JPWO2007013224A1 - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

2つの受信系統を有効活用し小型化が可能な受信装置を提供する。
ベースバンド信号Baを出力する受信系統RXAとベースバンド信号Bbを出力する受信系統RXBと加算器15と切替部18と、OFDM復調部16a,16bと、OFDM復調部16a,16bが時間デインターリーブの処理を行う際の作業領域として設けられる共有メモリMEMと備える。受信系統RXA,RXBで同一の物理チャンネルを受信する際には、切替部18がベースバンド信号Bbを加算器18側に供給してベースバンド信号Ba,Bbとを合成させ、OFDM復調部16bがその合成されたベースバンド信号Saに対して復調処理を行うと共に、共有メモリMEMを作業領域として時間デインターリーブの処理を行う。受信系統RXA,RXBが互いに異なる物理チャンネルを受信する際には、切替部18がベースバンド信号BbをOFDM復調部16b側に切り替えて供給し、OFDM復調部16a,16bが夫々のベースバンド信号Ba,Bbに対して復調処理を行うと共に、共有メモリMEMを共有の作業領域として時間デインターリーブの処理を行う。

Description

本発明は、OFDM方式のディジタル放送等を受信する受信装置に関する。
新時代の放送メディアとして、BSディジタル放送、110度CSディジタル放送に続いて、地上ディジタル放送が開始され、特に、障害物の影響を受けやすい地上波を利用する地上ディジタル放送では、フェージング等に対する劣化耐性に優れ、固定受信のみならず移動受信においても多様なサービスを提供することが可能な伝送路符号化方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Divisin Multiplexing)方式が採用されている。
また、我が国の地上ディジタル放送は、ISDB-T(Integrated Services Digital Broad-casting for Terrestrial)方式と呼ばれている。そして、伝送路符号化方式として、OFDM方式の一種であるBST-OFDM(Band Segmented Transmission-OFDM)方式が採用され、各物理チャンネルの伝送帯域(6MHz)において、所定帯域幅(約430kHz)を1セグメントとして合計13セグメントを同時に伝送することが可能であり、更に、1つのセグメント毎に異なる伝送パラメータで伝送路符号化し、劣化耐性の異なる複数階層(最大3階層)の階層伝送を行うことが可能となっている。これにより、例えば、1つの物理チャンネルの中で、固定受信向けと移動受信向けの同時放送(サイマル放送)等を行うことが可能であり、多様なサービスを提供できるようになっている。
一方、地上ディジタル放送を受信する受信装置、特に移動体受信装置では、より良好な受信状態の下で地上ディジタル放送を受信すべく、ダイバーシチアンテナを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
図1(a)は、特許文献1の図1に記載されている受信装置と同様の構成を採用している、従来の一般的な受信装置の構成を表したブロック図であり、複数のダイバーシチアンテナAT1〜ATnと、アンテナ切替部1と、チューナ部2a,2bとアナログディジタル変換器3a,3bとFFT部4a,4bと、加算器5、OFDM復調部6、MPEGデコーダ部7とを備え、チューナ部2aとアナログディジタル変換器3aとFFT部4aとによって第1の受信系統A、チューナ部2bとアナログディジタル変換器3bとFFT部4bとによって第2の受信系統Bが構成されている。
アンテナ切替部1では、例えば最大の受信感度が得られるアンテナが探索され、チューナ部2a,2bへの切替え接続が行われる。チューナ部2a,2bでは、ユーザ等から指定されたチャンネル番号(物理チャンネル)の放送を受信すべく、同一周波数f1の局発信号とアンテナ切替部1を介して入力される受信信号とが混合され、周波数変換された中間周波信号(IF信号)が生成される。これらのIF信号は、アナログディジタル変換器3a,3bでディジタルIF信号に変換され、更にFFT部4a,4bにおいて高速フーリエ変換されることで、いわゆるベースバンド信号に変換される。これらのベースバンド信号は加算器5で加算(合成)され、その合成されたベースバンド信号SaddがOFDM復調部6で復調されることで、復調データとしてのトランスポートストリームTS(MPEG-2TS)となってMPEGデコーダ部7に供給され、放送番組の映像や音声等の信号にデコードされて出力される。なお、実際の回路では、OFDM復調部6とMPEGデコーダ部7の間には、トランスポートストリームTSをパケットに分離してMPEGデコーダ部7に供給するデマルチプレクサが設けられているが、説明の便宜上、省略して説明した。
ここで、図1(b)を参照して、OFDM復調部6の基本機能を述べると、まず、OFDMフレームデコード処理部が上述の加算されたベースバンド信号Saddをセグメントの順番に配列して出力し、その配列されたベースバンド信号を同期検波若しくは遅延検波した後、周波数デインターリーブと時間デインターリーブを施し、続いて、デマッピング部で所定の変調方式(QPSK、16QAM、64QAM)に準拠した復調処理を施した後、ビットデインターリーブ部で所定ビット単位でのデインターリーブを施す。次に、デパンクチャ及びビタビ復号部で畳み込み符号(内符号)による誤り訂正復号処理を施して、バイト単位でのバイトデインターリーブを行った後、エネルギー逆拡散を行って、更にリードソロモン符号(外符号)による誤り訂正復号処理を施すことで、上述のトランスポートストリームTSを再生し、MPEGデコーダ部7に供給するようになっている。
かかる構成を有する従来のダイバーシチアンテナを備えた受信装置によれば、2系統のチューナ部2a,2bで同じ物理チャンネルの放送を同時受信し、その同時受信によってFFT部4a,4bから出力される2つのベースバンド信号を加算器5で合成してからOFDM復調部6で復調処理を行うことから、C/Nの向上を図ることができ、より良好な受信状態で地上ディジタル放送を受信することが可能となっている。
特開2005−136471号公報
ところで、上記従来の受信装置では、別個の物理チャンネルの放送を受信することが可能な2つの受信系統A,Bで同一の物理チャンネルの放送を受信し、FFT部4a,4bの出力を加算器5で合成してから復調することとしている。このため、従来の受信装置は、2つの受信系統A,Bを有しているにもかかわらず、1つの物理チャンネルの放送しか受信することができず、構成要素を有効に活用していないという側面を有していた。
例えば、ユーザの選局した放送を受信系統Aで受信し、その受信中に受信系統Bで、各放送局から個別に送られてくる電子番組案内(Electronic Program Guide:EPG)等の各局サービス情報(Service Information:SI)を受信して、ユーザの利用に供するための総合的な電子番組表を作成して記憶手段に予め保存する等の処理を行えば、ユーザに対する利便性の向上を図ることが可能となる。しかし、上述の電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)は、放送局毎に自局のサービス情報として配信されることから、図1(a)に示した従来の受信装置のように、2つの受信系統A,Bで同一の1つの物理チャンネルだけを受信する構成となっていると、受信系統Aでユーザの所望する放送を受信中に、他の放送局の電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)を受信系統Bで受信して、総合的な電子番組表を作成することができない。こうしたことから、従来の受信装置の構成では、構成要素を有効に活用していないという側面を有していた。
そこで、2つの受信系統A,Bを有効活用するために、例えば図1(c)に例示するように、各受信系統A,Bの後段にOFDM復調部6a,6bとMPEGデコーダ部7a,7bを追加接続して、チューナ部2a,2bにおいて互いに異なる物理チャンネルを受信できるように夫々の局発信号の周波数f1,f2を設定することとすれば、上記例示したユーザに対する利便性の向上を図ることが可能な構成とすることができる。
しかしながら、かかる構成とすると、図1(b)に示した時間デインターリーブ部において耐フェージング性能を確保するための時間デインターリーブ処理を行うための時間インターリーブ用メモリ(「シンボルバッファ」と呼ばれている)MEMが2系統分必要となり、図1(c)に示すようにOFDM復調部6a,6bの夫々に時間インターリーブ用メモリMEMa,MEMbが設けられることとなるため、膨大なメモリ容量が必要となり、例えば装置の大型化、部品点数の増加等を招来することとなる。
つまり、図1(c)に示す構成によると、OFDM復調部6a,6b内の夫々インターリーブ部は、1つの物理チャンネルに含まれる個々のセグメントのシンボルデータをシンボル期間分ずつ記憶して、時間デインターリーブの処理を行うことから、夫々13セグメント分の記憶容量を備えた時間インターリーブ用メモリMEMa,MEMbを予め備えておく必要があり、膨大な記憶容量が必要となって、装置の大型化、部品点数の増加等を招来するという問題がある。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、少なくとも2つの受信系統を有する受信装置であって、良好な受信状態の得られるダイバシティ機能を発揮し、また、構成要素の有効活用を図ることが可能な受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、2つの受信系統と前記各受信系統に対応するOFDM復調手段とを有する受信装置であって、前記一方の受信系統で生成されるベースバンド信号と、前記他方の受信系統で生成され切替手段を介して供給されるベースバンド信号とを合成して前記一方のOFDM復調手段に供給する加算手段と、前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記加算手段又は前記他方のOFDM復調手段に排他的に切り替えて供給する切替手段と、1つの物理チャンネルと部分受信用セグメントについて時間デインターリーブの処理を行うのに必要な記憶容量に設定され、前記一方及び他方のOFDM復調手段が時間デインターリーブの処理を行う際の作業領域として設けられる共有メモリ手段とを具備し、前記2つの受信系統で同一の物理チャンネルを受信する際には、前記切替手段が前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記加算手段側に切り替えて供給すると共に、前記一方のOFDM復調部が前記共有メモリ手段を作業領域として時間デインターリーブの処理を行い、前記2つの受信系統で互いに異なる物理チャンネルを受信する際には、前記切替手段が前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記他方のOFDM復調手段側に切り替えて供給すると共に、前記一方及び他方のOFDM復調部が前記共有メモリ手段を共有の作業領域として時間デインターリーブの処理を行うことを特徴とする。
従来の受信装置構成を概説するためのブロック図である。 実施形態の受信装置の構成を表したブロック図である。 実施例の受信装置の構成を表したブロック図である。
本発明の好適な実施形態について図2を参照して説明する。図2(a)は本実施形態の受信装置の構成を表したブロック図である。
図2(a)において、本実施形態の受信装置10は、OFDM方式のディジタル放送を受信する受信装置であり、複数のダイバーシチアンテナANT1〜ANTnが接続されたアンテナ切替部11と、第1の受信系統RXAと、第2の受信系統RXBと、加算器15、切替部18、OFDM復調部16a,16b、MPEGデコーダ部17a,17bと、共有メモリMEMを備えて構成されている。
なお、実際の回路では、OFDM復調部16aとMPEGデコーダ部17aの間にデマルチプレクサが設けられ、OFDM復調部16aで再生される後述のトランスポートストリームTSaをパケットに分離してMPEGデコーダ部17aに供給し、その各パケット内の、符号化されている映像や音声のデータ等をデコードさせる構成となっているが、説明の便宜上、OFDM復調部16aで再生される後述のトランスポートストリームTSaをMPEGデコーダ部17aがデコードするとして説明することとする。
また、OFDM復調部16bとMPEGデコーダ部17bの間にもデマルチプレクサが設けられ、OFDM復調部17bで再生される後述のトランスポートストリームTSbをパケットに分離してMPEGデコーダ部17bに供給し、その各パケット内の、符号化されている映像や音声のデータ等をデコードさせる構成となっているが、説明の便宜上、OFDM復調部17bで再生される後述のトランスポートストリームTSbをMPEGデコーダ部17bがデコードするとして説明することとする。
また、後述の実施例の説明においても、同様に、説明の便宜上、トランスポートストリームTSaをMPEGデコーダ部17aがデコードし、トランスポートストリームTSbをMPEGデコーダ部17bがデコードするという表現を用いて説明することとする。
第1の受信系統RXAは、アンテナ切替部11の出力端に接続されたチューナ部12aと、アナログディジタル変換器(ADC)13aと、FFT部14aを有し、FFT部14aの出力端が加算器15を介してOFDM復調部16aに接続されている。
また、第2の受信系統RXBは、アンテナ切替部11の出力端に接続されたチューナ部12bと、アナログディジタル変換器(ADC)13bと、FFT部14bを有し、FFT部14bの出力端に切替部18の入力接点が接続され、切替部18の一方の出力接点Xが加算器15に接続され、他方の出力接点YがOFDM復調部16bに接続されている。
アンテナ切替部11は、複数のアンテナANT1〜ANTnのうち、最も良好な受信状態が得られるアンテナを探索して、チューナ部12a,12bに切替え接続する。
チューナ部12aは、アンテナ切替部11からのRF受信信号(最も良好な受信状態が得られるRF受信信号)とチャンネル周波数f1の局発信号とを混合することによって周波数変換を行い、チャンネル周波数f1に対応する物理チャンネルを帯域幅とする中間周波信号、すなわち13セグメント分の帯域幅を有する中間周波信号(IF信号)を出力する。そして、そのIF信号をADC13aがデジタルIF信号にアナログディジタル変換し、更にFFT部14aがそのデジタルIF信号を高速フーリエ変換することにより、ベースバンド信号Baを生成して出力する。
チューナ部12bは、アンテナ切替部11から供給される上述の最も良好な受信状態が得られるRF受信信号とチャンネル周波数f2の局発信号とを混合することによって周波数変換を行い、チャンネル周波数f2に対応する物理チャンネルを帯域幅とする中間周波信号、すなわち13セグメント分の帯域幅を有する中間周波信号(IF信号)を出力する。そして、そのIF信号をADC13bがデジタルIF信号にアナログディジタル変換し、更にFFT部14bがそのデジタルIF信号を高速フーリエ変換することにより、ベースバンド信号Bbを生成して出力する。
ここで、上述のチャンネル周波数f1,f2が同一の周波数に設定されると、チューナ部12a,12bからは、同じ物理チャンネルの中間周波信号が出力され、更にFFT部14a,14bからも同じ物理チャンネルのベースバンド信号Ba,Bbが出力される。
一方、チャンネル周波数f1,f2が互いに異なった周波数に設定されると、チューナ部12a,12bからは、互いに異なった物理チャンネルの中間周波信号が出力され、更にFFT部14a,14bからも互いに異なった物理チャンネルのベースバンド信号Ba,Bbが出力される。
切替部18は、排他的に切り替える出力接点X,Yを有し、上述したようにチャンネル周波数f1,f2が同一の周波数に設定されると、出力接点X側に切り替わることで、FFT部14bから出力されるベースバンド信号Bbを加算器15へ転送して、FFT部14aの出力であるベースバンド信号Baと加算(合成)させる。
一方、チャンネル周波数f1,f2が互いに異なった周波数に設定されると、切替部18は、出力接点Y側に切り替わることで、FFT部14bから出力されるベースバンド信号BbをOFDM復調部16bに対し入力信号Sbとして供給する。
加算器15は、上述したようにチャンネル周波数f1,f2が同一の周波数に設定されると、FFT部14aからのベースバンド信号Baと、FFT部14bから切替部18を介して供給されるベースバンド信号Bbとを合成し、その合成したベースバンド信号をOFDM復調部16aに対し入力信号Saとして供給する。
一方、チャンネル周波数f1,f2が互いに異なった周波数に設定されると、切替部18がFFT部14bのベースバンド信号Bbを加算器15へ転送しなくなるため、加算器15はFFT部14aからのデースバンド信号BaをOFDM変調部16aに対し入力信号Saとして供給する。
OFDM復調部16a,16bは、いずれも図1(b)に示したのと同様の構成を有している。
ただし、OFDM復調部16a,16bには、時間デインターリーブの処理を行う際の作業領域として、共有メモリMEMが設けられている。
この共有メモリMEMは、13セグメントで伝送されてくる高品質テレビジョン(High Definition Television:HDTV)放送を受信する場合に、時間デインターリーブの処理を行うのに必要となる1物理チャンネル分(13セグメント分の記憶領域)と、部分受信用の1セグメント分の記憶領域とを有して形成されている。つまり、図1(c)に示したように2つの時間インターリーブ用メモリMEMa,MEMbが別々に設けられた構成とはなっていない。
つまり、ディジタル放送のARIB規格では、放送局側が階層伝送を行う際、変調方式やキャリア数、有効シンボル長等の伝送パラメータを変更することが可能となっており、これらの伝送パラメータを示すモード1、モード2、モード3のいずれかを選択することが可能となっている。そのため、モード1、モード2、モード3のいずれのモードで階層伝送されてきた物理チャンネルの放送を受信する場合でも、OFDM復調部が時間デインターリーブの処理を行うためには、1つの物理チャンネルで階層伝送されて来た13セグメント分のシンボルデータを記憶するための記憶容量が必要である。そのため、図1(c)に示したように2つのOFDM復調部6a,6bが設けられた従来技術では、各々のOFDM復調部6a,6bに、時間デインターリーブの処理を行う際の13セグメント分のシンボルデータを記憶する容量を備えた時間インターリーブ用メモリMEMa,MEMbが別々に(別言すれば、2つ)設けられていた。
これに対し、本実施形態のOFDM復調部16a,16bに設けられて共有メモリMEMは、13セグメントで伝送されてくるHDTV放送を受信する場合に、時間デインターリーブの処理を行うのに必要となる13セグメント分のシンボルデータを記憶するための必要最小限の記憶容量に決められた第1記憶領域(図2(a)中、第1セグメント用記憶領域乃至第13セグメント用記憶領域として示す)と、部分受信用の1セグメント分のシンボルデータを記憶するための記憶領域(第2記憶領域)だけで形成されており、図1(c)に示した時間インターリーブ用メモリMEMa,MEMbの総記憶容量に比してほぼ半分程度の記憶容量となっている。
そして、OFDM復調部16a,16bが時間デインターリーブの処理を行う際、共有メモリMEMを共有して利用することにより、共有メモリMEMの記憶容量の低減が図られている。
MPEGデコーダ部17a,17bは、OFDM復調部16a,16bの各々で再生されるトランスポートストリームTSa,TSbを入力し、MPEG-2ビデオ方式等に準拠したデコード処理と、MPEG-2 AACオーディオ方式等に準拠したデーコード処理を行うことで、放送局側から送出されてきた放送番組の内容である映像や音声、データ、電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)等を再生し、出力信号Da,Dbとして出力する。
次に、かかる構成を有する本実施形態の受信装置の動作例について説明する。
<局発信号のチャンネル周波数f1,f2が同じ場合の動作>
ユーザが所望の放送局のチャンネル番号を選択し、2つの受信系統RXA,RXBで同時受信するように選択すると、チューナ部12a,12bが、その選択されたチャンネル番号(物理チャンネル)に対応する同一のチャンネル周波数f1,f2の局発信号に基づいて周波数変換の処理を行って、同じ帯域幅の中間周波信号(IF信号)を夫々ADC13a,13b側へ出力し、更に、FFT部14a,14bから同じベースバンド信号Ba,Bbが出力される。更に、切替部18が出力接点X側に切替え接続し、OFDM復調部16bとMPEGデコーダ部17bは動作停止の状態となる。
そして、加算器15が、FFT部14aからのベースバンド信号Baと、切替部18を介してFFT部14bから供給されるベースバンド信号Bbとを加算(合成)し、その合成したベースバンド信号SaをOFDM復調部16aに供給する。
このように合成されたベースバンド信号Saが入力信号となってOFDM復調部16aに供給されると、OFDM復調部16aでは、図1(b)を参照して説明したのと同様の通常のOFDM復調処理が行われる。
つまり、OFDMフレームデコード処理部がベースバンド信号Saをセグメントの順番に配列し、その配列されたベースバンド信号を同期検波若しくは遅延検波した後、周波数デインターリーブと時間デインターリーブを施し、続いて、デマッピング部で所定の変調方式に準拠した復調処理を施した後、ビットデインターリーブ部で所定ビット単位でのデインターリーブを施す。次に、デパンクチャ及びビタビ復号部で畳み込み符号(内符号)による誤り訂正復号処理を施して、バイト単位でのバイトデインターリーブを行った後、エネルギー逆拡散を行って、更にリードソロモン符号(外符号)による誤り訂正処理を施すことで、上述のトランスポートストリームTSaを再生し、MPEGデコーダ7aに供給する。
ここで、OFDM復調部16aが上述の時間デインターリーブの処理を行う際、共有メモリMEMの第1記憶領域を作業領域に用いて、時間デインターリーブの処理を行う。
例えば、図2(b)に示すように13セグメントのうちの中央に位置する部分受信用のセグメント(A階層のセグメント)によって送られてくる簡易動画と、残余の12セグメント(B階層やC階層のセグメント)によって送られてくるHDTV放送の番組や標準テレビジョン番組を受信した場合には、OFDM復調部16aは、共有メモリMEMの第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域までの第1記憶領域を用いて時間デインターリーブの処理を行う。また、簡易動画を含まず13セグメントでHDTV放送の番組が伝送されてきた場合にも、共有メモリMEMの第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域までの第1記憶領域を用いて時間デインターリーブの処理を行う。
そして、上述のトランスポートストリームTSaを、MPEGデコーダ7aがデコードし、放送局側から送出されてきた放送番組の内容である映像や音声、データ、電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)等を再生し、出力信号Daとして出力する。
このように、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2が同じ場合には、2系統のチューナ部12a,12bで同じ物理チャンネルの放送を同時受信し、その同時受信によってFFT部14a,14bから出力される2つのベースバンド信号Ba,Bbを加算器15で合成してからOFDM復調16aで復調処理を行うことから、C/Nの向上を図ることができ、より良好な受信状態で地上ディジタル放送を受信することができる。
<局発信号のチャンネル周波数f1,f2が互いに異なる場合の動作>
ユーザが所望の放送局のチャンネル番号を選択し、受信系統RXAで受信するように選択すると、切替部18が出力接点Y側に切り替わり、受信系統RXBが加算器15から切り離されてOFDM復調部16b側に接続される。
このため、受信系統RXA,RXBは互いに異なる物理チャンネルを受信することが可能となり、受信系統RXAのチューナ部12aには、その選択されたチャンネル番号に対応するチャンネル周波数f1の局発信号が設定され、受信系統RXBのチューナ部12bは、チャンネル周波数f1とは異なるチャンネル周波数f2の局発信号が設定される。
例えば、受信系統RXBで、各放送局から個別に送られてくる電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)を受信して、ユーザの利用に供するための総合的な電子番組表を作成する場合には、各放送局からの電波をシークして受信すべく、チャンネル周波数f2は各放送局の物理チャンネルに対応するチャンネル周波数に合わせて順次に変更され、また、例えばユーザがいわゆる裏番組を録画しようとすると、チャンネル周波数f2は裏番組の物理チャンネルを受信するための周波数に設定される。
こうしてチューナ部12a,12bに対する局発信号のチャンネル周波数f1,f2が互いに異なった周波数に設定されると、受信系統RXAでは、チューナ部12aがユーザから選択されたチャンネル番号に対応するチャンネル周波数f1の局発信号に基づいて周波数変換の処理を行って、中間周波信号(IF信号)をADC13aへ出力し、更に、FFT部14aからベースバンド信号Baが出力され、加算器15を介してOFDM復調部16aに供給される。
そして、ベースバンド信号Baが入力信号SaとなってOFDM復調部16aに供給されると、OFDM復調部16aでは、図1(b)を参照して説明したのと同様のOFDM復調処理が行われてトランスポートストリームTSaが再生される。
ここで、上述のOFDM復調部16aは、時間デインターリーブの処理を行う際、共有メモリMEMの第1記憶領域(第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域)を作業領域にして、時間デインターリーブの処理を行う。つまり、図2(b)に示すように13セグメントのうちのB階層やC階層のセグメントによって送られてくるHDTV放送番組や標準テレビジョン番組についての時間デインターリーブを行い、A階層のセグメントによって送られてくる簡易動画についての時間デインターリーブを行わない。
一方、受信系統RXBでは、チューナ部12bがチャンネル周波数f2の局発信号に基づいて周波数変換の処理を行うことにより、中間周波信号(IF信号)を生成してADC13bへ出力し、更に、FFT部14bからベースバンド信号Bbが出力され、切替部18を介してOFDM復調部16bに供給される。
そして、ベースバンド信号Bbが入力信号SbとなってOFDM復調部16bに供給されると、OFDM復調部16bでは、図1(b)を参照して説明したのと同様のOFDM復調処理が行われてトランスポートストリームTSbが再生され、そのトランスポートストリームTSbをMPEGデコーダ7bがデコードし、放送局側から送出されてきた放送番組の内容である映像や音声、データ等を出力信号Dbとして出力する。
ここで、上述のOFDM復調部16bは、時間デインターリーブの処理を行う際、共有メモリMEMの部分受信用記憶領域(図2(a)中の第2記憶領域)を作業領域に用いて、時間デインターリーブの処理を行う。つまり、図2(b)に示すように13セグメントのうちのA階層のセグメントによって送られてくる簡易動画についての時間デインターリーブを行う。
すなわち、局発信号のチャンネル周波数f1,f2が互いに異なった周波数に設定された場合には、OFDM復調部16aが共有メモリMEMの第1記憶領域に用いて時間デインターリーブの処理を行うのに対し、OFDM復調部16bは共有メモリMEMの部分受信用記憶領域を作業領域に用いて時間デインターリーブの処理を行う。
以上説明したように、本実施形態の受信装置10によれば、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2が同じ場合には、切替部18が出力接点X側に切り替わると共に、2つの受信系統A,Bが同一の物理チャンネルを受信し、2つのベースバンド信号Ba,Bbを加算器15で合成してからOFDM復調16aで復調処理を行うので、C/Nの向上を図ることができ、より良好な受信状態で地上ディジタル放送を受信することができる。
更に、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2が互いに異なる場合には、切替部18が出力接点Y側に切り替わることで、受信系統Aから出力されるベースバンド信号BaをOFDM復調部16aがOFDM復調の処理を行うと共に、受信系統Bから出力されるベースバンド信号BbをOFDM復調部16bがOFDM復調の処理を行い、更に、OFDM復調部16a,16bが共有メモリMEMを共有して夫々時間デインターリーブの処理を行うので、受信系統A,Bを有効に活用して異なる物理チャンネルの放送を受信することができると共に、共有メモリMEMの記憶容量を低減することができる。
なお、以上の説明では、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2が互いに異なる場合として、例えば、受信系統RXBで、各放送局から個別に送られてくる電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)を受信して、ユーザの利用に供するための総合的な電子番組表を作成したり、ユーザがいわゆる裏番組を録画しようとする場合について説明したが、本実施形態の受信装置10は、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2を互いに異ならせる他の使用形態にも適用可能である。
また、1セグメントで簡易動画が放送されてくる場合の実施形態について説明したが、将来、複数セグメントで移動体向け等の簡易動画が放送されることとなった場合でも、共有メモリMEMの一部記憶領域をその複数セグメントの放送を受信(時間デインターリーブ)するために割り当てることで、メモリ容量の大幅な低減等を実現することができる。
次に、具体的な実施例について図3を参照して説明する。図3は、本実施例の受信装置の構成を表したブロック図であり、図2(a)と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
図3において、この受信装置10は、図2(a)に示した受信装置と同様に、複数のダイバーシチアンテナANT1〜ANTnが接続されたアンテナ切替部11と、第1の受信系統RXAと、第2の受信系統RXBと、加算器15、切替部18、OFDM復調部16a,16b、MPEGデコーダ部17a,17bと、共有メモリMEMを有し、更にユーザ等からの指示に従って受信装置10を制御する制御手段としてのシステムコントローラ19が設けられている。
システムコントローラ19は、チューナ部12a,12bのチャンネル周波数f1,f2を設定する他、切替制御信号SWによって切替部18を制御すると共に、制御信号CNTa,CNTbによってOFDM復調部16a,16bを制御する。
次に、かかる構成を有する本実施例の受信装置10の動作について説明する。
ユーザが操作部(図示略)を操作して所望の放送局のチャンネル番号を選択すると、システムコントローラ19が、その選択されたチャンネル番号(物理チャンネル)に対応する同一のチャンネル周波数f1,f2をチューナ部12a,12bに対して指示すると共に、切替制御信号SWによって切替部18を出力接点X側へ切り替えさせ、更に、制御信号CNTbによってOFDM復調部16bの動作を停止させ、制御信号CNTaによってOFDM復調部16aに通常のOFDM復調処理を行わせるための指示をする。
このようにシステムコントローラ19によって所定の制御が行われると、受信装置10は「通常受信モード」となる。
そして、通常受信モードでは、チューナ部12a,12bが同一のチャンネル周波数f1,f2の局発信号に基づいて周波数変換の処理を行って、同じ帯域幅の中間周波信号(IF信号)を夫々ADC13a,13b側へ出力し、FFT部14a,14bから同じベースバンド信号Ba,Bbが出力される。更に、加算器15が、FFT部14aからのベースバンド信号Baと、切替部18を介してFFT部14bから供給されるベースバンド信号Bbとを加算(合成)し、その合成したベースバンド信号SaをOFDM復調部16aに供給する。そして、OFDM復調部16aが、制御信号CNTaの指示に従って、上述の合成されたベースバンド信号Saに対して通常のOFDM復調処理を行うことでトランスポートストリームTSaを再生し、MPEGデコーダ7aがそのトランスポートストリームTSaをデコードすることにより、放送局側から送出されてきた放送番組の内容である映像や音声、データ、電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)等を再生し、出力信号Daとして出力する。
ここで、通常受信モードの場合、OFDM復調部16aが共有メモリMEMの第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域までを作業領域に用いて、時間デインターリーブの処理を行う。例えば、簡易動画を含まず13セグメントでHDTV放送の番組が伝送されてきた場合や、簡易動画を含んで12セグメントでHDTV放送の番組が伝送されてきた場合等では、OFDM復調部16aは、共有メモリMEMの第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域までを用いて時間デインターリーブの処理を行う。
このように、通常受信モードにおいて、2系統のチューナ部12a,12bで同じ物理チャンネルの放送を同時受信し、その同時受信によってFFT部14a,14bから出力される2つのベースバンド信号Ba,Bbを加算器15で合成してからOFDM復調16aで復調処理を行うことで、C/Nの向上を図ることができ、MPEGデコーダ部17aから出力される出力信号Daに基づいて、図示しないモニターやスピーカで映像や音声を再生させることで、より良好な受信状態で地上ディジタル放送を視聴させることができる。
更に、システムコントローラ19は、以上に説明した2系統のチューナ部12a,12bで同じ物理チャンネルの放送を同時受信させる通常受信モードの間に、所定の周期T毎に、受信系統RXAのチューナ部12aから出力される中間周波信号(IF信号)のレベル(振幅)等を調べて受信感度(CNR)を検出する。そして、その検出結果に基づいて、受信感度が低下していると判断すると、通常受信モードによる受信動作を継続し、一方、受信感度が高く良好な受信状態の下で受信が行われていると判断すると、チューナ部12aのチャンネル周波数f1をそのまま維持すると共に、切替制御信号SWによって切替部18を出力接点Y側へ切り替えさせると同時に、「切替モード」に変更させたことを制御信号CNTa,CNTbによってOFDM復調部16a,16bに指示した後、各放送局の物理チャンネルを順次にシークして受信すべく、チューナ部12bのチャンネル周波数f2を変更していく。
こうしてシステムコントローラ19が切替モードを設定すると、物理チャンネルの異なる各放送局から個別に送られてくる電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)を受信するための制御を開始することとなり、OFDM復調部16aが受信系統RXAから供給されるベースバンド信号Baを入力信号SaとしてOFDM復調を行い、OFDM復調部16bが受信系統RXBから切替部18を介して供給されるベースバンド信号Bbを入力信号SbとしてOFDM復調を行う。
更に、切替モードの場合には、OFDM復調部16aが共有メモリMEMの第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域領域を作業領域に用いて時間デインターリーブの処理を行うのに対し、OFDM復調部16bは、共有メモリMEMの部分受信用記憶領域を作業領域に用いて時間デインターリーブの処理を行う。
つまり、OFDM復調部16bは、受信系統RXbがシーク受信中の物理チャンネル内の13セグメントのうち、A階層のセグメントによって送られてくる簡易動画についての時間デインターリーブを、部分受信用記憶領域を用いて行う。
そして、OFDM復調部16bがA階層の簡易動画についてOFDM復調することによって再生されるトランスポートストリームTSbを、MPEGデコーダ部17bがデコードすることにより、各放送局から個別に送られてくる電子番組案内(EPG)等の各局サービス情報(SI)を生成して出力信号Dbとして出力し、図示しない電子番組表作成部に供給して、総合的な電子番組表を作成させる。
更に、システムコントローラ19は、上述の切替モードの期間中に、受信系統RXAのチューナ部12aから出力される中間周波信号(IF信号)のレベル(振幅)等を調べて受信感度(CNR)を逐一検出し、受信状態が劣化すると判断すると、切替制御信号SWによって切替部18を出力接点X側へ切り替えさせ、更に、チューナ部12bのチャンネル周波数f2を、チューナ部12aのチャンネル周波数f1と同一の周波数に戻すと共に、制御信号CNTa,CNTbによってOFDM復調部16a,16bに、通常受信モード(同時受信のモード)の動作に戻った旨の指示をする。
そして、システムコントローラ19は、通常受信モードの動作に戻した後、受信系統RXAのチューナ部12aから出力される中間周波信号(IF信号)のレベル(振幅)等を調べて受信感度(CNR)を逐一検出し、良好な受信状態が得られると判断すると、上述した切替モードに切り替えて、電子番組表を作成する為の制御に戻るようになっている。
このように、本実施例の受信装置10によれば、基本的に受信系統RXA,RXBによって同一の物理チャンネルを同時受信し、その同時受信中に所定の周期T毎に、電子番組表を作成するための切替モードの受信動作に切り替わり、更に、切替モードの受信動作中に受信状態が劣化すると、良好な受信状態を設定すべく受信系統RXA,RXBによって同一の物理チャンネルを同時受信するように切り替わり、再び良好な受信状態が得られるようになると、電子番組表を作成するための切替モードの受信動作に切り替わるという処理を繰り返す。
このため、ユーザ等が視聴中の放送を良好な受信状態の下で受信しながら、最新の電子番組表を作成するための処理を並列的に行うことができる。
更に、基本的に受信系統RXA,RXBによって同一の物理チャンネルを同時受信することでより良好な受信状態を確保することとし、一方、良好な受信状態が得られる期間内に、電子番組表を作成するための切替モードに切り替わって、受信系統RXbで各放送局の物理チャンネルを受信するので、2つの受信系統RXA,RXBを有効活用することが可能である。
更に、OFDM復調部16a,16bに対して1つの共有メモリMEMが設けられ、上述の同時受信(通常受信モード)の際には、OFDM復調部16aがその共有メモリMEMを用いて時間デインターリーブの処理を行い、一方、上述の電子番組表を作成する際の切替モードのときには、OFDM復調部16aが第1セグメント用記憶領域から第13セグメント用記憶領域までの記憶領域を用いて時間デインターリーブの処理を行い、OFDM復調部16bが部分受信用記憶領域を用いて時間デインターリーブの処理を行うので、時間デインターリーブの処理を行うための共有メモリMEMの記憶容量を大幅に低減することができる。このため、受信装置10の装置の小型化、部品点数の低減等を図ることが可能である。

Claims (5)

  1. 2つの受信系統と前記各受信系統に対応するOFDM復調手段とを有する受信装置であって、
    前記一方の受信系統で生成されるベースバンド信号と、前記他方の受信系統で生成され切替手段を介して供給されるベースバンド信号とを合成して前記一方のOFDM復調手段に供給する加算手段と、
    前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記加算手段又は前記他方のOFDM復調手段に排他的に切り替えて供給する切替手段と、
    1つの物理チャンネルと部分受信用セグメントについて時間デインターリーブの処理を行うのに必要な記憶容量に設定され、前記一方又は他方のOFDM復調手段が時間デインターリーブの処理を行う際の作業領域として設けられる共有メモリ手段とを具備し、
    前記2つの受信系統で同一の物理チャンネルを受信する際には、前記切替手段が前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記加算手段側に切り替えて供給すると共に、前記一方のOFDM復調部が前記共有メモリ手段を作業領域として時間デインターリーブの処理を行い、
    前記2つの受信系統で互いに異なる物理チャンネルを受信する際には、前記切替手段が前記他方の受信系統で生成されるベースバンド信号を前記他方のOFDM復調手段側に切り替えて供給すると共に、前記一方及び他方のOFDM復調部が前記共有メモリ手段を共有の作業領域として時間デインターリーブの処理を行うこと、
    を特徴とする受信装置。
  2. 前記2つの受信系統で互いに異なる物理チャンネルを受信する際、前記他方のOFDM復調手段は、部分受信用のセグメントについての時間デインターリーブの処理を行こと、
    を特徴とする受信装置。
  3. 前記2つの受信系統で互いに異なる物理チャンネルを受信する際、前記他方の受信系統は、物理チャンネルの異なる各放送局の放送を順次に変更して受信すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 更に、前記一方の受信系統における受信感度を検出し、前記受信感度が良好と判断すると、前記2つの受信系統で互いに異なる物理チャンネルを受信させると共に、前記他方の受信系統に物理チャンネルの異なる各放送局の放送を順次に変更して受信させる制御手段を有すること、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の受信装置。
  5. 前記制御手段は、前記他方の受信系統に物理チャンネルの異なる各放送局の放送を順次に変更して受信させることにより、電子番組表を作成するための受信を行わせること、
    を特徴とする請求項4に記載の受信装置。
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