JP5520685B2 - 放送受信回路および放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放送受信回路および放送受信装置に関し、特に、複数階層に含まれる受信サービスを切り替えて視聴することができる放送受信回路および放送受信装置に関する。
日本の地上デジタルテレビ放送では、1チャンネル分の帯域が13セグメントに分割され、携帯電話などの移動体受信機での安定受信を目的として、13セグメント中の1セグメントだけ利用する1セグメント部分受信サービス(以下、1セグ放送と呼ぶ)が行われている。また、1セグ放送で利用された1セグメントを除く残りの12セグメントを利用して、1セグ放送に比べて安定受信では劣るものの、固定テレビ受信機での高精細(ハイビジョン)番組の受信を目的としたサービス(以下、12セグ放送と呼ぶ)が行なわれている。12セグ放送と1セグ放送とでは、互いに異なる種類の符号化方式が用いられているものの、主に、同時刻に同一内容の番組が放送されている。このような放送形態は、サイマル放送と呼ばれる。
このサイマル放送の特徴を利用してデジタル放送を受信する、車載用のデジタル放送受信装置がある。この車載用デジタル放送受信装置では、デジタル放送の受信状態等に応じて12セグ放送と1セグ放送とを切り替えてモニタ等の表示装置に出力することで、視聴対象の番組内容が同一となるよう出力を継続する技術すなわちデジタル放送の受信状態によらず視聴対象の番組の視聴の継続を可能とする技術が存在する(例えば、特許文献1および特許文献2)。特許文献1では、同一チャンネルにおいてサイマル放送が行なわれているか否かを判定し、サイマル放送が行なわれている場合には、12セグ放送と1セグ放送とを切り替えて出力する技術が開示されている。また、特許文献2では、サイマル放送が行われていない場合には、予め使用者が指定した他のチャンネルへの切り替えや、内容が類似する他のチャンネルに切り替えて出力する技術が開示されている。
特開2007−295468号公報 特開2009−290507号公報
近年、12セグ放送と1セグ放送とで、同時刻に異なる内容の番組が放送されるケースが見られる。さらには、1セグ放送側でもマルチ編成チャンネルとして放送が行われる場合がある。ここで、マルチ編成チャンネルとは、選択した周波数に対応するチャンネルに複数のサービスが含まれて送出されるサービス形態のチャンネルのことである。例えば、運用が開始されている1セグ放送でマルチ編成チャンネルの実施例として、12セグ放送に対応する番組をサイマル放送するサービスに加えて、特定の地域で固有の情報を紹介する番組など独自の番組内容をサービスするなどがある。
しかしながら、このような現状に対して、上記特許文献1および上記特許文献2では、マルチ編成チャンネルのサービスの送出状況についての考慮はない。具体的には、上記特許文献1および上記特許文献2に開示される技術では、マルチ編成チャンネルの各サービスに対して、その各サービスがサイマル放送であるか否かの確認を行わないまま切り替えを行うことになる。そして、その場合には、12セグ放送から視聴者が意図しない1セグ放送サービス、または、1セグ放送から視聴者が意図しない12セグ放送サービスへの切り替えが発生することになる。つまり、番組の継続視聴の観点で視聴者に違和感を与えてしまうことになる。
そこで、本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信回路および放送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る放送受信装置は、複数のサービスを含むマルチ編成チャンネル放送である第1階層の放送と第2階層の放送とを含む放送波を受信して、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、1つのサービスを出力する放送受信回路であって、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第1マルチ編成チャンネル情報を抽出する第1抽出部と、前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第2マルチ編成チャンネル情報を抽出する第2抽出部と、前記第1抽出部により抽出された前記第1マルチ編成チャンネル情報と、前記第2抽出部により抽出された前記第2マルチ編成チャンネル情報とを用いて、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービス構成と前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成とを比較することにより、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスと、第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する判定部と、前記判定部での判定結果に基づいて、前記第1階層の放送と前記第2階層の放送との出力切替を行って、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、1つのサービスを出力する視聴切替制御部とを備える。
なお、本発明は、装置として実現するだけでなく、このような装置が備える処理手段を備える回路または集積回路として実現したり、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。
本発明によれば、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信回路および放送受信装置を実現することができる。それにより、マルチ編成チャンネルで提供されるサービスに対しても、より確実にサイマル放送であるか否かを判定して、階層間のサービス切り替えの際に、映像・音声の内容が違和感なく切り替えることができる。
実施の形態1に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 サイマル放送であるサービスを選択する方法の一例を表すフローチャートである。 視聴切替先のサービスに切り替える処理手順の一例を表すフローチャートである。 実施の形態2に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して、本発明に係る放送受信回路および放送受信装置について説明する。なお、以降、放送受信装置を車載用の放送受信装置として説明するが、車載用に限定的に利用されるものではなく、家庭用や携帯機器用などにも用いることが可能である。すなわち、本発明に係る放送受信回路および放送受信装置は、以下の説明に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り、様々な形態を取り得るものとする。また、本発明に係る放送受信装置は、日本の地上デジタルテレビ放送の受信機能を有するものとして以下説明する。
地上デジタルテレビ放送では、1チャンネル分の帯域を13個のセグメントに分割し、そのうちの12個セグメントを固定向けサービス用に、残りの1セグメントを携帯向けサービス(例えば移動体受信端末)用に割り付けている。すなわち、地上デジタルテレビ放送には、固定向けサービスである12セグ放送と携帯向けサービスである1セグ放送とがある。
固定向けサービス(12セグ放送)では、映像・音声ともにMPEG(Moving Picture Expert Group)2方式の符号化方式が採用されている。一方、携帯向けサービス(1セグ放送)では、映像については、H.264方式の符号化方式が採用され、音声については低ビットレートでも高音域のサンプリングが可能なMPEG2 AAC+SBR方式の符号化方式が採用されている。
ここで、12セグ放送の符号化データは、1セグ放送の符号化データと比較して、高品質であるが、高ビットレートであるので、ノイズ耐性が弱く、放送局からの距離が離れたり、周囲の障害物の影響を受けやすい。そのため、移動体受信端末で12セグ放送を受信する場合には、良好な受信を継続することが困難な場合がある。それに対して、1セグ放送の符号化データは、12セグ放送の符号化データと比較して、ビットレートが低く、ノイズ耐性が強いことから、放送局からの距離が離れたり、周囲に障害物がある場合であっても影響を受けにくいという特徴がある。したがって、移動体受信端末で1セグ放送を受信する場合には、12セグ放送を受信する場合に比べて良好な受信を継続することができる。
図1は、本発明に係る放送受信装置200の構成を示すブロック図である。
図1に示す放送受信装置200は、複数のサービスを含むマルチ編成チャンネル放送である第1階層の放送と第2階層の放送とを含む放送波を受信して、第1階層の放送に含まれる複数のサービスと、第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうち、いずれか1つのサービスを出力する。具体的には、この放送受信装置200は、1つのチャンネルに含まれる12セグ放送と1セグ放送とを同時に受信し、受信した12セグ放送に含まれるサービスと1セグ放送とに含まれるサービスの番組内容が同一となるサイマル放送状態であるか否かを検出し、サイマル放送状態の場合には異なる階層のサービスに映像音声を切り替えて出力する機能を有する。この放送受信装置200は、チューナ/復調部20、トランスポートデコーダ30、第1階層放送用AVデコーダ40、第2階層放送用AVデコーダ50、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70、サイマル放送判定部80、視聴対象選択部90、視聴切替制御部100から構成される。
なお、以降の説明では、同一地域で同時に受信可能な条件を想定し、第1階層放送として12セグ(フルセグ)、第2階層放送として1セグ(ワンセグ)を処理するとして説明する。
チューナ/復調部20は、テレビ放送受信アンテナ10で受信したRF信号から、指定されたチャンネルの受信帯域に存在するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を抽出する。チューナ/復調部20は、抽出したOFDM信号の復調を行なうことで指定された特定のチャンネルについての放送波のデジタル信号を取り出す。チューナ/復調部20は、このデジタル信号から、12セグ放送と1セグ放送とを、これら両方を含む13セグTS(Transport Stream)の形式で抽出する。そして、抽出した13セグTSをトランスポートデコーダ30に出力する。また、チューナ/復調部20は、テレビ放送受信アンテナ10で受信した例えばRF(Radio Frequensy)信号等の受信電波強度を示す受信電波強度情報を検出し、検出した受信電波強度情報を視聴対象選択部90に出力する。
トランスポートデコーダ30は、チューナ/復調部20により入力された13セグTSから、12セグTSと1セグTSとをそれぞれ抽出する。トランスポートデコーダ30は、抽出した12セグTSを、第1階層放送用AVデコーダ40に出力し、抽出した1セグTSを、第2階層放送用AVデコーダ50へ出力する。また、トランスポートデコーダ30は、チューナ/復調部20により入力された13セグTSから、12セグTSと1セグTSとについての番組編成情報も分離する。そして、トランスポートデコーダ30は、分離した12セグに対応する番組編成情報(12セグ番組情報)を、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60に出力し、分離した1セグに対応する番組編成情報(1セグ番組情報)を、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70に出力する。
第1階層放送用AVデコーダ40は、第1階層に含まれるサービスの中から1つを選択し、選択したサービスに該当する映像音声データをデコードし、視聴切替制御部100にデコードした映像音声データを出力する。具体的には、本実施の形態の場合、第1階層放送用AVデコーダ40は、12セグの映像音声データをデコードして視聴切替制御部100に出力する。
また、第1階層放送用AVデコーダ40は、後述のサイマル放送判定部80より、切替対象サービス情報が通知される。第1階層放送用AVデコーダ40は、サイマル放送判定部80から通知された切替対象サービス情報が示す情報の内容に対応するサービスの映像音声データを選択してデコードを行い、その結果を視聴切替制御部100に出力する。ここで、この切替対象サービス情報には、切替先となる階層が第1階層であるか、第2階層であるかを示す情報すなわち切替対象となる階層情報と、第1階層放送用AVデコーダ40がマルチ編成チャンネルで提供されるサービス群の中から、デコード対象とする映像音声データを選択するための識別情報(サイマル放送サービス識別情報)とが含まれている。
なお、第1階層放送用AVデコーダ40は、上記切替対象サービス情報が通知されないとしてもよく、その場合には、第1階層に含まれるサービスのうち、最初に検出されたサービスに対してデコードを行うなどの方法をとるなどしても良い。
第2階層放送用AVデコーダ50は、第2階層に含まれるサービスの中から1つを選択し、選択したサービスに該当する映像音声データをデコードし、視聴切替制御部100にデコードした映像音声データを出力する。具体的には、本実施の形態の場合、第2階層放送用AVデコーダ50は、1セグの映像音声データをデコードして視聴切替制御部100に出力する。
また、第2階層放送用AVデコーダ50は、前述の第1階層放送用AVデコーダ40と同様に、サイマル放送判定部80より、切替対象サービス情報が通知される。第2階層放送用AVデコーダ50は、サイマル放送判定部80から通知された切替対象サービス情報が示す情報の内容に対応するサービスの映像音声データを選択してデコードを行い、その結果を視聴切替制御部100に出力する。ここで、この切替対象サービス情報には、切替先となる階層が第1階層であるか、第2階層であるかを示す情報、すなわち切替対象となる階層を示す情報と、第2階層放送用AVデコーダ50がマルチ編成チャンネルで提供されるサービス群の中から、デコード対象とする映像音声データを選択するための識別情報とが含まれる。
なお、第2階層放送用AVデコーダ50は、上記切替対象サービス情報が通知されないとしてもよく、その場合には、第2階層に含まれるサービスのうち、最初に検出されたサービスに対してデコードを行うなどの方法をとるなどしても良い。
第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60は、本発明に係る第1抽出部に相当し、第1階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第1マルチ編成チャンネル情報を抽出する。すなわち、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60は、第1階層に含まれる番組情報から、マルチ編成チャンネルのサービスに関する情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。具体的には、本実施の形態の場合、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60は、12セグ番組情報から、例えば12セグ放送に含まれるサービスの構成を示す12セグに対応する12セグマルチ編成チャンネル情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。
第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70は、本発明に係る第2抽出部に相当し第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第2マルチ編成チャンネル情報を抽出する。すなわち、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70は、第2階層に含まれる番組情報から、マルチ編成チャンネルのサービスに関する情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。具体的には、本実施の形態の場合、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70は、1セグ番組情報から、例えば1セグ放送に含まれるサービスの構成を示す1セグに対応する1セグマルチ編成チャンネル情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。
サイマル放送判定部80は、本発明に係る判定部に相当し、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60により抽出された第1マルチ編成チャンネル情報と、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70で抽出した第2マルチ編成チャンネル情報とを用いて、第1階層の放送に含まれる複数のサービス構成と第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成とを比較することにより、第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスと、第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する。具体的には、サイマル放送判定部80は、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60から入力された12セグマルチ編成チャンネル情報と、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70から入力された1セグマルチ編成チャンネル情報とを用いて、マルチ編成されたサービス間でのサイマル放送判定を行う。そして、サイマル放送判定部80は、その判定結果を、放送切替判定情報として、視聴切替制御部100に出力する。それとともに、サイマル放送判定部80は、上述した切替対象サービス情報を第1階層放送用AVデコーダ40、および、第2階層放送用AVデコーダ50にそれぞれ通知する。ここで、放送切替判定情報は、放送切替が可能であるか否かを示すステータス情報を含む。例えば、放送切替が可能である旨を示す場合、ステータス情報は「切替可能」を示す。他方、放送切替が不可能である旨を示す場合、ステータス情報は「切替不可」を示す。
なお、サイマル放送判定部80が行うサイマル放送の判定アルゴリズムについては、例えば、サービスを実際にデコードして映像音声データの特徴量を抽出して類似度判定を行う方法、TS(Transport Stream)に含まれる番組編成情報に含まれるサービスのタイトル情報、番組概要などのテキスト情報を抽出して比較する方法など、様々な方法があるが、いずれでも構わない。すなわち、サイマル放送判定アルゴリズムの詳細について方法は問わない。
視聴対象選択部90は、チューナ/復調部20で検出された受信電波強度情報に基づき、適切な視聴対象を12セグ放送と1セグ放送との間で決定する。そして、視聴対象選択部90は、その決定結果を、視聴対象切替情報として、視聴対象の切り替え必要有無を示す視聴対象切替有無情報と、切り替え先の対象となる放送が12セグ放送または1セグ放送であるかを示す切替先対象放送情報とを含めて出力する。
なお、適切な視聴対象を選択する例として、例えば、12セグ放送と1セグ放送ともに受信感度が良好な場合には、より高精細な映像を視聴者に提供するため、12セグ放送を視聴対象に選択するという方法が考えられる。また、別の例として、12セグ放送の映像においてノイズが発生する程度まで受信感度が低下した場合は、12セグ放送から1セグ放送に視聴対象を切り替える必要が有るという判断を行い、1セグ放送を視聴対象に選択する方法が考えられる。また、さらに、視聴対象選択部90に対してリモコン外部入力I/F経由で指定を行なうことにより、12セグ放送または1セグ放送を視聴対象として選択する方法も考えられる。
視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80での判定結果に基づいて、第1階層の放送と第2階層の放送との出力切替を行って、第1階層の放送に含まれる複数のサービスと第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、いずれか1つのサービスを出力する。具体的には、視聴切替制御部100は、視聴対象切替情報と、放送切替判定情報とに従って、第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データ、または第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データのいずれかを選択し、モニタおよびスピーカに出力する。なお、視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80での判定結果に基づいて、サイマル放送判定部80により切替先となる第2階層に含まれるサービスがいずれもサイマル放送でないと判定された場合は、第1階層の放送から第2階層の放送への出力切替を行わない。
以上のようにして、放送受信装置200は構成される。
次に、以上のように構成された放送受信装置200のサイマル放送判定部80において、サイマル放送であるサービスが選択される方法について説明する。
図2は、サイマル放送であるサービスを選択する方法の一例を表すフローチャートである。
まず、サイマル放送判定部80は、サイマル放送状態であるか判定する(S10)。このとき、サイマル放送判定部80は、S10において、サイマル放送状態であるかの判定を、切替先のマルチ編成チャンネル数の数だけ繰り返して比較する。
具体的には、サイマル放送判定部80は、マルチ編成チャンネルで提供されるサービスすなわち、現時点で出力しているサービス(現サービス)を考慮して、切替先となる複数のサービス全てについてサイマル放送であるか否かの判定を行う。より具体的には、サイマル放送判定部80は、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60からの12セグマルチ編成チャンネル情報と、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70からの1セグマルチ編成チャンネル情報とを用いて、1セグのマルチ編成されたサービスと12セグのマルチ編成されたサービスと比較する。それにより、サイマル放送判定部80は、例えば、現時点で出力している12セグのマルチ編成されたサービス(現サービス)に対して、切替先となる1セグのマルチ編成された複数のサービスのいずれかにサイマル放送状態があるかを判定する。もちろん、現サービスを1セグのマルチ編成されたサービスとしてもよいのは言うまでもない。
ここで、切替先となるマルチ編成チャンネルの構成は、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60または第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70にて予め抽出されているのが好ましい。そして、サイマル放送判定部80は、マルチ編成されたサービス間でサイマル放送に該当するサービスが存在する場合には、S12に遷移し、サイマル放送に該当するサービスが存在しない場合はS11に遷移する。
なお、S10の比較処理は、必ずしも視聴対象の切替直前に行われる必要はない。サイマル放送判定部80は、視聴対象の切替に必要となる時間を短縮するために、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60、または、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70で、マルチ編成チャンネル情報が取得できた段階で比較を行い、切替先のサービスを確定するとしても良い。
また、S10の比較処理において、視聴切替制御部100は、第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスを出力しており、サイマル放送判定部80は、視聴切替制御部100により出力されている第1階層の1つのサービスに対して、切替先となる第2階層に含まれるサービスのうちの複数のサービスがサイマル放送に該当すると判定する場合がある。
その場合、サイマル放送判定部80は、さらに、上記複数のサービスが、所定の時間経過後もサイマル放送に該当するか否かを判定し、視聴切替制御部100は、第1階層の放送から第2階層の放送に出力切替を行って、サイマル放送判定部80により所定の時間経過後もサイマル放送に該当すると判定された上記複数のサービスのうちの1つのサービスを出力すればよい。つまり、複数個のサービスがサイマル放送に該当する場合には、さらに、以後数時間、例えば一日という任意の単位で後続の番組がサイマル放送であるか否かの判定を行い、サイマル放送がより長く継続されるサービスを切替先サービスとして選択すればよい。
このようにすれば、切替先となった階層において、例えば受信電波強度が弱いなど受信環境の悪い視聴状態が結果的に長時間にわたってしまう場合であっても、よりサイマル放送となる番組を長時間視聴し続けることができるという効果を奏する。
また、S10の比較処理において、サイマル放送判定部80は、視聴切替制御部100が第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうち1つのサービスを出力しているものの、切替先となる第2階層に含まれるサービスのいずれも当該1つのサービスのサイマル放送に該当しないと判定する場合がある。
その場合、サイマル放送判定部80は、さらに、第2階層に含まれるサービスのうちのいずれかのサービスが所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当するか否かを判定する。そして、視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80により所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定された場合に、第1階層の放送から第2階層の放送に出力切替を行って、所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定されたいずれかのサービスを出力するとしてもよい。つまり、サイマル放送判定部80は、複数個のサービスがサイマル放送に該当しない場合であっても、以後数時間、一日という任意の単位でその後提供されるサービスについてもサイマル放送であるか否かの判定を行う。そして、視聴切替制御部100は、その後提供されるサービスの中にサイマル放送に該当するサービスが存在する場合には、図2のS12で示す方法により視聴サービスを切り替えるとしても良い。
次に、サイマル放送判定部80は、S10において、切替先としてサイマル放送に該当するサービスが存在しなかった場合(S10のNO)、放送切替が不可能である旨を示す放送切替判定情報を、視聴切替制御部100に出力する(S11)。具体的には、サイマル放送判定部80は、放送切替が不可能である旨を示すために、放送切替判定情報のステータス情報を「切替不可」と変更して、放送切替を行わない旨を示す放送切替判定情報を視聴切替制御部100に対して出力する。
なお、S11において、サイマル放送判定部80が、放送切替が不可能である旨を示す放送切替判定情報を出力することに加えて、視聴切替制御部100は、画像、映像、音声、またはそれらの組み合わせによる情報を利用して、切替を行わなかった旨を示す情報を、視聴者に提示するとしても良い。また、S11において、サイマル放送判定部80が、放送切替が不可能である旨を示す放送切替判定情報を出力することに加えて、視聴切替制御部100は、予め機器の使用者に予約された1セグ、または12セグ以外の他のサービスに切り替えて視聴者に提示するとしても良い。ここで、他のサービスとは、例えば写真、壁紙などの静止画、BGM、およびアーティストの楽曲などが考えられるが、いずれであっても良い。
一方、サイマル放送判定部80は、S10において、サイマル放送に該当する切替先としてのサービスが存在した場合(S10のYES)、放送切替が可能である旨を示す放送切替判定情報を、視聴切替制御部100に出力する(S12)。具体的には、サイマル放送判定部80は、放送切替が可能である旨を示すために、放送切替判定情報のステータス情報を「切替可能」と変更して、放送切替が可能である旨を示す放送切替判定情報を、視聴切替制御部100に対して出力する。
次に、サイマル放送判定部80は、切替対象サービス情報を通知する(S13)。具体的には、サイマル放送判定部80は、放送切替が可能である旨を示す放送切替判定情報を、視聴切替制御部100に対して出力するとともに、切替対象サービス情報を、第1階層放送用AVデコーダ40と第2階層放送用AVデコーダ50とに対してそれぞれ通知する。
ここで、切替対象サービス情報は、上述したように、切替先となる階層が第1階層であるか、または、第2階層であるかを示す情報すなわち切替対象となる階層情報と、マルチ編成チャンネルで提供されるサービス群の中からデコード対象となる映像音声データを選択するための識別情報(以下、サイマル放送サービス識別情報とも記載)とを含む。
以上のようにして、サイマル放送判定部80は、マルチ編成チャンネルに含まれるサービスの中から、サイマル放送に該当するサービスを選択して、視聴切替制御に遷移先すなわち放送切替に必要な情報を出力することができる。
次に、視聴サービスを切り替える処理の手順について、説明する。図3は、視聴切替先のサービスに切り替える処理手順の一例を表すフローチャートである。
まず、視聴切替制御部100は、視聴対象選択部90から出力された視聴対象切替情報を取得し、12セグから1セグ、または、1セグから12セグへの視聴対象の切替(要求)が発生しているか判定する(S20)。
ここで、例えば、視聴切替制御部100は、視聴対象を記憶する記憶領域を有し、現在出力対象としている映像音声データが1セグの場合は「0」、12セグの場合は「1」と記録することとする。また、視聴対象選択部90から出力された視聴対象切替情報も、この2値で表現するとする。その場合、視聴切替制御部100は、S20において、記憶領域に記録されている視聴対象の値と、視聴対象選択部90から出力される視聴対象切替情報の値とが不一致のとき(S20のYES)、視聴対象の切替が発生したとして、S21に遷移し、一致するときは(S20のNO)、処理を終了する。
次に、視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80からのマルチ編成チャンネル内のサービス群にサイマル放送に該当するサービスがあるか否かの示す情報に基づいて、出力切替を実行するか否かを判定する(S21)。具体的には、視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80からの放送切替判定情報に基づいて、出力切替を実行するか否かを判定する。そして、視聴切替制御部100は、12セグと1セグとの間でサイマル放送に該当するサービスが存在する場合、サイマル放送判定部80から入力されたステータス情報が「切替可能」を示す放送切替判定情報に基づいて、出力切替を実行すると判定し(S21のYES)、S22に遷移する。一方、視聴切替制御部100は、12セグと1セグとの間でサイマル放送に該当するサービスが存在しない場合、サイマル放送判定部80から入力されたステータス情報が「切替不可」を示す放送切替判定情報に基づいて、出力切替を実行しないと判定し(S21のNO)、図3のシーケンスを終了する。
次に、視聴切替制御部100は、12セグと1セグとの間でサイマル放送に該当するサービスが存在する場合に(S21のYES)、切替先の階層が第1階層であるか、第2階層であるかを判定する(S22)。具体的には、視聴切替制御部100は、この判定には、サイマル放送判定部80が第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60、または、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70に出力された切替対象サービス情報に含まれる情報より判定する。
そして、視聴切替制御部100は、S22での判定の結果、第1階層に切り替える場合はS23に遷移し、第2階層に切り替える場合は、S25に遷移する。
視聴切替制御部100は、S22での判定の結果、切替先の階層が第1階層であった場合(S22の第1階層)、S23において第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データを選択して、S24においてモニタおよびスピーカに出力する。具体的には、S23において、第1階層放送用AVデコーダ40は、サイマル放送判定部80により通知された切替対象サービス情報が示す情報の内容に対応するサービスの映像音声データを選択してデコードを行う。より具体的には、第1階層放送用AVデコーダ40は、切替対象サービス情報に含まれるサイマル放送サービス識別情報で指示された第1階層放送に含まれるマルチ編成チャンネルのサービスを選択して、映像音声のデコードを開始する。そして、第1階層放送用AVデコーダ40は、デコードした映像音声データを視聴切替制御部100に出力する。続いて、S24において、視聴切替制御部100は、モニタ・スピーカに対して出力する映像音声データを第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データに切り替える。例えば、視聴切替制御部100は、モニタ・スピーカに対して出力する映像音声データを、第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データから、第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データに切り替える。
一方、視聴切替制御部100は、S22での判定の結果、切替先の階層が第2階層であった場合(S22の第2階層)、S25において第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データを選択して、S26においてモニタおよびスピーカに出力する。具体的には、S25において、第2階層放送用AVデコーダ50は、サイマル放送判定部80により通知された切替対象サービス情報が示す情報の内容に対応するサービスの映像音声データを選択してデコードを行う。より具体的には、第2階層放送用AVデコーダ50は、切替対象サービス情報に含まれるサイマル放送サービス識別情報で指示された第2階層放送に含まれるマルチ編成チャンネルのサービスを選択して、映像音声のデコードを開始する。そして、第2階層放送用AVデコーダ50は、デコードした映像音声データを視聴切替制御部100に出力する。続いて、S26において、視聴切替制御部100は、モニタ・スピーカに対して出力する映像音声データを第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データに切り替える。例えば、視聴切替制御部100は、モニタ・スピーカに対して出力する映像音声データを、第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データから、第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データに切り替える。
このような手順を行うことにより、視聴切替制御部100は、サイマル放送判定部80で生成された視聴切替制御に必要な情報である放送切替判定情報に基づき、マルチ編成チャンネルに含まれるサービスの中から、所定のサイマル放送に該当するサービスを選択して、視聴切替制御を行うことができる。
以上、本実施の形態によれば、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信装置を
実現することができる。すなわち、本実施の形態における放送受信装置200によれば、上述の手順を行うことにより、マルチ編成チャンネルで提供されるサービスに対しても、確実にサイマル放送であるか否かを判定して、階層間のサービス切替の際に、映像・音声の内容を違和感無く切り替えることができるという効果が得られる。
(実施の形態2)
以下では、実施の形態1の構成を拡張する場合の例として、複数の放送局から送出される放送波が受信可能なエリアにて、本発明を応用する場合の放送受信装置の構成について説明する。
図4は、実施の形態2に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。図4に示す放送受信装置220は、実施の形態1に係る放送受信装置200に対して、テレビ放送受信アンテナ10とテレビ放送受信アンテナ(副)210と、チューナ/復調部(副)221との構成が追加されている。なお、図1と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
この放送受信装置220は、移動可能であるが、2つの受信アンテナ(テレビ放送受信アンテナ10およびテレビ放送受信アンテナ(副)210)を有するため、移動して複数の基地局から送出される放送波が受信可能となる場合がある。例えば、この放送受信装置220は、2つの受信アンテナを用いて、同一内容の番組であっても、エリア1で行われているサービスと、エリア2で行われているサービスという異なる周波数の放送波を両方同時に受信可能となる場合がある。そして、放送受信装置220は、エリア間で同一番組内容が提供されているサービスのうち一のサービスを選択して切り替えることができる。
以下では、放送受信装置220において、実施の形態1で第1階層放送を処理していたパートにてエリア1の1セグを、第2階層放送を処理していたパートにてエリア2の1セグを処理するものとして、実施の形態1とは異なる部分を主に説明する。
チューナ/復調部20は、テレビ放送受信アンテナ10で受信したRF信号から、エリア1の放送波に該当するチャンネルのデジタル信号を取り出す。チューナ/復調部20は、このデジタル信号から、エリア1の13セグTSを抽出し、トランスポートデコーダ30に出力する。
チューナ/復調部(副)221は、テレビ放送受信アンテナ(副)210で受信したRF信号から、エリア2の放送波に該当するチャンネルのデジタル信号を取り出す。チューナ/復調部(副)221は、このデジタル信号から、エリア2の13セグTSを抽出し、トランスポートデコーダ30に出力する。
トランスポートデコーダ30は、チューナ/復調部20により入力されたエリア1の13セグTSから、12セグTSと1セグTSとをそれぞれ抽出する。そして、トランスポートデコーダ30は、抽出した12セグTSと1セグTSとのうち、エリア1で放送されている1セグTSを第1階層放送用AVデコーダ40に出力する。同様に、トランスポートデコーダ30は、チューナ/復調部(副)221により入力されたエリア2の13セグTSから、12セグTSと1セグTSとをそれぞれ抽出する。そして、トランスポートデコーダ30は、抽出した12セグTSと1セグTSとのうち、エリア2で放送されている1セグTSを第2階層放送用AVデコーダ50に出力する。
また、トランスポートデコーダ30は、チューナ/復調部20により入力されたエリア1で放送されている放送波(エリア1の13セグTS)に含まれる番組編成情報、および、チューナ/復調部(副)221により入力されたエリア2で放送されている放送波(エリア2の13セグTS)に含まれる番組編成情報を分離する。そして、トランスポートデコーダ30は、分離したエリア1の1セグに対応する番組編成情報(エリア1の1セグ番組情報)を、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60に出力し、分離したエリア2の1セグに対応する番組編成情報(エリア2の1セグ番組情報)を、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70に出力する。
第1階層放送用AVデコーダ40は、エリア1の1セグ放送に含まれるサービスの中から1つを選択し、そのサービスに該当する映像音声データをデコードして、視聴切替制御部100に出力する。また、第1階層放送用AVデコーダ40は、サイマル放送判定部80より、切替対象サービス情報が通知される。なお、この切替対象サービス情報には、切替先となる階層がエリア1の1セグ放送であるか、エリア2の1セグ放送であるかを示す情報すなわち切替対象となる階層の情報と、マルチ編成チャンネルで提供されるサービス群の中から、第1階層放送用AVデコーダ40がデコード対象とする映像音声データを選択するための識別情報とが含まれる。
第2階層放送用AVデコーダ50は、エリア2の1セグに含まれるサービスの中から1つを選択し、そのサービスに該当する映像音声データをデコードして、視聴切替制御部100に出力する。また、第2階層放送用AVデコーダ50は、第1階層放送用AVデコーダ40と同様に、サイマル放送判定部80より、切替対象サービス情報が通知される。なお、この切替対象サービス情報には、切替先となる階層がエリア1の1セグであるか、エリア2の1セグであるかを示す情報すなわち切替対象となる階層の情報と、マルチ編成チャンネルで提供されるサービス群の中から、第2階層放送用AVデコーダ50がデコード対象とする映像音声データを選択するための識別情報とが含まれる。
第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60は、エリア1のTSに含まれる番組情報から、エリア1で行われている1セグに限ったマルチ編成チャンネルのサービスに関する情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。
第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70は、エリア2のTSに含まれる番組情報から、エリア2で行われている1セグに限ったマルチ編成チャンネルのサービスに関する情報を抽出し、サイマル放送判定部80に出力する。
サイマル放送判定部80は、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60から入力されたエリア1の1セグマルチ編成チャンネル情報と、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70から入力されたエリア2の1セグマルチ編成チャンネル情報とを用いて、マルチ編成されたサービス間でのサイマル放送判定を行う。そして、サイマル放送判定部80は、その判定結果を、放送切替判定情報として、視聴切替制御部100に出力する。それとともに、サイマル放送判定部80は、上述した切替対象サービス情報を第1階層放送用AVデコーダ40、および、第2階層放送用AVデコーダ50にそれぞれ通知する。
視聴対象選択部90は、チューナ/復調部20、および、チューナ/復調部(副)221で検出された受信電波強度情報に基づき、適切な視聴対象をエリア1の1セグ放送とエリア2の1セグ放送との間で決定する。そして、視聴対象選択部90は、その決定結果を、視聴対象切替情報として、視聴対象の切り替え必要有無を示す視聴対象切替有無情報と、切り替え先の対象となる放送が、エリア1の1セグ放送とエリア2の1セグ放送のいずれかであるかを示す切替先対象放送情報とを含めて出力する。
視聴切替制御部100は、視聴対象切替情報と、放送切替判定情報とに従って、第1階層放送用AVデコーダ40でデコードした映像音声データ、または第2階層放送用AVデコーダ50でデコードした映像音声データのいずれかを選択し、モニタおよびスピーカに出力する。
以上のようにして、放送受信装置220は構成される。
なお、本実施の形態における放送受信装置220が、サイマル放送に該当するサービスの選択する方法、および、視聴サービスを切り替える方法については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上、本実施の形態によれば、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信装置を
実現することができる。具体的には、本実施の形態の放送受信装置220によれば、放送受信装置220が移動して、複数の基地局から送出される放送波が受信可能となっている場合において、移動元の放送がマルチ編成チャンネル構成である場合、移動先の放送がマルチ編成チャンネルである場合、または移動元、移動先ともにマルチ編成チャンネルである場合であっても、エリア間で同一番組内容が提供されているサービスを選択して切り替えることが可能となる。
なお、本実施の形態において、エリア1の1セグとエリア2の1セグとを処理する例を説明したが、それに限らず、その他の組み合わせであっても良い。例えば、エリア1の12セグとエリア2の12セグとを処理する場合、エリア1の1セグとエリア2の12セグとを処理する場合、または、エリア1の12セグとエリア2の1セグとを処理する場合、いずれの組み合わせで処理するとしても良い。
(実施の形態3)
以下では、実施の形態1の構成を拡張する別の場合の例として、視聴切替を行った際の付加情報を映像音声データに重畳する場合の放送受信装置の構成について説明する。
図5は、実施の形態3に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。図5に示す放送受信装置300は、実施の形態1に係る放送受信装置200に対して、サービス詳細情報通知部310、および視聴情報付加部320の構成が追加されている。なお、図1と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
サービス詳細情報通知部310は、本発明に係る情報通知部に相当し、第1階層の放送に含まれる複数のサービスと第2階層の放送に含まれる複数のサービスとの少なくとも一方に関する情報を利用者に提示するためのものである。
具体的には、サービス詳細情報通知部310は、視聴切替制御部100から、現在出力中の映像音声データがどの階層に属するかという視聴中階層情報を受信する。また、サービス詳細情報通知部310は、第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部60から12セグマルチ編成チャンネル情報を受信し、第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部70から1セグマルチ編成チャンネル情報を受信する。そして、サービス詳細情報通知部310は、受信した視聴中階層情報より、現在視聴中でない階層を判定し、その階層に含まれるサイマル放送以外のサービスに関する情報を抽出し、その情報を加工して視聴付加情報として、後述の視聴情報付加部320に出力する。
例えば、サイマル放送判定部80により、視聴切替制御部100が第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうち1つのサービスを出力している場合において、切替先となる第2階層に含まれるサービスがいずれも当該1つのサービスのサイマル放送でない場合で、かつ、第2階層に含まれる複数のサービスがそれぞれ異なると判定される場合がある。その場合に、サービス詳細情報通知部310は、第2階層に含まれる複数のサービスそれぞれに関する情報を視聴情報付加部320に通知し、視聴情報付加部320に利用者に対して提示させる。
視聴情報付加部320は、サービス詳細情報通知部310からの視聴付加情報に基づき、視聴切替制御部100から出力された映像音声データに対して情報重畳を行う。視聴情報付加部320は、その結果すなわち情報重畳を行った映像音声データを映像音声および放送情報として、モニタおよびスピーカに出力する。
なお、視聴情報付加部320が重畳する方法としては、例えば現在視聴中のサービスの動画の上に、切替先候補となる別のサービスの画面イメージを小窓形式で画面端に並べて表示したり、各サービスに含まれる番組内容を表すタイトル情報を文字列で列挙したりするなどの方法が考えられるが、いずれの方法であっても良い。もちろん、上述の提示例以外の方法を用いてもよい。
以上のように構成される放送受信装置300は、マルチ編成チャンネルに含まれるサイマル放送以外のサービスの存在を使用者に提示することができる。
本実施の形態における放送受信装置300は、上記構成を備えることで、チューナ/復調部20で再選局を行わなくても、受信中のチャンネルのまま、別内容の番組を視聴可能であることを視聴者に対して通知することが可能となる。それにより、マルチ編成チャンネル構成を陽に意識していない視聴者により多くのサービスを提示する機会が増えるという効果がある。
なお、視聴情報付加部320は、サービス詳細情報通知部310により入力された視聴付加情報すなわちサイマル放送以外のサービスに関する情報に加工された映像音声および放送情報等を提示し、その提示に基づき、提供可能なサービスを利用者に選択させるとしてもよい。そして、視聴切替制御部100は、例えば第2階層に含まれる複数のサービスのうち特定のサービスを選択する旨の指示を利用者により受けた場合、第1階層の放送から第2階層の放送に出力切替を行って、前記特定のサービスを出力すればよい。それにより、放送受信装置300は、提示された切替可能なサービスのいずれかを即時視聴することができるなど、利用者の視聴サービス選択の操作性がより向上するという効果を奏する。
また、前述の陽に提示した切替先の候補の中から、利用者が選択したサービスに切り替えた後に、放送波の受信状況が変化したことで、切替元の階層が視聴可能となる場合がある。その場合、視聴情報付加部320は、再度利用者に切替元の受信状況が回復した旨を通知し、一度、利用者に選ばせたサービスから、切替元の階層のサービスに視聴対象を再び変更するか否かを、再度、利用者に選択させるとしてもよい。すなわち、サービス詳細情報通知部310は、利用者が選択した第2階層の放送のサービスへの切り替えた後に、放送波の受信状況が変化し、第1階層の放送が視聴可能となった際、第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうち切り替え前に選択されていた1つのサービスが視聴可能となった旨の情報を利用者に提示するとしてもよい。それにより、視聴者が新たに興味を持って意図的に選択したサービスから装置が自動的に元のサービスに復帰することを防ぐことなり、使用者が意図しないサービスの切替を抑制することが可能となるという効果がある。
また、番組内容をサイマル放送と判定した場合であっても、切替先のサービス内容が完全に一致していない場合も考えられる。具体的には、12セグに含まれるサービスには、主音声と副音声とが含まれているが、切替先である1セグのサービスには、主音声のみ含まれているという場合である。このような場合、12セグのサービス視聴中に副音声を選択している状態で、階層間の切替が行われると、遷移先の階層のサービスでは、主音声しか存在しないため、主音声を強制的に選択せざるを得ない。そして、この場合の切替先の主音声は、切替元の副音声の内容と同一でないことがあり得る。
そのような場合には、視聴情報付加部320に、サイマル放送判定部80によりサイマル放送と判定されている場合であっても、提供するサービス内容の詳細が変更されたことを使用者に映像音声あるいは放送情報として提示させるとしてもよい。すなわち、サービス詳細情報通知部310は、サイマル放送判定部80により、切替先となる第2階層に含まれるサービスが、視聴切替制御部100により出力されている第1階層の1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定されるものの、サービス内容の詳細が一致しないと判定される場合には、その結果を利用者に対して提示するとしてもよい。
例えば、アイコンのような定型の画像を視聴中の動画に重畳することにより提示させる方法や、定型の音声を再生することにより提示させる方法などがある。それにより、異なる階層で行われているサービス間で番組詳細が異なるような場合、サイマル放送と判定して視聴対象を切り替えることができるだけでなく、視聴者に対して違和感を与えるような切替になった場合には、その要因を提示した上でサービスの切替を行うことができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態におけるサイマル放送に該当するサービスの選択方法、および、視聴サービスを切り替える方法については、実施の形態1と同様の方法で実施可能であるため、説明を省略する。
以上、本実施の形態によれば、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信装置を
実現することができるだけでなく、映像音声、放送情報、またはその両方による視聴付加情報を付加することができる放送受信装置を実現することができる。それにより、マルチ編成チャンネルに含まれるサイマル放送以外のサービスの存在を使用者に提示することで、視聴者はより多くの番組の中から好みのサービスを選択することが可能となるという効果がある。
以上のように、本発明によれば、マルチ編成チャンネルを考慮し、サイマル放送されているサービスに対して、より確実に番組内容が同一のサービスに切り替える放送受信回路および放送受信装置を実現することができる。
なお、実施の形態1、実施の形態2、および、実施の形態3では、日本の地上デジタルテレビ放送において、サイマル放送であるか否かをより確実に判定する場合について説明したが、それに限らない。海外において、テレビ放送規格にサーマルキャスト方式が採用された場合には、本発明の範囲内に含まれる。
また、実施の形態1、実施の形態2、および、実施の形態3における放送受信装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。上記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。上記マイクロプロセッサが、上記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、上記の各装置を構成する構成要素の各部は、個別に1チップ化されていてもよいし、一部またはすべてを含むように1チップ化されていてもよい。
また、ここでは、システムLSIと呼称したが、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて構成要素の集積化を行ってもよい。
以上、本発明の放送受信回路および放送受信装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、放送受信回路および放送受信装置に利用でき、特に、デジタル放送等で特定チャネルにおける12セグ放送と1セグ放送とを切り替えて視聴することができる放送受信回路および放送受信装置に利用することができる。
10、210 テレビ放送受信アンテナ
20、221 チューナ/復調部
30 トランスポートデコーダ
40 第1階層放送用AVデコーダ
50 第2階層放送用AVデコーダ
60 第1階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部
70 第2階層放送マルチ編成チャンネル情報抽出部
80 サイマル放送判定部
90 視聴対象選択部
100 視聴切替制御部
200、220、300 放送受信装置
310 サービス詳細情報通知部
320 視聴情報付加部

Claims (20)

  1. 特定の受信帯域にあるチャンネルに複数のサービスを含むマルチ編成チャンネル放送である第1階層の放送と第2階層の放送とを含む放送波を受信して、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、1つのサービスを出力する放送受信回路であって、
    前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第1マルチ編成チャンネル情報を抽出する第1抽出部と、
    前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第2マルチ編成チャンネル情報を抽出する第2抽出部と、
    前記第1抽出部により抽出された前記第1マルチ編成チャンネル情報と、前記第2抽出部により抽出された前記第2マルチ編成チャンネル情報とを用いて、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービス構成と前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成とを比較することにより、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスと、第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部での判定結果に基づいて、前記第1階層の放送と前記第2階層の放送との出力切替を行って、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、1つのサービスを出力する視聴切替制御部とを備え
    前記判定部は、現時点で出力している階層のサービスと、現時点で出力している階層とは異なる階層に含まれる複数のサービスのうちのいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する
    放送受信回路。
  2. 前記視聴切替制御部は、
    前記判定部により、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスと、切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスの1つのサービスとがサイマル放送に該当すると判定された場合、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスの当該1つのサービスを出力する
    請求項1に記載の放送受信回路。
  3. 前記判定部は、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスに対して、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスのうちの複数のサービスがサイマル放送に該当すると判定する場合、さらに、当該複数のサービスが、所定の時間経過後も前記サイマル放送に該当するか否かを判定し、
    前記視聴切替制御部は、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記判定部により前記所定の時間経過後もサイマル放送に該当すると判定された当該複数のサービスのうちの1つのサービスを出力する
    請求項1に記載の放送受信回路。
  4. 前記視聴切替制御部は、前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスがいずれもサイマル放送でないと判定された場合は、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送への出力切替を行わない
    請求項1に記載の放送受信回路。
  5. 前記視聴切替制御部は、
    前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスのいずれもが、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスにおけるサイマル放送に該当しないと判定され、さらに、前記判定部により、前記第2階層に含まれるサービスのうちのいずれかのサービスが所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定された場合に、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定された当該第2階層に含まれるサービスのうちのいずれかのサービスを出力する
    請求項1に記載の放送受信回路。
  6. さらに、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとの少なくとも一方に関する情報を利用者に提示するための情報通知部を備え、
    前記情報通知部は、前記判定部により切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスのいずれもが、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスにおけるサイマル放送に該当しない場合で、かつ、前記第2階層に含まれる複数のサービスがそれぞれ異なる場合に、前記第2階層に含まれる複数のサービスそれぞれに関する情報を利用者に対して提示する
    請求項1に記載の放送受信回路。
  7. 前記視聴切替制御部は、さらに、前記第2階層に含まれる複数のサービスのうち特定のサービスを選択する旨の指示を利用者により受けた場合、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記特定のサービスを出力する
    請求項6に記載の放送受信回路。
  8. 前記情報通知部は、さらに、その後に前記第1階層の放送が視聴可能となった際に、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの前記1つのサービスが視聴可能となった旨の情報を利用者に提示する
    請求項7に記載の放送受信回路。
  9. 前記情報通知部は、
    前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスが、前記視聴切替制御部により出力されている第1階層の前記1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定されるものの、サービス内容の詳細が一致しないと判定される場合には、その結果を利用者に対して提示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の放送受信回路。
  10. 前記視聴切替制御部は、さらに、前記第1抽出部および前記第2抽出部により前記第1階層の放送および第2階層の放送に含まれる複数のサービスが一時的に継続できないと判断された場合に、出力している前記1つのサービスに替えて、予め予約された静止画、音声および写真を含む他のサービスを出力する
    請求項1に記載の放送受信回路。
  11. 特定の受信帯域にあるチャンネルに複数のサービスを含むマルチ編成チャンネル放送である第1階層の放送と第2階層の放送とを含む放送波を受信して、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと、前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうち、1つのサービスを出力する放送受信装置であって、
    前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第1マルチ編成チャンネル情報を抽出する第1抽出部と、
    前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成を示す第2マルチ編成チャンネル情報を抽出する第2抽出部と、
    前記第1抽出部により抽出された前記第1マルチ編成チャンネル情報と、前記第2抽出部により抽出された前記第2マルチ編成チャンネル情報とを用いて、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービス構成と前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスの構成とを比較することにより、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスと、第2階層の放送に含まれる複数のサービスのうちいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部での判定結果に基づいて、前記第1階層の放送と前記第2階層の放送との出力切替を行って、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとのうち、1つのサービスを出力する視聴切替制御部とを備え、
    前記判定部は、現時点で出力している階層のサービスと、現時点で出力している階層とは異なる階層に含まれる複数のサービスのうちのいずれかのサービスとがサイマル放送に該当するか否かを判定する
    ことを特徴とする放送受信装置。
  12. 前記視聴切替制御部は、
    前記判定部により、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスと、切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスの1つのサービスとがサイマル放送に該当すると判定された場合、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスの当該1つのサービスを出力する
    請求項11に記載の放送受信装置。
  13. 前記判定部は、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスに対して、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスのうちの複数のサービスがサイマル放送に該当すると判定する場合、さらに、当該複数のサービスが、所定の時間経過後も前記サイマル放送に該当するか否かを判定し、
    前記視聴切替制御部は、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記判定部により前記所定の時間経過後もサイマル放送に該当すると判定された当該複数のサービスのうちの1つのサービスを出力する
    請求項11に記載の放送受信装置。
  14. 前記視聴切替制御部は、前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスがいずれもサイマル放送でないと判定された場合は、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送への出力切替を行わない
    請求項11に記載の放送受信装置。
  15. 前記視聴切替制御部は、
    前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスのいずれもが、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスにおけるサイマル放送に該当しないと判定され、さらに、前記判定部により、前記第2階層に含まれるサービスのうちのいずれかのサービスが所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定された場合に、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記所定の時間経過後に当該1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定された当該第2階層に含まれるサービスのうちのいずれかのサービスを出力する
    請求項11に記載の放送受信装置。
  16. さらに、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスと前記第2階層の放送に含まれる複数のサービスとの少なくとも一方に関する情報を利用者に提示するための情報通知部を備え、
    前記情報通知部は、前記判定部により切替先となる前記第2階層に含まれる複数のサービスのいずれもが、前記視聴切替制御部が出力している第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの1つのサービスにおけるサイマル放送に該当しない場合で、かつ、前記第2階層に含まれる複数のサービスがそれぞれ異なる場合に、前記第2階層に含まれる複数のサービスそれぞれに関する情報を利用者に対して提示する
    請求項11に記載の放送受信装置。
  17. 前記視聴切替制御部は、さらに、前記第2階層に含まれる複数のサービスのうち特定のサービスを選択する旨の指示を利用者により受けた場合、前記第1階層の放送から前記第2階層の放送に出力切替を行って、前記特定のサービスを出力する
    請求項16に記載の放送受信装置。
  18. 前記情報通知部は、さらに、その後に前記第1階層の放送が視聴可能となった際に、前記第1階層の放送に含まれる複数のサービスのうちの前記1つのサービスが視聴可能となった旨の情報を利用者に提示する
    請求項17に記載の放送受信装置。
  19. 前記情報通知部は、
    前記判定部により、切替先となる前記第2階層に含まれるサービスが、前記視聴切替制御部により出力されている第1階層の前記1つのサービスのサイマル放送に該当すると判定されるものの、サービス内容の詳細が一致しないと判定される場合には、その結果を利用者に対して提示する
    請求項16に記載の放送受信装置。
  20. 前記視聴切替制御部は、さらに、前記第1抽出部および前記第2抽出部により前記第1階層の放送および第2階層の放送に含まれる複数のサービスが一時的に継続できないと判断された場合に、出力している前記1つのサービスに替えて、予め予約された静止画、音声および写真を含む他のサービスを出力する
    請求項11に記載の放送受信装置。
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