JP5274657B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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    • H04H2201/60Aspects of broadcast communication characterised in that the receiver comprises more than one tuner

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関し、より詳細には、移動体に搭載して用いられるデジタル放送受信装置に関する。
固定受信を前提としたデジタル放送受信装置を車両などの移動体に搭載して用いるときには、移動体の移動に伴ってデジタル放送受信装置の受信位置が移動することから、山などの地形およびビルなどの構造物の影響で搬送波の遮断および減衰などが生じ、デジタル放送信号を受信できなくなる場合がある。またデジタル放送受信装置の受信位置が視聴中の番組の放送局のサービス地域外になり、デジタル放送信号を受信できなくなる場合がある。
そのような場合には、利用者が手動でチャンネルスキャンを行わない限り、デジタル放送信号を受信することができず、サービスの視聴を継続することができないという問題がある。ここで、チャンネルスキャンとは、デジタル放送受信装置の現在位置で受信可能なデジタル放送のチャンネル情報を取得することをいう。チャンネル情報とは、デジタル放送を選局するために必要な物理チャンネルおよびサービスID(service_id)などの情報の総称である。
前述の問題の改善策として、移動体の移動に伴ってデジタル放送受信装置におけるデジタル放送信号の受信状況が悪化した場合に、視聴用として用いている系統とは別の系統で、受信可能な他のチャンネルを検索する、いわゆるサーチを開始するデジタル放送受信装置が、特許文献1に開示されている。
また別系統で他のチャンネルのサーチを全チャンネル分実行した結果、視聴中の番組と同一番組が他のチャンネルで検出できない場合、また検出できても受信状況が悪い場合には、別系統でのチャンネルサーチを終了して、ダイバシティ処理を行うデジタル放送受信装置が、特許文献2に開示されている。
特開2005−210648号公報(第3−4頁、第2図) 特開2008−034962号公報(第15−16頁、第3図)
特許文献1および2に開示されるデジタル放送受信装置は、受信状況が悪化した場合に、別系統で他のチャンネルのサーチを開始するように構成されている。このように受信状況が悪化したにも拘わらず、別系統で他のチャンネルのサーチを行うと、現在視聴中の系統がダイバシティ処理を行うことができなくなるので、受信状況がさらに悪化してしまうという問題がある。
また特許文献1および2に開示されるデジタル放送受信装置では、受信状況が悪化して初めて、他のチャンネルのサーチを行うので、受信状況が急激に悪化した場合には、同一の番組を放送している他のチャンネルを検出する前に受信不可状態となり、映像および音声が中断されてしまうことが考えられる。
本発明の目的は、移動に伴って受信環境が変化しても、安定した視聴が可能なデジタル放送受信装置を提供することである。
本発明のデジタル放送受信装置は、物理チャンネルを選局して、選局した物理チャンネルで放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号を復調してデコードする第1および第2の系統と、前記第1および第2の系統に対して、選局するべき物理チャンネルを指示する選局制御手段と、前記第1の系統と前記第2の系統とが同一の物理チャンネルを選局して、ダイバシティ処理によってデジタル放送信号を復調してデコードするダイバシティ動作モードと、前記第1の系統と前記第2の系統とが独立して、デジタル放送信号を個別に復調してデコードする独立受信動作モードとを切替えるように、前記選局制御手段に指示する切替制御手段と、現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、受信できる可能性のある放送サービスの放送局の物理チャンネルおよび放送エリア、ならびに前記放送局の中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方を含む放送エリア情報を記憶する放送エリア情報記憶手段とを備え、前記切替制御手段は、前記現在位置取得手段で取得される現在位置情報と、前記放送エリア情報記憶手段に記憶される放送エリア情報とに基づいて、前記現在位置情報で表される現在位置が、受信中の放送サービスの放送局の放送エリアとして前記放送エリア情報から取得される放送エリアの境界近傍である場合には前記ダイバシティ動作モードを選択し、前記現在位置情報で表される現在位置が、前記放送エリアの境界近傍でない場合には前記独立受信動作モードを選択するように、前記選局制御手段に指示することを特徴とする。
本発明のデジタル放送受信装置によれば、ダイバシティ動作モードまたは独立受信動作モードで動作される第1および第2の系統によって、選局制御手段に指示された物理チャンネルが選局され、選局された物理チャンネルで放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号が受信され、復調されてデコードされる。ダイバシティ動作モードと独立受信動作モードとは、切替制御手段に指示される選局制御手段によって、現在位置取得手段で取得される現在位置情報と、放送エリア情報記憶手段に記憶される放送エリア情報とに基づいて選択される。現在位置情報で表される現在位置が、受信中の放送サービスの放送局の放送エリアとして放送エリア情報から取得される放送エリアの境界近傍である場合には、ダイバシティ動作モードが選択される。現在位置情報で表される現在位置が、放送エリアの境界近傍でない場合には、独立受信動作モードが選択される。これによって、現在位置に応じた適切な動作モードで動作させることができる。
具体的には、現在位置が、受信状況が悪いことが多い放送エリアの境界近傍である場合に、選局制御手段によってダイバシティ動作モード選択さ、第1および第2の系統ダイバシティ動作モードで動作するので、受信状況を改善し、視聴可能エリアを拡大することができる。また現在位置が、放送エリアの境界近傍でない場合、すなわち受信状況が良好な放送エリアの中心領域に位置する場合に、選局制御手段によって独立受信動作モード選択さ、第1および第2の系統独立受信動作モードで動作するので、一方の系統で視聴を継続しながら、他方の系統でサーチを行うことが可能である。これによって、受信状況が悪化したときに、受信状況の良好な物理チャンネルに円滑に切替えることが可能である。したがって、移動に伴って受信環境が変化しても、安定した視聴が可能なデジタル放送受信装置を実現することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の一形態であるデジタル放送受信装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態における放送エリア情報記憶部34に記憶される放送エリアテーブルの一例を示す図である。 移動に伴うサーチ方式の切替え制御動作を説明するための図である。 サーチ方式の切替え制御動作におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。 裏サーチ動作におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。 ダイバシティモードによるサーチ処理におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態における放送エリア情報記憶部34に記憶される放送エリアテーブルにおいて、TSを一意に特定する情報を記録するようにした一例を示す図である。
図1は、本発明の実施の一形態であるデジタル放送受信装置1の構成を示すブロック図である。デジタル放送受信装置1は、第1アンテナ11、第1チューナ部12、第1復調部13、第1トランスポートストリーム(Transport Stream;略称:TS)デマルチプレクス部14、第2アンテナ21、第2チューナ部22、第2復調部23、第2TSデマルチプレクス部24、映像・音声デコード部31、映像音声出力部32、選局制御部33、放送エリア情報記憶部34、現在位置検出部35およびサーチ方式切替制御部36を備える。
第1アンテナ11、第1チューナ部12、第1復調部13、第1TSデマルチプレクス部14、映像・音声デコード部31、および映像音声出力部32は、デジタル放送信号を受信する受信系統である第1系統10を構成する。第2アンテナ21、第2チューナ部22、第2復調部23、第2TSデマルチプレクス部24、映像・音声デコード部31、および映像音声出力部32は、デジタル放送信号を受信する他の受信系統である第2系統20を構成する。すなわちデジタル放送受信装置1は、デジタル放送信号を受信する2つの受信系統として、第1系統10および第2系統20を備える。
第1系統10は第1の系統に相当し、第2系統20は第2の系統に相当する。選局制御部33は、選局制御手段に相当する。放送エリア情報記憶部34は、放送エリア情報記憶手段に相当する。現在位置検出部35は、現在位置取得手段に相当する。サーチ方式切替制御部36は、切替制御手段に相当する。
第1アンテナ11は、放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号を受信可能であり、第1アンテナ11によって受信したデジタル放送信号は、第1系統10を構成する第1チューナ部12に与えられる。第1チューナ部12は、第1アンテナ11から与えられるデジタル放送信号を受信し、その受信したデジタル放送信号から特定の周波数の信号を抽出し、第1復調部13に与える。
第1チューナ部12が、前記受信したデジタル放送信号のうちのいずれの周波数の信号を抽出するかは、後述する選局制御部33によって制御される。換言すれば、第1チューナ部12は、選局制御部33から与えられる所定の制御信号に基づいて、前記特定の周波数の信号を抽出する。前記特定の周波数は、デジタル放送信号に含まれる複数の物理チャンネル(以下、単に「チャンネル」という場合がある)のうち、いずれかのチャンネルの周波数であり、前記特定の周波数の信号を抽出することは、チャンネルを選局して、選局した物理チャンネルで放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号を受信することを意味する。
また第1チューナ部12は、受信した信号の受信レベル情報、たとえば受信C/N比(Carrier to Noise ratio:搬送波電力対雑音電力比)情報を選局制御部33に出力する。また第1チューナ部12は、PLL(Phase Locked Loop)ロック情報を選局制御部33に出力する。
第1復調部13は、第1チューナ部12から与えられる信号の復調および誤り訂正を行い、TSを出力する。第1復調部13から出力されるTSは、第1TSデマルチプレクス部14に与えられる。また第1復調部13は、フレームロック情報および誤り率情報のうちの少なくともいずれか一方を選局制御部33に出力する。
第1TSデマルチプレクス部14は、受信したデジタル放送信号、具体的には第1復調部13から与えられるTSから、番組に関する情報である番組情報として、たとえば番組特定情報(Program Specific Information;略称:PSI)および番組配列情報(サービス情報:Service Information;略称:SI)を抽出し、抽出したPSIおよびSIを、図示しないメモリに記憶させる。
第1TSデマルチプレクス部14は、抽出したPSIおよび/またはSI(以下「PSI/SI」という場合がある)から、TS中の映像TSパケットおよび音声TSパケットのうちの少なくとも1種類のTSパケット識別子(Packet Identifier;略称:PID)の値を検出し、TSを各PIDでフィルタリングして映像TSパケットおよび音声TSパケットを分離させて抽出する。ここで、映像TSパケットに含まれる映像の形式は、MPEG(Moving picture Experts Group)2−videoでもよいし、MPEG4−AVC(Advanced Video Coding)でもよいし、他の形式の映像でもよい。また音声TSパケットに含まれる音声の形式は、MPEG2−BC(Backward Compatible)でもよいし、MPEG2―AAC(Advanced Audio Coding)でもよいし、AC3(Dolby AC3:Audio Code Number 3)でもよいし、他の形式の音声でもよい。また、複数の種類の映像TSパケットおよび音声TSパケットを同時に抽出してもよい。
第1TSデマルチプレクス部14は、抽出した映像TSパケットおよび音声TSパケットのうちの少なくとも1種類のTSパケットを映像・音声デコード部31に与える。また第1TSデマルチプレクス部14は、番組アソシエーション(統合)テーブル(Program Association Table;略称:PAT)断絶情報(途絶情報)、番組対応テーブル(Program Map Table;略称:PMT)断絶情報(途絶情報)、TS同期はずれ(同期ロスト)情報、およびTSパケットの損失情報(パケットロスト情報)の各種情報のうちの少なくともいずれか1つを選局制御部33に出力する。
PAT断絶情報は、PATが所定の時間間隔で到来しなかった場合に発せられる。PMT断絶情報は、PMTが所定の時間間隔で到来しなかった場合に発せられる。TS同期はずれ情報(通知)は、TSにおいて188バイト毎に同期バイトが検出されない場合に発せられる。TSパケットの損失情報(通知)は、TSのヘッダ中に存在する連続性カウンタ値の不連続を検出したときに発せられる。
TSには複数のサービスが含まれていることがある。第1TSデマルチプレクス部14が、TSに含まれるサービスのうちのいずれのサービスを選局するかは、後述する選局制御部33によって制御される。換言すれば、第1TSデマルチプレクス部14は、選局制御部33から与えられる所定の制御信号に基づいて、TSに含まれるサービスを選局する。
第2系統20を構成する第2アンテナ21、第2チューナ部22、第2復調部23および第2TSデマルチプレクス部24は、前述の第1系統10を構成する第1アンテナ11、第1チューナ部12、第1復調部13および第1TSデマルチプレクス部14とそれぞれ同様の機能を備え、同様の動作をするので、第2アンテナ21、第2チューナ部22、第2復調部23および第2TSデマルチプレクス部24の説明は省略する。
映像・音声デコード部31は、第1TSデマルチプレクス部14または第2TSデマルチプレクス部24から与えられる映像TSパケットおよび音声TSパケットのうちの少なくとも1種類のTSパケットのデコードを行う。映像・音声デコード部31は、映像パケットの復号された映像信号および音声パケットの復号された音声信号を、映像音声出力部32にそれぞれ出力する。また映像・音声デコード部31は、映像TSパケットのデコード、および音声TSパケットのデコードのうち少なくともいずれか一方の処理が不可能な状態になったとき、デコードエラー検出情報およびデコードエラー率情報のうちの少なくともいずれか1つを選局制御部33に出力する。
映像音声出力部32は、映像・音声デコード部31から出力される映像信号に基づいて、表示画面に映像を表示するとともに、映像・音声デコード部31から出力される音声信号に基づいて、スピーカから音声を出力する。
本実施の形態では、デジタル放送受信装置1は、第1系統10と第2系統20とが独立してTSを出力する独立受信動作モード(以下「独立受信モード」という場合がある)と、ダイバシティ受信処理によって、より受信安定性の強い1つのTSを出力するダイバシティ動作モード(以下「ダイバシティモード」という場合がある)との2つの動作を切替え可能に構成されている。この切替え指示は、選局制御部33から第1復調部13および第2復調部23に通知される。
独立受信モードでは、第1系統10と第2系統20とが独立して、デジタル放送信号を個別に復調して出力する。本実施の形態において、独立受信モードでは、第1系統10において、視聴のための映像・音声デコード処理を行い、第2系統20において、第1系統10で視聴しているチャンネルとは異なるチャンネルで同一の番組を放送している可能性のある中継局または系列局のサーチを行う。
独立受信モードにおいて、第1復調部13から出力されたTSは、第1TSデマルチプレクス部14に出力され、第2復調部23から出力されたTSは、第2TSデマルチプレクス部24に出力される。第1TSデマルチプレクス部14は、前述のように第1復調部13から与えられるTSを映像TSパケットおよび音声TSパケットの各エレメンタリーストリームに分離して映像・音声デコード部31に出力するとともに、PSI/SIセクションデータを抽出する。第2TSデマルチプレクス部24は、PSI/SIセクションデータを抽出し、受信したTSが視聴中のTSに対する中継局または系列局であるか否かを検出する。中継局または系列局であることを検出すると、第2TSデマルチプレクス部24は、その旨を選局制御部33に通知する。
ダイバシティモードでは、第1系統10の第1チューナ部12と第2系統20の第2チューナ部22とが同一の物理チャンネルを選局して、ダイバシティ処理によってデジタル放送信号を復調して出力する。

具体的に述べると、ダイバシティモードでは、第2TSデマルチプレクス部24は用いられずに、第2復調部23からの出力が第1復調部13に入力される。第1復調部13において、ダイバシティ処理が施されて安定性の強い1本のTSが出力され、第1TSデマルチプレクス部14を介して映像・音声デコード部31に与えられる。そして、映像・音声デコード部31から出力される映像信号および音声信号が映像音声出力部32に与えられ、表示画面に映像が表示されるとともに、スピーカから音声が出力される。ダイバシティ処理としては、本実施の形態では、復調されたTSを合成して1本のTSとして出力する合成ダイバシティ処理を行うが、これに限定されず、復調されたTSのうち、受信状況の良い方を選択して出力する選択ダイバシティ処理を行ってもよい。
選局制御部33は、第1および第2復調部13,23に、独立受信モードおよびダイバシティモードのいずれの動作モードで動作すべきかを表す指示を与える。第1および第2復調部13,23は、選局制御部33からの動作モードの指示を受け、独立受信モードおよびダイバシティモードのいずれかの動作モードで動作する。
選局制御部33は、利用者からの選局要求、または自身で判断した受信状況に基づいて、第1系統10でいずれのチャンネルを選局するかを決め、第1チューナ部12および第1TSデマルチプレクス部14を制御して、そのチャンネルを第1系統10で選局させる。また選局制御部33は、利用者からの選局要求、または自身で判断した受信状況に基づいて、第2系統20でいずれのチャンネルを選局するかを決め、第2チューナ部22および第2TSデマルチプレクス部24を制御して、そのチャンネルを第2系統20で選局させる。
たとえば選局制御部33は、図示しない入力部を介して利用者から選局指示を受けると、後述する放送エリア情報記憶部34から物理チャンネルを取得して、その物理チャンネルで選局を行う。具体的には、選局制御部33は、取得した物理チャンネルに基づいて、第1および第2チューナ部12,22に対して、特定の物理チャンネルの選局を指示する。
また選局制御部33は、第1および第2チューナ部12,22から与えられる受信C/N比情報およびPLLロック情報、ならびに第1および第2復調部13,23から与えられる直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;略称:OFDM)フレームのフレームロック情報および誤り率情報のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、受信状況を判断して、第1および第2チューナ部12,22に選局を指示する。選局制御部33は、たとえば、受信C/N比情報が表すC/N比が所定値未満である場合に、受信状況が悪化した、具体的には受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、PLLロック情報に基づいて、PLLロックがはずれたと判断されるときに、受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、フレームロック情報に基づいて、OFDMフレームのフレームロックがはずれたと判断されるときに、受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、誤り率情報が表す誤り率が所定値を超えると判断されるときに、受信不可であると判断する。
また選局制御部33は、第1および第2TSデマルチプレクス部14,24から与えられるPAT断絶情報、PMT断絶情報、TS同期はずれ情報、およびTSパケットの損失情報のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、受信状況を判断して、第1および第2チューナ部12,22に選局を指示する。選局制御部33は、たとえば、PAT断絶情報に基づいてPATの断絶が検出されたときに、受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、PMT断絶情報に基づいてPMTの断絶が検出されたときに、受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、TS同期はずれ情報に基づいてTS同期はずれが検出されたときに、受信不可であると判断する。また選局制御部33は、たとえば、TSパケットの損失情報に基づいてTSパケットの損失が検出されたときに、受信不可であると判断する。
また選局制御部33は、映像・音声デコード部31から与えられるデコードエラー検出情報およびデコードエラー率情報のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、受信状況を判断して、第1および第2チューナ部12,22に選局を指示する。選局制御部33は、たとえば、デコードエラー検出情報に基づいてデコードエラーが検出されたときに、受信不可であると判断する。また選局制御部20は、たとえば、デコードエラー率情報が表すデコードエラー率が所定値を超えると判断されるときに、受信不可であると判断する。
図2は、本発明の実施の一形態における放送エリア情報記憶部34に記憶される放送エリアテーブルの一例を示す図である。放送エリア情報記憶部34は、受信できる可能性のある放送サービスの放送局の物理チャンネルおよび放送エリアと、その放送局の中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方とを含む放送エリア情報を記憶する。本実施の形態では、放送エリア情報記憶部34は、中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方として、中継局の物理チャンネルおよび系列局の物理チャンネルのうちの少なくとも一方を記憶する。具体的には、放送エリア情報記憶部34は、放送エリア情報として、各位置における受信可能な放送サービスが記載された放送エリアテーブルを記憶する。
放送エリアテーブルには、たとえば、図2に示すように、TS名41と、その物理チャンネル42と、そのTSが受信可能なエリアである放送エリア(以下「受信エリア」という場合がある)43とが記載され、さらに、その物理チャンネル42のマルチ周波数ネットワーク(Multi Frequency Network;略称:MFN)の中継局の物理チャンネル(以下「MFN物理チャンネル」という場合がある)44および系列局の物理チャンネル(以下「系列局チャンネル」という場合がある)45など、同一番組が放送されている可能性のあるチャンネルが記載されている。
放送エリア43については、図2では矩形エリアとして各4点の頂点の経度および緯度が記載されているが、円形または多角形で放送エリアを表して、その放送エリアの経度および緯度を記載してもよい。放送エリアテーブルは、本実施の形態では、製品出荷前に事前に放送エリア情報記憶部34に記憶させておく。これに限定されず、放送エリアテーブルは、移動しながら受信したTSの情報を経度および緯度の情報とともに更新するようにしてもよい。このようにエリア情報記憶部34は、放送サービスを受信できた放送エリアに基づいて、放送エリア情報を更新するように構成されてもよい。
また放送エリアテーブルは、DVB(Digital Video Broadcasting)規格の中の地上デジタルテレビジョン放送の規格であるDVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)規格で伝送されるネットワーク情報テーブル(Network Information Table;略称:NIT)セクションに含まれるセルリスト(cell_list)記述子とセルリンク周波数(cell_link_frequency)記述子とから生成してもよい。これらの記述子には、放送サービスが受信可能な放送エリアを表す受信エリア情報として、放送エリアを矩形で表したときの経度および緯度と、そのエリアで受信可能な中継局とが記載されている。
これらの記述子から放送エリアテーブルを生成することは、これらの記述子の更新、ひいては、これらの記述子に記載される受信エリア情報の更新に伴って、放送エリア情報である放送エリアテーブルを更新することを意味する。このように放送エリア情報記憶部34は、放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号、具体的にはNITセクションに含まれる受信エリア情報、より詳細にはNITセクションに含まれるセルリスト(cell list)記述子およびセルリンク周波数(cell link frequency)記述子が更新されると、放送エリア情報を更新するように構成されてもよい。
さらに放送エリアテーブルは、地上デジタルテレビジョン放送の規格であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)規格で伝送される周波数リストを用いて生成してもよい。周波数リストには、全国の送信所の郵便番号、送信電力および物理チャンネル、ならびに中継局および系列局の情報が記載されている。送信所の郵便番号から送信所の経度および緯度を把握し、送信電力から送信半径の距離を推定して円形の放送エリアとして放送エリア情報を生成してもよい。このように放送エリア情報記憶部34は、放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号に含まれる周波数リストに記載される送信所の所在地の郵便番号および送信出力に基づいて、放送エリアを推定して記憶するように構成されてもよい。
図1に戻って、現在位置検出部35は、たとえば全地球測位システム(Global Positioning System;略称:GPS)アンテナからの信号に基づいて、デジタル放送受信装置1の現在位置を検出する。現在位置は、たとえば現在位置の経度および緯度で表される。現在位置検出部34は、検出した現在位置を表す情報(以下「現在位置情報」という場合がある)を、選局制御部33およびサーチ方式切替制御部36にそれぞれ通知する。
サーチ方式切替制御部36は、放送エリア情報記憶部34に記憶されている放送エリアテーブルを参照して、現在位置検出部34から与えられる現在位置情報に基づいて、現在位置が放送エリアの境界近傍であるか否か、すなわち現在位置が放送エリアの境界近傍エリアに位置するか否かを判断する。このようにサーチ方式切替制御部36は、現在位置情報で表される現在位置が、放送エリア情報から取得される受信中の放送サービスの放送局の放送エリアの境界近傍であるか否かを判断する。ここで「放送エリアの境界近傍エリア」とは、放送エリアのうち、その放送エリアの境界近傍の領域をいう。以下では、放送エリアのうち、境界近傍エリアを除く残余の領域を「放送エリアの中心領域」という。したがって中心領域の周辺の領域が、境界近傍エリアとなる。
現在位置が放送エリアの境界近傍であるか否かの判断は、たとえば、現在位置と放送エリアの境界線との最短距離に基づいて行われる。サーチ方式切替制御部36は、現在位置と放送エリアの境界線との最短距離が、予め定める閾値以下の場合に、現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断し、閾値を超える場合に、現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断する。この現在位置と放送エリアの境界線との最短距離が閾値を超える領域が、放送エリアの中心領域となる。
サーチ方式切替制御部36は、現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断した場合は、選局制御部33に対して、ダイバシティモードに切替えるように通知する。またサーチ方式切替制御部36は、現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断した場合は、選局制御部33に対して、独立受信モードに切替えるように通知する。このようにサーチ方式切替制御部36は、現在位置が放送エリアの境界近傍である場合にはダイバシティ動作モードを選択し、現在位置が放送エリアの境界近傍でない場合には独立受信動作モードを選択するように、選局制御部33に指示する。
選局制御部33は、サーチ方式切替制御部36から与えられる通知を受け、第1および第2系統10,20、具体的には第1および第2復調部13,23に、ダイバシティモードおよび独立受信モードのうちのいずれの動作モードで動作するかの指示を行う。
選局制御部33は、現在位置検出部35から与えられる現在位置情報が表す現在位置の経度および緯度に基づいて、現在位置で受信可能と判断されるチャンネル情報を放送エリア情報記憶部34から取得し、それらの中から視聴中のTSに対する中継局または系列局を優先的にサーチする優先的サーチを行う。この優先的サーチの後は、残りのチャンネルをサーチする。このように本実施の形態では、全チャンネルをサーチする。
独立受信モードの場合は、このサーチ順に従って、第2チューナ部22に対して選局指示を行い、第1系統10において番組を視聴しつつ、第2系統20において第1系統10で受信しているTSに対する中継局または系列局のサーチを並行して行う。ダイバシティモードの場合には、番組を視聴している第1系統10の受信状況が、悪化した時点、具体的には、もはや受信不可能となった時点で、第1チューナ部12および第2チューナ部22に対して、前述のサーチ順に従って選局指示を行う。
図3は、移動に伴うサーチ方式の切替え制御動作を説明するための図である。図3に示す例では、デジタル放送受信装置1を搭載した移動体、たとえば車両が、図3に示す地点Aを出発し、地点Bを経由して地点Cまで移動した場合のデジタル放送受信装置1の動作について説明する。
図3において、地点Aは、第1の放送サービスの放送エリア51の中心領域51a内に位置し、地点Bは、第1の放送サービスの放送エリア51の中心領域51aと、その周辺領域である境界近傍エリアS1との境界線上に位置し、地点Cは、第1の放送サービスの放送エリア51を規定する境界線上であって、第1の放送サービスの中継局の放送エリア52の境界近傍エリアS2内に位置する。
第1の放送サービスの放送エリア51の境界近傍エリアS1は、その放送エリア51を規定する境界線と、その放送エリア51の中心領域51aを規定する境界線との間の領域に相当する。中継局の放送エリア52の境界近傍エリアS2は、中継局の放送エリア52の中心領域52aの周辺領域であり、その放送エリア52を規定する境界線と、その放送エリア52の中心領域52aを規定する境界線との間の領域に相当する。図3に示すように、第1の放送サービスの放送エリア51は、その中継局の放送エリア52と一部重複している。
まず、第1の放送サービスを地点Aで視聴しているとする。たとえば地点Aから地点Bに移動している間は、現在位置は、第1の放送サービスの境界近傍エリアS1ではなく、第1の放送サービスの放送エリア51の中心領域51aに属すると判断される。したがってサーチ方式切替制御部36は、選局制御部33に、独立動作モードに切替える通知を行う。
また地点Bから地点Cに移動している間は、現在位置は、第1の放送サービスの放送エリア51の境界近傍エリアS1および中継局の放送エリア52の境界近傍エリアS2に属すると判断される。したがってサーチ方式切替制御部36は、選局制御部33に、ダイバシティモードに切替える通知を行う。
図4は、サーチ方式の切替え制御動作におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートの各処理は、サーチ方式切替制御部36および選局制御部33によって実行される。図4に示すフローチャートの処理は、デジタル放送受信装置1に電力が供給されると開始され、ステップa1に移行する。
ステップa1において、サーチ方式切替制御部36は、現在位置検出部35から与えられる現在位置情報と、放送エリア情報記憶部34に記憶されている放送エリアテーブルとに基づいて、現在位置が放送エリアの境界近傍であるか否かを判断する。具体的には、サーチ方式切替制御部36は、現在位置と放送エリアの境界線との最短距離が、予め定める閾値以下の場合に、現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断し、閾値を超える場合に、現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断する。ステップa1において、境界近傍であると判断すればステップa3に移行し、境界近傍でないと判断すればステップa2に移行する。
たとえば、デジタル放送受信装置1が前述の図3に示す地点Aから地点Bに移動している間は、ステップa1では、現在位置は、第1の放送サービスの境界近傍エリアS1ではなく、第1の放送サービスの放送エリア51の中心領域51aに属すると判断されるので、ステップa2に移行する。またデジタル放送受信装置1が図3に示す地点Bから地点Cに移動している間は、現在位置は、第1の放送サービスの放送エリア51の境界近傍エリアS1および中継局の放送エリア52の境界近傍エリアS2に属すると判断されるので、ステップa3に移行する。
ステップa2では、選局制御部33は、第2系統20によって裏サーチを行うように指示する。裏サーチとは、第1系統10において映像および音声のデコード処理、ならびに映像表示処理および音声出力処理をそのまま継続して行っている状態で、第2系統20において第1系統10で視聴しているTSに対する中継局または系列局のサーチを行うことをいう。この裏サーチの動作の詳細については、後述する。選局制御部33によって第2系統20に裏サーチを行うように指示することは、独立受信動作モードに設定することを意味する。第2系統20に裏サーチを実行させると、ステップa1に戻り、前述の処理を繰返す。
ステップa3では、サーチ方式切替制御部36は、選局制御部33にダイバシティモードに切替える通知を行う。これによって選局制御部33は、第1および第2系統10,20をダイバシティ動作モードに設定して、視聴を継続するように指示し、ステップa4に移行する。
ステップa4において、選局制御部33は、第1系統10における受信状況が悪化しているか否かを判断し、悪化していると判断した場合は、ステップa5に移行し、悪化していないと判断した場合は、ステップa1に戻り、前述の現在位置が放送エリアの境界近傍か否かの判断から始まる処理を繰返す。受信状況が悪化しているか否かは、受信状況を表すパラメータ、たとえば受信強度値が、予め定める閾値以下となっているか否かによって判断する。受信強度値が予め定める閾値以下の場合は、受信状況が悪化していると判断し、受信強度値が予め定める閾値を越えている場合は、受信状況が悪化していないと判断する。
また選局制御部33は、第1チューナ部12から与えられる受信C/N比情報およびPLLロック情報、第1復調部13から与えられるOFDMフレームのフレームロック情報および誤り率情報、第1TSデマルチプレクス部14から与えられるPAT断絶情報、PMT断絶情報、TS同期はずれ情報およびTSパケットの損失情報、ならびに映像・音声デコード部31から与えられるデコードエラー検出情報およびデコードエラー率情報のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、第1系統10の受信状況が悪化しているか否かを判断してもよい。
ステップa5では、ダイバシティモードによる中継局または系列局のサーチを行う。ダイバシティモードにおけるサーチ処理の詳細については、後述する。ダイバシティモードでサーチ処理を実行させると、ステップa1に戻り、前述の処理を繰返す。
図5は、裏サーチ動作におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートの各処理は、サーチ方式切替制御部36および選局制御部33によって実行される。図5に示すフローチャートの処理は、図4に示すステップa1において現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断されて、ステップa2に移行すると開始され、ステップb1に移行する。
ステップb1において、サーチ方式切替制御部36は、選局制御部33に独立受信モードに切替える通知を行う。これによって選局制御部33は、第1および第2復調部13,23に、独立受信モードに切替える指示を行い、動作モードを独立受信モードに設定する。このようにして独立受信モードに設定すると、ステップb2に移行する。
次にステップb2において、選局制御部33は、第1系統10による映像信号および音声信号のデコードをそのまま継続し、第2系統20によってチャンネルサーチを開始する。このとき、選局制御部33は、全チャンネルを対象に各物理チャンネルを順に選局する指示を第2チューナ部22に通知する。本実施の形態では、選局制御部33は、放送エリア情報記憶部34から現在位置にて受信できる可能性の高い中継局または系列局の物理チャンネルを取得し、その物理チャンネルから先に選局してサーチを行う指示、すなわち前述の優先的サーチを行う指示を通知する。このようにして第1系統10による映像信号および音声信号のデコードを継続するとともに、第2系統20によるチャンネルサーチを開始すると、ステップb3に移行する。
ステップb3では、選局制御部33は、中継局または系列局が検出されたか否かを判断する。具体的に述べると、まず選局制御部33は、第2チューナ部22から与えられるPLLロック情報に基づいて、PLLがロックされたことを確認した後、第2復調部23から与えられるフレームロック情報に基づいて、第2復調部23にてOFDMフレームロックができることを確認する。
PLLロック、OFDMロックが確認できれば、次に選局制御部33は、第2TSデマルチプレクス部24でNITセクションまたは放送局情報テーブル(Broadcaster Information Table;略称:BIT)セクションが取得できるのを待ち、これらが取得できれば、PSI/SI情報から第1系統10で視聴中の物理チャンネルのTSに対する中継局または系列局であるか否かを判断する。その判断は、たとえば、NIT記載情報に基づいて、NITに記載されるTS_IDが、第1系統10で視聴中の物理チャンネルのTSと同一のTS_IDであれば、中継局が検出できたと判断する。またBIT記載情報に基づいて、BITに、第1系統10で視聴中の物理チャンネルのTSと同一の系列事業者識別値(affiliation_id値)が格納されていれば、系列局が検出できたと判断する。判断に使用するPSI/SI情報が取得できなければ、中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断する。
このようにして選局制御部33は、中継局または系列局が検出されたか否かを判断し、中継局または系列局が検出されたと判断すると、ステップb4に移行し、中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断すると、ステップb6に移行する。中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断される場合には、PLLロックできない場合、OFDMフレームロックできない場合、SI/PSI情報が取得できない場合、およびSI/PSI情報から中継局または系列局でないと判断される場合が含まれる。
ステップb4において、選局制御部33は、第2系統20で検出した物理チャンネルのTSの受信状況と、第1系統10で視聴中の物理チャンネルのTSの受信状況とを比較し、第1系統10で視聴中の物理チャンネルのTSよりも、第2系統20で検出した物理チャンネルのTSの方が、受信状況が良好であるか否かを判断する。第2系統20で検出した物理チャンネルのTSの受信状況の方が良好となるまでは両者の比較を継続し、第2系統20で検出した物理チャンネルのTSの受信状況の方が良好であると判断すると、ステップb5に移行する。
ステップb5では、選局制御部33は、第2系統20で検出した物理チャンネルのTSを視聴するために、第2系統20で取得された映像データおよび音声データを映像・音声デコード部31に入力させる。
このとき、映像・音声デコード部31では、第1系統10で取得された映像データおよび音声データのデコード処理を一旦停止し、入力切替して、第2系統20で取得された映像データおよび音声データを第2TSデマルチプレクス部24から出力させて映像・音声デコード部31に入力させ、デコード処理を開始する。本実施の形態とは異なるが、第1系統10で取得されたデータのデコード処理停止後、第1系統10にて、第2系統20で検出した物理チャンネルを再度選局し、第1TSデマルチプレクス部14から出力させて映像・音声デコード部31に入力させ、デコード処理を開始してもよい。このようにして第2系統20で検出された物理チャンネルのTSの映像データおよび音声データのデコード処理を行うと、全ての処理手順を終了し、図4に示すステップa1に戻り、前述の処理を繰返す。
ステップb6では、選局制御部33は、現在位位置検出部113から得た現在位置情報と、放送エリア情報記憶部34から得た放送エリアテーブルとに基づいて、現在位置が放送エリアの境界近傍であるか否かを判断する。ステップb6において、現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断すればステップb7に移行し、現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断すればステップb3に戻り、前述の処理を繰返す。
ステップb7では、サーチ方式切替制御部36は、選局制御部33にダイバシティモードに切替える通知を行い、選局制御部33は、第1および第2系統10,20にダイバシティモードによる中継局または系列局のサーチを行うように指示する。ダイバシティモードにおけるサーチ処理の詳細については、後述する。ステップb7において、ダイバシティモードでサーチを行うと、全ての処理手順を終了し、図4に示すステップa1に戻り、前述の処理を繰返す。
前述の図3において地点Aから地点Bに移動している間は、ステップb6において、現在位置が放送エリアの境界近傍ではないと判断されるので、選局制御部33は、ステップb3に戻り、独立受信モードのまま、次の物理チャンネルを選局してサーチを継続する。図3において地点Bから地点Cに移動している間は、ステップb6において、現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断されるので、選局制御部33は、ステップb7に移行して、ダイバシティモードでサーチを行う。
図6は、ダイバシティモードによるサーチ処理におけるデジタル放送受信装置1の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートの各処理は、サーチ方式切替制御部36および選局制御部33によって実行される。図6に示すフローチャートの処理は、図4に示すステップa4において受信状況が悪化していると判断されてステップa5に移行した場合、または図5に示すステップb6において現在位置が放送エリアの境界近傍であると判断されてステップb7に移行した場合に開始され、ステップc1に移行する。
ステップc1において、選局制御部33は、それまで視聴していた映像データおよび音声データのデコードを停止し、ステップc2に移行する。次にステップc2において、選局制御部33は、第1および第2復調部13,23に、動作モードを独立受信モードからダイバシティモードに切替える指示を行うことによって、動作モードをダイバシティモードに設定する。このようにしてダイバシティモードに設定すると、ステップc3に移行する。
次にステップc3において、選局制御部33は、ダイバシティモードによる中継局または系列局のチャンネルサーチを開始する。このとき、選局制御部33は、全チャンネルを対象に各物理チャンネルを順に選局する指示を第1および第2チューナ部12,22に通知する。本実施の形態では、選局制御部33は、放送エリア情報記憶部34から現在位置にて受信できる可能性の高い中継局または系列局の物理チャンネルを取得し、その物理チャンネルから先に選局してサーチを行う指示、すなわち前述の優先的サーチを行う指示を通知する。このようにしてダイバシティモードでのチャンネルサーチを開始すると、ステップc4に移行する。
ステップc4では、選局制御部33は、前述の図5に示すステップb3と同様にして、中継局または系列局が検出されたか否かを判断する。具体的に述べると、まず選局制御部33は、第1および第2チューナ部12,22から与えられるPLLロック情報に基づいてPLLロックができたことを確認した後、第1および第2復調部13,23から与えられるフレームロック情報に基づいて、第1および第2復調部13,23にてOFDMフレームロックができることを確認する。
PLLロック、OFDMロックが確認できれば、次に選局制御部33は、第1TSデマルチプレクス部14でNITセクションまたはBITセクションが取得できるのを待ち、これらが取得できれば、PSI/SI情報から第1系統10で視聴していた物理チャンネルのTSに対する中継局または系列局であるか否かを判断する。
その判断は、たとえば、前述の図5に示すステップb3と同様に、NIT記載情報からNITに記載されるTS_IDが、第1系統10で視聴していた物理チャンネルのTSと同一のTS_IDであれば、中継局であると判断する。またBIT記載情報に基づいて、BITに、第1系統10で視聴していた物理チャンネルのTSと同一のaffiliation_id値が格納されていれば、系列局であると判断する。判断に使用するPSI/SI情報が取得できなければ、中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断する。前述のようにダイバシティモードでは第2系統20の第2TSデマルチプレクス部24は用いられず、第2復調部23からの出力が第1復調部13に入力されるので、NITセクションおよびBITセクションは、第1TSデマルチプレクス部14で取得できるか否かが判断される。
このようにして選局制御部33は、中継局または系列局が検出されたか否かを判断し、中継局または系列局が検出されたと判断すると、ステップc5に移行する。ステップc5において、選局制御部33は、チャンネルサーチを停止し、ステップc6に移行し、ステップc6において、検出した中継局または系列局を視聴するための選局処理を行う。
このとき、ダイバシティモードは維持されており、受信安定性の高い状態で映像データおよび音声データのデコードがなされている。このようにして、検出したチャンネルを視聴するための選局処理を行うと全ての処理手順を終了し、図4に示すステップa1に移行して、前述の処理を繰返す。これによって、図4に示すステップa1にて、定期的に、現在位置が放送エリアの境界近傍か否かの監視がなされる。移動体の移動に伴い、デジタル放送受信装置1の現在位置が放送エリアの境界近傍から中心領域に移動した場合には、ステップa1からステップa2に移行して、ステップa2において、独立受信モードに切替えられて、第2系統20で裏サーチが行われる。
図6に示すステップc4において、各物理チャンネルのサーチの結果、中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断した場合には、選局制御部33は、中継局または系列局が検出されるまで、次の物理チャンネルを選局してサーチを継続する。ここで、中継局および系列局のいずれも検出されなかったと判断される場合には、PLLロックできない場合、OFDMフレームロックできない場合、SI/PSI情報が取得できない場合、およびSI/PSI情報から中継局または系列局でないと判断される場合が含まれる。
ステップc4においてサーチを継続する間に、元々視聴していた物理チャンネルの受信状況が改善される可能性があるので、ステップc4でサーチを行うときには、一定個数の物理チャンネルのサーチを完了する毎に、元々視聴していた物理チャンネルのサーチを行ってもよい。
また本実施の形態とは異なるが、前述の図4に示すステップa1において現在位置が放送エリアの境界近傍であるか否かを判断するときに、放送エリアの境界近傍であると判断した場合に、さらに現在位置が中継局または系列局の放送エリアとの重複エリアに位置するか否かを判断し、放送エリアの境界近傍でかつ重複エリアに位置すると判断した場合に、ステップa2に移行して、第2系統20で裏サーチを行うようにしてもよい。現在位置が中継局または系列局の放送エリアとの重複エリアに位置するか否かの判断は、たとえば、現在位置検出部35から与えられる現在位置情報と、放送エリア情報記憶部34から与えられる放送エリアテーブルとに基づいて行われる。
以上のように本実施の形態のデジタル放送受信装置1によれば、ダイバシティ動作モードまたは独立受信動作モードで動作される第1および第2系統10,20によって、選局制御部33に指示された物理チャンネルが選局され、選局された物理チャンネルで放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号が受信されて復調され、出力される。出力されたデジタル放送信号に含まれる映像信号および音声信号が映像・音声デコード部31で抽出され、映像音声出力部32によって出力される。
ダイバシティ動作モードと独立受信動作モードとは、サーチ方式切替制御部36に指示される選局制御部33によって、現在位置検出部35で取得される現在位置情報と、放送エリア情報記憶部34に記憶される放送エリア情報とに基づいて選択される。これによって、現在位置に応じた適切な動作モードで動作させることができる。
具体的には、現在位置検出部35で取得される現在位置情報が示す現在位置が、受信状況が悪いことが多い放送エリアの境界近傍である場合、すなわち境界近傍エリアに現在位置が位置する場合には、選局制御部33によってダイバシティ動作モードが選択され、第1および第2系統10,20がダイバシティ動作モードで動作する。これによって受信状況を改善し、視聴可能エリアを拡大することができる。
また現在位置が、放送エリアの境界近傍でない場合、すなわち受信状況が良好な放送エリアの中心領域に現在位置が位置する場合には、選局制御部33によって独立受信動作モードが選択され、第1および第2系統10,20が独立受信動作モードで動作する。これによって、一方の系統で視聴を継続しながら、他方の系統でサーチを行うことが可能であるので、受信状況が悪化したときに、受信状況の良好な物理チャンネルに円滑に切替えることが可能である。したがって、移動体の移動に伴って受信環境が変化しても、安定した視聴が可能なデジタル放送受信装置1を実現することができる。
具体的に述べると、本実施の形態では、デジタル放送受信装置1は、受信中の放送サービスの放送エリアの境界近傍エリアに現在位置が位置する場合にダイバシティモードで視聴し、境界近傍エリアでない、すなわち中心領域に現在位置が位置する場合に、独立受信モードで視聴と中継局および系列局のサーチとを行うようにしている。
放送エリアの中心領域では、ビルなどの地上構造物によって一時的に受信不可となる割合が高く、早急なサーチが求められるが、ダイバシティモードでは、1つのTSしか使用できないので、デコードを停止して、その後サーチを行うことになってしまう。したがって、放送エリアの中心領域で、ダイバシティモードで動作させてしまうと、視聴できない期間が長くなってしまうおそれがある。
これに対し、本実施の形態のように、放送エリアの中心領域において独立受信モードで動作させた場合、元々視聴していた物理チャンネルの視聴を第1系統10で維持し続け、別系統である第2系統20でサーチを行うので、ビル陰などを移動することによって受信状況が一時的に悪化し、その後改善した場合、復帰を早くすることができる。すなわち、視聴できるようになるまでに要する時間を短縮することができる。
また別系統である第2系統20によるサーチは、受信不可になる前に事前に行うので、中継局または系列局をサーチできていれば、一時的な受信不可時にも、シームレスに中継局または系列局に切り替えることができる。
また、放送エリアの中心領域では受信状況は悪くなく、より安定性の強いダイバシティモードで動作させなくても、視聴に支障を来す確率が低いので、本実施の形態のように、放送エリアの中心領域で、独立受信モードで動作させることによって、同一番組を極力継続して視聴することができる。
また本実施の形態では、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアに位置する場合に、ダイバシティモードで視聴を行うようにしている。これは、放送エリアの境界近傍エリアでは、受信状況が悪い箇所が多く、そのまま放送エリアから離れていくと受信不可になることを考慮してのことである。このような境界近傍エリアでは、ダイバシティモードで動作させることで受信状況を改善し、視聴可能エリアを拡大することができる。
このようなエリアにおいて独立受信モードで別系統にてサーチを行ったとしても、ダイバシティモードに比べて受信安定性の良くない独立受信モードで視聴しているので、視聴可能エリアが小さくなり、中継局または系列局を視聴可能なエリアが重複する重複エリアが小さくなってしまう。したがって、中継局または系列局を別チャンネルで検出する前に視聴不可となる場合が多くなってしまう。
このように放送エリアの境界近傍エリアでは、本実施の形態のようにダイバシティモードで動作させることによって、放送エリアを拡大することができ、その結果、中継局または系列局のサービスエリア、すなわち放送エリアと重複できる確率を高めることができる。
そして、ダイバシティモードで視聴していて視聴不可になった場合には、ダイバシティモードで中継局および系列局をサーチするので、サーチ対象の放送エリアを拡大することができる。したがって、中継局または系列局を視聴可能な重複エリアをさらに拡大することができ、同一番組を極力継続して視聴することができる。
またたとえば、ビル陰の影響によって一時的に受信できないエリアの情報を記録しておくためには、細かな分解能で地図上をメッシュで区切らなくてはならず、この細かなメッシュ単位で受信状況を記録させることになり、膨大なデータ量となってしまう。
これに対して、本実施の形態のデジタル放送受信装置1では、現在位置が放送エリア中の境界近傍エリアであるか否かで、サーチ方式をダイバシティモードまたは独立受信モードに切替えるようにしているので、ビル陰であっても放送エリアの境界近傍エリアでなければ、裏で中継局または系列局のサーチを行うか、またはすでに検出しておいた中継局または系列局に切り替えればよいだけである。したがって、放送エリア情報記憶部34に記憶しておく放送エリア情報が、経度緯度に対して細かな分解能でメッシュを切ったテーブルを持たなくても、効果的に中継局または系列局を短時間で検出することができ、メモリ容量を小さくすることができる。
また本実施の形態では、前述の図5に示すように第2系統20で裏サーチを実行しているときにも、ステップb6において、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアであるか否かの監視を行い、放送エリアの境界近傍エリアであると判断した場合に、ダイバシティモードに切替えてサーチを行うようにしている。したがって、サーチ中に放送エリアの境界近傍エリアに移動した場合に、そのまま独立受信モードでサーチを続ける場合に比べて、好適なサーチ方式に切り替えることができ、中継局または系列局の検出性能を向上することができる。
また本実施の形態では、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアであるか否かの判断の結果、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアに位置すると判断した場合に、図4に示すステップa2で第2系統20による裏サーチを行うようにしているが、このような構成に限定されない。
たとえば、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアに位置すると判断した場合に、さらに放送エリア情報記憶部34を参照して、放送エリア情報に基づいて、現在位置が、放送エリアの境界近傍エリアでかつ中継局または系列局の放送エリアと重複する重複エリアに位置すると判断した場合に、ステップa2の第2系統20による裏サーチを行うようにしてもよい。これによって、放送エリアの境界近傍エリアでも中継局または系列局を受信する可能性のある場合に、短時間で中継局または系列局を検出することができる。この場合、放送エリア情報記憶部34には、放送エリア情報として、前述の図2に示す中継局および系列局の物理チャンネルに加えて、中継局および系列局の放送エリアを記憶させておく。
また本実施の形態では、ダイバシティモードにおいて、各物理チャンネルを順にサーチするが、これに限定されず、ダイバシティモードでサーチ中に一定個数の物理チャンネルのサーチを完了する毎に、元々視聴していた物理チャンネルのサーチをするようにしてもよい。これによって、サーチが完了するまで元TSに選局を戻すのを待つ必要が無い。したがって、元々視聴していた物理チャンネルの受信状況が改善された場合に、比較的短時間で視聴を再開することができる。
また本実施の形態では、中継局および系列局のサーチ順序について、選局制御部33は、放送エリア情報記憶部34から現在位置にて受信できる可能性の高い中継局および系列局の物理チャンネルを取得し、その物理チャンネルから先にサーチを行う、前述の優先的サーチを行うようにしている。これによって、短時間で中継局または系列局を検出することができるので、受信不可となったときに、高速に切り替えることができ、同一番組を極力継続して視聴することができる。
また図2に示す放送エリア情報は、本実施の形態のように製品出荷時に事前に埋め込んでおくだけでなく、ISDB−Tで伝送される周波数リストを用いて生成したり、DVB−Tで伝送されるNITセクションに含まれるセルリスト(cell_list)記述子とセルリンク周波数(cell_link_frequency)記述子とを用いて、これらの記述子に記載される受信エリア情報の更新に伴って更新するようにしたり、移動しながら受信できたTSの情報を経度緯度の情報とともに、すなわち放送サービスが受信できた放送エリアに基づいて、更新したりするようにしてもよい。これによって、最新の放送エリア情報に基づいて、現在位置が放送エリアの境界近傍エリアであるか否かの判断、および優先的にサーチする中継局または系列局の把握ができるので、より確実で効率的なサーチをすることができる。
また本実施の形態では、中継局および系列局をサーチするときには、現在位置で受信できる可能性の高いチャンネルから優先的にサーチする前述の優先的サーチの後に、残りの全チャンネルのサーチを行うが、残りの全チャンネルのサーチにおいても、特定のチャンネルを優先的にサーチするようにしてもよい。この場合、前述の優先的サーチによって中継局または系列局が検出できないと判断すると、放送エリア情報記憶部34に記憶されている全TSの中から、現在視聴中のTSに対する中継局または系列局を取得する。そして、その放送エリアの重心または境界線上の最も近い点からの距離、すなわち現在位置と放送エリアの重心位置との距離、または現在位置と放送エリアの境界との距離を計算する。その距離が、ある閾値を超えない中継局および系列局の中で、その距離が近い中継局または系列局のチャンネルから優先的に選局してサーチする。これによって、放送エリアの境界近傍で、条件によっては良好に視聴できるような放送局を優先的に選局することが可能となる。
また、前述のように放送エリアを矩形および円形などの形状で記憶している場合、記憶されている放送エリアが実際の放送エリアよりも狭くなることがあるが、このように放送エリアが実際の放送エリアよりも狭く記憶されている放送局についても、サーチのときに優先的に選局することが可能となる。
また本実施の形態のデジタル放送受信装置1は、TSと物理チャンネルとが一対一で対応している、NITに記載されているnetwork_idが同一である同一ネットワーク内での移動に対しては有効である。しかし、異なるネットワーク間の移動、たとえば欧州などの地域の移動を行った場合は、同一の物理チャンネルでも異なるTSが放送されていることが多い。そのような地域間を移動した場合に、図2に示した受信エリアテーブルを用いてサーチを行うと、同一のTSを検出できずに異なるTSの選局を試みてしまうので、中継局および系列局を選局するために時間がかかってしまうことがある。
図7は、本発明の実施の一形態における放送エリア情報記憶部34に記憶される放送エリアテーブルにおいて、TSを一意に特定する情報を記録するようにした一例を示す図である。前述の異なるネットワーク間での移動に対しては、図7に示す受信エリアテーブルのように、ある放送局の中継局および系列局との対応付けに、それらが送出しているTSを特定する情報、より詳細にはTSを一意に特定する情報を用いることが好ましい。このように放送エリア情報記憶部34は、中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方として、中継局が送出するTSを特定する情報、および系列局が送出するTSを特定する情報のうちの少なくとも一方を記憶することが好ましい。換言すれば、放送エリア情報記憶部34は、TS単位で中継局および系列局を記憶することが好ましい。
TSを特定する情報(以下「TS情報」という場合がある)としては、たとえばNITに記載されているnetwork_id、original_network_id、TS_IDの組を用いる。たとえば図7に示す受信エリアテーブルには、受信できる可能性のあるTSの名称であるTS名61と、TS名61の列に記載された各TSを放送している物理チャンネル62と、そのTSを受信可能な受信エリアである放送エリア63と、そのTSに対する中継局および系列局、すなわち同じTSを送出している中継局および系列局のTS情報とが記載されている。図7では、中継局のTS情報として、MFNの中継局が送出するTSを特定する情報が、MFN TS64の列に記載されている。また系列局のTS情報は、系列局TS65の列に記載されている。
図7において、TS名61、MFN TS64および系列局TS65の各列には、文字列「TS」と番号とを組合わせた文字列「TSXX」が記載されている。「TSXX」のうち、「XX」の部分は、番号を表す。TS名61、MFN TS64および系列局TS65の各列に記載される「TSXX」は、具体的には、前述のnetwork_id、original_network_id、TS_IDの組のようなTS情報を格納している。
視聴中の番組が受信不可になった場合には、現在位置で受信可能な中継局および系列局のTSを、図7に示す受信エリアテーブルを参照して、TS名61の列に記載されたTSのTS情報の中から、現在視聴中のTSのTS情報を検索する。現在視聴中のTSのTS情報を検出できた場合、図7に示すMFN TS64および系列局TS65を参照し、同一番組の放送を行っている可能性のあるTSのTS情報を取得する。この取得できたTS情報のTSに対して優先的にサーチを行うことで、異なるネットワークに移動した場合でも、短時間で中継局または系列局に選局を切り替えることができる。
このようにTS単位で中継局および系列局を記憶することによって、ネットワークを跨ぐ移動を行った場合でも、中継局または系列局を優先的に選局することができる。したがって、短時間で中継局または系列局を選局することができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
11 第1アンテナ、12 第1チューナ部、13 第1復調部、14 第1TSデマルチプレクス部、21 第2アンテナ、22 第2チューナ部、23 第2復調部、24 第2TSデマルチプレクス部、31 映像・音声デコード部、32 映像音声出力部、33 選局制御部、34 放送エリア情報記憶部、35 現在位置検出部、36 サーチ方式切替制御部。

Claims (6)

  1. 物理チャンネルを選局して、選局した物理チャンネルで放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号を復調してデコードする第1および第2の系統と、
    前記第1および第2の系統に対して、選局するべき物理チャンネルを指示する選局制御手段と、
    前記第1の系統と前記第2の系統とが同一の物理チャンネルを選局して、ダイバシティ処理によってデジタル放送信号を復調してデコードするダイバシティ動作モードと、前記第1の系統と前記第2の系統とが独立して、デジタル放送信号を個別に復調してデコードする独立受信動作モードとを切替えるように、前記選局制御手段に指示する切替制御手段と、
    現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、
    受信できる可能性のある放送サービスの放送局の物理チャンネルおよび放送エリア、ならびに前記放送局の中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方を含む放送エリア情報を記憶する放送エリア情報記憶手段とを備え、
    前記切替制御手段は、
    前記現在位置取得手段で取得される現在位置情報と、前記放送エリア情報記憶手段に記憶される放送エリア情報とに基づいて、前記現在位置情報で表される現在位置が、受信中の放送サービスの放送局の放送エリアとして前記放送エリア情報から取得される放送エリアの境界近傍である場合には前記ダイバシティ動作モードを選択し、前記現在位置情報で表される現在位置が、前記放送エリアの境界近傍でない場合には前記独立受信動作モードを選択するように、前記選局制御手段に指示することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記選局制御手段は、
    前記第1および第2の系統がダイバシティ動作モードで動作しているときには、受信中の放送サービスの受信状況が悪化した場合に、前記第1および第2の系統で受信中の放送サービスの放送局の中継局および系列局をサーチし、前記第1および第2の系統が独立受信動作モードで動作しているときには、前記第1および第2の系統のうち、一方の系統で、受信中の放送サービスのデジタル放送信号を復調してデコードするとともに、他方の系統で、前記受信中の放送サービスの放送局の中継局および系列局をサーチするように、前記第1および第2の系統に指示することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記切替制御手段は、
    前記現在位置情報で表される現在位置が、前記放送エリア情報から取得される受信中の放送サービスの放送局の放送エリアのうちの境界近傍エリアであって、前記放送局の中継局または系列局の放送エリアと重複しているエリアに位置するとき、前記独立受信動作モードで、前記第1および第2の系統のうち、一方の系統で、受信中の放送サービスのデジタル放送信号を復調してデコードするとともに、他方の系統で、前記受信中の放送サービスの放送局の中継局および系列局をサーチし、前記サーチによって前記中継局または系列局が検出できない場合に、前記ダイバシティ動作モードに切替えて、前記中継局および系列局のサーチを行うように、前記選局制御手段に指示することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記放送エリア情報記憶手段は、
    前記放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号に含まれる周波数リストに記載される送信所の所在地の郵便番号および送信電力に基づいて、前記放送エリアを推定して記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記放送エリア情報記憶手段は、
    前記放送局から放送される放送サービスのデジタル放送信号に含まれるネットワーク情報テーブルセクションに含まれるセルリスト(cell list)記述子およびセルリンク周波数(cell link frequency)記述子が更新されると、前記放送エリア情報を更新することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記放送エリア情報記憶手段は、
    前記放送局の中継局に関する情報および系列局に関する情報のうちの少なくとも一方として、前記中継局が送出するトランスポートストリームを特定する情報、および前記系列局が送出するトランスポートストリームを特定する情報のうちの少なくとも一方を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のデジタル放送受信装置。
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