JP2006211043A - 放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サービスエリア間の移行の際に、放送局の選局を円滑に行うことができる放送受信装置を提供する。
【解決手段】 車載AVNシステム1は、エリア別放送局リスト26、放送局周波数リスト27およびネット放送局リスト28を備え、制御部4の制御に従って、放送局間でのネットワーク系列で予め定める関係を有する放送局を選択する。VICSやD−GPSデータを提供するFM放送を受信中に、当該サービスエリア外に移行すると、制御器4は、放送局周波数リスト27等を参照して移行前の放送局と同一内容の放送が受信可能な放送局を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送局からサービスエリア内に提供される番組や情報を受信するための放送受信装置に関する。
従来から、中波(MW)帯のAM音声信号や超短波(VHF)帯のFM音声信号によるラジオ放送や、VHF帯や極超短波(UHF)帯の映像および音声の複合信号によるテレビジョン放送を行うために、多くの放送局が設置されている。各放送局では、提供する放送が安定して受信可能な地域をサービスエリアとして設定している。日本国内では、一般にNHK(日本放送協会)と1または複数の民間放送局とがほぼ同一のサービスエリアを共有するように、地域毎に設置される。また、異なるサービスエリア間では、NHKや主要な民間の放送局は全国的に共通の番組や地方独自の番組を提供する。隣接する地域では放送局のサービスエリアの範囲はある程度重複するように設けられており、種々の条件により重複領域も多少変動する。サービスエリアが近い放送局間は、放送局同士の混信を防ぐため異なる周波数の電波を使用する。このため、放送受信装置を使用する際には使用する地域に応じて、その地域をサービスエリアとする放送局の電波の周波数に合わせなければならない。
自動車等の移動体には放送受信装置が搭載されており、運転者や乗客に音楽などの娯楽情報や、ニュース、天気予報、交通予報、交通事故や交通規制などの情報を提供する。また、自動車用の放送受信装置には、現在位置を検知し、道路地図データなどに基づいて経路案内などを行うナビゲーションシステムを備えたものがある。ナビゲーションシステムは、GPS(Global Positioning System )の人工衛星からの電波を受信して現在位置を検知するのみならず、FM放送に付加して送信されるVICS(Vehicle Information and
Communication System)の道路交通情報を受信して運転支援を行うものもある。
さらに、GPSの位置検知誤差を補正するために、D(Differential)−GPS信号を受信して利用する技術も用いられている。この技術は、固定した場所でGPSの人工衛星電波を受信し、車両が受信するGPS信号に含まれる誤差を補正するためのD−GPS信号を生成し、FM放送に多重化して車両に送信するものである。
ナビゲーションシステムを搭載している車両において、VICSの道路交通情報やGPSの現在位置検知情報をデータとして利用している場合は、移動に伴ってこれらの情報を得るための受信放送を切換える必要が生じる。
たとえば、ナビゲーションシステムを動作させ、同時にFM放送を聞きながら自動車を走行させる場合、自動車が受信中の放送局のサービスエリアを越えて移動すると、受信状態や受信可能な放送内容が変化する場合が生じる。そして、このような場合には、搭乗者が同一の放送番組を聞き続けられることが好ましい。また、車両走行時にVICSの道路交通情報やD−GPSの位置情報を受信している場合には、これらの情報が付加されたFM多重化放送を継続して受信できることが必要となる。
そこで、隣接する放送エリア間を移動する際に生じる受信環境の変化に対して、運転者や同乗者の快適性を確保するために、従来より以下のような手段が提案されている。
まず、同一の放送を連続受信するための技術が特許文献1または特許文献2に開示されている。特許文献1では、放送局の電波の受信可能なエリア情報と放送局とを関連付けて記憶しておき、VICS情報の受信が可能なナビゲーションシステムを利用して求めた車両位置とエリア情報とから最適な放送局を選択する技術が提案されている。また、特許文献2では、事前に放送局の選択を行った位置や条件等を記憶しておき、同じ経路を走行する場合には、記憶した情報に従って放送局の選択を行う技術が提案されている。
また、エリア間移動時に選局用プリセット情報の有効性を確保するための技術が特許文献3に開示されている。すなわち、AMやFMラジオ放送を受信する場合、放送されている電波の周波数を選局する必要がある。車載の放送受信装置では、予め特定の放送局の送信周波数に設定し、かつ簡単な操作で設定された周波数に移行する操作が可能なプリセット機能も設けられている。ところが、車両が移動してプリセットされている周波数の放送局のサービスエリア外となると、プリセットされた周波数に移行する操作を行っても、放送を充分に受信することができなくなってしまう。そこで特許文献3では自車位置がプリセットされた周波数に対応する放送局のサービスエリア外となると、現在位置を含む地域をサービスエリアとしている放送局の周波数を検出するために、周波数サーチ動作を行い、電界強度の高い放送の周波数を自動的にプリセットしておく技術が提案されている。
一方、FM放送を楽しみなから、同時にVICS情報やD−GPS情報を受信してナビゲーション機能を利用する技術が特許文献4〜7に開示されている。たとえば、特許文献4には、FMチューナの他に、TV(テレビジョン)放送用のチューナを搭載する放送受信装置において、VICSが付加されていないFMを受信するときにはTV放送受信用のチューナを利用してVICSを受信することによって、FM放送受信用のラジオチューナを増やさずにFM−VICSのデータを受信する技術が提案されている。
また、特許文献5,6にはFM音声放送受信用のチューナとともにFM多重放送受信用のチューナを設けるなど、複数のチューナを用いて音声放送受信中でもD−GPSのデータ受信を可能にする技術が提案されている。
なお、VICSとD−GPSとは同一のFM放送局からは提供されていない。現状では、VICSは主としてNHKから提供されており、D−GPSは、JFN(全国FM放送協議会)加盟の民間放送局から提供されている。そこで、特許文献7には、1つのチューナでそれぞれの放送をサーチし、両方のデータを受信する技術が提案されている。
特開平9−270720号公報 特開2000−40973号公報 特開2002−314379号公報 特開2000−207682号公報 特開平8−213882号公報 特開平9−27787号公報 特開平10−221096号公報
しかしながら、上述の従来技術においては、自動車が複数の放送局のサービスエリア間を移動する場合には、以下のような問題があった。
まず、特許文献1および特許文献2の技術では、受信中の放送局のサービスエリアから離れると、異なるサービスエリアの放送局を選局するが、必ずしも同一内容の放送を継続して受信することができるとは限らない。このため、同一内容の放送を継続して受信するためには、ユーザが自ら判断して選局する必要が生じる。また、特許文献2では、初回に同一系列の放送局を選局するようにしておけば、2回目以降は記憶に従って同様な選局が行われる。しかし、初回はやはりユーザによる選局が必要となる。このように、同一番組を継続して受信するためには、ユーザ自身の操作が必要となり、煩わしいものであった。
次に、特許文献3では、異なるサービスエリアに移行すると、オートプリセットボタンをユーザが操作すれば、サーチから得られる最新の周波数データに基づいてプリセットデータが自動的に割り付けられる。しかしながら、サーチは対象周波数範囲の大きさにかかわらず、通常の周波数範囲内での上昇または下降走査で行われるため、サーチの完了までに無駄時間を含み、放送が中断されるおそれがあった。
さらに、特許文献4〜7の技術では、FM放送を楽しみながら、同時にVICS情報やD−GPS情報を受信してナビゲーション機能を利用することができるが、VICS、D−GPS情報は、ともにFM多重化信号としてFM放送局から送信される。したがって自動車を受信する場合と同様に、受信環境が変化するため、信号の精度が低下するといった問題が生じる。
本発明の目的は、サービスエリアの移行時に、放送局の選局を円滑に行うことができる放送受信装置を提供することである。
本発明の他の目的は、サービスエリアの移行時に、放送局の選局用のプリセットデータを自動的に変更することができる放送受信装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、サービスエリアの移行時の受信環境の変化に応じてFM多重放送の最適な受信状態を確保することができる放送受信装置を提供することである。
本発明による放送受信装置は、放送局のサービスエリア内で放送を受信するための放送受信装置であって、放送局の周波数、サービスエリア、放送局の系列に関する情報を記憶する放送局情報記憶手段と、異なるサービスエリアに移動した場合に、放送局情報記憶手段に記憶された放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送を受信するように放送局を選択する放送局選択手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、サービスエリアが移行した場合でも、以前受信していた放送と同一の放送を継続して受信することが可能となる。
なお、「特許請求の範囲」および本明細書中において、「異なるサービスエリア」とは、以前位置していたサービスエリアと新たに移動したサービスエリアとの重複領域も含まれるものとする。
また本発明の放送受信装置は、該放送受信装置の現在の位置を検知する位置検知手段をさらに備え、放送局選択手段が、位置検知手段が検知した現在の位置が属する放送局のサービスエリアを判定して放送局の選択を行うことを特徴とする。
これにより、移動位置を自動的に検知して同一放送を継続受信することができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、複数の放送局を予め設定して、選択操作によって所望の放送局を選局するプリセット手段をさらに備え、放送局選択手段が、該放送受信装置が受信中の放送局のサービスエリアから異なるサービスエリアに移動した場合に、放送局情報記憶手段に記憶されていた放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送局の放送を受信するように放送局を選択し、さらにプリセット手段が選局している放送局を新たに選択した放送局に変更することを特徴とする。
このため、放送局のサービスエリアが移行した場合であっても、プリセット手段で選局していた放送を継続して受信することができる。
さらに、本発明の放送受信装置においては、プリセット手段が、該放送局受信装置が属するサービスエリアで受信可能な放送局の周波数情報を放送局情報記憶手段から抽出し、周波数情報に基づいて設定した周波数の範囲を対象として走査を行って受信可能な放送局を設定することを特徴とする。
これにより、サービスエリアの移行に伴って受信可能な放送局をプリセット手段に再設定するための周波数走査を短時間で効率的に行うことができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、第1の放送電波と前記第1の放送電波に多重化されて送信される第1および第2のデータとを受信可能な第1の受信手段と、第2の放送電波と第2の放送電波に多重化されて送信される第1および第2のデータとを受信可能な第2の受信手段と、第1の受信手段が受信する電波の電界強度と、第2の受信手段が受信する電波の電界強度とを所定の時間間隔で比較して電界強度の大きさを判定する電界強度比較手段と、第1および第2の受信手段のうち、電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を第1のデータの受信用に設定し、他方の受信手段を第2のデータの受信用に設定する受信選択手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、第1および第2の受信手段によって第1および第2のデータを同時に受信することが可能となる。さらに、いずれかのデータに対して、常に電界強度の大きい受信手段を選択して受信することができるため、重要なデータが優先的に受信できる良好な受信環境を実現することができる。
さらに、本発明の放送受信装置においては、受信選択手段が、第1の受信手段が第1および第2のデータのいずれを受信するかを予め設定する第1受信データ設定手段と、第2の受信手段が第1および第2のデータのいずれを受信するかを予め設定する第2受信データ設定手段とを備え、第1の受信手段が第1の放送電波を受信しているときは、第2の受信手段が第2受信データ設定手段によって予め設定された第1および第2のデータのいずれかのデータの受信が可能となり、第2の受信手段が第2の放送電波を受信しているときは、第1の受信手段が第1受信データ設定手段によって予め設定された第1および第2のデータのいずれかのデータが受信可能となることを特徴とする。
この場合には、第1と第2の受信手段を利用して、第1または第2の放送放送電波のいずれかによる放送と、第1または第2のデータによる情報とを同時に受信することができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、人工衛星からの電波を受信して位置を検知する位置検知手段をさらに備え、第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、第2のデータはFM放送データに多重化され、かつ位置を補正するための誤差情報のデータであり、第1および第2の受信手段は、少なくとも第1および第2のデータの受信が可能なFM放送受信機を含むことを特徴とする。
これにより、誤差が補正された精度の高い位置情報の検知が可能となる。
さらに、本発明の放送用受信装置においては、受信選択手段は、第1および第2の受信手段のうち、電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を第1および第2のデータのいずれか一方の受信用に設定するための設定入力部を有することを特徴とする。
これにより、ユーザが設定入力部を操作して選択した交通情報のデータをより良好な受信環境で受信して、渋滞や事故情報を得ることができる。
さらに、本発明の放送受信装置においては、第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、受信選択手段は、設定入力部からの入力情報に応じて、第1および第2の受信手段のうち、電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を第1のデータの受信用に設定することを特徴とする。
これにより、ユーザが設定入力部を操作して選択した交通情報のデータをより良好な受信環境で受信して、渋滞や事故情報を得ることができる。
さらに、本発明の放送受信装置においては、第2のデータがFM放送データに多重化され、位置を補正するための誤差情報のデータであり、受信選択手段は、設定入力部からの入力情報に応じて、第1および第2の受信手段のうち、電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を第2のデータの受信用に設定することを特徴とする。
これにより、ユーザが設定入力部を操作して選択した誤差補正のデータをより良好な受信環境で受信して、精度の高い位置情報を継続して得ることができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、位置検知手段が検知する位置と地図データを参照して経路案内を行う経路案内手段をさらに備え、第2のデータはFM放送データに多重化され、かつ位置を補正するための誤差情報のデータであり、位置検知手段は、人工衛星からの電波を受信して検知した位置情報を第1および第2の受信手段のいずれかによって受信された第2のデータを用いて補正し、経路案内手段は、位置検知手段によって補正された位置情報を用いて経路案内を行うことを特徴とする。
これにより、誤差情報を用いて補正した位置情報を利用することによって精度の高い経路案内を得ることができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、経路案内手段は、第1および第2の受信手段のいずれかによって受信された第1のデータを用いて交通情報を出力することを特徴とする。
これにより、経路案内に加えて、同時に渋滞や事故などの交通情報の提供を受けることができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、第1のデータにおいて、交通情報のデータがFM放送局から送信されるVICSデータであり、第2のデータにおいて、誤差情報のデータがFM放送局から送信されるD−GPSデータであることを特徴とする。
これにより、人工衛星から受信する位置情報を、D−GPSデータを利用して補正でき、より精度の高い経路案内を行うことが可能となる。加えて、VICSデータから経路の渋滞や事故、規制などの交通情報を取得することができる。
さらに、本発明の放送受信装置は、放送局の周波数、サービスエリア、放送局の系列に関する情報を記憶する放送局情報記憶手段と、位置検知手段が検知した現在の位置が属する放送局のサービスエリアを判定して放送局の選択を行う放送局選択手段とをさらに備え、放送局選択手段は、異なるサービスエリアに移動した場合に、放送局情報記憶手段に記憶された放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送局の放送を受信するように放送局を選択することを特徴とする。
これにより、放送局からの放送電波に多重化されて送信されるデータを利用しつつ異なるサービスエリアへ移行する場合においても、同一の放送を継続して受信可能となり、ユーザに特別な操作を要求することなく経路案内や交通情報の提供を継続して行うことができる。
本発明によれば、サービスエリアまたはネットワーク系列で予め定める関係を有する放送局を自動的に選択することができるので、放送局のサービスエリア間を移動する場合であっても、受信中の放送と同一内容の放送を継続して受信することができ、ユーザの手を煩わすことなく放送局の選局を円滑に行うことができる。
また本発明によれば、放送局のサービスエリア間を移動する場合であっても、移動後のサービスエリアで受信可能な放送局を自動的にプリセットすることが可能となり、かつ受信中のプリセットされた放送局と同一内容の放送を継続して受信することが可能となる。
さらに、本発明によれば、サービスエリア間の移行に伴って受信状態が変動する場合であっても、複数の受信手段の中から電界強度の高い受信手段を選択して所定のデータの受診を継続することができるため、たとえば、D−GPSデータを利用した精度の高い経路案内を継続し、あるいはVICSデータを利用した有益な交通情報を継続利用することができる。
図1は、本発明の放送受信装置における実施の一形態としての車載AVN(Audio
Video Navigation)システム1の概略構成を示すブロック図である。車載AVNシステム1は、自動車内のインスツルメントパネル付近に搭載されており、音声データや映像データを再生するAVシステム2と、経路案内や運転支援を行うナビゲーションシステム3とが一体化された装置構造を有している。
AVシステム2は、AM放送、FM放送、TV放送を受信して再生する機能と、CD、MD、DVDなどの記録媒体に記憶された音楽、映像データを再生する機能とを有し、主に第1チューナ11、第2チューナ12、第1アンテナ13、第2アンテナ14、電界強度比較部15、CD/MD/DVDプレーヤ16、AMチューナ21およびAMアンテナ22を備える。
またナビゲーションシステム3は、GPSあるいはD−GPSから送信される位置情報と地図情報を利用して経路案内を行うナビゲーション機能と、VICSを利用した道路交通情報を提供して運転支援を行う運転支援機能とを有し、GPSアンテナ19、GPS受信部20を備える。
さらに、AVシステム2およびナビゲーションシステム3は、共用部分として制御部4、演算用メモリ5、操作部7、音声出力部18、表示部17およびデータ格納メモリ25を有する。
データ格納メモリ25は不揮発性メモリやハードディスクなどからなり、AVシステム2およびナビゲーションシステム3の動作を制御するプログラム29や、後述する放送局の選局動作に利用されるエリア放送局リスト26、放送局周波数リスト27およびネット放送局リスト28等を記憶している。
制御部4はCPU(中央演算処理装置)を含み、データ格納メモリ25から読出したプログラム29に従い、演算用メモリ5を利用してAVシステム2およびナビゲーションシステム3の動作を制御する。
操作部7は、たとえば選局ボタン9、チューナ割付ボタン10、VICS/D−GPS選択ボタン8など、ユーザ(運転者あるいは同乗者で車載AVNシステム1を操作する者を以下では「ユーザ」と称す)がAVシステム2およびナビゲーションシステム3の種々の機能を選択、指示するための操作ボタンを配置している。
音声出力部18はスピーカなどからなり、放送や経路案内の音声を出力する。表示部17は液晶ディスプレイなどからなり、TV放送を表示したり、経路案内情報やVICSからの道路交通情報を表示する。
「車載AVNシステムの機能と使用形態」
図2は、車載AVNシステム1の主要な機能と使用形態を場合分けして示した使用状態図である。図2の使用機能欄には、車載AVNシステム1の複数の使用機能1〜4が示され、使用形態欄には、これらの使用機能が同時に、あるいは選択的に使用される形態を1〜の3通り例示している。以下に図2を参照して車載AVNシステム1の機能と動作について詳述する。
まず、図2の使用機能1では、CD/MD/DVDプレーヤ16に挿入されたディスクの音声データや映像データが制御部4の制御に従って再生され、音声出力部18から音楽が、表示部17に映像が出力される。また、AMラジオ放送は、AMアンテナ22、AMチューナ21によって受信され、制御部4の制御に従って音声出力部18から放送音声が出力される。
使用機能2では、第1チューナ11を利用してTV番組の視聴、VICS情報およびD−GPS情報の択一受信が行われる。第1チューナ11はTV受信用チューナとVICS信号およびD−GPS信号受信用FMチューナとを有している。そして、TV放送を受信しているときは、VICSおよびD−GPS受信が使用不可となり、TV放送を受信していないときは、VICSまたはD−GPS信号のいずれかが受信可能となる。VICSまたはD−GPS信号の受信設定は、ユーザが操作部7のVICS/D−GPS選択ボタン8を操作することによって行われる。VICS信号は、NHKのFM放送のFM信号に多重化されて送信され、D−GPS信号はJFN(全国FM放送協議会)系列の民放のFM信号に多重化されて送信される。したがって、第1チューナ11に接続される第1アンテナ13は、TV放送のみならず、VICSおよびD−GPS信号も受信可能なように受信周波数帯域が調整されている。
TV放送受信時には、自動車の移動に伴って放送エリアが変化した場合に連続放送受信処理が行われる。この処理については後述する。
使用機能3では、第2チューナ12を利用してFM放送の聴取、VICS情報およびD−GPS情報の択一受信が行われる。この第2チューナ12は音楽番組等を送信するFM放送と、FM放送の信号にVICSやD−GPSの信号を多重化したFM多重放送の受信が可能である。そして、FM放送を受信しているときは、VICSおよびD−GPS受信が使用不可とされ、FM放送を受信していないときは、VICSまたはD−GPS信号のいずれかが受信可能となる。VICSまたはD−GPS信号の受信設定は、ユーザが操作部7のVICS/D−GPS選択ボタン8を操作することによって行われる。
また、第2チューナ12に接続される第2アンテナ14はFM放送のみならず、VICSおよびD−GPS信号も受信可能なように受信周波数帯域が調整されている。
FM放送時受信時に、自動車の移動に伴って放送エリアが変化した場合には、連続放送受信処理が行われる。この処理については後述する。
使用機能4では、ナビゲーションシステム3において自動車の移動経路を運転者に案内する経路案内機能と、事故や渋滞などの道路情報を提供する道路情報サービス機能とが個別にあるいは同時に提供される。道路案内機能は、GPSアンテナ19およびGPS受信機20を利用して求めた現在位置情報およびデータ格納メモリ25に記憶された道路地図データ等に基づき、自動車の運行経路や目的地情報等を表示部17に表示し、音声出力部18から音声案内を出力して進行経路を案内する。さらに、第1チューナ11または第2チューナ12によって受信したD−GPS信号を利用して、GPS受信機20が受信した位置情報を補正し、精度が高められた位置情報に従って進行経路を案内する。
また、道路情報サービス機能は、第1チューナ11または第2チューナ12によってVICS信号を受信し、表示部17に文字、画像情報を表示し、さらには音声出力部18から音声出力することによって進行経路の渋滞情報や事故情報を運転者に提供する。
このような車載AVNシステム1の使用機能1〜4は、ユーザの好みによって種々組み合わせて使用することができる。そこで、その代表的な使用形態1〜3についてさらに図2を参照して説明する。
図2の使用形態1は、CD/MD/DVDプレーヤ16で音楽などを聴きながら、同時にナビゲーションシステム3による経路案内および道路情報サービスを利用している場合を示している。
図2の使用形態2は、第1チューナ11でTV放送を受信しながら、同時にナビゲーションシステム3による経路案内および道路情報サービスを利用している場合を示している。
図2の使用形態3は、第2チューナ12でFM放送を受信しながら、同時にナビゲーションシステム3による経路案内および道路情報サービスを利用している場合を示している。
図3は、車載AVNシステム1の使用形態1〜3の動作フロー図である。車載AVNシステム1は、上記のとおり、FM多重化信号の受信が可能な第1チューナ11および第2チューナ12の2つのチューナを有し、それによってNHKおよび民放の異なるFM放送局から送信されるVICS情報およびD−GPS情報の受信を可能としている。
さらに、自動車の走行位置によって放送局のサービスエリアの受信環境が変化することを考慮してユーザが優先的に利用したい情報の受信状態をより良好に保つように2つのチューナを選択する機能を有している。以下では、図3を参照して車載AVNシステム1の使用形態1〜3(図2参照)の動作について説明する。
まず、運転開始時に、車載AVNシステム1を起動し、第1チューナ11および第2チューナ12によるFM多重化情報の受信先を設定する(初期設定)。すなわち、操作部7のVICS/D−GPS選択ボタン8を操作し、第1チューナ11および第2チューナ12をそれぞれVICS受信用とD−GPS受信用とに設定する。一例として、第1チューナ11をD−GPS受信用に、第2チューナ12をVICS受信用に設定する。なお、この逆の設定も可能である。
次に、車両の移動に伴って受信状態が変化した際に、2つのチューナのうち、受信電界強度が大きいほうのチューナをVICSとD−GPSのいずれの受信用に割り付けるかをチューナ割付ボタン10を用いて設定する。本例では受信電界強度が大きいほうのチューナにVICS受信を割り付けるように設定する。この場合、初期の設定にかかわらず、後述する動作に従って受信電界強度が大きいほうのチューナがVICS情報を受信するように変更される。このチューナの割付情報は、たとえばデータ格納メモリ25に記憶される。
次に、チューナ割付後、所定時間、たとえば10〜15分時間が経過したか否かを判定する(ステップS1)。未経過であれば待機し、経過すれば第1チューナ11がTV受信状態あるいは第2チューナ12がFM放送受信状態か否かを判定する(ステップS2)。いずれかが受信状態にあれば(使用形態2または使用形態3)、ステップS8に進み、いずれも受信状態になければステップS3に進む。
「使用形態1」
ステップS3において、電界強度比較器15は第1チューナ11および第2チューナ12のVICSおよびD−GPSの電界強度を取得して比較する。図4は、電界強度の状態に応じたチューナ受信状態の変更動作を示す図である。図4を参照して、第1チューナ11の受信電界強度が第2チューナ12の受信電界強度よりも大きい場合はステップS4に進み、チューナ割付情報を参照する。チューナ割付情報がVICS受信を指定している場合(初期設定1)、第1チューナ11の受信設定を「D−GPS受信用」から「VICS受信用」に変更し、第2チューナ12の受信設定を「VICS受信用」から「D−GPS受信用」に変更する。これにより、VICS情報が、電界強度の高い第1チューナ11で受信されるため、安定したVICS情報に基づく道路交通情報を得ることができる(ステップS5)。
また、ステップS4において、チューナ割付情報がD−GPS受信を指定している場合(初期設定2)、第1チューナ11の受信設定を「D−GPS受信用」に維持し、第2チューナ12の受信設定を「VICS受信用」に維持する。これにより、D−GPS情報が、電界強度の高い第1チューナ11で受信されるため、精度の高い位置情報に基づく正確な経路案内を行うことができる(ステップS7)。
さらに、ステップS3において、第1チューナ11の受信電界強度が第2チューナ12の受信電界強度よりも小さい場合はステップS6に進み、チューナ割付情報を参照する。チューナ割付情報がVICS受信を指定している場合(初期設定1)、第1チューナ11の受信設定を「D−GPS受信用」に維持し、第2チューナ12の受信設定を「VICS受信用」に維持する。これにより、VICS情報が、電界強度の高い第2チューナ12で受信されるため、安定したVICS情報に基づく道路交通情報を得ることができる(ステップS7)。
さらに、ステップS6において、チューナ割付情報がD−GPS受信を指定している場合(初期設定2)、第1チューナ11の受信設定を「D−GPS受信用」から「VICS受信用」に変更し、第2チューナ12の受信設定を「VICS受信用」から「D−GPS受信用」に変更する。これにより、D−GPS情報が、電界強度の高い第2チューナ12で受信されるため、精度の高い位置情報に基づく正確な経路案内を行うことができる(ステップS5)。
「使用形態2または使用形態3」
次に、ステップS8において、第1チューナ11がTV放送を受信している場合(使用形態2)、第1チューナ11に設定されたD−GPS受信は機能せず、第2チューナ12に設定されたVICS受信が機能し、受信した道路情報サービスの内容がナビゲーションシステム3に表示される。また、第2チューナ12がFM放送を受信している場合(使用形態3)、第2チューナ12に設定されたVICS受信は機能せず、第1チューナ11に設定されたD−GPS受信が機能し、受信したD−GPS情報がナビゲーションシステム3に引き渡される。そして、ナビゲーションシステム3はGPS受信機20で受信したGPS情報と第1チューナ11で受信したD−GPS情報とに基づいて補正した位置情報を算出し、高精度の経路案内を行う。
これにより、TV放送を視聴しながら第2チューナ12でVICS情報を受信し、ナビゲーションシステム3で経路案内と道路交通情報とを利用することができ(使用状態2)、あるいはFM音楽を聴きながら第1チューナ11でD−GPS情報を受信してナビゲーションシステム2で高精度の経路案内を受けることができる(使用状態3)。
「プリセット機能」−「連続放送受信機能」
次に、自動車が受信中の放送局のサービスエリアを越えて移動する場合に、受信番組を継続して受信可能とする連続放送受信機能について説明する。図5は、この連続放送受信機能の動作フローである。図5に示す動作は、図2の使用形態2または3に該当する動作、すなわちTV放送の受信とナビゲーション機能とを同時に、またはFM放送の受信とナビゲーション機能とを同時に利用している場合を示している。また、図6は、プリセット機能および連続放送受信機能に利用されるエリア別放送局リスト26、放送局周波数リスト27およびネット放送局リスト28のデータ内容を示す概略図である。
AVシステム2は、TV放送やFM放送の放送局を選択する複数の選局ボタン9を備えており、この選局ボタン9の各々を操作して複数の放送局を予め設定しておくことが可能なプリセット機能を有している。各選局ボタン9は、押圧操作する時間の長短に応じて受信中の周波数をその選局ボタンに設定するメモリ動作と、その選局ボタンに設定された周波数に移行する選局動作とを行うことができる。そして、ユーザはこのプリセット機能を利用して、予め複数の放送局を各選局ボタン9に設定しておく。これにより、選局ボタン9を選択して押圧することによって簡単に所望の放送の受信を開始することができる。
図5において、放送受信しながら自動車を走行させている状態では、ナビゲーションシステム3が自動車の走行位置を所定のタイミングで取得する(ステップS20)。位置情報を取得する方法としては、GPS受信機20が受信する位置情報を利用する方法、これに加えて第1チューナ11または第2チューナ12が受信するD−GPS情報を利用する方法、さらには、第1チューナ11または第2チューナ12が受信するVICS情報に含まれる位置情報を利用する方法のいずれかを利用することができる。さらに推測航法や、マップマッチングなども利用することができる。
位置情報を取得すると、第1チューナ11または第2チューナ12が放送を受信中か否かを判定する。(ステップS21)。受信中であれば、次のステップS22に進み、受信していなければ、ステップS25の処理に進み、ナビゲーション動作を継続する。
次に、ステップS20で自動車の現在位置が確認できると、データ格納メモリ25に格納されたエリア別放送局リスト26を参照して、自動車の現在位置が現在受信中の放送局のサービスエリアに含まれるか否かを判定する(ステップS22)。
サービスエリアの内外を判断する方法としては、まず受信中のチューナの受信電界強度を電界強度比較器15で検出する。そして、検出した電界強度が所定の基準値よりも低く、かつ自動車と放送局の所在地との距離が所定の基準値よりも大きくなった場合にサービスエリアを越えたと判断する。
そしてサービスエリア内と判断された場合は、そのままの状態でステップS25のナビゲーション動作を継続する。また、サービスエリア外と判断された場合には、以下の受信放送局の変更処理に進む。
図6を参照して、自動車の現在位置が、受信中の放送局のサービスエリア外と判定されると、まずエリア別放送局リスト26と現在位置情報とを用いて新たなエリアを検出する。そして、検出された新たなエリア内に、それまで受信していた放送局と同一放送局が含まれるか否かを確認する。同一放送局が含まれていた場合には、さらに放送局周波数リスト27を参照してその放送局の周波数を取り出し、以前受信していた放送局の周波数と同一か否かを判断する。そして、同一の場合はそのまま維持し、異なる場合は新たな周波数データを受信中のチューナに再設定する。
また、検出された新たなエリア内に、それまで受信していた放送局と同一放送局が含まれていない場合には、ネット放送局リスト28を参照する。ネット放送局リスト28には、共通番組を放送する系列放送局の情報が記録されている。そこで、ネット放送局リスト28を参照して、以前受信していた放送局と同一系列の放送局を検出し、さらに放送局周波数リスト27を参照して系列放送局の周波数を抽出して受信中のチューナに再設定する(ステップS23)。この動作によって、受信中の放送局のサービスエリアを越えて自動車が移動した場合でも、同一放送局または系列放送局の放送を自動的に継続して受信することができる。
「プリセットデータの更新」
次に、ユーザが選局用サーチボタン(図示せず)を操作した場合は、上記ステップと同様の手順を用いて、当該サービスエリアに含まれる放送局の周波数をエリア別放送局リスト26および放送局周波数リスト27から抽出し、順位付けしてサーチを開始する。そして、所定の選局ボタン9に新たなサービスエリアで更新された放送局の周波数を記憶させる。この場合、新たなサービスエリアの放送局の情報を参照することによって、当該サービスエリアに関係の無い放送局の周波数を走査範囲から除外し、それによって短時間で効率良く選局ボタン9に放送局の周波数を再設定することができる。
その後、上記処理に続いて、ナビゲーションシステム3は経路案内や道路情報提供などの動作を継続して行う(ステップS25)。
以上のように、本発明の車載AVNシステム1は、AVシステム2において、FM多重放送を受信可能な第1チューナ11と第2チューナ12とを備えることによって、FM放送で多重化して提供されるVICSなどの道路交通情報およびD−GPSなどの位置検知用情報を同時に受信してナビゲーションシステム3に提供することができる。したがって、ナビゲーションシステム3では、GPS情報に誤差補正が可能なD−GPS情報を加えることによって精度の高い位置情報を利用した高精度の経路案内と、VICS情報を利用した道路交通情報とを同時にユーザに提供することができる。
また、ナビゲーションシステム3が検知した自動車の位置情報と、AVシステム2に用意されたエリア別放送局リスト26、放送局周波数リスト27およびネット放送局リスト28を利用することによって、自動車が放送局のサービスエリア間を移動する場合にも、異なるサービスエリア間で同一の放送を提供する放送局を自動的に選択することが可能となり、ユーザが特別な操作を行うことなく受信中の放送を継続して受信することができる。
さらに、プリセット機能を用いて複数の選局ボタン9に予め設定された放送局の周波数データを、上記と同様の機能を利用して各サービスエリアに応じて自動的に再設定することができる。
なお、これらのリスト26,27,28のデータは、CDやDVDなどの記録媒体から読込んで更新したり、インターネットなどの情報通信ネットワークを介して最新データに更新することができる。さらに、これらのリスト26,27,28を参照して放送を連続受信する機能は、第1チューナ11および第2チューナ12の少なくとも一方を有するAVシステムにおいても実現することができる。
上記実施例においては、車載AVNシステム1は、AVシステム2とナビゲーションシステム3とが一体化された構造を有していたが、AVシステム2とナビゲーションシステム3とが別体で構成され、相互に配線接続される構成を有するものでもかまわない。
また、上記実施例では、AMチューナ21とAMアンテナ22は、第2チューナ12と独立した構成を有していたが、第2チューナ12をAM放送とFM多重放送とを受信可能なチューナで構成してもかまわない。
さらに、本発明に係る放送受信装置は、車載用のみならず、家庭や行楽地で利用可能な可搬型の装置であってもよい。その場合、ナビゲーションシステム3を取外した構造としてもよい。その場合、エリア情報は外部から直接入力することとし、その入力データに基づいてエリア別放送局リスト等26,27,28を利用して放送局を自動選択するように構成してもよい。
本発明の実施の一形態である車載AVNシステムの概略構成を示すブロック図である。 車載AVNシステムの主要な機能の使用状態を示す使用状態図である。 車載AVNシステムの使用形態1の動作を示すフローチャートである。 サービスエリア間移動時のチューナ受信状態を示す図である。 サービスエリア間移動時の連続放送受信動作を示すフローチャートである。 エリア別放送局リスト、放送局周波数リストおよびネット放送局リストのデータ内容を示す概略図である。
符号の説明
1 AVNシステム
2 AVシステム
3 ナビゲーションシステム
4 制御器
7 操作部
8 VICS/D−GPS選択ボタン
9 選局ボタン
10 チューナ割付けボタン
11 第1チューナ
12 第2チューナ
13 第1アンテナ
14 第2アンテナ
15 電界強度比較器
16 CD/MD/DVDプレーヤ
17 表示器
18 音声出力部
19 GPSアンテナ
20 GPS受信機
25 データ格納メモリ
26 エリア別放送局リスト
27 放送局周波数リスト
28 ネット放送局リスト

Claims (14)

  1. 放送局のサービスエリア内で放送を受信するための放送受信装置であって、
    放送局の周波数、サービスエリア、放送局の系列に関する情報を記憶する放送局情報記憶手段と、
    異なるサービスエリアに移動した場合に、前記放送局情報記憶手段に記憶された放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送を受信するように放送局を選択する放送局選択手段とを備えたことを特徴とする放送受信装置。
  2. 該放送受信装置の現在の位置を検知する位置検知手段をさらに備え、
    前記放送局選択手段は、前記位置検知手段が検知した現在の位置が属する放送局のサービスエリアを判定して放送局の選択を行うことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. 複数の放送局を予め設定して、選択操作によって所望の放送局を選局するプリセット手段を備え、
    前記放送局選択手段は、該放送受信装置が受信中の放送局のサービスエリアから異なるサービスエリアに移動した場合に、前記放送局情報記憶手段に記憶されていた放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送局の放送を受信するように放送局を選択して前記プリセット手段が選局している放送局を新たに選択した放送局に変更することを特徴とする請求項1または2記載の放送受信装置。
  4. 前記プリセット手段は、該放送局受信装置が属するサービスエリアで受信可能な放送局の周波数情報を前記放送局情報記憶手段から抽出し、前記周波数情報に基づいて設定した周波数の範囲を対象として走査を行って受信可能な放送局を設定することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
  5. 第1の放送電波と前記第1の放送電波に多重化されて送信される第1および第2のデータとを受信可能な第1の受信手段と、
    第2の放送電波と前記第2の放送電波に多重化されて送信される第1および第2のデータとを受信可能な第2の受信手段と、
    前記第1の受信手段が受信する電波の電界強度と、前記第2の受信手段が受信する電波の電界強度とを所定の時間間隔で比較して電界強度の大きさを判定する電界強度比較手段と、
    前記第1および第2の受信手段のうち、前記電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を前記第1のデータの受信用に設定し、他方の受信手段を前記第2のデータの受信用に設定する受信選択手段とを備えたことを特徴とする放送受信装置。
  6. 前記受信選択手段は、前記第1の受信手段が前記第1および第2のデータのいずれを受信するかを予め設定する第1受信データ設定手段と、
    前記第2の受信手段が前記第1および第2のデータのいずれを受信するかを予め設定する第2受信データ設定手段とを備え、
    前記第1の受信手段が前記第1の放送電波を受信しているときは、前記第2の受信手段が前記第2受信データ設定手段によって予め設定された第1および第2のデータのいずれかのデータの受信が可能となり、
    前記第2の受信手段が前記第2の放送電波を受信しているときは、前記第1の受信手段が前記第1受信データ設定手段によって予め設定された第1および第2のデータのいずれかのデータの受信が可能となることを特徴とする請求項5記載の放送受信装置。
  7. 人工衛星からの電波を受信して位置を検知する位置検知手段をさらに備え、
    前記第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、
    前記第2のデータはFM放送データに多重化され、かつ前記位置を補正するための誤差情報のデータであり、
    前記第1および前記第2の受信手段は、少なくとも前記第1および前記第2のデータの受信が可能なFM放送受信機を含むことを特徴とする請求項5または6記載の放送受信装置。
  8. 前記受信選択手段は、前記第1および第2の受信手段のうち、前記電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を前記第1および第2のデータのいずれか一方の受信用に設定するための設定入力部を有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の放送受信装置。
  9. 前記第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、
    前記受信選択手段は、前記設定入力部からの入力情報に応じて、前記第1および第2の受信手段のうち、前記電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を前記第1のデータの受信用に設定することを特徴とする請求項8記載の放送受信装置。
  10. 前記第2のデータはFM放送データに多重化され、かつ前記位置を補正するための誤差情報のデータであり、
    前記受信選択手段は、前記設定入力部からの入力情報に応じて、前記第1および第2の受信手段のうち、前記電界強度比較手段によって電界強度が大きいと判定された一方の受信手段を前記第2のデータの受信用に設定することを特徴とする請求項8記載の放送受信装置。
  11. 前記位置検知手段が検知する位置と地図データを参照して経路案内を行う経路案内手段をさらに備え、
    前記第2のデータはFM放送データに多重化され、かつ前記位置を補正するための誤差情報のデータであり、
    前記位置検知手段は、前記人工衛星からの電波を受信して検知した位置情報を前記第1および第2の受信手段のいずれかによって受信された前記第2のデータを用いて補正し、
    前記経路案内手段は、前記位置検知手段によって補正された位置情報を用いて経路案内を行うことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の放送受信装置。
  12. 前記第1のデータはFM放送データに多重化された交通情報のデータであり、
    前記経路案内手段は、前記第1および第2の受信手段のいずれかによって受信された前記第1のデータを用いて交通情報を出力することを特徴とする請求項11記載の放送受信装置。
  13. 前記第1のデータにおいて、交通情報のデータはFM放送局から送信されるVICSデータであり、
    前記第2のデータにおいて、誤差情報のデータはFM放送局から送信されるD−GPSデータであることを特徴とする請求項5〜12のいずれかに記載の放送受信装置。
  14. 放送局の周波数、サービスエリア、放送局の系列に関する情報を記憶する放送局情報記憶手段と、
    前記位置検知手段が検知した現在の位置が属する放送局のサービスエリアを判定して放送局の選択を行う放送局選択手段とをさらに備え、
    前記放送局選択手段は、異なるサービスエリアに移動した場合に、前記放送局情報記憶手段に記憶された放送局のサービスエリアおよび系列の情報に基づいて移動前のサービスエリアで受信していた放送局と同一または同系列の放送局の放送を受信するように放送局を選択することを特徴とする請求項7〜13のいずれかに記載の放送受信装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290808A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Icom Inc 周波数スキャン方法及び受信機
JP2012083303A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Alpine Electronics Inc 車載用ナビゲーション装置及び交通情報選局方法
JP2014204178A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 パイオニア株式会社 放送受信装置及び放送受信方法

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