JP4973181B2 - 車載器、路車間通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器において、走行中でのユーザによる操作を誘発することなく、ユーザにとって有用な情報を提供する技術に関する。
従来より、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器が知られている。
このような車載器の中には、ユーザがICカードソケットからICカードを抜き忘れて降車した場合には、カード抜き取り検出部がカードの抜き取りを監視して、窃盗者がICカードを抜き取った場合には、音声出力部から大音量の警告音を発生させる車載器がある(例えば、特許文献1参照。)。このような車載器によれば、窃盗者はICカードを取らずに逃走することになり、窃盗者が大音量の警告音にもかかわらず、ICカードを盗んだ場合には、無線通報部からクレジット会社または事業者またはICカード所有者の携帯端末に盗難が通報されるので、ICカードの使用停止などの措置をすぐに取ることができる。つまり、ユーザがICカードをETC車載器から抜き取るのを忘れた場合のICカードの盗難を防止することができるとされている。
ところで、上述のような車載器の中には、ETCゲートに向かう手前に設置されたいわゆる「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」などの各種アンテナからの信号を受信した際にカードの挿入忘れに対する注意喚起を案内する車載器がある。また、SA/PA等でカードを抜いた場合を想定し、SA/PA出口にも上述の各種アンテナを設置し、カードの挿入忘れ防止施策が行われている。また、DSRCでは、受信した情報を蓄積(保持)し、かつ、情報提供側で設定する表示位置に関する情報を用いることで適切なタイミングで情報提供を行うことが検討されている。この機能を利用することで、指定する座標を中心とした情報提供位置、車両の指定方向(方位)、により情報提供位置を判断することが可能である。
特開2003−132387号公報(第3頁、図1)
しかし、上述のような車載器においては、次のような課題があった。すなわち、上述のような各種アンテナを利用する手法においては、無線通信によって車載器から取得した情報を元に、ETCの決済に必要な情報存在するかどうか、つまりETCカードが正しく装着されているかをその都度判断している。このため、路側との通信を行った直後での注意喚起となっている。しかしながら、上述の手法では、カードの有無判定を路側と通信する毎にしか行わないため、多くの場所でカードの有無判定を行うためには、多数の各種アンテナの設置が必要となる。また、上述の各種アンテナは、通信エリアの関係上、道路上に設置される場合が多く、走行中での注意喚起となる。そのため、走行中でのユーザの操作を誘発するものであり、危険な操作につながりかねないといった課題があった。
また、上記の蓄積情報を利用する場合、情報提供エリア(指定する座標を中心とした情報提供位置)に入ったことをトリガに通知を行うため、不特定多数の意図しないユーザへの通知が行われる可能性があった。例えば、情報提供エリアをSA/PAとした場合、ユーザがSA/PAでカードを抜く前に通知を行うこととなり、出発前にカードの有無を確認したいという目的を達成することができないといった課題があった。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器において、走行中でのユーザによる操作を誘発することなく、ドライバーにとって有用な情報を提供する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1〜3に係る車載器は、路上機からの報知情報に含まれる報知内容・報知要件と車両の現在状況を示す現在状況情報とに基づいて報知条件が成立しているか否かを判断し、報知条件が成立していると判断された場合に報知情報を報知させることを特徴とする。
具体的には、上述の車載器(1:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機(3)との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であり、受信手段(11)が、路上機から送信された報知情報を受信可能であり、記憶手段(17)が、受信手段が受信した報知情報を記憶可能であり、報知手段(18,23,23a)が、報知情報を報知可能である。判断手段(13)が、記憶手段が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する。具体的には、上述の報知情報には少なくとも報知内容および報知内容を報知するための報知要件が含まれ、現在状況情報取得手段(20)が車両の現在状況を示す現在状況情報を取得可能であり、判断手段が、報知情報に含まれる報知内容および報知要件と現在状況情報取得手段によって取得された現在状況情報とに基づき、報知条件が成立しているか否かを判断する。判断手段によって報知条件が成立していると判断された場合には、報知制御手段(13)が、報知手段を制御して報知情報を報知させる。
このように構成された本発明によれば、例えばSA/PAの入口付近などの道路上に路上機を少数設置すれば、多数の各種アンテナ(路上機)を道路上に設置しなくても、走行中でのユーザによる操作を誘発することなく、ユーザにとって有用な情報を提供することができる。
この場合、上述の報知要件には、少なくとも報知情報を報知する時刻を示す報知時刻情報および報知情報を報知する位置を示す報知位置情報が含まれ、現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報および車両の現在位置を示す現在位置情報が含まれることが考えられる(請求項10)。このように報知要件に時刻情報および位置情報を含めることにより、次のような作用効果を奏する。すなわち、上述の報知要件の「時刻」に、報知情報をユーザへ報知すべき時間帯や報知開始時間、報知停止時間を含めることで、意図しないタイミングでのユーザへの通知を排除することができる。例えば、経路上店舗で「15:00〜16:00」にタイムサービスを行っている場合に、通知すべき時間帯として「14:30〜16:00」と設定すれば、時刻12:00に当該地域に車両が進入した場合にはユーザへの無駄な通知を回避できる。また、時刻16:10に当該地域に車両が進入した場合などのタイムサービス終了後の無駄な通知を回避することができる。なお、時刻は「夜間」とかの時間帯の表現形式を変えたものであっても良い。
また、上述の報知要件には、少なくとも報知情報を報知する時刻を示す報知時刻情報、報知情報を報知する位置を示す報知位置情報、および報知情報を報知する際の車両の状態を示す車両状態情報が含まれ、現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報、車両の現在位置を示す現在位置情報、および車両の現在の状態を示す現在状態情報が含まれることが考えられる(請求項1,5)。このように報知要件に車両状態情報を含めることにより、次のような作用効果を奏する。すなわち、上述の報知要件の「車両状態」に「照度計、気圧計、温度計、雨センサ、ワイパー、ウインカー、ライト、ハンドル操舵角、速度、シフトレバー、フットブレーキ、サイドブレーキ、タイヤ空気圧、エアコンスイッチ、路面センサなどの各種センサ情報、イグニッションの状態(請求項1,6)、過去のETCゲート通過履歴、等」を含めることで、車両状態に合わせて適切にユーザ通知を行うことができる。例えば、「ライトがオフの時」にのみ通知という要件を路側から報知した場合、トンネルの入口付近で、特定時間帯でライトがオフの時に「ライトをオンにしてください」などのユーザへの通知(注意喚起・情報提供)を行うことができる。また、「雨を検知した場合で、速度が一定以上で、ハンドルが一定以上きられた時」に通知という要件を路側から報知した場合、雨天の走行上危険な場合にのみ通知を行うことができる。さらに、「現在高速道路上に位置し、入口でETCを利用した場合」かつ「イグニッションをオンした場合」かつ「ETCカードが挿入されていない場合」に通知という要件を路側から報知した場合、ETCカードの挿入忘れを適切に通知することができる。
さらに、車両状態が成立した場合に報知情報を不揮発メモリに記憶することが考えられる。具体的には、請求項1,7のように、報知情報を記憶可能な不揮発性メモリを備え、判断手段が、報知情報の報知要件に含まれる車両状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報と、現在状況情報の現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報とに基づき、報知条件が成立したか否かを判断し、判断手段によって報知条件が成立したと判断された場合に報知情報を不揮発性メモリに記憶させる第一の記憶制御手段を備えることが考えられる。このように構成すれば、不揮発性メモリは有限であるためにその情報保存量には限界があるが、ユーザへ通知すべき情報のうち優先度の高いものを保存し、優先度の低いものから破棄することができる。例えば、「雨を検知した場合」に不揮発性メモリに保存とすれば、雨天のみの情報を有効に保存することができる。また、「現在高速道路上に位置する場合」「入口でETCを利用した場合」等を不揮発性メモリへの保存条件とすれば、高速道路上にいないユーザやETCを使っていないユーザなどがETCに関連する無駄な情報を保持することを回避することができる。
この場合、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に条件成立と判断することが考えられる。具体的には、請求項1,8のように、報知要件には、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に報知条件が成立することが含まれており、判断手段は、現在状況情報の前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報が車両のイグニッションの状態がオフからオンになったことを示している場合に報知条件の少なくとも一部が成立したと判断することが考えられる。このようにすれば、事前にユーザに通知すべき情報を蓄積しておき、情報提供エリアに入ったことのみをトリガにユーザへの注意喚起を行うのではなく、ACCオンやパーキングブレーキを戻す操作等のユーザ操作をトリガにカードの有無を検出し、カードが無い場合にユーザへの注意喚起を行う。また、車両を始動しようとした際に、発進前に予めユーザへ通知する。例えば、サービスエリアで休憩する際に、カードを抜いて車両から離れた場合に、車に戻ってもカード挿入を忘れないように、注意喚起をすることができる。なおこの場合には、発進前の安全な状態でカード挿入を促すことができる。このことにより、ユーザが出発する意図がある時にのみ、注意喚起を行うことができ、煩わしさの防止・危険操作の防止を図ることができる。また、事前に情報を得るため、事前に複数の情報を蓄積することができ、SA/PA毎にいわゆる「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」などの各種アンテナを設置する必要がなく、したがって、情報提供用の路側機の設置数を低減できる。
また、上述の報知情報は不揮発性メモリに保存されるため、ACCオフ/オン後でも上記要件が成立した場合には、ユーザへの通知(注意喚起・情報提供)を行うことができる。なお、不揮発性メモリへの報知情報の保存については、報知情報を受信する毎にその都度保存を実行するようにしても良いし、ACCオフ等の当該車載器の電源がオフとなったことを検知した場合に保存を実行するようにしても良い。また、路側から不揮発性メモリへ保存の実行タイミングを指定する仕組みとしても良い(図5参照)。
また、上述のように車両のイグニッションの状態がオフとなった場合に報知情報を報知することが考えられる。具体的には、請求項のように、報知制御手段が、現在状況情報の現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報に基づいて報知条件が成立したと判断手段によって判断された場合には、報知手段を制御して報知情報を報知させることが考えられる。このように構成すれば、ユーザへの注意喚起だけでなく、SA/PA毎のサービス情報の提供にも使用することができる。つまり、予め得られる情報に表示時間を限定するようなパラメータを用意すれば、時間限定のタイムサービスなどの情報提供も可能となる。
ところで、有効期限が過ぎた報知情報を記憶手段から消去することが考えられる。具体的には、請求項11のように、報知情報には有効期限を示す有効期限情報が含まれており、記憶手段が記憶する報知情報に含まれる有効期限情報を参照して、その報知情報の有効期限が経過しているか否かを判断し、その報知情報の有効期限が経過していると判断された場合には、その報知情報を記憶手段から消去する第二の記憶制御手段を備えることが考えられる。このように構成すれば、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。また、路側から報知される情報に有効期限を設けることで、不要となった情報を破棄することができる。
ところで、予め設定された報知回数以上報知された報知情報を記憶手段から消去することが考えられる。具体的には、請求項2,4のように、報知情報には報知回数を示す報知回数情報が含まれており、記憶手段が記憶する報知情報に含まれる報知回数情報を参照して、その報知情報が報知回数以上報知されているか否かを判断し、その報知情報が報知回数以上報知されていると判断された場合には、その報知情報を記憶手段から消去する第三の記憶制御手段を備えることが考えられる。なお、上述の報知回数については、路側から車載器に通知してもよいし、車載器にて予め設定したり、情報の重要度に合わせて設定したりしてもよい。このように構成すれば、請求項の構成とは異なり、有効期限に関係なく情報の管理を行うことができる。また、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。
さらに、報知情報の情報提供エリア内に車両が位置しない場合に報知情報を記憶手段から消去することが考えられる。具体的には、請求項12のように、報知情報には報知すべきエリアを示す情報提供エリア情報が含まれており、報知情報に含まれる情報提供エリア情報を参照して、車両が情報提供エリア内に位置するか否かを判断し、車両が情報提供エリア内に位置しないと判断された場合にはその報知情報を前記記憶手段から消去する第四の記憶制御手段を備えることが考えられる。このように構成すれば、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。
また、当該車載器に挿入されているカードの種別がDSRCカードである場合には、ETCカードならではの各種サービスを享受することができない。
そこで、当該車載器に挿入されているカードの種別がDSRCカードである場合にETCカードへの変更を促すことが考えられる。具体的には、請求項13のように、カードを挿入可能なカード挿入部と、カード挿入部に挿入されたカードの種別がDSRCカードであるか否かを判断するカード種別判断手段と、を備え、カード挿入部に挿入されたカードがDSRCカードであるとカード種別判断手段によって判断された場合には、報知制御手段が、DSRCカードの代わりにETCカードをカード挿入部に挿入するよう促す旨を示す情報を、報知手段を制御して報知させることが考えられる。このように構成すれば、当該車載器に挿入されているカードがETCを利用できない「DSRCカード」の場合に、例えば「DSRCCカードが入っているので、ETCカード入れて下さい」などと通知することで、ETCを利用するよう促すことも可能である。
この場合、高速道路(有料道路)の入口でETCゲートを使用したことを記憶しておくことを組み合わせれば、ETCを利用しないユーザへの意図しない注意喚起を防止することも可能である。
また、車両の速度が所定値以下である場合に報知情報を報知することが考えられる。具体的には、請求項14のように、車両状態情報には車両の上限速度値を示す情報が含まれ、現在状況情報の現在状態情報には車両の速度値を示す情報が含まれ、判断手段は、現在状況情報の現在状態情報としての車両の速度値が車両状態情報としての車両の上限速度値以下である場合に報知条件の少なくとも一部が成立したと判断することが考えられる。このように構成すれば、走行中でもより安全な状態でのユーザ操作を促すことが可能となる。
ところで、一般道で受信した報知情報を高速道路に入る前に報知することが考えられる。具体的には、請求項15のように、報知情報には送信元である前記路上機の設置場所を示す設置場所情報が含まれており、判断手段は、報知情報に含まれる設置場所情報を参照して、路上機の設置場所が一般道または側道であるか否かを判断し、路上機の設置場所が一般道または側道であると判断された場合に報知条件の少なくとも一部が成立したと判断することが考えられる。このように構成すれば、報知条件が成立した場合に報知制御手段が報知手段を制御して報知情報を報知することができ、例えば一般道への「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」の電波漏れによる誤通知を防止したり、情報提供用の路上機の設置数を低減したりすることに貢献できる。
また、路側から報知される情報に対し、その通信や次回通信で詳細情報を路側に要求することが考えられる。具体的には、請求項のように、受信手段が報知情報を受信した場合に、報知情報に関連する関連情報を送信するよう要求する旨をその報知情報の送信元である路上機に対して送信する送信手段を備えることが考えられる。なお、関連情報には、報知情報に関するより詳細な情報も含まれる。このように構成すれば、ユーザへの通知(注意喚起・情報提供)情報の詳細を路側から受信して報知することで、よりきめ細やかなサービスを提供することができる。
さらに、上述のユーザへの通知はナビ画面・音声等を基本とするが、他メディアを使用してもよい。具体的には、請求項16のように、報知制御手段が、判断手段によって報知条件が成立していると判断された場合には、当該車載器の外部構成を利用して報知情報を報知することが考えられる。なおこの場合、注意喚起・情報提供だけでなく、AMラジオ、FMラジオ、TV、車両機器等のデバイス制御を行ってもよい。
このように構成すれば、例えばDSRC(VICS)の情報配信(蓄積情報)については予め他メディアへのリンクのポータル情報を提供することで、当該メディアへのジャンプを可能とする。例えば、高速道路走行中に、AMラジオによる高速道路情報(1620Hz)の放送区域がある場合は、その情報をDSRCであらかじめ配信する。放送区域内に車両が進入した場合に、AMラジオをオンし、当該チャネルへのチューニングを行うことで、ユーザに放送を聞かせることができ、利便性の向上につながる。また、放送のタイミングをタグ情報(時間指定)として提供することで、上り・下り車線のみの情報等ユーザが必要とする情報のみに限定して、ユーザに聞かせることができる。(当然ながら、ユーザに常に聞かせるか否かは選択できる仕組みを設けても良い。)TVの場合は、放送スケジュールをDSRCの情報配信で報知すれば良い。
また、上述の車載器が奏する各種機能については、路車間通信システムとして実現することが考えられる。具体的には、請求項17に記載の路車間通信システムは、車両の走行経路の近傍に設置された路上機と、請求項1〜請求項16の何れかに記載の車載器と、を備え、前記路上機と前記車載器との間で、各種データを送受信可能に構成されている。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[車載器1の説明]
本実施形態の車載器1について、図1を参照して説明する。図1は、車載器1、多機能ICカード(以下、ICカード)2、路上機3の概略構成を示す説明図である。
(車載器1及び路上機3について)
車載器1は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機3との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であり、図1に示すように、無線部11、電源部12、全体制御部13、ICカード制御部14、ICカードコネクタ15、記憶部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20、音声出力部23を備えている。
無線部11は、周知の通信回路及びアンテナによって構成されている。そして、路上機3との間で無線通信を実行する。
なお、路上機3は、例えば有料道路の料金所などに設置されたETCシステム用の料金決済(ETC決済)用の路上機、そのETC決済用の路上機よりも進行方向手前に設置された予告用の路上機、カード確認用の路上機、あるいは駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機などであり、周知の通信回路及びアンテナによって構成され、車載器1との間で無線通信を実行する無線部31と、路上機3の各部を制御する制御部32とを備えている。
予告用の路上機やカード確認用の路上機は、それぞれ、ETCシステムにおける「予告アンテナ」、「お知らせアンテナ」などと呼ばれている。予告用の路上機はETC車線の利用可否を案内するものであり、カード確認用の路上機は、ETCカードの挿入忘れに対する注意喚起をするためのものである。また、駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機は、駐車料金をクレジットカードによって決済するための路上機である。
これら料金決済用の路上機、予告用の路上機、カード確認用の路上機、クレジット決済用の路上機は、路上機としての基本的な構成(制御部と無線部等を備える。)は同じであるため、路上機としては同じ符号を付す。そして、修飾説明によって区別することとする。つまり、ETC決済用の路上機3、予告用の路上機3、カード確認用の路上機3、クレジット決済用の路上機3と表す。
そして、路上機3は、報知情報を記憶する機能、および記憶する報知情報を送信する機能を有する。この報知情報には、図2(a)に例示するように、情報カテゴリ、情報提供回数(報知回数)、通知内容(報知内容)および通知要件(報知要件)が含まれている。このうち通知内容とは、ユーザにとって有益な案内情報やユーザに注意を喚起する情報であり、例えば、経路上店舗で「15:00〜16:00」にタイムサービスを行っている旨を示す案内情報や、「13:30から特定のSA/PAのちびっこ広場にアクション仮面が来るよ!」といった催し物が開催される旨を示す案内情報、「ETCカードが挿入されていません」といったETCカードが挿入されていないことを知らせる旨の情報などが挙げられる。また、情報カテゴリには、報知情報の対象と示し、一般や子供向け、大人向け、安心、安全、車両制御などといった種別が挙げられる。また、情報提供回数は、通知内容を報知する制限回数を示す情報を云う。また、通知要件とは、上述の通知内容を報知するための条件であり、情報有効期間(報知時刻情報)、情報提供位置(報知位置情報)および車両状態(車両状態情報)が含まれている。情報有効期間には、開始時間および終了時間が含まれる。また、情報提供位置には、緯度経度およびエリア半径が含まれる。また、車両状態には、イグニッションの状態やETCカードの挿入の有無、天気などが挙げられる。
電源部12は、図示しない車載バッテリと接続されており、車載器1内の各部に対して電源供給を行うためのものである。
記憶部17は、記憶・読み出し可能な周知のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されており、無線部11が受信した上述の報知情報を記憶可能である。なお、記憶部17の記憶内容については、全体制御部13によって更新される(図2(b)参照)。
全体制御部13は、図示しない周知のCPU,ROM,RAM,入出力回路であるI/Oおよびこれらの構成を接続するバスライン、入力操作からの信号の処理を行なう信号処理回路、表示部18を制御するための信号出力回路等を備えている。CPUは、ROMおよびRAMに記憶された制御プログラムおよびデータにより制御を行なう。ROMは、プログラム格納領域とデータ記憶領域とを有している。プログラム格納領域には制御プログラムが格納され、データ記憶領域には制御プログラムの動作に必要なデータが格納されている。また、制御プログラムは、RAM上にてワークメモリを作業領域とする形で動作する。
そして全体制御部13は、無線部11、ICカード制御部14、記憶部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20、音声出力部23と接続されており、無線部11にて受信した受信信号を信号処理によって受信データに変換したり、送信データを信号処理によって送信信号へ変換したり、送受信データや記憶部17から読み出したデータ等を基にして演算処理を行い、ETC車載器の初期設定処理(セットアップ情報の書き込み処理)や、ETCシステムにおける料金収受処理、ユーザ注意喚起処理(図4参照)、報知情報保存処理(図5参照)等を実行する。なお、上述のETC車載器の初期設定処理およびETCシステムにおける料金収受処理については公知技術に従っているのでここではその詳細な説明は省略する。また、ユーザ注意喚起処理および報知情報保存処理については後述する。また、ICカード制御部14を介して入力したICカードの情報(ETC決済処理に必要な情報)を用いて各種処理を実行する。
また、全体制御部13は、図示しないイグニッションスイッチのオン・オフ状態を検知可能に構成されている。
また、全体制御部13は、路上機3からの報知情報に含まれる通知内容および通知内容と現在状況情報とに基づき、記憶部17が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断し、報知条件が成立していると判断された場合には、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知させる機能を有する。
ICカード制御部14は、ICカード2の情報をICカードコネクタ15を介して読み取ったり書き込んだりする処理を行う、いわゆるカードリーダライタ機能を有している。
ICカードコネクタ15は、ICカード2を挿抜可能に構成されており、ICカード制御部14は、ICカード2をICカードコネクタ15に挿入したことや、ICカードコネクタ15からICカード2が引き抜かれたことを検知することができるように構成されている。
表示部18および音声出力部23は、機器の状態やETCシステムにおける料金決済などの情報などをユーザに報知するためのものである。また、スピーカ23aは音声出力部23によって再生された音声を放音する機能を有する。
入力操作部19は、各種ボタン等を備え、ユーザが各種操作指示やデータ入力するために用いられるものである。
外部機器接続部20は、例えばナビゲーション装置などの車両に搭載された他の外部機器5と接続して、データ通信を行うためのものであり、車両の現在状況を示す現在状況情報を外部機器5から取得可能である。なお、上述の現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報、車両の現在位置を示す現在位置情報、および車両の現在の状態を示す現在状態情報が含まれる。
(ICカード2について)
次に、ICカード2について説明する。
ICカード2には、情報を記憶・読み出し可能な不揮発メモリで構成される記憶部22、車載器1のICカードコネクタ15を介してICカード制御部14との間でデータのやり取りを行ったり記憶部22を制御したりする制御部21などを備えている。
記憶部22には、ETC決済処理や駐車場決済処理などを含む複数のアプリケーション処理のためのプログラムが記憶されている。つまり、本ICカード2は、例えば従前ETCカードと称されているICカードが備えているETC決済機能に加えて、クレジットカードと称されているICカードが備えているクレジット決済機能など複数の機能を1つのICカードにまとめたような、いわゆる多機能ICカードと称されるものである。
また、記憶部22には、クレジットにおける契約の有効期限等を含む契約情報、有料道路の利用料金を引き落とすための決済情報なども記憶されている。また、この記憶部22には、ICカード2を特定するためのICカード識別情報(カードID)も予め記憶されている。
例えばETC決済処理を実行する際には、このICカード2から読み出した情報は、車両が料金所ゲートを通過する際に、路上機3へ車載器情報の一部として送信され、この応答として返信されてきたゲート通過時刻、料金所ゲートを特定するためのゲート番号等の料金所情報、車両の車種等の利用履歴情報が記憶部22に記憶される。
車載器1にICカード2が装着されると、ICカード内部の情報が車載器1に読み込まれる。この情報は、無線通信時に車載器1に予め登録されている車両の情報と共に車載器情報として送信される。車載器1は、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されている料金決済用の路上機3と無線通信を行ない通行料金の算出を行なう。
一方、上述した予告用の路上機3と無線通信した場合には、その予告用の路上機3から入手した情報に基づき、表示部18や音声出力部23、スピーカ23aを介してETC車線の利用可否を利用者へ案内する。また、カード確認用の路上機3と無線通信した場合には、カード確認用の路上機3へカード情報を送信する。
また、駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機3と無線通信した場合には、クレジット決済用の路上機3からの指示に従い、車載器1はICカード2からクレジット決済に必要なカード情報を取得する。読み出したカード情報を無線通信によってクレジット決済用の路上機に送信し、クレジット決済処理を行う。
なお、無線部11は受信手段に該当する。また、記憶部17は不揮発性メモリに該当する。また、全体制御部13は判断手段、報知制御手段、第一の記憶制御手段、第二の記憶制御手段、第三の記憶制御手段および第四の記憶制御手段に該当する。また、ICカード制御部14はカード種別判断手段に該当する。また、ICカードコネクタ15はカード挿入部に該当する。また、表示部18、音声出力部23およびスピーカ23aは報知手段に該当する。また、外部機器接続部20は現在状況情報取得手段に該当する。
[ユーザ注意喚起処理の説明]
次に、車載器1の全体制御部13が実行するユーザ注意喚起処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
本処理は車載器1に電源供給された場合に他の処理からは独立して実行される。
まず、路上機3からの報知情報を無線部11を介して受信する(ステップS110)。
続いて、受信した報知情報に含まれる情報有効期間を参照して、その報知情報が有効期限前であるか否かを判断する(S120)。報知情報が有効期限前ではない、すなわち報知情報の有効期限が終了していると判断された場合には(S120:NO)、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。一方、報知情報が有効期限前であると判断された場合には(S120:YES)、S130に移行する。
続くS130では、受信した報知情報に含まれる情報提供位置を参照して、車両の現在位置を示す情報に基づき、車両が情報提供エリア内に存在するか否かを判断する(S130、図3参照)。車両が情報提供エリア内には存在しないと判断された場合には(S130:NO)、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。一方、車両が情報提供エリア内に存在すると判断された場合には(S130:YES)、S140に移行する。
続くS140では、車両から取得した車両状態情報を参照して、ACCがオフからオンへ変更されたか否かを判断する(S140)。ACCがオフからオンへ変更されていないと判断された場合には(S140:NO)、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。一方、ACCがオフからオンへ変更されたと判断された場合には(S140:YES)、S150に移行する。
続くS150では、ETCカードが挿入されているか否かを判断する(S150)。ETCカードが挿入されていると判断された場合には(S150:YES)、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。一方、ETCカードが挿入されていないと判断された場合には(S150:NO)、S160に移行する。
続くS160では、先に受信した報知情報が、予め設定されたカテゴリー(条件)の情報か否かを判断する(S160)。具体的には、無線部11が路上機3から受信した「報知情報」に含まれる「通知内容」および「通知内容」と外部機器接続部20が外部機器5などから取得した「現在状況情報」とに基づき、記憶部17が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する。より具体的には、イグニッションの状態がオンからオフになった場合に報知条件が成立したと判断する。報知情報が予め設定されたカテゴリー(条件)の情報ではないと判断された場合には(S160:NO)、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。一方、報知情報が予め設定されたカテゴリー(条件)の情報であると判断された場合には(S160:YES)、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知することでユーザへの注意喚起や情報提供を実行する(S170)。そして、その報知情報を破棄し(S180)、S110に戻る。
[報知情報保存処理の説明]
次に、車載器1の全体制御部13が実行する報知情報保存処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
本処理は車載器1に電源供給された場合に他の処理からは独立して実行される。
まず、路上機3の報知情報を無線部11を介して受信する(ステップS210)。
続いて、受信した報知情報に含まれる情報有効期間を参照して、その報知情報を即時保存すべきか否かを判断する(S220)。具体的には、報知情報に含まれる情報有効期間を参照して、終了時間が経過している場合にはその報知情報を即時保存しないと判断する。報知情報を即時保存すべきと判断された場合には(S220:YES)、後述するS250へ移行する。一方、報知情報を即時保存しないと判断された場合には(S220:NO)、S230へ移行する。
続くS230では、車両から取得した車両状態情報を参照して、ACCがオフであるか否かを判断する(S230)。ACCがオフではないと判断された場合には(S230:NO)、後述するS260へ移行する。一方、ACCがオフであると判断された場合には(S230:YES)、S240に移行する。
続くS240では、車両状態の条件が成立しているか否かを判断する(S240)。この場合、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に条件成立と判断する。車両状態の条件が成立していないと判断された場合には(S240:NO)、後述するS260へ移行する。一方、車両状態の条件が成立していると判断された場合には(S240:YES)、報知情報を記憶部17へ保存し(S250)、S260へ移行する。
続くS260では、車両の現在位置が、情報提供エリアから一定距離以上離れているか否かを判断する(S260)。車両の現在位置が情報提供エリアから一定距離以上離れていると判断された場合には(S260:YES)、不要な報知情報を記憶部17から破棄する(S290)。そして、S210へ戻る。一方、車両の現在位置が情報提供エリアから一定距離以上離れていないと判断された場合には(S260:NO)、S270へ移行する。
続くS270では、報知情報を通知した回数が、報知情報の情報提供回数以上であるか否かを判断する(S270)。報知情報を通知した回数が、報知情報の情報提供回数以上ではないと判断された場合には(S270:NO)、S210へ戻る。一方、報知情報を通知した回数が、報知情報の情報提供回数以上であると判断された場合には(S270:YES)、S280へ移行する。
続くS280では、記憶部17の記憶内容の中に有効期限が切れている報知情報が存在するか否かを判断する(S280)。具体的には、記憶部17が記憶する報知情報に含まれる情報提供回数を参照して、情報提供回数以上報知された報知情報があるか否かを判断する。記憶部17の記憶内容の中に有効期限が切れている報知情報が存在しないと判断された場合には(S280:NO)、S210へ戻る。一方、記憶部17の記憶内容の中に有効期限が切れている報知情報が存在すると判断された場合には(S280:YES)、不要な報知情報を記憶部17から破棄する(S290)。そして、S210へ戻る。
[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態の車載器1によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、無線部11が、路上機3から送信された報知情報を受信可能であり、記憶部17が、無線部11が受信した報知情報を記憶可能であり、表示部18および音声出力部23が報知情報を報知可能である。ユーザ注意喚起処理においては、全体制御部13が、路上機3からの報知情報に含まれる通知内容および通知内容と現在状況情報とに基づき、記憶部17が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する(S160)。報知条件が成立していると判断された場合には(S160:YES)、全体制御部13が、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知させる(S170)。このことにより、例えばSA/PAの入口付近などの道路上に路上機を少数設置すれば、多数の各種アンテナ(路上機)を道路上に設置しなくても、走行中でのユーザによる操作を誘発することなく、ユーザにとって有用な情報を提供することができる。
(2)また、第一実施形態の車載器1によれば、ユーザ注意喚起処理のS160において、車両のイグニッションの状態がオンからオフになった場合に報知条件が成立したと判断し、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知させる(S170)。このことにより、ユーザへの注意喚起だけでなく、SA/PA毎のサービス情報の提供にも使用することができる。つまり、予め得られる情報に表示時間を限定するようなパラメータを用意すれば、時間限定のタイムサービスなどの情報提供も可能となる。
(3)また、第一実施形態の車載器1によれば、通知要件には、少なくとも情報有効期間(報知時刻情報)、情報提供位置(報知位置情報)および車両状態(車両状態情報)が含まれ、現在状況情報には、現在時刻情報、現在位置情報および現在状態情報が含まれており、上述の通知要件の「車両状態」にイグニッションの状態が含まれる。
このようにすれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、上述の通知要件の「時刻」に、報知情報をユーザへ報知すべき時間帯や報知開始時間、報知停止時間を含めることで、意図しないタイミングでのユーザへの通知を排除することができる。例えば、経路上店舗で「15:00〜16:00」にタイムサービスを行っている場合に、通知すべき時間帯として「14:30〜16:00」と設定すれば、時刻「12:00」に当該地域に車両が進入した場合にはユーザへの無駄な通知を回避できる。また、時刻「16:10」に当該地域に車両が進入した場合などのタイムサービス終了後の無駄な通知を回避することができる。なお、時刻は「夜間」とかの時間帯の表現形式を変えたものであっても良い。また、上述の通知要件の「車両状態」にイグニッションの状態を含めることで、車両状態に合わせて適切にユーザ通知を行うことができる。
(4)また、第一実施形態の車載器1によれば、報知情報保存処理において、車両状態の条件が成立しているか否かを判断し(S240)、車両状態の条件が成立していると判断された場合には(S240:YES)、報知情報を記憶部17へ保存する(S250)。このことにより、不揮発性メモリとしての記憶部17が有限であるためにその情報保存量には限界があるが、報知情報のうち優先度の高いものを保存し、優先度の低いものから破棄することができる。例えば、「雨を検知した場合」に記憶部17に保存とすれば、雨天のみの情報を有効に保存することができる。また、「現在高速道路上に位置する場合」「入口でETCを利用した場合」等を記憶部17への保存条件とすれば、高速道路上にいないユーザやETCを使っていないユーザなどがETCに関連する無駄な情報を保持することを回避することができる。
(5)また、第一実施形態の車載器1によれば、報知情報保存処理のS240において、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に報知条件が成立したと判断する。つまり、事前にユーザに通知すべき情報を蓄積しておき、情報提供エリアに入ったことのみをトリガにユーザへの通知を行うのではなく、ACCオンやパーキングブレーキを戻す操作等のユーザ操作をトリガに、カードの有無を検出し、カードが無い場合にユーザへの注意喚起を行う。また、車両を始動しようとした際に、発進前に予めユーザへ通知する。例えば、サービスエリアで休憩する際に、カードを抜いて車両から離れた場合に、車に戻ってもカード挿入を忘れないように、注意喚起をすることができる。なおこの場合には、発進前の安全な状態でカード挿入を促すことができる。なお、この他にも報知条件を設定し、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に報知条件の一部が成立したと判断してもよい。このことにより、ユーザが出発する意図がある時にのみ、注意喚起を行うことができ、煩わしさの防止・危険操作の防止を図ることができる。また、事前に情報を得るため、事前に複数の情報を蓄積することができ、SA/PA毎にいわゆる「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」などの各種アンテナを設置する必要がなく、したがって、情報提供用の路上機3の設置数を低減できる。
また、上述の報知情報は記憶部17に保存されるため、ACCオフ/オン後でも上記要件が成立した場合には、ユーザへの通知(注意喚起・情報提供)を行うことができる。なお、記憶部17への報知情報の保存については、報知情報を受信する毎にその都度保存を実行するようにしても良いし、ACCオフ等の当該車載器1の電源がオフとなったことを検知した場合に保存を実行するようにしても良い。また、路上機3から記憶部17へ保存の実行タイミングを指定する仕組みとしても良い。
(6)また、第一実施形態の車載器1によれば、ユーザ注意喚起処理のS110において、受信した報知情報に含まれる情報有効期間を参照して、その報知情報が有効期限前であるか否かを判断し(S120)、報知情報が有効期限前ではない、すなわち報知情報の有効期限が終了していると判断された場合には(S120:NO)、その報知情報を破棄する(S180)。このことにより、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。また、路上機3から報知される情報に有効期限を設けることで、不要となった情報を破棄することができる。
(7)また、第一実施形態の車載器1によれば、報知情報保存処理のS280において、記憶部17の記憶内容の中に有効期限が切れている報知情報が存在するか否かを判断し(S280)、記憶部17の記憶内容の中に有効期限が切れている報知情報が存在すると判断された場合には(S280:YES)、不要な報知情報を記憶部17から破棄する(S290)。なお、上述の判断については、記憶部17が記憶する報知情報に含まれる情報提供回数を参照して、情報提供回数以上報知された報知情報があるか否かを判断するが、その情報提供回数については、路上機3から車載器1に通知してもよいし、車載器1にて予め設定したり、情報の重要度に合わせて設定したりしてもよい。このことにより、有効期限に関係なく情報の管理を行うことができる。また、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。
(8)また、第一実施形態の車載器1によれば、ユーザ注意喚起処理のS130において、受信した報知情報に含まれる情報提供位置を参照して、車両の現在位置を示す情報に基づき、車両が情報提供エリア内に存在するか否かを判断し(S130、図3参照)、車両が情報提供エリア内には存在しないと判断された場合には(S130:NO)、その報知情報を破棄する(S180)。このことにより、報知情報を記憶するためのメモリ容量を軽減することができる。
(9)また、第一実施形態の車載器1によれば、ユーザ注意喚起処理のS150において、ETCカードが挿入されているか否かを判断し(S150)、ETCカードが挿入されていると判断された場合には(S150:YES)、その報知情報の通知内容がETCカードを挿入するよう促す旨の情報であるときにはその報知情報を破棄する(S180)。一例を挙げると、その報知情報の通知内容がETCカードを挿入するよう促す旨の情報であるときには、ETCカードが挿入されていると判断された場合に(S150:YES)、その報知情報を破棄し(S180)、一方、ETCカードが挿入されていないと判断された場合には(S150:NO)、S160が肯定判断であることを条件に、ETCカードを挿入するよう促す旨の情報を、表示部18および音声出力部23を制御して報知することでユーザへの注意喚起や情報提供を実行する(S170)。このことにより、当該車載器1に挿入されているカードがETCを利用できない「DSRCカード」の場合に、例えば「DSRCCカードが入っているので、ETCカード入れて下さい」などと通知することで、ETCを利用するよう促すことも可能である。
この場合、高速道路(有料道路)の入口でETCゲートを使用したことを記憶しておくことを組み合わせれば、ETCを利用しないユーザへの意図しない注意喚起を防止することも可能である。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、通知要件には、少なくとも情報有効期間(報知時刻情報)、情報提供位置(報知位置情報)および車両状態(車両状態情報)が含まれ、現在状況情報には、現在時刻情報、現在位置情報および現在状態情報が含まれるが、これには限られず、上述の通知要件に、車両状態が含まれずに情報有効期間(報知時刻情報)および情報提供位置(報知位置情報)が含まれ、現在状況情報に、現在状態情報が含まれずに現在時刻情報および現在位置情報が含まれるようにしてもよい。
(2)上記第一実施形態の車載器1では、通知要件の「車両状態」にはイグニッションの状態が含まれるが、これには限られず、車両状態として他のものを挙げてもよい。一例を挙げると、照度計、気圧計、温度計、雨センサ、ワイパー、ウインカー、ライト、ハンドル操舵角、速度、シフトレバー、フットブレーキ、サイドブレーキ、タイヤ空気圧、エアコンスイッチ、路面センサなどの各種センサ情報、過去のETCゲート通過履歴、等などである。このようにしても、車両状態に合わせて適切にユーザ通知を行うことができる。例えば、「ライトがオフの時」にのみ通知という要件を路側から報知した場合、トンネルの入口付近で、特定時間帯でライトがオフの時に「ライトをオンにしてください」などのユーザへの通知(注意喚起・情報提供)を行うことができる。また、「雨を検知した場合で、速度が一定以上で、ハンドルが一定以上きられた時」に通知という要件を路側から報知した場合、雨天の走行上危険な場合にのみ通知を行うことができる。さらに、「現在高速道路上に位置し、入口でETCを利用した場合」かつ「イグニッションをオンした場合」かつ「ETCカードが挿入されていない場合」に通知という要件を路側から報知した場合、ETCカードの挿入忘れを適切に通知することができる。
(3)また、車両の速度が所定値以下である場合に報知情報を報知するようにしてもよい。具体的には、ユーザ注意喚起処理のS160において、先に受信した報知情報が、予め設定されたカテゴリー(条件)の情報か否かを判断する際に(S160)、外部機器接続部20が現在状況情報として外部機器5から取得した車速値が所定値以下である場合に報知条件が成立したと判断する。報知情報が予め設定されたカテゴリー(条件)の情報であると判断された場合には(S160:YES)、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知することでユーザへの注意喚起や情報提供を実行する(S170)。なお、この他にも報知条件を設定し、車速値が所定値以下である場合に報知条件の一部が成立したと判断してもよい。このようにすれば、走行中でもより安全な状態でのユーザ操作を促すことが可能となる。
(4)また、一般道で受信した報知情報を高速道路に入る前に報知するようにしてもよい。具体的には、路上機3が送信する報知情報にその送信元である路上機3の設置場所を示す設置場所情報を含むようにし、ユーザ注意喚起処理のS160において、先に受信した報知情報が、予め設定されたカテゴリー(条件)の情報か否かを判断する際に(S160)、報知情報に含まれる設置場所情報を参照して、地図情報などに基づき、その路上機3の設置場所が一般道または側道である場合に報知条件が成立したと判断する。報知情報が予め設定されたカテゴリー(条件)の情報であると判断された場合には(S160:YES)、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知することでユーザへの注意喚起や情報提供を実行する(S170)。なお、この他にも報知条件を設定し、路上機3の設置場所が一般道または側道である場合に報知条件の一部が成立したと判断してもよい。このようにすれば、報知条件が成立した場合に全体制御部13が表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知することができ、例えば一般道への「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」の電波漏れによる誤通知を防止したり、情報提供用の路上機3の設置数を低減したりすることに貢献できる。
(5)また、路上機3から送信される報知情報に対し、その通信や次回通信で詳細情報を路側に要求するようにしてもよい。具体的には、ユーザ注意喚起処理のS110にて、路上機3からの報知情報を無線部11を介して受信した際に(S110)、全体制御部13が、その報知情報に関連する関連情報を送信するよう要求する旨を、無線部11を制御して、その報知情報の送信元である路上機3に対して送信させる。なお、上述の関連情報には、報知情報に関するより詳細な情報も含まれる。この場合、無線部11および全体制御部13は送信手段に該当する。このようにすれば、ユーザへの通知(注意喚起・情報提供)情報の詳細を路上機3から受信して報知することで、よりきめ細やかなサービスを提供することができる。
(6)上記第一実施形態の車載器1では、ユーザ注意喚起処理において、報知情報が予め設定されたカテゴリー(条件)の情報であると判断された場合には(S160:YES)、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知することでユーザへの注意喚起や情報提供を実行するが(S170)、これには限られず、上述の報知情報を他メディアを使用してユーザに報知してもよい。一例を挙げると、全体制御部13が、AMラジオ、FMラジオ、TV、車両機器等のデバイス制御を行って上述の報知情報をユーザに報知するといった具合である。このようにすれば、例えばDSRC(VICS)の情報配信(蓄積情報)については予め他メディアへのリンクのポータル情報を提供することで、当該メディアへのジャンプを可能とする。例えば、高速道路走行中に、AMラジオによる高速道路情報(1620Hz)の放送区域がある場合は、その情報をDSRCであらかじめ配信する。放送区域内に車両が進入した場合に、AMラジオをオンし、当該チャネルへのチューニングを行うことで、ユーザに放送を聞かせることができ、利便性の向上につながる。また、放送のタイミングをタグ情報(時間指定)として提供することで、上り・下り車線のみの情報等ユーザが必要とする情報のみに限定して、ユーザに聞かせることができる。(当然ながら、ユーザに常に聞かせるか否かは選択できる仕組みを設けても良い。)TVの場合は、放送スケジュールをDSRCの情報配信で報知すれば良い。
(7)また、報知情報に含まれる情報カテゴリの種別に応じて、予め設定した情報カテゴリの種別である報知情報のみをユーザに対して報知するようにしてもよい。このようにすれば、よりきめ細やかなサービスを提供することができる。
車載器1、ICカード2、路上機3の概略構成を示す説明図である。 車載器が記憶するテーブルを示す説明図であり、(a)は路側から報知される情報に関するテーブルであり、(b)は車載器に蓄積された情報に関するテーブルである。 (a)は車両と情報提供エリアとの位置関係を示す説明図(1)であり、(b)は車両と情報提供エリアとの位置関係を示す説明図(2)である。 ユーザ注意喚起処理のフローチャートである。 報知情報保存処理のフローチャートである。
符号の説明
1…車載器、2…ICカード、3…路上機、5…外部機器、11…無線部、12…電源部、13…全体制御部、14…ICカード制御部、15…ICカードコネクタ、17…記憶部、18…表示部、19…入力操作部、20…外部機器接続部、21…制御部、22…記憶部、23…音声出力部、23a…スピーカ、31…無線部、32…制御部

Claims (17)

  1. 車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であって、
    前記路上機から送信された報知情報を受信可能な受信手段と、
    前記受信手段が受信した報知情報を記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、
    前記報知情報を報知可能な報知手段と、
    前記判断手段によって前記報知条件が成立していると判断された場合に前記報知手段を制御して前記報知情報を報知させる報知制御手段と、
    を備え、
    前記報知情報には少なくとも報知内容および報知内容を報知するための報知要件が含まれ、前記報知要件には、少なくとも前記報知情報を報知する時刻を示す時刻情報、前記報知情報を報知する位置を示す位置情報および前記報知情報を報知する際の車両の状態を示す車両状態情報が含まれるとともに、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に前記報知条件が成立することが含まれ、前記車両状態情報には、車両のイグニッション状態の変化を示す情報が含まれ、
    車両の現在状況を示す現在状況情報を取得可能な現在状況情報取得手段を備え、
    前記現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報、車両の現在位置を示す現在位置情報、および車両の現在の状態を示す現在状態情報が含まれ、前記現在状態情報には、車両のイグニッション状態の変化を示す情報が含まれ、
    前記判断手段は、前記報知情報に含まれる報知内容および報知要件と前記現在状況情報取得手段によって取得された現在状況情報とに基づき、前記報知条件が成立しているか否かを判断するが、その際、前記報知要件に含まれる車両状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報と、前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報とに基づき、前記報知条件が成立したか否かを判断し、前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報が車両のイグニッションの状態がオフからオンになったことを示している場合に前記報知条件の少なくとも一部が成立したと判断し、
    さらに、
    前記報知情報を記憶可能な不揮発性メモリと、
    前記判断手段によって前記報知条件が成立したと判断された場合には、前記報知情報を前記不揮発性メモリに記憶させる第一の記憶制御手段と、を備えること
    を特徴とする車載器。
  2. 車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であって、
    前記路上機から送信された報知情報を受信可能な受信手段と、
    前記受信手段が受信した報知情報を記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、
    前記報知情報を報知可能な報知手段と、
    前記判断手段によって前記報知条件が成立していると判断された場合に前記報知手段を制御して前記報知情報を報知させる報知制御手段と、
    を備え、
    前記報知情報には少なくとも報知内容および報知内容を報知するための報知要件が含まれ、
    車両の現在状況を示す現在状況情報を取得可能な現在状況情報取得手段を備え、
    前記判断手段は、前記報知情報に含まれる報知内容および報知要件と前記現在状況情報取得手段によって取得された現在状況情報とに基づき、前記報知条件が成立しているか否かを判断し、
    さらに、
    前記報知情報には報知回数を示す報知回数情報が含まれており、
    前記記憶手段が記憶する前記報知情報に含まれる報知回数情報を参照して、その報知情報が報知回数以上報知されているか否かを判断し、その報知情報が報知回数以上報知されていると判断された場合には、その報知情報を前記記憶手段から消去する第三の記憶制御手段を備えること
    を特徴とする車載器。
  3. 車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であって、
    前記路上機から送信された報知情報を受信可能な受信手段と、
    前記受信手段が受信した報知情報を記憶可能な記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する報知情報を報知するための報知条件が成立しているか否かを判断する判断手段と、
    前記報知情報を報知可能な報知手段と、
    前記判断手段によって前記報知条件が成立していると判断された場合に前記報知手段を制御して前記報知情報を報知させる報知制御手段と、
    を備え、
    前記報知情報には少なくとも報知内容および報知内容を報知するための報知要件が含まれ、
    車両の現在状況を示す現在状況情報を取得可能な現在状況情報取得手段を備え、
    前記判断手段は、前記報知情報に含まれる報知内容および報知要件と前記現在状況情報取得手段によって取得された現在状況情報とに基づき、前記報知条件が成立しているか否かを判断し、
    さらに、
    前記受信手段が前記報知情報を受信した場合に、前記報知情報に関連する関連情報を送信するよう要求する旨を前記報知情報の送信元である前記路上機に対して送信する送信手段を備えること
    を特徴とする車載器。
  4. 請求項3に記載の車載器において、
    前記報知情報には報知回数を示す報知回数情報が含まれており、
    前記記憶手段が記憶する前記報知情報に含まれる報知回数情報を参照して、その報知情報が報知回数以上報知されているか否かを判断し、その報知情報が報知回数以上報知されていると判断された場合には、その報知情報を前記記憶手段から消去する第三の記憶制御手段を備えることを特徴とする車載器。
  5. 請求項2〜請求項4の何れかに記載の車載器において、
    前記報知要件には、少なくとも前記報知情報を報知する時刻を示す時刻情報、前記報知情報を報知する位置を示す位置情報および前記報知情報を報知する際の車両の状態を示す車両状態情報が含まれ、
    前記現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報、車両の現在位置を示す現在位置情報、および車両の現在の状態を示す現在状態情報が含まれること
    を特徴とする車載器。
  6. 請求項5に記載の車載器において、
    前記車両状態情報には、車両のイグニッション状態の変化を示す情報が含まれ、前記現在状況情報の前記現在状態情報には、車両のイグニッション状態の変化を示す情報が含まれることを特徴とする車載器。
  7. 請求項6に記載の車載器において、
    前記報知情報を記憶可能な不揮発性メモリを備え、
    前記判断手段は、前記報知情報の前記報知要件に含まれる車両状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報と、前記現在状況情報の前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報とに基づき、前記報知条件が成立したか否かを判断し、
    前記判断手段によって前記報知条件が成立したと判断された場合には、前記報知情報を不揮発性メモリに記憶させる第一の記憶制御手段を備えること
    を特徴とする車載器。
  8. 請求項7に記載の車載器において、
    前記報知要件には、車両のイグニッションの状態がオフからオンになった場合に前記報知条件が成立することが含まれており、
    前記判断手段は、前記現在状況情報の前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報が車両のイグニッションの状態がオフからオンになったことを示している場合に前記報知条件の少なくとも一部が成立したと判断すること
    を特徴とする車載器。
  9. 請求項1または請求項8に記載の車載器において、
    前記報知制御手段は、前記現在状況情報の前記現在状態情報としての車両のイグニッション状態の変化を示す情報に基づいて前記報知条件が成立したと前記判断手段によって判断された場合には、前記報知手段を制御して前記報知情報を報知させることを特徴とする車載器。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載の車載器において、
    前記報知要件には、少なくとも前記報知情報を報知する時刻を示す報知時刻情報および前記報知情報を報知する位置を示す報知位置情報が含まれ、
    前記現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報および車両の現在位置を示す現在位置情報が含まれること
    を特徴とする車載器。
  11. 請求項1〜請求項10の何れかに記載の車載器において、
    前記報知情報には有効期限を示す有効期限情報が含まれており、
    前記記憶手段が記憶する前記報知情報に含まれる有効期限情報を参照して、その報知情報の有効期限が経過しているか否かを判断し、前記報知情報の有効期限が経過していると判断された場合には、その報知情報を前記記憶手段から消去する第二の記憶制御手段を備えることを特徴とする車載器。
  12. 請求項1〜請求項11の何れかに記載の車載器において、
    前記報知情報には報知すべきエリアを示す情報提供エリア情報が含まれており、
    前記報知情報に含まれる情報提供エリア情報を参照して、車両が情報提供エリア内に位置するか否かを判断し、車両が情報提供エリア内に位置しないと判断された場合にはその報知情報を前記記憶手段から消去する第四の記憶制御手段を備えることを特徴とする車載器。
  13. 請求項1〜請求項12の何れかに記載の車載器において、
    カードを挿入可能なカード挿入部と、
    前記カード挿入部に挿入されたカードの種別がDSRCカードであるか否かを判断するカード種別判断手段と、を備え、
    前記報知制御手段は、前記カード挿入部に挿入されたカードがDSRCカードであると前記カード種別判断手段によって判断された場合には、前記DSRCカードの代わりにETCカードを前記カード挿入部に挿入するよう促す旨を示す情報を、前記報知手段を制御して報知させること
    を特徴とする車載器。
  14. 請求項1〜請求項13の何れかに記載の車載器において、
    前記車両状態情報には車両の上限速度値を示す情報が含まれ、前記現在状況情報の前記現在状態情報には車両の速度値を示す情報が含まれ、
    前記判断手段は、前記現在状況情報の前記現在状態情報としての車両の速度値が前記車両状態情報としての車両の上限速度値以下である場合に前記報知条件の少なくとも一部が成立したと判断すること
    を特徴とする車載器。
  15. 請求項1〜請求項14の何れかに記載の車載器において、
    前記報知情報には送信元である前記路上機の設置場所を示す設置場所情報が含まれており、
    前記判断手段は、前記報知情報に含まれる設置場所情報を参照して、前記路上機の設置場所が一般道または側道であるか否かを判断し、前記路上機の設置場所が一般道または側道であると判断された場合に、前記報知条件の少なくとも一部が成立したと判断すること
    を特徴とする車載器。
  16. 請求項1〜請求項15の何れかに記載の車載器において、
    前記報知制御手段は、前記判断手段によって前記報知条件が成立していると判断された場合には、当該車載器の外部構成を利用して前記報知情報を報知することを特徴とする車載器。
  17. 車両の走行経路の近傍に設置された路上機と、
    請求項1〜請求項16の何れかに記載の車載器と、
    を備え、前記路上機と前記車載器との間で、各種データを送受信可能に構成されていることを特徴とする路車間通信システム。
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