コ−
ルドフィルタ104を介して液晶表示素子105に照射
される。
リフレクタを配置しているので、光源101からの出射
光のほとんどを有効利用できる。さらに、第1のリフレ
クタ102Aを、断面楕円形状の反射面を持つものと
し、その焦点距離、開口径、位置を既に説明した条件に
従って最適に設定することにより、高い集光率を得るこ
とが可能となる。
た画像は、投写レンズ106により拡大され、その結
果、スクリ−ン107上に、拡大した画像が得られる。
せず)から入力されたビデオ入力は、ビデオクロマ処理
回路108により処理された後、RGB出力回路109
に入力される。RGB出力回路109は、R(赤)、G
(緑)、B(青)に対応する映像信号及び液晶表示素子
105をAC駆動するため、垂直期間ごとに極性反転
し、Xドライバ110を介して液晶表示素子105の電
極に入力される。前記ビデオクロマ処理回路108、R
GB出力回路109、Xドライバ110、及びYドライ
バ113は、同期処理回路111、コントロ−ラ112
により同期がとられている。
の他の実施例としての液晶投射型表示装置を示す構成図
である。
えばメタルハライドランプ、ハロゲンランプである。1
02Bは回転放物面の一部を反射面として有する第1の
リフレクタ、103は球面形の一部を反射面として有す
る第2のリフレクタ、114はコンデンサレンズ、10
4はコ−ルドフィルタ、105は液晶表示素子である。
106は液晶表示素子5上の表示画像を拡大するための
投写レンズ、107はスクリ−ンである。
は、図13の場合と同じ回路ブロックを有している。即
ち、108はビデオクロマ処理回路、109はRGB出
力回路、110はXドライバ、111は同期処理回路、
112はコントロ−ラ、113はYドライバである。
リフレクタ102Bの焦点位置近傍に配置されており、
光源101から出射する光は第1のリフレクタ102B
で反射して並行光となり、コンデンサレンズ114によ
り集光され、コ−ルドフィルタ104を介して、液晶表
示素子105に照射される。また、第2のリフレクタ1
03で反射する光線は、一旦光源101に戻り、第1の
リフレクタ102Bに入射、そして、反射して並行光と
なり、コンデンサレンズ114により集光され、コ−ル
ドフィルタ104を介して、液晶表示素子105に照射
される。
リフレクタを配置しているので、光源からの出射光のほ
とんどを有効利用できる。さらに、第1のリフレクタ1
02Bとコンデンサレンズ114の焦点距離を、既に述
べた条件に従って最適に設定することにより、高い集光
率を得ることが可能となる。その他は、図13を参照し
て説明したところと同じである。
バルブとして、液晶表示素子を1枚使用する場合を説明
したが、カラ−表示の場合には、液晶表示素子105内
に、図示していないカラ−フィルタを設ける必要がある
ことは述べるまでもない。また、以上述べた実施例は、
いわゆる色の3原色(R、G、B)に対応する3枚の液
晶表示素子を用いる表示装置にも適用できる。
施例としての、照明装置について具体的なデータを、図
17または図18を参照して説明する。
て、光源101には、150wのメタルハライドランプ
を用いた。発光部である光源101は、長さ3mm、直
径1mmの円柱状の物体(メタルハライドランプ)であ
る。第1のリフレクタ102Aは、断面楕円形状の反射
面を持つものであるから、その第1焦点距離は20m
m,第2焦点距離f2 は400mm、開口径Dは80m
mであり、第2のリフレクタ103は半径8mm、開口
径16mmの球面ミラ−である。液晶表示素子105の
パネルサイズyは1.4インチ(対角長寸法が1.4イ
ンチ)であり、第1のリフレクタ102の頂点から液晶
表示素子105までの距離Lは250mmである。
と第2のリフレクタ103の球面ミラ−の中心はほぼ一
致するように配置し、さらに、光源101として用いた
メタルハライドランプは、その発光部中心が第1のリフ
レクタ102Aの第1焦点位置近傍に配置した。本実施
例においては約74%の集光率を得た(因みに、本発明
によらない場合、通常の集光率は30%程度である。
いて、光源101には150wのメタルハライドランプ
を用いた。発光部である光源101は、長さ3mm、直
径1mmの円柱状の物体(メタルハライドランプ)であ
る。第1のリフレクタ102Aは断面楕円形状の反射面
を持つものであるから、その第1焦点距離は20mm,
第2焦点距離f2 は250mm、開口径Dは80mmで
あり、第2のリフレクタ103は半径8mm、開口径1
6mmの球面ミラ−である。液晶表示素子105のパネ
ルサイズはyは1.4インチであり、第1のリフレクタ
102の頂点から液晶表示素子105までの距離Lは1
50mmである。
と第2のリフレクタ103の球面ミラ−の中心はほぼ一
致するように配置し、さらに、光源101として用いた
メタルハライドランプはその発光部中心が第1のリフレ
クタ102Aの第1焦点位置近傍に配置した。本実施例
においては約70%の集光率を得た。
1には150wのメタルハライドランプを用いた。発光
部である光源101は、長さ3mm、直径1mmの円柱
状の物体(メタルハライドランプ)である。第1のリフ
レクタ102Bは、第1焦点距離20mm、開口径80
mmの放物リフレクタ(回転放物面の一部を反射面とし
て有するリフレクタ)である。第2のリフレクタ103
は、半径8mm、開口径16mmの球面ミラ−である。
コンデンサレンズ114は、開口径84mm、焦点距離
220mmの平凸レンズである。
4インチ(対角長寸法が1.4インチ)であり、第1の
リフレクタ102Bの頂点から液晶表示素子105まで
の距離は250mmであり、コンデンサレンズ114か
ら液晶表示素子105までの距離LOは125mmであ
る。
と第2のリフレクタ103の球面ミラ−の中心はほぼ一
致するように配置し、さらに、光源101として用いた
メタルハライドランプはその発光部中心が第1のリフレ
クタ102Bの第1焦点位置近傍に配置した。本実施例
においては約68%の集光率を得た。
1には150wのメタルハライドランプを用いた。発光
部である光源101は、長さ3mm、直径1mmの円柱
状の物体(メタルハライドランプ)である。第1のリフ
レクタ102Bは第1焦点距離20mm、開口径80m
mの放物リフレクタである。第2のリフレクタ103は
半径8mm、開口径16mmの球面ミラ−である。コン
デンサレンズ114は開口径84mm、焦点距離fCLが
170mmの平凸レンズである。
4インチ(対角長寸法が1.4インチ)であり、第1の
リフレクタ102Bの頂点から液晶表示素子105まで
の距離は180mmであり、コンデンサレンズ114か
ら液晶表示素子105までの距離LOは100mmであ
る。
と第2のリフレクタ103の球面ミラ−の中心はほぼ一
致するように配置し、さらに、光源101として用いた
メタルハライドランプはその発光部中心が第1のリフレ
クタ102Bの第1焦点位置近傍に配置した。本実施例
においては約70%の集光率を得た。
連して、ランプの管球部に設けた反射膜、あるいは反射
ミラーにより従来逸散されていたランプの光成分もリフ
レクタ側に反射して利用できるので、ランプ出射光の光
利用率を向上することができる。
または反射ミラーにより、可視光成分のみをリフレクタ
側に反射し、熱線を透過、あるいは部分的に透過して残
り成分をリフレクタ側に反射するので、管球部内の添加
物の対流が促進して、ランプの発光効率を高め、同時に
長寿命化することができる。
装置の光源に用いるので、スクリーン投影像の輝度を向
上することができる。
関連して、従来の照明装置において利用されていなかっ
た直射光を第2のリフレクタで有効利用されるので、そ
の集光率を大幅に向上することができる。この結果、画
面の明るい液晶投射型表示装置を実現することができ
る。
よる光源の部分断面図である。
明ランプの部分断面図である。
明ランプの部分断面図である。
明ランプの部分断面図である。
の構成図である。
の構成図である。
源の断面図である。
る。
面図である。
の断面図である。
しての液晶表示装置を示す構成図である。
としての液晶表示装置を示す構成図である。
ある。
達成手段)を示す説明図である。
係を示す説明図である。
関係を示す説明図である。
部、5…端子板、6…口金、7…後側電極、8…前側電
極、9…反射ミラー、10…接着剤、21…赤外フィル
タ、22…集光レンズ、25…投射レンズ、26…スク
リーン、27…緑色用液晶表示素子、28…青色用液晶
表示素子、29…赤色用液晶表示素子、30,32,3
3,35…ダイクロイックミラー、31,34…全反射
ミラー、46…ダイクロイック膜、47…熱線反射膜、
48…熱線、50…焦点距離、52…発光部、101…
光源、102A…第1のリフレクタ(反射面の形状を断
面楕円形状としたリフレクタ)、102B…第1のリフ
レクタ(反射面形状を回転放物面の一部をなす形状とし
たリフレクタ)、103…第2のリフレクタ、104…
コールドフィルタ、105…液晶表示素子、106…投
写レンズ、107…スクリーン、108…ビデオクロマ
処理回路、109…RGB出力回路、110…Xドライ
バ、111…同期処理回路、112…コントロ−ラ、1
13…Yドライバ、114…コンデンサレンズ、115
…反射光、116…直射光。
Claims (5)
- 【請求項1】 球面状の管球部内に発光部を含んで成る
ランプの出射光を、リフレクタにより集光してライトバ
ルブを照明する投射型表示装置用光源において、 上記リフレクタを構成する第1のリフレクタ及び第2の
リフレクタのうち、第1のリフレクタを、上記ランプの
ライトバルブと反対側に設け、 開口が上記第1のリフレクタのそれより小さく、上記ラ
ンプのライトバルブ側管球部の外面に上記ランプの出射
光である可視光成分を上記第1のリフレクタに向けて反
射する半球状の反射膜からなる上記第2のリフレクタを
直接形成すると共に、 上記第2のリフレクタの外側に、上記ランプの出射光と
共に出射される熱線が上記第2のリフレクタを透過して
くるのを反射させる熱線反射膜を設け、かつ該熱線反射
膜の反射面形状を、上記第2のリフレクタのそれとは異
ならせて、該熱線反射膜により反射された熱線が上記管
球部内の対流を促進するようにし、その上で、 上記ランプの管球部内の発光部による発光中心と、上記
第2のリフレクタの球面の中心をほぼ一致させると共
に、上記第1のリフレクタの頂点と焦点を結ぶ光軸上に
上記ライトバルブを配置したことにより、 上記ランプを出射して上記第1のリフレクタへ直接向か
う投射光と、上記ランプを出射した後、半球状の上記第
2のリフレクタを介して上記第1のリフレクタへ向かう
投射光と、が共に上記第1のリフレクタにより集光され
て、上記第2のリフレクタの開口部の外側空間を通って
上記ライトバルブに到り、これを照明するようにしたこ
とを特徴とする投射型表示装置用光源。 - 【請求項2】 請求項1に記載の投射型表示装置用光源
を用いた照明装置において、上記第1のリフレクタ(1
02A)は楕円状の反射面を持ち、その第1の焦点に上
記ランプの管球部内の発光部による発光中心をほぼ一致
させると共に、 下記の式を満足することを特徴とする照明装置。 記 (D・L)/(D+y)<f 2 <(D・L)/(D−
y) 但し L :第1のリフレクタ頂点からライトバルブ照射面ま
での距離 f 2 :第1のリフレクタの持つ二つの焦点距離(第1の
リフレクタ頂点から反射面楕円の焦点までの距離)のう
ちの長い方の焦点距離 D :第1のリフレクタの開口径 y :ライトバルブ照射面の対角長寸法 - 【請求項3】 請求項1に記載の投射型表示装置用光源
を用いた照明装置において、上記第1のリフレクタ(1
02B)は放物面状の反射面を持ち、その焦点に上記ラ
ンプの管球部内の発光中心をほぼ一致させると共に、 上記第1のリフレクタからの出射光を上記ライトバルブ
へ集光するコンデンサレンズ(104)を備え、 下記の式を満足することを特徴とする照明装置。 記 (D・LO)/(D+y)<f CL <(D・LO)/(D
−y) 但し LO :コンデンサレンズからライトバルブ照射面まで
の距離 f CL :コンデンサレンズの焦点距離 D :コンデンサレンズの開口径 y :ライトバルブ照射面の対角長寸法 - 【請求項4】 請求項1に記載の投射型表示装置用光源
からの出射光の照射を受ける上記ライトバルブとしての
液晶表示素子と、該液晶表示素子の出射光をスクリーン
に向けて投射する投射レンズとを備えたことを特徴とす
る液晶投射型表示装置。 - 【請求項5】 請求項2又は3に記載の照明装置から照
射を受ける上記ライトバルブとしての液晶表示素子と、
該液晶表示素子の出射光をスクリーンに向けて投射する
投射レンズとを備えたことを特徴とする液晶投射型表示
装置。
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