JP3132369B2 - 路車間通信用車載機及び路車間通信装置 - Google Patents

路車間通信用車載機及び路車間通信装置

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JP3132369B2 JP28595995A JP28595995A JP3132369B2 JP 3132369 B2 JP3132369 B2 JP 3132369B2 JP 28595995 A JP28595995 A JP 28595995A JP 28595995 A JP28595995 A JP 28595995A JP 3132369 B2 JP3132369 B2 JP 3132369B2
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    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/03Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
    • B60R16/0315Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路車間通信用車載
機にかかわり、特に、高速道路等の有料道路において、
自動的に料金を収受するために、路上に設置された路上
機との間で通信を行う路車間通信用車載機及び路上機と
路車間通信用車載機とからなる路車間通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、有料施設の利用料金の収受、例え
ば、有料道路の通行料金の収受等に、料金前納方式また
は料金後納方式のカードを利用した自動料金収受装置が
開発されている。この自動料金収受装置では、有料道路
の入口ゲートや出口ゲートで料金収受を自動的に行うた
め、車両に対して情報を問い合わせるための質問器とし
てのアンテナを有する路上機を道路側に配設すると共
に、問い合わせのあった情報に対する応答をするための
応答器としてのアンテナを有する路車間通信用車載機
(以下、車載機という)を車両に搭載し、車載機と路上
機との間で無線通信により情報の授受を行っている。
【0003】しかしながら、路上機の整備不良、車載バ
ッテリーの電力不足やアンテナの動作不良等によって、
車載機に記憶されている情報を路上機が受信できなかっ
たり、路上機からの情報を車載機が受信できなかったり
する場合が発生する。また、有料道路内で車載機に異常
が発生した場合には、路上機側で車両がどのような経路
を通ったかを示す経路情報を受信することができないの
で、対応が不可能になる場合も生じる。
【0004】このように、車載機に記憶された情報を受
信することができない場合に、従来では、車載機のコネ
クタに路上機のコネクタを直接接続して、情報の読み出
しをするようにしている(特開平5−100018号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、車載機に情報授受のためのコネクタを設けな
ければならないため、車載機が大型化する、という問題
がある。また、通信による情報の授受が困難な場合に、
車載機と路上機との間で情報を授受するためには、車載
機のコネクタに路上機と通信をするための路側コネクタ
を接続するという煩雑な操作が伴うことになり、車両の
乗員または路上機側のオペレータに過度の負担をかける
ことになる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、車載機を大型化させることなく、かつ車
載機に記憶されているデータの内容を路上機側で簡単に
確認することができる路車間通信用車載機及び路上機と
路車間通信用車載機とからなる路車間通信装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の路車間通信用車載機は、図15に示すよう
に、判別手段によって、少なくとも前記データを記憶す
るための記憶部を備えた情報記録カードに前記データを
書き込むことを要求する状態を表す予め定めた書込条件
に、現在の状態が含まれているか否かを判別する。そし
て、処理手段は、現在の状態が前記書込条件に含まれて
いるときに、記憶手段に記憶されているデータを読み出
して情報記録カードの記憶部へ書き込み処理すると共
に、時計手段の現在時刻を読み出し時刻情報として情報
記録カードの記憶部へ書き込む処理を行う。
【0008】これにより、路上機側では情報記憶カード
に記録されているデータを読み出すことにより、車載機
に記憶されているデータの内容を簡単に確認することが
できると共に、情報記憶カードに記録されている時刻情
報を読み出すことによりそのデータが記録された時期を
簡単に確認することができる。
【0009】このように、データと時刻情報を共に情報
記録カードに記録しているので、車載機と路上機とを直
接接続することなく、データの授受を簡単に行うことが
でき、時刻情報によってデータの信頼性を向上させるこ
とができる。
【0010】本発明の路車間通信装置は、図15に示す
ように、データと時刻情報が共に記録された情報記録カ
ードから読出手段によって、データ及び時刻情報を読み
出す。読み出された時刻情報は、比較手段によって、時
刻手段における現在時刻と比較される。そして、制御手
段では、前記比較手段における比較結果の時刻差が所定
値以内のときには、読み出したデータに基づいて料金収
受処理を実行する。
【0011】このように、情報記録カードからデータと
時刻情報を共に読出手段によって読み出しているので、
車載機と路上機とを直接接続することなく、データの授
受を簡単に行うことができると共に、路上機側で計数し
た現在時刻とデータを記録したときの時刻とを比較し、
時刻差が所定値以内のとき料金収受処理を行っているの
で、最新のデータに基づいて料金収受処理を実行でき
る。
【0012】前記の路車間通信用車載機には、請求項3
にも記載したように、前記路上機の現在時刻を電波通信
により読み取って読み取った前記路上機の現在時刻に、
前記時計手段の現在時刻が一致するように補正する時刻
情報補正手段を設けることが可能である。このようにす
れば、路上機と路車間通信用車載機との間で現在時刻の
時間差が抑制できる。従って、読み出した時刻情報から
データの時期を判断をするための信頼性を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、有料道
路等を走行する車両に対して自動的に料金収受処理を行
う自動料金収受システムに本発明を適用したものであ
る。なお、この自動料金収受システムでは、車両に搭載
された車載機と、入口ゲートや出口ゲート等の地上側に
設置されたフラットアンテナを有する路上機との間で電
波通信で情報を授受することによって、車両が走行した
通行区間(経路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口
ゲートにおいて車両を停止させることなく通行料金等を
自動的に収受するものである。
【0014】図2に示すように、車両90に搭載された
車載機30には、ICカード62が着脱可能なICカー
ドリードライト装置が設けられている。
【0015】ICカードとしては、前納方式の一般カー
ド、及び後納方式の一般カードが用意されている。前納
方式の一般カードには、カードナンバー、残高情報、利
用明細情報(入口ゲートナンバー、出口ゲートナンバ
ー、料金、利用日時等)、カード記憶時の時刻情報、及
びカード種類情報が記憶され、後納方式の一般カードに
は、カードナンバー、利用明細情報、カード記憶時の時
刻情報、及びカード種類情報が記憶できる。なお、一般
カードには、カードと車載機とを対応させるための認証
キーコードが記憶されている。
【0016】この一般カードの他に、LSIカード等の
メモリカード、磁気カード、光学的に情報を記録再生す
ることができるホログラムカード、または光磁気的に情
報を記録再生することができる光磁気カード等のカード
をICカードとして使用することもできる。
【0017】一方、路上機は、車載機30と各種の情報
を授受するためのフラットアンテナを備え、有料道路の
入口ゲート100、途中経路(チェックバリヤ)20
0、及び出口ゲート300の各々に配設されている。
【0018】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117が配設され、入口アンテナ
117には入口アンテナ制御装置132が接続されてい
る。この入口アンテナ制御装置132により入口アンテ
ナ117を介して、有料道路の入口ゲート情報を車両に
搭載された車載機30に対して送信する。なお、入口ゲ
ート100には、手払いによって通行料を支払う自動料
金収受できない車両のために、通行券を発行する通行券
発行装置123が配設されている。この通行券発行装置
123は、詳細は後述するが、通信エラーが発生した場
合にICカードを用いて入口ゲートを表す入口情報等の
データを書き込んだり、車載機に記憶されているデータ
を読み出したりするためのリカバリーゲートとしての機
能も有している。この通行券発行装置123には、IC
カード62が着脱可能なICカードリードライト装置6
1Aが設けられており、ICカードリードライト装置6
1Aは中央コンピュータ400へ接続されている。ま
た、入口アンテナ制御装置132には、有料道路への進
入車両を統括的に管理する等のために、中央コンピュー
タ400へ接続が可能である。
【0019】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217が配設され、経路把握ア
ンテナ217には、経路把握アンテナ制御装置232が
接続されている。この経路把握アンテナ制御装置232
により経路把握アンテナ217を介して、有料道路をど
のような経路で走行したかを表す経路通過情報を車両に
搭載された車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232には、有料道路における車両
の走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピ
ュータ400へ接続が可能である。なお、この途中経路
200において電波通信が不良等の通信エラーが発生し
た場合に、ICカード62を用いて車載機へ途中経路を
表す経路情報を書き込むためのリカバリーゲート224
が配設されている。このリカバリーゲート224には、
ICカード62が着脱可能なICカードリードライト装
置61Bが配設されており、ICカードリードライト装
置61Bは中央コンピュータ400へ接続されている。
このリカバリーゲート224は、パーキングやサービス
エリア等に設けてもよい。
【0020】なお、上記の入口情報及び経路情報は、有
料道路の位置に対応して予め割り当てられた番号等のコ
ードを用いることができる。
【0021】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317及び料金所アンテナ341が配
設されている。この予告アンテナ317には予告アンテ
ナ制御装置331が接続され、料金所アンテナ341に
は料金所アンテナ制御装置332が接続されている。ま
た、これらの予告アンテナ制御装置331及び料金所ア
ンテナ制御装置332は、中央コンピュータ400に接
続可能なローカルコントローラ380に接続されてい
る。このローカルコントローラ380にはマイクロコン
ピュータが含まれており、予告アンテナ制御装置331
や料金所アンテナ制御装置332等を制御するための処
理プログラムが記憶されている。なお、これらの予告ア
ンテナ317、料金所アンテナ341、予告アンテナ制
御装置331及び料金所アンテナ制御装置332は、本
発明の路上機として作用するが、予告アンテナ317及
び予告アンテナ制御装置331は省略することもでき
る。
【0022】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受できない車両に対する料金手払システム3
23が配設されている。これらの各システムをローカル
コントローラ380で一括して制御することによって、
料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が走行
した通行区間(経路)や車種に応じた通行料金等を自動
的に収受している。また、中央コンピュータ400とロ
ーカルコントローラ380を接続することによって、料
金テーブル改変の情報や、不正通行車に関する情報の授
受を円滑かつ迅速にしている。
【0023】次に、上記の入口ゲート、途中経路、及び
出口ゲートの各概略構成の一例を更に詳細に説明する。
【0024】図3に示すように、有料道路の入口ゲート
100は、3つのレーン102、104、106を有し
ている。レーン102は敷地108と分離帯110との
間に形成され、レーン104は分離帯110と分離帯1
12との間に形成され、レーン106は分離帯112と
敷地114との間に形成されている。これらの複数のレ
ーンを跨ぐように、敷地108から敷地114にかけて
アーチ116が配設されており、アーチ116上には、
入口アンテナ118、120、122(図2の入口アン
テナ117に対応する)が配設されている。入口アンテ
ナ118は、レーン102を走行する車両に対する電波
の授受を担当し、レーン102の上方に位置している。
同様に、入口アンテナ120は、レーン104を走行す
る車両に対する電波の授受を担当し、レーン104の上
方に位置している。また、入口アンテナ122は、レー
ン106を走行する車両に対する電波の授受を担当し、
レーン106の上方に位置している。
【0025】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センター130が配設され
ており、この入口アンテナ制御装置132には入口アン
テナ118、120、122が接続されている。
【0026】なお、図3では入口アンテナとして3つの
入口アンテナ118、120、122を用いたが、1ま
たは2レーンに対して1つまたは2つの入口アンテナを
用いてもよく、更に多数の入口アンテナを用いてもよ
い。
【0027】入口ゲート100には、自動料金収受でき
ない車両のために手払いによって通行料を支払うべく通
行券を発行する通行券発行装置124、126、128
(図2の通行券発行装置123に対応する)が配設され
ている。通行券発行装置124は、レーン102に対応
し、分離帯110の車両進行方向下流側でかつ分離帯1
10のレーン102側に配設されている。また、通行券
発行装置126は、レーン104に対応し分離帯112
の車両進行方向下流側でかつ分離帯112のレーン10
4側に配設され、通行券発行装置128はレーン106
に対応し敷地114の車両進行方向下流側でかつ敷地1
14のレーン106側に配設されている。これらの通行
券発行装置124、126、128は入口ゲート制御セ
ンター130に接続されている。
【0028】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138は
入口ゲート制御センター130に接続されており、各レ
ーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)
または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の
何れかを行う。
【0029】入口ゲート制御センター130は、中央コ
ンピュータ400(図2参照)に接続されている。な
お、入口ゲート制御センター130を中央コンピュータ
400に接続することなく、入口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0030】図4に示すように、有料道路の分岐点の直
前や直後の途中経路200には、2つのレーン202、
204が隣接して設けられており、隣接したレーン20
2、204は敷地208と敷地214との間に形成され
ている。これらのレーン202、204を跨ぐように、
敷地208から敷地214にかけてアーチ216が配設
されている。アーチ216上には、経路把握アンテナ2
18、220、222(図2の経路把握アンテナ217
に対応する)が配設されている。経路把握アンテナ21
8は、レーン202を走行する車両に対する電波の授受
を担当し、レーン202の上方に位置している。経路把
握アンテナ222は、レーン204を走行する車両に対
する電波の授受を担当し、レーン204の上方に位置し
ている。これらの経路把握アンテナ218、222の中
間付近でかつレーン202、204の境界を示すセンタ
ーライン206の上方には、レーン202、204に跨
がって走行する車両に対する電波の授受を担当する経路
把握アンテナ220が配設されている。
【0031】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0032】図5に示すように、有料道路の出口ゲート
300は、3つのレーン302、304、306を有し
ている。レーン302は敷地308と分離帯310との
間に形成され、レーン304は分離帯310と分離帯3
12との間に形成され、レーン306は分離帯312と
敷地314との間に形成されている。
【0033】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322(図2の予告アンテナ317に対応する)
が配設されている。予告アンテナ318は、レーン30
2を走行する車両に対する電波の授受を担当し、レーン
302の上方に位置している。予告アンテナ320は、
レーン304を走行する車両に対する電波の授受を担当
し、レーン304の上方に位置している。同様に、予告
アンテナ322は、レーン306を走行する車両に対す
る電波の授受を担当し、レーン306の上方に位置して
いる。
【0034】敷地314には、出口ゲート制御センター
330が配設されており、この出口ゲート制御センター
330には予告アンテナ制御装置331及び後述する料
金所アンテナ制御装置332が配設されている。予告ア
ンテナ制御装置331には、予告アンテナ318、32
0、322が接続されている。
【0035】このアーチ316付近には、各々CCDラ
インスキャナで構成された車種検出装置362、36
4、366(図2の車種検出システム360に対応す
る)が配設されている。車種検出装置362は、レーン
302を走行する車両の車種を識別するための装置であ
り、レーン302に対応する敷地308及び分離帯31
0に配設されている。同様に、車種検出装置364は、
レーン304を走行する車両の車種を識別するための装
置であり、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するための装置であり、レーン306に対応する分離帯
312及び敷地314に配設されている。これらの車種
検出装置からなる車種検出システム360は、ローカル
コントローラ380に接続され、CCDラインスキャナ
で得られた画像に基づいて画像処理により通過車両のシ
ルエットを判別すことにより車種を判別し、車種情報を
ローカルコントローラ380に送信する。
【0036】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346(図2の料金所アンテナ341に対
応する)が配設されている。料金所アンテナ342は、
レーン302を走行する車両に対する料金に関連する情
報の電波の授受を担当し、レーン302の上方に位置し
ている。料金所アンテナ344は、レーン304を走行
する車両に対する電波の授受を担当し、レーン304の
上方に位置している。同様に、料金所アンテナ346
は、レーン306を走行する車両に対する電波の授受を
担当し、レーン306の上方に位置している。これらの
料金所アンテナ342、344、346は、料金所アン
テナ制御装置332に接続されている。
【0037】出口ゲート300には、通行料を自動的に
収受できない手払いによる車両のために、料金支払ボッ
クス324、326、328(図2の料金支払システム
323に対応する)が配設されている。料金支払ボック
ス324は、レーン302に対応し、分離帯310の車
両進行方向下流側でかつ分離帯310のレーン302側
に配設されている。また、料金支払ボックス326は、
レーン304に対応し分離帯312の車両進行方向下流
側でかつ分離帯312のレーン304側に配設され、料
金支払ボックス328はレーン306に対応し敷地31
4の車両進行方向下流側でかつ敷地314のレーン30
6側に配設されている。これらの料金支払ボックス32
4、326、328の各々には、図示しないマイクロコ
ンピュータが配設され、このマイクロコンピュータの各
々を統括的に管理することによって手払いにより収受し
た料金に関する情報を管理する料金手払システム323
を構成している。この料金手払システム323は、ロー
カルコントローラ380に接続されている(図2)。
【0038】なお、料金支払システム323は、詳細は
後述するが、通信エラーが発生した場合にICカード6
2を用いてデータを授受した後料金を収受するためのリ
カバリーゲートとしての機能も有している。この料金支
払システム323の料金支払ボックス324、326、
328の各々には、ICカード62が着脱可能な読出手
段としてのICカードリードライト装置61C(図2)
が配設されており、ICカードリードライト装置61C
は中央コンピュータ400へ接続されている。
【0039】なお、ICカードリードライト装置61
A、61B、61Cには、ICカードが挿入されたこと
を検出するリミットスイッチやホトインタラプタ等で構
成された挿入検出装置が取り付けられている。
【0040】また、料金支払ボックスの車両進行方向下
流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車撮
影システム350(図2)の撮像装置であるカメラ35
2、354、356がレーン302、304、306に
対応して配設されている。この不正通行車撮影システム
350は、ローカルコントローラ380に接続されてい
る。
【0041】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各レーンに対応して配設さ
れている。これら信号機334、336、338は、出
口ゲート制御センター330に接続されており、各レー
ンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の何
れかを行う。
【0042】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図2)に接続されている。なお、出
口ゲート制御センター330を中央コンピュータ400
に接続することなく、出口ゲートのみによる独立した制
御系としてもよい。
【0043】次に、車載機30、及び車載機30と通信
を行う路上機について説明する。なお、路上機は入口ゲ
ート100に設けられた路上機を例にして説明する。ま
た、説明を簡単にするため、レーン102を走行する車
両に対する電波の授受を担当する入口アンテナ118及
び入口アンテナ制御装置132を用いて説明する。
【0044】図1に示すように車載機30は、路上機か
ら送信されたデータ信号を受信する受信アンテナ32を
備えている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32で
受信された変調波を検波し、データ信号を得る検波回路
34に接続されている。この検波回路34は、路上機か
ら送信された電波の搬送波を得ることができるように、
送信回路50にも接続されている。検波回路34は、デ
ータ信号受信回路44を介してマイクロコンピュータを
含んで構成された信号処理回路46に接続されている。
この信号処理回路46のマイクロコンピュータには、以
下で説明する処理プログラム及び書込条件等が記憶され
ている。
【0045】信号処理回路46には、記憶手段としての
記憶回路48が接続されている。記憶回路48には、車
両への搭載時に、IDコードとして車両ナンバー(ナン
バープレートに記録されているナンバーと同一のナンバ
ー)が記憶されると共に、車載機が搭載されている車両
の車種情報が記憶されている。また、ICカード62が
挿入された場合には、ICカード62の残高情報(残金
情報、途中のサービスエリヤ等で使用した場合には、残
金更新結果)が記憶される。さらに、入口ゲートを通過
したときには、入口ゲートで検出された車種コード、入
口情報(入口番号、通過日時等)が記憶され、さらに途
中経路(チェックバリヤ)を通過していれば、通過した
チェックバリヤ分のチェックバリヤ情報(チェックバリ
ヤ番号、通過日時)が記憶される。そして、通信エラー
が発生したときには、通信エラー情報(エラーの種類、
エラー発生場所(ゲートの種類、ゲート番号、アンテナ
番号等)、エラーの発生日時、エラー回数等)等が記憶
される。
【0046】また、信号処理回路46には、IDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、送信回路50は送信アンテナ5
2に接続されている。車載機30は、受信アンテナ32
で受信された変調波を検波して得た搬送波を信号処理回
路46からのデータ信号で変調して送信アンテナ52を
介して返送する。なお、送信アンテナ52を送受信アン
テナとして機能させて、路上機から送信される無変調の
搬送波を送信アンテナ52によって受信して、送信回路
50によってこの無変調の搬送波を信号処理回路46か
らのデータ信号で変調して送信アンテナ52を介して返
送するようにしてもよい。
【0047】また、車載機30には、装着されたICカ
ード62のデータを読み込んだり、ICカード62にデ
ータの書き込みを行うICカードリードライト装置60
が接続されている。ICカードリードライト装置60に
は、ICカード62が挿入されたことを機械的に検出す
るリミットスイッチ58が設けられている。ICカード
が挿入されたか否かは、発光素子と受光素子とを対向配
置して構成されたホトインタラプタを用いて挿入された
ICカードによって光が遮断されたか否かを判断して、
光学的に検出するようにしてもよい。
【0048】信号処理回路46には、ICカードの挿入
・未挿入や残高等を表示するLCDやCRTで構成され
たディスプレイ54及び信号処理回路46に信号を入力
するテンキー56が接続されている。
【0049】また、信号処理回路46には、時間計測を
するためのタイマ45、及び現在時刻を報知するための
時計手段としての内蔵時計47が接続されている。な
お、タイマ45は内蔵時計を計測した計測値を用いるよ
うにしてもよい。
【0050】なお、車載機30の信号処理回路46及び
内蔵時計47には、図示しない電源補償回路、イグニッ
ションスイッチを介して図示しない車載バッテリーが接
続されている。電源補償回路は、車載バッテリーから供
給される電力が所定値未満で、車載機30において正常
に電波通信することが困難なことが予測される場合には
信号処理回路46へ信号を出力する。
【0051】図6に示すように、レーン102を走行す
る車両に対する路上機は、入口アンテナ118及び入口
アンテナ制御装置132から構成されている。入口アン
テナ118は、送信アンテナ22及び受信アンテナ26
から構成されている。入口アンテナ制御装置132は、
マイクロコンピュータを含んで構成された信号処理回路
12を備えている。このマイクロコンピュータには、以
下で説明する処理プログラムが記憶されている。また、
この信号処理回路12は、中央コンピュータ400に接
続可能である。信号処理回路12は、命令を含むデータ
信号(通信要求信号)を生成する送信回路14に接続さ
れている。送信回路14はミキサー18を介して送信ア
ンテナ22に接続されている。ミキサー18には所定周
波数の搬送波を発生する搬送波発生回路20が接続され
ており、ミキサー18は送信回路14から入力される信
号と搬送波発生回路20から入力される搬送波とをミッ
クスし、送信回路14から入力された信号で搬送波発生
回路20から入力された搬送波を変調する。また、送信
アンテナ22からはこの変調波が電波として送信され
る。
【0052】搬送波発生回路20には、図1に示す車載
機30から変調されて返送され受信アンテナ26で受信
された変調波からデータ信号を取り出す受信回路24が
接続されている。この受信回路24は信号処理回路12
に接続されている。また、受信回路24は搬送波発生回
路20に接続されており、車載機30から返送された信
号に含まれる搬送波の比較のために送信した搬送波が入
力される。
【0053】上記の信号処理回路12には、路上機側の
現在時刻を報知するための時刻手段としての基準時計1
6が接続されている。なお、路上機側の現在時刻は中央
コンピュータ400で計数された時刻が入力されるよう
にしてもよい。
【0054】なお、入口ゲート100における他の入口
アンテナの構成は、上記と同様な構成であるため、説明
を省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート3
00における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構
成も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略す
る。
【0055】また、上記車載機及び路上機では、送信ア
ンテナと受信アンテナに分離して構成されたアンテナを
用いているが、送受信が一体型の1つのアンテナをフラ
ットアンテナとして用いてもよい。
【0056】次に、本実施の形態の車載機及び路上機の
各々における処理ルーチンを説明する。図7は、車載機
の処理ルーチンを示すもので、ステップ400では、通
信状態か否かを判断し、通信状態のときはステップ40
2において入口情報の授受や料金収受処理等の通信処理
(詳細後述)を実行する。
【0057】ステップ404では、書込条件を読み取
る。この書込条件は、ICカード62に情報を書き込む
か否かを判断するための条件であり、以下のものがあ
る。
【0058】[書込条件] 乗員のキーボード操作で書込要求のスイッチが押圧さ
れたとき 車両が停止したとき 車速が低速(予め定めた所定車速以下)になったとき ICカード62が挿入されたとき ナビゲーションシステムを有する車両である場合に、
出口ゲート近傍に車両が到達したとき発生するトリガー
信号が入力されたとき 路上機から送信された情報書込の要求信号を受信した
とき 出口ゲートの直前に路上側に出口ゲートを表す情報書
込報知手段(例えば、磁気情報やバーコード情報)を設
置し、この情報書込報知手段を読み取るための読取装置
を車載機に設けて、車載機が磁気情報やバーコード情報
を読み取ったとき 車載機からICカードを自動的に挿抜可能な自動挿抜
装置(ローダー)が搭載されているか否か。このローダ
ーの有無により書込条件が異なる。すなわち、ローダー
有の場合にはICカードが挿入された直後やICカード
が抜き取り可能な状態になる直前。ローダー無の場合に
は乗員によりICカードはいつでも抜き取り可能である
ので、ICカードが挿入されたことを検知したとき 一定時間を経過したとき
【0059】上記の書込条件はいずれか1つのみを用い
てもよく、複数を読み取り順次判断に用いるようにして
もよい。
【0060】なお、路上機と車載機との間における通信
処理は、車両が走行しているときになされることもある
ので、通信時間が短時間であることもある。従って、I
Cカード62に情報を書き込む処理が一致したタイミン
グになると、通信エラーになる。例えば書込条件によ
り一定時間毎に書き込みをする処理を採用すると、走行
中の路上機との通信中に処理が実行されることがある。
このため、路上機と車載機との間において通信処理中で
なく、例えば通信が終了したのちに処理することを書込
条件に追加することが好ましい。
【0061】次のステップ406では、読み取った書込
条件内に現在の(車載機の状態を含む)車両の状態が含
まれているか否かを判断する。例えば、上記の書込条件
の例では、ドライバー等の乗員によるキーボード操作
(マニュアル操作)によって書込要求のスイッチが押圧
されたか否かを判断することにより、書込要求がなされ
たか否かを判断する。これにより書込条件と一致する
か否かを判断できる。また、車両の停止または低速走行
の場合はゲートに進入するときやゲートを走行している
ときであることが想定されるので、車速を検知すること
によって、車両が停止したか否か、または車両が低速に
なったか否かを判断する。これにより、書込条件、ま
たは書込条件と一致するか否かを判断できる。また、
リミットスイッチ58がオフからオンに変化したか否か
を判断することにより、ICカード無し状態から有り状
態に変化したか否か、すなわちICカードが挿入された
か否かを判断する。これにより書込条件と一致するか
否かを判断できる。
【0062】ナビゲーションシステムを搭載している車
両は出口ゲート近傍に到達したことを認識することがで
きるので、ナビゲーションシステムから出口ゲート近傍
を表すトリガー信号が入力されたか否かを判断すること
により、書込条件と一致するか否かを判断できる。
【0063】路上機から車載機に対してICカードへの
書き込み要求を表す信号を送信するようにすれば、路上
機からの情報書込の要求信号を受信したか否かを判断す
ることにより、書込条件と一致するか否かを判断でき
る。また、出口ゲートの直前に路上側に出口ゲートを表
す磁気情報やバーコード情報等を設置すれば、磁気情報
やバーコード情報を読み取ったか否かを判断することに
より、書込条件と一致するか否かを判断できる。
【0064】車載機によってはICカードのローダーが
搭載されているものがある。従って、ローダー有ときに
はICカードが挿入された直後やICカードが抜き取り
可能な状態になる直前をローダーからトリガー信号とし
て入力されるようにし、ローダーからのトリガー信号が
入力されたか否かを判断する。また、ローダー無の場合
には上記書込条件に述べたようにICカードが挿入さ
れたか否かを判断することにより、書込条件と一致す
るか否かを判断できる。
【0065】なお、タイマによって一定時間を計測し、
タイマーをモニタすることによって一定時間を経過した
か否かを判断し、書込条件と一致するか否かを判断で
きる。
【0066】上記のステップ404及びステップ406
は、本発明の判別手段における判別に相当する。
【0067】ステップ406で現在の車両の状態が書込
条件と一致したと判断すると、ステップ408で内蔵時
計47から現在時刻を読み取り、次のステップ410で
ICカードに記憶されている情報を読み出して、次のス
テップ412においてICカードへ現在時刻を時刻情報
として書き込むと共に読みだした情報を書き込む。この
ステップ408乃至ステップ412は、本発明の処理手
段における処理に相当する。
【0068】このように、路上機と通信した車載機のデ
ータと共に書き込み時の現在時刻を時刻情報としてIC
カードに書き込むようにしているので、ICカードに書
き込まれている時刻情報とデータとを路上機側で読み取
ることにより、車載機のデータを路上機側で確認できる
と共に、ICカードから読み出した車載機の通信に関す
るデータの書き込み時期を確認することができる。ま
た、路上機側で車載機側のデータの書き込み時期を確認
できるので、乗員がICカードへデータの書き込みをせ
ずに有人ゲートのオペレータ等に手渡したICカードに
ついて、誤った料金収受を行うことが解消され、確実な
処理が実行できる。また、路上機側で車載機側のデータ
の書き込み時期を確認できるので、時期的に古いデータ
を用いたユーザの不正内容を発見し易くなり、有人ゲー
トや管理事務所にはオペレータがいるので、不正に対す
る防止効果もある。
【0069】なお、ICカードは出口ゲートで使用する
他、入口ゲート100または途中経路200に設置され
た路上機のリカバリーゲートのICカードリードライタ
に挿入して、本来必要なデータを書き込んだりすること
もできる。
【0070】図8は、図7に示す車載機の処理ルーチン
におけるステップ402の通信処理の詳細を示すもの
で、ステップ500で路上機からの問合せ信号を受信し
たと判断されると、ステップ502において受信した問
合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コードであ
るIDコードで搬送波を変調した変調波を応答信号とし
て送信する。
【0071】ステップ504で路上機からの信号を受信
したと判断されると、ステップ506において受信した
信号に入口ゲートナンバが含まれているか否かを判断す
ることにより、現在自車が入口ゲートを通過しているか
否かを判断する。入口ゲートを通過していないときには
ステップ508へ進み、入口ゲートを通過しているとき
は、ステップ510において入口ゲート処理がなされ
る。このステップ510の入口ゲート処理では、ステッ
プ506において受信した信号に含まれる入口ゲートナ
ンバによる入口情報を車載機30の記憶回路48に記憶
させる。
【0072】入口ゲート処理が終了すると、ステップ5
16において受信した信号に基準時刻情報が含まれてい
るか否かを判断する。この基準時刻情報は路上機側で標
準時刻として用いられる時刻を表すものである。基準時
刻情報が含まれていないときにはそのまま終了する。一
方、基準時刻情報が含まれているときには、ステップ5
18へ進み、内蔵時計補正処理がなされる。この内蔵時
計補正処理は、車載機の内蔵時計47の現在時刻を受信
した信号による路上機の基準時間に一致させる処理であ
る。
【0073】このように、路上機から送信された基準時
刻に車載機の内蔵時計を同期させることができる。従っ
て、車載機の内蔵時計の時間的なずれが解消され、車載
機毎の現在時刻のばらつきをなくすことができる。
【0074】ステップ508では、ステップ506にお
いて受信した信号に途中経路コード(チェックバリヤ情
報)が含まれているかを判断することにより途中経路2
00を通過したか否かを判断し、途中経路200を通過
しているときはステップ512において途中経路処理を
行い、途中経路200を通過していないときは出口ゲー
トを通過していると判断してステップ514において出
口ゲート処理を行う。ステップ512の途中経路処理で
は、ステップ506において受信した信号に含まれる途
中経路コードによる途中経路情報を車載機30の記憶回
路48に記憶させる。
【0075】途中経路処理が終了すると、ステップ51
6及びステップ518において、上述のように、受信し
た信号に基準時刻情報が含まれているとき、車載機の内
蔵時計47の現在時刻を受信した信号による路上機の基
準時刻に一致させる。このステップ516及びステップ
518は請求項3の時刻情報補正手段の処理に相当す
る。
【0076】このように、途中経路で車載機の内蔵時計
を補正することができるので、車両の走行距離(走行時
間)による車載機の内蔵時計の時間的な誤差の累積を抑
制することができ、車載機毎のばらつきをなくすことが
できる。
【0077】また、ステップ514の出口ゲート処理で
は、車載機に記憶されている車種情報、車載機に装着さ
れている一般カードに記憶されている残高情報、及び予
め車載機に記録されている料金テーブルに基づいて、現
在の残高から、入口ゲート、途中経路及び出口ゲートま
で至る間に対する料金を算出し、自動的に料金を収受す
る処理を行う。そして、料金収受が正常に行われた後、
入口情報をクリアする。
【0078】なお、上記では、入口ゲート及び途中経路
において車載機の内蔵時計を路上機の基準時計の基準時
間に補正する場合を説明したが、内蔵時計を補正するた
めのゲートやバリアは走行途中のいずれにあってもよ
い。
【0079】入口ゲートに設置された路上機では、図1
0に示すように車載機からの応答信号を受信するまでス
テップ600において連続波からなる問合わせ信号を送
信し、ステップ602で車載機からの応答信号を受信し
たと判断されると、ステップ604で基準時計16から
読み取った現在時刻を表す基準時刻情報及び入口ゲート
ナンバ等を含む信号を送信する。
【0080】途中経路200に設置された路上機では、
上記の入口ゲートに設置された路上機での処理と略同様
の処理を行うが、上記ステップ604において、入口ゲ
ートナンバ等を含む信号に代えて途中経路を表す途中経
路コード等を含む信号を送信する。
【0081】出口ゲート300には、予告アンテナ31
7及び予告アンテナ制御装置331からなる路上機DA
と、料金所アンテナ341及び料金所アンテナ制御装置
332からなる路上機DB(図2)とが設けられてお
り、路上機DAでは、上記の処理と略同様の処理を行
い、上記ステップ604において出口ゲート300を表
す出口コード等を含む信号を送信する。また、路上機D
Bでは、上記ステップ604において出口ゲート300
を表す出口コード等を含む信号を送信すると共に、電波
通信により料金収受処理を実行する。
【0082】ここで、車載機及び路上機の少なくとも一
方で通信エラーが生じた場合には、車載機と路上機との
間で正しく情報の授受がなされていないときがある。こ
のように、通信エラーが生じた場合には、乗員は、IC
カードリードライト装置が設置されている料金支払ボッ
クスやリカバーゲート等の有人ゲートまたは管理事務所
等に出向いていく。出口ゲートにおける有人ゲートまた
は管理事務所では、乗員に対して有人ゲートまたは管理
事務所に来た理由を口頭で問い合わせ、間違って来たの
であれば正しい通路を教え、通信エラー等で来たのであ
れば、車載機が搭載されているかどうかを目視によって
判断し、車載機が搭載されていない場合には、料金支払
ボックスにおいて、通常の手払い処理を行う。一方、車
載機が搭載されている場合には、乗員に対してICカー
ドの提示を求め、提示されたICカードを利用して料金
収受処理が行われる。
【0083】図9は、ICカードリードライト装置が設
置されている料金支払ボックスやリカバーゲート等のI
Cカードリードライト装置に対する処理の流れを示すも
のであり、ステップ610でICカードリードライト装
置にICカードが挿入されたと判断すると、次のステッ
プ612においてICカードに記録されている時刻情報
を読み出す。次のステップ614では、路上機側の現在
時刻(基準時刻)を読み取って、次のステップ616に
おいて読み取った基準時間と時刻情報が表す車載機にお
いてデータをICカードに書き込んだときの時刻とを比
較し、次のステップ618で比較結果である基準時間と
車載機の時刻との時差が所定時間(例えば、15分)以
内か否かを判断する。
【0084】この時差が所定時間内であるときは、IC
カードに記録されたデータは最新のものであると判断
し、ステップ620においてリカバリ処理をする。この
リカバリ処理は、出口ゲートにおいては、料金収受処理
を行うものであり、ICカードに記録されたデータを用
いて料金収受処理が行われる。
【0085】また、入口ゲートでは、通信による処理に
よる結果と同様の基準時計16から読み取った現在時刻
を表す基準時刻情報及び入口ゲートナンバ等の情報を書
き込む処理をする。また、途中経路200では上記の入
口ゲートでの処理と略同様の処理を行うが、入口ゲート
ナンバ等を含む信号に代えて途中経路を表す途中経路コ
ード等を書き込む処理をする。なお、入口ゲートや途中
経路において通信によらずICカードへ各種情報を書き
込んだ場合には、車載機側にICカードを想定して記憶
回路へロードすることや記憶された基準時刻情報によっ
て内蔵時計を補正する処理を追加することができる。
【0086】一方、上記の時差が所定時間を越えたとき
は、ICカードに記録されたデータは過去に使用された
ものや最新のものでない可能性があると判断し、ステッ
プ622において乗員に対してICカードへの再度の書
き込み処理を要求すると共に、ICカードを抜き取って
乗員に返却される。乗員は、返却されたICカードにデ
ータ及び時刻情報を書き込んた後に再度有人ゲートのオ
ペレータにICカードを渡す。この後、再度ステップ6
10から実行される。
【0087】上記のステップ612は請求項2の読出手
段における処理に相当し、ステップ614及びステップ
616は比較手段における処理に相当し、ステップ62
0は制御手段における処理に相当する。
【0088】このように、路上機側において読み取った
時刻に、ICカードに書き込まれたデータの書き込み時
点の時刻に所定の時差があったときには、そのデータは
古いものとみなせ無効なデータと判断でき、乗員に対し
て再度の書き込みによって新しいデータの書き込みを要
求することが可能となる。
【0089】なお、上記のシステムは、入口ゲートが存
在しない、単純収受の道路や駐車場への適用が可能であ
る。すなわち、単純収受の道路等では、入口が存在しな
いため、車載機情報を読み出す必要がない。このため、
乗員はICカードを手渡しするのみで、そのICカード
に対して料金収受をすることができ、本実施の形態のシ
ステムを容易に適用できる。
【0090】以上説明したように、本実施の形態では、
車載機の内蔵時計が常時、路上機の基準時計と同期した
時刻を示すことになるので、路上機側で有料道路内に存
在する車両について時間管理をする必要がなくなり、シ
ステムの負荷が軽減する。
【0091】また、ICカードへデータ及び時刻情報を
書き込んでいるので、データの信頼性を向上でき、これ
と共に、データの書き込みは、キーボードによるスイッ
チ操作等の単純な操作や単純な処理を対象とする書込条
件により判断しているので、操作ミス等を抑制でき、さ
らに信頼性が向上する。また、単純な操作や単純な処理
を対象としているので、路上機側のICカードリードラ
イト装置は単純な構成とすることができると共に、車載
機側では処理手順の追加等の簡単な処理の変更のみで対
応することができる。
【0092】さらに、ICカードのみを用いて車載機と
路上機との情報授受を行うことができるので、情報管理
を行うための管理カードを更に用意する必要がなく、複
数カードを使用するときの煩雑さが軽減される。また、
管理カードの不正利用や不正カードの照合等の特殊な処
理も不要となり、システム側の処理負荷を軽減すること
ができる。
【0093】上記実施の形態では、路上機側の基準時刻
と車載機において記録された時刻情報との時差が所定時
間(例えば15分)を越えた場合に、ICカードに記録
されたデータを無効なデータとしているが、路上機側の
基準時計に誤差、例えば、大幅な時間遅れや時計の停止
等が生じているときや車載機の内蔵時計に誤差が生じて
いるときがある。この場合、ICカードに記録されてい
る時刻情報は無効なデータであるが、入口情報等のデー
タは有効なデータであることがある。
【0094】そこで、次に、ICカードに記録されてい
る時刻情報が無効なデータであるときに、全てのデータ
を無効とすることなく、有効なデータであることが推定
できるものについてはそのデータを有効なデータである
とみなして用いる処理を他の実施の形態として図11乃
至図14を参照し説明する。なお、本実施の形態は、上
記実施の形態と同様の構成であるため、同一部分は同一
符号を付し詳細な説明を省略する。また、本実施の形態
では、ICカードに時刻情報が不調であることを表す不
調フラグの読み出しまたは書き込みを可能なものとす
る。
【0095】本実施の形態では、図9のステップ622
に代えて、図11の処理ルーチンを実行する。すなわ
ち、基準時間と車載機の時刻との時差が所定時間(例え
ば、15分)を越えたと判断した場合(図9のステップ
618)、図11のステップ630において後述する不
調フラグがセットされているか否かを判断することによ
って、乗員に戻されたICカードが再度提示された後の
処理を行うものか否かを判断する。不調フラグがセット
されていないときには、初回の処理であるため、次のス
テップ632においてICカードに不調フラグをセット
し、次のステップ634でICカードに書き込まれてい
る入口情報等の車載機のデータをメモリに一時的に記憶
する。なお、ICカードに既に書き込まれているデータ
を車載機において消去しない場合を考慮して、車載機の
データをメモリに記憶した後にはICカードに書き込ま
れているデータを消去することが好ましい。
【0096】なお、車載機では、ICカードにセットさ
れた不調フラグを参照することによって時計が不調であ
ることを認知することもできる。
【0097】不調フラグが上記のようにしてセットされ
ていると共に時差が所定時間を越えた場合には、ステッ
プ636へ進み、救済処理(図12)が実行される。図
12のステップ640では、不調フラグをセットしたの
ちにICカードに書き込まれたデータを読み取ると共
に、一時的にメモリに記憶されたデータを読み取り、次
のステップ642においてこれらのデータが一致するか
否かを判断する。一致しない場合には、読み取ったデー
タの信頼性が低く、車載機の内蔵時計が不調であること
が推定されるので、ステップ654においてNG処理を
する。このNG処理は有人ゲートのオペレータに対して
NGであることを表示等により報知する処理がある。こ
れによって、有人ゲートのオペレータは、車両の乗員に
対して車載機が不調である修理が必要であることを促す
ことができ、手払いによる料金収受が可能となる。
【0098】データが一致し、ステップ642で肯定判
断されたときには、ステップ644へ進み、補正値が設
定されているか否かを判断する。この補正値は、ゲート
の基準時計が一定時間遅れたことが推定されたときに、
これを補正するためのものである(詳細後述)。補正値
が無いときには、ステップ648において補正処理を実
行した後に、補正が可能か否かをステップ650で判断
し補正可能である場合に次のステップ652において補
正した時刻で料金収受処理がなされる。補正不可能の場
合にはステップ654へ進む。
【0099】補正値が既に存在する場合にはステップ6
44で肯定判断され、ステップ646で補正値による補
正した時差が所定時間以内かを判断する。所定時間以内
のときは補正可能であり、ステップ650で肯定判断さ
れ、ステップ652において料金収受処理がなされる。
一方、補正した時差が所定時間を越えた場合には、再度
新規な補正値を求めるため、ステップ648へ進む。
【0100】次に、図12のステップ648の詳細を説
明する。図13のステップ660では、路上機の基準時
刻である現在時刻をta、時差(図9のステップ61
6)をtb、不調対象とするゲートのゲート通過時刻を
tc、そのゲート番号をGとしてゲート別に記憶する。
なお、車載機の内蔵時計は路上機からの基準時刻によっ
て同期させるので、不調対象とするゲートとは、最後に
通過したゲートをいう。また、ゲート通過時刻は、ゲー
ト通過時にそのゲートから送信された基準時刻をICカ
ードに記憶しているものとする。次に、ステップ662
において不調対象とするゲートが不調であることを検知
した回数が所定回数(本実施の形態では10回)以上で
あるか否かを判断し、所定回数未満のときはステップ6
72へ進み、ゲート通過時刻と現在時刻の差と時差との
差tdを求める(td=(ta-tc)-tb )。この差tdは、ゲ
ートを通過してからの車載機の内蔵時計の時間に対応す
るので、差tdが所定時間幅(本実施の形態では±15
分)以内のときはステップ680で車載機の内蔵時計が
停止していると判定し、次のステップ682で有人ゲー
トのオペレータに対して車載機内蔵時計NGであること
を表示等により報知する等の対処処理をする。これによ
って、有人ゲートのオペレータは、車両の乗員に対して
車載機の内蔵時計が不調であり修理が必要であることを
促すことができる。差tdが所定時間幅を越えたときは
車載機が異常な動作をしていることが推定できるので、
ステップ684で他の処理として有人ゲートのオペレー
タに対して車載機NGの可能性があることを表示等によ
り報知する。
【0101】不調対象とするゲートの不調検知回数が所
定回数以上の時は(ステップ662)、ステップ664
においてそのゲートについて記憶された時差の最大値と
最小値の差が所定値(本実施の形態では15分)未満か
否か(MAX(tb)-MIN(tb)<15)を判断する。所定値未満の
場合には、そのゲートを通過した車両では一定時間ずれ
た時刻を基準として時刻情報が書き込まれると共にずれ
た時刻で内蔵時計が補正されているとみなせるので、ス
テップ668でゲートの基準時計に一定時間のずれがあ
ると判定し、次のステップ670でずれ補正処理をす
る。このずれ補正処理は図14のステップ690におい
てずれの平均値を求め、次のステップ692で求めた平
均値を補正値として記憶する。従って、記憶した補正値
に対応するゲートの時差がICカードから読みだされた
ときには読みだした時差に補正値を加算することによっ
て、そのゲートのずれを解消した時刻で料金収受が可能
か否かを判断できる。
【0102】次に、ステップ664において否定判断さ
れ、ゲートの基準時計の一定時間のずれでないときに
は、ステップ666において、そのゲートについて記憶
されたゲート通過時刻の最大値と最小値の差が所定値
(本実施の形態では15分)未満か否か(MAX(tc)-MIN
(tc)<15)を判断する。所定値未満の場合には、そのゲ
ートにおける時間の変動が微小であるので、ステップ6
74でゲートの基準時計が停止していると判定し、次の
ステップ676で基準時計停止に対する処理をする。こ
のステップ674の処理は、有人ゲートのオペレータに
対してゲート番号G及びゲートGの基準時計がNGであ
ることを表示等により報知する等の処理がある。これに
よって、有人ゲートのオペレータは、車両の乗員に対し
て路上機の基準時計が不調であり、手払いにより料金収
受を行う必要があることを認知できる。また、ゲートG
の基準時計がNGであることが報知されるので、路上機
側の修理を迅速に行うことができる。
【0103】このように、路上機側の基準時刻と車載機
において記録された時刻情報との時差が所定時間を越
え、ICカードに記録されたデータが無効である場合で
あっても、ICカードに不調フラグを記録しその不調フ
ラグの有無によって前回のデータと再度書き込まれたデ
ータを比較することによって、書き込まれたデータの有
効性を判別でき、内蔵時計や基準時計が不調な場合に適
切な対処をすることができる。
【0104】また、路上機側の基準時計が一定時間ずれ
た場合であっても、上記のような統計処理によって補正
することができるので、全ての路上機の基準時計を同期
させることなく処理が可能となる。また、一定時間ずれ
た時計を有するゲートや停止した時計を有するゲート等
の不調の路上機を早期に発見することができるので、そ
の時計の修復を迅速に行うことができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の路車間通
信用車載機によれば、データと時刻情報を共に情報記録
カードに記録しているので、車載機と路上機とを直接接
続することなく、データの授受を簡単に行うことがで
き、時刻情報によってデータの信頼性を向上させること
ができる、という効果がある。
【0106】また、本発明の路車間通信装置によれば、
情報記録カードからデータと時刻情報を共に読出手段に
よって読み出しているので、車載機と路上機とを直接接
続することなく、データの授受を簡単に行うことができ
ると共に、路上機側で計数した現在時刻とデータを記録
したときの時刻とを比較し、時刻差が所定値以内のとき
料金収受処理を行っているので、時期的に古いデータに
基づく料金収受が実行されることなく、最新のデータに
基づいて料金収受処理を実行できる、という効果があ
る。
【0107】さらに、路車間通信用車載機において、電
波通信により読み取った路上機の現在時刻に路車間通信
用車載機の時計手段の現在時刻が一致するように補正す
るようにすれば、路上機と路車間通信用車載機との間で
現在時刻の時間差が抑制でき、読み出した時刻情報から
データの時期を判断をするための信頼性を向上できる、
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施の形態の車載機を示す
ブロック図である。
【図2】本発明が適用可能な自動料金収受システムを示
すブロック図である。
【図3】図2の自動料金収受システムの入口ゲートを示
す概略斜視図である。
【図4】図2の自動料金収受システムの途中経路を示す
概略斜視図である。
【図5】図2の自動料金収受システムの出口ゲートを示
す概略斜視図である。
【図6】路上機の一例を示すブロック図である。
【図7】車載機の処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図8】図7のステップ402の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図9】有人ゲート等のICカードリードライト装置に
関する処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】路上機の処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図11】他の実施の形態にかかわる路上機のICカー
ドリードライト装置における処理ルーチンの一部を示す
フローチャートである。
【図12】救済処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図13】補正処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図14】ずれ補正処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図15】本発明の主要構成図である。
【符号の説明】
30 車載機 46 信号処理回路 48 記憶回路 50 送信回路 60、61A、61B、61C ICカードリードラ
イト装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−337976(JP,A) 特開 平7−44740(JP,A) 特開 平7−14043(JP,A) 特開 平8−185548(JP,A) 特開 平5−242098(JP,A) 特開 平8−287196(JP,A) 特開 昭63−115292(JP,A) 特開 平5−12522(JP,A) 特開 平6−149817(JP,A) 実開 昭62−112778(JP,U) 実開 平2−104469(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/00 - 17/04 G07B 1/00 - 9/02 G06F 17/00 G06F 19/00 G06F 17/60 G07C 1/00 - 15/00 G08G 1/00 - 9/02 G06K 17/00 - 17/00 560 H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/04 G06F 1/00 340 G06F 1/00 350 - 390 G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在時刻を計数する時計手段と、 路上に設置された路上機との間でなされた通信に関する
    データを記憶する記憶手段と、 少なくとも前記データを記憶するための記憶部を備えた
    情報記録カードに前記データを書き込むことを要求する
    状態を表す予め定めた書込条件に、現在の状態が含まれ
    ているか否かを判別する判別手段と、 現在の状態が前記書込条件に含まれているときに、前記
    記憶手段に記憶されているデータを読み出して前記情報
    記録カードの記憶部へ書き込み処理すると共に、前記時
    計手段の現在時刻を読み出し時刻情報として前記情報記
    録カードの記憶部へ書き込み処理する処理手段と、 を備えた路車間通信用車載機。
  2. 【請求項2】 路上に設置された路上機と、請求項1に
    記載の路車間通信用車載機との間で電波通信により情報
    を授受する路車間通信装置であって、 現在時刻を計数する時刻手段と、前記情報記録カードに
    書き込まれた前記データ及び時刻情報を読み出す読出手
    段と、読み出した時刻情報と前記時刻手段における現在
    時刻とを比較する比較手段と、前記比較手段における比
    較結果の時刻差が所定値以内のときに読み出したデータ
    に基づいて料金収受処理を実行する制御手段とを路上機
    に設けた、 ことを特徴とする路車間通信装置。
  3. 【請求項3】 前記路上機の現在時刻を電波通信により
    読み取って、読み取った前記路上機の現在時刻に、前記
    時計手段の現在時刻が一致するように補正する時刻情報
    補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の路
    車間通信用車載機。
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