JP2000115001A - 車載用受信装置 - Google Patents

車載用受信装置

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JP2000115001A JP10288072A JP28807298A JP2000115001A JP 2000115001 A JP2000115001 A JP 2000115001A JP 10288072 A JP10288072 A JP 10288072A JP 28807298 A JP28807298 A JP 28807298A JP 2000115001 A JP2000115001 A JP 2000115001A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強電界地域内等においてサーチ用のサブチュー
ナを有効に利用して、チューナを節約できる車載用受信
装置を提供する。 【解決手段】所望の放送局の放送を受信するメインチュ
ーナと、周波数を掃引して所望の放送局と同一放送内容
の放送局を探索するサブチューナを有し、メインチュー
ナによる受信状態が悪化した時に同一放送内容で受信状
態の良好な放送局の放送を受信するネットワークフォロ
ー機能を有する車載用受信装置において、メインチュー
ナにより受信した放送波の受信レベルが予め設定された
受信レベルよりも高い時には、サブチューナの同一放送
局探索動作を中止し、サブチューナを別の受信機能で動
作させる転用手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークフォ
ロー機能を有する車載用受信装置に係り、特に、強電界
地域等、受信状態が良好な状態におけるサブチューナの
有効利用に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用受信装置においては、走行中に現
在受信している放送局の受信レベルが低下すると、同一
内容を放送している別の放送局を探索(サーチ)して、
受信レベルの高い放送局の受信周波数に切り換えるネッ
トワークフォロー機能及び交通情報等を受信するFM多
重受信機能を備えているものがある。
【0003】図6は従来の車載用受信装置の構成を示す
ブロック図である。以下、図に従って説明する。
【0004】91はアンテナで受信した放送波をメイン
チューナ92とサブチューナ82とFM多重チューナ6
2とに分配する分配器である。92は聴取者が所望する
内容を放送している放送局の放送波を受信し、検波・復
調して音声出力部95に出力するメインチューナであ
る。93は制御部94からの指示によりメインチューナ
92が所定の周波数(第1の周波数f1)の放送波が受
信できるように同調処理するためのPLL回路で、スー
パーヘテロダイン方式のチューナにおける混合器に、受
信周波数に応じた周波数の信号を出力して、受信すべき
放送波を中間周波数に変換する回路である。94はメイ
ンチューナ92とサブチューナ82により受信した放送
波の受信レベルを比較し、その結果に基いてPLL回路
93を介してメインチューナ92の受信周波数を設定す
るマイクロコンピュータ等で構成される制御部である。
95はメインチューナ92で検波・復調した音声信号を
増幅し、スピーカに出力する音声出力部である。71は
メインチューナ92で受信した放送内容とサブチューナ
82で受信した放送内容を比較して、同一放送内容であ
るか否かを判断するための比較器である。82はメイン
チューナ92と同一放送内容の別の受信周波数(第2の
周波数f2)の放送波を受信し、検波してメインチュー
ナ92の受信レベルと比較するためのサブチューナであ
る。83は制御部94からの指示によりサブチューナ8
2が所定の周波数の放送波が受信できるように同調処理
するためのPLL回路である。62は交通情報等のFM
多重放送波を受信し、FM多重受信回路65に出力する
FM多重チューナである。63は制御部94からの指示
によりFM多重チューナ62が所定の周波数の放送波が
受信できるように同調処理するためのPLL回路であ
る。65は受信したFM多重放送波から多重データを分
離し、文字データ等に変換する多重受信回路である。6
6は受信した文字データを表示する液晶表示器等で構成
される表示部である。
【0005】ネットワークフォローでは、聴取者がメイ
ンチューナ92を所望の放送局の受信周波数に設定して
放送を受信している時には、サブチューナ82はメイン
チューナ92で受信中の放送局と同一内容を放送してい
る放送局を常にサーチしている。同一放送内容であるか
否かはメインチューナ92とサブチューナ82の検波出
力を比較器71で比較して判断する。そして、制御部9
4は同一放送内容であればメインチューナ92の受信レ
ベルと、サブチューナ82の受信レベルを比較する。そ
して、メインチューナ92の受信レベルの方が高ければ
現状のままの受信周波数で受信を継続し、もし、サブチ
ューナ82の受信レベルの方が高ければPLL回路93
に対してメインチューナ92の受信周波数(周波数f
1)をサブチューナ82の受信周波数(周波数f2)に
変更するように指示する。このようにして、常にメイン
チューナ92の受信周波数を同一放送内容の受信レベル
の高い放送波が受信できるように変更する。
【0006】一方、聴取者が受信したい音声放送の受信
周波数と、FM放送に多重化された交通情報の受信周波
数とは必ずしも一致しないので、交通情報を受信する場
合には、FM多重チューナ62で受信した放送波(第3
の周波数f3)から多重データが分離され、FM多重受
信回路65において文字データに変換され、表示部66
上に文字で表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】メインチューナ92と
サブチューナ82で受信した受信レベルを比較して、メ
インチューナ92の受信レベルの方が高くなるように受
信周波数を設定することにより、走行環境が変化しても
常に良好に受信できるようになる。
【0008】しかし、従来の車載用受信装置でFM多重
受信を行う場合には、メインチューナ92、サブチュー
ナ82、FM多重チューナ62の3つのチューナが必要
になる。ところが、大都市圏のように電界強度の強い地
域を走行中には、メインチューナ92の受信レベルが例
えサブチューナ82の受信レベルよりも低い場合であっ
ても、メインチューナ92の受信レベルが充分に高く、
受信周波数を変更しなくても良好に受信ができる場合が
多い。そのために、同一放送局のサーチ、受信レベル比
較、受信周波数の変更が不要になる場合が多く、サブチ
ューナ82は無用となる。
【0009】本発明は、強電界地域内等においてサーチ
用のサブチューナを有効に利用して、チューナを節約で
きる車載用受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所望の放送局の放送を受信するメインチュ
ーナと、周波数を掃引して前記所望の放送局と同一放送
内容の放送局を探索するサブチューナを有し、前記メイ
ンチューナによる受信状態が悪化した時に同一放送内容
で受信状態の良好な放送局の放送を受信するネットワー
クフォロー機能を有する車載用受信装置において、前記
メインチューナにより受信した放送波の受信レベルが予
め設定された受信レベルよりも高い時には、前記サブチ
ューナの同一放送局探索動作を中止し、前記サブチュー
ナを別の受信機能で動作させる転用手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0011】また、所望の放送局の放送を受信するメイ
ンチューナと、周波数を掃引して前記所望の放送局と同
一放送内容の放送局を探索するサブチューナを有し、前
記メインチューナによる受信状態が悪化した時に同一放
送内容で受信状態の良好な放送局の放送を受信するネッ
トワークフォロー機能を有する車載用受信装置におい
て、車両の位置を検出する位置検出手段と、各放送局毎
に電界強度が所定値以上ある強電界地域が記憶された電
界強度データベースを有し、前記位置検出手段により検
出された車両の位置が、前記電界強度データベースに記
憶された強電界地域内にある時には、前記サブチューナ
の同一放送局探索動作を中止し、前記サブチューナを別
の受信機能で動作させる転用手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の車載用受信装
置の構成を示すブロック図である。以下、図に従って説
明する。
【0013】11はアンテナで受信した放送波をメイン
チューナ12とサブチューナ22に分配する分配器であ
る。12は聴取者が所望する内容を放送している放送局
の放送波を受信し、検波・復調して音声出力部15に出
力するメインチューナであり、また受信電界強度(受信
レベル)を示す信号(例えば同調信号、つまり中間周波
増幅段の出力信号包絡線検波、整流及び平滑した信号)
を制御部14に出力する。13は制御部14からの指示
によりメインチューナ12が受信すべき周波数(第1の
周波数f1)の放送波が受信できるように同調処理する
ためのPLL回路であり、制御部14からの制御信号に
基づき受信すべき周波数と中間周波数の差の周波数の信
号をメインチューナ12における混合回路に供給する回
路である。14はメインチューナ12とサブチューナ2
2により受信した放送波の受信レベルを比較し、その結
果に基いてPLL回路13を介してメインチューナ12
の受信周波数を設定するマイクロコンピュータ等で構成
される制御部である。15はメインチューナ12で検波
・復調した音声信号を増幅し、スピーカから音声出力す
る音声出力部である。16はメインチューナ12で受信
した放送内容とサブチューナ22で受信した放送内容を
比較して、同一放送内容であるか否かを判断するための
比較器であり、検波出力の比較あるいは検波前の同調信
号の比較等により放送内容を比較するものである。22
はメインチューナ12と同一放送内容の別の受信周波数
(第2の周波数f2)の放送波を探索するためのサブチ
ューナで、メインチューナ12と同様の構成であって、
その検波出力等が同一放送の判断に用いられ、電界強度
を示す信号が比較に用いられる。尚、サブチューナ22
はサーチを行わない時はFM多重チューナとして動作す
る。23は制御部14からの指示によりサブチューナ2
2が所定の周波数の放送波が受信できるように同調処理
するためのPLL回路であり、PLL回路13と同様の
構成である。25は受信したFM多重放送波から多重デ
ータを分離し、文字データ等に変換するFM多重受信回
路である。26はFM多重受信回路25で変換された文
字データを表示する液晶表示器等で構成される表示部で
ある。
【0014】図2は本発明の第1の実施例の車載用受信
装置の制御部の行う処理のフローチャートである。以
下、図に従って説明する。本処理は受信装置動作中は繰
り返し実行される。
【0015】ステップS11では、チューナ受信処理、
つまり聴取者が所望の放送内容を聴取できるようにする
ために、メインチューナ12の受信周波数を所定の周波
数f1に設定する処理を行ってステップS12に移る。
ステップS12では、受信レベルを検出してステップS
13に移る。つまり、メインチューナ12で受信した検
波出力のレベルを検出する。ステップS13では、受信
レベルがメモリに登録された比較レベルVfより高いか
否かを判断して受信レベルが比較レベルVfより高けれ
ばステップS14に移り、受信レベルが比較レベルVf
より低ければステップS15に移る。比較レベルVfは
良好な受信状態が維持できるレベルであり、受信装置の
メーカ側で設定することも、ユーザ側で設定することも
できる。
【0016】ステップS14では、サブチューナをネッ
トワークフォロー以外に使用して処理を終える。つま
り、メインチューナ12の受信レベルの方が比較レベル
Vfより高ければ良好な受信状態であると判断でき、同
一放送内容の放送局への切換が必要でないのでサブチュ
ーナ22のネットワークフォロー動作を中止する。そし
て、ネットワークフォローに使用しなくなったサブチュ
ーナ22を有効に利用するために、受信周波数をFM多
重放送が受信できるようにFM多重放送を行っている放
送局の周波数f3に設定する(FM多重受信回路25に
よる多重データ検出結果により多重放送であるかどうか
の判断を行い、FM多重放送が見つかるまで、順次受信
周波数を変更し、FM多重放送を受信する)。
【0017】ステップS15では、サブチューナ22を
ネットワークフォローに使用する設定を行い本処理を終
える。つまり、メインチューナ12と同一放送内容を行
っている放送局をサーチし、メインチューナ12の受信
レベル(周波数f1における)と、サブチューナ22の
受信レベル(周波数f2における)を制御部14におい
て比較する。そして、メインチューナ12の受信レベル
の方が高ければ現状のまま受信を継続する(周波数f
1)。もし、サブチューナ22の受信レベルの方が高け
ればメインチューナ12の受信周波数(周波数f1)を
サブチューナ22の受信周波数(周波数f2)に変更す
る。このようにして、常に受信レベルの高い方の放送波
を受信するようにネットワークフォローを行う。尚、ネ
ットワークフォローにより一旦受信周波数がf2に変更
されると、以降は第2の放送局の受信レベルが所定の受
信レベルよりも高ければ、以降ネットワークフォローを
行う必要がないのでサブチューナ22を多重放送の受信
に転用できる。また、第1、第2の放送局の受信レベル
が所定の受信レベルよりも低い時には、絶えずサブチュ
ーナ22を使用してネットワークフォローを行うことに
なり、サブチューナ22を他に転用することはできな
い。
【0018】このようにすれば、強電界強度地域におい
ては、FM多重放送を受信するための専用のチューナを
設けなくてもサブチューナ22を兼用(転用)すること
ができ、受信装置の小型化、低コスト化が可能となる。
つまり、ネットワークフォローとFM多重放送の受信機
能を実現するために通常3つ必要なチューナが、本実施
例では2つのチューナで実現できる。
【0019】以上のように本実施例では、ネットワーク
フォローの必要がない受信状態が良好な地域を車両が走
行中には、同一放送内容の放送局のサーチ用のサブチュ
ーナをFM多重放送受信用のチューナとして有効に利用
しているので、機能低下をあまり起こすことなくチュー
ナが1つ省略できる。
【0020】図3は本発明の第2の実施例の車載用受信
装置の構成を示すブロック図である。以下、図に従って
説明する。
【0021】41は人工衛星からの電波を利用して車両
位置を検出するGPS受信機である。42は地図情報が
記録された地図データベースである。43は各放送局
(放送周波数)毎に電界強度が強い地域が記録された電
界強度データベースである。44はGPS受信機41の
出力及び地図データベース42に基いて車両位置を特定
する処理、特定された車両位置が電界強度の強い地域で
あるか否かを判断するナビゲーション制御部である。
尚、分配器11、メインチューナ12、PLL回路1
3、23、サブチューナ22、制御部14、音声出力部
15、比較器16、FM多重受信回路25、表示部26
は第1の実施例と同様の構成であるので同一番号を付し
説明は省略する。
【0022】図4は本発明の第2の実施例の車載用受信
装置の制御部14の行う処理のフローチャートである。
図5は電界強度データベースの内容と車両位置の関係を
示す図で、(a)は第1の放送局の強電界地域、(b)
は第2の放送局の強電界地域、(c)は車両位置、
(d)は両放送局の強電界地域と車両位置の関係であ
る。以下、図に従って説明する。本処理は受信装置動作
中は繰り返し実行される。
【0023】ステップS21では、車両位置を検出して
ステップS22に移る。つまり、GPS受信機41及び
地図データベース42に基いて車両位置(A点、B点、
C点)を特定する。尚、車両位置を電界強度データベー
ス43と照合するために、必ずしも地図データベース4
2は必要ではなく、電界強度データベース43の強電界
地域が緯度、経度で示されておれば、車両位置を緯度、
経度で特定できてもよい。
【0024】ステップS22では、特定された車両位置
が強電界地域内であるか否かを判断して強電界地域内で
あればステップS23に移り、強電界地域内でなければ
ステップS24に移る。つまり、GPS受信機41によ
り特定された車両位置(例えば、図5(c)のA点)が
電界強度データベース43の常に良好な受信状態が得ら
れる強電界地域(現在受信中の放送局が第1の放送局の
場合は図5(a)の第1の放送局の強電界地域で斜線部
分)に属しているか否かを判断するものである。電界強
度データベース43は全ての放送局について図5
(a)、(b)のごとく、所定値以上の電界強度が得ら
れる地域を緯度、経度を基に地図上(必ずしも道路地図
とは関係なく、強電界範囲が緯度、経度と対応して記録
されておればよい)に示したものである。尚、図5
(b)の第2の放送局は第1の放送局と同一放送内容の
ネットワークフォロー局である。
【0025】ステップS23では、サブチューナをネッ
トワークフォロー以外に使用する設定を行い本処理を終
える。つまり、車両が第1の放送局の強電界地域(図5
(d)のA点の位置)を走行しており、メインチューナ
12で受信している第1の放送局の放送波の受信状態が
充分に良好と判断でき、ネットワークフォロー動作の必
要がないのでサブチューナ22のネットワークフォロー
動作を中止する。そして、使用しなくなったサブチュー
ナ22を有効に利用するために、受信周波数をFM多重
放送が受信できるようにFM多重放送を行っている放送
局の周波数f3に設定するステップS24では、サブチ
ューナをネットワークフォローに使用する設定を行い本
処理を終える。つまり、車両が弱電界地域(図5(d)
のB点またはC点の位置)を走行しており、メインチュ
ーナ12で受信している放送波の受信状態が悪化する可
能性があると判断できる。そこで、メインチューナ12
と同一放送内容を行っている放送局をサーチし、メイン
チューナ12の受信レベル(周波数f1における)と、
サブチューナ22の受信レベル(周波数f2における)
を制御部14において比較する。そして、メインチュー
ナ12の受信レベルの方が高ければ現状のまま受信を継
続する(周波数f1)。もし、サブチューナ22の受信
レベルの方が高ければメインチューナ12の受信周波数
(周波数f1)をサブチューナ22の受信周波数(周波
数f2)に変更する。このようにして、常に受信レベル
の高い方の放送波を受信するようにネットワークフォロ
ーを行う。尚、車両がB点にある場合には、ネットワー
クフォローにより一旦受信周波数がf2に変更される
と、以降は第2の放送局の強電界地域にあることになり
車両がこの地域外に出ない限り、ネットワークフォロー
を行う必要がないのでサブチューナ22を多重放送の受
信に転用できる。車両がC点にある場合には、第1、第
2の両放送局の弱電界地域にあるでの、絶えずサブチュ
ーナ22を使用してネットワークフォローを行うことに
なり、サブチューナ22を他に転用することはできな
い。
【0026】このようにすれば、強電界強度地域におい
ては、FM多重放送を受信するための専用のチューナを
設けなくてもサブチューナ22を兼用(転用)すること
ができ、受信装置の小型化、低コスト化が可能となる。
つまり、ネットワークフォローとFM多重放送の受信機
能を実現するために通常3つ必要なチューナが、本実施
例では2つのチューナで実現できる。
【0027】以上のように本実施例では、車両位置をG
PSシステムにより特定し、その位置を電界強度データ
ベースと比較して車両が電界強度の強い受信状態が良好
な地域を走行中には、同一放送内容の放送局のサーチ用
のサブチューナをFM多重放送受信用のチューナとして
有効に利用しているので、機能低下をあまり起こすこと
なくチューナが1つ省略できる。
【0028】尚上記各実施例では、サブチューナをFM
多重放送の受信用に用いたが、マルチパスノイズ対策用
の空間ダイバーシティ動作用の処理用等に用いることも
可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、強電
界地域内等、受信状態がネットワークフォローが必要で
ない程良好な場合において、同一放送内容の放送局をサ
ーチするためのサブチューナを有効に利用して、チュー
ナを節約できる車載用受信装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の車載用受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の車載用受信装置の制御
部の行う処理のフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の車載用受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例の車載用受信装置の制御
部の行う処理のフローチャートである。
【図5】電界強度データベースの内容と車両位置の関係
を示す図である。
【図6】従来の車載用受信装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11・・・・分配器、 25・・・・FM
多重受信回路、12・・・・メインチューナ、 2
6・・・・表示部、22・・・・サブチューナ、
41・・・・GPS受信機、13、23・・・・PL
L回路、 42・・・・地図データベース、14・・
・・制御部、 43・・・・電界強度デー
タベース、15・・・・音声出力部、 44・
・・・ナビゲーション制御部、16・・・・比較器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の放送局の放送を受信するメインチ
    ューナと、周波数を掃引して前記所望の放送局と同一放
    送内容の放送局を探索するサブチューナを有し、前記メ
    インチューナによる受信状態が悪化した時に同一放送内
    容で受信状態の良好な放送局の放送を受信するネットワ
    ークフォロー機能を有する車載用受信装置において、 前記メインチューナにより受信した放送波の受信レベル
    が予め設定された受信レベルよりも高い時には、前記サ
    ブチューナの同一放送局探索動作を中止し、前記サブチ
    ューナを別の受信機能で動作させる転用手段を備えたこ
    とを特徴とする車載用受信装置。
  2. 【請求項2】 所望の放送局の放送を受信するメインチ
    ューナと、周波数を掃引して前記所望の放送局と同一放
    送内容の放送局を探索するサブチューナを有し、前記メ
    インチューナによる受信状態が悪化した時に同一放送内
    容で受信状態の良好な放送局の放送を受信するネットワ
    ークフォロー機能を有する車載用受信装置において、 車両の位置を検出する位置検出手段と、 各放送局毎に電界強度が所定値以上ある強電界地域が記
    憶された電界強度データベースを有し、 前記位置検出手段により検出された車両の位置が、前記
    電界強度データベースに記憶された強電界地域内にある
    時には、前記サブチューナの同一放送局探索動作を中止
    し、前記サブチューナを別の受信機能で動作させる転用
    手段を備えたことを特徴とする車載用受信装置。
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