JP2015088829A - 放送受信装置 - Google Patents

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【課題】系列局への選局切り替えを的確に行うことができる放送受信装置を提供する。【解決手段】放送を受信するチューナ部2と、チューナ部2の出力信号を復調し、チューナ部2による放送の受信状態を判定する復調部3と、他の車両と車両間通信を行う車両間通信部6と、車両間通信部6によって他の車両から受信された放送の受信状態とこの受信状態で放送を受信した位置に基づいて、自車周辺における放送の受信状態を示す受信状態マップを生成する受信状態マップ生成部5bと、復調部3により判定された放送の受信状態が悪化した場合、受信状態マップを参照して自車位置で受信可能な系列局の有無を判定し、系列局があると判定された場合に、チューナ部2を制御して系列局への選局切り替えを行う切り替え制御部5aとを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、車両に搭載される放送受信装置に関する。
地上波テレビ放送を受信する従来の車載用地デジチューナでは、車両の移動により12セグ放送が受信できなくなった場合、ワンセグ放送を受信することで12セグ放送で視聴できない区間を補間している。
また、特許文献1には、現在受信している周波数の放送の受信感度が低下した場合に、同じ周波数の放送を受信している他の車両から車両間通信により放送信号を受信する車両用放送受信機が開示されている。この受信機では、同じ放送を受信している他の車両から受信した放送データを自車両搭載のチューナの出力に代えて視聴することができる。
特開2004−165940号公報
複数のチューナの全てで放送をダイバーシチ受信する放送受信装置やシングルチューナの放送受信装置である場合、放送受信中に並行して系列局をサーチすることができない。
このような放送受信装置では、例えばワンセグ放送の受信中に別の放送局から12セグ放送の受信が可能な地点に車両が到達しても、ワンセグ放送を受信している状態では別の物理チャンネルの受信情報を検知することができない。
この場合、12セグ放送を受信するには、現在のワンセグ放送が受信不可になる地点に車両が移動したときに自動で実行される系列局サーチ処理を経て12セグ放送に切り替わるまで待つ必要があった。
また、特許文献1では、12セグ放送の受信感度が低下したときに、同じ12セグ放送を受信している他の車両から車両間通信により12セグ放送を中継することができる。
しかしながら、特許文献1は、自車両と同じ周波数の放送を受信している他の車両から当該放送を受信するので、上述した場合において、他の車両による中継によってワンセグ放送の受信は継続されるが、同じ放送内容の12セグ放送が受信可能かどうかを知ることはできない。また、他の車両の受信機は、受信した放送の車内への出力と車外への送信を行う必要があり、非常に処理負荷が大きくなるという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、系列局への選局切り替えを的確に行うことができる放送受信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る放送受信装置は、放送を受信するチューナ部と、チューナ部の出力信号を復調し、チューナ部による放送の受信状態を判定する復調部と、他の車両と車両間通信を行う車両間通信部と、車両間通信部により他の車両から受信された放送の受信状態とこの受信状態で放送を受信した位置とに基づいて、自車周辺における放送の受信状態を示す受信状態マップを生成する受信状態マップ生成部と、復調部により判定された放送の受信状態が悪化した場合、受信状態マップを参照して自車位置で受信可能な系列局の有無を判定し、系列局があると判定された場合に、チューナ部を制御して系列局への選局切り替えを行う切り替え制御部とを備える。
この発明によれば、系列局への選局切り替えを的確に行うことができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 放送エリアの概念図である。 ワンセグ放送と12セグ放送の切り替え処理のフローチャートである。 受信状態マップを使用しない従来の系列局サーチ処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る放送受信装置による受信状態マップ生成処理の概要を示す図である。 受信状態マップを示す図である。 実施の形態1における受信状態マップを用いた系列局への選局切り替え処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示す放送受信装置は、車両に搭載されて、地上波デジタル放送を受信する放送受信装置であり、アンテナ1、チューナ部2、復調部3、デコード部4、CPU5および車両間通信部6を備えて構成される。チューナ部2は、放送を受信するチューナ部であって、アンテナ1で受信された放送波を所望のチャンネルに選局する。復調部3は、チューナ部2の出力信号をデジタル復調しチューナ部2による放送の受信状態を判定する。デコード部4は、復調部3によって復調されたストリームをデコードする。デコードによって得られた映像信号および音声信号はモニタおよびスピーカに出力される。これにより、テレビ番組の視聴が可能となる。
CPU5は、放送受信装置内の構成を制御する演算処理部であり、機能構成として切り替え制御部5aおよび受信状態マップ生成部5bを備える。
切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御してワンセグ放送と12セグ放送との切り替えおよび系列局サーチを行う。また、受信状態マップ生成部5bは、車両間通信部6により他の車両から受信された放送の受信状態とこの受信であった位置とに基づいて、自車周辺における放送の受信状態を示す受信状態マップを生成する。
車両間通信部6は、他の車両と車両間通信を行う通信部である。車両間通信部6には、例えば、無線LAN(Local Area Network)、WAVE(Wireless Access in Vehicle Environment)車両間通信、Bluetooth(登録商標)、700MHz帯の車両間通信、5GHz帯の車両間通信、5.8GHzのDSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用した通信、または、携帯電話基地局を介した携帯電話による通信を用いてもよい。
次に動作について説明する。
図2は放送エリアの概念図であり、自車が放送局Aから放送局B方面へ移動する場合を示している。図3は、ワンセグ放送と12セグ放送の切り替え処理のフローチャートであり、図3(a)は12セグ放送からワンセグ放送への切り替えを示しており、図3(b)はワンセグ放送から12セグ放送への切り替えを示している。図4は、受信状態マップを使用しない従来の系列局サーチ処理のフローチャートである。
図2に示す地点a,bにおいて、自車は、放送局Aの12セグ放送エリアA1にあり、自車に搭載された放送受信装置は12セグ放送を受信している。このとき、放送受信装置の切り替え制御部5aは、自車が移動している間、復調部3から受信状態情報を常にまたは周期的に取得する(ステップST1)。なお、受信状態情報は、復調部3によって12セグ放送の受信状態が判定された結果を示す情報である。例えば、復調部3の誤り率や受信CNRに基づいて、受信状態として受信品位を判定している。
切り替え制御部5aは、復調部3から取得した受信状態情報に基づいて、12セグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなったか否かを判定する(ステップST2)。自車が12セグ放送エリアA1にある場合、12セグ放送の受信品位が許容下限値以上である(ステップST2;NO)。このため、ステップST1からの処理が繰り返される。
一方、自車が12セグ放送エリアA1を通過すると、12セグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなる(ステップST2;YES)。このとき、自車が放送局Aのワンセグ放送エリアA2にあるので、切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御して放送局Aの12セグ放送からワンセグ放送に切り替える(ステップST3)。このようにして、自車が地点cに到達した時点で、放送受信装置は、放送局Aのワンセグ放送を受信している。
従来は、図2に示すように、放送局Aのワンセグ放送エリアA2と放送局Bの12セグ放送エリアB1が重なっている地点dに自車が到達しても、放送受信装置は、放送局Aのワンセグ放送の受信を継続している。このとき、切り替え制御部5aは、上記と同様に、復調部3から受信状態情報を取得する(ステップST1a)。
切り替え制御部5aは、復調部3から取得した受信状態情報に基づいて、12セグ放送の受信品位が許容下限値以上になったか否かを判定する(ステップST2a)。例えば、自車が放送局A方面へ戻り、12セグ放送エリアA1に到達すると、12セグ放送の受信品位が許容下限値以上となる(ステップST2a;YES)。このとき、切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御して、放送局Aのワンセグ放送から12セグ放送に切り替える(ステップST3a)。一方、12セグ放送の受信品位が許容下限値よりも小さい場合(ステップST2a;NO)、ステップST1aからの処理に戻り、放送局Aのワンセグ放送の受信が継続される。
切り替え制御部5aは、自車が移動している間、復調部3から受信状態情報を常にまたは周期的に取得している(ステップST1b)。図2に示すように、自車が地点eを通過して地点fに到達すると、放送局Aのワンセグ放送エリアA2から逸脱するため、放送局Aのワンセグ放送の受信状態が悪化する。このとき、切り替え制御部5aは、復調部3から取得された受信状態情報に基づいて、ワンセグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなったか否かを判定する(ステップST2b)。なお、受信状態情報は、復調部3によってワンセグ放送の受信状態が判定された結果を示す情報である。例えば、復調部3の誤り率や受信CNRによって受信状態の品位を判定している。
ワンセグ放送の受信品位が許容下限値以上である場合(ステップST2b;NO)、ステップST1からの処理が繰り返される。
また、ワンセグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなった場合(ステップST2b;YES)、切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御して物理チャンネルサーチ処理(以下、系列局サーチ処理と呼ぶ)を行う(ステップST3b)。このとき、放送局Aのワンセグ放送と同一内容の放送を行う系列局があるかどうかが確認される。
系列局がない場合(ステップST4b;NO)、ステップST3bに戻って、上記処理を繰り返す。系列局がある場合(ステップST4b;YES)、切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御して系列局を選局させる。
図2の例では、自車が地点fに到達しており、放送局Bのワンセグ放送エリアB2内であることから、放送局Bのワンセグ放送に切り替えられる。
ここまで、図2〜4を用いて受信状態マップを使用しない従来の処理を示した。
このように、従来では、自車が地点dから地点eまで移動している間に、受信している放送局Aのワンセグ放送の受信限界を確認し、これは受信できなくなった時点(地点fに到達した時点)で、図4に示す系列局サーチが開始される。このため、系列局への切り替え処理に時間がかかっていた。さらに、図2の場合、放送局Aの系列局である放送局Bの高画質な12セグ放送エリアB1を自車が移動しているにもかかわらず、自車の放送受信装置では、放送局Aのワンセグ放送を受信し続けており、ユーザに適切なサービスを提供できていない。
そこで、この発明では、他の車両で選局された放送の受信状態を車両間通信で受信し、受信した受信状態を用いて、チューナ部2によって受信されている放送の自車周辺(自車が向かっている場所)における系列局の放送の受信状態を予測する。これにより、系列局への選局切り替えを的確に行うことができる。例えば、図2の場合、自車が地点dに到達した時点で、放送局Aのワンセグ放送から放送局Bの12セグ放送へ選局切り替えを行うことができる。
図5は、実施の形態1に係る放送受信装置による受信状態マップ生成処理の概要を示す図である。図5において、実施の形態1に係る放送受信装置は自車C1に搭載されており、図2と同様に放送局Aの12セグ放送を受信した状態で自車C1が放送局B方面へ移動する場合を示している。
また、他の車両C2〜C8には、放送を受信する放送受信装置が搭載されているものとし、車両C2〜C8の各放送受信装置は、車両間通信機能と、受信した放送の受信状態(その物理チャンネルを含む)およびこの受信状態であった位置(緯度経度)を逐次記録し、自車C1の車両間通信部6からの要求に応じて受信情報として返信する機能とを有しているものとする。
図5において、車両C2〜C6は、自車C1の進行方向から自車側に走行してくる対向車線上の他の車両であり、車両C7,C8は、走行路に直交する前方の道路を走行している他の車両であるものとし、いずれの車両も自車C1に搭載された放送受信装置の車両間通信部6の通信エリア内にあるものとする。
まず、自車C1の放送受信装置の車両間通信部6は、自車C1の進行方向から所定の距離範囲(車両間通信が可能な範囲)にある他の車両と車両間通信を逐次実行する。
図5の場合、車両間通信部6は、対向車線上の車両C2〜C6と車両間通信を逐次実行し、各車両C2〜C6の放送受信装置により受信された放送の受信状態(その物理チャンネルを含む)およびこの受信状態であった位置を受信情報として受信する。
また、自車C1の放送受信装置の車両間通信部6は、自車C1の走行路に直交する前方の道路を走行している車両C7,C8と車両間通信を実行し、車両C7,C8の放送受信装置により受信された放送の受信状態(その物理チャンネルを含む)およびこの受信状態であった位置を受信情報として受信する。
このとき、車両間通信部6が、チューナ部2が受信している放送(ここでは、放送局Aの12セグ放送)の系列局(放送局Bの12セグ放送)を車両C2〜C8で選局しているか否かを問い合わせ、系列局の放送を受信している場合にその受信情報を要求するようにしてもよい。
自車C1の放送受信装置の受信状態マップ生成部5bは、車両間通信によって車両C2〜C8から受信した受信情報に基づいて、図6に示すような受信状態マップを生成して、メモリ(不図示)に記憶する。
図6に示す受信状態マップは、自車C1の位置を基準とし、その進行方向を0°とした45°ごとの5方向において、自車C1からの距離に応じた放送局A,Bの12セグ放送の受信状態(受信品位)を登録したものである。
受信状態は、復調部3の誤り訂正処理における誤り率や受信CNRに基づいて、放送の受信品位を定量化したものであり、受信品位が最も良好である場合に100%、受信不可な状態が0%となる。
図6の受信状態マップにおいて、自車C1の現在位置から1km圏内では、放送局Aの12セグ放送の受信状態が95〜100%であり、自車C1の現在位置から2km離れても放送局Aの12セグ放送の受信状態が90%である。
しかしながら、自車C1の現在位置から3km離れた場所では放送局Aの12セグ放送の受信状態が5〜60%に急減している。これにより、自車C1の現在位置から2km圏内が放送局Aの12セグ放送エリアA1であることが予想される。
また、自車C1の現在位置から進行方向に4km離れた場所では、放送局Aの系列局である放送局Bの12セグ放送の受信状態が10%となり、放送局Aの受信状態が悪化し、放送局Bの12セグ放送が受信され始める。さらに、自車C1の現在位置から進行方向に5km離れると、放送局Aの12セグ放送が受信不可となり、放送局Bの12セグ放送の受信状態が85%になる。これにより、自車C1の現在位置から3km未満の圏内が放送局Aの12セグ放送エリアA1であり、自車C1の現在位置から4km以上離れた場所から放送局Bの12セグ放送エリアB1が始まっていることがわかる。
図7は、実施の形態1における受信状態マップを用いた系列局への選局切り替え処理のフローチャートである。図2の場合を例に挙げて説明する。
まず、自車C1の放送受信装置の切り替え制御部5aは、自車C1が移動している間、放送局Aの12セグ放送の受信状態情報を常にまたは周期的に復調部3から取得する(ステップST1c)。切り替え制御部5aは、復調部3から取得した受信状態情報に基づいて、放送局Aの12セグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなったか否かを判定する(ステップST2c)。12セグ放送の受信品位が許容下限値以上である(ステップST2c;NO)。このため、ステップST1cからの処理が繰り返される。
一方、放送局Aの12セグ放送の受信品位が許容下限値より小さくなった場合(ステップST2c;YES)、切り替え制御部5aは、図6に示すような受信状態マップを上記メモリから読み出し、この受信状態マップを参照する(ステップST3c)。
そして、切り替え制御部5aは、受信状態マップを参照して、自車C1の現在位置で、12セグ放送の受信が可能な系列局があるか否かを判定する(ステップST4c)。
受信状態マップから自車C1の現在位置で放送局Bの12セグ放送の受信可能であれば(ステップST4c;YES)、切り替え制御部5aは、チューナ部2を制御して、放送局Aの12セグ放送から、系列局である放送局Bの12セグ放送へ選局切り替えを行う(ステップST5c)。例えば、放送局A,Bの12セグ放送エリアが重なっており、自車C1が放送局B方面に向かっている場合、受信状態マップを参照すれば、放送局Aの12セグ放送から直ちに放送局Bの12セグ放送に切り替えることができる。
一方、受信状態マップから自車C1の現在位置で12セグ放送の受信が可能な系列局が発見されなければ(ステップST4c;NO)、切り替え制御部5aは、放送局Aのワンセグ放送の受信を維持するか、あるいは、放送局Bのワンセグ放送へ選局切り替えを行う(ステップST6c)。
従来では、放送局A,Bの12セグ放送エリアが重なっており、自車C1が放送局B方面に向かっている場合であっても、放送局Aの12セグ放送が受信不可となって、これと同一内容の放送局Aのワンセグ放送が受信され、さらに、このワンセグ放送が受信不可になるまで、系列局サーチが実行されず、系列局の放送局Bの12セグ放送への切り替えが非常に遅れるという問題があった。
これに対して、この発明では、自車C1の向かう場所を走行していた他の車両から受信情報を用いて生成された受信状態マップを参照することで、系列局への選局切り替えを的確に行うことができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、放送を受信するチューナ部2と、チューナ部2の出力信号を復調し、チューナ部2による放送の受信状態を判定する復調部3と、他の車両と車両間通信を行う車両間通信部6と、車両間通信部6によって他の車両から受信された放送の受信状態とこの受信状態で放送を受信した位置に基づいて、自車周辺における放送の受信状態を示す受信状態マップを生成する受信状態マップ生成部5bと、復調部3により判定された放送の受信状態が悪化した場合、受信状態マップを参照して自車位置で受信可能な系列局の有無を判定し、系列局があると判定された場合に、チューナ部2を制御して系列局への選局切り替えを行う切り替え制御部5aとを備える。
このように構成することで、受信状態マップから自車周辺の放送の受信状態を予想することが可能である。これにより、放送の受信状態が悪化した時点で、この放送の系列局へ選局切り替えを的確に行うことができる。また、現在受信中の12セグ放送の系列放送に適宜切り替えることができるので、車両が移動した場合でも高画質な12セグ放送を継続して受信することが可能となる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。図8に示す放送受信装置は、実施の形態1の構成に対して、CPU5の機能として平均値算出部5cを追加したものである。図8において、平均値算出部5c以外の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
平均値算出部5cは、車両間通信部6によって複数の他の車両からそれぞれ受信された放送の受信状態(物理チャンネルを含む)とこの受信状態であった位置に基づいて、位置ごとに放送の受信状態の平均値を算出する。
なお、受信状態は、実施の形態1で説明したように、復調部3の誤り訂正処理における誤り率や受信CNRに基づいて放送の受信品位を定量化したものであり、受信品位が最も良好である場合に100%、受信不可な状態が0%となる。
例えば、平均値算出部5cは、受信情報から読み出した受信状態であった位置(緯度経度)を同一位置として扱い得る所定の距離範囲にあるかどうかで分類し、この距離範囲内であれば、同一位置とみなす。この後、平均値算出部5cは、同一位置とみなした各位置での受信状態の平均値を算出する。
受信状態マップ生成部5bでは、平均値算出部5cにより算出された平均値を用いて、受信状態マップを生成してメモリ(不図示)に記憶する。これにより、例えば、図6に示す受信状態マップには、各位置における受信状態の平均値が登録される。
以上のように、この実施の形態2によれば、車両間通信部6により複数の他の車両からそれぞれ受信された放送の受信状態とこの受信状態で放送を受信した位置とに基づいて、位置ごとに放送の受信状態の平均値を算出する平均値算出部5cを備え、受信状態マップ生成部5bが、平均値算出部5cにより算出された平均値を用いて受信状態マップを生成する。このように構成することで、各位置における受信状態の平均値が登録されることから、受信状態マップの信頼性の向上を図ることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1a〜1c アンテナ、2 チューナ部、3 復調部、4 デコード部、5 CPU、5a 切り替え制御部、5b 受信状態マップ生成部、5c 平均値算出部、6 車両間通信部。

Claims (2)

  1. 放送を受信するチューナ部と、
    前記チューナ部の出力信号を復調し、前記チューナ部による放送の受信状態を判定する復調部と、
    他の車両と車両間通信を行う車両間通信部と、
    前記車両間通信部により前記他の車両から受信された放送の受信状態とこの受信状態で前記放送を受信した位置とに基づいて、自車周辺における放送の受信状態を示す受信状態マップを生成する受信状態マップ生成部と、
    前記復調部により判定された前記放送の受信状態が悪化した場合、前記受信状態マップを参照して自車位置で受信可能な系列局の有無を判定し、前記系列局があると判定された場合に、前記チューナ部を制御して前記系列局への選局切り替えを行う切り替え制御部とを備える放送受信装置。
  2. 前記車両間通信部により複数の他の車両からそれぞれ受信された放送の受信状態とこの受信状態で前記放送を受信した位置とに基づいて、前記位置ごとの放送の受信状態の平均値を算出する平均値算出部を備え、
    前記受信状態マップ生成部は、前記平均値算出部により算出された平均値を用いて前記受信状態マップを生成することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
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