JPH10301077A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10301077A
JPH10301077A JP9111576A JP11157697A JPH10301077A JP H10301077 A JPH10301077 A JP H10301077A JP 9111576 A JP9111576 A JP 9111576A JP 11157697 A JP11157697 A JP 11157697A JP H10301077 A JPH10301077 A JP H10301077A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
light
incident
display device
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Withdrawn
Application number
JP9111576A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Tetsuya Hamada
哲也 浜田
Hisashi Yamaguchi
久 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/13306Circuit arrangements or driving methods for the control of single liquid crystal cells
    • HELECTRICITY
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    • H04N9/3108Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators by using a single electronic spatial light modulator
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1対の基板上に方向の異なる配向構造を有す
る液晶表示装置に関し、表示面上で揃った特性を有する
液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 1対の基板間に液晶層を保持する液晶変
調素子であって、基板法線から所定の方向に傾けた入射
方向から入射する光の透過率が液晶層に印加される電圧
の変化に対して極小点を示し、入射方向を変化させると
極小点の電圧も変化する液晶空間変調素子と、前記液晶
空間素子のほぼ全面に、前記所定方向に傾けた入射方向
から照明光を照射する照明光学系と、前記液晶層に前記
照明光に対して前記透過率の極小点を与える電圧にほぼ
等しい電圧を印加することのできる駆動回路とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、光の入射角度によって光の透過率が変わる特性を有
する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、液晶分子の配向を制御
することによって所望の表示を行う。液晶層に特に駆動
電圧を印加しない状態で液晶分子を所望の方向に配向さ
せるためラビング等の配向構造が用いられる。ラビング
は基板上にポリイミド等の配向膜を塗布し、その表面を
ラビング布等によって所定方向に擦ることによって行わ
れる。
【0003】通常、液晶分子はラビング方向に沿って配
向し、ラビングの始点方向に対してラビングの終点方向
が基板表面から立ち上がるプレチルトを示す。
【0004】従って、ラビング方向はベクトル量として
扱うことができる。ベクトルの向きは、たとえばラビン
グの始点から終点に向かう方向とする。
【0005】代表的な液晶層の配向構造として、ツイス
テッドネマチック構造が知られている。液晶層を挟む1
対の基板上に直交する方向にラビングがなされ、液晶分
子は基板表面に平行な面内において、一方の基板から他
方の基板に向かって90°等の所定のツイストを示す。
【0006】互いに直交する吸収軸(あるいは透過軸)
を有する一対の偏光子を液晶層の外側に配置すると、電
圧を印加しない状態が光透過状態(オン)、電圧を印加
した状態が遮光状態(オフ)となる。これをノーマリオ
ン(ノーマリホワイト)と呼ぶ。
【0007】互いの吸収軸(あるいは透過軸)を平行に
すると、電圧を印加しない状態が遮光状態(オフ)、電
圧を印加した状態が光透過状態(オン)となる。これを
ノーマリオフ(ノーマリブラック)と呼ぶ。
【0008】液晶層による画像の表示形態としては、観
察者が直接液晶層を見る直視型、および液晶層を通過し
た光をスクリーン上等に投射し、観察者はスクリーンを
見る投射型が知られている。
【0009】図9(A)、(B)に従来の技術による投
射型ツイステッドネマチック液晶表示装置の構成例を示
す。図9(A)において、1対のガラス基板101、1
02が液晶層103を挟んで液晶表示素子(液晶空間変
調素子)110を構成している。ガラス基板101、1
02の内側表面上には駆動素子や配線が形成され、その
上をラビングした配向膜が覆っている。
【0010】ラビング方向は、矢印R1、R2に示すよ
うに両ガラス基板で直交し、かつ水平方向、垂直方向に
対して45°の角度に配置されている。液晶表示素子1
10の外側には1対の偏光子116、117が配置され
ている。偏光子116、117の偏光軸P1、P2が隣
接するガラス基板101、192上のラビング方向R
1、R2と平行な場合(ノーマリオン(ノーマリホワイ
ト)型)を示す。なお、偏光軸P1、P2を破線のよう
にR1、R2と直交させてもよい。
【0011】照明光学系111は、放物面鏡とその焦点
に配置された点光源を含み、平行光線束を偏光子11
6、液晶表示素子110に垂直に供給する。液晶表示素
子110を透過した光は、フィールドレンズ112によ
って集束され、投射レンズ114に入射する。投射レン
ズ114は、液晶表示素子110の画像を、スクリーン
119上に拡大して投射する。ここで、スクリーン11
9の高さを調整するため、光軸Oは、液晶表示110、
スクリーン119の中心から外れた位置に偏心して設定
されている。
【0012】図9(B)は、液晶表示素子110への入
射光の入射角をパラメータとし、液晶表示素子110に
印加される電圧と液晶表示素子を透過する透過光の透過
率の関係を示すグラフである。上述の構成においては、
液晶表示素子110に電圧を印加しない状態が光透過状
態であり、透過率が最も高い。液晶表示素子に印加する
電圧を増大していくと、透過率は徐々に減少してやがて
0となる。この特性が図9(B)のグラフ中実線で示さ
れている。
【0013】照明光学系111が液晶表示素子110に
供給する光束が基板表面に垂直でない成分を含む場合、
図9(B)に示す透過率曲線は実線のものから破線また
は点線のものに変化する。
【0014】入射光の方向が、図9(A)に示す水平方
向から下側に変化した場合、図9(B)の透過率曲線は
破線で示したものに変化する。垂直入射の場合よりも早
く透過率は低下し、一旦極小値を取った後再び持ち上が
り、さらに低下する。
【0015】入射光の方向が、水平方向から上側に変化
すると、図9(B)に示す透過率曲線は点線のように変
化する。すなわち、印加電圧の増大に対し、透過率の低
下する割合が減少し、全体として持ち上がったような傾
向を示す。
【0016】液晶表示素子110に入射する入射光の方
向が、広がりを有すると、図9(B)に示す実線、破
線、点線の透過率曲線が混在することとなる。すなわ
ち、垂直入射光をほとんど遮断できる状態であっても、
下側から入射する光および上側から入射する光を完全に
遮断することはできない。従って、高コントラストの画
像を提供するためには、入射光の入射方向は液晶表示素
子の基板表面に垂直に保つ必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、液晶表
示素子に対して垂直に入射光を入射することにより特性
の揃った液晶表示素子を提供することができる。しかし
ながら、厳密に垂直入射光のみを液晶表示素子に供給す
ることは容易ではない。このため、コントラストは高々
200程度と制限されてしまう。
【0018】さらに、入射光の入射方向が広がりを有す
ると、液晶表示素子の画面上でコントラストが変化して
しまう可能性が高い。たとえば、全面を黒表示したい場
合、コントラストが全面で均一に保てないと、画面内に
縞模様等の不所望のパターンが生じてしまう。
【0019】本発明の目的は、表示面上で揃った特性を
有する液晶表示装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、コントラストの高い
液晶表示装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、1対の基板間に液晶層を保持する液晶変調素子であ
って、基板法線から所定の方向に傾けた入射方向から入
射する光の透過率が液晶層に印加される電圧の変化に対
して極小点を示し、入射方向を変化させると極小点の電
圧も変化する液晶空間変調素子と、前記液晶空間素子の
ほぼ全面に、前記所定方向に傾けた入射方向から照明光
を照射する照明光学系と、前記液晶層に前記照明光に対
して前記透過率の極小点を与える電圧にほぼ等しい電圧
を印加することのできる駆動回路とを有する液晶表示装
置が提供される。
【0022】基板法線から所定の方向に傾けた入射方向
から入射する光の透過率が液晶層に印加される電圧の変
化に対して極小点を示す液晶空間変調素子を用い、照明
光を所定の方向に傾けた入射方向から供給することによ
り、印加電圧に対し透過率の変化が揃った特性のみを利
用することができる。透過率の極小点では、透過率は低
い値を保ち、急激な変化は示さない。従って、表示特性
上ほぼ同一とみなせる範囲の電圧を利用することができ
る。
【0023】照明光の入射方向を選択し、液晶層に透過
率の極小点を与える電圧にほぼ等しい電圧を印加するこ
とにより、全面に渡って光学的特性の揃った液晶表示装
置が提供される。
【0024】さらに、極小点を与える電圧は、垂直入射
の透過光がほぼ0になる電圧よりも低いため、液晶空間
変調素子を駆動するための電圧を低電圧化することも可
能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施例による液晶表示装
置を図1(A)〜(E)を参照して説明する。
【0026】図1(A)、(B)は、液晶表示素子の構
成を概略的に示す斜視図および断面図である。1対のガ
ラス基板1、2が液晶層3を挟んで液晶表示素子を構成
する。ガラス基板1、2の内側表面上には、電極、駆動
素子、フィルタなどが形成され、さらにその表面を配向
膜が覆っている。配向膜には、矢印R1、R2で示す方
向にラビングが施されている。入射側ガラス基板1のラ
ビング方向R1の始点をS1とし、出射側ガラス基板2
のラビング方向R2の始点をS2とする。
【0027】ガラス基板1、2に平行な面内において、
始点S1からS2に向かう方向を正の方向とするとき、
照明光4は入射側ガラス基板1に対し負の方向から正の
方向に向かって入射する。この照明光4が水平方向とな
す角度を図1(B)に示すようにθ1とする。
【0028】図1(C)、(D)は、照明光4の入射方
向を上方から見た平面図である。図1(C)において
は、照明光4は平行な光束であり、図1(B)に示すよ
うに水平面に対してθ1傾いた方向に進む。図1(D)
においては、照明光4aは集束する光束であり、照明光
4bは発散する光束である。これらの場合も、各照明光
4a、4bは側方から見た時には図1(B)に示すよう
に水平面からθ1の角度をなす平面内に配置されてい
る。
【0029】液晶表示素子の基板平面を垂直に立て、水
平面内の入射光の角度をφで表し、垂直面内の入射光の
角度をθで表した時、図1(C)の入射光はθが負の一
定の値を示し、φは0である。図1(D)に示す入射光
は、θが負の一定の値であり、φが正の値から負の値に
渡ってある広がりを有し、その平均値は0である。
【0030】図1(C)、(D)において、液晶表示素
子に平行光束や集束もしくは発散する光束が入射する場
合を示したが、このような入射光束をどのように形成す
るかを図2(A)〜(C)を参照して説明する。
【0031】図2(A)、(B)は、平行光束の作成方
法を示す。図2(A)において、放物面鏡6の焦点より
も離れた位置に点光源5が配置されている。このため、
点光源5を発し、放物面鏡6で反射された光は、集束す
る光束となってスリット7の開口部に向かって進む。開
口部を通過した後、レンズ8によって発散光束は平行光
束4に変換される。
【0032】図2(B)においては、放物面鏡6の焦点
に点光源5が配置されている。点光源5を発した光は、
放物面鏡6で反射され、平行光束4を形成する。
【0033】なお、図2(A)、(B)において、点光
源5から放物面鏡に向かわない光を遮蔽するため、遮蔽
板が配置されている。しかしながら、この遮蔽板がなく
ても放物面鏡6から離れた位置で光を利用することによ
り、平行光束以外の光量は十分低レベルなものとするこ
とができる。
【0034】図2(C)は、平行光束を1方向に関して
集束光束や発散光束に変換するための構成を示す。シリ
ンドリカルレンズ9に平行光束4が入射し、集束光束4
aが形成されている。なお、シリンドリカルレンズ9が
凸レンズの場合を示したが、凹レンズとすれば発散光束
が得られる。シリンドリカルレンズを用いることによ
り、垂直面内での光の進行方向を変化させること無く、
水平面内での光の進行方向を平行、集束、発散に変化さ
せることができる。
【0035】図1(B)に示すように、一対のガラス基
板1、2の内側表面上の電極や駆動素子には、電源Vか
ら駆動電圧がスイッチSWを介して供給される。また、
基板内側表面の温度を温度センサーDで検出し、または
表示上の明るさムラを視認しながら、駆動電圧Vを制御
してもよい。
【0036】図1(E)は、図1(A)〜(D)に示す
液晶表示装置の印加電圧を変化させたときの、透過率の
変化を示すグラフである。ある温度Temp1において
は、透過率Tは印加電圧Vの増大と共に低下し、ある印
加電圧V1で極小値を示し、さらに印加電圧が増加する
と透過率Tは再び増加する。この特性は、入射光の入射
角がθ1の場合に成立する特性である。
【0037】同一の入射角であっても、液晶層の温度が
変化すると、透過率曲線は変化する。例えば、温度Te
mp1よりも高い温度Temp2においては、透過率は
より速やかに減少し、より低い印加電圧V2で極小点を
示し、その後印加電圧を印加すると再び増大する。すな
わち、温度Temp2においては、液晶層に電圧V2を
印加したときに透過率が極小となる。
【0038】図3(A)、(B)は、液晶表示素子に印
加する印加電圧と液晶表示素子を透過する透過光の透過
率との関係をより詳細に示すグラフである。
【0039】図3(A)は、25℃における特性を示
す。入射光が、水平面から0°〜12°の範囲で1度間
隔で変化した時、透過率曲線がどのように変化するかを
示している。入射角度が大きくなるにつれ、透過率の減
少はより速やかに進み、極小点の位置はより低電圧の印
加電圧で生じている。
【0040】図3(B)は、60℃における同様の特性
を示す。透過率の変化の様子は25℃の時とほぼ同様で
あるが、透過率の変化の大きさや極小点の生じる印加電
圧の位置が温度によって変化していることが判る。すな
わち、温度を上昇させると、透過率の減少はより速やか
に生じ、透過率の極小点を発生させる印加電圧はより低
電圧となる。
【0041】なお、図3(A)、(B)に示すような透
過率と印加電圧との関係は、垂直方向の光の進行方向に
対しては敏感であるが、水平面内の光の進行方向に対し
ては鈍感である。従って、図2(C)に示すように、集
束光束や発散光束を用いても平行光束に対する透過率曲
線とほぼ同一の特性を利用することができる。
【0042】図2(D)は、このような広がりのある光
束を用いるときの入射光の進行方向を概略的に示す。横
軸φは水平面内の入射角度を示し、縦軸θは垂直面内の
入射角度を示す。図に示すように、水平面内の角度φが
広がりを有していても、垂直面内の角度θがほぼ一定の
値であれば、図1(E)に示すような均一な特性を得る
ことができ、極小点に合わせた印加電圧を選択すること
により良好な黒表示を得ることができる。
【0043】図1(B)に示すように、液晶表示素子の
ガラス基板の法線を含み垂直な面内において入射光の角
度を一定値θ1に保ち、液晶3に透過率Tが極小となる
電圧を印加することにより、透過率は極小値を示す。
【0044】液晶層の温度が変化した時には、変化した
温度にあわせて印加電圧Vを変化させれば、同様の良好
な黒表示を得ることができる。
【0045】なお、図9(B)を参照して説明したよう
に、透過率が極小点を示した後再び立ち上がる特性にお
いて、極小点が発生する印加電圧は、垂直入射に対し透
過率が最小値となる電圧よりも低い。従って、垂直入射
の場合と比べ、より低い印加電圧によって液晶表示装置
を駆動することができる。
【0046】また、入射側ガラス基板および出射側ガラ
ス基板に特定方向のラビングがなされている場合を例に
とって説明したが、入射側ガラス基板のラビング方向
と、出射側ガラス基板の方向とが反転した場合には、水
平面に対する入射光の角度の符号も反転させる。すなわ
ち、水平面の上方から下方に向かう方向に入射光を向け
る。その他、配置により液晶表示素子の法線方向から所
定の方向に入射方向を傾けることは当業者に自明であろ
う。
【0047】なお、液晶表示素子の面積が小さな場合に
は、液晶表示素子に入射した光束をそのまま投射レンズ
に入射し、スクリーン上に投射することができる。液晶
表示素子の面積が大きな場合このような方式によると大
きな投射レンズを用いる必要が生じる。
【0048】図4(A)、(B)は、投射レンズを大型
化することなく、大きな液晶表示素子を用いることので
きる構成を示す。
【0049】照明光源11から平行光束が液晶表示素子
10に斜め方向から入射する。液晶表示素子10の出射
光は、フィールドレンズ12によって投射レンズ14内
に集束して供給される。投射レンズ14は、集束する光
束を受け、スクリーンに画像を投影する。
【0050】図4(B)は、図(A)の構成において用
いるフィールドレンズ12に適した構成を示す。フィー
ルドレンズ12は、フレネルレンズによって構成されて
いる。フレネルレンズを用いることにより、薄いレンズ
によって広い面積を有するレンズを用いることができ
る。また、フィールドレンズのレンズ中心13を、図4
(B)に示すようにレンズ面積の中央よりも下方に配置
することにより、投射レンズ14と液晶表示素子10を
平行に配置し、かつ液晶表示素子10に対し下方から照
明光を供給することができる。
【0051】図5は、単板構成の液晶表示装置の構成を
示す平面図である。照明光源11から平行光束4が集光
レンズ15に供給される。集光レンズ15は、平行光束
を集光光束に変換し、偏光板16、液晶表示素子10、
偏光板17の積層構造に供給する。液晶表示素子10
は、入射光を変調し、偏光板17から出射させる。空間
変調された画像光は、投射レンズ18によってスクリー
ン19上に投射される。なお上述のように、液晶表示素
子10に入射する入射光は、紙面に対して上または下に
傾いた方向から入射する。なお、液晶表示素子10がカ
ラーフィルタを備えるものであれば、カラー表示が可能
である。
【0052】図6は、3板構成のカラー液晶表示装置の
構成を概略的に示す。液晶投射装置20は、光源部1
1、投射レンズ18を含み、内部に3枚の液晶表示素子
10G、10B、10Rを有する。
【0053】光源11は、ランプ21と紫外/赤外カッ
トフィルタ22およびダイクロイックフィルタ23を含
んで構成されている。光源11から供給された平行光束
は、ダイクロイックミラーDM1によって2つの成分に
分離される。青色成分Bは、ダイクロイックミラーDM
1を透過し、全反射ミラーM1によって反射され、集光
レンズ15Bによって集光されて青色用液晶表示素子1
0Bに入射する。
【0054】緑色成分および赤色成分は、ダイクロイッ
クミラーDM1によって反射され、次のダイクロイック
ミラーDM2を照射する。ダイクロイックミラーDM2
は、緑色成分を透過させ、赤色成分を反射させる。赤色
成分Rは、赤色用集光レンズ15Rによって集光され、
赤色用液晶表示素子10Rに入射する。
【0055】緑色成分Gは、集光レンズ15Gによって
集光され、緑色用液晶表示素子10Gに入射する。
【0056】緑色用液晶表示素子10Gから出射した光
は、全反射ミラーM2によって反射され、ダイクロイッ
クミラーDM4を透過して投射レンズ18に入射する。
赤色用液晶表示素子10Rを出射した赤色画像は、ダイ
クロイックミラーDM3、DM4によって反射され、投
射レンズ18に入射する。
【0057】青色用液晶表示素子10Bを出射した光
は、ダイクロイックミラーDM3を透過し、ダイクロイ
ックミラーDM4によって反射され、投射レンズ18に
入射する。
【0058】このように、RGBの3色用の3枚の液晶
表示素子を用い、3色に分解した入射光をそれぞれ空間
変調し、再び合成することによってスクリーン上にカラ
ー画像を投射することができる。
【0059】図7(A)、(B)は、単板の液晶表示素
子を用いてカラー表示を行う場合の構成を示す。図7
(A)は、液晶表示装置の平面図を示し、図7(B)は
その一部の拡大図を示す。単板でも図5とは異なる構成
であり、液晶表示素子10はカラーフィルタが不要であ
る。
【0060】光源11は、ランプ21とフィルタ22を
含み、図6に示した構成と同様の構成を有する。本構成
においては、白色光がそのまま集光レンズ15を介して
偏光板16、ホログラム素子31を介して液晶表示素子
10に入射する。
【0061】図7(B)に示すように、液晶表示素子1
0は一対のガラス基板1、2の間に液晶層3を挟んだ構
成であり、水平方向に青色用セルB、緑色用セルG、赤
色用セルRが隣接して配置されている。すなわち、液晶
表示素子10は水平方向に色分解した入射光を受ける構
成となっている。
【0062】ホログラム素子31は、ホログラムによっ
て色分解と集光を行う素子である。ホログラムに入射し
た白色光は、青色成分、緑色成分、赤色成分に角度分解
され、それぞれ集光されて液晶表示素子10の青色セル
B、緑色セルG、赤色セルRに入射する。
【0063】液晶表示素子10の出射光は、偏光板17
を経てフレネルレンズ12に入射し、投射レンズ18に
供給される。投射レンズ18は、供給された3色の光成
分をスクリーン19上に投射し、カラー画像を形成す
る。
【0064】以上液晶表示素子の法線に対しある方向に
対しては一定の入射角度を有する入射光を用いる場合を
説明した。しかしながら、液晶表示素子の回路構成を変
更することにより、上記所定の方向に対しても広がりの
ある光を利用することができる。
【0065】図8(A)、(B)は、本発明の他の実施
例による液晶表示装置の構成を概略的に示す。図8
(A)において、集光レンズ15は液晶表示素子10に
対していずれの方向においても集束する光束を供給す
る。すなわち、図1(B)の構成と比較すると、入射光
の垂直方向入射角度θは一定値ではなく徐々に変化する
値をとる。しかしながら、液晶表示素子10の法線方向
に対し垂直面(4面)内で負の角度のみを取る。すなわ
ち、入射光の入射方向は変化するが、図1(E)に示す
ように透過率曲線が極小値を有する特性のみを利用す
る。入射角度が変化すると、図3(A)、(B)に示し
たように、透過率が極小値を示す印加電圧が変化する。
【0066】図8(A)に示すように、集光レンズ15
は種々の入射角度を有する入射光を液晶表示素子10に
供給するが、液晶表示素子10のある位置のみに着目す
ると、入射角度は一定である。すなわち、液晶表示素子
10の垂直方向位置に応じて入射角度が変化している。
【0067】図8(B)は、このような構成の液晶表示
素子を駆動する駆動回路の回路図を示す。マトリックス
状の多数の液晶表示セルを含む表示部32には、水平方
向にオン/オフ信号を与えるゲートドライバ33および
垂直方向に画像信号を与えるデータドライバ34が隣接
配置されている。
【0068】画像データ信号DTは、データ電圧変換回
路36を介してデータドライバ34に供給される。デー
タ電圧変換回路36は、水平同期信号HSおよび垂直同
期信号VSを受け、かつカウンタ回路37の出力を受け
る。
【0069】カウンタ回路37は、垂直同期信号VSを
受けた時にリセットされ、水平同期信号HSを受けるた
びにカウントアップまたはカウントダウンするカウンタ
である。すなわち、カウンタ37の出力信号を受けるこ
とにより、表示部32のどの水平走査線(垂直方向位
置)が表示されているかを知ることができる。
【0070】表示部32における走査線の位置は、図8
(A)に示すように入射角度と1:1に対応している。
データ電圧変換回路36は、垂直方向位置に応じて一定
の係数を画像データDTに乗算することにより、表示部
32の垂直方向位置に合わせた駆動電圧を形成する。こ
のような構成とすることにより、表示部32に縦方向お
よび横方向に広がりのある照明光を供給し、かつ均一な
黒表示を与えることが可能となる。
【0071】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば種
々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者には
自明であろう。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画面内で均一な黒表示を実現することが可能な液晶
表示装置を提供することができる。
【0073】また、照明光が液晶表示素子に垂直に入射
する場合と比べ、より低い印加電圧によって液晶表示素
子を駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による液晶表示装置を説明する
ための斜視図、断面図、およびグラフである。
【図2】液晶表示素子を照明する照明光学系を説明する
ための概略図である。
【図3】液晶表示素子に入射する光の入射角度が変化し
た時の透過率変化の様子を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例による液晶表示装置を説明する
ための概略断面図およびフィールドレンズの平面図であ
る。
【図5】本発明の実施例による単板型単色液晶表示装置
の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の実施例による3板型カラー液晶表示装
置の構成を概略的に示す平面図である。
【図7】本発明の実施例による単板型カラー液晶表示装
置の構成を概略的に示す平面図およびその一部拡大図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例による液晶表示装置を説明
するための概略断面図およびブロック回路図である。
【図9】従来の技術による液晶表示装置を示す概略断面
図およびグラフである。
【符号の説明】
1、2 ガラス基板 3 液晶層 4 照明光 5 点光源 6 放物面鏡 7 スリット 8 集光レンズ 9 シリンドリカルレンズ 10 液晶表示素子 11 照明光源 12 フィールドレンズ 13 レンズ中心 14 投射レンズ 15 集光レンズ 16、17 偏光子 18 投射レンズ 19 スクリーン 31 ホログラム素子 32 液晶表示部 33 ゲートドライバ 34 データドライバ 36 データ電圧変換回路 37 カウンタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の基板間に液晶層を保持する液晶変
    調素子であって、基板法線から所定の方向に傾けた入射
    方向から入射する光の透過率が液晶層に印加される電圧
    の変化に対して極小点を示し、入射方向を変化させると
    極小点の電圧も変化する液晶空間変調素子と、 前記液晶空間素子のほぼ全面に、前記所定方向に傾けた
    入射方向から照明光を照射する照明光学系と、 前記液晶層に前記照明光に対して前記透過率の極小点を
    与える電圧にほぼ等しい電圧を印加することのできる駆
    動回路とを有する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記照明光学系が、前記液晶空間変調素
    子の位置によって異なる入射方向から照明光を照射する
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路が前記液晶空間変調素子の
    位置によって異なる電圧を印加することのできる請求項
    2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記照明光学系が、前記所定方向と直交
    する方向に関して拡がりのある入射角度を有する照明光
    を照射する請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記液晶空間変調素子に関して
    前記照明光学系と逆の側において前記1対の基板にほぼ
    平行に配置され、回転対称な特性を有し、かつ回転対称
    の中心が偏心しているフィールドレンズを有する請求項
    1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記照明光学系の光軸と前記照明光の進
    行方向とが前記所定の方向に関してほぼ平行である請求
    項1、4、5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記照明光学系が、白色光源と白色光を
    3原色光に角度分解する分光素子とを含み、前記3原色
    光が角度分解される方向が前記傾きの所定方向とほぼ直
    交する請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記分光素子がホログラム素子である請
    求項7記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記液晶空間変調素子が、ノーマリホワ
    イト型構成か、光透過領域にスペーサを含まない構成を
    有する請求項1〜8のいずれかに記載の液晶表示装置。
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