JP5044205B2 - 車載器及び路車間通信システム - Google Patents

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Description

例えばETCシステム(Electronic Toll Collection System:自動料金収受システム)において使用される車載器等に関し、特に車載器に装着されたICカードが対応するアプリケーションに応じたメッセージをユーザに報知するための技術に関する。
従来、日本国内のETCシステムは、例えば有料道路の料金所等の路上に設置された路上機と、この路上機との双方向無線通信により料金収受を行うETC用の車載器と、料金の決済をするための料金決済用情報が記憶されたICカードとから構成されている。
ETCシステムでは、ETCによる料金の決済に必要な情報が記録されたICカードを、予め車両情報が登録された車載器に装着して用いる。車載器にICカードが装着された状態で車両が有料道路の出口料金所あるいは入口料金所に差し掛かったときに、料金所に設置された路上機が無線通信を介して車載器及びICカードの情報を読み出し、その車両に対する通行料金の決済を自動的に行うものである。これにより、料金所において車両が一旦停止して通行料金の支払いしていた従来の課金処理に替わり、車両が停止せずに自動的に料金の支払いができるようになる。
ETCによる決済機能を有するICカードは、一般にETCカードと呼ばれている。前述したように、ETCによる決済処理に必要な情報はこのETCカードに記憶されているため、ユーザがETCカードを車載器に装着しないまま料金所のETC専用ゲートに進入しても、路上機側が料金決済に必要な情報を取得することができない。このような場合、車両が進入してきてもETC専用ゲートの開閉バーは開かないため、車両はETC専用ゲートを通過することができない。
このような事態を未然に防ぐために、特許文献1に記載のように、車載器とナビゲーション装置とが連携して料金所の手前でETCカードの装着忘れを警告する手法が知られている。また、特許文献2に記載のように、ETCカードが装着されていない状態で一定速度以上の状態が所定時間以上継続した場合にETCカードの装着忘れを警告する手法も知られている。しかしながら、一般に普及している車載器が全てこのような機能を備えているわけではないため、これらの手法は全てのユーザに対して有効ではない。
したがって、実際には、料金所に設置されている決済用の路上機と同様の無線通信機能を利用した「予告アンテナ」や「カード未挿入お知らせアンテナ(以下「お知らせアンテナ」と表記する)」などと呼ばれる予告用の路上機が普及している。「予告アンテナ」及び「お知らせアンテナ」は、決済用の路上機よりも進行方向手前に設置され、ETC専用ゲートの利用可否を案内したり、ETCカードの装着忘れに対する注意喚起をするためのものである。これらの予告用の路上機は、車載器との無線通信によって取得した情報に基づき、ETCによる決済に必要な情報が存在するか否か、つまりETCカードが正しく装着されているかを判断し、判断の結果に基づいてETCの利用可否やETCカードの装着の有無に関する指示情報を車載器に対して送信する。
一方、ETC以外の決済機能を有するいわゆるクレジットカードについても、従来の磁気カードに替わってICチップを搭載したICカードが普及してきている。このクレジット決済機能を内蔵したICカードをクレジット決済に対応した車載器に装着し、車載器と外部機器との無線通信を利用してICカードの認証及び決済処理を行うことで、駐車場等の各種利用料金のクレジット決済を行うサービスも開始されつつある。
さらに、この種のICカードの中には、ETCの決済機能と、ETC以外の例えば前記クレジット決済機能とを共に内蔵した、いわゆる多機能ICカードが存在する。このような多機能ICカードの普及により、ユーザが保有しなければならないカード枚数を減らすと共に、カード会社が発行するカード枚数を減らすことができると期待されている。
また、これらETC機能やクレジット機能を含む複数のアプリケーションに対応可能な車載器もある。例えば、特許文献3に開示されているように、装着された複数のICカードに対応するアプリケーションを識別し、アプリケーションに応じて動作を切り替えることにより、ICカードの入れ替えを行うことなく複数のアプリケーションに対応するための技術が案出されている。このような技術によって、ETCによる決済及びクレジット決済の両方に対応した車載器と多機能ICカードによる決済サービスが開始されつつある。
特許第3214238号公報 特開2005−85096号公報 特開2001−216543号公報
しかしながら、クレジット機能を内蔵したICカードや多機能ICカード、複数のアプリケーションに対応した車載器の普及等により、ICカードの利用方法が多様になると、車載器へICカードを装着するのを忘れるといった問題の他に、利用しようとするサービスに対応していないICカードをユーザが誤って車載器に装着してしまう可能性がある。
例えば、ETCによる決済及びクレジット決済の両方に対応した車載器に、ETC機能を持たないクレジット決済用のICカードが装着されている場合、当然ながらETCを利用することはできない。しかし、ユーザはそのICカードでETCを利用できると誤認している可能性もある。このような状態のまま車両が前記「お知らせアンテナ」や「予告アンテナ」を通過し、これら予告用の路上機と車載器との間で無線通信が行われると、路上機側ではETCによる決済に必要な情報が存在しないと判断される。そして、現行の「お知らせアンテナ」や「予告アンテナ」によるカードの装着忘れに対する注意喚起の仕組みによれば、クレジット決済機能を内蔵したICカードが装着されているにも関わらず、例えば「カードが装着されていません。カードを装着してください。」といった具合に、カードの装着を促すメッセージが報知されることになる。このとき、ETCに利用できるICカードを装着したものとユーザが勘違いしている場合、ICカードが装着されているにも関わらず車載器からカードの装着を指示されると、ユーザはどう対処したらよいのか分からずに困惑してしまうおそれがある。
本発明は、このような問題を鑑みなされており、路上機との無線通信が行われた際に、車載器に装着されたICカードが対応するアプリケーションに応じて適切な通知情報をユーザに提供することで、上記問題を解決するものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の車載器は、装着されたICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別して記憶しておき、外部装置との無線通信により取得した情報と、この記憶しているアプリケーションの種別との対応に応じて所定のメッセージを報知することを特徴とする。具体的には、請求項1に記載の車載器は、外部装置との間で無線通信を行うための通信手段と、ICカードに対してデータの読み書きを行うためのリーダライタと、ICカード及び外部装置に対応するアプリケーションに関する各種制御を実行する制御手段と、記憶手段とを備える。
このうち制御手段は、リーダライタに装着されたICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別し(判別手段)、この判別したアプリケーションの種別を記憶手段へ記録する(種別記録手段)。その後、車載器と外部装置との無線通信において、記憶手段に記憶されているアプリケーションの種別に応じた通知情報を、通信手段を介して外部装置へ送信し(送信手段)、この送信した通知情報に応じて外部装置から送信される指示情報を、通信手段を介して取得する(取得手段)。そして、外部装置に対応していないICカードが装着されているとき、記憶手段に記憶されているアプリケーションの種別を示す報知内容と、取得手段によって外部装置から取得した、アプリケーションの利用可否に関する指示情報に対応する報知内容とを含むメッセージを、ユーザへ報知可能な報知部を介して報知する、このとき、報知手段は、アプリケーションの種別と、アプリケーションの利用可否に関する指示情報とに基づいて、メッセージを決定する(報知手段)。
外部装置には、例えばETCシステムにおける路上機(予告用の路上機も含む)や、クレジット決済用の路上機等を含めることが考えられる。また、車載器が対応するアプリケーション処理としては、例えば請求項2に記載のように、ETCシステムにおける決済処理(ETC決済処理と称す)や、あるいはクレジット決済処理等が挙げられる。また、ETC決済処理やクレジット決済処理等の複数のアプリケーション処理に対応可能に構成することも考えられる。
このように構成された車載器によれば、車載器に装着されたICカードで利用可能なアプリケーションと外部装置からの指示情報との対応に応じて、ユーザに対して効果的なメッセージを報知することができる。これにより、ユーザはメッセージに応じて適切に対処することができる。
ユーザに対する具体的な報知内容としては、例えば請求項3に記載のように、取得手段によって取得した外部装置からの指示情報が「当該外部装置に対応するアプリケーションを利用できない」旨を示す場合、リーダライタに装着されているICカードで利用可能なアプリケーションの種別に関する情報と、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報とを含むメッセージ報知することが考えられる。
このような報知内容の具体例として、ETC決済処理及びクレジット決済処理の両方に対応した車載器にクレジット決済用のICカード(以下、クレジットカード)が装着されている状態で車両がETCの予告用の路上機を通過する例を挙げて説明する。車載器にクレジットカードが装着されたことで、当該ICカードで利用可能なアプリケーションの種別として、クレジット決済処理が記憶される。そして、車両がETCの予告用の路上機との無線通信圏内に進入することで、車載器と予告用の路上機との無線通信が行われる。この通信で、車載器は、記憶しているアプリケーションの種別(すなわち、クレジット決済処理)に関する情報を路上機へ通知する。一方、路上機側では、車載器からの通知内容に基づき、車載器に装着されているクレジットカードではETC決済処理を行うことができないと判断され、ETCシステムを利用できない旨が車載器側へ通知される。車載器は、路上機からの通知内容と記憶しているアプリケーションの種別(クレジット決済処理)とに基づいて、例えば「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といったメッセージを音声等によりユーザに対して報知する。
このように、記憶手段に記憶しているアプリケーションの種別に基づいて、現在装着されているICカードがクレジットカードである旨を明示し、路上機からの指示情報に基づいて、そのカードがETCに利用不可能であれば、ETCカードへの取り替えを指示する。このようなメッセージをユーザに対して報知することで、たとえETCカードを装着したものとユーザが勘違いしていても、ユーザは、困惑することなく誤りを認識できる。そして、ユーザはメッセージに従って、クレジットカードとETCカードとを取り替えたり、あるいは別のカードスロットにETCカードを装着するといった適切な対応を取ることができる。
また、請求項に記載の車載器のように、外部装置との無線通信が行われた際にリーダライタにICカードが装着されていない場合、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報を含むメッセージをユーザに対して報知するように構成するとよい。
このようにすることで、装着されたICカードで利用可能なアプリケーションに関する情報をユーザに対して報知するだけでなく、車載器にICカードが装着されていない場合には、ユーザに対してICカードの装着を促すメッセージが報知されるので、ICカードの装着忘れを防止することができる。このとき、ユーザに対して報知するメッセージにおいて、例えば「ETCカード(又はクレジットカード)を挿入してください。」といった具合に、通信相手の外部装置に対応するアプリケーションの種別に関する情報を明示することが肝要である。このようにすることで、ユーザは、複数種類のICカードの中から適切なICカードを車載器に装着することができる。
ところで、ユーザに対して報知するメッセージは、運転視界から運転者の視線がそれてしまうことを避けるといった安全性の観点や、報知されたメッセージに対するユーザからの認識のし易さといった観点から、音声メッセージを用いることが考えられる。
そこで、請求項に記載の車載器のように、音声メッセージの発生に用いる各種音声データを記憶する音声データ記憶手段を更に備え、音声データ記憶手段に記憶されている音声データの中から、前記記憶手段に記憶されているアプリケーションの種別と、前記取得手段によって前記外部装置から取得した指示情報とに対応する音声データを用いて、音声によりユーザへ報知可能な報知部を介して音声メッセージを報知するように構成するとよい。
このような構成によれば、車載器と外部装置との無線通信時において、外部装置から車載器が報知すべきメッセージを指定するための指示情報が送信される。そして、車載器側では、当該車載器に記憶されている音声データの中から、この指示情報に対応する音声データを用い音声メッセージが報知される。つまり、報知すべき音声メッセージの本体であり比較的大きなデータである音声データを無線通信によって外部装置から車載器へと送信する必要がなく、通信負荷を低減することができる。このような構成は、走行中の車両と路上機とが狭い範囲で無線通信を行うシステムのような、通信時間が限られる場合に特に有効である。
以上で説明した車載器は、装着されたICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別し、この判別したアプリケーションの種別に応じた通知情報を外部装置に対して送信する構成を有するものである。これに対し、車載器に装着されているICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別し、ユーザに対して報知するメッセージの内容を決定する構成を、外部装置側に備えるような構成であってもよい。
具体的には、請求項6に記載の路車間通信システムように構成するとよい。つまり、車載器は、リーダライタに装着されたICカードに記憶されたデータを取得し、記憶手段へ記録する(データ記録手段)。その後、車載器と外部装置との無線通信において、記憶手段に記憶されているICカードのデータを含む通知情報を外部装置へ送信し(第1送信手段)する。
一方、前記外部装置は、車載器から送信された通知情報を取得し(第2取得手段)、この取得した通知情報に基づき、当該ICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別する(判別手段)。そして、この判別したアプリケーションの種別を示す報知内容と、当該外部装置に対応するアプリケーションの利用可否に関する報知内容とを含むメッセージを前記車載器側で報知させるための指示情報を、前記車載器へ送信する(第2送信手段)。
車載器は、外部装置から送信される指示情報を取得する(第1取得手段)。そして、外部装置から取得した指示情報に基づいたメッセージを、ユーザへ報知可能な報知部を介して報知する(報知手段)。
このように構成された路車間通信システムによれば、請求項1に記載の車載器と同じく、車載器に装着されたICカードで利用可能なアプリケーションと外部装置からの指示情報との対応に応じて、ユーザに対して効果的なメッセージを報知することができる。これにより、ユーザはメッセージに応じて適切に対処することができる。
また、請求項に記載の路車間通信システムのように、車載器側からリーダライタへのICカードの装着の有無に関する情報を外部装置へ送信し、外部装置側において車載器にICカードが装着されていないと判定された場合、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報を含むメッセージを車載器側で報知させるための指示情報を車載器へ送信するように構成するとよい。
このようにすることで、車載器に装着されたICカードで利用可能なアプリケーションに関する情報をユーザに対して報知するだけでなく、車載器にICカードが装着されていない場合には、ユーザに対してICカードの装着を促すメッセージが報知されるので、ICカードの装着忘れを防止することができる。このとき、ユーザに対して報知するメッセージにおいて、当該外部装置に対応するアプリケーションの種別に関する情報を明示することが肝要である。このようにすることで、ユーザは、複数種類のICカードの中から適切なICカードを車載器に装着することができる。
つぎに、請求項10に記載の路車間通信システムは、以下のような特徴を有する。外部装置が車載器に対して送信する指示情報は、車載器に報知させるべきメッセージの内容を指定するための情報である。一方、車載器は、音声メッセージの発生に用いる各種音声データを記憶する音声データ記憶手段を備えており、この音声データ記憶手段に記憶されている音声データの中から、外部装置から取得した指示情報に対応する音声データを用いて音声メッセージを報知する。
このような構成によれば、車載器と外部装置との無線通信時において、外部装置から車載器が報知すべきメッセージを指定するための指示情報が送信される。そして、車載器側では、当該車載器に記憶されている音声データの中から、この指示情報に対応する音声データを用い音声メッセージが報知される。つまり、報知すべき音声メッセージの本体であり比較的大きなデータである音声データを無線通信によって外部装置から車載器へと授受する必要がなく、通信負荷を低減することができる。このような構成は、走行中の車両と路上機とが狭い範囲で無線通信を行うシステムのような、通信時間が限られる場合に特に有効である。
その一方で、予め車載器側に記憶されている音声データに基づいて音声メッセージを出力する構成では、車載器と外部装置との間の通信負荷を軽減できるという利点があるものの、ユーザに対して報知できるメッセージの内容は、車載器に予め記憶されている音声データを用いて出力可能な範囲に限られる。
そこで、請求項11に記載の路車間通信システムのように構成することも考えられる。具体的には、外部装置が車載器へ送信する指示情報は、車載器に報知させるべき音声メッセージの発生に用いる音声データ又は音声合成用の言語情報を含む情報である。車載器は、外部装置から取得した指示情報に含まれる音声データ又は言語信号を用いて音声メッセージを報知する。なお、ここでいう音声合成用の言語情報とは、例えば音声メッセージを音声読み上げ機能によって出力する場合において読み上げ原稿となるデータ(例えば、テキストデータ)等の音声メッセージを出力するための元データを指す。
このような構成によれば、車載器と外部装置との無線通信時において、外部装置から車載器が報知すべきメッセージの本体である音声データや言語情報が送信される。そして、車載器側では、外部装置から受信した音声データや言語情報を再生あるいは読み上げることで音声メッセージが報知される。このような構成であれば、車載器側の記憶内容に関わらず、外部装置から送信されるデータに応じて多彩な内容のメッセージを車載器側で報知できるといった利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、種々の形態を採りうる。
[路車間通信システムの構成の説明]
図1は、実施形態の路車間通信システムを構成する車載器1、ICカード2、路上機3の概略構成を示すブロック図である。
(車載器1及び路上機3について)
車載器1は、図1に示すように、無線部11、電源部12、全体制御部13、ICカード制御部14、ICカードコネクタ15、記憶部(メモリ)16、音声出力部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20を備えている。
無線部11は、周知の通信回路及びアンテナによって構成されている。そして、路上機3との間で無線通信を行う。
なお、路上機3は、例えば有料道路の料金所などに設置されたETCシステム用の料金決済(ETC決済)用の路上機、そのETC決済用の路上機よりも進行方向手前に設置された予告用の路上機、あるいは駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機等である。
予告用の路上機は、ETCシステムにおける「予告アンテナ」や「お知らせアンテナ」などと呼ばれている。予告用の路上機は、ETC専用ゲートの利用可否を案内したり、ETCカードの挿入忘れに対する注意喚起をするためのものである。また、駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機は、駐車料金をクレジットカードによって決済するための路上機である。
なお、これら料金決済用の路上機、予告用の路上機、クレジット決済用の路上機は、路上機としての基本的な構成(無線部31や制御部32等を備える)は同じであるため、路上機としては同じ符号を付す。そして、修飾説明によって区別することとする。つまり、ETC決済用の路上機3、予告用の路上機3、クレジット決済用の路上機3と表記する。
電源部12は、車載バッテリBTと接続されており、車載器1内の各部に対して電力を供給するためのものである。
全体制御部13は、図示しない周知のCPU,ROM,RAM,入出力回路であるI/O及びこれらの構成を接続するバスライン、入力操作からの信号の処理を行う信号処理回路、音声出力部17及び表示部18を制御するための信号出力回路等を備えている。CPUは、ROM及びRAMに記憶された制御プログラム及びデータに基づいて各種処理を実行する。ROMは、プログラム格納領域とデータ記憶領域とを有している。プログラム格納領域には制御プログラムが格納され、データ記憶領域には制御プログラムの動作に必要なデータが格納されている。このデータには、車載器1がユーザに対して報知する音声メッセージの出力に用いる音声データ等も含まれる。また、制御プログラムは、RAM上にてワークメモリを作業領域とする形で動作する。
また、全体制御部13は、無線部11、ICカード制御部14、記憶部16、音声出力部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20と接続されており、無線部11を介して受信した受信信号を信号処理によって受信データに変換したり、送信データを信号処理によって送信信号へ変換したり、送受信データや記憶部16から読み出したデータ等を基にして演算処理を行い、車載器1に対する初期設定処理(セットアップ情報の書き込み処理)やETC決済やクレジット決済に関する料金収受処理等を実行する。また、ICカード制御部14を介して入力したICカードの情報(ETC/クレジット決済処理に必要な情報)を用いて各種処理を実行する。
ICカード制御部14は、ICカード2に記憶されている情報をICカードコネクタ15を介して読み取ったり、情報をICカード2へ書き込んだりする処理を行う、いわゆるカードリーダライタ機能を有する。ICカードコネクタ15は、ICカード2を挿抜可能に構成されており、ICカード制御部14は、ICカード2がICカードコネクタ15に対するICカード2の挿抜を検知することができるように構成されている。なお、ICカード制御部14及びICカードコネクタ15をそれぞれ複数設けることで、1台の車載器1に対して複数のICカード2を挿入可能にし、各ICカード2に対してそれぞれ情報の読み取りや書き込みを行えるような構成してもよい。
記憶部16は、記憶・読み出し可能な周知のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されている。
音声出力部17及び表示部18は、機器の状態やETC決済やクレジット決済における料金決済の情報、その他各種メッセージをユーザに報知するためのものである。
入力操作部19は、各種ボタン等を備え、ユーザが各種操作指示やデータ入力するために用いられるものである。
外部機器接続部20は、例えばナビゲーション装置5など、車両に搭載された他の処理装置と接続して、データ通信を行うためのものである。
(ICカード2について)
つぎに、ICカード2について説明する。
ICカード2には、情報を記憶・読み出し可能な不揮発メモリで構成される記憶部22、車載器1のICカードコネクタ15を介してICカード制御部14との間でデータのやり取りを行ったり、記憶部22を制御する制御部21などを備えている。
記憶部22には、ETC決済処理やクレジット決済処理等を含む各種アプリケーション処理のためのプログラムが記憶されている。本ICカード2には、ETC決済機能を備えたICカード(ETCカード)や、クレジット決済機能を備えたICカード(クレジットカード)等に加え、例えばETC決済機能に加えて、クレジット決済機能等の複数の機能を1つのICカードにまとめた多機能ICカードと称されるものも含まれる。
ICカード2の記憶部22には、各ICカード2で利用可能なアプリケーションに応じて、クレジット決済における契約の有効期限等を含む契約情報や、有料道路の利用料金を引き落とすための決済情報等も記憶されている。また、この記憶部22には、ICカード2で利用可能なアプリケーションを特定するための構成情報も予め記憶されている。
車載器1にETC機能を有するICカード2が挿入されると、ICカード制御部14を介してICカード2内部の情報が車載器1に読み込まれる。この情報は、車両が料金所のETC専用ゲートを通過する際に、車載器1に予め登録されている車両の情報と共に車載器情報としてETC決済用の路上機3へ送信される。車載器1は、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されている路上機3と無線通信を行うことで利用料金の決済を行う。このとき、路上機3から送信されてきたゲート通過時刻、料金所ゲートを特定するためのゲート番号等の料金所情報、車両の車種等の利用履歴情報が記憶部22に記憶される。
一方、上述した予告用の路上機3との間で無線通信を行った場合には、その予告用の路上機3から受信した情報や車載器1へのICカード2の挿入の有無に基づき、ETC専用ゲートの利用可否をユーザに報知するための音声メッセージや、ICカード2の挿入忘れに対する注意を喚起するための音声メッセージを出力する。
また、例えば駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機3と無線通信した場合には、クレジット決済用の路上機3からの指示に従い、車載器1はICカード2からクレジット決済に必要なカード情報を無線通信によってクレジット決済用の路上機に送信し、クレジット決済処理を行う。
[路車間通信システムの作動説明]
つぎに、実施形態の路車間通信システムの作動について説明する。
図2は、ICカード2を挿入された車載器1が路上機3と無線通信を行う場合の作動例を示すシーケンス図である。なお、図2のシーケンス図に示す作動例では、車載器1にクレジット決済機能を有しETC決済機能がないICカード2(クレジットカード)が挿入された状態で、ETCシステムにおける予告用の路上機3と無線通信を行う事例を想定している。
まず、車両のアクセサリスイッチ(図示なし)がオンにされると、車載器1の各部への電力供給が開始(電源ON)される(B1)。その後、ユーザによってICカード2(クレジットカード)がICカードコネクタ15に挿入されると(D1)、車載器1はICカード2の活性化を行い(B2)、ICカード2から構成情報を読み出す(B3)。この構成情報には、ICカード2の種別(すなわち、当該ICカード2で利用可能なアプリケーションの種別)を特定するための情報が含まれており、車載器1は、この構成情報に基づいて挿入されたICカード2の種別を判定する(B4)。ここでは、ETC決済機能及びクレジット決済機能の有無についてそれぞれ判定される。図2に示す事例(以下、本事例)では、挿入したICカード2に対して「ETC決済機能:なし」及び「クレジット決済機能:あり」と判定され、その結果このICカード2はクレジットカードであると判定される。
そして、B4で判定したICカード2の種別に応じて、ICカードコネクタ15に挿入されているICカード2からICカード情報(例えばクレジット決済情報等)を読み出す(B5)。なお、B4におけるICカード種別の判定において「ETC決済機能:あり」と判定された場合には、B5でICカード情報を読み出す前に、ICカード2との間でETC決済に必要な所定のカード認証を行い、認証成功であればICカード情報を読み出す。本事例では「ETC決済機能:なし」と判定しているため、ETC決済に必要なカード認証は省略される。
つづいて、B4において判定したICカード種別(本事例では、クレジットカード)と、B5で読み出したICカード情報とを、記憶部(メモリ)16に記憶する(B6)。以上のような一連の処理によって、挿入されたICカード2に対応するアプリケーションが利用可能な状態になる。
この状態になった後で、ETCシステムにおける「予告アンテナ」、「お知らせアンテナ」等の予告用の路上機3と無線通信を開始した場合について説明する。車両が予告用の路上機3の設置場所に接近することで車載器1が路上機3との通信圏内に進入すると、無線通信が開始され、車載器1と路上機3との間でデータの授受が行われる(A1)。
ここでの無線通信においては、従来のETCシステムと同様に、路上機3側からBST(Beacon Service Table)情報が車載器1側へ送信され、この送信されたBST情報に応じて車載器1側からVST(Vehicle Service Table)情報が返信される。路上機3から送信されるBST情報には、路上機3に対応するアプリケーションを特定するための情報が含まれている。車載器1は、路上機3から受信したBST情報からこの路上機3に対応するアプリケーションを識別し、この識別結果と記憶部16に記憶されているICカード種別やICカード情報とに基づいてVST情報を路上機3へ送信する。
本事例は車載器1に挿入されているICカード2がETC決済機能を持たないクレジットカードであるケースであり、車載器1の記憶部16にはICカード種別がクレジットカードである旨を示す情報が記憶されている。この場合、ETC決済処理に対応する路上機3、あるいは予告用の路上機3に対しては、ETC決済に必要な情報(VSTパラメータ)を空としたVST情報が送信される。
予告用の路上機3は、車載器1から受信したVST情報にETC決済処理に必要な情報が含まれていない場合、ETC決済が利用不可である旨を示す路側指示情報を車載器1に対して送信する(A2)。車載器1は、路上機3から路側指示情報を受信すると、記憶部16に記憶されているICカード種別の情報を読み出し(B7)、路側指示情報とICカード種別の情報とに基づいて報知内容を決定する(B8)。本事例では、ICカード種別がクレジットカードである旨を示す情報が記憶されており、また、路側指示情報はETC決済が利用不可である旨を示していることから、例えば「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といった音声メッセージや、その旨を示す表示をユーザに通知すべき報知内容として設定する。
そして、設定した報知内容に基づいて、音声出力部17及び表示部18を制御(HMI(Human Machine Interface)制御)し、ユーザに対してメッセージを通知する(B9)。本事例においては、例えば「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といった音声メッセージや、ICカードの取り替えを促す旨の表示メッセージ(例えば、LED等で構成されるインジケータの点滅によるエラー表示や、液晶パネル等による文字表示)による通知がユーザに対して行われる(D2)。
(「ICカード種別判定処理」の説明)
つぎに、図3は、車載器1にICカード2が挿入されたときに車載器1の全体制御部13が実行する「ICカード種別判定処理」の手順を示すフローチャートである。上述の図2に示すシーケンス図におけるB1〜B6の手順は、この「ICカード種別判定処理」において実行される手順である。
車両のアクセサリスイッチ(図示なし)がオンにされ、車載器1が電源ON状態になると、まずICカードコネクタ15にICカード2が挿入されたか否かを判定する(S101)。ここで、ICカードコネクタ15にICカード2が挿入されていないと判定(S101:NO)している間は、S101の処理を繰り返す。そして、ICカードコネクタ15にICカード2が挿入されたと判定した場合(S101:YES)、ICカード制御部14を介してこのICカード2を活性化する(S102)。そして、ICカード2から構成情報を読み出し(S103)、この読み出した構成情報から当該ICカード2の種別(すなわち、当該ICカード2で利用可能なアプリケーションの種別)の判定を行う(S104)。このICカード種別の判定においては、まず、当該ICカード2がETC決済機能を有しているか否かを判定する(S105)。
ここで、ICカード2がETC決済機能を有すると判定した場合(S105:YES)、ICカード2に対する認証処理を行い(S106)、認証成功であればICカード2においてアクセス制限が設定されているICカード情報に対するアクセスが許可される。ICカード2に対する認証処理の後、ICカード制御部14を介してICカード情報を読み出す(S107)。
そして、ICカード種別を「ETCカード」と設定し(S108)、この設定したICカード種別とS107で読み出したICカード情報とを記憶部16に記憶する(S109)。ICカード種別とICカード情報とを記憶した後、路上機3との通信待ち状態に移行する。
一方、S105でICカード2がETC決済機能を持っていないと判定した場合(S105:NO)、当該ICカード2がクレジット決済機能を有しているか否かを判定する(S110)。ここで、ICカード2がクレジット決済機能を有すると判定した場合(S110:YES)、ICカード制御部14を介してICカード情報を読み出す(S111)。
そして、ICカード種別を「クレジットカード」と設定し(S112)、この設定したICカード種別とS111で読み出したICカード情報とを記憶部16に記憶する(S109)。ICカード種別とICカード情報とを記憶した後、路上機3との通信待ち状態に移行する。
一方、S110でICカード2がクレジット決済機能を持っていないと判定した場合(S110:NO)、ICカード種別を「不明」と設定し(S113)、この設定したICカード種別を記憶部16に記憶する(S109)。ICカード種別を記憶した後、路上機3との通信待ち状態に移行する。
(「路車間通信処理」の説明)
つぎに、図4は、車載器1と予告用の路上機3との間で無線通信が行われるときに車載器1の全体制御部13が実行する「路車間通信処理」の手順を示すフローチャートである。上述の図2に示すシーケンスにおけるB7の手順は、この「路車間通信処理」において実行される手順である。
車両が予告用の路上機3の設置場所に接近することで車載器1が路上機3との通信圏内に進入すると、路上機3側からBST情報が車載器1側へ送信される。車載器1の全体制御部13は、路上機3からBST情報を受信すると、受信したBST情報の内容に応じてVST情報を返信する(S201)。ここでは、路上機3から受信したBST情報から、この路上機3に対応するアプリケーションを識別し、この識別結果と記憶部16に記憶されているICカード種別やICカード情報とに基づいてVST情報を路上機3へ送信する。
そして、S201で送信したVST情報に応じて路上機3から送信される路側指示情報を受信し(S202)、この受信した路側指示情報の内容を判定する(S203)。ここで、路側指示情報の内容が「ETC決済が利用可能」である旨を示していると判定した場合(S203:ETC利用可)、ETC決済を利用可能な旨をユーザに対して報知するための報知情報を作成する(S204)。ここで作成する報知情報としては、例えば「ETCゲートを通行可能です。」といった音声や、正常動作である旨を示す記号音等の音声メッセージ等が挙げられる。なお、音声メッセージの作成に用いられる音声データは、全体制御部13内のROM、あるいは記憶部16等に予め格納されている。
一方、S203で路側指示情報の内容が「ETC決済が利用不可」である旨を示していると判定した場合(S203:ETC利用不可)、記憶部16に記憶されているICカード種別を読み出し(S205)、この読み出したICカード種別を判定する(S206)。このとき、ICカードコネクタ15にICカード2が挿入されているか否かについても判定する。
S206でICカード2が挿入されていないと判定した場合(S206:カードなし)、車載器1に格納されている音声データに基づいてETCカードの挿入を促す旨の指示をユーザに対して報知するための報知情報を作成する(S207)。ここで作成する報知情報としては、例えば「カードが挿入されていません。ETCカードを挿入してください。」といった音声メッセージ等が挙げられる。
また、S206でICカード種別がETCカードであると判定した場合(S208:ETCカード)、何らかの不都合によりETC決済を利用できない状態であるため、ETC決済を利用しないよう指示する旨の案内をユーザに対して報知するための報知情報を作成する(S208)。ここで作成する報知情報としては、例えば「ETCゲートを通行できません。一般ゲートを通行してください。」といった音声メッセージ等が挙げられる。
また、S206でICカード種別がクレジットカードであると判定した場合(S209:クレジットカード)、クレジットカードからETCカードへの取り替えを促す旨の指示をユーザに対して報知するための報知情報を作成する(S209)。ここで作成する報知情報としては、例えば「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といった音声メッセージ等が挙げられる。
また、S206でICカード種別が不明なカードであると判定した場合(S209:不明なカード)、この不明なカードからETCカードへの取り替えを促す旨の指示をユーザに対して報知するための報知情報を作成する(S210)。ここで作成する報知情報としては、例えば「不明なカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といった音声メッセージ等が挙げられる。
そして、上記S204、S207、S208、S209、S210の各ステップにおいて作成された報知情報に基づいてHMI制御を行い、音声出力部17からの音声出力によって、あるいは表示部18における表示も併用し、これらの報知情報に基づくメッセージをユーザに対して報知する(S211)。なお、表示による報知としては、例えばLED等で構成されるインジケータの点滅による指示表示や、液晶パネル等による文字や画像の表示を音声メッセージの出力に併せて行うことが考えられる。
[効果]
上記実施形態の路車間通信システムにおける車載器1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)車載器1に挿入されたICカード2で利用可能なアプリケーションと路上機3から受信した路側指示情報との対応に応じて、ユーザに対して効果的なメッセージを報知することができる。具体的には、車載器1に挿入されたICカード2が路上機3に対応するアプリケーションに対して利用不可能であれば、現在挿入されているICカード2の種別を明示し、適切なカードへの取り替えを指示するといった対応が可能になる。このようにすることで、たとえ正しいICカード2を挿入したものとユーザが勘違いしていても、ユーザは、困惑することなく誤りを認識できる。例えば「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といったメッセージが通知されることで、ユーザは、その指示に従って速やかにクレジットカードとETCカードとを取り替えるといった具合に、適切に対処することができる。
(2)路上機3との無線通信が行われた際に車載器1にICカード2が挿入されていない場合、例えば「ETCカード(又はクレジットカード)を挿入してください。」といった具合に、通信相手の路上機3に対応するアプリケーションに利用可能なICカード2の種別を明示することもできる。このようにすることで、ICカードの挿入忘れを防止すると共に、ユーザが所有するICカード2が複数種類ある場合でも、ユーザはその中から適切なICカード2を選んで車載器1に挿入することができる。
(3)ユーザに対して報知する音声メッセージの生成に用いる音声データは、車載器1側に格納されており、車載器1は、この格納されている音声データの中から路上機3からの路側指示情報に応じた音声データを用い音声メッセージを報知する。つまり、報知すべき音声メッセージの本体であり比較的大きなデータである音声データを、路上機3から車載器1へと無線通信で送信する必要がなく、通信負荷を低減することができる。このような構成は、走行中の車両に搭載された車載器1と路上機3とが狭い範囲で無線通信を行うシステムのような、通信時間が限られる場合に特に有効である。
なお、上記実施形態の車載器1の構成と特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。上記実施形態における全体制御部13が、特許請求の範囲における制御手段に相当する。つまり、制御手段が備える判別手段、種別記録手段、送信手段、取得手段、報知手段に相当する構成は、全体制御部13である。また、無線部11が通信手段に相当する。また、ICカード制御部14及びICカードコネクタ15がリーダライタに相当する。また、記憶部16が記憶手段に相当する。また、全体制御部13内のROM又は記憶部16が音声データ記憶手段に相当する。
[別実施形態]
上記実施形態は、車載器1に挿入されたICカード2の種別を判別する処理(図2のB4、図3のS104〜S113に相当)や、ユーザに対して報知するメッセージの内容を決定するための処理(図2のB8、図4のS203〜S210に相当)を車載器1側で実行する構成である。これに対して、図2のB4,B8、図3のS104〜S113、図4のS203〜S210に相当するこれらの処理を、路上機3側で実行するような態様でも実施できる。以下、その具体的な手順について説明する。
図5は、ICカード2を挿入された車載器1が路上機3と無線通信を行う場合の作動例(別実施形態)を示すシーケンス図である。なお、図5のシーケンス図に示す作動例では、図2に示す事例と同様に車載器1にクレジット決済機能を有しETC決済機能がないICカード2(クレジットカード)が挿入された状態で、予告用の路上機3と無線通信を行う事例を想定している。
まず、車両のアクセサリスイッチがオンにされると、車載器1が電源ON状態になる(B1)。その後、ユーザによってICカード2(クレジットカード)がICカードコネクタ15に挿入されると(D1)、車載器1はICカード2の活性化を行い(B2)、ICカード2から構成情報を読み出す(B3)。車載器1は、この構成情報に基づいて挿入されたICカード2がETC決済機能を有するか否かを判定する(B4)。図5に示す事例(以下、本事例)では、挿入されたICカード2がクレジットカードであるので「ETC決済機能:なし」と判定される。
そして、挿入されているICカード2から、ICカード情報(例えばクレジット決済情報等)を読み出す(B5)。なお、B4におけるETC機能の有無についての判定において「ETC決済機能:あり」と判定された場合には、B5でICカード情報を読み出す前に、ICカード2との間でETC決済に必要な所定のカード認証を行い、認証成功であればICカード情報を読み出す。本事例では「ETC決済機能:なし」と判定しているため、ETC決済に必要なカード認証は省略される。
つづいて、B5で読み出したICカード情報を記憶部16に記憶する(B6)。なお、クレジットカード等に記憶されている契約情報等の重要情報は、情報セキュリティ保護のために暗号化されている場合があるが、車載器1側ではICカード2から読み出した暗号化情報については復号化せずに、記憶部16に記憶する。
その後、ETCシステムにおける「予告アンテナ」、「お知らせアンテナ」等の予告用の路上機3と無線通信を開始した場合について説明する。車両が予告用の路上機3の設置場所に接近することで車載器1が路上機3との通信圏内に進入すると、無線通信が開始され、車載器1と路上機3との間でデータの授受が行われる(A1)。ここでの無線通信においては、路上機3側からBST情報が車載器1側へ送信され、この送信されたBST情報に応じて車載器1側から、B6で記憶部16に記憶したICカード情報を含むVST情報が返信される。
路上機3は、車載器1から受信したICカード情報に基づき、車載器1に挿入されているICカードの種別を判定する(A2)。なお、暗号化されている情報については、必要に応じて復号化する。暗号化されている情報を復号化する方法として、共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式等による復号化等の方法があるが、本発明の核心部分ではないのでここでの詳しい説明は省略する。このA2のステップでは、車載器1から受信したICカード情報に基づいてETC決済機能及びクレジット決済機能の有無についてそれぞれ判定される。本事例では、車載器1に挿入されているICカード2に対して「ETC決済機能:なし」及び「クレジット決済機能:あり」と判定され、その結果このICカード2はクレジットカードであると判定される。
つづいて、路上機3は、A2で判定したICカードの種別と、自機が対応するアプリケーションとの対応に基づいて、車載器1に報知させるべき情報の内容を決定する(A3)。本事例では、「ETC決済機能:なし」及び「クレジット決済機能:あり」と判定されているが、路上機3はETC決済機能に対応するものであるため、車載器1に挿入されているクレジットカードをETCカードに取り替えさせる旨の指示を報知内容として設定する。
そして、路上機3は、A3で決定した報知内容に基づいて路側指示情報を作成し、これを車載器1に送信する(S4)。例えば、「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」という音声メッセージを出力するための音声データや音声合成用の言語データを用意して、これを路側指示情報として車載器1へ送信する。
車載器1は、路上機3から受信した路側指示情報に基づいてHMI制御を行い、ユーザに対してメッセージを通知する(B7)。本事例においては、路側指示情報として受信した音声データや言語データを再生あるいは読み上げることで、「クレジットカードが挿入されています。ETCカードに取り替えてください。」といった音声メッセージを出力する。また、ICカードの取り替えを促す旨の表示メッセージ(例えば、LED等で構成されるインジケータの点滅によるエラー表示や、液晶パネル等による文字表示)による報知も併せて行われる(D2)。
なお、路上機3から車載器1へ送信する路側指示情報として、上述のように車載器1に報知させるべき音声メッセージの本体となる音声データや言語情報を送信する代わりに、車載器1側に予め用意されている音声メッセージの中から、報知すべき音声メッセージを指定するための情報を送信するように構成してもよい。この場合、各種音声メッセージに対応する音声データとその識別情報とを予め車載器1に記憶させておく。路上機3は、車載器1に報知させるべき音声メッセージを指定するための情報として当該音声データの識別情報を送信する。そして、車載器1は、予め記憶されている音声データの中から、路上機3からの路側指示情報で指定された識別情報に対応する音声データを用いて音声メッセージを報知する。
なお、上記別実施形態の車載器1及び路上機3の構成と特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。別実施形態における車載器1の全体制御部13が、特許請求の範囲における車載器が備えるデータ記録手段、第1送信手段、第1取得手段及び報知手段に相当する。また、無線部11が第1通信手段に相当し、ICカード制御部14及びICカードコネクタ15がリーダライタに相当し、記憶部16が記憶手段に相当し、全体制御部13内のROM又は記憶部16が音声データ記憶手段に相当する。
一方、別実施形態における路上機3の制御部32が、特許請求の範囲における外部装置の第2取得手段、判別手段、第2送信手段及び判定手段に相当する。また、無線部31が第2通信手段に相当する。
(その他の別実施形態等)
上記実施形態及び別実施形態においては、ETCシステムにおける予告用の路上機3と車載器1とが無線通信を行う事例を想定した。しかし、予告用の路上機3に限らず、クレジット決済用の路上機3やその他の路上機3と通信を行う場合であっても、本発明を適用し得る。例えば、車載器1にETC決済機能のみを有するICカード2が挿入された状態でクレジット決済用の路上機3と車載器1とが無線通信を行うケースを想定した場合、ICカード種別と路上機3が対応するアプリケーションとに基づいて、「ETCカードが挿入されています。クレジットカードに取り替えてください。」といった音声メッセージを報知することもできる。このように、ICカードで利用可能なアプリケーションと路上機3が対応する各種アプリケーションとに応じて、種々の態様でユーザに対してメッセージを報知させることができる。
路上機3側でICカード2の種別を判定する場合、ICカード2で利用可能なアプリケーションの種別だけでなく、車載器1から受信したICカード情報に含まれる契約情報等を使用することで、ETC決済やクレジット決済を利用できるかどうかを詳細に判定し、ユーザに対して利用可否を報知させることもできる。
実施形態の路車間通信システムを構成する車載器1、ICカード2、路上機3の概略構成を示すブロック図である。 ICカードを装着された車載器1が路上機3と無線通信を行う場合の作動例を示すシーケンス図である。 車載器1にICカード2が装着されたときに車載器1の全体制御部13が実行する「ICカード種別判定処理」の手順を示すフローチャートである。 車載器1と予告用の路上機3との間で無線通信が行われるときに車載器1の全体制御部13が実行する「路車間通信処理」の手順を示すフローチャートである。 ICカード2を挿入された車載器1が路上機3と無線通信を行う場合の作動例(別実施形態)を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…車載器、2…ICカード、3…路上機、5…ナビゲーション装置、11…無線部、12…電源部、13…全体制御部、14…ICカード制御部、15…ICカードコネクタ、16…記憶部(メモリ)、17…音声出力部、18…表示部、19…入力操作部、20…外部機器接続部、21…制御部、22…記憶部、31…無線部、32…制御部、BT…車載バッテリ。

Claims (11)

  1. (a)外部装置との間で無線通信を行うための通信手段と、
    (b)ICカードを着脱可能に構成され、装着されたICカードに対してデータの読み書きを行うためのリーダライタと、
    (c)前記リーダライタによって読み込まれたICカードのデータに基づき、前記通信手段を介して前記外部装置との間で無線通信を行い、当該ICカード及び当該外部装置に対応し、少なくとも決済機能を含む複数の機能であるアプリケーションの処理に関する各種制御を実行する制御手段と、
    (d)情報を記憶するための記憶手段とを備え、
    (e)前記制御手段は、
    (f)前記リーダライタに装着されたICカードで利用可能な前記アプリケーションの種別を判別する判別手段と、
    (g)前記判別手段によって判別された前記アプリケーションの種別を前記記憶手段へ記録する種別記録手段と、
    (h)前記記憶手段に記憶されている前記アプリケーションの種別に応じた通知情報を、前記通信手段を介して前記外部装置へ送信する送信手段と、
    (i)前記送信手段によって送信された通知情報に応じて前記外部装置から送信される指示情報を、前記通信手段を介して取得する取得手段と、
    (j)前記外部装置に対応していないICカードが装着されているとき、前記記憶手段に記憶されている前記アプリケーションの種別を示す報知内容と、前記取得手段によって前記外部装置から取得した、前記アプリケーションの利用可否に関する指示情報に対応する報知内容とを含むメッセージを、ユーザへ報知可能な報知部を介して報知する報知手段とを備えること
    を特徴とする車載器。
  2. 請求項1に記載の車載器において、
    前記制御手段は、前記アプリケーション処理として少なくともETCシステム(Electronic Toll Collection System:自動料金収受システム)における決済処理に関する各種制御を実行可能であり、
    前記判別手段は、前記リーダライタに装着されたICカードがETCシステムにおける決済処理に対応するか否かを少なくとも判別すること
    を特徴とする車載器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載器において、
    前記報知手段は、前記取得手段によって取得した指示情報が「当該外部装置に対応するアプリケーションを利用できない」旨を示す場合、前記リーダライタに装着されているICカードで利用可能なアプリケーションの種別に関する情報と、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報とを含むメッセージをユーザに対して報知すること
    を特徴とする車載器。
  4. 請求項3に記載の車載器において、
    前記判別手段は、前記リーダライタに装着されたICカードがETCシステムにおける決済処理又は他の決済処理の何れに対応するかを判別するものであり、
    前記報知手段は、前記記憶手段に記憶されているアプリケーションの種別が他の決済処理であり、前記取得手段によって取得した指示情報が「ETCシステムにおける決済処理を利用できない」旨を示す場合、前記リーダライタに装着されているICカードが他の決済処理用のカードであること示す情報と、ETCシステムにおける決済処理に利用可能なICカードの装着を促す旨の情報とを含むメッセージをユーザに対して報知すること
    を特徴とする車載器。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載器において、
    前記報知手段は、前記外部装置との無線通信が行われた際に前記リーダライタにICカードが装着されていない場合、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報を含むメッセージをユーザに対して報知すること
    を特徴とする車載器。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車載器において、
    音声メッセージの発生に用いる各種音声データを記憶する音声データ記憶手段を更に備え、
    前記報知手段は、前記音声データ記憶手段に記憶されている音声データの中から、前記記憶手段に記憶されているアプリケーションの種別と、前記取得手段によって前記外部装置から取得した指示情報とに対応する音声データを用いて、音声によりユーザへ報知可能な報知部を介して音声メッセージを報知すること
    を特徴とする車載器。
  7. 車載器と路上に設置される外部装置とを備え、前記車載器に装着されたICカードのデータに基づき、前記車載器と前記外部装置とが無線通信を行い、所定のアプリケーション処理を実行する路車間通信システムにおいて、
    前記車載器は、
    前記外部装置との間で無線通信を行うための第1通信手段と、
    ICカードを着脱可能に構成され、装着されたICカードに対してデータの読み書きを行うためのリーダライタと、
    情報を記憶するための記憶手段と、
    前記リーダライタに装着されたICカードに記憶されたデータを取得し、前記記憶手段へ記録するデータ記録手段と、
    前記記憶手段に記憶されているICカードのデータを含む通知情報を、前記第1通信手段を介して前記外部装置へ送信する第1送信手段と、
    前記第1送信手段によって送信された通知情報に応じて前記外部装置から送信される指示情報を、前記第1通信手段を介して取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段によって前記外部装置から取得した指示情報に基づいたメッセージを、ユーザへ報知可能な報知部を介して報知する報知手段とを備え、
    前記外部装置は、
    前記車載器との間で無線通信を行うための第2通信手段と、
    前記車載器から送信された通知情報を、前記第2通信手段を介して取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段によって取得された通知情報に基づき、当該ICカードで利用可能なアプリケーションの種別を判別する判別手段と、
    前記外部装置に対応していないICカードが装着されているとき、前記判別手段によって判別されたアプリケーションの種別を示す報知内容と、当該外部装置に対応するアプリケーションの利用可否に関する報知内容とを含むメッセージを前記車載器側で報知させるための指示情報を、前記第2通信手段を介して前記車載器へ送信する第2送信手段とを備えること
    を特徴とする路車間通信システム。
  8. 請求項7に記載の路車間通信システムにおいて、
    前記外部装置は、前記アプリケーション処理として少なくともETCシステムにおける決済処理に関する各種制御を実行可能なものであり、
    前記外部装置が備える判別手段は、当該ICカードがETCシステムにおける決済処理又は他の決済処理の何れに対応するかを判別するものであり、
    前記第2送信手段は、前記判別手段によって当該ICカードが他の決済処理に対応すると判別された場合、前記リーダライタに装着されているICカードが他の決済処理用のカードであること示す情報と、ETCシステムにおける決済処理に利用可能なICカードの装着を促す旨の情報とを含むメッセージを、前記車載器側で報知させるための指示情報を前記車載器へ送信すること
    を特徴とする路車間通信システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の路車間通信システムにおいて、
    前記車載器が備える第1送信手段は、前記リーダライタへのICカードの装着の有無に関する情報を前記通知情報に含めて前記外部装置へ送信し、前記外部装置は、前記第2取得手段によって取得された通知情報に基づき、前記車載器にICカードが装着されているか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記外部装置が備える第2送信手段は、前記判定手段によって前記車載器にICカードが装着されていないと判定された場合、当該外部装置に対応するアプリケーションに対して利用可能なICカードの装着を促す旨の情報を含むメッセージを前記車載器側で報知させるための指示情報を、前記第2通信手段を介して前記車載器へ送信すること
    を特徴とする路車間通信システム。
  10. 請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の路車間通信システムにおいて、
    前記外部装置が備える第2送信手段が送信する指示情報は、前記車載器に報知させるべきメッセージの内容を指定するための情報であり、
    前記車載器は、音声メッセージの発生に用いる各種音声データを記憶する音声データ記憶手段を更に備え、
    前記車載器が備える報知手段は、前記音声データ記憶手段に記憶されている音声データの中から、前記第1取得手段によって前記外部装置から取得した指示情報に対応する音声データを用いて、音声によりユーザへ報知可能な報知部を介して音声メッセージを報知すること
    を特徴とする路車間通信システム。
  11. 請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の路車間通信システムにおいて、
    前記外部装置が備える第2送信手段が送信する指示情報は、前記車載器に報知させるべき音声メッセージの発生に用いる音声データ又は音声合成用の言語情報を含む情報であり、
    前記車載器が備える報知手段は、前記第1取得手段によって前記外部装置から取得した指示情報に含まれる音声データ又は言語情報を用いて、音声によりユーザへ報知可能な報知部を介して音声メッセージを報知すること
    を特徴とする路車間通信システム。
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