JP2020061673A - 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法 - Google Patents

電子装置および地上波デジタル放送の受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020061673A
JP2020061673A JP2018192344A JP2018192344A JP2020061673A JP 2020061673 A JP2020061673 A JP 2020061673A JP 2018192344 A JP2018192344 A JP 2018192344A JP 2018192344 A JP2018192344 A JP 2018192344A JP 2020061673 A JP2020061673 A JP 2020061673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
broadcasting station
broadcasting
receiving
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018192344A
Other languages
English (en)
Inventor
純基 遠藤
Sumimoto Endo
純基 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2018192344A priority Critical patent/JP2020061673A/ja
Publication of JP2020061673A publication Critical patent/JP2020061673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】 地上波デジタル放送の受信感度が低下したときの他の放送局の探索時間を短縮可能な電子装置を提供する。【解決手段】 本発明の放送受信部40は、放送局からの地上波デジタル放送を受信するチューナ100a〜100dと、チューナにより受信された地上波デジタル放送の受信感度を検出する検出手段と、受信感度の低下が検出されたとき、他の中継局をサーチする中継局サーチ部と、中継局サーチ部のサーチ結果に基づきチャンネルの切替えを制御する切替え制御部と、切替え制御部によりチャンネルが切替えられたとき、チャンネルの切替えに関する切替え履歴情報を記憶する切替え履歴情報記憶部とを有し、中継局サーチ部は、切替え履歴情報に基づき中継局をサーチする。【選択図】 図2

Description

本発明は、地上波デジタルテレビ放送を受信する機能を備えた移動体の電子装置に関し、特に、受信感度が低下したときの他の放送局のサーチに関する。
車載装置には、ナビゲーション機能、オーディオ・ビジュアル機能、テレビ・ラジオ放送機能などが搭載され、車内エンターテイメントの充実が図られている。車載装置では、自動車の移動によって地上波デジタル放送の受信感度が変化する。このため、受信感度が低下した場合には、受信感度の良好な他の放送局を自動的にサーチする機能が搭載されている。例えば、特許文献1は、現在位置で継続視聴できる可能性の高いチャンネルを最初にサーチすることでチャンネルサーチ時間を短縮する放送受信装置を開示している。
特開2010−258651号公報
地上波デジタルテレビ放送では、親局の放送波が届かない区間をカバーする為、複数の中継局が設置されている。また、移動体における受信装置では、放送エリアを跨いで移動した際に中継局をサーチする機能が搭載されている。従来の中継局のサーチ方法では、現在受信している親局の放送信号から中継局の情報を抽出し、中継局候補の全ての周波数を選局し、その中から最も受信感度の良好の中継局へチャンネルを切替えている。
図7は、放送局A、B、C、Dと受信エリアRa、Rb、Rc、Rdを例示している。同図に示すように、自車Mが、放送局Aの受信エリアRaから放送局Dの受信エリアRdに移動したとする。自車Mの受信装置は、放送局Aの受信感度が低下したことに伴い中継局サーチを開始する。放送局Aのデジタルテレビ放送には、中継局に関する情報が含まれており、受信装置は、この中継局に関する情報を参照して中継局をサーチする。図の例では、放送局B、C、Dは、中継局候補であり、受信装置は、中継局候補B、C、Dを選局/受信し、その中から最も受信感度の良い中継局に受信を切替える。
上記したように、従来の受信装置は、受信感度が低下すると、これに応答して全ての中継局の周波数を選局/受信し、その中から最も受信感度の良い中継局に受信を切替えるため、中継局の数が多くなるほど、中継局サーチに要する時間が長くかかってしまう。また、自宅から勤務地などの決まったルート/エリアを行き来する場合には、中継局サーチの結果は常に同じになるため、結果的に切替える必要がない中継局を無駄にサーチしていることになり、その分だけ余計なサーチ時間がかかってしまうという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、地上波デジタル放送の受信感度が低下したときの他の放送局の探索時間を短縮可能な電子装置および受信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、移動体に搭載される、地上波デジタル放送の受信機能を備えるものであって、放送局から放送される地上波デジタル放送を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された地上波デジタル放送の受信感度を検出する検出手段と、前記検出手段により受信感度の低下が検出されたとき、前記受信手段を介して他の放送局を探索する探索手段と、前記探索手段の探索結果に基づき前記受信手段による放送局のチャンネルの切替えを制御する切替え制御手段と、前記切替え制御手段により前記受信手段による放送局のチャンネルが切替えられたとき、チャンネルの切替えに関する切替え履歴情報を記憶する記憶手段とを有し、前記探索手段は、前記切替え履歴情報に基づき他の放送局を探索する。
ある実施態様では、前記切替え履歴情報は、切替え元の放送局と切替え先の放送局との間の切替え頻度とを含み、前記探索手段は、現在受信している放送局に該当する切替え元の放送局についての切替え頻度の高い放送局から優先的に探索する。ある実施態様では、前記探索手段は、切替え頻度の高い放送局から優先的に探索したとき、1の放送局の受信感度が閾値以上である場合には、前記切替え制御手段は、前記探索手段に残りの放送局の探索を停止させ、前記受信手段に前記1の放送局を受信させる。ある実施態様では、前記探索手段は、地上波デジタルテレビ放送の中継局を探索する。ある実施態様では、前記切替え履歴情報は、切替え元の放送局と切替え先の放送局との間の切替え回数を含む。ある実施態様では、前記切替え履歴情報は、直近の一定の切替え回数における切替え元の放送局と切替え先の放送局との切替え頻度を含む。
本発明に係る地上波デジタル放送の受信方法は、受信している地上波デジタル放送の受信感度の低下が検出されたとき他の放送局を探索する探索手段と、探索結果に基づき放送局のチャンネルの切替えを制御する切替え制御手段とを備えた、移動体の電子装置におけるものであって、前記切替え制御手段により放送局のチャンネルの切替えが行われたとき、チャンネルの切替えに関する切替え履歴情報を記憶し、前記探索手段は、前記切替え履歴情報に基づき他の放送局を探索する。
ある実施態様では、前記探索手段は、切替え頻度の高い放送局から優先的に探索し、探索した放送局の受信感度が閾値以上である場合には、前記切替え制御手段は、前記探索手段に残りの放送局の探索を停止させ、前記閾値以上の放送局の受信に切替える。
本発明によれば、切替え履歴情報に基づき放送局の探索を行うようにしたので、切替えられる可能性の低い放送局の探索が省略され、その結果、放送局の探索効率が向上し、放送局の探索時間を短縮することができる。例えば、切替え頻度の高い放送局を優先的に探索することで、切替えられる可能性が低い切替え頻度の低い放送局の無駄なサーチを省略することができる。
本発明の実施例に係る車載装置の構成例を示す図である。 本発明の実施例に係る放送受信部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る中継局サーチプログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施例に係る切替え履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る放送受信部の中継局サーチの動作を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る切替え履歴情報の一例を示す図である。 複数の放送局/中継局候補を例示する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の電子装置は、自動車等の移動体上に固定的に搭載されるもの、ユーザーによって移動体に持ち込むことができるもの、あるいは移動体から着脱自在のもののいずれであってもよい。本発明の電子装置は、地上波デジタルテレビ放送を受信する機能を搭載するが、これ以外の機能として、例えば、ナビゲーション機能、オーディオデータおよびビデオデータを再生する機能、ラジオ放送を受信する機能、アプリケーションソフトウエアを実行する機能などを備えるものであってもよい。電子装置は、例えば、ノート型PC、タブレット型PC、パーソナルコンピュータ、車載装置、ナビゲーション装置、放送受信装置等であることができる。また、電子装置は、車内の通信バスあるいはそれと等価なバスに接続され、当該通信バスを介して車両に搭載された機器等の情報を取得する機能を備えることも可能である。以下の説明では、電子装置の一例として、移動体としての車両に搭載されたナビゲーション装置にデジタル放送受信機を備えた車載装置を例に説明する。
また、本実施形態の説明におけるデジタル放送受信機は、4つのチューナを含んで構成されているものを例に用いて説明を行うが、本発明はこれに限らず、放送局の探索機能を有するデジタル放送受信機の全てに適用可能であり、例えば、1つのチューナから構成されるデジタル放送受信機にも適用可能である。
図1は、本発明の実施例に係る車載装置10の全体構成を示すブロック図である。車載装置10は、例えば、入力部20、ナビゲーション部30、放送受信部40、記憶部50、音声出力部60、表示出力部70、および制御部80を含んで構成される。
入力部20は、ユーザーからの指示を受け取り、これを制御部80に提供する。ナビゲーション部30は、自車位置を検出し、検出された自車位置に基づき自車周辺道路を表示したり、目的地までの経路を探索し、その経路の案内を行う。ナビゲーション部30は、記憶部50から道路地図データを読み出したり、あるいは、車載装置10が通信機能を備えている場合には、外部サーバから道路地図データを取得する。
放送受信部40は、図2に示すように、アンテナ100a〜100d、チューナ102a〜102d、ダイバーシティ合成部104、誤り訂正部106、デマルチプレクサ部1108、音声デコーダ110、映像デコーダ112、データデコーダ114、音声選択部116、映像選択部118を含んで構成される。アンテナ100a〜100dは、地上波デジタル放送の電波(放送波)を受信し、これをチューナ102a〜102dへ提供する。チューナ102a〜102dは、入力部20からのユーザー入力または制御部80からの切替え制御信号Scに応じて、放送局またはチャンネルの周波数を選局し、その選局された放送局からの放送波を受信する。さらに、受信した信号を復調し、トランスポートストリーム信号(以下、TS)を生成し、これをダイバーシティ合成部104へ提供する。
ダイバーシティ合成部104は、各チューナからの信号を受け取り、ダイバーシティ合成されたTSを生成する。好ましくは、ダイバーシティ合成部104は、各チューナからの信号の位相を制御し、位相制御されたTSを合成する。また、ダイバーシティ合成部104は、位相制御の方法以外にも、例えば、最大電力の信号を選択する方法や、信号電力に比例した重みを付ける方法などを行うものであってもよい。
誤り訂正部106は、伝送中に生じる誤りを訂正し、デマルチプレクサ部108に出力する。この際、誤り率を示すBER(Bit Error Rate)を制御部80へ出力する。誤り率BERは、ダイバーシティ合成部104により合成されるチューナの数に応じたものであり、例えば、2つのチューナで現在視聴中の放送局を受信して、残り2つのチューナで代替局のサーチを行っている場合には、それぞれの2ダイバ合成の誤り率が出力される。
デマルチプレクサ部108は、多重化されているTSから音声ストリーム、映像ストリーム、およびデータストリームをそれぞれ分離し、音声ストリームを音声デコーダ部110、映像ストリームを映像デコーダ部112、データストリームをデータデコーダ部114にそれぞれ出力する。データストリームには、データ放送用の情報ストリームが含まれ、さらにそこには、NIT(Network Information Table)やEIT(Event Information Table)が含まれている。EITには、番組情報を識別するためのイベントID等が含まれており、このイベントIDはフルセグメントの番組とワンセグメントの番組が同一か否かを判定することに用いられる。NITには、受信している放送局と同一番組を放送している中継局や系列局の情報等を含んでいる。
音声デコーダ部110は、入力された音声ストリームをデコードする。この際、フルセグメント放送の番組とワンセグメント放送の番組の音声ストリームを分けてデコードして、音声選択部116へ出力する。映像デコーダ部112は、入力された映像ストリームをデコードする。この際、フルセグメント放送の番組とワンセグメント放送の番組の映像ストリームを分けてデコードして、映像選択部118へ出力する。データデコーダ部114は、データストリームをデコードし、その結果を制御部80へ出力する。
音声選択部116は、制御部80からの制御信号に応じて、フルセグメント放送の番組またはワンセグメント放送の番組の音声信号を選択する。つまり、受信感度が良好の場合はフルセグメント放送の番組の音声信号を選択し、受信感度が悪い場合は、ノイズ耐性のあるワンセグメント放送の番組の音声信号を選択する。映像選択部118も同様に、受信感度による制御部80からの制御信号に応じて、フルセグメント放送の番組またはワンセグメント放送の番組の音声信号を選択する。そして、音声選択部116および映像選択部118で選択された音声信号および映像信号は、音声出力部60および表示出力部70から出力される。
図1に戻り、記憶部50は、例えば、ナビゲーション部30が必要とする道路地図データや、制御部80が実行する各種プログラムデータを記憶する。道路地図データ等は、外部サーバから随時取得し、記憶部50へダウンロードされるようにしてもよい。さらに、記憶部50は、後述する履歴情報記憶部220より記憶された放送局の切替え履歴に関する切替え履歴情報を記憶する。
音声出力部60は、放送受信部40から提供される音声信号(テレビ音声)やナビゲーション部30から提供される音声信号(誘導案内音声)をD/A変換し、スピーカを介して音声出力する。表示出力部50は、放送受信部40から提供される映像信号(テレビ画像)やナビゲーション部30から提供される映像信号(地図画像)を動作に応じて、選択的にディスプレイに表示させる。
制御部80は、車載装置10の全体の動作を制御する。本実施形態では、制御部80は、中央処理装置、マイクロコンピュータ、またはマイクロプロセッサなどから構成され、記憶部50に格納されたプログラムを実行することで、ナビゲーション部30や放送受信部40の動作を制御する。本実施形態では、制御部80は、親局で受信している地上波デジタル放送の受信感度が低下したときに中継局をサーチする中継局サーチプログラム200を実行する。
図3は、本実施例に係る中継局サーチプログラムの機能的な構成を示すブロック図である。中継局サーチプログラム200は、受信感度検出部210と、切替え履歴情報記憶部220、中継局サーチ部230と、切替え制御部240とを備えて構成される。
受信感度検出部210は、現在の放送波の受信感度を検出する。ある実施態様では、受信感度の検出は、ダイバーシティ合成部104によりダイバ合成された信号の搬送波対雑音比(C/N値:Carrier to Noise Ratio値)を用いて行われる。この場合、C/N値が閾値を超えれば受信感度が良好であり、C/N値が閾値以下となれば受信感度の低下である。また、ある実施態様では、誤り訂正部106から出力される誤り率(BER)から受信感度を検出し、この場合、誤り率(BER)が閾値以上の場合は、受信感度の低下であり、誤り率(BER)が閾値未満の場合は、受信感度が良好である。また、ある実施態様では、誤り率(BER)からC/N値を算出し、この算出されたC/N値から受信感度を検出することも可能である。
また、放送受信部40の4つのチューナで受信を行っている場合は、4ダイバ合成された信号のC/N値と閾値を比較し受信感度を検出する。また、バックグラウンドサーチにより、例えば、2つのチューナで現在視聴中の放送波を受信し、残りの2つのチューナで代替局をサーチしている場合には、現在視聴中の放送波の受信に割り当てられた2ダイバ合成された信号のC/N値と、他の放送局のサーチに割り当てられた2ダイバ合成された信号のC/N値とのそれぞれが閾値比較され、それぞれの受信感度が検出される。
切替え履歴情報記憶部220は、中継局サーチ部230のサーチ結果に基づき中継局への切替えが行われた場合、切替え元チャンネルと切替え先チャンネルとの関係および切替え回数とを含む切替え履歴情報を記憶する。例えば、現在受信中の放送局のチャンネルがU21であり、その受信感度が低下したことにより他の中継局のチャンネルU18へ受信が切替えられたとき、その切替え回数「1」がカウントされ、これが加算される。図4に、切替え履歴情報の一例を示す。例えば、切替え元チャンネル「U21」から切替え先チャンネル「U18」への切替え回数は41回、切替え先チャンネル「U33」への切替え回数は2回、切替え先チャンネル「U35」への切替え回数は9回である。切替え履歴情報記憶部230は、中継局サーチにより中継局へのチャンネルの切替えが生じたとき更新される。また、必要に応じて、例えば、一定期間が経過したときに切替え履歴情報がリセットされるようにしてもよい。
中継局サーチ部230は、地上波デジタル放送の受信中に、受信感度検出部210により受信感度の低下が検出されると、現在受信中の放送局の代替となる中継局をサーチする。従来の中継局サーチは、現在受信しているテレビ放送のデータストリームのNITから抽出された全ての中継局の周波数をチューナに選局させ、受信させていたが、本実施例では、中継局サーチ部230は、切替え履歴情報に基づき切替え頻度の高い中継局から順にチューナにチャンネル(周波数)選局させ、受信させる点で、従来の方法と相違する。
中継局サーチ部230は、中継局サーチを実行するとき、現在受信中の放送局に一致する切替え元チャンネルを切替え履歴情報の中から検索し、当該切替え元チャンネルから切替え先チャンネルに切替えが行われた回数の最も多い順から優先して中継局の選局をチューナに実行させる。例えば、現在受信中の放送局のチャンネルが「U21」であるとき(図4を参照)、中継局候補となる放送局のチェンネルは、U18、U33、U35であり、チャンネルU18、U35、U33の順にチューナに選局させ、地上波テレビ放送を受信させる。但し、中継局サーチ部230は、必ずしも切替え履歴情報に含まれる全ての中継局を選局させるのではなく、中継局の受信感度が閾値以上となった時点で中継局の切替えが実行され、残りの中継局のサーチまたは選局を停止することに留意すべきである。また、中継局サーチ部230は、現在受信中の放送局に一致する切替え元チャンネルが切替え履歴情報に存在しない場合には、従来と同様に、NITから抽出された全ての中継局のサーチ/選局を行い、中継局へのチャンネルの切替えが行われたときに切替え履歴情報が作成され、記憶される。
切替え制御部240は、中継局サーチ部230による中継局のサーチ/選局が行われたとき、その受信感度が閾値以上であることが受信感度検出部210により検出されたならば、他の残りの中継局の選局/受信を待たずに当該中継局のチャンネルへの切替えを実行する。すなわち、切替え制御部240は、中継局サーチ部230にサーチを停止させ、切替え制御信号Scを介してチューナにチャンネルを切替えさせ、切替え履歴情報記憶部220に切替え履歴情報を更新させる。
次に、本実施例の放送受信部40の中継局サーチの動作を図5のフローを参照して説明する。車載装置10の放送受信部40により地上波デジタルテレビ放送が受信されているとき(S100)、受信感度検出部210により受信感度の低下が検出されると(S102)、中継局サーチ部230による中継局サーチが開始される(S104)。中継局サーチ部230は、上記したように、切替え履歴情報を参照し、現在受信中の放送局に一致する切替え元チャンネルを検索し、一致する切替え元チャンネルが見つかった場合には(S106)、切替え頻度の高い中継局から優先して選局を行う(S108)。受信した中継局の受信感度が閾値以上、つまり受信感度が良好であれば、他の残りの中継局の選局/受信を待たずに当該中継局への切替えを実行し(S112)、切替え履歴情報記憶部220の切替え履歴情報を更新する(S114)。
他方、現在受信中の放送局に一致する切替え元チャンネルが見つからなかった場合には(S106)、従来と同様の方法により中継局のサーチが行われる(S120)。すなわち、全ての中継局候補を選局し、その中で最も良好の受信感度の中継局にチャンネルを切替え(S112)、切替え履歴情報記憶部220の切替え履歴情報に新たに切替え元チャンネルと切替え先チャンネルとが追加される(S114)。
このように本実施例によれば、切替え履歴情報を参照し、切替え頻度の高い中継局から順に選局させ、受信感度が閾値を越えるようであれば、他の中継局の選局・受信を行うことなく当該中継局へチャンネルを切替えるようにしたので、切替えられる可能性の低い中継局のサーチを省略することで、効率的な中継局のサーチを行うことができ、中継局サーチに要する時間を短縮することができる。通勤や通学など日常的に利用する頻度が高いルートまたはエリアを走行する場合の中継局のサーチ結果は同じであり、言い換えれば、切替え回数が多い中継局である可能性が高く、それ故、中継局の無駄なサーチを無くすことができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。上記実施例では、切替え履歴情報は、どのチャンネル(周波数)からどのチャンネル(周波数)へ何回切替えたかを記憶したが、当該他の実施例では、切替え履歴情報は、チャンネル毎に、過去の一定回数の中継局サーチでどのチャンネルに切替えたかを記憶する。
図6は、本実施例の切替え履歴情報の一例であり、縦方向が切替え元チャンネル、横方向が過去10回の切替え先チャンネルを表している。例えば、切替え元チャンネル「U13」は、過去10回の中継局サーチにより、チャンネル「U15」に6回、「U21」に3回、「U48」に1回、切替えられている。この場合、中継局サーチ部230は、切替え頻度の高い順に、「U15」、「U21」、「U48」の順序でサーチを実行する。このように、本実施例によれば、直近の切替え頻度に応じた優先順位で中継局のサーチをすることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:受信装置 20:入力部
30:ナビゲーション部 40:放送受信部
50:記憶部 60:音声出力部
70:表示出力部 80:制御部
100a〜100d:アンテナ 102a〜102d:チューナ
104:ダイバーシティ合成部 106:誤り訂正部
108:デマルチプレクサ 110:音声デコーダ
112:映像デコーダ 114:データデコーダ
116:音声選択部 118:映像選択部

Claims (8)

  1. 移動体に搭載される、地上波デジタル放送の受信機能を備えた電子装置であって、
    放送局から放送される地上波デジタル放送を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された地上波デジタル放送の受信感度を検出する検出手段と、
    前記検出手段により受信感度の低下が検出されたとき、前記受信手段を介して他の放送局を探索する探索手段と、
    前記探索手段の探索結果に基づき前記受信手段による放送局のチャンネルの切替えを制御する切替え制御手段と、
    前記切替え制御手段により前記受信手段による放送局のチャンネルが切替えられたとき、チャンネルの切替えに関する切替え履歴情報を記憶する記憶手段とを有し、
    前記探索手段は、前記切替え履歴情報に基づき他の放送局を探索する、電子装置。
  2. 前記切替え履歴情報は、切替え元の放送局と切替え先の放送局との間の切替え頻度とを含み、
    前記探索手段は、現在受信している放送局に該当する切替え元の放送局についての切替え頻度の高い放送局から優先的に探索する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記探索手段は、切替え頻度の高い放送局から優先的に探索したとき、1の放送局の受信感度が閾値以上である場合には、前記切替え制御手段は、前記探索手段に残りの放送局の探索を停止させ、前記受信手段に前記1の放送局を受信させる、請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記探索手段は、地上波デジタルテレビ放送の中継局を探索する、請求項1ないし3いずれか1つに記載の電子装置。
  5. 前記切替え履歴情報は、切替え元の放送局と切替え先の放送局との間の切替え回数を含む、請求項1または2に記載の電子装置。
  6. 前記切替え履歴情報は、直近の一定の切替え回数における切替え元の放送局と切替え先の放送局との切替え頻度を含む、請求項1または2に記載の電子装置。
  7. 受信している地上波デジタル放送の受信感度の低下が検出されたとき他の放送局を探索する探索手段と、探索結果に基づき放送局のチャンネルの切替えを制御する切替え制御手段とを備えた、移動体の電子装置における地上波デジタル放送の受信方法であって、
    前記切替え制御手段により放送局のチャンネルの切替えが行われたとき、チャンネルの切替えに関する切替え履歴情報を記憶し、
    前記探索手段は、前記切替え履歴情報に基づき他の放送局を探索する、受信方法。
  8. 前記探索手段は、切替え頻度の高い放送局から優先的に探索し、探索した放送局の受信感度が閾値以上である場合には、前記切替え制御手段は、前記探索手段に残りの放送局の探索を停止させ、前記閾値以上の放送局の受信に切替える、請求項7に記載の受信方法。
JP2018192344A 2018-10-11 2018-10-11 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法 Pending JP2020061673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018192344A JP2020061673A (ja) 2018-10-11 2018-10-11 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018192344A JP2020061673A (ja) 2018-10-11 2018-10-11 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020061673A true JP2020061673A (ja) 2020-04-16

Family

ID=70219092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018192344A Pending JP2020061673A (ja) 2018-10-11 2018-10-11 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020061673A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010131637A1 (ja) * 2009-05-14 2010-11-18 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置
WO2014167986A1 (ja) * 2013-04-10 2014-10-16 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置及びその情報更新方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010131637A1 (ja) * 2009-05-14 2010-11-18 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置
WO2014167986A1 (ja) * 2013-04-10 2014-10-16 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置及びその情報更新方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8131235B2 (en) Radio receiver for hybrid broadcast systems
JP5748854B2 (ja) デジタル放送受信機
JP5400557B2 (ja) 受信装置
JP5144972B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP5021989B2 (ja) 放送受信装置及び受信方法
JP2020061673A (ja) 電子装置および地上波デジタル放送の受信方法
JP2013051506A (ja) デジタル放送受信装置
JP5826044B2 (ja) ディジタル放送受信装置、自動選局方法および自動選局プログラム
JP2000138871A (ja) テレビ受信装置
JP2008103811A (ja) デジタル放送受信装置、およびデジタル放送受信方法。
JP2008136069A (ja) オートチャンネル切替え方式
JP2010141420A (ja) デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信方法
JP2010028186A (ja) ダイバーシティ受信装置、およびダイバーシティ受信方法
JP2009188492A (ja) 移動体デジタル放送受信チューナ
JP5114084B2 (ja) 移動体放送受信端末および移動体放送受信方法
JP2008148197A (ja) 放送受信装置
JP2018182363A (ja) 放送受信装置および放送受信方法
JP2003037785A (ja) 移動体用受信装置及び放送信号の受信方法
JP5884011B2 (ja) 移動体用デジタル放送受信装置
JP2012205224A (ja) デジタル放送受信装置
JP2009060548A (ja) デジタル放送レシーバ、およびサービスサーチ方法
JP5372454B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP2022099408A (ja) 電子装置
JP5548097B2 (ja) 受信装置、および受信方法
JP5334684B2 (ja) 放送受信装置及び放送受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220727