JP2001338318A - 料金収受システム、車載器及び料金収受方法 - Google Patents

料金収受システム、車載器及び料金収受方法

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JP2001338318A JP2001072509A JP2001072509A JP2001338318A JP 2001338318 A JP2001338318 A JP 2001338318A JP 2001072509 A JP2001072509 A JP 2001072509A JP 2001072509 A JP2001072509 A JP 2001072509A JP 2001338318 A JP2001338318 A JP 2001338318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の走行経路を有する料金先払い式の有料
道路等において、走行距離又は走行経路に応じた通行料
金を車両側から迅速且つ確実に収受する。 【解決手段】 有料道路の入口料金所を通過する車両2
2の車載器6より送信された車両情報と入口料金所番号
とを含む入口処理情報を取得し、車両22側に対し所定
の通行料金を課金する入口ゲート装置2と、出口料金所
を通過する車両22の車載器6より送信された車両情報
と出口料金所番号とを含む出口処理情報を取得する出口
ゲート装置4と、走行経路E、F上の各チェックポイン
トC、Dを通過する車両22の車載器6より送信された
車両情報と通過ポイント番号とを含む通過ポイント情報
を取得する通過経路検出装置112と、取得されたこれ
らの情報に基づいて、車両22側に対し一旦課金された
通行料金を減額するホストコンピュータ3、116とを
具備する料金収受システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有料道路に
設けられた料金所ゲート等において、車両側から通行料
金を収受する際等に用いられる料金収受システム、車載
器及び料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有料道路において通行料金の精
算を行うための料金収受システムとしては、料金先払い
式の、いわゆるオープンシステムと、料金後払い式のク
ローズシステムとが主に用いられている。
【0003】オープンシステムは、例えば首都圏近郊の
有料道路(首都高速等)や有料橋等に適用され、車両が
有料道路へ入る際に通過する入口ゲートで一定の通行料
金を徴収し、有料道路の出口には一般に料金所ゲートを
設けず、車両がそのまま通過できるシステムである。
【0004】クローズシステムは、例えば遠距離を走行
するための高速道路等に適用され、車両が高速道路へ入
る際に通過する入口ゲートで通行券を発行する。一方、
高速道路を利用した車両が一般道へ出る際に通過する出
口ゲートで、前記通行券の記録内容に基づき高速道路の
走行距離に応じた通行料金を徴収する入口発券/出口収
受のシステムである。
【0005】ところで、近年では、このような通行券等
を用いた料金収受システムの欠点であった料金所付近の
混雑緩和を図るためにETC(Electronic Toll Collec
tion)システムと呼ばれる無線通信式の料金収受システ
ムの導入が開始されつつある。このETCシステムは、
無線通信機能を有するとともに、ICカードが着脱自在
に設けられた車載器を車両に搭載し、この車載器と、有
料道路の出入口のゲートにそれぞれ設けられた交信機と
の間で無線通信を行い通行料金を徴収するものである。
【0006】このETCシステムを、通行券を用いた従
来の料金収受システム(ここでは、クローズシステム)
へ導入して行く場合、車載器を搭載した車両(以下、
「ETC」車という)と車載器を搭載していない車両
(以下、「非ETC車」という)とが混在して、入口料
金所ゲート及び出口料金所ゲートを通過することになる
ため、それぞれの車両に応じた料金収受を行う必要があ
る。
【0007】すなわち、有料道路の入口ゲートでは、非
ETC車に対しては磁気カード等の通行券を発行し、E
TC車に対しては交信機による無線通信にてETC車の
車載器本体のメモリ及び車載器にセットされたICカー
ドに入口ゲート番号及び車種を記憶させるように制御す
る。一方、出口ゲートでは、非ETC車の運転者からは
通行券を受取り通行券読取機で処理して人為的に通行料
金の精算を行い、ETC車に対しては、出口ゲートに設
置した交信機により無線通信でETC車のICカードか
ら入口ゲート番号及び車種を読出し、この読出した情報
に基づいて通行料金の自動精算を行うようにする。通行
料金を自動精算する方法としては、運転者が有する銀行
の預託金の口座番号等をICカードのID番号に予め関
連付けておくことにより、ICカードをクレジットカー
ド又はプリペイドカードに類似したかたちで用いる方法
等が採られる。
【0008】このように、ETCシステムは、キャッシ
ュレス化による利便性の向上又は料金所ゲート付近の混
雑緩和等が図られることを考慮すると、今後、有料道路
における料金収受システムとして主流になることが予想
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前述した
ように料金所付近の混雑緩和等を図るためにETCシス
テムの普及が要望されている。そこで、ETCシステム
の導入を推進するために、例えば、均一料金を先払いす
るオープンシステムを採用している有料道路において、
この有料道路に所定の目的地へ向かう走行経路が複数あ
って、車両が比較的渋滞し易い走行経路等を走行した場
合や、車両の走行距離が、所定の距離に満たない場合等
に減額サービスを行う等といったETCシステムによる
新たなサービス提供への要望が増えて行くことが予想さ
れる。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、例えば料金先払い式の有料道路等におい
て、利用距離に応じた料金収受や、走行経路に応じた料
金収受を迅速且つ確実に行える料金収受システム、車載
器及び料金収受方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の料金収受システムは、車両が
有料道路の入口に進入したことを示す情報を、少なくと
も前記車両に搭載された車載器との無線通信で得た情報
を含めて入口通過情報として取得する入口情報取得手段
と、取得された前記入口通過情報を基に前記車両に対し
所定区間分の料金を課金する手段と、車両が有料道路の
出口から退出したことを示す情報を、少なくとも前記車
両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて
出口通過情報として取得する出口情報取得手段と、それ
ぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通過情報と
を基に車両を特定し、前記課金した料金を車両の走行距
離に応じて変更し徴収する精算手段とを具備したことを
特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明の料金収受シス
テムは、車両が有料道路の入口に進入したことを示す情
報を、少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線
通信で得た情報を含めて入口通過情報として取得する手
段と、取得された前記入口通過情報を基に前記車両に対
し所定区間分の料金を課金する入口情報取得手段と、車
両が有料道路の出口から退出したことを示す情報を、少
なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通信で得
た車載器固有の情報を含めて出口通過情報として取得す
る出口情報取得手段と、それぞれ取得された前記出口通
過情報と前記入口通過情報とを基に車両を特定し、前記
課金した料金を車両の走行距離に応じて変更し徴収する
精算手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3記載の発明の料金収受シ
ステムでは、請求項2記載の料金収受システムにおい
て、前記出口情報取得手段は、前記車両に取り付けられ
ているナンバープレートから読取った情報を取得する手
段をさらに具備し、前記精算手段は、前記出口通過情報
と前記入口通過情報にそれぞれ含まれる車載器固有の情
報からでは車両が特定できない場合、前記ナンバープレ
ートから読取った情報から車両を特定する車両特定手段
をさらに具備したことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明の料金収受シス
テムは、請求項3記載の料金収受システムにおいて、前
記車両特定手段は、前記ナンバープレートから読取った
情報から車両を特定できない場合、前記出口通過情報又
は前記入口通過情報のうちの少なくとも一方から得られ
た車載器固有の情報を含む異常処理明細情報を生成し前
記入口情報取得手段へ受け渡す手段をさらに具備したこ
とを特徴とする。
【0015】さらに、請求項5記載の発明の車載器は、
車両側より料金を収受するための料金徴収装置との間で
情報をやり取りする前記車両に搭載された車載器であっ
て、前記車両に関する車両情報を記憶する記憶手段と、
前記車両が有料道路の入口に進入した場合に前記記憶手
段に記憶された前記車両情報を前記料金徴収装置へ送信
する手段と、前記送信された入口車両情報を基に所定区
間分の料金で前記車両側に対し課金される課金情報を前
記料金徴収装置より受信する手段と、前記車両が有料道
路の出口から退出した場合に前記記憶手段に記憶された
車両情報を前記料金徴収装置へ送信する手段と、前記入
口で送信された車両情報並びに前記車両が有料道路の入
口に進入したことを示す情報により生成された入口通過
情報と、前記出口で送信された車両情報並びに前記車両
が出口から退出したことを示す情報により生成された出
口通過情報とを基に車両が特定され、前記課金された料
金が当該車両の走行距離に応じて変更された課金情報
を、前記料金徴収装置より受信する手段とを具備したこ
とを特徴とする
【0016】また、請求項6記載の発明の車載器は、車
両側より料金を収受するための料金徴収装置との間で情
報をやり取りする前記車両に搭載された車載器であっ
て、この車両に搭載された車載器固有の情報を含む車両
情報を記憶する記憶手段と、前記車両が有料道路の入口
に進入した場合に前記記憶手段に記憶された前記車載器
固有の情報を含む前記車両情報を前記料金徴収装置へ送
信する手段と、前記送信された入口車載器情報を基に所
定区間分の料金で前記車両側に対し課金される課金情報
を前記料金徴収装置より受信する手段と、前記車両が有
料道路の出口から退出した場合に前記記憶手段に記憶さ
れた前記車載器固有の情報を含む前記車両情報を前記料
金徴収装置へ送信する手段と、前記入口で送信された車
載器固有の情報並びに前記車両が有料道路の入口に進入
したことを示す情報により生成された入口通過情報と、
前記出口で送信された車載器固有の情報並びに前記前記
車両が出口から退出したことを示す情報により生成され
た出口通過情報とを基に車両が特定され前記課金された
料金が当該車両の走行距離に応じて変更された課金情報
を、前記料金徴収装置より受信する手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0017】さらに、請求項7記載の発明の料金収受方
法は、車両が有料道路の入口に進入したことを示す情報
を、少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通
信で得た情報を含めて入口通過情報として取得する工程
と、この取得された入口通過情報を基に前記車両に対し
所定区間分の料金を課金する工程と、車両が有料道路の
出口から退出したことを示す情報を、少なくとも前記車
両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて
出口通過情報として取得する工程と、前記それぞれ取得
された前記出口通過情報と前記入口通過情報とを基に車
両を特定し、前記課金した料金を車両の走行距離に応じ
て変更し徴収する工程とを有することを特徴とする。
【0018】また、請求項8記載の発明の料金収受方法
は、車両が有料道路の入口に進入したことを示す情報
を、少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通
信で得た情報を含めて入口通過情報として取得する工程
と、この取得された入口通過情報を基に前記車両に対し
所定区間分の料金を課金する工程と、車両が有料道路の
出口から退出したことを示す情報を、少なくとも前記車
両に搭載された車載器との無線通信で得た車載器固有の
情報を含めて出口通過情報として取得する工程と、前記
それぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通過情
報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両の走
行距離に応じて変更し徴収する工程とを有することを特
徴とする。
【0019】さらに、請求項9記載の発明の料金収受方
法は、請求項8記載の料金収受方法において、前記車両
に取り付けられているナンバープレートから読取った情
報を取得する工程と、前記出口通過情報と前記入口通過
情報にそれぞれ含まれる車載器固有の情報からでは車両
が特定できない場合、前記ナンバープレートから読取っ
た情報から車両を特定する工程とをさらに有することを
特徴とする。
【0020】また、請求項10記載の発明の料金収受方
法は、請求項9記載の料金収受方法において、前記ナン
バープレートから読取った情報から車両を特定できない
場合、前記出口通過情報又は前記入口通過情報のうちの
少なくとも一方から得られた車載器固有の情報を含む異
常処理明細情報を生成し前記有料道路の入口側へ通知す
る工程をさらに有することを特徴とする。
【0021】さらに、請求項11記載の発明の料金収受
システムは、複数の走行経路を有する有料道路の入口に
車両が進入したことを示す情報を、少なくとも前記車両
に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて入
口通過情報として取得する入口情報取得手段と、取得さ
れた前記入口通過情報を基に前記車両に対し所定の料金
を課金する手段と、前記複数の走行経路上に設けられた
所定の通過ポイントを車両が通過したことを示す情報
を、少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通
信で得た情報を含めて通過経路情報として取得する通過
経路取得手段と、それぞれ取得された前記入口通過情報
と前記通過経路情報とを基に車両を特定し、前記課金し
た料金を車両の走行経路に応じて変更し徴収する精算手
段とを具備したことを特徴とする。
【0022】また、請求項12記載の発明の料金収受シ
ステムでは、請求項11記載の料金収受システムにおい
て、前記通過経路取得手段は、前記車両に取り付けられ
ているナンバープレートから読取った情報を取得する手
段をさらに具備し、前記精算手段は、前記入口通過情報
と前記通過経路情報とにそれぞれ含まれる、前記車載器
との無線通信で得た情報からでは車両を特定できない場
合、前記ナンバープレートから読取った情報から車両を
特定する車両特定手段をさらに具備したことを特徴とす
る。
【0023】また、請求項13記載の発明の車載器は、
車両側より料金を収受するための料金徴収装置との間で
情報をやり取りする前記車両に搭載された車載器であっ
て、前記車両に関する車両情報を記憶する記憶手段と、
複数の走行経路を有する有料道路の入口に前記車両が進
入した場合に前記記憶手段に記憶された前記車両情報を
前記料金徴収装置へ送信する手段と、前記送信された入
口車両情報を基に所定の料金で前記車両側に対し課金さ
れる課金情報を前記料金徴収装置より受信する手段と、
前記複数の走行経路上に設けられた所定の通過ポイント
を車両が通過した場合に前記記憶手段に記憶された車両
情報を前記料金徴収装置へ送信する手段と、前記入口で
送信された車両情報並びに前記車両が有料道路の入口に
進入したことを示す情報により生成された入口通過情報
と、前記所定の通過ポイントで送信された車両情報並び
に前記車両が前記所定の通過ポイントを通過したことを
示す情報により生成された通過経路情報とを基に車両が
特定され前記課金された料金が当該車両の走行経路に応
じて変更された課金情報を、前記料金徴収装置より受信
する手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】また、請求項14記載の発明の料金収受方
法は、複数の走行経路を有する有料道路の入口に車両が
進入したことを示す情報を、少なくとも前記車両に搭載
された車載器との無線通信で得た情報を含めて入口通過
情報として取得する工程と、この取得された入口通過情
報を基に前記車両に対し所定の料金を課金する工程と、
前記複数の走行経路上に設けられた所定の通過ポイント
を車両が通過したことを示す情報を、少なくとも前記車
両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて
通過経路情報として取得する工程と、前記それぞれ取得
された前記入口通過情報と前記通過経路情報とを基に車
両を特定し、前記課金した料金を車両の走行経路に応じ
て変更し徴収する工程とを有することを特徴とする。
【0025】さらに、請求項15記載の発明の料金収受
方法は、請求項14記載の料金収受方法において、前記
車両に取り付けられているナンバープレートから読取っ
た情報を取得する工程と、前記入口通過情報と前記通過
経路情報とにそれぞれ含まれる、前記車載器との無線通
信で得た情報からでは車両を特定できない場合、前記ナ
ンバープレートから読取った情報から車両を特定する工
程とをさらに有することを特徴とする。
【0026】請求項1、5又は7に係る発明は、車両が
有料道路の入口より進入した際にこの入口に関する情報
並びに入口進入時に車載器より得られた情報からなる入
口通過情報を基に車両側に対し料金を課金するととも
に、車両が有料道路の入口より退出した際に、この出口
に関する情報並びに出口退出時に車載器より得られた情
報からなる出口通過情報と前記入口通過情報とを基に、
出入口を通過した同一の車両を特定することにより、入
口通過の際に車両側に対し一旦課金された料金を、この
車両の有料道路の走行距離に基づいて変更するものであ
る。
【0027】したがって、これらの発明によれば、例え
ば均一料金を先払いするオープンシステムを採用してい
る有料道路等において、車両の走行距離が所定の距離に
満たない場合に、走行距離に応じた通行料金の収受、す
なわち走行距離に応じた減額サービス等を迅速且つ確実
に実施することができる。なお、本発明は、車両側に対
し一旦課金された料金を、車両の出口通過後に増額して
課金するような場合にも適用することができる。
【0028】また、請求項2、6又は8に係る発明によ
れば、請求項1、5又は7の発明の効果に加え、車両の
有料道路の出入口の通過時に車載器より得られた車載器
固有の情報に基づいて、例えば有料道路の入口通過の際
に車両側に対し一旦課金された料金をこの車両の有料道
路の出口通過後に変更することが可能なので、料金先払
い式の有料道路等において、走行距離に応じた通行料金
を車両側から迅速且つ確実に収受できる。
【0029】さらに、請求項3又は9に係る発明によれ
ば、請求項2、6又は8に係る発明の効果に加え、車両
の有料道路の出入口の通過時に、例えば通信異常等の発
生により車載器より車載器固有の識別情報が得られなか
った場合でも、ナンバプレートより得られた車両の登録
番号情報等を基に、出入口を通過した同一の車両を特定
することができるので、例えば有料道路の入口通過の際
に車両側に対し一旦課金された料金をこの車両の有料道
路の出口通過後に変更することが可能となり、これによ
り、料金先払い式の有料道路等において、車両側より走
行距離に応じた適切な通行料金を収受することができ
る。
【0030】また、請求項4又は10に係る発明によれ
ば、請求項3又は9に係る発明の効果に加え、ナンバー
プレートから読取った車両の登録番号情報等から車両を
特定できない場合、前記出口通過情報又は前記入口通過
情報のうちの少なくとも一方から得られた車載器固有の
情報を含む異常処理明細情報を生成し有料道路の入口側
へ通知するので、通行料金の減額対象の車両が、出口料
金所付近の通信異常やナンバプレートの読取異常の影響
で減額サービス等を受けることなく、有料道路の出口を
通過した場合でも、この有料道路を当該車両が走行しよ
うとして例えば有料道路の入口より進入したときに、異
常処理明細情報が参照され、この車両に対し減額サービ
スを提供することが可能になる。
【0031】さらに、請求項11、13又は14に係る
発明は、複数の走行経路を有する有料道路の入口より車
両が進入した際にこの入口に関する情報並びに入口進入
時に車載器より得られた情報からなる入口通過情報を基
に車両側に対し料金を課金するとともに、複数の走行経
路上に設けられた所定の通過ポイントを車両が通過した
際に、この通過ポイントに関する情報並びに通過ポイン
トを通った際に車載器より得られた情報からなる入口通
過情報と通過経路情報とを基に、入口及び所定の通過ポ
イントをそれぞれ通過した同一の車両を特定することに
より、入口通過の際に車両側に対し一旦課金された料金
を、この車両の有料道路の走行経路に応じて変更するも
のである。
【0032】したがって、これらの発明によれば、例え
ば均一料金を先払いするオープンシステムを採用してい
る有料道路等において、車両の走行経路が、例えば渋滞
し易い経路である場合や、同一の目的地へ向かう際に比
較的走行経路が長くなる場合等に、走行経路に応じた減
額サービス等を迅速且つ確実に実施することができる。
なお、車両側に対し一旦課金された料金を、通過ポイン
トを車両が通過した後、増額した課金が必要となる場合
にも本発明を適用することができる。
【0033】また、請求項12又は15に係る発明によ
れば、請求項11、13又は14に係る発明の効果に加
え、有料道路の所定の通過ポイントを車両が通過した際
に、例えば通信異常等の影響で車載器より車両に関する
情報が得られなかった場合でも、ナンバプレートより得
られた車両の登録番号情報等を基に、入口及び所定の通
過ポイントをそれぞれ通過した同一の車両を特定するこ
とができるので、例えば有料道路の入口通過の際に車両
側に対し一旦課金された料金を、所定の通過ポイントを
車両が通過した後に変更することが可能となり、これに
より、例えば料金先払い式の有料道路等において、車両
側より走行経路に応じた適切な通行料金を収受すること
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係
る料金収受システムを概略的に示す図、図2は図1の料
金収受システムを構成する入口ゲート装置を示すブロッ
ク図、図3は図2の入口ゲート装置を概略的に示す平面
図、図4は図1の料金収受システムを構成する出口ゲー
ト装置を示すブロック図、図5は図4の出口ゲート装置
を概略的に示す平面図、図6は図1の料金収受システム
を構成する車両に搭載された車載器を示すブロック図、
図7は図6の車載器に装着されるICカードを示すブロ
ック図である。
【0035】この実施形態に係る料金収受システムは、
料金先払い式のオープンシステムの有料道路で用いられ
るものであって、図1に示すように、有料道路の出入口
の各料金所ゲートに設けられたゲート装置2、4並びに
これら複数のゲート装置2、4を統括的に制御する、清
算センタに設けられたホストコンピュータ3からなる料
金徴収装置5と、車両に搭載される車載器6とで構成さ
れている。
【0036】ゲート装置2、4には、アンテナ8、1
0、12が設けられており、このアンテナ8、10、1
2と車載器6が備えるアンテナ14との間で、通行料金
の収受に関する無線通信が行われる。
【0037】車載器6には、ICカード16が装着され
ており、このICカード16を自動的に収容又は排出す
るためのオートローディング機構を備えたカード収容部
が設けられている。このカード収容部への挿入口にユー
ザがICカード16を挿入すると、オートローディング
機構によりカード収容部内へICカード16が自動的に
収容される。一方、車載器6からICカード16を取出
すときはユーザが車載器6に設けられているイジェクト
ボタンを押下すると、カード収容部内からICカード1
6がオートイジェクトするように構成されている。
【0038】車載器6とICカード16との間での情報
の受渡しは、ICカード16の内部に実装されているE
EPROMやフラッシュメモリ等のメモリ素子を通じて
車載器6本体との間で情報をやりとりする。これに対
し、ゲート装置2、4と車載器6との間での情報の受渡
しは、それぞれ内部のダイナミックRAM等のバッファ
メモリに記憶されている情報を無線で通信する。
【0039】ここで、入口料金所ゲートに設けられた入
口ゲート装置2及び出口料金所ゲートに設けられた出口
ゲート装置4についてそれぞれ説明する。
【0040】入口ゲート装置2は、有料道路の各インタ
ーチェンジにおいて入口料金所ゲートの各車線単位に設
けられている。この入口ゲート装置2は、図2及び図3
に示すように、入口料金所ゲートの第1のアンテナ8の
通信エリア20内へ進入してきた車両22を順次検知し
大型車、普通車、小型車等といった車両の車種の判別等
を行う車種判別装置24と、車種判別装置24により判
別された車種が伝送されてきたときに、第1のアンテナ
8を通じて無線通信を開始し車載器6を搭載した無線通
信の可能な車両22(ETC車)に対して入口料金所番
号や入口料金所ゲートに進入した時刻等の情報を送信す
る入口ゲート制御装置26と、車載器6を搭載した車両
22が第1のアンテナ8の通信エリア20に対して通信
不能となる手前の位置に設けられ、検知された車両22
を通信エリア20からの発進する車両として入口ゲート
制御装置26へ通知する第1の車両検知器28と、例え
ば赤信号、青信号を点灯させること等で車両22へ停止
又は発進の指示を与える路側表示器30と、入口料金所
ゲートのブースに居る係員が入口ゲート制御装置26に
対し情報を入力するための情報入力装置33と、音声案
内や可視的な情報表示によりのブースに居る係員や車両
22の運転者に対し特定の情報の報知を行うための報知
器32と、第1のアンテナ8との間で正常に交信が終了
した車両22が第2の車両検知器34に検知されたと
き、入口ゲート制御装置26の指示に基づいて車両22
の車載器6と通信エリア36内でデータのやり取りを行
い、例えば、車種判別装置24により判別された車両2
2の車種と、車載器6より受信した車載器6に予め記録
されていた車種とを比較し、比較結果を車載器6に送信
するための第2のアンテナ10と、第2のアンテナ10
の通信エリア36を通過し入口料金所ゲートから発進す
る車両22を検知する第3の車両検知器40とから構成
されている。
【0041】車種判別装置24は、通過する車両の車
幅、車高、及び車長等を検出する車高、車長検知器38
と、車両22が通過する路面に埋設され、車両のタイヤ
によって押圧された押圧検知スイッチにより車両22の
左右のタイヤを連結する軸数等を検出する踏板44と、
入口料金所ゲートに進入してくる車両を1台ずつ確実に
検知するために、発光器と受光器とをゲート車線に対向
する位置にそれぞれ設置し、順次進入してくる車両間の
切れ目を検出する車両分離器42とから主に構成されて
いる。このように構成された車種判別装置24は、車両
22の左右のタイヤを連結する軸数、車幅、タイヤ幅、
車高、車長等から得られる情報に基づいて、車両22の
車種を総合的に判別し入口ゲート制御装置26に通知す
る。
【0042】入口ゲート制御装置26は、無線通信によ
り得られた、車載器6に予め記憶されている車載器6固
有のID番号、車両22の登録番号(ナンバープレート
情報)、及び車両の種別情報を含む車両情報と、車両2
2が第3の車両検知器40によって検知された日時(車
両22の入口料金所ゲートの通過日時)又は無線通信に
よる料金収受処理が行われた日時と、この料金所ゲート
固有の料金所番号とをホストコンピュータ3に伝送す
る。ホストコンピュータ3は、受信したこれらの情報を
入口処理情報(入口通過情報)としてデータベース7に
蓄積する。
【0043】次に出口ゲート装置4について説明する。
出口ゲート装置4は、有料道路の各インターチェンジに
おいて出口料金所ゲートの各車線単位に設けられてい
る。この出口ゲート装置4は、図4及び図5に示すよう
に、出口料金所ゲートの第3のアンテナ12の通信エリ
ア54内へ進入してきた車両22を順次検知する第4の
車両検知器56と、第1の車両検知装置31により車両
22が検知されたとき、第3のアンテナ12を介して車
両22に搭載された車載器6との間で料金収受に関する
情報をやり取りするとともに、直進する車両22が第5
の車両検知器58にて検知される前に料金収受に関する
情報を受信できたか否かで車両22が通信可能なETC
車であるのか、又は通信不能な非ETC車であるのかを
判定する出口ゲート制御装置60と、例えば赤信号、青
信号を点灯させること等で車両22へ停止又は発進の指
示を与える路側表示器62と、車両22の前方に取付ら
れたナンバープレートを撮像するための撮像器64と、
撮像器64によって撮像されたナンバープレートの画像
を処理し車両22の登録番号を検出する画像処理装置6
5と、出口料金所ゲートから一般道への車両22の直進
を規制するための車両直進阻止機66と、入口料金所ゲ
ートからの発進する車両22を検知する第6の車両検知
器68とから構成されている。
【0044】出口ゲート制御装置60は、無線通信によ
り得られた、車載器6に予め記憶されている車載器6固
有の車載器ID番号、車両22の登録番号、及び車両の
22種別情報を含む車両情報と、撮像器64によって車
両22のナンバープレートより得られた車両22の登録
番号(ナンバープレート情報)と、車両22が第6の車
両検知器68に検知された日時、つまり車両22の出口
料金所ゲートの通過日時と、この料金所ゲート固有の料
金所番号とをホストコンピュータ3に伝送する。ホスト
コンピュータ3は、受信したこれらの情報を出口処理情
報(出口通過情報)としてデータベース7に蓄積する。
【0045】次に車載器6について説明する。車載器
(OBU:On Board Unit)6は、図6に示すように、
ICカード16をカード収容部82内にローディングす
るとともに、カード収容部82内のICカード16をイ
ジェクトするオートローディング/イジェクト機構84
と、ICカード16とのインタフェース部86と、この
インタフェース部86を通じて読出した情報を処理する
とともに処理結果をメモリ88に記憶するICカード処
理部90と、メモリ88に記憶されている情報を車載器
アンテナ14から送信するとともに車載器アンテナ14
で受信した情報をメモリ88に記憶させるための無線制
御部92と、利用者に操作されるテンキー、指定キー、
実行キー、イジェクトボタン等を備えた操作部94と、
操作内容を案内する文字表示及びLEDランプ等を備え
た表示部96と、各部を統括して制御する制御部98と
から構成されている。メモリ88には、この車載器6が
搭載される車両22の車長・車高・軸数・重量・用途・
特長等の他、車両22の車両種別、車載器毎に固有の車
載器ID番号、並びに車両22の登録番号(ナンバープ
レート情報)等からなる車両情報が予め記憶されてい
る。
【0046】ICカード16には、図7に示すように、
フラッシュメモリ100と、車載器6のインタフェース
部102との間でデータのやり取りを行うインタフェー
ス部102と、このインタフェース部102及びフラッ
シュメモリ100を制御するCPU104とが設けられ
ている。ICカード16のフラッシュメモリ100に
は、ユーザの預託金の口座番号、障害者割引適用の可否
等を示す特殊契約情報、及び契約の有効期限等の決済情
報が記憶されている。さらに、ICカード16のフラッ
シュメモリ100には、ICカード16を特定するため
のカードID番号が予め記憶されており、車両22が入
口料金所ゲートを通過する際に、通過日時、料金所ゲー
トを特定するための料金所番号、車両22の車種、及び
カード残額等の通行履歴情報がICカード16のこのカ
ードID番号に関連付けられて記憶される。また、この
ICカード16は、車載器6に挿入されると、車載器6
との信号のやり取りで車載器6の正当性を確認して初め
て車載器6に対し決済情報を送信する。
【0047】次に、車両22が入口料金所ゲート及び出
口料金所ゲートを通過する際の本実施形態の料金収受シ
ステムの基本的な動作について説明する。
【0048】まず、車両22が入口ゲートを通過する際
の作用について説明する。車両22が入口料金所ゲート
の通信エリア20内に進入すると、車両22は車種判別
装置24により検知され車種を判別される。この判別さ
れた車両22の車種の通知を受けた入口ゲート制御装置
26は、第1のアンテナ8を制御し、車両22に対し交
信の問い合わせを開始する。車両22に車載器6が搭載
されている場合、正当な第1のアンテナ8からの問合わ
せであると車載器6が認識すると、ICカード16から
通知された決済情報と車載器6に予め記録された車両情
報のうち車両22の登録番号並びに車両22の種別情報
(車種情報)とを応答信号として返信する。この応答信
号を受信した入口ゲート制御装置26は、決済情報の有
効期限やカードIDの有効性等を確認する。
【0049】確認の結果、所定の条件を満たしていれ
ば、この入口ゲートの料金所番号を車載器6に送信す
る。車載器6は、交信が正常に行われたことを確認する
と、第1のアンテナ8へ受信完了通知を送信する。
【0050】ETC車22が入口ゲート制御装置26の
横を通過し通信エリア36に入ると、第2の車両検知器
34から車両22の検知信号が入口ゲート制御装置26
に伝送されて、この検知信号を受信した入口ゲート制御
装置26は、第2のアンテナ10を制御して車載器6に
対する交信問合わせを実行する。
【0051】この交信問合わせに対して、車載器6は正
当な問合わせであると認識すると、ICカード16から
通知されたカードID番号と車載器6内に予め登録され
た車載器ID番号とを応答信号として返信する。この応
答信号を受信した入口ゲート制御装置26は、応答信号
であるこれらカードID番号と車載器ID番号の正当性
を確認する。
【0052】入口ゲート制御装置26は、各ID番号の
正当性を確認すると、車両22側より受信した車載器6
に予め記憶された車種情報と車種判別装置24により判
別された車種情報とが一致していることを確認して、車
両22側に対し課金すべき通行料金を算出し、この算出
された通行料金を車両22側により収受するための課金
情報を第2のアンテナ10を介して車載器6に返信する
とともに、ホストコンピュータ3にも伝送する。車載器
6は第2のアンテナ10を介して課金情報を受信する
と、第2のアンテナ10に受信完了を通知するととも
に、受信したこの課金情報と前述した入口ゲートの料金
所番号とをICカード16に記録する。車種情報が不一
致であった場合は、車載器に登録されている車種情報に
基づいて課金し、その情報をホストコンピュータ3に記
録しておく。仮に、車載器に登録された車種情報に基づ
くこのような課金処理が繰り返し発生する場合には、こ
の車載器の利用者宛に報告書が発行される。
【0053】この後、車両22が有料道路内の走行車線
へ向かうために直進し、第3の車両検知器40に検知さ
れると、入口ゲート制御装置26は、無線通信により得
られた、車載器6に予め記憶されている車載器6固有の
車載器ID番号、車両22の登録番号、及び車両22の
種別情報を含む車両情報と、車両22が第3の車両検知
器40によって検知された日時(車両22の入口料金所
ゲートの通過日時)又は無線通信による料金収受処理が
行われた日時と、この料金所ゲート固有の料金所番号と
をホストコンピュータ3に伝送する。ホストコンピュー
タ3は、受信したこれらの情報を入口処理情報(入口通
過情報)としてデータベース7に蓄積する。
【0054】次に、車両22が出口料金所ゲートを通過
する際の基本的な作用について説明する。出口料金所ゲ
ートにおいて通信エリア54内へ進入する車両22が第
4の車両検知器56に検知されると、この情報が出口ゲ
ート制御装置60に通知される。出口ゲート制御装置6
0は、第3のアンテナ12を制御して、車両22に対し
て問合わせを開始する。この問合わせの信号を車載器6
が受信すると、車載器6は問合わせ信号の正当性をチェ
ックする。そして、問合せ信号が正当であれば、車載器
6は、車載器6のメモリ88に予め記録された車載器6
固有の車載器ID番号、車両22の登録番号、及び車両
22の種別情報(車種情報)を含む車両情報と、入口ゲ
ートで課金された課金情報と、入口ゲートの料金所番号
とを第3のアンテナ12へ返信する。
【0055】第3のアンテナ12を介してこれらの情報
を取得した出口ゲート制御装置60は、通行料金の調整
処理を開始する。すなわち、この通行料金の調整処理
は、車両22の走行距離が、一定の走行距離以下であっ
た場合に減額サービスを提供するものであり、出入口の
料金所の離間距離、つまり出入口の料金所番号に基づい
て、車両22が減額対象の車両であるか否かがまず判断
される。車両22が減額対象の車両である場合、出口ゲ
ート制御装置60は、当該出口ゲートで車載器6より受
信した車載器ID番号と同一の車載器ID番号をホスト
コンピュータ3のデータベース7の中の入口処理情報の
中から検索する。ここで、同一の車載器ID番号に関連
付けられた車両22の登録番号と、出口ゲートで車載器
6より受信した車両22の登録番号の照合や、データベ
ース7の車両22の入口料金所ゲートの通過日時と現在
の時刻との整合性の評価が行われる。
【0056】ゲートの通過日時の整合性の評価や登録番
号の照合によって、減額対象の車両の正当性が確認され
ると、出口ゲート制御装置60は、車両22側より受信
した車載器6に予め記憶された車種情報と出入口の料金
所の離間距離とに基づいて減額される料金を算出し、こ
の算出された料金を車両22側に実質的に返金するため
の課金情報を第2のアンテナ10を介して車載器6に返
信するとともに、ホストコンピュータ3にも伝送する。
車載器6は第3のアンテナ12を介してこの課金情報を
受信すると、第2のアンテナ12に受信完了を通知する
とともに、受信したこの課金情報をICカード16に記
録する。なお、車両22が非減額対象の車両であると判
断された場合には、車両直進阻止器66がオープンし、
直ちに直進許可が与えられる。
【0057】この後、車両22が一般道へ向かうために
直進し、第6の車両検知器68に検知されると、出口ゲ
ート制御装置60は、無線通信により得られた、車載器
6に予め記憶されている車載器6固有の車載器ID番
号、車両22の登録番号、及び車両22の種別情報を含
む車両情報と、車両22が第6の車両検知器40によっ
て検知された日時(車両22の出口料金所ゲートの通過
日時)又は無線通信により料金収受処理が行われた日時
と、この料金所ゲート固有の料金所番号とをホストコン
ピュータ3に伝送する。ホストコンピュータ3は、受信
したこれらの情報を出口処理情報(出口通過情報)とし
てデータベース7に蓄積する。
【0058】さらに、本実施形態の料金収受システムの
ホストコンピュータ3によって行われる前述した減額サ
ービスに関する課金処理について図8乃至図10に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0059】前述したように、車両22が入口料金所ゲ
ートから有料道路に入り、出口料金所ゲートより一般道
へ出た後、ホストコンピュータ3は、図8に示すよう
に、データベース7に蓄積された入口処理情報と出口処
理情報とのそれぞれに同一の車載器ID番号を有するデ
ータが存在するか否か(ぺアになっているか否か)を検
索する(S2)。この際、ホストコンピュータ3は、こ
の車載器ID番号を基に、車載器6より受信した車両2
2の登録番号の照合、出入口のゲート間の推定走行時間
に基づく各ゲートでの料金収受処理日時の時間差の正当
性の評価を同時に行う。同一の車載器ID番号を有し、
しかも正当性が確認されたデータが検索された場合には
(S2のYes)、この検索されたデータを基に実質的
にユーザの銀行等の預託金の口座より通行料金を引き落
とすための請求明細処理が実施される。
【0060】一方、データベース7に蓄積された入口処
理情報と出口処理情報とのそれぞれに同一の車載器ID
番号を有していないデータが存在した場合には(S2の
No)、異常明細処理が実施される(S6)。
【0061】すなわち、この異常明細処理は、減額対象
の車両が、出口料金所付近の通信異常で減額サービスを
受けることなく、出口料金所ゲートを通過した場合等を
考慮したものであって、図9に示すように、まず、同一
の車載器ID番号を有していないデータが、入口処理情
報の中にあるデータであるか否かが問われる(S1
2)。ここで、同一の車載器ID番号を有していないデ
ータが、出口処理情報の中にある場合には(S12のN
o)、この対象の車両が入口料金所ゲートで料金を課金
されていない可能性があるので、特別処理となり(S1
4)、この車載器ID番号や車両22の登録番号等を基
に例えば人為的な調査が実施される。
【0062】一方、同一の車載器ID番号を有していな
いデータが、出口処理情報の中にある場合には(S12
のYes)、この出口処理情報のデータが入口異常処理
明細としてリストアップされるとともに、無線通信が行
われることなく、出口料金所ゲートを通過した出口料金
所通過情報(車載器6より受信される車載器ID番号及
び車両登録番号のないデータ)がリストアップされる。
この後、出口料金所通過情報の中の車両22のナンバー
プレートより得られた車両22の登録番号(ナンバープ
レート情報)と同一の登録番号を有する入口異常処理明
細の中のデータが検索される(S16)。同一の登録番
号を有するデータが検索された場合には、この検索され
たデータを基に前述した請求明細処理(通行料金の前記
減額処理等を含む)が実施される(S18)。
【0063】さらに、図10に示すように、前述したよ
うに、入口、出口の各データがぺアになった場合には
(S22のYes)、請求明細処理が実施されるものの
(S24)、このような異常明細処理を行っても、入
口、出口の各データがぺアにならなかった場合には(S
22のNo)、入口異常処理明細の中から登録番号が一
致しなかったデータの車載器ID番号が抽出される(S
26)。さらに、抽出された車載器ID番号を基にエラ
ー車載器リストが生成され、このID番号がエラー車載
器ID番号として各料金所ゲートに配信される(S2
8)。この後、例えば、ある入口料金所ゲートで、入口
ゲート制御装置26によって、エラー車載器ID番号が
検出された場合には(S30のYes)、報知器32を
通じて音声案内や可視的な情報表示によりブースに居る
係員や車両22の運転者に対し報知が行われる。
【0064】これにより、対象の車載器の搭載車の運転
者から例えばブースに居る係員が事情を聞くことが可能
になるので、係員は、この運転者からの情報を基に、前
回の出口料金所で得られなかった料金収受に関する情報
を情報入力装置33を通じて出口ゲート制御装置26へ
入力することができ、したがって、前述したような請求
明細処理(通行料金の前記減額処理等を含む)を実施す
ることが可能となる(S32)。
【0065】このように、本実施形態に係る料金収受シ
ステムは、有料道路の入口、出口の料金所番号、つまり
入口料金所ゲートから出口料金所ゲートまでの有料道路
の走行距離に基づいて、入口料金所ゲート通過時に車両
22側に対し一旦課金された通行料金をこの車両22の
出口ゲート通過後に減額することができる。
【0066】したがって、この料金収受システムによれ
ば、例えば均一料金を先払いするオープンシステムを採
用している有料道路等において、車両の走行距離が所定
の距離に満たない場合に、走行距離に応じた通行料金の
収受、すなわち走行距離に応じた減額サービス等を迅速
且つ確実に実現することができる。
【0067】さらに、この料金収受システムによれば、
車両22の入口、出口の料金所ゲートの通過時に車載器
6より得られた車載器ID番号、車両22の登録番号、
及び車両22の種別情報の整合性の評価結果や、入口料
金所ゲートから出口料金所ゲートまでの走行時間の正当
性の判定結果に基づいて、前述した通行料金の減額処理
等を確実に行うことができる。
【0068】また、本実施形態に係る料金収受システム
によれば、車両22の出口料金所ゲートの通過時に、通
信異常等の発生により車載器6より車載器ID番号等の
車両情報が得られなかった場合でも、ナンバプレートよ
り車両22の登録番号情報が得られ、入口、出口の料金
所ゲートの通過時の情報の整合性の評価を確実に行うこ
とができるので、前述した減額処理等を含み車両側より
走行距離に応じた適切な通行料金を収受することができ
る。
【0069】さらに、本実施形態に係る料金収受システ
ムによれば、有料道路の通行料金の減額対象の車両が、
出口料金所付近の通信異常やナンバプレートの読取異常
の影響で減額サービス等を受けることなく、出口料金所
ゲートを通過した場合でも、この車両の車載器ID番号
(エラー車載器リスト)が各入口ゲート装置に配信され
るので、この有料道路を当該車両が再び走行しようとし
て例えば入口料金所ゲートを再び進入したときに、ホス
トコンピュータ3においてデータベースに登録されてい
る異常明細が参照され、これにより当該車両に対し減額
サービスを提供することが可能になる。
【0070】このように、本発明を第1の実施の形態に
より具体的に説明したが、本発明は前記実施形態にのみ
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能である。例えば、本実施形態では首都高速
等の通行料金が先払いとなる、オープンシステムの有料
道路に本発明の料金収受システムを適用した場合につい
て説明したが、本発明を無論、通行料金が後払いとな
る、クローズシステムの有料道路に適用してもよい。
【0071】この場合、例えば、入口料金所ゲートにお
いて通行料金の最低料金を予め車両側に対して課金して
おき、さらに出口料金所ゲートにおいて最低料金以上の
通行料金を収受する必要性が発生した場合に、不足分を
増額した通行料金を車両側に対し課金するようにしても
よい。
【0072】また、本実施形態では、非ETC車(車載
器6の非搭載車)に対する料金収受処理の説明を省略し
たが、非ETC車が、本発明の料金収受システムが適用
された有料道路を走行する場合に、入口料金所ゲートに
おいて、現金又はプリペイドカード等により人為的に均
一料金を収受するとともに、入口料金所番号が記された
通行券を車両に対して発券し、出口料金所ゲートを減額
対象の非ETC車が通過しようとする場合に、通行券に
記された入口料金所番号を基に算出させた料金を車両の
運転者に対し現金等で返金するような処理を実現できる
ようにシステムを構成してもよい。
【0073】(第2の実施形態)この実施形態に係る料
金収受システムは、図1に示した上記実施形態に係る料
金収受システムの料金徴収装置5に代えて、図11に示
すように、料金徴収装置110を備えて構成されてい
る。同図に示すように、この料金徴収装置110は、料
金徴収装置5の構成に加え、走行経路検出装置112を
備えているとともに、データベース7を有していたホス
トコンピュータ3に代えて、データベース114を有す
るホストコンピュータ116を備えている。
【0074】通過経路検出装置112は、図12に示す
ように、料金先払い式のオープンシステムの有料道路
を、車両22が、例えばインタチェンジ(IC)Aから
インタチェンジ(IC)Bまで利用する場合において、
車両22が、走行経路E、つまりチェックポイントCを
通ってインタチェンジBに到達したのか、若しくは走行
経路F、つまりチェックポイントDを通ってインタチェ
ンジBに到達したのかを検出するため、このチェックポ
イントC、Dにそれぞれ設けられている。
【0075】すなわち、通過経路検出装置112は、図
13の平面図及び図14の正面図にそれぞれ示すよう
に、チェックポイントC、Dにおける走行車線118上
にそれぞれ設けられており、高速で走行する車両22の
車載器6との間で、車載器6に予め記憶されている車載
器6固有の車載器ID番号、及び車両22の登録番号を
取得するための交信をアンテナ120を介して行う交信
器122と、車両22のナンバープレートを撮像するた
めの撮像器124と、交信器122による通信を制御す
る通信制御装置や撮像器124によって撮像された画像
を画像処理し車両22のナンバープレートの番号を抽出
するための画像処理装置等を有する検出制御装置126
とを備えている。
【0076】この通過経路検出装置112は、車両検知
器119が車両の通過を検知することにより、撮像器1
24を起動し、全ての通過車両に対する情報を収集す
る。また、この過経路検出装置112において、車載器
6との間での無線通信については、車両検知器119の
車両検知により交信器122を起動するように設定して
おいてもよいし、交信器122が常時通信を行うように
設定しておいてもよい。なお、撮像器124は全ての通
過車両に対してデータを蓄積する。
【0077】検出制御装置126は、ホストコンピュー
タ116に電気的に接続されており、車両22のナンバ
ープレートが撮像器124によって撮像された日時、又
は車載器6と交信器120との無線通信が行われた日時
を、チェックポイントC、D固有の通過ポイント番号に
関連付けてホストコンピュータ116に伝送する。ホス
トコンピュータ116は、検出制御装置124より受信
したこれらの情報を通過ポイント情報としてデータベー
ス114に蓄積する。
【0078】ここで、本実施形態のオープンシステムの
有料道路では、走行経路Fは、走行経路Eに対して、渋
滞が比較的発生し易く、しかも走行距離も長い経路であ
る。したがって、本実施形態の料金収受システムでは、
走行経路Fを通る車両に特典を与えるために、当該走行
経路Fを通過する車両に対し、入口通過の際に一旦課金
された均一料金の一部が返金されるように、減額処理を
実施するように構成されている。無論、運転者は、走行
経路Eと走行経路Fとの分岐点G(図12参照)におい
て、走行経路Fが目的のインタチェンジBへ向かう際の
減額対象の経路であることを、例えば走行車線118上
に設けられた電光掲示板等によって、確認することが可
能となる。
【0079】次に、このように構成された本実施形態に
係る料金収受システムによって行われる具体的な減額サ
ービスに関する課金処理について図15及び図16に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0080】ホストコンピュータ116は、図15に示
すように、データベース114に蓄積された入口処理情
報と通過ポイント情報とのそれぞれに同一の車載器ID
番号を有するデータが存在するか否か(ぺアになってい
るか否か)を検索する(S42)。この際、ホストコン
ピュータ116は、この車載器ID番号を基に、車載器
6より受信した車両22の登録番号の照合、入口ゲート
とチェックポイントとの間の推定走行時間に基づく通過
日時の時間差等の正当性の評価を同時に行う。
【0081】本線上に設置された通過経路検出装置11
2においては、車両22が高速道路走行中に無線通信を
行うため、通信エラーが発生する確率が高い。したがっ
て、入口処理情報のみが存在し(S42のNo)、通過
ポイント情報がないデータが存在する。この場合、後述
する異常明細処理が実施される(S44)。
【0082】一方、同一の車載器ID番号を有し、しか
も正当性が確認されたデータが検索された場合には(S
42のYes)、車両22が通過経路F(チェックポイ
ントD)を通過したか否か、すなわち車載器ID番号が
一致したデータが減額対象であるか否かが問われる(S
46)。一致したデータが減額対象でない場合には(S
46のNo)、入口通過の際に一旦課金された料金は変
更されないものの(S48)、一致したデータが減額対
象である場合には(S46のYes)、入口通過の際に
一旦課金された均一料金の一部が実質的に返金されるよ
うに、この一致したデータを基にユーザの銀行等の預託
金の口座より通行料金を引き落とすための請求明細処理
(減額処理)が実施される(S50)。なお、このよう
な減額処理を、この車載器ID番号と同一の番号を有す
る車載器の搭載車両の出口通過時に実施するようにして
もよい。
【0083】次に、前述した異常明細処理は(S4
4)、チェックポイントC、D付近の通信異常等の影響
を考慮したものであって、図16に示すように、車載器
ID番号を有していないデータが、通過ポイント情報の
中にある場合(S52)、この通過ポイント情報の中の
ナンバプレートを撮像し画像処理して得たナンバプレー
ト情報と、入口処理情報の中の無線通信で車載器より得
た車両22の登録番号(ナンバプレート情報)とが比較
・照合され(S54)、ナンバプレート情報がペアとな
っているか否かが問われる(S56)。この際、ナンバ
プレート情報がペアとならなかった場合には(S56の
No)、特別処理となる(S58)。
【0084】この特別処理では、入口処理が完了したに
も拘わらず、通過ポイント情報に含まれるナンバプレー
ト情報とも一致しなかった車載器IDが抽出される。こ
のIDがエラー車載器ID情報リストとして生成され、
この情報が各料金所ゲートに配信される。この後、例え
ば出口料金所ゲートや次回利用時の入口料金所ゲートに
おいて、エラー車載器IDが検出された場合には、報知
器等を通じて音声案内や可視的な情報表示によりブース
に居る係員や車両22の運転者に対し報知が行われる。
これにより、対象の車両の運転者から例えばブースに居
る係員が事情を聞くことが可能になるので、この情報を
基に、前述したような通行料金の減額処理等を実施する
ことが可能となる。
【0085】一方、ナンバプレート情報がペアとならな
かった場合には(S56のYes)、車両22が通過経
路F(チェックポイントD)を通過したか否か、すなわ
ち車載器ID番号が一致したデータが減額対象であるか
否かが問われる(S60)。一致したデータが減額対象
でない場合には(S60のNo)、入口通過の際に一旦
課金された料金は変更されないものの(S62)、一致
したデータが減額対象である場合には(S60のYe
s)、入口通過の際に一旦課金された均一料金の一部が
実質的に返金されるように、この一致したデータを基に
ユーザの銀行等の預託金の口座より通行料金を引き落と
すための請求明細処理(減額処理)が実施される(S6
4)。なお、このような減額処理を、このナンバプレー
ト情報と同一のナンバプレートを有する車両の出口通過
時に実施するようにしてもよい。
【0086】このように、本実施形態に係る料金収受シ
ステムによれば、複数の走行経路を有し均一料金を先払
いする有料道路において、この有料道路の入口及び走行
経路上の所定の通過ポイントをそれぞれ通過した同一の
車両を特定することにより、入口料金所通過の際に車両
側に対し一旦課金された料金を、この車両22の有料道
路の走行経路に応じて変更することが可能なので、車両
22の走行経路が、例えば渋滞し易い経路である場合
や、同一の目的地へ向かう際に比較的走行経路が長くな
る場合等に、走行経路に応じた減額サービス等を迅速且
つ確実に実施することができる。
【0087】また、本実施形態に係る料金収受システム
によれば、有料道路の所定の通過ポイントを車両22が
通過した際に、車載器6より車両22に関する情報が得
られなかった場合でも、ナンバプレートを撮像すること
により得られた車両22の登録番号情報等を基に、入口
料金所番号及び所定の通過ポイントをそれぞれ通過した
同一の車両を特定することができるので、車両22側に
対し一旦課金された料金を、所定の通過ポイントを車両
が通過した後に例えば減額すること等が可能となり、こ
れにより、走行経路に応じた適切な通行料金を車両側よ
り徴収することができる。
【0088】なお、第1の実施形態と同様、本実施形態
では首都高速等の通行料金が先払いとなる、オープンシ
ステムの有料道路に本発明の料金収受システムを適用し
た場合について説明したが、本発明を無論、通行料金が
後払いとなる、クローズシステムの有料道路に適用して
もよい。この際、例えば、入口料金所ゲートにおいて通
行料金の最低料金を予め車両側に対して課金しておき、
さらに出口料金所ゲートにおいて最低料金以上の通行料
金を収受する必要性が発生した場合に、走行経路に応じ
て異なる不足料金を車両側に対し課金するようにしても
よい。
【0089】また、本実施形態では、入口料金所で課金
された通行料金を走行経路F上のチェックポイントDを
通過した後に主に減額サービスを実施するようにしてい
たが、勿論、出口料金所を通過した後に減額サービスが
実施されるように料金収受システムを構成してもよい。
【0090】これにより、出口料金所を車両が通過する
際に得られる車載器ID番号や車両のナンバプレートの
番号を、減額対象の車両を特定するための情報として用
いることができるので、例えば、入口料金所において車
両に関する情報が得られない場合でも、チェックポイン
トC、D又は出口料金所を車両22が通過した際に得ら
れるナンバプレートの番号や車載器ID番号に基づい
て、減額対象の車両を特定することが可能となる。これ
により、図9又は図10に示した第1の実施形態の料金
収受システムの異常明細処理等を応用して対象の車両に
減額サービスを提供することが可能となる。
【0091】また、本実施形態において、通行経路Fの
チェックポイントDにのみ、通過経路検出装置112を
設置し、料金収受システムのコストダウンを図ってもよ
い。さらに、本実施形態では、非ETC車(車載器6の
非搭載車)に対する料金収受処理の説明を省略したが、
非ETC車が、本発明の料金収受システムが適用された
有料道路を走行する場合に、入口料金所ゲートにおい
て、現金又はプリペイドカード等により人為的に均一料
金を収受するとともに、入口料金所番号が記された通行
券を車両に対して発券し、さらに、チェックポイントD
においても通過ポイント番号が記された通行券を車両に
対して発券し、この後、例えば出口料金所ゲートを減額
対象の非ETC車が通過しようとする場合に、通行券に
記されたチェックポイントDの通過ポイント番号を基に
算出させた料金を車両の運転者に対し現金等で返金する
ような処理を実現できるようにシステムを構成してもよ
い。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5又は
7に係る発明は、車両が有料道路の入口より進入した際
にこの入口に関する情報並びに入口進入時に車載器より
得られた情報からなる入口通過情報を基に車両側に対し
料金を課金するとともに、車両が有料道路の入口より退
出した際に、この出口に関する情報並びに出口退出時に
車載器より得られた情報からなる出口通過情報と前記入
口通過情報とを基に、出入口を通過した同一の車両を特
定することにより、入口通過の際に車両側に対し一旦課
金された料金を、この車両の有料道路の走行距離に基づ
いて変更するものである。したがって、これらの発明に
よれば、例えば均一料金を先払いするオープンシステム
を採用している有料道路等において、車両の走行距離が
所定の距離に満たない場合に、走行距離に応じた通行料
金の収受、すなわち走行距離に応じた減額サービス等を
迅速且つ確実に実施することができる。
【0093】また、請求項2、6又は8に係る発明によ
れば、請求項1、5又は7の発明の効果に加え、車両の
有料道路の出入口の通過時に車載器より得られた車載器
固有の情報に基づいて、例えば有料道路の入口通過の際
に車両側に対し一旦課金された料金をこの車両の有料道
路の出口通過後に変更することが可能なので、料金先払
い式の有料道路等において、走行距離に応じた通行料金
を車両側から迅速且つ確実に収受できる。
【0094】さらに、請求項3又は9に係る発明によれ
ば、請求項2、6又は8に係る発明の効果に加え、車両
の有料道路の出入口の通過時に、例えば通信異常等の発
生により車載器より車載器固有の識別情報が得られなか
った場合でも、ナンバプレートより得られた車両の登録
番号情報等を基に、出入口を通過した同一の車両を特定
することができるので、例えば有料道路の入口通過の際
に車両側に対し一旦課金された料金をこの車両の有料道
路の出口通過後に変更することが可能となり、これによ
り、料金先払い式の有料道路等において、車両側より走
行距離に応じた適切な通行料金を収受することができ
る。
【0095】また、請求項4又は10に係る発明によれ
ば、請求項3又は9に係る発明の効果に加え、通行料金
の減額対象の車両が、出口料金所付近の通信異常やナン
バプレートの読取異常の影響で減額サービス等を受ける
ことなく、有料道路の出口を通過した場合でも、この有
料道路を当該車両が走行しようとして例えば有料道路の
入口より進入したときに、異常処理明細情報が参照さ
れ、この車両に対し減額サービスを提供することが可能
になる。
【0096】さらに、請求項11、13又は14に係る
発明によれば、複数の走行経路を有し均一料金を先払い
する有料道路において、この有料道路の入口及び走行経
路上の所定の通過ポイントをそれぞれ通過した同一の車
両を特定することにより、入口通過の際に車両側に対し
一旦課金された料金を、この車両の有料道路の走行経路
に応じて変更することが可能なので、車両の走行経路
が、例えば渋滞し易い経路である場合や、同一の目的地
へ向かう際に比較的走行経路が長くなる場合等に、走行
経路に応じた減額サービス等を迅速且つ確実に実施する
ことができる。
【0097】また、請求項12又は15に係る発明によ
れば、有料道路の所定の通過ポイントを車両が通過した
際に、車載器より車両に関する情報が得られなかった場
合でも、ナンバプレートを撮像することにより得られた
車両の登録番号情報等を基に、入口及び所定の通過ポイ
ントをそれぞれ通過した同一の車両を特定することがで
きるので、車両側に対し一旦課金された料金を、所定の
通過ポイントを車両が通過した後に例えば減額すること
等が可能となり、これにより、走行経路に応じた適切な
通行料金を車両側より徴収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る料金収受システ
ムを概略的に示す図。
【図2】図1の料金収受システムを構成する入口ゲート
装置を示すブロック図。
【図3】図2の入口ゲート装置を概略的に示す平面図。
【図4】図1の料金収受システムを構成する出口ゲート
装置を示すブロック図。
【図5】図4の出口ゲート装置を概略的に示す平面図。
【図6】図1の料金収受システムを構成する車載器を示
すブロック図。
【図7】図6の車載器に装着されるICカードを示すブ
ロック図。
【図8】図1の料金収受システムが行う減額サービスに
関する主な課金処理を示すフローチャート。
【図9】図8の課金処理の一処理工程である異常明細処
理を示すフローチャート。
【図10】図9の異常明細処理の最終処理工程を示すフ
ローチャート。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る料金収受シス
テムを概略的に示す図。
【図12】図11の料金収受システムを説明するための
有料道路の走行経路を示す図。
【図13】図11の料金収受システムを構成する走行経
路検出装置を概略的に示す平面図。
【図14】図13の走行経路検出装置を概略的に示す正
面図。
【図15】図11の料金収受システムによって行われる
減額サービスに関する主な課金処理を示すフローチャー
ト。
【図16】図11の課金処理の一処理工程である異常明
細処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
2…入口ゲート装置、3,116…ホストコンピュー
タ、4…出口ゲート装置、5,110…料金徴収装置、
6…車載器、7,114…データベース、8、10、1
2,120…アンテナ、14……車載器アンテナ、16
…ICカード、22…車両、24…車種判別装置、26
…入口ゲート制御装置、28、34、40、56、5
8、68…車両検知器、32…報知器、33…情報入力
装置、60…出口ゲート制御装置、64,124…撮像
器、65…画像処理装置、88…車載器のメモリ、10
0…ICカードのフラッシュメモリ、112…通過経路
検出装置、118…走行車線、122…交信器、126
…検出制御装置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が有料道路の入口に進入したことを
    示す情報を、少なくとも前記車両に搭載された車載器と
    の無線通信で得た情報を含めて入口通過情報として取得
    する入口情報取得手段と、 取得された前記入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    区間分の料金を課金する手段と、 車両が有料道路の出口から退出したことを示す情報を、
    少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通信で
    得た情報を含めて出口通過情報として取得する出口情報
    取得手段と、 それぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通過情
    報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両の走
    行距離に応じて変更し徴収する精算手段とを具備したこ
    とを特徴とする料金収受システム。
  2. 【請求項2】 車両が有料道路の入口に進入したことを
    示す情報を、少なくとも前記車両に搭載された車載器と
    の無線通信で得た情報を含めて入口通過情報として取得
    する入口情報取得手段と、 取得された前記入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    区間分の料金を課金する手段と、 車両が有料道路の出口から退出したことを示す情報を、
    少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通信で
    得た車載器固有の情報を含めて出口通過情報として取得
    する出口情報取得手段と、 それぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通過情
    報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両の走
    行距離に応じて変更し徴収する精算手段とを具備したこ
    とを特徴とする料金収受システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の料金収受システムにおい
    て、 前記出口情報取得手段は、 前記車両に取り付けられているナンバープレートから読
    取った情報を取得する手段をさらに具備し、 前記精算手段は、 前記出口通過情報と前記入口通過情報にそれぞれ含まれ
    る車載器固有の情報からでは車両が特定できない場合、
    前記ナンバープレートから読取った情報から車両を特定
    する車両特定手段をさらに具備したことを特徴とする料
    金収受システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の料金収受システムにおい
    て、 前記車両特定手段は、 前記ナンバープレートから読取った情報から車両を特定
    できない場合、前記出口通過情報又は前記入口通過情報
    のうちの少なくとも一方から得られた車載器固有の情報
    を含む異常処理明細情報を生成し前記入口情報取得手段
    へ受け渡す手段をさらに具備したことを特徴とする料金
    収受システム。
  5. 【請求項5】 車両側より料金を収受するための料金徴
    収装置との間で情報をやり取りする前記車両に搭載され
    た車載器であって、 前記車両に関する車両情報を記憶する記憶手段と、 前記車両が有料道路の入口に進入した場合に前記記憶手
    段に記憶された前記車両情報を前記料金徴収装置へ送信
    する手段と、 前記送信された入口車両情報を基に所定区間分の料金で
    前記車両側に対し課金される課金情報を前記料金徴収装
    置より受信する手段と、 前記車両が有料道路の出口から退出した場合に前記記憶
    手段に記憶された車両情報を前記料金徴収装置へ送信す
    る手段と、 前記入口で送信された車両情報並びに前記車両が有料道
    路の入口に進入したことを示す情報により生成された入
    口通過情報と、前記出口で送信された車両情報並びに前
    記車両が出口から退出したことを示す情報により生成さ
    れた出口通過情報とを基に車両が特定され、前記課金さ
    れた料金が当該車両の走行距離に応じて変更された課金
    情報を、前記料金徴収装置より受信する手段とを具備し
    たことを特徴とする車載器。
  6. 【請求項6】 車両側より料金を収受するための料金徴
    収装置との間で情報をやり取りする前記車両に搭載され
    た車載器であって、 この車両に搭載された車載器固有の情報を含む車両情報
    を記憶する記憶手段と、前記車両が有料道路の入口に進
    入した場合に前記記憶手段に記憶された前記車載器固有
    の情報を含む前記車両情報を前記料金徴収装置へ送信す
    る手段と、 前記送信された入口車載器情報を基に所定区間分の料金
    で前記車両側に対し課金される課金情報を前記料金徴収
    装置より受信する手段と、 前記車両が有料道路の出口から退出した場合に前記記憶
    手段に記憶された前記車載器固有の情報を含む前記車両
    情報を前記料金徴収装置へ送信する手段と、 前記入口で送信された車載器固有の情報並びに前記車両
    が有料道路の入口に進入したことを示す情報により生成
    された入口通過情報と、前記出口で送信された車載器固
    有の情報並びに前記前記車両が出口から退出したことを
    示す情報により生成された出口通過情報とを基に車両が
    特定され前記課金された料金が当該車両の走行距離に応
    じて変更された課金情報を、前記料金徴収装置より受信
    する手段とを具備したことを特徴とする車載器。
  7. 【請求項7】 車両が有料道路の入口に進入したことを
    示す情報を、少なくとも前記車両に搭載された車載器と
    の無線通信で得た情報を含めて入口通過情報として取得
    する工程と、 この取得された入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    区間分の料金を課金する工程と、 車両が有料道路の出口から退出したことを示す情報を、
    少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通信で
    得た情報を含めて出口通過情報として取得する工程と、 前記それぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通
    過情報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両
    の走行距離に応じて変更し徴収する工程とを有すること
    を特徴とする料金収受方法。
  8. 【請求項8】 車両が有料道路の入口に進入したことを
    示す情報を、少なくとも前記車両に搭載された車載器と
    の無線通信で得た情報を含めて入口通過情報として取得
    する工程と、 この取得された入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    区間分の料金を課金する工程と、 車両が有料道路の出口から退出したことを示す情報を、
    少なくとも前記車両に搭載された車載器との無線通信で
    得た車載器固有の情報を含めて出口通過情報として取得
    する工程と、 前記それぞれ取得された前記出口通過情報と前記入口通
    過情報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両
    の走行距離に応じて変更し徴収する工程とを有すること
    を特徴とする料金収受方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の料金収受方法において、 前記車両に取り付けられているナンバープレートから読
    取った情報を取得する工程と、 前記出口通過情報と前記入口通過情報にそれぞれ含まれ
    る車載器固有の情報からでは車両が特定できない場合、
    前記ナンバープレートから読取った情報から車両を特定
    する工程とをさらに有することを特徴とする料金収受方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の料金収受方法におい
    て、 前記ナンバープレートから読取った情報から車両を特定
    できない場合、前記出口通過情報又は前記入口通過情報
    のうちの少なくとも一方から得られた車載器固有の情報
    を含む異常処理明細情報を生成し前記有料道路の入口側
    へ通知する工程をさらに有することを特徴とする料金収
    受方法。
  11. 【請求項11】 複数の走行経路を有する有料道路の入
    口に車両が進入したことを示す情報を、少なくとも前記
    車両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含め
    て入口通過情報として取得する入口情報取得手段と、 取得された前記入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    の料金を課金する手段と、 前記複数の走行経路上に設けられた所定の通過ポイント
    を車両が通過したことを示す情報を、少なくとも前記車
    両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて
    通過経路情報として取得する通過経路取得手段と、 それぞれ取得された前記入口通過情報と前記通過経路情
    報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両の走
    行経路に応じて変更し徴収する精算手段とを具備したこ
    とを特徴とする料金収受システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の料金収受システムに
    おいて、 前記通過経路取得手段は、 前記車両に取り付けられているナンバープレートから読
    取った情報を取得する手段をさらに具備し、 前記精算手段は、 前記入口通過情報と前記通過経路情報とにそれぞれ含ま
    れる、前記車載器との無線通信で得た情報からでは車両
    を特定できない場合、前記ナンバープレートから読取っ
    た情報から車両を特定する車両特定手段をさらに具備し
    たことを特徴とする料金収受システム。
  13. 【請求項13】 車両側より料金を収受するための料金
    徴収装置との間で情報をやり取りする前記車両に搭載さ
    れた車載器であって、 前記車両に関する車両情報を記憶する記憶手段と、 複数の走行経路を有する有料道路の入口に前記車両が進
    入した場合に前記記憶手段に記憶された前記車両情報を
    前記料金徴収装置へ送信する手段と、 前記送信された入口車両情報を基に所定の料金で前記車
    両側に対し課金される課金情報を前記料金徴収装置より
    受信する手段と、 前記複数の走行経路上に設けられた所定の通過ポイント
    を車両が通過した場合に前記記憶手段に記憶された車両
    情報を前記料金徴収装置へ送信する手段と、 前記入口で送信された車両情報並びに前記車両が有料道
    路の入口に進入したことを示す情報により生成された入
    口通過情報と、前記所定の通過ポイントで送信された車
    両情報並びに前記車両が前記所定の通過ポイントを通過
    したことを示す情報により生成された通過経路情報とを
    基に車両が特定され前記課金された料金が当該車両の走
    行経路に応じて変更された課金情報を、前記料金徴収装
    置より受信する手段とを具備したことを特徴とする車載
    器。
  14. 【請求項14】 複数の走行経路を有する有料道路の入
    口に車両が進入したことを示す情報を、少なくとも前記
    車両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含め
    て入口通過情報として取得する工程と、 この取得された入口通過情報を基に前記車両に対し所定
    の料金を課金する工程と、 前記複数の走行経路上に設けられた所定の通過ポイント
    を車両が通過したことを示す情報を、少なくとも前記車
    両に搭載された車載器との無線通信で得た情報を含めて
    通過経路情報として取得する工程と、 前記それぞれ取得された前記入口通過情報と前記通過経
    路情報とを基に車両を特定し、前記課金した料金を車両
    の走行経路に応じて変更し徴収する工程とを有すること
    を特徴とする料金収受方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の料金収受方法におい
    て、 前記車両に取り付けられているナンバープレートから読
    取った情報を取得する工程と、 前記入口通過情報と前記通過経路情報とにそれぞれ含ま
    れる、前記車載器との無線通信で得た情報からでは車両
    を特定できない場合、前記ナンバープレートから読取っ
    た情報から車両を特定する工程とをさらに有することを
    特徴とする料金収受方法。
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