JP2004102667A - 通行料金収受システム - Google Patents

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JP2004102667A JP2002263923A JP2002263923A JP2004102667A JP 2004102667 A JP2004102667 A JP 2004102667A JP 2002263923 A JP2002263923 A JP 2002263923A JP 2002263923 A JP2002263923 A JP 2002263923A JP 2004102667 A JP2004102667 A JP 2004102667A
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Takeshi Hanabatake
花畑 武
Yutaka Shibata
芝田 裕
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Abstract

【課題】乗継出口で使用された車載器とIDカードの組み合わせを乗継入口で確認することができる通行料金収受システムを提供すること。
【解決手段】本発明の通行料金収受システムは、第1路線(50)の乗継出口(51)に設置される出口路側装置と、第2路線(60)の乗継入口(62)に設置される入口路側装置と、を具備する。
出口路側装置は、乗継出口(51)を通過する車両に搭載されている車載器(70)と通信して、車載器(70)が、車載器(70)に取り付けられている取り外し可能な記録媒体(80)に、車載器(70)の識別番号と乗継出口(51)の情報とを記録する様に通信する。
入口路側装置は、乗継入口(62)を通過する車両に搭載されている車載器(70)と通信して、記録媒体(80)に記録されている車載器(70)の識別番号と乗継入口を通行している車両の車載器(70)の識別番号とを比較して一致することを確認し、さらに、乗継出口(51)の情報を確認して、乗継入口(62)の通行車両が乗継車両であることを判断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通行料金収受システムに関し、特に有料道路の乗継処理が可能で、かつ、乗継出口で使用した車載器とICカードの組み合わせを乗継入口で確認できる通行料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
有料道路を通行する車両から通行料金を徴収するため通行料金収受システム(いわゆるETC)が使用されている。通行料金収受システムでは、車両が走行した状態で、車両に搭載された車載器と、路側に設置された路側装置とが、ガントリ等に設置されたアンテナを介して通信し、車載器にセットされているICカードの所有者の銀行口座などから通行料金を引き落とすことができる。
【0003】
複数の車線よりなる道路を並進、斜走する車両でも正確に識別して課金でき、かつ、不正車両の照合を行え、さらに、識別、課金等の確認ができる発明がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
進入が制限される領域への進入車両に課金を行う道路課金システムで、進行方向を認識して課金処理の要否を判断する道路課金システムの発明がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
退出車両への課金停止処理を行う道路課金システムの発明がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0006】
一定区間に進入することで定額が徴収される有料道路が設置されている。このような有料道路は通常入口で課金される(以下、入口課金型有料道路という)。具体的には、首都高速道路や阪神高速道路である。入口課金型有料道路では、入口または路線途中に通行料金収受システムが設置されることで、通行料金収受システムを利用している車両に課金している。
【0007】
制限エリアの入口に設けられ、アンテナの指向性が調整でき、かつ、通信品質が良くなる様にアンテナの指向性を調整する通行料課金装置の発明がある(例えば、特許文献4参照。)。
【0008】
入口課金型有料道路では、所定の路線の出口から、一般道を介して、別の路線の所定の入口へ乗継ができる場合がある。
乗継を利用する場合、通行料金収受システムを使用していない車両は、乗継出口で乗継券を受け取り、乗継入口で乗継券を提出することにより通行料金が徴収されない、または通行料金が割り引かれる。
【0009】
しかし、通行料金収受システムを使用した車両では、乗継時に入口を通過することで、車載器と路側装置が通信し、通常の通行料金が自動的に課金されてしまう場合がある。
乗継券を提出し、かつ、通行料金収受システムを使用している車両には、課金された通行料金が返金される必要があるため、逆に処理が煩雑になる場合がある。
【0010】
乗継出口に通行料金収受システムの乗継出口用通信システムを設置して、車載器と必要なデータを送受信することで、ICカードに乗継出口情報が記録され、乗継入口で読み出されることで、乗継の課金が自動的に行われる通行料金収受システムが望まれる。
【0011】
また、通行料金収受システムにおいて、出口で行われるICカードへの通行履歴の記録では、乗継出口で使用した車載器と、乗継入口で使用した車載器が同一であることを確認する手段がない。通常は、有料道路の出口から出た使用者は、ICカードを自由に入れ替えて他の車両で自分のICカードを使用できるからである。
このため、乗継出口を出た車両で使用されたICカードを、乗継間の一般道路上で別の車両に移し替え、乗継入口を通過すれば、乗継と判断され、課金されない、もしくは割引料金で通過することができる場合がある。乗継は、車両毎に判断されるべきなので、このような不正は防止されることが好ましい。
乗継出口で使用した車載器とICカードの組み合わせを、乗継入口で確認できる通行料金収受システムが望まれる。
【0012】
出口料金所で、入口料金所でICカードに記録されたICカードと車載器の組み合わせと、出口料金所でのICカードと車載器の組み合わせを照合することにより、ICカードと車載器の組み合わせの変更を検知することができる発明がある(例えば、特許文献5参照。)。
【0013】
車種区分の不正を防止するため、車両側の通信ユニットが読出し専用のメモリを具備し、読出し専用のメモリに記憶された製造番号と車種区分コードを料金所に送付し、料金所の車種判別装置から取り込んだデータと照合する発明がある(例えば、特許文献6参照。)。
【0014】
通行料金収受システムは、入口情報と出口情報から通行区間に合わせて出口で課金される出口課金型有料道路にも対応している。このため、ICカードには、入口情報と通行履歴を記録する領域が設けられ、課金するゲートの情報および出口情報は通行履歴の中に記録される。
入口課金型有料道路では、入口で課金され、通常出口には通行料金収受システムは設置されない。このため、入口課金型有料道路の入口では、ICカードの通行履歴に情報が記録される。入口課金型有料道路では入口情報から課金金額を算出しないので、ICカードの入口情報を記録する領域は使用されない。
【0015】
【特許文献1】
特許第2808513号公報
【特許文献2】
特開2002−133471号公報
【特許文献3】
特開2002−133478号公報
【特許文献4】
特開2002−133463号公報
【特許文献5】
特開平11−185079号公報
【特許文献6】
特開平9−153156号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、乗継出口で使用された車載器とIDカードの組み合わせを乗継入口で確認することができる通行料金収受システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0018】
本発明の通行料金収受システムは、第1路線(50)の乗継出口(51)に設置される出口路側装置と、第2路線(60)の乗継入口(62)に設置される入口路側装置と、を具備する。
出口路側装置は、乗継出口(51)を通過する車両に搭載されている車載器(70)と通信して、車載器(70)が、車載器(70)に取り付けられている取り外し可能な記録媒体(80)に、車載器(70)の識別番号と乗継出口(51)の情報とを記録する様に通信する。
入口路側装置は、乗継入口(62)を通過する車両に搭載されている車載器(70)と通信して、記録媒体(80)に記録されている車載器(70)の識別番号と乗継入口を通行している車両の車載器(70)の識別番号とを比較して一致することを確認し、さらに、乗継出口(51)の情報を確認して、乗継入口(62)の通行車両が乗継車両であることを判断する。
【0019】
乗継出口(51)の情報は、乗継出口(51)の識別番号、および、車両が乗継出口(51)を通過した時刻を含む。
入口路側装置は、記録媒体(80)に記録されている車載器(70)の識別番号と乗継入口(62)を通行している車両の車載器(70)の識別番号とが一致し、かつ、記録媒体(80)に記録されている乗継出口(51)の識別番号が所定の乗継出口(51)を示し、かつ、乗継入口(62)の通過時間が記録媒体(80)に記録されている乗継出口(51)を通過した時刻から所定の時間以内の場合に、車両を乗継車両と判断する。
【0020】
本発明の通行料金収受システムの出口路側装置は、車載器(70)に取り付けられている取り外し可能な記録媒体(80)の既存の入口情報を記憶する領域に、車載器(70)が当該車載器(70)の識別番号を記録する様に通信する。
【0021】
上記の車載器(70)に取り付けられている取り外し可能な記録媒体(80)は、ICカードであり、ICカード(80)は、ICカード識別番号、入口情報、通行履歴を記憶する領域を含む。
【0022】
本発明の通行料金収受システムは有料道路に設置される。
【0023】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明による通行料金収受システムの実施の形態を以下に説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1に、乗継のある有料道路に設置された通行料金収受システムの例が示される。
一定区間に進入することで定額が徴収される有料道路では、入口で課金される(以下、入口課金型有料道路という)場合が多い。具体的には、首都高速道路や阪神高速道路である。
【0025】
このような有料道路では、第1路線50の乗継出口51から第2路線60の乗継入口62へ、一般道100を使用して乗継ができる場合がある。
乗継を利用する場合、通行料金収受システムを使用していない車両の運転手は、乗継出口51で乗継券を受け取り、乗継入口62で乗継券を提出することにより料金が徴収されない、または通行料金が割り引かれる。
【0026】
しかし、通行料金収受システムを使用した車両では、乗継時に乗継入口62を通過することで、車載器と路側装置が通信して、乗継でない通常の通行料金が自動的に課金されてしまう場合がある。
【0027】
乗継出口51に出口用の通行料金収受システムを設置して、車載器と必要なデータを送受信することで、ICカードに乗継出口情報が記録され、乗継入口62通過時に乗継出口情報が読み出されれば、乗継料金の課金を行うことができる。
乗継出口61から一般道を使用して乗継入口52へ乗継ぐ場合も同様である。
【0028】
乗継出口51には、出口用通行料金収受システムのアンテナ1、2および中継装置10が、ガントリ9に設置され、設置可能な場所に出口路側制御装置20が設置される。出口路側制御装置20は無線制御部を具備し、無線制御部が車載器の車載器IDやICカードIDを含む通信内容から課金対象の確認を行う。さらに、無線制御部がアンテナ1を介してICカード80への記録情報を含むデータを送信する。
撮像装置5、6がガントリ9に設置され、撮影画像から車両番号が認識される場合がある。
出口路側制御装置20は、中央処理装置30と接続され、出口路側制御装置20が車載器との通信結果を処理して作成する利用明細データを含む情報を送信する。
【0029】
乗継入口62は、既設の入口と同じ通行料金収受システムが設置されている。入口用の通行料金収受システムは、アンテナ41、車両検知機42、ブース43、遮断機44、路側制御装置45、ガントリ46を具備する。但し、乗継入口の入口路側制御装置45は、後述される様に、ICカード80に記憶されている乗継出口番号と出口通過時間を受信し、乗継をした車両であるか判断する。さらに、入口路側制御装置45は、ICカード80に記憶されている乗継出口51で使用していた車載器IDと、通過している車両の車載器IDを比較し、車載器70が変更されていないことを確認する。なお、車載器70は、車両に固定されているので、同一車載器70であれば同一車両と確認可能である。
【0030】
図2に車両90が乗継出口51、乗継入口62を通過するときの概要が示される。
車両90は車載器70を搭載し、車載器70にICカード80が差し込まれている。車載器70は車両90に固定されていて取り外しはできない。
【0031】
乗継出口51で車載器70は、アンテナ1と通信する。車載器70からアンテナ1に送信される情報は、ICカードID、車載器ID、車載器固有情報、通行履歴記録を含む。ICカードIDおよび通行履歴記録は、ICカード80に記録されている。通行履歴記録は、前回通行した料金所番号、前回通行した料金所通過時間を含む。車載器IDおよび車載器固有情報は、車載器70に記録されている。車載器固有情報は、契約情報、車量サイズ区分(重量区分)を含む。
アンテナ1で受信された情報は、中継装置10を介して出口路側制御装置20に送信され、課金対象であるかの確認及び、車載器70、ICカード80の有効性が確認される。なお、出口用路側装置は、アンテナ1、中継装置10、出口路側制御装置20を含む。
【0032】
車載器70はアンテナ1等を介して出口路側制御装置20から、通行履歴情報を受信し、ICカード80に記載されている情報を更新する。通行履歴情報は、当該出口料金所番号、当該出口通過時刻を含む。本発明では、乗継出口で使用された車載器70のIDが、ICカード80に記録される様に車載器IDが送付される、若しくは車載器70に記録を実施する命令が送付される。出口車載器IDは、入口課金型有料道路では使用されないICカード80の入口情報の一部に記憶される。
【0033】
車両90は、乗継出口51を出た後、一般道を通って、乗継入口62の通行料金収受システムを通過する。
乗継入口62で車載器70は、アンテナ41と通信する。車両検知機42等で車両が検知され通信が開始される場合がある。
【0034】
乗継入口62で車載器70は、車載器ID、車載器固有情報、ICカードID、出口料金所番号および出口経過時刻を含む通行履歴を送信する。本発明では、さらに、車載器70からアンテナ41へ、出口車載器IDを含む情報が送信される。
出口車載器IDはICカード80の入口情報の一部に記憶されているが、通常、通行料金収受システムでは共通仕様として、使用するしないに関わらず、入口情報も送信するので、出口車載器IDを特別に送付する必要はない。このため、本発明のために、車載器70の仕様を変更する必要はない。
アンテナ41で受信された情報は、入口路側制御装置45に送付される。入口路側制御装置45では、出口料金所番号および出口経過時刻から乗継車両であることを判断し、車載器IDと出口車載器IDを比較してICカード80の差し替えがないことを確認する。出口料金所番号が対象出口を示し、出口経過時刻から規定以上の時間が経過しておらず、かつ、ICカード80差し替えがないものが乗継車両と判断される。乗継車両には乗継の料金が課金される、もしくは、通行料金が課金されない。乗継車両以外の車両には、通常の通行料金が課金される。
【0035】
車載器70は、アンテナ41から、入口料金所番号、課金車種および入口通過時間を含む通行履歴、車載器指示情報を含む情報を受信し、ICカード80の通行履歴を記録する領域に、入口料金所番号、課金車種、入口通過時間を含む情報を記録する。
【0036】
図3に車載器70とICカード80のデータの通信と記録状況の概要が示される。
左図が、乗継出口51における記録状況を示す。中央図および右図が、乗継入口62における記録状況を示す。
車載器70は、出口通信結果71を受信する。車載器72は、契約車種を含む車載器固有情報、車載器IDを記憶している。
ICカード80は、記憶部を有し、ICカードIDと、入口情報、通行履歴を記憶する。
入口情報は入口料金所番号81、入口経過時刻82、設定車種83、入口車載器IDを含む。入口情報は、出口課金型有料道路の入口情報を記憶する領域として使用されるため、本実施例のような入口課金型有料道路では使用されない。しかし、通行料金収受システムの共通仕様として、入口情報も送受信される。このため、本発明では、入口車載器IDを記憶する領域に、乗継出口51通過時の車載器IDである出口車載器ID84を記憶する。
通行履歴は、出口料金所番号85、出口通過時刻86、前回課金車種87、処理結果88を含む。本例では出口では課金されないので前回課金車種87は更新されず、乗継出口51では、出口料金所番号85、出口通過時刻86、処理結果88が更新される。
【0037】
乗継入口62では、入口路側制御装置45が、車載器ID73と出口車載器ID84を比較し、同一であればICカード80と車載器70の組み合わせが乗継出口時と同じと判断する。さらに、入口路側制御装置45は、出口料金所番号84、出口通過時刻86を確認し、出口料金所番号84が既定の番号で、出口通過時刻86から既定時間以内であれば、乗継車両と判断する。
乗継入口で通信することで、ICカード80の通行履歴の出口料金所番号85、出口通過時刻86、前回課金車種87、処理結果88が、入口料金番号85’、入口通過時刻86’、課金車種87’、処理結果88’に更新されて記録される。
【0038】
次に図4を参照して、乗継出口51での出口路側制御装置20、車載器70、ICカード80の動作が説明される。
出口路側制御装置20と車載器70が、アンテナ1を介して通信を開始する(AO1)。車載器70は、ICカード80に記憶されているICカード情報D1を読み出す(BO1)。ICカード情報D1には、ICカードID、通行履歴記録が含まれる。
車載器70は、ICカード情報D1と車載器情報を出口路側制御装置20に送信する(BO2)。車載器情報は、車載器IDと車載器固有情報を含む。
出口路側制御装置20は、ICカード情報D1と車載器情報を受信して、ICカード80と車載器70の有効性を確認する(AO2)。出口路側制御装置20は、中央処理装置30から受信した無効ICカードテーブル、および無効車載器テーブルを参照して有効性を確認する場合がある。
出口路側制御装置20は、有効性が確認された車両には、ICカードおよび車載器書込み情報を送信する(AO3)。ICカードおよび車載器書込み情報は、出口料金所番号、出口通行時刻を含む通行履歴、受信した車載器IDである出口車載器ID、車載器指示情報を含む。車載器指示情報は、通信の成功、不成功などの情報を含む。また、出口で課金する場合に、課金情報が作成されて送付される場合がある。
車載器70は、ICカードおよび車載器書込み情報を受信し(BO3)、車載器指示情報のうち必要な情報を表示する。具体的には、通信成功の場合に青いランプを点滅させ、失敗した場合に赤いランプを点滅させる等である。
【0039】
さらに、車載器70は、ICカードおよび車載器書込み情報の一部であるICカード情報D2を、ICカード80に書き込む(BO4)。ICカード情報D2は出口料金所番号および出口通行時刻を含む通行履歴、出口車載器IDを含む。出口車載器IDはICカード80の入口情報の一部に記録される。
【0040】
次に図5を参照して、乗継入口62での入口路側制御装置45、車載器70、ICカード80の動作が説明される。
入口路側制御装置45と車載器70が、アンテナ41を介して通信を開始する(AI1)。車載器70は、ICカード80に記憶されているICカード情報D2を読み出す(BI1)。ICカード情報D2には、ICカードID、出口料金所番号および出口通過時刻を含む通行履歴記録、出口車載器IDが含まれる。
車載器70は、ICカード情報D2と車載器情報を出口路側制御装置20に送信する(BI2)。車載器情報は、車載器IDと車載器固有情報を含む。
入口路側制御装置45は、ICカード情報D2と車載器情報を受信して、ICカード80と車載器70の有効性を確認するとともに、乗継車両であるか確認する(AI2)。乗継車両の確認において、入口路側制御装置45は、受信した車載器IDと出口車載器IDを比較し、同一と判断されればICカード80と車載器70の組み合わせに変更がないと判断し、さらに、出口料金所番号が既定の乗継出口の番号で、かつ、出口通過時刻から所定の時間が経過していなければ乗継車両と判断する。
【0041】
入口路側制御装置45は、中央処理装置30から受信した無効ICカードテーブル、および無効車載器テーブルを参照して車載器70およびICカード80の有効性を確認する場合がある。
【0042】
次に、入口路側制御装置45は、課金情報を作成する(AI3)入口路側制御装置45は、中央処理部30から受信して、または個別に入力された料金テーブル・乗継料金テーブルを記録している。入口路側制御装置45は、乗継車両には乗継料金テーブルを参照して課金情報を作成し、乗継車両以外の車両には料金テーブルを参照して課金情報を作成する。入口路側制御装置45は、車載器固有情報に含まれる車両サイズ区分を参照して課金情報を作成する。
【0043】
入口路側制御装置45は、課金情報を中央処理装置30へ送信する。
【0044】
さらに、入口路側制御装置45は、ICカードおよび車載器書込み情報を車載器70へ送信する(AI4)。ICカードおよび車載器書込み情報は、入口料金所番号、入口通行時刻、課金車種を含む通行履歴、車載器指示情報を含む。車載器指示情報は、通信の成功、不成功などの情報、課金情報を含む。
【0045】
車載器70は、ICカードおよび車載器書込み情報を受信し(BI3)、車載器指示情報のうち必要な情報を表示する。具体的には、通信成功の場合に青いランプを点滅させ、失敗した場合に赤いランプを点滅させる、若しくは課金金額を表示する等である。
【0046】
さらに、車載器70は、ICカードおよび車載器書込み情報の一部であるICカード情報D3を、ICカード80に書き込む(BI4)。ICカード情報D3は入口料金所番号、入口通行時刻、課金車種を含む通行履歴の情報を含む。
【0047】
上記のように、入口課金型有料道路では使用しないICカード80の入口情報記録領域の一部を使用して、乗継出口を通過した時の車載器IDを記録することにより、乗継出口と乗継入口の間の一般道で、乗継で使用したICカード80を他の車両で使用して、通行料を乗継料にする不正を防止することができる。
なお、既存のICカードは入口情報記録領域を具備し、路側設備側(出口路側制御装置側)で、既存の車載器への書込み命令の送信を追加することによりICカード80の入口情報記録領域に書込みが可能で、かつ、車載器等の仕様変更も不要であることから、現システムに与える影響が少ない。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、乗継出口で使用した車載器とIDカードの組み合わせを乗継入口で確認することにより不正を防止する通行料金収受システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、入口課金型有料道路の乗継箇所に設置された通行料金収受システムの概要を示す。
【図2】図2は、車両の乗継の概要を示す。
【図3】図3は、車載器とICカードに記録される情報の概要を示す。
【図4】図4は、乗継出口のでの出口路側制御装置、車載器、ICカードのフローを示す。
【図5】図5は、乗継入口のでの入口路側制御装置、車載器、ICカードのフローを示す。
【符号の説明】
1 第1アンテナ
2 第2アンテナ
5 第1撮像装置
6 第2撮像装置
9 ガントリ
10 中継装置
20 出口路側制御装置
30 中央処理装置
41 入口アンテナ
42 車両検知機
43 ブース
44 遮断機
45 入口路側制御装置
46 ガントリ
50 第1路線
51 乗継出口
52 乗継入口
60 第2路線
61 乗継出口
62 乗継入口
70 車載器
80 ICカード
90 車両

Claims (5)

  1. 第1路線の乗継出口に設置される出口路側装置と、
    第2路線の乗継入口に設置される入口路側装置と、
    を具備し、
    前記出口路側装置は、前記乗継出口を通過する車両に搭載されている車載器と通信して、前記車載器が、前記車載器に取り付けられている取り外し可能な記録媒体に、前記車載器の識別番号と前記乗継出口の情報とを記録する様に通信し、
    前記入口路側装置は、前記乗継入口を通過する車両に搭載されている車載器と通信し、前記記録媒体に記録されている前記車載器の識別番号と前記乗継入口を通行している車両の車載器の識別番号とを比較して一致することを確認し、さらに、前記乗継出口の情報を確認して、前記乗継入口の通行車両が乗継車両であることを判断する、
    通行料金収受システム。
  2. 前記乗継出口の情報は、前記乗継出口の識別番号、および、前記車両が前記乗継出口を通過した時刻を含み、
    前記入口路側装置は、前記記録媒体に記録されている車載器の識別番号と前記乗継入口を通行している車両の車載器の識別番号とが一致し、かつ、前記記録媒体に記録されている前記乗継出口の識別番号が所定の乗継出口を示し、かつ、前記乗継入口の通過時間が前記記録媒体に記録されている前記乗継出口を通過した時刻から所定の時間以内の場合に、前記車両を乗継車両と判断する、
    請求項1に記載された通行料金収受システム。
  3. 前記出口路側装置は、前記車載器に取り付けられている取り外し可能な記録媒体の既存の入口情報を記憶する領域に、前記車載器が当該車載器の識別番号を記録する様に通信する、
    請求項1または2のいずれかに記載された通行料金収受システム。
  4. 前記車載器に取り付けられている取り外し可能な記録媒体は、ICカードであり、前記ICカードは、ICカード識別番号、入口情報、通行履歴を記憶する領域を含む、
    請求項1〜3のいずれかに記載された通行料金収受システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された通行料金収受システムが設置された、
    有料道路。
JP2002263923A 2002-09-10 2002-09-10 通行料金収受システム Withdrawn JP2004102667A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063947A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Toshiba Corp 料金収受システムおよび料金収受方法
WO2012119305A1 (zh) * 2011-03-08 2012-09-13 深圳市金溢科技有限公司 用于在智能交通系统中进行收费认证的系统和方法
CN104751638A (zh) * 2013-12-31 2015-07-01 中国移动通信集团公司 一种车辆监控方法及设备

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