JP7042714B2 - 放送受信システム、路上検波装置、車載受信装置、及び車載用受信プログラム - Google Patents

放送受信システム、路上検波装置、車載受信装置、及び車載用受信プログラム Download PDF

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Description

この発明は、放送受信システム、路上検波装置、車載受信装置、及び車載用受信プログラムに関するものである。
従来、放送受信装置が存在する場所で受信可能な放送チャンネルに関する情報を、所定のサーバから提供する放送受信システムがある。更に、放送受信装置は、サーバから提供された受信可能な放送チャンネルに関する情報を、その信頼性に応じて補正することで、より精度の高い情報とする放送受信システムがある。
例えば、特許文献1には、受信装置は、受信装置のシステム構成情報と現在地情報を、双方向通信部を介してセンタサーバに送信し、センタサーバは、受信システム構成ごとに放送局情報を管理しており、受信装置からの要求に応じて、チャンネル情報を受信装置に送信し、受信装置は、取得したチャンネル情報を補正した情報を用いてチャンネルサーチを行う放送受信システムが開示されている。
特開2014-230250号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、受信装置がセンタサーバにシステム構成情報と現在地情報とを送信し、また、センタサーバからチャンネル情報を受信するために、受信装置において、双方向通信手段を有する必要があった。
この発明は、上述の問題点を解決するためのもので、双方向通信することなく、車両が走行している地点における好適な放送信号を選択できる車載受信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る車載受信装置は、放送波を直に受信する路上アンテナから取得した電気信号から出力した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する出力した放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する路上検波装置から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する情報受信部と、情報受信部が受信した局情報及び強度情報に基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する放送情報更新部と、放送波を直に受信する車両に設置された車載アンテナから取得した電気信号から放送信号を出力する車載信号取得部と、を備えたものである。
この発明によれば、双方向通信することなく、車両が走行している地点における好適な放送信号を選択できる。
図1は、実施の形態1に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る放送受信システムにおける路上検波装置の要部を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。 図4A、図4Bは実施の形態1に係る放送受信システムにおける路上検波装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5A、図5Bは実施の形態1に係る放送受信システムにおける車載受信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る放送受信システムにおける車載受信装置が表示装置に表示する放送情報の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る放送受信システムにおける路上検波装置の処理を説明するフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係る放送受信システムにおける車載受信装置の処理を説明するフローチャートである。 図9は、実施の形態2に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。 図11は、実施の形態2に係る放送受信システムにおける車載受信装置の処理を説明するフローチャートである。 図12は、実施の形態3に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図13は、実施の形態3に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。 図14は、実施の形態3に係る放送受信システムにおける車載受信装置の処理を説明するフローチャートである。 図15は、実施の形態4に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図16は、実施の形態4に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。 図17は、実施の形態4に係る放送受信システムにおける車載受信装置の処理を説明するフローチャートである。 図18は、実施の形態5に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図19は、実施の形態5に係る放送受信システムにおける路上検波装置の要部を示すブロック図である。 図20は、実施の形態5に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。 図21Aは、実施の形態5に係る放送受信システムにおける路上検波装置が生成した局情報及び強度情報の一例を示したものである。図21Bは、実施の形態5に係る放送受信システムにおける路上検波装置が設置された地点の付近に設置された他の路上検波装置が生成した局情報及び強度情報の一例を示したものである。図21Cは、実施の形態5に係る放送受信システムにおける車載受信装置が表示装置に表示する放送情報の一例を示す図である。 図22は、実施の形態5に係る放送受信システムにおける路上検波装置の処理を説明するフローチャートである。 図23は、実施の形態5に係る放送受信システムにおける車載受信装置の処理を説明するフローチャートである。 図24は、実施の形態6に係る放送受信システムの要部を示すブロック図である。 図25は、実施の形態6に係る放送受信システムにおける車載受信装置の要部を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る放送受信システム3の要部を示すブロック図である。
図2は、実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200の要部を示すブロック図である。
図3は、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100の要部を示すブロック図である。
図1、図2、及び図3を用いて、実施の形態1に係る放送受信システム3の構成を説明する。
放送受信システム3は、放送送信機300、路上検波装置200、路上アンテナ250、及び路車送信アンテナ252、並びに、車両1に搭載された車載受信装置100、車載アンテナ150、路車受信アンテナ152、出力装置160、及び入力装置170により要部が構成される。
放送送信機300は、放送局の演奏所(図示せず)から送信された、例えば、映像信号、音声信号、文字信号、画像信号の放送信号を受信し、受信した放送信号を電波による放送波として送信するための放送局の送信所(図示せず)における放送波送信設備である。放送送信機300は、放送局の送信所毎に設けられており、この実施の形態では、放送送信機300として、一例として4個の放送送信機301,302,303,304が設けられている。なお、この実施の形態では、例えば、放送送信機301は、放送局Aの送信所における放送送信機300であり、放送送信機302は、放送局Bの送信所における放送送信機300であり、放送送信機303は、放送局Aの中継局の送信所における放送送信機300であり、放送送信機304は、放送局Cの送信所における放送送信機300である。
放送送信機300は、例えば、陸上に設置された鉄塔等の構造物(図示せず)、又は、上空を移動する人工衛星(図示せず)に設置される。
放送送信機300が送信する放送波は、例えば、ラジオ放送波、テレビジョン放送波、データ放送波、及びEPG(Electronic Program Guide)等の電子番組ガイドの情報を含む番組情報放送波である。
送信所は、大きな電力を用いて大きな電波強度の放送波を送信する親局送信所と、親局送信所から送信された放送波が地勢的な影響等により届かない区域に対して比較的小さな電波強度の放送波を補助的に送信する中継局送信所とを含む。
路上検波装置200は、例えば、路上に設置された柱状の構造物(図示せず)に設置されている。路上検波装置200の詳細については後述する。
路上アンテナ250は、例えば、路上検波装置200と同様に路上に設置された構造物に設置される。路上アンテナ250は、放送送信機300からの放送波を直に受信し、受信した放送波を電気信号に変換して路上検波装置200に出力する。
路車送信アンテナ252は、例えば、路上検波装置200と同様に路上に設置された構造物に設置される。路車送信アンテナ252は、路車間通信における電波送信用のアンテナである。路車送信アンテナ252は、路上検波装置200が出力した電気信号を電波に変換して、変換した電波を後述する車両1に送信する。
路上検波装置200は、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206、及び信号復号部208により要部が構成される。
信号取得部202は、放送波を直に受信する路上アンテナ250が出力した電気信号を取得し、取得した電気信号から放送信号を出力する。
信号復号部208は、信号取得部202が出力した放送信号を復号し、復号結果を出力する。
情報生成部204は、信号取得部202が取得した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する。
路上アンテナ250は、例えば、複数の放送局の送信所における放送送信機300から放送波を受信するため、路上アンテナ250は、複数の周波数の電波が合成された合成電波を受信する。路上アンテナ250が受信する合成電波の周波数帯域は、例えば、日本国内の地上基幹放送及び衛星基幹放送おける放送波の占有周波数帯域である。なお、日本国内の地上基幹放送における周波数帯域は、約470メガヘルツから約710メガヘルツであり、日本国内の衛星基幹放送における周波数帯域は、約11.7ギガヘルツから約12.2ギガヘルツである。
したがって、信号取得部202が路上アンテナ250から取得する電気信号は、複数の放送局の送信所から送信された放送波に対応する周波数を有する複数の放送信号が合成された電気信号である。信号取得部202は、路上アンテナ250から取得した電気信号から、特定の周波数の放送信号を出力する。信号取得部202が出力する放送信号の周波数は、例えば、情報生成部204により指定される。
情報生成部204は、例えば、信号取得部202が出力する放送信号の周波数を指定し、信号取得部202が出力した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波の周波数を特定する。
より具体的には、情報生成部204は、例えば、信号取得部202が出力する放送信号の周波数を徐々に変化させるように指定し、情報生成部204は、信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を測定する。信号強度は、例えば、信号取得部202が出力した放送信号の電圧変動幅に基づいて測定される。次に、情報生成部204は、測定した放送信号の信号強度と、視聴可能な信号強度の下限を示す予め定めされた強度閾値とを比較する。信号取得部202が出力した放送信号の信号強度が強度閾値より大きい場合、情報生成部204は、信号取得部202に指定した周波数の放送信号が視聴可能な放送信号であると判定することで、視聴可能な電波強度を有する放送波の周波数を特定する。
情報生成部204は、特定した全ての視聴可能な電波強度を有する放送波の周波数それぞれに対応する放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を示す強度情報を生成する。
より具体的には、情報生成部204は、例えば、視聴可能な信号強度を有する放送信号を信号復号部208が復号して出力した復号結果から、放送局の名称又は略称等の情報を抽出し、抽出した放送局の名称又は略称等の情報に基づいて局情報を生成する。また、情報生成部204は、上述のとおり測定した信号強度の値に基づいて強度情報を生成する。情報生成部204は、情報生成部204が特定した視聴可能な電波強度を有する放送波の周波数に対応する局情報及び強度情報が既に存在する場合、当該周波数に対応する局情報及び強度情報を更新するようにしても良い。
情報送信部206は、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を、路車間通信により車載受信装置100に送信するための制御を行う。より具体的には、情報送信部206は、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を電気信号に変換し、変換した電気信号を路車送信アンテナ252に出力するための制御を行う。
車載受信装置100は、車両1に搭載されている。
車両1は、車載受信装置100、車載アンテナ150、路車受信アンテナ152、出力装置160、及び入力装置170を備える。
車載アンテナ150は、放送送信機300からの放送波を直に受信し、受信した放送波を電気信号に変換して、変換した電気信号を車載受信装置100に出力する。
路車受信アンテナ152は、路車間通信における電波受信用のアンテナである。路車受信アンテナ152は、路車送信アンテナ252から受信した電波を電気信号に変換して、変換した電気信号を車載受信装置100に出力する。
出力装置160は、例えば、表示装置162及び音声出力装置164である。
表示装置162は、車載受信装置100が出力した画像信号を受信して画像表示を行う、例えば、ディスプレイである。
音声出力装置164は、車載受信装置100が出力した音声信号を受信して音声出力を行う、例えば、音響装置である。
入力装置170は、車載受信装置100に車両1の乗員が所望する動作を指示するための、車両1の乗員が入力操作するリモートコントローラ又はタッチパネル等の操作入力装置である。
車載受信装置100は、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114により要部が構成される。
情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する。
より具体的には、情報受信部102は、路車送信アンテナ252及び路車受信アンテナ152を介して、路上検波装置200が生成した局情報及び強度情報を受信する。
放送情報更新部104は、情報受信部102が受信した局情報及び強度情報に基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
より具体的には、放送情報更新部104は、情報受信部102が受信した局情報及び強度情報が新たな局情報及び強度情報であるか否かを判定し、新たな局情報及び強度情報である場合、放送情報を更新する。
放送情報の詳細については後述する。
操作受付部108は、車両1の乗員が入力操作した入力装置170から当該入力操作に対応する操作情報を受け付ける。車両1の乗員が行う入力操作は、例えば、視聴する放送局を選択するための局選択操作である。
車載信号取得部106は、放送波を直に受信する車両1に設置された車載アンテナ150から電気信号を取得し、取得した電気信号から放送信号を出力する。
車載信号取得部106は、例えば、操作受付部108が受け付けた局選択操作に対応する操作情報に基づいて、操作受付部108により視聴する放送局の周波数が指定され、指定された周波数の放送信号を出力する。
復号部112は、車載信号取得部106が出力した放送信号を復号し、当該放送信号に含まれる映像情報、音声情報、文字情報、及び画像情報等の復号結果を出力する。
出力制御部114は、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、視聴可能な放送局を提示するための出力制御を行う。
具体的には、出力制御部114は、放送情報更新部104が更新した放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。
より具体的には、出力制御部114は、例えば、操作受付部108が放送情報の表示を要求する入力操作に対応する操作情報を受け付けた場合、表示装置162に対応する出力制御モードを放送情報表示モードに切り替える。出力制御部114は、表示装置162に対応する出力制御モードが放送情報表示モードである場合、放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。
また、出力制御部114は、復号部112が出力した復号結果を表示装置162及び音声出力装置164等の出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力する。
より具体的には、出力制御部114は、例えば、操作受付部108が局選択操作に対応する操作情報を受け付けた場合、表示装置162及び音声出力装置164等の出力装置160に対応する出力制御モードを放送視聴モードに切り替える。出力制御部114は、出力装置160に対応する出力制御モードが放送視聴モードである場合、復号部112が出力した復号結果を出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力する。
図4A、図4Bは実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
当該図を参照して、実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200の要部のハードウェア構成について説明する。
図4Aに示す如く、路上検波装置200はコンピュータにより構成されており、当該コンピュータはプロセッサ401及びメモリ402を有している。メモリ402には、当該コンピュータを信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206、及び信号復号部208として機能させるためのプログラムが記憶されている。メモリ402に記憶されているプログラムをプロセッサ401が読み出して実行することにより、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206、及び信号復号部208の機能が実現される。
また、図4Bに示す如く、路上検波装置200は処理回路403により構成されても良い。この場合、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206、及び信号復号部208の機能が処理回路403により実現されても良い。
また、路上検波装置200はプロセッサ401、メモリ402及び処理回路403により構成されても良い(不図示)。この場合、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206、及び信号復号部208の機能のうちの一部の機能がプロセッサ401及びメモリ402により実現されて、残余の機能が処理回路403により実現されるものであっても良い。
プロセッサ401は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)を用いたものである。
メモリ402は、例えば、半導体メモリ又は磁気ディスクを用いたものである。より具体的には、メモリ402は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)などを用いたものである。
処理回路403は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System-on-a-Chip)又はシステムLSI(Large-Scale Integration)を用いたものである。
図5A、図5Bは実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
当該図を参照して、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100の要部のハードウェア構成について説明する。
図5Aに示す如く、車載受信装置100はコンピュータにより構成されており、当該コンピュータはプロセッサ501及びメモリ502を有している。メモリ502には、当該コンピュータを情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114として機能させるためのプログラムが記憶されている。メモリ502に記憶されているプログラムをプロセッサ501が読み出して実行することにより、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114の機能が実現される。
また、図5Bに示す如く、車載受信装置100は処理回路503により構成されても良い。この場合、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114の機能が処理回路503により実現されても良い。
また、車載受信装置100はプロセッサ501、メモリ502及び処理回路503により構成されても良い(不図示)。この場合、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114の機能のうちの一部の機能がプロセッサ501及びメモリ502により実現されて、残余の機能が処理回路503により実現されるものであっても良い。
プロセッサ501は、例えば、CPU、GPU、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSPを用いたものである。
メモリ502は、例えば、半導体メモリ又は磁気ディスクを用いたものである。より具体的には、メモリ502は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM、SSD又はHDDなどを用いたものである。
処理回路503は、例えば、ASIC、PLD、FPGA、SoC又はシステムLSIを用いたものである。
図6は、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100が表示装置162に表示した放送情報の一例を示す図である。
当該図を参照して、実施の形態1に係る放送情報について説明する。
図6に示す例は、ある地点に設置された路上検波装置200が生成した局情報及び強度情報を、車載受信装置100が当該路上検波装置200から路車送信アンテナ252及び路車受信アンテナ152を介して受信し、受信した局情報及び強度情報に基づいて車載受信装置100が放送情報を更新し、更新した放送情報を車載受信装置100が表示装置162に表示させた際の、表示装置162における表示例である。
図6に示す例における放送情報は、例えば、局情報に基づいて更新された放送局名を示す情報、及び、強度情報に基づいて更新された電波強度を示す情報を含む。
図6に示す例における放送局名は、例えば、放送局の名称又は略称等で示される。
図6に示す例における電波強度は、例えば、強弱の2段階で示される。電波強度における「強」は、例えば、日本国内の地上基幹放送において13セグメントのうち12セグメントが割り当てられているハイビジョン放送(以下「フルセグ放送」という。)が視聴可能な程度以上の電波強度であることを示す。また、強度情報における「弱」は、例えば、電波強度がフルセグ放送を視聴可能な程度よりも電波強度が弱いが、日本国内の地上基幹放送において13セグメントのうち1セグメントが割り当てられている解像度がQVGA(Quarter Video Graphics Array)の放送(以下「ワンセグ放送」という。)が視聴可能な程度以上の電波強度であることを示す。
図6に示す例におけるチャンネル番号は、例えば、車両1の乗員が入力装置170を用いてチャンネル番号を指定することで、車載受信装置100に当該チャンネル番号に対応する放送局を選局させるための番号である。
図6に示す例において、視聴可能な放送局は、放送局A、放送局B、及び放送局Aの中継局の3個である。この実施の形態において、放送局Cの送信所から送信された放送信号は、視聴可能な程度の電波強度でないものとする。放送局Aと放送局Aの中継局とは、放送信号の周波数、又は、復号部112が出力する復号結果等に基づいて、周知の技術により区別される。
図6は、放送局Aが送信する放送波は、放送局Aの送信所が送信する放送波、及び、放送局Aの中継局の送信所が送信する放送波の2個の放送波があることを示している。放送局Aの送信所が送信する放送波、及び、放送局Aの中継局の送信所が送信する放送波は、互いに周波数が異なる。より具体的には、放送局Aの送信所における放送送信機301が送信する放送波の周波数と、放送局Aの中継局の送信所における放送送信機303が送信する放送波の周波数とは異なるものである。
この実施の形態では、放送送信機301を備える放送局Aの送信所が親局送信所であり、放送送信機303を備える放送局Aの送信所が中継局送信所であるものとして説明する。例えば、山間部で放送波を受信する場合、地勢的な影響等により、親局送信所に設置された放送送信機301から送信された放送波は、受信した放送信号の信号強度が弱く、中継局送信所に設置された放送送信機303から送信された放送波は、受信した放送信号の信号強度が強い場合がある。このような場合、図6に示す例において、例えば、チャンネル番号が「1」に示された放送局Aに対応する放送波は、親局送信所に設置された放送送信機301から送信された放送波であり、チャンネル番号が「11」に示された放送局Aの中継局に対応する放送波は、中継局送信所に設置された放送送信機303から送信された放送波である。
したがって、図6に示す例において、車両1の乗員は、放送局を選局する際に、表示装置162に表示された放送情報を参考にして、放送局A又は放送局Bを選局することができる。また、車両1の乗員は、放送局Aを選局する際に、表示装置162に表示された放送情報を参考にして、例えば、より電波強度が強い、電波強度が「強」であるチャンネル番号が「11」に示された「放送局A(中継局)」を選局することができる。
図7は、実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200の処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して、実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200の処理について説明する。
路上検波装置200は、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST701にて、情報生成部204は、信号取得部202が出力する放送信号の周波数を指定する。情報生成部204は、例えば、指定した周波数の値を記憶し、次に周波数を指定する際に、記憶した周波数の値に基づいて指定する周波数の値を決定する。例えば、信号取得部202が日本国内の地上基幹放送の放送信号を出力する場合、情報生成部204が指定する周波数は、約470メガヘルツから約710メガヘルツの間において、情報生成部204が前回指定した周波数に6メガヘルツを加算することで決定される。また、情報生成部204が指定する周波数の初期値は、予め情報生成部204に記憶されているものとする。
次に、ステップST702にて、信号取得部202は、放送波を直に受信する路上アンテナ250から電気信号を取得し、情報生成部204により指定された周波数の放送信号を出力する。
次に、ステップST703にて、情報生成部204は、信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を計測し、計測した信号強度が強度閾値より大きいか否かを判定する。
ステップST703の処理にて、信号強度が強度閾値より大きくないと判定された場合(ステップST703:NO)、路上検波装置200は、ステップST701の処理に戻る。
ステップST703の処理にて、信号強度が強度閾値より大きいと判定された場合(ステップST703:YES)、路上検波装置200は、以下の処理を行う。
まず、ステップST704にて、情報生成部204は、ステップST703にて計測した信号強度の値に基づいて強度情報を生成する。
次に、ステップST705にて、信号復号部208は、ステップST702にて信号取得部202が出力した放送信号を復号し、復号結果を出力する。
次に、ステップST706にて、情報生成部204は、ステップST705にて信号復号部208が出力した復号結果を用いて、放送波を送信する放送局を示す局情報を生成する。
次に、ステップST707にて、情報送信部206は、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を、路車間通信により車載受信装置100に送信するための制御を行う。
なお、ステップST707の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。ステップST707の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報送信部206は、常に、局情報及び強度情報を路車間通信により車載受信装置100に送信できるようになる。
次に、ステップST708にて、情報生成部204は、信号取得部202に予定する全ての周波数を指定したか否かを判定する。
例えば、信号取得部202が日本国内の地上基幹放送の放送信号を出力する場合、情報生成部204は、約470メガヘルツから約710メガヘルツの間において、6メガヘルツ毎に全ての周波数を指定したか否かを判定する。
ステップST708にて、予定する全ての周波数を指定していないと判定された場合(ステップST708:NO)、路上検波装置200は、ステップST701の処理に戻る。
ステップST708にて、予定する全ての周波数を指定したと判定された場合(ステップST708:YES)、ステップST709にて、情報生成部204は、指定する周波数の値を初期値に戻す。
ステップST709の後、路上検波装置200は、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST701に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
図8は、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100の処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100の処理について説明する。
車載受信装置100は、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST801にて、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する。
なお、ステップST801の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST801の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報受信部102は、常に、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信できるようになる。
次に、ステップST802にて、放送情報更新部104は、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したか否かを判定する。
ステップST802にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したと判定された場合(ステップST802:YES)、ステップST803にて、放送情報更新部104は、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。ステップST803の処理の後、車載受信装置100は、ステップST804の処理を行う。
ステップST802にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信していないと判定された場合(ステップST802:NO)、車載受信装置100は、ステップST804の処理を行う。
なお、ステップST802及びステップST803の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST802及びステップST803の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、放送情報更新部104は、情報受信部102が路上検波装置200から局情報及び強度情報を路車間通信により受信した最新の情報に基づいて、即座に視聴可能な放送局を示す放送情報を更新できるようになる。
次に、ステップST804にて、出力制御部114は、出力制御モードが放送情報表示モードであるか否かを判定する。
ステップST804にて、出力制御モードが放送情報表示モードであると判定された場合(ステップST804:YES)、ステップST805にて、出力制御部114は、放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。ステップST805の後、車載受信装置100は、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST801に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST804にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST804:NO)、車載受信装置100は、ステップST806以降の処理を行う。
この実施の形態では、ステップST804にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST804:NO)、車載受信装置100は、ステップST806以降の処理を行う例を示すが、この限りではなく、車載受信装置100は、ステップST806以降の処理を行わずに当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST801に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行っても良い。
なお、ステップST804及びステップST805の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST804及びステップST805の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、例えば、操作受付部108が放送情報の表示を要求する入力操作に対応する操作情報を受け付けた場合、出力制御部114は、即座に放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力できるようになる。
ステップST804にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST804:NO)、ステップST806にて、出力制御部114は、出力制御モードが放送視聴モードであるか否かを判定する。
ステップST806にて、出力制御モードが放送視聴モードであると判定された場合(ステップST806:YES)、ステップST807にて、出力制御部114は、復号部112が出力した復号結果を出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力する。ステップST807の後、車載受信装置100は、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST801に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST806にて、出力制御モードが放送視聴モードでないと判定された場合(ステップST806:NO)、車載受信装置100は、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST801に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
なお、ステップST806及びステップST807の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST806及びステップST807の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、例えば、操作受付部108が局選択操作に対応する操作情報を受け付けた場合、出力制御部114は、即座に復号部112が出力した復号結果を出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力できるようになる。
以上のように、車載受信装置100は、放送波を直に受信する路上アンテナ250から取得した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する出力した放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する情報受信部102と、情報受信部102が受信した局情報及び強度情報に基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する放送情報更新部104と、放送波を直に受信する車両1に設置された車載アンテナ150から取得した電気信号から放送信号を出力する車載信号取得部106と、を備えた。
このように構成することで、車載受信装置100は、双方向通信することなく、車両1が走行している地点における好適な放送信号を提示することができる。
また、以上のように、路上検波装置200は、放送波を直に受信する路上アンテナ250から取得した電気信号から放送信号を出力する信号取得部202と、信号取得部202が出力した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する情報生成部204と、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を、路車間通信により車載受信装置100に送信するための制御を行う情報送信部206と、を備えた。
このように構成することで、路上検波装置200は、車載受信装置100が路上検波装置200と双方向通信することなく、車両1が走行している地点における好適な放送信号を車載受信装置100に提示することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る放送受信システム3aは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aは、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100が備えていない選局部110を備えた点において相違する。
図9は、実施の形態2に係る放送受信システム3aの要部を示すブロック図である。
図10は、実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aの要部を示すブロック図である。
図9及び図10を用いて、実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aの構成を説明する。なお、図9及び図10において、図1及び図3に示す図と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aは、車両1aに搭載されている。
実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aは、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、選局部110、復号部112、及び出力制御部114により要部が構成される。
選局部110は、車載信号取得部106が出力する放送信号を決定する。
具体的には、選局部110は、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、車載信号取得部106が出力する放送信号の信号強度と比較して、当該放送信号に対応する放送局と同一放送局、又は当該放送信号に対応する放送局の系列放送局のいずれかに対応する、より強い信号強度の放送信号を出力できるか否かを推定する。選局部110は、より強い信号強度の放送信号を出力できると推定した場合、当該放送信号を車載信号取得部106が出力する放送信号であると決定する。
より具体的には、例えば、山間部では、路上アンテナ250及び車載アンテナ150は、親局送信所における放送送信機301からの放送波、及び、中継局送信所における放送送信機303からの放送波の両方の放送波を受信する場合がある。中継局送信所は、親局送信所が送信する放送波を補助的に送信する送信所であり、親局送信所における放送送信機301からの放送波と、中継局送信所における放送送信機303からの放送波とは、同じ放送局の演奏所から送信された互いに周波数が異なる放送波である。
したがって、選局部110は、例えば、車載信号取得部106が親局送信所における放送送信機301からの放送波に対応する放送信号を取得する場合、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、親局送信所における放送送信機301からの放送波に対応する放送信号の信号強度と、中継局送信所における放送送信機303からの放送波に対応する放送信号の信号強度とを比較する。例えば、中継局送信所における放送送信機303からの放送波に対応する放送信号の信号強度が、親局送信所における放送送信機301からの放送波に対応する放送信号の信号強度より大きい場合、選局部110は、中継局送信所における放送送信機303からの放送波に対応する放送信号を車載信号取得部106が取得するように決定する。
また、例えば、視聴する地域によっては、路上アンテナ250及び車載アンテナ150は、ある放送局(以下「第1放送局」という。)の送信所における放送送信機300からの放送波、及び、この放送局の系列放送局(以下「第2放送局」という。)の送信所における放送送信機300からの放送波の両方の放送波を受信する場合がある。第1放送局と第2放送局とは、同一時間帯に同一番組の放送信号を含む放送波を、それぞれの送信所から送信する。すなわち、第1放送局の送信所から送信される放送波と、第2放送局の送信所が送信する放送波とは、同一放送信号を含む互いに周波数が異なる放送波である。
したがって、選局部110は、例えば、車載信号取得部106が第1放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号を取得する場合、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、第1放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号の信号強度と、第2放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号の信号強度とを比較する。例えば、第2放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号の信号強度が、第1放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号の信号強度より大きい場合、選局部110は、第2放送局の送信所における放送送信機300からの放送波に対応する放送信号を車載信号取得部106が取得するように決定する。
車載受信装置100aの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図5A及び図5Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、選局部110、復号部112、及び出力制御部114の各々の機能は、プロセッサ501及びメモリ502により実現されるものであっても良く、又は処理回路503により実現されるものであっても良い。
図11は、実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aの処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して実施の形態2に係る放送受信システム3aにおける車載受信装置100aの処理について説明する。
車載受信装置100aは、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST1101にて、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する。
なお、ステップST1101の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1101の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により常に受信できるようになる。
次に、ステップST1102にて、放送情報更新部104は、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したか否かを判定する。
ステップST1102にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信していないと判定された場合(ステップST1102:NO)、車載受信装置100aは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1101に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST1102にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したと判定された場合(ステップST1102:YES)、ステップST1103にて、放送情報更新部104は、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。ステップST1103の処理の後、車載受信装置100aは、ステップST1104の処理を行う。
なお、ステップST1102及びステップST1103の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1102及びステップST1103の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、放送情報更新部104は、情報受信部102が路上検波装置200から局情報及び強度情報を路車間通信により受信した最新の情報に基づいて、即座に視聴可能な放送局を示す放送情報を更新できるようになる。
次に、ステップST1104にて、選局部110は、放送情報に基づいて、車載信号取得部106が取得する放送信号の信号強度と比較して、当該放送信号に対応する放送局と同一放送局、又は当該放送信号に対応する放送局の系列放送局のいずれかに対応する、より強い信号強度の放送信号を取得できるか否かを推定する。
ステップST1104にて、同一放送局、又は系列放送局のいずれかに対応する、より強い信号強度の放送信号を取得できないと判定された場合(ステップST1104:NO)、車載受信装置100aは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1101に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST1104にて、同一放送局、又は系列放送局のいずれかに対応する、より強い信号強度の放送信号を取得できると判定された場合(ステップST1104:YES)、ステップST1105にて、選局部110は、車載信号取得部106がより強い信号強度の放送信号を取得するように決定する。
ステップST1105の後、車載受信装置100aは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1101に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
なお、実施の形態2において、車載受信装置100aは、当該フローチャートの処理の終了後、例えば、図8におけるステップST804以降の処理を行っても構わない。
以上のように、車載受信装置100aは、実施の形態1の構成に加えて、車載信号取得部106が出力する放送信号を決定する選局部110を備え、選局部110は、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、車載信号取得部106が出力する放送信号の信号強度と比較して、当該放送信号に対応する放送局と同一放送局、又は当該放送信号に対応する放送局の系列放送局のいずれかに対応する、より強い信号強度の放送信号を出力できるか否かを推定し、より強い信号強度の放送信号を出力できると推定した場合、当該放送信号を車載信号取得部106に出力させることを決定する。
このように構成することで、車載受信装置100aは、双方向通信することなく、車両1aが走行している地点における好適な放送信号を、車両1aの乗員の手を煩わせることなく、自動で選択することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る放送受信システム3bは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bは、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100が備えていない復号指定部116を備えた点、及び、復号指定部116が復号部112bの復号方法を指定する点において相違する。
図12は、実施の形態3に係る放送受信システム3bの要部を示すブロック図である。
図13は、実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bの要部を示すブロック図である。
図12及び図13を用いて、実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bの構成を説明する。なお、図12及び図13において、図1及び図3に示す図と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bは、車両1bに搭載されている。
実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bは、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号指定部116、復号部112b、及び出力制御部114により要部が構成される。
復号指定部116は、復号部112bが放送信号を復号する復号方法を指定する。
具体的には、復号指定部116は、放送情報更新部104が更新した放送情報及び復号部112bが復号する復号方法を示す復号情報に基づいて、復号部112bが放送信号を復号して得ている映像の画質と比較して、当該放送信号がより高画質な映像を得られる放送信号であるか否かを推定し、当該放送信号がより高画質な映像が得られる放送信号であると推定された場合、より高画質な映像を得られる復号方法を復号部112bに指定する。
より具体的には、映像の画質とは、例えば、ワンセグ放送を復号部112bが復号した映像の画質(以下「ワンセグ画質」という。)、又は、フルセグ放送を復号部112bが復号した映像の画質(以下「フルセグ画質」という。)のことである。フルセグ画質は、ワンセグ画質より高画質な映像である。
復号方法を指定するとは、例えば、ワンセグ放送又はフルセグ放送のいずれの放送信号を復号するかを指定することである。
例えば、車両1bがある地点に至るまで間を走行中に、放送信号の信号強度が弱く、ワンセグ放送を視聴しており、車両1bがある地点に到達した際に、放送信号の信号強度が改善し、フルセグ放送を視聴可能な状態になる場合がある。このように、放送信号の信号強度が改善した場合、ワンセグ放送による視聴からフルセグ放送による視聴に切り替えることが望ましい。
したがって、復号指定部116は、例えば、放送情報及び復号情報に基づいて、復号部112bがワンセグ放送の放送信号を復号しており、放送信号がフルセグ画質で復号可能なほど信号強度が強いと推定される場合、復号指定部116は、復号部112bがフルセグ放送の放送信号を復号するように、復号部112bに復号方法を指定する。
車載受信装置100bの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図5A及び図5Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106、操作受付部108、復号指定部116、復号部112b、及び出力制御部114の各々の機能は、プロセッサ501及びメモリ502により実現されるものであっても良く、又は処理回路503により実現されるものであっても良い。
図14は、実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bの処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して実施の形態3に係る放送受信システム3bにおける車載受信装置100bの処理について説明する。
車載受信装置100bは、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST1401にて、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する。
なお、ステップST1401の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1401の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により常に受信できるようになる。
次に、ステップST1402にて、放送情報更新部104は、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したか否かを判定する。
ステップST1402にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信していないと判定された場合(ステップST1402:NO)、車載受信装置100bは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1401に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST1402にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したと判定された場合(ステップST1402:YES)、ステップST1403にて、放送情報更新部104は、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。ステップST1403の処理の後、車載受信装置100bは、ステップST1404の処理を行う。
なお、ステップST1402及びステップST1403の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1402及びステップST1403の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、放送情報更新部104は、情報受信部102が路上検波装置200から局情報及び強度情報を路車間通信により受信した最新の情報に基づいて、即座に視聴可能な放送局を示す放送情報を更新できるようになる。
次に、ステップST1404にて、復号指定部116は、放送情報及び復号情報に基づいて、復号部112bが放送信号を復号して得ている映像の画質と比較して、当該放送信号がより高画質な映像を得られる放送信号であるか否かを推定する。
ステップST1404にて、復号部112bが放送信号を復号して得ている映像の画質と比較して、当該放送信号がより高画質な映像を得られる放送信号でないと判定された場合(ステップST1404:NO)、車載受信装置100bは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1401に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST1404にて、復号部112bが放送信号を復号して得ている映像の画質と比較して、当該放送信号がより高画質な映像を得られる放送信号であると判定された場合(ステップST1404:YES)、ステップST1405にて、復号指定部116は、より高画質な映像を得られる復号方法を復号部112bに指定する。ステップST1405の後、車載受信装置100bは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1401に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
なお、実施の形態3において、車載受信装置100bは、当該フローチャートの処理の終了後、例えば、図8におけるステップST804以降の処理を行っても構わない。
以上のように、車載受信装置100bは、実施の形態1の構成に加えて、放送信号を復号する復号方法を指定する復号指定部116を備え、復号指定部116は、放送情報更新部104が更新した放送情報及び放送信号を復号する復号方法を示す復号情報に基づいて、放送信号を復号して得られる映像の画質と比較して、当該放送信号がより高画質な映像を得られる放送信号であるか否かを推定し、当該放送信号がより高画質な映像が得られる放送信号であると推定された場合、より高画質な映像を得られる復号方法を指定する。
このように構成することで、車載受信装置100bは、双方向通信することなく、車両1bが走行している地点における放送信号において、車両1bの乗員の手を煩わせることなく、好適な復号方法を自動で指定することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る放送受信システム3cは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cは、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100が備えていないダイバーモード制御部118を備えた点、及び、車載信号取得部106cが複数の車載アンテナ150から受信した複数の放送波から、複数の放送信号を取得可能である点において相違する。
図15は、実施の形態4に係る放送受信システム3cの要部を示すブロック図である。
図16は、実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cの要部を示すブロック図である。
図12及び図13を用いて、実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cの構成を説明する。なお、図15及び図16において、図1及び図3に示す図と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cは、車両1cに搭載されている。
実施の形態4では、車両1cに車載アンテナ150として4個の車載アンテナ150a,150b,150c,150dが設けられている。4個の車載アンテナ150a,150b,150c,150dは、任意の車載アンテナ150を組み合わせ、最大比合成方式等のダイバーシティ方式が適用されるダイバーシティアンテナとして作用する。
実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cは、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106c、操作受付部108、ダイバーモード制御部118、復号部112、及び出力制御部114により要部が構成される。
車載信号取得部106cは、ダイバーシティ方式を適用した複数の車載アンテナ150から取得した複数の電気信号から、複数の放送信号を出力することができる。
具体的には、ダイバーモード制御部118は、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、車載信号取得部106cに対して、車載信号取得部106cが出力する放送信号を指定すると共に、車載信号取得部106cが出力する放送信号を複数の指定する場合、それぞれの放送信号を出力するために用いる車載アンテナ150の組み合わせを指定する。ダイバーモード制御部118は、車載信号取得部106cに対して、車載信号取得部106cが出力する放送信号を1個だけ指定する場合、当該放送信号を出力するために全ての車載アンテナ150の組み合わせるように指定する。
より具体的には、ダイバーモード制御部118は、例えば、放送情報に基づいて、視聴する放送信号(以下「視聴用放送信号」という。)の信号強度が予め定められた閾値より小さい場合、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号だけを出力するように指定する。更に、ダイバーモード制御部118は、視聴用放送信号を出力するために4個全ての車載アンテナ150を組み合わせるように指定する。また、ダイバーモード制御部118は、例えば、放送情報に基づいて、視聴用放送信号の信号強度が予め定められた閾値以上である場合、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号及び視聴用放送信号とは異なる放送信号(以下「視聴外放送信号」という。)の両方を出力するように指定する。更に、ダイバーモード制御部118は、視聴用放送信号を出力するために、4個の車載アンテナ150のうち、例えば、2個の車載アンテナ150a,150bを組み合わせるように指定し、視聴外放送信号を出力するために、残りの2個の車載アンテナ150c,150dを組み合わせるように指定する。視聴外放送信号は、例えば、電子番組ガイドの情報を取得するために、放送情報に基づいて、視聴可能な放送局に対応する放送信号を順次出力するように指定される。
予め定められた閾値とは、例えば、図6に例示する強弱の2段階で示される電波強度における「強」である。予め定められた閾値を「強」とした場合、視聴用放送信号の信号強度が「弱」であれば、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号だけ出力するように指定し、更に、視聴用放送信号を出力するために4個全ての車載アンテナ150を組み合わせるように指定する。また、視聴用放送信号の信号強度が「強」であれば、視聴用放送信号及び視聴外放送信号の両方を出力するように指定し、更に、視聴用放送信号を出力するために、4個の車載アンテナ150のうち、例えば、2個の車載アンテナ150a,150bを組み合わせるように指定し、視聴外放送信号を出力するために、残りの2個の車載アンテナ150c,150dを組み合わせるように指定する。
車載受信装置100cの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図5A及び図5Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、情報受信部102、放送情報更新部104、車載信号取得部106c、操作受付部108、ダイバーモード制御部118、復号部112、及び出力制御部114の各々の機能は、プロセッサ501及びメモリ502により実現されるものであっても良く、又は処理回路503により実現されるものであっても良い。
図17は、実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cの処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して実施の形態4に係る放送受信システム3cにおける車載受信装置100cの処理について説明する。
車載受信装置100cは、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST1701にて、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により受信する。
なお、ステップST1701の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1701の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報受信部102は、路上検波装置200から、局情報及び強度情報を路車間通信により常に受信できるようになる。
次に、ステップST1702にて、放送情報更新部104は、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したか否かを判定する。
ステップST1702にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信していないと判定された場合(ステップST1702:NO)、車載受信装置100cは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1701に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST1702にて、情報受信部102が新たな局情報及び強度情報を受信したと判定された場合(ステップST1702:YES)、ステップST1703にて、放送情報更新部104は、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。ステップST1703の処理の後、車載受信装置100cは、ステップST1704の処理を行う。
なお、ステップST1702及びステップST1703の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST1702及びステップST1703の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、放送情報更新部104は、情報受信部102が路上検波装置200から局情報及び強度情報を路車間通信により受信した最新の情報に基づいて、即座に視聴可能な放送局を示す放送情報を更新できるようになる。
次に、ステップST1704にて、ダイバーモード制御部118は、放送情報に基づいて、視聴用放送信号の信号強度が予め定められた閾値以上か否かを判定する。
ステップST1704にて、視聴用放送信号の信号強度が予め定められた閾値より小さい値である又は閾値より弱いと判定された場合(ステップST1704:NO)、ステップST1705にて、ダイバーモード制御部118は、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号だけ出力するように指定する。更に、ステップST1706にて、ダイバーモード制御部118は、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号を出力するために4個全ての車載アンテナ150を組み合わせるように指定する。
ステップST1704にて、視聴用放送信号の信号強度が予め定められた閾値以上の値である又は閾値以上強いと判定された場合(ステップST1704:YES)、ステップST1707にて、ダイバーモード制御部118は、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号及び視聴外放送信号の両方を出力するように指定する。更に、ステップST1708にて、ダイバーモード制御部118は、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号を出力するために、車載アンテナ150a,150bを組み合わせるように指定し、視聴外放送信号を出力するために、車載アンテナ150c,150dを組み合わせるように指定する。
ステップST1706又はステップST1708の後、車載受信装置100cは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST1701に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
なお、実施の形態4において、車載受信装置100cは、当該フローチャートの処理を終了後、例えば、図8におけるステップST804以降の処理を行っても構わない。
また、この実施の形態において、ダイバーモード制御部118が、車載信号取得部106cに対して、視聴用放送信号及び視聴外放送信号の両方を出力するように指定した場合、視聴用放送信号及び視聴外放送信号を出力するために、車載アンテナ150を2個ずつ組み合わせる例を示したが、この限りではない。例えば、視聴用放送信号を出力するために、車載アンテナ150a,150b、及び150cを組み合わせ、視聴外放送信号を出力するために、車載アンテナ150dを使用するように指定しても構わない。
また、この実施の形態において、4個の車載アンテナ150を使用した例を示したが、この限りではない。例えば、車載アンテナ150は、2個でも、3個でも、5個以上でも構わない。
以上のように、車載受信装置100cは、実施の形態1の構成に加え、車載信号取得部106cは、ダイバーシティ方式を適用した複数の車載アンテナ150から複数の電気信号から、複数の放送信号を出力可能なものであり、車載信号取得部106cが出力する放送信号を複数指定可能なダイバーモード制御部118を備え、ダイバーモード制御部118は、放送情報更新部104が更新した放送情報に基づいて、車載信号取得部106cに対して、車載信号取得部106cが出力する放送信号を指定すると共に、車載信号取得部106cが出力する放送信号を複数の指定する場合、それぞれの放送信号を出力するために用いる複数の車載アンテナ150の組み合わせを指定する。
このように構成することで、車載受信装置100cは、双方向通信することなく、車両1cが走行している地点における放送信号において、車両1cの乗員の手を煩わせることなく、安定して出力して乗員に視聴させつつ、放送信号の強度信号が強い場合、乗員が視聴する放送局とは異なる他の放送局の放送波に対応する放送信号も同時に出力することができる。したがって、車両1cの乗員の手を煩わせることなく、安定して出力して乗員に視聴させつつ、放送信号の強度信号が強い場合、例えば、他の放送局の電子番組ガイドの情報等の有益な情報を同時に出力できる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る放送受信システム3dにおいて、路上検波装置200dとして、2個の路上検波装置200d1,200d2が設けられている。以下、ある時点において、車載受信装置100dと路車間通信する路上検波装置200dを路上検波装置200d1とする。また、当該時点において、車載受信装置100dと路車間通信しない路上検波装置200dを路上検波装置200d2とする。
実施の形態5に係る放送受信システム3dは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける路上検波装置200dは、実施の形態1に係る放送受信システム3における路上検波装置200が備えていない、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を他の路上検波装置200dに提供する情報提供部212、及び、他の路上検波装置200dの情報提供部212から提供された局情報及び強度情報を取得する情報取得部214を備えた点において相違する。また、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける路上検波装置200d1は、情報送信部206dが、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報に加えて、情報取得部214が取得した他の路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報も、路車間通信により車載受信装置100dに送信する点において相違する。
また、実施の形態5に係る放送受信システム3dは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dは、情報受信部102dが、路車間通信を行う路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報に加えて、路車間通信を行う路上検波装置200d1とは異なる路上検波装置200d2が直に受信した放送波から取得した放送信号に基づいて生成した局情報及び強度情報も、路車間通信を行う路上検波装置200d1を介して路車間通信により受信する点において相違する。更に、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dは、放送情報更新部104dが、情報受信部102dが受信した路車間通信を行う路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報、並びに、路車間通信を行う路上検波装置200d1とは異なる路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報に基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する点において相違する。
図18は、実施の形態5に係る放送受信システム3dの要部を示すブロック図である。
図19は、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける路上検波装置200dの要部を示すブロック図である。
図20は、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dの要部を示すブロック図である。
図18、図19、及び図20を用いて、実施の形態5に係る放送受信システム3dの構成を説明する。
なお図18、図19、及び図20において、図1、図2、及び図3に示す図と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
放送受信システム3dは、放送送信機300、路上検波装置200d1,200d2、路上アンテナ250、及び路車送信アンテナ252、並びに、車両1dに搭載された車載受信装置100d、車載アンテナ150、路車受信アンテナ152、出力装置160、及び入力装置170により要部が構成される。
路上検波装置200dは、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206d、信号復号部208、情報提供部212、及び情報取得部214により要部が構成される。
路上検波装置200dの情報提供部212は、路上検波装置200dの情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を他の路上検波装置200dに提供する。
特に、この実施の形態においては、路上検波装置200d2の情報提供部212(図示せず)が、路上検波装置200d2の情報生成部204(図示せず)が生成した局情報及び強度情報を路上検波装置200d1に提供する場合について説明する。
路上検波装置200dの情報取得部214は、他の路上検波装置200dの情報提供部212から提供された局情報及び強度情報を取得する。
特に、この実施の形態においては、路上検波装置200d1の情報取得部214が、路上検波装置200d2の情報提供部212(図示せず)から提供された局情報及び強度情報を取得する場合について説明する。
路上検波装置200d1と路上検波装置200d2とは、例えば、インターネット、公衆回線等の公衆ネットワーク等を介して接続されており、情報取得部214は、情報提供部212から当該公衆ネットワーク等を介して、局情報及び強度情報を取得する。
車載受信装置100dは、情報受信部102d、放送情報更新部104d、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114dにより要部が構成される。
情報受信部102dは、路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報と、路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報とを、路上検波装置200d1から、路車送信アンテナ252及び路車受信アンテナ152を介して、路車間通信により受信する。
放送情報更新部104dは、情報受信部102dが受信した路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報と、路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報とに基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
出力制御部114dは、放送情報更新部104dが更新した放送情報に基づいて、視聴可能な放送局を提示するための出力制御を行う。
具体的には、出力制御部114dは、放送情報更新部104dが更新した放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。
より具体的には、出力制御部114dは、例えば、操作受付部108が放送情報の表示を要求する入力操作に対応する操作情報を受け付けた場合、表示装置162に対応する出力制御モードを放送情報表示モードに切り替える。出力制御部114dは、表示装置162に対応する出力制御モードが放送情報表示モードである場合、放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。
図21Aは、車両1dに設置された車載受信装置100dが、車両1dが走行する地点の至近に設置された路上検波装置200d1から、路車間通信により受信した、路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報の一例を示したものである。
図21Bは、車両1dに設置された車載受信装置100dが、車両1dが走行する地点の至近に設置された路上検波装置200d1から、路車間通信により受信した、路上検波装置200d1が設置された地点の付近に設置された他の路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報の一例を示したものである。
図21Cは、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dが表示装置162に表示した放送情報の一例を示す図である。
図21A,図21B,及び図21Cを参照して、実施の形態5に係る放送情報について説明する。
図21A及び図21Bに示す例において、局情報は、周波数を示す情報及び放送局の局名を示す情報であり、また、強度情報は、強弱の2段階で示された情報である。図21A及び図21Bに示す例は一例であり、局情報及び強度情報は、これに限るものではない。なお、強度情報の示す強弱の大きさの指標は、例えば、実施の形態1において図6を参照して説明したものと同様である。
図21Aに示す例において、路上検波装置200d1が設置された地点における視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局は、放送局A、放送局B、及び放送局Aの中継局の3個あり、それぞれ異なる周波数による放送波である。また、それぞれの信号強度は、放送局Aが「弱」、放送局Bが「弱」、及び放送局Aの中継局が「強」である。
図21Bに示す例において、路上検波装置200d2が設置された地点における視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局は、放送局A、放送局B、放送局C、及び放送局Aの中継局の4個あり、それぞれ異なる周波数による放送波である。また、それぞれの信号強度は、放送局Aが「強」、放送局Bが「弱」、放送局Cが「弱」、及び放送局Aの中継局が「弱」である。
車載受信装置100dにおける情報受信部102dは、図21A及び図21Bに例示した路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2の局情報及び強度情報を、路上検波装置200d1から路車間通信により受信する。
車載受信装置100dにおける放送情報更新部104dは、情報受信部102dが受信し路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2の局情報及び強度情報に基づいて、放送情報を更新する。
車載受信装置100dにおける出力制御部114dは、放送情報更新部104dが更新した放送情報を、例えば、図21Cに例示したように表示装置162に表示するための出力信号を生成する。
図21Cに示す例において、路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2が設置された地点における視聴可能な電波強度を有する放送波を送信する放送局が表示される。図21Cに示す例において、放送局名は、例えば、局情報に基づいて放送局の局名が表示されている。図21Cに示す例において、電波強度は、例えば、路上検波装置200d1が生成した強度情報に基づいて強弱の2段階で表示される。図21Cに示す例において、今後の電波状況は、路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2の強度情報に基づいて、路上検波装置200d1の強度情報が示す各放送局の信号強度に対する、路上検波装置200d2の強度情報が示す各放送局の信号強度の良し悪しが表示されている。より具体的には、例えば、路上検波装置200d2が路上検波装置200d1と同じ道路に設置され、且つ、車両1dの進行方向において、路上検波装置200d1が設置された地点より先の地点に路上検波装置200d2が設置されている場合、車両1dが今後走行を続けた際、車両1dに搭載された車載受信装置100dが受信する放送信号は、路上検波装置200d2が生成した局情報と強度情報とが示すものに近付いていく。例えば、チャンネル番号「1」に示される放送局Aの電波強度は「弱」から「強」に改善することが推定される。したがって、今後の電波状況は、「改善」を示している。
なお、路上検波装置200d2が、車両1dの進行方向において、路上検波装置200d1が設置された地点より先の地点に設置されているか否かは、例えば、路上検波装置200d1が特定の方向に向かって走行する車両1dに対してのみ路車間通信を行うものである場合、路上検波装置200d1に予め設定することで判定可能である。
また、チャンネル番号は、例えば、車両1の乗員が入力装置170を用いてチャンネル番号を指定することで、車載受信装置100dにチャンネル番号に対応する放送局を選局させるための番号である。
路上検波装置200dの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図4A及び図4Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、信号取得部202、情報生成部204、情報送信部206d、信号復号部208、情報提供部212、及び情報取得部214の各々の機能は、プロセッサ401及びメモリ402により実現されるものであっても良く、又は処理回路403により実現されるものであっても良い。
車載受信装置100dの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図5A及び図5Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、情報受信部102d、放送情報更新部104d、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114dの各々の機能は、プロセッサ501及びメモリ502により実現されるものであっても良く、又は処理回路503により実現されるものであっても良い。
図22は、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける路上検波装置200d1の処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける路上検波装置200d1の処理について説明する。
路上検波装置200d1は、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST2201にて、情報生成部204は、信号取得部202が出力する放送信号の周波数を指定する。なお、情報生成部204は、指定した周波数の値を記憶し、次に周波数を指定する際に、記憶した周波数の値に基づいて指定する周波数の値を決定しても良い。例えば、信号取得部202が日本国内の地上基幹放送の放送信号を出力する場合、情報生成部204が指定する周波数は、約470メガヘルツから約710メガヘルツの間において、情報生成部204が前回指定した周波数に6メガヘルツを加算することで決定される。また、情報生成部204が指定する周波数の初期値は、予め情報生成部204に記憶されているものとする。
次に、ステップST2202にて、信号取得部202は、放送波を直に受信する路上アンテナ250から電気信号を取得し、情報生成部204により指定された周波数の放送信号を出力する。
次に、ステップST2203にて、情報生成部204は、信号取得部202が出力した放送信号の信号強度を計測し、計測した信号強度が強度閾値より大きいか否かを判定する。
ステップST2203の処理にて、信号強度が強度閾値より大きくないと判定された場合(ステップST2203:NO)、路上検波装置200d1は、ステップST2201の処理に戻る。
ステップST2203の処理にて、信号強度が強度閾値より大きいと判定された場合(ステップST2203:YES)、路上検波装置200d1は、以下の処理を行う。
まず、ステップST2204にて、情報生成部204は、ステップST2203にて計測した信号強度の値に基づいて強度情報を生成する。
次に、ステップST2205にて、信号復号部208は、ステップST2202にて信号取得部202が出力した放送信号を復号し、復号結果を出力する。
次に、ステップST2206にて、情報生成部204は、ステップST2205にて信号復号部208が出力した復号結果を用いて、放送波を送信する放送局を示す局情報を生成する。
次に、ステップST2207にて、情報取得部214は、例えば、インターネット、公衆回線等の公衆ネットワーク等を介して、路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報を路上検波装置200d2から取得する。
なお、ステップST2207の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。ステップST2207の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、路上検波装置200d1は、路上検波装置200d2が生成した最新の局情報及び強度情報を常に取得できるようになる。
次に、ステップST2208にて、情報送信部206dは、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報、並びに、情報取得部214が取得した路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報を、路車間通信により車載受信装置100dに送信するための制御を行う。
なお、ステップST2208の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。ステップST2208の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報送信部206dは、路車間通信により車載受信装置100dに常に送信できるようになる。
次に、ステップST2209にて、情報生成部204は、信号取得部202に予定する全ての周波数を指定したか否かを判定する。
例えば、信号取得部202が日本国内の地上基幹放送の放送信号を出力する場合、情報生成部204は、約470メガヘルツから約710メガヘルツの間において、6メガヘルツ毎に全ての周波数を指定したか否かを判定する。
ステップST2209にて、予定する全ての周波数を指定していないと判定された場合(ステップST2209:NO)、路上検波装置200d1は、ステップST2201の処理に戻る。
ステップST2209にて、予定する全ての周波数を指定したと判定された場合(ステップST2209:YES)、ステップST2210にて、情報生成部204は、指定する周波数の値を初期値に戻す。
ステップST2210の後、路上検波装置200d1は、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST2201に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
図23は、実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dの処理を説明するフローチャートである。
当該図を参照して実施の形態5に係る放送受信システム3dにおける車載受信装置100dの処理について説明する。
車載受信装置100dは、当該図に示すフローチャートの処理を繰り返し行う。
まず、ステップST2301にて、情報受信部102dは、路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2がそれぞれ生成した局情報及び強度情報を、路上検波装置200d1から路車間通信により受信する。
なお、ステップST2301の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST2301の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、情報受信部102dは、路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2がそれぞれ生成した局情報及び強度情報を、路上検波装置200d1から、路車間通信により常に受信できるようになる。
次に、ステップST2302にて、放送情報更新部104dは、情報受信部102dが路上検波装置200d1又は路上検波装置200d2における新たな局情報及び強度情報を受信したか否かを判定する。
ステップST2302にて、情報受信部102dが路上検波装置200d1又は路上検波装置200d2における新たな局情報及び強度情報を受信したと判定された場合(ステップST2302:YES)、ステップST2303にて、放送情報更新部104dは、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。ステップST2303の処理の後、車載受信装置100dは、ステップST2304の処理を行う。
ステップST2302にて、情報受信部102dが路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2における新たな局情報及び強度情報を受信していないと判定された場合(ステップST2302:NO)、車載受信装置100dは、ステップST2304の処理を行う。
なお、ステップST2302及びステップST2303の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST2302及びステップST2303の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、放送情報更新部104dは、情報受信部102dが路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2における局情報及び強度情報を、路上検波装置200d1から、路車間通信により受信した最新の情報に基づいて、即座に視聴可能な放送局を示す放送情報を更新できるようになる。
次に、ステップST2304にて、出力制御部114dは、出力制御モードが放送情報表示モードであるか否かを判定する。
ステップST2304にて、出力制御モードが放送情報表示モードであると判定された場合(ステップST2304:YES)、ステップST2305にて、出力制御部114dは、放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力する。ステップST2305の後、車載受信装置100dは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST2301に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST2304にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST2304:NO)、車載受信装置100dは、ステップST2306以降の処理を行う。
この実施の形態では、ステップST2304にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST2304:NO)、車載受信装置100dは、ステップST2306以降の処理を行う例を示すが、この限りではなく、車載受信装置100dは、ステップST2306以降の処理を行わずに当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST2301に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行っても良い。
なお、ステップST2304及びステップST2305の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST2304及びステップST2305の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、例えば、操作受付部108が放送情報の表示を要求する入力操作に対応する操作情報を受け付けた場合、出力制御部114は、即座に放送情報を表示装置162に表示するための出力信号を生成し、生成した出力信号を表示装置162に出力できるようになる。
ステップST2304にて、出力制御モードが放送情報表示モードでないと判定された場合(ステップST2304:NO)、ステップST2306にて、出力制御部114dは、出力制御モードが放送視聴モードであるか否かを判定する。
ステップST2306にて、出力制御モードが放送視聴モードであると判定された場合(ステップST2306:YES)、ステップST2307にて、出力制御部114dは、復号部112が出力した復号結果を出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力する。ステップST2307の後、車載受信装置100dは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST2301に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
ステップST2306にて、出力制御モードが放送視聴モードでないと判定された場合(ステップST2306:NO)、車載受信装置100dは、当該フローチャートの処理を終了し、その後、ステップST2301に戻って、当該フローチャートの処理を繰り返し行う。
なお、ステップST2306及びステップST2307の処理は、例えば、当該図に示すフローチャートの処理を実行している間、バックグラウンド処理により繰り返し行われても良い。
ステップST2306及びステップST2307の処理がバックグラウンド処理により繰り返し行われることで、例えば、操作受付部108が局選択操作に対応する操作情報を受け付けた場合、出力制御部114dは、即座に復号部112が出力した復号結果を出力装置160に適宜出力するための出力信号を生成し、生成した出力信号を出力装置160に出力できるようになる。
以上のように、路上検波装置200d1は、実施の形態1の構成に加え、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報を、他の路上検波装置200d2に提供する情報提供部212と、他の路上検波装置200d2の情報提供部212から提供された局情報及び強度情報を取得する情報取得部214と、を備え、情報送信部206dは、情報生成部204が生成した局情報及び強度情報に加えて、情報取得部214が取得した他の路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報も、路車間通信により車載受信装置100dに送信する。
このように構成することで、路上検波装置200d1は、路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報だけでなく、路上検波装置200d1と異なる路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報も、双方向通信することなく路車間通信により車両1dに設置された車載受信装置100dに送信でき、車両1dが走行している地点における好適な放送信号を車載受信装置100dに提示することができる。
特に、路上検波装置200d2が路上検波装置200d1と同じ道路に設置され、且つ、車両1dの進行方向において、路上検波装置200d1が設置された地点より先の地点に路上検波装置200d2が設置されている場合、車両1dに搭載された車載受信装置100dに車両1dが進行した先の放送信号の状態を送信できるため、このような構成は特に有効である。
また、車載受信装置100dは、実施の形態1の構成に加え、情報受信部102dは、路車間通信を行う路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報に加えて、路車間通信を行う路上検波装置200d1とは異なる他の路上検波装置200d2が直に受信した放送波から出力した放送信号に基づいて生成した局情報及び強度情報も、路車間通信を行う路上検波装置200d1を介して路車間通信により受信し、放送情報更新部104dは、情報受信部102dが受信した、路車間通信を行う路上検波装置200d1が生成した局情報及び強度情報、並びに、路車間通信を行う路上検波装置200d1とは異なる他の路上検波装置200d2が生成した局情報及び強度情報に基づいて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
このように構成することで、車載受信装置100dは、双方向通信することなく、車両1dが走行している地点における好適な放送信号を提示することができる。
この実施の形態では、路上検波装置200dが2個存在する場合について説明したが、路上検波装置200dは、2個に限るものではなく、3個以上であっても構わない。
また、この実施の形態において、路上検波装置200d1と路上検波装置200d2とは、例えば、インターネット、公衆回線等の公衆ネットワーク等を介して、それぞれが生成した局情報と強度情報を直接送受信する例を示したが、この限りではない。
例えば、路上検波装置200d1及び路上検波装置200d2の両方がインターネット、公衆回線等の公衆ネットワーク等を介してアクセス可能なサーバを設け、サーバは、路上検波装置200d2の情報提供部212から受信した局情報及び強度情報を保存し、路上検波装置200d1の情報取得部214は、適宜、サーバが保存したから路上検波装置200d2の局情報及び強度情報を取得しても良い。
実施の形態6.
実施の形態6に係る放送受信システム3eは、実施の形態1に係る放送受信システム3と比較して、実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eは、実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100が備えていない強度補正部120を備えた点において相違する。
図24は、実施の形態6に係る放送受信システム3eの要部を示すブロック図である。
図25は、実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eの要部を示すブロック図である。
図24及び図25を用いて、実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eの構成を説明する。なお、図24及び図25において、図1及び図3に示す図と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eは、車両1eに搭載されている。
実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eは、情報受信部102、強度補正部120、放送情報更新部104e、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114により要部が構成される。
強度補正部120は、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さに基づいて、情報受信部102が受信した強度情報を補正する。
車載アンテナ150が受信する放送信号の信号強度は、車載アンテナ150の設置高さに依存する。例えば、車載アンテナ150の設置高さが高いほど、車載アンテナ150から取得できる放送信号の信号強度が強く、車載アンテナ150の設置高さが低いほど、車載アンテナ150から取得できる放送信号の信号強度が弱くなる。
したがって、具体的には、強度補正部120は、例えば、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さが高いほど、情報受信部102が受信した強度情報に含まれる信号強度を高い値に補正する。また、強度補正部120は、例えば、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さが低いほど、情報受信部102が受信した強度情報に含まれる信号強度を低い値に補正する。
以下、例えば、強度情報に含まれる信号強度が信号強度の弱い順に1から4までの整数により4段階で示される場合を例に説明する。また、信号強度における「1」又は「2」は、ワンセグ放送が視聴可能な信号強度であり、信号強度における「3」又は「4」は、フルセグ放送が視聴可能な信号強度であるものとする。また、車載アンテナ150の設置高さは、予め強度補正部120に記憶されているものとする。
例えば、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さが予め定められた高さ閾値より高く、且つ、強度情報に含まれる信号強度が「1」、「2」、又は「3」である場合、強度補正部120は、強度情報に含まれる信号強度に1を加算することで強度情報を補正する。また、例えば、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さが予め定められた高さ閾値より低い場合、強度補正部120は、強度情報に含まれる信号強度から1を減算することで強度情報を補正する。
放送情報更新部104eは、強度補正部120が補正した強度情報を用いて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
ここで、補正後の強度情報に含まれる信号強度が「0」の場合、放送情報更新部104eは、視聴可能な放送信号ではないと推定し、補正後の強度情報に含まれる信号強度が「0」の放送信号を放送情報に含めないようにしても良い。
車載受信装置100eの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図5A及び図5Bを参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。すなわち、情報受信部102、強度補正部120、放送情報更新部104e、車載信号取得部106、操作受付部108、復号部112、及び出力制御部114の各々の機能は、プロセッサ501及びメモリ502により実現されるものであっても良く、又は処理回路503により実現されるものであっても良い。
実施の形態6に係る放送受信システム3eにおける車載受信装置100eの処理は、図8を参照して実施の形態1に係る放送受信システム3における車載受信装置100の処理と比較して、以下の点が相違する。
図8におけるステップST801の後且つステップST803の前に、強度補正部120は、上述のとおり、強度情報を補正する処理を行う。その後、ステップST803にて、放送情報更新部104eは、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
その他の処理は、車載受信装置100eの処理と車載受信装置100の処理とで同様であるため、詳細な説明は省略する。
この実施の形態では、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さと予め定められた高さ閾値とを比較する形態について説明したが、この限りではない。例えば、路上検波装置200が、局情報及び強度情報に加えて、路上アンテナ250の設置高さを示すアンテナ情報も、路車送信アンテナ252及び路車受信アンテナ152を介して、路車間通信により車載受信装置100eに送信し、強度補正部120は、路上アンテナ250の設置高さと車載アンテナ150の設置高さとを比較することで、路上検波装置200から受信した強度情報を補正しても良い。
以上のように、車載受信装置100eは、実施の形態1の構成に加えて、車両1eに設置された車載アンテナ150の設置高さに基づいて、情報受信部102が受信した強度情報を補正する強度補正部120を備え、放送情報更新部104eは、強度補正部120が補正した強度情報を用いて、視聴可能な放送局を示す放送情報を更新する。
このように構成することで、車載受信装置100eは、双方向通信することなく、車両1eが走行している地点における好適な放送信号を、実施の形態1に係る車載受信装置100と比較して、より高い精度で提示することができる。
これまで説明した実施の形態において、路上検波装置200,200dは、局情報及び強度情報を生成するものあったが、局情報及び強度情報に加えて、例えば、番組のタイトル名を示す番組情報も生成するものであっても良い。番組のタイトル名は、信号復号部208が放送信号を復号することで取得することができる。
路上検波装置200,200dが局情報、強度情報、及び番組情報を生成する場合、路上検波装置200,200dは、生成した局情報、強度情報、及び番組情報を路車間通信により車載受信装置100,100a,100b,100c,100d,100eに送信する。また、車載受信装置100,100a,100b,100c,100d,100eの情報受信部102,102dは、局情報、強度情報、及び番組情報を受信する。また、放送情報更新部104,104d,104eは、局情報、強度情報、及び番組情報に基づいて放送情報を更新する。
このように構成することで、例えば、実施の形態1における車載受信装置100は、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度を表示させるだけでなく、番組のタイトル名も表示させることができる。
また、このように構成することで、例えば、実施の形態2における車載受信装置100aは、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度だけではく、番組のタイトル名を参照して、同じ番組を放送している放送局を選択することができる。
また、このように構成することで、例えば、実施の形態3における車載受信装置100bは、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度だけではく、番組のタイトル名を参照して、同じ番組を放送している放送局のうち、より高画質な映像を得られる放送信号を選択することができる。
また、このように構成することで、例えば、実施の形態4における車載受信装置100cは、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度だけではく、番組のタイトル名を参照して、電子番組ガイドの情報を取得するための放送信号を指定する際に、放送信号を指定する優先順位を決定することができる。放送信号を指定する優先順位は、例えば、放送信号の信号強度が強い順、且つ、異なる番組が放送されている順に決定する。
また、このように構成することで、例えば、実施の形態5における車載受信装置100dは、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度だけではく、番組のタイトル名も表示させることができる。
また、このように構成することで、例えば、実施の形態6における車載受信装置100eは、例えば、放送局名及び放送局が送信する放送波の電波強度だけではく、番組のタイトル名も表示させることができる。
なお、この発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略ができる。
特に、実施の形態1-6は、自由に組み合わせることができる。また、特に、実施の形態2-4の車載受信装置100a,100b,100cは、実施の形態1の車載受信装置100における放送情報を表示装置162に表示制御する機能を省略することができる。
1,1a,1b,1c,1d,1e 車両、3,3a,3b,3c,3d,3e 放送受信システム、100,100a,100b,100c,100d,100e 車載受信装置、102,102d 情報受信部、104,104d,104e 放送情報更新部、106,106c 車載信号取得部、108 操作受付部、110 選局部、112,112b 復号部、114,114d 出力制御部、116 復号指定部、118 ダイバーモード制御部、120 強度補正部、150,150a,150b,150c,150d 車載アンテナ、152 路車受信アンテナ、160 出力装置、162 表示装置、164 音声出力装置、170 入力装置、200,200d,200d1,200d2 路上検波装置、202 信号取得部、204 情報生成部、206,206d 情報送信部、208 信号復号部、212 情報提供部、214 情報取得部、250 路上アンテナ、252 路車送信アンテナ、300 放送送信機、401,501 プロセッサ、402,502 メモリ、403,503 処理回路。

Claims (13)

  1. 放送波を直に受信する路上アンテナから受信した電気信号から放送信号を出力する信号取得部と、
    前記信号取得部が出力した前記放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する前記放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する前記信号取得部が出力した前記放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する情報生成部と、前記情報生成部が生成した前記局情報及び前記強度情報を、路車間通信により車載受信装置に送信するための制御を行う情報送信部と、を有する路上検波装置と、
    当該路上検波装置から、前記局情報及び前記強度情報を路車間通信により受信する情報受信部と、前記情報受信部が受信した前記局情報及び前記強度情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を示す放送情報を更新する放送情報更新部と、前記放送波を直に受信する車両に設置された車載アンテナから取得した電気信号から放送信号を出力する車載信号取得部と、を有する車載受信装置と、
    を備えた放送受信システム。
  2. 放送波を直に受信する路上アンテナから取得した電気信号から放送信号を出力する信号取得部と、
    前記信号取得部が出力した前記放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する前記放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する前記信号取得部が出力した前記放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部が生成した前記局情報及び前記強度情報を、路車間通信により車載受信装置に送信するための制御を行う情報送信部と、
    を備えたこと
    を特徴とする路上検波装置。
  3. 前記情報生成部が生成した前記局情報及び前記強度情報を、他の路上検波装置に提供する情報提供部と、
    他の路上検波装置の前記情報提供部から提供された前記局情報及び前記強度情報を取得する情報取得部と、
    を備え、
    前記情報送信部は、前記情報生成部が生成した前記局情報及び前記強度情報に加えて、前記情報取得部が取得した他の路上検波装置が生成した前記局情報及び前記強度情報も、路車間通信により前記車載受信装置に送信すること
    を特徴とする請求項2記載の路上検波装置。
  4. 前記情報生成部は、前記信号取得部が出力した前記放送信号に基づいて、前記局情報及び前記強度情報に加えて、視聴可能な前記放送局の番組情報も生成し、
    前記情報送信部は、前記局情報及び前記強度情報に加えて、前記情報生成部が生成した前記番組情報も、路車間通信により前記車載受信装置に送信すること
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載の路上検波装置。
  5. 放送波を直に受信する路上アンテナから取得した電気信号から出力した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する前記放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する出力した前記放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する路上検波装置から、前記局情報及び前記強度情報を路車間通信により受信する情報受信部と、
    前記情報受信部が受信した前記局情報及び前記強度情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を示す放送情報を更新する放送情報更新部と、
    前記放送波を直に受信する車両に設置された車載アンテナから取得した電気信号から放送信号を出力する車載信号取得部と、
    を備えたこと
    を特徴とする車載受信装置。
  6. 出力装置に出力制御するための出力制御部を備え、
    前記出力制御部は、前記放送情報更新部が更新した前記放送情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を提示するための出力制御を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の車載受信装置。
  7. 前記車載信号取得部が出力する前記放送信号を決定する選局部を備え、
    前記選局部は、前記車載信号取得部が親局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号を取得する場合、前記放送情報更新部が更新した放送情報に基づいて、前記親局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度と、前記親局送信所が送信する放送波を補助的に送信する中継局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度とを比較し、前記中継局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度が、前記親局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度より大きい場合、前記中継局送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号を前記車載信号取得部に出力させることを決定し、
    前記選局部は、前記車載信号取得部が第1放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号を取得する場合、前記放送情報更新部が更新した放送情報に基づいて、前記第1放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度と、前記第1放送局の系列放送局である第2放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度とを比較し、前記第2放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度が、前記第1放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号の信号強度より大きい場合、前記第2放送局の送信所における放送送信機からの放送波に対応する放送信号を前記車載信号取得部に出力させることを決定すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の車載受信装置。
  8. 前記放送信号を復号する復号方法を指定する復号指定部を備え、
    前記復号指定部は、前記放送情報更新部が更新した前記放送情報及び放送信号を復号する復号方法を示す復号情報に基づいて、前記放送信号の信号強度が、当該放送信号を復号して得られる映像の画質より高画質な映像を得られる信号強度に改善したか否かを推定し、
    前記放送信号の信号強度が、当該放送信号を復号して得られる映像の画質より高画質な映像を得られる信号強度に改善したと推定された場合、より高画質な映像を得られる復号方法を指定すること
    を特徴とする請求項5から請求項7のうちいずれか1項記載の車載受信装置。
  9. 前記車載信号取得部は、ダイバーシティ方式を適用した複数の前記車載アンテナから複数の電気信号から、複数の前記放送信号を出力可能なものであり、
    前記車載信号取得部が出力する前記放送信号を複数指定可能なダイバーモード制御部を備え、
    前記ダイバーモード制御部は、前記放送情報更新部が更新した前記放送情報に基づいて、前記車載信号取得部に対して、前記車載信号取得部が出力する前記放送信号を指定すると共に、前記車載信号取得部が出力する前記放送信号を複数の指定する場合、それぞれの前記放送信号を出力するために用いる複数の前記車載アンテナの組み合わせを指定すること
    を特徴とする請求項5から請求項8のうちいずれか1項記載の車載受信装置。
  10. 前記情報受信部は、路車間通信を行う前記路上検波装置が生成した前記局情報及び前記強度情報に加えて、路車間通信を行う前記路上検波装置とは異なる他の前記路上検波装置が直に受信した前記放送波から出力した前記放送信号に基づいて生成した前記局情報及び前記強度情報も、路車間通信を行う前記路上検波装置を介して路車間通信により受信し、
    前記放送情報更新部は、前記情報受信部が受信した、路車間通信を行う前記路上検波装置が生成した前記局情報及び前記強度情報、並びに、路車間通信を行う前記路上検波装置とは異なる他の前記路上検波装置が生成した前記局情報及び前記強度情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を示す前記放送情報を更新すること
    を特徴とする請求項5から請求項9のうちいずれか1項記載の車載受信装置。
  11. 前記車両に設置された前記車載アンテナの設置高さに基づいて、前記情報受信部が受信した前記強度情報を補正する強度補正部を備え、
    前記放送情報更新部は、前記強度補正部が補正した前記強度情報を用いて、視聴可能な前記放送局を示す前記放送情報を更新すること
    を特徴とする請求項5から請求項10のうちいずれか1項記載の車載受信装置。
  12. 前記情報受信部は、前記局情報及び前記強度情報に加えて、前記路上検波装置が直に受信した前記放送波から出力した前記放送信号に基づいて生成した番組情報も、前記路上検波装置から路車間通信により受信し、
    前記放送情報更新部は、前記情報受信部が受信した前記局情報、前記強度情報及び前記番組情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を示す前記放送情報を更新すること
    を特徴とする請求項5から請求項11のうちいずれか1項記載の車載受信装置。
  13. コンピュータに、
    放送波を直に受信する路上アンテナから取得した電気信号から出力した放送信号に基づいて、視聴可能な電波強度を有する前記放送波を送信する放送局を示す局情報、及び、当該放送局に対応する出力した前記放送信号の信号強度を示す強度情報、を生成する路上検波装置から、前記局情報及び前記強度情報を路車間通信により受信する情報受信機能と、
    前記情報受信機能により受信された前記局情報及び前記強度情報に基づいて、視聴可能な前記放送局を示す放送情報を更新する放送情報更新機能と、
    前記放送波を直に受信する車両に設置された車載アンテナから取得した電気信号から放送信号を出力する車載信号取得機能と、
    を実現させるための車載用受信プログラム。
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