JP5826044B2 - ディジタル放送受信装置、自動選局方法および自動選局プログラム - Google Patents

ディジタル放送受信装置、自動選局方法および自動選局プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ディジタル放送受信機に関し、特に車載用ディジタル放送受信機において受信感度が悪化したときの自動選局に関する。
地上ディジタル放送は、1チャンネルの伝送帯域を13のセグメントに分割し、セグメント単位で異なる変調方式を採用することで、固定受信機向けの放送サービス(いわゆるフルセグメント放送)と、移動体/携帯端末向けの放送サービス(いわゆるワンセグメント)放送とを同時に送信することを可能にしている。フルセグメント放送とワンセグメント放送の番組内容は通常同じである。
図1は、地上ディジタル放送のセグメント構造を示す図である。直交周波数分割多重方式(以下、OFDMと称す)は、周波数軸上に狭帯域の搬送波を複数並べ、各搬送波にデータを振り分けて伝送するものであり、移動受信時に一部の搬送波の波形が乱れても、その周波数を使用して伝送するデータに誤りが発生するだけで、他の搬送波からのデータにより補正が可能であり、マルチパス干渉に強い。日本の地上ディジタル放送では、OFDMのスペクトルラムを周波数毎に13のセグメントに分割し、例えば第1から第6セグメントおよび第8から第13のセグメントがフルセグメント放送に割り当てられ、これらのセグメントは、64直交振幅変調(64QAM)により変調され、第7セグメントがワンセグメント放送に割り当てられ、QPSK等により変調される。
QAMとは、多数の振幅偏移変調を直交位相変調することで、位相変化と振幅変化を組み合わせた変調方式であり、1シンボル当たりの情報量を多くすることができるため、伝送効率が良いという利点があるが、高いCN比(Carrier to Noise ratio)が必要となる。したがって、QAM変調を用いたフルセグメント放送は、良好な電波状態でなければ、その番組を視聴することができない。
他方、位相偏移変調(PSK)は、一定周波数の搬送波の位相を変化させることで変調するものであり、位相の種類を増やすことにより、変調1回当たりの送信するビットを増やすことができる。特に、QPSKとは、1回の変調で2ビットを伝送するものである。QPKSは、QAMと比較して伝送できる情報量は少ないが、電波状態が悪くCN比が低い場合でも、情報を伝達でき、ノイズ耐性が高いという利点がある。
車載用の地上ディジタル受信装置では、受信エリアを広げるため、フルセグメント放送とワンセグメント放送の双方を自動的に切替える階層間受信を行っている。つまり、自車の走行位置や受信環境によって電波状態が異なるため、受信状態が比較的良好な地域では、ノイズ耐性の低いフルセグメント放送を受信しこれを高品位にて出力し、受信状態が悪い地域では、ノイズ耐性の高いワンセグメント放送を受信しこれを出力している。
また、地上ディジタル放送は、同じ番組でも中継局や系列局によってチャンネルが異なる場合があり、移動中に、今見ている番組の受信エリアを外れてしまうと、次の中継局や系列局を探し出すまで視聴が途切れてしまう。そこで、受信装置では、受信中のエリアから他のエリアに移動する際、電波の受信状況により4チューナーのうちの1つもしくは2つが中継局や系列局のサーチを開始する。受信エリアを外れる前にサーチを行うので、次の中継局や系列局へ瞬時に切替わり、見ている番組が途切れることなく快適に楽しむことができる。
特許文献1では、2個のチューナーを用いて状態の良い方の信号を用いて放送を受信し、電波が安定しているときに、一方のチューナーを用いてチャンネルサーチを行い、受信地域のチャンネル情報を準式に記憶させることでシームレスな受信方法を提供している。特許文献2は、受信状態が劣化しフルセグメント受信からワンセグメント受信に切換えた後、所定時間ワンセグメント受信が継続した場合には、ダイバーシティ受信のための複数の選局受信部を二つに分け、片方で視聴中の番組を受信し、残る一方でチャンネルサーチを行い、チャンネルサーチにより新たに受信状態の良い中継局を発見できた場合には、その中継局のチャンネルを選局する受信方法を提供している。
特開2004−320406号公報 特開2011−87051号公報
車載用のディジタル放送受信装置では、ダイバーシティ受信により受信感度を向上させ、かつ中継局や系列局のバックグランドサーチを行うために、複数のアンテナおよびチューナーを備えている。好ましくは、4つのアンテナが車両の前後左右に設置され、全方位からの放送の受信に対応する。図1は、このような従来のディジタル放送受信装置において受信感度が悪化したときのバックグランドサーチの動作を説明するタイミングチャートである。縦軸は、ダイバーシティ受信時の受信感度を表すC/N値(Carrier to noise)であり、横軸は時間である。S1は、フルセグメント放送を受信するためのしきい値、S2は、ワンセグメント放送を受信するためのしきい値であり、S1>S2の関係である。
時刻T1〜T2の期間では、放送局Aの受信感度が良好な期間である。つまり、放送局Aの放送波を4つのチューナーで受信し、これらの受信信号をダイバーシティ合成(以下、4ダイバ合成と略す)したときの受信強度がフルセグメント放送を受信するためのしきい値S1を上回っている。この間、放送局Aのフルセグメント放送による番組が出力される。
時刻T2〜T3の期間では、4ダイバ合成によるC/N値がしきい値S1を下回り、ノイズ耐性に強い、放送局Aのワンセグメント放送に切換えられた期間である。この間、4ダイバ合成によるワンセグメント放送が出力される。また、時刻T2〜T3の所定期間Ta内において、C/N値がしきい値S1まで回復するか否かが監視される。所定期間Ta内に、C/N値がしきい値S1を上回らなければ、受信環境が回復しないと判定し、現在の放送局Aの受信を継続しつつ、中継局/系列局のバックグランドサーチが実行される。中継局は、現在受信している放送局と同一番組を放送している放送局、系列局は、同一番組を放送している可能性の高い放送局である。
時刻T3〜T4のバックグランドサーチ期間中、現在の放送局Aの受信には2つのチューナーが割り当てられ、中継局のサーチには残りの2つのチューナーが割り当てられる。受信用の2つのチューナーおよびサーチ用の2つのチューナーで受信された信号は、それぞれダイバーシティ合成(以下、2ダイバ合成と略す)され、両者のC/N値が比較され、現在受信中の放送局よりもC/N値の高い中継局が見つかった場合には、中継局に受信が切換えられる。時刻T4は、その様子を示している。現在の放送局AのC/N値よりも高いC/N値をもつ中継局Bが見つかると、中継局Bの受信に切換えられ、4ダイバ合成によりその放送が受信される。
しかしながら、2ダイバ合成によりC/N値が高い中継局Bへの受信に切換えられたとしても、必ずしも中継局Bのフルセグメント放送を受信できるとは限らない。すなわち、中継局Bを4ダイバ合成により受信したときのC/N値がしきい値S1を上回らない限りは、中継局Bのフルセグメント放送ではなくそのワンセグメント放送に切り替わるだけである。時刻T4において、中継局Bの2ダイバ合成によるC/N値が放送局AのC/N値を上回っているが、中継局Bの4ダイバ合成したときのC/N値がしきい値S1以下であるため、放送局Aのワンセグメント放送から中継局Bのワンセグメント放送に切替るだけである。放送局Aのワンセグメント放送から中継局Bのワンセグメント放送への切換えは、大幅な画質向上を見込めるわけではなく、却って、放送局Aから中継局Bへの受信周波数変更による一時的な映像および音声のズレまたは不連続を生じさせてしまい、好ましいものではない。さらに、中継局Bがサーチされてしまったことで、系列局のサーチが停止されてしまい、系列局におけるフルセグメント放送の受信が可能であったとしても、そのサーチを行うことができなくなってしまう。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するものであり、受信感度が劣化したとき、現在視聴中の番組の受信を継続しつつ高画質の番組の受信率を向上させるディジタル放送受信装置、自動選局方法および自動選局プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るディジタル放送受信装置は、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なものであって、選局されたディジタル放送を受信するn個(nは2以上の自然数)のチューナーを備えた受信手段と、前記受信手段で受信された信号をダイバーシティ合成する合成手段と、ダイバーシティ合成された信号を受け取り、第1の番組放送または第2の番組放送を出力する出力手段と、前記受信手段、前記合成手段および前記出力手段をそれぞれ制御可能な制御手段とを有する。前記制御手段は、ダイバーシティ合成された信号の受信感度に基づき、n個のチューナーにより第1の番組放送を受信しているときの受信感度がしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信させ、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチさせるサーチ制御手段と、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度とn−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度を比較し、比較結果に基づき前記受信手段による放送局の切換えを制御する切換制御手段と、受信感度が前記しきい値を超えるとき、前記出力手段に第1の番組放送を出力させ、受信感度が前記しきい値以下のとき、前記出力手段に第2の番組放送を出力させる出力制御手段とを有し、前記切換制御手段は、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えさせる。
好ましくは前記切換制御手段はさらに、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度からn個のチューナーにより現在の放送局を受信したときに得られるであろう第2の受信感度を予測し、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えさせる。好ましくは前記切替制御手段は、移動体の速度に応じて前記第1の受信感度の予測を可変する。好ましくは前記切換制御手段は、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度が高くなるような補正値を付加することにより第1の受信感度を予測し、当該補正値は、n−pの数によって決定される。好ましくは前記切替制御手段は、n−p個のチューナーによる受信感度としての電界強度に一定の係数である補正値を加算する。好ましくは前記切替制御手段は、移動体の速度が一定値を超えたとき、前記補正値を可変する。前記切換制御手段は、予め用意された補正値をメモリに記憶し、前記第1の受信感度を予測するとき、n−p個のチューナーの数または移動体の速度に基づきメモリから補正値を読出すようにしてもよい。好ましくは前記サーチ制御手段は、他の放送局のサーチとして中継局および系列局のサーチを含み、系列局よりも中継局を優先的にサーチする。好ましくは前記サーチ制御手段は、所定期間、n個のチューナーにより第1の番組放送を受信しているときの受信感度がしきい値以下になった場合に、他の放送局のサーチを開始させる。好ましくは前記切換制御手段は、前記しきい値を超える第1の受信感度をもつ中継局または系列局が発見されなかった場合には、前記受信手段にn個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、前記出力手段に現在の放送局の第2の放送番組を出力させる。好ましくはnが偶数であるとき、p=1/2nである。好ましくはnが3以上であるとき、p=n−1である。好ましくは前記受信手段が4個のチューナーを備えているとき、前記サーチ制御手段は、3個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、1個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、前記切換制御手段は、現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、前記切換制御手段は、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、前記他の放送局に受信を切換えさせる。
本発明に係るディジタル放送受信装置における自動選局方法は、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なものであって、n個(nは2以上の自然数)のチューナーにより選局された放送局のディジタル放送を受信し、受信された信号をダイバーシティ合成し、ダイバーシティ合成された信号の受信感度が、第1の番組放送を受信するためのしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信し、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチし、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換える。
好ましくは自動選局方法はさらに、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度からn個のチューナーにより現在の放送局を受信したときに得られるであろう第2の受信感度を予測し、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換える。好ましくは自動選局方法はさらに、移動体の速度を入手し、入手された移動体の速度に応じて第1の受信感度を予測する。好ましくは前記しきい値を超える第1の受信感度をもつ中継局または系列局が発見されなかった場合には、n個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、受信された現在の放送局の第2の放送番組を出力する。好ましくは4個のチューナーを備えているとき、3個のチューナーにより現在の放送局を受信し、1個のチューナーにより他の放送局をサーチし、現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、他の放送局に受信を切換える。
本発明に係る自動選局プログラムは、1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なディジタル放送受信装置が実行するものであって、n個(nは2以上の自然数)のチューナーにより選局された放送局のディジタル放送を受信させ、受信された信号をダイバーシティ合成させ、ダイバーシティ合成された信号の受信感度が、第1の番組放送を受信するためのしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信させ、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えさせる。好ましくは4個のチューナーを備えているとき、3個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、1個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、他の放送局に受信を切換えさせる。
本発明によれば、受信感度が悪化したとき、p個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、n−p個のチューナーによる受信感度からn個のチューナー受信時の受信感度を予測し、予測された受信感度がしきい値を超えるときに他の放送局へ受信を切替えるようにしたので、第1の番組放送よりも品質が優れていない第2の番組放送への不必要な切替を抑制することができ、品質の優れた第1の番組放送の受信率を向上させることができる。
従来の車載用ディジタル放送受信装置の自動選局動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施例に係るディジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るディジタル放送受信装置の自動選局動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例によるバックグランドサーチの動作を示すフローチャートである。 4チューナー受信時の電界強度の予測を説明するためのドップラーフェージングのグラフである。 4チューナー受信時の電界強度と2チューナー受信時の電界強度の実測値を示すグラフである。 中継局のサーチを示すフローチャートである。 系列局のサーチを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例によるディジタル放送受信装置の自動選局動作のタイミングチャートである。 中継局/系列局が見つからなかった場合のタイミングチャートである。 補正値を格納するテーブルの一例を示す図である。 第1の実施例におけるバックグランドサーチの改善点を説明するタイミングチャートである 本発明の第2の実施例によるディジタル放送受信装置の自動選局動作のタイミングチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。好ましい態様では、本発明のディジタル放送受信装置は、自動車等の車両に搭載される。また、本発明のディジタル放送受信装置は、4つのチューナーを含み、各アンテナは、車両の前後左右の4箇所に設置され、車両の全方位からのディジタル放送の受信を可能にする。
本発明の実施例に係るディジタル放送受信装置の構成を図2に示す。ここでの説明において、「第1」は、フルセグメント放送を表し、「第2」は、ワンセグメント放送を表すものとする。ディジタル放送受信装置100は、第1のアンテナ102a、第2のアンテナ102b、第3のアンテナ102c、第4のアンテナ102dと、第1ないし第4のアンテナ102a〜102dにそれぞれ接続された第1のチューナー104a、第2のチューナー104b、第3のチューナー104c、第4のチューナー104dと、第1ないし第4のチューナー104a〜104bからの信号を受け取りダイバーシティ合成するダイバーシティ合成部106と、ダイバーシティ合成された信号に基づきディジタル放送の伝送中に生じる誤りを検出しそれを訂正する誤り訂正部108と、多重化されているストリームデータを分離し、音声ストリーム、映像ストリームおよびデータストリームを得るデマルチプレクサ110と、第1の放送番組の音声ストリームをデコードしディジタル音声信号を再生する第1の音声デコーダ112aと、第2の放送番組の音声ストリームをデコードしディジタル音声信号を再生する第2の音声デコーダ112bと、第1の放送番組の映像ストリームをデコードし映像信号を再生する第1の映像デコーダ114aと、第2の放送番組の映像ストリームをデコードし映像信号を再生する第2の映像デコーダ114bと、データストリームをデコードするデータデコーダ116と、第1の放送番組または第2の放送番組の音声信号を選択する音声選択部118と、第1の放送番組または第2の放送番組の映像信号を選択する映像選択部120と、音声選択部118により選択されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカから音声出力する音声出力部122と、映像選択部120により選択された映像信号をディスプレイ等に描画する映像出力部124と、車両に関する情報、例えば車速情報などを受け取るインターフェース部126と、ユーザーからの入力を受け取る入力部128と、データ等を記憶するメモリ130と、各部を制御する制御部140とを有する。
第1ないし第4のチューナー104a〜104dは、入力部128からのユーザー入力に応じて、放送局(またはチャンネル)の周波数を選択し、選択された放送局の放送信号を受信し、さらに受信された信号を復調し、トランスポートストリーム信号を生成し、これをダイバーシティ合成部106へ提供する。ダイバーシティ合成部106は、各チューナーからの信号を受け取り、ダイバーシティ合成されたトランスポートストリーム信号を生成する。好ましくは、ダイバイーシティ合成部106は、各チューナーからの信号の位相を制御し、位相制御されたトランスポートストリーム信号を合成する。但し、ダイバーシティ合成部106は、位相制御以外の方法、例えば、最大電力の信号を選択するような方法、信号電力に比例した重みを付ける方法などを行うものであってもよい。
ダイバーシティ合成部106は、制御部140からの制御信号に基づき制御され、ディジタル放送を4つのチューナーで受信された信号をダイバーシティ合成(4ダイバ合成)したり、3つのチューナーで受信された信号をダイバーシティ合成(3ダイバ合成)したり、2つのチューナーで受信された信号をダイバーシティ合成(2ダイバ合成)することができる。
ダイバーシティ合成されたトランスポートストリームは誤り訂正部108へ提供される。誤り訂正部108は、トランスポートストリームから受信したディジタル放送の伝送中の誤り率を算出し、誤り率を示す信号BERを制御部140へ出力する。誤り率BERは、ダイバーシティ合成部106による合成されるチューナーの数に応じたものであり、すなわち、4ダイバ合成されている場合には、4ダイバ合成の誤り率が出力され、また、2つのチューナーが現在の放送局の受信に割り当てられ、残りの2つのチューナーが他の放送局(中継局/系列局)のサーチに割り当てられる場合には、それぞれの2ダイバ合成の誤り率が出力され、3つのチューナーが現在の放送局の受信に割り当てられ、残りの1つのチューナーが他の放送局のサーチに割り当てられる場合には、それぞれの誤り率が出力される。
デマルチプレクサ110は、入力したトランスポートストリームに多重化されている音声ストリーム、映像ストリームおよびデータストリームを分離し、それぞれのデコーダ112a、112b、114a、114b、116へ出力する。データストリームには、データ放送用の情報ストリームが含まれ、さらにそこには、NIT(Network Information Table)やEIT(Event Information Table)が含まれている。EITには、番組の名称、放送日時、番組内容、番組を識別するためのイベントID等が含まれている。このイベントIDをチェックすることで、フルセグメントの番組とワンセグメントの番組が同一か否かを判定することができる。また、NITには、受信している放送局と同一番組を放送している中継局の情報などが含まれる。
第1の音声デコーダ112aは、フルセグメント放送の番組の音声ストリームをデコードし、再生されたディジタル音声信号を出力する。第2の音声デコーダ112bは、ワンセグメント放送の番組の音声ストリームをデコードし、再生されたディジタル音声信号を出力する。第1の映像デコーダ114aは、フルセグメント放送の番組の映像ストリームをデコードし、第2の映像デコーダ114bは、ワンセグメント放送の番組の映像ストリームをデコードし、それぞれの映像信号を出力する。データデコーダ116は、データストリームをデコードし、その結果を制御部140へ出力する。
音声選択部118は、制御部140からの制御信号に応じてフルセグメント放送の番組またはワンセグメント放送の番組の音声信号を選択し、映像選択部120も同様に、制御部140からの制御信号に応じてフルセグメント放送の番組またはワンセグメント放送の番組の映像信号を選択する。すなわち、制御部140により受信感度が良好であると判定された場合には、フルセグメント放送の番組が選択され、受信感度が悪化したと判定された場合には、ノイズ耐性のあるワンセグメント放送の番組が選択される。
制御部140は、好ましくはマイクロコントローラなどから構成され、メモリに格納されたプログラムを実行することで各部を制御する。制御部140は、ダイバーシティ受信時の受信感度を判定し、受信感度が良好であれば、4ダイバ合成によるフルセグメント放送の番組を出力させるが、受信感度が悪化した場合には、2つのチューナーにより現在の放送局を受信させ、残りの2つのチューナーにより他の放送局(中継局/系列局)をバックグランドでサーチさせる動作モードを含む。
制御部140は、受信感度を判定するための情報として、ダイバーシティ合成部106によりダイバ合成された信号の電界強度(C/N値)を用いることができる。この場合、C/N値がしきい値を超えれば、受信感度が良好であると判定し、しきい値以下となれば、受信感度が悪化したと判定する。さらに制御部140は、誤り訂正部108から出力される誤り率BERを受信感度に利用することができる。この場合、誤り率BERがしきい値以上のとき、受信感度が悪化していると判定し、しきい値未満であれば受信感度が良好であると判定することができる。さらに制御部140は、誤り率BERからC/N値を算出し、このC/N値を受信感度の判定に用いることもできる。本実施例では、好ましい例として、ダイバーシティ合成部106で合成された信号の電界強度(C/N値)により受信感度を判定する例を示す。
制御部140は、C/N値とフルセグメント放送を受信するためのしきい値とを比較し、C/N値がしきい値を超える場合には、受信感度が良好であると判定し、それ以下である場合には受信感度が悪化していると判定する。4つのチューナーによる4ダイバ合成の受信が行われているときは、4ダイバ合成された信号のC/N値としきい値とが比較される。バックグランドサーチが行われている場合には、現在の放送局の受信に割り当てられた2ダイバ合成された信号のC/N値と、他の放送局のサーチに割り当てられた2ダイバ合成された信号のC/N値とのそれぞれが、しきい値と比較される。受信感度の判定に用いられるしきい値は、不揮発性の書き換え可能なメモリ130に格納される。
制御部140は、受信感度が悪化したと判定した場合には、所定期間、4ダイバ合成によるワンセグメント放送の番組が出力されるように、音声選択部118、映像選択部120を制御する。所定期間を経過しても受信感度が回復しない場合には、バックグランドサーチを開始し、2ダイバ合成によるワンセグメント放送の番組を出力しつつ、2ダイバ合成による中継局または系列局をサーチする。現在の放送局よりも受信感度が良好な中継局もしくは系列局が見つかれば、制御部140は、放送局の受信を切替えるように第1ないし第4のチューナー102a〜102dを制御する。本実施例では、後述するように、中継局または系列局への受信の切替えは、2ダイバ合成時の受信感度から4ダイバ合成時に得られるであろう受信感度を予測し、その予測された受信感度がフルセグメント放送の受信のためのしきい値を上回るときに実施される。
次に、本実施例のディジタル放送受信装置の自動選局動作について説明する。図3は、自動選局動作を説明するフローチャートである。前提として、ユーザー入力に応答して第1ないし第4のチューナー104a〜104dにより放送局が選択され(S101)、それらのチューナーにより受信された信号がダイバーシティ合成部106によって4ダイバ合成され(S102)、4ダイバ合成時のC/N値がフルセグメント放送を受信するためのしきい値S1よりも大きく、音声選択部118および映像選択部120によりフルセグメント放送の番組が選択され、音声出力部122および映像出力部124によりフルセグメント放送が出力されているものとする(S103)。
制御部140は、ダイバーシティ受信時の受信感度を監視し、すなわち、4ダイバ合成によるC/N値としきい値S1とを比較し(S104)、C/N値がしきい値S1を上回っている間は、受信感度が良好であると判定し、フルセグメント放送を選択し、これを出力させる。一方、C/N値がしきい値S1以下になった場合には、自車の移動に伴う受信環境の変化により受信感度が悪化したと判定し、ノイズ耐性に強いワンセグメント放送に出力を切替える(S105)。この時点では、まだ4ダイバ合成である。
制御部140は、C/N値がしきい値S1を下回る期間が所定期間Taを超えた場合には、受信感度の劣化は一時的なものではなく、回復する見込みがないものと判定し(S106)、バックグランドサーチを開始する(S106)。バックグランドサーチの結果、現在の放送局よりも受信感度が良くフルセグメント放送を受信できる中継局または系列局が見つかれば(S108)、その中継局または系列局に受信を切替える(S109)。もし、見つからない場合には、現在の放送局が4ダイバ合成により受信継続される。
図4は、本実施例のバックグランドサーチ動作を示すフローチャートである。制御部140は、バックグランドサーチを決定すると(S201)、4つのチューナーのうち、2つのチューナーに現在の放送局を継続して受信させ、残りの2つのチューナーに中継局/系列局をサーチさせる(S202)。例えば、4つのチューナーのうち、受信信号の電界強度が最も高い2つのチューナーに現在の放送局を受信させる。制御部140からの指示により、2つのグループのチューナーは、現在の放送局の受信と、他の放送局のサーチを行い、これに応じてダイバーシティ合成部106は、現在の放送局を受信する2つのチューナーからの信号を2ダイバ合成し、他の放送局をサーチする2つのチューナーからの信号を2ダイバ合成する。
次に、制御部140は、中継局/系列局サーチ用の2つのチューナーによる2ダイバ合成時のC/N値から、4つのチューナーによる4ダイバ合成時に得られるであろうC/N値を予測する(これを、便宜上、第1の予測値とする)。同様に、現在の放送局の受信用の2つのチューナーによる2ダイバ合成時のC/N値から、4つのチューナーによる4ダイバ合成時に得られるであろうC/N値を予測する(これを、便宜上、第2の予測値とする)。
次に、C/N値の予測方法について説明する。一般的に、合成ダイバーシティ受信では、1チューナー受信と、4チューナー受信では、通常走行時であれば、C/N値に約「6dB」の差が生じることがわかっている。図5は、1チューナー、2チューナー、4チューナー受信時のドップラーフェージングを表すグラフであり、縦軸がC/N値、横軸がドップラー周波数である。移動体の速度が約100Km/h程度までは、1チューナーと4チューナーのフェージングは約6dBであり、2チューナーと4チューナーのフェージングは約3dBである。140Km/h程度までは、1チューナーのフェージングが車速に比例するように増加するが、140Km/hを超えると、1チューナー、2チューナーによるフェージングが加速度的に大きくなり、つまり、1チューナーと4チューナーのフェージングの差分、2チューナーと4チューナーのフェージングの差分が加速度的に大きくなる。
図6は、2ダイバ合成によるC/N値と、4ダイバ合成によるC/N値を実測したときのグラフである。縦軸は、C/N値[dB]、横軸は、時間[s]である。実測値の差分の平均値は、3.37dBである。2ダイバ合成と4ダイバ合成によるC/N値の差分の理論値は、図5に示すように、3dBであり、フィールドテスト値は、3.37dBであり、両者に大差がないことが確認された。
従って、制御部140は、第1の予測値=2ダイバ合成時のC/N値+3dB(補正値)、第2の予測値=2ダイバ合成時のC/N+3dB(補正値)を求める。再び図4に戻り、制御部140は、第1の予測値と第2の予測値とを比較し、第1の予測値が第2の予測値よりも大きいか否かを判定する(S204)。第1の予測値が第2の予測値よりも大きい場合には、さらに第1の予測値がフルセグメントを受信するためのしきい値S1よりも大きいか否かを判定する(S205)。第1の予測値がしきい値S1よりも大きい場合には、中継局または系列局に受信を切替えたときに、フルセグメント放送を出力することができる蓋然性が非常に高くなる。このため、中継局/系列局に受信を切替える(S206)。一方、第1の予測値が第2の予測値以下であるとき、および第1の予測値がしきい値S1以下であるとき、図4のステップS102に戻り、4ダイバ合成により現在の放送局の受信が継続される。
バックグランドサーチにおいて、制御部140は、中継局のサーチを系列局のサーチよりも優先させ、受信感度の良好な中継局が見つからない場合に、系列局のサーチを実行する。図7は、中継局のサーチフローであり、図8は、系列局のサーチフローである。中継局のサーチでは、現在の放送局で受信された情報ストリームから中継局の情報を取得し、サーチに割り当てられたチューナーは、中継局の周波数を設定する(S301)。チューナーによりOFDMが検出され(S302)、その受信信号のC/N値がしきい値以上であれば(S303)、設定された周波数に基づき中継局であるか否かが判定され(S304)、仮に、上記したように、中継局の受信感度が現在の放送局の受信感度よりも良好でありかつフルセグメント放送を受信するしきい値S1を超えるならば、中継局が選択され(S305)、中継局サーチが終了される(S306)。全チャンネルをサーチしても切替えるべき中継局が見つからなかった場合には、系列局サーチに遷移する(S308)。
系列局サーチは、図8に示すように、13^62チャンネルの周波数が設定され(S401)、次いで、チューナーによりOFDMが検出されると(S402)、そのC/N値がしきい値よりも大きい場合には(S403)、設定された周波数に基づき系列局か否かが判定される(S404)。系列局の受信感度が現在の放送局の受信感度よりも良好でありかつフルセグメント放送を受信するしきい値S1を超えるならば、系列局が選択され(S405)、系列局サーチが終了される(S406)。全チャンネルをサーチしても切替えるべき系列局が見つからなかった場合には、サーチ前の現在の放送局の受信を継続する(S408)。
次に、第1の実施例の具体的なバックグランドサーチを、図9のタイミングチャートを参照して説明する。S1は、フルセグメント放送を受信するためのしきい値であり、例えば、22dBである。S2は、ワンセグメント放送を受信するためのしきい値である。受信信号がしきい値S1を上回る電界強度であれば、音声および映像は、フルセグメント放送として受信可能であり、しきい値S2を上回る電界強度であれば、音声および映像は、ワンセグメント放送として受信可能である。
時刻T1〜T2において、4ダイバ合成によるC/N値は、しきい値S1を越えているため、フルセグメント放送の番組が出力される。時刻T2で、4ダイバ合成によるC/N値がしきい値S1を下回ると、制御部140の制御ににより、4ダイバ合成によるワンセグメント放送の番組が出力される。受信感度が回復することもあるため、所定期間Ta、C/N値がしきい値S1を下回るか否かを確認する。所定期間Taを経過してもC/N値がしきい値S1以下である場合には、制御部140は、2チューナーにより現在の放送局を受信させ、2チューナーにより中継局/系列局をサーチさせるバックグランドサーチを開始する(時刻T3〜T4)。なお、時刻T3において、現在の放送局の受信は、4ダイバ合成から2ダイバ合成に切替るため、C/N値は約3dB低下する。
バックグランドサーチでは、図9(B)に示すように、中継局等をサーチする2ダイバ合成時のC/N値から4ダイバ合成時の第1の予測値と、現在の放送局を受信する2ダイバ合成時のC/N値から4ダイバ合成時の第2の予測値との比較が行われる。仮に、時刻T4において、中継局Bの第1の予測値が、現在の放送局Aの第2の予測値よりも大きく、かつ第1の予測値がしきい値S1よりも大きくなると、制御部140は、放送局Aから中継局Bへ受信を切替えると判定し、4つのチューナー102a〜102dに中継局Bを受信させ、ダイバーシティ合成部106に4ダイバ合成させる。また、音声選択部118および映像選択部120にフルセグメント放送を選択させる。こうして、現在の放送局と同じ番組であり、かつワンセグメント放送から高品位のフルセグメント放送に切替えられた番組を出力させることができる。
図10は、バックグランドサーチにより中継局および系列局が見つからなかった場合のタイミングチャートを示している。図9の場合と異なり、時刻T4において、中継局Bの第1の予測値が、現在の放送局Aの第2の予測値よりも大きいが、第1の予測値がしきい値S1以下であるため、制御部140は、中継局Bへの受信切替を行わず、時刻T4〜T5において系列局サーチに移行する。ここでも、第2の予測値よりも大きく、かつしきい値S1よりも大きい系列局の第1の予測値が見つからなかった場合には、制御部140は、時刻T5において、再び4つのチューナーにより現在の放送局Aの受信を継続させる。4ダイバ合成によりC/N値がしきい値S1よりも依然として小さいため、ワンセグメント放送の出力が継続される。時刻T5〜T6の所定期間Taを経過してもC/N値が回復しない場合には、時刻T6〜T7でバックグランドサーチが実施される。図10の例では、時刻T7において中継局Bが発見された例を示すが、もし、中継局/系列局が見つからない場合は、同様の処理が繰り返される。
次に、第1の実施例の変形例について説明する。上記実施例では、第1の予測値および第2の予測値は、2ダイバ合成時のC/N値に補正値として3dBを加算したが、変形例では、加算する補正値を車速に応じて可変するものである。図5において説明したように、C/N値のフェージングは、単一チューナーでは、車速が約100Km/hを超える近傍から増加し、2ダイバ合成では、約140Km/hを超える近傍から増加する。制御部140は、I/F部126から車速情報を入手し、車速情報に応じて加算すべき補正値を可変する。本実施例では、2ダイバ合成のC/N値から4ダイバ合成のC/N値を予測するため、車速が140Km/h以下の場合に、補正値として3dBを加算し、140Km/h〜230Kmの範囲で、補正値が3dBから10dBに線形に増加させる。また、1チューナーのC/N値から2ダイバ合成のC/N値を予測する場合には、車速が100Km/hまでは補正値として3dBを加算し、100〜140Km/hの範囲で、補正値が3dBから7dBに線形に増加させる。補正値は、リアルタイムで延在により求めることも可能であるが、図11(A)に示すように、車速に応じた補正値を規定したテーブルを予め用意し、これをメモリ130に保持し、テーブルから補正値を得るようにしてもよい。また、図11(B)に示すように、実際に用いるチューナーの数または予測するチューナーの数との差と、補正値との関係を規定したテーブルをメモリに保存しておき、このテーブルから補正値を抽出するようにしてもよい。このように車速に応じて予測値を補正することで、マルチパスフェージングの影響を考慮することができる。また、アンテナの指向性を考慮するため、アンテナが1本であることによる車のピラー等の障害物の影響を避けるため、所定の期間(例えば3秒)のC/N値の移動平均をとり平均化してから予測値を算出するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。バックグランドサーチを行うとき、現在の放送局の番組を4チューナーから2チューナーで受信することになるため、現在視聴中の番組の電界強度が小さいと、中継局サーチ中に現在の番組が継続受信できないことが生じ得る。図12に示すように、時刻T3において、4ダイバ合成から2ダイバ合成に切替るため、放送局AのC/N値が約3dB低下し、状態Lになる。状態LのC/N値が、ワンセグメント放送の受信のためのしきい値S2よりも小さいと、ワンセグメント放送の映像等を表示することができなくなってしまう。
そこで、第2の実施例では、バックグランドサーチを行う場合、現在の放送局の受信に3つのチューナーを割り当て、他の放送局のサーチに1つのチューナーを割り当てることで、自動選局を行う。図13は、第2の実施例における自動選局動作を示している。時刻T3において、バックグラウンドサーチに移行した際、現在の放送局を3チューナーで継続受信し、1チューナーのみで中継局サーチを実行させる。放送局Aの受信は、4ダイバ合成から3ダイバ合成に切替るが、C/N値の低下は、約1.5dBと小さい。このため、放送局Aの受信が状態Lに低下しても、状態LのC/N値がワンセグメント放送のしきい値S2よりも大きくなり、ワンセグメント放送を継続させることができる。
バックグランドサーチでは、現在の放送局を受信している3チューナーの電界強度から4チューナー時の電界強度を予測した結果と、中継局をサーチしている1チューナーの電界強度から4チューナ時の電界強度を予測した結果を比較し、中継局の電界強度が現在の番組の電界強度を超えており、かつフルセグメント放送の受信のしきい値S1を超えた場合に、中継局に受信を切替える。時刻T4にその様子を示す。放送局AのC/N値に補正値として1.5dBを加算することで第1の予測値が生成され、中継局BのC/N値に補正値として6.0dBを加算することで第2の予測値が生成され、第1の予測値が第2の予測値よりも大きく、かつしきい値S1を超えるとき、中継局Bへの受信の切替が行われる。
このように本実施例によれば、バックグラウンドサーチする際、2チューナーで中継局サーチを実行し、検出した電界強度から4チューナーでサーチしたときの電界強度を予測するようにしたため、不必要な中継局への切替(ワンセグメント放送の中継局への切替)をなくすことができる。また、バックグラウンドサーチする際、1チューナーで中継局サーチを実行し、検出した電界強度から4チューナーでサーチしたときの電界強度を予測すると、現在視聴中の番組の電界強度が小さい場合でも、中継局サーチ中に、現在の番組を継続受信することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例では、4つのアンテナおよい4つのチューナーを備えたディジタル放送受信装置を示したが、チューナーの数は、4つに限定されるものではなく、本発明は、2つまたは3つ、あるいは5つ以上の任意の数のチューナーを有する受信装置にも適用することができる。この場合、n個のチューナーが偶数であるとき、現在の放送局の受信に割り当てるチューナーの数は、1/2×nとすることができる。また、n個のチューナーの数が3以上であるとき、n−1の数のチューナーに現在の放送局の受信を割り当てることで現在の番組の視聴を継続し易すくすることができる。
100:ディジタル放送受信装置 102a〜102d:アンテナ
104a〜104d:チューナー 106:ダイバーシティ合成部
108:誤り訂正部 110:デマルチプレクサ
112a、112b:音声デコーダ 114a、114b:映像デコーダ
116:データデコーダ 118:音声選択部
120:映像選択部 122:音声出力部
124:映像出力部 126:インターフェース部
128:入力部 130:メモリ
140:制御部

Claims (20)

  1. 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なディジタル放送受信装置であって、
    選局されたディジタル放送を受信するn個(nは2以上の自然数)のチューナーを備えた受信手段と、
    前記受信手段で受信された信号をダイバーシティ合成する合成手段と、
    ダイバーシティ合成された信号を受け取り、第1の番組放送または第2の番組放送を出力する出力手段と、
    前記受信手段、前記合成手段および前記出力手段をそれぞれ制御可能な制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    ダイバーシティ合成された信号の受信感度に基づき、n個のチューナーにより第1の番組放送を受信しているときの受信感度がしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信させ、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチさせるサーチ制御手段と、
    p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度とn−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度を比較し、比較結果に基づき前記受信手段による放送局の切換えを制御する切換制御手段と、
    受信感度が前記しきい値を超えるとき、前記出力手段に第1の番組放送を出力させ、受信感度が前記しきい値以下のとき、前記出力手段に第2の番組放送を出力させる出力制御手段とを有し、
    前記切換制御手段は、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、前記切換制御手段は、当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えてn個のチューナーにより他の放送局の第1の番組放送を出力させ、前記予測された第1の受信感度が前記しきい値以下であるとき、n個のチューナーにより現在の放送局の受信を継続させて現在の放送局の第2の番組放送を出力させる、ディジタル放送受信装置。
  2. 前記切換制御手段はさらに、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度からn個のチューナーにより現在の放送局を受信したときに得られるであろう第2の受信感度を予測し、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えさせる、請求項1に記載のディジタル放送受信装置。
  3. 前記切換制御手段は、移動体の速度に応じて前記第1の受信感度の予測を可変する、請求項1または2に記載のディジタル放送受信装置。
  4. 前記切換制御手段は、n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度が高くなるような補正値を付加することにより第1の受信感度を予測し、当該補正値は、n−pの数によって決定される、請求項1または2に記載のディジタル放送受信装置。
  5. 前記切換制御手段は、n−p個のチューナーによる受信感度としての電界強度に一定の係数である補正値を加算する、請求項1ないし4いずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  6. 前記切換制御手段は、移動体の速度が一定値を超えたとき、前記補正値を可変する、請求項4または5に記載のディジタル放送受信装置。
  7. 前記切換制御手段は、予め用意された補正値をメモリに記憶し、前記第1の受信感度を予測するとき、n−p個のチューナーの数または移動体の速度に基づきメモリから補正値を読出す、請求項1ないし6いずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  8. 前記サーチ制御手段は、他の放送局のサーチとして中継局および系列局のサーチを含み、系列局よりも中継局を優先的にサーチする、請求項1ないし7いずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  9. 前記サーチ制御手段は、所定期間、n個のチューナーにより第1の番組放送を受信しているときの受信感度がしきい値以下になった場合に、他の放送局のサーチを開始させる、請求項1ないし8いずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  10. nが偶数であるとき、p=1/2nである、請求項1ないしいずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  11. nが3以上であるとき、p=n−1である、請求項1ないしいずれか1つに記載のディジタル放送受信装置。
  12. 前記受信手段が4個のチューナーを備えているとき、前記サーチ制御手段は、3個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、1個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、前記切換制御手段は、現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、
    前記切換制御手段は、第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、前記他の放送局に受信を切換えさせる、請求項11に記載のディジタル放送受信装置。
  13. 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なディジタル放送受信装置における自動選局方法であって、
    n個(nは2以上の自然数)のチューナーにより選局された放送局のディジタル放送を受信し、
    受信された信号をダイバーシティ合成し、
    ダイバーシティ合成された信号の受信感度が、第1の番組放送を受信するためのしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信し、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチし、
    n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、
    当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えてn個のチューナーにより他の放送局の第1の番組放送を出力させ、前記予測された第1の受信感度が前記しきい値以下であるとき、n個のチューナーにより現在の放送局の受信を継続させて現在の放送局の第2の番組放送を出力する、自動選局方法。
  14. 自動選局方法はさらに、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度からn個のチューナーにより現在の放送局を受信したときに得られるであろう第2の受信感度を予測し、
    第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換える、請求項13に記載の自動選局方法。
  15. 自動選局方法はさらに、移動体の速度を入手し、入手された移動体の速度に応じて第1の受信感度を予測する、請求項13または14に記載の自動選局方法。
  16. 4個のチューナーを備えているとき、3個のチューナーにより現在の放送局を受信し、1個のチューナーにより他の放送局をサーチし、
    現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、
    第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、他の放送局に受信を切換える、請求項13ないし15いずれか1つに記載の自動選局方法。
  17. 1つの伝送帯域を複数のセグメントに分割し、複数のセグメントを利用した第1の変調方式による第1の番組放送と、前記複数のセグメントと異なるセグメントを利用した第2の変調方式による第2の番組放送を1つのチャンネルに含むディジタル放送を受信可能なディジタル放送受信装置が実行する自動選局プログラムであって、
    n個(nは2以上の自然数)のチューナーにより選局された放送局のディジタル放送を受信させ、
    受信された信号をダイバーシティ合成させ、
    ダイバーシティ合成された信号の受信感度が、第1の番組放送を受信するためのしきい値以下になった場合には、p個(n>p)のチューナーにより現在の放送局を受信させ、n−p個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、
    n−p個のチューナーによる他の放送局の受信感度からn個のチューナーにより他の放送局を受信したときに得られるであろう第1の受信感度を予測し、
    当該予測された第1の受信感度が前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えてn個のチューナーにより他の放送局の第1の番組放送を出力させ、前記予測された第1の受信感度が前記しきい値以下であるとき、n個のチューナーにより現在の放送局の受信を継続させて現在の放送局の第2の番組放送を出力する、自動選局プログラム。
  18. 自動選局プログラムはさらに、p個のチューナーによる現在の放送局の受信感度からn個のチューナーにより現在の放送局を受信したときに得られるであろう第2の受信感度を予測し、
    第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えたとき、現在の放送局から他の放送局へ受信を切換えさせる、請求項17に記載の自動選局プログラム。
  19. 自動選局プログラムはさらに、移動体の速度を入手し、入手された移動体の速度に応じて第1の受信感度を予測する、請求項17または18に記載の自動選局プログラム。
  20. 4個のチューナーを備えているとき、3個のチューナーにより現在の放送局を受信させ、1個のチューナーにより他の放送局をサーチさせ、
    現在の放送局を受信している3個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第2の受信感度を予測し、他の放送局をサーチしている1個のチューナーの受信感度から4個のチューナーによる第1の受信感度を予測し、
    第1の受信感度が第2の受信感度よりも大きくかつ前記しきい値を超えるとき、他の放送局に受信を切換えさせる、請求項17ないし19いずれか1つに記載の自動選局プログラム。
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