JP2009075810A - タクシーメータ及びタクシーシステム - Google Patents

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【課題】セキュリティーを低下させることなく、複数の乗務員による使用を可能とする。
【解決手段】タクシーの運行に関する各種機能を実行する制御手段11aを有し、複数の乗務員によって共同で使用されるタクシーメータ3であって、タクシーメータ3の使用が認証された乗務員を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段11bと、前記取得した判定情報を記憶する判定情報記憶手段13と、タクシーメータ3を使用する乗務員が所持している記憶媒体2mから乗務員情報を取得する乗務員情報取得手段11cと、前記取得した乗務員情報と前記判定情報とを比較して前記乗務員が認定された乗務員であるか否かを判定する乗務員判定手段11dと、を有し、制御手段11aが、乗務員判定手段11dによって認証された乗務員と判定されなかったときは機能を制限し、且つ、認証された乗務員と判定されなかったときは機能制限を解除して各種動作を行う手段である。
【選択図】図1

Description

本発明は、タクシーメータ及びタクシーシステムに関し、より詳細には、複数の乗務員によって共同で使用されるタクシーメータ及びタクシーシステムに関するものである。
タクシーメータは、搭載されたタクシーの走行距離及び走行時間と認可を受けた料金制とに基づいて料金を算出し、請求料金を逐次表示するものである。前記走行距離は、例えば車体側の距離センサからトランスミッションの回転に応じた距離信号を取り込むことにより算出される。また、前記料金制は、運賃設定のわかりやすさを担保して利用者の利便等を確保するためのものであり、タクシー事業者は料金制の認可を受けるように法律によって定められている。
このようなタクシーメータは、特許文献1に示すように、コントロールボックスに接続され、該コントロールボックスを介してカードリーダ/ライタ、プリンタ、決済端末等に電気的に接続可能なタクシーメータシステムを構成している。そして、タクシーメータシステムでは、タクシーメータやその周辺機器のシステムへの接続状態を監視することで、それらの盗難時や接続断線時等に迅速に対処してセキュリティの向上が図られてきた。
特開2005−115663号公報
しかしながら、近年のタクシー業界では、上述したタクシーメータを複数の乗務員で使用することが望まれており、これによりタクシーメータのセキュリティーを低下させる以下の問題が発生している。まず、管理者が誤った車両のキーを乗務員に渡してしまったとき等に乗務員が間違って別の乗務員のタクシー車両にて運行してしまうという問題が生じる。これは、時間帯により1つのタクシー車両を複数の指定された乗務員が運転するために生じる問題である。また、このようにタクシーメータが複数の乗務員による利用を可能にすると、正規タクシー会社でない人が使用してしまうというタクシーメータの不正利用の問題が発生する。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、セキュリティーを低下させることなく、複数の乗務員による使用を可能とするタクシーメータ及びタクシーシステムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載のタクシーメータは、図1の基本構成図に示すように、タクシーの運行に関する各種機能を実行する制御手段11aを有し、複数の乗務員によって共同で使用されるタクシーメータ3であって、前記タクシーメータ3の使用が認証された乗務員を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段11bと、前記判定情報取得手段11bが取得した判定情報を記憶する判定情報記憶手段13と、前記タクシーメータ3を使用する前記乗務員が所持している記憶媒体2mから、該乗務員を識別するための乗務員情報を取得する乗務員情報取得手段11cと、前記乗務員情報取得手段11cが取得した乗務員情報と前記判定情報記憶手段13が記憶している判定情報とを比較した比較結果に基づいて、前記乗務員が認定された乗務員であるか否かを判定する乗務員判定手段11dと、を有し、前記制御手段11aが、前記乗務員判定手段11dによって認証された乗務員と判定されなかったときは機能を制限し、且つ、前記乗務員判定手段11dによって認証された乗務員と判定されなかったときは機能制限を解除して各種機能を実行する手段であることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明のタクシーメータによれば、タクシー会社等でタクシーメータ3の使用が認証された乗務員を判定するための判定情報は、判定情報取得手段11bによってタクシー会社の管理装置、タクシーメータのメンテナンス等で用いられるカード状記憶媒体等から取得されて判定情報記憶手段13に記憶される。そして、乗務員の記憶媒体から乗務員情報取得手段11cによって乗務員情報が取得されると、乗務員判定手段11dによって該乗務員情報と前記判定情報が比較されて、乗務員が認証されているか否かが判定される。そして、認証されていない乗務員である場合、制御手段11aによる機能が制限され、また、認証された乗務員である場合、制御手段11aによって機能制限が解除されて各種動作が実行される。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載のタクシーシステムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載のタクシーメータ3と、乗務員が所持し且つ該乗務員を識別するための乗務員情報を記憶する記憶媒体2mと、を有するタクシーシステム1であって、前記タクシーメータ3の乗務員情報取得手段11cが、前記記憶媒体から前記乗務員情報を取得する手段であることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明のタクシーシステムによれば、乗務員が所持する記憶媒体2mには乗務員情報が記憶される。そして、タクシーメータ3の乗務員情報取得手段11cが当該記憶媒体から乗務員情報を取得すると、乗務員判定手段11dが該乗務員情報と前記判定情報とを比較して判定し、認証された乗務員であると判定したときにのみ、制御手段11aは機能制限を解除して各種動作を実行する。
以上説明したように本発明のタクシーメータ及びタクシーシステムによれば、乗務員が所持する記憶媒体から取得した乗務員情報と予め定められた判定情報との比較結果に基づいて、認証されていない乗務員に対しては機能を制限し、また、認証された乗務員には機能制限を解除して各種機能を提供するようにしたことから、複数の乗務員で共同でタクシーメータを用いる場合でも、異なる乗務員が誤ったタクシー車両で運行をしてしまうことを防止することができる。また、乗務員情報を正規のタクシー会社、各種機関等で発行した情報とすることで、タクシーメータが不正流用することを防止できる。従って、タクシーメータのセキュリティーを低下させることなく、複数の乗務員による使用を可能とすることができる。
以下、本発明に係るタクシーメータの一実施の形態を、図2〜図6の図面を参照して説明する。
図2において、タクシーシステム1は、乗務員が所持する乗務員証を兼ねるICカード2と、タクシーメータ3と、印字装置20と、ウインドサイン(W/S)表示器30と、ICリーダ40と、ETC(electronic toll collection)車載器50と、を有しており、それらはタクシーに搭載されている。
ICカード2は、請求項中の記憶媒体に相当するメモリ2mと、図示しないが、ICリーダ40との間で無線交信を行う送受信部と、装置全体の各種制御を司る制御部と、を有している。メモリ2mには、後述する乗務員情報D5及び乗務員免許証情報D6(図4参照)が記憶されており、前記制御部は、外部からの要求に応じてメモリ2mからそれらの情報を読み出して前記送受信部から要求元に送信させる。
なお、本実施形態では、ICリーダ40によってICカード2から上述した情報を取得する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、タクシー会社の管理装置等との間で無線通信を行う無線装置を用いて取得する、コネクタ、接点等によって電気的に接続して取得するなど種々異なる実施形態とすることができる。また、請求項中の記憶媒体も、メモリ2mに限定するものではなく、バーコード等で実現するなど種々異なる実施形態とすることができる。
タクシーメータ3は、図3に示すように、その正面部2に設けられた表示部10が乗客、乗務員等から視認可能なようにタクシーに搭載されている。この正面部2には、公知である操作部15を設けており、タクシーメータ1におけるタリフ状態の切り替え等を運転者が操作可能な構成となっている。
タクシーメータ3は、図2に示すように、中央演算処理装置(CPU)11と、ROM12(read only memory)と、メモリ部13と、時計IC14と、操作部15と、カード挿入部16と、を有している。また、タクシーメータ1は、複数のインタフェース(I/F)を有し、印字装置20、ウインドサイン(W/S)表示器30、ICリーダ40、ETC(electronic toll collection)車載器50等の各々とCPU11との間でデータの送受信が可能なように接続される構成となっている。
表示部10は、液晶表示装置(LCD)等が用いられ、CPU11からの要求に応じて各種情報の表示を行う。表示部10は、図2に示すように、料金表示エリアG11、タリフ状態表示エリアG12等を有する運行中画面G1を運行中は表示している。そして、料金表示エリアG11、タリフ状態表示エリアG12の各表示内容は、タクシー料金の変化、タリフ状態の変化等に応じたCPU11からの要求に応じて更新される。
CPU11は、タクシーメータ1における各種制御を司り、ROM12に記憶されている各種制御プログラムにしたがって本実施形態に係る制御、タクシーメータ1に係る制御を含む各種の処理を実行する。ROM12は、CPU11を請求項中の制御手段、判定情報取得手段、乗務員情報取得手段、乗務員判定手段等の各種手段としてCPU11を機能させるための判定情報登録処理プログラム、乗務員判定処理プログラム、複数の機能プログラム等の各種プログラムを記憶している。そして、CPU11は、そのプログラムを実行することで、前述した各種手段として機能することになる。
CPU11は、ROM12の機能プログラムを実行することにより、例えば、走行距離に基づいたタクシー料金を算出する機能、W/S表示器30の表示内容を制御する機能、表示部10の表示内容を制御する機能、タクシー料金を用紙に印字する機能等のタクシーの運行に関する複数の各種機能を実行する構成となっている。そして、本発明では、機能制限を全ての機能又は一部の機能を使用不能とすることを意味しており、システム構成、製品仕様等に応じて任意に定めることができる。
メモリ部13は、EEPROM(electrically erasable / programable read only memory)等が用いられ、前記制御プログラムやタクシーの料金制を示す料金制情報50などの各種情報を記憶している。そして、メモリ部13は、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ、プログラム、時間カウンタ等を適宜記憶する。そして、メモリ部13の設定は、修理事業者によって設定されると、その後は封印されて変更不能となる。
本実施例においてメモリ部13は、図4に示すように、料金制情報D1、タクシーシステム設定情報D2、器物番号情報D3、車両番号情報D4、判定情報D5、乗務員情報D6、乗務員免許証情報D7等の各種情報を記憶している。そして、料金制情報D1、タクシーシステム設定情報D2、器物番号情報D3、及び、車両番号情報D4は、従来からの情報であり、また、判定情報D5、乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7が、本発明を実現するために新たに追加した情報となっている。
料金制情報D1は、タクシーメータ1を製造する製造事業者によって独自に割り振られた料金制を示す番号、各種発注時に付加される管理番号等やを示している。そして、料金制情報D1から発行日、更新日、ROMコード、基本距離、基本運賃、後続距離1、後続運賃、後続時間1、割増率、消費税率、賃走→割増切替時刻、割増→賃走切替時刻、迎車タイプ、迎車距離、外付更新日、外付ROMコード、割増率、端数処理、固定迎車割増料金、遠距離割増との重複、固定料金、基本待ち時間、後続待ち時間、待ち走行距離等の複数の料金制項目と、該料金制項目の各々に設定された料金制項目データをCPU11が参照可能な構成となっている。
タクシーシステム設定情報D2は、タクシーに搭載されてタクシーメータ1に接続される、例えば印字装置20、W/S表示器30、ICリーダ40、ETC車載器50等の各種機器の設定内容等を示している。器物番号情報D3は、前記製造事業者が管理用に付加した番号(製造番号)等を示している。車両番号情報D4は、各タクシー会社が独自に決定した車両番号や各車両に対して認可された車両番号等を示している。
判定情報D5は、タクシーメータ3の使用がタクシー会社等によって認証された乗務員を判定するための情報となっている。判定情報D5の一例としては、後述する乗務員情報D6、乗務員免許証情報D7に対応したデータを有し、1又は複数の認証された乗務員の判定が可能な構成となっている。そして、認証された複数の乗務員を判定する場合は、その使用が可能な時間帯、日時等のデータを設けることで、複数の乗務員の中からタクシーメータ1の使用が可能な一人の乗務員を判定できるようにしている。
また、判定情報D5の取得方法としては、例えば、タクシーメータ3の封印が解除されてタクシーメータ3が設定モードに移行したときに、設定用治具等が用いられて、CPU11が判定情報D5を後述するカード挿入部16を介してカードC等から取得して、メモリ部13に記憶する。これにより、正規のタクシー会社以外の人によって判定情報D5が変更されることを防止している。また、判定情報D5の他の取得方法としては、無線通信により受信して取得する、タクシーメータ3のメンテナンス作業者による手入力、設定器による入力等から取得するなど種々異なる取得方法を用いることができる。
乗務員情報D6は、各タクシー会社が乗務員に対して独自に割り振った乗務員番号等を示している。乗務員免許証情報D7は、行政機関が免許の証明として交付された免許発行番号等を示しており、乗務員情報D6とは異なる情報となっている。このようにタクシー会社側の乗務員情報D6とタクシー会社以外の機関等の乗務員免許証情報D7との双方を用いることで、タクシーメータ3の不正使用の防止を期待できる。なお、乗務員免許証情報D7としては、タクシー会社以外の機関等が乗務員に対して割り振った情報とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
このように本最良の形態では、メモリ部13が請求項中の判定情報記憶手段として機能する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えばCPU11が読み込み可能な外部メモリ、ハードディスク装置等の各種記憶媒体を判定情報記憶手段として機能させる実施形態とすることもできる。
時計IC14は、図3に示すように、日付、時刻等の時計データをCPU11に出力する。操作部15は、図2に示すように、空車、賃走、累計、迎車、迎車待、3割増、高速、支払等のタクシーメータ3のタリフ状態の変更操作用の各種操作ボタンを有している。そして、操作部15は、各操作ボタンの操作に応じたタリフ状態データをCPU11に出力する。
カード挿入部16は、図3に示すように、CPU11に接続されている。カード挿入部16は、挿入されたメモリカード、ICカード等のカードCに指定されたデータ等の書き込み、読み込みを行うもので、カードCのカード挿入部16に対する挿入・抜去は手動又は自動で行う。そして、カード挿入部16は、CPU11からの要求に応じてカードCから判定情報D5を読み出してCPU11に出力する。即ち、本実施形態では、CPU11がカード挿入部16を介してカードCから判定情報D5を取得する。
印字装置20は、公知であるプリンタ等が用いられ、インタフェースを介してCPU11に電気的に接続されている。印字装置20は、CPU11の制御によってタクシー料金の支払い時に領収書等を用紙に印字する。印字装置20は、タクシーメータ本体に一体に組み込まれる又は外部機器として接続される。
W/S表示器30は、インタフェースを介してCPU11に電気的に接続されている。W/S表示器30は、公知であるように、車外から目視が可能なように車両のダッシュボード等の上に設けられ、CPU11からの要求に応じて、「空車」等を表示したり、消灯することで、タクシーの運行状態(タリフ状態)を車外に向かって表示している。
ICリーダ40は、上述したICカード2から非接触式ICリーダ、接触式ICリーダ、無線式ICリーダ等が任意に選択されて決定され、例えばW/S表示器30の裏側の乗務員証格納場所に設けられている。そして、乗務員のタクシーへの乗車に応じて乗務員証格納場所にICカード2が装着されると、通信等によりICカード2のメモリ2mから上述した乗務員情報D5及び乗務員免許証情報D6を取得してCPU11に出力する。
また、ETC車載器50は、タクシーのダッシュボード等に、その進行方向に対して斜め上方を向くように搭載されている。ETC車載器40は、周知であるように、有料道路上のゲートに設置された無線式の料金処理装置との間で無線通信を行い、装着されたカードに記憶されている電子現金情報によって有料道路における通行料金の自動収受を行う自動料金収受システム(ETC)に用いられるものである。さらに、ETC車載器40は、路側器から電波信号を受信すると、該電波信号はA/D変換されて受信情報としてCPU11に出力する構成となっている。なお、ETC車載器50をタクシーシステム1の構成に加えるか否かについては、任意に定めることができる。
次に、上述したCPU11が実行する本発明に係る判定情報登録処理の一例を、図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ROM12の判定情報登録処理プログラムがCPU11によって実行されると、ステップS11において、判定情報D5を登録するか否かを確認するための確認画面を表示部10に表示させ、その確認画面上の選択結果等に基づいて、判定情報D5を登録するか否かが判定される。登録しないと判定された場合(S11でN)、処理を終了する。一方、登録すると判定された場合(S11でY)、ステップS12において、タクシーメータ3におけるモードが設定モードに移行され、その後ステップS13に進む。
ステップS13(判定情報取得手段に相当)において、上述したようにカード挿入部16を介してカードCから判定情報D5が取得され、ステップS14において、判定情報D5の有無等に基づいて、判定情報D5の取得が成功したか否かが判定される。取得が成功していないと判定された場合(S14でN)、ステップS13に戻り、再取得が実行される。一方、取得が成功していると判定された場合(S14でY)、ステップS15において、取得した判定情報D5がメモリ部13に記憶され、ステップS16において、タクシーメータ3における設定モードが解除され、その後処理を終了する。
次に、上述したCPU11が実行する本発明に係る乗務員判定処理の一例を、図6に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ROM12の乗務員判定処理プログラムがCPU11によって実行されると、ステップS31(乗務員情報取得手段に相当)において、ICリーダ40に乗務員情報D6と乗務員免許証情報D7の取得が要求され、ICリーダ40がICカード2のメモリ2mから取得した乗務員情報D6と乗務員免許証情報D7を取得してCPU11に出力することで、乗務員情報D6と乗務員免許証情報D7がICカード2から取得されてメモリ13に記憶され、その後ステップS32に進む。
ステップS32(乗務員判定手段に相当)において、取得した乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7とメモリ13の判定情報D5とが比較され、該比較結果が一致しているか否かに基づいて、タクシーメータ3を使用する乗務員がタクシー会社等によって認証された乗務員であるか否かが判定される。
ステップS32で認証された乗務員であると判定された場合(S32でY)、ステップS33において、タクシーメータ3における機能制限が解除され、その後処理を終了する。これにより、タクシーメータ3は通常のように使用することができる。一方、ステップS32で認証された乗務員ではないと判定された場合(S32でN)、ステップS34において、認証が不一致であることを警報するための警報情報が作成され、該警報情報が表示部10等に出力されることで、不正使用者に対する警報が行われ、その後処理を終了する。これにより、タクシーメータ3は機能制限によって使用不能状態となる。
次に、上述した本発明に係るタクシーシステム1におけるタクシーメータ3の運行に関する動作(作用)の一例を以下に説明する。
タクシーの運行を開始する乗務員は、乗務員証であるICカード2を所持してタクシーに搭乗すると、そのICカード2をW/S表示器30の裏側に位置する所定の格納場所に格納する。そして、タクシー車両のアクセサリースイッチがONされると、バッテリー等からの電力供給によってタクシーメータ3が起動される。
タクシーメータ3は、ICリーダ40を介してICカード2のメモリ2mから乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7を取得すると、これらの情報とメモリ部13の判定情報D5とを比較し、判定情報D5によって認証されている乗務員であるか否かを判定する。そして、認証された乗務員であると判定すると、タクシーメータ3における機能制限を解除して、通常の運行動作を開始する。この通常の運行動作中は、公知であるように、タクシー車両の速度に対応したスピード入力信号に基づいて走行距離を算出し、該走行距離に基づいたタクシー料金を算出して表示部10に表示、乗客の目的地に到着すると、料金の支払い処理を行う。そして、タクシーがタクシー会社、車庫等に戻って運行が終了すると、タクシーメータ3は、入庫処理を行った後に、機能制限を再度有効に設定することで、タクシーメータ3の機能を無効とする。
一方、タクシーメータ3は、認証された乗務員でないと判定すると、認証不一致を警報するため、乗務員は搭乗するタクシー車両が誤っていることを認識できる。また、機能制限は有効のままであることから、タクシーの運行に関する機能が制限されているため、不正使用者はタクシーメータ3をタクシーの運行に使用することができない。
以上説明したように本発明のタクシーメータ3及びタクシーシステム1によれば、乗務員が所持するICカード2のメモリ(記憶媒体)2mから取得した乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7と予め定められた判定情報D5との比較結果に基づいて、認証されていない乗務員に対しては機能を制限し、また、認証された乗務員には機能制限を解除して各種機能を提供するようにしたことから、複数の乗務員で共同でタクシーメータ3を用いる場合でも、異なる乗務員が誤ったタクシー車両で運行をしてしまうことを防止することができる。また、乗務員情報を正規のタクシー会社、各種機関等で発行した情報とすることで、タクシーメータ3が不正流用することを防止できる。従って、タクシーメータ3のセキュリティーを低下させることなく、複数の乗務員による使用を可能とすることができる。
なお、上述した本実施形態では、ICカード2のメモリ2mから乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7を取得する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、乗務員情報D6のみを取得する実施形態とすることもできる。また、乗務員情報D6及び乗務員免許証情報D7については、無線通信等によって警察、情報管理会社等のサーバに直接リンクし、そのデータベースから情報を取得し、判定情報D5と比較して乗務員の判定を行う実施形態とすることもできる。
また、前述したタクシーメータ1は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係るタクシーメータ及びタクシーシステムの基本構成を示す構成図である。 本発明に係るタクシーメータ及びタクシーシステムの概略構成の一例を示す構成図である。 本発明に係るタクシーメータの正面図である。 図2中のメモリ部のメモリマップの一例を示す図である。 図2のCPUが実行する本発明に係る判定情報登録処理の一例を示すフローチャートである。 図2のCPUが実行する本発明に係る乗務員判定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 タクシーシステム
2 ICカード
2m 記憶媒体(ICカードのメモリ)
3 タクシーメータ
11a 制御手段(CPU)
11b 判定情報取得手段(CPU)
11c 乗務員情報取得手段(CPU)
11d 乗務員判定手段(CPU)
13 判定情報記憶手段(メモリ部)

Claims (2)

  1. タクシーの運行に関する各種機能を実行する制御手段を有し、複数の乗務員によって共同で使用されるタクシーメータであって、
    前記タクシーメータの使用が認証された乗務員を判定するための判定情報を取得する判定情報取得手段と、
    前記判定情報取得手段が取得した判定情報を記憶する判定情報記憶手段と、
    前記タクシーメータを使用する前記乗務員が所持している記憶媒体から、該乗務員を識別するための乗務員情報を取得する乗務員情報取得手段と、
    前記乗務員情報取得手段が取得した乗務員情報と前記判定情報記憶手段が記憶している判定情報とを比較した比較結果に基づいて、前記乗務員が認定された乗務員であるか否かを判定する乗務員判定手段と、
    を有し、
    前記制御手段が、前記乗務員判定手段によって認証された乗務員と判定されなかったときは機能を制限し、且つ、前記乗務員判定手段によって認証された乗務員と判定されなかったときは機能制限を解除して各種機能を実行する手段であることを特徴とするタクシーメータ。
  2. 請求項1に記載のタクシーメータと、乗務員が所持し且つ該乗務員を識別するための乗務員情報を記憶する記憶媒体と、を有するタクシーシステムであって、
    前記タクシーメータの乗務員情報取得手段が、前記記憶媒体2mから前記乗務員情報を取得する手段であることを特徴とするタクシーシステム。
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