JP2008005231A - 受信装置 - Google Patents

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久也 加藤
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Abstract

【課題】GPS用アンテナ装置及びGPS回路を用いずに、受信地域が変わっても特定の番組を出力し続けること。
【解決手段】受信装置100は、指定されたデジタル放送の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号し、さらに受信中のデジタル放送の受信状況を生成する。また、受信装置100は、所定の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号し、さらに現在受信中の物理チャンネル信号の受信状況を生成する。受信装置100は、受信したデジタル放送の物理チャンネル信号に多重されるチャンネル配置を表す第1の配置情報を記憶し、さらに全国のチャンネル配置を表す第2の配置情報を予め記憶する。受信装置100は、上記2種類の受信状況と、第1及び第2の配置情報から、現在のサービスエリアに対する移動方向を推定して、次のデジタル放送の物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置に関し、特に、自動車や電車などの移動体において、少なくともデジタル放送を受信する受信装置に関する。
デジタル放送でのテレビ放送又はラジオ放送は、各地に配置された多数の放送局によって放送を行っている。これらの地域的放送局が放送する番組又は送信する信号の周波数配置は、それぞれ異なっている。
従って、デジタル放送の受信装置は、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら放送を受信している場合、受信可能な放送は次々に変化する。
このため、この種の受信装置は、ある特定の番組を再生していても、サービスエリア(放送エリア)が変わればその番組は受信不可能となる。
このような問題を解消する受信装置として、従来、デジタル放送及びアナログ放送を受信し、特に、デジタル放送用やアナログ放送用の2系統の受信部と、カーナビゲーション装置とを備えたもの(以下、従来の受信装置という)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の受信装置は、アナログ系とデジタル系の2系統の受信系統と、GPS用アンテナ装置と、GPS受信回路とを備え、デジタル受信系統で受信し抽出したチャンネル配置情報と、GPSの位置情報とに基づき、次選局候補物理チャンネルを推定し、現在受信中の物理チャンネルの受信状況と推定した次選局候補物理チャンネルの受信状況との評価などにより、受信する物理チャンネルを切り換えるかどうかを決定する。
特開2001−169195号公報
しかしながら、従来の受信装置は、位置情報を入手するためにGPS用アンテナ装置及びGPS回路が必要であるため、受信機の価格が高価になる。
また、従来の受信装置では、デジタル放送の受信系統又はアナログ放送の受信系統で使用する信号がGPS回路に干渉を与えたり、GPS回路で使用する信号がデジタル放送の受信系統又はアナログ放送の受信系統に干渉を与えたりすることで、それぞれの受信性能が劣化してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、GPS用アンテナ装置及びGPS回路を用いずに、受信地域が変わっても特定の番組を出力し続けることが可能な受信装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の受信装置は、指定されたデジタル放送の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号するとともに、現在受信中のデジタル放送の受信状況を示す第1の受信状況を出力する主受信系統と、所定の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号するとともに、現在受信中の物理チャンネル信号の受信状況を示す第2の受信状況を出力する副受信系統と、主受信系統で受信されるデジタル放送の物理チャンネル信号に多重されるチャンネル配置を表す第1の配置情報を記憶し、さらに全国のチャンネル配置を表す第2の配置情報を予め記憶するチャンネル配置記憶手段と、前記主受信系統からの第1の受信状況と、前記副受信系統からの第2の受信状況と、前記チャンネル配置記憶手段に記憶された前記第1及び第2の配置情報とに基づいて、現在受信中のデジタル放送のサービスエリアに対する移動方向を推定し、前記推定結果に基づいて次のデジタル放送の物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を決定する制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、GPS用アンテナ装置及びGPS回路を用いずに位置情報を入手することができるので、安価でかつ干渉による受信性能の劣化のない受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一の構成または機能を有する構成要素及び相当部分には、同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本例の受信装置100は、主受信系統であるデジタル放送受信部100Aとして、デジタル放送用選局回路101、デジタル放送用復調回路102、多重分離回路103、情報源復号回路104を備えている。
また、本例の受信装置100は、副受信系統の第1例としてのアナログ放送受信部100Bを備える。アナログ放送受信部100Bは、アナログ放送用選局回路105、アナログ放送用復調回路106を含む。
さらに、本例の受信装置100は、受信状況判定回路107、チャンネル配置記憶回路108、制御回路109を備えている。
図1において、デジタル放送受信部100Aでは、アンテナ110で受信した放送信号から、例えばユーザにより指定された物理チャンネル信号をデジタル放送用選局回路101で選局する。
デジタル放送用復調回路102は、デジタル放送用選局回路101から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から多重データ信号を復調して出力する。そして、デジタル放送用復調回路102は、デジタル放送用選局回路101から出力される受信信号の信号強度又は受信品質等、受信状況を示す情報(以下、第1の受信状況という)を出力する。
多重分離回路103は、多重データ信号から論理チャンネル信号と、チャンネル配置を示す配置情報とを分離する。
情報源復号回路104は、多重分離回路103で分離された論理チャンネル信号から、この論理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復号する。
また、アナログ放送受信部100Bでは、アンテナ111で受信した放送信号から、現在受信している放送信号を送信している地区の両隣の地区のアナログ放送の物理チャンネル信号をアナログ放送用選局回路105が選局する。
アナログ放送用復調回路106は、アナログ放送用選局回路105から出力されるアナログ放送物理チャンネル信号から、このアナログ放送物理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復調する。そして、アナログ放送用復調回路106は、アナログ放送用選局回路105から出力される受信信号の信号強度又は受信品質等の受信状況を示す情報(以下、第2の受信状況という)を出力する。
受信状況判定回路107は、デジタル放送用復調回路102からの第1の受信状況によりデジタル放送の受信状況が良いか悪いかを判定し、受信している位置が送信アンテナから遠く、受信サービスエリアの端であるか否か判定をする。
チャンネル配置記憶回路108は、チャンネル配置情報を記憶する。
制御回路109は、デジタル放送用の選局とアナログ放送用の選局を制御する。
これにより、制御回路109は、デジタル放送信号を受信している位置が放送局の送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるか否かを判断する。
ここで、受信装置100がデジタル放送信号を受信している位置の判断は、AGC(Automatic Gain Control)回路の検出信号や受信レベル情報から受信したデジタル放送信号の信号強度が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したり、復調時に算出されるCN値や誤り率が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したりする。
アナログ放送用復調回路106の出力信号である第2の受信状況は、受信したアナログ放送信号の信号強度又は受信品質からアナログ放送用選局回路105で選局した放送チャンネルが存在しているか、または、信号強度又は受信品質の時間変化をみることで受信位置がどちらの方向に動いているかを判断するためのものである。
チャンネル配置記憶回路108は、全国のチャンネル配置情報を予め記憶している。そして、チャンネル配置記憶回路108は、多重分離回路103から出力されるチャンネル配置情報により現在受信している受信エリアを判定し、現在受信しているエリアと、その周辺のエリアのチャンネル配置情報を出力する。
制御回路109は、受信状況判定回路107の出力信号である受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかの判断結果を受け取る。
また、制御回路109は、アナログ放送用復調回路106の出力信号である受信信号の信号強度又は受信品質等の受信状況からアナログ放送用選局回路105で選局した放送チャンネルが存在しているかを判断する第2の受信状況を受け取る。
さらに、制御回路109は、チャンネル配置記憶回路108からの現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を受け取る。
そして、制御回路109は、受け取った各情報に基づいて、次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定して、デジタル放送用選局回路101を制御する。
ここで、図2、図3、図4、図5を用いて、制御回路109において、次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号と、次に選局すべきアナログ放送物理チャンネル信号を推定する方法について説明する。
アナログ放送用復調回路106の出力信号である第2の受信状況を用いることにより、A地区のデジタル放送を受信している受信装置100が、B地区かC地区のどちらの方向に動いているかを判断するには、図2のように、破線で示すアナログ放送サービスエリアAS(AS−B又はAS−C)が実線で示すデジタル放送サービスエリアDS(DS−B又はDS−C)より大きい場合と、図3のように、アナログ放送のサービスエリアASがデジタル放送サービスエリアDSより小さい場合について検討する必要がある。
まず、図2において、受信装置100が、A地区のデジタル放送サービスエリアDS−Aから、B地区のデジタル放送サービスエリアDS−B、またはC地区のデジタル放送サービスエリアDS−Cのどちらに移動しているかを判定する場合について説明する。
この場合には、図4に示すチャンネル配置情報に記載されているように、B地区のアナログ放送のチャンネル1やチャンネル2をアナログ放送用選局回路105で選局したときの受信信号のAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況から、B地区のアナログ放送の受信エリアかどうかを判断する。
また、この場合には、図4のチャンネル配置情報に記載されているように、C地区のアナログ放送のチャンネルαやチャンネルβをアナログ放送用選局回路105で選局したときの受信信号のAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況から、C地区のアナログ放送の受信エリアかどうかを判断する。
そして、これらの判断に基づいて、受信装置100が、B地区のデジタル放送サービスエリアDS−Bに移動しているか、C地区のデジタル放送サービスエリアDS−Cに移動しているかの判定を行う。
ここで、受信装置100が、図2の点線の矢印のようにB地区に移動する場合では、B地区のアナログ放送のチャンネル1やチャンネル2を相対的に良好に受信することができるのに対し、C地区のアナログ放送のチャンネルαやチャンネルβを良い状況で受信することができない。
以上のように、本例の受信装置100は、現在受信している地区の両隣の地区のアナログ放送を受信することで、どちらの地区の方向に動いているか判断でき、制御回路109での次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定することができる。
次に、図3において、受信装置100が、A地区のデジタル放送サービスエリアDS−AからB地区のデジタル放送サービスエリアDS−BまたはC地区のデジタル放送サービスエリアDS−Cのどちらに移動しているかを判定する場合について説明する。
この場合には、図4のチャンネル配置情報に記載されているように、B地区のアナログ放送のチャンネル1やチャンネル2と、D地区のアナログ放送のチャンネルaやチャンネルbを、アナログ放送用選局回路105で選局したときの受信信号のAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況から、B地区のデジタル放送の受信エリアかどうかを判断する。
また、この場合には、図4のチャンネル配置情報に記載されているように、C地区のアナログ放送のチャンネルαやチャンネルβと、E地区のアナログ放送のチャンネル△やチャンネル□を、アナログ放送用選局回路105で選局したときの受信信号のAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況から、C地区のデジタル放送の受信エリアかどうかを判断することで、受信装置100の移動方向の判定を行う。
ここで、受信装置100が、図3の点線の矢印のように、B地区に移動する場合では、図5に示すように、A地区のデジタル放送については、直線Lで示すように移動距離に対して信レベルは下がっていき、B地区のアナログ放送のチャンネル1とチャンネル2については、直線Laで示すように移動距離に対して受信レベルは増加していき、D地区のアナログ放送のチャンネルaとチャンネルbについては、直線Lbで示すように増減し、C地区のアナログ放送のチャンネルαとチャンネルβについては、直線Lcのように緩やかに減少し、E地区のアナログ放送のチャンネル△とチャンネル□については、直線Leのように緩やかに受信レベルが減少する。
つまり、B地区のアナログ放送のチャンネル1やチャンネル2については、受信装置100が近づくように移動するので、受信レベルは上がる。
また、D地区のアナログ放送のチャンネルaやチャンネルbについては、受信装置100が一度中心に近づいてから離れるように移動するので、受信レベルは上がってから下がる。
さらに、C地区のアナログ放送のチャンネルαやチャンネルβ、E地区のアナログ放送のチャンネル△やチャンネル□については、受信装置100が離れるように移動するので、受信レベルは下がる。
また、受信レベルの大きさについては、B地区やD地区が大きく、C地区やE地区が小さい。
従って、本例の受信装置100は、B地区のアナログ放送の受信レベル(Pb)、C地区のアナログ放送の受信レベル(Pc)、D地区のアナログ放送の受信レベル(Pd)、E地区のアナログ放送の受信レベル(Pe)を測定し、(Pb+Pd)と(Pc+Pe)の大きさを比較すれば、B地区のデジタル放送サービスエリアDS−B、C地区のデジタル放送サービスエリアDS−Cのいずれに移動しているのかを判断できる。
そして、受信装置100は、上述の判断結果に基づいて、制御回路109での次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定することができる。
上述の制御方法を図6のフローチャートに示す。
図6において、制御動作が開始されると、まず、A地区のデジタル放送のAGC回路検出信号を測定し、その測定値が所定の閾値以下か否か判定する(ステップST601)。
そして、A地区のデジタル放送のAGC回路検出信号の測定値が所定の閾値以下の場合には、B地区のアナログ放送の受信レベル(Pb)を測定する(ステップST602)。
次いで、C地区のアナログ放送の受信レベル(Pc)を測定する(ステップST603)。
次いで、D地区のアナログ放送の受信レベル(Pd)を測定する(ステップST604)。
次いで、E地区のアナログ放送の受信レベル(Pe)を測定する(ステップST605)。
そして、(Pb+Pd)と(Pc+Pe)の大きさを比較する(ステップST606)。
ステップST606において、(Pb+Pd)−(Pc+Pe)≧0であれば、受信装置100がB地区のデジタル放送サービスエリアDS−Bに移動していると判断する(ステップST607)。
また、ステップST606において、(Pb+Pd)−(Pc+Pe)≧0でなければ、受信装置100がC地区のデジタル放送サービスエリアDS−Cに移動していると判断する(ステップST608)。
このように、本例の受信装置100においては、各地区のアナログ放送の受信レベルの大きさを比較することで、どの方向のデジタル放送サービスエリアに移動しているのかを判断できる。
なお、上述の制御方法においては、アナログ放送の受信状況を判断するのに、AGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況を想定しているが、アナログ放送信号の同期信号や副搬送波等のロック検出信号などを用いても良い。
また、チャンネル配置記憶回路108は、図4のようなチャンネル配置情報を予め記憶しておくことを想定しているが、デジタル放送波やアナログ放送波からチャンネル配置情報を入手して記憶するようにしても良い。
また、デジタル放送受信時に、アナログ放送受信部100Bを用いて受信位置がどちらの方向に動いているかを判断することを想定しているが、アナログ放送受信時に、デジタル放送受信部100Aを用いて受信装置100の受信位置がどちらの方向に動いているかを判断するような構成でも良い。
このように、本例の受信装置100においては、アナログ放送受信部100Bを用いることにより、アナログ放送用復調回路106での復調結果である第2の受信状況から、受信位置がどちらの方向に動いているか判断できる。
そして、本例の受信装置100においては、次に選局すべきデジタル放送のチャンネルを推定することできる。
従って、本例の受信装置100においては、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら受信し、受信すべき信号の送信局が切り換わったときにも、GPS受信機およびそれ用のアンテナを必要とすることなく、継続的に同一の放送番組を再生することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る受信装置について説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本例の受信装置200は、主受信系統である第1のデジタル放送受信部200Aとして、第1のデジタル放送用選局回路201、第1のデジタル放送用復調回路202、多重分離回路103、情報源復号回路104を備えている。
また、本例の受信装置200は、副受信系統の第2例である第2のデジタル放送受信部200Bとして、第2のデジタル放送用選局回路203、第2のデジタル放送用復調回路204を備えている。
さらに、本例の受信装置200は、第1のデジタル放送用復調回路202からの第1の受信状況により第1のデジタル放送の受信状況を判定する受信状況判定回路107、チャンネル配置情報を記憶するチャンネル配置記憶回路108、第1のデジタル放送用の選局と第2のデジタル放送用の選局を行う制御回路109を備えている。
図7において、第1のデジタル放送受信部200Aでは、アンテナ112で受信した放送信号から、例えばユーザにより指定された物理チャンネル信号を第1のデジタル放送用選局回路201が選局する。
第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から多重データ信号を復調して出力する。そして、第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況を出力する。
多重分離回路103は、多重データ信号から論理チャンネル信号と配置情報信号とを分離する。
情報源復号回路104は、多重分離回路103で分離された論理チャンネル信号から、この論理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復号する。
第2のデジタル放送受信部200Bでは、アンテナ113で受信した放送信号から現在受信している放送信号を送信している地区の両隣の地区のデジタル放送の物理チャンネル信号を第2のデジタル放送用選局回路203が選局する。
第2のデジタル放送用復調回路204は、第2のデジタル放送用選局回路203から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から、このデジタル放送物理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復調する。そして、第2のデジタル放送用復調回路204は、第2のデジタル放送用選局回路203から出力される受信信号の信号強度又は受信品質等の受信状況を示す第2の受信状況を出力する。
受信状況判定回路107は、受信した第1のデジタル放送信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況により、第1のデジタル放送の受信状況が良いか悪いかを判定し、受信している位置が送信アンテナから遠く、受信サービスエリアの端であるか否か判定をする。
これにより、制御回路109は、第1のデジタル放送信号を受信している位置が放送局の送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかを判断する。
ここで、受信装置200が第1のデジタル放送信号を受信している位置の判断は、AGC回路の検出信号や受信レベル情報から受信したデジタル放送信号の信号強度が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したり、復調時に算出されるCN値や誤り率が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したりする。
第2のデジタル放送用復調回路204の出力信号である第2の受信状況は、受信した第2のデジタル放送信号の信号強度又は受信品質から、第2のデジタル放送用選局回路203で選局した放送チャンネルが存在しているかをみることで、受信位置がどちらの方向に動いているかを判断するためのものである。
チャンネル配置記憶回路108は、図4に示したようなチャンネル配置情報を予め記憶しており、多重分離回路103から出力されるチャンネル配置情報により現在受信している受信エリアを判定し、現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を出力する。
制御回路109は、受信状況判定回路107の出力信号である受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかの判断結果を受け取る。
また、制御回路109は、第2のデジタル放送用復調回路204の出力信号である受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況から第2のデジタル放送用選局回路203で選局した放送チャンネルが存在しているかをみることで受信位置がどちらの方向に動いているかを判断する第2の受信状況を受け取る。
さらに、制御回路109は、チャンネル配置記憶回路108からの現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を受け取る。
そして、制御回路109は、受け取った各情報に基づいて、次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定して、第1のデジタル放送用選局回路201を制御する。
ここで、制御回路109での次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定する方法については、前述した実施の形態1に係る受信装置100におけるアナログ放送受信部100Bが、本例の受信装置200における第2のデジタル放送受信部200Bに置き換わったものなので、その説明を省略する。
なお、本例の受信装置200では、第2のデジタル放送の受信状況を判断するのにAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況を想定しているが、デジタル放送信号の同期信号やクロック再生や搬送波再生のロック状態などを用いても良い。
また、チャンネル配置記憶回路108は、図4のようなチャンネル配置情報を予め記憶しておくことを想定しているが、第1のデジタル放送波や第2のデジタル放送波からチャンネル配置情報を入手して記憶することでも良い。
このように、本例の受信装置200によれば、第2のデジタル放送受信部を用いることにより、第2のデジタル放送用復調回路204での復調結果からなる第2の受信状況から、受信位置がどちらの方向に動いているかを判断できる。
そして、本例の受信装置200においては、次に選局すべき第1のデジタル放送のチャンネルを推定することできる。
従って、本例の受信装置200においては、アナログ放送波が停波したときにも、デジタル放送波を用いることで、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら受信し、受信すべき信号の送信局が切り換わったときにも、継続的に放送を視聴することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る受信装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本例の受信装置300は、主受信系統である第1のデジタル放送受信部300Aとして、第1のデジタル放送用選局回路201、第1のデジタル放送用復調回路202、第1の多重分離回路301、情報源復号回路104を備えている。
また、副受信系統の第3例である第2のデジタル放送受信部300Bとして、第2のデジタル放送用選局回路203、第2のデジタル放送用復調回路204、第2の多重分離回路302を備えている。
さらに、第1のデジタル放送用復調回路202からの第1の受信状況により第1のデジタル放送の受信状況を判定する受信状況判定回路107、チャンネル配置情報を記憶するチャンネル配置記憶回路108、第1のデジタル放送用の選局と第2のデジタル放送用の選局を行う制御回路109を備えている。
図8において、第1のデジタル放送受信部では、アンテナ112で受信した放送信号から、例えばユーザにより指定された物理チャンネル信号を第1のデジタル放送用選局回路201で選局する。
第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から多重データ信号を復調して出力する。そして、第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況を出力する。
第1の多重分離回路301は、多重データ信号から論理チャンネル信号と配置情報信号とを分離する。
情報源復号回路104は、第1の多重分離回路301で分離された論理チャンネル信号から、この論理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復号する。
第2のデジタル放送受信部300Bでは、アンテナ113で受信した放送信号から現在受信している放送信号を送信している地区の両隣の地区のデジタル放送の物理チャンネル信号を第2のデジタル放送用選局回路203が選局する。
第2のデジタル放送用復調回路204は、第2のデジタル放送用選局回路203から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から、このデジタル放送物理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復調する。
第2の多重分離回路302は、多重データ信号から論理チャンネル信号と配置情報信号とを分離し、現在受信しているデジタル放送信号を送信している地区の両隣の地区のデジタル放送である第2のデジタル放送のチャンネル配置情報を第3の受信状況として出力する。
受信状況判定回路107は、受信した第1のデジタル放送信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況により、第1のデジタル放送の受信状況が良いか悪いかを判定し、受信している位置が送信アンテナから遠く、受信サービスエリアの端であるか否か判定をする。
これにより、受信装置300は、第1のデジタル放送信号を受信している位置が放送局の送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかを判断する。
ここで、受信装置300が第1のデジタル放送信号を受信している位置の判断は、AGC回路の検出信号や受信レベル情報から受信したデジタル放送信号の信号強度が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したり、復調時に算出されるCN値や誤り率が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したりする。
これにより、受信装置300は、受信位置がどちらの方向に動いているかを判断する。
チャンネル配置記憶回路108は、チャンネル配置情報を予め記憶しており、第1の多重分離回路301から出力されるチャンネル配置情報により現在受信している受信エリアを判定し、現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を出力する。
制御回路109は、受信状況判定回路107の出力信号である受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかの判断結果を受け取る。
また、制御装置109は、第2の多重分離回路302の出力信号である第2のデジタル放送のチャンネル配置情報である第3の受信状況を受け取る。
さらに、制御装置109は、チャンネル配置記憶回路108からの現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を受け取る。
そして、制御回路109は、受け取った各情報に基づいて、次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定して、第1のデジタル放送用選局回路201を制御する。
ここで、制御回路109での次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定する方法については、前述した実施の形態2に係る受信装置200における第2のデジタル放送信号の信号強度や受信品質や選局した放送チャンネルが存在しているかを表す第2の受信状況が、現在受信している両隣の地区のデジタル放送の第2のデジタル放送のチャンネル配置情報である第3の受信状況に置き換わったものなので、その説明を省略する。
なお、本例の受信装置300では、第2の多重分離回路302の出力信号である第3の受信状況は、第2のデジタル放送のチャンネル配置情報としたが、多重された符号化信号に含まれる地域情報や位置情報などを用いても良い。
また、チャンネル配置記憶回路108は、チャンネル配置情報を予め記憶しておくことを想定しているが、第1のデジタル放送波や第2のデジタル放送波からチャンネル配置情報を入手して記憶することでも良い。
このように、本例の受信装置300においては、第2のデジタル放送受信部を用いることにより、第2のデジタル放送用復調回路204での第2の多重分離回路302から第2のデジタル放送のチャンネル配置情報を得ることができ、次に選局すべき第1のデジタル放送のチャンネルを推定することできる。
従って、本例の受信装置300においては、第2のデジタル放送のチャンネル配置情報や多重された符号化信号に含まれる地域情報や位置情報から、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら受信し、受信すべき信号の送信局が切り換わったときにも、簡単に継続的に放送を視聴することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る受信装置について説明する。図9は、本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、本例の受信装置400は、主受信系統であるデジタル放送受信部400Aとして、デジタル放送用選局回路101、デジタル放送用復調回路102、多重分離回路103、情報源復号回路104を備えている。
また、本例の受信装置400は、副受信系統の第4例である無線通信部400Bとして、例えば携帯電話またはPHS(Personal Handy−phone System)の基地局からの電波を受信するために無線通信用選局回路401及び無線通信用復調回路402を備えている。
さらに、本例の受信装置400は、デジタル放送用復調回路102からの第1の受信状況によりデジタル放送の受信状況を判定する受信状況判定回路107、チャンネル配置情報を記憶するチャンネル配置記憶回路108、デジタル放送用の選局と無線通信用の選局を行う制御回路109を備えている。
図9において、デジタル放送受信部では、アンテナ110で受信した放送信号から、例えばユーザにより指定された物理チャンネル信号をデジタル放送用選局回路101が選局する。
デジタル放送用復調回路102は、デジタル放送用選局回路101から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から多重データ信号を復調して出力する。そして、デジタル放送用復調回路102は、デジタル放送用選局回路101から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況を出力する。
多重分離回路103は、多重データ信号から論理チャンネル信号と配置情報信号とを分離する。
情報源復号回路104は、多重分離回路103で分離された論理チャンネル信号から、この論理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復号する。
無線通信部400Bでは、アンテナ114で受信した信号から現在受信している放送信号を送信している地区の両隣の地区の物理チャンネル信号を無線通信用選局回路401が選局する。
無線通信用復調回路402は、無線通信用選局回路401から出力される物理チャンネル信号から、この物理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復調することで、無線通信用選局回路401から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第4の受信状況を出力する。
また、受信状況判定回路107は、受信したデジタル放送信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況により、デジタル放送の受信状況が良いか悪いかを判断し、受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかを判断する。
ここで、受信装置400がデジタル放送信号を受信している位置の判断は、AGC回路の検出信号や受信レベル情報から受信したデジタル放送信号の信号強度が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したり、復調時に算出されるCN値や誤り率が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したりする。
無線通信用復調回路402の出力信号である第4の受信状況は、受信した無線通信信号の信号強度や受信品質から、無線通信用選局回路401で選局したチャンネルが存在しているか、または、信号強度や受信品質の時間変化をみることで、受信位置がどちらの方向に動いているかを判断するためのものである。
チャンネル配置記憶回路108は、全国のチャンネル配置情報を予め記憶しており、多重分離回路103から出力されるチャンネル配置情報により現在受信している受信エリアを判定し、現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を出力する。
制御回路109は、受信状況判定回路107の出力信号である受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかの判断結果を受け取る。
また、制御回路109は、無線通信用復調回路402の出力信号である受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況から無線通信用選局回路401で選局したチャンネルが存在しているかを判断する第4の受信状況を受け取る。
さらに、制御装置109は、チャンネル配置記憶回路108からの現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を受け取る。
そして、制御装置109は、受け取った各情報に基づいて、現在の位置情報の判定と、次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号と、次に選局すべき無線通信の物理チャンネル信号を推定して、デジタル放送用選局回路101と無線通信用選局回路401を制御する。
ここで、制御回路109での次に選局すべきデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号と、次に選局すべき無線通信の物理チャンネル信号を推定する方法については、前述した実施の形態1に係る受信装置100におけるアナログ放送受信部が本例の受信装置400における無線通信受信部に置き換わったものなので、その説明を省略する。
なお、本例の受信装置400では、無線通信部の受信状況を判断するのにAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況を想定しているが、無線通信部の同期信号又はクロック再生や搬送波再生のロック状態などを用いても良い。
また、チャンネル配置記憶回路108は、チャンネル配置情報を予め記憶しておくことを想定しているが、デジタル放送波や無線通信波からチャンネル配置情報を入手して記憶することでも良い。
このように、本例の受信装置400においては、無線通信部400Bを用いることにより、無線通信用復調回路402での復調結果からなる第4の受信状況から、受信位置がどちらの方向に動いているか判断でき、次に選局すべきデジタル放送のチャンネルを推定することできる。
従って、本例の受信装置400においては、アナログ放送波が停波したときや、デジタル放送では受信位置の移動方向が判定できないときでも、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら受信し、受信すべき信号の送信局が切り換わったときにも、継続的に放送を視聴することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係る受信装置について説明する。図10は、本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本例の受信装置500は、主受信系統である第1のデジタル放送受信部500Aとして、第1のデジタル放送用選局回路201、第1のデジタル放送用復調回路202、ダイバーシチ回路501、多重分離回路103、情報源復号回路104を備えている。
また、本例の受信装置500は、副受信系統である第2のデジタル放送受信部500Bとして、第2のデジタル放送用選局回路203、第2のデジタル放送用復調回路204を備えている。
さらに、本例の受信装置500は、第1のデジタル放送用復調回路202からの第1の受信状況により第1のデジタル放送の受信環境を判定する受信状況判定回路107、チャンネル配置情報を記憶するチャンネル配置記憶回路108、第1のデジタル放送用の選局と第2のデジタル放送用の選局を行う制御回路109を備えている。
図10において、第1のデジタル放送受信部では、アンテナ112で受信した放送信号から、例えばユーザにより指定された物理チャンネル信号を第1のデジタル放送用選局回路201が選局する。
第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から多重データ信号を復調して出力する。そして、第1のデジタル放送用復調回路202は、第1のデジタル放送用選局回路201から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況を出力する。
ダイバーシチ回路501は、2つの復調結果を用いてダイバーシチ処理を行う。
多重分離回路103は、多重データ信号から論理チャンネル信号と配置情報信号とを分離する。
情報源復号回路104は、多重分離回路103で分離された論理チャンネル信号から、この論理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復号する。
第2のデジタル放送受信部では、アンテナ113で受信した放送信号から現在受信している放送信号を送信している地区の両隣の地区のデジタル放送の物理チャンネル信号を第2のデジタル放送用選局回路203で選局する。
第2のデジタル放送用復調回路204は、第2のデジタル放送用選局回路203から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号から、このデジタル放送物理チャンネルに含まれた映像信号、音声信号及びデータ信号を復調する。
これにより、第2のデジタル放送用復調回路204は、第2のデジタル放送用選局回路203から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第2の受信状況を出力するとともに、復調したデータをダイバーシチ回路501に出力する。
受信状況判定回路107は、受信した第1のデジタル放送信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受信状況により、第1のデジタル放送の受信状況が良いか悪いかを判断し、受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかを判断する。
ここで、受信装置500が第1のデジタル放送信号を受信している位置の判断は、AGC回路の検出信号や受信レベル情報から受信したデジタル放送信号の信号強度が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したり、復調時に算出されるCN値や誤り率が所定の閾値より大きいか小さいかで判断したりする。
また、第2のデジタル放送用復調回路204の出力信号である第2の受信状況は、受信した第2のデジタル放送信号の信号強度や受信品質から、第2のデジタル放送用選局回路203で選局した放送チャンネルが存在しているかをみることで、受信位置がどちらの方向に動いているかを判断するためのものである。
チャンネル配置記憶回路108は、チャンネル配置情報を予め記憶しており、多重分離回路103から出力されるチャンネル配置情報により現在受信している受信エリアを判定し、現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を出力する。
制御回路109は、受信状況判定回路107の出力信号である受信している位置が送信アンテナから遠く受信サービスエリアの端であるかの判断結果を受け取る。
また、制御回路109は、受信サービスエリアの端であるときにダイバーシチ処理を中止し、第2のデジタル放送受信部500Bの第2のデジタル放送用選局回路203を周辺エリアのチャンネルに変更する。
そして、制御回路109は、第2のデジタル放送用復調回路204の出力信号である受信信号の信号強度や受信品質等の受信状況から第2のデジタル放送用選局回路203で選局した放送チャンネルが存在しているかをみることで受信位置がどちらの方向に動いているかを判断する第2の受信状況を受け取る。
また、制御回路109は、チャンネル配置記憶回路108からの現在受信しているエリアとその周辺のエリアのチャンネル配置情報を受け取る。
そして、制御回路109は、受け取った各情報に基づいて、現在の位置情報の判定と、次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を推定して、第1のデジタル放送用選局回路201を制御する。
ここで、制御回路109での次に選局すべき第1のデジタル放送物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号と、次に選局すべき第2のデジタル放送物理チャンネル信号を推定する方法については、実施の形態2に係る受信装置200と同じなので、その説明を省略する。
なお、本例の受信装置500においては、第2のデジタル放送の受信状況を判断するのにAGC回路検出信号、受信レベル情報、復調時に算出されるCN値や誤り状況を想定しているが、デジタル放送信号の同期信号やクロック再生や搬送波再生のロック状態などを用いても良い。
また、チャンネル配置記憶回路108は、全国のチャンネル配置情報を予め記憶しておくことを想定しているが、第1のデジタル放送波や第2のデジタル放送波から全国のチャンネル配置情報を入手して記憶することでも良い。
さらに、ダイバーシチ回路501は、2つの復調データを用いてダイバーシチ処理を行うと想定したが、2つ以上の復調データを用いても良い。また、ダイバーシチ回路501は、ここでは復調データを用いているが、RF信号、IF信号などの復調データ以外のものを用いたダイバーシチ方式でも良い。
このように、本例の受信装置500においては、ダイバーシチ方式の第2のデジタル放送受信部500Bを用いることにより、受信位置がどちらの方向に動いているか判断でき、次に選局すべき第1のデジタル放送のチャンネルを推定することできる。
従って、本例の受信装置500においては、自動車等の移動体に搭載されて移動しながら受信し、受信すべき信号の送信局が切り換わったときにも、継続的に放送を視聴することができる。
上述のように、本発明の実施の形態に係る受信装置100,200,300,400,500においては、GPS用アンテナ装置及びGPS回路を用いずに位置情報を入手することができる。
従って、本例の受信装置100,200,300,400,500は、安価に構成することができる。
また、本例の受信装置100,200,300,400,500は、デジタル放送受信部やアナログ放送受信部と一緒にGPS回路が実装されないので、デジタル放送電波とアナログ放送電波が互いに干渉して受信性能が劣化してしまうことがなくなる。
本発明に係る受信装置は、GPS用アンテナ装置及びGPS回路を用いずに位置情報を入手することができ、安価でかつ干渉による受信性能の劣化がないので、自動車や電車などの移動体において、デジタル放送及びアナログ放送を受信するための無線通信用の受信部を備えた受信装置として有用である。
本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信装置と複数の送信局との関連を模式的に示し受信エリアをまたいで移動する場合の説明図 本発明の実施の形態1に係る受信装置と複数の送信局との関連を模式的に示し受信エリア内を移動しながら移動する場合の説明図 本発明の実施の形態1に係る受信装置と複数の送信局のチャンネル配置情報を示す図 本発明の実施の形態1に係る受信装置の移動距離と複数の送信局のチャンネル情報との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態1に係る受信装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100,200,300,400,500 受信装置
100A,200A,300A,400A,500A 主受信系統
101 デジタル放送用選局回路
102 デジタル放送用復調回路
103 多重分離回路
104 情報源復号回路
105 アナログ放送用選局回路
106 アナログ放送用復調回路
107 受信状況判定回路
108 チャンネル配置記憶回路
109 制御回路
110,111,112,113,114 アンテナ
100B,200B,300B,400B,500B 副受信系統
201 第1のデジタル放送用選局回路
202 第1のデジタル放送用復調回路
203 第2のデジタル放送用選局回路
204 第2のデジタル放送用復調回路
301 第1の多重分離回路
302 第2の多重分離回路
401 無線通信用選局回路
402 無線通信用復調回路
501 ダイバーシチ回路

Claims (6)

  1. 指定されたデジタル放送の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号するとともに、現在受信中のデジタル放送の受信状況を示す第1の受信状況を出力する主受信系統と、
    所定の物理チャンネル信号を受信し情報源を復号するとともに、現在受信中の物理チャンネル信号の受信状況を示す第2の受信状況を出力する副受信系統と、
    前記主受信系統で受信されるデジタル放送の物理チャンネル信号に多重されるチャンネル配置を表す第1の配置情報を記憶し、さらに全国のチャンネル配置を表す第2の配置情報を予め記憶するチャンネル配置記憶手段と、
    前記主受信系統からの第1の受信状況と、前記副受信系統からの第2の受信状況と、前記チャンネル配置記憶手段に記憶された前記第1及び第2の配置情報とに基づいて、現在受信中のデジタル放送のサービスエリアに対する移動方向を推定し、前記推定結果に基づいて次のデジタル放送の物理チャンネル信号及び論理チャンネル信号を決定する制御手段と、を具備する受信装置。
  2. 前記副受信系統は、
    アナログ放送信号から所定のアナログ放送物理チャンネル信号を選局するアナログ放送用選局手段と、
    前記アナログ放送用選局手段から出力される前記アナログ放送物理チャンネル信号を復調するとともに、前記アナログ放送用選局手段から出力される受信信号の受信状況を示す第2の受信情報を出力するアナログ放送用復調手段とを含む、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記副受信系統は、
    デジタル放送信号から所定のデジタル放送物理チャンネル信号を選局するデジタル放送用選局手段と、
    前記デジタル放送用選局手段から出力される前記デジタル放送物理チャンネル信号を復調するとともに、前記デジタル放送用選局手段から出力される受信信号の受信状況を示す第2の受信情報を出力するデジタル放送用復調手段とを含む、請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記副受信系統は、
    デジタル放送信号から所定のデジタル放送物理チャンネル信号を選局するデジタル放送用選局手段と、
    前記デジタル放送用選局手段から出力される前記デジタル放送物理チャンネル信号を復調するデジタル放送用復調手段と、
    前記デジタル放送用復調手段の復調結果から、前記デジタル放送論理チャンネル信号と前記第2の配置情報とを分離すると共に前記デジタル放送論理チャンネル信号から、現在受信しているデジタル放送信号を送信している地区の両隣の地区のデジタル放送のチャンネル配置情報を第3の受信状況として分離する多重分離手段とを含む、請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記副受信系統は、
    無線信号から、所定の物理チャンネル信号を選局する無線通信用選局手段と、
    前記無線通信用選局手段から出力される前記物理チャンネル信号を復調するとともに、前記無線通信用選局手段から出力される受信信号の受信状況を示す第4の受信状況を出力する無線通信用復調手段とを含む、請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記主受信系統は、
    指定されたデジタル放送のデジタル放送物理チャンネル信号を選局するデジタル放送用選局手段と、
    前記デジタル放送用選局手段から出力されるデジタル放送物理チャンネル信号を復調するデジタル放送用復調手段とを含み、
    前記受信装置は、前記主受信系統のデジタル放送用復調手段の復調結果と、前記副受信系統のデジタル放送用復調手段の復調結果とをダイバーシチ処理するダイバーシチ手段を具備する請求項3記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014143503A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Mitsubishi Motors Corp 移動体用放送波受信装置

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