JP2005117226A - デジタル放送受信装置及びチャネル情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの番組視聴を妨げることなく、非視聴中チャネルについての情報を取得する「デジタル放送受信装置及びチャネル情報取得方法」を提供する。
【解決手段】通常の受信時には、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32に接続し、ダイバーシティ合成部3で、第1受信系統1で復調されたベースバンド信号を第2受信系統2で復調されたベースバンド信号と合成し再生系統4に出力して再生することによりダイバーシティ受信を行う。ユーザから、EPG表示の指示があった場合には、第2受信系統2の接続を切替部33によって他チャネルSI取得系統5に切替え、再生系統4で第1受信系統1で復調されたベースバンド信号の再生を継続しつつ、第2受信系統2の他チャネルの受信に用いることにより、他チャネルSI取得系統5で分離される他チャネルのEPGを取得する。
【選択図】図1
【解決手段】通常の受信時には、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32に接続し、ダイバーシティ合成部3で、第1受信系統1で復調されたベースバンド信号を第2受信系統2で復調されたベースバンド信号と合成し再生系統4に出力して再生することによりダイバーシティ受信を行う。ユーザから、EPG表示の指示があった場合には、第2受信系統2の接続を切替部33によって他チャネルSI取得系統5に切替え、再生系統4で第1受信系統1で復調されたベースバンド信号の再生を継続しつつ、第2受信系統2の他チャネルの受信に用いることにより、他チャネルSI取得系統5で分離される他チャネルのEPGを取得する。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルTV放送などのデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置におけるEPG(Electoronic Program Guide)取得の技術に関するものである。
デジタルTV放送としては、たとえば我が国において放送開始が予定されている地上デジタルTV放送(ISDB-T)の技術が知られている。
また、このようなデジタルTV放送では、チャネル毎に、EPGと呼ばれる電子的な番組案内情報(番組表情報等)が、動画や音声といった番組コンテンツのデータに多重化されて放送されることがある。
そして、このようなEPGを取得する技術としては、チューナを二つ備え、一つのチューナを番組の受信と番組受信中のチャネルのEPGの取得に、他のチューナを他のチャネルのEPGの取得に用いる技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開平11−27593号公報
また、このようなデジタルTV放送では、チャネル毎に、EPGと呼ばれる電子的な番組案内情報(番組表情報等)が、動画や音声といった番組コンテンツのデータに多重化されて放送されることがある。
そして、このようなEPGを取得する技術としては、チューナを二つ備え、一つのチューナを番組の受信と番組受信中のチャネルのEPGの取得に、他のチューナを他のチャネルのEPGの取得に用いる技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
前記従来のEPG取得の技術によれば、あるチャネルのEPGが、そのチャネルのみで放送される場合にも、番組受信中のチャネルのみならず、他のチャネルのEPGをも取得してユーザに提示することができる。
しかしながら、この技術によれば他チャネルのEPG取得専用のチューナを設ける必要があるため、デジタル放送受信装置の構成の大型化や高価格化を招いてしまう。
その一方で、単一のチューナを用いて、チャネルを切替えながら各チャネルのEPGを取得するようにすれば、各チャネルのEPG取得完了までに長時間を要してしまうので、長時間に渡ってユーザが番組の視聴できなくなってしまうという不都合を生じてしまう。
また、複数日分などの比較的長い期間についての番組案内情報が放送される場合には、複数チャネルのEPGをユーザに提示する方法として、深夜などユーザが番組の受信を行っていない時間帯に、自動的に各チャネルのEPGを取得して蓄積しておき、蓄積したEPGを用いてユーザに各チャネルのEPGを提示することも考えられる。しかしながら、このような手法は、車載のデジタル放送受信装置への適用においては、暗電流の増加の問題を招く。また、自動車が、EPGを取得した時点に位置していた地域とは受信可能な放送局が異なる地域に移動した場合、現在受信可能なチャネルのEPGが蓄積されていないために、これをユーザに提示することができない。
しかしながら、この技術によれば他チャネルのEPG取得専用のチューナを設ける必要があるため、デジタル放送受信装置の構成の大型化や高価格化を招いてしまう。
その一方で、単一のチューナを用いて、チャネルを切替えながら各チャネルのEPGを取得するようにすれば、各チャネルのEPG取得完了までに長時間を要してしまうので、長時間に渡ってユーザが番組の視聴できなくなってしまうという不都合を生じてしまう。
また、複数日分などの比較的長い期間についての番組案内情報が放送される場合には、複数チャネルのEPGをユーザに提示する方法として、深夜などユーザが番組の受信を行っていない時間帯に、自動的に各チャネルのEPGを取得して蓄積しておき、蓄積したEPGを用いてユーザに各チャネルのEPGを提示することも考えられる。しかしながら、このような手法は、車載のデジタル放送受信装置への適用においては、暗電流の増加の問題を招く。また、自動車が、EPGを取得した時点に位置していた地域とは受信可能な放送局が異なる地域に移動した場合、現在受信可能なチャネルのEPGが蓄積されていないために、これをユーザに提示することができない。
そこで、本発明は、効率的な構成において、できるだけユーザの所望チャネルの番組視聴を妨げることなく、他のチャネルについてのEPGその他の情報を取得することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、番組データを放送するデジタル放送のチャネルを受信するデジタル放送受信装置に、当該デジタル放送受信装置の動作モードを、第1の動作モードと第2の動作モードとを少なくとも含む複数の動作モードの間で切り替える動作モード制御手段と、前記チャネルを受信する第1の受信系統と、前記チャネルを受信する第2の受信系統と、前記第1の受信系統の受信信号と第2の受信系統の受信信号を用いたダイバーシティ受信処理を行うダイバーシティ受信処理部と、前記受信信号に基づいて前記受信チャネルの番組データが表す番組の再生及び出力を行う再生処理部と、前記第1の動作動作モードにおいて、受信チャネルとして指定されたチャネルを前記第1の受信系統と第2の受信系統に受信させると共に、前記再生処理部に、ダイバーシティ受信処理部で前記ダイバーシティ受信処理された受信信号に基づく前記受信チャネルの番組データが表す番組の再生及び出力を行わせるダイバーシティ受信制御手段と、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に、前記受信チャネル以外の他のチャネルを受信させて、当該他のチャネルについての情報を取得する他チャネル情報取得手段とを備えたものである。
このようなデジタル放送受信装置によれば、通常は、二つの受信系統を用いたダイバーシティ受信によって、高品位に受信チャネルの受信再生出力を行うことができる。また、他チャネルについての情報を取得する際には、一方の受信系統を用いてチャネルの受信再生出力を継続しつつ、他方の受信系統を用いて受信チャネル以外のチャネルについての情報を取得することができる。このようにすることにより受信チャネル以外の他チャネルについての情報を取得する際の受信性能は劣化するが、受信チャネル以外の他チャネルについての情報を取得するための特段の構成の付加の必要を廃しつつ、他チャンネルについての情報取得時の、ユーザの一定の品位での受信チャネルの視聴の継続を可能とすることができる。
ここで、前記チャネルは、電子的な番組案内情報であるEPGが番組データに多重されて放送されるチャネルである場合には、前記他チャネル情報取得手段が取得する前記他のチャネルについての情報は、当該他のチャネルのEPGとしてよい。すなわち、前記第2の動作モードにおいて、前記他チャネル情報取得手段は、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に、前記受信チャネル以外の他のチャネルを受信させて、当該他のチャネルのEPGを取得するようにしてよい。なお、受信チャネルのEPGについては、受信チャネルの受信信号より取得することができる。
このようにすることにより、受信チャネル以外の他チャネルについてのEPGを取得するための特段の構成を必要としない効率的な構成において、ユーザの所望チャネルの番組視聴を停止することなく、他のチャネルについてのEPGを取得することができるようになる。
また、このようにEPGを取得する場合において、前記チャネルは、正常受信に必要となる伝送品質レベルが異なる複数の、各々番組データを放送する階層を含むものである場合には、前記他チャネル情報取得手段は、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層を、前記第1の動作モードにおいて前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層よりも、正常受信に必要となる伝送品質レベルが低い階層に切り替えるようにしてもよい。
また、このようにEPGを取得する場合において、前記チャネルは、正常受信に必要となる伝送品質レベルが異なる複数の、各々番組データを放送する階層を含むものである場合には、前記他チャネル情報取得手段は、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層を、前記第1の動作モードにおいて前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層よりも、正常受信に必要となる伝送品質レベルが低い階層に切り替えるようにしてもよい。
このように、他チャンネルのEPG取得の際には、正常受信に必要となる伝送品質レベルが低くても正常に受信できる階層を受信対象とすることにより、この際にダイバーシティ受信を行わないことにより生じるデジタル放送受信装置の受信性能の劣化のために、受信チャネルの番組を正常に再生出力できなくなってしまうことを防ぐことができる。
一方、前記他チャネル情報取得手段が取得する前記他のチャネルについての情報は、前記受信チャネル以外の正常受信が可能なチャネルの放送周波数としてもよく、この場合には、前記第2の動作モードにおいて、当該他チャネル情報取得手段は、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に順次異なる放送周波数を受信させながら、前記第2の受信系統の受信状態を判定することにより、正常受信が可能な他チャネルの放送周波数を探索するようにする。
このようにすることにより、受信チャネルの視聴を継続しながら、他の正常受信可能なチャネルの探索を行うことができる。
なお、前記デジタル放送は、TV番組を放送するデジタルTV放送やオーディオ番組を放送するデジタルオーディオ放送であってよい。
なお、前記デジタル放送は、TV番組を放送するデジタルTV放送やオーディオ番組を放送するデジタルオーディオ放送であってよい。
以上のように、本発明によれば、効率的な構成において、できるだけユーザの所望チャネルの番組視聴を妨げることなく、他のチャネルについてのEPGその他の情報を取得することができる。
以下、本発明の実施形態について、地上デジタルTV放送(ISDB-T)を受信する、車載のデジタルTV放送受信装置への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るデジタルTV受信装置の構成を示す。
図示するように、本デジタルTV受信装置は、第1受信系統1、第2受信系統2、ダイバーシティ合成部3、再生系統4、他チャネルSI取得系統5、OSD部6、音声出力部7、表示部8、操作部9、制御部10とを有する。
第1受信系統1と第2受信系統2とは、同構成を有しており、それぞれ、アンテナ11、チューナ12、OFDM復調器13とを有する。また、ダイバーシティ合成部3は、位相器31、合成器32、切替部33とを有する。そして、再生系統4は、誤り訂正部41と、TS分離部42と、オーディオデコーダ43と、ビデオデコーダ44を有する。また、他チャネルSI取得系統5は、再生系統4と同様の誤り訂正部41と、TS分離部42とを有する。
図1に、本実施形態に係るデジタルTV受信装置の構成を示す。
図示するように、本デジタルTV受信装置は、第1受信系統1、第2受信系統2、ダイバーシティ合成部3、再生系統4、他チャネルSI取得系統5、OSD部6、音声出力部7、表示部8、操作部9、制御部10とを有する。
第1受信系統1と第2受信系統2とは、同構成を有しており、それぞれ、アンテナ11、チューナ12、OFDM復調器13とを有する。また、ダイバーシティ合成部3は、位相器31、合成器32、切替部33とを有する。そして、再生系統4は、誤り訂正部41と、TS分離部42と、オーディオデコーダ43と、ビデオデコーダ44を有する。また、他チャネルSI取得系統5は、再生系統4と同様の誤り訂正部41と、TS分離部42とを有する。
このような構成において、通常のデジタルTV放送の受信は、以下のように行う。
すなわち、制御部10は、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32に接続する。また、操作部9のユーザ操作などに応じて受信チャネルを決定し、第1受信系統1のチューナ12と第2受信系統2のチューナ12に、受信チャネルの放送周波数のRF信号を受信させる。また、制御部10は、OFDM復調器13に受信階層を指定する。
すなわち、制御部10は、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32に接続する。また、操作部9のユーザ操作などに応じて受信チャネルを決定し、第1受信系統1のチューナ12と第2受信系統2のチューナ12に、受信チャネルの放送周波数のRF信号を受信させる。また、制御部10は、OFDM復調器13に受信階層を指定する。
第1受信系統1および第2受信系統2において、チューナ12によって受信されたRF信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調された1または複数の階層の信号であり、それぞれOFDM復調器13によって、制御部10から指定された階層のベースバンド信号に復調され、ダイバーシティ合成部3に送られる。ここで、この階層については後述する。
ダイバーシティ合成部3では、第1受信系統1で復調されたベースバンド信号を、位相器31で適当な位相調整を施した上で、第2受信系統2で復調されたベースバンド信号と、ダイバーシティ合成部3の合成器32で合成し再生系統4に出力する。ここで、制御部10は、通常のデジタルTV放送の受信時には、切替部33によって第2受信系統2をダイバーシティ合成部3の合成器32に接続する。すなわち、本デジタル放送受信装置では、通常のデジタルTV放送受信動作時には、2系統の受信系統1、2と、ダイバーシティ合成部3によって、デジタルTV放送のダイバーシティ受信を行うものである。
ダイバーシティ合成部3では、第1受信系統1で復調されたベースバンド信号を、位相器31で適当な位相調整を施した上で、第2受信系統2で復調されたベースバンド信号と、ダイバーシティ合成部3の合成器32で合成し再生系統4に出力する。ここで、制御部10は、通常のデジタルTV放送の受信時には、切替部33によって第2受信系統2をダイバーシティ合成部3の合成器32に接続する。すなわち、本デジタル放送受信装置では、通常のデジタルTV放送受信動作時には、2系統の受信系統1、2と、ダイバーシティ合成部3によって、デジタルTV放送のダイバーシティ受信を行うものである。
再生系統4では、以下の再生動作を行う。すなわち、誤り訂正部41においてベースバンド信号のデインタリーブや誤り訂正や誤り訂正符号の除去等の処理を行ってMPEG2規格に従ったTS(トランスポートストリーム)を復元し、TS分離部42に送る。TS分離部42は、TSを、ビデオデータと、オーディオデータと、その他の制御情報PSI/SIとに分離する。
そして、オーディオデコーダ43は、分離されたオーディオデータを復号して、オーディオ信号を生成し音声出力部7に出力する。音声出力部7は、オーディオアンプやスピーカなどからなる音声を出力する装置であり、入力するオーディオ信号が表す音声を出力する。一方、ビデオデコーダ44は、分離されたビデオデータを復号し、ビデオ信号を生成し、OSD部6(オンスクリーンディスプレイ部)を介して、表示部8にビデオを出力する。OSD部6は、制御部10からの制御にしたがって、表示部8に出力するビデオ信号に文字や図形などを重畳する。
そして、制御部10は、分離された制御情報PSI/SIを用いながら、以上各部の動作を統括、制御する。
以下、このようなデジタル放送受信装置におけるEPG取得の動作について説明する。
制御部10は、操作部9を介してユーザから、EPG表示の指示があるとEPG取得処理を実行する。
図2に、このEPG取得処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、再生系統4の再生動作と、ダイバーシティ合成部3の合成器32の合成動作を一旦停止し(ステップ202、204)、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32から、他チャネルSI取得系統5に切り替える(ステップ206)。
以下、このようなデジタル放送受信装置におけるEPG取得の動作について説明する。
制御部10は、操作部9を介してユーザから、EPG表示の指示があるとEPG取得処理を実行する。
図2に、このEPG取得処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、再生系統4の再生動作と、ダイバーシティ合成部3の合成器32の合成動作を一旦停止し(ステップ202、204)、切替部33によって、第2受信系統2の接続を、ダイバーシティ合成部3の合成器32から、他チャネルSI取得系統5に切り替える(ステップ206)。
そして、現在の受信中チャネルの受信階層の変更の要否を調査する(ステップ208)。
ここで、地上デジタルTV放送では、図3aに示すように1伝送チャネルは、周波数帯毎の13のセグメントより構成されており、セグメントを組み合わせて用いることにより、伝送特性の異なる複数の階層を同時に伝送する階層伝送が可能となっている。すなわち、各階層は、1つまたは複数のセグメントにより構成され、階層ごとに、独立に、キャリア変調方式、内符号の符号化率等のパラメータを設定することができる。また、中央の1つのセグメントについては、周波数インターリーブをそのセグメント内のみで行う動作モードが設けられており、この中央のセグメントを受信するのみで番組を受信できる部分受信が可能となっている。
ここで、地上デジタルTV放送では、図3aに示すように1伝送チャネルは、周波数帯毎の13のセグメントより構成されており、セグメントを組み合わせて用いることにより、伝送特性の異なる複数の階層を同時に伝送する階層伝送が可能となっている。すなわち、各階層は、1つまたは複数のセグメントにより構成され、階層ごとに、独立に、キャリア変調方式、内符号の符号化率等のパラメータを設定することができる。また、中央の1つのセグメントについては、周波数インターリーブをそのセグメント内のみで行う動作モードが設けられており、この中央のセグメントを受信するのみで番組を受信できる部分受信が可能となっている。
なお、1伝送チャネルに設定可能な階層数は最大3と規定されており、この3つの階層は強階層、中階層、弱階層よりなる。各階層は、正常受信に必要となるC/N比の大きさに対応しており、正常受信に必要となるC/N比が最も大きな階層が弱階層、正常受信に必要となるC/N比が中位の階層が中階層、正常受信に必要となるC/N比が最も低い階層が強階層である。なお、正常受信に必要となるC/N比は、その階層のセグメントで用いられるキャリア変調方式(たとえば、強階層はQPSK、弱階層はQAMなど)や内符号化率等に依存して定まる。
デジタルTV放送局では、この13のセグメント全てを弱階層に用いてHDTV(高精細TV)放送を行うことも可能であり、中央の1セグメントを強階層に用いて移動体用の簡易な動画放送に用いながら他のセグメントを弱階層や中階層に用いて1または複数のHDTVやSDTV(標準精細度TV)の放送を行うこともできる。
本実施形態では、通常のデジタルTV放送の受信時には、受信中のチャネルに含まれる階層の内の、最も弱い階層または正常受信可能な階層の内の最も弱い階層を、受信階層として第1受信系統及び第2受信系統2のOFDM復調器13に指定して受信させる。
さて、図2に戻り、ステップ208では、現在の受信中チャネルの受信階層の変更の要否を、通常のデジタルTV放送の受信時に設定していた受信階層よりも強い階層が、受信中のチャネルに含まれている場合には、受信階層の変更の要有りとして、受信中のチャネルに含まれている最も強い階層を変更先の受信階層とする。
さて、図2に戻り、ステップ208では、現在の受信中チャネルの受信階層の変更の要否を、通常のデジタルTV放送の受信時に設定していた受信階層よりも強い階層が、受信中のチャネルに含まれている場合には、受信階層の変更の要有りとして、受信中のチャネルに含まれている最も強い階層を変更先の受信階層とする。
ただし、現在自動車が走行中でない場合や、受信中のチャネルのC/N比が通常のデジタルTV放送の受信時に設定していた受信階層の正常受信に充分である場合には、無条件に、現在の受信中チャネルの受信階層の変更の要無しと判定するようにしてもよい。
さて、ステップ208で、受信階層の変更の要無しとの結果が得られた場合には(ステップ210)、ステップ212に進み、受信階層の変更要有りとの結果が得られた場合には(ステップ210)、ステップ226で、第1受信系統1のOFDM復調器13に指定する受信階層を、ステップ208で決定した変更先の階層に変更した上でステップ212に進む。
さて、ステップ208で、受信階層の変更の要無しとの結果が得られた場合には(ステップ210)、ステップ212に進み、受信階層の変更要有りとの結果が得られた場合には(ステップ210)、ステップ226で、第1受信系統1のOFDM復調器13に指定する受信階層を、ステップ208で決定した変更先の階層に変更した上でステップ212に進む。
そして、ステップ212では、再生系統4の再生動作を再開させる。この結果、受信中チャネルの受信は、第1受信系統1のみを用いた非ダイバシティ受信となり、受信特性は劣化する。このため、あるレベル以上、受信状態の良い放送しか受信できなくなるが、本実施形態では、非ダイバシティ受信を行う場合には、上述のように受信階層を、無条件に、または、受信状態に応じて強階層に切り替えているため、非ダイバシティ受信中でも受信中チャネルの受信、再生を支障なく行うことができる。
また、次に、EPG提示処理を実行する(ステップ214)。このEPG提示処理の詳細については後述する。
そして、EPG提示処理が終了したならば、再生系統4の再生動作を一旦停止する(ステップ216)。そして、第2受信系統2の接続を、他チャネルSI取得系統5からダイバーシティ合成部3の合成器32に戻し(ステップ218)、第2受信系統2の受信チャネルをEPG取得処理開始時の受信チャネルに復帰すると共に、第1受信系統1及び第2受信系統2のOFDM復調器13に指定する受信階層をEPG取得処理開始時の階層に復帰する(ステップ220)。そして、ダイバーシティ合成部3の合成器32の合成動作を再開させた上で(ステップ222)、再生系統4の再生動作を再開させて(ステップ224)処理を終了する。
そして、EPG提示処理が終了したならば、再生系統4の再生動作を一旦停止する(ステップ216)。そして、第2受信系統2の接続を、他チャネルSI取得系統5からダイバーシティ合成部3の合成器32に戻し(ステップ218)、第2受信系統2の受信チャネルをEPG取得処理開始時の受信チャネルに復帰すると共に、第1受信系統1及び第2受信系統2のOFDM復調器13に指定する受信階層をEPG取得処理開始時の階層に復帰する(ステップ220)。そして、ダイバーシティ合成部3の合成器32の合成動作を再開させた上で(ステップ222)、再生系統4の再生動作を再開させて(ステップ224)処理を終了する。
以下、このようなEPG取得処理のステップ214で行ったEPG提示処理について説明する。
図4に、このEPG提示処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、第1受信系統1で受信しているチャネルをnチャネルとする(ステップ402)。そして、nチャネルの現在以降の所定時間分のEPGが取得済みかどうかを調べ(ステップ404)、取得済みであればそのままステップ408に進み、取得済みでなければ再生系統4からnチャネルのEPGを取得(ステップ406)した上でステップ408に進む。
図4に、このEPG提示処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、第1受信系統1で受信しているチャネルをnチャネルとする(ステップ402)。そして、nチャネルの現在以降の所定時間分のEPGが取得済みかどうかを調べ(ステップ404)、取得済みであればそのままステップ408に進み、取得済みでなければ再生系統4からnチャネルのEPGを取得(ステップ406)した上でステップ408に進む。
ここで、デジタルTV放送では、各階層でMPEG2規格に従い、図3bに示すような、TSP(Transport Stream Packet)の列であるトランスポートストリーム(Transport Stream)が伝送される。
TSPには、ペイロードにビデオデータを含むTSP、ペイロードにオーディオデータを含むTSPが含まれる他、ペイロードにPSI(Program Specific Information)を含むTSPと、ペイロードにSI(Service Information)を含むTSPがある。
TSPには、ペイロードにビデオデータを含むTSP、ペイロードにオーディオデータを含むTSPが含まれる他、ペイロードにPSI(Program Specific Information)を含むTSPと、ペイロードにSI(Service Information)を含むTSPがある。
再生系統4のTS分離部42は、入力するTSのTSPのヘッダに含まれるPID(Packet Identifier)などに応じて、TSからビデオデータとオーディオデータを分離し、ビデオデータについてはビデオデコーダ44に、オーディオデータについてはオーディオデコーダ43に送る。
また、再生系統4及び他チャネルSI取得系統5のTS分離部42は入力するTSのTSPのヘッダに含まれるPIDなどに応じて、TSからPSIとSIを分離して制御部10に送る。
ここで、PSIは、TSの中に、どのような番組が含まれ、それをどのように復号するのかを示す情報であり、当該情報に基づいて、制御部10は、再生系統4の再生動作等を制御する。
一方、SIは放送局のサービス内容やイベントの開始時刻等を示す情報である。そして、SIは、SDT(Service Description Table)とEIT(Event Information Tabele)を含み、このSDTとEITによって、EPGが示される。すなわち、SDTによってチャネル名称や放送事業者名が示され、EITによって番組名称や、番組放送スケジュールが示される。
ここで、PSIは、TSの中に、どのような番組が含まれ、それをどのように復号するのかを示す情報であり、当該情報に基づいて、制御部10は、再生系統4の再生動作等を制御する。
一方、SIは放送局のサービス内容やイベントの開始時刻等を示す情報である。そして、SIは、SDT(Service Description Table)とEIT(Event Information Tabele)を含み、このSDTとEITによって、EPGが示される。すなわち、SDTによってチャネル名称や放送事業者名が示され、EITによって番組名称や、番組放送スケジュールが示される。
より詳細には、EITには、1秒周期で放送される現在と次の番組情報を示すH−EIT(P/f)、60秒周期で放送される8日分の番組情報を示すHIT、1秒周期で放送される10番組程度の番組情報を示すM−EIT及びL−EITがあり、これらはEITを伝送するTSPのPIDで識別される。そして、EITには、EITの対象とするチャネル(サービスを)示すservice ID、番組(イベント)の識別子であるevent ID、イベントの開始時刻を示すstart time、イベントの時間的長さを示すdurarion、イベントの名称(番組名称)や内容の説明を示すdescriptorなどが含まれる。
そして、制御部10は、再生系統及び他チャネルSI取得系統5のTS分離部42から送られるSIのEITから、このようなEPGを取得する。ただし、本実施形態のEPG提示処理では、送出周期の長いHIT以外のEITが示すEPGを対象として処理を行う。
さて、図4に戻り、nチャネルの現在以降の所定時間分のEPGを取得した状態となったならば、i=1として(ステップ408)、n−iチャネルとn+iチャネルのそれぞれのチャネルについて、現在以降の所定時間分のEPGを取得済みかどうかを調べ(ステップ410、416)、取得済みでなければ、第2受信系統2に、そのチャネルを受信させると共に(ステップ412、418)、他チャネルSI取得系統5から受信させたチャネルのEPGを取得する(ステップ414、420)。ただし、n−1チャネルとは周波数配置上、nチャネルよりもi番目に低い周波数帯を割り当てられている受信可能なチャネルを、n+iチャネルとは波数配置上、nチャネルよりもi番目に高い周波数帯を割り当てられている受信可能なチャネルを指す。
そして、n−iチャネルとn+iチャネルのそれぞれのチャネルについて、現在以降の所定時間分のEPGを取得したならば、n−1チャネル、nチャネル、n+1チャネルのEPGに基づく番組表を再生系統4で再生され表示部8に表示されている映像上に、OSD部6によって重畳表示する(ステップ422)。すなわち、たとえば、この時点で図5aのように再生系統4で再生された映像が表示部8に表示されているのであれば、図5bに示すように3チャネル分のEPGに基づく番組表501を、図5aの映像上に表示する。ただし、既に、n−1チャネル、nチャネル、n+1チャネルのEPGに基づく番組表を表示中である場合には、このステップ422は行わずにステップ424にスキップするようにする。
さて、図4に戻り、このようにして現在第1受信系統で受信中のチャネルを中心とする3チャネル分の番組表を表示したならば、操作部9を介してユーザから通常再生復帰操作か(ステップ424)、EPG表示中心チャネル移動操作(ステップ426)が入力されているかどうかを調べる。ここで、通常再生復帰操作は、たとえば、図5bの番組表501に付随させて表示した戻るボタン504の操作部9による操作などにより受付、EPG表示中心チャネル移動操作は、たとえば、図5bの番組表501付随させて表示した矢印ボタン502、503の操作部9による操作などにより受け付ける。なお、EPG表示中心チャネル移動操作には、番組表501の中央に表示するチャネルを現在よりも一つ高い周波数帯のチャネルに変更するチャネルアップ操作と、番組表501の中央に表示するチャネルを現在よりも一つ低い周波数帯のチャネルに変更するチャネルダウン操作があり、図5bの場合には右矢印ボタン503がチャネルアップ操作を、左矢印ボタン502がチャネルダウン操作を受け付けるためのボタンである。
そして、EPG表示中心チャネル移動操作が行われた場合には(ステップ426)、EPG表示中心チャネル移動操作によって番組表の中央に表示するチャネルとすることが要求されたチャネルをnチャネルとして(ステップ428)、nチャネルの現在以降の所定時間分のEPGを取得済みかどうかを調べ(ステップ430)、取得済みであれば、ステップ408に戻り、以上の処理を行う。一方、取得済みでなければ、第2受信系統2に、nチャネルを受信させる(ステップ432)と共に、他チャネルSI取得系統5からnチャネルのEPGを取得した上で(ステップ434)ステップ408に戻り、以上の処理を行う。
この結果、たとえば、図5bの番組表501の表示において右矢印ボタン503が操作された場合には、図5cに示すように、番組表501に表示するチャネルが、一つチャネルの周波数帯が高い方向にシフトすることになる。
一方、通常再生復帰操作が行われた場合には(ステップ424)、そのまま処理を終了する。この結果、たとえば、図5cの番組表501において戻るボタン504が操作された場合には、以降のEPG取得処理によって、表示部8の表示が図5aの表示に復帰することになる。ただし、表示される番組を受信する階層は、上記EPG取得処理によってEPG提示処理中とは異なったものに変更される場合もある。
一方、通常再生復帰操作が行われた場合には(ステップ424)、そのまま処理を終了する。この結果、たとえば、図5cの番組表501において戻るボタン504が操作された場合には、以降のEPG取得処理によって、表示部8の表示が図5aの表示に復帰することになる。ただし、表示される番組を受信する階層は、上記EPG取得処理によってEPG提示処理中とは異なったものに変更される場合もある。
また、通常再生復帰操作もEPG表示中心チャネル移動操作も行われていない場合には(ステップ424、426)、i=i+1(ステップ436)として、ステップ419に戻ることにより、既にEPGを取得した最も周波数帯が高いチャネルの次に高い周波数帯のチャネルと既にEPGを取得した最も周波数帯が低いチャネルのチャネルの次に低い周波数帯のチャネルの第2受信系統2による受信と他チャネルSI取得系統5からのEPGの取得を行う。
なお、以上のEPG提示処理において第2受信系統2で受信する階層は、第2受信系統2で受信中のチャネルの階層のうちで最も強い階層とする。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上では、ダイバーシティ受信用に設けた第1受信系統1と第2受信系統2のうちの、第2受信系統2を、受信中チャネルと異なるチャネルのEPG取得に用いたが、この第2受信系統2は、受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルのシークなど、他の用途に用いるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上では、ダイバーシティ受信用に設けた第1受信系統1と第2受信系統2のうちの、第2受信系統2を、受信中チャネルと異なるチャネルのEPG取得に用いたが、この第2受信系統2は、受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルのシークなど、他の用途に用いるようにしてもよい。
すなわち、操作部9からのユーザのシーク指示に応答して、上述のEPG取得処理と同様にして第1受信系統1のみを非ダイバーシティ受信に用いた受信中チャネルの受信と再生を行いながら、第2受信系統2の受信周波数を変化させながら、受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルを探索したり、さらに、探索したチャネルに受信チャネルを変更した上での受信チャネルの第1受信系統1と第2受信系統2を用いたダイバーシティ受信を行うようにしてもよい。なお、この際に受信状態の良いチャネルは、他チャネルSI取得系統5の誤り訂正部41で検出された誤り率や、第2受信系統2のチューナ12やOFDM復調器13で検出した受信信号の強度などより、制御部10において求めることができる。また、たとえば、所定の条件を満たすチャネルとして、所定の番組や所定のジャンルの番組を放送しているチャネルや現在の受信中のチャネルと同系列の放送局の放送が行われているチャネルを探索する場合などには、他チャネルSI取得系統5のTS分離部42から受け取ったSIに基づいて、制御部10において、当該チャネルを求めることができる。
ところで、以上では、第1受信系統1と第2受信系統2の2つの受信系統を用いたダイバーシティ受信を行う場合について説明したが、本実施形態は3系統以上の受信系統を用いたダイバーシティ受信を行う場合についても同様に適用することができる。また、n(n>2)系統の受信系統を用いたダイバーシティ受信を行う場合には、m(n>m>1)の受信系統を用いて受信中チャネルのダイバーシティ受信を継続しながら、残りの受信系統を用いて他チャネルのEPGの取得を行ったり、受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルの探索を行うようにしてもよい。また、受信中チャネルの受信を継続させる受信系統の他に複数の受信系統を確保できる場合には、他チャネルのEPG取得や受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルの探索のための受信を2以上の受信系統を用いたダイバーシティ受信によって行うようにしてもよい。または、受信中チャネルの受信を継続させる受信系統以外の複数の受信系統を各々異なる他チャネルの受信に用いて、各他チャネルのEPG取得や受信状態の良いチャネルまたは所定の条件を満たすチャネルの探索を並列に行うようにするようにしてもよい。
また、以上ではデジタルTV放送を受信するデジタル放送受信装置への適用を例にとり説明したが、本実施形態はデジタルオーディオ放送を受信するデジタル放送受信装置などにも同様に適用することができる。
1…第1受信系統、2…第2受信系統、3…ダイバーシティ合成部、4…再生系統、5…他チャネルSI取得系統、6…OSD部、7…音声出力部、8…表示部、9…操作部、10…制御部、11…アンテナ、12…チューナ、13…OFDM復調器、31…位相器、32…合成器、33…切替部、41…訂正部、42…TS分離部、43…オーディオデコーダ、44…ビデオデコーダ。
Claims (6)
- 番組データを放送するデジタル放送のチャネルを受信するデジタル放送受信装置であって、
当該デジタル放送受信装置の動作モードを、第1の動作モードと第2の動作モードとを少なくとも含む複数の動作モードの間で切り替える動作モード制御手段と、
前記チャネルを受信する第1の受信系統と、
前記チャネルを受信する第2の受信系統と、
前記第1の受信系統の受信信号と第2の受信系統の受信信号を用いたダイバーシティ受信処理を行うダイバーシティ受信処理部と、
前記受信信号に基づいて前記受信チャネルの番組データが表す番組の再生及び出力を行う再生処理部と、
前記第1の動作動作モードにおいて、受信チャネルとして指定されたチャネルを前記第1の受信系統と第2の受信系統に受信させると共に、前記再生処理部に、ダイバーシティ受信処理部で前記ダイバーシティ受信処理された受信信号に基づく前記受信チャネルの番組データが表す番組の再生及び出力を行わせるダイバーシティ受信制御手段と、
前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に、前記受信チャネル以外の他のチャネルを受信させて、当該他のチャネルについての情報を取得する他チャネル情報取得手段とを有することを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のデジタル放送受信装置であって、
前記チャネルは、電子的な番組案内情報であるEPGが番組データに多重されて放送されるチャネルであって、
前記他チャネル情報取得手段が取得する前記他のチャネルについての情報は、当該他のチャネルのEPGであって、
当該他チャネル情報取得手段は、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に、前記受信チャネル以外の他のチャネルを受信させて、当該他のチャネルのEPGを取得することを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項2記載のデジタル放送受信装置であって、
前記チャネルは、正常受信に必要となる伝送品質レベルが異なる複数の、各々番組データを放送する階層を含み、
前記他チャネル情報取得手段は、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層を、前記第1の動作モードにおいて前記第1の受信系統が受信する前記受信チャネルの階層よりも、正常受信に必要となる伝送品質レベルが低い階層に切り替えることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1記載のデジタル放送受信装置であって、
前記他チャネル情報取得手段が取得する前記他のチャネルについての情報は、前記受信チャネル以外の正常受信が可能なチャネルの放送周波数であって、
当該他チャネル情報取得手段は、前記第2の動作モードにおいて、前記第1の受信系統で前記受信チャネルを受信させて、前記再生処理部に、前記第1の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行わせると共に、前記第2の受信系統に順次異なる放送周波数を受信させながら、前記第2の受信系統の受信状態を判定することにより、正常受信が可能な他チャネルの放送周波数を探索することを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 請求項1、2、3または4記載のデジタル放送受信装置であって、
前記デジタル放送は、TV番組を放送するデジタル放送であることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - デジタル放送のチャネルを各々受信する複数の受信系統を備え、前記複数の受信系統の受信信号を用いたダイバーシティ受信を行う通常受信動作を行うデジタル放送受信装置において、前記受信チャネル以外の他のチャネルについての情報を取得する非受信出力中チャネルのチャネル情報取得方法であって、
前記他のチャネルについての情報を取得する場合に、前記複数の受信系統のうちの一部の受信系統で前記受信チャネルを受信し、当該一部の受信系統で受信した受信信号に基づく前記受信チャネルの前記番組データが表す番組の再生及び出力を行うステップと、
前記複数の受信系統の前記一部の受信系統を除く残りの受信系統で前記受信チャネル以外の他のチャネルを受信し、当該他のチャネルについての情報を取得するステップとを有することを特徴とするチャネル情報取得方法。
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