JP2007243695A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一チャンネルで複数の放送局と高品質放送と低品質放送が混在して受信できる状況下において、そのときの受信状況に応じて視聴中の番組と同一放送局の番組を受信するよう切り替えるデジタル放送受信装置を提供すること。
【解決手段】放送波の受信状況の良否を示す受信レベルを判定し、受信レベルが良好な状態であれば、受信した放送波に含まれる放送局情報を取得する。そして、当該放送波を送信した放送局と直前に再生していた番組の放送局とが同一であるか否かを判定する。そして、放送局が同一であるときは、低品質放送から高品質放送へと切り替える。
【選択図】図5

Description

本発明は、デジタル放送の受信装置に関し、より特定的には、高品質放送と低品質放送が混在する環境における受信装置に関する。
日本国内では、地上波テレビ放送のデジタル化が進められており、2011年には全国で地上デジタル放送が実施され、アナログ波を停波する予定となっている。
地上デジタル放送では、従来の地上波アナログ放送に比べて、移動受信や携帯受信を行う番組受信端末向けの放送でも安定した映像を提供することができる。それに伴い、車載用や携帯用の地上デジタル放送受信機を用いて、移動先で番組を視聴するケースが考えられる。
地上デジタル放送では、テレビ1チャンネル分の帯域幅6MHzを14のセグメントに分け、このうち13のセグメントを使って放送する。この13のセグメントのうち、中央のセグメントだけは特別な扱いができるようになっており、13セグメントで放送していても、当該1セグメントだけを受信することが可能になっている。この中央の1セグメントを使うサービスが1セグメント放送(以下、1セグ放送)である。そして、地上デジタル放送では、中央のセグメント以外の12セグメントを使って、1セグ放送よりも高品質な放送であるハイビジョン放送(以下、HDTV)を1番組を放送し、中央の1セグメントを使って1セグ放送を行う。なお、現在のところ、1セグ放送は、「補完放送」という位置付けであり、放送される内容は、HDTVの番組と同じものであるが、HDTVよりは低品質な放送となっている。
また、地上デジタル放送では、複数の伝送パラメータ(変調方式等、伝送路符号化を規定するパラメータの総称)をもつ信号を同時に伝送できる。そのため、HDTVを実施している階層と1セグ放送を実施している階層とで、異なる伝送パラメータを割り当てることができる。具体的には、高品質な放送であるHDTVの階層では、よりたくさんの情報を送ることができるパラメータを使用する。その結果、情報量が多くなるため、正常受信できる範囲が1セグ放送に比べて狭くなり、電波の弱いときは受信しにくくなる場合がある。一方、低品質な放送である1セグ放送の階層では、HDTVの階層に比べてより伝送的に強い伝送パラメータが用いられている。その結果、HDTVより広い範囲で正常受信が可能であるが、セグメントあたりの情報量は少なくなっている。つまり、HDTV放送よりも、1セグ放送のほうが、広範囲で正常受信することが可能である。図6は、HDTVと1セグ放送との受信エリアの関係を示す図である。図6においては、エリア101がHDTVが正常に受信可能な範囲を示す。また、エリア102は、1セグ放送が正常に受信可能な範囲を示している。
上記図6において、例えば、デジタル放送が受信できる車載型テレビを用いて利用者がエリア102で1セグ放送を受信しており、その後、エリア101に移動したとする。この場合、同一放送局のHDTVが受信可能であるため、自動的、あるいは利用者の手動操作で、高品質なHDTVに切り替えることが望ましい。また、これとは逆に、HDTV放送を視聴しながらエリア101からエリア102に移動し、その結果、HDTV放送の受信状態が悪くなったときは、安定して受信できるワンセグ放送に切り替わることが望ましい。この切替方法について、チャンネルの受信状態の良否を判定して自動的にHDTVと1セグ放送とを切り替える方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−336190号公報
しかしながら、上述したような上記特許文献1に開示された方法において、1セグ放送からHDTVに切替えようとする場合、以下に示す問題点がある。例えば、図7に示すように、同じ物理チャンネルを2つの放送局が使用しており、受信可能エリアが一部重複しているとする(エリア103、104)。このように、2つの放送局が同一の周波数で送信している場合、(1)混信により受信できないか、(2)復調可能な方の放送局を受信する、の何れかになる。そのため、何れの放送局の放送信号を受信したかは、当該信号を復調してみるまでわからない。この場合、上記特許文献1に示されるように、同一物理チャンネルの受信状況の良否だけをみて、1セグ放送からHDTVに切り替えると、放送局Bの1セグ放送から放送局AのHDTVに切り替わることがある。つまり、受信レベルの良否のみで1セグ放送からHDTVへの切り替えを行うと、別の番組に切り替わってしまうことになるという問題がある。
それ故に、本発明の目的は、同一チャンネルで複数の放送局と高品質放送と低品質放送が混在して受信できる状況下において、そのときの受信状況に応じて視聴中の番組と同一放送局の番組を受信するよう切り替えるデジタル放送受信装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は以下のような構成を採用した。
第1の発明は、1チャンネルの周波数帯域を分割してなる複数のセグメントのうち特定の数のセグメントに含まれ、同じ変調方式で伝送されてくる第1の放送波と、複数のセグメントのうち1つのセグメントに含まれ、第1の放送波と異なる変調方式で伝送されてくる第2の放送波とを受信可能なデジタル放送受信装置であって、切替部と、受信レベル判定部と、放送局判定部とを備える。切替部は、第1の放送波を復調して番組を再生する第1の再生モードと第2の放送波を復調して番組を再生する第2の再生モードとの間で再生モードを切り替える。受信レベル判定部は、放送波の受信状況の良否を示す受信レベルを判定する。放送局判定部は、受信した放送波に含まれる放送局情報を取得し、当該放送波を送信した放送局と直前に再生していた番組の放送局とが同一であるか否かを判定する。また、切替部は、放送局が同一であるときは、受信レベルに応じて再生モードを切り替える。
第2の発明は、第1の発明において、受信レベル判定部は、第2の再生モードで番組の再生が可能なときに受信レベルを判定する。また、切替部は、放送局判定部が放送局が同一であると判定したとき、受信レベルが所定値以上であり、且つ、直前に受信していた放送波の再生モードが第2の再生モードであるときにのみ、再生モードを第1の再生モードに切り替える。
第3の発明は、第1の発明において、放送局情報は、トランスポートストリームに含まれるトランスポートストリームIDである。
第4の発明は、第1の発明において、受信可能な放送局のそれぞれについて、第1の放送波の番組と第2の放送波の番組とが再生可能か否かの情報を有するチャンネルリストと、第2の放送波しか再生できない状態から、同一放送局の第1の放送波の再生も可能になったときに、チャンネルリストを更新する更新部とをさらに備える。
第5の発明は、第4の発明において、チャンネルリストが更新された際に、第1の放送波の再生が可能になった旨を利用者に通知する通知部を更に備える。
上記第1の発明によれば、同一チャンネルで複数の放送局の電波が混在しており、かつ第1の放送波と第2の放送波が同時に送信されている地域で、放送波の受信状況に変化があったとき、放送局が同一か否かを確認してから、同一放送局間の番組の再生モードを切り替える。そのため、同一物理チャンネルで放送局が異なる場合に、利用者の意図に反して、別放送局の番組に切り替わってしまうことを防ぐことができる。
上記第2の発明によれば、放送波の受信状況が良くなったとき、第1の放送波と第2の放送波との放送局の同一性を確認してから切り替えを行う。そのため、同一物理チャンネルで放送局が異なる場合、利用者の意図に反して、別放送局の番組に切り替わってしまうことを防ぐことができる。
上記第3の発明によれば、既存のデジタル放送のデータフォーマットを流用できるため、新たにデータフォーマット等を導入する必要がなくなり、効率的な処理を行うことができる。
上記第4乃至第5の発明によれば、第1の放送波の番組が再生可能になったことを利用者に通知することができる。これにより、受信装置の利便性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、この実施例により本発明が限定されるものではない。
まず、詳細を説明する前に、デジタル放送の受信の概要を説明する。一般に、デジタル放送システムを受信するためには、PSI(ProgramSpecific Information)と呼ばれる番組特定情報を取得する必要がある。
例えば、地上デジタル放送では、PSIとしてNIT(Network Information Table)と呼ばれるネットワーク情報テーブルを受信することで、その周波数にデジタル放送システムが伝送されていることを知る。さらに、NITには、デジタル放送で放送されている各周波数で放送されているサービス番号(SID)が含まれている。
次にPSIとしてPAT(Program Association Table)と呼ばれるテーブルを受信し、実際にサービスが放送されているかどうかを確認する。
次に、PSIとしてPMT(Program Map Table)と呼ばれるテーブルを受信し、受信したいサービスに流れている映像や音声のES(Elementary Stream)のPID(Packet Identifier)を取得する。そして、そのPIDを有するESを取得し、AVストリームをデコードして再生することでデジタル放送を視聴することが可能となる。
次に、本発明による実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による地上波デジタル放送受信機(以下、受信装置と呼ぶ)の構成例を示すブロック図である。本実施形態における受信装置は、例えば、車載用ナビゲーション装置(以下、カーナビと呼ぶ)に13セグメント受信機能、および1セグ放送受信機能を付加したナビシステムである。但し、本実施例では、カーナビにかかる構成は省略し、デジタル放送受信・再生に関する構成のみを説明する。
図1において受信装置1は、アンテナ2、チューナ3、OFDM復調部4、誤り訂正部5、デマルチプレクサ部6、オーディオデコーダ7、ビデオデコーダ8、データデコーダ9、制御部10、記憶部11および操作部12を備えて構成されている。
チューナ3は、アンテナ2によって受信した地上波ディジタル放送の電波から、利用者に選局指示されたチャンネルに合致した受信周波数の放送信号を選択的に抽出して出力する。
OFDM復調部4は、チューナ3で受信した放送信号をOFDM復調して、トランスポートストリーム(以下、TSと呼ぶ)を得る。また、誤り訂正部5は、OFDM復調部4から入力したTSを誤り訂正する。また、デマルチプレクサ部6は、誤り訂正部5から入力された多重化されているTSを分離して音声ストリーム、映像ストリーム及びデータストリームを出力する。ここで、データストリームには、放送局毎に送出されるNITが含まれている。
オーディオデコーダ7は、デマルチプレクサ部6から入力した音声ストリームをデコードして音声データとして出力する。また、ビデオデコーダ8は、デマルチプレクサ部6から入力した映像ストリームをデコードして映像データとして出力する。ここで、一般に、1セグ放送の映像はH.264/AVCで符号化され、HDTVはMPEG−2で符号化されている。そのため、ビデオデコーダ8は、それぞれの形式に対応するデコード処理を切り替えることが可能となっている。
データデコーダ9は、デマルチプレクサ部6から入力したデータストリームをデコードして後述する制御部10へ出力する。制御部10では、データデコーダ9から当該データストリームを入力し、そのデータストリームに含まれるNITを取得する。また、これを用いて、後に図5を用いて説明する処理を行う。また、制御部10は、チューナ3等の上記各構成部の制御も行う。
記憶部11には、チャンネルリスト111および退避選局情報112が記憶される。記憶部11は、例えば、NVRAMが該当する。操作部12は、利用者の操作によるチャンネルの選局指示に対応して、選局指示信号を制御部10に出力する。
次に、上述の図7を用いて、本実施形態に係る受信装置1の動作概要を説明する。ここでは、図7のエリア103で放送局Bの1セグ放送を受信・視聴しながら、エリア104に移動する場合を例とする。図7において、エリア104に入った後、利用者が任意のタイミングでテレビ視聴からカーナビ画面に切り替える。この切り変わったタイミングで、受信装置1は、現在の選局情報を退避選局情報112として退避し、スキャン(受信可能チャンネルの走査)を行う。そして、カーナビ画面に切り替える前まで視聴されていたチャンネルの受信レベルの確認、および、当該チャンネルのNITの取得を行う。次に、取得したNITのバージョンが更新されているかをチェックする。更新されていれば、受信レベルが所定値以上か否かをチェックする。そして、受信レベルが、所定値以上であれば、HDTVが受信可能であるとし、取得したNITに含まれるTSIDを取得する。このTSIDは、放送局ごとに一意に付されているIDである。次に、当該TSIDが、退避選局情報112に含まれるTSIDと一致するかをチェックする。そして、TSIDが一致していれば、HDTVへの切替処理を行い、不一致であれば、退避選局情報112に基づいて再選局して、カーナビ画面に切り替える前まで視聴されていた番組の視聴を継続できるようにする。
次に、本実施形態で用いられる各種データについて説明する。図2はチャンネルリスト111のデータ構造の一例を示した図である。チャンネルリスト111は、チャンネル情報1111と高品質放送情報1112と低品質放送情報1113の集合から成る。チャンネル情報1111は、その地域で受信できる放送局の物理チャンネルを示す。高品質放送情報1112は、HDTVが正常に受信して視聴できるか否かを示すための情報である。また、低品質放送情報1113は、1セグ放送が正常に受信して視聴できるか否かを示すための情報である。例えば、図7のエリア102のように1セグ放送は正常に視聴できるが、HDTVは正常に視聴できないエリアでは、高品質放送情報1112は「視聴不可」、低品質放送情報1113は「視聴可」と設定されることになる。
次に、本実施形態で用いられるNITについて説明する。図3は、本実施形態におけるNITの構造を示す図である。図3において、NIT20には、少なくとも、バージョン番号21、TSID22、SID23が含まれる。なお、これら以外にも周波数情報等の情報がNIT20には含まれるが、本発明の内容には直接関係しないため、その説明は省略する。バージョン番号21は、原則として、NIT20の内容が更新されたときに更新される番号である。具体的には、5ビットのデータで、NITの内容が更新されると「1」インクリメントされる。また、この番号は、「31」の次は「0」に戻る。TSID22は、各放送局から送信されてくるTSの識別子であり、放送局ごとに一意なIDが割り振られている。SID23は、TSに多重されるサービス(番組)を識別するためのIDであり、1セグ放送を示すSID231(以下、1セグ用SIDと呼ぶ)と、HDTVを示すSID232(以下、HDTV用SIDと呼ぶ)が含まれている。このSIDから、PMTのPIDを算出し、1セグ放送を構成するES、あるいは、HDTVを構成するESのPIDを取得することが可能となる。なお、NIT20は、HDTVと1セグ放送とで共通して使用される。
次に、退避選局情報112について説明する。図4は退避選局情報のデータ構造の一例を示した図である。退避選局情報112は、退避チャンネル情報1121と、退避周波数1122と、退避NITバージョン1123と、退避TSID1124と、ガードインターバル値1125と、退避受信レベル1126と、伝送モード値1127とから構成される。退避チャンネル情報1121は、視聴していた番組の物理チャンネルを示す。退避周波数1122は、当該物理チャンネルの周波数を示す。退避NITバージョン1123は、視聴していた番組を受信したときのNITのバージョンを示す。退避TSID1124は、視聴していた番組を受信したときのNITに含まれていたTSIDである。すなわち、視聴していた番組を提供している放送局を示すものである。ガードインターバル値1125は、符号間の干渉の影響を少なくするために挿入される一定の時間間隔(ガードインターバル)の値である。退避受信レベル1126は、視聴していた番組を受信していたときのC/N比の値である。伝送モード値1127は、OFDM方式の伝送パラメータの一つである伝送モードの値である。伝送モードには、モード1〜モード3があり、それぞれ帯域幅、キャリア間隔、キャリア本数が異なる。
以下、受信装置1が行う切り替え処理の詳細動作を、図5のフローチャートを用いて説明する。図5に示すフローの処理は、利用者がテレビからカーナビの画面に切り替えたタイミング(すなわち、チューナ3が一時的に開放されるタイミング)で開始される。
まず、制御部10は、カーナビ画面に切り替えられる前まで視聴していた番組の選局情報を退避選局情報112として、記憶部11に格納する(ステップS1)。
次に、制御部10は、スキャン処理を行い、NIT20を取得する(ステップS2)。具体的には、チューナ3やOFDM復調部4等に放送信号の受信およびTSの復調を行わせ、当該TSからNIT20を取得する。このとき、チューナ3から得られる当該チャンネルのC/N比の情報も併せて取得する。
次に、取得したNIT20のバージョン番号を、退避選局情報112に格納されている退避NITバージョン1123と比べ、NIT20のバージョンが更新されているか否かを判定する(ステップS3)。その結果、NIT20のバージョンが更新されていれば(ステップS3でYES)、次に、ステップS2で取得したC/N比が所定値以上であるか否かの判定を行う(ステップS4)。一方、NIT20が更新されてなければ(ステップS3でNO)、退避選局情報112に基づいて、再選局動作を行う(ステップS10)。より具体的には、例えば、図2のエリア202において放送局Aの電波を受信〜復調したとしても、退避選局情報112の退避TSID1124やガードインターバル値1125や伝送モード値1127等と照らし合わせ、異なる放送局のものであれば、それを無視し、放送局Bの電波が受信〜復調されてくるのを待つというような制御が行われる。その結果、カーナビ画面からテレビ画面に戻したとき、カーナビ画面に切り替える前まで視聴していた1セグ放送の番組を継続して視聴することができる。
ステップS4の判定の結果、C/N比が所定値以上でないときは(ステップS4でNO)、退避選局情報112に基づいて、1セグ放送を再選局する(ステップS10)。一方、C/N比が所定値以上であれば(ステップS4でYES)、取得したNIT20に含まれるTSID22が、退避選局情報112の退避TSID1124、すなわち、カーナビ画面に切り替えるまで視聴していた1セグ放送のTSIDと一致するかを判定する(ステップS5)。
ステップS5の判定の結果、TSIDが不一致であれば(ステップS5でNO)、受信可能なHDTVは別の放送局の放送である。そのため、これを提示せずに、退避選局情報112を用いて再選局し、先ほどまで視聴していた1セグ放送の番組の視聴を継続する。一方、TSIDが一致すれば、受信可能なHDTVは1セグ放送と同じ放送局の放送であるため、続く処理でHDTVへの切り替え処理を行う。まず、制御部10は、チャンネルリスト111を更新する(ステップS6)。このステップS6の処理をより具体的に説明すると、退避選局情報112の退避チャンネル情報1121に示されているチャンネルの高品質放送情報1112を、「視聴不可」から「視聴可能」へ書き換える。
次に、HDTVへ切り替え可能な旨の表示、および、切り替えるか否かの問い合わせ画面を表示する(ステップS7)。これは、利用者が必ずしも常に切り替えを望むとは限らないので、切り替えを利用者の意思に任せるためである。また、当該画面が表示されるタイミングは、カーナビ画面からテレビ画面に切り替えたときに表示されることが望ましい。続いて、問い合わせの結果を判定し(ステップS8)、その結果、HDTVへの切替が選択されていれば(ステップS8でYES)、HDTVの番組提示へ切り替える(ステップS9)。具体的には、NIT20のHDTV用SID232からHDTVのPMTのPIDを算出し、当該PMTからESのPIDを取得する。そして、HDTVを構成するESをTSから取得して、AVストリームのデコードを行う。このとき、ビデオデコーダ8が行うデコード処理について、1セグ放送用のデコード処理(H264/AVC形式のデコード処理)から、HDTV用のデコード処理(MPEG−2形式のデコード処理)に切り替える。これにより、カーナビ切り替え前まで視聴していた番組をHDTVで提示することが可能となる。一方、HDTVへの切替が選択されていなければ(ステップS8でNO)、退避選局情報112に基づいて、1セグ放送を再選局する(ステップS10)。以上で、本実施形態に係る切り替え処理は終了する。
このように、本実施形態では、受信状況が良くなった後、放送局が同一か否かを確認してから1セグ放送→HDTVへの切り替え処理を行う。そのため、同一物理チャンネルで放送局が異なる場合でも、利用者の意図に反して、別放送局の番組に切り替わってしまうことを防ぐことができる。また、チャンネルリストに、HDTVと1セグ放送との視聴の可否についての情報を保持させているため、上述したような問い合わせ画面を出したときには利用者がHDTVの視聴を選択しなかったときであっても、その後、利用者の意思で、チャンネルリストに基づいてHDTVの視聴を選択することが可能となる。
なお、上述の実施形態では、受信装置1にはチューナが1つだけしかなかったが、これに限らず、チューナを2つ搭載するようにしても良い。そして、一方のチューナで受信〜再生状態を維持しながら、他方のチューナを用いて上述の図5で示した処理を定期的に行うようにしても良い。これにより、上述の実施形態のように利用者がカーナビ画面等に切り替えるまで待たずとも、1セグ放送を提示しながらHDTVへの切り替えの可否を判定できる。そのため、より適切なタイミングでHDTVの提示を可能とすることができ、受信装置の利便性を高めることができる。
また、受信レベルの判定についても、C/N比だけに限らず、受信装置1端における受信電圧/電界強度、あるいは受信波の復調後に得られるビット誤り率やパケット誤り率の指標を用いるようにしてもよい。これにより、更に的確な受信レベルの判定が可能となる。
また、放送の切り替えについても、1セグ放送→HDTVへの切り替えだけでなく、HDTV→1セグ放送に切り替えるようにしてもよい。つまり、受信レベルを判定し、HDTVの受信状態が悪くなったと判定されたときは、同一放送局の1セグ放送に切り替えるようにしてもよい。これにより、同一物理チャンネルで放送局が異なる場合でも、利用者の意図に反して別放送局の番組に切り替わってしまうことを防ぐことができる。
また、例えば、受信装置が電源オフになっていたとき等、長期間NITが取得されなかった状態から復帰した場合は、上述のようにNITのバージョンを確認した結果、そのバージョンが変わっていたときに、退避選局情報に基づいて選局を行うようにしても良い。つまり、NITを所定時間以上取得していなかったときで、且つ、新たに取得したNITのバージョンが更新されているときは、前に視聴していた番組を選局するようにしてもよい。
本発明にかかるデジタル放送受信装置は、受信場所が変化した結果、異なる放送局の放送が受信可能な場合に、利用者の意図に反して他の放送局の番組へ切り替わることを防ぐことができ、携帯型のテレビや車載テレビ等に有用である。
本発明の実施形態に係る受信装置を示す機能ブロック図 チャンネルリスト111のデータ構造の一例を示した図 NITのデータ構造の一例を示した図 退避選局情報112のデータ構造の一例を示した図 本発明の実施形態に係る切り替え処理を示すフローチャート HDTVと1セグ放送との受信エリアの関係を示す図 2つの放送局とHDTVと1セグ放送との受信エリアの関係を示す図
符号の説明
1 受信装置
2 アンテナ
3 チュ−ナ
4 OFDM復調部
5 誤り訂正部
6 デマルチプレクサ部
7 オーディオデコーダ
8 ビデオデコーダ
9 データデコーダ
10 制御部
11 記憶部
12 操作部
111 チャンネルリスト
112 退避選局情報

Claims (5)

  1. 1チャンネルの周波数帯域を分割してなる複数のセグメントのうち特定の数のセグメントに含まれ、同じ変調方式で伝送されてくる第1の放送波と、前記複数のセグメントのうち1つのセグメントに含まれ、前記第1の放送波と異なる変調方式で伝送されてくる第2の放送波とを受信可能なデジタル放送受信装置であって、
    前記第1の放送波を復調して番組を再生する第1の再生モードと前記第2の放送波を復調して番組を再生する第2の再生モードとの間で再生モードを切り替える切替部と、
    前記放送波の受信状況の良否を示す受信レベルを判定する受信レベル判定部と、
    受信した放送波に含まれる放送局情報を取得し、当該放送波を送信した放送局と直前に再生していた番組の放送局とが同一であるか否かを判定する放送局判定部とを備え、
    前記切替部は、前記放送局が同一であるときは、前記受信レベルに応じて再生モードを切り替える、受信装置。
  2. 前記受信レベル判定部は、前記第2の再生モードで番組が再生が可能なときに受信レベルを判定し、
    前記切替部は、前記放送局判定部が放送局が同一であると判定したとき、前記受信レベルが所定値以上であり、且つ、直前に受信していた放送波の再生モードが前記第2の再生モードであるときにのみ、再生モードを前記第1の再生モードに切り替える、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記放送局情報は、トランスポートストリームに含まれるトランスポートストリームIDである、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 受信可能な放送局のそれぞれについて、前記第1の放送波の番組と前記第2の放送波の番組とが再生可能か否かの情報を有するチャンネルリストと、
    前記第2の放送波しか再生できない状態から、同一放送局の前記第1の放送波の再生も可能になったときに、前記チャンネルリストを更新する更新部とをさらに備える、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記チャンネルリストが更新された際に、前記第1の放送波の再生が可能になった旨を利用者に通知する通知部を更に備える、請求項4に記載のデジタル放送受信装置。

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