JP2019096093A - 車載通信装置及び料金収受方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載通信装置とICカードとの通信不良による車載通信装置のエラーの発生回数を低減する。【解決手段】車載通信装置1は、路側機6と第1の通信を行う通信部2と、ICカード7と第2の通信を行うインタフェース3と、不揮発性メモリ4と、通信部2を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部5とを有する。処理部5は、ICカード7が記憶する所定の情報を不揮発性メモリ4に記憶し、通信部2を用いた処理の実行中、不揮発性メモリ4に記憶された情報を用い、車載通信装置1の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、不揮発性メモリ4が記憶する情報をICカード7に書き込む。【選択図】図1

Description

本発明は車載通信装置及び料金収受方法に関し、例えば、路側機と通信を行う車載通信装置に関する。
高速道路などの有料道路の料金を自動で収受するシステムであるETC(Electronic Toll Collection System)を利用するため、車両は、路側機と通信するための車載通信装置(車載機)を搭載している。この車載通信装置は、路側機との通信の際、クレジットカード会社などが発行するIC(integrated circuit)カードに記憶された情報を用いる。
ICカードは、一般的に、接触型と非接触型の2種類が存在するが、ETCに用いられるICカードは、接触型である。このため、車両走行時の振動等により、ICカードと車載通信装置との間の接触部において電気的な接触不良を起こすことがある。この場合、ICカードに記憶された情報を読み出すことができず、料金収受処理が正しく行えない、又は、ゲートにおいてレーンに設けられたバーが開かないなどの問題が発生しうる。
このような問題を解決するために、特許文献1は、接点不良が検知された場合にICカードを排出し、再び挿入するローディング機構を備えた車載機について開示している。
特開2009−043161号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車載機においては、ゲートに設けられた路側機との通信の度に、ICカードと車載機との通信が発生する。このため、車両がゲートを通過する度に、接触不良により、車載機にエラーが発生する可能性がある。すなわち、車両がゲートを通過する度に、ICカードと車載機との通信不良が発生するリスクが存在する。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、車載通信装置は、ICカードが記憶する所定の情報を不揮発性メモリに記憶し、通信部を用いた処理の実行中、不揮発性メモリに記憶された情報を用い、車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、不揮発性メモリが記憶する情報をICカードに書き込む。
前記一実施の形態によれば、車載通信装置とICカードとの通信不良による車載通信装置のエラーの発生回数を低減することができる。
実施の形態の概要にかかる車載通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態にかかる車両システムの構成の一例を示すブロック図である。 ETC/DSRC通信機能を実現する、実施の形態1にかかる車載通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる車載通信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる車載通信装置の動作の他の一例を示すフローチャートである。 ETC/DSRC通信機能を実現する、実施の形態2にかかる車載通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 ETC/DSRC通信機能を実現する、実施の形態3にかかる車載通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 各実施の形態に用いることが可能なマイクロコンピュータシステムの一例を示すブロック図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態の概要>
まず、実施の形態の詳細な説明に先立って、実施の形態の概要について説明する。図1は、実施の形態の概要にかかる車載通信装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1では、車載通信装置1だけでなく、車載通信装置1による通信対象である路側機6とICカード7についても図示している。
路側機6は、有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機であり、所定の通信方式に従って、通信エリア内に進入した車両に搭載された車載通信装置1と通信を行う装置である。また、ICカード7は、有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための所定の情報を記憶しているカードである。ICカード7は、例えば、いわゆるETCカードである。
図1に示すように、車載通信装置1は、通信部2と、インタフェース3と、不揮発性メモリ4と、処理部5とを有する。
通信部2は、路側機6と通信を行う構成要素である。また、インタフェース3は、ICカード7と通信を行うインタフェースである。なお、ICカード7は、接触型ICカードであってもよいし、非接触型ICカードであってもよい。したがって、インタフェース3は、接触型ICカードの記憶回路との間で情報の入出力を行うインタフェースであってもよいし、非接触型ICカードの記憶回路との間で情報の入出力を行うインタフェースであってもよい。
処理部5は、通信部2を用いて、料金の収受のための処理(課金処理)を実行する。ここで、処理部5は、予め、料金の収受のための処理の前に、ICカード7が記憶する上述の所定の情報をインタフェース3を介して読み出して、不揮発性メモリ4に記憶する。そして、処理部5は、通信部2を用いた上述の課金処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用いる。
ここで、第1の記憶情報とは、ICカード7から読み出され、不揮発性メモリ4に記憶された上述の所定の情報であり、第2の記憶情報とは、上述の課金処理により取得され、不揮発性メモリ4に記憶された情報である。第2の記憶情報は、例えば、路側機6との通信により取得されたデータである。第2の記憶情報は、第1の記憶情報を更新した情報とも言える。すなわち、処理部5は、ICカード7から読み出され、不揮発性メモリ4に記憶された情報又はこの情報を更新した情報を用いて、料金の収受のための処理を実行する。
また、処理部5は、車載通信装置1の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、インタフェース3を介して、不揮発性メモリ4が記憶する上述の第2の記憶情報をICカード7に書き込む。つまり、車載通信装置1は、路側機6との通信が行われる度にICカード7への情報の書き込みを行うことなく、ICカード7の記憶情報を更新することが可能である。
上述の通り、車載通信装置1では、ICカード7に記憶された情報は、一旦、不揮発性メモリ4に格納される。そして、この不揮発性メモリ4に格納された情報を用いて路側機6との通信が行われる。このため、車載通信装置1は、ICカード7の情報を読み出すことなく、路側機6との通信を行うことが可能である。したがって、路側機6との通信前に車載通信装置1とICカード7との通信不良が車両の走行中の振動などにより発生したとしても、予め不揮発性メモリ4にコピーされた情報により、路側機6と正常に通信することができる。
また、ICカード7の情報は、不揮発性メモリ4にコピーされるため、例えば、有料道路区間内の休憩所などにおいて、車両のキースイッチがオフになり、車載通信装置1の電源が断たれても、ICカード7からコピーされた情報、及び、路側機6との通信により取得された情報を保持し続けることができる。ここで、車両が有料道路への入口の路側機6と通信後、出口の他の路側機6と通信するまでの間に、休憩所への立ち寄りなどのために車両の電源がオフされる状況を考える。一般的に、有料道路の料金を自動で収受するシステムでは、有料道路の入口の路側機6との通信により得られる入口の地点を特定する情報が、有料道路の出口の他の路側機6との通信の際に必要とされる。したがって、入口の地点を特定する情報が揮発性メモリに格納された場合、車両の電源がオフとなると車載通信装置1の電源が断たれ、その情報は消えてしまう。一方、入口の路側機6との通信の直後に、入口の地点を特定する情報をICカード7に書き込んだ場合、車両が入口の路側機6を通過した後に、ICカード7と車載通信装置1との間で通信不良が発生すると、その情報を使った通信を出口の路側機6と行うことができない。これに対し、車載通信装置1においては、入口の路側機6との通信により得られた入口の地点を特定する情報が、第2の記憶情報として、不揮発性メモリ4に記憶される。このため、ICカード7と車載通信装置1との通信が途絶えても、又は、車載通信装置1の電源が一旦断たれても、車載通信装置1は、出口の路側機6と正常な通信を行うことができる。
さらに、車載通信装置1では、処理部5による処理により取得された情報(例えば、入口の地点を特定する情報、出口の地点を特定する情報など)のICカード7への書き込みは、車載通信装置1の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで行われる。すなわち、車載通信装置1は、路側機6との通信が行われる度にICカード7への情報の書き込みを行わなくてもよい。このため、通信不良に起因した、ICカード7への書き込み処理に関するエラーの発生回数を低減できる。
このように、路側機6との通信の際、車載通信装置1は、ICカード7と通信を行わなくてもよい。すなわち、車載通信装置1は、路側機6との通信の度に、ICカード7にアクセスしなくてもよい。このため、車載通信装置1とICカード7との間の通信の不良に起因した車載通信装置1のエラーの発生回数を低減することができる。
<実施の形態1>
次に、実施の形態の詳細について説明する。図2は、実施の形態1にかかる車両システム10の構成の一例を示すブロック図である。車両システム10は、車両20に搭載されるシステムである。車両システム10は、車外通信部100と、ネットワーク制御部200と、HMI(Human Machine Interface)処理部300と、周辺監視処理部400と、自動運転処理部500と、車両制御部600などを含んで構成され、これらはネットワーク制御部200を介してデータやコマンドを授受し、車両20全体を制御する。
車外通信部100は、異なる通信機能を複数有しており、車両20の外部の装置と通信を行う。本実施の形態では、車外通信部100は、LTE(Long Term Evolution)/5G(第5世代移動通信システム)通信機能101と、Wi−Fi/Bluetooth(登録商標)通信機能102と、ETC(Electronic Toll Collection System)/DSRC(Dedicated Short Range Communications)通信機能103と、V2X(Vehicle-to-everything)通信機能104とを有している。
LTE/5G通信機能101は、携帯電話網を用いて通信する機能である。Wi−Fi/Bluetooth通信機能102は、Wi−Fi通信又はBluetooth通信により、車外のホットスポットと通信を行う機能である。なお、Wi−Fi/Bluetooth通信機能102は、車内の機器と通信を行ってもよい。ETC/DSRC通信機能103及びV2X通信機能104は、ITS(Intelligent Transport Systems)のための通信機能である。車両20は、ETC/DSRC通信機能103を用いて、路側機と通信する。また、車両20は、V2X通信機能104を用いて、路側機又は他の車両と通信する。
ネットワーク制御部200は、車外通信部100、HMI処理部300、周辺監視処理部400、自動運転処理部500、及び車両制御部600と通信可能に接続しており、これらの間の情報の送受信を制御する。
HMI処理部300は、車両20の搭乗者に情報を提供するための処理を行う。例えば、HMI処理部300は、車両20の車内に設けられたディスプレイへの表示処理を行う。なお、この表示処理には、ナビゲーション情報や地図情報の表示処理が含まれてもよい。例えば、HMI処理部300は、車外通信部100の通信で取得された情報を表示する処理を行う。
周辺監視処理部400は、ADAS(Advanced driver-assistance systems)の処理を行う。具体的には、周辺監視処理部400は、車両20内に設けられたカメラ又はセンサなどから得られた情報を用いて、車両20の周辺を監視し、監視結果に基づいて所定の処理を実行する。
自動運転処理部500は、車両20の自動運転のための処理を行う。例えば、自動運転処理部500は、所定の経路に沿って車両20が走行するよう制御する。
車両制御部600は、ブレーキ、アクセル、ステアリングなどの車両20の操縦のための構成要素を制御する。
次に、ETC/DSRC通信機能103の詳細について説明する。図3は、ETC/DSRC通信機能103を実現する車載通信装置110の構成の一例を示すブロック図である。なお、車載通信装置110は、図1の車載通信装置1に相当する。
車載通信装置110は、ITSにおける通信を行うための通信装置であり、アンテナ111と、送受信部112と、変復調処理部113と、ITS通信処理部114と、暗号データ格納部115と、暗号処理部116と、アプリ処理部117と、ICカードI/F118とを有する。
アンテナ111は、ETC路側機又はDSRC路側機と通信を行うための電波を送受信するアンテナである。送受信部112は、アンテナ111を用いてETC路側機又はDSRC路側機と通信を行うための送受信回路である。日本では、ETC路側機及びDSRC路側機との通信用に、5.8GHzの電波の使用が規定されている。このため、本実施の形態では、送受信部112は、5GHz帯の信号の送信及び受信を行うよう回路構成されており、送受信部112により5.8GHzの信号の送信及び受信が行われる。
変復調処理部113は、送信信号の変調処理と受信信号の復調処理とを行う回路である。すなわち、変復調処理部113は、送受信部112が送信する信号についての変調処理を行う。また、変復調処理部113は、送受信部112が受信する信号についての復調処理を行う。変復調処理部113は、例えば、変調方式として、ETC路側機との通信の場合、ASK(Amplitude Shift Keying)を用い、DSRC路側機との通信の場合、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を用いる。ここで、ETC路側機は、ETC専用の路側機であり、高速道路などの有料道路のゲートに設置され、有料道路に対する車両の進入及び退出時の課金処理に必要な通信を車載通信装置110との間で実施する。また、DSRC路側機は、高速道路や一般道における渋滞情報などの種々の情報を車両に提供するための路側機であるが、ETC機能を備えていてもよい。すなわち、DSRC路側機が、高速道路などの有料道路のゲートに設置され、有料道路に対する車両の進入及び退出時の課金処理に必要な通信を車載通信装置110との間で実施することもある。本実施の形態では、ETCにおける路側機と車載通信装置110との通信に着目しているため、以下の説明では、特段の言及がない場合、路側機は、ETC機能を備えた路側機を指すものとする。つまり、以下の説明において、路側機は、ETC路側機であってもよいし、ETC機能を備えたDSRC路側機であってもよい。
ITS通信処理部114は、所定の通信プロトコルにしたがった処理を行う。すなわち、ITS通信処理部114は、ETC路側機との通信を行う場合、ETC路側機との通信のための所定の通信プロトコルにしたがって処理を行い、DSRC路側機との通信を行う場合、DSRC路側機との通信のための所定の通信プロトコルにしたがって処理を行う。変復調処理部113は、ITS通信処理部114が出力した信号に対し変調処理を行う。また、ITS通信処理部114は、変復調処理部113により復調された信号に対し、処理を行う。
なお、アンテナ111、送受信部112、変復調処理部113、及びITS通信処理部114は、図1の通信部2に相当し、路側機と通信を行う。
暗号処理部116は、データに対し所定の暗号処理を行う暗号処理エンジン(暗号演算回路)である。例えば、暗号処理部116は、ICカード150から読み出されたデータに対し、所定の暗号処理を行い、当該データを暗号化したデータを生成する。また、暗号データ格納部115は、セキュアなデータを格納する記憶部であり、例えば暗号処理部116により暗号化されたデータを記憶する。暗号データ格納部115は、不揮発性メモリにより構成されている。なお、不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリが挙げられるが、これに限られない。また、暗号データ格納部115は、セキュリティ上の耐タンパ性が確保された不揮発性メモリである。なお、耐タンパ性が確保された不揮発性メモリは、例えば、マイクロコンピュータ又はSOC(System-on-a-chip)に一般的に内蔵されているSAM(Secure Application Module)システムであってもよい。なお、暗号データ格納部115は、図1の不揮発性メモリ4に相当する。
ICカードI/F118は、ICカード150に格納されたデータを読み取るためのインタフェースである。本実施の形態では、ICカード150は、接触型ICカードである。このため、ICカードI/F118は、ICカード150と電気的に接続し、接触型のICカード150と通信を行うインタフェースである。なお、ICカードI/F118は、図1のインタフェース3に相当する。
ICカード150は、ETC、すなわち有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための個人情報などの所定の情報(以下、ICカード情報と称す)を記憶している。ICカード150は、いわゆるETCカードである。ICカードI/F118は、ICカード150が記憶する情報の読み出し、及びICカード150への情報の書き込みを行う。
アプリ処理部117は、アプリケーションソフトウェアにしたがった種々の処理を行う。例えば、アプリ処理部117は、ネットワーク制御部200を介して車内の他の構成要素から受信した情報に対し、所定の処理を行ってもよい。また、例えば、アプリ処理部117は、路側機との通信のための認証処理を行う。例えば、アプリ処理部117は、暗号データ格納部115に予め記憶された認証情報を用いて、ICカード150及び路側機の認証処理を行う。アプリ処理部117は、認証に成功した場合に、ICカード150又は路側機と通信を行う。
また、アプリ処理部117は、図1の処理部5に相当し、路側機との通信を伴う、料金の収受のための所定の処理(以下、課金処理と称す)を実行する。ここで、アプリ処理部117は、課金処理に先立って、ICカード情報を暗号データ格納部115にコピーする。具体的には、アプリ処理部117は、課金処理の前に、ICカード150が記憶するICカード情報をICカードI/F118を介して読み出す。例えば、アプリ処理部117は、車載通信装置110の電源がオンになると、ICカード情報をICカード150から読み出す。次に、アプリ処理部117は、暗号処理部116を用いて、読み出したICカード情報を暗号化する。そして、アプリ処理部117は、暗号化されたICカード情報を暗号データ格納部115に記憶する。なお、アプリ処理部117は、電源がオンになった時だけでなく、電源がオンの状態でICカード150が車載通信装置110に挿入された時に、ICカード情報の読み出し及び暗号データ格納部115への格納を行ってもよい。また、ICカード150からのICカード情報が、不揮発性メモリである暗号データ格納部115に記憶される際、RAM(Random Access Memory)などの任意の揮発性メモリを介して処理が行われてもよい。
アプリ処理部117は、課金処理の実行の際、ICカード150から読み出され暗号データ格納部115に記憶されたICカード情報、又は、アプリ処理部117による課金処理により取得され暗号データ格納部115に記憶された情報を用いて、路側機との通信を行う。なお、アプリ処理部117による課金処理により取得された情報は、例えば、車両が有料道路の入口のゲートを通過した際に、当該ゲートに設けられた路側機と通信して取得した入口情報であってもよい。なお、入口情報とは、入口の地点を特定する情報である。アプリ処理部117は、有料道路の入口のゲートを車両20が通過する際の課金処理として、例えば、暗号データ格納部115に格納されたICカード情報の路側機への送信、及び、路側機からの入口情報の取得を行う。アプリ処理部117は、課金処理により取得された情報(例えば、入口情報)を暗号処理部116により暗号化した上で、暗号データ格納部115に格納する。また、アプリ処理部117は、有料道路の出口のゲートを車両20が通過する際の課金処理として、例えば、暗号データ格納部115に格納されたICカード情報、及び、暗号データ格納部115に格納された入口情報の路側機への送信、並びに、路側機からの出口情報の取得を行う。なお、出口情報とは、出口の地点を特定する情報である。
また、アプリ処理部117は、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、暗号データ格納部115が記憶する情報をICカードI/F118を介してICカード150に書き込む。なお、ICカードI/F118に書き込まれる情報は、具体的には、アプリ処理部117による課金処理により取得された情報(例えば、入口情報及び出口情報など)である。ETCカードには、入口情報及び出口情報などを含む利用履歴が記録されるのが一般的である。本実施の形態では、アプリ処理部117によって、暗号データ格納部115が記憶する情報がICカード150に書き込まれるため、このような利用履歴をICカード150に記録することも可能である。
なお、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時、暗号データ格納部115が記憶する情報をICカード150に書き込むことは、次のような理由から好ましい。
車載通信装置110の電源がオフになる前に、走行中の振動などによりICカード150とICカードI/F118との間で接触不良が発生したとする。この場合、車載通信装置110の電源がオフになるタイミングで、ICカード150への書き込みを行おうとしても、接触不良のため書き込みが行えない。ところで、ユーザは、車載通信装置110から報知された書き込みエラーによって、ICカード150の抜き差しを行うかもしれない。あるいは、駐車した車両を離れる際にICカード150の盗難を防ぐために抜き取って再度乗車する際にICカード150を車載通信装置110に挿入するかもしれない。このため、車載通信装置110の電源がオフの状態では、電源がオンの場合に比べ、ICカード150の抜き差しが行われる可能性が高い。すなわち、車載通信装置110の電源がオフからオンに切り替わる前、すなわち、車載通信装置110の電源がオフの状態では、ユーザによりICカード150の車載通信装置110への抜き差しが行われている可能性がある。そして、ICカード150の車載通信装置110への再挿入が行われることにより、接触不良が解消する可能性がある。よって、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時に、暗号データ格納部115が記憶する情報をICカード150に書き込むことで、より確実に書き込みを行うことができる。
なお、アプリ処理部117は、ICカード150が車載通信装置110に挿入された状態で電源がオンになった時だけでなく、電源がオンの状態でICカード150が車載通信装置110に挿入された時に、暗号データ格納部115が記憶する情報をICカード150に書き込んでもよい。
ITS通信処理部114及びアプリ処理部117は、ソフトウェアプログラムにより実装されてもよい。例えば、車載通信装置110がプロセッサ及びメモリを備えており、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することにより、ITS通信処理部114及びアプリ処理部117の上述の処理を行ってもよい。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、ITS通信処理部114及びアプリ処理部117は、ハードウェア回路により、上述の処理を実行してもよいし、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせた構成により、上述の処理を実行してもよい。
次に、車載通信装置110の動作について説明する。図4は、車載通信装置110の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートに沿って、車載通信装置110の動作を説明する。
車載通信装置110の電源がオンされると、ステップ100(S100)において、車載通信装置110の初期設定が行われる。なお、本説明では、車載通信装置110にICカード150が挿入されている前提で車載通信装置110の動作について説明するが、車載通信装置110は、ICカード150が車載通信装置110に未挿入である場合、ユーザに対して未挿入であることを音声やアラームを用いて通知してもよい。
次に、ステップ101(S101)において、アプリ処理部117は、ICカード150が記憶するICカード情報を読み出す。
次に、ステップ102(S102)において、アプリ処理部117は、暗号処理部116を用いて、読み出したICカード情報を暗号化する。
そして、ステップ103(S103)において、アプリ処理部117は、暗号化済みICカード情報を、暗号データ格納部115に格納する。
次に、ステップ104(S104)において、ITS通信処理部114は、路側機との通信の有無を監視する。車載通信装置110と路側機との通信が発生した場合、処理は、ステップ105へ移行し、車載通信装置110と路側機との通信が発生していない場合、処理は、ステップ109へ移行する。
ステップ105(S105)において、アプリ処理部117は、暗号データ格納部115から暗号化済みICカード情報を読出し、暗号処理部116で復号化する。
次に、ステップ106(S106)において、アプリ処理部117は、ステップ105で得られたICカード情報を用いて、所定の課金処理を行う。これにより、例えば、路側機に送信するデータが生成される。
次に、ステップ107(S107)において、アプリ処理部117は、ITS通信処理部114などを用いて、路側機との通信処理を行う。通信処理が終了するまで、本ステップが続けられ(ステップ108でNo)、通信処理が完了すると、処理は、ステップ104に戻る(ステップ108でYes)。
なお、ステップ107では、車載通信装置110は、路側機から情報を受信してもよい。この場合、ステップ107において、例えば、アプリ処理部117は、路側機から受信した情報を、入口情報又は出口情報として、暗号データ格納部115に格納してもよい。すなわち、アプリ処理部117は、暗号データ格納部115が記憶する情報を更新してもよい。以下、ICカード情報以外に新たに暗号データ格納部115に格納された情報を更新情報と称す。暗号データ格納部115への更新情報の格納の前には、暗号処理部116による暗号化が行われる。このように、ICカード情報及び更新情報は、暗号処理部116により暗号化され、暗号データ格納部115に格納されている。このため、これらの情報の秘匿性を維持することができる。
ICカード情報以外に更新情報が暗号データ格納部115に格納されている場合は、アプリ処理部117は、更新情報についての読み出し(ステップ105)、及び、送信データの生成(ステップ106)を行ってもよい。これにより、例えば、車載通信装置110は、有料道路の出口の路側機に対し、暗号データ格納部115に記憶されている入口情報を送信してもよい。
一方、ステップ109(S109)では、アプリ処理部117は、車載通信装置110を搭載する車両のキースイッチがオフとなったか否かを判定する。なお、キースイッチがオフとなったか否かは、例えば、キースイッチがオフとなったことを示す情報を、車両制御部600からネットワーク制御部200を介してアプリ処理部117が取得することにより、判定可能である。なお、本実施の形態では、車載通信装置110の電源は、車両のキースイッチがオフとなっても直ちにオフとならないよう構成されている。例えば、車載通信装置110は、車両に搭載されたバッテリからの給電を、車載通信装置110に設けられた電源制御回路(図示せず)により、キースイッチとは独立に制御する。車両のキースイッチがオフでない場合(ステップ109でNo)、処理はステップ104に戻る。これに対し、車両のキースイッチがオフである場合(ステップ109でYes)、処理はステップ110へ移行する。
ステップ110(S110)では、アプリ処理部117は、暗号データ格納部115における更新情報をICカード150へ書き込む。
次に、ステップ111(S111)において、アプリ処理部117は、暗号データ格納部115に格納されている情報を消去する。すなわち、アプリ処理部117は、更新情報をICカード150に書き込んだ後、暗号データ格納部115が記憶するICカード情報及び更新情報を消去する。これにより、暗号データ格納部115に格納されたICカード情報及び更新情報は消去される。したがって、これらの情報が車載通信装置110から盗み取られることを防ぐことができる。アプリ処理部117は、暗号データ格納部115の消去が完了すると、車載通信装置110の電源をオフにするよう制御する。
上記フローチャートでは、暗号データ格納部115が有する更新情報のICカード150への書き込みが、車載通信装置110の電源オフのタイミングで行われる場合の例を示したが、上述の通り、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時にICカード150への書き込みが行われてもよい。図5は、車載通信装置110の動作の他の一例を示すフローチャートである。図5に示したフローチャートは、ICカード150への書き込みが行われるタイミングが図4に示したフローチャートと異なるものの、他のフローについては同様である。すなわち、図5に示したフローチャートでは、図4のフローチャートのステップ110の代わりに、ステップ120が、車載通信装置110の電源がオンになった直後(例えば、ステップ100の直後)に追加されている。ステップ120では、図4のステップ110と同様、暗号データ格納部115が有する更新情報のICカード150への書き込みが行われる。すなわち、ステップ120では、車載通信装置110が前回起動していた時までに、暗号データ格納部115に格納されていた更新情報がICカード150に書き込まれる。
なお、ICカード150への書き込みは、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時及びオフに切り替わった時の両方のタイミングで行われてもよい。また、ICカード150への書き込みは、さらに、車載通信装置110の電源がオンの状態において、ICカード150の挿入が行われた時に行われてもよい。
また、図4及び図5に示したフローチャートでは、車載通信装置110の電源がオンになったタイミングで、不揮発性メモリである暗号データ格納部115にICカード情報が格納されたが、不揮発性メモリへの情報の格納は他のタイミングで行われてもよい。例えば、車載通信装置110の電源がオンになったタイミングでは、RAMなどの揮発性メモリにICカード情報を格納し、その後、ICカード150と車載通信装置110との通信不良が発生したタイミングで、揮発性メモリに記憶されたICカード情報及び更新情報を不揮発性メモリへと格納してもよい。つまり、ICカード150と車載通信装置110の通信不良時に不揮発性メモリの情報を用いた課金処理が行われ、通信不良が発生していない場合には、ICカード150の記憶する情報又はICカード150から揮発性メモリにコピーされた情報を用いて課金処理が行われてもよい。なお、図4及び図5に示したフローチャートに示すように、路側機との通信の実行タイミングでは、ICカード150のアクセスが行われないように車載通信装置110が動作してもよい。言い換えると、車載通信装置110の電源がオンに切り替わったタイミング、オフに切り替わったタイミング、及び、ICカード150が挿入されたタイミング以外では、ICカード150へのアクセスを行わないように車載通信装置110が制御してもよい。
また、図4及び図5に示したフローチャートでは、書き込み先のICカード150が書き込み先のICカードとして適切であるか否かを確認せずに書き込み処理が行われるが、書き込み処理の前に、書き込み先のICカードが適切であるか否かの確認が行われてもよい。例えば、アプリ処理部117は、ICカード情報の読み出し元のICカード150と、更新情報の書き込み先のICカード150とが一致する場合に、更新情報のICカード150への書き込み処理を実行してもよい。なお、この場合、アプリ処理部117は、例えばICカード150のID(識別情報)により、ICカード150の一致を判定してもよい。このような構成によれば、別のICカード150に情報が書き込まれることを抑制することができる。
また、アプリ処理部117は、ICカード情報又は更新情報の暗号データ格納部115への書き込みからの経過時間が予め定められた時間未満である場合に、更新情報のICカード150への書き込み処理を実行してもよい。すなわち、アプリ処理部117は、当該経過時間が、車載通信装置110の一般的な利用態様において通常想定される経過時間を超えている場合には、書き込みを行わないようにしてもよい。このようにすることで、不正な書き込み先に情報を書き込むことを抑制することができる。
以上、実施の形態1の詳細について説明した。車載通信装置110では、ICカード150に記憶されているICカード情報及び路側機との通信により生成される更新情報は、暗号データ格納部115に格納される。暗号データ格納部115は不揮発性メモリであるため、車載通信装置110の電源がオフとなってもICカード情報及び更新情報を保持し続けることができる。このため、車載通信装置110の電源が、一旦オフになったとしても、この暗号データ格納部115に格納された情報を用いた路側機との通信が可能である。このため、車載通信装置110は、路側機との通信の際、ICカード150の情報を読み出すことなく、路側機と通信を行うことが可能である。したがって、車両の走行中の振動などにより、路側機との通信前に車載通信装置110とICカード150との通信不良が発生したとしても、暗号データ格納部115の情報により、路側機と正常に通信することができる。つまり、ICカード150と車載通信装置110との間の通信不良に起因した、課金処理に関するエラーの発生回数を低減できる。なお、ICカード150からの情報の読み出しに比べ、車載通信装置110内のメモリである暗号データ格納部115からの情報の読み出しに必要な電力は一般的に小さく、また、読み出しに要する時間も短い。したがって、暗号データ格納部115の情報を用いることにより、省電力化及びアクセス性能の向上の効果もある。
また、車載通信装置110では、更新情報のICカード150への書き込みは、車載通信装置110の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで行われる。すなわち、車載通信装置110は、路側機との通信が行われる度にICカード150への情報の書き込みを行わなくてもよい。このため、通信不良に起因した、ICカード150への書き込み処理に関するエラーの発生回数を低減できる。
このように、路側機との通信の際、車載通信装置110は、ICカード150と通信を行わなくてもよい。すなわち、車載通信装置110は、路側機との通信の度に、ICカード150にアクセスしなくてもよい。これにより、車載通信装置110とICカード150との間の通信の不良に起因した車載通信装置110のエラーの発生回数を低減することができる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、接触型ICカードが利用される車載通信装置110について説明した。本実施の形態では、非接触型ICカードが利用される車載通信装置120について説明する。車載通信装置120は、ETC/DSRC通信機能103の構成が実施の形態1にかかる車載通信装置110と異なる。図6は、ETC/DSRC通信機能103を実現する実施の形態2にかかる車載通信装置120の構成の一例を示すブロック図である。図6に示されるように、車載通信装置120は、ICカードI/F118がNFC送受信I/F121に置き換わっている点で、車載通信装置110と異なる。
NFC送受信I/F121は、ICカード151との間で、NFC(Near Field Communication)による非接触通信を行うインタフェースである。ここで、ICカード151は、非接触型ICカードであり、上述の接触型のICカード150と同様の情報を記憶するカードである。すなわち、本実施の形態では、車載通信装置120は、非接触型のICカード151と無線通信を行ってデータの送受信を行う。なお、NFC送受信I/F121は、図1のインタフェース3に相当する。
実施の形態2にかかる車載通信装置120は、実施の形態1にかかる車載通信装置110と同様の処理を行う。すなわち、実施の形態1におけるICカードI/F118がNFC送受信I/F121に置き換わり、ICカード150がICカード151に置き換わる点を除き、実施の形態2は実施の形態1と同様である。
実施の形態2では、非接触通信が可能である。このため、接触不良によるICカードと車載通信装置との通信不良が発生しない。また、実施の形態2では、仮に、他の要因によりICカード151と車載通信装置120との間に通信不良が発生したとしても、実施の形態1と同様の処理が行われるため、車載通信装置120とICカード151との間の通信の不良に起因した車載通信装置120のエラーの発生回数を低減することができる。なお、NFC送受信I/F121として、NFC無線通信用のアンテナが必要となるが、基板上のパターンアンテナにより実現できるため、接触型ICカードが利用される場合に比べて、コストの上昇を抑制できる。一方で、接触型ICカードとのコネクタが不要となるため、その分、コストを低減できる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1及び実施の形態2では、ICカードからICカード情報を直接読み出した。本実施の形態では、ICカードからICカード情報を直接読み出すのではなく、インターネット上のクラウドなどのサーバに置かれたICカード情報を、車外通信部100の通信機能(LTE/5G通信機能101又はWi−Fi/Bluetooth通信機能102)を介して取得する車載通信装置130について説明する。
図7は、ETC/DSRC通信機能103を実現する実施の形態3にかかる車載通信装置130の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、車載通信装置130は、アプリ処理部117がアプリ処理部131に置き換わった点で、実施の形態1にかかる車載通信装置110と異なる。なお、本実施の形態では、上述の通り、ICカードとの通信を行う必要がないため、ICカードI/F118及びNFC送受信I/F121は不要である。
アプリ処理部131は、上述のアプリ処理部117の処理に加え、ネットワーク制御部200及び車外通信部100を介して、サーバ160との間で情報の送受信を行う点で、アプリ処理部117と異なっている。サーバ160は、ICカード情報、すなわち、有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための個人情報などの所定の情報を記憶する。サーバ160は、インターネット161に接続されており、車外通信部100におけるLTE/5G通信機能101又はWi−Fi/Bluetooth通信機能102によりアクセス可能である。ネットワーク制御部200は、サーバ160から受信した情報を車載通信装置130に出力するよう制御する。これにより、アプリ処理部131は、ICカード情報をサーバ160から取得することができる。つまり、本実施の形態では、車載通信装置130が用いるICカード情報は、ICカードから直接読み出された情報ではなく、サーバ160から読み出された情報である。また、ネットワーク制御部200は、アプリ処理部131からの情報を、車外通信部100を用いてサーバ160に送信するよう制御する。これにより、更新情報をサーバ160に送信することができる。なお、その他のアプリ処理部131の処理は、アプリ処理部117と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態3では、アプリ処理部131は、車載通信装置130の電源がオンになると、所定の情報を記憶しているサーバ160から、インターネット161を介してこの情報を取得して、暗号データ格納部115に記憶する。そして、アプリ処理部131は、車載通信装置130の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、暗号データ格納部115が記憶する更新情報をインターネット161を介してサーバ160に書き込む。このように、実施の形態3では、ICカードに直接アクセスする必要がない。このため、接触不良によるICカードと車載通信装置との通信不良が発生しない。また、実施の形態3では、仮に、何らかの要因によりサーバ160と車載通信装置130との間に通信不良が発生したとしても、実施の形態1と同様の処理が行われるため、サーバ160と車載通信装置130との間の通信の不良に起因した車載通信装置130のエラーの発生回数を低減することができる。
以上、各実施の形態について説明した。最後に、上記実施の形態に用いることが可能なマイクロコンピュータシステムの一例を示す。図8は、各実施の形態に用いることが可能なマイクロコンピュータシステム140の一例を示すブロック図である。マイクロコンピュータシステム140は、例えば1チップで構成可能である。図8に示すように、マイクロコンピュータシステム140は、送受信部141と、変復調処理部113と、CPU142と、暗号処理部116と、プログラム格納用不揮発性メモリ143と、暗号データ格納部115と、プログラム処理用ワークメモリ144と、ICカードI/F118と、NFC送受信I/F121と、ネットワークI/F145と、周辺機能部146と、クロック発生器147を有する。
送受信部141には、マイクロコンピュータシステム140に外付けされる外付け無線通信回路171が接続される。外付け無線通信回路171は、アンテナ111を用いて無線通信を行う回路である。送受信部141及び外付け無線通信回路171は、図3、6、及び7における送受信部112に対応している。また、プログラム格納用不揮発性メモリ143は、上述したITS通信処理部114及びアプリ処理部117の処理を行うためのプログラムなどを格納する不揮発性メモリである。CPU142がこれらのプログラムを実行することにより、ITS通信処理部114及びアプリ処理部117の処理が実行される。プログラム処理用ワークメモリ144は、ITS通信処理部114及びアプリ処理部117の処理の際に用いられるRAMなどの揮発性メモリである。ネットワークI/F145は、車載通信装置110、120、130とネットワーク制御部200とを接続するためのインタフェースである。周辺機能部146は、車載通信装置110、120、130に設けられた周辺機器(例えば、LED(light emitting diode)表示部172、スイッチ173、及びスピーカ174など)を制御する回路である。クロック発生器147は、マイクロコンピュータシステム140の各構成要素にクロックを供給する回路である。
なお、図8に示した構成では、マイクロコンピュータシステム140は、ICカードI/F118及びNFC送受信I/F121の両方を備えているが、いずれか一方のみを備えてもよい。すなわち、接触型のICカード150が用いられる場合、マイクロコンピュータシステム140は、NFC送受信I/F121を備えていなくてもよい。同様に、非接触型のICカード151が用いられる場合、マイクロコンピュータシステム140は、ICカードI/F118を備えていなくてもよい。また、実施の形態3のように、ICカードへのアクセスが行われない場合には、マイクロコンピュータシステム140は、ICカードI/F118及びNFC送受信I/F121を備えなくてもよい。
上記実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
車載通信装置であって、
有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と第1の通信を行う通信部と、
前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているIC(integrated circuit)カードと第2の通信を行うインタフェースと、
不揮発性メモリと、
前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
を有し、
前記処理部は、
前記ICカードが記憶する前記所定の情報を前記インタフェースを介して読み出して、前記不揮発性メモリに記憶し、
前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記ICカードから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
車載通信装置。
(付記2)
前記処理部は、前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時に、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込む
付記1に記載の車載通信装置。
(付記3)
前記処理部は、前記第2の記憶情報を前記ICカードに書き込み後、前記不揮発性メモリが記憶する前記第1の記憶情報及び前記第2の記憶情報を消去する
付記1に記載の車載通信装置。
(付記4)
データを暗号化する暗号処理部をさらに有し、
前記第1の記憶情報及び前記第2の記憶情報は、前記暗号処理部により暗号化されている
付記1に記載の車載通信装置。
(付記5)
前記ICカードが接触型ICカードである
付記1に記載の車載通信装置。
(付記6)
前記ICカードが非接触型ICカードである
付記1に記載の車載通信装置。
(付記7)
前記処理部は、前記所定の情報の読み出し元の前記ICカードと、前記第2の記憶情報の書き込み先の前記ICカードとが一致する場合に、前記第2の記憶情報の前記ICカードへの書き込みを実行する
付記1に記載の車載通信装置。
(付記8)
前記処理部は、前記第1の記憶情報又は前記第2の記憶情報の前記不揮発性メモリへの書き込みからの経過時間が予め定められた時間未満である場合に、前記第2の記憶情報の前記ICカードへの書き込みを実行する
付記1に記載の車載通信装置。
(付記9)
車載通信装置であって、
有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と通信を行う通信部と、
不揮発性メモリと、
前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
を有し、
前記処理部は、
前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているサーバから、該情報を、インターネットを介して取得して、前記不揮発性メモリに記憶し、
前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インターネットを介して前記サーバに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記サーバから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
車載通信装置。
(付記10)
有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための所定の情報を記憶しているIC(integrated circuit)カードが記憶する前記所定の情報を、前記ICカードと通信するためのインタフェースを介して読み出し、
読み出した前記所定の情報を不揮発性メモリに記憶し、
前記システムの路側機との通信を伴う料金の収受のための処理の実行の際、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記ICカードから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
料金収受方法。
(付記11)
有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための所定の情報を記憶しているサーバから、該情報を、インターネットを介して取得し、
取得した前記所定の情報を不揮発性メモリに記憶し、
前記システムの路側機との通信を伴う料金の収受のための処理の実行の際、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インターネットを介して前記サーバに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記サーバから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
料金収受方法。
(付記12)
通信装置を搭載し、
前記通信装置は、
有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と第1の通信を行う通信部と、
前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているIC(integrated circuit)カードと第2の通信を行うインタフェースと、
不揮発性メモリと、
前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
を有し、
前記処理部は、
前記ICカードが記憶する前記所定の情報を前記インタフェースを介して読み出して、前記不揮発性メモリに記憶し、
前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
前記通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記ICカードから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
車両。
(付記13)
通信装置を搭載し、
前記通信装置は、
有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と通信を行う通信部と、
不揮発性メモリと、
前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
を有し、
前記処理部は、
前記通信装置の電源がオンになると、前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているサーバから、該情報を、インターネットを介して取得して、前記不揮発性メモリに記憶し、
前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
前記通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インターネットを介して前記サーバに書き込み、
前記第1の記憶情報は、前記サーバから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
車両。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1、110、120、130 車載通信装置
2 通信部
3 インタフェース
4 不揮発性メモリ
5 処理部
6 路側機
7、150、151 ICカード
10 車両システム
20 車両
100 車外通信部
113 変復調処理部
114 ITS通信処理部
115 暗号データ格納部
116 暗号処理部
117、131 アプリ処理部
118 ICカードI/F
121 NFC送受信I/F
140 マイクロコンピュータシステム
160 サーバ
161 インターネット
200 ネットワーク制御部

Claims (10)

  1. 車載通信装置であって、
    有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と第1の通信を行う通信部と、
    前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているIC(integrated circuit)カードと第2の通信を行うインタフェースと、
    不揮発性メモリと、
    前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
    を有し、
    前記処理部は、
    前記ICカードが記憶する前記所定の情報を前記インタフェースを介して読み出して、前記不揮発性メモリに記憶し、
    前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
    前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込み、
    前記第1の記憶情報は、前記ICカードから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
    前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
    車載通信装置。
  2. 前記処理部は、前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時に、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込む
    請求項1に記載の車載通信装置。
  3. 前記処理部は、前記第2の記憶情報を前記ICカードに書き込み後、前記不揮発性メモリが記憶する前記第1の記憶情報及び前記第2の記憶情報を消去する
    請求項1に記載の車載通信装置。
  4. データを暗号化する暗号処理部をさらに有し、
    前記第1の記憶情報及び前記第2の記憶情報は、前記暗号処理部により暗号化されている
    請求項1に記載の車載通信装置。
  5. 前記ICカードが接触型ICカードである
    請求項1に記載の車載通信装置。
  6. 前記ICカードが非接触型ICカードである
    請求項1に記載の車載通信装置。
  7. 前記処理部は、前記所定の情報の読み出し元の前記ICカードと、前記第2の記憶情報の書き込み先の前記ICカードとが一致する場合に、前記第2の記憶情報の前記ICカードへの書き込みを実行する
    請求項1に記載の車載通信装置。
  8. 前記処理部は、前記第1の記憶情報又は前記第2の記憶情報の前記不揮発性メモリへの書き込みからの経過時間が予め定められた時間未満である場合に、前記第2の記憶情報の前記ICカードへの書き込みを実行する
    請求項1に記載の車載通信装置。
  9. 車載通信装置であって、
    有料道路の料金を自動で収受するシステムの路側機と通信を行う通信部と、
    不揮発性メモリと、
    前記通信部を用いて、料金の収受のための処理を実行する処理部と
    を有し、
    前記処理部は、
    前記システムを利用するための所定の情報を記憶しているサーバから、該情報を、インターネットを介して取得して、前記不揮発性メモリに記憶し、
    前記通信部を用いた前記処理の実行中、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
    前記車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インターネットを介して前記サーバに書き込み、
    前記第1の記憶情報は、前記サーバから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
    前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
    車載通信装置。
  10. 有料道路の料金を自動で収受するシステムを利用するための所定の情報を記憶しているIC(integrated circuit)カードが記憶する前記所定の情報を、前記ICカードと通信するためのインタフェースを介して読み出し、
    読み出した前記所定の情報を不揮発性メモリに記憶し、
    前記システムの路側機との通信を伴う料金の収受のための処理の実行の際、第1の記憶情報又は第2の記憶情報を用い、
    車載通信装置の電源がオンに切り替わった時又はオフに切り替わった時の少なくともいずれか一方のタイミングで、前記不揮発性メモリが記憶する前記第2の記憶情報を前記インタフェースを介して前記ICカードに書き込み、
    前記第1の記憶情報は、前記ICカードから読み出され、前記不揮発性メモリに記憶された前記所定の情報であり、
    前記第2の記憶情報は、前記処理により取得され、前記不揮発性メモリに記憶された情報である
    料金収受方法。
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