JP5748854B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のチューナ部を備えるデジタル放送受信機に関する。
例えば、特許文献1に記載のデジタル放送受信機は、複数のチューナ部を備えており、これらのチューナ部を利用してダブルチューナ受信モードおよびダイバーシチ受信モードを適宜切り替えている。
特開2004−343210号公報
車両などの移動体に搭載されたデジタル放送受信機では、移動に伴う受信環境の変化によって、受信中のサービスの受信品質が劣化する場合がある。この場合、当該サービスを受信しているチューナ部とは別個に設けたチューナ部を用いて、当該サービスを代替する遷移候補サービスをバックグラウンドでサーチし、遷移候補サービスをまとめたサービスリストを作成しておけば、当該サービスリストを基に円滑にサービスを切り替えることができる。
しかしながら、バックグラウンドでサーチすべきチャンネルが多数存在する場合、上記サービスリストの更新に時間がかかるため、急激な受信品質の変化に対応できないという課題があった。
例えば、欧州DVB−T放送の場合には、図1に示すようにch21からch62までの41ものチャンネルが存在し、サービスリストを更新するには41チャンネル分の同調および信号判定を行う必要がある。このため、サービスリストの更新に約1分〜3分程度の時間がかかる。
従って、サービスリストに登録された遷移候補サービスのうち、最大で3分前の情報に基づいて、サービスの切り替えが判定される。
すなわち、サービスリストの遷移候補サービスが急激に受信品質が劣化して、受信中のサービスよりも受信品質が悪くなった場合であっても、更新前のサービスリストの内容に従ってサービスが切り替えられてしまい、現状よりも受信品質が劣化する可能性がある。
反対に、サービスリストへ登録された時点よりも、遷移候補サービスの受信品質が十分良好になっていても、当該サービスリストが更新されるまで、受信品質が良好な遷移候補サービスへ切り替えができない場合もあり得る。
なお、特許文献1に代表される従来の技術では、ダブルチューナ受信モードとダイバーシチ受信モードに切り換えて動作する受信装置であるため、上述のようなサービスリストの更新に起因した不具合を解決することができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、現在受信中のサービスから遷移候補サービスへ変更すべきか否かを適切に判定することができるデジタル放送受信機を得ることを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信機は、視聴を行うサービスのデジタル放送を受信する第1のチューナ部と、第1のチューナ部が受信しているサービスとは異なるチャンネルの中から、当該サービスを代替する遷移候補サービスをサーチする第2のチューナ部と、第1のチューナ部が受信しているサービスの受信品質を判定する第1の信号判定部と、第2のチューナ部が受信しているサービスの受信品質を判定する第2の信号判定部と、第2のチューナ部によりサーチされた遷移候補サービスを記憶するメモリ部と、第1の信号判定部により第1のチューナ部が受信しているサービスの受信品質が劣化したと判定されると、第2のチューナによるサーチを停止するとともに、メモリ部に記憶される当該サービスの遷移候補サービスを第2のチューナ部に受信させ、第1の信号判定部による受信品質の判定結果と第2の信号判定部による当該遷移候補サービスの受信品質の判定結果とをリアルタイムに比較することで、第1のチューナ部が受信しているサービスを当該遷移候補サービスへ切り替えるか否かを判定する切り替え判定部とを備える。
この発明によれば、受信中のサービスから遷移候補サービスへ変更すべきか否かを適切に判定することができるという効果がある。
欧州DVB−T放送の裏サーチ動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 裏サーチリストの一例を示す図である。 実施の形態1に係るデジタル放送受信機による受信サービスの変更処理を示すフローチャートである。 サービス切り替えの判定基準の一例を示す図である。 車両の走行による放送局のサービスエリアの変化を示す図である。 車両の走行ルートにおける放送波の受信品質を示す図である。 遷移候補サービスへの切り替え時の車両の走行ルートにおける受信品質を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図2は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図であり、移動体(例えば車両)に搭載した移動体向けのデジタル放送受信機を示している。図2において、実施の形態1に係るデジタル放送受信機1は、アンテナ2aを用いた受信用チューナ部3a、アンテナ2bを用いた裏サーチ用チューナ部3bおよび信号処理部4を備える。
本発明における裏サーチとは、ユーザが視聴を行うサービスのデジタル放送を受信用チューナ部3aが受信している間に、そのバックグラウンドで当該サービスとは異なるチャンネルの中から、当該サービスを代替するサービス(以下、遷移候補サービスと呼ぶ)をサーチする動作である。例えば、ジャンルが同じサービスを遷移候補サービスとする。
なお、異なるチャンネルで同一内容のサービスが放送(サイマルキャスト)されている場合は、そのいずれかをユーザが視聴するサービスとして受信中であれば、当該サービスと異なるチャンネルでかつ同一内容のサービスが遷移候補サービスとなる。
受信用チューナ部3aは、アンテナ2aを介してユーザが視聴を行うサービスのデジタル放送を受信する構成部であり、チューナ5aおよび検波部6aを備える。チューナ5aは、アンテナ2aで受信する放送波のチャンネルを選択し、アンテナ2aで受信された放送波信号をIF(中間周波数)信号に変換する。検波部6aは、チューナ5aから入力されたIF信号をアナログ/デジタル(A/D)変換してデジタルデータとし、直交変調および周波数同調されたI成分、Q成分の信号を、FFT(高速フーリエ演算)で周波数信号に変換して検波信号を得る。
裏サーチ用チューナ部3bは、アンテナ2aを介して裏サーチを行う構成部であり、チューナ5bおよび検波部6bを備える。チューナ5bは、アンテナ2bで受信する放送波のチャンネルを選択し、アンテナ2aで受信された放送波信号をIF信号に変換する。検波部6bは、チューナ5bから入力したIF信号をA/D変換し、直交変調および周波数同調されたI成分およびQ成分の信号をFFTで周波数信号に変換して検波信号を得る。
受信用チューナ部3aおよび裏サーチ用チューナ部3bからの検波信号は、ともに後段の信号処理部4へ送られる。
信号処理部4は、受信用チューナ部3aおよび裏サーチ用チューナ部3bから入力した信号を処理する信号処理部であり、デコーダ部7、チューナ制御部8a,8b、信号判定部9a,9b、リスト作成部10、メモリ部11および切り替え判定部12を備える。
デコーダ部7は、受信用チューナ部3aからの検波信号に基づいて映像、音声、データの復調を行う。デコーダ部7からの映像出力および音声出力は、後段にある不図示の映像表示装置などで映像音声が提供される。
チューナ制御部8aは、受信用チューナ部3aのチューナ5aを同調制御する制御部であり、チューナ制御部8bは、裏サーチ用チューナ部3bのチューナ5bを同調制御する制御部である。
また、信号判定部9aは、受信用チューナ部3aからの検波信号の受信品質を判定する構成部であり、判定結果の受信品質(受信電界強度の指標値など、サービスの受信品質を把握するための値)は、メモリ部11に格納される。
一方、信号判定部9bは、裏サーチ用チューナ部3bからの検波信号の受信品質を判定する構成部であり、判定結果の受信品質(受信電界強度の指標値など、サービスの受信品質を把握するための値)は、同様にメモリ部11に格納される。
リスト作成部10は、裏サーチ用チューナ部3bの検波信号から抽出された遷移候補の受信サービスのID、サービス名およびその受信品質を含む裏サーチリストを作成する。裏サーチリストは、メモリ部11に格納される。なお、裏サーチリストの詳細は、図3を用いて後述する。
メモリ部11は、受信用チューナ部3aが受信しているサービスの受信品質判定結果、裏サーチ用チューナ部3bが受信しているサービスの受信品質判定結果およびリスト作成部10が作成した裏サーチリストを格納する。
切り替え判定部12は、メモリ部11に記憶された情報に基づいて、受信用チューナ部3aが受信中のサービスの受信品質と、裏サーチリストを基に裏サーチ用チューナ部3bが受信しているサービスの受信品質を比較し、受信用チューナ部3aが受信中のサービスを変更すべきか否かを判定し、その判定結果に基づいてサービスを切り替える。
なお、切り替え判定部12は、サービス変更が必要であると判定すると、チューナ制御部8aに指示して、変更後のサービスにチューナ5aを同調制御する。また、切り替え判定部12は、チューナ制御部8bに指示して、裏サーチ用チューナ部3bのチューナ5bに同調制御を行い、常にサーチ動作を行わせる。
図3は、裏サーチリストの一例を示す図である。図3のように、裏サーチリストは、放送された番組のサービスを識別するSID(サービスID)、サービス名、チャンネル番号、およびその受信品質(受信電界強度の指標値など、サービスの受信品質を把握するための値)がリスト化された情報である。
また、裏サーチリストには、受信中のサービスおよびこのサービスに対する遷移候補となるサービスが記載される。例えば、チャンネルch37の“Service BBB”を受信しているとき、裏サーチにより同一内容のチャンネルch62の“Service BBB”が検出された場合、このチャンネルch62の“Service BBB”が、チャンネルch37の“Service BBB”に対する遷移候補となる。
すなわち、チャンネルch37の“Service BBB”を受信中に、車両の走行等によりその受信品質が低下してきた場合、裏サーチリストにおけるチャンネルch62のサービスへ変更される。
次に動作について説明する。
図4は、実施の形態1に係るデジタル放送受信機による受信サービスの変更処理を示すフローチャートである。
まず、信号判定部9aは、受信用チューナ部3aがサービスを受信している間、受信中のサービスの受信品質を判定する(ステップST1)。ここでは、現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値(受信電界強度の指標値など)が、この受信品質に関する所定の閾値未満になったか否かが判定され、判定結果はメモリ部11に逐次格納される。
上記閾値は、サービス切り替えを行うべき受信品質を示す値である。例えば、受信用チューナ部3aが受信可能な信号品質範囲(例えば、受信電界強度を指標化した値の範囲)の下限値に余裕値を加算した値が考えられる。また、上記閾値は、入力手段(図2において不図示)を用いてユーザが任意のレベルを設定できるようにしてもよい。
なお、図4において、受信用チューナ部3aを“チューナ(表)”と記載し、裏サーチ用チューナ部3bを“チューナ(裏)”と記載する。
切り替え判定部12は、信号判定部9aによる判定の結果から、現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満になったことを把握すると(ステップST1;YES)、メモリ部11に格納された裏サーチリストに、現在受信中のサービスと同一内容の遷移候補サービスがあるか否かを判定する(ステップST2)。
裏サーチリストに遷移候補サービスがある場合(ステップST2;YES)、ステップST5の処理へ移行する。
一方、現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値以上である場合(ステップST1;NO)、あるいは、裏サーチリストに遷移候補サービスがない場合(ステップST2;NO)、切り替え判定部12は、チューナ制御部8bに指示して裏サーチ用チューナ部3bによる裏サーチを継続させる(ステップST3)。
次に、リスト作成部10が、裏サーチ用チューナ部3bの裏サーチで得られた信号から遷移候補の受信サービスのID、サービス名、およびその受信品質などを抽出し、これを基にメモリ部11の裏サーチリストを更新する(ステップST4)。
切り替え判定部12は、裏サーチリストに遷移候補サービスがあると、チューナ制御部8bに指示して、裏サーチ用チューナ部3bの裏サーチ動作を停止させる(ステップST5)。次に、切り替え判定部12は、チューナ制御部8bに指示して、裏サーチリストの当該遷移候補サービスに裏サーチ用チューナ部3bを同調させる(ステップST6)。
信号判定部9bは、裏サーチ用チューナ部3bが受信中の遷移候補サービスの受信品質を判定する(ステップST7)。ここでは、遷移候補サービスの受信品質を把握するための値(受信電界強度の指標値など)が上記閾値以上になったか否かが判定され、判定結果がメモリ部11に逐次格納される。
遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満である場合(ステップST7;NO)、現在受信中のサービスから切り替えても受信品質の向上は望めないことから、遷移候補サービスへの切り替えを行わずに処理を終了する。
これは、裏サーチリストが作成された時点から受信環境が変化して、遷移候補サービスの受信品質が劣化した場合が考えられる。
一方、切り替え判定部12は、信号判定部9bによる判定の結果から、遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値以上になったことを把握すると(ステップST7;YES)、チューナ制御部8aに指示して、受信用チューナ部3aを当該遷移候補サービスに同調させる(ステップST8)。この後、裏サーチ用チューナ部3bは、裏サーチ動作を再開する。
このように、実施の形態1では、リアルタイムな受信環境で判定された受信品質を基準として、遷移候補サービスへの切り替えが行われるので、現在受信中のサービスから遷移候補サービスへ変更すべきか否かを適切に判定することができる。
なお、ステップST7において、切り替え判定部12は、信号判定部9bによる判定の結果に加えて、その時点に受信用チューナ部3aが受信中のサービスの受信品質の判定結果(信号判定部9aによる判定結果)を合わせて、遷移候補サービスへの切り替え可否を判定してもよい。
図5は、サービス切り替えの判定基準の一例を示す図である。切り替え判定部12は、図5に示すような判定基準で遷移候補サービスへの切り替えを判定する。
(1)現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満であり、かつ遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満である場合、切り替え判定部12は、遷移候補サービスへの切り替えを不可とする。
(2)現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満であり、かつ遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値以上である場合、切り替え判定部12は、遷移候補サービスへの切り替えを可とする。
(3)現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値以上であり、かつ遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値未満である場合、切り替え判定部12は、遷移候補サービスへの切り替えを不可とする。
(4)現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が上記閾値以上であり、かつ遷移候補サービスの受信品質を把握するための値も上記閾値以上である場合においては、現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が、遷移候補サービスの受信品質を把握するための値以上であると、遷移候補サービスへの切り替えを不可とする。
また、現在受信中のサービスの受信品質を把握するための値が、遷移候補サービスの受信品質を把握するための値未満であると、遷移候補サービスへの切り替えを可とする。
次に、具体例を挙げて説明する。
図6は、実施の形態1に係るデジタル放送受信機を搭載した車両の走行による放送局のサービスエリアの変化を示す図である。図6の例は、A点周辺の放送局(送信所)が送信するチャンネルch37のサービス“Service BBB”を、車両13に搭載したデジタル放送受信機1で受信(視聴)しながら、ルート上を走行してB点へ向かっている場合を示している。なお、車両13の走行ルートにはA点とB点の間にP点が存在する。
また、B点周辺の放送局(送信所)は、チャンネルch62で同一内容のサービス“Service BBB”を放送しており、裏サーチリストには、受信中のチャンネルch37のサービスに対する遷移候補サービスとして、チャンネルch62のサービスが登録されているものとする。
図7(a)は、図6中のA点周辺の送信所が送信しているチャンネルch37のサービス“Service BBB”の受信品質(例えば受信電界強度を指標化した値)の走行ルート上での変化を示すグラフである。図7(a)に示すように、受信用チューナ部3aは、受信品質の指標値が“3”以上の範囲が受信可能である。
従って、車両13がA点付近を走行している場合は、チャンネルch37のサービスを受信できるが、P点付近から急激に受信品質が低下して受信できなくなる。
また、図7(b)は、図6中のB点周辺の送信所が送信しているチャンネルch62のサービス“Service BBB”の受信品質の走行ルート上での変化を示すグラフである。図7(b)に示すように、チャンネルch62のサービスの受信品質は、A点付近から上昇し始め、P点付近になると既に受信用チューナ部3aで受信可能になっている。
例えば、車両13がA点付近にいた時点で作成された裏サーチリストにおいて、受信品質は低いが、チャンネルch37のサービスに対する遷移候補サービスとしてチャンネルch62のサービスが登録されていた場合を考える。
この場合、車両13がP点付近まで走行したとき、裏サーチリストの更新が実施されていなければ、従来では、チャンネルch62のサービスの受信品質が、チャンネルch37の受信品質を逆転しているにもかかわらず、その時点の裏サーチリストの内容に基づいて判定され、チャンネルch62のサービスへの変更が実施されない可能性がある。
そこで、本発明では、以下のような切り替え判定を行うため、リアルタイムな受信品質の変化に応じて適切なサービスの切り替えが可能である。
図8は、遷移候補サービスへの切り替え時の車両の走行ルートにおける受信品質を示す図である。ここで、図8(a)は、受信用チューナ部3aで受信しているチャンネルch37のサービスの受信品質の変化を示している。
信号判定部9aは、受信用チューナ部3aがチャンネルch37のサービスを受信している間、チャンネルch37のサービスの受信品質を把握するための値が、閾値a未満になったか否かを判定している。
図8(a)に示すように、チャンネルch37のサービスの受信品質は、P点付近から急激に低下して閾値a未満になっている。このとき、裏サーチリストには、遷移候補サービスとしてチャンネルch62のサービスが登録されているので、裏サーチ用チューナ部3bは、裏サーチ動作を停止し、当該遷移候補サービスを受信するよう制御される。
図8(b)は、裏サーチ用チューナ部3bが受信しているチャンネルch62のサービスの受信品質の変化を示している。信号判定部9bは、上述のようにして裏サーチ用チューナ部3bでチャンネルch62の遷移候補サービスの受信が開始されると、当該遷移候補サービスの受信品質を把握するための値が上記閾値a以上になったか否かを判定する。
ここでは、図8(a)および図8(b)に示すように、受信用チューナ部3aが受信中のサービス(チャンネルch37)の受信品質を把握するための値が閾値a未満になり、かつ、裏サーチ用チューナ部3bが受信中の遷移候補サービス(チャンネルch62)の受信品質を把握するための値が閾値a以上となっている。
この場合、切り替え判定部12は、遷移候補サービスの受信品質が十分に高いと判断して、受信用チューナ部3aが受信するサービスを、当該遷移候補サービスに切り替えさせる。この後、裏サーチ用チューナ部3bは、裏サーチ動作を再開する。
受信用チューナ部3aが受信中のサービス“Service BBB”の受信品質が、図7(a)および図7(b)に示すように変化する場合であっても、図8(c)のようにP点付近でチャンネルch37のサービスの受信品質が低下し始めたところで、受信品質が高いチャンネルch62の同一内容のサービスに適切に切り替えることが可能である。
つまり、チャンネルch37の“Service BBB”が放送される放送エリア内のA点と、チャンネルch62の“Service BBB”が放送される放送エリア内のB点とを結ぶルート上の双方の放送エリアが重なる領域にあるP点付近で、チャンネルch37からチャンネルch62へ自動的に放送局が切り替わる。これにより、車両13のユーザは、サービス“Service BBB”を視聴し続けることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、視聴を行うサービスのデジタル放送を受信する受信用チューナ部3aと、受信用チューナ部3aが受信しているサービスとは異なるチャンネルの中から、当該サービスを代替する遷移候補サービスをサーチする裏サーチ用チューナ部3bと、受信用チューナ部3aが受信しているサービスの受信品質を判定する信号判定部9aと、裏サーチ用チューナ部3bが受信しているサービスの受信品質を判定する信号判定部9bと、裏サーチ用チューナ部3bによりサーチされた遷移候補サービスを記憶するメモリ部11と、信号判定部9aにより受信用チューナ部3aが受信しているサービスの受信品質が劣化したと判定されると、メモリ部11に記憶される当該サービスの遷移候補サービスを裏サーチ用チューナ部3bに受信させ、信号判定部9bによる当該遷移候補サービスの受信品質の判定結果に基づいて、受信用チューナ部3aが受信しているサービスを当該遷移候補サービスへ切り替えるか否かを判定する切り替え判定部12とを備える。このように構成することで、遷移候補サービスの受信状態が急変した場合でもサービス切り替えの判定を適切に行うことができる。
また、この実施の形態1によれば、裏サーチ用チューナ部3bが、受信用チューナ部3aが受信しているサービスと同一内容のサービスを遷移候補サービスとしてサーチする。このようにすることにより、受信品質に応じて同一内容のサービスを自動的に切り替えることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 デジタル放送受信機、2a,2b アンテナ、3a 受信用チューナ部、3b 裏サーチ用チューナ部、4 信号処理部、5a,5b チューナ、6a,6b 検波部、7 デコーダ部、8a,8b チューナ制御部、9a,9b 信号判定部、10 リスト作成部、11 メモリ部、12 切り替え判定部、13 車両。

Claims (2)

  1. 視聴を行うサービスのデジタル放送を受信する第1のチューナ部と、
    前記第1のチューナ部が受信しているサービスとは異なるチャンネルの中から、当該サービスを代替する遷移候補サービスをサーチする第2のチューナ部と、
    前記第1のチューナ部が受信しているサービスの受信品質を判定する第1の信号判定部と、
    前記第2のチューナ部が受信しているサービスの受信品質を判定する第2の信号判定部と、
    前記第2のチューナ部によりサーチされた遷移候補サービスを記憶するメモリ部と、
    前記第1の信号判定部により前記第1のチューナ部が受信しているサービスの受信品質が劣化したと判定されると、前記第2のチューナによるサーチを停止するとともに、前記メモリ部に記憶される当該サービスの遷移候補サービスを前記第2のチューナ部に受信させ、前記第1の信号判定部による受信品質の判定結果と前記第2の信号判定部による当該遷移候補サービスの受信品質の判定結果とをリアルタイムに比較することで、前記第1のチューナ部が受信しているサービスを当該遷移候補サービスへ切り替えるか否かを判定する切り替え判定部
    とを備えたデジタル放送受信機。
  2. 前記第2のチューナ部は、前記第1のチューナ部が受信しているサービスと同一内容のサービスを遷移候補サービスとしてサーチすることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
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