JP4650307B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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本発明は階層伝送によるデジタル放送に対応したデジタル放送受信装置および、デジタル放送受信方法に関するものであり、例えば地上波デジタル放送に対応した車載用放送受信装置など移動体に搭載のデジタル放送受信装置だけでなく、家庭用テレビの固定受信装置にも適用することができる。
デジタル放送では、品質を低下させずにデータを圧縮することができるため、1つの電波または1つの周波数帯域に複数の映像や音声を伝送することで多数のチャンネルを設定することができる。
地上デジタル放送では、各放送局に割り当てられた伝送帯域を複数のセグメントに分割し、1つ以上のセグメントで構成された階層を複数同時に伝送する階層伝送による放送が行われる。階層伝送では、階層を構成するセグメント数が多いほど高品質のデータを伝送でき、高品位なチャンネルを構成することが可能となる。また、階層を構成するセグメントが少ないほど伝送可能なデータ量は少なくなる。
地上デジタル放送では、1つのセグメントで構成される階層(以下、強階層という)と、複数のセグメントで構成される階層(以下、弱階層という)の階層構造を構成することができる。弱階層は、多くデータ量を伝送するために伝送効率の高い変調方式が行われており、高品位なサービスが可能であるが、移動体での受信や低い受信レベルでの受信に弱い特性を持つ。強階層は、移動体での受信に強い変調方式が行われており低い受信レベルまで安定した受信が可能であるが、データ量が少ないために低品位なサービスとなる。また、弱階層は、構成するセグメントの数により2つの階層で構成される場合もある。
そこで各放送局では、弱階層は家庭用テレビの固定受信機向けの放送使用し、強階層は携帯端末などの移動体受信機向けの放送に使用し、各々のサービスの提供を行う。また、放送局は弱階層と強階層で同じサービス(以下、サイマル放送という)を提供することも可能である。
このように、弱階層と強階層を用いてサイマル放送のサービスを放送局が行い、また階層伝送によるデジタル放送を受信可能な受信機においては、各々の階層の受信状態を検出し、ユーザーの番組視聴にとって最適な階層での受信を自動で切り換えるデジタル放送受信装置の提案がなされている。このようなデジタル放送受信装置として、図6に示すデジタル放送受信装置がある(例えば特許文献1参照)。図6に示すデジタル放送受信装置を従来例1とする。また、従来例1では、弱階層から強階層への自動切換えについて提案がなされているが、強階層から弱階層への自動切換えを行うデジタル放送受信装置として図7に示すデジタル放送受信装置が提案されている(たとえば特許文献2参照)。図7に示すデジタル放送受信装置を従来例2とする。
従来例1または従来例2に示すデジタル放送受信装置では、電界強度を検出する電界強度検出手段(従来例2では電界強度測定器)と、階層の再生状態を検出する再生状態検出手段と出力する階層を決定する階層決定手段を備えることを特徴としており、電界強度検出手段では電界強度の測定回路を備えており、デジタル放送信号の階層ごとの電界強度を測定する。また再生状態検出手段では現在出力しているチャンネルの階層ごとの画質の測定回路を備えており、一画面あたりのブロックのノイズの個数をカウントする。これらの測定結果についてあらかじめ設定された閾値を基準に基づき受信する階層を決定し、階層決定手段によって自動切換えを行うことを特徴としている。
特開2003−274302号公報 特開2005−277873号公報
判定条件として電界強度を用いた場合、電界強度を計測し判定に用いるために数値化し、数値化した電界強度を出力する機能を有する測定器をデジタル放送受信機に搭載しなければならない。しかし、デジタル放送受信機の基本機能であるデジタル放送を受信し選局するためには必ず必要とされる機能ではなく、従来例1と従来例2で提案されるデジタル放送受信装置では商品価格を押し上げることになり、ユーザーに不利益を与えることになる。
また、判定条件として画面あたりのブロックノイズ個数を用いた場合、再生画面状態を解析し判定に用いるためにブロックノイズの個数として数値化し、数値化したブロックノイズを出力する機能を有する画像解析装置をデジタル放送受信機に搭載しなければならない。しかし、デジタル放送受信機の基本機能であるデジタル放送を受信し選局するためには必ず必要とされる機能ではなく、従来例1と従来例2で提案されるデジタル放送受信装置では商品価格を押し上げることになり、ユーザーに不利益を与えることになる。
また、自動切換えの判定には特定の閾値を用いるため、移動体などの進行方向や速度、場所などにより受信状態が不安定な環境においては、測定結果が閾値付近を中心に変動する場合も考えられ、このような場合では受信する階層の切換が連続して行われることとなり、ユーザーに安定した視聴を提供することができなくなる。
本発明は上記のような状況を鑑み、デジタル放送受信装置の基本機能であるデジタル放送の受信および選局に必要不可欠な情報の取得状況を元に各階層の受信可能状態を検出することにより、デジタル法送受信装置の基本機能に不要な機能を有するハードやシステムを搭載することなく、ユーザーの視聴に最適な階層での受信を自動で切り換える機能を実現し安価で使い勝手のよいデジタル受信装置を提案するものである。
またデジタル放送受信装置の基本機能であるデジタル放送の受信および選局に必要不可欠な情報の連続性を判定することで、不安定な受信環境下においても安定した受信と選局を行うことができ、ユーザーの視聴に最適な階層での安定した受信を行う機能を実現し安定した受信で視聴によるストレスの少ないデジタル受信装置を提案するものである。
本発明で提案するデジタル放送受信装置は、具体的には放送電波を受信し特定の周波数のデジタル放送信号を取り出す受信手段と、前記受信手段が取り出したデジタル放送信号に含まれる1つ以上の各階層の復調が行える復調手段と、前記復調手段で復調した各階層のデジタル放送信号の誤り訂正を行い、TSパケットを生成する誤り訂正手段と、TSパケットからPSIを取得する番組情報取得手段と、前記誤り訂正手段で生成されたTSパケットに含まれる映像信号または音声信号のパケットを復号し出力するAV復号手段と、前記AV復号手段が出力する画像と音声を画像再生装置や音声再生装置に出力する出力手段と、前述の各手段をコントロールするCPUとを備えたデジタル放送受信装置であって、前記受信手段が取り出したデジタル放送信号を前記復調手段と前記誤り訂正手段によって生成されたTSパケットから特定された階層の映像信号または音声信号のパケットを前記AV復号手段に出力する階層切換手段と、前記番組情報取得手段が取得したPSIを記憶する番組情報記憶手段と、前記番組情報記憶手段が記憶しているPSIの情報に基づき前記階層切換手段を制御する番組情報取得状態判定手段を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置である。
以上のように、本発明のデジタル放送受信装置によれば、ユーザーの視聴に最適な階層での受信の切換にデジタル放送受信装置の基本機能であるデジタル放送の受信および選局に必要不可欠なPSIの情報を用いることで、特別なハードや機能を付加することなく弱階層と強階層の自動切換えを実現し、また受信状態が不安定な環境においても安定した自動切換えを行えることができ、ユーザーにとって安価で使い勝手の良く視聴によるストレスの少ない商品を提供することが可能となる。
さらに自動切換えのための判定手段が再生画面状態の画像解析ではなく、誤り訂正後のTSパケットに含まれるPSIの情報を用いることから、留守録のように映像出力が行われず再生画面状態の画像解析が不可能な使用環境においても受信および選局が可能な階層の自動切換を機能させることができ、複数の階層の録画を行うことができないデジタル録画機器へのデジタル録画においても、再生が可能な階層のみを録画することができ受信環境が不安定な要因による録画の失敗を提言させることが可能となる。
また自動切換えのための判定手段が再生画面状態の画像解析ではなく、誤り訂正後のTSパケットに含まれるPSIの情報を用いることから、信号処理の後段にあるAV復号や出力手段の機能を停止することができ消費電力の低減にも効果がある。
(実施の形態1)
本発明で提案するデジタル放送受信装置の第1の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施形態であるデジタル放送受信装置100の構成例を示している。
受信手段101は、アンテナによって受信された放送電波から特定の周波数の放送信号のみを取り出す。周波数は、チャンネルごとに6MHzの帯域が割り当てられ、それぞれに固有のチャンネル番号が割り当てられる。地上デジタル放送では、地域ごとにチャンネルが使用する周波数帯域とチャンネル番号が割り当てられており、隣接または近隣の地域において使用するチャンネル番号が重なる場合があり、その場合は枝番として番号を付加することによりユーザーによるチャンネルの識別を行う。受信手段101により特定の周波数のデジタル放送信号を取り出す操作としては、ユーザーがリモートコントローラ(以下、リモコンという)や本体の操作ボタンにより、チャンネル番号を指定することが一般に知られている。
復調手段102は、受信手段101で取り出された放送局から特定の変調方式において変調され放送電波として送出されたデジタル放送信号を、放送局での変調方式と同一の変調方式で復調する。復調においては、すべての階層のデジタル放送信号を復調する。
誤り訂正手段103は、階層ごとに復調されたデジタル放送信号からそれぞれの階層のTSパケットを生成する。生成されたTSパケットには、映像信号や音声信号のほかに番組表などを表示するための番組配列情報(Service Information:以下、SIという)や番組を選局するためのPSIのパケットが含まれる。
番組情報取得手段104は、誤り訂正手段103で生成されたTSパケットから、それぞれの階層に含まれるPSIの監視を行い、PSIを取り出す。PSIは、特定の周期で繰り返し送出することが定められており、特定の周期内にPSIを取得できた場合には取得したPSIの選局情報を出力し、特定の周期で取得できなかった場合にはPSIエラーを出力する。
番組情報記憶手段108は、番組情報取得手段104が出力したPSIの選局情報もしくはPSIエラーを、各階層のすべてのPSIについて記憶する。
番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSIの情報から弱階層でのみ送出されるProgram Association Table(以下、PATという)の監視を行い、PATの情報に基づきデジタル放送受信機100が受信する階層を決定する。例えば、番組情報記憶手段108にPATの選局情報が記憶されている場合は、弱階層の受信が正しく行われていると判断し弱階層の受信を命令する。番組情報記憶手段108にPSIエラーとしてPATの情報が記憶されている場合は、弱階層の受信が正しく行われていないものと判断し強階層の受信を命令する。これらの判断は、弱階層が降雨や障害物、位置移動などを原因とする障害による放送電波の減衰に弱く、弱階層に含まれるPSIは取得エラーを発生させるが、強階層は放送電波の減衰に強いため、強階層に含まれるPSIは選局情報として取得できるためであり、弱階層にのみ含まれるPSIを監視することにより、判断を行うことができる。
階層切換手段105は、誤り訂正手段103で生成されたTSパケットから、それぞれの階層に含まれる映像信号、音声信号のすべてのパケット、もしくはいずれかひとつの信号のパケットについて、番組情報取得状態判定手段109からの命令に基づき指定された階層のパケットのみを出力する。
AV復号手段106は、階層切換手段105から出力された映像信号または音声信号のパケットについて復号を行い画像または音声として出力する。
CPU121は方送受信装置100全体のシステムを管理するマイクロコンピュータであり、各手段およびメッセージや命令の制御を行う。
RAM122は書換えが可能な記憶媒体であり、必要に応じてデータの保存や消去が可能である。
FLASHメモリ123は、書換えが可能な記憶媒体であり、必要に応じてデータの保存や消去が可能である。
次に、第1の実施形態であるデジタル放送受信装置100における自動切換の処理手順を、図2を用いて説明する。
第1の実施形態であるデジタル放送受信装置100においては、番組情報取得手段104はTSパケットに含まれるPSIの常時監視を行いPSIの取得を行う。PSIは特定の周期で繰り返し送出することが定められており、特定の周期を閾値として取得の判定(S201)を行う。PSIを特定の周期内で取得できた場合はPSIの選局情報を番組情報記憶手段108に記憶(S202)し、特定の周期内で取得できなかった場合はPSIエラーを番組情報記憶手段108に記憶(S203)する。
次に、番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSIのうちPATについてのみ監視(S204)を行う。番組情報取得手段108では、取得できた選局情報、もしくは取得に失敗した場合のPSIエラーを記憶しているため、こられ二つの状態の監視を行う。選局情報は番組の変化などにより内容が更新されるが、番組情報取得状態判定手段109では選局情報の内容の変化については監視を行わない。
番組情報取得状態判定手段109が監視するPATがPSIエラーとして記憶されている場合は、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S206)する。もし、番組情報取得状態判定手段109が監視するPATが選局情報として記憶されている場合は、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に弱階層の選局を命令(S205)する。
なお本実施例においては、番組情報取得手段104は定められた特定の周期を閾値として取得の判定としているが、送出するデータ量などにより実際の運用周期に定められた周期に対してデータの取得するタイミングが遅れる場合がある。そのため、取得の判定に用いる閾値についても定められた周期を基準に幅を持たせてもよい。
なお本実施例においては、番組情報取得状態判定手段109は番組情報記憶手段108が記憶する弱階層でのみ送出されているPSIを監視することで弱階層と強階層の選局を自動で切り換える機能を実現しているが、さらに強階層でのみ送出されるPSIを監視してもよい良い。強階層でのみ送出されるPSIを監視することにより、デジタル放送が受信不可状態であることを検出することが可能となる。以降の説明では、強階層でのみ送出されるPSIとしてNetwork Information Table(以下、NITという)を用いて行うが、強階層でのみ送出される他のPSIを用いても良い。番組情報記憶手段108に記憶されているPATがPSIエラーとして記憶されている場合、NITの情報を監視する。番組情報記憶手段108に記憶されているNITもPSIエラーとして記憶されている場合は、番組情報取得状態判定手段109は強階層の受信も正しく行われていないものと判断し、選局処理を行わず現在の選局状態の維持を命令する。
処理手順を、図3を用いて説明する。図2と同じ番号の処理手順は同じ処理を行うものとする。番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSIのうちPATについて監視(S204)を行う。PATがPSIエラーで記憶されている場合は、番組情報記憶手段108が記憶するPSIのうちNITについて監視(S307)を行う。NITがPSIエラーで記憶されている場合は、番組情報取得状態判定手段109は選局不可と判断し階層切換手段105に選局処理を行わず現在の状態の維持を命令(S308)する。もし、番組情報取得状態判定手段109が監視するNITが選局情報として記憶されている場合は、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S206)する。
なお本実施例においては、番組情報取得状態判定手段109は番組情報記憶手段108が記憶するPATの情報に基づき弱階層と強階層の切換を判定するとあるが、1回の取得状態の監視ではなく、記憶されているPATの連続的な状態変化に基づき判定するようにしても良い。PATの連続的な状態変化を監視することにより移動体などの進行方向や速度、場所などによる受信状態が不安定な環境など測定結果が閾値付近を中心に変動する状況においても安定した受信と切換を行うことが可能となる。番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSIから弱階層でのみ送出されるPATの監視を行い、PATについて選局情報もしくはPSIエラーへの変化を検出する。番組情報取得状態判定手段109が特定の期間内にPATの情報の変化を検出した場合は、受信状態が不安定な環境であると判断し最初の取得したPATの情報を無効にし、現在の受信状態を維持したまま再度状態の変化を監視する。特定の期間内にPATの情報の変化を検出しない場合は、PATの情報に基づき、デジタル放送受信機100が受信する階層を決定し切換えを行う。PATの情報の連続性を監視することにより、降雨や障害物、位置移動などを原因とする障害により放送電波の受信レベルの変動が大きい状況においても、連続的に受信する階層の自動切換えが発生することが無くなり、視聴するユーザーのストレスを低減することができる。
処理手順を、図4を用いて説明する。図2と同じ番号の処理手順は同じ処理を行うものとする。番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSI情報のうちPATについてのみ監視を行い、さらに番組情報取得状態判定手段109はPATについて選局情報もしくはPSIエラーへの変化を検出後、特定の期間内について状態の変化の監視を継続し、PATの情報取得の安定状態を判定(S404)する。例えば、番組情報取得状態判定手段109がPATの情報として選局情報の検出後、特定の期間内にPSIエラーへの変化を検出した場合は、受信状態が不安定な環境であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に現在の選局状態の維持を命令(S409)する。また特定の期間内にPATの情報の変化を検出できない場合は、安定して受信可能な状態であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に弱階層の選局を命令(S205)する。逆に番組情報取得状態判定手段109がPATの情報としてPSIエラーの検出後、特定の期間内に選局情報への変化を検出した場合は、受信状態が不安定な環境であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に現在の選局状態の維持を命令(S409)するまた特定の期間内にPATの情報の変化を検出できない場合は、安定して弱階層が受信不可能な状態であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S206)する。
またPATの情報が特定の期間内に変化する状況においては、放送電波の受信レベルの変動が大きく弱階層での受信が困難である可能性が非常に高い。現在の状態が弱階層である場合、番組の視聴において可能な状態と不可能な状態が連続的に変化することになり、視聴するユーザーストレスを与えることになる。番組情報取得状態判定手段109は、特定の期間内にPATの情報の変化を再度検出した場合、強制的に強階層の受信を命令するようにしても良い。強階層を強制的に受信することにより、放送電波の受信レベルが大きく変動するような環境においても、安定した受信が可能となり、視聴するユーザーストレスを低減することができる。
処理手順を、図5を用いて説明する。図2と同じ番号の処理手順は同じ処理を行うものとする。番組情報取得状態判定手段109は、番組情報記憶手段108が記憶するPSI情報のうちPATについてのみ監視を行い、さらに番組情報取得状態判定手段109はPATについて選局情報もしくはPSIエラーへの変化を検出後、特定の期間内について状態の変化の監視を継続し、PATの情報取得の安定状態を判定(S404)する。例えば、番組情報取得状態判定手段109がPATの情報として選局情報の検出後、特定の期間内にPSIエラーへの変化を検出した場合は、受信状態が不安定な環境であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S509)する。また特定の期間内にPATの情報の変化を検出できない場合は、安定して受信可能な状態であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に弱階層の選局を命令(S205)する。逆に番組情報取得状態判定手段109がPATの情報としてPSIエラーの検出後、特定の期間内に選局情報への変化を検出した場合は、受信状態が不安定な環境であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S509)する。また特定の期間内にPATの情報の変化を検出できない場合は、安定して弱階層が受信不可能な状態であると判断し、番組情報取得状態判定手段109は階層切換手段105に強階層の選局を命令(S206)する。
なお図3および図4の実施例において、番組情報取得状態判定手段109が情報の連続性を判定する特定の期間は時間で規定してもよい。また周期的に送出されるPATを番組情報取得手段104が取得する回数で規定しても良い。もしくは時間と回数を組み合わせて判定しても良い。また、選局情報の取得判定と、PSIエラーの判定に用いる期間は、同一の期間、もしくはそれぞれで異なる期間を設定しても良い。
なお本実施例においては、番組情報取得手段104は誤り訂正手段103で生成されたTSパケットからそれぞれの階層に含まれるPSIのみを監視するとしているが、番組配列情報(Service Information:以下、SIという)を取得し番組表を表示するなどSIの情報を使用している場合は、SIについても監視を行い、SIを取り出してもよい。SIは、PSIと同じく特定の周期で繰り返し送出することが定められており、特定の周期内にSIを取得できた場合には取得したSIの番組情報を出力し、特定の周期で取得できなかった場合にはSIエラーを出力する。
なお本実施例においては、番組情報記憶手段108は番組情報取得手段104が出力したPSIの選局情報もしくはPSIエラーについて記憶するとしているが、SIを取得し番組表を表示するなどSIの情報を使用している場合は、各階層のすべてのSIにつて番組情報もしくはSIエラーを記憶するようにしてもよい。
なお本実施例においては、番組情報取得状態判定手段109は番組情報記憶手段108が記憶するPSIの情報から弱階層でのみ送出されるPATの監視を行い、PATの情報に基づきデジタル放送受信機100が受信する階層を決定するとしているが、SIを取得し番組表を表示するなどSIの情報を使用している場合は、番組情報記憶手段108が記憶するSI情報から弱階層でのみ送出されるSIの監視を行いSIの情報に基づきデジタル放送受信機100が受信する階層を決定するようにしてもよい。また、これらの情報を1つ以上組み合わせて判定に使用してもよい。複数の情報を用いることにより、判定における精度向上を図ることができ、誤判定によって発生する自動切換えの誤動作などを軽減することが可能となる。
なお本実施例における復調手段102、誤り訂正手段103、AV復号手段106の各手段の機能において、受信または変換する際に発生するエラーレートを換算し出力できる機能を持つ場合、エラーレート情報を弱階層と強階層の自動切換えの判定に用いても良い。例えば、放送電波の受信レベルを搬送波と雑音(C/N)比として取得できる場合は、弱階層と強階層の切り換えの判定、また強階層と選局不可状態の判定を特定の閾値を設けることにより行うことができる。また、エラーレート情報による判定結果を、番組情報取得状態判定109と組み合わせて用いても良い。
なお本実施例における復調手段102、誤り訂正手段103、番組情報取得手段104の各手段の機能においては、複数の階層を処理する機能を有しているが、弱階層と強階層ごとにデジタル放送信号の処理を分割しても良い。
構成例を、図6を用いて説明する。図1と同じ番号の手段は同じ機能を有するものとする。
復調手段602は、内部に弱階層用の復調手段Aと強階層用の復調手段Bの機能を有する。受信手段101で取り出されたデジタル放送信号は、それぞれの復調手段で階層ごとの変調方式で復調される。
誤り訂正手段603は、内部に弱階層用の誤り訂正手段Aと強階層用の誤り訂正手段Bの機能を有する。誤り訂正手段Aは復調手段Aで復調されたデジタル放送信号から弱階層のTSパケットを生成する。誤り訂正手段Bは復調手段Bで復調されたデジタル放送信号から強階層のTSパケットを生成する。
番組情報取得手段604は、内部に弱階層用の番組情報取得手段Aと強階層用の番組情報取得手段Bの機能を有する。番組情報取得手段Aは誤り訂正手段Aで生成されたTSパケットから弱階層のPSIの監視を行い、PSIを取り出す。番組情報取得手段Bは誤り訂正手段Bで生成されたTSパケットから強階層のPSIの監視を行い、PSIを取り出す。
このように各手段の機能を階層ごとに分割することにより、1手段の機能が単一化し手段や機能の組み合わせによる製品の応用範囲が拡張する。また1手段の機能が簡素化するため不具合の発生可能性を低減させることができる。
本発明は、階層伝送を受信可能なデジタル放送受信装置において各階層の選局を行う際に、選局に必要不可欠な情報を用いて最適な階層の放送へ自動的に切り換えて選局させる処理を行うデジタル放送受信装置に関するものであって有用である。
本発明における放送受信装置のブロック図 本発明における放送受信装置の処理のフローチャート 本発明における放送受信装置の処理のフローチャート 本発明における放送受信装置の処理のフローチャート 本発明における放送受信装置の処理のフローチャート 本発明における放送受信装置のブロック図 従来のデジタル放送受信装置のブロック図 従来のデジタル放送受信装置のブロック図
符号の説明
100 デジタル放送受信装置
101 受信手段
102 復調手段
103 誤り訂正手段
104 番組情報取得手段
105 階層切換手段
106 AV復号手段
107 出力手段
108 番組情報記憶手段
109 番組情報取得状態判定手段
121 CPU
122 RAM
123 FLASHメモリ
602 復調手段
603 誤り訂正手段
604 番組情報取得手段

Claims (3)

  1. 放送電波を受信し特定の周波数のデジタル放送信号を取り出す受信手段と、
    前記受信手段が取り出したデジタル放送信号に含まれる1つ以上の各階層の復調を行う復調手段と、
    前記復調手段で復調した各階層のデジタル放送信号の誤り訂正を行い映像信号、音声信号及び番組特定情報であるPSIの少なくとも何れかのパケットを含むTSパケットを生成する誤り訂正手段と、
    前記誤り訂正手段の出力であるTSパケットからPSIについて取得できた場合には前記PSIの選局情報を出力し、取得できなかった場合には前記PSIの取得不可情報を出力する番組情報取得手段と、
    前記番組情報取得手段の出力を記憶する番組情報記憶手段と、
    前記番組情報記憶手段が弱階層でのみ送出されるPSIである弱階層PSIについて選局情報を記憶している場合には弱階層を選局する旨の命令を、前記弱階層PSIについては取得不可情報を記憶しているが強階層でのみ送出されるPSIである強階層PSIについては選局情報を記憶している場合には強階層を選局する旨の命令を、前記弱階層PSI及び前記強階層PSIについて取得不可情報を記憶している場合には現在の選局状態を維持する旨の命令を、出力する番組情報取得状態判定手段と、
    前記誤り訂正手段で生成されたTSパケットから、それぞれの階層に含まれる映像信号、音声信号のすべてのパケット、もしくはいずれかひとつの信号のパケットについて、前記番組情報取得状態判定手段からの命令に基づき指定された階層のパケットのみを出力する階層切換手段と、
    前記階層切換手段の出力を復号し出力するAV復号手段と、
    前記AV復号手段が出力する画像と音声を画像再生装置や音声再生装置に出力する出力手段と、
    を有するデジタル放送受信装置。
  2. 前記弱階層PSIは、PATであることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記強階層PSIは、NITであることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
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