JP3314532B2 - 路車間情報伝達方法、及び路車間通信システム - Google Patents
路車間情報伝達方法、及び路車間通信システムInfo
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Landscapes
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路車間情報伝達方法、
及び路車間通信システムにかかり、特に、車両と当該車
両に対する情報管理を行う路上機との間で料金収受等の
ための情報の授受を行う路車間情報伝達方法、及び路車
間通信システムに関する。
及び路車間通信システムにかかり、特に、車両と当該車
両に対する情報管理を行う路上機との間で料金収受等の
ための情報の授受を行う路車間情報伝達方法、及び路車
間通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路を走行する車両は、その車種及
び有料道路における走行距離に応じて課金される。この
有料道路の入口ゲートや出口ゲートで料金を徴収するこ
とを自動的に行うため、該当車両に対して情報を問い合
わせるための質問器として道路側に電波を送受信するア
ンテナを有する通信装置(以下、路上機という。)を配
設し、問い合わせのあった情報に対する返答をするため
の応答器としてアンテナを有する通信装置(以下、車載
機という。)を車両に配設して、車載機と路上機との間
で無線により情報の授受を行う路車間通信システムがあ
る。
び有料道路における走行距離に応じて課金される。この
有料道路の入口ゲートや出口ゲートで料金を徴収するこ
とを自動的に行うため、該当車両に対して情報を問い合
わせるための質問器として道路側に電波を送受信するア
ンテナを有する通信装置(以下、路上機という。)を配
設し、問い合わせのあった情報に対する返答をするため
の応答器としてアンテナを有する通信装置(以下、車載
機という。)を車両に配設して、車載機と路上機との間
で無線により情報の授受を行う路車間通信システムがあ
る。
【0003】しかしながら、路上機の整備、車載バッテ
リーの電力不足やアンテナの動作不良等によって車載機
に情報が記憶されていても、その情報を通信により授受
できない場合がある。このように、車載機に記憶された
情報を読み取ることが不可能な場合に、車載機に直接コ
ネクタを接続して、情報の読み出しをする路車間通信シ
ステムとしての移動体識別装置がある(特開平5−10
0018号公報参照)。
リーの電力不足やアンテナの動作不良等によって車載機
に情報が記憶されていても、その情報を通信により授受
できない場合がある。このように、車載機に記憶された
情報を読み取ることが不可能な場合に、車載機に直接コ
ネクタを接続して、情報の読み出しをする路車間通信シ
ステムとしての移動体識別装置がある(特開平5−10
0018号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
路車間通信システムでは、車載機に情報授受のためのコ
ネクタを備えなければならないため、車載機が大型化す
る。また、通信による情報の授受が困難な場合に、車載
機と路上機との間で情報を授受するためには、車載機の
コネクタに路上機と通信をするための路側コネクタを接
続するという煩雑な操作が伴うことになり、車両の乗員
または路上側のオペレータに過度の負担を余儀なくしな
ければならない。
路車間通信システムでは、車載機に情報授受のためのコ
ネクタを備えなければならないため、車載機が大型化す
る。また、通信による情報の授受が困難な場合に、車載
機と路上機との間で情報を授受するためには、車載機の
コネクタに路上機と通信をするための路側コネクタを接
続するという煩雑な操作が伴うことになり、車両の乗員
または路上側のオペレータに過度の負担を余儀なくしな
ければならない。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、車載機と
路上機との間で通信による情報の授受が困難な場合に、
装置が大型化することなくかつ簡単な操作によって情報
の授受をすることができる路車間情報伝達方法、及び路
車間通信システムを得ることが目的である。
路上機との間で通信による情報の授受が困難な場合に、
装置が大型化することなくかつ簡単な操作によって情報
の授受をすることができる路車間情報伝達方法、及び路
車間通信システムを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、路上に設置された路上機
と、車両に搭載された車載用通信装置との間で電波通信
により情報を授受する路車間通信システムにおける路車
間情報伝達方法であって、前記電波通信が不良の場合に
は、当該電波通信によって授受すべき情報を前記車載用
通信装置及び前記路上機の何れか一方で情報を記録する
ためのICカードに書き込み、他方で当該情報を当該I
Cカードから読みだす、ことを特徴とする。
に請求項1に記載の発明は、路上に設置された路上機
と、車両に搭載された車載用通信装置との間で電波通信
により情報を授受する路車間通信システムにおける路車
間情報伝達方法であって、前記電波通信が不良の場合に
は、当該電波通信によって授受すべき情報を前記車載用
通信装置及び前記路上機の何れか一方で情報を記録する
ためのICカードに書き込み、他方で当該情報を当該I
Cカードから読みだす、ことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、路上に設置され
た路上機と、情報を記録するためのICカードを挿抜可
能に受け入れるカード挿入部を備えかつ車両に搭載され
た車載用通信装置との間で電波通信により情報を授受す
ることができると共に前記ICカードを媒体として前記
情報を授受可能な路車間通信システムであって、前記車
両に関連する車載機情報を記憶するための記憶手段と、
前記電波通信によって授受すべき情報を含む前記車載機
情報を前記ICカードと前記記憶手段との間で授受する
授受手段と、を前記車載用通信装置に設け、前記ICカ
ードから前記電波通信によって授受すべき情報を含む前
記車載機情報を読みだすと共に、読みだした車載機情報
に基づいた路上機情報及び車載機情報を当該ICカード
に書き込む記録再生手段を前記路上機に設け、前記電波
通信が不良の場合には、当該電波通信によって授受すべ
き情報を前記車載用通信装置及び前記路上機の何れか一
方で情報を記録するためのICカードに書き込み、他方
で当該情報を当該ICカードから読みだす、ことを特徴
とする。
た路上機と、情報を記録するためのICカードを挿抜可
能に受け入れるカード挿入部を備えかつ車両に搭載され
た車載用通信装置との間で電波通信により情報を授受す
ることができると共に前記ICカードを媒体として前記
情報を授受可能な路車間通信システムであって、前記車
両に関連する車載機情報を記憶するための記憶手段と、
前記電波通信によって授受すべき情報を含む前記車載機
情報を前記ICカードと前記記憶手段との間で授受する
授受手段と、を前記車載用通信装置に設け、前記ICカ
ードから前記電波通信によって授受すべき情報を含む前
記車載機情報を読みだすと共に、読みだした車載機情報
に基づいた路上機情報及び車載機情報を当該ICカード
に書き込む記録再生手段を前記路上機に設け、前記電波
通信が不良の場合には、当該電波通信によって授受すべ
き情報を前記車載用通信装置及び前記路上機の何れか一
方で情報を記録するためのICカードに書き込み、他方
で当該情報を当該ICカードから読みだす、ことを特徴
とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明の路車間情報伝達方法は、路上に設置さ
れた路上機と、車両に搭載された車載用通信装置との間
で電波通信により情報を授受する路車間通信システムに
用いられる。路上機と車載用通信装置との間の電波通信
が不良の場合には、当該電波通信によって授受すべき情
報を車載用通信装置及び路上機の何れか一方でICカー
ドに書き込み、他方で当該情報を当該ICカードから読
みだす。このICカードは情報を記録するためのもので
ある。従って、路上機と車載用通信装置との間の電波通
信が不良の場合であっても、情報を車載用通信装置及び
路上機の何れか一方でICカードに書き込み、他方で読
みだすことができる。
れた路上機と、車両に搭載された車載用通信装置との間
で電波通信により情報を授受する路車間通信システムに
用いられる。路上機と車載用通信装置との間の電波通信
が不良の場合には、当該電波通信によって授受すべき情
報を車載用通信装置及び路上機の何れか一方でICカー
ドに書き込み、他方で当該情報を当該ICカードから読
みだす。このICカードは情報を記録するためのもので
ある。従って、路上機と車載用通信装置との間の電波通
信が不良の場合であっても、情報を車載用通信装置及び
路上機の何れか一方でICカードに書き込み、他方で読
みだすことができる。
【0015】本発明の路車間通信システムでは、路上に
設置された路上機と、情報を記録するためのICカード
を挿抜可能に受け入れるカード挿入部を備えかつ車両に
搭載された車載用通信装置との間で電波通信により情報
を授受する。この車載用通信装置には、車両に関連する
車載機情報を記憶するための記憶手段と、少なくとも車
載機情報をICカードと記憶手段との間で授受する授受
手段と、が設けられている。従って、車載用通信装置で
は、ICカードに車載機情報を書き込むこと、ICカー
ドから車載機情報を読みだすことが可能である。路上機
では、記録再生手段によって、ICカードから車載機情
報を読みだすと共に、読みだした車載機情報に基づいた
路上機情報を及び車載機情報を当該ICカードに書き込
む。従って、路上機において、ICカードに車載機情報
を書き込むこととICカードから車載機情報を読みだす
ことが可能である。これによって、通信不良等によって
路上機と車載用通信装置との間で電波通信ができない場
合であっても、車両に関連する車載機情報及び車載機情
報に基づいた路上機情報をICカードを媒体として授受
することができる。
設置された路上機と、情報を記録するためのICカード
を挿抜可能に受け入れるカード挿入部を備えかつ車両に
搭載された車載用通信装置との間で電波通信により情報
を授受する。この車載用通信装置には、車両に関連する
車載機情報を記憶するための記憶手段と、少なくとも車
載機情報をICカードと記憶手段との間で授受する授受
手段と、が設けられている。従って、車載用通信装置で
は、ICカードに車載機情報を書き込むこと、ICカー
ドから車載機情報を読みだすことが可能である。路上機
では、記録再生手段によって、ICカードから車載機情
報を読みだすと共に、読みだした車載機情報に基づいた
路上機情報を及び車載機情報を当該ICカードに書き込
む。従って、路上機において、ICカードに車載機情報
を書き込むこととICカードから車載機情報を読みだす
ことが可能である。これによって、通信不良等によって
路上機と車載用通信装置との間で電波通信ができない場
合であっても、車両に関連する車載機情報及び車載機情
報に基づいた路上機情報をICカードを媒体として授受
することができる。
【0016】この車載機情報には、入口ゲートを表す入
口情報及び車両の車種を表す車種情報がある。この入口
情報及び車種情報を車載機情報として用いれば、通行料
金を算出する際に、その経路及び車種に応じたテーブル
で課金対象額を求めることができる。また、路上機情報
には、料金収受結果の残高情報等の料金情報がある。な
お、路上機情報には、車載用通信装置において料金を徴
収する場合の車載用通信装置における料金引き落とし命
令を表すコードを含むことができる。
口情報及び車両の車種を表す車種情報がある。この入口
情報及び車種情報を車載機情報として用いれば、通行料
金を算出する際に、その経路及び車種に応じたテーブル
で課金対象額を求めることができる。また、路上機情報
には、料金収受結果の残高情報等の料金情報がある。な
お、路上機情報には、車載用通信装置において料金を徴
収する場合の車載用通信装置における料金引き落とし命
令を表すコードを含むことができる。
【0017】前記路車間通信システムには、車両がゲー
トを通過するときに電波通信の通信不良を検出する検出
手段を更に備え、車載用通信装置の授受手段が検出され
た通信不良に対応して車載機情報をICカードに書き込
むことができる。このようにすれば、通信不良が発生し
たゲートにおいて当該電波通信によって授受すべき情報
を、ICカードによって提供された車載機情報に基づい
て、路上機において書き込むことができる。
トを通過するときに電波通信の通信不良を検出する検出
手段を更に備え、車載用通信装置の授受手段が検出され
た通信不良に対応して車載機情報をICカードに書き込
むことができる。このようにすれば、通信不良が発生し
たゲートにおいて当該電波通信によって授受すべき情報
を、ICカードによって提供された車載機情報に基づい
て、路上機において書き込むことができる。
【0018】また、路上機の記録再生手段を、ICカー
ドから車載機情報を読みだすと共に読みだした車載機情
報に基づいて料金収受処理をする料金収受処理手段と、
少なくとも料金収受処理完了に対応する路上機情報及び
車載機情報をICカードに書き込む情報書込手段とか
ら、構成してもよい。このように構成すれば、路上機に
おいて駐車場の駐車料金や有料道路の通行料金等の料金
収受処理することができ、この料金収受処理が完了した
ときには、ICカードに、少なくとも料金収受処理完了
を表すコマンド等の路上機情報が含まれている。従っ
て、ICカードからコマンドを含んだ路上機情報を読み
取ることで、車載用通信装置においても料金収受処理が
完了したことを認知できる。
ドから車載機情報を読みだすと共に読みだした車載機情
報に基づいて料金収受処理をする料金収受処理手段と、
少なくとも料金収受処理完了に対応する路上機情報及び
車載機情報をICカードに書き込む情報書込手段とか
ら、構成してもよい。このように構成すれば、路上機に
おいて駐車場の駐車料金や有料道路の通行料金等の料金
収受処理することができ、この料金収受処理が完了した
ときには、ICカードに、少なくとも料金収受処理完了
を表すコマンド等の路上機情報が含まれている。従っ
て、ICカードからコマンドを含んだ路上機情報を読み
取ることで、車載用通信装置においても料金収受処理が
完了したことを認知できる。
【0019】このような、ICカードに記録された車載
機情報を用いて有料道路等の料金収受処理をする場合、
車載用通信装置からICカードを外す直前の車載機情
報、すなわち、記憶手段に記憶されている車載機情報
と、この料金収受処理が完了した時点でICカードに書
き込まれた車載機情報とが異なることがある。すなわ
ち、料金収受処理が完了した時点で路上機は、次回の料
金収受処理ではその入口情報や経路情報等の情報は不要
であるので、車載機情報から削除する。一方、記憶手段
に記憶されている車載機情報には、これらの情報が記憶
されている。そこで、車載用通信装置の授受手段が、I
Cカードに書き込まれた路上機情報を読み取ると共に読
み取った路上機情報に従って記憶手段に記憶された車載
機情報を初期値に戻すリセット等により変更することが
好ましい。このようにすることによって、料金収受処理
が完了したときには、車載用通信装置における車載機情
報とICカードに書き込まれた車載機情報とは一致す
る。従って、車両が有料道路等から出た場合の車載用通
信装置では、入口情報や経路情報等の情報を含まない車
載機情報となる。
機情報を用いて有料道路等の料金収受処理をする場合、
車載用通信装置からICカードを外す直前の車載機情
報、すなわち、記憶手段に記憶されている車載機情報
と、この料金収受処理が完了した時点でICカードに書
き込まれた車載機情報とが異なることがある。すなわ
ち、料金収受処理が完了した時点で路上機は、次回の料
金収受処理ではその入口情報や経路情報等の情報は不要
であるので、車載機情報から削除する。一方、記憶手段
に記憶されている車載機情報には、これらの情報が記憶
されている。そこで、車載用通信装置の授受手段が、I
Cカードに書き込まれた路上機情報を読み取ると共に読
み取った路上機情報に従って記憶手段に記憶された車載
機情報を初期値に戻すリセット等により変更することが
好ましい。このようにすることによって、料金収受処理
が完了したときには、車載用通信装置における車載機情
報とICカードに書き込まれた車載機情報とは一致す
る。従って、車両が有料道路等から出た場合の車載用通
信装置では、入口情報や経路情報等の情報を含まない車
載機情報となる。
【0020】有力道路の入口ゲートでは、料金を徴収す
る場合と、単に有料道路へ進入した位置を報知する場合
とがある。単に有料道路へ進入した位置を報知する場合
等では、入口ゲートを表す入口情報を車載用通信装置で
保持していればよい。この場合には、車両が入口ゲート
を通過するときに電波通信の通信不良を検出する入口検
出手段を更に備え、路上機は読みだした車載機情報に基
づいてICカードに入口ゲートを表す入口情報を書き込
み、車載用通信装置が入口情報をICカードから読みだ
すようにすることが好ましい。このようにすれば、入口
ゲートでは確実に入口情報を車載用通信装置に書き込む
ことができる。
る場合と、単に有料道路へ進入した位置を報知する場合
とがある。単に有料道路へ進入した位置を報知する場合
等では、入口ゲートを表す入口情報を車載用通信装置で
保持していればよい。この場合には、車両が入口ゲート
を通過するときに電波通信の通信不良を検出する入口検
出手段を更に備え、路上機は読みだした車載機情報に基
づいてICカードに入口ゲートを表す入口情報を書き込
み、車載用通信装置が入口情報をICカードから読みだ
すようにすることが好ましい。このようにすれば、入口
ゲートでは確実に入口情報を車載用通信装置に書き込む
ことができる。
【0021】本発明の車載用通信装置は、車両と路上に
設置された路上機との間で電波通信により情報を授受す
る路車間通信システムに用いられる。この車載用通信装
置は、情報を記録するためのICカードを挿抜可能に受
け入れるカード挿入部を備えると共に、車両に搭載され
ている。車載用通信装置の記憶手段は、車両に関連する
車載機情報を記憶する。情報書込手段は、車載機情報を
ICカードに書き込む。これによって、車載用通信装置
を備えた車両は、路上機と車載用通信装置との間で電波
通信の不良が生じた場合であっても、ICカードに、車
載機情報を確実に書き込むことができる。
設置された路上機との間で電波通信により情報を授受す
る路車間通信システムに用いられる。この車載用通信装
置は、情報を記録するためのICカードを挿抜可能に受
け入れるカード挿入部を備えると共に、車両に搭載され
ている。車載用通信装置の記憶手段は、車両に関連する
車載機情報を記憶する。情報書込手段は、車載機情報を
ICカードに書き込む。これによって、車載用通信装置
を備えた車両は、路上機と車載用通信装置との間で電波
通信の不良が生じた場合であっても、ICカードに、車
載機情報を確実に書き込むことができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は、有料道路等を走行する車両
に対して自動的に課金処理を行う自動課金システムに本
発明を適用したものである。なお、本実施例の自動課金
システムは、車両に搭載された車両用通信装置としての
車載機(詳細は後述)と、入口ゲートや出口ゲート等の
地上側に設置されたフラットアンテナを有する路上機と
の間で電波通信をすることによって車両が走行した通行
区間(経路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口ゲー
トにおいて車両が停止することなく通行料金等を決済す
るためのシステムである。
細に説明する。本実施例は、有料道路等を走行する車両
に対して自動的に課金処理を行う自動課金システムに本
発明を適用したものである。なお、本実施例の自動課金
システムは、車両に搭載された車両用通信装置としての
車載機(詳細は後述)と、入口ゲートや出口ゲート等の
地上側に設置されたフラットアンテナを有する路上機と
の間で電波通信をすることによって車両が走行した通行
区間(経路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口ゲー
トにおいて車両が停止することなく通行料金等を決済す
るためのシステムである。
【0023】図2に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、料金残額情報等を含む
車載機情報を格納できるICカード62が着脱可能な情
報書込手段としてのICカードリードライト装置60を
備えている(図1参照)。このICカード62の例とし
ては、LSIカード等のメモリカード、磁気カード、光
学的に記録再生するホログラムカード、または光磁気的
に記録再生する光磁気カード等のカードを使用すること
ができる。また、車載機情報は、車両ナンバー等からな
るIDコード、車載機30が配設されている車両の車種
を表す車種情報、入口ゲート及び途中経路を表すと共に
その順序を表すゲート情報、及びICカード62の着脱
回数や課金処理履歴等を表す使用履歴情報から構成され
ている。車載機30は、車両ナンバー等からなるIDコ
ード及び車種情報等の固定データを記憶した記憶手段と
しての記憶回路48(図1参照、詳細は後述)を備える
と共に、ICカードリードライト装置60によって装着
されたICカード62の料金残高情報を参照したり、I
Cカード62に料金残額情報の書き込みを行う。
車載機30は、後述するように、料金残額情報等を含む
車載機情報を格納できるICカード62が着脱可能な情
報書込手段としてのICカードリードライト装置60を
備えている(図1参照)。このICカード62の例とし
ては、LSIカード等のメモリカード、磁気カード、光
学的に記録再生するホログラムカード、または光磁気的
に記録再生する光磁気カード等のカードを使用すること
ができる。また、車載機情報は、車両ナンバー等からな
るIDコード、車載機30が配設されている車両の車種
を表す車種情報、入口ゲート及び途中経路を表すと共に
その順序を表すゲート情報、及びICカード62の着脱
回数や課金処理履歴等を表す使用履歴情報から構成され
ている。車載機30は、車両ナンバー等からなるIDコ
ード及び車種情報等の固定データを記憶した記憶手段と
しての記憶回路48(図1参照、詳細は後述)を備える
と共に、ICカードリードライト装置60によって装着
されたICカード62の料金残高情報を参照したり、I
Cカード62に料金残額情報の書き込みを行う。
【0024】一方、路上機は、後述するように、有料道
路の入口ゲート100、途中経路200、及び出口ゲー
ト300の各々に車載機30と各種の情報を授受するた
めのフラットアンテナが少なくとも配設されている。
路の入口ゲート100、途中経路200、及び出口ゲー
ト300の各々に車載機30と各種の情報を授受するた
めのフラットアンテナが少なくとも配設されている。
【0025】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117が配設され、入口アンテナ
117には入口アンテナ制御装置132が接続されてい
る。この入口アンテナ制御装置132により入口アンテ
ナ117を介して、有料道路の入口ゲート情報を車両に
搭載された車載機30に対して授受する。なお、入口ゲ
ート100には、手払いによって通行料を払う自動課金
できない車両のために通行券を発行する通行券発行装置
123が配設されている。この通行券発行装置123
は、詳細は後述するが、電波通信が不良の場合にICカ
ード62へ入口ゲートを表す入口情報を書き込むための
リカバリーゲートとしての機能も有している。この通行
券発行装置123には、ICカード62が着脱可能な記
録再生手段としてのICカードリードライト装置61A
が配設されており、ICカードリードライト装置61A
は中央コンピュータ400へ接続されている。また、入
口アンテナ制御装置132には、有料道路への進入車両
を統括的に管理する等のために、中央コンピュータ40
0へ接続が可能である。
からなる入口アンテナ117が配設され、入口アンテナ
117には入口アンテナ制御装置132が接続されてい
る。この入口アンテナ制御装置132により入口アンテ
ナ117を介して、有料道路の入口ゲート情報を車両に
搭載された車載機30に対して授受する。なお、入口ゲ
ート100には、手払いによって通行料を払う自動課金
できない車両のために通行券を発行する通行券発行装置
123が配設されている。この通行券発行装置123
は、詳細は後述するが、電波通信が不良の場合にICカ
ード62へ入口ゲートを表す入口情報を書き込むための
リカバリーゲートとしての機能も有している。この通行
券発行装置123には、ICカード62が着脱可能な記
録再生手段としてのICカードリードライト装置61A
が配設されており、ICカードリードライト装置61A
は中央コンピュータ400へ接続されている。また、入
口アンテナ制御装置132には、有料道路への進入車両
を統括的に管理する等のために、中央コンピュータ40
0へ接続が可能である。
【0026】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217が配設され、経路把握ア
ンテナ217には、経路把握アンテナ制御装置232が
接続されている。この経路把握アンテナ制御装置232
により経路把握アンテナ217を介して、有料道路をど
のような経路で走行したかを表す経路通過情報を車両に
搭載された車載機30に対して授受する。また、経路把
握アンテナ制御装置232には、有料道路における車両
の走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピ
ュータ400へ接続が可能である。なお、この途中経路
200において電波通信が不良の場合にICカード62
へ途中経路を表す経路情報を書き込むためのリカバリー
ゲート224が配設されている。このリカバリーゲート
224には、ICカード62が着脱可能なICカードリ
ードライト装置61Bが配設されており、ICカードリ
ードライト装置61Bは中央コンピュータ400へ接続
されている。このリカバリーゲート224は、パーキン
グやサービスエリア等に設けてもよい。
らなる経路把握アンテナ217が配設され、経路把握ア
ンテナ217には、経路把握アンテナ制御装置232が
接続されている。この経路把握アンテナ制御装置232
により経路把握アンテナ217を介して、有料道路をど
のような経路で走行したかを表す経路通過情報を車両に
搭載された車載機30に対して授受する。また、経路把
握アンテナ制御装置232には、有料道路における車両
の走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピ
ュータ400へ接続が可能である。なお、この途中経路
200において電波通信が不良の場合にICカード62
へ途中経路を表す経路情報を書き込むためのリカバリー
ゲート224が配設されている。このリカバリーゲート
224には、ICカード62が着脱可能なICカードリ
ードライト装置61Bが配設されており、ICカードリ
ードライト装置61Bは中央コンピュータ400へ接続
されている。このリカバリーゲート224は、パーキン
グやサービスエリア等に設けてもよい。
【0027】なお、上記の入口情報及び経路情報は、有
料道路の位置に対応して予め割り当てられた番号等のコ
ードを用いることができる。
料道路の位置に対応して予め割り当てられた番号等のコ
ードを用いることができる。
【0028】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるため、フラットアンテナからな
る予告アンテナ317及び料金所アンテナ341が配設
されている。この予告アンテナ317には予告アンテナ
制御装置331が接続され、料金所アンテナ341には
料金所アンテナ制御装置332が接続されている。ま
た、これらの予告アンテナ制御装置331及び料金所ア
ンテナ制御装置332は、中央コンピュータ400に接
続可能なローカルコントローラ380に接続されてい
る。このローカルコントローラ332にはマイクロコン
ピュータが含まれており、予告アンテナ制御装置331
や料金所アンテナ制御装置332等を制御するための処
理プログラムが記憶されている。なお、これらの予告ア
ンテナ317、料金所アンテナ341、予告アンテナ制
御装置331及び料金所アンテナ制御装置332は、本
発明の路上機として作用するが、予告アンテナ317及
び予告アンテナ制御装置331は省略することもでき
る。
受の確実性を向上させるため、フラットアンテナからな
る予告アンテナ317及び料金所アンテナ341が配設
されている。この予告アンテナ317には予告アンテナ
制御装置331が接続され、料金所アンテナ341には
料金所アンテナ制御装置332が接続されている。ま
た、これらの予告アンテナ制御装置331及び料金所ア
ンテナ制御装置332は、中央コンピュータ400に接
続可能なローカルコントローラ380に接続されてい
る。このローカルコントローラ332にはマイクロコン
ピュータが含まれており、予告アンテナ制御装置331
や料金所アンテナ制御装置332等を制御するための処
理プログラムが記憶されている。なお、これらの予告ア
ンテナ317、料金所アンテナ341、予告アンテナ制
御装置331及び料金所アンテナ制御装置332は、本
発明の路上機として作用するが、予告アンテナ317及
び予告アンテナ制御装置331は省略することもでき
る。
【0029】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動課金できない車両に対する料金手払システム323
が配設されている。これらの各システムをローカルコン
トローラ380で一括して制御することによって、課金
不能等に対する該当処置をすることができると共に、車
両が走行した通行区間(経路)や車種に応じた通行料金
等を自動的に収受している。また、中央コンピュータ4
00とローカルコントローラ380を接続することによ
って、料金テーブル改変の情報や、不正通行車に関する
情報を授受を円滑かつ迅速にしている。
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動課金できない車両に対する料金手払システム323
が配設されている。これらの各システムをローカルコン
トローラ380で一括して制御することによって、課金
不能等に対する該当処置をすることができると共に、車
両が走行した通行区間(経路)や車種に応じた通行料金
等を自動的に収受している。また、中央コンピュータ4
00とローカルコントローラ380を接続することによ
って、料金テーブル改変の情報や、不正通行車に関する
情報を授受を円滑かつ迅速にしている。
【0030】次に、上記の入口ゲート、途中経路、及び
出口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
出口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0031】図3に示すように、本実施例の有料道路の
入口ゲート100は、3つのレーン102、104、1
06を有している。レーン102は敷地108と分離帯
110の間に形成され、レーン104は分離帯110と
分離帯112の間に形成され、レーン106は分離帯1
12と敷地114の間に形成されている。これらの複数
のレーンを跨がるように、敷地108から敷地114に
かけてアーチ116が配設されており、アーチ116上
には、入口アンテナ117が配設されている。この入口
アンテナ117は入口アンテナ118、120、122
から構成され、入口アンテナ118は、レーン102を
走行する車両に対する電波の授受を担当し、レーン10
2の上方に位置している。同様に、入口アンテナ120
は、レーン104を走行する車両に対する電波の授受を
担当し、レーン104の上方に位置している。また、入
口アンテナ122は、レーン106を走行する車両に対
する電波の授受を担当し、レーン106の上方に位置し
ている。
入口ゲート100は、3つのレーン102、104、1
06を有している。レーン102は敷地108と分離帯
110の間に形成され、レーン104は分離帯110と
分離帯112の間に形成され、レーン106は分離帯1
12と敷地114の間に形成されている。これらの複数
のレーンを跨がるように、敷地108から敷地114に
かけてアーチ116が配設されており、アーチ116上
には、入口アンテナ117が配設されている。この入口
アンテナ117は入口アンテナ118、120、122
から構成され、入口アンテナ118は、レーン102を
走行する車両に対する電波の授受を担当し、レーン10
2の上方に位置している。同様に、入口アンテナ120
は、レーン104を走行する車両に対する電波の授受を
担当し、レーン104の上方に位置している。また、入
口アンテナ122は、レーン106を走行する車両に対
する電波の授受を担当し、レーン106の上方に位置し
ている。
【0032】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センター130が配設され
ており、この入口アンテナ制御装置132には入口アン
テナ118、120、122が接続されている。
32を備えた入口ゲート制御センター130が配設され
ており、この入口アンテナ制御装置132には入口アン
テナ118、120、122が接続されている。
【0033】なお、図3では入口アンテナ117として
入口アンテナ118、120、122を用いたが、1又
は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナを用いる
ようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを用いるよ
うにしてもよい。
入口アンテナ118、120、122を用いたが、1又
は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナを用いる
ようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを用いるよ
うにしてもよい。
【0034】入口ゲート100には、手払いによって通
行料を払う自動課金できない車両のために通行券を発行
する通行券発行装置123が配設され、通行券発行装置
123は各々のレーンに対応する通行券発行装置12
4、126、128から構成されている。通行券発行装
置124は、レーン102に対応し、分離帯110の車
両進行方向下流側でかつ分離帯110のレーン102側
に配設されている。また、通行券発行装置126は、レ
ーン104に対応し分離帯112の車両進行方向下流側
でかつ分離帯112のレーン104側に配設され、通行
券発行装置128はレーン106に対応し敷地114の
車両進行方向下流側でかつ敷地114のレーン106側
に配設されている。これらの通行券発行装置124、1
26、128は入口ゲート制御センター130に接続さ
れている。
行料を払う自動課金できない車両のために通行券を発行
する通行券発行装置123が配設され、通行券発行装置
123は各々のレーンに対応する通行券発行装置12
4、126、128から構成されている。通行券発行装
置124は、レーン102に対応し、分離帯110の車
両進行方向下流側でかつ分離帯110のレーン102側
に配設されている。また、通行券発行装置126は、レ
ーン104に対応し分離帯112の車両進行方向下流側
でかつ分離帯112のレーン104側に配設され、通行
券発行装置128はレーン106に対応し敷地114の
車両進行方向下流側でかつ敷地114のレーン106側
に配設されている。これらの通行券発行装置124、1
26、128は入口ゲート制御センター130に接続さ
れている。
【0035】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138は
入口ゲート制御センター130に接続されており、各レ
ーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)
または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の
何れかを表示する。
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138は
入口ゲート制御センター130に接続されており、各レ
ーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)
または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の
何れかを表示する。
【0036】入口ゲート制御センター130は、中央コ
ンピュータ400(図2参照)に接続されている。な
お、入口ゲート制御センター130を中央コンピュータ
400に接続することなく、入口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
ンピュータ400(図2参照)に接続されている。な
お、入口ゲート制御センター130を中央コンピュータ
400に接続することなく、入口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0037】図4に示すように、有料道路の分岐点の直
前や直後の途中経路200は、2つのレーン202、2
04が隣接しており、隣接したレーン202、204は
敷地208と敷地214の間に形成されている。これら
のレーン202、204を跨がるように、敷地208か
ら敷地214にかけてアーチ216が配設されており、
アーチ216上には、経路把握アンテナ217が配設さ
れている。この経路把握アンテナ217は経路把握アン
テナ218、220、222から構成され、経路把握ア
ンテナ218は、レーン202を走行する車両に対する
電波の授受を担当し、レーン202の上方に位置してい
る。経路把握アンテナ222は、レーン204を走行す
る車両に対する電波の授受を担当し、レーン204の上
方に位置している。これらの経路把握アンテナ218、
222の中腹付近でかつレーン202、204の境界を
示すセンターライン206の上方には、レーン202、
204に跨がるような車両に対する電波の授受を担当す
る経路把握アンテナ220が配設されている。
前や直後の途中経路200は、2つのレーン202、2
04が隣接しており、隣接したレーン202、204は
敷地208と敷地214の間に形成されている。これら
のレーン202、204を跨がるように、敷地208か
ら敷地214にかけてアーチ216が配設されており、
アーチ216上には、経路把握アンテナ217が配設さ
れている。この経路把握アンテナ217は経路把握アン
テナ218、220、222から構成され、経路把握ア
ンテナ218は、レーン202を走行する車両に対する
電波の授受を担当し、レーン202の上方に位置してい
る。経路把握アンテナ222は、レーン204を走行す
る車両に対する電波の授受を担当し、レーン204の上
方に位置している。これらの経路把握アンテナ218、
222の中腹付近でかつレーン202、204の境界を
示すセンターライン206の上方には、レーン202、
204に跨がるような車両に対する電波の授受を担当す
る経路把握アンテナ220が配設されている。
【0038】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0039】図5に示すように、有料道路の出口ゲート
300は、3つのレーン302、304、306を有し
ている。レーン302は敷地308と分離帯310の間
に形成され、レーン304は分離帯310と分離帯31
2の間に形成され、レーン306は分離帯312と敷地
314の間に形成されている。
300は、3つのレーン302、304、306を有し
ている。レーン302は敷地308と分離帯310の間
に形成され、レーン304は分離帯310と分離帯31
2の間に形成され、レーン306は分離帯312と敷地
314の間に形成されている。
【0040】これらの複数のレーンを跨がるように、敷
地308から敷地314にかけてアーチ316が配設さ
れており、アーチ316上には、予告アンテナ317が
配設されている。この予告アンテナ317は予告アンテ
ナ318、320、322から構成され、予告アンテナ
318は、レーン302を走行する車両に対する電波の
授受を担当し、レーン302の上方に位置している。予
告アンテナ320は、レーン304を走行する車両に対
する電波の授受を担当し、レーン304の上方に位置し
ている。同様に、予告アンテナ322は、レーン306
を走行する車両に対する電波の授受を担当し、レーン3
06の上方に位置している。
地308から敷地314にかけてアーチ316が配設さ
れており、アーチ316上には、予告アンテナ317が
配設されている。この予告アンテナ317は予告アンテ
ナ318、320、322から構成され、予告アンテナ
318は、レーン302を走行する車両に対する電波の
授受を担当し、レーン302の上方に位置している。予
告アンテナ320は、レーン304を走行する車両に対
する電波の授受を担当し、レーン304の上方に位置し
ている。同様に、予告アンテナ322は、レーン306
を走行する車両に対する電波の授受を担当し、レーン3
06の上方に位置している。
【0041】敷地314には、出口ゲート制御センター
330が配設されており、この出口ゲート制御センター
330には予告アンテナ制御装置331及び後述する料
金所アンテナ制御装置332が配設されている。予告ア
ンテナ制御装置331には、予告アンテナ318、32
0、322が接続されている。
330が配設されており、この出口ゲート制御センター
330には予告アンテナ制御装置331及び後述する料
金所アンテナ制御装置332が配設されている。予告ア
ンテナ制御装置331には、予告アンテナ318、32
0、322が接続されている。
【0042】このアーチ316付近には、車種検出シス
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366から構成されている。車
種検出装置362は、レーン302を走行する車両の車
種を識別するための装置であり、レーン302に対応す
る敷地308及び分離帯310に配設されている。同様
に、車種検出装置364は、レーン304を走行する車
両の車種を識別するための装置であり、アーチ316付
近のレーン304に対応する分離帯310及び分離帯3
12に配設され、車種検出装置366は、レーン306
を走行する車両の車種を識別するための装置であり、レ
ーン306に対応する分離帯312及び敷地314に配
設されている。これらの車種検出装置からなる車種検出
システム360は、ローカルコントローラ380に接続
され、CCDラインスキャナで得られた画像に基づいて
画像処理により通過車両のシルエットを判別すことによ
り車種を判別し、車種情報をローカルコントローラ38
0に送信する。
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366から構成されている。車
種検出装置362は、レーン302を走行する車両の車
種を識別するための装置であり、レーン302に対応す
る敷地308及び分離帯310に配設されている。同様
に、車種検出装置364は、レーン304を走行する車
両の車種を識別するための装置であり、アーチ316付
近のレーン304に対応する分離帯310及び分離帯3
12に配設され、車種検出装置366は、レーン306
を走行する車両の車種を識別するための装置であり、レ
ーン306に対応する分離帯312及び敷地314に配
設されている。これらの車種検出装置からなる車種検出
システム360は、ローカルコントローラ380に接続
され、CCDラインスキャナで得られた画像に基づいて
画像処理により通過車両のシルエットを判別すことによ
り車種を判別し、車種情報をローカルコントローラ38
0に送信する。
【0043】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨がるよう
に、敷地308から敷地314にかけてアーチ340が
配設されており、アーチ340上には、料金所アンテナ
341が配設されている。この料金所アンテナ341は
料金所アンテナ342、344、346から構成され、
料金所アンテナ342は、レーン302を走行する車両
に対する料金に関連する情報の電波の授受を担当し、レ
ーン302の上方に位置している。料金所アンテナ34
4は、レーン304を走行する車両に対する電波の授受
を担当し、レーン304の上方に位置している。同様
に、料金所アンテナ346は、レーン306を走行する
車両に対する電波の授受を担当し、レーン306の上方
に位置している。これらの料金所アンテナ342、34
4、346には、料金所アンテナ制御装置332が接続
されている。
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨がるよう
に、敷地308から敷地314にかけてアーチ340が
配設されており、アーチ340上には、料金所アンテナ
341が配設されている。この料金所アンテナ341は
料金所アンテナ342、344、346から構成され、
料金所アンテナ342は、レーン302を走行する車両
に対する料金に関連する情報の電波の授受を担当し、レ
ーン302の上方に位置している。料金所アンテナ34
4は、レーン304を走行する車両に対する電波の授受
を担当し、レーン304の上方に位置している。同様
に、料金所アンテナ346は、レーン306を走行する
車両に対する電波の授受を担当し、レーン306の上方
に位置している。これらの料金所アンテナ342、34
4、346には、料金所アンテナ制御装置332が接続
されている。
【0044】出口ゲート300には、通行料を自動課金
できない手払いによる車両のための料金支払システム3
23が配設され、料金支払システム323は各々のレー
ンに対応する料金支払ボックス324、326、328
を含んで構成されている。料金支払ボックス324は、
レーン302に対応し、分離帯310の車両進行方向下
流側でかつ分離帯310のレーン302側に配設されて
いる。また、料金支払ボックス326は、レーン304
に対応し分離帯312の車両進行方向下流側でかつ分離
帯312のレーン304側に配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応し敷地314の車両進行
方向下流側でかつ敷地314のレーン306側に配設さ
れている。これらの料金支払ボックス324、326、
328の各々には、図示しないマイクロコンピュータが
配設され、図示しないマイクロコンピュータの各々を統
括的に管理することによって手払いにより課金した情報
を管理する料金手払システム323を構成している。こ
の料金手払システム323は、ローカルコントローラ3
80に接続されている(図2参照)。
できない手払いによる車両のための料金支払システム3
23が配設され、料金支払システム323は各々のレー
ンに対応する料金支払ボックス324、326、328
を含んで構成されている。料金支払ボックス324は、
レーン302に対応し、分離帯310の車両進行方向下
流側でかつ分離帯310のレーン302側に配設されて
いる。また、料金支払ボックス326は、レーン304
に対応し分離帯312の車両進行方向下流側でかつ分離
帯312のレーン304側に配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応し敷地314の車両進行
方向下流側でかつ敷地314のレーン306側に配設さ
れている。これらの料金支払ボックス324、326、
328の各々には、図示しないマイクロコンピュータが
配設され、図示しないマイクロコンピュータの各々を統
括的に管理することによって手払いにより課金した情報
を管理する料金手払システム323を構成している。こ
の料金手払システム323は、ローカルコントローラ3
80に接続されている(図2参照)。
【0045】なお、料金支払システム323は、詳細は
後述するが、電波通信が不良の場合にICカード62か
ら料金収受をするためのリカバリーゲートとしての機能
も有している。この料金支払システム323の料金支払
ボックス324、326、328の各々には、ICカー
ド62が着脱可能な記録再生手段としてのICカードリ
ードライト装置61Cが配設されており、ICカードリ
ードライト装置61Cは中央コンピュータ400へ接続
されている。このICカードリードライト装置61Cを
備えた料金支払システム323は、料金収受処理手段及
び情報書込手段からなる記録再生手段を構成している。
後述するが、電波通信が不良の場合にICカード62か
ら料金収受をするためのリカバリーゲートとしての機能
も有している。この料金支払システム323の料金支払
ボックス324、326、328の各々には、ICカー
ド62が着脱可能な記録再生手段としてのICカードリ
ードライト装置61Cが配設されており、ICカードリ
ードライト装置61Cは中央コンピュータ400へ接続
されている。このICカードリードライト装置61Cを
備えた料金支払システム323は、料金収受処理手段及
び情報書込手段からなる記録再生手段を構成している。
【0046】また、料金支払ボックスの車両進行方向の
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図2参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図2参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0047】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各レーンに対応して配設さ
れている。これら信号機334、336、338は、出
口ゲート制御センター330に接続されており、各レー
ンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の何
れかを表示する。
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各レーンに対応して配設さ
れている。これら信号機334、336、338は、出
口ゲート制御センター330に接続されており、各レー
ンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能なときの表示(例えば、赤信号)の何
れかを表示する。
【0048】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図2参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
ンピュータ400(図2参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0049】次に、車載機30、車載機30と通信を行
う路上機について、入口ゲート100に設けられた路上
機を例にして説明する。なお、説明を簡単にするため、
レーン102を走行する車両に対する電波の授受を担当
する入口アンテナ118及び入口アンテナ制御装置13
2を用いて説明する。
う路上機について、入口ゲート100に設けられた路上
機を例にして説明する。なお、説明を簡単にするため、
レーン102を走行する車両に対する電波の授受を担当
する入口アンテナ118及び入口アンテナ制御装置13
2を用いて説明する。
【0050】図1に示すように車載機30は、後述する
路上機から送信されたデータ信号を受信する受信アンテ
ナ32を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテ
ナ32で受信された変調波を検波し、データ信号を得る
検波回路34に接続されている。この検波回路34で
は、路上機から送信された電波の搬送波を得ることもで
きるように、送信回路50に接続されている。検波回路
34は、データ信号受信回路44を介してマイクロコン
ピュータを含んで構成された授受手段としての信号処理
回路46に接続されている。この信号処理回路46に含
まれるマイクロコンピュータには、以下で説明する処理
プログラムが記憶されている。
路上機から送信されたデータ信号を受信する受信アンテ
ナ32を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテ
ナ32で受信された変調波を検波し、データ信号を得る
検波回路34に接続されている。この検波回路34で
は、路上機から送信された電波の搬送波を得ることもで
きるように、送信回路50に接続されている。検波回路
34は、データ信号受信回路44を介してマイクロコン
ピュータを含んで構成された授受手段としての信号処理
回路46に接続されている。この信号処理回路46に含
まれるマイクロコンピュータには、以下で説明する処理
プログラムが記憶されている。
【0051】信号処理回路46には、IDコードや車種
情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、送信回路50は、送信アンテナ
52に接続されている。従って、受信アンテナ32で受
信された変調波を検波して得た搬送波を信号処理回路4
6からのデータ信号で変調した後に送信アンテナ52を
介して返送する。なお、送信アンテナ52を送受信アン
テナとして機能させて、送信回路50が、路上機から送
信される無変調の搬送波を送信アンテナ52によって受
信して、この無変調の搬送波を信号処理回路46からの
データ信号で変調した後に送信アンテナ52を介して返
送するようにしてもよい。
情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、送信回路50は、送信アンテナ
52に接続されている。従って、受信アンテナ32で受
信された変調波を検波して得た搬送波を信号処理回路4
6からのデータ信号で変調した後に送信アンテナ52を
介して返送する。なお、送信アンテナ52を送受信アン
テナとして機能させて、送信回路50が、路上機から送
信される無変調の搬送波を送信アンテナ52によって受
信して、この無変調の搬送波を信号処理回路46からの
データ信号で変調した後に送信アンテナ52を介して返
送するようにしてもよい。
【0052】記憶回路48は、車両ナンバー等からなる
IDコード及び車載機30が配設されている車両の車種
を表す車種情報等の固定データ、並びに、電波通信の通
信状態を表す通信状態情報、入口ゲート及び途中経路を
表すと共にその順序を表すゲート情報、及びICカード
62の着脱回数や課金処理履歴等を表す使用履歴情報か
らなる、車載機情報を記憶するための回路である。
IDコード及び車載機30が配設されている車両の車種
を表す車種情報等の固定データ、並びに、電波通信の通
信状態を表す通信状態情報、入口ゲート及び途中経路を
表すと共にその順序を表すゲート情報、及びICカード
62の着脱回数や課金処理履歴等を表す使用履歴情報か
らなる、車載機情報を記憶するための回路である。
【0053】信号処理回路46には、ICカードの挿入
・未挿入や残高等を表示するLCDやCRTで構成され
たディスプレイ54及び信号処理回路46に選択信号等
の信号を入力する入力手段であるテンキー56が接続さ
れている。また、信号処理回路46には、ICカード6
2が着脱可能なICカードリードライト装置60が接続
されている。
・未挿入や残高等を表示するLCDやCRTで構成され
たディスプレイ54及び信号処理回路46に選択信号等
の信号を入力する入力手段であるテンキー56が接続さ
れている。また、信号処理回路46には、ICカード6
2が着脱可能なICカードリードライト装置60が接続
されている。
【0054】なお、車載機30には、検出手段としての
電源補償回路58を介して、イグニッションオン時に図
示しない車載バッテリーBTから常時電源が供給されて
いる。この電源補償回路58は信号処理回路46に接続
されており、図示しない車載バッテリーから供給される
電力が、車載機30において正常に電波通信することが
困難なことが生じることが予測される予め定めた所定値
未満のときに信号処理回路46へ信号を出力する。
電源補償回路58を介して、イグニッションオン時に図
示しない車載バッテリーBTから常時電源が供給されて
いる。この電源補償回路58は信号処理回路46に接続
されており、図示しない車載バッテリーから供給される
電力が、車載機30において正常に電波通信することが
困難なことが生じることが予測される予め定めた所定値
未満のときに信号処理回路46へ信号を出力する。
【0055】図6に示すように、レーン102を走行す
る車両に対する路上機は、入口アンテナ118及び入口
アンテナ制御装置132から構成されている。入口アン
テナ118は、送信アンテナ22及び受信アンテナ26
から構成されている。入口アンテナ制御装置132は、
マイクロコンピュータを含んで構成された信号処理回路
12を備えている。この信号処理回路12に含まれるマ
イクロコンピュータには、以下で説明する処理プログラ
ムが記憶されている。また、この信号処理回路12は、
中央コンピュータ400に接続可能になっている。信号
処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信
号)を生成する送信回路14に接続されている。送信回
路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続
されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発
生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー
18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生回
路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回路
14から入力された信号で搬送波発生回路20から入力
された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22から
はこの変調波が電波として送信される。
る車両に対する路上機は、入口アンテナ118及び入口
アンテナ制御装置132から構成されている。入口アン
テナ118は、送信アンテナ22及び受信アンテナ26
から構成されている。入口アンテナ制御装置132は、
マイクロコンピュータを含んで構成された信号処理回路
12を備えている。この信号処理回路12に含まれるマ
イクロコンピュータには、以下で説明する処理プログラ
ムが記憶されている。また、この信号処理回路12は、
中央コンピュータ400に接続可能になっている。信号
処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信
号)を生成する送信回路14に接続されている。送信回
路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続
されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発
生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー
18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生回
路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回路
14から入力された信号で搬送波発生回路20から入力
された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22から
はこの変調波が電波として送信される。
【0056】搬送波発生回路20には、図1に示す車載
機30から変調されて返送され受信アンテナ26で受信
された変調波からデータ信号を取り出す受信回路24が
接続されている。この受信回路24は信号処理回路12
に接続されている。また、受信回路24は搬送波発生回
路20に接続されており、車載機30から返送された信
号に含まれる搬送波の比較のために送信した搬送波が入
力される。
機30から変調されて返送され受信アンテナ26で受信
された変調波からデータ信号を取り出す受信回路24が
接続されている。この受信回路24は信号処理回路12
に接続されている。また、受信回路24は搬送波発生回
路20に接続されており、車載機30から返送された信
号に含まれる搬送波の比較のために送信した搬送波が入
力される。
【0057】なお、入口ゲート100における他の入口
アンテナの構成は、上記と同様に構成であるため、説明
を省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート3
00における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構
成も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略す
る。
アンテナの構成は、上記と同様に構成であるため、説明
を省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート3
00における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構
成も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略す
る。
【0058】また、上記車載機及び路上機では、送信ア
ンテナと受信アンテナに分離して構成されたアンテナを
用いているが、送受信が一体型の1つのアンテナをフラ
ットアンテナとして用いてもよい。
ンテナと受信アンテナに分離して構成されたアンテナを
用いているが、送受信が一体型の1つのアンテナをフラ
ットアンテナとして用いてもよい。
【0059】次に、本実施例の車載機及び路上機の各々
における基本処理ルーチンを説明する。入口ゲートに設
置された路上機では、図8に示すように車載機からの応
答信号を受信するまでステップ600において連続波か
らなる問合わせ信号を送信し、ステップ602で車載機
からの応答信号を受信したと判断されると、ステップ6
04で入口ゲートナンバ等を含む信号を送信する。途中
経路200に設置された路上機では、上記の処理と略同
様であるが、上記ステップ604において途中経路を表
す途中経路コード等を含む信号を送信する。
における基本処理ルーチンを説明する。入口ゲートに設
置された路上機では、図8に示すように車載機からの応
答信号を受信するまでステップ600において連続波か
らなる問合わせ信号を送信し、ステップ602で車載機
からの応答信号を受信したと判断されると、ステップ6
04で入口ゲートナンバ等を含む信号を送信する。途中
経路200に設置された路上機では、上記の処理と略同
様であるが、上記ステップ604において途中経路を表
す途中経路コード等を含む信号を送信する。
【0060】なお、出口ゲート300には、予告アンテ
ナ317及び予告アンテナ制御装置331からなる路上
機と、料金所アンテナ341及び料金所アンテナ制御装
置332からなる路上機と、がある。この予告アンテナ
317及び予告アンテナ制御装置331からなる路上機
DA(図2参照)では、上記の処理と略同様であり、上
記ステップ604において出口ゲート300を表す出口
コード等を含む信号を送信する。料金所アンテナ341
及び料金所アンテナ制御装置332からなる路上機DB
では、上記ステップ604において出口ゲート300を
表す出口コード等を含む信号を送信すると共に、電波通
信により課金処理をする。
ナ317及び予告アンテナ制御装置331からなる路上
機と、料金所アンテナ341及び料金所アンテナ制御装
置332からなる路上機と、がある。この予告アンテナ
317及び予告アンテナ制御装置331からなる路上機
DA(図2参照)では、上記の処理と略同様であり、上
記ステップ604において出口ゲート300を表す出口
コード等を含む信号を送信する。料金所アンテナ341
及び料金所アンテナ制御装置332からなる路上機DB
では、上記ステップ604において出口ゲート300を
表す出口コード等を含む信号を送信すると共に、電波通
信により課金処理をする。
【0061】図7は、車載機の処理ルーチンを示すもの
で、ステップ500で路上機からの問合せ信号を受信し
たと判断されると、ステップ502において受信した問
合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コードであ
るIDコードで搬送波を変調した変調波を応答信号とし
て送信する。
で、ステップ500で路上機からの問合せ信号を受信し
たと判断されると、ステップ502において受信した問
合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コードであ
るIDコードで搬送波を変調した変調波を応答信号とし
て送信する。
【0062】ステップ504で路上機からの信号を受信
したと判断されると、ステップ506において受信した
信号に入口ゲートナンバが含まれているかを判断するこ
とにより、現在自車が入口ゲートを通過しているか否か
を判断する。入口ゲートを通過していないときにはステ
ップ508へ進み、入口ゲートを通過しているときは、
ステップ510において入口ゲート処理がなされる。こ
のステップ510の入口ゲート処理は、ステップ506
において受信した信号に含まれる入口ゲートナンバによ
る入口情報を車載機30の記憶回路48に記憶させる処
理である。ステップ508では、ステップ506におい
て受信した信号に途中経路コードが含まれているかを判
断することにより途中経路200を通過しているか否か
を判断し、途中経路200を通過しているときはステッ
プ512において途中経路処理を行い、途中経路200
を通過していないときは出口ゲートを通過していると判
断してステップ514において出口ゲート処理がなされ
る。ステップ512の途中経路処理は、ステップ506
において受信した信号に含まれる途中経路コードによる
途中経路情報を車載機30の記憶回路48に記憶させる
処理である。ステップ514の出口ゲート処理は、車載
機に記憶されている車種情報、車載機に装着されている
ICカードに記憶されている情報を用いて残高情報、予
め車載機に記録されている料金テーブルとに基づいて、
現在の残高から、入口ゲート、途中経路及び出口ゲート
まで至る間に対する料金を算出し、収受する処理であ
る。
したと判断されると、ステップ506において受信した
信号に入口ゲートナンバが含まれているかを判断するこ
とにより、現在自車が入口ゲートを通過しているか否か
を判断する。入口ゲートを通過していないときにはステ
ップ508へ進み、入口ゲートを通過しているときは、
ステップ510において入口ゲート処理がなされる。こ
のステップ510の入口ゲート処理は、ステップ506
において受信した信号に含まれる入口ゲートナンバによ
る入口情報を車載機30の記憶回路48に記憶させる処
理である。ステップ508では、ステップ506におい
て受信した信号に途中経路コードが含まれているかを判
断することにより途中経路200を通過しているか否か
を判断し、途中経路200を通過しているときはステッ
プ512において途中経路処理を行い、途中経路200
を通過していないときは出口ゲートを通過していると判
断してステップ514において出口ゲート処理がなされ
る。ステップ512の途中経路処理は、ステップ506
において受信した信号に含まれる途中経路コードによる
途中経路情報を車載機30の記憶回路48に記憶させる
処理である。ステップ514の出口ゲート処理は、車載
機に記憶されている車種情報、車載機に装着されている
ICカードに記憶されている情報を用いて残高情報、予
め車載機に記録されている料金テーブルとに基づいて、
現在の残高から、入口ゲート、途中経路及び出口ゲート
まで至る間に対する料金を算出し、収受する処理であ
る。
【0063】次に、本実施例における電波通信不良対策
等を含む処理を、車載機及び路上機の処理ルーチンを参
照してさらに説明する。なお、電波通信不良が生じたと
きに、この電波通信によって授受すべき情報には、有料
道路に進入するときの入口ゲートを表す入口情報、有料
道路の途中経路を表す経路情報、残高情報等の料金情
報、または出口ゲートを表す出口情報等がある。また、
この情報には、駐車場や有料道路の入口や出口において
支払うべき料金等の料金情報等がある。
等を含む処理を、車載機及び路上機の処理ルーチンを参
照してさらに説明する。なお、電波通信不良が生じたと
きに、この電波通信によって授受すべき情報には、有料
道路に進入するときの入口ゲートを表す入口情報、有料
道路の途中経路を表す経路情報、残高情報等の料金情
報、または出口ゲートを表す出口情報等がある。また、
この情報には、駐車場や有料道路の入口や出口において
支払うべき料金等の料金情報等がある。
【0064】図9は、車載機における割り込み処理ルー
チンを示すもので、図7の処理ルーチンの処理中に予め
定めた所定時間毎に実行される。ステップ520では、
車載機と路上機との間で通信処理の継続が不可能なこと
(以下、通信フェイルという。)を検出したか否かを判
別することによって通信エラーが発生したか否かを判断
する。通信エラーが発生した場合は、ステップ524へ
進む。通信エラーが発生していない場合は、ステップ5
22においてテンキー56の所定キーが押圧されたか否
かを判断することにより、記憶回路48に記憶されたI
Dコードや車種情報等のデータ(車載機情報)の出力が
要求されたか否かを判断し、要求された場合にはステッ
プ524へ進み、要求されていない場合は本割り込みル
ーチンを終了する。
チンを示すもので、図7の処理ルーチンの処理中に予め
定めた所定時間毎に実行される。ステップ520では、
車載機と路上機との間で通信処理の継続が不可能なこと
(以下、通信フェイルという。)を検出したか否かを判
別することによって通信エラーが発生したか否かを判断
する。通信エラーが発生した場合は、ステップ524へ
進む。通信エラーが発生していない場合は、ステップ5
22においてテンキー56の所定キーが押圧されたか否
かを判断することにより、記憶回路48に記憶されたI
Dコードや車種情報等のデータ(車載機情報)の出力が
要求されたか否かを判断し、要求された場合にはステッ
プ524へ進み、要求されていない場合は本割り込みル
ーチンを終了する。
【0065】上記の通信フェイルは、車載機及び路上機
の少なくとも一方で生じるものであり、電波通信の状態
から見れば、送信不良及び受信不良がある。
の少なくとも一方で生じるものであり、電波通信の状態
から見れば、送信不良及び受信不良がある。
【0066】車載機30が送信不良である場合は、内部
回路不良、アンテナ不良、または車載バッテリーの電力
不足等によって車載機30が異常であり正常に作動する
路上機が車載機30からの電波信号を受信することがで
きないときと、路上機が異常であり正常に作動する車載
機30からの電波信号を路上機が受信ことができないと
きと、がある。
回路不良、アンテナ不良、または車載バッテリーの電力
不足等によって車載機30が異常であり正常に作動する
路上機が車載機30からの電波信号を受信することがで
きないときと、路上機が異常であり正常に作動する車載
機30からの電波信号を路上機が受信ことができないと
きと、がある。
【0067】一方、車載機30が受信不良である場合も
同様で、車載機30が異常であり正常に作動する路上機
が送信した電波信号を車載機30が受信することができ
ないときと、路上機が異常であり正常な電波信号が送信
されずに車載機30が路上機からの電波信号を受信する
ことができないときと、がある。
同様で、車載機30が異常であり正常に作動する路上機
が送信した電波信号を車載機30が受信することができ
ないときと、路上機が異常であり正常な電波信号が送信
されずに車載機30が路上機からの電波信号を受信する
ことができないときと、がある。
【0068】このため、予め補償回路や電力不足判別回
路等の検出回路を車載機30に設けておけば、この検出
回路によって車載機30の異常を検出することができ、
車載機30が異常であるときの通信フェイルを検出する
ことができる。本実施例では、電源補償回路58をこの
検出回路として用いることができる。なお、電力不足に
よって通信フェイルを生じることが予想される場合に
は、電力不足に対応するコードを通信状態情報として路
上機へ送信して路上機から正常か異常かの通信フェイル
判断信号を受信するようにすれば、上記のステップ52
0では、通信フェイル判断信号の有無によって通信フェ
イルを検出することができる。
路等の検出回路を車載機30に設けておけば、この検出
回路によって車載機30の異常を検出することができ、
車載機30が異常であるときの通信フェイルを検出する
ことができる。本実施例では、電源補償回路58をこの
検出回路として用いることができる。なお、電力不足に
よって通信フェイルを生じることが予想される場合に
は、電力不足に対応するコードを通信状態情報として路
上機へ送信して路上機から正常か異常かの通信フェイル
判断信号を受信するようにすれば、上記のステップ52
0では、通信フェイル判断信号の有無によって通信フェ
イルを検出することができる。
【0069】一方、路上機に異常がある場合には、電波
通信のみでは通信フェイルが生じたことを報知できない
ので、地上側で車両の乗員に対して通信フェイルをディ
スプレイ等の表示装置によって報知し、リカバリーゲー
トへ車両を誘導するように対処すればよい。この場合の
通信フェイルの検出は、ステップ520で否定判断され
るが、乗員によってテンキー56の所定キーが押圧され
ることによってステップ522で肯定判断され、ステッ
プ524へ進む。なお、このステップ520の終了と共
に、通信フェイルを表すコードが通信状態情報として記
憶回路48に記憶される。
通信のみでは通信フェイルが生じたことを報知できない
ので、地上側で車両の乗員に対して通信フェイルをディ
スプレイ等の表示装置によって報知し、リカバリーゲー
トへ車両を誘導するように対処すればよい。この場合の
通信フェイルの検出は、ステップ520で否定判断され
るが、乗員によってテンキー56の所定キーが押圧され
ることによってステップ522で肯定判断され、ステッ
プ524へ進む。なお、このステップ520の終了と共
に、通信フェイルを表すコードが通信状態情報として記
憶回路48に記憶される。
【0070】ステップ524では、記憶回路48に記憶
された車載機情報に処理番号を付与してICカード62
へ書き込むと共に、付与した処理番号を記憶回路48に
記憶する。なお、ICカード62に書き込まれる車載機
情報には、通信フェイルを表すコードによる通信状態情
報が含まれている。上記の処理番号は、所定桁(例え
ば、4桁)の数列が用いられ、ICカード62へ車載機
情報が書き込まれる度にインクリメントされる。すなわ
ち、初回の書き込み時には「0001」で、次回は「0
002」というように連番で表され、この処理番号を参
照することで、書き込まれた車載機情報の履歴を参照す
ることもできる。従って、この最大処理番号の車載機情
報を参照すれば、以前に書き込まれた車載機情報を使用
することがない。なお、この処理番号は不正防止等のた
め、所定の規則に従って暗号化されたコードによって記
憶するようにすれば、車載機と路上機との間で、記憶さ
れた車載機情報の正当性を判別することができる。
された車載機情報に処理番号を付与してICカード62
へ書き込むと共に、付与した処理番号を記憶回路48に
記憶する。なお、ICカード62に書き込まれる車載機
情報には、通信フェイルを表すコードによる通信状態情
報が含まれている。上記の処理番号は、所定桁(例え
ば、4桁)の数列が用いられ、ICカード62へ車載機
情報が書き込まれる度にインクリメントされる。すなわ
ち、初回の書き込み時には「0001」で、次回は「0
002」というように連番で表され、この処理番号を参
照することで、書き込まれた車載機情報の履歴を参照す
ることもできる。従って、この最大処理番号の車載機情
報を参照すれば、以前に書き込まれた車載機情報を使用
することがない。なお、この処理番号は不正防止等のた
め、所定の規則に従って暗号化されたコードによって記
憶するようにすれば、車載機と路上機との間で、記憶さ
れた車載機情報の正当性を判別することができる。
【0071】次のステップ526では、ICカード62
が取り外された否かを判断し、ICカード62が取り外
されると、次のステップ528でタイマ45がスタート
し、ステップ530へ進む。このタイマ45は、後述す
る路上機の処理(図10参照)のためにICカード62
を取り外している間の時間経過を計測するためのもので
ある。なお、タイマ45はマイクロコンピュータ内の図
示しない内蔵タイマで構成してもよい。次のステップ5
30は、ICカード62が再度挿入されるまで繰り返し
実行し、再度挿入された場合には次のステップ532に
おいてタイマ45によって計測された時間が予め定めた
時間を越えたか否かを判断することによってタイムアウ
トか否かを判断する。タイムアウトの場合には、路上機
における処理後にICカードが挿入されたものではない
と判断し、ステップ540において、ICカードに書き
込まれた処理番号、路上機で書き込まれるべきコマン
ド、及び車載機情報を消去した後にステップ542で乗
員にICカード着脱による処理終了をディスプレイ54
に終了表示することにより報知して本ルーチンを終了す
る。この処理終了の報知は、ブザーやスピーカ等の放音
装置によるビープ音等によって行ってもよい。
が取り外された否かを判断し、ICカード62が取り外
されると、次のステップ528でタイマ45がスタート
し、ステップ530へ進む。このタイマ45は、後述す
る路上機の処理(図10参照)のためにICカード62
を取り外している間の時間経過を計測するためのもので
ある。なお、タイマ45はマイクロコンピュータ内の図
示しない内蔵タイマで構成してもよい。次のステップ5
30は、ICカード62が再度挿入されるまで繰り返し
実行し、再度挿入された場合には次のステップ532に
おいてタイマ45によって計測された時間が予め定めた
時間を越えたか否かを判断することによってタイムアウ
トか否かを判断する。タイムアウトの場合には、路上機
における処理後にICカードが挿入されたものではない
と判断し、ステップ540において、ICカードに書き
込まれた処理番号、路上機で書き込まれるべきコマン
ド、及び車載機情報を消去した後にステップ542で乗
員にICカード着脱による処理終了をディスプレイ54
に終了表示することにより報知して本ルーチンを終了す
る。この処理終了の報知は、ブザーやスピーカ等の放音
装置によるビープ音等によって行ってもよい。
【0072】ICカードが再度挿入され、かつタイムア
ウトでない場合には、次のステップ534において挿入
されたICカード62の処理番号と記憶回路48に記憶
された処理番号が一致するか否かを判断し、一致した場
合には、ステップ536において路上機で書き込まれた
コマンドが有るか否かを判断する。このステップ536
は、入口ゲート100及び途中経路200では後述する
ゲート情報書込コマンド等があるか否かを判断し、出口
ゲート300では後述するリセットコマンドがあるか否
かを判断する。処理番号が一致し、コマンドが有る場合
には、ステップ538において、ICカード62に書き
込まれたコマンドに従うコマンド処理をした後にステッ
プ540へ進む。このステップ538は、入口ゲート1
00及び途中経路200ではICカード62に書き込ま
れたゲート情報を車載機30の記憶回路48に書き込む
処理であり、出口ゲート300では記憶回路に保持され
た車載機情報をリセットするリセット処理である。処理
番号が不一致の場合またはゲート情報書き込みコマンド
が無の場合には、ステップ540へ進み、上記と同様に
して情報を消去した後にディスプレイ54に終了表示し
て本ルーチンを終了する。
ウトでない場合には、次のステップ534において挿入
されたICカード62の処理番号と記憶回路48に記憶
された処理番号が一致するか否かを判断し、一致した場
合には、ステップ536において路上機で書き込まれた
コマンドが有るか否かを判断する。このステップ536
は、入口ゲート100及び途中経路200では後述する
ゲート情報書込コマンド等があるか否かを判断し、出口
ゲート300では後述するリセットコマンドがあるか否
かを判断する。処理番号が一致し、コマンドが有る場合
には、ステップ538において、ICカード62に書き
込まれたコマンドに従うコマンド処理をした後にステッ
プ540へ進む。このステップ538は、入口ゲート1
00及び途中経路200ではICカード62に書き込ま
れたゲート情報を車載機30の記憶回路48に書き込む
処理であり、出口ゲート300では記憶回路に保持され
た車載機情報をリセットするリセット処理である。処理
番号が不一致の場合またはゲート情報書き込みコマンド
が無の場合には、ステップ540へ進み、上記と同様に
して情報を消去した後にディスプレイ54に終了表示し
て本ルーチンを終了する。
【0073】図10は、入口ゲート100または途中経
路200に設置された路上機のリカバリーゲートにおけ
る処理ルーチンを示すもので(処理A)、ICカード6
2が装填されると、ステップ620において処理番号が
付与された車載機情報を読み取る。次のステップ622
では、読み取った車載機情報に含まれるIDコード及び
処理番号が有るか否かを判断し、IDコード及び処理番
号が有の場合には、ステップ626へ進む。IDコード
及び処理番号が無の場合には、ステップ624において
入口ゲート100を示す入口証明書または途中経路20
0を示す経路証明書を発行して、次のステップ630に
おいてICカード62に書き込まれた処理番号が付与さ
れた車載機情報、及び路上機で書き込むべきコマンドを
消去して本ルーチンを終了する。
路200に設置された路上機のリカバリーゲートにおけ
る処理ルーチンを示すもので(処理A)、ICカード6
2が装填されると、ステップ620において処理番号が
付与された車載機情報を読み取る。次のステップ622
では、読み取った車載機情報に含まれるIDコード及び
処理番号が有るか否かを判断し、IDコード及び処理番
号が有の場合には、ステップ626へ進む。IDコード
及び処理番号が無の場合には、ステップ624において
入口ゲート100を示す入口証明書または途中経路20
0を示す経路証明書を発行して、次のステップ630に
おいてICカード62に書き込まれた処理番号が付与さ
れた車載機情報、及び路上機で書き込むべきコマンドを
消去して本ルーチンを終了する。
【0074】ステップ626では、車載機情報の通信状
態情報が通信フェイルを表すコードか否かを判断するこ
とにより通信フェイルか否かを判断し、否定判断の場合
にはステップ630へ進むと共に、通信フェイルの場合
にはステップ628において、入口ゲート100または
途中経路200を表すゲート情報、及び当該ゲート情報
を車載機30へ格納するためのコマンドをICカード6
2に書き込んだ後に本ルーチンを終了する。
態情報が通信フェイルを表すコードか否かを判断するこ
とにより通信フェイルか否かを判断し、否定判断の場合
にはステップ630へ進むと共に、通信フェイルの場合
にはステップ628において、入口ゲート100または
途中経路200を表すゲート情報、及び当該ゲート情報
を車載機30へ格納するためのコマンドをICカード6
2に書き込んだ後に本ルーチンを終了する。
【0075】従って、通信フェイルが生じた場合には、
車載機30から取り出されたICカード62へ、路上機
においてゲート情報が書き込まれると共に、このゲート
情報を車載機に書き込むためのコマンドが書き込まれ
る。このため、再度ICカードを車載機30へ挿入した
場合には、コマンドに従ってゲート情報が記憶回路48
に記憶され、この記憶の後に処理番号、車載機情報及び
コマンドがICカード62から消去される。
車載機30から取り出されたICカード62へ、路上機
においてゲート情報が書き込まれると共に、このゲート
情報を車載機に書き込むためのコマンドが書き込まれ
る。このため、再度ICカードを車載機30へ挿入した
場合には、コマンドに従ってゲート情報が記憶回路48
に記憶され、この記憶の後に処理番号、車載機情報及び
コマンドがICカード62から消去される。
【0076】図11は、出口ゲート300に設置された
路上機のリカバリーゲート(料金支払システム323)
における処理ルーチンを示すもので(処理B)、ICカ
ード62が装填されると、ステップ650において処理
番号が付与された車載機情報を読み取る。次のステップ
652では、読み取った車載機情報に含まれるIDコー
ド及び処理番号が有るか否かを判断し、IDコード及び
処理番号が有の場合には、ステップ654へ進み、無の
場合には、ステップ656へ進む。
路上機のリカバリーゲート(料金支払システム323)
における処理ルーチンを示すもので(処理B)、ICカ
ード62が装填されると、ステップ650において処理
番号が付与された車載機情報を読み取る。次のステップ
652では、読み取った車載機情報に含まれるIDコー
ド及び処理番号が有るか否かを判断し、IDコード及び
処理番号が有の場合には、ステップ654へ進み、無の
場合には、ステップ656へ進む。
【0077】ステップ654では、読み取った車載機情
報に基づいて料金精算処理をする。すなわち、入口情報
及び経路情報を参照することによって車両の走行区間を
算出し、車種情報と算出された走行区間を基に課金対象
となる料金を算出する。この場合、路上機には予め料金
テーブルが記憶されていることが好ましい。この算出さ
れた料金を、残高情報として読み取った料金残高から差
し引いて、料金精算による料金残高を算出する。料金残
高の算出が終了すると、この算出された料金残高を残高
情報としてICカード62に書き込み、ステップ658
へ進む。
報に基づいて料金精算処理をする。すなわち、入口情報
及び経路情報を参照することによって車両の走行区間を
算出し、車種情報と算出された走行区間を基に課金対象
となる料金を算出する。この場合、路上機には予め料金
テーブルが記憶されていることが好ましい。この算出さ
れた料金を、残高情報として読み取った料金残高から差
し引いて、料金精算による料金残高を算出する。料金残
高の算出が終了すると、この算出された料金残高を残高
情報としてICカード62に書き込み、ステップ658
へ進む。
【0078】なお、ステップ654では、料金残高でマ
イナス料金が算出されたときには、マイナス料金を不足
金額として、乗員に報知することが好ましい。この場
合、現金による支払いでもよく、さらなるICカードの
提供でもよい。さらなるICカードが提供された場合の
ステップ654の処理は、上記でマイナス料金が算出さ
れたICカード62の残高情報を「0」にすると共に、
算出されたマイナス料金にさらに提供されたICカード
の残高情報の料金残高を加算すればよい。
イナス料金が算出されたときには、マイナス料金を不足
金額として、乗員に報知することが好ましい。この場
合、現金による支払いでもよく、さらなるICカードの
提供でもよい。さらなるICカードが提供された場合の
ステップ654の処理は、上記でマイナス料金が算出さ
れたICカード62の残高情報を「0」にすると共に、
算出されたマイナス料金にさらに提供されたICカード
の残高情報の料金残高を加算すればよい。
【0079】ステップ656では、エラー時の料金処理
をする。すなわち、読み取った車載機情報にはIDコー
ド及び処理番号が含まれていないので、車載機の故障や
当該有料道路を走行しているときに使用されたICカー
ド62と異なるICカードの提示が考えられる。従っ
て、発行された入口証明書や経路証明書(ステップ62
4)の提示を求めて、これらの証明書によって走行区間
を算出し、現金の要求またはICカードから引き落とす
許可を乗員に対して行う。料金収受が終了すると、ステ
ップ658へ進む。
をする。すなわち、読み取った車載機情報にはIDコー
ド及び処理番号が含まれていないので、車載機の故障や
当該有料道路を走行しているときに使用されたICカー
ド62と異なるICカードの提示が考えられる。従っ
て、発行された入口証明書や経路証明書(ステップ62
4)の提示を求めて、これらの証明書によって走行区間
を算出し、現金の要求またはICカードから引き落とす
許可を乗員に対して行う。料金収受が終了すると、ステ
ップ658へ進む。
【0080】次のステップ658では、ICカード62
に車載機で行われるべきコマンド(リセットコマンド:
記憶回路48に記憶される車載機情報を初期状態に戻
す、すなわち入口ゲートを通過する直前の入口情報及び
経路情報が記憶されていない状態に戻す命令)を書き込
んで本ルーチンを終了する。
に車載機で行われるべきコマンド(リセットコマンド:
記憶回路48に記憶される車載機情報を初期状態に戻
す、すなわち入口ゲートを通過する直前の入口情報及び
経路情報が記憶されていない状態に戻す命令)を書き込
んで本ルーチンを終了する。
【0081】このように、本実施例では、通信フェイル
が生じた場合には、車載機において着脱可能なICカー
ドに車載機情報を書き込むようにしているため、路上機
と車載機との電波通信が不可能な場合であっても、電波
通信によって授受すべき車載機情報をICカードを媒体
として授受することができる。
が生じた場合には、車載機において着脱可能なICカー
ドに車載機情報を書き込むようにしているため、路上機
と車載機との電波通信が不可能な場合であっても、電波
通信によって授受すべき車載機情報をICカードを媒体
として授受することができる。
【0082】また、本実施例の自動課金システムの区間
内で、通信フェイルが生じた場合であっても、この通信
フェイルを検出した時点でICカードに車載機情報を書
き込むようにしているため、路上機と車載機との電波通
信が不可能な状態になった時点で、電波通信によって授
受すべき車載機情報をICカードを媒体として授受する
ことに切り換えることができる。また、区間内で通信フ
ェイルが生じる箇所があっても、その箇所でのみICカ
ードによって車載機情報を授受できるので、自動課金シ
ステム全体としては電波通信による車載機情報の授受を
円滑に行うことができる。
内で、通信フェイルが生じた場合であっても、この通信
フェイルを検出した時点でICカードに車載機情報を書
き込むようにしているため、路上機と車載機との電波通
信が不可能な状態になった時点で、電波通信によって授
受すべき車載機情報をICカードを媒体として授受する
ことに切り換えることができる。また、区間内で通信フ
ェイルが生じる箇所があっても、その箇所でのみICカ
ードによって車載機情報を授受できるので、自動課金シ
ステム全体としては電波通信による車載機情報の授受を
円滑に行うことができる。
【0083】また、車載機では、車載機情報を書き込む
ときには、処理番号を付与しているので、この処理番号
を参照することによってICカード内の他の車載機情報
にアクセスすることがない。
ときには、処理番号を付与しているので、この処理番号
を参照することによってICカード内の他の車載機情報
にアクセスすることがない。
【0084】また、車載機では、ICカードが取り外さ
れてからの時間を監視することによって、予め定めた路
上機の処理時間を経過したか否かを判断しているので、
ゲートにおける路上機の処理のためにICカードを取り
外したか否かの判断が容易である。また、複数のICカ
ードを保有している乗員が誤って他のICカードを挿入
したが場合であっても、処理番号及び路上機で書き込ま
れるべきコマンドを参照しているので、他の装置で書き
込まれた車載機情報や他の状態で書き込まれた車載機情
報を誤って用いることがない。
れてからの時間を監視することによって、予め定めた路
上機の処理時間を経過したか否かを判断しているので、
ゲートにおける路上機の処理のためにICカードを取り
外したか否かの判断が容易である。また、複数のICカ
ードを保有している乗員が誤って他のICカードを挿入
したが場合であっても、処理番号及び路上機で書き込ま
れるべきコマンドを参照しているので、他の装置で書き
込まれた車載機情報や他の状態で書き込まれた車載機情
報を誤って用いることがない。
【0085】また、車載機では、路上機でICカードに
書き込まれたコマンドに従って記憶回路に対する処理及
びICカードに対する処理を行うことができるので、I
Cカードに電波通信によって伝達されるべき命令等の処
理を保持させることができる。例えば、料金収受処理が
終了したときには、リセットコマンドによって、車載機
を確実にリセットすることができるので、次回の自動課
金システムへの進入に際して新規な処理を行うことな
く、自動的に車載機が準備されていることになる。
書き込まれたコマンドに従って記憶回路に対する処理及
びICカードに対する処理を行うことができるので、I
Cカードに電波通信によって伝達されるべき命令等の処
理を保持させることができる。例えば、料金収受処理が
終了したときには、リセットコマンドによって、車載機
を確実にリセットすることができるので、次回の自動課
金システムへの進入に際して新規な処理を行うことな
く、自動的に車載機が準備されていることになる。
【0086】また、車載機情報には、車両ナンバー等か
らなるIDコードが含まれるので、車載機情報が書き込
まれたICカードと当該ICカードに対する車載機(車
両)とが1対1に対応し、このIDコードが含まれる車
載機情報を確認することによって、他の車両の車載機に
使用された場合であっても使用中止や警告等の回避処理
等で容易に対処することができる。
らなるIDコードが含まれるので、車載機情報が書き込
まれたICカードと当該ICカードに対する車載機(車
両)とが1対1に対応し、このIDコードが含まれる車
載機情報を確認することによって、他の車両の車載機に
使用された場合であっても使用中止や警告等の回避処理
等で容易に対処することができる。
【0087】さらに、路上機では、IDコード及び処理
番号を確認することによって車載機で車載機情報が正確
に書き込まれたか否かを判別できるので、入口ゲートや
途中経路ではチケット等の証明書を確実に発行すること
ができると共に、出口ゲートでは入口情報や経路情報を
保持していないICカードを所有する車両の乗員に対し
ても、的確な料金精算処理を遂行することができる。
番号を確認することによって車載機で車載機情報が正確
に書き込まれたか否かを判別できるので、入口ゲートや
途中経路ではチケット等の証明書を確実に発行すること
ができると共に、出口ゲートでは入口情報や経路情報を
保持していないICカードを所有する車両の乗員に対し
ても、的確な料金精算処理を遂行することができる。
【0088】なお、上記実施例では、有料道路の自動課
金システムに本発明を適用した場合を説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、駐車場等の課金
システムや誘導システム等の無人化が要望されている通
信システムへの適用が可能でかつ有効に機能する。すな
わち、複数の車両が駐車している駐車場で料金を徴収す
る等の通信システムの場合には、料金支払のためのゲー
ト周辺に、支払対象となる車両として駐車時間や車種の
異なる車両が存在することがある。また、車載機を搭載
していない車両が存在することもある。
金システムに本発明を適用した場合を説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、駐車場等の課金
システムや誘導システム等の無人化が要望されている通
信システムへの適用が可能でかつ有効に機能する。すな
わち、複数の車両が駐車している駐車場で料金を徴収す
る等の通信システムの場合には、料金支払のためのゲー
ト周辺に、支払対象となる車両として駐車時間や車種の
異なる車両が存在することがある。また、車載機を搭載
していない車両が存在することもある。
【0089】このような駐車場等の通信システム等へ本
発明を適用する場合には、入場時間を駐車情報として車
載機情報に含ませて路上機との間で情報の授受を行えば
よい。また、料金徴収を前提とした通信システムへの適
用のみならず、経路誘導や車両への情報の報知をするこ
とも容易に適用可能である。
発明を適用する場合には、入場時間を駐車情報として車
載機情報に含ませて路上機との間で情報の授受を行えば
よい。また、料金徴収を前提とした通信システムへの適
用のみならず、経路誘導や車両への情報の報知をするこ
とも容易に適用可能である。
【0090】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の実施例には特許請求の範囲に記載した要件
以外に、次のような各種の技術事項の実施態様を有する
ものである。
が、本発明の実施例には特許請求の範囲に記載した要件
以外に、次のような各種の技術事項の実施態様を有する
ものである。
【0091】前記車載用通信装置に前記カードが取り外
された時間を計測するタイマ手段(タイマ45に相当)
と、計測時間が予め定めた時間を経過したか否かを判断
する判断手段と、を更に備え、前記授受手段は計測時間
が予め定めた時間以内のときに前記カードに書き込まれ
た前記車載機情報を前記記憶手段に授受することを特徴
とする請求項2に記載の路車間通信システム。
された時間を計測するタイマ手段(タイマ45に相当)
と、計測時間が予め定めた時間を経過したか否かを判断
する判断手段と、を更に備え、前記授受手段は計測時間
が予め定めた時間以内のときに前記カードに書き込まれ
た前記車載機情報を前記記憶手段に授受することを特徴
とする請求項2に記載の路車間通信システム。
【0092】前記車載用通信装置の授受手段は検出され
た通信不良に対応して処理番号が付与された前記車載機
情報を前記カードに書き込むことを特徴とする請求項2
に記載の路車間通信システム。
た通信不良に対応して処理番号が付与された前記車載機
情報を前記カードに書き込むことを特徴とする請求項2
に記載の路車間通信システム。
【0093】前記車載機情報は残高情報、及び通信状態
情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の路
車間通信システム。
情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の路
車間通信システム。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明の路車間情報
伝達方法によれば、路上機と車載用通信装置との間の電
波通信が不良の場合であっても、情報を車載用通信装置
及び路上機の何れか一方でICカードに書き込み、他方
で読みだすことができるので、情報の授受を電波通信に
依存することなく、情報をICカードを介して行うこと
ができるという効果がある。
伝達方法によれば、路上機と車載用通信装置との間の電
波通信が不良の場合であっても、情報を車載用通信装置
及び路上機の何れか一方でICカードに書き込み、他方
で読みだすことができるので、情報の授受を電波通信に
依存することなく、情報をICカードを介して行うこと
ができるという効果がある。
【0095】本発明の路車間通信システムによれば、車
載用通信装置では記憶手段に記憶される車載機情報を授
受手段でICカードとの間で授受し、路上機では記録再
生手段でICカードから読みだした車載機情報をに基づ
いた路上機情報及び車載機情報をICカードに書き込ん
でいるので、路上機と車載用通信装置との間で電波通信
ができない場合であっても、ICカードを媒体として授
受することができるという効果がある。
載用通信装置では記憶手段に記憶される車載機情報を授
受手段でICカードとの間で授受し、路上機では記録再
生手段でICカードから読みだした車載機情報をに基づ
いた路上機情報及び車載機情報をICカードに書き込ん
でいるので、路上機と車載用通信装置との間で電波通信
ができない場合であっても、ICカードを媒体として授
受することができるという効果がある。
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【図1】本発明が適用可能な実施例の車載機を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明が適用可能な自動課金システムを示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図2の自動課金システムの入口ゲートを示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図4】図2の自動課金システムの途中経路を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図2の自動課金システムの出口ゲートを示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図6】路上機の一例を示すブロック図である。
【図7】車載機の基本処理の流れを示すフローチャート
である。
である。
【図8】路上機の基本処理の流れを示すフローチャート
である。
である。
【図9】車載機の割り込み処理の流れを示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図10】入口ゲート及び途中経路のリカバリーゲート
の処理の流れを示すフローチャートである。
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】出口ゲートのリカバリーゲートの処理の流れ
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
30 車載機(車両用通信装置) 46 信号処理回路(授受手段) 48 記憶回路(記憶手段) 50 送信回路 58 電源補償回路(検出手段) 60 ICカードリードライト装置(情報書込手段) 61A ICカードリードライト装置(記録再生手段) 61B ICカードリードライト装置(記録再生手段) 61C ICカードリードライト装置(記録再生手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/00 - 17/04 G07B 1/00 - 9/02 G06F 17/00 G06F 19/00 G06F 17/60 G07C 1/00 - 15/00 G08G 1/00 - 9/02 G06K 17/00 - 17/00 560 H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/04 G06F 1/00 340 G06F 1/00 350 - 390 G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95
Claims (2)
- 【請求項1】 路上に設置された路上機と、車両に搭載
された車載用通信装置との間で電波通信により情報を授
受する路車間通信システムにおける路車間情報伝達方法
であって、 前記電波通信が不良の場合には、当該電波通信によって
授受すべき情報を前記車載用通信装置及び前記路上機の
何れか一方で情報を記録するためのICカードに書き込
み、他方で当該情報を当該ICカードから読みだす、 ことを特徴とする路車間情報伝達方法。 - 【請求項2】 路上に設置された路上機と、情報を記録
するためのICカードを挿抜可能に受け入れるカード挿
入部を備えかつ車両に搭載された車載用通信装置との間
で電波通信により情報を授受することができると共に前
記ICカードを媒体として前記情報を授受可能な路車間
通信システムであって、 前記車両に関連する車載機情報を記憶するための記憶手
段と、前記電波通信によって授受すべき情報を含む前記
車載機情報を前記ICカードと前記記憶手段との間で授
受する授受手段と、を前記車載用通信装置に設け、 前記ICカードから前記電波通信によって授受すべき情
報を含む前記車載機情報を読みだすと共に、読みだした
車載機情報に基づいた路上機情報及び車載機情報を当該
ICカードに書き込む記録再生手段を前記路上機に設
け、 前記電波通信が不良の場合には、当該電波通信によって
授受すべき情報を前記車載用通信装置及び前記路上機の
何れか一方で情報を記録するためのICカードに書き込
み、他方で当該情報を当該ICカードから読みだす、 ことを特徴とする路車間通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14983794A JP3314532B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 路車間情報伝達方法、及び路車間通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14983794A JP3314532B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 路車間情報伝達方法、及び路車間通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816848A JPH0816848A (ja) | 1996-01-19 |
JP3314532B2 true JP3314532B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15483749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14983794A Expired - Fee Related JP3314532B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 路車間情報伝達方法、及び路車間通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314532B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3132369B2 (ja) * | 1995-11-02 | 2001-02-05 | トヨタ自動車株式会社 | 路車間通信用車載機及び路車間通信装置 |
JP3768939B2 (ja) | 2002-09-05 | 2006-04-19 | 株式会社東芝 | カード処理システム、カード処理方法 |
DE112010005501T5 (de) * | 2010-04-19 | 2013-03-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugsteuergerät |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14983794A patent/JP3314532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0816848A (ja) | 1996-01-19 |
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