JP3491295B2 - 車両用走行履歴記録方法及びその装置 - Google Patents

車両用走行履歴記録方法及びその装置

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JP3491295B2
JP3491295B2 JP16042793A JP16042793A JP3491295B2 JP 3491295 B2 JP3491295 B2 JP 3491295B2 JP 16042793 A JP16042793 A JP 16042793A JP 16042793 A JP16042793 A JP 16042793A JP 3491295 B2 JP3491295 B2 JP 3491295B2
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伸 竹原
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博志 大村
清 坂本
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    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用走行履歴記録方
法及びその装置に関し、特に各ドライバーにおける走行
履歴を自動的に記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飛行機にはフライトレコーダー
が設けられていて、各フライトに関する履歴情報が自動
的に記録されるようになっているが、従来、車両の走行
履歴を自動的に記録していく走行履歴記録システムは、
全く提案されていないのが実情である。ここで、従来よ
り、車両の道案内の為のナビゲーション装置は、公知で
あるが、ナビゲーション装置は、GPS(Global Posit
ionig System)の為の人工衛星からの測位信号を受信し
て、自分の車両の現在位置を検知し、ディスプレイに表
示される道路地図上に車両の現在進行中の現在位置を表
示するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ナビゲーション装
置のうちのある種のものは、現在の直前数分間の走行経
路を地図上に表示できるように構成されているかも知れ
ないが、その走行経路の情報をメモリに記録するように
は構成されていないため、車両の走行経路の情報を蓄積
することはできないし、仮に、車両の地図上の全ての走
行経路をメモリに記憶するものとすると、巨大な容量の
メモリが必要になるため、到底実用に適するものにはな
らない。
【0004】前記ナビゲーション装置は、本質的に車両
の道案内の為のものであって、車両の走行経路を記録す
る為のものではなく、車両の走行経路を長期に亙って記
録していくようには構成されていない。従って、従来の
車両では、車両が過去に走行して通過した道路、その道
路沿いの土地の地名、訪れた観光名所、通過した又は訪
れた年月日、走行距離、所要時間等の情報の少なくとも
一部を含む走行履歴を自動的に記録できない。ここで、
仮に、車両の走行履歴を記録することができれば、後
日、過去の走行履歴の記録をアルバムのように参照して
楽しむことができるし、何らかの用途に重要な情報を得
ることも可能になる。本発明の目的は、車両の走行中の
走行履歴を記録していくことのできる車両用走行履歴記
録方法とその装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用走行履
歴記録装置は、車両の現在の位置を検知する現在位置検
知手段を備えた車両において、所定地域の道路地図の情
報を記憶した地図情報記憶手段と、前記現在位置検知手
段で検知された現在位置と、地図情報記憶手段に記憶さ
れた道路地図情報に基いて、車両が走行した走行履歴を
記録していく走行履歴記録手段と、前記道路地図や文字
情報をディスプレイに表示可能な表示手段とを備え、前
記表示手段は、前記地図情報記憶手段に記憶された道路
地図情報と、走行履歴記録手段で記録された走行履歴の
情報を受けて、ディスプレイに道路地図と走行履歴とを
表示するように構成されると共に、前記走行履歴の情報
に基いて、前記道路地図の道路のうち現在までに走行し
た範囲の道路に識別マークを付して表示するように構成
されたことを特徴とするものである。
【0006】ここで、前記地図情報記憶手段には、道路
地図情報に付随させて、前記所定地域の複数の道路を特
定する為の道路情報と、各道路が通過する複数の地点で
あって道路地図に記名された複数の記名地点の位置情報
とが記憶されている構成(請求項2)、
【0007】前記表示手段は、前記地図情報記憶手段に
記憶された道路地図情報に基いて、ディスプレイに道路
地図を表示可能にした構成(請求項)、
【0008】前記表示手段は、複数の識別マークのうち
の所望の1つを選択可能にした構成(請求項)、前記
表示手段は、前記車両の車種を特定する車種データに基
いて、前記識別マークを車種別に異ならせるようにした
構成(請求項)、前記走行履歴記録手段で記録される
走行履歴は、走行した複数の記名地点に関する情報と、
走行距離の情報とを含む構成(請求項)、前記走行履
歴の情報に基いて、所定地域の道路を走行した累積走行
距離を記録する累積走行距離記録手段を設けた構成(請
求項)、前記地図情報記憶手段には、更に、所定地域
の道路地図に、複数の観光名所の情報を付加した観光名
所地図情報が記憶された構成(請求項)、
【0009】前記表示手段は、前記地図情報記憶手段か
ら観光名所地図情報を受けて、ディスプレイに表示でき
るようにした構成(請求項)、前記表示手段は、ディ
スプレイに表示される複数の観光名所のうち、前記走行
履歴記録手段で記録された過去に訪れた観光名所を識別
可能に表示するようにした構成(請求項10)、前記走
行履歴記録手段は、絶対年月日時刻を演算する絶対時計
手段を有し、前記走行履歴に少なくとも絶対年月日の情
報を記録するようにした構成(請求項11)、
【0010】前記地図情報記憶手段は、ICカードのR
OMからなる構成(請求項12)、前記走行履歴記録手
段は、記録した走行履歴の情報を、前記ICカードのR
AMに格納するようにした構成(請求項13)、前記地
図情報記憶手段と、走行履歴記録手段の走行履歴を記憶
する走行履歴記憶部とは、走行履歴記録装置に着脱自在
な記憶媒体からなる構成(請求項14)、等の種々の態
様に構成することができる。
【0011】請求項15の車両用走行履歴記録装置は、
請求項14の装置において、更に、車両の外部に車両と
は独立に設けられる走行履歴再生装置であって、前記道
路地図や文字情報をディスプレイに表示可能な表示手段
と、前記記憶媒体を着脱自在に装着してその記憶媒体か
ら情報を読取り可能な記憶媒体読取り手段と、前記記憶
媒体読取り手段を介して記憶媒体から、道路地図情報及
び/又は走行履歴を読み取ってディスプレイに表示させ
る走行履歴再生手段とを備えた走行履歴再生装置を設け
たものである。請求項16の車両用走行履歴記録装置
は、請求項15の装置において、前記記憶媒体は、前記
地図情報記憶手段としてのROMと、前記走行履歴記憶
部としてのRAMとを有するICカードで構成されたも
のである。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の作用及び効果】請求項1の車両用走行履歴記録
装置においては、車両の現在の位置を検知する現在位置
検知手段で検知された現在位置と、地図情報記憶手段に
記憶された所定地域の道路地図の道路地図情報に基い
て、走行履歴記録手段は、車両が走行した走行履歴を記
録していく。前記走行履歴とは、車両が走行して通過し
た道路、その道路沿いの土地の地名、その走行の年月
日、走行距離、所要時間等の情報の少なくとも一部を含
むものである。このように、車両の走行履歴を記録する
ことができるので、後日、アルバム的に過去の車両の走
行履歴を参照して楽しむことができるし、その走行履歴
から何らかの有用な情報を得ることもできる。道路地図
や文字情報をディスプレイに表示できる表示手段を設け
たので、道路地図上に走行履歴を表示したり、走行履歴
の文字情報を表示できる。表示手段のディスプレイに道
路地図と走行履歴とを表示できるため、表示された道路
地図上の走行した範囲が判るようになる。しかも、表示
手段により、道路地図の道路のうち現在までに走行した
範囲の道路に識別マークを付して表示できるため、走行
した範囲の道路が明瞭となる。
【0015】ここで、請求項2の装置では、地図情報記
憶手段には、道路地図情報に付随させて、所定地域の複
数の道路を特定する為の道路情報と、各道路が通過する
複数の記名地点の位置情報とが記憶されているため、こ
れらの付随情報を活用すれば、走行して到着ないし通過
した記名地点の検知が簡単になり、その記名地点を走行
履歴に含めることができる。
【0016】請求項の装置では、表示手段のディスプ
レイに道路地図を表示できるため、走行履歴記録装置を
道路地図としても活用できる。
【0017】請求項の装置では、表示手段は、複数の
識別マークのうちの所望の1つを選択可能に構成してあ
るため、車両を変えたりした場合等必要に応じて、異な
る識別マークを付して表示できる。請求項の装置で
は、表示手段は、車両の車種を特定する車種データに基
いて、前記識別マークを車種別に異ならせるようにして
あるため、車種別の現在までに走行した範囲を明確にす
ることができる。請求項の装置では、前記走行履歴
は、走行した複数の記名地点に関する情報と、走行距離
の情報とを含むため、これらの情報に基いて、走行した
道路のうちの走行した範囲を特定できる。請求項の装
置では、前記走行履歴の情報に基いて、所定地域の道路
を走行した累積走行距離を記録する累積走行距離記録手
段を設けたため、累積走行距離を簡単に知ることができ
る。請求項の装置では、地図情報記憶手段には、所定
地域の道路地図に、複数の観光名所の情報を付加した観
光名所地図情報が記憶されるため、観光名所地図として
の機能を発揮させることが可能となる。
【0018】請求項の装置では、表示手段のディスプ
レイに、前記観光名所地図情報に基いて観光名所地図を
表示できるため、観光名所地図として活用できる。請求
10の装置では、前記表示される複数の観光名所のう
ち、過去に訪れた観光名所を識別可能に表示するため、
何らかの参考に供することができる。請求項11の装置
では、走行履歴記録手段に、絶対年月日時刻を演算する
絶対時計手段を設け、走行履歴に少なくとも絶対年月日
の情報を記録できるため、走行履歴の記録が充実したも
のとなる。
【0019】請求項12の装置では、地図情報記憶手段
がICカードのROMで構成されているため、地図情報
記憶手段を車両から取り出し可能になる。請求項13
装置では、走行履歴記録手段は、記録した走行履歴の情
報を、前記ICカードのRAMに格納するように構成さ
れているため、地図情報記憶手段とともに、走行履歴の
情報を車両から取り出し可能になる。請求項14の装置
では、地図情報記憶手段と、走行履歴記録手段の走行履
歴を記憶する走行履歴記憶部とは、走行履歴記録装置に
着脱自在な記憶媒体で構成されているため、地図情報記
憶手段と走行履歴記憶部とを、車両から取り出し可能に
なる。
【0020】請求項15の車両用走行履歴記録装置にお
いては、請求項14の装置において、更に、車両の外部
に車両とは独立に設けられる走行履歴再生装置を設け、
その表示手段のディスプレイには、道路地図や文字情報
を表示可能にし、記憶媒体読取り手段を介して前記記憶
媒体から、道路地図情報及び/又は走行履歴を読み取っ
てディスプレイに表示させるため、例えば、自宅等にお
いて、道路地図及び/又は走行履歴を見て、旅行スケジ
ュールを立てたり、過去の走行履歴を楽しむことができ
る。請求項16の装置においては、請求項15の装置に
おける前記記憶媒体は、地図情報記憶手段としてのRO
Mと、走行履歴記憶部としてのRAMとを有するICカ
ードで構成されているため、比較的安価なICカード及
びICカード書込み読取り装置を適用可能である。
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。本実
施例は、乗用の自動車の走行履歴記録再生システムに本
発明を適用した場合の例であり、以下の走行履歴記録再
生システムについての説明は走行履歴記録方法を含むも
のである。この走行履歴記録再生システムは、オーナー
ドライバーが現在までに購入した自動車で走行した走行
履歴(以下、ドライブ履歴という)を記録し、そのドラ
イブ履歴を自動車のインストルメントパネルのディスプ
レイに地図情報に付加して表示したり、文字情報にて表
示したりする為の装置であり、自宅のTV受像機にも表
示できるようになっている。
【0024】図1、図2に示すように、この走行履歴記
録再生システムは、一般的な乗用の自動車1に設けられ
た走行履歴記録再生ユニット10と、自動車1の外部
(例えば、その自動車1を所有するオーナーの自宅2)
に自動車1とは独立に設けられた走行履歴再生ユニット
50とで構成されている。次に、前記走行履歴記録再生
ユニット10について説明する。この走行履歴記録再生
ユニット10は、制御ユニット12、絶対時刻(年月日
時刻)を演算する絶対時計14、自動車1の走行距離計
と兼用の走行距離計16、種々のキーやスイッチ類を有
する操作ボード18、ICカード書込み読取り器20、
ROMとRAMとを含むICカード22、自動車用のナ
ビゲーション装置に用いられているものと同様の測位装
置30、液晶ディスプレイを備えたTV受像機28、そ
のTV受像機28に画像信号を出力する画像信号発生器
24及び音声信号を出力する音声信号発生器26等で構
成されている。
【0025】制御ユニット12は、CPUとROM36
とRAM38とを含むマイクロコンピュータと、I/O
インターフェイスを主体として構成され、この制御ユニ
ット12は、絶対時計14、走行距離計16、操作ボー
ド18、ICカード書込み読取り器20、測位装置3
0、画像信号発生器24及び音声信号発生器26に接続
されている。ROM36には、少なくとも、後述の走行
履歴の記録と表示の為の種々の制御プログラム、入力文
字を変換処理する為の制御プログラム、等が予め格納さ
れ、RAM38には、ROM36で実行される制御演算
処理上の種々のデータを記憶する為のメモリが設けられ
ている。
【0026】操作ボード18には、0〜9の数字キー、
アルファベットキー、電源投入用のメインスイッチ、T
V受像機28のディスプレイ27の画面のカーソルを上
下左右に移動させる為のカーソル移動キー、アルファベ
ット入力文字列をカタカナや漢字に変換する為のカタカ
ナ変換キー及び漢字変換キー、実行キー、道路地図にド
ライブ履歴を識別表示するするのを禁止する為のキャン
セルSW、ICカード22のRAM及びRAM38のデ
ータ消去の為の消去キー等が設けられている。
【0027】ICカード22は、ROMとRAMとを有
するもので、そのROMには少なくとも図14に図示の
ようなデータが予め格納され、また、そのRAMには少
なくとも図17に図示のようなデータが格納されるが、
これらについては後述する。 ICカード書込み読取り
器20には、ICカード22が着脱自在に装着され、制
御ユニット12は、ICカード書込み読取り器20を介
してICカード22のRAMにデータを書込んだり読出
したりすることができ、また、ICカード22のROM
のデータを読出すことができるように構成してある。
【0028】測位装置30は、GPS(Global Positio
ning System)の複数の人工衛星からの測位用電波を受信
する受信機32であって自動車1のルーフの内側に付設
された受信機32と、この受信機32からの信号を処理
して自動車1の現在位置を演算する信号処理装置34と
を有する。画像信号発生器24は、制御ユニット12か
ら1画面分ずつのドットパターンデータを受けて、その
ドットパターンデータをTV受像機28の液晶ディスプ
レイに表示する為の画像信号を発生させ、TV受像機2
8に出力する。音声信号発生器26は、制御ユニット1
2から音声発生の為のディジタルデータを受けて、TV
受像機28のスピーカから音声を発生させる為の音声信
号を発生させ、その音声信号を増幅してTV受像機28
に出力する。TV受像機28の液晶ディスプレイには、
透明電極からなる複数の画面SW(SWは、スイッチの
略語である)が設けられていて、それら画面SWを操作
することで信号入力可能に構成してある。
【0029】次に、自宅2に設置される走行履歴再生ユ
ニット50について説明する。この走行履歴再生ユニッ
ト50は、制御ユニット52、操作ボード58、ICカ
ード書込み読取り器60、前記ICカード22、家庭用
のTV受像機66に接続される画像信号発生器62及び
音声信号発生器64等で構成され、操作ボード58と、
ICカード書込み読取り器60と、画像信号発生器62
及び音声信号発生器64は、制御ユニット52に接続さ
れている。制御ユニット52は、CPUとROM54と
RAM56とからなるマイクロコンピュータと、I/O
インターフェイスとを主体として構成され、ROM54
には、少なくとも、記録されたドライブ履歴を表示する
為の制御プログラムであってROM36の制御プログラ
ムと略同様の制御プログラムが予め格納され、また、R
AM56には、ROM54が実行する制御演算処理上の
種々のデータを記憶する為のメモリが設けられている。
【0030】家庭用TV受像機66には、画面SWが設
けられていないことから、操作ボード58には、前記操
作ボード18と同じキーやSW類に加えて、図6〜図1
3の画面SWに相当する複数のSWが設けられている。
ICカード書込み読取り器60は、前記ICカード書込
み読取り器20と同様のものであり、ICカード22
は、両ユニット10,50に共用されるものである。画
像信号発生器62及び音声信号発生器64は、前記画像
信号発生器24及び音声信号発生器26と同様のものあ
る。尚、走行履歴記録再生ユニット10は、自動車1の
ドライブ履歴を記録する機能と、その記録したドライブ
履歴を自動車1に設けたTV受像機28のディスプレイ
に表示して再生する機能とを有するのに対して、走行履
歴再生ユニット50は、走行履歴記録再生ユニット10
で記録されたドライブ履歴を家庭用TV受像機66のデ
ィスプレイに表示して再生する機能だけを有するもので
ある。
【0031】次に、走行履歴記録再生ユニット10につ
いて、詳細に説明する。最初に、ICカード書込み読出
り器20にICカード22を装着した状態において、操
作ボード18のメインSWをONにすると、TV受像機
28のディスプレイ27には、図5に示すメニュー画面
が表示される。この図5の表示項目は、8つの大区分の
制御モードを示し、各表示項目をカーソル29で指示し
た状態で、実行キーを操作することで所望の制御モード
を指定できる。
【0032】これら大区分の制御モードを含む制御モー
ドの階層構造について説明する。図4を参照しつつ説明
するが、車歴表示モードを選択すると、図6に示すよう
に、オーナーが現在まで使用していた1又は複数の自動
車に関する情報を含む車歴情報を表示した車歴画面がデ
ィスプレイ27に表示される。この車歴画面において、
最下段の「メニュー画面」は、メニュー画面に復帰する
為の画面SW、「前頁画面」は、画面を前頁に戻す為の
画面SW、「次頁画面」は、画面を次頁に戻す為の画面
SWであり、以下に説明する複数の画面においても同様
である。地図モードを選択すると、図7に示すように、
多数の幹線道路とそれら道路が通過する多数の地名を記
載した全国道路地図であって、全国をAブロック(北海
道)、Bブロック(東日本)、Cブロック(中部日
本)、Dブロック(西日本)、Eブロック(九州)の5
ブロックにブロック分けした全国道路地図がディスプレ
イ27に表示される。画面の最下段の「終了」は、この
地図の表示を終了させる為の画面SW、「ブロック指
定」は、図8のブロック指定画面を表示させる為の画面
SWである。
【0033】ブロックを指定するときは、「ブロック指
定」の画面SWにて、図8のブロック指定画面を表示さ
せ、カーソル29と実行キーを介して所望のブロックを
指定でき、例えば、Eブロックを指定すると、図9に示
すように、多数の幹線道路とそれら道路が通過する多数
の地名(記名地点という)を記載したEブロックの拡大
された道路地図がディスプレイ27に表示される。この
ことは、A〜Dブロックについても同様である。このよ
うに、地図モードには、全国地図モードと、その下位の
Aブロック〜Eブロックの5つのブロックモードがあ
る。
【0034】観光名所モードには、前記同様に、Aブロ
ック〜Eブロックの5つのブロックモードがあり、観光
名所モードにおいて、例えばEブロックを指定すると、
図10に示すように、Eブロックの主要な観光名所の名
称とその位置を指示したEブロックの道路地図がディス
プレイ27に表示される。但し、過去に訪れた観光名所
又は図11の今回ドライブ画面で名称を入力した観光名
所の名称は、矩形枠で枠取りして表示される。情報入力
モードを選択すると、「車歴情報」と「今回ドライブ情
報」とを選択する選択画面(図示略)がディスプレイに
表示され、「車歴情報」モードを指定すると、図6の車
歴画面(尚、データ入力前には、データ記入個所が空白
である)が表示されるので、この画面に所望の車歴に関
する文字データを入力することができ、この表示情報が
そっくりICカード22のRAMに格納される。
【0035】情報入力モードにおいて、「今回ドライブ
情報」モードを指定すると、図11に示す今回ドライブ
画面がディスプレイ27に表示される。この今回ドライ
ブ画面は、今回のドライブに関して記録しておきたい事
項(タイトル、ドライバー名、車種、同乗者名、出発地
点、到着地点、訪れる予定の観光名所の名称を入力する
ため画面であり、カーソルで指示した位置に文字(アル
ファベット又はカタカナ又は漢字)を入力して実行キー
を操作することで、所望の情報を入力できる。但し、
「開始」は、今回のドライブの開始を指示する画面SW
であり、「開始」をONすると、絶対時計14からの信
号により、ドライブ開始時の年月日時刻が確定されると
ともに、今回の1日又は複数日にわたるドライブの開始
が確定され、また、「終了」は、今回のドライブの終了
を指示する画面SWであり、「終了」をONすると、絶
対時計14からの信号により、ドライブ終了時の年月日
時刻が確定されるとともに、今回のドライブの終了が確
定される。つまり、「開始」の指令から「終了」の指令
までの間のドライブ(走行)が、今回の1つのドライブ
として定義される。
【0036】ドライブ履歴再生モードは、過去に蓄積し
たドライブ履歴をディスプレイに表示して再生するモー
ドであり、このドライブ履歴再生モードには、ドライブ
履歴文字モードと、ドライブ履歴地図モードとがある。
ドライブ履歴文字モードには、前記同様に、Aブロック
〜Eブロックの5つのブロックモードが設けられてい
る。また、ドライブ履歴地図モードには、全国道路地図
にドライブ履歴を付加して表示する全国モードと、各ブ
ロックの道路地図にドライブ履歴を付加して表示するA
〜Eブロックモードとが設けられている。前記ドライブ
履歴再生モードを指定すると、ディスプレイ27に「ド
ライブ履歴文字」のモードと、「ドライブ履歴地図」の
モードを選択する画面(図示略)が表示され、この画面
においてドライブ履歴文字モードを指定すると、図8に
示すブロック指定画面になるので、例えばEブロックを
指定した場合には、ディスプレイに、図12に示すドラ
イブ履歴文字画面が表示される。但し、複数回のドライ
ブの履歴が蓄積されている場合は、早期のものから順に
表示され、「次頁画面」の画面SWを介して、順々に表
示させることができる。
【0037】このドライブ履歴文字画面には、タイト
ル、ブロック名(図示略)、ドライバー名、同乗者名、
車種等の入力情報に加えて、自動的に記録された、ドラ
イブの期間、ドライブ中に通過した複数の記名地点(各
ブロックの道路地図上に地名が記入された地点のことで
ある)とその通過順序、本日(その日1日)の走行距離
及び所要時間、そのドライブにおける実際の合計走行距
離(走行距離計のデータに基いて求めた距離)、Eブロ
ックにおける実際の総合計走行距離、等が表示される。
尚、タイトルの欄の(1/4)の表示は、4日間の九州南部
方面ドライブのうちの第1日目であることを示す。〔・
・・〕内の記名地点は観光名所でない記名地点を示し、
矩形枠で枠取りした記名地点は観光名所(例えば、日南
海岸)を示す。
【0038】前記ドライブ履歴再生モードにおいて、ド
ライブ履歴地図モードを指定すると、図7に示す全国地
図モードにおける全国道路地図画面が表示される。但
し、この全国道路地図画面においては、次に説明するE
ブロックに関する図13と同様に、過去に走行した幹線
道路が、後述のように指定された識別表示(例えば、太
実線)にて識別可能に表示される。前記全国地図のモー
ドにおいて、ブロック指定画面を介して、例えばEブロ
ックを指定すると、図13に示すように、Eブロック道
路地図画面が表示される。但し、このEブロック道路地
図画面においては、過去に走行した幹線道路が、指定さ
れた識別表示(例えば、太実線)にて識別可能に表示さ
れる。
【0039】設定実行モードは、自動車で走行しながら
その走行に関する種々のドライブ履歴のデータを蓄積す
るモードであり、この設定実行モードには、前記同様
に、Aブロック〜Eブロックの5つのブロックモードが
ある。宿泊中断モードは、今回のドライブを中断して宿
泊するときに、宿泊による中断を明確化する為の信号を
入力する為のモードである。また、画面消去モードは、
走行中等においてディスプレイ27の表示を消去するモ
ードである。
【0040】次に、ICカード22のROMに予め格納
されたデータについて説明する。図14に示すように、
前記ICカード22のROMには、図7、図9に示すよ
うに、全国道路地図やA〜Eブロックのブロック道路地
図をディスプレイ27に表示させる為の地図表示データ
と、例えば、図10に示すようにA〜Eブロックの観光
名所をディスプレイ27に表示させる為の観光名所表示
データと、A〜Eブロックの各々における多数の記名地
点の地点No. とその位置データとを含む記名地点データ
と、A〜Eブロックの各々における多数の幹線道路の道
路No. と、各幹線道路が通過する多数の記名地点の地点
No.と、記名地点間距離とを含む幹線道路データとが格
納されている。
【0041】道路地図表示データの各道路地図データ
は、ドットパターンデータで格納されている。観光名所
表示データの各ブロックデータは、前記同様に、ドット
パターンデータで格納されている。記名地点データのう
ちの例えばEブロック記名地点位置データは、図15に
示すように、記名地点の名称のデータと、地点No. (P
i)(但し,i=1,2,3・・・)のデータと、前記
測位装置30で自動車1の現在位置を演算する為の座標
系と同一座標系における記名地点の中心部の位置(X
i,Yi)(但し,i=1,2,3・・・)のデータ
と、記名地点が観光名所であるときには観光名所を識別
する為の観光名所識別用ビットデータ(図示略)とを含
む。各記名地点、例えば「小倉」は、広がりのある街で
あるが、本システムでは、ナビゲーションシステムとは
異なり、「小倉」という記名地点に到着したか否かを検
知して記録すればよいので、各記名地点を点として定義
し、後述のように、その点の所定半径(例えば、500
m)以内に接近したときには、その記名地点に到着した
ものと判定するように構成してある。
【0042】幹線道路データのうちの例えばAブロック
幹線道路データは、図16に示すように、Aブロックの
複数の幹線道路について、道路No. (Ri)(但し,i
=1,2,3,・・・)のデータと、各道路が通過する
複数の記名地点No. であって所定の順序で列挙した記名
地点No. のデータと、記名地点間距離di(i=1,
2,3・・・)のデータとを含むものである。尚、前記
所定の順序とは、例えば、東京を基準として東京に近い
ものから順に並べるとかの順序のことである。
【0043】次に、前記ICカード22のRAMに記憶
される種々のデータについて、図17に基いて説明す
る。このRAMには、車歴を表示する為の車歴表示デー
タと、自動車1が走行している現在状態を示す現在状態
データと、過去に通過した通過記名地点累積データと、
ディスプレイ27に表示される道路地図の幹線道路に、
過去に走行したことを識別可能に表示する為の道路地図
表示画面への識別表示データと、ディスプレイ27に表
示された観光名所のうち過去に訪れたことのある観光名
所を識別可能に表示する為の観光名所表示画面への識別
表示データと、今回(第i回)ドライブ履歴データと、
過去の複数回のドライブ履歴データ等が記憶される。
【0044】車歴表示データは、図6の車歴画面を表示
する為のドットパターンである。現在状態データには、
絶対時計14からの信号から判る現在の年月日時刻のデ
ータと、測位装置30により検知される現在位置のデー
タと、自動車1が現在所定半径以内に接近した現在の記
名地点の地点No. のデータと、自動車が現在走行中の道
路の道路No. のデータとが含まれている。通過記名地点
累積データは、A〜Eブロック毎に区分してあり、各ブ
ロックにおいて、過去に自動車1で到着又は通過したこ
とのある記名地点の地点No. データを列挙したデータで
ある。
【0045】この通過記名地点累積データと、ICカー
ドのROMのデータとに基いて、過去に通過したことの
ある道路と、その道路における通過範囲と、その通過範
囲の距離とを検知することができ、それに基いてディス
プレイ27に表示された道路地図上に、その道路と範囲
とを識別可能に表示し、且つ総合計走行距離を求めて表
示することができることになる。その識別表示の為に作
成されたデータが、地図表示画面への識別表示データで
あり、全国地図用データと、A〜Eブロック用データと
に区分してある。この地図表示画面への識別表示データ
は、各道路地図において過去に走行した道路を識別可能
に表示する為のドットパターンデータからなり、ICカ
ード22のROMから読込んだ道路地図のドットパター
ンデータと、ICカード22のRAMから読込んだその
道路地図に対応する識別表示用ドットパターンデータと
を合成したドットパターンデータが、画像信号発生器2
4へ出力されると、図13に示すように、ディスプレイ
27の地図の道路のうちの過去に通過した道路が識別マ
ーク(例えば、太線実線、太線一点鎖線、太線二点鎖
線、太線三点鎖線のうちの指定されたもの)を付加して
表示されることになる。
【0046】観光名所表示画面への識別表示データは、
A〜Eブロック用データに区分してあり、この観光名所
表示画面への識別表示データは、各ブロック毎に、過去
に訪れた又は図11の今回ドライブ画面で入力した観光
名所を、図10に例示した観光名所画面において識別表
示する為のデータである。この観光名所表示画面への識
別表示データは、過去に訪れた又は今回入力した観光名
所の名称を枠取りする矩形枠のドットパターンデータか
らなり、このドットパターンデータと各ブロックの観光
名所表示データ(図13に示すROMのデータ)とを合
成したドットパターンデータが、画像信号発生器24へ
出力されると、ディスプレイ24の観光名所のうちの過
去に訪れた又は入力した観光名所が枠取りして識別表示
されることになる。
【0047】今回ドライブデータは、図11の今回ドラ
イブ画面において入力されるデータと、走行履歴記録再
生ユニット10によって自動的に検知されたデータとか
らなり、この今回ドライブデータには、A〜Eブロック
の1つを指定するブロック指定データ、タイトルデー
タ、ドライバー名データ、車種データ、同乗者データ、
開始・終了年月日データ、出発地点・到着地点データ、
今回ドライブにおいて通過した複数の通過記名地点デー
タ、今回ドライブにおいて訪れた観光名所データ、日別
走行距離・時間データ、今回ドライブで走行した合計走
行距離データ、各ブロックにおける総合計走行距離デー
タ、等が含まれる。尚、前記走行距離は、走行距離計1
6からのデータに基いて演算されたものである。
【0048】尚、ドライブ中にある記名地点の所定半径
以内に接近すると、メモリm3に地点No. のデータが記
憶され、その地点No. のデータが、メモリm5〜m9の
該当する1つに記憶され、また、その地点No. のデータ
から判る記名地点の地点No. データ及び地点名データ
が、メモリm21に記憶される。そして、この今回ドラ
イブデータは、変更されることなく、RAMに記憶保持
され、過去複数回のドライブデータが蓄積されていくの
で、このドライブデータに基いて、地図表示画面への識
別表示データを作成でき、また、図12に示すようなド
ライブ履歴文字画面表示用のデータを作成できる。
【0049】次に、制御ユニット12において、設定実
行モードのときに実行されるドライブ履歴記録処理につ
いて、図18と図19のフローチャートに基いて説明す
る。尚、図中符号Si(i=1,2,3・・・)は各ス
テップを示す。この処理の前提条件として、メインSW
がONであり、自動車の走行開始前に、情報入力モード
において今回ドライブ画面にデータが入力された後に、
設定実行モードにして、ブロックが指定されたときに開
始される。そして、今回ドライブ画面において、「開
始」の画面SWがONされると、フラグFsが1にセッ
トされる。
【0050】S1において各種信号(測位装置の測位信
号、絶対時計の時計信号、走行距離計の距離信号、ブロ
ック指定フラグ等)が読み込まれ、次に、S2では、S
26でセットされるフラグFnが1か否か判定され、最
初は0であるため、S4に移行する。S4においては、
測位装置の測位信号に基いて自動車の現在位置(Xp,
Yp)が演算され、その現在位置のデータにより、メモ
リm2のデータが更新される。次に、S5においてフラ
グFsが1か否か判定されるが、最初はFs=1である
ため、S6へ移行し、S6において、メモリm21に出
発地点のデータがあるか否か判定される。出発地点のデ
ータがある場合には、S7において、現在位置のデータ
と出発地点のデータを比較することで、出発記名地点が
チェックされ、出発地点のデータが誤っている場合に
は、現在位置に最も近い記名地点を出発地点として出発
地点のデータが訂正される。
【0051】S6の判定の結果、出発地点のデータが無
い場合には、S8において、現在位置のデータに基いて
出発記名地点が演算される。この場合、現在位置に最も
近い記名地点が出発地点とされ、その地点No. のデータ
が指定ブロックのメモリm5〜m9に記憶され、その地
点名と地点No. のデータがメモリm21に記憶される
(S9)。ここで、現在位置に最も近い記名地点を検索
する場合、現在位置(Xp,Yp)のデータと、指定ブ
ロックの多数の記名地点の位置データ(X・・・・,Y
・・・・)とを比較することで、検索することができ
る。
【0052】次に、S10において、フラグFsが0に
リセットされてからリターンするが、次の演算処理で
は、S5からS11へ移行し、S11において、現在走
行中の現在道路の候補が検索される。この場合、出発記
名地点から延びる1又は複数の道路が候補として検索さ
れることになる。次に、S12において、最寄りの記名
地点が演算されるが、この場合、現在位置(Xp,Y
p)のデータと、多数の記名地点の位置データ(X・・
・・,Y・・・・)とを比較することで演算することが
できるが、現在道路の候補を活用し、その1又は複数の
候補道路における出発記名地点の隣の記名地点が、最寄
りの記名地点に該当する確率が高いので、現在道路の候
補と、記名地点データと、幹線道路データとを活用する
ことで、最寄りの記名地点を簡単に演算することができ
る。
【0053】次に、S13において、現在位置が何れか
の記名地点の所定半径(例えば、500m)内か否か判
定され、Noのときにはリターンし、また、Yes のとき
には、その記名地点に到着したものとして、その記名地
点の地点No. のデータが、メモリm3と指定ブロックの
メモリm5〜m9に格納される(S14)。また、その
記名地点の地点名データがメモリm21に記憶される。
次に、S15において、出発記名地点と前記求めた記名
地点とに基いて、現在道路が確定したか否か判定され、
確定したときには、S16においてその道路No. のデー
タが、メモリm4に格納され、また、確定しないときに
は、S17へ移行する。尚、メモリm4に格納される確
定した現在道路のデータと、メモリm3に格納される現
在の記名地点のデータを有効活用すると、S12におけ
る最寄りの記名地点の演算が簡単化する。
【0054】次に、S17において、宿泊中断モードが
ONか否か判定される。この宿泊中断モードは、宿泊の
為にドライブを中断する場合に、メニュー画面において
設定されるものであるが、昼間ドライブ中には、宿泊中
断モードに設定されないため、S17からS18へ移行
する。S18において、フラグFeが1か否か判定され
る。このフラグFeは、一連の1又は複数日にわたるド
ライブを終了したときに、今回ドライブ画面において
「終了」の画面SWをONしたときに1にセットされる
ものである。ドライブが終了していないときには、S1
8の判定がNoとなるため、S18からリターンし、S
1〜S18が所定微小時間おきに繰り返し実行され、以
上のようにして、走行中に通過(但し、到着も含む)し
た通過記名地点のデータが蓄積され、指定ブロックのメ
モリm5〜m9(メモリm5〜m9のうちの1つ)と今
回ドライブのデータを蓄積するメモリm21に格納され
ていく。
【0055】次に、第1日目のドライブを終了して宿泊
する際には、メニュー画面において、宿泊中断モードに
設定され、その後メインSWがOFFとされる。する
と、S17の判定結果がYes となってS24へ移行し、
S24において本日の走行距離と所要時間が演算され、
S25においてそれらのデータがメモリm21に格納さ
れ、次にS26においてフラグFnが1にセットされ、
そこで一旦演算処理が終了する。但し、翌日ドライブの
再開に際して、メインSWがONになると、演算処理が
再開され、S2の判定結果がYes となるため、S3に移
行して、ドライブ継続と判定されて、現在の年月日時刻
と走行距離計16のデータがメモリm21に格納され、
フラグFnが0にリセットされ、それ以後S4以降が前
述のように実行され、S1〜S18が繰り返し実行さ
れ、通過記名地点のデータが蓄積されていく。
【0056】今回ドライブの終了を指示する為に、今回
ドライブ画面の「終了」の画面SWをONにすると、S
18からS19へ移行し、S19において、到着地点デ
ータが有るか否か判定され、その判定がYes のときに
は、S20において到着記名地点がチェックされる。こ
の場合、現在位置のデータと到着地点データとを比較す
ることでチェックされ、到着地点データが正しくないと
きには、現在位置に最も近い記名地点のデータでもって
到着地点データが書換えられる。また、S19の判定結
果がNoのときには、S21において、到着記名地点が
演算される。この場合、現在位置に最も近い記名地点が
到着地点とされ、その地点No. のデータが指定ブロック
のメモリm5〜m9に記憶され、また、その記名地点の
地点名と地点No. のデータが到着地点データとしてメモ
リm21に格納される(S22)。
【0057】次に、S23において、本日の走行距離と
所要時間と今回ドライブの実際の合計走行距離と、その
ブロックにおける実際の総合計走行距離とが演算され、
メモリm21に格納され、その後演算処理が終了する。
以上のようにして、1又は複数日にわたる各ドライブの
履歴を記録できるため、図13に示すように地図画面上
にドライブ履歴を識別表示したり、図12に示すよう
に、各ドライブの履歴の文字情報をディスプレイに表示
させることができることになる。尚、図12の例は、4
日間のドライブの第1日目の履歴を示し、第2日目の履
歴は次頁の画面に表示され、第3日目の履歴は第3頁の
画面に表示され、第4日目の履歴は第4頁の画面に表示
される。
【0058】次に、制御ユニット12において実行され
る地図及び通過道路表示処理について、図20、図21
に基いて説明する。この処理は、ドライブ履歴再生モー
ドのドライブ履歴地図モードに設定したときに実行され
るものであり、処理が開始されると、S40において以
下の処理に必要な各種信号が読み込まれ、次に、S41
において、全国地図が指定されているか否か判定され、
その判定がYes のときには、S42以降が実行され、ま
た、その判定がNoのときにはS51以降が実行され
る。
【0059】全国地図が指定されているときには、S4
2において、メモリm5〜m9から新規の通過記名地点
の地点No. が検索される。尚、新規の通過記名地点と
は、S47において非新規ビットデータが付加されてい
ない通過記名地点のことである。次に、S43において
は、S42において検索された新規の通過記名地点のデ
ータに基いて、新規の複数の通過記名地点が含まれる新
規の通過道路と、その範囲(その通過道路における新規
に通過した範囲)と新規通過範囲の距離とが演算され
る。この場合、新規の複数の通過記名地点のデータに基
いて1又は複数の通過道路が検索されるとともに、その
又はそれらの通過道路における新規の通過範囲が、新規
の複数の通過記名地点のデータに基いて演算されること
になる。また、新規通過範囲の距離は、ICカード22
のROMの幹線道路データに基いて求められることにな
る。
【0060】次に、S44において、ICカード22の
ROMの全国地図データから、S43において求めた新
規通過道路の新規通過範囲の道路地図のデータが読み込
まれ、次にS45において、S44において読み込んだ
データが、新規通過道路の新規通過範囲を識別可能にデ
ィスプレイに表示する為の識別表示データに変換され、
その識別表示データがメモリm10に格納される。次
に、S46において、全国地図データとメモリm10の
データとを読み込んで合成した合成データが作成され
る。
【0061】次に、S47において、メモリm5〜m9
に格納されている通過記名地点のデータのうち、非新規
ビットデータが付加されていないデータに、非新規ビッ
トデータが付加される。次に、S48において、新規の
走行距離と、これまでの総合計走行距離に新規の走行距
離を加算した総合計走行距離、全国の幹線道路の総合計
長さに対する総合計走行距離の走行比率とが演算される
とともに、測位装置30からの信号に基いて現在位置が
演算され、その演算結果のデータがICカード22のR
AMに設けられているメモリに格納される。
【0062】次に、S49において、前記合成データ
と、総合計走行距離表示データと、走行比率表示データ
と、現在位置表示データとが、画像信号発生器24へ出
力され、次に、S50において全国地図画面における
「終了」の画面SWがONされたか否か判定し、Noの
ときには、S49が繰り返して実行される。こうして、
図7に示すように、TV受像機28の液晶ディスプレイ
28には、全国道路地図が表示されるが、その全国道路
地図には、これまでに走行した範囲の道路には、指定さ
れた識別表示(例えば、太線実線)が付され、自動車の
現在位置を示す所定のマーク(図示略)も表示され、こ
れまでに走行した総合計走行距離と、走行比率が文字に
て表示される。そして、その表示は、「終了」の画面S
WがONされるまで、継続的に表示され、「終了」の画
面SWがONされると、この表示処理が終了する。
【0063】一方、全国地図でなくて、A〜Eブロック
の何れかのブロックを指定した場合には、S41の判定
の結果がNoとなって、S51へ移行し、S51におい
て、ブロック指定有りか否か判定され、Yes のときに
は、S52以降が実行される。 S52においては、指
定ブロックのメモリm5〜m9から新規の通過記名地点
の地点No. が検索される。次に、S53においては、S
52において検索された新規の通過記名地点のデータに
基いて、新規の複数の通過記名地点が含まれる新規の通
過道路と、その範囲(その通過道路における新規に通過
した範囲)と、新規通過範囲の距離とが演算される。こ
の場合、新規の複数の通過記名地点のデータに基いて1
又は複数の通過道路が検索されるとともに、その又はそ
れらの通過道路における新規の通過範囲が、新規の複数
の通過記名地点のデータに基いて演算されることにな
る。また、新規通過範囲の距離は、ICカード22のR
OMの幹線道路データに基いて求められることになる。
【0064】次に、S54において、ICカード22の
ROMの指定されたブロックの地図データから、S53
において求めた新規通過道路の新規通過範囲の道路地図
のデータが読み込まれ、次にS55において、S54に
おいて読み込んだデータが、新規通過道路の新規通過範
囲を識別可能にディスプレイに表示する為の識別表示デ
ータに変換され、その識別表示データが指定ブロックの
メモリm11〜m15に格納される。次に、S56にお
いて、指定ブロック地図データと指定ブロックのメモリ
m11〜m15のデータとを読み込んで合成した合成デ
ータが作成される。
【0065】次に、S57において、指定ブロックのメ
モリm5〜m9に格納されている通過記名地点のデータ
のうち、非新規ビットデータが付加されていないデータ
に、非新規ビットデータが付加される。次に、S58に
おいて、新規の走行距離と、これまでの総合計走行距離
に新規の走行距離を加算した総合計走行距離と、走行比
率とが演算されるとともに、測位装置30からの信号に
基いて現在位置が演算され、その演算結果のデータが、
ICカード22のRAMに設けられているメモリに格納
される。
【0066】次に、S59において、前記合成データ
と、総合計走行距離表示データと、走行比率表示データ
と、現在位置表示データとが、画像信号発生器24へ出
力され、次に、S60において指定ブロック地図画面に
おける「終了」の画面SWがONされたか否か判定し、
Noのときには、S59が繰り返して実行される。こう
して、例えば、図13に示すように、TV受像機28の
液晶ディスプレイには、指定ブロックの道路地図が表示
されるが、その指定ブロックの道路地図には、過去に走
行した範囲の道路には、指定された識別表示(例えば、
太線実線)が付され、自動車の現在位置を示す所定のマ
ーク(図示略)も表示され、また、これまでに走行した
総合計走行距離と走行比率とが文字にて表示される。そ
して、その表示は、「終了」の画面SWがONされるま
で、継続的に表示され、「終了」の画面SWがONされ
ると、この表示処理が終了する。
【0067】以上は、走行履歴記録再生ユニット10に
おける制御について説明したが、自宅に保有する走行履
歴再生ユニット50は、図18と図19のドライブ履歴
記録処理を実行するようには構成されていないけれど
も、ICカード22を走行履歴再生ユニット50のIC
カード書込み読取り器60に装着した状態において、図
20と図21の地図及び通過道路表示処理を、走行履歴
記録再生ユニット10と同様に実行できるように構成さ
れている。尚、観光名所は、記名地点データの各観光名
所の地点のデータに含まれる観光名所識別用ビットデー
タに基いて検知されることになる。
【0068】ここで、前記S45とS55において、識
別用データに変換する処理について補足説明すると、過
去に走行した道路を識別表示する識別表示は、何ら設定
しない場合には、太実線の識別マークにて表示される
が、ドライブ履歴地図モードに設定した際に操作ボード
18のキャンセルSWをON操作すると、所定のフラグ
を介して、S45とS55のステップが省略され、新規
通範囲の識別マークが表示されなくなる。
【0069】更に、例えば、車種別に又はドライブ別
に、予め識別マークを設定できるように構成してある。
即ち、情報入力モードには、実際には、「車歴情報」の
モード、「今回ドライブ情報」のモードに加えて、「識
別表示設定」のモードが設けられており、その「識別表
示設定」のモードを指定すると、ディスプレイの画面に
は、太実線、太線一点鎖線、太線二点鎖線、太線三点鎖
線、太線点線の5種類の識別マークがが表示され、カー
ソルと実行キーを介して所望の識別マークを設定できる
ように構成してあり、その各設定を示すフラグ(識別表
示フラグ)がICカード22のRAMの所定のメモリに
格納され、その各設定は変更設定されるまで有効であ
る。 そして、S45とS55では、前記識別表示フラ
グで指定された識別表示とする識別用データに変換する
ことになる。
【0070】但し、「識別表示設定」モードを介するこ
となく、第1番目の車種の自動車では太実線、第2番目
の車種の自動車では太線一点鎖線、・・・のように自動
的に識別マークを車種別に異ならせるように構成するこ
ともできる。また、通過記名地点累積データの地点No.
のデータに、車種識別用のビットデータを付加しておけ
ば、車種毎に識別マークを設定可能になる。但し、この
場合、図20と図21のルーチンは前記とは異なり、各
表示処理毎に、全部の通過記名地点について、車種別の
通過道路範囲を演算してそれに対応する地図データを読
込んで、車種別の識別マークを付加する識別表示用デー
タに変換することが必要となる。
【0071】以上のように、走行履歴記録テステムのう
ちの走行履歴記録再生ユニット10においては、各オー
ナードライバーがこれまでに購入して使用した複数台の
自動車にわたって、各ドライブにおけるドライブ履歴の
データ(通過記名地点、訪れた名所旧跡、走行距離、所
要時間等のデータ)を蓄積して記録していくことがで
き、その蓄積したドライブ履歴のデータをディスプレイ
に表示させることができる。そのドライブ履歴の表示に
関して、ディスプレイに表示された全国地図上に、過去
に走行した範囲の道路が識別可能に表示されるため、全
国の幹線道路のどの位の範囲を走行したのか一目瞭然に
判るようになるし、また、このことは、A〜Eブロック
を指定した場合にも同様で、各ブロックの幹線道路のど
の位の範囲を走行したのか一目瞭然に判るようになる。
【0072】しかも、図6に示す車歴画面のように、過
去に購入して使用した各自動車についての履歴が一目瞭
然と判るようになるし、また、図12に示すように、過
去の記録された全部のドライブに関して、期間、同乗
者、経路、訪れた観光名所、日別走行距離及び所要時
間、合計走行距離、総合計走行距離、等が一目瞭然に表
示されるため、後日そのドライブ履歴を参照して楽しむ
ことができる。特に、自宅の走行履歴再生ユニット50
を介して、自宅においてドライブ履歴をTV画面で見る
ことができるため、非常に楽しいものとなる。
【0073】以上説明した走行履歴記録再生システム
は、一実施例に過ぎず、このシステムに次のような種々
の変更を付加することも可能である。 1〕前記実施例では、ドライブ履歴の記録において、各
記名地点を通過する時の時刻のデータを記録していない
が、時刻のデータを記録し表示するように構成すること
もできる。
【0074】2〕前記実施例では、音声による情報入力
について説明していないが、前記制御ユニット12にマ
イクロフォンの音声信号をディジタル信号に変換する信
号変換器を接続し、その音声のディジタル信号を記憶す
るメモリをICカード22のRAMに設け、マイクロフ
ォンから入力した音声データをメモリに記憶して、その
音声情報を音声合成回路を有する音声信号発生器26に
出力することにより、音声の記録情報をTV受像機28
から出力するように構成することもできる。この音声の
記録情報は、ドライブ履歴地図モードにおいて出力した
り、ドライブ履歴文字モードにおいて出力したりするこ
とになる。
【0075】3〕前記実施例では、記憶媒体としてIC
カード22を用いるように構成したが、記憶媒体として
ビデオ記録再生装置用の磁気テープを活用し、ICカー
ド書込み読取り装置20,60の代わりに、家庭用TV
受像機に接続可能なビデオ記録再生装置を活用すること
も可能である。この場合、前記磁気テープに、図13〜
図16の種々のメモリを設けることになる。そして、こ
のように磁気テープとビデオ記録再生装置を適用する場
合には、その磁気テープに、観光名所等においてビデオ
カメラで撮影した記念的な映像を記録してディスプレイ
27に表示させることが可能になる。
【0076】或いは、前記とは別に、撮影した画像のデ
ィジタル信号をICカード22に記憶させることのでき
るようなディジタルカメラを介して、人物や風景の画像
のディジタル信号をICカード22に記憶させ、その人
物や風景の画像をディスプレイに表示させるように構成
することもできる。
【0077】4〕前記実施例では、道路地図を、全国
と、A〜Eブロックの6つに区分してあるが、各ブロッ
クの道路地図を更に各県単位に細分化した道路地図の道
路地図表示データをICカード22のROMに記憶して
おくこともできる。この場合、各県単位に細分化した道
路地図は、道路地図として非常に有効に活用できるよう
になる。更に、その各県単位に細分化した道路地図(幹
線道路に加えて、幹線道路に準ずる道路を含む)に対応
する地図画面への識別表示データをICカード22のR
AMに記憶するように構成することもできる。
【0078】5〕前記実施例では、ICカード22のR
OMに記名地点データと幹線道路データを格納して、ド
ライブ履歴を記録する為にこれらのデータを用いるよう
に構成したが、これらのデータを省略し、道路地図表示
データから、記名地点の位置と地点名を検知するように
構成することも可能である。この場合、例えば、道路地
図のドットパターンデータを読込み、記名地点に付した
丸印と、その丸印の近傍の所定位置に付した地点名や地
点No. を検出して、各記名地点の位置と名称を検知する
ように構成する。また、道路に関しては、道路のドット
パターンデータを読込み、道路の途中部に付した道路名
や道路No. を検出するように構成する。
【0079】6〕前記実施例では、道路地図表示データ
と、地図表示画面への識別表示データとに基いて、過去
に通過した道路を、指定した識別マークにて表示するよ
うに構成したが、この識別マークに加えて、通過順序を
矢印表示するように構成することも出来る。
【0080】7〕前記実施例の走行履歴記録再生ユニッ
ト10は、自動車1に固定的に設けられるが、走行履歴
記録再生ユニット10を自動車1から取外し自在のユニ
ットに構成し、自動車1の所定の取付け部に着脱自在に
装着するように構成する。この場合、その走行履歴記録
再生ユニット10を自動車1から取外して、自宅に搬入
して自宅の走行履歴再生ユニットとして活用することが
できる。この場合、自宅の走行履歴再生ユニット50を
省略可能になり、走行履歴記録再生システムの価格を低
く押さえることができる。
【0081】8〕前記実施例の走行履歴記録再生ユニッ
ト10は、自動車1に固定的に設けられるが、走行履歴
記録再生ユニット10をパーソナルコンピュータを主体
にして構成し、走行履歴記録再生ユニットを自動車1か
ら取外し自在に構成する。図21に示すように、この走
行履歴記録再生ユニット10Aは、パーソナルコンピュ
ータ40と、そのパーソナルコンピュータ40に接続さ
れたSWボード45及び走行距離計16と、測位装置3
0とで構成されることになる。
【0082】このパーソナルコンピュータ40は、CP
UとROMとRAMとを含むマイクロコンピュータと、
I/Oインターフェイスとを含むコンピュータ本体41
と、液晶ディスプレイ46及びそのディスプレイコント
ローラ47と、数字キーやアルファベットキーを有する
キーボード42と、フロッピーディスクドライブ装置4
3と、フロッピーディスク44等で構成されている。こ
のフロッピーディスク44が、前記ICカード22に代
わる記憶媒体として活用され、コンピュータ本体のRO
MとRAMとが、前記ROM36,54とRAM36,
56に相当するものとして活用されることになる。SW
ボード45には、キーボード42に設けられていない種
々の必要なSW類が設けられる。尚、コンピュータ本体
内のROMにはCPUからのクロック信号に基いて絶対
年月日時刻を演算する絶対時計演算プログラムが格納さ
れるものとする。
【0083】このパーソナルコンピュータ40は、自動
車1から取外し可能であるため、自宅等に設けられるド
ライブ履歴再生ユニット50Aは、前記パーソナルコン
ピュータ40を主体に構成される。つまり、図22に示
すように、走行履歴再生ユニット50Aは、パーソナル
コンピュータ40と、SWボード68等で構成され、S
Wボード68には、前記実施例の操作ボード58のキー
やSW類のうち、キーボード42に設けられていないS
W類が設けられる。但しSWボード45とSWボード6
8とを共通の構造に構成するのが望ましい。
【0084】9〕前記実施例におけるICカード22と
共に又はその代わりに、CD−ROM等の光ディスク、
磁気ディスク、磁気カード、FD、磁気テープ(ビデオ
テープ)等の種々の記憶媒体を適用可能であり、この場
合、これら記憶媒体に対応する記憶媒体駆動装置(書込
み読取り装置)が設けられることになる。但し、データ
の書込みが不可能の光ディスクを適用する場合はICカ
ードを併用してもよい。
【0085】10〕前記実施例におけるTV受像機28
は、走行履歴記録再生システムに専用のものとは限ら
ず、通常のTV受像機としても活用可能であることは勿
論である。更に、前記実施例におけるTV受像機28
は、ナビゲーションシステムのディスプレイを兼用する
ように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る自動車に設けた走行履歴記録再生
ユニットと自宅に設けた走行履歴再生ユニットとの構成
略図である。
【図2】前記走行履歴記録再生ユニットの制御系のブロ
ック図である。
【図3】前記走行履歴再生ユニットの制御系のブロック
図である。
【図4】走行履歴記録再生ユニットの制御モードの階層
構造の説明図である。
【図5】走行履歴記録再生ユニットのディスプレイのメ
ニュー画面の説明図である。
【図6】前記ディスプレイの車歴画面の説明図である。
【図7】前記ディスプレイの全国道路地図画面の説明図
である。
【図8】前記ディスプレイのブロック指定画面の説明図
である。
【図9】前記ディスプレイのEブロック道路地図画面の
説明図である。
【図10】前記ディスプレイのEブロック観光名所画面
の説明図である。
【図11】前記ディスプレイの今回ドライブ画面の説明
図である。
【図12】前記ディスプレイのドライブ履歴文字画面の
説明図である。
【図13】前記ディスプレイのドライブ履歴地図画面の
説明図である。
【図14】ICカードのROMのデータの説明図表であ
る。
【図15】ICカードのROMの記名地点データの説明
図表である。
【図16】ICカードのROMの幹線道路データの説明
図表である。
【図17】ICカードのRAMのデータの説明図表であ
る。
【図18】走行履歴記録再生ユニットで実行されるドラ
イブ履歴記録処理のフローチャートの一部である。
【図19】前記ドライブ履歴記録処理のフローチャート
の残部である。
【図20】走行履歴記録再生ユニットで実行される地図
及び通過道路表示処理のフローチャートの一部である。
【図21】前記地図及び通過道路表示処理のフローチャ
ートの残部である。
【図22】別実施例に係る走行履歴記録再生ユニットの
制御系のブロック図である。
【図23】前記別実施例に係る走行履歴再生ユニットの
制御系のブロック図である。
【符号の説明】 1 自動車 2 自宅 10 走行履歴記録再生ユニット 12 制御ユニット 14 絶対時計 16 走行距離計 18 操作ボード 20 ICカード書込み読取り器 22 ICカード 24 画像信号発生器 28 TV受像機 30 測位装置 36 ROM 38 RAM 50 走行履歴再生ユニット 52 制御ユニット 54 ROM 56 RAM 58 操作ボード 69 ICカード書込み読取り器 62 画像信号発生器 66 TV受像機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 清 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 平林 繁文 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−53506(JP,A) 特開 平3−39781(JP,A) 特開 平6−88734(JP,A) 特開 平4−353892(JP,A) 実開 平2−99309(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/0969 G01C 21/00 G09B 29/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在の位置を検知する現在位置検
    知手段を備えた車両において、 所定地域の道路地図の情報を記憶した地図情報記憶手段
    と、 前記現在位置検知手段で検知された現在位置と、地図情
    報記憶手段に記憶された道路地図情報に基いて、車両が
    走行した走行履歴を記録していく走行履歴記録手段と、前記道路地図や文字情報をディスプレイに表示可能な表
    示手段とを備え、 前記表示手段は、前記地図情報記憶手段に記憶された道
    路地図情報と、走行履歴記録手段で記録された走行履歴
    の情報を受けて、ディスプレイに道路地図と走行履歴と
    を表示するように構成される共に、前記走行履歴の情報
    に基いて、前記道路地図の道路のうち現在までに走行し
    た範囲の道路に識別マークを付して表示するように構成
    された ことを特徴とする車両用走行履歴記録装置。
  2. 【請求項2】 前記地図情報記憶手段には、道路地図情
    報に付随させて、前記所定地域の複数の道路を特定する
    為の道路情報と、各道路が通過する複数の地点であって
    道路地図に記名された複数の記名地点の位置情報とが記
    憶されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    走行履歴記録装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記地図情報記憶手段
    に記憶された道路地図情報に基いて、ディスプレイに道
    路地図を表示可能に構成されたことを特徴とする請求項
    に記載の車両用走行履歴記録装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、複数の識別マークのう
    ちの所望の1つを選択可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項に記載の車両用走行履歴記録装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記車両の車種を特定
    する車種データに基いて、前記識別マークを車種別に異
    ならせるように構成されたことを特徴とする請求項
    記載の車両用走行履歴記録装置。
  6. 【請求項6】 前記走行履歴記録手段で記録される走行
    履歴は、走行した複数の記名地点に関する情報と、走行
    距離の情報とを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    車両用走行履歴記録装置。
  7. 【請求項7】 前記走行履歴の情報に基いて、所定地域
    の道路を走行した累積走行 距離を記録する累積走行距
    離記録手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の
    車両用走行履歴記録装置。
  8. 【請求項8】 前記地図情報記憶手段には、更に、所定
    地域の道路地図に、複数の 観光名所の情報を付加した
    観光名所地図情報が記憶されたことを特徴とする請求項
    1に記載の車両用走行履歴記録装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、前記地図情報記憶手段
    から観光名所地図情報を受 けて、ディスプレイに表示
    できるように構成されたことを特徴とする請求項に記
    載の 車両用走行履歴記録装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、ディスプレイに表示
    される複数の観光名所のうち、前記走行履歴記録手段で
    記録された過去に訪れた観光名所を識別可能に表示する
    ように構成されたことを特徴とする請求項に記載の車
    両用走行履歴記録装置。
  11. 【請求項11】 前記走行履歴記録手段は、絶対年月日
    時刻を演算する絶対時計手段を有し、前記走行履歴に少
    なくとも絶対年月日の情報を記録するように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用走行履歴記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記地図情報記憶手段は、ICカード
    のROMで構成されたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用走行履歴記録装置。
  13. 【請求項13】 前記走行履歴記録手段は、記録した走
    行履歴の情報を、前記ICカードのRAMに格納するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項12に記載の車
    両用走行履歴記録装置。
  14. 【請求項14】 前記地図情報記憶手段と、走行履歴記
    録手段の走行履歴を記憶する走行履歴記憶部とは、走行
    履歴記録装置に着脱自在な記憶媒体で構成されたことを
    特徴とする請求項1に記載の車両用走行履歴記録装置。
  15. 【請求項15】 更に、車両の外部に車両とは独立に設
    けられる走行履歴再生装置であって、 前記道路地図や文字情報をディスプレイに表示可能な表
    示手段と、 前記記憶媒体を着脱自在に装着してその記憶媒体から情
    報を読取り可能な記憶媒体読取り手段と、 前記記憶媒体読取り手段を介して記憶媒体から、道路地
    図情報及び/又は走行履歴を読み取ってディスプレイに
    表示させる走行履歴再生手段と、 を備えた走行履歴再生装置を設けたことを特徴とする請
    求項14に記載の車両用走行履歴記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶媒体は、前記地図情報記憶手
    段としてのROMと、前記走行履歴記憶部としてのRA
    Mとを有するICカードで構成されたことを特徴とする
    請求項15に記載の車両用走行履歴記録装置。
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