JP4718723B2 - 動作状態記録システム、及び運行管理機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、動作状態記録システム及び運行管理機器に係わり、特に、車両に搭載された車載器のエラー情報を記録する動作状態記録システム及び運行管理機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記車載器の一例として、有料道路の料金所渋滞の発生を防止する自動料金収受システムを構成するETC(Electronic Toll Collection)車載器がある。このETC車載器は、有料道路の料金所に設置された路側機との間での無線交信を利用して、自動的に通行料金の支払いを行うものである。
【0003】
上記ETC車載器には、例えば、通行料金の引き落とし銀行口座情報を含む支払者情報などが格納されたICカードが着脱可能に挿入されている。そして、ETC車載器は、上記路側機との交信の際に、ICカード内の銀行口座情報や、支払者情報を送信するとともに、料金所から送信される通行料金情報に基づいて、利用明細書情報を作成し、作成した利用明細書情報を書き込むことにより、通行料金の支払処理を行っている。
【0004】
ところで、上述したETC車載器において、ICカードへの利用明細書情報の書込エラーなどが発生すると、ICカードに利用明細書情報を書き込むことができず、例えば、道路会社から通行料金の請求が届いたとき、その請求が正しいか否かを判断することができないという不具合が生じる。この場合に限らず、車載器において、エラーなどが発生したときは、何らかの不具合が生じる。
【0005】
そこで、従来より、路側機との通信エラーや、ICカードへの書込エラーなどのエラーが発生した場合、その旨を示すエラー情報(=動作情報)を、記録するエラー情報記録機能を備えたETC車載器が、提案されている。これにより、利用者は、記録されたエラー情報を解析する事によって、上記不具合が発生した場合の対処が容易に行えるようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のETC車載器は、エラーが発生した旨しか記録されておらず、何時、どのような運行状況で、そのエラーが発生したかを知ることができなかった。このため、エラーの解析が困難となり、エラーの発生により生じる不具合の対処は依然、難しいという問題があった。
【0007】
そこで、エラーが発生したとき、その旨を示すエラー情報に、発生時刻を付加して、記録することも考えられるが、ETC車載器に時計機能を備える必要があり、その分、コストが高くなるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、安価に、車載器のエラー情報の解析が容易となる動作状態記録システム、並びに、動作状態記録システムに用いられる運行管理機器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、自己の動作エラーを検出する検出手段13a−1を有する車載器1と、車両の運行情報を収集する収集手段23a−1及び前記収集した運行情報を記録する運行情報記録手段23a−2を有する運行管理機器2とを備えた動作情報記録システムであって、前記運行管理機器が、前記検出手段によって、前記エラーが検出されたときに、その旨を示すエラー情報に、前記記録された運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する動作情報記録手段23a−3をさらに有することを特徴とする動作情報記録システムに存する。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、運行管理機器内に備えられた収集手段が、車両の運行情報を収集し、運行情報記録手段が、収集した運行情報を記録している。車載器内に備えられた検出手段が、その車載器の動作エラーを検出する。検出手段によって、エラーが検出されたとき、動作情報記録手段が、その旨を示すエラー情報に、運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する。従って、運行管理機器が収集し、記録している運行情報を流用して、車載器のエラー情報に、最新の運行情報を付加することにより、どのような運行時に、車載器の動作エラーが発生したかが明確になる。
【0011】
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、自己の動作エラーを検出する検出手段13a−1を有する車載器1と、時刻を計時する計時手段22、車両の運行情報を収集する収集手段23a−1及び前記運行情報に、前記収集したときの時刻を付加して、記録する運行情報記録手段23a−2を有する運行管理機器2とを備えた動作状態記録システムであって、前記運行管理機器が、前記検出手段によって、前記エラーが検出されたときに、その旨を示すエラー情報に、前記計時手段により計時された検出されたときの時刻を付加して、記録する動作情報記録手段23a−3をさらに有することを特徴とする動作情報記録システムに存する。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、運行管理機器内に備えられた時計手段が、時刻を計時し、収集手段が、車両の運行情報を収集し、運行情報記録手段が、収集した運行情報を記録している。車載器内に備えられた検出手段が、その車載器の動作エラーを検出する。検出手段によって、エラーが検出されたとき、動作情報記録手段が、その旨を示すエラー情報に、検出したときの時刻を付加して、記録する。従って、運行管理機器が計時している時刻を流用して、車載器のエラー情報に、検出したときの時刻を付加することにより、何時、車載器の動作エラーが発生したかが明確になる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の動作情報記録システムであって、前記車載器は、有料道路上に設置された路側機との無線通信を利用して、有料道路の料金収受を行うとともに、前記料金収受に応じた利用明細書情報を、第1記録媒体に書き込む料金収受用車載器であり、前記検出手段は、前記第1記録媒体への前記利用明細書情報の書込エラー状態を含む前記エラーを検出することを特徴とする動作状態記録システムに存する。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、車載器が、料金収受用車載器である。検出手段が、第1記録媒体への料金収受に応じた利用明細書情報の書込エラー状態を含むエラーを、各々識別可能に検出する。利用明細書情報の書込エラーが発生した場合、料金収受の為の無線交信は正常に行えるため、第1記録媒体には、利用明細書情報は書き込まれないが、道路会社から請求書は届くという事態が発生してしまう。しかし、本発明は、書込エラー状態が発生したときの最新の運行情報又は時刻が明確となっているため、請求書が正しいかどうかの判断が容易になる。
【0015】
請求項4記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1、2又は3記載の動作状態記録システムであって、前記エラー情報は、前記運行情報が記録されている第2記録媒体CA2に、記録されることを特徴とする動作状態記録システムに存する。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、動作情報は、運行情報が記録されている第2記録媒体CA2に、記録される。従って、車両の管理を行う管理会社が、運行情報の回収や、解析をするついでに、動作情報の回収や、解析も行うことができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1、2、3又は4記載の動作状態記録システムであって、前記エラーは、複数種定められ、前記検出手段は、前記各種エラーを識別可能に検出し、前記運転管理機器が、前記検出されたエラーのうち解析が必要でないと予め定められた種類のエラーについてはエラー情報の記録を停止させる記録制御手段13a−2を有することを特徴とする動作状態記録システムに存する。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、エラーは、複数種定められ、検出手段は、各種エラーを識別可能に検出する。記録制限手段が、検出手段によって検出されたエラーのうち解析が必要でないと予め定められた種類のエラーについてはエラー情報の記録を停止させる。従って、検出手段により、解析する必要のないエラー情報が検出されても、その旨のエラー情報が、記録されることがない。
【0021】
請求項記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、車両の運行情報を収集する収集手段23a−1と、前記収集した運行情報を記録する運行情報記録手段23a−2と、自己に接続されている車載器1から、当該車載器の動作エラーが検出されたことを示すエラー情報を受信したとき、前記エラー情報に、前記記録された運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する動作情報記録手段23a−3と、を備えたことを特徴とする運行管理機器に存する。
【0022】
請求項記載の発明によれば、収集手段が、車両の運行情報を収集する。運行情報記録手段が、収集した運行情報を記録する。動作情報記録手段が、自己に接続されている車載器から、当該車載器の動作エラーが検出されたことを示すエラー情報を受信したとき、そのエラー情報に、記録された運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する。従って、運行管理機器が収集し、記録している運行情報を流用して、車載器のエラー情報に、最新の運行情報を付加することにより、どのような運行時に、車載器のエラーが発生したかが明確になる。
【0023】
請求項記載の発明は、時刻を計時する計時手段と、車両の運行情報を収集する収集手段と、前記運行情報に、前記収集したときの時刻を付加して、記録する運行情報記録手段と、自己に接続されている車載器から、当該車載器の動作エラーが検出されたことを示すエラー情報を受信したとき、前記エラー情報に、前記受信したときの時刻を付加して、記録する動作情報記録手段とを備えたことを特徴とする運行管理機器に存する。
【0024】
請求項記載の発明によれば、時計手段が、時刻を計時する。収集手段が、車両の運行情報を収集する。運行情報記録手段が、運行情報に、収集したときの時刻を付加して、記録する。動作情報記録手段が、自己に接続されている車載器から、その車載器のエラー情報を受信したとき、そのエラー情報に、受信したときの時刻を付加して、記録する。従って、運行管理機器が計時している時刻を流用して、車載器のエラー情報に、検出したときの時刻を付加することにより、何時、車載器のエラーが発生したかが明確になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の車載器及び運行管理機器を組み込んだ動作状態記録システムの一実施の形態を示すブロック図である。同図に示すように、動作状態記録システムは、ETC車載器1(請求項中の車載器に相当)と、運行管理機器2とを備えている。
【0026】
上記ETC車載器1は、有料道路の入口料金所や出口料金所のゲートに設置された路側機との無線による交信を利用して、通行料金を納める支払処理を行う。ETC車載器1はまた、エラーが発生したとき、そのエラー内容に対応したエラーコードを、運行管理機器2に送信するエラーコード送信処理を行う。一方、運行管理機器2は、車両の運行情報を収集し、記録する運行情報収集・記録処理や、ETC車載器1から送信されたエラーコードが示すエラー内容を記録する動作情報記録処理を行う。
【0027】
上述したETC車載器1の詳細な構成について説明する。ETC車載器1には、第1ICカードCA1(請求項中の第1記録媒体に相当)が着脱可能に挿入されている。この第1ICカードCA1には、通行料金の引き落とし銀行口座情報などを含む支払者情報などが予め書き込まれている。
【0028】
また、ETC車載器1は、上記第1ICカードCA1への情報の読み書きを行うリードライタ10(以下、R/W10)と、アンテナAT1を介して路側機と無線交信を行うための送受信回路11と、車両の識別番号及び有料道路の通行料金体系上による車種を示す車種情報が保持された不揮発性メモリ12(以下、NVM12)、通行料金の支払いのための各種演算処理を行うマイクロコンピュータ13(以下、μCOM13)、通行料金などを表示するための液晶ディスプレイ14及び運行管理機器2が接続されているインタフェース15(以下、I/F15)を備えている。
【0029】
μCOM13は、プログラムに従って各種の処理を行うETC車載器側CPU13a(以下、CPU13a)、CPU13aが行う処理のプログラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるROM13b及びCPU13aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書込自在のメモリであるRAM13cを有する。
【0030】
次に、運行管理機器2の詳細な構成について説明する。運行管理機器2は、ETC車載器1が接続されるインタフェース20(以下、I/F20)、出庫、入庫などの車両の運行情報を入力するための入力部21、時刻を計時する時計22(請求項中の時計手段に相当)、上述した運行情報収集・記録処理や、動作情報記録処理などの各種演算を実行するマイクロコンピュータ23(以下、μCOM23)及び第2ICカードCA2(請求項中の第2記録媒体に相当)へ、運行情報や、ETC車載器1に発生したエラー内容の書き込みを行うリードライタ24(以下、R/W24)を備えている。
【0031】
上記μCOM23は、プログラムに従って各種の処理を行う運行管理機器側CPU23a(以下、CPU23a)、CPU23aが行う処理のプログラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるROM23b及びCPU23aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23cを有する。
【0032】
以下、上述した構成の動作状態記録システムの動作について説明する。
まず最初に、ETC車載器1の動作について説明する。ETC車載器1内のCPU13aは、料金所に設置された路側機からの応答信号の受信に応じて、通行料金の支払処理を開始する。支払処理とは、第1ICカードCA1内に書き込まれた支払者情報や、NVM12に保持された車両の識別番号及び車種情報を、路側機に対して送信したり、路側機から受信した通行料金情報に基づき、利用明細書情報を作成し、第1ICカードCA1に書き込む処理である。
【0033】
一方、上記応答信号を受信するまでの間、CPU13aは、応答信号の受信待ち状態を維持している。また、CPU13aは、一定時間毎に、路側機との通信エラー、第1ICカードCA1への書込エラー、第1ICカードCA1の未挿入エラーなどのエラーが発生したことを検出し、検出したエラーの内容を示すエラーコードを送信するエラーコード送信処理を割り込ませている。
【0034】
このエラーコード送信処理について、図3のCPU13aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。
まず、CPU13aは、検出手段として働き、ETC車載器1の動作状態を監視し、ETC車載器1の動作状態が、通信エラー、書込エラー及び未挿入エラーの状態(各状態が、請求項中の第1所定状態に相当)であるとき、エラーが発生したことを検出する検出処理を行う(ステップS10)。この検出処理により、エラーが発生していなければ(ステップS11でN)、CPU13aは、ETC車載器1が正常に動作していると判断して、直ちにリターンする。
【0035】
これに対して、エラーが発生していれば(ステップS11でY)、CPU13aは、液晶ディスプレイ14に、エラーが発生した旨を、そのエラーの内容が識別できるように、表示する報知処理を行う(ステップS12)。具体的に述べると、通信エラーが検出されれば、『通信エラーが発生しました』と、書込エラーが検出されれば、『書込エラーが発生しました』と、未挿入エラーが検出されれば、『ICカードが未挿入です』との表示を行う。
【0036】
その後、CPU13aは、上記ステップS10の検出処理により、未挿入エラー(請求項中の第2所定状態に相当)が検出されているか否かを判断する(ステップS13)。未挿入エラー状態でなければ(ステップS13でN)、CPU13aは、送信手段として働き、記録する必要があるエラーであるとして、検出されたエラーの内容を示すエラーコードを運行管理機器2に送信する(ステップS14)。これに対して、未挿入エラーであれば(ステップS13でY)、CPU13aは、記録制限手段として働き、記録する必要がないエラーであると判断して、エラーコードを送信することなく、直ちにリターンする。
【0037】
上述した未挿入エラーは、第1ICカードCA1が挿入されていない場合に、検出されるものであり、そのため、第1ICカードCA1をR/W10から抜いたときも検出される。即ち、未挿入エラーは、後で解析する必要性のないエラーである。従って、上述したように、検出処理によって検出されたエラーが、未挿入エラーであるとき、その内容を示すエラーコード(請求項中の動作情報に相当)を運行管理機器2に送信しなければ、運行管理機器2において、解析を必要としない未挿入エラーが記録されることがない。
【0038】
次に、上述した運行管理機器2の動作について説明する。運行管理機器2内のCPU23aは、収集手段及び運行情報記録手段として働き、入力部21により入力された出庫、入庫などの車両の運行情報を収集し、その運行情報に、収集した時刻を付加して、第2ICカードCA2内の運行情報エリアに書き込んで記録する運行情報収集・記録処理を行っている。なお、運行情報としては、入力部21により入力された出庫、入庫などの情報に限らず、例えば、GPS式ナビゲーション装置から得られる位置情報や、車両の速度情報などを収集することも考えられる。
【0039】
また、CPU23aは、一定時間毎に、ETC車載器1から送信されるエラーコードが示すエラー内容(請求項中の動作情報に相当)を、第2ICカードCA2に書き込んで記録する動作情報記録処理を割り込ませている。
【0040】
この動作情報記録処理について、図4のCPU23aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。
まず、CPU23aは、I/F20を介して、ETC車載器1から送信されたエラーコードを受信しているか否かを判断する(ステップS20)。このとき、エラーコードが受信されていなければ(ステップS20でN)、CPU23aは、ETC車載器1は正常に動作していると判断して、直ちにリターンする。
【0041】
これに対して、エラーコードが受信されていれば(ステップS20でY)、CPU23aは、第2ICカードCA2の運行情報エリアに書き込まれた運行情報のうち、最新の運行情報を読み出す(ステップS21)。その後、CPU23aは、時計22が計時している時刻を、エラー発生時刻として読み出す(ステップS22)。
【0042】
次に、CPU23aは、動作情報記録手段として働き、図5に示すように、ETC車載器1から送信されたエラーコードが示すエラー内容に、上記最新の運行情報及びエラー発生時刻を付加して、第2ICカードCA2内の動作情報エリアへ、書き込む記録処理を行う(ステップS23)。さらに、CPU23aは、次も動作情報記録手段として働き、エラーコードが示すエラー内容を、最新の運行情報に付加して、第2ICカードCA2内の運行情報エリアへ、書き込む記録処理も行った後(ステップS24)、リターンする。
【0043】
ところで、ETC車載器1において、利用明細書情報の書込エラー状態が発生した場合、料金収受の為の無線交信は正常に行えるため、第1ICカードCA1には、利用明細書情報は書き込まれないが、道路会社から請求書は届くという事態が発生してしまう。しかしながら、上述した動作状態記録システムによれば、書込エラー状態が発生したときの最新の運行情報及びエラー発生時刻が明確となるため、請求書が正しいかどうかの判断が容易になる。
【0044】
また、上述した動作状態記録システムは、書込エラーだけでなく、その他のエラーについても、最新の運行情報及びエラー発生時刻を付加して、記録している。従って、何時、どのような運行時に、ETC車載器1にエラーが発生したかが明確になり、ETC車載器1のエラーの解析が容易となる。
【0045】
なお、上述した運行情報が記録されている第2ICカードCA2は、車両の運行が終了する毎に、その車両を管理する管理会社により回収され、管理会社が所有する管理装置により、解析される。従って、上述した第2ICカードCA2に、ETC車載器1で発生したエラー内容を書き込むことにより、運行情報を回収・解析するついでに、エラー内容についても回収・解析できるため、使い勝手がよくなる。また、管理装置で、エラー内容を確認する際には、上述したエラー内容と同時に、付加した最新の運行情報及び発生時刻が同時に通知される。
【0046】
さらに、上述した実施の形態では、ETC車載器1において、発生したエラー内容が、記録する必要のないエラー内容(例えば、未挿入エラー)であるとき、そのエラー内容を示すエラーコードは、運行管理機器2側に出力しないようにしていた。しかしながら、例えば、運行管理機器2側で、ETC車載器1から送信されたエラーコードが、記録する必要のないエラー内容であると判断したとき、第2ICカードCA2にエラー内容の記録をすることも考えられる。
【0047】
さらに、上述した実施の形態では、検出する第1所定状態として、エラーを検出していたが、例えば、エラーだけでなく、通信が成功した状態を検出するようにしてもよい。また、上述した実施の形態では、車載器としては、ETC車載器1に限らず、そのエラーなどの動作状態を記録する必要のある車載器すべてについて適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び6記載の発明によれば、運行管理機器が収集し、記録している運行情報を流用して、車載器のエラー情報に、最新の運行情報を付加することにより、どのような運行時に、車載器のエラーが発生したかが明確になるので、安価に、車載器のエラーの解析が容易となる動作状態記録システム及びこの動作状態記録システムに用いられる運行管理機器を得ることができる。
【0049】
請求項2及び7記載の発明によれば、運行管理機器が計時している時刻を流用して、車載器のエラー情報に、検出したときの時刻を付加することにより、何時、車載器のエラーが発生したかが明確になるので、安価に、車載器のエラーの解析が容易となる動作状態記録システム及びこの動作状態記録システムに用いられる運行管理機器を得ることができる。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、書込エラー状態が発生したときの最新の運行情報又は時刻が明確となっているため、請求書が正しいかどうかの判断が容易になる動作状態記録システムを得ることができる。
【0051】
請求項4記載の発明によれば、車両の管理を行う管理会社が、運行情報の回収や、解析をするついでに、エラー情報の回収や、解析も行うことができるので、使い勝手のよい動作状態記録システムを得ることができる。
【0052】
請求項5記載の発明によれば、検出手段により、解析する必要のないエラー情報が検出されても、その旨のエラー情報が、記録されることがない動作状態記録システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載器及び運行管理機器を組み込んだ動作状態記録システムの基本構成図である。
【図2】本発明の車載器及び運行管理機器2を組み込んだ動作状態記録システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】図2のETC車載器1を構成するCPU13aのエラーコード送信処理における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2の運行管理機器2を構成するCPU23aの動作情報記録処理における処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第2ICカードCA2の動作情報エリアに格納されるエラー内容の一例である。
【符号の説明】
1 車載器(ETC車載器)
13a−1 検出手段(ETC車載器側CPU)
13a−2 記録制限手段(ETC車載器側CPU)
13a−3 送信手段(ETC車載器側CPU)
2 運行管理機器
22 時計手段(時計)
23a−1 収集手段(運行管理機器側CPU)
23a−2 運行情報記録手段(運行管理機器側CPU)
23a−3 動作情報記録手段(運行管理機器側CPU)
CA1 第1記録媒体(第1ICカード)
CA2 第2記録媒体(第2ICカード)

Claims (7)

  1. 自己の動作エラーを検出する検出手段を有する車載器と、車両の運行情報を収集する収集手段及び前記収集した運行情報を記録する運行情報記録手段を有する運行管理機器とを備えた動作情報記録システムであって、
    前記運行管理機器が、前記検出手段によって、前記エラーが検出されたときに、その旨を示すエラー情報に、前記記録された運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する動作情報記録手段をさらに有する
    ことを特徴とする動作情報記録システム。
  2. 自己の動作エラーを検出する検出手段を有する車載器と、時刻を計時する計時手段、車両の運行情報を収集する収集手段及び前記運行情報に、前記収集したときの時刻を付加して、記録する運行情報記録手段を有する運行管理機器とを備えた動作状態記録システムであって、
    前記運行管理機器が、前記検出手段によって、前記エラーが検出されたときに、その旨を示すエラー情報に、前記計時手段により計時された検出されたときの時刻を付加して、記録する動作情報記録手段をさらに有する
    ことを特徴とする動作情報記録システム。
  3. 請求項1又は2記載の動作情報記録システムであって、
    前記車載器は、有料道路上に設置された路側機との無線通信を利用して、有料道路の料金収受を行うとともに、前記料金収受に応じた利用明細書情報を、第1記録媒体に書き込む料金収受用車載器であり、
    前記検出手段は、前記第1記録媒体への前記利用明細書情報の書込エラー状態を含む前記エラーを検出する
    ことを特徴とする動作状態記録システム。
  4. 請求項1、2又は3記載の動作状態記録システムであって、
    前記エラー情報は、前記運行情報が記録されている第2記録媒体に、記録される
    ことを特徴とする動作状態記録システム。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の動作状態記録システムであって、
    前記エラーは、複数種定められ、
    前記検出手段は、前記各種エラーを識別可能に検出し、
    前記運転管理機器が、前記検出されたエラーのうち解析が必要でないと予め定められた種類のエラーについてはエラー情報の記録を停止させる記録制御手段を有する
    ことを特徴とする動作状態記録システム。
  6. 車両の運行情報を収集する収集手段と、
    前記収集した運行情報を記録する運行情報記録手段と、
    自己に接続されている車載器から、当該車載器の動作エラーが検出されたことを示すエラー情報を受信したとき、前記エラー情報に、前記記録された運行情報のうち、最新の情報を付加して、記録する動作情報記録手段と、
    を備えたことを特徴とする運行管理機器。
  7. 時刻を計時する計時手段と、
    車両の運行情報を収集する収集手段と、
    前記運行情報に、前記収集したときの時刻を付加して、記録する運行情報記録手段と、
    自己に接続されている車載器から、当該車載器の動作エラーが検出されたことを示すエラー情報を受信したとき、前記エラー情報に、前記受信したときの時刻を付加して、記録する動作情報記録手段と
    を備えたことを特徴とする運行管理機器。
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