JP5510961B2 - 車両用受信装置 - Google Patents

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本発明は、チューナにて受信される交通情報についての処理と該チューナにて受信される交通情報以外の放送情報についての処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理するようにした車両用受信装置に関する。
従来、異なる放送波をそれぞれ受信できる第1チューナ及び第2チューナを有し、第1チューナまたは第2チューナの受信電界強度信号が電界強度信号出力部により出力され、第1放送波に対するネットワークフォロー受信と第2放送波受信の動作切換えの制御が制御部により第2チューナに対して行われるように構成された2チューナラジオ受信機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された2チューナラジオ受信機では、受信電界強度信号のレベルが高い場合に、制御部が第1チューナに第1放送波(FM放送)を受信させかつ第2チューナに第2放送波(交通情報放送)を受信させ、受信電界強度信号のレベルが低下した場合に、制御部が第1チューナに第1放送波を受信させ、第2チューナに対して第1放送波に対するネットワークフォロー受信と第2放送波受信の動作切換をさせるので、音声放送受信のネットワークフォロー受信と、道路交通情報提供システム(VICS)などによるデータ放送受信とを両立させることができる。
特開2004−23398号公報
ところで、番組放送や交通情報放送を受信するラジオ受信機と交通情報のデータを処理するナビゲーション装置とを搭載している車両が、例えば、通勤時間帯に所定時刻までに目的地(勤務地)に到着すべく走行している場合や、交通量の多い道路を走行している場合等、その車両の走行状況によっては、番組放送よりも、交通情報放送を優先して受信することが望まれる場合がある。一方、運転者が単にドライブを楽しむ場合や、車両が交通量の少ない道路を走行している場合など、その車両の走行状況によっては、交通情報放送よりも、通常の番組放送を優先して受信することが望まれる場合がある。
また、例えば、更新される交通情報が頻繁に受信される場合や、その交通情報が渋滞を表す情報を多く含む場合等、交通情報の状態によっては、番組放送よりもその交通情報放送を優先して受信することが望まれる場合がある。一方、交通情報の内容があまり更新されない場合や、その交通情報に含まれる渋滞を表す情報が少ない場合等、その交通情報よりも番組放送を優先して受信することが望まれる場合がある。
しかしながら、上記従来の2チューナラジオ受信機では、車両の実際の走行状況、あるいは受信される交通情報の実際の状態に関わらず、受信電界強度信号のレベルに応じて制御部が第1チューナ及び第2チューナを制御するため、その車両の走行状況、あるいは交通情報の状態によっては、車両運転に有用な交通情報を取得し損なうことがあったり、有用でない交通情報の受信によって番組放送の適切な受信が妨げられてしまったりする場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の実際の走行状況や受信される交通情報の実際の状態に応じて、交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことのできる車両用受信装置を提供するものである。
本発明に係る車両用受信装置は、放送情報を受信する第1チューナ及び第2チューナと、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、前記処理ユニットは、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた第1状況であるか、あるいは前記第1状況より交通情報の必要性の低い状況として定められた第2状況であるかを判定する走行状況判定手段と、該走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第2状況であると判定された場合より、前記車両の走行状況が前記第1状況であると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの前記交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する第1処理制御手段とを有する構成となる。
このような構成により、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた第1状況である場合は、前記車両の走行状況が前記第1状況より交通情報の必要性の低い第2状況である場合よりも、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況となる場合のほうが、車両の走行状況が交通情報の必要性の低い状況となる場合より、第1チューナでの交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況である、あるいは、その状況より交通情報の必要性の低い状況であるかは、任意に定めることができる。例えば、車両が予め定められた通勤時間帯で走行している状況を、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い第1状況として定めることができ、車両が前記通勤時間帯以外の時間帯で走行している状況を、車両の走行状況が前記第1状況の場合より交通情報の必要性の低い第2状況として定めることができる。この場合、本発明に係る車両用受信装置において、前記走行状況判定手段は、交通情報の必要性の高い状況として定められた、前記車両が予め定められた通勤時間帯で走行している状況である第1状況であるか、あるいは、該第1状況の場合より交通情報の必要性の低い状況として定められた、前記車両が前記通勤時間帯以外の時間帯で走行している状況である第2状況であるかを判定する通勤時間帯判定手段を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、車両が予め定めた通勤時間帯内で走行する場合のほうが、車両が前記通勤時間帯以外の時間帯で走行する場合よりも、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、車両が前記通勤時間帯で走行している場合のほうが、車両が前記通勤時間帯以外の時間帯で走行している場合より、第1チューナでの交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
また、車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況を、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い第1状況として定めることができ、前記車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している状況を、車両の走行状況が前記第1状況の場合より交通情報の必要性の低い第2状況として定めることができる。この場合、本発明に係る車両用受信装置において、前記走行状況判定手段は、交通情報の必要性の高い状況として定められた、前記車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況である第1状況であるか、あるいは、該第1状況の場合より交通情報の必要性の低い状況として定められた、前記車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している状況である第2状況であるかを判定する交通渋滞判定手段を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況となる場合のほうが、車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している状況となる場合よりも、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、車両が交通渋滞内を走行している場合のほうが、車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している場合より、第1チューナでの交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
前記交通渋滞は、任意に定義することができる。例えば、車両の走行速度が所定時間継続して所定速度以下(停止も含む)であることの条件等を用いて定義することができ、その条件に対応した情報に基づいて車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況であるか、あるいは、車両がその交通渋滞に遭遇することなく走行している状況であるかを判定することができる。
また、本発明に係る車両用受信装置において、前記処理ユニットは、前記走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第1状況と判定された場合、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合を前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合より大きくなるよう制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する構成とすることができる。
このような構成により、車両の走行状況が交通情報の必要性の比較的高い状況(第1状況)では、第1チューナでの交通情報についての受信処理を優先して実行しつつ第1チューナ及び第2チューナでの受信放送情報を処理できるようになる。
本発明に係る車両用受信装置において、前記処理ユニットは、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、該交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する第2処理制御手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、第1チューナにて受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高いものとして定められた第1状態である場合には、前記交通情報が車両走行に際して前記第1状態より必要性が低い第2状態である場合よりも、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、前記交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態である場合のほうが、前記交通情報が車両走行に際して必要性の低い状態である場合より、第1チューナでの前記交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
第1チューナにて受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態である、あるいは、その状態より車両走行に際して必要性の低い状態であるかは、任意に定めることができる。例えば、第1チューナにて受信される交通情報の受信される量が多い状態を、前記交通情報が車両走行に際して必要性の高い第1状態として定めることができ、その状態より前記交通情報の受信される量が少ない状態を、前記交通情報が前記第1状態より車両走行に際して必要性の低い第2状態として定めることができる。この場合、本発明に係る車両用受信装置において、前記交通情報判定手段は、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた、その受信される量が多い状態である第1状態であるか、あるいは、その受信される量が前記第1状態での量より少ない状態である第2状態であるかを判定する交通情報量判定手段を有する構成とすることができる。
このような構成により、第1チューナにて受信される交通情報の量がより多い場合のほうが、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、第1チューナにて受信される交通情報の量がより多い場合に、第1チューナでの交通情報につての受信処理を優先して実行することができるようになる。
また、例えば、第1チューナにて受信される交通情報が予め定めた交通渋滞の情報を含む状態を、前記交通情報が車両走行に際して必要性の高い第1状態として定めることができ、前記予め定めた渋滞情報を含まない状態を、前記交通情報が前記第1状態より車両走行に際して必要性の低い第2状態として定めることができる。この場合、本発明に係る車両用受信装置において、前記交通情報判定手段は、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた、予め定めた交通渋滞の情報を含む状態である第1状態であるか、あるいは前記交通渋滞の情報を含まない状態である第2の状態であるかを判定する渋滞情報判定手段を有する構成とすることができる。
このような構成により、第1チューナにて受信される交通情報に予め定めた渋滞情報が含まれる場合には、前記交通情報にその渋滞情報を含まない場合より、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、前記交通情報に予め定めた渋滞情報が含まれる場合のほうが、前記交通情報にその渋滞情報が含まれない場合より、第1チューナでの前記交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
前記渋滞情報は、混雑の状況(例えば、渋滞を通過するのに要する時間で表される)が所定の程度を超す渋滞を表す情報として定義することができる。
更に、本発明に係る車両用受信装置において、前記処理ユニットは、前記交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第1状態と判定された場合、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合を前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合より大きくなるよう制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する構成とすることができる。
このような構成により、第1チューナにて受信される交通情報が車両走行に際して必要性の比較的高い状態の場合(第1状態)では、その交通情報についての受信処理を優先しつつ第1チューナ及び第2チューナでの受信放送情報を処理できるようになる。
また、本発明に係る車両用受信装置は、放送情報を受信する第1チューナ及び第2チューナと、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用2チューナ受信装置であって、前記処理ユニットは、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性に高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、該交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する第2処理制御手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、第1チューナにて受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高いものとして定められた第1状態である場合は、その交通情報が前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態でる場合よりも、第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態となる場合のほうが、その交通情報が車両走行に際して必要性の低い状態となる場合より、第1チューナでの交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる。
また、本発明に係る車両用受信装置は、放送情報を受信するチューナと、該チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、前記処理ユニットは、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた第1状況であるか、あるいは第1状況より交通情報の必要性の低い状況として定められた第2状況であるかを判定する走行状況判定手段と、該走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第2状況であると判定された場合より、前記車両の走行状況が前記第1状況であると判定された場合のほうが、前記チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する処理制御手段とを有する構成となる。
更に、本発明に係る車両用受信装置は、放送情報を受信するチューナと、該チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、前記処理ユニットは、前記チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性に高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、該交通情報判定手段により前記チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する処理制御手段とを有する構成となる。
本発明に係る車両用受信装置によれば、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況となる場合のほうが、車両の走行状況が交通情報の必要性の低い状況となる場合より、あるいは、受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態となる場合のほうが、その交通情報が車両走行に際して必要性の低い状態となる場合より、交通情報についての受信処理を交通情報以外の放送情報についての処理より優先して実行することができるようになるので、車両の実際の走行状況や受信される交通情報の実際の状態に応じて、交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことができるようになる。
本発明の実施の一形態に係る車両用受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した車両用受信装置の処理ユニットにて実行される第1チューナの制御手順(その1)を示すフローチャートである。 図1に示した車両用受信装置の処理ユニットにて実行される第1チューナの制御手順(その2)を示すフローチャートである。 第1チューナにて受信される交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理との割合を表すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る車両用受信装置は、図1に示すように構成される。図1において、この車両用受信装置は、第1チューナ10と、第2チューナ20と、処理ユニット30とを備えている。第1チューナ10及び第2チューナ20は、ラジオ放送される放送信号を受信する。処理ユニット30は、第1チューナ10での交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ第1チューナ10及び第2チューナ20での受信放送情報を処理する。
処理ユニット30には、車両に搭載されたナビゲーション装置31、音声処理回路32、操作部35及び記憶ユニット36が接続されている。処理ユニット30の制御のもと、第2チューナ20にて受信される放送番組情報に基づいた音声信号が音声処理回路32に供給され、音声処理回路32がその入力した音声信号に基づいて車室内に設けられたスピーカ33を駆動することにより放送番組の音声出力がなされる。処理ユニット30の制御のもと、第1チューナ10は、所定の交通情報放送局(例えば、VICS)からの交通情報の受信とそれ以外の放送情報(放送番組情報も含み得る)の受信動作を行う。第1チューナ10にて受信される交通情報は、ナビゲーション装置31に供給される。
ナビゲーション装置31は、車両ナビゲーションに必要な位置情報を提供するためのGPSユニット、センサ類(ジャイロセンサ、車輪速センサ、加速度センサ等)、及び道路地図情報及び各種情報を記憶する記憶部等を有している。そして、ナビゲーション装置31は、GPSユニット及びセンサ類からの各種情報及び道路地図情報に基づいて車両ナビゲーションに係る処理を実行し、表示部ユニット34にナビゲーションに係る道路地図とともに車両位置マークや案内経路(ルート)等を表示させる。また、ナビゲーション装置31は、経路案内に係る種々のメッセージを車室内に設けられたスピーカ33から出力させるように、そのメッセージを表わす音声信号を音声処理回路32に供給する。更に、ナビゲーション装置31は、第1チューナ10からの交通情報を利用して渋滞状況を道路地図とともに表示ユニット34に表示させたり、その渋滞状況を案内経路の探索等に利用したりする。
第1チューナ10は、例えば、デジタルラジオチューナであって、受信回路12、選局回路13、復調回路14及び復号回路15を有し、受信回路12がアンテナ11を介して変調された放送信号を受信し、その受信された放送信号から選局回路13が指定された放送局からの放送信号を選択する。そして、復調回路14が選択された放送信号から信号波を取出し、復号回路15がその信号波を復号して放送情報(例えば、番組情報や交通情報等)を生成する。第2チューナ20もまた、例えば、デジタルラジオチューナであって、第1チューナ10と同様に、アンテナ21、受信回路12、選局回路13、復調回路14及び復号回路15を有している。
処理ユニット30は、第1チューナ10を図2A及び図2Bに示す手順に従って制御しつつ、第1チューナ10及び第2チューナ20での受信放送情報を処理する。
処理ユニット30は、操作部35の操作によって指定された放送局から放送される番組情報が得られるように第2チューナ20を制御する。これにより、第2チューナ20にて受信(受信回路22)、選局(選局回路23)、復調(復調回路24)及び復号(復号回路25)の処理を経て得られる指定された放送局からの番組情報が音声処理回路32に供給される。
一方、処理ユニット30は、図2Aに示すように、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた状況(第1状況)であるか否(第2状況)の判定(交通状況判定手段)、具体的には、車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況であるか否かの判定(S11:交通渋滞判定手段)、また、車両が予め定められた通勤時間帯内で走行しているか否か、即ち、車両が走行している現在時刻が予め定められた通勤時間帯内であるか否かの判定(S12:通勤時間帯判定手段)を行っている。なお、前記車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況であるか否かは、例えば、車速センサからの検出信号に基づいて得られる走行パターンが車両停止を含む交通渋滞中の走行状況を表すものとして定めた条件(例えば、車両の走行速度が所定時間継続して所定速度以下となる)を満たすか否かにて判定することができる。
また、処理ユニット30は、前述した車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況として定められた状況(第1状況)であるか否(第2状況)とともに、第1チューナ10にて受信される放送信号に多重化された交通情報(VICSによる)が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた状態(第1状態)であるか否か(第2状態)の判定(交通情報判定手段)、具体的には、受信された交通情報の量が多い状態(第1状態)であるか否か(第2状態)の判定(S13:交通情報判定手段)を行っている。なお、受信された交通情報の量が多い状態(第1状態)であるか否か(第2状態)は、例えば、交通情報の受信頻度、あるいは、受信される交通情報の量(渋滞個所の数に対応する等)が基準値以上であるか否かによって判定することができる。
更に、処理ユニット30は、第2チューナ20の復調回路24に入力する選択(選局)された放送信号の受信電界強度、S/N比、ビット誤り率(BER)に基づいて受信局の電波状況が良好(Good)であるか不良(Poor)であるかを判定している(S14)。
このような判定処理の過程で、処理ユニット30は、特に交通渋滞ではなく(S11でNO)、通勤時間帯でもなく(S12でNO)、また、受信される交通情報も多くない(S13でNO)場合において、受信局の電波状況が良好であると判定すると(S14でGood)、交通情報についての受信処理の割合が50%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が50%となるように第1チューナ10を制御する(S15)。これにより、例えば、図3(a)「受信局の電波状況Good」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが50%ずつの時分割にて切換えられる。
第1チューナ10における交通情報以外の放送情報の受信処理では、例えば、第2チューナ20と同じチャンネル(放送局)の放送番組情報を受信することができる。この場合、音声処理回路32は、第1チューナ10からの放送番組情報と第2チューナ20からの放送番組情報とを相補的に処理する。これにより、放送番組についてのより良好な音声出力を得ることができるようになる。また、第1チューナ10における交通情報以外の放送情報の受信処理では、走行する車両において受信可能なチャンネルをスキャンする処理を行うことができる。この場合、処理ユニット30は、第1チューナ10の選局回路13を制御して選局チャンネルを変えつつ(走査しながら)復調回路14での復調信号レベルを検出し、所定レベル以上の復調信号レベルを得ることのできた受信チャンネルのリスト(ステーションリスト)を作成する。この受信チャンネルのリストは記憶ユニット36に格納され、第2チューナ20での選局処理に利用することができる。更に、第1チューナ10における交通情報以外の放送情報の受信処理では、第2チューナ20で受信している放送番組と同一の番組を放送しているチャンネル(ステーション)をサーチする処理を行なうことができる。この場合、処理ユニット30は、第1チューナ10の選局回路13を制御して選局チャンネルを変えつつ(走査しながら)、第2チューナ20で受信している放送番組と同一の番組を放送しているチャンネルを検出し、第2チューナ20に検出したチャンネルを受信させる。
図2Aに示す処理において、特に交通渋滞ではなく(S11でNO)、通勤時間帯でもなく(S12でNO)、また、受信される交通情報も多くない(S13でNO)場合において、処理ユニット30は、受信局の電波状況が不良であると判定すると(S14でPoor)、交通情報についての受信処理の割合が50%から減らされて30%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が50%から増やされて70%となるように第1チューナ10を制御する(S16)。これにより、例えば、図3(a)「受信局の電波状況Poor」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが30%と70%との時分割にて切換えられる。
このように、受信局の電波状況が不良である場合、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が増やされて優先されるようになるので、より多くの時間を割いて、例えば、第1チューナ10にて第2チューナ20と同じ放送番組情報を受信することができるようになる。その結果、第1チューナ10及び第2チューナ20にて受信される同じ放送番組情報の相補的な処理により、受信局の電波状況が不良であっても、放送番組の出力音質の低下を極力抑えることができるようになる。
上述した各判定(S11〜S14)の過程で、処理ユニット30は、車両が交通渋滞内を走行していると判定すると(S11でYES)、図2Bに示す処理に移行して、第2チューナ20での受信局の電波状況が良好(Good)であるか不良(Poor)であるかを判定する(S20)。処理ユニット30は、第2チューナ20での受信局の電波状況が良好であると判定すると(S20でGood)、交通情報についての受信処理の割合が80%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が20%となるように第1チューナ10を制御する(S21)。これにより、例えば、図3(b)「受信局の電波状況Good」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが80%と20%との時分割にて切換えられる。
一方、受信局の電波状況が不良であると判定すると(S20でPoor)、処理ユニット30は、交通情報についての受信処理の割合が60%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が40%となるように第1チューナ10を制御する(S22)。これにより、例えば、図3(b)「受信局の電波状況Poor」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが60%と40%との時分割にて切換えられる。
このように、車両が交通渋滞内を走行している状況となる場合(S11でYES)のほうが、車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している状況となる場合(S11でNO)よりも、第1チューナ10での交通情報についての受信処理の割合が大きく(電波状況が良好の場合:50%→80%、電波状況が不良の場合:30%→60%)、第1チューナ10での交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなる(電波状況が良好の場合:50%→20%、電波状況が不良の場合:70%→40%)ので、車両が交通渋滞内を走行している場合のほうが、車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している場合より、第1チューナ10での交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる(第1処理制御手段による)。交通情報を必要とする状況である車両が交通渋滞内を走行している状況では、第1チューナ10での交通情報についての受信処理の割合が大きく、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、車両の実際の走行状況に応じた交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことができるようになる。
上述した各判定(S11〜S14)の過程で、処理ユニット30は、車両が通勤時間内で走行していると判定すると(S12でYES)、更に、第2チューナ20での受信局の電波状況が良好(Good)であるか不良(Poor)であるかを判定する(S17)。処理ユニット30は、第2チューナ20での受信局の電波状況が良好であると判定すると(S17でGood)、交通情報についての受信処理の割合が70%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が30%となるように第1チューナ10を制御する(S18)。これにより、例えば、図3(c)「受信局の電波状況Good」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが70%と30%との時分割にて切換えられる。
一方、受信局の電波状況が不良であると判定すると(S17でPoor)、交通情報についての受信処理の割合が60%、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が40%となるように第1チューナ10を制御する(S19)。これにより、例えば、図3(c)「受信局の電波状況Poor」に示すように、交通情報についての受信処理(X)と交通情報以外の放送情報についての受信処理(Y)とが60%と40%との時分割にて切換えられる。
このように、車両が通勤時間帯を走行している状況となる場合(S11でNO、S12でYES)のほうが、車両が他の時間帯で走行している状況となる場合(S12でNO)よりも、第1チューナ10での交通情報についての受信処理の割合が大きく(電波状況が良好の場合:50%→70%、電波状況が不良の場合:30%→60%)、第1チューナ10での交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなる(電波状況が良好の場合:50%→30%、電波状況が不良の場合:70%→40%)ので、車両が通勤時間帯で走行している場合のほうが、車両が他の時間帯で走行している場合より、第1チューナ10での交通情報についての受信処理を優先して実行することができるようになる(第1処理制御手段による)。このように、交通情報を必要とする状況である車両が通勤時間帯を走行する状況では、第1チューナ10での交通情報についての受信処理の割合が大きく、交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるので、車両の実際の走行状況に応じた交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことができるようになる。
更に、上述した各判定(S11〜S14)の過程で、処理ユニット30は、第1チューナ10にて受信される交通情報の量が多い状況であると判定すると(S13でYES)、前述した車両が通勤時間帯を走行する場合と同様の処理(S17、S18、S19)を実行する。その結果、第1チューナ10にて受信される交通情報の量がより多い場合(S13でYES)のほうが、第1チューナ10での交通情報についての受信処理の割合が大きく(電波状況が良好の場合:50%→70%、電波状況が不良の場合:30%→60%)、第1チューナ10での交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなる電波状況が良好の場合:50%→30%、電波状況が不良の場合:70%→40%)ので、第1チューナ10にて受信される交通情報の量がより多い場合に、第1チューナ10での交通情報につての受信処理を優先して実行することができるようになる(第2処理制御手段による)。このように、受信される交通情報の量が多く、その交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態となる場合のほうが、その交通情報が車両走行に際して必要性の低い状態となる場合より、交通情報についての受信処理を交通情報以外の放送情報についての処理より優先して実行することができるようになるので、交通情報の実際の状態に応じて、交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことができるようになる。
前述した車両用受信装置では、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況として定められた状況(第1状況)であるか否(第2状況)の判定である、車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況であるか否かの判定(S11)、及び車両が予め定められた通勤時間帯内で走行しているか否かの判定(S12)と、第1チューナ10にて受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高いものとして定められた状態(第1状態)であるか否か(第2状態)の判定である、受信された交通情報の量が多い状態(第1状態)であるか否か(第2状態)の判定(S13)がなされるものであったが、それに限定されず、例えば、それらの判定のうちの少なくとも1つの判定とその判定結果に基づいた第1チューナ10の制御を行うものであってもよい。
前述した車両用受信装置は、第1チューナ10及び第2チューナ20の2つのチューナを有するものであったが、単一のチューナを有し、そのチューナが図2A及び図2Bに従って処理されるものであってもよい。この場合、その単一のチューナにおいて、車両の走行状況が交通情報の必要性の高い状況となる場合のほうが、車両の走行状況が交通情報の必要性の低い状況となる場合より、あるいは、受信される交通情報が車両走行に際して必要性の高い状態となる場合のほうが、その交通情報が車両走行に際して必要性の低い状態となる場合より、交通情報についての受信処理を交通情報以外の放送情報、例えば、他の提供情報(例えば、天気予報、株価情報等)についての処理より優先して実行することができるようになる。
以上、説明したように、本発明に係る車両用受信装置によれば、車両の実際の走行状況や受信される交通情報の実際の状態に応じて、交通情報についての処理と交通情報以外の放送情報についての処理とをより的確に行うことができるという効果を有し、チューナにて受信される交通情報についての処理と該チューナにて受信される交通情報以外の放送情報についての処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理するようにした車両用受信装置として有用である。
10 第1チューナ
11,21 アンテナ
12,22 受信回路
13,23 選局回路
14,24 復調回路
15,25 信号回路
30 制御ユニット
31 ナビゲーション装置
32 音声処理回路
33 スピーカ
34 表示ユニット
35 操作部
36 記憶ユニット

Claims (11)

  1. 放送情報を受信する第1チューナ及び第2チューナと、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、
    前記処理ユニットは、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた第1状況であるか、あるいは前記第1状況より交通情報の必要性の低い状況として定められた第2状況であるかを判定する走行状況判定手段と、
    該走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第2状況であると判定された場合より、前記車両の走行状況が前記第1状況であると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの前記交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する第1処理制御手段とを有する車両用受信装置。
  2. 前記走行状況判定手段は、交通情報の必要性の高い状況として定められた、前記車両が予め定められた通勤時間帯内で走行している状況である第1状況であるか、あるいは、該第1状況の場合より交通情報の必要性の低い状況として定められた、前記車両が前記通勤時間帯以外の時間帯で走行している状況である第2状況であるかを判定する通勤時間帯判定手段を有する請求項1記載の車両用受信装置。
  3. 前記走行状況判定手段は、交通情報の必要性の高い状況として定められた、前記車両が予め定めた交通渋滞内を走行している状況である第1状況であるか、あるいは、該第1状況の場合より交通情報の必要性の低い状況として定められた、前記車両が前記交通渋滞に遭遇することなく走行している状況である第2状況であるかを判定する交通渋滞判定手段を有する請求項1または2記載の車両用受信装置。
  4. 前記処理ユニットは、前記走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第1状況と判定された場合、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合を前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合より大きくなるよう制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用受信装置。
  5. 前記処理ユニットは、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、
    該交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する第2処理制御手段とを有する請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用受信装置。
  6. 前記交通情報判定手段は、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた、その受信される量が多い状態である第1状態であるか、あるいは、その受信される量が前記第1状態での量より少ない状態である第2状態であるかを判定する交通情報量判定手段を有する請求項5記載の車両用受信装置。
  7. 前記交通情報判定手段は、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性の高いものとして定められた、予め定めた交通渋滞の情報を含む状態である第1状態であるか、あるいは前記交通渋滞の情報を含まない状態である第2の状態であるかを判定する渋滞情報判定手段を有する請求項5または6記載の車両用受信装置。
  8. 前記処理ユニットは、前記交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第1状態と判定された場合、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合を前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合より大きくなるよう制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する請求項5乃至7のいずれかに記載の車両用受信装置。
  9. 放送情報を受信する第1チューナ及び第2チューナと、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ前記第1チューナ及び前記第2チューナでの受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、
    前記処理ユニットは、前記第1チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性に高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、
    該交通情報判定手段により前記第1チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記第1チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記第1チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する処理制御手段とを有する車両用受信装置。
  10. 放送情報を受信するチューナと、該チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、
    前記処理ユニットは、車両の走行状況が、交通情報の必要性の高い状況として定められた第1状況であるか、あるいは第1状況より交通情報の必要性の低い状況として定められた第2状況であるかを判定する走行状況判定手段と、
    該走行状況判定手段により前記車両の走行状況が前記第2状況であると判定された場合より、前記車両の走行状況が前記第1状況であると判定された場合のほうが、前記チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する処理制御手段とを有する車両用受信装置。
  11. 放送情報を受信するチューナと、該チューナでの交通情報についての受信処理と交通情報以外の放送情報についての受信処理との割合を制御しつつ受信放送情報を処理する処理ユニットとを有する車両用受信装置であって、
    前記処理ユニットは、前記チューナにて受信される交通情報が、車両走行に際して必要性に高いものとして定められた第1状態にあるか、あるいは車両走行に際して前記第1状態より必要性が低いものとして定められた第2状態にあるかを判定する交通情報判定手段と、
    該交通情報判定手段により前記チューナにて受信される交通情報が前記第2状態にあると判定された場合より、前記交通情報が前記第1状態にあると判定された場合のほうが、前記チューナでの交通情報についての受信処理の割合が大きく、前記チューナでの交通情報以外の放送情報についての受信処理の割合が小さくなるように制御する処理制御手段とを有する車両用受信装置。
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