JP6079262B2 - 移動体用放送波受信装置 - Google Patents

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本発明は、移動体に搭載され、放送波を受信する移動体用放送波受信装置に関する。
移動体に搭載された放送受信装置(移動体用放送波受信装置)では、移動体の移動に伴って、受信中の放送局の放送波到達エリアから外れてしまう場合がある。このような場合、従来は手動でユーザが受信周波数を変更するなどして放送の視聴を継続していた。また、たとえば下記特許文献1では、車両のナビゲーション装置に備えられた放送波受信機能に関する技術であり、車両の走行により受信できる放送局が変わる場合であっても、放送を受信する放送局を予約することができるナビゲーションシステムが開示されている。より詳細には、ユーザが放送の受信を開始する開始時刻を指定すると、車両が推奨経路にしたがって走行している場合に指定された時刻に受信可能な放送局の放送局ボタンが表示される。ユーザは、指定した開始時刻に受信を開始する放送局を選択することにより、予約の設定をおこなう。
特開2009−253587号公報
上述した従来技術を用いて同一放送の視聴を継続するには、移動体の移動経路が特定されている必要があり、移動経路を特定しないで移動をおこなう場合には適用できないという問題点がある。また、上述した従来技術では、移動体の移動経路が特定されている場合でも、実際の道路状況によっては設定した放送局の受信可能領域から外れる可能性があり、このような場合は放送を受信することができないという問題点がある。さらに、上述した従来技術では、走行中の特定の時刻において視聴する放送をあらかじめ特定する必要がある。放送を視聴する際、ユーザは放送内容が好みに合うかによって視聴する放送局を頻繁に切り替える場合があり(いわゆるザッピング)、このような視聴形態には適用できないという問題点がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、移動体に搭載された放送受信装置において、同一内容の放送の視聴を容易に継続可能とすることを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる移動体用放送波受信装置は、移動体に搭載される移動体用放送波受信装置であって、所定周波数の放送波を受信する受信手段と、同一内容の放送波を送信する複数の放送局の各々の放送周波数情報と、各々の放送局の放送波到達エリア情報とを記憶する記憶手段と、前記移動体の現在位置情報を取得する位置取得手段と、前記移動体の現在位置と、前記放送波の送信放送局の放送波到達エリアとに基づいて、前記受信手段による受信周波数を切り替える周波数切替手段と、を備え、前記周波数切替手段は、前記移動体の現在位置情報の変化に基づいて前記移動体の移動方向を予測し、予測した前記移動体の移動方向上の所定距離以内に前記受信手段で受信中の放送波を送信する放送局の放送波到達エリアの端部がある場合には、前記受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ前記移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局に前記受信周波数を切り替え、前記移動体が前記放送波到達エリアの前記端部と並行して移動している場合には前記端部まで前記所定距離以内となっても放送局の切り替えをおこなわない、ことを特徴とする。
請求項2の発明にかかる移動体用放送波受信装置は、前記受信手段は、複数の放送波を同時に受信可能であり、前記周波数切替手段は、前記他の放送局から送信される前記放送波の受信強度が所定値以上の場合に前記受信周波数を前記他の放送局に切り替えることを特徴とする。
請求項の発明にかかる移動体用放送波受信装置は、前記周波数切替手段は、前記受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ前記移動体の現在位置が前記放送波到達エリア内の他の放送局がない場合、前記受信中の放送波と異なる内容の放送波を送信し、かつ前記放送波の受信強度が所定値以上の他の放送局に前記受信周波数を切り替えることを特徴とする。
発明によれば、移動体の現在位置と、放送波の送信放送局の放送波到達エリアとに基づいて、受信手段による受信周波数を切り替えるので、移動体の移動により受信中の放送局の放送波到達エリアから外れる場合であっても、自動的に受信周波数を切り替えて放送波の受信を継続することができる。また、受信中の放送波を送信する放送局の放送波到達エリアの端部から移動体の現在位置が所定距離以内になった場合、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局に受信周波数を切り替えるので、移動体の移動により受信中の放送局の放送波到達エリアから外れる場合であっても、同一放送の視聴を継続することができる。
発明によれば、切り替え先の放送局から送信される放送波の受信強度が所定値以上の場合に受信周波数を切り替え先の放送局に切り替えるので、移動体周辺の環境によって一時的に受信強度が低下しているような場合、すなわち放送波の視聴に支障が生じるようなタイミングでは受信周波数の切り替えをおこなわずに、スムーズに受信放送局を切り替えることができる。
発明によれば、移動体の現在位置情報の変化に基づいて移動体の移動方向を予測して受信周波数の切り替えをおこなう。これにより、移動体が現在受信している放送局の放送波到達エリアを実際に外れるか否かを考慮して放送局の切り替えをおこなうことができる。
発明によれば、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局がない場合、受信中の放送波と異なる内容の放送波を送信し、かつ放送波の受信強度が所定値以上の他の放送局に受信周波数を切り替える。これにより、現在受信中の放送局に代わる放送局がない場合でも、放送出力の停止や音質低下を生じさせることなく、放送出力を継続することができる。
実施の形態にかかる移動体用放送波受信装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 移動体用放送波受信装置10の機能的構成を示すブロック図である。 放送局と放送波到達エリアとの関係を示す説明図である。 記憶手段104に記憶される放送局データの一例を示す説明図である。 移動体用放送波受信装置10の処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる移動体用放送波受信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、移動体用放送波受信装置として、移動体である車両に搭載されたラジオ放送受信装置を例にして説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる移動体用放送波受信装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。上述のように、移動体用放送波受信装置10は、移動体である車両に搭載されたラジオ放送受信装置である。移動体用放送波受信装置10は、マイクロコンピュータ202、アンテナ204、記憶装置206、GPSユニット208、スピーカ210、モニタ212、操作部214を備える。
マイクロコンピュータ202は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。なお、本実施の形態では、マイクロコンピュータ202内に同調回路や復調回路等が含まれているものとする。
アンテナ204は、放送局から送信される放送波を受信する。アンテナ204で受信する放送波の周波数(受信周波数)は、マイクロコンピュータ202によって制御される。
記憶装置206は、ハードディスク装置等の記憶媒体であり、後述する放送局情報を記憶する。
GPSユニット208は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して移動体用放送波受信装置10の現在位置情報(たとえば緯度経度情報)を算出する。なお、GPSユニット208で受信したGPS信号を用いてマイクロコンピュータ202で現在位置情報を算出してもよい。
スピーカ210は、アンテナ204で受信され、復調回路で音声信号として復調された放送波を音声として出力する。
モニタ212は、移動体用放送波受信装置10の外面に設けられ、移動体用放送波受信装置10で現在受信している放送局の周波数、受信周波数を切り替える際の切り替え先放送局の周波数、移動体用放送波受信装置10の状態を示すメッセージ表示などが表示される。
操作部214は、操作ボタンや音量調整ダイヤルなどであり、ユーザによる受信放送局の選択や出力音量の調整などの操作入力を受け付ける。
図2は、移動体用放送波受信装置10の機能的構成を示すブロック図である。移動体用放送波受信装置10は、機能的構成には、受信手段102、記憶手段104、位置取得手段106、周波数切替手段108によって構成される。
受信手段102は、図1のアンテナ204に対応し、所定周波数の放送波を受信する。所定周波数とは、ユーザによって指定された、または後述する周波数切替手段108によって指定された周波数である。また、受信手段102は、複数の放送波を同時に受信可能であることが望ましい。
記憶手段104は、図1の記憶装置206に対応し、同一内容の放送波を送信する複数の放送局の各々の放送周波数情報と、各々の放送局の放送波到達エリア情報とを記憶する。
図3は、放送局と放送波到達エリアとの関係を示す説明図である。図3には、3つの放送局B1〜B3が示されている。放送局B1〜B3は、同一内容の放送を放送しており、それぞれの放送波到達エリアはa1〜a3のようになっている。放送波到達エリアa1〜a3とは、各放送局から送信された放送波が、移動体用放送波受信装置10で視聴可能な程度の強度をもって受信できるエリアである。なお、放送波到達エリアはa1〜a3内では、一般的には放送局に近い領域ほど放送波の受信強度が強い。
放送局B1〜B3の放送波到達エリアa1〜a3は、それぞれ端部領域において一部重複している。たとえば放送局B1の放送波到達エリアa1にいた車両Cが、放送局B1からの放送を視聴しながら放送局B2の放送波到達エリアa2方面に移動したとする。この場合、車両Cの位置が放送波到達エリアa1から外れると、放送局B1からの放送を受信できなくなり、放送の視聴を継続することができない。
このため、移動体用放送波受信装置10では、あらかじめ記憶手段104に同一内容の放送波を送信する複数の放送局(図3における放送局B1〜B3)の各々の放送周波数情報と、各々の放送局の放送波到達エリア情報(図3における放送波到達エリアa1〜a3)とを記憶しておき、車両Cの位置が放送波到達エリアa1から外れる前に同一内容の放送波を送信する他の放送局に受信放送局を変更する。これにより、車両Cが移動しても同一内容の視聴を継続することができる。
図4は、記憶手段104に記憶される放送局データの一例を示す説明図である。図4の放送局データベースDBには、放送内容識別データ402、放送局IDデータ404、周波数データ406、放送波到達エリアデータ408が記憶されている。放送内容識別データ402は、放送局の放送内容を識別する識別子であり、放送内容識別データ402が同じ放送局は同一内容の放送を送信していることを示す。放送局IDデータ404は、それぞれの放送局を識別する識別子である。周波数データ406は、放送局IDデータ404で示される放送局を受信する際の受信周波数を示す。
放送波到達エリアデータ408は、放送局IDデータ404で示される放送局の放送波が到達するエリアを示す情報である。放送波到達エリアデータ408は、たとえば放送波到達エリアの端部を示す緯度経度情報、放送波到達エリアに含まれる地点の緯度経度情報などである。また、放送波到達エリアデータ408として、地図データ上に放送波到達エリアを示した2次元または3次元データを記憶してもよい。また、放送波到達エリアデータ408には、放送波の受信強度情報が含まれていてもよい。たとえば、放送波の受信強度を複数段階に分け、それぞれの受信強度を得られるエリアの位置情報を記憶してもよい。
図2の説明に戻り、位置取得手段106は、図1のGPSユニット208に対応し、移動体の現在位置情報を取得する。位置取得手段106は、たとえばGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて、移動体である車両の現在位置情報を算出する。なお、位置取得手段106による現在位置情報の取得は、GPSユニット208を用いる方法の他、たとえば車両が走行する道路に設置された路側機などから周囲の住所や緯度経度情報などを受信することによりおこなってもよい。
周波数切替手段108は、図1のマイクロコンピュータに対応し、移動体の現在位置と、放送波の送信放送局の放送波到達エリアとに基づいて、受信手段102による受信周波数を切り替える。より詳細には、周波数切替手段108は、受信手段102で受信中の放送波を送信する放送局の放送波到達エリアの端部から、移動体の現在位置が所定距離以内になった場合、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局に受信周波数を切り替える。このとき、周波数切替手段108は、同一内容を放送する他の放送局から送信される放送波の受信強度が所定値以上の場合に受信周波数を当該他の放送局に切り替える。
図3を用いて説明すると、車両Cが放送局B1を受信しながら放送波到達エリアa1内を走行している場合、放送波到達エリアa1の端部から車両Cの現在位置が所定距離以内となった場合、すなわち車両Cが放送波到達エリアa1から外れる可能性がある場合、周波数切替手段108は、図4に示した放送局データベースDBを参照して、放送局B1と同一の放送内容を放送する他の放送局(たとえば放送局B2,B3)を検索する。そして、他の放送局のうち車両Cの位置を放送波到達エリアに含む放送局にアンテナ204の受信周波数を切り替える。
また、このとき、現在受信中の放送波と切り替え先である他の放送局の放送波とを同時に受信して受信強度を検知して、他の放送局からの放送波の受信強度が所定値以上である場合に、アンテナ204の受信周波数を切り替えるようにしてもよい。これは、たとえば車両の近傍に障害物(高層ビルや高速道路の高架など)がある場合、切り替え先の放送波の放送波到達エリア内であっても、必ずしも強い強度で受信できるとは限らず、切り替え後に出力が乱れる可能性があるためである。このように切り替え先の放送波の受信強度を確認してから切り替えをおこなうことによって、音声出力を途絶えさせることなくスムーズに受信放送局の切り替えをおこなうことができる。なお、同一内容の放送波を送信し、かつ車両の現在位置が放送波到達エリア内にある放送局が複数ある場合は、たとえば放送波の受信強度が最も強い放送局を選択すればよい。
また、周波数切替手段108は、移動体の現在位置情報の変化に基づいて移動体の移動方向を予測し、予測した移動体の移動方向上に位置する放送波到達エリアの端部から移動体の現在位置が所定距離以内になった場合に受信周波数を切り替えるようにしてもよい。すなわち、周波数切替手段108で移動体の移動方向を考慮して、移動体の移動方向上に放送波到達エリアの端部がある場合には放送局の切り替えをおこない、移動体が放送波到達エリアの端部と並行して移動している場合には、端部まで所定距離以内となっても放送局の切り替えをおこなわないようにしてもよい。このときの移動方向とは、車両が走行する道路の延長上であってもよいし(この場合、移動体用放送波受信装置10で地図データが取得可能である必要がある)、車両の進行方向の方位であってもよい。これにより、移動体が現在受信している放送局の放送波到達エリアを実際に外れるか否かを考慮して放送局の切り替えをおこなうことができる。
また、周波数切替手段108は、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局がない場合、受信中の放送波と異なる内容の放送波を送信し、かつ放送波の受信強度が所定値以上の他の放送局に受信周波数を切り替える。すなわち、現在受信中の放送局に代わる放送局がない場合、周波数切替手段108は、放送内容は異なるが受信状態のよい他の放送局に受信周波数を切り替える。これにより、現在受信中の放送局に代わる放送局がない場合でも、放送出力の停止や音質低下を生じさせることなく、放送出力を継続することができる。なお、現在受信中の放送局に代わる放送局がない場合に他の放送内容の局に切り替えるのではなく、モニタ212に同一内容の放送は受信不可である旨を表示したり、放送出力を停止したりしてもよい。
図5は、移動体用放送波受信装置10の処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、移動体用放送波受信装置10は、まず、操作部214を介してユーザからの受信放送局(または受信周波数)の設定を受け付ける(ステップS501)。これにより、ユーザが視聴したい放送内容が特定される。移動体用放送波受信装置10は、受信手段102(アンテナ204)の受信周波数を設定された放送局に合わせて放送波を受信するとともに、図4に示した放送局データベースDBを参照して、設定された放送局の放送波到達エリアの端部を特定する(ステップS502)。受信された放送波は、音声信号に復調され、スピーカ210から音声出力される。なお、後述するステップの途中でも、ユーザから受信周波数の設定があった場合には、随時ユーザの設定に従って受信周波数の変更をおこなう。
つぎに、移動体用放送波受信装置10は、位置取得手段106(GPSユニット208)によってGPS信号を受信し(ステップS503)、車両の現在位置情報を算出する(ステップS504)。移動体用放送波受信装置10は、周波数切替手段108によって、車両の現在位置が現在受信中の放送局の放送波到達エリアの端部から所定距離以内であるか否かを判断する(ステップS505)。このとき、上述のように車両の現在位置情報の変化に基づいて車両の移動方向を予測し、予測した車両の移動方向上に位置する放送波到達エリアの端部からの距離によってステップS505の判断をおこなってもよい。放送波到達エリアの端部から所定距離以内ではない場合(ステップS505:No)、すなわち、放送波到達エリアの端部から十分な距離がある場合には、ステップS502に戻り、放送波の受信を継続する。
一方、放送波到達エリアの端部から所定距離以内である場合(ステップS505:Yes)、すなわち、放送波到達エリアの端部に近い位置にいる場合、周波数切替手段108は、放送局データベースDBを参照して、現在受信中の放送局と同一放送内容の他の放送局があるか否かを判断する(ステップS506)。同一放送内容の他の放送局がある場合(ステップS506:Yes)、当該他の放送局の中で車両の現在位置が放送波到達エリア内に入る放送局があるか否かを判断する(ステップS507)。
放送波到達エリア内に入る放送局がある場合(ステップS507:Yes)、さらに当該放送局からの放送波を受信し、放送波の受信強度が所定強度以上であるか否かを判断する(ステップS508)。放送波の受信強度が所定強度以上である場合は(ステップS508:Yes)、当該他の局に受信周波数を切り替えて(ステップS509)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS506において現在受信中の放送局と同一放送内容の他の放送局がない場合(ステップS506:No)、およびステップS507において同一放送内容の他の放送局の中で車両の現在位置が放送波到達エリア内に入る放送局がない場合(ステップS507:No)、周波数切替手段108は、現在受信中の放送局の放送波到達エリアからまもなく外れる可能性があることを通知するとともに、車両の現在位置において最も受信強度の強い最適受信放送局(他の放送内容を放送する放送局)に受信周波数を切り替える(ステップS510)。または、現在受信中の放送局の放送波到達エリアからまもなく外れる可能性があることを通知するとともに、同一放送内容の放送局がない旨を通知してもよい。この場合、放送波の受信強度が一定値以下となった際には放送波の出力を停止してもよい。
また、ステップS508において切替先の放送波の受信強度が所定強度以上でない場合(ステップS508:No)、ステップS502に戻り、以降の処理を繰り返す。この結果、車両の移動に伴って切替先の放送波の受信強度が所定強度以上となったタイミングで受信周波数が切り替えられる。
以上説明したように、移動体用放送波受信装置10は、移動体の現在位置と、放送波の送信放送局の放送波到達エリアとに基づいて、受信手段102による受信周波数を切り替えるので、移動体の移動により受信中の放送局の放送波到達エリアから外れる場合であっても、自動的に受信周波数を切り替えて放送波の受信を継続することができる。
より詳細には、移動体用放送波受信装置10は、受信中の放送波を送信する放送局の放送波到達エリアの端部から移動体の現在位置が所定距離以内になった場合、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局に受信周波数を切り替える。これにより、移動体の移動により受信中の放送局の放送波到達エリアから外れる場合であっても、同一放送の視聴を継続することができる。
また、移動体用放送波受信装置10は、切り替え先の放送局から送信される放送波の受信強度が所定値以上の場合に受信周波数を切り替え先の放送局に切り替えるので、移動体周辺の環境によって一時的に受信強度が低下しているような場合、すなわち放送波の視聴に支障が生じるようなタイミングでは受信周波数の切り替えをおこなわずに、スムーズに受信放送局を切り替えることができる。
また、移動体用放送波受信装置10において、移動体の現在位置情報の変化に基づいて移動体の移動方向を予測して受信周波数の切り替えをおこなうようにすれば、移動体が現在受信している放送局の放送波到達エリアを実際に外れるか否かを考慮して放送局の切り替えをおこなうことができる。
また、移動体用放送波受信装置10において、受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局がない場合、受信中の放送波と異なる内容の放送波を送信し、かつ放送波の受信強度が所定値以上の他の放送局に受信周波数を切り替えるようにすれば、現在受信中の放送局に代わる放送局がない場合でも、放送出力の停止や音質低下を生じさせることなく、放送出力を継続することができる。
なお、本実施の形態では移動体として車両を例にして説明したが、たとえば携帯電話端末や携帯型音楽再生装置など、ユーザが屋外で移動しながら使用することが予測される情報端末の放送受信機能に対して、本発明を適用してもよい。
10……移動体用放送波受信装置、102……受信手段、104……記憶手段、106……位置取得手段、108……周波数切替手段、202……マイクロコンピュータ、204……アンテナ、206……記憶装置、208……GPSユニット、210……スピーカ、212……モニタ、214……操作部。

Claims (3)

  1. 移動体に搭載される移動体用放送波受信装置であって、
    所定周波数の放送波を受信する受信手段と、
    同一内容の放送波を送信する複数の放送局の各々の放送周波数情報と、各々の放送局の放送波到達エリア情報とを記憶する記憶手段と、
    前記移動体の現在位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記移動体の現在位置と、前記放送波の送信放送局の放送波到達エリアとに基づいて、前記受信手段による受信周波数を切り替える周波数切替手段と、を備え、
    前記周波数切替手段は、前記移動体の現在位置情報の変化に基づいて前記移動体の移動方向を予測し、予測した前記移動体の移動方向上の所定距離以内に前記受信手段で受信中の放送波を送信する放送局の放送波到達エリアの端部がある場合には、前記受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ前記移動体の現在位置が放送波到達エリア内の他の放送局に前記受信周波数を切り替え、前記移動体が前記放送波到達エリアの前記端部と並行して移動している場合には前記端部まで前記所定距離以内となっても放送局の切り替えをおこなわない、
    ことを特徴とする移動体用放送波受信装置。
  2. 前記受信手段は、複数の放送波を同時に受信可能であり、
    前記周波数切替手段は、前記他の放送局から送信される前記放送波の受信強度が所定値以上の場合に前記受信周波数を前記他の放送局に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の移動体用放送波受信装置。
  3. 前記周波数切替手段は、前記受信中の放送波と同一内容の放送波を送信し、かつ前記移動体の現在位置が前記放送波到達エリア内の他の放送局がない場合、前記受信中の放送波と異なる内容の放送波を送信し、かつ前記放送波の受信強度が所定値以上の他の放送局に前記受信周波数を切り替えることを特徴とする請求項1または2記載の移動体用放送波受信装置。
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