JP2009177579A - 受信機およびこれに用いる半導体集積回路 - Google Patents

受信機およびこれに用いる半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】1つの受信バンドから他の受信バンドに切り替える際に再度トラッキングを行うことなく、当該他の受信バンドでも簡単に同調がとれるようにする。
【解決手段】FMラジオバンドに関しては、コンデンサC1〜Cmを切り替えながら同調点をトラッキングして、同調点が得られたときのコンデンサを特定する。一方、ウェザーバンドに関しては、同調容量の論理値とトラッキングにより特定されたコンデンサの容量値とから容量値のバラツキ度合いを求め、ウェザーバンドの同調容量の論理値に対して上述のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。これにより、ウェザーバンドでの同調が、FMラジオバンドでのトラッキングで求めたバラツキ度合いに基づくコンデンサの選択によって行われるようにして、ウェザーバンドで再度トラッキングを行わなくても済むようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信機およびこれに用いる半導体集積回路に関し、特に、コンデンサおよびコイルを備えたLC共振回路より成る同調回路を有する受信機およびこれに用いる半導体集積回路に関するものである。
ラジオやテレビなどに代表される受信機では、目的周波数帯域の信号だけを良好に受信し、目的周波数帯域以外の信号から妨害を受けないようにするために、フィルタを使って不要な周波数成分を除去する必要がある。そのための受信帯域選択フィルタの最も簡単なものとして、同調回路(LC共振回路)が用いられることがある。この同調回路の中には、コイルと容量値の異なる複数のコンデンサとを並列に接続し、スイッチの切り替えにより何れかのコンデンサを選択的にコイルに接続することにより、選択するコンデンサの容量値に応じて同調周波数を可変にできるように成されたものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−37480号公報
ところで、受信機の中には、複数バンドの放送波を受信可能に成されたものが存在する。例えばラジオ受信機の場合、FMラジオ放送のFMラジオバンドと、テレビ放送(の音声)のFMテレビバンドとに対応したものがある。また、同じFM方式で変調された放送波としてFMラジオバンドおよびウェザーバンドの放送波を受信できるように成されたラジオ受信機も存在する。
一般に、FMラジオバンドとFMテレビバンドには、異なる周波数帯域が割り当てられている。例えば、日本のFMラジオバンド(VHF)の場合、周波数割当は76〜90MHzであり、1チャンネル当たりの占有帯域幅は100kHzである。また、日本のTV_1ch−3chバンドの場合、周波数割当は90〜108MHzである。また、米国のFMラジオバンド(VHF)の場合、周波数割当は88.1〜107.9MHzであり、1チャンネル当たりの占有帯域幅は200kHzである。また、米国のウェザーバンドは周波数割当が162.4〜162.55MHzであり、1チャンネル当たりの占有帯域幅は25kHzとなっている。
この例のように、1つの受信バンド内では周波数割当が等間隔で連続しているが、異なる複数のバンド間では周波数割当が不連続になっている。例えば、米国のFMラジオバンド1つを見れば、その周波数割当は88.1〜107.9MHzの範囲内で200kHzステップの等間隔で連続している。これに対して、ウェザーバンドの周波数割当は162.4〜162.55MHzで、FMラジオバンドからは200kHzよりも大きく離れていて周波数割当が不連続となっている。この不連続性があるために、複数バンドの放送波を受信可能に成されたラジオ受信機の場合、各々のバンド毎に同調回路を設けるのが普通であった。
しかしながら、複数の受信バンド毎に同調回路(LC共振回路)を設けた場合、コイルもコンデンサもそれぞれ複数の受信バンド毎に用意しなければならないので、回路規模が大きくなってしまう。特に、特許文献1にも記載されているようにコイルは半導体チップの外付け部品となるが、この外付け部品点数が多くなってしまう。そこで、1つの同調回路を複数の受信バンドで共通に用いるようにすることが望まれる。
図6は、1つの同調回路を複数の受信バンドで共用する場合におけるラジオ受信機の一部構成例を示す図である。図6において、同調回路102は、アンテナ101で受信した広帯域の高周波信号(RF信号)から目的の周波数帯域に同調したRF信号を抽出して出力する。LNA(Low Noise Amplifier)103は、同調回路102より出力されるRF信号を増幅して出力する。ミキサ104は、LNA103より出力されるRF信号と、図示しない局部発振回路から供給される局部発振信号とを混合し、周波数変換を行って中間周波信号(IF信号)を生成して出力する。
同調回路102は、半導体チップの外部に接続されたコイルLと、半導体チップの内部においてコイルLに対して並列に接続された複数のコンデンサC1,C2,・・・,Cn−1,Cnから成る容量アレイとを備えている。複数のコンデンサC1〜Cnは、容量値がそれぞれ異なっている。そして、各々のコンデンサC1〜Cnに対してスイッチSW1〜SWnが直列に設けられていて、何れか1つのスイッチをオンとすることにより、コイルLに並列接続されるコンデンサの容量値を可変とし、ひいては同調周波数を調整できるように構成されている。
例えば、米国のFMラジオバンドとウェザーバンドとに対応したラジオ受信機の場合、n−1個のコンデンサC1〜Cn−1に対してFMラジオバンド(88.1〜107.9MHz)のn−1チャンネルを割り当て、残り1個のコンデンサCnに対してウェザーバンド(例えば、162.5MHz)の1チャンネルを割り当てる。すなわち、FMラジオバンドの同調周波数に合うように各コンデンサC1〜Cn−1の容量値を設定するとともに、ウェザーバンドの同調周波数に合うようにコンデンサCnの容量値を設定しておく。
そして、FMラジオバンドが選択されているときは、そのバンド内における選択チャンネルに応じてn−1個のコンデンサC1〜Cn−1の中から何れか1つをオンとする。また、ウェザーバンドが選択されているときは、n番目のコンデンサCnをオンとする。このようにすることにより、1つの同調回路102でFMラジオバンドとウェザーバンドとに対応した同調動作を行うことができる。
しかしながら、コンデンサC1〜Cnが内蔵される半導体チップ上では、製造プロセス変動およびパッド容量や浮遊容量などの影響により、容量値のバラツキが生じる。そのため、f=1/{2π√(LC)}という数式から求められる論理通りの容量値のコンデンサを選択しても、FMラジオバンドやウェザーバンドにおいて所要の同調点が得られるとは限らない。例えば、コイルLのインダクタンスが220[nH]の場合、FMラジオバンドの88.1MHzで同調をとりたいときに必要な同調容量は、上述の式から求まる論理値だと14.9[pF]となる。しかし、容量値のバラツキがあると、14.9[pF]のコンデンサを選択しても88.1MHzで同調点を得ることができない。
このため、実際に同調回路102の容量アレイを構成するときには、±15%程度の容量値のバラツキを考慮して、実際のチャンネル数より多くのコンデンサC1,C2,・・・,Cm(n<m)を設ける必要がある。すなわち、FMラジオバンドのn−1チャンネル分より多くのコンデンサに対して、88.1〜107.9MHzに対応する論理的な容量値と±15%のバラツキを考慮したマージン分の容量値とを割り当てる必要がある。同様に、ウェザーバンドの1チャンネル分より多くのコンデンサに対して、162.5MHzに対応する論理的な容量値と±15%のバラツキを考慮したマージン分の容量値とを割り当てる必要がある。
実際にラジオ受信機を使用するときは、例えばラジオ受信機の電源投入時に、FMラジオバンドの88.1MHzでトラッキングを行い、同調点をキャリブレーションする。コンデンサの容量値にバラツキがなければ、このキャリブレーションによって、同調点を得るのに必要なコンデンサの容量値は論理値通りの14.9[pF]であると求まる。一方、容量値のバラツキが例えば−15%あったとすると、同調点を得るのに必要なコンデンサの容量値は16.7[pF]であると求まる。この求められたコンデンサの識別情報がRAM等に記憶されることにより、キャリブレーションが終了する。
キャリブレーションによって88.1MHzでの同調点が一度取れれば、FMラジオバンドの各チャンネルで同調をとるのに必要な容量値は把握できる。FMラジオバンドの周波数割当は200kHzステップの等間隔で連続して変化するからである。ところが、ウェザーバンドの周波数割当はFMラジオバンドの周波数割当に対して不連続となっているために、マージン分を含めた複数のコンデンサのどれを使用すればウェザーバンドで同調が取れるのかが、FMラジオバンドのトラッキング結果から一意には把握できない。そのため、FMラジオバンドからウェザーバンドに切り替えたときには、改めて162.5MHzで同調点のトラッキングを行う必要があり、その分だけ処理が煩雑になるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、複数バンドの放送波を受信可能な受信機において、1つの受信バンドで同調点のトラッキングが一度行われたら、当該1つの受信バンドから他の受信バンドに切り替える際に再度トラッキングを行うという煩雑な処理を行うことなく、当該他の受信バンドでも簡単に同調がとれるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、受信可能な複数バンドのうち、一のバンドに関しては、可変容量回路のコンデンサを切り替えながら、ある受信周波数の同調点をトラッキングして、同調点が得られたときのコンデンサを特定する。一方、他のバンドに関しては、ある受信周波数での同調容量の論理値とトラッキングにより特定されたコンデンサの容量値とから容量値のバラツキ度合いを求めておき、他のバンド内で指定された受信周波数の同調容量の論理値に対して上述のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するように可変容量回路を制御する。
上記のように構成した本発明によれば、一のバンドで同調点のトラッキングが一度行われたら、他のバンドで指定された受信周波数への同調は、トラッキングにより求められた容量値のバラツキ度合いと同程度に容量値のバラツキ度合いを持つコンデンサを選択することによって行われることとなる。これにより、一のバンドから他のバンドに切り替える際に再度トラッキングを行うという煩雑な処理を行うことなく、当該他のバンドでも簡単に同調をとることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による受信機の構成例を示す図である。本実施形態の受信機は、複数バンドの放送波を受信可能な受信機である。以下では、米国のFMラジオバンド(88.1〜107.9MHz)とウェザーバンド(例えば、162.5MHz)とを受信可能な受信機を例に挙げて説明する。
図1において、同調回路2は、アンテナ1で受信した広帯域のRF信号から目的の周波数帯域に同調したRF信号を抽出して出力する。この同調回路2は、半導体チップの外部に接続されたコイルLと、半導体チップの内部においてコイルLに対して並列に接続された複数のコンデンサC1〜Cmから成る容量アレイとを備えている。図1に示す各構成のうち、アンテナ1およびコイルL以外は、例えばCMOSプロセスまたはBi−CMOSプロセスにより1つの半導体チップに集積化されている。
本実施形態において、コイルLのインダクタンスは220[nH]とする。また、複数のコンデンサC1〜Cmの容量値は、それぞれが異なる値となっている。そして、各々のコンデンサC1〜Cmに対してスイッチSW1〜SWmが直列に設けられていて、何れか1つのスイッチをオンとすることにより、コイルLに並列接続されるコンデンサの容量値を可変とし、ひいては同調周波数を切替可能に構成されている。複数のコンデンサC1〜Cmおよびこれらに直列接続された複数のスイッチSW1〜SWmにより本発明の可変容量回路が構成される。
本実施形態では、±15%程度の容量値のバラツキを考慮して、FMラジオバンドおよびウェザーバンドの両方とも、実際のチャンネル数より多くのコンデンサを設けている。すなわち、FMラジオバンドのチャンネル数より多くのコンデンサに対して、88.1〜107.9MHzの各受信チャンネルに対応する論理的な容量値と±15%のバラツキを考慮したマージン分の容量値とを割り当てている。同様に、ウェザーバンドのチャンネル数より多くのコンデンサに対して、162.5MHzに対応する論理的な容量値と±15%のバラツキを考慮したマージン分の容量値とを割り当てている。
より具体的には、FMラジオバンドに関しては、図2(a)に示すように、8.4[pF](受信周波数が107.9MHzである場合の論理的な同調容量値9.9[pF]に対して−15%のバラツキを有する値)〜17.1[pF](受信周波数が88.1MHzである場合の論理的な同調容量値14.9[pF]に対して+15%のバラツキを有する値)の容量値を複数のコンデンサに割り当てる。なお、ここでは周波数間隔を1MHzとしているが、これは説明上示した一例に過ぎない。
また、ウェザーバンドに関しては、図2(b)に示すように、3.8[pF](ウェザーバンドの受信周波数である162.5MHzの論理的な同調容量値4.4[pF]に対して−15%のバラツキを有する値)〜5.1[pF](162.5MHzの論理的な同調容量値4.4[pF]に対して+15%のバラツキを有する値)の容量値を複数のコンデンサに割り当てる。なお、ここで示した周波数間隔も、説明上示した一例に過ぎない。
FMラジオバンドの受信が選択されているときは、8.4〜17.1[pF]の容量値を持つ複数のコンデンサのうち、FMラジオバンド内で選択されたチャンネルに同調する容量値を持つ何れか1つをオンとする。また、ウェザーバンドの受信が選択されているときは、3.8〜5.1[pF] の容量値を持つ複数のコンデンサのうち、ウェザーバンドの受信チャンネルに同調する容量値を持つ何れか1つをオンとする。このようにすることにより、1つの同調回路2でFMラジオバンドとウェザーバンドとに対応した同調動作を行うことができる。なお、FMラジオバンドおよびウェザーバンドにおいてどのコンデンサを選択するかについては、詳細を後述する。
LNA3は、同調回路2より出力されるRF信号を低雑音で増幅してミキサ4に出力する。ミキサ4は、LNA3より出力されるRF信号と、図示しない局部発振回路から供給される局部発振信号とを混合し、周波数変換を行ってIF信号を生成してバンドパスフィルタ(BPF)5に出力する。
BPF5は、ミキサ4より供給されたIF信号に対して帯域制限を行い、希望波周波数のみが含まれる狭帯域のIF信号を抽出する。IFアンプ6は、BPF5より出力された狭帯域IF信号を増幅する。A/D変換回路7は、IFアンプ6より出力された狭帯域IF信号をアナログ−デジタル変換する。このようにしてデジタルデータとされた狭帯域のIF信号は、DSP10に入力される。
DSP10は、その機能構成として、復調部10a、レベル検出部10b、トラッキング部10cおよび制御部10dを備えている。復調部10aは、A/D変換回路7より入力された狭帯域デジタルIF信号をベースバンド信号に復調して出力する。レベル検出部10bは、A/D変換回路7より入力される狭帯域デジタルIF信号に基づいて、アンテナ1で受信されたRF信号に含まれる希望波周波数の受信電界強度(以下、希望波アンテナレベルVという)を検出する。
ここで、希望波アンテナレベルVは、次の(式1)に示す演算によって求めることができる。
=VIFN+GRF+GIF ・・・(式1)
ただし、
IFN:希望波のIFアンプ出力レベル
RF:RF段(LNA3)の利得
IF:IFアンプ6の利得
なお、A/D変換回路7からDSP10に入力されるIF信号は、希望波周波数のみが含まれる狭帯域のIF信号である。したがって、A/D変換回路7からDSP10に入力されるIF信号のレベルをレベル検出部10bが検出することにより、希望波のIFアンプ出力レベルVIFNは簡単に求めることができる。また、図示はしていないが、DSP10によるAGC(Automatic Gain Control)動作によってLNA3の利得GRFが調整されているため、RF段の利得GRFはDSP10が把握している。また、これも図示はしていないが、A/D変換回路7の最大入力を超えないようにDSP10によってIFアンプ6の利得GIFが調整されているため、IFアンプ6の利得GIFもDSP10が把握している。
トラッキング部10cは、FMラジオバンド(本発明の一のバンドに相当)で複数のコンデンサの選択を切り替えながら、当該FMラジオバンド内のある受信周波数(例えば、FMラジオバンド内で最も小さい受信周波数である88.1MHz)の同調点をトラッキングして、同調点が得られたときのコンデンサを特定する。88.1MHzでの同調点は、例えばコンデンサC1〜Cmの選択を容量値が大きい方から順に切り替えていったときにレベル検出部10bにより検出される希望波アンテナレベルVが最初に極大値となる点を言う。なお、希望波アンテナレベルVの代わりに、希望波のIFアンプ出力レベルVIFNが最初に極大値となる点を同調点として検出するようにしても良い。
ところで、受信周波数が88.1MHzで、コイルLのインダクタンスが220[nH]であるなら、論理的にコンデンサの同調容量は14.9[pF]となる。しかし、実際には半導体チップ上でコンデンサの容量値にバラツキがあるために、14.9[pF]の容量値を持つコンデンサを選択したときに88.1MHzの同調点が得られるとは限らない。すなわち、バラツキの大きさに応じて論理値からずれた容量値を持つコンデンサを選択したときに、88.1MHzの同調点が得られる。トラッキング部10cは、この同調点が得られたときに選択されていたコンデンサを特定する。
トラッキング部10cは、上述のように特定したコンデンサを識別するために必要な情報をトラッキング情報格納部8に格納する。例えば、トラッキング部10cは、コンデンサC1〜Cmのそれぞれに対してユニークに付与された識別情報を用いて、トラッキングにより特定したコンデンサの識別情報をトラッキング情報格納部8に格納する。なお、当該識別情報として、コンデンサC1〜Cmの容量値を用いても良い。
制御部10dは、例えばユーザにより指定された受信チャンネルに応じて、当該受信チャンネルに対応する周波数に同調するように同調回路2のスイッチSW1〜SWmを制御する。すなわち、制御部10dは、コンデンサC1〜Cmに接続されたスイッチSW1〜SWmの何れかをオンとするための制御信号を発生し、これによってスイッチSW1〜SWmを制御することにより、コイルLに対して並列接続するコンデンサの容量値を可変とし、同調周波数を調整する。
例えば、FMラジオバンド内の任意の受信チャンネルが指定された場合、制御部10dは、トラッキング情報格納部8に格納されている情報により特定されるコンデンサを周波数割当の基準(88.1MHz)として、それに対して指定チャンネルの受信周波数で同調するのに必要な容量値のコンデンサを選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。
ここで、FMラジオバンドの最小の受信周波数である88.1MHzを同調点とした場合に必要な容量値のコンデンサがトラッキングにより一度特定されたら、他の受信チャンネルで同調を得るのに必要な容量値のコンデンサは、一意に決まる。すなわち、FMラジオバンドの周波数割当は88.1〜107.9MHzの範囲内で200kHzステップの等間隔で連続している。このため、88.1MHzの最小受信チャンネルで同調をとるのに必要な容量値がトラッキングにより判明すれば、他の受信チャンネルで同調をとるのに必要な容量値は、当該最小受信チャンネルで同調をとるのに必要な容量値を基準として一意に特定できる。
例えば、88.1MHzを同調点とする場合の論理的な同調容量を持つコンデンサがi番目のコンデンサCiであるとし、トラッキングにより特定されたコンデンサがi+2番目のコンデンサCi+2であったとする。この場合、88.1MHz以外の他の受信チャンネルで同調を得るのに必要な容量値のコンデンサは、それぞれの受信チャンネルにおける論理的な同調容量を持つコンデンサよりも2つ後のコンデンサとなる。つまり、88.1〜107.9MHzの全体として2つ後ろ側にずれたコンデンサを選択すれば、所要の受信周波数で同調をとることができる。
なお、88.1MHz以外の他の受信チャンネルで同調を得るのに必要な容量値のコンデンサは、他の方法により一意に特定することも可能である。例えば、上述の例において、論理的な同調容量に相当するコンデンサCiの容量値と、トラッキングにより特定されたコンデンサCi+2の容量値とから容量値のバラツキ度合いを求める。例えば、同調容量の論理値とトラッキングにより特定された容量値との比率(Ci:Ci+2)をもとにバラツキ度合いを求める。そして、その容量値のバラツキ度合いが+5%であった場合、他の受信チャンネルで同調を得るのに必要な容量値も、それぞれの受信チャンネルにおける同調容量の論理値に対して+5%の容量値であると考えて、そのような容量値に最も近い容量値を有するコンデンサを他の受信チャンネルで同調を得るのに必要なコンデンサとして一意に特定する。
一方、ウェザーバンドの受信チャンネルが指定された場合、制御部10dは、FMラジオバンドで行ったようなトラッキングは行わない。その代わり、FMラジオバンドでのトラッキングにより特定されたコンデンサ(トラッキング情報格納部8に格納されている情報により示されるコンデンサ)の容量値と、そのトラッキングに使用した受信周波数(88.1MHz)での同調容量の論理値(14.9[pF])とから求められる容量値のバラツキ度合いに基づいて、コンデンサC1〜Cmの選択を行う。すなわち、制御部10dは、ウェザーバンドの受信周波数(162.5MHz)での同調容量の論理値(4.4[pF])から上述のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。
本実施形態では、トラッキングにより特定された容量値と同調容量の論理値との比率をもとにバラツキ度合いを求める。例えば、FMラジオバンドでのトラッキングで特定されたコンデンサの容量値が17.1[pF]であったとすると、同調容量の論理値は14.9[pF]であるから、容量値のバラツキは約+15%ということになる。
この場合に制御部10dは、ウェザーバンドの受信周波数(162.5MHz)での同調容量の論理値(4.4[pF])から約+15%のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサ、すなわち、5.1[pF]の容量値を持つコンデンサを選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。なお、計算されたバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサがない場合は、その容量値に最も近い容量値を持つコンデンサを選択する。
以下に、このような制御機能を実現するために制御部10dが持つ具体的な機能構成例を説明する。図3は、制御部10dの機能構成例を示すブロック図である。図3において、バラツキ度取得部11は、トラッキング部10cにより特定されたコンデンサ(トラッキング情報格納部8に格納されている情報により示されるコンデンサ)の容量値と、そのトラッキングに使用した受信周波数での同調容量の論理値とから、容量値のバラツキ度合いを求める。
対応情報生成部12は、バラツキ度取得部11により求められた容量値のバラツキ度合いに基づいて、ウェザーバンド内の受信周波数(162.5MHz)と、当該受信周波数での同調容量の論理値(4.4[pF])から上述のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサとを対応付けた対応情報を生成する。例えば、バラツキ度合いが+15%である場合、対応情報生成部12は、ウェザーバンドの受信周波数と、5.1[pF]の容量値を持つコンデンサとを対応付けた対応情報を生成する。
対応情報格納部13は、対応情報生成部12により生成された対応情報を格納する記憶領域である。なお、バラツキ度取得部11が容量値のバラツキ度合いを求めて対応情報生成部12が対応情報を生成し、生成した対応情報を対応情報格納部13に格納するまでの処理は、トラッキング部10cによりトラッキングが行われた時点で行っておくのが好ましい。
その後、例えばユーザによりウェザーバンドの受信が指定されたときに、コンデンサ選択部14は、対応情報格納部13に格納されている対応情報を参照して、指定されたウェザーバンドの受信周波数に対応付けられているコンデンサ(バラツキ度合いが+15%の例では5.1[pF]の容量値を持つコンデンサ)を選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、受信可能な複数バンドのうち、FMラジオバンドに関しては、可変容量回路のコンデンサC1〜Cmを切り替えながら88.1MHzの同調点をトラッキングして、同調点が得られたときのコンデンサを特定する。そして、特定したコンデンサを基準として、指定された受信チャンネルの周波数に同調するように可変容量回路のスイッチSW1〜SWmを制御する。一方、ウェザーバンドに関しては、88.1MHzでの同調容量の論理値とトラッキングにより特定されたコンデンサの容量値とから容量値のバラツキ度合いを求め、ウェザーバンドの同調容量の論理値に対して上述のバラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するように可変容量回路のスイッチSW1〜SWmを制御するようにしている。
このように構成した本実施形態の受信機によれば、FMラジオバンドで同調点のトラッキングが一度行われたら、ウェザーバンドでの受信周波数への同調は、トラッキングにより求められた容量値のバラツキ度合いと同程度に容量値のバラツキ度合いを持つコンデンサを選択することによって行われることとなる。これにより、FMラジオバンドからウェザーバンドに切り替える際に再度トラッキングを行うという煩雑な処理を行うことなく、当該ウェザーバンドでも簡単に同調をとることができる。
また、本実施形態では、FMラジオバンドでトラッキングが行われたときに、容量値のバラツキ度合いを求め、ウェザーバンドの受信周波数と選択すべき容量値のコンデンサとを対応付けた対応情報をあらかじめ生成して対応情報格納部13に格納しておくようにしている。これにより、FMラジオバンドからウェザーバンドに受信チャンネルが切り替えられたときに、コンデンサ選択部14は対応情報格納部13に格納されている対応情報を参照するだけで、適切なコンデンサを選択することができる。
なお、上記実施形態では、ウェザーバンドは162.5MHzの1チャンネル分としたが、162.4〜162.55MHzの7チャンネル分としても良い。この場合、対応情報生成部12が生成する対応情報は、ウェザーバンドの162.4〜162.55MHzに属する複数の受信周波数と、当該複数の受信周波数での同調容量の論理値からバラツキ度合いを考慮した容量値を持つコンデンサとをそれぞれ対応付けたテーブル情報となる。
また、上記実施形態では、トラッキングを行う一のバンドがFMラジオバンドで、他のバンドがウェザーバンドである場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、他のバンドがテレビの1ch−3chバンドなどであっても良い。この場合、テレビバンドはその周波数範囲内に複数の受信チャンネルを有している。したがって、対応情報生成部12が生成する対応情報は、テレビバンドの90〜108MHzに属する複数の受信周波数と、当該複数の受信周波数での同調容量の論理値からバラツキ度合いを考慮した容量値を持つコンデンサとをそれぞれ対応付けたテーブル情報となる。
また、上記実施形態では、制御部10dの機能構成として図3のような構成例を示したが、これに限定されない。例えば、制御部10dを図4のように構成しても良い。図4に示す例では、FMラジオバンドにおいてトラッキングが行われたときに行う処理は、トラッキングにより特定されたコンデンサを特定するために必要な情報をトラッキング情報格納部8に格納するところまでである。
図4において、バラツキ度取得部21は、FMラジオバンドからウェザーバンドに受信バンドが切り替えられたときに、トラッキング情報格納部8に格納されている情報により特定されるコンデンサの容量値と、88.1MHzの受信周波数での同調容量の論理値とから容量値のバラツキ度合いを求める。
続いて、コンデンサ選択部22は、バラツキ度取得部21により求められた容量値のバラツキ度合いに基づいて、ウェザーバンドの受信周波数で同調をとるのに必要な同調容量の論理値から当該バラツキ度合いと同程度の差を有する容量値を計算により求める。そして、求めた容量値に最も近い容量値を持つコンデンサを選択するようにスイッチSW1〜SWmを制御する。
また、上記実施形態では、コイルLのインダクタンスを固定値とし、コンデンサC1〜Cmの何れかを選択して容量値を可変とすることによって同調周波数を調整する同調回路2の例について説明したが、これに限定されない。例えば、ウェザーバンドのように受信周波数が高くなってくると、同調に必要なコンデンサの容量値は小さくなってくる。そうすると、パッド容量や浮遊容量の影響度が大きくなり、正確な同調を取りにくくなる。
そこで、コンデンサC1〜Cmの容量値に加えて、コイルLのインダクタンスも切り替えられるように構成しても良い。例えば、切替可能なインダクタンスの値として2種類L1,L2を用意する。ここで、L1>L2であり、L1は上記実施形態で述べたコイルLのインダクタンスと同じ値(220[nH])であるとする。そして、指定されている受信バンドに応じて、コイルLのインダクタンスをL1,L2のどちらかに切り替えるようにする。
具体的には、FMラジオバンドが指定されているときは、ウェザーバンドに比べて同調容量が大きいので、値が大きい方のインダクタンスL1となるように切り替える。一方、ウェザーバンドが指定されているときは、コイルLのインダクタンスがL1のままだと同調容量がかなり小さくなってしまうので、値が小さい方のインダクタンスL2となるように切り替える。
図5は、コイルLのインダクタンスを2段階で可変にするための構成例を示す図である。図5の例では、コイルLの巻線の途中に出力タップを設けている。そして、コイルLの一端に対して、FMラジオバンドでの同調に用いる複数のコンデンサC1〜Ck(k<m)を接続する。また、コイルLの途中の出力タップに対して、ウェザーバンドでの同調に用いる複数のコンデンサCk+1〜Cmを接続する。コイル全体のインダクタンスはL1であり、途中の出力タップまでのインダクタンスはL2である。
このようにすれば、f=1/{2π√(LC)}という関係から、値の小さいインダクタンスL2のもとで同調をとるのに必要な容量値は大きくなるので、インダクタンスL1のもとで同調をとる場合に比べて、コンデンサCk+1〜Cmの容量値を大きなものとすることができる。これにより、ウェザーバンドのように受信周波数が高い領域においても、パッド容量や浮遊容量の影響度が小さくなり、正確な同調を取りやすくすることができる。
また、上記実施形態では、アンテナ1で実際に受信された信号を用いてトラッキングを行っているが、これに限定されない。例えば、局部発振周波数に対して中間周波数(FMの場合は、10.7MHz)の分だけ差を有する基準周波数(ミキサ4がダウンコンバージョン方式の場合は、FL+10.7MHz)の基準信号を発生する信号発生器を設ける。そして、当該信号発生器で発生した基準信号を同調回路2に入力してトラッキングを行うようにしても良い。信号発生器が発生する基準信号は、トラッキングに必要な周波数成分のみが含まれている信号とすることができるので、ノイズ等の影響が少ない中で同調点の検出ができる点で好ましい。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、複数バンドの放送波を受信可能な受信機であって、コンデンサおよびコイルを備えたLC共振回路より成る同調回路を有する受信機に有用なものである。
本実施形態による受信機の構成例を示す図である。 バラツキを考慮したマージン分の容量値を含む複数のコンデンサの容量値を示す図である。 本実施形態による制御部の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による制御部の他の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による同調回路の他の構成例を示す図である。 従来の受信機の構成例を示す図である。
符号の説明
2,2’ 同調回路
8 トラッキング情報格納部
10 DSP
10c トラッキング部
10d 制御部
11 バラツキ度取得部
12 対応情報生成部
13 対応情報格納部
14 コンデンサ選択部
21 バラツキ度取得部
22 コンデンサ選択部
L コイル
C1〜Cm コンデンサ
SW1〜SWm スイッチ

Claims (4)

  1. 複数バンドの放送波を受信可能な受信機であって、
    半導体チップに内蔵した複数のコンデンサの何れかを選択することによって同調周波数を切替可能に成された可変容量回路であって、上記複数バンドのそれぞれ毎に、受信周波数から求まる論理的な容量値のコンデンサに加えてマージン分の容量値を持ったコンデンサを含めて実際の受信チャンネル数より多くのコンデンサを設けた可変容量回路、および上記可変容量回路のコンデンサに対して並列に接続されたコイルを有する同調回路と、
    上記複数バンドのうち一のバンドで上記複数のコンデンサの選択を切り替えながら、上記一のバンド内のある受信周波数の同調点をトラッキングして上記同調点が得られたときのコンデンサを特定するトラッキング部と、
    上記複数バンドのうち上記一のバンド以外の他のバンドにおいて受信周波数が指定された場合、上記トラッキング部により特定されたコンデンサの容量値と上記ある受信周波数での同調容量の論理値とから求められる容量値のバラツキ度合いに基づいて、上記指定された受信周波数での同調容量の論理値から上記バラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するように上記可変容量回路を制御する制御部とを備えたことを特徴とする受信機。
  2. 上記制御部は、上記トラッキング部により特定されたコンデンサの容量値と上記ある受信周波数での同調容量の論理値とから容量値のバラツキ度合いを求めるバラツキ度取得部と、
    上記バラツキ度取得部により求められた容量値のバラツキ度合いに基づいて、上記他のバンド内の受信周波数と、当該他のバンド内の受信周波数での同調容量の論理値から上記バラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサとを対応付けた対応情報を生成する対応情報生成部と、
    上記対応情報生成部により生成された対応情報を格納する対応情報格納部と、
    上記他のバンドにおいて受信周波数が指定されたときに、上記対応情報格納部に格納されている対応情報を参照して、上記指定された受信周波数に対応付けられているコンデンサを選択するように制御するコンデンサ選択部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 上記トラッキング部により特定されたコンデンサを特定するために必要な情報を格納するトラッキング情報格納部を更に備え、
    上記制御部は、上記他のバンドにおいて受信周波数が指定されたときに、上記トラッキング情報格納部に格納された情報により特定されるコンデンサの容量値と上記ある受信周波数での同調容量の論理値とから容量値のバラツキ度合いを求めるバラツキ度取得部と、
    上記バラツキ度取得部により求められた容量値のバラツキ度合いに基づいて、上記指定された受信周波数での同調容量の論理値から上記バラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するように制御するコンデンサ選択部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  4. 複数バンドの放送波を受信可能な受信機に用いる半導体集積回路であって、
    コイルに対して並列に接続された複数のコンデンサの何れかを選択することによって同調周波数を切替可能に成された可変容量回路であって、上記複数バンドのそれぞれ毎に、受信周波数から求まる論理的な容量値のコンデンサに加えてマージン分の容量値を持ったコンデンサを含めて実際の受信チャンネル数より多くのコンデンサを設けた可変容量回路と、
    上記可変容量回路を制御する制御回路であって、トラッキング部および制御部を機能として有する制御回路とを備え、
    上記トラッキング部は、上記複数バンドのうち一のバンドで上記複数のコンデンサの選択を切り替えながら、上記一のバンド内のある受信周波数の同調点をトラッキングして上記同調点が得られたときのコンデンサを特定し、
    上記制御部は、上記複数バンドのうち上記一のバンド以外の他のバンドにおいて受信周波数が指定された場合、上記トラッキング部により特定されたコンデンサの容量値と上記ある受信周波数での同調容量の論理値とから求められる容量値のバラツキ度合いに基づいて、上記指定された受信周波数での同調容量の論理値から上記バラツキ度合いと同程度の差を有する容量値のコンデンサを選択するように上記可変容量回路を制御することを特徴とする半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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