JP2002157619A - 料金収受用応答器 - Google Patents

料金収受用応答器

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JP2002157619A
JP2002157619A JP2000355550A JP2000355550A JP2002157619A JP 2002157619 A JP2002157619 A JP 2002157619A JP 2000355550 A JP2000355550 A JP 2000355550A JP 2000355550 A JP2000355550 A JP 2000355550A JP 2002157619 A JP2002157619 A JP 2002157619A
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Takao Ogasawara
貴夫 小笠原
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にかつ、確実に不正搭載を防止し、正確
な料金収受を行うことができる料金収受用応答器を提供
する。 【解決手段】 読込手段が13a−1、車両に取り外し
困難に設けられている既存の車載機器2又は6内に記憶
された、当該車載機器固有の固有情報を読み込む。情報
記憶手段15が、上記固有情報を記憶する。不正検出手
段13a−2が、情報記憶手段15内に記憶された固有
情報及び、読込手段により読み込まれた固有情報との比
較結果に基づき、不正搭載を検出する。不正検出手段1
3a−2により不正搭載が検出されたとき、停止手段1
3a−2が、収受処理を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、料金収受用応答
器に係わり、特に、走行路上のゲートに設置された質問
器との間で行われる無線通信を利用して、通行料金の収
受処理を行う料金収受用応答器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路等の有料道路における渋
滞問題が再々取り上げられている。この渋滞の具体的な
要因としては、高度成長期における車両の急激な増加
や、生活様式の変化による車両の使用頻度の上昇等を挙
げることができる。そのため、今までは、道路の拡幅に
よる斜線の増加や、バイパスラインとなる道路の新設等
による道路設備の拡張を中心とした解決策が実施されて
いる。しかし、有料道路においては、設備の拡張を行っ
ても、料金所ゲートを通過する際の混雑により、いわゆ
る料金所渋滞といわれる現象が発生するため、現実には
上述した解決策で渋滞を十分緩和するに至っていない。
【0003】そこで、近年では、このような料金所渋滞
の発生を防止する自動料金収受システムが普及しつつあ
る。自動料金収受システムとは、入口料金所や出口料金
所のゲートに設置された質問器と、車両に搭載された料
金収受用応答器(以下、単に応答器という)との間で無
線により交信を行うことで、自動的に料金の収受を行う
システムである。以上のように、無線で料金収受を行う
ことによって、入口や出口料金所ゲートでの料金収受動
作を省き、車両を停止させることなくスムーズに料金収
受をすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
有料道路では車種(2輪車、普通車、大型車等)に応じ
て通行料金が異なっている。そこで、自動料金収受シス
テムにおいては、応答器が、その内部メモリに予め記憶
された車種情報を、質問器に送信し、質問器が送信され
た車種情報に基づいて、車種に応じた通行料金を算出す
ると共に、算出した料金を収受するようになっている。
【0005】しかしながら、このように応答器側の内部
メモリに車種情報をもっていると、例えば、大型車の車
種情報を持っている応答器を、小型車に誤って取り付け
ると、小型車に対して大型車の料金が算出されるという
事態が発生する。また、逆に、小型車の車種情報を持っ
ている応答器を、大型車に不正に取り付けると、大型車
に対して小型車の料金が算出されて、正確な料金を収受
することができないという事態が発生する。
【0006】このような事態を防止するものとして、以
下の応答器が提案されている。例えば、特開平8−16
977号公報には、車種情報を記憶したメモリを、車両
から取り外し困難に設け、応答器が、ゲートを通過する
毎に、このメモリから車種情報を読み取ると共に、送信
するようにしたものが記載されている。以上のような構
成によれば、応答器は、異なる種類の車両に取付けられ
ても、新たに取り付けられた車両の車種情報を質問器に
送信することになり、質問器は、常に、正しい車種情報
に基づいて料金収受処理を自動的に行うことができる。
【0007】また、特開平8−315197号公報に
は、車両側に設けられた応答器の取付けホルダに取付車
両固有の識別情報を記憶するメモリを設けるものが記載
されている。そして、応答器は、その内部メモリに別途
に記憶された識別情報と、ホルダ内のメモリに記憶され
た識別情報とが一致したときのみ、使用可能となる。以
上のような構成によれば、取付車両以外に応答器が不正
に取り付けられると、上記識別情報が一致せず、応答器
の使用が不可能となる。このため、応答器の不正搭載に
よる通行料金の不正を防止することができる。
【0008】さらに、特開2000−76503号公報
には、車種情報を応答器の揮発性メモリに記憶させ、不
正に応答器を取り外そうとして、応答器を給電線から外
した場合に、車種情報が消え、使用不可となるものが記
録されている。
【0009】しかしながら、上記応答器には以下のよう
な問題点がある。即ち、特開平8−16977号公報及
び特開平8−315197号公報に記載された応答器で
は、車両側や、ホルダにメモリを設けなくてはならず、
コスト的に問題となる。特に、特開平8−315197
号公報に記載された応答器では、ホルダごと取り外して
しまえば容易に不正搭載を行えるという問題がある。
【0010】さらに、特開2000−76503号公報
に記載された応答器では、バッテリ交換時などのメンテ
ナンス時に車種情報が消えてしまうため、その度に車種
情報を再入力する必要があり、煩雑であるという問題が
ある。
【0011】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、安価にかつ、確実に不正搭載を防止し、正確な
料金収受を行うことができる料金収受用応答器を提供す
ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1(a)及び
(b)に示す基本構成図に示すように、車両に着脱可能
に装着され、走行路上のゲートに設置された質問器との
間で行われる無線通信を利用して、通行料金の収受処理
を行う応答器1であって、前記車両に取り外し困難に設
けられている既存の車載機器2又は6内に記憶された、
当該車載機器固有の固有情報を読み込む読込手段13a
−1と、前記固有情報を記憶する情報記憶手段X0と、
前記情報記憶手段内に記憶された前記固有情報及び、前
記読込手段により読み込まれた前記固有情報との比較結
果に基づき、不正搭載を検出する不正検出手段13a−
2と、前記不正検出手段が、不正搭載を検出したとき、
前記収受処理を停止する停止手段13a−3とを備えた
ことを特徴とする料金収受用応答器に存する。
【0013】請求項1記載の発明によれば、読込手段
が、車両に取り外し困難に設けられている既存の車載機
器内に記憶された、当該車載機器固有の固有情報を読み
込む。情報記憶手段が、上記固有情報を記憶する。不正
検出手段が、情報記憶手段内に記憶された固有情報及
び、読込手段により読み込まれた固有情報との比較結果
に基づき、不正搭載を検出する。不正検出手段により不
正搭載が検出されたとき、停止手段が、収受処理を停止
する。
【0014】従って、車両に取り外し困難に設けられて
いる既存の車載機器固有の固有情報を流用して、不正搭
載を検出することにより、既存の車載機器とは別途に固
有情報を記憶する手段を車両側に設けることなく不正搭
載を検出し、このとき収受処理を停止することができ
る。
【0015】請求項2記載の発明は、図1(a)の基本
構成図に示すように、請求項1記載の料金収受用応答器
であって、外部記憶手段CAが着脱可能に装着され、前
記外部記憶手段内に記憶された情報を読み込む外部情報
読込手段14をさらに備え、前記読込手段は、所定の外
部記憶手段が前記外部情報読込手段に装着されたとき、
前記車載機器固有の固有情報を読み込み、前記装着時
に、前記読込手段が読み込んだ当該固有情報を情報記憶
手段に書き込む書込手段をさらに備えることを特徴とす
る料金収受用応答器に存する。
【0016】請求項2記載の発明によれば、所定の外部
記憶手段が外部情報読込手段に装着されたとき、読込手
段が、車載機器固有の固有情報を読み込む。書込手段
が、このとき読み込んだ固有情報を情報記憶手段に記憶
させる。従って、道路事業者等が配布した所定の外部記
憶手段を装着したときに読み込んだ固有情報を情報記憶
手段に記憶させることにより、道路事業者側で情報記憶
手段又は、外部記憶手段に車載機器固有の情報を記憶さ
せる必要がない。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は、2
記載の料金収受用応答器であって、前記既存の車載機器
は、予め記憶されたエンジン始動用識別情報と同一情報
を外部から受信したとき、前記エンジンの始動許可を出
すイモビライザ装置、自動車電話又は、予め記憶された
ドアアンロック用識別情報と同一情報を外部から受信し
たとき、ドアロックの解除許可を出すワイヤレスキー装
置の何れかであり、前記固有情報は、前記エンジン始動
用識別情報、電話番号情報又は、前記ドアアンロック用
識別情報であることを特徴とする料金収受用応答器に存
する。
【0018】請求項3記載の発明によれば、既存の車載
機器として、イモビライザ装置を流用するとき、固有情
報は、エンジン始動用識別情報である。また、既存の車
載機器として、自動車電話を流用するとき、固有情報
は、電話番号情報である。さらに、既存の車載機器とし
て、ワイヤレスキー装置を流用するとき、固有情報は、
ドアアンロック用識別情報である。
【0019】従って、車両に取り外し困難に設けられて
いるイモビライザ装置、自動車電話又は、ドアアンロッ
ク装置固有の情報であるエンジン始動用識別情報、電話
番号情報又は、ドアアンロック用識別情報を流用して、
不正を検出することにより、これら既存の車載機器とは
別途に固有情報を記憶する手段を車両に設けることなく
不正搭載を検出し、このとき収受処理を停止することが
できる。
【0020】請求項4記載の発明は、図1(b)の基本
構成図に示すように、請求項1記載の料金収受用応答器
であって、前記既存の車載機器は、車両の走行に応じて
変動する情報を記憶し、前記読込手段は、所定時間毎
に、前記情報を前記固有情報として読み込み、前記情報
記憶手段に記憶される固有情報を、前記所定時間毎に前
記読込手段が読み込んだ前記固有情報に更新する更新手
段13a−5をさらに備え、前記不正検出手段は、前記
更新前の固有情報と、前記読込手段により読み込まれた
前記固有情報との比較結果に基づき、不正搭載を検出す
ることを特徴とする料金収受用応答器に存する。
【0021】請求項4記載の発明によれば、読込手段
が、車両の走行に応じて変動する情報を、固有情報とし
て所定時間毎に読み込む。更新手段が、情報記憶手段に
記憶される固有情報を、所定時間毎に読込手段が読み込
んだ固有情報に更新する。不正検出手段が、更新前の固
有情報と、読込手段により読み込まれた固有情報との比
較結果に基づき、不正搭載を検出する。
【0022】以上のように、積算走行距離情報などの車
両の走行に応じて変動する情報は、既存の車載機器及
び、車両固有のものであることに着目し、更新手段によ
り、情報記憶手段に記憶される変動する固有情報を更新
すると共に、更新前の固有情報と読込手段により読み込
まれた固有情報との比較結果に基づき、不正搭載を検出
することにより、固有情報が車両走行に応じて変動する
情報であっても、確実に不正搭載を検出することができ
る。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項4記載の料
金収受用応答器であって、前記既存の車載機器とは、電
子式オドメータであり、前記固有情報は、積算走行距離
情報であることを特徴とする料金収受用応答器に存す
る。
【0024】請求項5記載の発明によれば、既存の車載
機器が、電子式オドメータであり、固有情報が、積算走
行距離情報である。従って、電子式オドメータは、ほぼ
全車両に搭載されていることに着目し、積算走行距離情
報に基づき、不正搭載を検出することにより、汎用性を
図ることができる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の料
金収受用応答器であって、前記不正検出手段は、前記読
込手段が読み込んだ前記積算走行距離情報から、前記更
新前の前記積算走行距離情報を差し引いた値が、所定距
離を超えたとき、不正搭載を検出することを特徴とする
料金収受用応答器に存する。
【0026】請求項6記載の発明によれば、読込手段が
読み込んだ積算走行距離情報から、更新前の積算走行距
離情報を差し引いた値が、所定距離を超えたとき、不正
検出手段が不正搭載を検出する。従って、所定距離を例
えば、車両が所定時間では走行不可能な距離に設定すれ
ば、確実に不正搭載を検出することができる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項1〜6何れ
か1項記載の料金収受用応答器であって、前記不正検出
手段は、前記読込手段が、前記固有情報を読み込めなか
ったときにも、不正搭載を検出することを特徴とする料
金収受用応答器に存する。
【0028】請求項7記載の発明によれば、読込手段
が、固有情報を読み込めなかったとき、不正検出手段が
不正搭載を検出する。従って、不正搭載しようとして応
答器を既存の車載機器に接続しなかった場合であって
も、不正搭載を検出し、収受処理を停止することができ
る。
【0029】請求項8記載の発明は、図1(a)及び
(b)の基本構成図に示すように、請求項1〜7何れか
1項記載の料金収受用応答器であって、前記不正検出手
段が不正搭載を検出したとき、その旨を伝える警報を発
生する警報発生手段16をさらに備えたことを特徴とす
る料金収受用応答器に存する。
【0030】請求項8記載の発明によれば、警報発生手
段が、不正搭載を検出したときその旨を伝える警報を発
生するので、不正搭載した者が収受処理不可能である理
由を知ることができる。
【0031】請求項9記載の発明は、図1(a)及び
(b)の基本構成図に示すように、請求項1〜8何れか
1項記載の料金収受用応答器であって、前記不正検出手
段が不正搭載を検出したとき以降、前記不正検出手段に
よる検出を保持させる検出保持手段13a−6をさらに
備えることを特徴とする料金収受用応答器に存する。
【0032】請求項9記載の発明によれば、不正搭載を
検出したとき、検出保持手段が、不正検出手段による検
出を保持させる。従って、一旦不正搭載が検出されると
その後、検出が保持され、収受処理の停止も保持される
ようなる。このため、一旦不正搭載が行われた後は、サ
ービスセンタ等へ持ち込んで検出保持を解除してもらわ
ない限り再使用できないようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、この発明の第1実施の形態を図面を参照して説明
する。図2は、本発明の料金収受用応答器の一実施の形
態を示す図である。料金収受用応答器1(以下、単に応
答器)は、ITS用アンテナAT1を介して料金所ゲー
トに設けられた質問器との交信を行うための送受信器1
1と、質問器との間で送受信される信号を変復調する信
号処理部12と、質問器との交信を利用して、通行料金
支払いのための各種演算処理を行うマイクロコンピュー
タ(以下、μCOM)13を備えている。
【0034】上記μCOM13は、プログラムに従って
各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)13a、
CPU13aが行う処理プログラムなどを格納した読み
出し専用メモリであるROM13b、CPU13aでの
各種の処理過程で使用するワークエリア、各種データを
格納するデータ格納エリアなどを有する読み出し書込自
在のメモリであるRAM13cとを有する。
【0035】また、上記μCOM13には、ICカード
CA(外部記憶手段)への情報の読み書きを行うリード
ライタ14(外部情報読込手段)、車両の識別番号及び
有料道路の通行料金体系上による車両の車種を示す車種
情報等が保持される不揮発性メモリ(以下、NVM)1
5、通行料金などを表示するための液晶表示器16と、
後述するイモビライザECU2(請求項中の既存の車載
機器、イモビライザ装置に相当する)が接続されている
インタフェース(以下、I/F)17とが各々接続され
ている。
【0036】上記イモビライザECU2とは、図3に示
すように、エンジン始動用識別情報であるIDコードが
記憶されたトランスポンダINを内蔵したキー3以外で
エンジンを始動しようとしたとき、エンジンの始動がで
きないようにすることにより、盗難防止を図る装置であ
る。具体的には、イモビライザECU2は、鍵穴4にキ
ー3が差し込まれたとき、リングアンテナAT2を介し
て電波を出力し、キー3内のトランスポンダINに電源
を供給する。
【0037】トランスポンダINは、電源供給を受ける
と、内部に記憶されたIDコードを送信する。そして、
イモビライザECU2は、トランスポンダINからのI
Dコートと、内部に予め記憶されたIDコードと適合
し、一致した場合エンジン始動可能となるようにエンジ
ンECU5を操作する。
【0038】上述したイモビライザECU2とμCOM
13を接続することにより、μCOM13は、イモビラ
イザECU2内に記憶されたイモビライザECU2固有
の情報であるIDコード(固有情報)の読み出しが可能
な状態になっている。
【0039】また、上述したICカードCAとしては、
道路事業者等から発行されるセットアップ用ICカード
と、料金収受用ICカードとの2種類がある。セットア
ンプ用ICカードには、セットアップ用ICカードであ
る旨の情報、道路事業者と契約を結んだ車の車種情報等
を含んだ車両情報が予め書き込まれている。
【0040】一方、料金収受用ICカードには、料金収
受用ICカードである旨の情報、先払い(プリペイド)
か、後払い(ポストペイド)かを示す支払区分情報、銀
行等を通じて通行料金用に予納した現金の残額情報(先
払いの場合)や、引き落とし銀行口座等の残額情報(後
払いの場合)である支払情報及び、これらに付随する使
用認証用IDが予め書き込まれている。
【0041】上述した構成の料金収受用応答器の動作を
μCOM13内のCPU13aの処理手順を参照して以
下説明する。まず、CPU13aは、図示しないイグニ
ッションスイッチのオンと共に、動作を開始し、図示し
ない初期ステップにおいて、RAM13cに形成した各
種のエリアの初期設定を行う。
【0042】その後、CPU13aは、NVM15内に
形成されたセットアップ終了フラグF1に1が代入され
ているか否かを判断する(ステップS1)。セットアッ
プ終了フラグF1は、上記セットアップ用ICカード内
に記憶された情報をNVM15に書き込む動作を含むセ
ットアップ動作が終了したことを示すフラグである。セ
ットアップ終了フラグF1が1であり(ステップS1で
Y)、セットアップ動作が終了したと判断できると、C
PU13aは直ちに後述するステップS3に進む。
【0043】一方、セットアップ終了フラグF1が0で
あり(ステップS1でN)、セットアップ動作がまだ行
われていないと判断できるとき、CPU13aは、次に
後述するセットアップ処理を行う(ステップS2)。そ
して、CPU13aは、セットアップ処理を行った後、
再びステップS1に戻る。
【0044】ステップS3において、CPU13aは、
NVM15内に形成された不正検出フラグF2に1が代
入されているか否かを判断する。不正検出フラグF2
は、応答器1が道路事業者と契約した車とは別の車に不
正に搭載されている旨を示すフラグである。上記不正検
出フラグF2が0であり(ステップS3でN)、不正搭
載でないと判断されると、CPU13aは、次に料金収
受用ICカードの挿入を待って(ステップS4でY)、
料金収受処理を行う(ステップS5)。料金収受処理と
は、上述した従来で説明したように、料金所ゲートに設
置された質問器との交信を利用して料金収受を行う処理
である。
【0045】一方、上記不正検出フラグF2が1であり
(ステップS3でY)、不正搭載であると判断される
と、CPU13aは、停止手段として働き、警報発生手
段としての液晶表示器16に「使用不可」と表示して
(ステップS6)、動作を終了する。これにより、小型
車の車種情報を持っている応答器1を、不正に大型車に
取り付けるなどの不正搭載された場合であっても、応答
器1の使用が不可能となるため、通行料金の不正等を防
止することができる。
【0046】次に、上記セットアップ処理について、C
PU13aの処理手順を示す図5のフローチャートを参
照して以下説明する。セットアップ用ICカードがリー
ドライタ14に挿入されると(ステップS21でY)、
CPU13aは、セットアップ用ICカード内に記憶さ
れた車両情報をNVM15内に形成された車種情報エリ
アに書き込む(ステップS22)。
【0047】車種情報の書き込みが終了すると、CPU
13aは次に、読込手段として働き、I/F17に接続
されたイモビライザECU2内のIDコードを読み込む
(ステップS23)。その後、書込手段として働き、読
み込んだIDコードを情報記憶手段としてのNVM15
内に形成された初期IDコードエリアX01内に格納す
る(ステップS24)。
【0048】そして、CPU13aは、セットアップ動
作が終了した旨を伝えるセットアップ終了フラグF1に
1を代入した後(ステップS25)、リターンする。一
方、セットアップ用ICカードがリードライタ14に挿
入されていなければ(ステップS21でN)、直ちにリ
ターンする。
【0049】上述したセットアップ処理では、道路事業
者等が配布したセットアップ用ICカードをリードライ
タ14に挿入したときに読み込んだイモビライザECU
2内のIDコードを初期IDコードエリアX01に記憶
させている。これにより、道路事業者側で予めNVM1
5又は、セットアップ用ICカードにイモビライザEC
U2のIDコードを記憶させる必要がなく、イモビライ
ザECU2のIDコードが外部の人間に漏れることがな
い。
【0050】また、セットアップ終了フラグF1を不揮
発性メモリであるNVM15に記憶させることにより、
一度セットアップ動作が行われると、以降セットアップ
動作が行われないようになっている。このため、不正に
セットアップが繰り返され、不正搭載されることを防止
している。
【0051】上記CPU13aはまた、1秒ごとに不正
検出処理を割り込ませる。以下、この不正検出処理につ
いて、CPU13aの処理手順を示す図6のフローチャ
ートを参照して以下説明する。まず最初に、CPU13
aは、セットアップ終了フラグF1に1が代入されてい
るか否かを判断する(ステップS10)。セットアップ
終了フラグF1が0であり(ステップS10でN)、セ
ットアップ動作が終了していないと判断されるとき、C
PU13aは直ちにリターンする。
【0052】一方、セットアップ終了フラグF1が1で
あり、セットアップ動作が終了していると判断できると
きは、CPU13aは、読込手段として働き、不正搭載
の検出を行うため、I/F17に接続されたイモビライ
ザECU2内のIDコードの読込動作を開始する(ステ
ップS11)。次に、CPU13aは、IDコードの読
み込みが行えたか否かを判断する(ステップS12)。
【0053】IDコード読み込みができなければ(ステ
ップS12でN)、I/F17にイモビライザECU2
が接続されおらず不正搭載の疑いがあるとして後述する
ステップS15に進む。一方、IDコードが読み込めれ
ば(ステップS12でY)、読み込んだIDコードをR
AM13c又は、NVM15内に形成した現IDコード
エリアX1内に記憶させる(ステップS13)。
【0054】その後、CPU13aは、不正検出手段と
して働き、初期IDコードエリアX01内に記憶された
セットアップ時に読み込んだイモビライザECU2内の
IDコードと、現IDコードエリアX1内に記憶された
現在接続されているイモビライザECU2内のIDコー
ドとを比較照合する(ステップS14)。
【0055】IDコードが一致しなかった場合(ステッ
プS14でN)、CPU13aは、応答器1が、セット
アップ時に搭載した車両と異なる車両に搭載されている
と判断し、ステップS15に進む。ステップS15にお
いて、CPU13aは、不正搭載が行われた旨の不正検
出フラグF2に1を代入する。
【0056】その後、その旨を利用者に伝えるため、警
報発生手段としての液晶表示器16に「利用不可能」と
いう表示を行わせた後(ステップS16)、リターンす
る。一方、IDコードが一致した場合、CPU13a
は、応答器1が、セットアップ時の搭載車両に搭載され
ていると判断し、不正検出フラグF2に0を代入した後
(ステップS17)、リターンする。
【0057】上述したように、車両に取り外し困難に設
けられている既存の車載機器であるイモビライザECU
2固有のIDコードを流用して、不正搭載を検出するこ
とにより、イモビライザECU2とは別途に固有情報を
記憶するメモリを車両側に設ける必要がない。従って、
安価にかつ、確実に不正搭載を防止し、正確な料金収受
を行うことができる。
【0058】また上記実施形態では、不正検出処理で述
べたように、イモビライザECU2がI/F17に接続
されておらず、IDコードを読み込めなかったときにも
不正搭載が検出される。従って、不正搭載しようとして
応答器1をイモビライザECU2に接続しなかった場合
であっても、不正搭載を検出し、収受処理を停止するこ
とができ、より一層確実に不正搭載の防止を図ることが
できる。
【0059】なお、上述した実施形態では、既存の車載
装置としてイモビライザECU2を用いていたが、これ
に限らず例えば自動車電話又は、予め記憶されたドアア
ンロック用識別情報と同一情報を外部から受信したと
き、ドアロックの解除許可を出すワイヤレスキー装置を
用いてもよい。そして、自動車電話を既存の車載装置と
して用いた場合は、その電話番号情報を、ワイヤレスキ
ー装置を既存の車載装置として用いた場合は、ドアアン
ロック用識別情報を各々固有情報として用いればよい。
【0060】特に、イモビライザECU2、ワイヤレス
キー装置は契約車両自体の走行に不可欠なものである。
このため、これら装置毎取り外して乗せ換えるというこ
とが困難となり、より一層確実に不正搭載の防止を図る
ことができる。
【0061】また、上述した実施形態では、不正検出処
理を1秒ごとに行っていたが、例えば、ステップS1と
ステップS3との間に不正検出処理を挿入し、イグニッ
ションスイッチがオンした後、1回だけ行わせるように
しても良い。
【0062】第2実施形態 以下、この発明の第2実施の形態を図面を参照して説明
する。第2実施形態の応答器1と、第1実施形態の応答
器1との構成上異なるところは、図1に示すように、I
/F17にイモビライザ装置2ではなく、電子式オドメ
ータ6(既存の車載機器に相当する)が接続されるとこ
ろである。
【0063】上記電子式オドメータ6とは、車両の積算
走行距離を走行する装置であり、具体的には図7に示す
ような構成となっている。同図に示すように、電子式オ
ドメータ6は、車両が単位距離走行する毎に1パルス出
力するセンサ部61、該センサ部61から出力されるパ
ルスをカウントして積算走行距離を求める制御部62、
求められた積算走行距離を、積算走行距離情報として記
憶する不揮発性メモリ(NVM)53及び求められた積
算走行距離を表示する液晶表示器64とから構成され
る。そして、上記制御部62がμCOM13と接続さ
れ、これによりμCOM13は、NVM63内に記憶さ
れた積算走行距離情報の読み込みが可能となる。
【0064】以下、上述した構成の料金収受用応答器の
動作をCPU13aの処理手順を示す図8を参照して以
下説明する。まず、CPU13aは、第/1実施形態で
説明した図4のフローチャートに示す処理手順と同様な
動作を行う。
【0065】また、セットアップ処理では、ステップS
23でIDコードの読み込みを行う代わりに、電子式オ
ドメータ6の積算走行距離情報の読み込みを行い(図5
参照)。そして、ステップS24で、更新手段として働
き、NVM15内の前回走行距離エリアX02に読み込
んだ積算走行距離情報を記憶させる。
【0066】上記CPU13aはまた、第1実施形態と
同様に0.1秒ごとに不正検出処理を割り込ませる。以
下、この不正検出処理について、CPU13aの処理手
順を示す図8のフローチャートを参照して以下説明す
る。まず最初に、CPU13aは、セットアップ終了フ
ラグF1に1が代入されているか否かを判断する(ステ
ップS30)。セットアップ終了フラグF1が0であり
(ステップS30でN)セットアップ動作が終了してい
ないと判断されるとき、CPU13aは直ちにリターン
する。
【0067】一方、セットアップ終了フラグF1が1で
あり、セットアップ動作が終了していると判断できると
きは、CPU13aは、読込手段として働き、I/F1
7に接続された電子式オドメータ6内の積算走行距離情
報の読込動作を開始する(ステップS31)。次に、C
PU13aは、積算走行距離情報の読み込みが行えたか
否かを判断する(ステップS32)。
【0068】積算走行距離情報の読み込みができなけれ
ば(ステップS32でN)、I/F17に電子式オドメ
ータ6が接続されておらず不正搭載の疑いがあるとして
後述するステップS35に進む。一方、積算走行距離が
読み込めれば(ステップS32でY)、読み込んだ積算
走行より情報をNVM15内に形成した今回走行距離エ
リアX2に記憶させる。
【0069】その後、CPU13aは、前回走行距離エ
リアX02に格納された0.1秒前の積算走行距離情報
と、今回走行距離エリアX2に格納された現在の積算走
行距離とを比較する(ステップS14)。比較の結果、
X2<X02、すなわち今回の積算走行距離が、前回の
積算走行距離より小さいときは、契約車両より積算走行
距離の少ない他の車両に乗せ換えたと判断して後述する
ステップS35に進む。
【0070】また、X2>X02+0.014km、す
なわち今回の積算走行距離が、前回の積算走行距離より
0.014kmを超えて大きいときは、契約車両より積
算走行距離の多い他の車両に乗せ換えたと判断して後述
するステップS35に進む。なお、0.1秒間に0.0
14kmを超えて走行するということは、時速500k
m/hを超えて走行しているのと同じであり、明らかに
他の車両に乗せ換えたものと判断できる。なお、第2実
施形態では、判定周期を0.1秒、0.1秒間の走行距
離を0.014mとしたが、この値は取り付ける車両に
よって任意に設定しても良い。
【0071】その後、ステップS35において、CPU
13aは、不正搭載が行われた旨の不正検出フラグF2
に1を代入した後、その旨を利用者に伝えるため、液晶
表示器16に「利用不可能」という表示を行わせた後
(ステップS36)、後述するステップS37に進む。
一方、X02≦X2≦X02+0.014kmであれ
ば、不正搭載は行われていないと判断し、不正検出フラ
グF2に0を代入した後(ステップS38)、後述する
ステップS37に進む。
【0072】ステップS37においては、更新手段とし
て働き、更新前の固有情報である前回走行距離エリアX
02に、読み込んだ今回走行距離エリアX2の内容を代
入してリターンする。このステップS37の動作によ
り、前記走行距離エリアX02及び今回走行距離エリア
X2には、1秒前後する積算走行距離情報が逐次記憶さ
れることとなる。
【0073】以上のように、車両の走行に応じて変動す
る積算走行距離情報は、車両固有のものであることに着
目し、車両に取り外し不可能に設けられた電子式オドメ
ータ6内に記憶された積算走行距離情報を流用して、不
正を検出することにより、電子式オドメータ6とは別途
に固有情報を記憶するメモリ等を車両側に設ける必要が
ない。このため、安価にかつ、正確に不正搭載を防止
し、正確な料金収受を行うことができる。また、電子式
オドメータ6は、ほぼ全車両に設けられているものであ
るため、汎用性も高い。
【0074】なお、上述した第1実施形態及び、第2実
施形態では、一旦不正搭載を行った後であっても、再び
契約車両に乗せ換えればステップS17及び、ステップ
S38で再び不正検出フラグF2が0に戻されるため、
応答器1の使用が可能になる。しかしながら、一旦不正
検出フラグF2が1になると、その後0に戻らないよう
にして、不正搭載の検出が保持されるようにしてもよい
(検出保持手段としての働き)。この場合、サービスセ
ンタ等へ持ち込んで検出保持を解除してもらわない限り
再使用できないようになり、サービスセンタ側で不正搭
載が行われた事実を把握することができる。
【0075】また、上述した第1実施形態及び、第2実
施形態では不正搭載が検出され、不正検出フラグF2が
1の間、料金収受処理を行わないことにより、料金の収
受を不可能にしていた。しかしながら、例えば、NVM
15内に記憶されている料金収受に必要な車載情報及
び、車種情報を消去するなどして、応答器1と質問器と
の間に通信を正常に行えないようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、車両に取り外し困難に設けられている既存
の車載機器固有の固有情報を流用して、不正搭載を検出
することにより、既存の車載機器とは別途に固有情報を
記憶する手段を車両側に設けることなく不正搭載を検出
し、このとき収受処理を停止することができるので、安
価にかつ、確実に不正搭載を防止し、正確な料金収受を
行うことができる料金収受用応答器を得ることができ
る。
【0077】請求項2記載の発明によれば、道路事業者
等が配布した所定の外部記憶手段を装着したときに読み
込んだ固有情報を情報記憶手段に記憶させることによ
り、道路事業者側で情報記憶手段又は、外部記憶手段に
車載機器固有の情報を記憶させる必要がないので、秘密
にする必要のある車載機器の固有情報であっても、外部
の人間に漏れることがない料金収受用応答器を得ること
ができる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、車両に取り
外し困難に設けられているイモビライザ装置、自動車電
話又は、ドアアンロック装置固有の情報であるエンジン
始動用識別情報、電話番号情報又は、ドアアンロック用
識別情報を流用して、不正を検出することにより、これ
ら既存の車載機器とは別途に固有情報を記憶する手段を
車両に設けることなく不正搭載を検出し、このとき収受
処理を停止することができるので、安価にかつ、確実に
不正搭載を防止し、正確な料金収受を行うことができる
料金収受用応答器を得ることができる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、積算走行距
離情報などの車両の走行に応じて変動する情報は、既存
の車載機器及び、車両固有のものであることに着目し、
更新手段により、情報記憶手段に記憶される変動する固
有情報を更新すると共に、更新前の固有情報と読込手段
により読み込まれた固有情報との比較結果に基づき、不
正搭載を検出することにより、固有情報が車両走行に応
じて変動する情報であっても、確実に不正搭載を検出す
ることができるので、より一層確実に不正搭載を防止す
ることができる料金収受用応答器を得ることができる。
【0080】請求項5記載の発明によれば、電子式オド
メータは、ほぼ全車両に搭載されていることに着目し、
積算走行距離情報に基づき、不正搭載を検出するので、
汎用性のある料金収受用応答器を得ることができる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、所定距離を
例えば、車両が所定時間では走行不可能な距離に設定す
れば、確実に不正搭載を検出することができるので、よ
り一層確実に不正搭載を防止し、正確な料金収受を行う
ことができる料金収受用応答器を得ることができる。
【0082】請求項7記載の発明によれば、不正搭載し
ようとして応答器を既存の車載機器に接続しなかった場
合であっても、不正搭載を検出し、収受処理を停止する
ことができるので、より一層確実に不正搭載の防止を図
ることができる料金収受用応答器を得ることができる。
【0083】請求項8記載の発明によれば、不正搭載し
た者が収受処理不可能である理由を知ることができる料
金収受用応答器を得ることができる。
【0084】請求項9記載の発明によれば、一旦不正搭
載が行われた後は、サービスセンタ等へ持ち込んで検出
保持を解除してもらわない限り再使用できないようにな
るので、サービスセンタ側で不正搭載が行われた事実を
把握することができる料金収受用応答器を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の料金収受用応答器の基本構成図を示す
図である。
【図2】本発明の料金収受用応答器の一実施の形態を示
す図である。
【図3】図2の料金収受用応答器に接続されるイモビラ
イザECUの構成を示す図である。
【図4】料金収受用応答器内のCPUの処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】第1実施形態における料金収受用応答器内のC
PUのセットアップ処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】第1実施形態における料金収受用応答器内のC
PUの不正検出処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】図2の料金収受用応答器に接続される電子式オ
ドメータの構成を示す図である。
【図8】第2実施形態における料金収受用応答器内のC
PUの不正検出処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 料金収受用応答器 2 既存の車載機器(イモビライザECU) 6 既存の車載機器(電子式オドメータ) 14 外部情報読込手段(リードライタ) X01 情報記憶手段(初期IDコードエリア) X02 情報記憶手段(前回走行距離エリア) 16 警報発生手段(液晶表示器) 13a−1 読込手段(CPU) 13a−2 不正検出手段(CPU) 13a−3 停止手段(CPU) 13a−4 書込手段(CPU) 13a−5 更新手段(CPU) 13a−6 検出保持手段(CPU) CA 外部記憶手段(ICカード)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に着脱可能に装着され、走行路上の
    ゲートに設置された質問器との間で行われる無線通信を
    利用して、通行料金の収受処理を行う応答器であって、 前記車両に取り外し困難に設けられている既存の車載機
    器内に記憶された、当該車載機器固有の固有情報を読み
    込む読込手段と、 前記固有情報を記憶する情報記憶手段と、 前記情報記憶手段内に記憶された前記固有情報及び、前
    記読込手段により読み込まれた前記固有情報との比較結
    果に基づき、不正搭載を検出する不正検出手段と、 前記不正検出手段が、不正搭載を検出したとき、前記収
    受処理を停止する停止手段とを備えたことを特徴とする
    料金収受用応答器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の料金収受用応答器であっ
    て、 外部記憶手段が着脱可能に装着され、前記外部記憶手段
    内に記憶された情報を読み込む外部情報読込手段をさら
    に備え、 前記読込手段は、所定の外部記憶手段が前記外部情報読
    込手段に装着されたとき、前記車載機器固有の固有情報
    を読み込み、 前記装着時に、前記読込手段が読み込んだ当該固有情報
    を情報記憶手段に書き込む書込手段をさらに備えること
    を特徴とする料金収受用応答器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は、2記載の料金収受用応答
    器であって、 前記既存の車載機器は、予め記憶されたエンジン始動用
    識別情報と同一情報を外部から受信したとき、前記エン
    ジンの始動許可を出すイモビライザ装置、自動車電話又
    は、予め記憶されたドアアンロック用識別情報と同一情
    報を外部から受信したとき、ドアロックの解除許可を出
    すワイヤレスキー装置の何れかであり、 前記固有情報は、前記エンジン始動用識別情報、電話番
    号情報又は、前記ドアアンロック用識別情報であること
    を特徴とする料金収受用応答器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の料金収受用応答器であっ
    て、 前記既存の車載機器は、車両の走行に応じて変動する情
    報を記憶し、 前記読込手段は、所定時間毎に、前記情報を前記固有情
    報として読み込み、 前記情報記憶手段に記憶される固有情報を、前記所定時
    間毎に前記読込手段が読み込んだ前記固有情報に更新す
    る更新手段をさらに備え、 前記不正検出手段は、前記更新前の固有情報と、前記読
    込手段により読み込まれた前記固有情報との比較結果に
    基づき、不正搭載を検出することを特徴とする料金収受
    用応答器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の料金収受用応答器であっ
    て、 前記既存の車載機器とは、電子式オドメータであり、 前記固有情報は、積算走行距離情報であることを特徴と
    する料金収受用応答器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の料金収受用応答器であっ
    て、 前記不正検出手段は、前記読込手段が読み込んだ前記積
    算走行距離情報から、前記更新前の前記積算走行距離情
    報を差し引いた値が、所定距離を超えたとき、不正搭載
    を検出することを特徴とする料金収受用応答器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6何れか1項記載の料金収受
    用応答器であって、 前記不正検出手段は、前記読込手段が、前記固有情報を
    読み込めなかったときにも、不正搭載を検出することを
    特徴とする料金収受用応答器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7何れか1項記載の料金収受
    用応答器であって、前記不正検出手段が不正搭載を検出
    したとき、その旨を伝える警報を発生する警報発生手段
    をさらに備えたことを特徴とする料金収受用応答器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8何れか1項記載の料金収受
    用応答器であって、 前記不正検出手段が不正搭載を検出したとき以降、前記
    不正検出手段による検出を保持させる検出保持手段をさ
    らに備えることを特徴とする料金収受用応答器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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