JP2005184548A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地上デジタル放送の受信装置において、放送のサービスエリアが移動にともなって逐次変わってゆく場合であっても、常に最新の番組情報を取得し、現在位置で受信可能な全ての番組情報を常にユーザに提供する。
【解決手段】 デジタル放送受信装置10は、複数のアンテナ11、12と、複数の受信/復調部13,14とを備えている。複数の受信/復調部13,14は、通常の受信時には、ダイバーシチによる受信及び復調を行って、第1のデジタルデータストリームを出力する。サーチ時には、複数のアンテナ及び複数の受信/復調部が2つのグループに分割される。一方のグループのアンテナ11及び受信/復調部13は、第1のデジタルデータストリームの受信及び出力を継続する。さらに、他方のグループのアンテナ12及び受信/復調部14は、他のチャネルを受信及び復調をして、番組情報が記述されたシステム情報を取得する。そして、取得したシステム情報から、現在受信可能な放送の番組情報リストを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばデジタル地上波放送等を受信するためのデジタル放送受信装置に関するものである。
現在、映像及び音声の圧縮伝送方式のひとつであるMPEG-2 Systems(ISO/IEC 13818-1)を利用したデジタル放送が実用化されている。
デジタル放送では、音声及び映像等のコンテンツ情報以外の放送を受信するために必要となるシステム情報を、MPEG-2 Systemsに規定されたトランスポートストリームの中に含めて送信する。このようなシステム情報は、MPEG-2 Systemsで規定されたPSI(Program Specific Information)及び各種デジタル放送規格で規定されるSI(Service Information)と称された各種テーブルに記述されて伝送される。
日本におけるデジタル放送の規格であるISDB-Tでは、放送されているサービスやイベントの内容を示す情報を、システム情報に含めて伝送することが規定されている。例えば、ISDB-Tでは、放送されているサービスやイベントの内容を示す情報を、SIの中のSDT(Service Description Table)及びEIT(Event Information Table)と呼ばれるテーブルに記述することを規定している(非特許文献1、2参照。)。このため、受信側では、SDT及びEITを参照して、例えば、イベントのタイトル、簡単な内容、開始時間や終了時刻、内容を示す番組案内表のような番組ガイド情報を作成し、視聴又は録画するイベントの選択の利便性を図ることができる。
特開2001−45393号公報 「地上デジタル放送の伝送方式 ARIB STD-B10 3.7版」,社団法人電波産業界,平成15年6月5日 策定,平成9年9月19日 「地上デジタル放送の伝送方式 ARIB STD-B30 1.1版」,社団法人電波産業界,平成13年5月31日 策定,平成15年7月29日
ところで、放送衛星や通信衛星等から放送信号が配信されるデジタル放送では、受信機を所定の位置で固定したままの状態で受信を行う固定受信が前提となっており、受信機の位置を一度設定したら移動することはない。そのため、例えば、視聴や録画を行っていない深夜等に、各チャネルのPSI及びSIを自動的に取得して、数日分の番組ガイド情報を作成することができる。従って、従来の放送衛星や通信衛星等から配信されるデジタル放送では、番組ガイド情報が作成されていないという状態がほとんど発生せず、ユーザは常時、イベントの選択を行うことができた。
しかしながら、地上の放送局から放送信号が配信される地上放送デジタル放送では、移動しながら受信を行う移動受信が可能となっており、受信可能な放送局が移動位置に応じて変化する。そのため、移動受信を行っている場合には、イベント選択のための番組ガイドを予め作成していたとしても、それがあまり有効に活用できない状況が発生する場合があった。例えば、ある放送局の放送信号を移動しながら受信している最中に、新たな放送局の放送信号が受信できるサービスエリアまで移動してしまった場合、新たな放送局のSDTやEIT等がまだ取得されていないために番組ガイド情報に新たな放送局に関する情報が反映されていないという状態が発生する場合があった。このような状態ときには、予め記憶されている番組ガイドを有効に活用することができない。
本発明は、以上のような問題を鑑みてなされたものであり、放送のサービスエリアが移動にともなって変わってゆく場合であっても、常に最新のサービスやイベント等に関する情報を取得し、現在位置で受信可能な全ての放送信号に関する番組情報を常にユーザに提供することができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、複数のアンテナと複数の復調部とを有し、複数のアンテナ及び複数の復調部を用いてダイバーシチによる放送信号の受信及び復調を行って、その放送信号に変調されているデジタルデータストリームを復調することが可能な受信復調手段と、上記受信復調手段により復調された上記デジタルデータストリームに含まれているコンテンツ情報を復号するコンテンツ復号手段と、上記受信復調手段により復調された上記デジタルデータストリームに含まれているシステム情報を復号するシステム復号手段とを備えている。
上記受信復調手段は、通常の受信時とサーチ時とで異なる処理を行う。
上記受信復調手段は、通常の受信時には、複数のアンテナ及び複数の復調部を用いたダイバーシチによる任意のチャネルの放送信号の受信及び復調を行って、第1のデジタルデータストリームを出力する。
上記受信復調手段は、サーチ時には、上記複数のアンテナ及び複数の復調部を2つのグループに分割し、一方のグループのアンテナ及び復調部を用いて、上記通常の受信時に受信していた上記任意のチャネルの放送信号の受信及び復調をして上記第1のデジタルデータストリームの出力を継続するとともに、他方のグループのアンテナ及び復調部を用いて他のチャネルの放送信号を受信及び復調をして第2のデジタルデータストリームを出力する。
上記受信復調手段は、通常時における処理中に、適宜、サーチ時の処理を行う。
本発明に係るデジタル放送受信装置では、通常時における処理中に、適宜、サーチ時の処理を行う。通常時には複数のアンテナ及び複数の受信部を用いてダイバーシチによる受信及び復調を行い、サーチ時には一部のアンテナ及び復調部を用いて他のチャネルの受信及び復調を行って、他のチャネルの各種情報を取得する。このことにより、本発明に係るデジタル放送受信装置では、移動に伴い放送のサービスエリアが変わってゆく場合であっても、常に最新のサービスやイベント等の情報を取得し、受信可能な全ての放送信号に関する番組情報を常にユーザに提供することができる。
以下、本発明の実施の形態として、地上デジタル放送信号を受信及び復調して、映像信号及び音声信号を出力する地上デジタル放送受信装置に本発明を適用した装置について説明をする。
なお、以下説明を行う地上デジタル放送受信装置は、日本で採用されている地上デジタル放送の放送規格(ISDB−T)に対応した装置である。すなわち、放送局から放送された放送信号は、MPEG-2 Systems(ISO/IEC 13818-1)に規定されたトランスポートストリームをリードソロモン符号化、畳み込み符号化、時間及び周波数インタリーブ化する伝送路符号化処理を行い、続いて、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算及びガードインターバルの付加処理等のOFDM変調処理が行われた信号である。
(全体構成)
図1に、本発明を適用した地上デジタル放送受信装置10のブロック構成図を示す。
地上デジタル放送受信装置10は、図1に示すように、第1のアンテナ11と、第2のアンテナ12と、第1の受信/復調部13と、第2の受信/復調部14と、ダイバーシチ制御部15と、TSデコード部16と、音声デコード部17と、映像デコード部18と、OSD(オンスクリーンディスプレイ)処理部19と、システム制御部20とを備えている。
第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12は、放送局から放送された地上デジタル放送信号を受信するアンテナである。第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12は、互いに空間的な配置位置や指向性の方向等が変えられており、ダイバーシチによる受信及び復調を効率的に行えるような空間配置がされている。
第1の受信/復調部13は、第1のアンテナ11により受信されたRF信号が入力され、このRF信号からIF信号を生成し、IF信号をOFDM復調する。第2の受信/復調部14は、第2のアンテナ12により受信されたRF信号が入力され、このRF信号からIF信号を生成し、IF信号をOFDM復調する。
具体的には、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14は、選局チャネルの中心周波数と同一の基準信号を発生する局部発振器及び乗算器によりRF信号を周波数変換し、その後、バンドパスフィルタによりフィルタリングしてIF信号を生成する。第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14は、そのIF信号に対して、以後、A/D変換処理、デジタル直交復調処理、FFT演算処理、キャリア復調処理、周波数及び時間デインタリーブ、ビタビ復号処理、階層処理、トランスポートストリーム生成処理、及び、リードソロモン復号処理等を行うことによって、OFDM復調処理並びに伝送路復号処理を行う。第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14は、以上のOFDM復調処理並びに伝送路復号処理を行うことによって、選局したチャネルに変調されていたトランスポートストリームを出力することができる。
ここで、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14は、それぞれ単独で独立した受信及び復調の動作(以下シングル受信動作という。)が可能であるとともに、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14の両者の共同動作による受信及び復調の動作(以下、ダイバーシチ受信動作という。)が可能である。シングル受信動作を行った場合には、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14が互いに異なるチャネルから放送信号を受信して復調が可能となるので、2本のトランスポートストリームが出力されることとなる。ダイバーシチ受信動作を行う場合には、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14が同一のチャネルにチューニングされ、1つのチャネルの放送信号を受信して1つのトランスポートストリームが出力されることとなる。
なお、ダイバーシチの方式は、どのような方式を採用してもよい。ここでは、例えばチャネルレベル合成方法といったダイバーシチ方式を採用することができる。
ダイバーシチ制御部15は、ダイバーシチ受信動作とシングル受信動作との切換の制御を行う。ダイバーシチ制御部15は、ダイバーシチ受信動作時には、第1及び第2の受信/復調部13,14が行う信号合成や切換のコントロールや、生成された1本のトランスポートストリームの出力制御等を行う。また、ダイバーシチ制御部15は、シングル受信動作時には、第1及び第2の受信/復調部13,14のそれぞれから出力された2本のトランスポートストリームの出力制御等を行う。このようなダイバーシチ制御部15から出力されたトランスポートストリームは、TSデコード部16に入力される。
TSデコード部16は、TSパケットのヘッダに付けられているPID(Packet ID)を解釈し、入力されたトランスポートストリームをTSパケット単位で音声データ、映像データ又はシステム情報に分離する。TSデコード部16は、TSパケットが音声データのパケットであればそのペイロード部分を音声デコード部17に供給し、TSパケットが映像データのパケットであればそのペイロード部分を映像デコード部19に供給し、TSパケットがシステム情報(PSI及びSI)のパケットであればそのペイロード部分をシステム制御部20に供給する。
また、復号されたトランスポートストリームに複数のサービスが含まれている場合、PIDを解釈して、選択された1のサービスに関する音声データ及び映像データのTSパケットのみを抽出する。
音声デコード部17は、入力された圧縮音声データに対してデコード処理を行い、所定のオーディオフォーマットの音声信号を生成する。音声デコード部17により復号された音声信号は、オーディオ出力端子を介して、図示しない音声出力装置や記録装置に供給される。
映像デコード部18は、入力された圧縮映像データに対してデコード処理を行い、所定のオーディオフォーマットの音声信号を生成する。映像デコード部18により復号された映像信号は、OSD処理部19に供給される。
OSD処理部19は、例えば、システム制御部20により生成された番組ガイド情報提供画面、各種選択画面、字幕データ等(OSD(オンスクリーンディスプレイ)画像)を、映像デコード部18により生成された映像信号に合成する。OSD画像が合成された映像信号は、ビデオ出力端子を介して、図示しない表示装置や記録装置に供給される。
システム制御部20は、ユーザによる操作入力の受け付け、受信/復調部13、14及びダイバーシチ制御部15に対する各種制御を行う。
さらに、システム制御部20は、TSデコード部16により分離されたシステム情報(PSI/SI)の解釈を行って番組ガイド情報画面等のOSD画像の生成を行うとともに、その番組ガイド情報画面に基づく操作入力に応じて出力するサービスやイベントの切換を行う。
(番組ガイド情報)
つぎに、地上デジタル放送受信装置10が生成する番組ガイド情報画面について説明をする。
番組ガイド情報画面とは、ユーザが視聴する番組(イベント)を選択するために必要となる各種の情報が表示された画面であり、OSD画像として表示装置に表示される。番組ガイド情報画面は、例えば、図2のOSD画面31に示すように、サービス名(例えば、放送提供業者)32、提供時間(開始時刻と終了時刻)33、その番組(イベント)のタイトル34、その番組(イベント)の内容35等が、視覚的にわかるように提供された画面である。
なお、MPEG-2 Systemsを利用したデジタル放送では、一般に、ニュースやドラマ等の提供するコンテンツ単位を「イベント」と称し、複数のイベントが時間方向に連続して編成された単位を「サービス」と称している。つまり、イベントは、従来のアナログ放送での「番組」に対応し、「サービス」は従来のアナログ放送でのNHK総合、NHK教育といった「放送チャンネル」に対応する。そして、1又は複数のサービスがMPEG-2 Systemsに規定された一本のトランスポートストリームに多重化されて放送される。
ユーザは、このような番組ガイド情報画面を参照することにより、現在又は将来に提供される番組(イベント)を知ることができ、さらに、この番組ガイド情報画面から特定の番組(イベント)を選択することによって、自動的にその番組(イベント)を出力して視聴や録画を行うことができる。
ここで、番組ガイド情報画面は、システム情報(PSI/SI)のうちの、NIT(Network Information Table)、SDT(Service Description Table)及びEIT(Event Information Table)等の参照を行って、システム制御部20が作成する。
NITは、そのトランスポートストリームが含まれているチャネルの物理的な受信条件(チャネル番号、中心周波数等)等が記述されているテーブルである。図3に示すように、デジタル放送が放送される全帯域は、複数のチャネル(例えばISDB-Tであれば帯域幅6MHz)に分割されている。各チャネルには、中心周波数及びチャネル番号が割り当てられている。そして、各チャネルには、1本のトランスポートストリームがOFDM変調されて伝送されている。NITには、このような物理的な条件が記述されている。また、NITには、自分のトランスポートストリームに関する受信条件を記述したものと、他のトランスポートストリームに関する受信条件を記述したものがあり、システム制御部20は、それらのNITを参照することにより、選局チャネルを他のチャネル切り換えることが可能となる。
SDTは、図3に示すように、そのトランスポートストリームで提供されているサービスに関する情報(サービスID,サービス名等)、並びに、そのサービスがどのトランスポートストリームで提供されているかといった情報等が記述されているテーブルである。トランスポートストリームには、1又は複数のサービスが含まれており、SDTはトランスポートストリーム中の各サービスのそれぞれに設定されている。なお、ISDB-Tでは、トランスポートストリーム中には、自分が提供しているサービスに関するSDTのみしか含まれておらず、他のトランスポートストリームで提供されているサービスに関するSDTは含まれていない。システム制御部20は、SDTを参照することにより、サービス内容の提供及びサービスの切り換えを行うことが可能となる。
EITは、図3に示すように、そのサービスで提供されているイベントに関する情報(イベントID,イベント名,イベントの開始時刻、継続時間、そのイベントの進行状態等)が記述されているテーブルである。システム制御部20は、EITを参照することにより、番組ガイド情報画面を生成すること、並びに、番組ガイド情報から特定の番組を選択することによるチャネル切り換え等を行うことができる。なお、ISDB-Tでは、トランスポートストリーム中には、自分が提供しているイベントに関するEITのみしか含まれておらず、他のトランスポートストリームで提供されているイベントに関するEITは含まれていない。また、EITには、8日間分のイベントが記述されているものと、現在のイベント及び次のイベントのみが記述されているものと2種類ある。現在のイベント及び次のイベントのみが記述されているEITの方が、送信頻度が高くなっている。
システム制御部20は、以上のようなNIT、SDT及びEIT等を取得して、番組ガイド情報画面の作成並びに選択されたイベントの出力を行うことができる。
(受信動作)
つぎに、地上デジタル放送受信装置10の受信動作について説明をする。
まず、通常の受信時には、EITに基づき作成された番組ガイド情報画面を用いて、任意のイベントが選択される。システム制御部20は、ユーザによりイベントが選択されると、SDT及びNITを参照して、そのイベントが提供されているサービス及びチャネルを特定する。
システム制御部20は、ユーザにより選択されたイベントの受信開始命令が与えられると、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14に対して、特定したチャネルにチューニングをさせるとともにダイバーシチ受信動作を行わせる。このため、ダイバーシチ制御部15からは、特定されたチャネルに伝送されている1本のトランスポートストリームが出力される。さらに、システム制御部20は、TSデコーダ16に対して、特定されたサービスのTSパケットのみを抜き出させるとともに、抜き出したTSパケットを音声デコード部17及び映像デコード部18に供給させる。このため、音声デコード部17及び映像デコード部18からは、ユーザ等により選択されたイベントの音声信号及び映像信号が出力される。
さらに、システム制御部20は、以上のような通常の受信処理を行っている最中に、定期的に(例えば、5分毎に)、図4に示すサーチ処理を行う。以下、このサーチ処理について説明する。
システム制御部20は、サーチ処理を開始すると、まず、受信状態が悪いか否かを判断する(ステップS1)。受信状態が悪いか否かは、例えば、受信信号のS/N比を検出して判断したり、トランスポートストリームのエラーレートを検出して判断したりする。受信状態が悪くはないと判断した場合には、そのままサーチ処理を終了する。一方、ステップS1で受信状態が悪いと判断した場合には、システム制御部20は、続くステップS2の処理を行う。
なお、ステップS1で現在の受信状態が悪いか否かを判断するのは、現在移動位置が、現在受信中の放送局のサービスエリアの周縁部分に位置するか否かを判断したいためである。すなわち、サービスエリアの周縁部分では一般に放送信号の強度が弱くなるので、受信状態の良し悪しをサービスエリアの周縁部分に位置しているかどうかの判断に代えて用いている。しかしながら、例えば、GPSにより検出された現在位置情報等の、自分がサービスエリアの周縁部分に位置するか否かを判断できる他の情報があれば、その情報を用いて以下の処理を行うか否かを判断してもよい。
続いて、ステップS2では、システム制御部20は、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14の動作を、ダイバーシチ受信動作からシングル受信動作に変更し、一方の受信/復調部(ここでは、第1の受信/復調部13とする。)に対して、現在選択されているチャネル及びサービスの受信及び復調を続行させる(ステップS2)。従って、地上デジタル放送受信装置10では、サーチ処理時であっても、通常の受信時に出力されていたサービスが途切れることなく出力され続ける。
続いて、ステップS3において、システム制御部20は、他方の受信/復調部(ここでは、第2の受信/復調部14とする。)に対して、受信可能な他のチャネルの周波数を全てスキャンさせ、移動にともなって新たに受信可能となったサービス、並びに、移動にともなって受信が不可能になったサービスを特定する。さらに、新たに受信が可能となったサービスが含まれているトランスポートストリームからNIT、SDT及びEITを取得する。
続いて、ステップS4において、システム制御部20は、現在受信可能なサービスのリストを生成するとともに、各サービスで提供されているイベントに関する情報のリストを作成し、これらを内部に記憶する。また、元々このようなリストが内部に記憶されていた場合には、元のリストの内容を削除して、新たなリストの内容に更新する。このリストは、番組ガイド情報画面を作成するとともに、選択されたイベントを受信するために必要な情報のリストである。
続いて、ステップS5において、システム制御部20は、第1の受信/復調部13及び第2の受信/復調部14の動作をシングル受信動作からダイバーシチ受信動作に変更し、2つの受信/復調部に対して現在選択されているチャネル及びサービスの受信及び復調を行わせる。
システム制御部20は、ステップS5の処理をおけると、通常の受信状態に戻り、以下定期的(例えば5分毎)に以上ステップS1からステップS5までの処理を繰り返し行う。
以上のようにデジタル放送受信装置10では、通常の受信時には複数のアンテナ及び複数の受信/復調部を用いたダイバーシチ受信を行い、さらに、適宜サーチ処理を行う。サーチ処理時には、ダイバーシチ受信で用いていた複数のアンテナ及び複数の受信/復調部を二つに分割し、それぞれシングル受信動作を行わせる。一方のアンテナ及び受信/復調部では、これまで受信していたチャネルの受信及び復調を続行させる。他方のアンテナ及び受信/復調部では、他のチャネルのシステム情報(PSI/SI)を取得する。
このことにより、デジタル放送受信装置10では、放送のサービスエリアが移動に伴って変わってゆく場合であっても、常に最新のサービスやイベント等の情報を取得し、受信可能な全ての放送信号に関する番組情報を常にユーザに提供することができる。
なお、最良の実施形態として説明したデジタル放送受信装置10では、アンテナ並びに受信/復調部がそれぞれ2つずつの構成の例を示したが、ダイバーシチ受信は、2つのアンテナ等に限らず、3、4個といった構成でも可能である。アンテナ並びに受信/復調部が3個以上ある構成の場合は、サーチ処理時にそれらを2つのグループに分割し、一方のグループを現在受信しているサービスの出力の継続に用い、他方を他のサービスのサーチに用いるようにする。従って、本発明は、3個以上のアンテナ及び受信/復調部を用いたダイバーシチ受信を行うデジタル放送受信装置に適用することも可能である。
本発明を適用した地上デジタル放送受信装置のブロック構成図である。 番組ガイド情報画面を示す図である。 チャネル、サービス及びイベントの関係を示した図である。 地上デジタル放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 地上デジタル放送受信装置、11 第1のアンテナ、12 第2のアンテナ、13、第1の受信/復調部、14 第2の受信/復調部、15 ダイバーシチ制御部、16 TSデコード部、17 音声デコード部、18 映像デコード部、19 OSD処理部、20 システム制御部

Claims (11)

  1. デジタル放送の放送信号を受信するデジタル放送受信装置において、
    複数のアンテナと複数の復調部とを有し、複数のアンテナ及び複数の復調部を用いてダイバーシチによる放送信号の受信及び復調を行って、その放送信号に変調されているデジタルデータストリームを復調することが可能な受信復調手段と、
    上記受信復調手段により復調された上記デジタルデータストリームに含まれているコンテンツ情報を復号するコンテンツ復号手段と、
    上記受信復調手段により復調された上記デジタルデータストリームに含まれているシステム情報を復号するシステム復号手段とを備え、
    上記受信復調手段は、
    通常の受信時には、複数のアンテナ及び複数の復調部を用いたダイバーシチにより任意のチャネルの放送信号の受信及び復調を行って、第1のデジタルデータストリームを出力し、
    サーチ時には、上記複数のアンテナ及び複数の復調部を2つのグループに分割し、一方のグループのアンテナ及び復調部を用いて、上記通常の受信時に受信していた上記任意のチャネルの放送信号の受信及び復調をして上記第1のデジタルデータストリームの出力を継続するとともに、他方のグループのアンテナ及び復調部を用いて他のチャネルの放送信号を受信及び復調をして第2のデジタルデータストリームを出力すること
    を特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 上記システム復号手段は、上記サーチ時に、上記他のチャネルの放送信号のデジタルデータストリームから、当該デジタルデータストリームにより提供される内容に関する情報を記述したサービス情報を復号し、各チャネルに対応させて当該サービス情報を記憶しておくこと
    を特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 上記システム復号手段は、上記サービス情報が既に記憶されている場合には、新たに取得したサービス情報により、既に記憶されているサービス情報を更新すること
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 上記受信復調手段は、上記サービス情報を記憶した後、上記通常時の処理を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  5. 上記受信復調手段は、上記任意のチャネルの放送信号の受信中に、上記サーチ時の処理を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  6. 上記受信復調手段は、上記サーチ時に、受信が可能な全ての他のチャネルに対して放送信号の受信及び復調をし、当該他のチャネルの放送信号に変調されたデジタルデータストリームを出力し、
    上記システム復号手段は、受信が可能な全ての他のチャネルの上記サービス情報を復号して記憶すること
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  7. 記憶されている上記サービス情報に基づき、各チャネルの放送信号で提供されている内容をユーザに通知するための表示画面を生成する画面生成部を備えていること
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  8. 上記放送信号は、直交周波数分割多重変調された地上波の信号であり、
    上記復調部は、直交周波数分割多重変調信号を復調すること
    を特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  9. 上記デジタルデータストリームは、ISO/IEC 13818−1に規定されたトランスポートストリームであること
    を特徴とする請求項8記載のデジタル放送受信装置。
  10. 上記デジタルデータストリームに含まれているシステム情報は、PSI(Program Specific Information)及びSI(Service Information)であること
    を特徴とする請求項9記載のデジタル放送受信装置。
  11. 上記システム復号手段は、上記サーチ時に、上記他のチャネルの放送信号に変調されたトランスポートストリームから、ARIB STD B10に規定されたEIT(Event Information Table)を復号し、そのEITの内容を記憶しておくこと
    を特徴とする請求項10記載のデジタル放送受信装置。
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