JP2010112798A - 運転行動報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地域ごとに独自の運転ルールが定められている場合でも、運転者に対して適切に安全運転を促進することができる運転行動報知装置を提供する。
【解決手段】 安全運転励行ECU1におけるアナウンス変更部12は、運転行動判断部11から出力された運転診断結果と、地域別安全運転ルールDB管理サーバ21から送信される地域特定安全運転ルールとを比較して、運転者の地域別安全運転励行度合いを算出する。この地域別安全運転励行度合いが所定のしきい値P点以下の場合に、安全運転励行度合いが低いと判断して、地域特定安全運転ルール関連情報を報知する。また、地域別安全運転励行度合いが所定のしきい値P点を超える場合に、安全運転励行度合いが高いと判断して、地域特定安全運転ルール関連情報を報知しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転行動報知装置に係り、特に、種々の地域に移動した場合でも、移動した地域に応じた運転行動を報知することができる運転行動報知装置に関する。
従来、車両の運転者に安全運転を促進するための運転支援システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。この運転支援システムでは、運転者の運転行動を評価する運転行動レベルと、運転行動に対する運転者の意図である運転行動意図とを推定し、推定した運転行動レベルと運転行動意図に基づいて、運転者に注意喚起を促す情報を提供する提供頻度を決定するものである。この運転支援システムでは、運転者の運転行動レベルが低い場合には、運転者に注意喚起が頻繁に行われることとなり、運転者の運転行動レベルに応じて、運転行動に関する注意喚起が促される。
特開2007−328612号公報
上記特許文献1に開示された運転支援システムでは、予め設定された運転行動のルールに基づいて運転者の運転行動レベルを判断している。ところが、この種の運転行動のルールは、一般的に設定されているもののほか、地域ごとに独自に定められたものがある。この点、上記特許文献1に開示された運転支援システムでは、予め設定された運転行動ルールを用いているため、このような地域ごとに独自に定められた運転行動ルールに対応することができないことがあった。したがって、運転者が運転を行う地域によっては、運転者に対して適切に運転行動に関する注意喚起を行うことができないことがあるという問題があった。
そこで、本発明の課題は、地域ごとに独自の運転行動ルールが定められている場合でも、運転者に対して適切に運転行動に関する注意喚起を行うことができる運転行動報知装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係る車両の運転行動報知装置は、運転者の運転行動を取得する運転行動取得手段と、地域ごとに定められた運転行動である地域特定運転行動ルールを取得する地域特定運転行動ルール取得手段と、運転行動取得手段で取得された運転行動と、地域特定運転行動ルール取得手段で取得された地域特定運転行動ルールとに基づいて、地域特定運転行動ルールを運転者に報知する地域特定運転行動ルール報知手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る運転行動報知装置においては、運転者の運動行動に基づいて、地域特定運転行動ルールを運転者に報知している。このため、運転者の運動行動と地域特定運転行動ルールとの関係に応じて、地域特定運転行動ルールが報知される。したがって、地域ごとに独自の運転行動ルールが定められている場合でも、運転者に対して適切に運転行動に関する注意喚起を行うことができる。ここで、本発明における運転行動ルールとは、法規で定められた規則のほか、地域ごとに慣習的に定められたルールをも含むものである。
ここで、運動行動取得手段で取得された運動行動に基づいて、地域特定運転行動ルールに対応する運転行動の励行度合いを判定する励行度合判定手段を備え、地域特定運転行動ルール報知手段は、励行度合判定手段によって判定された地域特定運転行動ルールに対応する運転の励行度合いが低い場合に、地域特定運転行動ルールを運転者に報知する態様とすることができる。
このように、地域特定安全運転ルールに対応する運転の励行度合いを判定し、地域特定安全運転ルールに対応する運転の励行度合いが低い場合に、地域特定運転行動ルールに対応する運転の励行度合いが低い場合に、地域特定運転行動ルールを運転者に報知することにより、運転者が地域特定運転行動ルールを遵守している場合には、地域特定運転行動ルールの報知を行わないようにすることができる。したがって、運転者に対して適切に運転行動に関する注意喚起を行うことができるとともに、運転者にとって煩わしくない程度で注意喚起を行うことができる。
また、地域特定運転行動ルールは、安全運転に関する地域特定安全運転ルールである態様とすることができる。
このように、地域特定運転行動ルールは、安全運転に関する地域特定安全運転ルールであることにより、地域ごとにおける安全運転を運転者に促進することができる。
また、地域特定運転行動ルール報知手段は、地域特定安全ルールとともに、安全運転情報を運転者に報知する態様とすることができる。
このように、地域特定安全ルールとともに、安全運転情報を運転者に報知することにより、運転者に対する安全運転をさらに促進することができる。ここで、本発明における安全運転情報とは、安全運転を行うために有益な情報をいい、たとえば、安全標語、安全運転アドバイス等が含まれる。
本発明に係る運転行動報知装置によれば、地域ごとに独自の運転行動ルールが定められている場合でも、運転者に対して適切に運転行動に関する注意喚起を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図示の便宜上、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致しない。
図1は、本発明の実施形態に係る運転行動報知装置のブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る運転行動報知装置は、安全運転励行ECU(Electronic ControlUnit)1を備えている。この安全運転励行ECU1には、GPS(Global PositioningSystem)装置2、ナビゲーション装置3、通信装置4、イグニッションスイッチ5、および車両センサ6が接続されている。また、安全運転励行ECU1には、安全運転ルール報知手段となるスピーカ7および表示装置8が接続されている。
安全運転励行ECU1は、CPU(Central ProcessingUnit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および入出力ポートなどを備える電子制御ユニットであり、運転行動報知装置を統括制御している。この安全運転励行ECU1には、運転行動判断部11およびアナウンス変更部12が設けられている。
GPS装置2は、車両外に配置されているGPS衛星との間で無線通信を行っており、この無線通信の結果に基づいて、GPS装置2が搭載される車両の位置を検出する。GPS装置2は、検出した車両の位置に関する車両位置検出値をナビゲーション装置3に送信する。
ナビゲーション装置3は、車両の現在位置や目的地までの経路情報を、運転者に提供するための装置である。また、ナビゲーション装置3は、車両が走行する道路に関する地図情報を記憶しており、GPS装置2から送信される車両位置検出値に基づいて、車両が現在走行している正確な位置を取得する。
さらに、ナビゲーション装置3には、ナビゲーション装置3が設けられた車両を所有する運転者の個人情報Jが入力可能とされている。ナビゲーション装置3では、送信された個人情報Jに基づいて運転者の個人認証を行う。また、ナビゲーション装置3には、個人情報に応じた自宅情報が記憶されており、個人認証によって特定した運転者の自宅情報を安全運転励行ECU1に送信する。さらに、ナビゲーション装置3は、車両が現在走行している位置に関する走行位置情報も安全運転励行ECU1に送信する。
また、ナビゲーション装置3では、車両が走行する際の出発地から目的地までの走行ルートの設定が可能とされている。走行ルートが設定された場合には、ナビゲーション装置3は、走行ルートを安全運転励行ECU1に送信する。また、ナビゲーション装置3は、設定された走行ルートに関するアナウンスをスピーカ7から行うとともに、走行ルートを表示装置8に表示させる。
通信装置4は、地域ごとに定められた運転行動ルールである地域特定安全運転ルールを記憶する地域別安全運転ルールデータベース管理サーバ(以下「地域別安全運転ルールDB管理サーバ」という)21と通信可能とされている。地域別安全運転ルールDB管理サーバ21には、日本国内における地域ごとに定められた地域特定安全運転ルールが記憶されている。ここでの地域特定安全運転ルールとしては、たとえば静岡県の地域における「おもいやりパッシング」などがある。通信装置4は、この地域特定安全運転ルールを地域別安全運転ルールDB管理サーバ21から取得する。
また、地域別安全運転ルールDB管理サーバ21には、安全運転を行うための安全運転情報が記憶されている。通信装置4は、地域特定安全運転ルールとともに、この安全運転情報を取得する。ここでの安全運転情報としては、安全標語、安全運転アドバイス等が含まれる。
さらに、通信装置4は、地域別安全運転ルールDB管理サーバ21に記憶される地域特定安全運転ルールや安全運転情報が更新されるたびに、更新された地域特定安全運転ルールや安全運転情報を取得する。通信装置4は、取得した地域特定安全運転ルールおよび交通安全情報を安全運転励行ECU1に送信する。
イグニッションスイッチ5は、運転者によってエンジンを起動するためのスイッチであり、OFF、アクセサリON、イグニッションON、エンジン起動のいずれかの状態を選択するためのスイッチである。イグニッションスイッチ5では、その選択されているスイッチ情報をイグニッション信号として安全運転励行ECU1に送信する。
車両センサ6は、車両の走行状態を検出するセンサであり、具体的には、車速センサ(車輪速センサ)、操舵角センサ、ヨーレートセンサ、車間センサなどを備えている。車両センサ6は、車両の走行状態として、これらのセンサによって車速、操舵角、ヨーレート、先行車両との車間距離等を検出している。車両センサ6は、検出した車両の走行状態を安全運転励行ECU1に送信する。
安全運転励行ECU1における運転行動判断部11は、車両センサ6から送信される車両情報に基づいて、運転診断ロジックを実行し、運転診断ロジックによる運転診断結果を運転者の運転行動として判断する。運転行動判断部11は、運転診断を行った際には、運転診断履歴を一時的に記憶して蓄積しておく。運転行動判断部11は、運転行動記憶手段を構成する。運転行動判断部11は、判断した運転者の運転行動をアナウンス変更部12に出力する。
アナウンス変更部12は、ナビゲーション装置3から送信される走行ルートや自宅情報に基づいて、車両の走行位置や運転者の自宅が所在しているエリア(以下「自宅所在エリア」という)内に車両が存在するか否か判断する。また、アナウンス変更部12は、通信装置4を介して地域別安全運転ルールDB管理サーバ21から送信される地域特定安全運転ルールおよび交通安全情報を取得する。
アナウンス変更部12では、こられの走行位置および居住エリア、さらには地域特定安全運転ルールおよび交通安全情報に基づいて、運転者に提供するアナウンス内容を決定する。アナウンス変更部12は、決定したアナウンス内容を警報内容としてスピーカ7および表示装置8に送信する。
スピーカ7は、車両の車室内に設けられており、安全運転励行ECU1から送信される警報内容に応じた音声を車室内に向けて出力する。また、表示装置8は、運転者から見える位置、たとえばコンソールボックスの運転者寄り側手前位置に配設されており、安全運転励行ECU1から送信される警報内容に応じた内容を表示する。
次に、本実施形態に係る運転行動報知装置における処理手順について説明する。図2は、本実施形態に係る運転行動報知装置における処理手順を示すフローチャート、図3は図2に続く処理手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、本実施形態に係る運転行動報知装置では、最初に、ナビゲーション装置3において、個人認証を行う(S1)。個人認証は、ナビゲーション装置3に入力される個人情報Jに基づいて行われる。次に、ナビゲーション装置3において、車両の走行位置を取得する(S2)。ナビゲーション装置3は、GPS装置2から送信される車両位置検出値を地図情報に参照することによって車両の走行位置を取得する。
続いて、安全運転励行ECU1における運転行動判断部11において、運転診断ロジックを実施するとともに、運転診断ロジックの診断履歴を取得する(S3)。それから、診断履歴があるか否かを判断する(S4)。その結果、診断履歴がある場合には、アナウンス変更部12において、運転者の運転行動が地域特定安全ルールを満たす度合いである地域別安全運転励行度合いを判断する(S5)。
ここでは、通信装置4を介して地域別安全運転ルールDB管理サーバ21から送信される地域特定安全運転ルールの中から、ステップS2で取得した車両の走行位置が含まれる地域の地域特定安全運転ルールを取得する。次に、取得した地域特定安全運転ルールと、運転行動判断部11から出力される運転診断結果とを比較することにより、地域別安全運転励行度合いを算出する。このとき、運転者の運転診断結果から得られる運転者の運転行動が地域特定安全運転ルールを遵守している割合が高いほど、安全運転励行度合いは高い値として算出される。
続いて、運転者の地域別安全運転励行度合いが所定のしきい値P点以下であるか否かを判断する(S6)。その結果、地域別安全運転励行度合いがしきい値P点以下ではなく、しきい値P点を超えると判断した場合には、安全運転励行度合いが高いと判断し、APフラグを“FALSE”に設定する(S7)。APフラグが“FALSE”の場合には、スピーカ7や表示装置8によるアナウンスを行わない。逆に、APフラグが“TRUE”の場合には、スピーカ7や表示装置8によるアナウンスを行う。
一方、運転者の地域別安全運転励行度合いが所定のしきい値P点以下である場合には、安全運転励行度合いが低いと判断し、APフラグ=“TRUE”に設定する(S8)。また、ステップS4において診断履歴がない場合には、一律的に安全運転励行度合いが低いと判断して、APフラグ=“TRUE”に設定する(S8)。
続いて、車両が位置するナビゲーション装置3から送信された走行位置情報に基づき、車両が自宅所在エリアに位置しているか否かを判断する(S9)。その結果、車両が自宅所在エリアに位置していると判断した場合には、地域別安全運転ルールDB管理サーバ21に記憶されている地域特定安全運転ルールが、前回地域特定安全運転ルールを取得した後から変更されているか否かを判断する(S10)。
その結果、地域特定安全運転ルールが更新されていないと判断した場合には、その地域特定安全運転ルールは、前回運転者に対して提供された内容であることになる。この場合には、同一の内容を複数回提供することによって運転者にわずらわしさを与えることを回避するために、アナウンスを行うことなく、そのまま運転行動報知装置における処理を終了する。
また、地域特定安全運転ルールが更新されていると判断した場合には、APフラグが“TRUE”であるか否かを判断する(S11)。APフラグが“TRUE”である場合には、更新された地域特定安全運転ルールに対する運転者の安全運転励行度合いが低いこととなる。
この場合には、アナウンスが必要と判断して、更新された地域特定安全運転ルールに関する安全励行行動、安全標語、ローカルルール情報等(以下「地域特定安全運転ルール関連情報」という)をスピーカ7に再生させるとともに、表示装置8に表示させて報知する(S12)。一方、APフラグが“TRUE”でなく“FALSE”である場合には、更新された地域特定安全運転ルールに対する運転者の安全運転励行度合いが高いこととなる。したがって、この場合には、アナウンスを行うことなく、そのまま運転行動報知装置における処理を終了する。
さらに、ステップS9において、車両が自宅所在エリアに位置していないと判断した場合には、図3に示すフローに進み、ナビゲーション装置3におけるナビルート案内が設定されているか否かを判断する(S13)。その結果、ナビルート案内が設定されていると判断した場合には、APフラグが“TRUE”であるか否かを判断する(S14)。
その結果、APフラグが“TRUE”でなく“FALSE”である場合には、更新された地域特定安全運転ルールに対する運転者の安全運転励行度合いが高いこととなるので、アナウンスを行うことなく、そのまま処理を終了する。一方、APフラグが“TRUE”であると判断した場合には、ナビゲーション装置3において設定されたナビルートにおける出発地点から目的地点までの各エリアにおける地域特定安全運転ルール関連情報のリストを表示装置8に表示する(S15)。
続いて、現在車両が走行している位置から走行ルートにおける次に走行するエリアに進入するまでの時間である進入予想時間を算出する。それから、算出した進入予想時間が所定の時間しきい値Tよりも短いか否かを判断する(S16)。ここで、算出した進入予想時間が所定の時間しきい値T以上である場合には、次に走行するエリアに到達するまでにある程度の時間があることになる。この場合には、そのまま運転行動報知装置における処理を終了する。
一方、進入予想時間が所定の時間しきい値Tよりも短い場合には、現在車両が走行している位置が含まれるエリアにおける地域特定安全運転ルールと、次に走行するエリアにおける地域特定安全運転ルールとが異なるか否かを判断する(S17)。ここで、現在車両が走行している位置が含まれるエリアにおける地域特定安全運転ルールと、次に走行するエリアにおける地域特定安全運転ルールとが異ならず、共通していると判断した場合には、そのまま処理を終了する。
また、現在車両が走行している位置が含まれるエリアにおける地域特定安全運転ルールと、次に走行するエリアにおける地域特定安全運転ルールとが異なると判断した場合には、次に走行するエリアでは、現在走行しているエリアと異なる地域特定安全運転ルールがあることとなる。この場合には、次に走行するエリアの地域特定安全運転ルール関連情報をスピーカ7に再生させるとともに、表示装置8に表示させて報知する(S18)。このようにして、運転行動報知装置における処理を終了する。
さらに、ステップS13においてナビルート案内が設定されていないと判断した場合には、車両の走行位置を判断し、地域特定安全運転ルール関連情報に関して、前回判断したときのエリアと異なるエリアに進入したか否かを判断する(S19)。その結果、地域特定安全運転ルール関連情報が異なるエリアに進入していないと判断した場合には、そのまま運転行動報知装置における処理を終了する。
一方、地域特定安全運転ルール関連情報が異なるエリアに進入していると判断した場合には、APフラグが“TRUE”であるか否かを判断する(S20)。その結果、APフラグが”TRUE“でなく“FALSE”である場合には、進入した地域における地域特定安全運転ルールに対する運転者の安全運転励行度合いが高いこととなるので、アナウンスを行うことなく、そのまま処理を終了する。
また、APフラグが“TRUE”である場合には、進入したエリアの地域特定安全運転ルール関連情報をスピーカ7に再生させるとともに、表示装置8に表示させる(S18)。このようにして、運転行動報知装置における処理を終了する。
このように、本実施形態に係る運転行動報知装置においては、アナウンス変更部12において、運転者の運動行動に基づいて、地域特定安全運転ルールに対応する安全運転励行度合いを判定している。また、地域特定安全運転ルールに対応する安全運転励行度合いが低い場合に、地域特定安全運転ルールをスピーカ7から出力するとともに、表示装置8に表示して運転者に報知している。このため、地域特定安全運転ルールを運転者が励行していない場合に、その地域特定安全運転ルールを運転者に報知することができる。したがって、地域ごとに独自の安全運転ルールが定められている場合でも、運転者に対して適切に安全運転を促進することができる。
また、地域特定安全運転ルールをあまり認識していない運転者であっても、その地域特定安全運転ルールを知ることができ、その分安全運転に寄与することができる。さらに、走行ルートを案内している最中には、慣れない道を走行していることが多いと考えられるが、この場合には、地域特定安全運転ルールが変更するエリアに進入する数分前に、新しい地域における地域特定安全運転ルール関連情報が報知される。このため、慣れない土地を走行する際の準備を確実に行うことができる。
逆に、走行ルートの案内をしていないときには、運転者が良く知っている道を走行していることが多い。この場合には、地域特定安全運転ルール関連情報が報知される機会が減少するので、運転者に対して与えるわずらわしさを低減することができる。
また、運転者が地域特定安全運転ルールに対応する運転を行うようになると、APフラグが“TRUE”となる機会が減少することになり、その分地域特定安全運転ルール関連情報のアナウンスの機会が少なくなる。このため、たとえば引越しや長期滞在があった場合、新しい地域に移動した後は地域特定安全ルールに運転者がなじまず、地域特定安全運転ルール関連情報のアナウンスの機会が増加し、安全運転に寄与することができる。また、引越し等の後、滞在期間が長期となり、地域特定安全運転ルールを運転者が熟知した頃には、運転者の運転行動は地域特定安全運転ルールに即したものとなっていることが多い。この場合には、地域特定安全運転ルール関連情報のアナウンスの機会が少なくなり、運転者に与えわずらわしさを低減することができる。
さらに、本実施形態に係る運転行動報知装置においては、地域特定安全運転ルールとともに、安全運転情報をも提供している。このため、運転者に対する安全運転をさらに促進することができる。さらに、運転者の自宅が所在している自宅所在エリアにおける地域特定安全運転ルールについては、運転者は良く知っていると考えられ、この地域特定安全運転ルールを他数回報知した場合には、運転者に対してわずらわしさを与えることになる。この点、自宅所在エリアでは、地域特定安全運転ルールが更新されないかぎり、地域特定安全運転ルール関連情報が報知されないようにされているので、運転者に感じさせるわずらわしさを低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、自宅所在エリアでは、地域特定安全運転ルールが更新されないかぎり、地域特定安全運転ルール関連情報が報知されない態様としているが、自宅所在エリアでも、常に地域特定安全運転ルール関連情報が報知される態様とすることもできる。また、上記実施形態では、地域特定安全運転ルールとともに、その他の安全標語、安全運転アドバイス等の安全運転情報を報知しているがこれらの安全運転情報を報知しない態様とすることもできる。さらに、上記実施形態では、スピーカ7および表示装置8を用いて報知を行っているが、これらの手段の一部を用いることもできるし、その他の報知手段、たとえば振動等によって報知することもできる。
また、上記実施形態では、取得した地域特定安全運転ルールと、運転行動判断部11で一時的に記憶された運転診断結果とを比較して地域別安全運転励行度合いを算出している。これに対して、取得した地域特定安全運転ルールと、運転行動判断部11で判断した運転行動とに基づいて、地域別安全運転励行度合いを算出する態様とすることもできる。
さらに、上記実施形態では、地域特定運転行動ルールとして、安全運転に関する地域特定安全運転ルールを例としているが、安全運転とは直接的に無関係となる地域特定運転行動ルールとする態様とすることもできる。もちろん、安全運転に関する地域特定安全運転ルールと安全運転と無関係な地域特定安全運転ルールを併用することもできる。
本発明の実施形態に係る運転行動報知装置のブロック構成図である。 本実施形態に係る運転行動報知装置における処理手順を示すフローチャートである。 図2に続く処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…安全運転励行ECU、2…GPS装置、3…ナビゲーション装置、4…通信装置、5…イグニッションスイッチ、6…車両センサ、7…スピーカ、8…表示装置、11…運転行動判断部、12…アナウンス変更部、21…地域別安全運転ルールDB管理サーバ。

Claims (4)

  1. 運転者の運転行動を取得する運転行動取得手段と、
    地域ごとに定められた運転行動である地域特定運転行動ルールを取得する地域特定運転行動ルール取得手段と、
    前記運転行動取得手段で取得された運転行動と、前記地域特定運転行動ルール取得手段で取得された前記地域特定運転行動ルールとに基づいて、前記地域特定運転行動ルールを前記運転者に報知する地域特定運転行動ルール報知手段と、
    を備えることを特徴とする運転行動報知装置。
  2. 前記運動行動取得手段で取得された運動行動に基づいて、前記地域特定運転行動ルールに対応する運転行動の励行度合いを判定する励行度合判定手段を備え、
    地域特定運転行動ルール報知手段は、前記励行度合判定手段によって判定された前記地域特定運転行動ルールに対応する運転の励行度合いが低い場合に、前記地域特定運転行動ルールを前記運転者に報知する請求項1に記載の運転行動報知装置。
  3. 前記地域特定運転行動ルールは、安全運転に関する地域特定安全運転ルールである請求項1または請求項2に記載の運転行動報知装置。
  4. 前記地域特定運転行動ルール報知手段は、前記地域特定安全ルールとともに、安全運転情報を前記運転者に報知する請求項3に記載の運転行動報知装置。
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