JP5418849B2 - 車載器 - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の通行料金の自動収受を行う車載器に関する。
従来、有料道路の通行料金を自動収受する料金収受システムとしてのETC(登録商標)システム(Electronic Toll Collection System)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このETCシステムは、有料道路の入口料金所、出口料金所に無線機としての路側機が設けられるとともに、その路側機と無線通信をして通行料金の自動収受をする処理を行う車載器が車両に設けられて構成される。
その車載器には、路側機との間で無線通信して自動収受をする際に必要な情報である契約情報等のカード情報が記憶されたICカードが装着されるカード装着部を有する。車載器は、そのカード装着部にICカードが装着されていることを検出すると、路側機との間で無線通信することが可能、すなわち、通行料金の自動収受が可能な状態であるスタンバイ状態とされる。そして、スタンバイ状態で車両が料金所に進入すると、車載器は、路側機から送信される料金所情報を受信したり、搭載された車両に関する車両情報やICカードに記憶されたカード情報を路側機に送信したりして、通行料金の自動収受処理を行う。
特開2009−163769号公報
ところで、ETCシステムにおける通行料金の自動収受を行うためには、上記のように、ユーザは、あらかじめ車載器のカード装着部にICカードを装着して、車載器をスタンバイ状態にしておく必要がある。一方で、ユーザは、車両から離れるときには、ICカードの盗難を防止する等のセキュリティを確保するために、車両にICカードを残しておかないようにするのが望ましい。そのため、従来では、例えば有料道路のサービスエリアで休憩する際には、車両から離れるときにICカードを一旦脱着して、その後、車両に戻ってきたときに再度装着し直す必要があり、その脱着・再装着が手間となっていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、有料道路の通行料金を自動収受する車載器において、セキュリティを確保しつつ、ICカードの脱着・再装着にともなう手間を軽減することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、有料道路の通行料金の自動収受を行う車載器であって、前記自動収受する際に必要な情報であるカード情報が記憶されたICカードが装着されるカード装着部を有し、そのカード装着部に前記ICカードが装着されているときに前記自動収受が可能な状態であるスタンバイ状態とされる車載器であって、
前記車載器が搭載される車両には、ユーザが携帯可能な送信機から送信される信号を受信し、その信号に基づいて自車両のドアをロックし又はアンロックするロック制御手段が設けられ、
前記カード装着部に装着された前記ICカードから前記カード情報を読み出す読出手段と、
その読出手段が読み出した前記カード情報を記憶する記憶手段と、
前回に前記ドアがロックされたときと今回に前記ドアがアンロックされたときとで、使用された前記送信機が同じであることを前記ロック制御手段に確認する確認手段と、
その確認手段が、使用された前記送信機が同じであることを確認したことに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記カード情報を使用して前記スタンバイ状態に移行させるスタンバイ状態移行手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、本発明の車載器は、ユーザが携帯可能な送信機の信号に基づいてドアをロック/アンロックするロック制御手段が設けられた車両に搭載される。その車載器は、読出手段が、カード装着部に装着されたICカードからカード情報を読み出し、そのカード情報を記憶手段に記憶させる。そして、車載器は、前回にドアがロックされたときと今回のドアがアンロックされたときとで、使用された送信機が同じである場合には、記憶手段に記憶されたカード情報でスタンバイ状態に移行させる。これにより、ユーザは車両から離れる場合であっても、使用した送信機が同一である場合には、離れる際に脱着したICカードを再装着する必要がないので、再装着にともなう手間を軽減できる。また、使用された送信機が同じことを条件としてスタンバイ状態に移行されるので、記憶手段に記憶されたカード情報が不正に使用されて通行料金の収受がされてしまうのを防止、つまりセキュリティも確保できる。
また、本発明において、前記送信機が送信する信号には固有のIDコードが含まれており、
前記確認手段は、前回にドアがロックされたときと今回にドアがアンロックされたときとで、前記ロック制御手段が受信した前記信号に含まれるIDコードが同じであることを確認することで、使用された前記送信機が同じであることを確認することを特徴とする。
このように、送信機の信号に含まれるIDコードが同じであることを確認することで、確実に、使用された送信機が同じであることを確認することができる。
また、本発明において、前記スタンバイ状態に移行させた後に、自車両のドアのロック/アンロックがあった場合に、前記確認手段が前記同じであることを確認できなかったときには、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段を有することを特徴とする。
このように、一旦、スタンバイ状態に移行された後であっても、その後に、送信機の同一を確認できなかったときにはスタンバイ状態が解除されるので、より一層、セキュリティを確保できる。
また、本発明において、前記スタンバイ状態に移行させてからの経過時間を計測する時間計測手段と、
その時間計測手段が計測した前記経過時間が所定時間を超えたか否かを判断する時間判断手段と、
その時間判断手段が、前記経過時間が前記所定時間を超えたと判断した場合に、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、スタンバイ状態に移行されてから所定時間超えた場合には、そのスタンバイ状態が解除されるので、より一層、セキュリティを確保できる。
また、本発明において、
前記記憶手段に記憶された前記カード情報の前記ICカードとは別のICカードが前記カード装着部に装着されたことを検出する別カード検出手段と、
その別カード検出手段が前記別のICカードの装着を検出した場合に、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、別のICカードが装着された場合には、スタンバイ状態が解除されるので、当初のICカードのカード情報が使用されて通行料金の収受がされてしまうのを防止できる。
また、本発明において、前記スタンバイ状態解除手段は、前記記憶手段に記憶された前記カード情報を消去することで、前記スタンバイ状態を解除することを特徴とする。
これにより、確実にスタンバイ状態を解除できるとともに、記憶手段に記憶されるカード情報が不正使用されることを防止できる。
車両30の概略構成を示したブロック図である。 スタンバイ状態の移行に関連した、ETC車載器1、ボデー制御部4及びユーザの動作の一連の流れを示したシーケンス図である。 スタンバイ状態の移行後における制御部12が実行する処理を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る車載器の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の車載器が搭載された車両30の概略構成を示したブロック図である。車両30に搭載されたETC車載器1は、車両30が有料道路を通行する際に、その通行料金の自動収受をするための機器である。具体的には、ETC車載器1は、カード装着部11、制御部12、記憶部13及びタイマー14を有している。カード装着部11は、通行料金の自動収受を行う際に必要な情報であるカード情報が記憶されたICカード7が装着される部分であり、本実施形態では、ICカード7の挿入部として構成される。
そのICカード7は、カード情報が記憶されるフラッシュメモリ等のメモリ(図示外)が設けられており、そのメモリには、上記カード情報として、例えば、ICカード7の識別情報や有効期限情報あるいは通行料金の引き落とし先の金融機関情報等の決済に関する情報が記憶されている。これら情報は、ICカード7の発行時に内部に固定的に記録された情報である。また、ICカード7は、車両30が有料道路の入口料金所を通過する際に、その入口料金所を特定する料金所情報もカード情報として記憶される。この料金所情報は、出口料金所において、通行料金を決定するために用いられる。
ETC車載器1の制御部12は、CPU(図示外)および、ROM、RAM等のメモリ(図示外)から構成され、通行料金の自動収受を行うための処理(自動収受処理)を実行するものである。そのメモリには、自動収受処理をするためのプログラムが記憶されており、CPUが、そのROMに記憶されたプログラムにしたがう処理をすることで、自動収受処理が実行される。また、そのメモリには、車両30の車種等の車両情報が記憶されている。
制御部12は、具体的には自動収受処理として、カード装着部11にICカード7が装着された状態(スタンバイ状態)で、車両30が有料道路の入口料金所に進入すると、ETC車載器1に接続されたアンテナ6(図1参照)を介して、入口料金所に設けられた路側機(図示外)との間で無線通信を行う。具体的には、制御部12は、ICカード7に記憶されたカード情報やメモリに記憶された車両情報を読み出して、そのカード情報や車両情報を路側機に送信するとともに、路側機から送信された入口料金所の料金所情報をICカード7に記憶させる。その後車両30が有料道路を走行し、さらにその後、車両30が有料道路の出口料金所に進入すると、制御部12は、出口料金所に設けられた路側機(図示外)との間で無線通信を行う。具体的には、制御部12は、ICカード7に記憶された料金所情報を含むカード情報や車両情報を路側機に送信する。路側機は、そのカード情報や車両情報を管理コンピュータ(図示外)に送信する。そして、管理コンピュータは、そのカード情報に基づいてICカード7の有効期限等を確認するとともに、料金所情報や車両情報に基づいて通行料金を決定して、通行料金の決済を行う。その後、路側機は、決済された通行料金等の情報をETC車載器1に送信し、ETC車載器1の制御部12は、その情報を利用履歴として、ICカード7に記憶させる。
また、ETC車載器1は、装着されたICカードとの間で通信をするためのコネクタ(図示外)が設けられ、制御部12は、そのコネクタを介して、装着されたICカードが、通行料金の自動収受専用のICカード7であるか否かを判断することができる。そして、ETC車載器1は、装着されたICカードが専用のICカード7である場合には、料金所において路側機との間で無線通信できる状態、つまり、自動収受が可能な状態であるスタンバイ状態に移行される。また、その際に、制御部12は、ETC車載器1に設けられた例えば青色のLED(図示外)を発光させて、スタンバイ状態であることをユーザに知らせる。一方、制御部12は、装着されたICカードが専用のICカード7でない場合には、ETC車載器1に設けられた例えば赤色のLED(図示外)を発光させて、スタンバイ状態でないことをユーザに知らせる。さらに、ETC車載器1(制御部12)は、ICカード7が装着されていない場合であっても、一定の場合には、スタンバイ状態に移行させる。その部分については本発明の特徴部分であるので、後に詳細に説明する。
上述したように、ETC車載器1は、制御部12の他に、記憶部13、タイマー14を有している。記憶部13は、車両30のエンジンが停止されたときなど電源供給が絶たれてもその記憶内容が保持されるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成される。なお、車両30のバッテリ(図示外)に記憶部13が直結されている場合には、記憶部13をRAM等の揮発性メモリで構成してもよい。その記憶部13は、装着されたICカード7に記憶されたカード情報を記憶するためのものである。また、タイマー14は、時間を計測するためのものである。
車両30は、いわゆるワイヤレスキーシステムが適用されており、具体的には、ユーザが携帯可能な送信機としてのワイヤレスキー100からの無線信号に基づいて、ドアロック31をロックし又はアンロックする。そのワイヤレスキー100は、ロックを指示するロックボタン101及びアンロックを指示するアンロックボタン102が設けられる。ワイヤレスキー100は、ロックボタン101が押された場合には、ロックを指示する機能コードを含むロック信号を、外部に無線で送信する。また、ワイヤレスキー100は、アンロックボタン102が押された場合には、アンロックを指示する機能コードを含むアンロック信号を、外部に無線で送信する。さらに、ワイヤレスキー100は、固有のIDコードが記憶されたメモリ(図示外)が設けられ、そのIDコードを付して、上記ロック信号又はアンロック信号を送信する。なお、ワイヤレスキー100は、これらロック信号、アンロック信号を、所定の形式の信号に変調して送信している。また、それらロック信号、アンロック信号の送信範囲は、例えば、ワイヤレスキー100から2、3mの範囲とされる。一般的に、ワイヤレスキー100にはメカ鍵も備わっており、ユーザは、ドアに設けられた鍵穴(図示外)に差し込むことで、直接ドアをロック又はアンロックさせることもできる。
また、車両30は、ワイヤレスキーシステムを実現するための構成を有しており、具体的には、受信チューナ2、その受信チューナ2に接続されたアンテナ9、ドアロック駆動部3、ドアロック31及びボデー制御部4を有している。受信チューナ2は、ワイヤレスキー100からのロック信号又はアンロック信号をアンテナ9を介して受信し、受信したロック信号、アンロック信号を元の信号に復調する復調回路から構成される。復調されたロック信号、アンロック信号は、通信線200を介して、ボデー制御部4に送信される。
ボデー制御部4は、CPU、ROM、RAM等から構成され、車両30のドアロック31等のボデー系機器を制御するものである。具体的には、ボデー制御部4は、受信チューナ2からのロック信号又はアンロック信号に含まれるIDコード及び機能コードを解析して、そのIDコードが所定のIDコードであるか、その機能コードがロックを指示するものかアンロックを指示するものかを確認する。そして、ボデー制御部4は、IDコードが所定のIDコードである場合には、解析した機能コードに応じた制御信号(ロックを指示する制御信号又はアンロックを指示する制御信号)を、通信線202を介して、ドアロック駆動部3に送信する。
ドアロック駆動部3は、モータ等のアクチュエータから構成され、ボデー制御部4からの制御信号に応じて、車両30のドアロック31をロックしたりアンロックしたりするものである。すなわち、ボデー制御部4からロックを指示する制御信号が送信された場合には、ドアロック駆動部3はドアロック31をロックさせ、アンロックを指示する制御信号が送信された場合には、ドアロック31をアンロックさせる。
また、車両30には、カーナビゲーション装置(図示外)が搭載され、そのカーナビゲーション装置の表示を制御するカーナビ表示制御部5が車両30に設けられる。そのカーナビ表示制御部5は、例えば、カーナビゲーション装置の表示部(図示外)に対して、車両30の現在地周辺の地図を表示させる。また、カーナビ表示制御部5、ボデー制御部4及びETC車載器1は、通信線201を介して互いに通信可能に接続されており、カーナビ表示制御部5は、それらボデー制御部4、ETC車載器1の動作に応じた内容を表示部に表示させることができる。例えば、カーナビ表示制御部5は、ETC車載器1と通信することで、決済された通行料金を表示部に表示させる。
次に、ICカード7が装着されていない場合であってもスタンバイ状態に移行させるときの、ETC車載器1の動作について説明する。ここで、図2は、スタンバイ状態の移行に関連した、ETC車載器1、ボデー制御部4及びユーザの動作の一連の流れを示したシーケンス図である。先ず、ユーザは、車両30にて有料道路を走行しようと考える場合には、ICカード7をETC車載器1のカード装着部11に装着させる(A1)。ETC車載器1は、そのICカード7が装着されると、有料道路の料金所に設けられた路側機との間で無線通信可能な状態(通行料金の自動収受が可能な状態)、すなわちスタンバイ状態とされる(S11)。なお、この際、ETC車載器1の制御部12は、スタンバイ状態であることを、LED等でユーザに報知する。
次いで、ETC車載器1の制御部12は、装着されているICカード7に記憶されているカード情報を読み出す(S12)。そして、その読み出したカード情報を、記憶部13に記憶させる(S13)。なお、ICカード7からカード情報を読み出し、記憶部13に記憶させるタイミングは、ICカード7が脱着されるまでの間であればいつでもよく、例えば、ICカード7の装着直後のタイミングとすることができる。なお、S12を実行する制御部12が本発明の「読出手段」に相当し、S13にてカード情報が記憶される記憶部13が本発明の「記憶手段」に相当する。また、従来のカード読み出しによるスタンバイ状態になる過程での読み出しデータを記憶手段に保存しても良い。
ユーザは、ICカード7の装着(A1)後、車両30を走行させ、さらにその後、休憩等で車両30から一時的に離れるとする。この場合、ユーザは、ICカード7の盗難を防止するために、ICカード7をETC車載器1から脱着させ、そのICカード7を自分で所持する(A2)。ETC車載器1は、その脱着を受けて、スタンバイ状態が解除される(S14)。また、この際、ETC車載器1は、スタンバイ状態でないことを、LED等でユーザに報知する。なお、この際、記憶部13に記憶されたカード情報は保持される。
ユーザは、車両30から離れる際に、ワイヤレスキー100のロックボタン101を押して、ワイヤレスキー100からロック信号を送信させる(A3)。ボデー制御部4は、そのロック信号を、受信チューナ2を介して受信し(S21)、受信したロック信号を解析してIDコード及び機能コードを確認する(S22)。そして、ボデー制御部4は、IDコードが所定のIDコードである場合には、ドアロック駆動部3にロックを指示する制御信号を送信して、ドアロック31をロックさせる(S23)。
その後、ユーザは、車両30に戻ってくると、車両30に入り込むために、ワイヤレスキー100のアンロックボタン102を押して、ワイヤレスキー100からアンロック信号を送信させる(A4)。ボデー制御部4は、そのアンロック信号を、受信チューナ2を介して受信し(S24)、受信したアンロック信号を解析してIDコード及び機能コードを確認する(S25)。そして、ボデー制御部4は、IDコードが所定のIDコードである場合には、ドアロック駆動部3にアンロックを指示する制御信号を送信して、ドアロック31をアンロックさせる(S26)。その後、ボデー制御部4は、前回にロックされたとき(S23)と今回にアンロックされたとき(S26)とで、ワイヤレスキー100から送信された信号に含まれるIDコードが同じであることを確認する(S27)。そして、そのID確認結果を、通信線201(図1参照)を介して、ETC車載器1に送信する(S28)。なお、S21〜S26を実行するボデー制御部4が本発明の「ロック制御手段」に相当する。
ETC車載器1は、ボデー制御部4からのID確認結果を受信して、前回にロックされたとき(S23)と今回にアンロックされたとき(S26)とで、ワイヤレスキー100のIDコードが同じであることを確認する(S15)。IDコードが同じであるということは、図2のA1〜A4までのユーザが変化していないと判断することができる。そこで、ETC車載器1は、記憶部13に記憶されたカード情報を使用して、路側機と無線通信可能な状態(自動収受が可能な状態)であるスタンバイ状態に移行させる(S16)。また、この際、ETC車載器1は、スタンバイ状態とされたことを、LED等でユーザに報知する。なお、S15を実行する制御部12が本発明の「確認手段」に相当する。また、S16を実行する制御部12が本発明の「スタンバイ状態移行手段」に相当する。
これによって、ユーザは、再度、ICカード7をカード装着部11に装着させる必要がないので、再装着にともなう手間を軽減できる。また、ユーザは、ICカード7の再装着の手間を省くために、車両30から離れる際にICカード7を車両30に残しておく必要がないので、セキュリティも確保することができる。
その後、このスタンバイ状態(S16)にて、車両30が有料道路の料金所に進入すると、ETC車載器1は、記憶部13に記憶されたカード情報を使用して、路側機との間で無線通信を行うことで、通行料金の自動収受を行う。
一方、ユーザが車両30から離れる際に、ボデー制御部4が先に説明したS21〜S26の処理を行わなかった場合には、ボデー制御部4は、IDコードが同じであることの確認(S27)を行うことができない。S21〜S26の処理を行わなかった場合とは、ワイヤレスキー100の無線信号に基づいてロック又はアンロックをしなかった場合であり、例えば、ユーザが鍵穴にメカ鍵を差し込んで、ロック又はアンロックさせた場合や、第三者が不正の手段でドアを開けた場合(ドアをこじ開けた場合や、ワイヤレスキー100以外の鍵でドアを開けた場合)がある。この場合には、ボデー制御部4は、ID確認結果(S28)をETC車載器1に送信しないので、ETC車載器1はスタンバイ状態に移行させない。よって、例えば、ユーザが車両30から離れている間に、車両30が盗難された場合であっても、記憶部13に記憶されたカード情報で、通行料金の自動収受が行われることを防止できる。
スタンバイ状態に移行させた後(S16)、そのスタンバイ状態を無制限に維持させることはセキュリティの観点から好ましくないので、ETC車載器1は、一定の場合には、そのスタンバイ状態を解除する。ここで、図3は、スタンバイ状態の移行後における、スタンバイ状態を解除に関連してETC車載器1の制御部12が実行する処理を示したフローチャートである。以下、そのフローチャートを参照して、スタンバイ状態の解除について説明する。なお、このフローチャートの処理は、S16のスタンバイ状態に移行されたことに基づいて開始される。
先ず、ETC車載器1内のタイマー14(図1参照)を使用して、図2のS16のスタンバイ状態に移行させてからの経過時間tの計測を開始する(S31)。次いで、その経過時間tが、所定時間t0を超えたか否かを判断する(S32)。この所定時間t0は、例えば車両30が出発地を出発してから目的地に到着するまでの時間を考慮して定められ、例えば5、6時間とされる。また、例えば、所定時間t0は、スタンバイ状態に移行された日の次の日までの時間としてもよい。なお、S31を実行する制御部12及びタイマー14が本発明の「時間計測手段」に相当する。
ここで、経過時間tが所定時間t0を超えている場合には(S32:YES)、制御部12は、料金所において自動収受が出来ない状態、つまりスタンバイ状態を解除する(S35)。一方、経過時間tが未だ所定時間t0を超えていない場合は(S32:NO)、後述するS33の判断が「NO」、S34の判断が「YES」とされることを条件として、スタンバイ状態が維持される。これによって、スタンバイ状態に移行されてから所定時間t0(例えば5、6時間、次の日まで)の間、例えば、目的地に到着するまでの間は、ユーザが休憩等で車両30を何回離れたとしても、スタンバイ状態が維持されるので、ユーザの手間を軽減できる。また、スタンバイ状態に移行されてから所定時間t0を超えた場合、例えば、目的地に到着した場合はスタンバイ状態が解除されるので、より一層、セキュリティを確保できる。なお、S32を実行する制御部12が本発明の「時間判断手段」に相当する。
制御部12は、S32の次に、記憶部13に記憶されたカード情報のICカード7とは別のICカードが、カード装着部11に装着されたか否かを判断する(S33)。これは、別のICカードが装着された場合に、その別のICカードに記憶されたカード情報を確認することで、別のICカードが装着されたことを判断をすることができる。ここで、別のICカードが装着された場合には(S33:YES)、先のS16におけるスタンバイ状態を解除する(S35)。なお、この場合、ETC車載器1は、装着された別のICカードに基づいてスタンバイ状態とされる。これによって、別のICカードが装着されたにもかかわらず、当初のICカード7のカード情報で自動収受がなされてしまうのを防止できる。なお、S33を実行する制御部12が本発明の「別カード検出手段」に相当する。
一方、S33において、別のICカードが装着されていない場合は(S33:NO)、S34の処理に進める。そして、S34では、車両30のドアロック31が再度、ロック/アンロックされた場合に、使用されたワイヤレスキー100が同一か否かを判断する(S34)。具体的には、例えば、車両30のドアロック31が再度、ロック/アンロックされた場合に、ボデー制御部4は、IDコードが同一であることを示す信号、又は同一でないことを示す信号をETC車載器1に送信する。例えば、ユーザがメカ鍵でロック又はアンロックさせた場合や、第三者が不正の手段でドアを開けた場合に、ボデー制御部4は、IDコードが同一でないことを示す信号を送信する。そして、制御部12は、そのボデー制御部4からの信号に基づいて、使用されたワイヤレスキー100が同一か否かを判断する(S34)。
ここで、使用されたワイヤレスキー100が同一でない場合は(S34:NO)、制御部12は、記憶部13に記憶されたカード情報を消去することで、スタンバイ状態を解除する(S35)。これによって、一旦、スタンバイ状態に移行された後であっても、その後に、ワイヤレスキー100の同一を確認できなかったときにはスタンバイ状態が解除されるので、より一層、セキュリティを確保できる。なお、S35を実行する制御部12が本発明の「スタンバイ状態解除手段」に相当する。
一方、S34において、使用されたワイヤレスキー100が同一である場合は(S34:YES)、S32の処理に戻る。この場合、上述のS32〜S34の処理が実行され、経過時間tが所定時間t0を超えるまで(S32:YES)、別のICカードが装着されるまで(S33:YES)、又はワイヤレスキー100の同一が確認できなくなったときまで(S34:NO)スタンバイ状態が維持されることになる。そして、S35においてスタンバイ状態を解除した後、図3のフローチャートの処理が終了する。
なお、本発明に係る車載器は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で変形することができる。例えば、上記実施形態では、送信機として、ロックボタン、アンロックボタンが押されることでロック信号又はアンロック信号を送信するワイヤレスキーの場合を示したが、いわゆるスマートエントリーシステムに用いられる送信機の場合でもよい。このスマートエントリーシステムでは、車両側からのリクエスト信号に応答して、送信機は固有のIDコードを含むレスポンス信号を車両側に送信する。車両側では、そのレスポンス信号に含まれるIDコードの照合を行い、照合可の場合には、車両のドアのロック又はアンロックを許可する。よって、ドアロック時及びアンロック時において、IDコードを含む信号を送信する点では、上記実施形態と同じであるので、スマートエントリーシステムにおいても本発明を適用することができる。
1 ETC車載器(車載器)
11 カード装着部
12 制御部
13 記憶部(記憶手段)
14 タイマー
2 受信チューナ
3 ドアロック駆動部
31 ドアロック
4 ボデー制御部
7 ICカード
30 車両
100 ワイヤレスキー(送信機)

Claims (6)

  1. 有料道路の通行料金の自動収受を行う車載器であって、前記自動収受する際に必要な情報であるカード情報が記憶されたICカードが装着されるカード装着部を有し、そのカード装着部に前記ICカードが装着されているときに前記自動収受が可能な状態であるスタンバイ状態とされる車載器であって、
    前記車載器が搭載される車両には、ユーザが携帯可能な送信機から送信される信号を受信し、その信号に基づいて自車両のドアをロックし又はアンロックするロック制御手段が設けられ、
    前記カード装着部に装着された前記ICカードから前記カード情報を読み出す読出手段と、
    その読出手段が読み出した前記カード情報を記憶する記憶手段と、
    前回に前記ドアがロックされたときと今回に前記ドアがアンロックされたときとで、使用された前記送信機が同じであることを前記ロック制御手段に確認する確認手段と、
    その確認手段が、使用された前記送信機が同じであることを確認したことに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記カード情報を使用して前記スタンバイ状態に移行させるスタンバイ状態移行手段と、を有することを特徴とする車載器。
  2. 前記送信機が送信する信号には固有のIDコードが含まれており、
    前記確認手段は、前回にドアがロックされたときと今回にドアがアンロックされたときとで、前記ロック制御手段が受信した前記信号に含まれるIDコードが同じであることを確認することで、使用された前記送信機が同じであることを確認することを特徴とする請求項1に記載の車載器。
  3. 前記スタンバイ状態に移行させた後に、自車両のドアのロック/アンロックがあった場合に、前記確認手段が前記同じであることを確認できなかったときには、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載器。
  4. 前記スタンバイ状態に移行させてからの経過時間を計測する時間計測手段と、
    その時間計測手段が計測した前記経過時間が所定時間を超えたか否かを判断する時間判断手段と、
    その時間判断手段が、前記経過時間が前記所定時間を超えたと判断した場合に、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載器。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記カード情報の前記ICカードとは別のICカードが前記カード装着部に装着されたことを検出する別カード検出手段と、
    その別カード検出手段が前記別のICカードの装着を検出した場合に、前記スタンバイ状態を解除するスタンバイ状態解除手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載器。
  6. 前記スタンバイ状態解除手段は、前記記憶手段に記憶された前記カード情報を消去することで、前記スタンバイ状態を解除することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の車載器。
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