JP2011077665A - データ処理装置、プログラム、及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信局を代替局に切り替える際にミュート期間を短くすることが可能なデータ処理装置を提供する。
【解決手段】データ処理装置は、第1設定データに応じた放送局の代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号を受信する受信機から出力される前記代替局を示す代替局データに基づいて、前記受信機が前記代替局の放送信号を受信するための第2設定データを算出する算出部と、前記第2設定データが算出されると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号から前記受信機で生成される音声信号がミュートされるよう前記受信機を制御する制御部と、前記音声信号がミュートされた後、前記第2設定データを前記第1設定データとして前記受信機に設定する設定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ処理装置、プログラム、及び受信装置に関する。
ラジオの放送信号に放送局や曲名等に関するデータを多重して配信するシステムが実用化されている。このようなシステムとしては、例えば、欧州におけるRDS(Radio Data System)や米国におけるRBDS(Radio Broadcasting Data System)が知られている。
例えば、RDSの場合、放送信号には同一の番組を放送している代替局の周波数を示す代替局データが重畳されている。そして、RDSの放送信号を受信するRDS受信装置では、例えば、代替局データに基づいて、所定期間ごとに、放送信号の受信局をユーザから指定された放送局から代替局に切り替えて代替局の受信レベルを検出し、受信局を元の放送局に戻して受信を続けることが行われる。また、RDS受信装置では、例えば、受信レベルが低下した場合に、受信局をユーザから指定された放送局から代替局に切り替えて代替局の受信レベルを検出し、受信レベルの高い代替局に受信局を自動的に切り替えることが行われる(例えば、特許文献1)。
このようなRDS受信装置では、受信局を代替局に切り替える際には、再生音の違和感を軽減するために、音声信号をミュートすることが一般的に行われる。そして、受信局を元に戻すか、受信レベルの高い代替局に切り替える際に、音声信号のミュートが解除される。
特開平10−163895号公報
ところで、放送信号の受信局は、例えば、マイコン等がRDS受信装置に設定する設定データに基づいて定められる。なお、ここで設定データは、例えは、RDS受信装置のフロントエンドに設けられたバンドパスフィルタの中心周波数や、放送信号をダウンコンバートするための発振器の発振周波数等を定めるためのデータである。このような設定データは放送局毎に異なるため、例えばマイコンのメモリに全ての放送局の設定データを記憶させようとすると、メモリの容量は大きくなる。このため、一般にマイコンは、ユーザの操作結果や代替局データに基づいて、受信局の設定データを逐次算出する。
しがしながら、例えば、受信局を代替局に切り替える際の音声信号がミュートされている間にマイコンが代替局の設定データを算出すると、設定データが算出される期間に応じてミュート期間が長くなるという問題がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、受信局を代替局に切り替える際にミュート期間を短くすることが可能なデータ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの側面に係るデータ処理装置は、第1設定データに応じた放送局の代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号を受信する受信機から出力される前記代替局を示す代替局データに基づいて、前記受信機が前記代替局の放送信号を受信するための第2設定データを算出する算出部と、前記第2設定データが算出されると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号から前記受信機で生成される音声信号がミュートされるよう前記受信機を制御する制御部と、前記音声信号がミュートされた後、前記第2設定データを前記第1設定データとして前記受信機に設定する設定部と、を備える。
受信局を代替局に切り替える際にミュート期間を短くすることが可能なデータ処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態であるRDS受信装置10の構成を示す図である。 同調回路30の構成を示す図である。 PLL34の構成を示す図である。 マイコン25が実現する機能ブロックを示す図である。 代替局の受信状況の確認処理の一例を示すフローチャートである。 代替局の受信強度を取得する処理の一例を示すフローチャートである。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本発明の一実施形態であるRDS受信装置10の構成を示す図である。RDS受信装置は、RDSの放送信号を受信して再生可能なラジオ受信装置であり、アンテナ20、チューナ21、パワーアンプ22、スピーカ23、RDS復調回路24、及びマイコン25を含んで構成される。また、本実施形態のRDS受信装置は、カーステレオ(不図示)に設けられていることとする。なお、チューナ21、RDS復調回路24が受信機に相当し、チューナ21、RDS復調回路24、及びマイコン25が受信装置に相当する。
チューナ21は、同調回路30、DAコンバータ(DAC)31、レジスタ32,35、ミキサ(MIX)33、PLL(Phase Locked Loop:位相同期回路)34、フィルタ40、IFアンプ41、検波回路42、マトリクス回路(MPX)43、Sメータ回路50、IFカウンタ51、クオリティセンサ回路(Qセンサ)52、及びバス53を含んで構成される。
同調回路30は、アンテナ20で受信する放送信号から所望の周波数の放送信号を抽出する。同調回路30は、図2に示すように、例えばインダクタ70、コンデンサ71、バラクタ72を含んで構成される。インダクタ70と、コンデンサ71及びバラクタ72とは、並列に接続されているため、同調回路30は、共振周波数fcでインピーダンスが最大となる共振回路となる。
ここで、インダクタ70のインダクタンスをL、コンデンサ71、バラクタ72の合成容量をCとすると、共振周波数fcは、1/(2π×(L×C)1/2)となる。また、バラクタ72は、カソードに印加されるDAC31の電圧Vtが高くなると、バラクタ72の容量は小さくなる。このため、電圧Vtが高くなると合成容量Cも小さくなり、共振周波数fcは高くなる。一方、電圧Vtが低くなると前述とは逆に、共振周波数fcは低くなる。
DAコンバータ(DAC)31は、レジスタ32に記憶される設定データD1(第1データ)に応じたアナログの電圧Vt(制御電圧)を生成する。レジスタ32は、マイコン25から出力されるデータを設定データD1として記憶する。設定データD1は、DAコンバータ31のいわゆるDAC値に相当する。また、同調回路30、DAコンバータ31、レジスタ32は、共振周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタに相当する。
ミキサ33は、同調回路30からの出力に対しPLL34の発振信号を乗算して、同調回路30の出力を所定の中間周波数fIF(例えば、10.7MHz)へとダウンコンバートする。
PLL34は、レジスタ35に記憶される設定データD2(第2データ)に基づいた発振周波数の発振信号を生成する。PLL34は、図3に示すように、電圧制御発振器(VCO)80、分周回路81、位相比較回路82、及びローパスフィルタ(LPF)83を含んで構成される。
VCO80は、例えば、LPF83の電圧Vaのレベルの上昇に応じて周波数の高くなる発振信号を生成する。
分周回路81は、設定データD2に基づいた分周比で発振信号を分周するプログラマブル分周回路である。なお、分周回路81の分周比をNとする。
位相比較回路82は、分周回路81からの分周信号の位相と、例えば水晶発振器(不図示)からのクロック信号の位相とを比較し、位相差に応じたパルス信号を生成する。
LPF83は、パルス信号の高周波成分を減衰させるとともに、PLL40における帰還ループの位相を補償する。
本実施形態の位相比較回路82は、分周信号の位相がクロック信号の位相より遅くなると、電圧Vaが上昇するようなパルス信号を生成する。電圧Vaが上昇すると、発振信号の周波数は高くなるため位相差は小さくなる。一方、位相比較回路82は、分周信号の位相がクロック信号の位相より速くなると、電圧Vaが低下するようなパルス信号を生成する。電圧Vaが低下すると、発振信号の周波数は低下するため位相差は小さくなる。このため、分周信号の位相と、クロック信号の位相とは一致することとなる。その結果、PLL34は、クロック信号の周波数と、分周回路81の分周比Nとに応じた周波数の発振信号を生成する。
レジスタ35は、マイコン25から出力されるデータを設定データD2として保持する。前述のように、設定データD2は、分周比Nを定めるための分周比データである。
フィルタ40は、ミキサ33でダウンコンバータされた信号から、希望する放送局のチャネルを抽出するためのフィルタである。フィルタ40は、中心周波数が中間周波数fIFであり、放送局のチャネルに応じた帯域が設定されたバンドパスフィルタである。なお、フィルタ40から出力される信号をIF信号とする。また、IF信号の中心周波数から57kHz±2kHz程度の帯域には、音声信号、RDS信号が含まる。
IFアンプ41はIF信号を増幅し、検波回路42は、増幅されたIF信号をFM検波し検波信号を出力する。マトリクス回路(MPX)43は、検波信号に基づいて音声信号を生成する。
Sメータ回路50は、IF信号に基づいて、所望のチャネルの受信電界強度に応じた信号SDCを出力する。信号SDCは、いわゆる、SメータDCであり、所望チャネルの受信電界強度が強くなると、信号SDCの電圧レベルは高くなる。
IFカウンタ51は、IF信号の周波数をカウントする周波数カウンタである。IF信号の周波数は、例えば隣接妨害があると変化する。このため、IFカウンタ51が所定期間にカウントするカウント値は、隣接妨害の有無等により変化する。
クオリティセンサ回路(Qセンサ)52は、例えばIF信号に基づいて、所望のチャネルの隣接妨害やマルチパス妨害等を検出する回路である。前述のように、IF信号における音声信号、RDS信号は、中間周波数fIFから57kHzまでの帯域に含まれる。このため、例えば、IF信号の中心から60kHz以上の帯域に含まれる信号成分は、隣接妨害や、マルチパス妨害等のノイズ成分である。したがって、特に図示しないが、例えば、クオリティセンサ回路52は、IF信号の高周波数成分(例えば、60kHz以上)を通過させるハイパスフィルタ(HPF)と、HPFの出力を整流検波して直流電圧とする検波回路とを含んで構成される。なお、ここでは、クオリティセンサ回路52の出力を信号Sとする。
バス53は、マイコン25で算出されるデータ等が出力される。
パワーアンプ(PA)22は、音声信号を増幅し、スピーカ23を駆動する。
RDS復調回路24(生成部)は、検波信号からRDSデータを復調する。RDS復調回路24は、検波信号に含まれるRDS信号を抽出するフィルタ(不図示)と、フィルタからの出力をスライスしてデジタル化するスライス回路(不図示)とを含んで構成される。なお、RDS復調回路24からの出力をRDSデータとする。また、RDSデータは、例えば、現在受信している放送内容を示すデータや、現在の受信局の代替局を示す代替局データを含む。
マイコン25は、RDS受信装置10の全体を統括制御する回路であり、ADコンバータ(ADC)60,61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、及びマイコンコア64を含んで構成される。例えば、マイコン25は、操作部(不図示)での受信局の選択操作等に基づいて、受信局を設定するためのDAC値、分周比データをチューナ21に出力する。また、マイコン25は、ユーザが指定している受信局の受信状態を検出し、各種処理を実行する。具体的には、例えば、マイコン25は、受信局の受信状況が悪化すると、代替局の受信状況を確認する処理(以下、代替局サーチと称する)を実行する。
ADコンバータ60は、入力される信号SDCの電圧レベルをデジタル値に変換する。ADコンバータ61は、入力される信号Sの電圧レベルをデジタル値に変換する。
ROM62は、マイコンコア64が実行するプログラムデータや、受信局に応じたDAC値や分周比データを算出する場合に用いられるデータを記憶する。受信局に応じたDAC値を算出する際のデータは、例えば、異なる3つのDAC値と、夫々のDAC値に応じて実際に測定された共振周波数fcとの関係を示す測定データである。また、分周比データを算出する際に用いられるデータは、例えば、クロック信号の周波数を示す周波数データである。なお、前述の測定データにおける異なる3つのDAC値に対応する共振周波数fcは、例えば、fc=87.5MHz、98.1MHz、108MHzであることとする。また、測定データは、インダクタ70等に製造バラツキ等があることから、チューナ21ごとに異なる。
RAM63には、マイコンコア64が各種処理を実行する際のデータが記憶される。また、マイコン25が起動されると、RAM63には前述の測定データや周波数データが記憶されることとする。
マイコンコア64は、ROM62に記憶されるプログラムデータを実行することにより各種機能を実現する。
図4は、マイコンコア64がプログラムを実行することにより、マイコン25に実現される機能ブロックの構成を示す図である。マイコン25は、生成部90、算出部91、制御部92、設定部93、判定部94、及び記憶部95を実現する。
生成部90は、所定の周期毎、または、ユーザが指定している放送局の受信状態が悪化すると、代替局サーチの開始を指示する指示信号を生成する。なお、受信状態の悪化は、例えば、信号SDCのレベルが所定より低下する場合、IFカウンタ51のカウント値が所定の値となる場合、信号Sの値が所定より高くなる場合等が相当する。つまり、指示信号は、代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると生成される。
算出部91は、操作部(不図示)での操作結果や、代替局データに基づいて、受信局を設定するためのDAC値、分周比データを算出する。
まず、算出部91が操作部(不図示)での操作結果に基づいて、受信局を設定するDAC値、分周比データを算出する場合について説明する。例えば、ユーザが操作部(不図示)を操作し、受信局を101MHzとする場合、算出部91は、操作結果と測定データとに基づいて、受信局のDAC値を算出する。具体的には、算出部91は、測定データのうち、共振周波数fc=98.1MHz、108MHzの夫々に対するDAC値を用いて、DAC値と共振周波数との1次関数を導出する。なお、1次関数を導出する際には、例えば線形近似が用いられる。その後、算出部91は、導出された1次関数に101MHzを代入することにより、101MHzに対するDAC値を算出する。また、算出部91は、101MHzと、周波数データとに基づいて101MHzに対する分周比データを算出する。具体的には、例えば、基準クロックの周波数がαMHzである場合、分周比データは101/αで算出される。このように、算出部91は、操作部(不図示)での操作結果に基づいて、受信局を設定するためのDAC値、分周比データを算出する。なお、算出されたDAC値及び分周比データは、算出部91により記憶部95に格納される。
つぎに、算出部91がRDSデータにおける代替局データに基づいて、代替局のDAC値、分周比データを算出する場合について説明する。ここで、代替局データは、例えば101MHzの様に代替局の周波数を示すデータである。このため、算出部91は、前述の場合と同様に、代替局のDAC値、分周比データを算出する。ただし、ある受信局に対する代替局は、一般に2以上存在する。このため、算出部91は、代替局データに含まれる代替局の周波数全てに対するDAC値、分周比データを算出する。なお、以下、代替局の数をi個として説明する。また、代替局に対するDAC値及び分周比データは、算出部91により記憶部95に格納される。
制御部92は、算出部91でi個の代替局のDAC値、分周比データが算出されるか、後述する判定部94からの指示に基づいて、音声信号をミュートすべく、パワーアンプ22を制御する。また、制御部92は、設定部93からの指示に基づいて、音声信号のミュートを解除すべくパワーアンプ22を制御する。
設定部93は、算出されたDAC値、分周比データをチューナに21に設定する。例えば、設定部93は、代替局サーチされる際に音声信号がミュートされると、算出されたi個の代替局のDAC値及び分周比データを順次チューナ21に設定する。具体的には、設定部93は、i個の代替局のうち、周波数が低い代替局に対するDAC値、分周比データを順次チューナ21に設定する。そして、設定部93は、代替局を設定する度に、チューナ21からの信号SDCのデジタル値を取得する。なお、設定部93は、ある代替局を受信する際には、代替局の分周比データ(第4データ)をレジスタ35に設定データD2として設定し、その後DAC値(第3データ)をレジスタ32に設定データD1として設定する。そして、設定部93は、例えば、i個の代替局のうちk個の代替局を設定すると、代替局から当初の受信局に変更すべく、当初の受信局に対するDAC値、分周比データをチューナ21に設定する。また、設定部93は、当初の受信局に対するDAC値、分周比データをチューナ21に設定すると、音声信号のミュートを解除するための指示を制御部92に出力する。
つまり、設定部93は、ミュートされる期間にk個の代替局の受信状況を確認する。なお、本実施形態では、ミュート期間がユーザの聴覚に影響を与えない期間内となるよう、k個は決定されている。なお、例えば、設定部93が設定すべき代替局の数がk個より少ない場合、設定部93は、設定すべき代替局を全て設定した後に当初の受信局を設定することとする。
判定部94は、設定部93がi個の代替局の全てに対する信号SDCのデジタル値を取得したか否かを判定する。そして、設定部93が、i個の代替局の全てに対する信号SDCのデジタル値を取得していない場合、制御部92に音声信号を再度ミュートさせ、設定部93に残りの代替局に対する信号SDCのデジタル値を取得させる。
記憶部95は、前述のDAC値及び分周比データを記憶する。記憶部95は、例えば、マイコン25に設けられたキャッシュメモリ等(不図示)である。
==RDS受信装置10の動作==
ここで、RDS受信装置10が代替局サーチをする際の動作について図5、図6を参照しつつ説明する。なお、ここでは、RDS受信装置10には、所定の受信局Aが設定されており、受信局Aの代替局は、例えば6個(i=6)であることとする。また、この際には、受信局AのDAC値、分周比データは、記憶部95に格納されている。さらに、設定部93が1回の代替局サーチにおいて取得する代替局の信号SDCのデジタル値の個数は、例えば3個(k=3)であることとする。また、以下、ユーザが指定している受信局の6つの代替局を代替局B,C,D,E,F,Gとし、代替局B,C,D,E,F,Gの順に周波数が高くなることとする。また、図5、図6のフローチャートの各処理の主体は、マイコン25が実現する各機能ブロックである。
まず、例えば、所定の受信局Aの受信状況が悪化し、信号SDCのレベルが所定より低下すると、生成部90は代替局サーチの開始を指示する指示信号を生成する(S100)。そして、算出部91は、RDSデータにおける代替局データに基づいて、代替局B〜Gの夫々に対するDAC値、分周比データを算出する(S101)。なお、算出された代替局B〜Gの夫々に対するDAC値、分周比データは、算出部91により記憶部95に格納される。
そして、代替局B〜GのDAC値、分周比データが算出されると、制御部92は、音声信号をミュートすべく、パワーアンプ22を制御する(S102)。そして、設定部93は、代替局B〜Dのうち、周波数の最も低い代替局Bの受信状況を確認する(S103)。ここで、前述の処理S103は、例えば、図6に示すような処理S200〜S202に相当する。具体的には、まず、設定部93は、記憶部95に格納された代替局Bの分周比データを取得し、レジスタ35に設定データD2として設定する(S200)。そして、設定部93は、記憶部95に格納された代替局BのDAC値を取得し、レジスタ32に設定データD1として設定する(S201)。この結果、RDS受信装置10では、代替局Bが受信局となる。その後、設定部93は、代替局Bの受信状況を確認すべく信号SDCのレベルのレベルを測定し、記憶部95に格納する(S202)。代替局Bの受信状況が確認されると、設定部93は、代替局C、Dの受信状況を続けて確認する(S104、S105)。なお、処理S104、S105では、処理S103と同様の処理(S200〜202)が実行されている。そして、代替局Dの受信状況が確認されると、設定部93は、当初の受信局Aの分周比データを記憶部95から取得し、レジスタ35に設定データD2として設定する(S106)。また、設定部93は、当初の受信局AのDAC値を記憶部95から取得し、レジスタ32に設定データD1として設定する(S107)。この結果、RDS受信装置10の受信局が、代替局Dから当初の受信局Aへと変更される。そして、設定部93は、音声信号のミュートを解除するための指示を制御部92に出力する。このため、制御部92は、音声信号のミュートを解除すべくパワーアンプ22を制御する(S107)。この結果、ユーザの操作結果に基づく受信局が再生されることとなる。また、判定部94は、6つの代替局の全てに対する信号SDCのデジタル値を取得したか否かを判定する(S106)。そして、判定部94が、3つの代替局E,F,Gに対する信号SDCのデジタル値を取得していないと判定するため(S108:NO)、制御部92に音声信号を再度ミュートさせる(S102)。なお、3つの代替局E,F,Gに対する信号SDCのデジタル値は、前述の処理S102〜S107と同様の処理が実行される。そして、全ての代替局B〜Gに対する信号SDCのデジタル値が取得されると判定されると(S108:YES)、一連の処理は終了する。この結果、マイコン25が前述の代替局サーチの処理の結果を用いることにより、例えば、RDS受信装置10を受信状況の良い代替局へと切り替えることができる。
以上、本実施形態のRDS受信装置10について説明した。前述したように、マイコン25では、受信局Aの代替局B〜Gを受信するためのデータ(DAC値、分周比データ)が、ミュートされる前に算出されている。したがって、例えば、ミュートしてから代替局B〜Gを受信するためのデータを算出する場合と比較すると、ミュート期間を短くすることができる。このため、代替局の受信状態に関する情報を取得する際に生じる再生音の違和感を軽減することができる。
また、マイコン25では、ミュートされる前にDAC値と、分周比データとの両方のデータを算出している。このため、例えば、何れか一方のみをミュートされる前に算出する場合と比較すると、よりミュート期間を短くできる。
また、PLL34は同調回路30と異なり帰還制御されている。このため、PLL34の発振信号が安定するまでの時間は、同調回路30のフィルタ特性が安定するまでの時間より長くなる。本実施形態では、マイコン25における設定部93は、受信局を代替局へと切り替える際に、まずレジスタ35に分周比データを設定した後、レジスタ32にDAC値を設定している。つまり、安定化するまでより時間のかかるPLL34の分周比データが、同調回路30のDAC値より先に設定されている。したがって、RDS受信装置10は、代替局に切り替える際に、時間的に速く代替局を受信可能となる。
また、例えばある代替局から他の代替局に切り替えた際に、両者の周波数の差が小さい程PLL34の発振周波数が安定するまでの時間は短くなる。マイコン25の設定部93は、例えば、代替局B,C,Dを設定する際、周波数の低い代替局Bから順に設定している。このため、例えば、代替局B,D,C等の順にPLL34を変化させる場合と比較すると、PLL34の発振周波数が安定するまでの時間は短くなる。この結果、RDS受信装置10は、複数の代替局に切り替える際に、時間的に速く代替局を受信可能となる。
また、ROM62には、図5に示すように、マイコン25に対し、代替局のDAC値及び分周比データを算出させ、音声信号をミュートさせ、代替局の受信状況を確認させるためのプログラムが格納されている。
また、チューナ21、RDS復調回路24、及ぶマイコン25を含むRDS受信装置10では、受信局Aの代替局B〜Gを受信するためのデータ(DAC値、分周比データ)が、ミュートされる前に算出されている。このため、RDS受信装置10は、代替局の受信状態に関する情報を取得する際に生じる再生音の違和感を軽減することができる。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
20 アンテナ
21 チューナ
22 パワーアンプ
23 スピーカ
24 RDS復調回路
25 マイコン
30 同調回路
31 DAコンバータ(DAC)
32,35 レジスタ
33 ミキサ(MIX)
34 位相同期回路(PLL)
40 フィルタ
41 IFアンプ
42 検波回路
43 マトリクス回路(MPX)
50 Sメータ回路
51 IFカウンタ
52 クオリティセンサ回路(Qセンサ)
53 バス
60,61 ADC
62 ROM
63 RAM
64 マイコンコア
70 インダクタ
71 コンデンサ
72 バラクタ
80 電圧制御発振回路(VCO)
81 分周回路
82 位相比較回路
83 ローパスフィルタ(LPF)
90 生成部
91 算出部
92 制御部
93 設定部
94 判定部
95 記憶部

Claims (6)

  1. 第1設定データに応じた放送局の代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号を受信する受信機から出力される前記代替局を示す代替局データに基づいて、前記受信機が前記代替局の放送信号を受信するための第2設定データを算出する算出部と、
    前記第2設定データが算出されると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号から前記受信機で生成される音声信号がミュートされるよう前記受信機を制御する制御部と、
    前記音声信号がミュートされた後、前記第2設定データを前記第1設定データとして前記受信機に設定する設定部と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置であって、
    前記第1設定データは、
    前記受信機のアンテナで受信される放送信号の帯域を制限するバンドパスフィルタに設定され、前記バンドパスフィルタの中心周波数を定める第1データと、
    前記バンドパスフィルタから出力される出力信号の周波数を変換するための発振信号を生成する発振回路に設定され、前記発振信号の周波数を定める第2データと、
    を含み、
    前記算出部は、
    前記条件が成立すると、前記代替局データに基づいて、前記中心周波数を前記代替局の放送信号の周波数とするための第3データと、前記出力信号の周波数を前記出力信号の周波数より低い所定の周波数へと変換するための第4データとを、前記第2設定データとして算出し、
    前記設定部は、
    前記音声信号がミュートされた後、前記第3データを前記第1データとして前記バンドパスフィルタに設定し、前記第4データを前記第2データとして前記発振回路に設定すること、
    を特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項2に記載のデータ処理装置であって、
    前記バンドパスフィルタは、
    前記第1データに応じた制御電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記アンテナで受信される放送信号の帯域を制限するとともに、前記制御電圧に応じて前記中心周波数を変化させる同調回路と、
    を含み、
    前記発振回路は、
    設定される前記第2データに応じた分周比で前記発振信号を分周した分周信号の位相を、所定の周波数の基準信号の位相に一致させて前記第2データに応じた周波数の前記発振信号を出力する位相同期回路であり、
    前記設定部は、
    前記音声信号がミュートされると、前記第4データを前記第2データとして前記位相同期回路に設定した後、前記第3データを前記第1データとして前記電圧生成回路に設定すること、
    を特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項3に記載のデータ処理装置であって、
    前記算出部は、
    前記代替局データが複数の前記代替局を示すデータである場合、前記条件が成立すると、前記代替局データに基づいて、前記複数の前記代替局の夫々に対応する前記第3及び前記第4データを算出し、
    前記設定部は、
    前記音声信号がミュートされると、前記複数の前記代替局の周波数の高い順または低い順に、前記複数の前記代替局の夫々に対応する前記第3及び前記第4データを、前記電圧生成回路及び前記位相同期回路の夫々に設定すること、
    を特徴とするデータ処理装置。
  5. マイクロコンピュータに、
    第1設定データに応じた放送局の代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号を受信する受信機から出力される前記代替局を示す代替局データに基づいて、前記受信機が前記代替局の放送信号を受信するための第2設定データを算出する手順と、
    前記第2設定データが算出されると、前記第1設定データに応じた放送局の放送信号から前記受信機で生成される音声信号がミュートされるよう前記受信機を制御する手順と、
    前記音声信号がミュートされた後、前記第2設定データを前記第1設定データとして前記受信機に設定する手順と、
    を実現させるためのプログラム。
  6. 第1設定データに応じた放送局の放送信号を受信して音声信号を生成するチューナと、
    前記第1設定データに応じた放送局の放送信号に基づいて、前記第1設定データに応じた放送局の代替局を示す代替局データを生成する生成部と、
    前記第1設定データに応じた放送局の代替局の受信状況を確認するための条件が成立すると、前記代替局データに基づいて、前記チューナが前記代替局の放送信号を受信するための第2設定データを算出する算出部と、
    前記第2設定データが算出されると、前記音声信号がミュートされるよう前記チューナを制御する制御部と、
    前記音声信号がミュートされた後、前記第2設定データを前記第1設定データとして前記チューナに設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
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