JP6213646B2 - 報知機器、及び、報知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、報知機器、及び、報知方法に関する。
ETC(Electronic Toll Collection)に対応した車載機器が、多くの利用者に利用さ
れている。このような車載機器にETCカードを挿入しておくことで、ETCに対応した
有料道路を走行する際に、キャッシュレスで(ノンストップで)料金を支払うことができ
る。
このようなETCカードを車載機器に残して車を離れることは、盗難等を考慮すると、
大変危険であるため、通常、利用者は、車を離れる際にETCカードを抜き取って、車載
機器に残さないようにしている。
そのため、エンジン始動時において、車載機器にはETCカードが未挿入であることが
一般的であると言える。
なお、実際にETCを利用する際に、ETCカードが車載機器に挿入されていないこと
を防止するために、例えば、特許文献1には、エンジン始動時に、ETCカードが未挿入
であれば、その旨を報知(警告)する車載機器(ETC車載装置)の発明が開示されてい
る。
特開2008−176613号公報
近年、ITS(Intelligent Transport Systems)と呼ばれる高度道路交通システムが
普及しつつある。このITSでは、従来のETCカードだけでなく、クレジットカード(
ICクレジットカード)も利用可能となっている。
例えば、クレジットカードを車載機器に挿入しておくことで、ITSに対応した施設等
を利用する際に、料金をクレジットカードにて決済(カード決済)することができる。ま
た、従来通り、ETCカードを車載機器に挿入しておくことで、ETCに対応した有料道
路をキャッシュレスで利用できる。
すなわち、ITSに対応した車載機器では、ETCカード及びクレジットカードの何れ
かを、車載機器に挿入して使用するようになっている。
このようなITSに対応した車載機器でも、特許文献1の発明のように、エンジン始動
時に、カードが未挿入にあればその旨を報知することも可能である。
しかしながら、単純に、カードが未挿入である旨を報知されても、ITSに対応した車
載機器では、あまり役に立たない場合があった。
例えば、ITSに対応した駐車場に駐車し、車載機器からカードを抜き取って車から離
れ、所定の用事を済ました後に、再び駐車場に戻って、車に乗って駐車場を出ようとする
場合などである。この場合、駐車場に戻ってからエンジン始動時に、カードが未挿入であ
る旨を報知されたとしても、利用者は、その駐車場がカード決済可能であると気が付かな
い(あるいは、忘れてしまう)ことが多いため、クレジットカードを準備することなく、
そのまま出口へと車を進めてしまうことになる。
そして、出口での支払いの段になって、クレジットカード決済可能であることが表示部
に表示されると、利用者は、あわててクレジットカードを探すことになる(カード決済を
利用者が望む場合)。
そのため、車載機器にクレジットカードを挿入するまで、及び、挿入したクレジットカ
ードを車載機器が認証するまでに、余分な時間が掛かってしまっていた。
このようなことから、ITSに対応している施設(駐車場等)を利用する場合では、カ
ードが未挿入であるい旨を報知する際に、クレジットカードが使用できる等の有用な情報
を報知する技術が求められていた。このような有用な情報が報知されることで、利用者は
、クレジットカードを事前に準備し、精算(支払い)をより円滑に行えるようになること
が期待される。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、未挿入のカードにつ
いてより有用な情報を報知することのできる報知機器、及び、報知方法を提供することを
目的とする。
施設に配置された路側機と通信を行う通信部と、前記通信部が前記路側機から受信した情報に基づいて、前記施設がカード決済が可能かどうかを識別する識別部と、前記識別部の識別結果に基づいて、挿入されたカードが決済可能なカードであるかないかの判定を行う判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、報知する信号を出力する制御部とを備えることを特徴とする報知機器を提供する。
前記制御部は、挿入されたカードが決済可能なカードであるとの判定に従って、カードの種類名を報知する信号を出力することを特徴とする報知機器を提供する。
前記制御部は、挿入されたカードが決済可能なカードでないとの判定に従って、決済可能なカードでない旨を報知する信号を出力することを特徴とする報知機器を提供する。
施設に配置された路側機と通信を行う通信ステップと、前記通信ステップが前記路側機から受信した情報に基づいて、前記施設がカード決済が可能かどうかを識別する識別ステップと、前記識別ステップの識別結果に基づいて、挿入されたカードが決済可能なカードであるかないかの判定を行う判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて、報知する信号を出力する制御ステップとを備えることを特徴とする報知方法を提供する。
前記制御ステップは、挿入されたカードが決済可能なカードであるとの判定に従って、カードの種類名を報知する信号を出力することを特徴とする報知方法を提供する。
前記制御ステップは、挿入されたカードが決済可能なカードでないとの判定に従って、決済可能なカードでない旨を報知する信号を出力することを特徴とする報知方法を提供する。
本発明によれば、未挿入のカードについてより有用な情報を報知することができる。
本発明の実施形態に係る車載機器の構成例を示すブロック図である。 ITSに対応した駐車場の全体構成例を示す模式図である。 車載機器により行われる入庫時処理の一例を示すフローチャートと、路側機により行われる入庫応答処理の一例を示すフローチャートである。 入庫時に表示部に表示されるコンテンツの一例を示す模式図である。 ITSにて定義されているアプリケーションタイプとその値等を示す模式図である。 車載機器により行われる未挿入警告処理の一例を示すフローチャートである。 車載機器により行われる出庫時決済処理の一例を示すフローチャートと、路側機により行われる出庫応答処理の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(c)全て、出庫時に表示部に表示されるコンテンツの一例を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る未挿入警告処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車載機器について、図面を参照して説明する。なお、車載機器は、
ITS(Intelligent Transport Systems)に対応した機器であり、利用者の車両に搭載
されて使用される。また、車載機器は、後述するように、利用者によって、ETC(Elec
tronic Toll Collection)カード、又は、クレジットカード(ICクレジットカード)が
挿入可能となっている。
図1は、本発明の実施形態に係る車載機器10の構成例を示すブロック図である。
図示するように、車載機器10は、GPS受信部11と、センサ12と、スピーカ13
と、入力部14と、制御部15と、DSRC通信部16と、記憶部17と、カード処理部
18と、表示部19とを含んで構成されている。
GPS(Global Positioning System)受信部11は、GPSアンテナ11aを介して
複数のGPS衛星から送られる信号を受信し、車両(車載機器10を搭載した自動車等)
の現在位置を計測する。例えば、GPS受信部11は、緯度、経度、及び、高さからなる
位置情報を測位する。そして、測位した位置情報を制御部15に供給する。
センサ12は、車両から得られる種々のデータを検出する。
センサ12は、例えば、車両の速度を表す車速信号を出力する。具体的にセンサ12は
、車両における車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、その信号を車速信号とし
て、制御部15に供給する。
また、センサ12は、例えば、エンジンの始動を検出する。具体的にセンサ12は、エ
ンジンを始動させるためのセルモータの回転により、エンジンの始動を検出する。この他
にも、センサ12は、ACC(アクセサリ)キーがイグニッション操作(イグニッション
オン)された際に、エンジンの始動を検出してもよい。
スピーカ13は、制御部15に制御され、所定の報知音や音声(音声メッセージ等)を
出力する。例えば、スピーカ13は、後述するように、カードが未挿入である旨を利用者
に報知するための音声メッセージを出力する。
入力部14は、車載機器10に配置された各スイッチ(キー)等からなり、利用者から
の指示入力等を受け付ける。なお、入力部14は、表示部19の前面に配置されたタッチ
パネル等であってもよい。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、例えば、記憶部17
に記憶されたプログラムを実行することにより、車載機器10全体を制御する。
具体的に制御部15は、GPS受信部11が測位した位置情報やセンサ12から供給さ
れた速度信号に基づいて、車両の現在位置(自車位置)を割り出し、記憶部17から読み
出した地図上にシンボル等を合成して表示部19に表示する。なお、利用者により入力部
14が操作され、目的地が設定されている場合に、制御部15は、記憶部17に記憶され
た道路情報等を検索して目的地までの推奨ルートを求め、その推奨ルートに沿うように、
利用者を案内することも可能となっている。
また、後述する記憶部17に記憶される地図情報には、施設(ITSに対応した駐車場
等)の情報も含まれているため、制御部15は、自車位置に応じた地図情報に基づいて、
利用している施設を特定可能となっている。つまり、施設内に駐車していることを判別で
きるようになっている。
また、制御部15は、DSRC通信部16を制御して、ITS通信網に接続可能となっ
ている。なお、この通信についての詳細は、後述のDSRC通信部16と共に説明する。
更に、制御部15は、カード処理部18を制御し、挿入(装填)されたカード(ETC
カードやクレジットカード)の情報を得ることが可能となっている。また、カードの状態
(挿入済み/未挿入)も、カード処理部18を介して検出可能となっている。例えば、制
御部15は、センサ12がエンジンの始動を検出した際に、カード処理部18を介してカ
ードの状態(挿入済み/未挿入)を検出する。なお、これらカードの取り扱いについては
、後述のカード処理部18等と共に説明する。
DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信部16は、DSRCアンテナ
16aを介して、ITS通信網に接続可能となっている。具体的に、DSRC通信部16
は、沿道や駐車場等の施設に配置された路側機(ITSスポット)の通信エリア内に入る
と、この路側機とDSRC通信を行い、ITS通信網と接続する。そして、ITS通信網
上に配置されたサーバ等との間で、所定の情報を送受信する。
例えば、DSRC通信部16は、画像、文字、及び、音声などの情報を路側機を通じて
受信する。なお、上述した制御部15は、DSRC通信部16が受信した情報を、表示部
19に表示したり、スピーカ13から出力する。
また、DSRC通信部16は、車載機器10に関する情報(後述する車載器管理番号)
や挿入されたカードの情報を路側機に送信する。例えば、上述した制御部15の制御に基
づいて、DSRC通信部16が、カードの情報を含む決済情報を、路側機を通じてITS
通信網上に配置されたサーバに送信等することで、カード決済を行うことができる。
記憶部17は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から
なり、車載機器10の動作に必要となる各種の情報を記憶する。
例えば、記憶部17は、後述する入庫時処理、未挿入警告処理、及び、出庫時処理を含
むプログラムを、制御部15が実行可能に記憶している。なお、記憶部17は、制御部1
5がプログラムを実行時に更新する各種ワーク情報(後述する決済対応施設フラグ等)も
記憶する。
また、記憶部17は、車載機器10を識別するための車載器管理番号等の情報も記憶し
ている。
この他にも記憶部17は、地図情報、及び、道路情報など、地図の表示(推奨ルートの
案内等)に必要な情報や、報知音や音声等の音声情報も記憶している。なお、地図情報に
は、施設(後述するITSに対応した駐車場等)の情報も含まれている。
カード処理部18は、所定のカード挿入口に挿入されたカードから必要な情報を読み出
し、また、必要な情報をカードに書き込む。
例えば、カード処理部18は、挿入されたカードが、ETCカードであるか、又は、ク
レジットカードであるかを識別し、その識別情報を制御部15に供給する。そして、制御
部15からの制御に基づいて、カード処理部18は、挿入されたカードから決済等に必要
な情報を読み出して制御部15に供給する。
また、カード処理部18は、カードが未挿入の状態を検出可能であり、その際、未挿入
を示す情報を制御部15に供給する。
表示部19は、例えば、液晶ディスプレイ等からなり、地図や所定の案内画像等を表示
する。
具体的に表示部19は、制御部15によって生成された地図上に、自車位置を示すシン
ボル等を合成して表示する。また、路側機(ITS通信網)を通じて決済等を行う際に、
表示部19は、決済時の操作を案内する画像や、決済の確認を受け付けるための画像等を
表示する。
このような構成からなる車載機器10の具体的な動作について、以下、図面を参照して
説明する。
以下では、図2に示すようなITSに対応した駐車場を利用する場合を一例として説明
する。図2の駐車場は、入口に、路側機20a及び開閉機30が配置され、また、出口に
、路側機20b及び料金精算機40が配置されている。
路側機20(20a,20b)は、車載機器10を搭載した車両VCが通信エリアに到
達すると(エリアイン)、車載機器10(DSRC通信通信部16)とDSRC通信を行
う。路側機20は、ITS通信網90に接続され、ITS通信網90上のサーバ50と通
信可能となっている。このサーバ50は、一例として、駐車場を利用した車両VCの情報
等を管理するためのデータベースを備えており、クレジットカードによるカード決済が利
用可能なサーバである。
また、路側機20aは、現在時刻を計時する計時部を備えており、車両VCが入庫した
際に入庫時刻を計時する。
開閉機30は、入口のゲートを開閉する機器であり、例えば、路側機20aからの無線
信号に応じて、ゲートの開閉を制御する。
料金精算機40は、駐車料金の精算(支払い)を確認して、出口のゲートを開閉する。
例えば、料金精算機40は、後述するように、クレジットカードによるカード決済が行わ
れた際に、精算完了を示す無線信号が路側機20bから送信され、その無線信号に応じて
、ゲートの開閉を制御する。なお、料金精算機40は、現金による支払いにも対応してお
り、利用者からの現金の受領に応じても、ゲートの開閉を制御する。
このような構成の駐車場に車両VCを入庫させる際における車載機器10等の動作につ
いて、図3を参照して説明する。
図3は、車載機器10が実行する入庫時処理、及び、路側機20aが実行する入庫応答
処理の一例を示すフローチャートである。
まず車載機器10は、DSRC通信が可能になるまで待機する(ステップS101)。
すなわち、DSRC通信部16が、所定の路側機(この場合、路側機20a)の通信エリ
アに到達しておらず、DSRC通信が可能でない間(ステップS101;No)、制御部
15は、後続処理に進まずに、逐次通信の可否をチェックしながら待機する。
駐車場の入口に向かって車両VCが移動し、路側機20aの通信エリアに到達(エリア
イン)することで、DSRC通信が可能になると(ステップS101;Yes)、車載機
器10は、DSRC通信により路側機20aに接続し、車載器管理番号を送信する(ステ
ップS102)。
すなわち、DSRC通信部16は、制御部15が記憶部17から読み出した車載器管理
番号を路側機20aに送信する。
これに応答して、路側機20aは、車載器管理番号を受信して保持する(ステップS2
01)。
車載機器10は、クライアント情報通知コマンドを路側機20aに送信する(ステップ
S103)。すなわち、車載機器10がクレジットカード決済に対応しているか否かを含
むクライアント情報通知コマンドを路側機20aに送信する。
なお、このクライアント情報通知コマンドは、車載機器10にカードが挿入されている
か否かに関係なく行われる。つまり、クライアント情報通知コマンドは、あくまで車載機
器10の性能を路側機20aに伝えるコマンドである。そのため、実際にクレジットカー
ドが挿入されていなくとも、車載機器10がクレジットカード決済に対応している場合に
は、クレジットカード決済に対応している旨のクライアント情報通知コマンドが路側機2
0aに送信され、その旨を通知することができる。
これに応答して、路側機20aは、クライアント情報通知コマンドを受信して解析する
(ステップS202)。
そして、路側機20aは、解析により、車載機器10がクレジットカード決済に対応し
ているか否かを判別する(ステップS203)。
路側機20aは、車載機器10がクレジットカード決済に対応していると判別すると(
ステップS203;Yes)、カード決済用のコンテンツをプッシュ配信コマンドにて車
載機器10に送信する(ステップS204)。
そして、路側機20aは、応答コマンドを受信するまで待機する(ステップS206)
一方、車載機器10がクレジットカード決済に対応していないと判別した場合(ステッ
プS203;No)に、路側機20aは、一例として、現金決済用のコンテンツを車載機
器10に送信する(ステップS205)。
この場合、路側機20aは、後続するステップS207に処理を進める。
車載機器10は、路側機20aから送られたプッシュ配信コマンドを受信すると、応答
コマンドを路側機20aに返信する(ステップS104)。
これに応答して、路側機20aは、応答コマンドを受信し(ステップS206;Yes
)、後続するステップS207に処理を進める。
車載機器10は、受信したプッシュ配信コマンドによるコンテンツを表示する(ステッ
プS105)。
一例として、表示部19は、図4に示すようなコンテンツCT1を表示する。つまり、
入庫時刻を利用者に知らせると共に、精算時(出庫時)にクレジットカード決済を利用す
る場合には、クレジットカードの挿入が必要であることを、利用者に報知する。
図3に戻って、車載機器10は、駐車場がカード決済可能か否かを判別する(ステップ
S106)。
例えば、車載機器10は、以下の3つの条件のうち、少なくとも1つが満たされた場合
に、利用しようとする駐車場がカード決済可能であると判別する。
条件1:路側機20aからプッシュ配信コマンド(確認応答ありプッシュ配信コマンド
)を受信しており、かつ、自車位置が駐車場の入口付近である(例えば、計測された自車
位置から記憶部17の地図情報を検索した際に、駐車場の入口付近が得られた場合)。
条件2:路側機20aからプッシュ配信コマンドを受信しており、かつ、プッシュ配信
コマンドの中に、クレジットカード決済対応の施設を示す所定の文字(関連キーワード)
や、文章が含まれている場合(キーワードの例:クレジットカード、駐車場、パーキング
など)。
条件3:路側機20aからプッシュ配信コマンドを受信しており、かつ、プッシュ配信
コマンドのアプリケーションタイプにクレジットカード決済対応の施設を示す値が設定さ
れている場合。
なお、この条件3にて用いられるアプリケーションタイプについて、図5を参照して説
明する。図5は、現状のITS(ITS FORUM RC-004)にて定義されているアプリケーショ
ンタイプとその値等を説明するための図である。
図示するように、現状のITSでは、クレジットカード決済対応の施設の入口であるこ
とを示す値は定義されていない。そのため、番号14の予約領域(その他)である0x0
D〜0xFEに、クレジットカード決済対応の施設の入口であることを示す値を追加する
ことが可能である。例えば、課金決済予告アプリとして、0x0Eを用いるようにしても
よい。
また、番号13の課金決済アプリ(0x0C)について、クレジットカード対応施設の
入口のプッシュ配信でも利用できるように、ルールを決めることでも対応可能である。
図3に戻って、車載機器10は、駐車場がカード決済可能であると判別すると(ステッ
プS106;Yes)、決済対応施設フラグに1をセットする(ステップS107)。す
なわち、駐車場がカード決済可能であることを示すために、決済対応施設フラグに1をセ
ットして記憶部17に記憶する。
一方、駐車場がカード決済可能でないと判別すると(ステップS106;No)、車載
機器10は、決済対応施設フラグに0をセットする(ステップS108)。
そして、車載機器10は、エンジンがオフとなるまで待機する(ステップS109)。
路側機20aは、開閉機30にゲート開を指示する(ステップS207)。すなわち、
路側機20aは、ゲートの開放を指示する無線信号を開閉機30に送信する。なおこの際
、路側機20aは、車両VCの入庫時刻を計時する。
無線信号を受信した開閉機30がゲートを開けると、車両VCは、駐車場内へと移動可
能となる。
路側機20aは、車載器管理番号と入庫時刻をサーバ50に送信する(ステップS20
8)。
すなわち、路側機20aは、車載機器10から得た車載器管理番号、及び、ゲートの開
放時に計時した入庫時刻を、ITS通信網90を介してサーバ50に送信する。
なお、サーバ50は、これら車載器管理番号、及び、入庫時刻を受信すると、データベ
ースに記憶(登録)する。
路側機20aは、車載機器10とのDSRC通信が不能となるまで待機する(ステップ
S209)。
つまり、車両VCが入口を通過して駐車場内へと移動するのに伴い、車載機器10が路
側機20aの通信エリア内から外れるのを待機する。
そして、車載機器10とのDSRC通信が不能になると(ステップS209;No)、
路側機20aは、開閉機30にゲート閉を指示する(ステップS210)。すなわち、路
側機20aは、ゲートの閉鎖を指示する無線信号を開閉機30に送信した後、入庫応答処
理を終える。
なお、無線信号を受信した開閉機30は、入口のゲートを閉鎖する。
利用者は、車両VCを駐車場内の所望の位置に停車すると、車両VCのエンジンをオフ
にする。
この際、車載機器10は、エンジンがオフとなったことを判別すると(ステップS10
9;Yes)、カードが挿入されている場合に、カードの抜き忘れを警告する(ステップ
S110)。
例えば、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ13から「カードが残ってい
ます」等の音声メッセージを出力する。
そして、車載機器10は、入庫時処理を終える。
このような入庫時処理によって、車載機器10は、駐車場がカード決済可能か否かを判
別し、その判別結果に応じて決済対応施設フラグに1又は0をセットして記憶する。この
決済対応施設フラグは、後述する未挿入警告処理にて使用される。
一方、このような入庫応答処理によって、路側機20aは、車載機器10がカード決済
に対応していれば、上述した図4に示すようなコンテンツCT1を車載機器10に送信し
て表示させる。また、路側機20aは、車載機器10から得た車載器管理情報、及び、計
時された入庫時刻をサーバ50に送信して記録させる。
次に、駐車場に停めてあった車両VCのエンジンを始動(エンジンオン)した際におけ
る車載機器10の動作について、図6を参照して説明する。
図6は、車載機器10が実行する未挿入警告処理の一例を示すフローチャートである。
この未挿入警告処理は、センサ12がエンジンの始動を検出した際に、車載機器10にカ
ードが挿入されていない場合に実行される。なお、利用者は、車を離れる際にカードを抜
き取って、車載機器に残さないようにしているため、この未挿入警告処理は、通常に実行
され得る。
まず車載機器10は、決済対応施設フラグを読み出す(ステップS301)。すなわち
、制御部15は、上述した入庫時処理にて記憶部17に記憶した決済対応施設フラグを読
み出す。
車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS3
02)。すなわち、利用している駐車場がクレジットカード決済可能であるか否かを、済
対応施設フラグの値により判別する。
車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1であると判別すると(ステップS302
;Yes)、クレジットカードの挿入を促しつつ、カードの未挿入を警告する(ステップ
S303)。
例えば、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ13から「カードが挿入され
ていません。駐車場出口でクレジットカード決済が可能です。ご利用の場合は、クレジッ
トカードをご準備下さい」等の音声メッセージを出力する。
一方、決済対応施設フラグの値が1でない(0である)と判別すると(ステップS30
2;No)、車載機器10は、カードの未挿入を警告する(ステップS304)。
例えば、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ13から「カードが挿入され
ていません」等の音声メッセージを出力する。
車載機器10は、カードが挿入された場合に、そのカードをチェックする(ステップS
305)。
例えば、車載機器10は、挿入されたのが使用可能なカード(ETCカード、又は、ク
レジットカード)であるか等をチェックする。なお、使用可能なカードが挿入された場合
に、車載機器10は、カードの種類名(ETCカード、又は、クレジットカード)をスピ
ーカ13から音声にて出力してもよい。また、使用可能でないカードが挿入された場合に
、車載機器10は、使用できないカードである旨をスピーカ13から音声にて出力しても
よい。
そして、車載機器10は、未挿入警告処理を終える。
このような未挿入警告処理によって、利用している駐車場がカード決済可能であること
を決済対応施設フラグ(フラグ=1)から判別すると、スピーカ13からの上述した音声
メッセージを出力することにより、クレジットカードの挿入を促しつつ、カードの未挿入
を警告することができる。
これにより、カード決済が可能であることを出発(発車)前に利用者に報知でき、利用
者が、クレジットカードを事前に準備(挿入)することができる。
次に、このような未挿入警告処理が行われた後に、駐車場から車両VCを出庫させる際
における車載機器10等の動作について、図7を参照して説明する。
図7は、車載機器10が実行する出庫時決済処理、及び、路側機20bが実行する出庫
応答処理の一例を示すフローチャートである。
まず車載機器10は、DSRC通信が可能になるまで待機する(ステップS401)。
すなわち、駐車場の出口に向かって移動する車両VCが、路側機20bの通信エリアに到
達(エリアイン)するまで待機する。
車両VCが路側機20bの通信エリアに到達して、DSRC通信が可能になると(ステ
ップS401;Yes)、車載機器10は、DSRC通信により路側機20bと接続し、
車載器管理番号を送信する(ステップS402)。
すなわち、DSRC通信部16は、制御部15が記憶部17から読み出した車載器管理
番号を路側機20bに送信する。
これに応答して、路側機20bは、車載器管理番号を受信して保持する(ステップS5
01)。
車載機器10は、クライアント情報通知コマンドを路側機20bに送信する(ステップ
S403)。すなわち、車載機器10がクレジットカード決済に対応しているか否かを含
むクライアント情報通知コマンドを路側機20bに送信する。
これに応答して、路側機20bは、クライアント情報通知コマンドを受信して解析する
(ステップS502)。つまり、路側機20bは、車載機器10がクレジットカード決済
に対応しているか否かを解析する。
路側機20bは、車載器管理番号をサーバ50に送信する(ステップS503)。
すなわち、路側機20bは、車載機器10から得た車載器管理番号を、ITS通信網9
0を介してサーバ50に送信する。
なお、サーバ50は、車載器管理番号を受信すると、データベースに記憶されている入
庫時の車載器管理番号と照合し、駐車料金を計算する。例えば、入庫時刻と現在時刻との
差から利用時間を求め、単位時間あたりの料金と乗算するなどして、駐車料金を求める。
そして、サーバ50は、求めた駐車料金(料金情報)を路側機20bに送信する。
路側機20bは、サーバ50から送られた駐車料金を受信する(ステップS504)。
そして、路側機20bは、駐車料金のコンテンツをプッシュ配信コマンドにて車載機器1
0に送信し、応答コマンドを車載機器10から受信する(ステップS505)。
車載機器10は、路側機20bから送られたプッシュ配信コマンドを受信すると、応答
コマンドを路側機20bに返信する(ステップS404)。
そして、車載機器10は、受信したプッシュ配信コマンドによるコンテンツを表示する
(ステップS405)。
一例として、表示部19は、図8(a)に示すようなコンテンツCT2を表示する。つ
まり、利用金額(駐車料金)を利用者に知らせると共に、クレジットカード決済を利用す
る場合には、クレジットカードの確認(挿入)を、利用者に報知する。
図7に戻って、車載機器10は、カード決済が選択されると、カード決済の応答を路側
機20bに送信する(ステップS406)。つまり、上述した図8(a)に示すようなコ
ンテンツCT2が表示部19に表示された状態で、「Yes」(カード決済を行う)が、
利用者によって選択された場合、車載機器10は、カード決済の応答を路側機20bに送
信する。
なおここで、利用者により「No」(カード決済を行ない、つまり、現金で支払う)が
選択された場合には、その旨を路側機20bに通知し、カード決済を行わないようにする
。具体的には、利用者が料金精算機40に、必要な金額を投入することで精算を行うこと
になる。
路側機20bは、カード決済の応答を受信すると、決済処理のコンテンツをプッシュ配
信コマンドにて車載機器10に送信し、応答コマンドを車載機器10から受信する(ステ
ップS506)。
車載機器10は、路側機20bから送られたプッシュ配信コマンドを受信すると、応答
コマンドを路側機20bに返信する(ステップS407)。
そして、車載機器10は、受信したプッシュ配信コマンドによるコンテンツを表示する
(ステップS408)。
一例として、表示部19は、図8(b)に示すようなコンテンツCT3を表示する。つ
まり、クレジットカード決済が行われていることを利用者に報知する。
図7に戻って、車載機器10は、クレジットカードから読み出した情報を含む決済情報
を送信する(ステップS409)。
例えば、車載機器10は、挿入されているクレジットカードからカード番号等の情報を
読み出し、決済情報を生成して路側機20bに送信する。
路側機20bは、決済情報を受信してサーバ50に送信する(ステップS507)。例
えば、路側機20bは、受信した決済情報に必要な情報を付加するなどした後、ITS通
信網90を介してサーバ50に送信する。
なお、サーバ50は、決済情報を受信すると、図示せぬカード会社のサーバ等との間で
データのやり取りを行い、カード決済を行う。そして、カード決済が正常に行われた場合
に、決済が完了したことを路側機20bに通知する。
路側機20bは、決済完了のコンテンツをプッシュ配信コマンドにて車載機器10に送
信し、応答コマンドを車載機器10から受信する(ステップS508)。
車載機器10は、路側機20bから送られたプッシュ配信コマンドを受信すると、応答
コマンドを路側機20bに返信する(ステップS410)。
そして、車載機器10は、受信したプッシュ配信コマンドによるコンテンツを表示する
(ステップS411)。
一例として、表示部19は、図8(c)に示すようなコンテンツCT4を表示する。つ
まり、支払い金額等を利用者に知らせると共に、領収書の受け取り方法について、利用者
に報知する。
図7に戻って、路側機20bは、料金精算機40に精算完了を通知してゲート開を指示
する(ステップS509)。すなわち、路側機20bは、精算完了を示す無線信号を料金
精算機40に送信することで、出口のゲートを開放させる。
無線信号を受信した料金精算機40がゲートを開けると、車両VCは、駐車場外へと移
動可能となる。
そして、路側機20bは、車載機器10とのDSRC通信が不能となるまで待機する(
ステップS510)。
また、同様に、車載機器10は、路側機20bとのDSRC通信が不能となるまで待機
する(ステップS412)。
つまり、車両VCが駐車場の出口を通過して駐車場外へと移動するのに伴い、車載機器
10が路側機20bの通信エリア内から外れるのを待機する。
やがて、車載機器10とのDSRC通信が不能になると(ステップS510;No)、
路側機20bは、料金精算機40にゲート閉を指示する(ステップS511)。すなわち
、路側機20bは、閉鎖を指示する無線信号を料金精算機40に送信した後、出庫応答処
理を終える。なお、料金精算機40は、閉鎖を指示する無線信号を受信すると、出口のゲ
ートを閉鎖する。
同様に、路側機20bとのDSRC通信が不能になると(ステップS412;No)、
車載機器10は、決済対応施設フラグをクリアする(ステップS413)。すなわち、制
御部15は、決済対応施設フラグの値を0にして記憶部17に記憶した後、出庫時決済処
理を終える。
このような出庫時決済処理及び、出庫応答処理により、カード決済を利用して、駐車料
金を支払うことができる。その際、上述した未挿入警告処理によって、キャッシュカード
の準備(挿入)が促されているため、利用者は、出口の精算時にあわてることなく、カー
ド決済を円滑に行うことができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、図6の未挿入警告処理において、駐車場がカード決済可能であ
る場合に、クレジットカードの挿入を促しつつ、カードの未挿入を警告するまでにとどめ
ていた。例えば、警告後に挿入されたカードがクレジットカードでなくとも(ETCカー
ドであっても)、重ねて警告することは行わなかった。これは、利用者がカード決済を選
ばない(現金で支払う)場合があることを考慮したものである。
それでも、度々利用する駐車場にて、過去にカード決済を利用しているような状況では
、今回もカード決済にて支払う可能性が高くなる。そのため、利用履歴を参酌して、挿入
されたカードがキャッシュカードでない場合に、更に警告を行うようにしてもよい。
なお、利用履歴は、一例として、駐車場を識別する施設IDとカード決済の有無とが関
連付けられた履歴情報である。この利用履歴は、例えば、上述した図7の出庫時決済処理
において、カード決済が利用された場合に、カード決済有りの利用履歴として追加され、
逆に、カード決済が利用されなかった場合に、カード決済無しの利用履歴として追加され
て、記憶部17に蓄積(記憶)されるようになっている。
以下、このような利用履歴を用いて、更に警告を行うことを特徴とした未挿入警告処理
について、図9を参照して説明する。図9は、本発明の他の実施形態に係る未挿入警告処
理の一例を説明するためのフローチャートである。
図9の未挿入警告処理では、図6の未挿入警告処理と同じ内容に、同じ参照番号を付し
ている。つまり、図9の未挿入警告処理は、図6の未挿入警告処理(ステップS301〜
S305)に、ステップS601〜S605の内容を更に追加した処理となっている。
この図9の未挿入警告処理も、センサ12がエンジンの始動を検出した際に、車載機器
10にカードが挿入されていない場合に実行される。なお、上記と同様に、利用者は、車
を離れる際にカードを抜き取って、車載機器に残さないようにしているため、この未挿入
警告処理も、通常に実行され得る。
まず車載機器10は、決済対応施設フラグを読み出す(ステップS301)。そして、
車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1であるか否かを判別する(ステップS30
2)。すなわち、上述した入庫時処理によって、駐車場がクレジットカード決済可能であ
ると記憶されているかどうかを判別する。
車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1であると判別すると(ステップS302
;Yes)、クレジットカードの挿入を促しつつ、カードの未挿入を警告する(ステップ
S303)。つまり、上記と同様に、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ1
3から「カードが挿入されていません。駐車場出口でクレジットカード決済が可能です。
ご利用の場合は、クレジットカードをご準備下さい」等の音声メッセージを出力する。
一方、決済対応施設フラグの値が1でない(0である)と判別すると(ステップS30
2;No)、車載機器10は、カードの未挿入を警告する(ステップS304)。つまり
、上記と同様に、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ13から「カードが挿
入されていません」等の音声メッセージを出力する。
車載機器10は、カードが挿入された場合に、そのカードをチェックする(ステップS
305)。そして、車載機器10は、挿入されたのがクレジットカードであるか否かを判
別する(ステップS601)。
車載機器10は、クレジットカードであると判別すると(ステップS601;Yes)
、処理を終了する。なおこの際、決済対応施設フラグの値が0である場合に、クレジット
カードが挿入されている旨をスピーカ13から音声にて出力してもよい。
一方、クレジットカードでない(ETCカードである)と判別した場合(ステップS6
01;No)に、車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1であるか否かを判別する
(ステップS602)。
車載機器10は、決済対応施設フラグの値が1でない(0である)と判別すると(ステ
ップS602;No)、処理を終了する。
一方、決済対応施設フラグの値が1であると判別した場合(ステップS602;Yes
)に、車載機器10は、利用履歴を参照し、過去に利用されたカード決済の割合を求める
(ステップS603)。
例えば、制御部15は、記憶部17に記憶されている利用履歴を、駐車場の施設IDを
キーにして読み出す。そして、読み出した利用履歴に対する、カード決済有りとなってい
る利用履歴の割合を求める。
車載機器10は、求めた割合が、基準(所定の基準値)よりも大きいか否かを判別する
(ステップS604)。
車載機器10は、求めた割合が、基準よりも大きくない(基準以下である)と判別する
と(ステップS604;No)、処理を終了する。
一方、求めた割合が、基準よりも大きいと判別した場合(ステップS604;Yes)
に、車載機器10は、クレジットカードへの差し替えを促す音声メッセージを出力する(
ステップS605)。
例えば、車載機器10は、所定の報知音と共に、スピーカ13から「この施設では、ク
レジットカード決済が多く利用されています。ご利用の場合は、クレジットカードに差し
替えて下さい」等の音声メッセージを出力する。
このような図9の未挿入警告処理によっても、カード決済が可能であることを出発(発
車)前に利用者に報知でき、利用者が、クレジットカードを事前に準備(挿入)すること
ができる。
しかも、クレジットカードを挿入するつもりで、誤ってETCカードを挿入してしまっ
たような場合に、クレジットカードへの差し替えを利用者に促すこともできる。
上記した実施形態では、カードの未挿入等を音声により報知する場合を一例として説明
したが、このような音声に限られず、表示部19に同内容を文字列等にて表示してもよい

また、上記した実施形態では、図2に示すようなITSに対応した駐車場を利用する場
合を一例として説明したが、このような駐車場に限られず、ITSに対応した他の施設で
も適宜適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、未挿入のカードについてより有用な情報を報知
することができる。
10 車載機器
11 GPS受信部
12 センサ
13 スピーカ
14 入力部
15 制御部
16 DSRC通信部
17 記憶部
18 カード処理部
19 表示部
20a,20b 路側機
30 開閉機
40 料金精算機
50 サーバ
90 ITS通信網

Claims (6)

  1. 施設に配置された路側機と通信を行う通信部と、
    前記通信部が前記路側機から受信した情報に基づいて、前記施設がカード決済が可能かどうかを識別する識別部と、
    前記識別部の識別結果に基づいて、挿入されたカードが決済可能なカードであるかないかの判定を行う判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、報知する信号を出力する制御部と
    を備えることを特徴とする報知機器。
  2. 前記制御部は、挿入されたカードが決済可能なカードであるとの判定に従って、カードの種類名を報知する信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の報知機器。
  3. 前記制御部は、挿入されたカードが決済可能なカードでないとの判定に従って、決済可能なカードでない旨を報知する信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の報知機器。
  4. 施設に配置された路側機と通信を行う通信ステップと、
    前記通信ステップが前記路側機から受信した情報に基づいて、前記施設がカード決済が可能かどうかを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップの識別結果に基づいて、挿入されたカードが決済可能なカードであるかないかの判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、報知する信号を出力する制御ステップと
    を備えることを特徴とする報知方法。
  5. 前記制御ステップは、挿入されたカードが決済可能なカードであるとの判定に従って、カードの種類名を報知する信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の報知方法。
  6. 前記制御ステップは、挿入されたカードが決済可能なカードでないとの判定に従って、決済可能なカードでない旨を報知する信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の報知方法。
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